JP2020181098A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020181098A
JP2020181098A JP2019084274A JP2019084274A JP2020181098A JP 2020181098 A JP2020181098 A JP 2020181098A JP 2019084274 A JP2019084274 A JP 2019084274A JP 2019084274 A JP2019084274 A JP 2019084274A JP 2020181098 A JP2020181098 A JP 2020181098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
state
deterioration
image forming
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019084274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7251293B2 (ja
Inventor
朋 北田
Tomo Kitada
朋 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019084274A priority Critical patent/JP7251293B2/ja
Publication of JP2020181098A publication Critical patent/JP2020181098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7251293B2 publication Critical patent/JP7251293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナー消費量の増加を抑制しつつ、用紙へのトナー画像の転写性を最適化できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、像担持体122、現像部121、転写部130、設定部190、および制御部190を有する。設定部190は、目標とするプロセス状態を設定する。制御部190は、画像形成装置100のプロセス状態を制御する。画像形成装置100のプロセス状態には、現像部121内のトナーの劣化状態が含まれ、制御部190は、画像形成装置100のプロセス状態が現像部121内のトナーの劣化状態である場合、当該劣化状態を制御することで、目標とするプロセス状態とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
エンボス紙等、表面に凹凸形状のある用紙(以下、「凹凸紙」という)に対して、画像の品質、生産性、風合い等のユーザーの求めに応じて、画像を印刷できる画像形成装置が求められている。画像形成において、画像の品質を左右する重要な特性として、像担持体からトナー画像を用紙に転写する際の転写性が挙げられる。用紙へのトナー画像の転写性は、用紙の表面の凹凸の度合い、現像剤の状態、環境等の違いにより変化しうる。そのため、凹凸紙に印刷する場合、転写性の違いにより、画像の品質のばらつきが大きくなる可能性がある。
一般に、転写性の最適化は、画像形成装置のプロセス状態の設定を微調整しながら、試し刷りを繰り返し行い、最適な転写性が得られるプロセス状態を見つける必要があり、非常に手間のかかる作業になりうる。さらに、画像形成装置が繰り返し使用される過程で現像剤の状態が変化しうるので、プロセス状態の設定が再度必要になる場合もある。
これに関連して、特許文献1には、凹凸紙に対するトナー画像の転写不良を抑制するため、現像装置内のトナーの帯電量を低下させる技術が開示されている。
特開2016−114718号公報
特許文献1の技術では、現像装置内のトナーの一部を入れ替えたり、トナー濃度を増加させたりすることで、現像装置内のトナーの帯電量を低下させている。しかし、全画像領域にベタ画像を形成することで高密度に画像形成し、トナーの帯電量を低下させるので、ユーザーが求めている画像の品質に対して、現像装置内のトナーが過剰にリフレッシュされる可能性があり、トナー消費量の増加等の無駄が多く生じるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、トナー消費量の増加を抑制しつつ、画像品質を適正にできる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)像担持体と、前記像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像部と、前記現像部によって現像された前記像担持体上のトナー画像を用紙に転写する転写部と、を備える画像形成装置において、目標とするプロセス状態を設定する設定部と、前記画像形成装置のプロセス状態を制御する制御部と、を有し、前記画像形成装置のプロセス状態には、前記現像部内のトナーの劣化状態が含まれ、前記制御部は、前記画像形成装置のプロセス状態が前記現像部内のトナーの劣化状態である場合、当該劣化状態を制御することで、目標とするプロセス状態とする、画像形成装置。
(2)前記画像形成装置のプロセス状態は、前記現像部内のトナーの帯電量、前記現像部内のトナーの劣化状態、前記転写部における転写バイアス、前記画像形成装置の各プロセス部材の耐久状態を含む、上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記現像部内のトナーの平均滞留時間を算出する算出部をさらに有し、前記制御部は、前記現像部内のトナーを消費させるとともに消費した分のトナーを補給することで平均滞留時間を短くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を回復する回復処理、またはトナーを補給せず攪拌させることで平均滞留時間を長くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を促進する劣化処理を実行し、前記現像部内のトナーの劣化状態が、前記目標とするトナーの劣化状態に応じたトナー平均滞留時間となるように、前記現像部内のトナーの劣化状態を制御する、上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)像担持体と、前記像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像部と、前記現像部によって現像された前記像担持体上のトナー画像を用紙に転写する転写部と、を備える画像形成装置において、目標とするトナーの劣化状態を設定する設定部と、前記現像部内のトナーの平均滞留時間を算出する算出部と、前記現像部内のトナーを消費させとともに消費した分のトナーを補給することで平均滞留時間を短くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を回復する回復処理、またはトナーを補給せず攪拌させることで平均滞留時間を長くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を促進する劣化処理を実行する制御部と、を有し、前記制御部は、前記現像部内のトナーの劣化状態が、前記目標とするトナーの劣化状態に応じたトナー平均滞留時間となるように、前記現像部内のトナーの劣化状態を制御する、画像形成装置。
(5)前記制御部は、前記現像部内のトナーの劣化状態が、前記目標とするトナーの劣化状態の上限閾値を上回った場合に前記回復処理を実行し、前記目標とするトナーの劣化状態の下限閾値を下回った場合に前記劣化処理を実行する、上記(3)または(4)に記載の画像形成装置。
