JP2020184746A - ベントを有する聴覚デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】装着快適性を最適化する聴覚デバイス用のイヤピースを提供する。
【解決手段】イヤピース1は、ユーザの外耳道18に導入される外耳道部分であるイヤピースハウジング2を備える。イヤピースは、外耳道に挿入されたときに、外耳道の鼓膜とイヤピースハウジングとの間に外耳道キャビティ20を形成する。外耳道部分はイヤピースの外耳道軸に沿って延び、外耳道部分は、外耳道に配置される第1の端部4を有し、第1の外面を有する第1の突起7と、第2の外面を有する第2の突起9と、第1と第2の突起との間に配置された中間キャビティ11と、を備える。第1の突起は、外耳道軸に沿って外耳道部分の第1の端部と第2の突起との間に配置され、外耳道キャビティと中間キャビティとの間に流体連通を提供する第1のチャネル部分12を備える。第2の突起は、中間キャビティとユーザの周囲との間に流体連通を提供する第2のチャネル部分14を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、聴覚デバイス用のイヤピース、及び聴覚デバイスのイヤピースの関連する製造方法に関する。
閉塞は、一部の聴覚デバイスユーザの問題として長く認識されており、閉塞効果を低減するために継続的な努力がなされてきた。閉塞効果を低減するための公知の解決策では、外耳道と周囲環境との間の均圧を可能にするために、聴覚デバイスのイヤピース内、例えば、聴覚デバイスの先端と聴覚デバイスの前側に沿うフェースプレートとの間にベントを設ける。しかしながら、単にイヤピース内にベントを設けることは、必ずしも聴覚デバイスユーザ全員にとって許容可能なレベルまで閉塞を低減しない。
閉塞の低減を最適化するために、聴覚デバイスは、より短いベント(例えば、ステップベント)を有するか、又は外耳道内で緩やかなフィッティング/取り付けを有するように設計されてよい。しかしながら、ベントをより短くするか、又はフィッティングを緩めることにより、外耳道内の聴覚デバイスの安定性は低下する。一方、外耳道内での聴覚デバイスの安定性を高めるために、聴覚デバイスは、聴覚デバイスと外耳道壁との間の接触面積が増加するように設計されてもよいが、その結果、閉塞が増加し、ユーザは聴覚デバイスが外耳道内でかさばると感じる場合がある。
したがって、ユーザの外耳道内での聴覚デバイスの安定性を損なうことなく、満足のいく閉塞及び/又は音声フィードバックの低減特性を提供しながら、装着快適性を最適化する聴覚デバイス用のイヤピース及び聴覚デバイスのイヤピースの製造方法が必要とされる。
聴覚デバイス用のイヤピースが開示され、イヤピースは、イヤピースハウジングを備え、イヤピースハウジングは、ユーザの外耳道に導入される外耳道部分であって、イヤピースはユーザの外耳道に挿入されたときに、外耳道の鼓膜とイヤピースハウジングとの間に外耳道キャビティを形成するように構成され、外耳道部分はイヤピースの外耳道軸に沿って延び、外耳道部分はユーザの外耳道に配置されるように構成された第1の端部を有する、外耳道部分と、第1の外面を有する第1の突起と、第2の外面を有する第2の突起と、第1の突起と第2の突起との間に配置された中間キャビティと、を備え、第1の突起は、外耳道軸に沿って外耳道部分の第1の端部と第2の突起との間に配置され、第1の突起は、外耳道キャビティと中間キャビティとの間に流体連通を提供する第1のチャネル部分を備え、第2の突起は、中間キャビティとユーザの周囲との間に流体連通を提供する第2のチャネル部分を備える。
さらに、聴覚デバイスのイヤピースの製造方法が開示され、本方法は、ユーザの外耳道のモデルを取得する工程と、外耳道のモデルに基づいてイヤピースハウジング部材を設計する工程と、イヤピースハウジング部材の一部を除去してイヤピースハウジング部材に第1の突起、第2の突起及び中間キャビティを形成する工程と、イヤピースハウジング部材を成形する工程と、を備える。
聴覚デバイスのイヤピースの重要な利点は、ユーザの外耳道内のイヤピースの安定性を損なうことなくユーザの耳の閉塞が低減されることである。本開示は、低減された閉塞と、エンドユーザにとっての安定かつ快適なフィット感とのバランスの改善をもたらすモデリング設計を提供する。
さらに、本開示は、外耳道壁と接触するイヤピースの表面積の減少を提供し、これは、外耳道壁に加わる圧力の低減、及びユーザの外耳道内の聴覚デバイスのイヤピースのより快適なフィッティング/取り付けにつながる。本開示は、外耳道が真っ直ぐである聴覚デバイスユーザに有用であり得る。
本発明の上記及び他の特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら、例示的実施形態の以下の詳細な説明により当業者には容易に明らかとなるであろう。
図1は、聴覚デバイスの例示的イヤピースを示す。 図2は、聴覚デバイスの例示的イヤピースの断面図を示す。 図3は、聴覚デバイスの例示的イヤピースの断面図を示す。 図4は、聴覚デバイスの例示的イヤピースの断面図を示す。 図5は、聴覚デバイスの例示的イヤピースの断面図を示す。 図6は、聴覚デバイスの例示的イヤピースの断面図を示す。 図7は、ユーザの外耳道内に配置される聴覚デバイスの例示的イヤピースを示す。
関連する場合に図面を参照しながら、様々な例示的実施形態及び詳細を以下で説明する。図面は縮尺通りに描写されている、又はされていない場合があり、同様の構造又は機能の要素は図面全体にわたって同じ参照番号により表されるという点に留意すべきである。また、図面は実施形態の説明を容易にすることを意図するものに過ぎないことに留意すべきである。図面は、本発明の包括的な説明としても、又は本発明の範囲を制限するものとしても意図されていない。さらに、図示した実施形態は、示されるすべての態様又は利点を有する必要はない。特定の実施形態とともに記載される態様又は利点は必ずしも、その実施形態に限定されず、示されていなくても又は明示的に説明されていなくても、任意の他の実施形態で実施可能である。
通則として、閉塞を低減するためには、聴覚デバイス(又は聴覚デバイスのイヤピース)は、ベント直径を大きくすること、ステップベントを使用してベント全体を短くすること、又は聴覚デバイスの全体的に緩いフィッティングを設計することによってモデリングできる。しかしながら、ハウリング、又は聴覚デバイスがエンドユーザを不快にするリスクが高まり、デバイスが耳の中で不安定であるか、又は脱落しやすくなる感覚を与えることがトレードオフとなる。さらに、どの程度ベントを大きくできるかには限界がある。
ベントは、聴覚デバイスの外面から内面に聴覚デバイス(又は聴覚デバイスのイヤピース)が穿孔されるか、又は別様に完全に貫通して形成された穴(又は2つ以上の接続穴)を意味してよい。ベントは、増幅された低周波音をある程度低減し、すなわち、低周波音がユーザの外耳道から漏れ出すように設計される。これにより、聴覚デバイスにより増幅された低周波音の一部は、中耳を通って内耳内には伝達されなくなる。代わりに、外耳道内の増幅された低周波音は、抵抗が最も小さい音響経路が、中耳を通ることではなく、ベントを通って大気中に出ることであると見出す。
したがって、聴覚デバイスにベントを設けることは、不必要な低周波のゲイン及び出力を外耳道/鼓膜から低減し、増幅されていない音声を外耳道に入れ、閉塞効果を低減し、耳内の圧迫感を軽減し、外耳道内での湿気の蓄積を低減する、という利点を有してもよい。