(6)ユーザー入力を受け付ける操作パネルをさらに有し、前記設定部は、記憶部から、ユーザー入力により選択された、前記操作パネル上の目標画像に対応する、トナーの劣化状態を取得し、該劣化状態を、前記目標とするトナーの劣化状態に設定する、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(7)前記設定部は、連続した印刷を行う場合に、印刷を開始した時点での前記現像部内のトナー劣化状態を、前記目標とするトナーの劣化状態に設定する、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(8)前記制御部は、ユーザーの指示に応じたタイミングで、前記現像部内のトナーの劣化状態を制御する、上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(9)前記設定部は、前記タイミングにおける前記現像部内のトナーの劣化状態を、前記目標とするトナーの劣化状態に設定する、上記(8)に記載の画像形成装置。
(10)前記設定部は、印刷に使用する用紙に関する情報に基づいて、前記目標とするトナーの劣化状態を設定する、上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(11)前記設定部は、前記用紙に関する情報として、印刷に使用する用紙がエンボス紙である場合、前記用紙が普通紙、または光沢紙である場合と比べて、前記目標とするトナーの劣化状態の範囲を狭くする、上記(10)に記載の画像形成装置。
(12)前記制御部は、前記現像部内のトナーの劣化状態の制御を、前記像担持体における画像領域間の非画像領域で実行する、上記(1)〜(11)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明によれば、現像装置内のトナーの劣化状態を制御することで、ユーザーが所望する転写性に対応するトナーの劣化状態とするので、トナー消費量の増加を抑制しつつ、用紙へのトナー画像の画像品質を適正にできる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を例示する概略断面図である。 図1に示す画像形成装置の構成を例示する概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御方法の処理手順を例示するフローチャートである。 トナーの劣化状態が異なる場合におけるエンボス紙に対するトナー画像の転写性を例示する模式図である。 ユーザーが転写性を選択するためのテーブルを概念的に例示する模式図である。 図5に示すテーブルに対応するトナーの劣化状態の範囲を例示する模式図である。 トナーの劣化状態の制御を概念的に例示するグラフである。 印刷カバレッジごとのトナーの平均滞留時間の推移を示すグラフである。 第2の実施形態において、ユーザーが転写性を選択するためのテーブルを概念的に例示する模式図である。 図9に示すテーブルに対応するトナーの劣化状態の範囲を例示する模式図である。 第3の実施形態において、目標とするトナーの劣化状態の設定について説明するための模式図である。 第4の実施形態において、ユーザーの指示により回復処理を実行する場合について例示する模式図である。 トナー状態の制御を実施した結果を例示するグラフである。 比較例として、現像装置内のトナーをリフレッシュする従来のリフレッシュモードの処理を例示するグラフである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を例示する概略断面図であり、図2は図1に示す画像形成装置の構成を例示する概略ブロック図である。
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスを利用した画像形成装置であり、複数の感光体ドラムを中間転写ベルトに対面させて配列することによりカラー画像を形成する、いわゆる、タンデム型のカラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、スキャンされた原稿画像データを使用して、記録媒体である用紙に画像を形成(印刷)するために使用される。画像形成装置100は、例えば、コピー機能、プリンター機能、およびスキャン機能を有するMFP(MuLti−Function Peripheral)でありうる。
<画像形成装置100の構成>
画像形成装置100は、画像読取部110、画像形成部120、転写部130、給紙部150、用紙搬送部160、定着部170、操作表示部180、および制御部190を有する。
画像読取部110は、原稿台の所定の読取位置にセットされた原稿、またはADF(Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)により所定の読取位置に搬送された原稿に光源から光を当て、その反射光をCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の受光素子で光電変換することで電気信号を生成する。生成された電気信号は、A/D変換、シェーディング補正、フィルター処理、画像圧縮処理等が施され、画像形成部120に入力される。
画像形成部120は、電子写真プロセスを利用し、記録媒体である用紙10に画像を形成するために使用される。画像形成部120は、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット12A、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット12B、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット12C、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット12Dを有する。
画像形成部120の各ユニットは、現像装置121、感光体ドラム122、帯電部123、および光書込部124を、それぞれ有する。
現像装置121は、現像部として機能し、感光体ドラム122の表面にトナーを付着させることにより、静電潜像をトナーにより可視化してトナー画像を形成する。つまり、画像形成ユニット12A、12B、12C、および12Dの感光体ドラム122に、イエロー色、マゼンタ色、シアン色および黒色に対応するモノクロのトナー画像を、それぞれ形成する。
画像形成ユニット12A〜12Dの各現像装置121は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの異なる色の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。2成分現像剤は、フェライトをコアとしてその周りに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエステルを主材料としてカーボンブラック等の着色剤、荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等の外添剤を加えたトナーとからなる。キャリアは粒径15〜100μm、飽和磁化10〜80emu/g、トナーは粒径3〜15μm、トナーの帯電特性は負帯電特性であり平均電荷量としては−20〜−60μC/gである。2成分現像剤としてはこれらのキャリアとトナーとを、トナー濃度4〜10質量%になるように混合したものを用いる。本実施形態では、トナーは負に帯電されている。
トナー供給部125は、各色に対応したトナーを収容するタンク(不図示)からトナーを搬送し、現像装置121にトナーを供給する。
感光体ドラム122は、有機光導電体(Organic Photo Conductor:OPC)を含むポリカーボネイト等の樹脂からなる感光層を有する像担持体であり、所定の速度で回転するように構成されている。
帯電部123は、感光体ドラム122の周囲に配置されるコロナ放電極からなり、生成されるイオンによって感光体ドラム122の表面を帯電させる。
光書込部124は、走査光学装置が組み込まれており、画像読取部110からの入力される画像データに基づいて、帯電された感光体ドラム122を露光することにより、露光された部分の電位を低下させ、画像データに対応する電荷パターン(静電潜像)を形成する。
転写部130は、現像装置121によって現像された感光体ドラム122上のトナー画像を用紙10に転写する。転写部130は、中間転写ベルト131、1次転写部132、2次転写部140等を有する。
中間転写ベルト131は、無端状であり、画像形成ユニット12A〜12Dの側方に配置され、感光体ドラム122と当接するように位置決めされる。中間転写ベルト131は、例えばポリイミドフィルムで形成されている。
中間転写ベルト131上には、画像形成ユニット12A〜12Dにおいて形成された各色のモノクロのトナー画像が逐次転写され、イエロー色、マゼンタ色、シアン色および黒色の各層が重畳したカラーのトナー画像が形成される。2次転写部140は、中間転写ベルト131に形成されたカラーのトナー画像を、搬送されて来る用紙10に転写するために使用される。
給紙部150は、用紙10を収容する複数の給紙トレイ151,152を備える。給紙トレイ151,152には、例えば普通紙、コート紙、エンボス紙等の用紙が紙種ごと、または用紙サイズごとに収容されている。用紙10は、1枚ずつ用紙搬送部160に送り出される。
エンボス紙は、例えばアート紙やコート紙の表面に型押し加工を施して、梨地、布目、絹目等の微小な凹凸をつけた用紙である。「レザック66」のようなレザーの風合いを再現した凹凸や、「江戸古染はな」のような小さな花の凹凸など、風合いを生かした用途が多い。エンボス紙は、主に書籍の表紙やカバー、チケット、パッケージ、壁紙等に使用されうる。
用紙搬送部160は、画像形成装置100内において用紙10を搬送する。用紙搬送部160は、用紙10を搬送するための用紙搬送路161および複数の搬送ローラー162を有する。
給紙部150から給紙された用紙10は、複数の搬送ローラー162が駆動部(不図示のモーター)よって回転駆動され、用紙搬送路161に沿って搬送される。用紙10は、レジストローラー16Rを経て2次転写部140に搬送され、2次転写部140においてトナー画像が転写された後、定着部170に搬送される。
定着部170は、用紙10に転写されたトナー画像を定着するために使用され、加熱ローラー171および加圧ローラー172を有する。用紙10は、加熱ローラー171と加圧ローラー172との間を通過する際、圧力および熱が加えられ、トナーが溶融することで、トナー画像が定着される。画像が定着された用紙10は、排紙部から画像形成装置100の外部へ排出される。
操作表示部180は、ユーザーの指示を受け付けたり、ユーザーへのメッセージ等を画面に表示したりする。操作表示部180は、キーボードおよび操作パネルを有する。ユーザーは、キーボードや、操作パネルを操作することにより、画像形成装置100に対して指示を入力する。また、画面には、入力された情報、各種設定情報、警告メッセージ等が表示される。
制御部190は、画像読取部110、画像形成部120、転写部130、給紙部150、用紙搬送部160、定着部170、および操作表示部180の各部を統合的に制御して、画像形成装置100が有する機能を実現する。
制御部190は、CPU(Central Processing Unit)191、補助記憶部192、RAM(Random Accesss Memory)193、およびROM194(Read Only Memory)を有し、これらの構成要素は内部バスによって相互に接続されている。
補助記憶部192には、オペレーティングシステム、各種アプリケーションプログラム、画像形成装置100の各部を制御するための制御プログラム等が格納されている。
RAM193は、CPU191による演算処理の結果、印刷画像データ等を一時的に記憶する。また、本実施形態では、RAM193は、記憶部として機能し、ユーザーの目標とするプロセス状態を記憶するために使用される。プロセス状態の詳細については後述する。
ROM194は、CPU191が演算処理等で使用する各種パラメーター等を記憶している。
また、制御部190は、ネットワークに接続されたクライアント端末等の機器と通信を行うためのインターフェース(不図示)を有し、クライアント端末から印刷ジョブを受信し、画像形成部120に送信する。
CPU191は、制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100の様々な機能を実現する。例えば、画像形成装置100は、現像装置121内に滞留しているトナーを入れ替えるため、一部のトナー(現像剤)を現像装置121の外部に排出(廃棄)するとともに、新しいトナーを補給することで現像装置121内のトナーをリフレッシュする機能(「リフレッシュモード」と呼ばれる)を有する。これは、例えば、印刷カバレッジ(印字率)の低い画像の印刷が連続した場合、現像装置121内で消費されるトナー量が少なくなるため、現像装置121内のトナーの平均滞留時間が長くなる。滞留時間が長いトナーでは、攪拌による現像剤同士や、現像装置121の部材との摩擦により、トナーが劣化する。具体的には、トナーの外添剤がトナーから剥がれたり表面に埋没したりすることで、トナーが劣化してその帯電量や付着力(離型性)が変化し、用紙へのトナー画像の転写性(以下、単に「転写性」ともいう)に影響を与える。リフレッシュモードは、このこと等に対処するためであり、後述する回復処理に対応する。リフレッシュモードでは、現像装置121内の現像剤のトナー濃度を所定値に維持するように、消費された量に見合ったトナーが、トナー供給部125によって現像装置121内に補給される。補給されたトナーは、現像装置121の内部の攪拌スクリューにより、キャリアと混合、攪拌されることで所定の帯電量の電荷がトナーに付与される。
しかし、上述のリフレッシュモードを実行するだけでは、印刷する用紙が凹凸紙である場合にユーザーが求める画像品質(転写性)を実現または維持できない可能性がある。そこで、本実施形態の画像形成装置100では、ユーザーの所望の転写性を実現または維持する観点から、現像装置121内のトナーの劣化状態を制御できるように構成されている。
より具体的には、制御部190は、画像形成装置100のプロセス状態を制御し、プロセス状態が現像装置121内のトナーの劣化状態である場合に、現像装置121内のトナーの劣化状態を制御することで、目標とするトナーの劣化状態とする。プロセス状態は、現像装置121内のトナーの劣化状態の他に、例えば、現像装置121内のトナー帯電量、転写部130における転写バイアス、各プロセス部材の耐久状態等を含む。
制御部190は、例えば、現像電流とトナー付着量とに基づいてトナー帯電量を算出できる。現像電流は、現像時における現像ローラー(不図示)と感光体ドラム122との間を流れる電流である。現像電流は、移動したトナーの単位時間当たりの総電荷量に比例する。制御部190は、電流計によって測定された現像電流から現像したトナーの総電荷量を算出し、中間転写ベルト131上に配置された濃度センサー(不図示)によって検出された濃度値に基づいて、トナー付着量を算出する。制御部190は、トナーの総電荷量とトナー付着量とに基づいてトナー帯電量を算出する。
トナー劣化状態の制御では、目標とするプロセス状態と画像形成装置100の現在のプロセス状態との比較結果に応じて、回復処理または劣化処理が実行されうる。回復処理は、現像装置121から一部のトナーの排出を行うとともに、トナー供給部125から現像装置121へトナーの補給を行うことにより現像装置121内のトナーの劣化を回復させる処理である。また、劣化処理は、トナーの排出およびトナーの補給を行わずに現像装置121内のトナーを撹拌させることにより、現像装置121内のトナーの劣化を促進させる処理である。