典型的なベントは、イヤピースの先端(第1の端部)から聴覚デバイスの前側に沿うフェースプレートまで延びている。1つの代替は、ステップベント設計を使用することによりベントを短くすることである。この設計の欠点は、閉塞を低減できる一方で、外耳道との接触面積が減少するため、耳の中での聴覚デバイスの安定性が低下することである。聴覚デバイスの先端がより自由に動き、聴覚デバイスが耳の中で不安定であるという感覚を与える。
ユーザの耳の閉塞を低減することは、ベントの音響質量又は音響インピーダンスを低減することを意味してよい。ベントの音響質量は次のように求めてもよい:
音響質量=ρ・(l/s)
ここで、ρは音圧、lはベントの長さ、sはベントの断面積サイズである。したがって、音響質量(又は音響インピーダンス)を低減するには、ベントの長さを減少させてもよいし、又はベントの断面積を大きくしてもよい。
聴覚デバイス用のイヤピースが開示される。聴覚デバイスは、プロセッサがユーザの聴力損失を補うように構成されたヒアラブル又は補聴器であってよい。
聴覚デバイスは、BTE(Behind−The−Ear)型、ITE(In−The−Ear)型、ITC(In−The−Canal)型、RIC(Receiver−In−Canal)型又はRITE(Receiver−In−The−Ear)型であってよい。補聴器はバイノーラル補聴器であってもよい。聴覚デバイスは、第1のイヤピース及び第2のイヤピースを備えてもよく、第1のイヤピース及び/又は第2のイヤピースは、本明細書で開示されるイヤピースである。
イヤピースは、イヤピースハウジングを備える。イヤピースハウジングは、聴覚デバイスの1又は複数の要素を部分的に又は完全に取り囲む、キャビティ/開口部を形成するシェル、容器、ケーシング等を意味してよい。イヤピースハウジングは、外面を備えてよい。
イヤピースハウジングは、外耳道部分を備える。外耳道部分は、ユーザの外耳道内に導入されるように構成されてよい。外耳道部分は、イヤピースハウジングの外面の少なくとも一部であってよい外面を備えてよい。外耳道部分の外面の少なくとも一部は、イヤピースがユーザの外耳道内に挿入されたときに、ユーザの外耳道壁に接触するように構成されてよい。したがって、少なくとも部分的に外耳道壁に接触する/触れる外耳道部分を設けることにより、確実にイヤピース、ひいては聴覚デバイスをユーザの外耳道内に挿入し、(取り外し可能に)取り付け/固定してもよい。換言すれば、外耳道部分(例えば外面)と外耳道壁との接触領域のサイズ及び輪郭は、それらが摩擦力及び/又は係合によって互いに対して固定されることを確実にしてもよい。
イヤピースは、イヤピースがユーザの外耳道内に挿入されたときに、外耳道の鼓膜とイヤピースハウジングとの間に外耳道キャビティを形成するように構成される。有利には、イヤピースハウジングは、外耳道キャビティが最小化され得るように、ある程度外耳道内へと延びるように構成される。これにより、外耳道キャビティ内に音波を生成する聴覚デバイスのレシーバの効果が高まる。
外耳道部分は、イヤピースの外耳道軸に沿って延びる。外耳道軸は、ユーザの鼓膜に近接して配置されたイヤピースハウジングの端部から、聴覚デバイスのフェースプレートにおけるハウジング位置の端部まで延びてよい。聴覚デバイス/イヤピースは、イヤピースの外耳道軸に沿ってユーザの外耳道内に挿入されてよい。外耳道部分は、ユーザの外耳道内に配置されるように構成された第1の端部を有する。
イヤピースハウジングは、第1の外面を有する第1の突起を備える。イヤピースハウジングは、第2の外面を有する第2の突起を備える。突起は、当該突起のすぐ近くに配置されたイヤピースハウジングの部分から離れるように突出する/延びる特徴を意味してよい。突起は、円錐又は***の形態の形状を有してよい。突起は、外耳道軸に平行及び/又は直交する方向に延びてよい。
イヤピースハウジングは、第1の突起と第2の突起との間に配置された中間キャビティを備える。中間キャビティは、イヤピースハウジングの内面及び/又は外面によって画定される開口部、容積、又は開口を意味してよい。中間キャビティは取り囲まれていてもよく、すなわち、中間キャビティはイヤピースハウジングの内面によって画定されていてもよい。1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティは、イヤピースハウジングの外面によって少なくとも部分的に画定又は取り囲まれてよい。例えば、中間キャビティは、第1の突起、第2の突起、及びイヤピースハウジングの内面(又は外面)によって取り囲まれていてもよい。あるいは、中間キャビティは、例えば第1の突起及び/又は第2の突起によって部分的に取り囲まれていてもよい。中間キャビティは、第1及び/又は第2のチャネル部分の断面積よりも大きい、第1の突起と第2の突起の間の中間断面積を提供してもよい。
第1の突起は、外耳道軸に沿って外耳道部分の第1の端部と第2の突起との間に配置される。換言すれば、外耳道軸に対して、第1の突起は外耳道部分の第1の端部の最も近くに配置され、その後に中間キャビティ及び第2の突起が続く。
第1の突起は、外耳道キャビティと中間キャビティとの間に流体連通を提供する第1のチャネル部分を備える。第1のチャネル部分は、貫通ボアであってよい。貫通ボアは、チャネル部分が溝等の開口チャネルである場合と比べて、チャネル部分が耳垢等によって詰まるリスクを低減する。第1のチャネル部分は、簡単な製造を容易にする溝であってよい。第1のチャネル部分は、例えば外耳道軸と平行に又はわずかに傾斜して、直線的に延びていてもよい。第1のチャネル部分は、外耳道軸に対してある角度で、例えば45°未満の角度で延びていてもよい。直線的に延びるチャネル部分により、簡単な製造を容易にする。第1のチャネル部分は、非直線的に延びていてもよい。例えば、チャネル部分は、曲線状に、屈曲して、又は傾斜して延びていてもよい。
第2の突起は、中間キャビティとユーザの周囲との間に流体連通を提供する第2のチャネル部分を備える。第2のチャネル部分は、貫通ボアであってよい。貫通ボアは、チャネル部分が溝等の開口チャネルである場合と比べて、チャネル部分が耳垢等によって詰まるリスクを低減する。第2のチャネル部分は、簡単な製造を容易にする溝であってよい。第2のチャネル部分は、例えば外耳道軸と平行に又はわずかに傾斜して、直線的に延びていてもよい。第2のチャネル部分は、外耳道軸に対してある角度で、例えば45°未満の角度で延びていてもよい。直線的に延びるチャネル部分により、簡単な製造を容易にする。第2のチャネル部分は、非直線的に延びていてもよい。例えば、チャネル部分は、曲線状に、屈曲して、又は傾斜して延びていてもよい。
例えば、イヤピースの中間セクションが取り除かれて、中間キャビティが形成される。これは、ベントを短くするのと同じ効果があり、閉塞を低減するのに役立つ。外耳道との接触領域を第1の端部(第1の突起)及びフェースプレート側(第2の突起)の両方の近くに残すことにより、耳の中での聴覚デバイス(例えばイヤピース)のバランスがより保たれ、フィット感の安定性が損なわれない。耳と接触する総面積が少ないことにより、エンドユーザは、聴覚デバイスが耳の中でかさばると感じず、同時に聴覚デバイスを装着したときに閉塞が低減するという利点が得られる。