なお、回復処理および劣化処理は、ユーザーが操作表示部180を通じて指示することにより実行されてもよいし、後述するように、印刷される用紙がエンボス紙等の凹凸紙であることが自動的に検知され、用紙がエンボス紙等の凹凸紙である場合に実行されるようにしてもよい。
<制御方法>
以下、図3〜図8を参照して、画像形成装置100の制御方法の処理手順を説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置100の制御方法の処理手順を例示するフローチャートである。図3のフローチャートの処理は、制御部190のCPU191が制御プログラムを実行することにより実現される。また、図4はトナーの劣化状態が異なる場合におけるエンボス紙に対するトナー画像の転写性を例示する模式図である。また、図5はユーザーが転写性を選択するためのテーブルを概念的に例示する模式図であり、図6は図5に示すテーブルに対応するトナーの劣化状態の範囲を例示する模式図である。また、図7はトナーの劣化状態の制御を概念的に例示するグラフである。図7において、グラフの縦軸はトナーの劣化状態であり、横軸は印刷枚数である。さらに、図8は、印刷カバレッジごとのトナーの平均滞留時間の推移を示すグラフである。
図3に示すように、まず、目標とするプロセス状態を設定する(ステップS101)。プロセス状態は、例えば、現像装置121内のトナーの帯電量、現像装置121内のトナーの劣化状態、転写部130における転写バイアス、各プロセス部材の耐久状態等のそれぞれを個別または複数を組み合わせた形で設定されうる。制御部190は、設定部として機能し、目標とするプロセス状態をRAM193に記憶する。
本実施形態では、画像形成装置100のプロセス状態として、とくに現像装置121内のトナー状態に着目し、目標とするトナー劣化状態と現在のトナー劣化状態に基づいて、トナー劣化状態の制御を行う場合について説明する。トナーの劣化状態は、例えば現像装置121内で消費されずに撹拌されているトナーの平均滞留時間[sec](後述)によって表される。
現像装置121内のトナーの劣化は、転写性に影響を与えうる。通常、トナーの劣化が小さい場合、転写性は高く、トナーの劣化が大きい場合、転写性は低くなる。本実施形態では、制御部190は、ユーザーが求める転写性に応じて、現像装置121内のトナーの適切な劣化状態を決定する。
転写性は、例えば紙種、特に用紙表面の凹凸の程度(表面粗さ)によって変化しうる。例えば、OKトップコートのような表面粗さがほぼ平滑な光沢紙と、レザック66のような凹凸が100[μm]程度のエンボス紙とに対して印刷を行う場合、トナーの劣化状態が同程度でも両者の間で転写性に大きな違いが生じることがある。また、光沢紙に対しては何の問題もないようなトナーの劣化状態でも、エンボス紙に対しては転写性が悪く(不均一に)なる場合がある。
例えば、トナーの劣化状態が、光沢紙に対して転写性に違いを生させない範囲である場合でも、例えば、図4に示すように、エンボス紙に対しては、転写性に違いを生じさせる場合がありうる。ハーフトーン画像の例である状態1は、トナーの劣化が最も大きい場合の転写性を表している。状態1では、トナーが付着していない凹部W(白い部分)が数多くある。また、状態2は、トナーの劣化状態が中程度の場合の転写性を表している。状態2では、トナーの付着が少ない部分G(グレーの部分)や、トナーが付着していない凹部W(白い部分)がある。さらに、状態3は、トナーの劣化状態が最も小さい場合の転写性を表している。状態3では、トナーの付着が少ない部分G(グレーの部分)が全体的に多いが、トナーが付着していない凹部W(白い部分)は少ない。したがって、転写性は、状態1が最も低く、状態2が中程度であり、状態3が最も高い。ベタ画像の状態1〜状態3についても、ハーフトーン画像の場合と同様である。
通常、光沢紙のように表面が平滑な用紙では、均一に転写された状態(例えば、図4のエンボス紙の場合の状態3と同等以上)の品質が求められる。しかし、エンボス紙等の特殊な用紙では、必ずしも均一に転写された状態の品質が求められるわけではなく、時には、風合い重視の場合は図4の状態1または状態2のように、均一に転写されていない状態の品質が求められることもある。
本実施形態では、ユーザーが操作パネルから画像の品質(転写性)を選択し、選択された画像の品質に対応する、目標とするトナーの劣化状態が設定される。例えば、図5に示すように、操作表示部180は、転写性を選択するための複数のパッチ画像(目標画像)を操作パネルに表示し、ユーザーは、パッチ画像に対応する1〜4の番号を、操作パネルを操作することにより転写性を選択する。図5には、1〜4番まで4つの選択肢から転写性を選択できるテーブルが例示され、4つの転写性の各々について、ハーフトーン画像およびベタ画像のパッチ画像が例示されている。
選択肢の1番は、「風合い重視」の意味合いが強く、転写性は低い。すなわち、トナー画像は均一に転写されない。1番は、例えば、エンボス紙(例えばレザック66)にレザーの風合いを残して印刷したい場合等に使用されうる。一方、選択肢の4番は、「均一性重視」の意味合いが強く、トナー画像が均一に転写される。4番は、トナーが凹部にも乗るようにして画像品質を高めたい場合等に使用される。選択肢の2番および3番は、1番と4番との中間的な意味合いがあり、転写性も中程度となる。
図6に示すように、図5で選択された転写性にトナーの劣化状態の範囲が対応づけられる。説明の便宜上、通常印刷において、リフレシュモードが実行されずに印刷が継続された場合における、印刷枚数に対する現像装置121内のトナーの劣化状態を表す曲線201が示されている。図6に示す例では、今回の印刷開始前に既にN1枚の印刷が行われ、印刷開始時点のトナーの劣化状態がL1である場合について示されている。印刷枚数が増加するとトナーの劣化は進行する。これは、トナー表面に付着している外添剤が脱離または埋没したり、帯電量が低下したりするためである。その進行は徐々に鈍化し、Lsに近づく。
本実施形態では、トナーの劣化状態L1からLsの間が、同じ幅を有し、互いに重なり合わない4つの範囲(L1〜L2,L2〜L3,L3〜L4,L4〜Ls)に分割され、図5に示す各々の転写性4〜1にそれぞれに対応づけられている。例えば、図5においてユーザーが2番の転写性を選択した場合(グレーで表示)、図6に示すように、目標とするトナーの劣化状態の範囲は、2番の範囲(L3〜L4)に対応する。
なお、上述の例では、ユーザーがパッチ画像を選択することで転写性を選択し、転写性に対応する、目標とするトナーの劣化状態を決定する場合について説明したが、このような場合に限定されない。例えば、ユーザーが目標とするトナーの劣化状態を、操作パネルを操作して直接入力するように構成してもよい。
各々の転写性について、トナーの劣化状態の範囲は、印刷する用紙の種類等を考慮して調整されうる。より具体的には、制御部190は、ユーザーがトレイ情報の設定時に選択した紙種情報から、印刷される用紙の紙種等の情報を取得し、この情報に基づいてトナーの劣化状態の範囲を調整することができる。
例えば、設定された紙種が光沢紙等である場合は、表面の凹凸の度合いが小さいので、転写性の変動幅が小さい。したがって、トナーの劣化状態の範囲を凹凸紙よりも広げることができる。一方、設定された紙種がエンボス紙である場合、紙種が光沢紙である場合と比べて、目標とするトナーの劣化状態の範囲の幅を狭くする。
また、ユーザーがよく使う用紙設定が予め登録された用紙プロファイルに、目標とするトナーの劣化状態を記録しておき、ユーザーに対してつねに最適な目標とするトナーの劣化状態になるように用紙プロファイルを更新するようにしてもよい。
また、紙種の情報を取得しても粗さについて判らない場合も多いので、設定された紙種の用紙の表面を自動的に読み取って粗さを判別し、必要に応じて、目標とするトナーの劣化状態の範囲を調整してもよい。自動判別方法としては、トレイ中に紙の表面状態を検出する反射型の測定器を設置したり、通紙経路に接触式の表面粗さ計測装置を設置したりすることにより、表面の粗さを判別することができる。
各々の転写性について設定された、トナーの劣化状態の範囲は、RAM193に記憶される。
再び図3に戻り、目標とするプロセス状態と現在のプロセス状態とを比較する(ステップS102)。制御部190は、設定部として機能し、RAM193から目標とするプロセス状態として目標とするトナーの劣化状態を取得する。また、制御部190は、現在のプロセス状態として、例えば、現像装置121内のトナーの劣化状態を取得する。現像装置121内のトナーの劣化状態は、例えば下記のトナー平均滞留時間(「トナー平均年齢」または「劣化指標」ともいわれる)を用いて表される。
トナー平均滞留時間[sec]=(プロセス前平均滞留時間[sec]+現像装置の駆動時間[sec])×(現像装置のトナー量[g]×係数−トナー消費量[g])/(現像装置のトナー量[g]×係数)。ここで、プロセス前平均滞留時間は、印刷動作開始前のトナー平均滞留時間[sec]である。制御部190は、算出部として機能し、トナー平均滞留時間を算出する。
制御部190は、現像装置121内のトナーの劣化状態が、目標とするトナーの劣化状態の範囲内にあるか否かを判定する。例えば、図5においてユーザーが2番の転写性を選択した場合、目標とするトナーの劣化状態の範囲がL3〜L4の範囲にあるか否かを判定する。
次に、現像装置121内のトナー劣化状態を制御する(ステップS103)。制御部190は、ステップS102の判定結果に基づいて、現在のトナーの劣化状態が目標とするトナーの劣化状態の範囲内に収まるように、現像装置121内のトナー劣化を制御する。より具体的には、制御部190は、現像装置121内のトナーの劣化状態が、目標とするトナーの劣化状態に応じたトナー平均滞留時間となるように、現像装置121内のトナーの劣化状態を制御する。
例えば、図7に示すように、曲線202は、所定の印刷カバレッジで印刷枚数がN枚になるまで印刷を継続した場合における、印刷枚数に対するトナーの劣化状態を表している。印刷枚数がN枚に達するまで現像装置121内のトナーは、印刷枚数の増加とともに劣化が進行する。また、転写性は、現像装置121内のトナーの劣化の進行に伴い低下する。
本実施形態では、制御部190は、例えば、印刷枚数が所定枚数Mに達した後、回復処理および劣化処理を交互に行うことにより、現像装置121内のトナーの劣化状態が目標とするトナーの劣化状態の範囲内に収まるように制御する。より具体的には、制御部190は、現在のトナーの劣化状態が目標とするトナーの劣化状態の範囲を上回った場合、回復処理を実行し、上記範囲を下回った場合、劣化処理を実行する。回復処理では、現像装置121内のトナーを消費させるとともに消費した分のトナーを補給することで平均滞留時間を短くすることにより現像装置121内のトナーの劣化を回復する。また、劣化処理では、トナーを補給せず攪拌させることで平均滞留時間を長くすることにより現像装置121内のトナーの劣化を促進する。
また、上限閾値301および下限閾値302は、それぞれトナーの劣化状態L4およびL3に対応する。制御部190は、現像装置121内のトナーの劣化が上限閾値301(L4)を上回った場合、回復処理を実行し、下限閾値302(L3)を下回った場合、劣化処理を実行する。
符号203および符号204は、それぞれ回復処理時および劣化処理時のトナーの劣化状態の印刷枚数に対する変化を表している。図7に示す例では、回復処理は、感光体ドラム122における画像領域間の非画像領域で実行される。制御部190は、現在のトナーの劣化状態を、目標とするトナーの劣化状態の範囲内に収める制御を維持するために必要なトナーの入れ替え量を算出する。続いて、制御部190は、印刷中の印刷カバレッジ量およびトナーの入れ替え量からトナーの不足分を算出する。
制御部190は、トナーの不足分の算出結果に基づいて、例えば、紙間ごとに現像装置121内のトナーを排出し、現像装置121へ補給するように制御する。あるいは、制御部190は、トナーの不足分を積算し、所定の閾値を超えたタイミングで印刷を一時停止し、まとめて排出および補給を行うように制御してもよい。
図8において、例えば、破線303の水準で品質を維持したい場合、つねに3%の印刷カバレッジになるように排出および供給を行うことにより画像の品質は満足される。
一方、図7に示す例では、劣化処理は、感光体ドラム122における画像領域で実行される。つまり、この場合、劣化処理は、通常の画像形成でトナーの劣化が進行することにより実施される。
また、劣化処理は、感光体ドラム122における画像領域間の非画像領域で実行されてもよい。この場合、現像装置121によって作像は行われず、トナーの排出およびトナーの供給が行われずに現像装置121内のトナーが撹拌されるので、現像装置121内のトナーの劣化が促進する。
このように、制御部190は、目標とするトナーの劣化状態と現在のトナーの劣化状態とを比較し、比較結果に応じて、現像装置121内のトナー劣化状態を制御することにより、ユーザーの求める転写性を持続的に実現することができる。
なお、図6では、それぞれのトナーの劣化状態の範囲が均一の幅を有する場合について例示しているが、転写性によって範囲の幅を異ならせてもよい。例えば、2番および3番のいずれの転写性についても許容できる場合は、2番および3番の転写性に対応するトナーの劣化状態の範囲を合せた範囲で上限閾値および下限閾値を設定してもよい。これにより、ユーザーが許容できる範囲の幅が広がるので、回復処理が実行される頻度が減少し、生産性の低下を抑制することができる。
再び図3に戻り、印刷が完了したか否かを判断する(ステップS104)。上記ステップS102およびS103の処理は、例えば、印刷枚数が所定枚数に達する等、印刷が完了するまで繰り返される。印刷が完了した場合(ステップS104:YES)、処理を終了する(エンド)。一方、印刷処理が完了していない場合(ステップS104:NO)、ステップS102の処理に戻る。
以上で説明した第1の実施形態の画像形成装置100は、下記の効果を奏する。
現像装置121内のトナーの劣化状態を制御することで、ユーザーが所望する転写性に対応するトナーの劣化状態とするので、トナー消費量の増加を抑制しつつ、転写性を最適化できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、風合いおよび均一性の観点から転写性が選択される場合について説明した。第2の実施形態では、品質の安定性および生産性の観点から転写性が選択される場合について説明する。なお、説明の重複を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については詳細な説明を省略する。
図9は第2の実施形態において、ユーザーが転写性を選択するためのテーブルを概念的に例示する模式図であり、図10は図9に示すテーブルに対応するトナーの劣化状態の範囲を例示する模式図である。
図9には、品質の安定性および生産性の観点で、A〜Dまでの4つの選択肢から転写性を選択できるテーブルについて例示されている。図10に示すように、図9で選択された転写性にトナーの劣化状態の範囲が対応づけられる。本実施形態では、トナーの劣化状態L1からL8の間が、互いに重なり合い、幅の異なる4つの範囲(L4〜L5,L3〜L6,L2〜L7,L1〜L8)に分割され、図8に示す各々の転写性A〜Dにそれぞれ対応づけられている。
選択肢のAは、「品質の安定性優先」の意味合いが強く、転写性の振れ幅が最も小さい。このため、Aは、安定した転写性を維持できる一方、回復処理を頻繁に実行する必要がある。一方、選択肢のDは、「生産性優先」の意味合いが強く、転写性の振れ幅が最も大きい。このため、転写性が変動するが、回復処理を実行する回数を少なく抑えられる。選択肢のB,Cは、AとDとの中間的に意味合いがあり、転写性の振れ幅も中程度になる。
例えば、図9においてユーザーがBの転写性を選択した場合(グレーで表示)、図10に示すように、目標とするトナーの劣化状態の範囲は、Bの範囲(L3〜L6)に対応する。制御部190は、現在のトナーの劣化状態がBの範囲に収まるように制御する。