聴覚デバイスは、別の聴覚デバイスなどの1又は複数のデバイスと、例えばバイノーラル聴覚システムの一部として、及び/又は、スマートフォン及び/又はスマートウォッチのような1又は複数のアクセサリデバイスと無線接続するように構成されてよい。聴覚デバイスは、所望により、1又は複数の無線入力信号、例えば、第1の無線入力信号及び/又は第2の無線入力信号をアンテナ出力信号に変換するアンテナを備える。無線入力信号は、外部音源、例えば、スパウスマイクロホンデバイス、無線TVオーディオトランスミッタ、及び/又は無線トランスミッタと関連する分布マイクロホンアレイから生じてよい。無線入力信号は、例えばバイノーラル聴覚システムの一部としての別の聴覚デバイスから、及び/又は1もしくは複数のアクセサリデバイスから生じてよい。
聴覚デバイスは、所望により、アンテナ出力信号をトランシーバ入力信号に変換するためにアンテナに接続された無線トランシーバを備える。異なる外部音源からの無線信号は、無線トランシーバでトランシーバ入力信号へと多重化されるか、又は別個のトランシーバ入力信号として無線トランシーバの別個のトランシーバ出力端子に提供されてよい。聴覚デバイスは複数のアンテナを備えてよく、及び/又は、アンテナは、1又は複数のアンテナモードで動作するように構成されてよい。トランシーバ入力信号は所望により、第1の外部音源からの第1の無線信号を表す第1のトランシーバ入力信号を含む。
聴覚デバイスは、マイクロホンセットを備える。マイクロホンセットは1又は複数のマイクロホンを含んでよい。マイクロホンセットは、第1のマイクロホン入力信号を提供するための第1のマイクロホン及び/又は第2のマイクロホン入力信号を提供するための第2のマイクロホンを含む。マイクロホンセットは、N個のマイクロホン信号を提供するためにN個のマイクロホンを含んでよく、ここでNは1〜10の範囲の整数である。1又は複数の例示的な聴覚デバイスでは、マイクロホンの数Nは2、3、4、5、又はそれ以上である。マイクロホンセットは、第3のマイクロホン入力信号を提供するための第3のマイクロホンを含んでよい。
聴覚デバイスは所望により、前処理ユニットを備える。前処理ユニットは、トランシーバ入力信号を前処理するために無線トランシーバに接続されてよい。前処理ユニットは、第1のマイクロホン入力信号を前処理するために第1のマイクロホンに接続されてよい。前処理ユニットは、存在する場合には第2のマイクロホン入力信号を前処理するために第2のマイクロホンに接続されてよい。前処理ユニットは、アナログマイクロホン入力信号をデジタル前処理済みマイクロホン入力信号に変換する1又は複数のA/D変換器を備えてよい。
聴覚デバイスは、入力信号、例えば、前処理済みトランシーバ入力信号及び/又は前処理済みマイクロホン入力信号を処理するプロセッサを備える。プロセッサは、所望により、聴覚デバイスのユーザの聴力損失を補うように構成されている。プロセッサは、入力信号に基づきプロセッサに電気出力信号を提供する。聴覚デバイスは、レシーバ又はスピーカを備える。電気出力信号は、電気出力信号に基づいてオーディオ出力信号を出力するレシーバに供給される。プロセッサの入力端子は、所望により、前処理ユニットの対応する出力端子に接続される。例えば、プロセッサのトランシーバ入力端子は、前処理ユニットのトランシーバ出力端子に接続されてよい。プロセッサの1又は複数のマイクロホン入力端子は、前処理ユニットの対応する1又は複数のマイクロホン出力端子それぞれに接続されてよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の外面は、イヤピースがユーザの外耳道に挿入されたときに、ユーザの外耳道壁に接触するように構成されてよい。外耳道壁と接触し得る少なくとも第1の外面を提供することは、イヤピースと外耳道壁との間の総接触面積に寄与するため、ユーザの外耳道におけるイヤピースの安定性を高める。例えば、第1の外面は、第1の外面がユーザの外耳道壁と接触するように構成され得る位置において、外耳道壁の輪郭に類似する、又は少なくともほぼ類似する輪郭を有する平面又は表面を備えてよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の外面は、イヤピースがユーザの外耳道に挿入されたときに、ユーザの外耳道壁に接触するように構成されてよい。外耳道壁と接触し得る少なくとも第2の外面を提供することは、イヤピースと外耳道壁との間の総接触面積に寄与するため、ユーザの外耳道におけるイヤピースの安定性を高める。例えば、第2の外面は、第2の外面がユーザの外耳道壁と接触するように構成され得る位置において、外耳道壁の輪郭に類似する、又は少なくともほぼ類似する輪郭を有する平面又は表面を備えてよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1のチャネル部分は、0.5mm〜5mmの範囲の第1の直径を有してよい。それにより、閉塞が首尾よく防止される一方で、外耳道内のイヤピースの安定した取り付け/収容を提供するのに十分な第1の突起の構造的一体性/剛性が依然として確保される。第1のチャネル部分は、1mm〜3mmの範囲の第1の直径を有してよい。例えば、第1のチャネル部分は、少なくとも1.0mm、例えば1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm、3.5mm、4.0mm、又は4.5mmの第1の直径を有してよい。第1のチャネル部分の第1の直径及び/又は断面積は、第1のチャネル部分の長さに沿って一定であってもよい。第1の直径は、第1のチャネル部分の長さに沿って変化してもよい。したがって、第1の直径及び/又は断面積は、第1のチャネル部分の両端部の間よりも第1のチャネル部分の両端部において大きくなってよい。1又は複数の例示的な聴覚デバイスでは、第1の直径は、例えば音声フィードバックを低減するために3.5mm未満である。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2のチャネル部分は、0.5mm〜5mmの範囲の第2の直径を有してよい。それにより、閉塞が首尾よく防止される一方で、外耳道内のイヤピースの安定した取り付け/収容を提供するのに十分な第2の突起の構造的一体性/剛性が依然として確保される。第2のチャネル部分は、1mm〜3mmの範囲の第2の直径を有してよい。例えば、第2のチャネル部分は、少なくとも1.0mm、例えば1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm、3.5mm、4.0mm、又は4.5mmの第2の直径を有してよい。第2のチャネル部分の第2の直径及び/又は断面積は、第2のチャネル部分の長さに沿って一定であってもよい。第2の直径は、第2のチャネル部分の長さに沿って変化してもよい。したがって、第2の直径及び/又は断面積は、第2のチャネル部分の両端部の間よりも第2のチャネル部分の両端部において大きくなってよい。1又は複数の例示的な聴覚デバイスでは、第2の直径は、例えば音声フィードバックを低減するために3.5mm未満である。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティの断面積は、第1のチャネル部分の断面積よりも大きく、及び/又は、第2のチャネル部分の断面積よりも大きい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の直径は第1の直径よりも小さくても大きくてもよい。第1のチャネル部分は、外耳道キャビティと中間キャビティとの間の流体連通を提供し、このため、好ましくは、十分に高い音圧が外耳道キャビティ内で確実に生成されるように、第1の直径は最小化されるべきである。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1のチャネル部分は、1〜12mmの範囲、例えば、1mm〜5mmの範囲及び/又は6mm〜12mmの範囲の第1の長さ(L_2とも示される)を有してよい。第1の長さは、例えば、満足のいく閉塞低減特性を提供しながら、十分な機械的強度を備えた第1の突起を得るために、2.0mm〜3.5mmの範囲、例えば2.5mm〜3.0mmの範囲であってよい。例えば、第1の長さは、少なくとも1mm、例えば2mm、3mm、4mm、又は5mmであってよい。第1のチャネル部分は、聴覚デバイスのイヤピースのベントの一部を形成してもよい。したがって、第1のチャネル部分の第1の長さの減少によりベントの全長の減少をもたらしてよく、それによって閉塞が低減されてよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2のチャネル部分は、1〜12mmの範囲、例えば、1mm〜5mmの範囲及び/又は6mm〜12mmの範囲の第2の長さ(L_4とも示される)を有してよい。例示的な第2の長さは、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、又は10mmである。例えば、第2の長さは、少なくとも1mm、例えば2mm、3mm、4mm、又は5mmであってよい。第2のチャネル部分は、聴覚デバイスのイヤピースのベントの一部を形成してもよい。したがって、第2のチャネル部分の第2の長さの減少によりベントの全長の減少をもたらしてよく、それによって閉塞が低減されてよい。閉塞特性のために比較的短い第2のチャネル部分が好ましい場合があり、フィッティングの安定性を高めることを望むために比較的長い第2のチャネル部分が好ましい場合がある。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティは、1〜15mmの範囲、例えば、3mm〜12mmの範囲の第3の長さ(L_3とも示される)を有してよい。中間キャビティの例示的な長さは、約4mm、約5mm、約6mm、約7mm、約8mm、約9mm、約10mm、又は約11mmである。例えば、中間キャビティの長さは、少なくとも2mm、例えば3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、又は11mmであってよい。中間キャビティの長さの増大は、第1のチャネル部分の第1の長さ及び/又は第2のチャネル部分の第2の長さを減少させてもよく、又は、第1及び第2の突起が互いから離れるように移動させてよく、その結果ベント及び/又はチャネル部分の長さが減少し、それにより閉塞特性が最適化され得るという効果を有する。中間キャビティは開口していてもよい。換言すれば、中間キャビティは、ユーザの外耳道壁に触れないように(又は外耳道壁によって画定されないように)構成されてよく、これにより、外耳道壁に加わる圧力が減少し、ユーザの外耳道内での聴覚デバイスのイヤピースのより快適なフィッティング/取り付けがもたらされる。したがって、中間キャビティの長さの増大は、イヤピースと外耳道壁との接触表面積の減少をもたらしてよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティの長さは、第1のチャネル部分の第1の長さよりも大きくてよい。例えば、中間キャビティの長さは、11.25mm、9.75mm、7.75mm、5.5mm、又は3.5mmであってよく、及び/又は、第1の長さは、少なくとも1.0mm、例えば2.0mm、3.0mm、4.0mm、又は5.0mmであってよい。したがって、イヤピースと外耳道壁との接触表面積が減少し、これによって、所望により満足な閉塞特性を有しつつ、ユーザの外耳道内でのイヤピースのより快適かつ安定したフィッティング/取り付けがもたらされる。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティの長さは、第2の長さよりも大きくてよい。例えば、中間キャビティの長さは、11.25mm、9.75mm、7.75mm、5.5mm、又は3.5mmであってよく、第2の長さは、1mm、3mm、又は5mmであってよい。したがって、イヤピースと外耳道壁との接触表面積が減少し、これによって、ユーザの外耳道内でのイヤピースのより快適なフィッティング/取り付けがもたらされる。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティの長さは、第1の長さと第2の長さの合計よりも大きくてよい。例えば、中間キャビティは6mmであってよく、第1の長さは2mmであってよく、第2の長さは2mmであってよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1のチャネル部分は、外耳道キャビティに向けられた第1の1次開口部を有してよい。「〜に向けられた」とは、第1の1次開口部が外耳道軸に対して傾いていたとしても、外耳道キャビティ内で開口/終端するように構成されていることを意味してよい。換言すれば、第1の1次開口部は、外耳道キャビティ内で開口/終端していてよい。1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の1次開口部は丸みのある縁部を備えてもよい。あるいは、第1の1次開口部は、テーパ状の、又は傾斜した(例えば、90、45、又は30°)縁部を備えてもよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1のチャネル部分は、中間キャビティに向けられた第1の2次開口部を有してよい。換言すれば、第1の2次開口部は、中間キャビティ内で開口/終端していてよい。1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の2次開口部は丸みのある縁部を備えてもよい。あるいは、第1の2次開口部は、テーパ状の、又は傾斜した(例えば、90、45、又は30°)縁部を備えてもよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2のチャネル部分は、ユーザの周囲に向けられた第2の1次開口部を有してよい。換言すれば、第2の1次開口部は、ユーザの周囲で開口/終端していてよい。1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の1次開口部は丸みのある縁部を備えてもよい。丸みのある縁部を適用することにより、第1のチャネル部分及び第2のチャネル部分を介して外耳道キャビティに入る音波によって生じるノイズ(例えばハウリング)が減少する。あるいは、第2の1次開口部は、テーパ状の、又は傾斜した(例えば、90、45、又は30°)縁部を備えてもよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2のチャネル部分は、中間キャビティに向けられた第2の2次開口部を有してよい。換言すれば、第2の2次開口部は、中間キャビティ内で開口/終端していてよい。1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の2次開口部は丸みのある縁部を備えてもよい。あるいは、第2の2次開口部は、テーパ状の、又は傾斜した(例えば、90、45、又は30°)縁部を備えてもよい。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、中間キャビティは、イヤピースハウジングの外面によって少なくとも部分的に形成されてよい。