このように、ユーザーは、品質の安定性および生産性を指標として、トナーの劣化状態の範囲を選択することが可能である。
以上で説明した第2の実施形態の画像形成装置100は、第1の実施形態の効果に加えて下記の効果を奏する。
「品質の安定性優先」および「生産性優先」の観点から転写性を選択することができるので、ユーザーに対して転写性について選択肢を広げることができる。
なお、第1の実施形態では、「風合い重視」および「均一性重視」の観点から転写性を選択することを説明し、第2の実施形態では、「品質の安定性優先」および「生産性優先」の観点から転写性を選択することを説明したが、2つの観点を勘案して転写性を選択してもよいし、どちらか一方の観点に基づいて転写性を選択してもよい。
例えば、印刷ジョブごとに品質に対する要求が変わることの多いユーザーでは、各々の印刷ジョブについて「風合い重視」および「均一性重視」の観点から転写性を選択し、選択した転写性を維持する形態が適すると考えられる。また、ユーザーに画像の品質に対してある程度の固定的な要求がある場合では、要求されている画像の品質に対して、安定性と生産性の水準を振るような形態でもよい。ユーザーが要求する画像の品質に応じて、転写性について最適な選択方法を選択するように構成できる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、転写性がユーザーによって選択され、選択された転写性に基づいて、目標とするトナーの劣化状態を設定する場合について説明した。第3の実施形態では、印刷開始時点のトナーの劣化状態を目標とするトナーの劣化状態として設定する場合について説明する。なお、説明の重複を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については詳細な説明を省略する。
図11は、第3の実施形態において、目標とするトナーの劣化状態の設定について説明するための模式図である。
通常、印刷が繰り返し実行されることに伴い、現像装置121内のトナーや、画像形成装置100の各プロセス部材の劣化は進む。そのため、現像装置121内のトナーの劣化状態は、印刷ジョブが開始された時点で最も望ましい状態にあり、そのトナーの劣化状態で形成された画像の品質は、ユーザーが許容できる品質であると考えられる。したがって、現像装置121内のトナーの劣化状態は、連続した印刷を行う場合に、印刷を開始した時点の状態に維持されることが望ましい。また、1つの印刷ジョブでは、すべての印刷物で同等のレベルの品質が維持されることが好ましい。
そこで、図11に示すように、本実施形態では、制御部190は、印刷開始時点のトナーの劣化状態を、目標とするトナーの劣化状態(品質基準304)としてRAM193に記憶し、現在のトナーの劣化状態を、目標とするトナーの劣化状態に近づけ、その状態に維持するように制御する。
以上で説明した第3の実施形態の画像形成装置100は、第1および第2の実施形態の効果に加えて下記の効果を奏する。
ユーザー入力によって目標とするトナーの劣化状態が設定されない場合でも、ユーザーの求める画像の品質を持続的に提供することができる。
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、現在のトナーの劣化状態が目標とするトナーの劣化状態の範囲外となった場合に、制御部190が回復処理または劣化処理の実行を開始する判断をする場合について説明した。第4の実施形態では、ユーザーの指示により回復処理または劣化処理の実行を開始する場合について説明する。なお、説明の重複を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については詳細な説明を省略する。
図12は、第4の実施形態において、ユーザーの指示により回復処理を実行する場合について例示する模式図である。
例えば、印刷開始時点の現像装置121内のトナーの劣化状態を、目標とするトナーの劣化状態として設定しても、ユーザーにとって、画像形成装置100の使用によるトナーの劣化状態や、各プロセス部材の劣化を予想するのは困難である。したがって、ユーザーが画像形成装置100を使用する中で、印刷された画像の品質が想定を外れる場合が生じうる。
そこで、図12に示すように、本実施形態では、1つの印刷ジョブの印刷を実行中に、ユーザーが、用紙に印刷された画像を見てその品質を許容できないと判断した場合、印刷を中断して、ユーザーが指定したタイミングTr1で回復処理を実行することが可能である。
この場合、タイミングTr1で、目標とするトナーの劣化状態の範囲が更新されうる。例えば、新たな目標とするトナーの劣化状態の範囲として、上述の第1および第2の実施形態で説明した、目標とするトナーの劣化状態の範囲を適用できる。設定された、目標とするトナーの劣化状態の範囲は、RAM193に記憶される。
また、トナーの劣化状態の範囲の代わりに第3の実施形態で説明した品質基準を設定してもよい。また、新たに範囲を設定する代わりに、所定のリフレッシュ量を使用してもよい。
また、回復処理に加えて、ユーザーが任意のタイミングでトナーの劣化を促進させる劣化処理のタイミングを設定してもよい。
回復処理および劣化処理のタイミングは、それぞれ必要に応じて複数回設定されてもよい。また、回復処理および劣化処理のタイミングは、それぞれ操作表示部180を通じてユーザー入力により決定されうる。
さらに、品質基準305および上限閾値306が設定され、品質基準305には、印刷開始時のトナーの劣化状態が設定されている場合を想定する。例えば、印刷を実行中に、ユーザーが画像の品質を許容できないと判断し、タイミングTr1で回復処理を実行した場合、制御部190は、転写性が十分ではないと判断し、上限閾値306から、より品質基準305に近い上限閾値307に変更し、転写性を高める。これにより、これ以降の印刷に対して、ユーザーが所望する画像の品質により近づけることができる。
なお、図示はしていないが、品質基準および下限閾値が設定され、ユーザーが劣化処理を指示した場合は、転写性が高すぎると判断されるので、制御部190は、下限閾値が品質基準に近づくように変更する。
以上で説明した第4の実施形態の画像形成装置100は、第1〜第3の実施形態の効果に加えて下記の効果を奏する。
ユーザーが指定した任意のタイミングTr1で回復処理または劣化処理の実行を開始できるので、ユーザーが所望する転写性に早期に近づけられる。したがって、用紙10に印刷される画像の品質をユーザーが所望する品質に早期に近づけることができる。
<実施例>
図13は、トナー劣化状態の制御を実施した結果を例示するグラフである。本実施例では、OKトップコート紙を11000枚(11Kp)印刷した後、エンボス紙に切り替えて印刷した。印刷カバレッジは1%であった。OKトップコート紙の坪量は、128[gsm]であり、エンボス紙(レザック66)の坪量は、151[gsm]であった。なお、図13には示されていないが、OKトップコート紙では、トナー平均滞留時間にかかわらず転写性は最上位ランク(R5)を維持していた。転写性の高低をランク(R1〜R5(R1〜R3.5は不記載))で表す。R1は最も低く、R5は最も高いことを示す。
一方、エンボス紙の転写性は、印刷枚数が11Kpの時点でR4まで低下した。そこで、本実施例では、ユーザーが所望する転写性のランクとしてR4.5〜R5(上限閾値309と下限閾値308の間の領域)に収めるため、現在のトナーの劣化状態(トナー平均滞留時間約5500[sec])から目標とするトナーの劣化状態(例えば、トナー平均滞留時間1000〜3000[sec]の範囲)への回復処理を実施した。より具体的には、制御部190は、回復処理として、リフレッシュ量分のトナーを吐き出し、同量を補給するように現像装置121を制御した結果、トナー平均滞留時間は、1000[sec]まで回復した。リフレッシュ量(すなわち現像装置121へ供給するトナー量)は、下記の数式によって規定される。