換言すれば、イヤピースがユーザの耳の中に挿入されたときに、中間キャビティが外耳道壁に触れないように中間キャビティが開いてもよい。これにより、外耳道壁と接触するイヤピースの表面積の減少が達成され、ユーザの外耳道における聴覚デバイスのイヤピースのより快適なフィッティング/取り付けにつながる。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の突起は、外耳道部分の一体部分を形成してよい。1又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の突起は、外耳道部分の一体部分を形成してよい。換言すれば、第1の突起及び/又は第2の突起と外耳道部分とを1つのユニットとして製造してもよく、それによってイヤピースの製造を簡略化できる。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の突起(例えば第1の1次開口部)は第1の端部から第1の距離に配置されてよい。第1の距離は、0.5mm〜4.0mmの範囲であってよい。例えば、第1の距離は、0.5mm又は少なくとも1.0mmであってよい。例示的な第1の距離は、1.0mm、1.5mm、2.0mm、2.3mm、2.5mm、又は3.0mmである。換言すれば、第1の突起は、イヤピースの外耳道軸に対して第1の端部と中間キャビティとの間に配置されてよい。したがって、第1のチャネル部分の第1の1次開口部は、第1の端部から第1の距離に配置されてよい。これにより、ベントの全長を減少でき、鼓膜に近い第1の端部に音響開口部が配置される。
1又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の距離、第1の長さ、及び中間キャビティの長さの合計は、8mmよりも大きく、例えば10mm〜20mmの範囲である。換言すれば、第2の2次開口部から第1の端部までの距離は、8mmよりも大きく、例えば10mm〜20mmの範囲であってよい。
聴覚デバイスのイヤピースの製造方法が開示される。本方法は、ユーザの外耳道のモデルを取得する工程を備える。例えば、ユーザの外耳道のモデルを取得する工程は、変形可能材料を外耳道内に挿入することによって外耳道の物理的モデルを生成する工程を備えてよい。あるいは又は加えて、ユーザの外耳道のモデルを取得する工程は、ユーザの外耳道をスキャンすることによって外耳道のデジタルモデルを生成する工程を備えてよい。本方法は、外耳道のモデルに基づいてイヤピースハウジング部材を設計する工程を備える。イヤピースハウジング部材の外面は、ユーザの外耳道壁にフィットしてよい。1又は複数の例示的な方法では、イヤピースハウジング部材を設計する工程は、外耳道のモデルを分析する工程を備えてよい。1又は複数の例示的な方法では、イヤピースハウジング部材を設計する工程は、3Dシミュレーションソフトウェアの使用等によって、ユーザの外耳道壁にフィットするように構成されたイヤピースのモデルを提供する工程を備えてよい。本方法は、イヤピースハウジング部材の一部を除去して第1の突起を形成する工程を備える。これにより、ユーザの外耳道内でのイヤピースハウジング部材のフィッティング/取り付けの安定性を維持しながら、イヤピースハウジング部材と外耳道壁との接触表面積が減少する。本方法は、イヤピースハウジング部材の一部を除去して第2の突起を形成する工程を備える。これにより、ユーザの外耳道内でのイヤピースハウジング部材のフィッティング/取り付けの安定性を維持しながら、イヤピースハウジング部材と外耳道壁との接触表面積が減少する。本方法は、イヤピースハウジング部材の一部を除去してイヤピースハウジング部材に中間キャビティを形成する工程を備える。これにより、第1のチャネル部分及び第2のチャネル部分(すなわち、ベント)の長さが減少するにつれて、ユーザの耳の閉塞が低減される。本方法は、イヤピースハウジング部材を成形する工程を備える。1又は複数の例示的な方法では、イヤピースハウジング部材を成形する工程は、3Dプリントデバイス等によって、イヤピースハウジングを印刷する工程、又はイヤピースハウジングのモデルを印刷する工程を備えてよい。
1つ又は複数の例示的な方法では、本方法は、第1の突起に第1のチャネル部分を形成する工程を備えてよい。1又は複数の例示的な方法では、第1の突起に第1のチャネル部分を形成する工程は、3Dシミュレーションソフトウェアの使用等によりイヤピースハウジング部材を成形する前に、第1のチャネル部分を形成する工程を備えてよい。1又は複数の例示的な方法では、第1の突起に第1のチャネル部分を形成する工程は、イヤピースハウジング部材の成形に応じて、機械式ドリル、エッチング、熱処理の使用等により、第1のチャネル部分を形成する工程を備えてよい。1又は複数の例示的な方法では、本方法は、第2の突起に第2のチャネル部分を形成する工程を備えてよい。1又は複数の例示的な方法では、第2の突起に第2のチャネル部分を形成する工程は、3Dシミュレーションソフトウェアの使用等によりイヤピースハウジング部材を成形する前に、第2のチャネル部分を形成する工程を備えてよい。1又は複数の例示的な方法では、第2の突起に第2のチャネル部分を形成する工程は、イヤピースハウジング部材の成形に応じて、機械式ドリル、エッチング、熱処理の使用等により、第2のチャネル部分を形成する工程を備えてよい。
図1は、聴覚デバイスの例示的なイヤピース1を示す。イヤピース1は、イヤピースハウジング2を備える。イヤピースハウジング2は、ユーザの外耳道内に導入される外耳道部分3を備える。イヤピース1は、ユーザの外耳道内に挿入されたときに、外耳道の鼓膜とイヤピースハウジング2との間に外耳道キャビティを形成するように構成される。外耳道部分3は、イヤピース1の外耳道軸Xに沿って延びる。したがって、イヤピース1をユーザの外耳道内に挿入することは、外耳道軸Xと平行な方向にイヤピースを移動させることを含んでよい。イヤピースハウジング2は、ユーザの外耳道表面に合わせて少なくとも部分的にカスタマイズされるか、対応するか、又は適合された外面5を備える。
外耳道部分3は、第1の端部4を有する。第1の端部4は、イヤピース1が外耳道内に挿入された後、ユーザの外耳道内に配置されるように構成されてよい。外耳道部分3は、外耳道軸Xに対して第1の端部4とは反対側に配置された第2の端部6をさらに有してよい。外耳道部分3の第2の端部6は、イヤピース1が外耳道内に挿入された後、ユーザの周囲を向くように構成されてよい。第2の端部6は、イヤピース1が外耳道内に配置されたとき、聴覚デバイスの種類に応じてユーザの外耳道の内部又は外部に配置されてよい。
イヤピースハウジング2は、第1の外面8を有する第1の突起7を備える。第1の外面は、イヤピースハウジング2の外面5の一部を形成してもよい。第1の突起は、外耳道軸Xと直交する方向に突出してよい。
イヤピースハウジング2は、第2の外面10を有する第2の突起9を備える。第2の外面10は、イヤピースハウジング2の外面5の一部を形成してもよい。第2の突起9は、外耳道軸Xと直交する方向に突出してよい。
イヤピースハウジング2は、第1の突起7と第2の突起9との間に配置された中間キャビティ11を備える。図1では、中間キャビティ11が、イヤピースハウジング2の外面5によって少なくとも部分的に形成されてよいことが示されている。したがって、イヤピースハウジング2の外面5は、中間キャビティ11の内面を形成してよい。
第1の突起7は、外耳道軸Xに対して外耳道部分3の第1の端部4と第2の突起9との間に配置される。第1の突起7は、外耳道キャビティと中間キャビティ11との間に流体連通を提供する第1のチャネル部分12を備える。第1のチャネル部分12は、第1の端部4及び外耳道キャビティに向けられた第1の1次開口部13を有してよい。第1のチャネル部分12は、中間キャビティ11に向けられた第1の2次開口部を有してよい。
第2の突起9は、外耳道軸Xに対して外耳道部分3の第2の端部6と中間キャビティ11との間に配置されてよい。第2の突起9は、中間キャビティ11とユーザの周囲との間に流体連通を提供する第2のチャネル部分14を備える。第2のチャネル部分14は、ユーザの周囲に向けられた第2の1次開口部を有してよい。第2のチャネル部分14は、中間キャビティ11に向けられた第2の2次開口部15を有する。
イヤピースハウジング2は、第1の突起7と外耳道部分3(及びイヤピースハウジング2)の第1の端部4との間に配置された第1の端部キャビティ16を備えてよい。イヤピースハウジング2は、第2の突起9と外耳道部分3(及びイヤピースハウジング2)の第2の端部6との間に配置された第2の端部キャビティ17をさらに備えてよい。中間キャビティ11及び/又は第1の端部キャビティ16及び/又は第2の端部キャビティ17は、外耳道壁の輪郭に適合するように形成されたイヤピースハウジング2の一部を除去することによって形成されてよい。
外耳道部分3の第1の端部4は、イヤピース1及び聴覚デバイスのスピーカを備えた第1の端部開口部4’を備えてよい。スピーカは、イヤピース1がユーザの外耳道内に配置されたときに、音波を鼓膜に向かう方向に向けるように構成されてよい。
図1では、外耳道軸Xに対する第1の端部キャビティ16の長さL_1、第1の突起7の長さL_2(第1の長さ)、中間キャビティ11の長さL_3、第2の突起9の長さL_4(第2の長さ)、及び第2の端部キャビティ17の長さL_5の表示が示されている。第1の突起7の長さL_2、中間キャビティ11の長さL_3、及び第2の突起9の長さL_4は、イヤピース1のベントの長さを示す。ベントの長さの最小化は、閉塞の低減につながる。
例えば、イヤピース1を設計するとき、中間キャビティ11の長さL_3は、以下を仮定することによって推定されてよい:
第1の端部キャビティ16、第1の突起7及び中間キャビティ11の長さL_1、L_2、L_3の合計は、ユーザの外耳道の長さに応じて設定されてもよく、例えば少なくとも8mm、例えば10mmに設定されてよい;
第1の突起7の長さL_2は、例えば3mmに設定されてよい;
第1の端部キャビティ16の長さL_1は、例えば、長さL_1、L_2、L_3の合計の15%に設定されてよい。
したがって、中間キャビティ11の長さL_3は、以下のように推定されてよい:
L_3=(L_1+L_2+L_3)−((L_1+L_2+L_3)の15%)−L_2
=10mm−1.5mm−3mm
=5.5mm
図2は、聴覚デバイスの例示的なイヤピースの断面図を示す。図2では、イヤピース1はユーザの外耳道18内に挿入されており、外耳道18は外耳道壁19を備える。イヤピースハウジング2の外面5の少なくとも一部は、外耳道壁19と接触してよい。図2では、第1の突起7は外耳道壁19に触れていないが、第2の突起9は外耳道壁19に触れている。イヤピース1は、ユーザの外耳道18内に挿入されると、鼓膜とイヤピースハウジング2との間に外耳道キャビティ20を形成するように構成されるように、イヤピースハウジング2の第1の端部4は鼓膜に向けられてよい。イヤピースハウジング2の第2の端部6は、ユーザの周囲21に向けられてよい。フェースプレート22は、イヤピースハウジング2の第2の端部6に接続されてよい。
イヤピースハウジング2は、イヤピースハウジング2の内容積24を取り囲む外壁23を備えてよい。内容積24は、例えば、聴覚デバイスのレシーバ、プロセッサ、バッテリー、マイク、配線等の1つ以上を収容するように構成されてよい。図2に示すように、イヤピースハウジング2(及び/又は内容積24)は、第2の端部6で最大の直径及び/又は断面積を有し、第1の端部4で最小の直径/断面積を有してよい。第1のチャネル部分12は、外耳道キャビティ20に向けられた第1の1次開口部13を有してよい。第1のチャネル部分12は、中間キャビティ11に向けられた第1の2次開口部25を有してよい。第2のチャネル部分14は、ユーザの周囲21に向けられた第2の1次開口部26を有してよい。第2のチャネル部分14は、中間キャビティ11に向けられた第2の2次開口部15を有する。これにより、中間キャビティ11、第2のチャネル部分14、及び所望により第1のチャネル部分12を介して外耳道キャビティ20とユーザの周囲21との間に流体連通が提供されてよい。
図3は、聴覚デバイスの例示的なイヤピース1の断面図を示す。第1の突起7の第1の外面8は外耳道壁19に接触していない。第1の突起7は外耳道壁19に触れていないため、音波/音圧は、第1のチャネル部分12、中間キャビティ11及び第2のチャネル部分14を介して、又は場合によっては中間キャビティ11及び第2のチャネル部分14のみを介して外耳道キャビティ20から逃げ、これにより、第1のチャネル部分12と外耳道壁19との間の空間12’を介して第1のチャネル部分12を迂回する。第1のチャネル部分12又は空間12’のいずれを使用するかを決定する要因は、前述の音響質量又は音響インピーダンスである。換言すれば、空間12’よりも第1のチャネル部分12についての音響質量又は音響インピーダンスの方が小さい場合、第1のチャネル部分12が、外耳道キャビティ20から逃げる音波/音圧の好ましい経路となる。図3では、第1の突起7の第1の外面8は、外耳道壁19に対向し、外耳道壁19と実質的に一致する輪郭を有する外面を備える。
図4は、聴覚デバイスの例示的なイヤピース1の断面図を示す。図4では、第1の突起7の第1の外面8は、外耳道壁19に接触している。第1の突起7及び第2の突起9の両方が外耳道壁19に接触/触れることにより、外耳道18におけるイヤピース1の安定性は、1つのみの突起が外耳道壁19と接触している場合と比べて向上する。これにより、第1のチャネル部分12、中間キャビティ11及び第2のチャネル部分14を介して外耳道キャビティ20とユーザの周囲21との間に流体連通が提供されてよい。
図5は、聴覚デバイスの例示的なイヤピース1の断面図を示す。図5では、第1の突起7の第1の外面8は、外耳道壁19に接触している。さらに、第2のチャネル部分14は、フェースプレート22と直接接触していてよい。フェースプレート22は、フェースプレートチャネル部分27を備えてよい。第2のチャネル部分14の第2の1次開口部26は、フェースプレートチャネル部分27の第1の1次開口部28に位置してよい。これにより、第1のチャネル部分12、中間キャビティ11、第2のチャネル部分14及びフェースプレートチャネル部分27を介して外耳道キャビティ20とユーザの周囲21との間に流体連通が提供されてよい。
図6は、聴覚デバイスの例示的なイヤピース1の断面図を示す。図6では、イヤピースハウジング2の外面5は、中間キャビティ11を取り囲んでよい。これにより、中間キャビティ11は、イヤピースハウジング2の内部の開口部/キャビティ/容積を形成してよい。イヤピースハウジング2の外面5の、中間キャビティ11を取り囲む部分は、外耳道壁19に触れて/接触して、外耳道18内のイヤピース1の安定性を促進してもよい。イヤピースハウジング2の外面5の、中間キャビティ11を取り囲む部分は、外耳道壁19に触れず/接触せず、外耳道18内でイヤピース1がかさばる感覚の減少を促進してもよい。