リフレッシュ量[g]=(トナー平均滞留時間[sec]−閾値[sec])×現像装置トナー量[g]×係数/トナー平均滞留時間[sec]。ここで、閾値は、上限閾値および下限閾値のいずれでもよい。また、上限閾値および下限閾値の平均値を使用することも可能である。例えば、目標とするトナーの劣化状態がトナー平均滞留時間1000〜3000[sec]の範囲である場合、上限閾値309の値3000、下限閾値308の値1000、上限および下限閾値の平均値(3000+1000)÷2=2000のいずれかを使用できる。このように、リフレッシュ量は、目標とするトナーの劣化状態の範囲(閾値)に基づいて算出される。
続いて、トナー平均滞留時間が1000[sec]まで回復後、印刷カバレッジを1%に維持したまま、エンボス紙(レザック66)に切り替えて、印刷を継続した。これによりトナーの劣化が促進し、トナー平均滞留時間は、その後、印刷枚数が約15kpで上限閾値309に到達した。そして、上限閾値309を超えた時点で、目標とするプロセス状態への回復処理を実施した。
さらに、その後、印刷枚数が約20kpのタイミングTr2でユーザーが回復処理を指示したため、回復処理が実行された。
このように、回復処理および劣化処理を交互に繰り返すことで、つねに転写性を所定幅aの範囲内に維持できた。その結果、画像の品質をつねに所定の範囲内に維持できた。
なお、上述した例では、劣化処理の際にトナー平均滞留時間が上限閾値309に達する場合について説明したが、例えば、高カバレッジで印刷を行った場合等において、回復処理によりトナー平均滞留時間が下限閾値308を割り込むことが生じうる。
その場合は、トナー平均滞留時間を算出する数式を使用し、現像器駆動時間を算出することでトナー平均滞留時間を加算する方向で調整することも可能である。
<比較例>
図14は、比較例として、現像装置121内のトナーをリフレッシュする従来のリフレッシュモードの処理を例示するグラフである。
符号201の曲線は、所定の印刷カバレッジで印刷を継続した場合における、印刷枚数に対するトナーの劣化状態を表している。従来のリフレッシュモードでは、トナーの劣化状態に対して、どのような種類の用紙に対しても十分な転写性を得られるような目標値310を設定する。目標値310は、例えば、凹凸紙に対して、表面の凹凸のすべてにトナーが均一に乗った状態で転写できることを目標としたトナーの劣化状態の値である。制御部190は、現在のトナーの劣化状態が目標値310に達した場合、一部のトナーを現像装置121の外部に排出(廃棄)するとともに、新しいトナーを補給する。これにより、現像装置121内のトナーの劣化が回復する。
しかし、凹凸紙の場合、ユーザーによっては用紙の風合いを残すため、凹凸のすべてに均一にトナーを転写する必要がない場合もある。ユーザーの求める転写性311を破線で示す。このため、目標値310と、ユーザーの求める転写性311との間に乖離が生じる。その結果、凹凸紙に印刷された画像の品質がユーザーにとって満足できないものになるおそれがある。また、試し刷りが繰り返されることにより、調整時間が余計にかかり、トナーの使用量、ヤレ紙、消耗品の交換等が増加するおそれがある。
以上のように、実施形態において、画像形成装置100について説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
100 画像形成装置、
110 画像読取部、
120 画像形成部、
121 現像装置、
122 感光体ドラム、
123 帯電部、
124 光書込部、
125 トナー供給部、
130 転写部、
131 中間転写ベルト、
132 1次転写部、
140 2次転写部、
150 給紙部、
160 用紙搬送部、
161 用紙搬送路、
162 搬送ローラー、
170 定着部、
180 操作表示部、
190 制御部、
191 CPU、
192 補助記憶部、
193 RAM、
194 ROM。

Claims (12)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像部と、
    前記現像部によって現像された前記像担持体上のトナー画像を用紙に転写する転写部と、を備える画像形成装置において、
    目標とするプロセス状態を設定する設定部と、
    前記画像形成装置のプロセス状態を制御する制御部と、を有し、
    前記画像形成装置のプロセス状態には、前記現像部内のトナーの劣化状態が含まれ、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置のプロセス状態が前記現像部内のトナーの劣化状態である場合、当該劣化状態を制御することで、目標とするプロセス状態とする、画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置のプロセス状態は、
    前記現像部内のトナーの帯電量、前記現像部内のトナーの劣化状態、前記転写部における転写バイアス、前記画像形成装置の各プロセス部材の耐久状態を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像部内のトナーの平均滞留時間を算出する算出部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記現像部内のトナーを消費させるとともに消費した分のトナーを補給することで平均滞留時間を短くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を回復する回復処理、またはトナーを補給せず攪拌させることで平均滞留時間を長くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を促進する劣化処理を実行し、
    前記現像部内のトナーの劣化状態が、前記目標とするトナーの劣化状態に応じたトナー平均滞留時間となるように、前記現像部内のトナーの劣化状態を制御する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 像担持体と、
    前記像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像部と、
    前記現像部によって現像された前記像担持体上のトナー画像を用紙に転写する転写部と、を備える画像形成装置において、
    目標とするトナーの劣化状態を設定する設定部と、
    前記現像部内のトナーの平均滞留時間を算出する算出部と、
    前記現像部内のトナーを消費させとともに消費した分のトナーを補給することで平均滞留時間を短くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を回復する回復処理、またはトナーを補給せず攪拌させることで平均滞留時間を長くすることにより前記現像部内のトナーの劣化を促進する劣化処理を実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記現像部内のトナーの劣化状態が、前記目標とするトナーの劣化状態に応じたトナー平均滞留時間となるように、前記現像部内のトナーの劣化状態を制御する、画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記現像部内のトナーの劣化状態が、前記目標とするトナーの劣化状態の上限閾値を上回った場合に前記回復処理を実行し、前記目標とするトナーの劣化状態の下限閾値を下回った場合に前記劣化処理を実行する、請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. ユーザー入力を受け付ける操作パネルをさらに有し、
    前記設定部は、
    記憶部から、ユーザー入力により選択された、前記操作パネル上の目標画像に対応する、トナーの劣化状態を取得し、該劣化状態を、前記目標とするトナーの劣化状態に設定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記設定部は、