図7は、ユーザの外耳道18内に配置される聴覚デバイスの例示的なイヤピース1を示す。図7では、中間キャビティ11は、イヤピースハウジング2の外面5によって形成されてよい。これにより、第1のチャネル部分12、中間キャビティ11及び第2のチャネル部分14を介して外耳道キャビティ20とユーザの周囲21との間に流体連通が提供されてよい。
本開示によるイヤピース及び関連する方法の実施形態を以下の項目に記載する。
項目1.聴覚デバイス用のイヤピースであって、
前記イヤピースは、イヤピースハウジングを備え、
前記イヤピースハウジングは、
ユーザの外耳道に導入される外耳道部分であって、前記イヤピースは前記ユーザの前記外耳道に挿入されたときに、前記外耳道の鼓膜と前記イヤピースハウジングとの間に外耳道キャビティを形成するように構成され、前記外耳道部分は前記イヤピースの外耳道軸に沿って延び、前記外耳道部分は前記ユーザの前記外耳道内に配置されるように構成された第1の端部を有する、前記外耳道部分と、
第1の外面を有する第1の突起と、
第2の外面を有する第2の突起と、
前記第1の突起と前記第2の突起との間に配置された中間キャビティと、
を備え、
前記第1の突起は、前記外耳道軸に沿って前記外耳道部分の前記第1の端部と前記第2の突起との間に配置され、前記第1の突起は、前記外耳道キャビティと前記中間キャビティとの間に流体連通を提供する第1のチャネル部分を備え、前記第2の突起は、前記中間キャビティと前記ユーザの周囲との間に流体連通を提供する第2のチャネル部分を備える、
イヤピース。
項目2.前記第1の外面は、前記イヤピースが前記ユーザの前記外耳道内に挿入されたときに、前記ユーザの外耳道壁に接触するように構成される、項目1に記載のイヤピース。
項目3.前記第2の外面は、前記イヤピースが前記ユーザの前記外耳道内に挿入されたときに、前記ユーザの外耳道壁に接触するように構成される、項目1又は2に記載のイヤピース。
項目4.前記第1のチャネル部分は、0.5mm〜5mmの範囲の第1の直径を有する、項目1〜3のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目5.前記第2のチャネル部分は、0.5mm〜5mmの範囲の第2の直径を有する、項目1〜4のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目6.前記第2の直径は前記第1の直径よりも大きい、項目4に従属する項目5に記載のイヤピース。
項目7.前記第1のチャネル部分は、1mm〜5mmの範囲の第1の長さを有する、項目1〜6のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目8.前記第2のチャネル部分は、1mm〜12mmの範囲、例えば1mm〜5mmの範囲の第2の長さを有する、項目1〜7のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目9.前記中間キャビティは、3mm〜10mmの範囲の長さを有する、項目1〜8のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目10.前記中間キャビティの前記長さは、前記第1の長さよりも大きい、項目9に記載のイヤピース。
項目11.前記中間キャビティの前記長さは、前記第2の長さよりも大きい、項目9又は10に記載のイヤピース。
項目12.前記中間キャビティの前記長さは、前記第1の長さ及び前記第2の長さの合計よりも大きい、項目9〜11のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目13.前記第1のチャネル部分は、前記外耳道キャビティに向けられた第1の1次開口部を有し、前記第1の1次開口部は丸みのある縁部を備える、項目1〜12のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目14.前記第1のチャネル部分は、前記中間キャビティに向けられた第1の2次開口部を有し、前記第1の2次開口部は丸みのある縁部を備える、項目1〜13のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目15.前記第2のチャネル部分は、前記ユーザの前記周囲に向けられた第2の1次開口部を有し、前記第2の1次開口部は丸みのある縁部を備える、項目1〜14のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目16.前記第2のチャネル部分は、前記中間キャビティに向けられた第2の2次開口部を有し、前記第2の2次開口部は丸みのある縁部を備える、項目1〜15のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目17.前記中間キャビティは、前記イヤピースハウジングの外面によって少なくとも部分的に形成される、項目1〜16のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目18.前記第1の突起及び前記第2の突起は、前記外耳道部分の一体部分を形成する、項目1〜17のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目19.前記第1の突起は、前記第1の端部から第1の距離に配置され、前記第1の距離は、0.5mm〜4.0mmの範囲、例えば2.0mm〜3.5mmの範囲、例えば2.5mm〜3.0mmの範囲である、項目1〜18のいずれか一項に記載のイヤピース。
項目20.聴覚デバイスのイヤピースの製造方法であって、
前記方法は、
ユーザの外耳道のモデルを取得する工程と、
前記外耳道の前記モデルに基づいてイヤピースハウジング部材を設計する工程と、
前記イヤピースハウジング部材の一部を除去して前記イヤピースハウジング部材に第1の突起、第2の突起及び中間キャビティを形成する工程と、
前記イヤピースハウジング部材を成形する工程と、
を備える、方法。
項目21.前記方法は、前記第1の突起に第1のチャネル部分を形成する工程と、前記第2の突起に第2のチャネル部分を形成する工程と、を備える、項目20に記載の方法。
「第1の」、「第2の」、「第3の」、及び「第4の」、「1次」、「2次」、「3次」等の用語の使用は、いかなる特定の順序も意味するものではなく、個々の要素を識別するために含まれる。さらに、「第1の」、「第2の」、「第3の」、及び「第4の」、「1次」、「2次」、「3次」等の用語の使用は、いかなる順序又は重要性も示すものではなく、むしろ「第1の」、「第2の」、「第3の」、及び「第4の」、「1次」、「2次」、「3次」等の用語は、ある要素を他の要素と区別するために使用される。「第1の」、「第2の」、「第3の」、及び「第4の」、「1次」、「2次」、「3次」等の用語は、本明細書及び他の箇所において標識する目的でのみ使用されており、いかなる特定の空間的又は時間的な順序も示すことは意図されていないことに留意されたい。
さらに、第1の要素の標識は、第2の要素の存在を意味するものではなく、その逆もある。
用語「含む、備える」とは、必ずしも列挙された要素又は工程以外の要素又は工程の存在を排除するものではないことに留意されたい。
要素に先立つ用語「1つの(a、an)」はこのような要素の複数の存在を排除するものではないことに留意されたい。
さらに、いかなる参照符号も特許請求の範囲を限定するものではなく、例示的実施形態は少なくとも部分的にハードウェア及びソフトウェアの双方の手段により実装されてよく、いくつかの「手段」、「ユニット」又は「デバイス」が同一のハードウェアアイテムにより実現されてもよいことにさらに留意すべきである。
本明細書に記載されている種々の例示的な方法、デバイス及びシステムは、方法工程のプロセスの一般的文脈において記述されている。方法工程のプロセスは、一態様では、ネットワーク化された環境においてコンピュータにより実行されるプログラムコード等のコンピュータが実行可能な命令をはじめとするコンピュータ可読媒体にて具現化されるコンピュータプログラム製品によって部分的に、又は完全に実施されてもよい。コンピュータ可読媒体としては、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)等を含むが、これらに限定されない、取り外し可能及び取り外し不能なデータ記憶ユニットを含んでよい。一般に、プログラムモジュールとしては、特定のタスクを実行するか、又は特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含んでよい。コンピュータが実行可能な命令、関連付けられたデータ構造及びプログラムモジュールは、本明細書で開示される方法の工程を実行するプログラムコードの例を表す。このような実行可能命令又は関連付けられたデータ構造の特定の順序は、このような工程又はプロセスにて記述された機能を実施するための対応する動作の例を表す。
特徴を示し、説明したが、それらの特徴は、特許請求の範囲に記載の発明を制限することを意図していないことが理解され、また当業者には各種変更及び改変が特許請求の範囲に記載の発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく行われてもよいことが明らかになるだろう。したがって、本明細書及び図面は、限定するものではなくむしろ例示としてみなされるべきである。特許請求の範囲に記載の発明は、あらゆる代替、改変及び均等物を包含することが意図される。
1 イヤピース
2 イヤピースハウジング
3 外耳道部分
4 第1の端部
4’ 第1の端部開口部
5 外面
6 第2の端部
7 第1の突起
8 第1の外面
9 第2の突起
10 第2の外面
11 中間キャビティ
12 第1のチャネル部分
12’ 空間
13 第1の1次開口部
14 第2のチャネル部分
15 第2の2次開口部
16 第1の端部キャビティ
17 第2の端部キャビティ
18 外耳道
19 外耳道壁
20 外耳道キャビティ
21 周囲
22 フェースプレート
23 外壁
24 容積
25 第1の2次開口部
26 第2の1次開口部
27 フェースプレートチャネル部分
28 第1の1次開口部

Claims (15)

  1. 聴覚デバイス用のイヤピースであって、
    前記イヤピースは、イヤピースハウジングを備え、
    前記イヤピースハウジングは、
    ユーザの外耳道に導入される外耳道部分であって、前記イヤピースは前記ユーザの前記外耳道に挿入されたときに、前記外耳道の鼓膜と前記イヤピースハウジングとの間に外耳道キャビティを形成するように構成され、前記外耳道部分は前記イヤピースの外耳道軸に沿って延び、前記外耳道部分は前記ユーザの前記外耳道内に配置されるように構成された第1の端部を有する、前記外耳道部分と、
    第1の外面を有する第1の突起と、
    第2の外面を有する第2の突起と、
    前記第1の突起と前記第2の突起との間に配置された中間キャビティと、
    を備え、
    前記第1の突起は、前記外耳道軸に沿って前記外耳道部分の前記第1の端部と前記第2の突起との間に配置され、前記第1の突起は、前記外耳道キャビティと前記中間キャビティとの間に流体連通を提供する第1のチャネル部分を備え、前記第2の突起は、前記中間キャビティと前記ユーザの周囲との間に流体連通を提供する第2のチャネル部分を備える、
    イヤピース。
  2. 前記第1の外面は、前記イヤピースが前記ユーザの前記外耳道内に挿入されたときに、前記ユーザの外耳道壁に接触するように構成される、請求項1に記載のイヤピース。
  3. 前記第2の外面は、前記イヤピースが前記ユーザの前記外耳道内に挿入されたときに、前記ユーザの外耳道壁に接触するように構成される、請求項1又は2に記載のイヤピース。
  4. 前記第1のチャネル部分は、0.5mm〜5mmの範囲の第1の直径を有し、前記第2のチャネル部分は、0.5mm〜5mmの範囲の第2の直径を有し、前記第2の直径は前記第1の直径よりも大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載のイヤピース。
  5. 前記第1のチャネル部分は、1mm〜5mmの範囲の第1の長さを有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のイヤピース。
  6. 前記第2のチャネル部分は、1mm〜5mmの範囲の第2の長さを有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のイヤピース。
  7. 前記中間キャビティは、3mm〜10mmの範囲の長さを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のイヤピース。
  8. 前記中間キャビティの前記長さは、前記第1の長さよりも大きい、請求項7に記載のイヤピース。
  9. 前記中間キャビティの前記長さは、前記第2の長さよりも大きい、請求項7又は8に記載のイヤピース。
  10. 前記中間キャビティの前記長さは、前記第1の長さ及び前記第2の長さの合計よりも大きい、請求項7〜9のいずれか一項に記載のイヤピース。
  11. 前記第1のチャネル部分は、前記外耳道キャビティに向けられた第1の1次開口部を有し、前記第1の1次開口部は丸みのある縁部を備え、前記第2のチャネル部分は、前記中間キャビティに向けられた第2の2次開口部を有し、前記第2の2次開口部は丸みのある縁部を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のイヤピース。
  12. 前記中間キャビティは、前記イヤピースハウジングの外面によって少なくとも部分的に形成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のイヤピース。
  13. 前記第1の突起は前記第1の端部から第1の距離に配置され、前記第1の距離は0.5mm〜4.0mmの範囲である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のイヤピース。
  14. 聴覚デバイスのイヤピースの製造方法であって、
    前記方法は、
    ユーザの外耳道のモデルを取得する工程と、
    前記外耳道の前記モデルに基づいてイヤピースハウジング部材を設計する工程と、
    前記イヤピースハウジング部材の一部を除去して前記イヤピースハウジング部材に第1の突起、第2の突起及び中間キャビティを形成する工程と、
    前記イヤピースハウジング部材を成形する工程と、
    を備える、方法。
  15. 前記方法は、前記第1の突起に第1のチャネル部分を形成する工程と、前記第2の突起に第2のチャネル部分を形成する工程と、を備える、請求項14に記載の方法。
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