    連続した印刷を行う場合に、印刷を開始した時点での前記現像部内のトナー劣化状態を、前記目標とするトナーの劣化状態に設定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    ユーザーの指示に応じたタイミングで、前記現像部内のトナーの劣化状態を制御する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記設定部は、
    前記タイミングにおける前記現像部内のトナーの劣化状態を、前記目標とするトナーの劣化状態に設定する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記設定部は、
    印刷に使用する用紙に関する情報に基づいて、前記目標とするトナーの劣化状態を設定する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記設定部は、前記用紙に関する情報として、
    印刷に使用する用紙がエンボス紙である場合、前記用紙が普通紙、または光沢紙である場合と比べて、
    前記目標とするトナーの劣化状態の範囲を狭くする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、
    前記現像部内のトナーの劣化状態の制御を、前記像担持体における画像領域間の非画像領域で実行する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2019084274A 2019-04-25 2019-04-25 画像形成装置 Active JP7251293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019084274A JP7251293B2 (ja) 2019-04-25 2019-04-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019084274A JP7251293B2 (ja) 2019-04-25 2019-04-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020181098A true JP2020181098A (ja) 2020-11-05
JP7251293B2 JP7251293B2 (ja) 2023-04-04

Family

ID=73023457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019084274A Active JP7251293B2 (ja) 2019-04-25 2019-04-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7251293B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091533A1 (ja) 2020-10-29 2022-05-05 株式会社日立製作所 IoTシステム、及びデータ収集制御方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343795A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Konica Corp 画像形成装置
JP2003066659A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2017090518A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP2018010102A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 コニカミノルタ株式会社 電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343795A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Konica Corp 画像形成装置
JP2003066659A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2017090518A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP2018010102A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 コニカミノルタ株式会社 電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091533A1 (ja) 2020-10-29 2022-05-05 株式会社日立製作所 IoTシステム、及びデータ収集制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7251293B2 (ja) 2023-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4659560B2 (ja) 画像形成装置
US20070104499A1 (en) Developing unit and image forming apparatus
JP4994759B2 (ja) 画像形成装置及び制御方法
JP2006305827A (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
US8521041B2 (en) Image forming apparatus with controller controlling an image forming operation
JP7206787B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP4772078B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP4858583B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2017126050A (ja) 画像形成装置
US8081891B2 (en) Image quality adjustment method, image forming apparatus and computer readable medium
JP7251293B2 (ja) 画像形成装置
JP2005193540A (ja) 露光装置及び画像形成装置
JP4887949B2 (ja) 画像形成装置およびトナー濃度制御方法
JP2007249086A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2010210941A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の画質調整方法及びプログラム
JP4992190B2 (ja) 画像形成装置
JP2006301070A (ja) 画像形成装置及びホストコンピュータ
JP7172240B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP6798208B2 (ja) 画像形成装置
JP4831206B2 (ja) 画像形成装置
JP5023504B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP7380024B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、および強制排出方法
KR100708144B1 (ko) 화상형성장치의 정착속도제어방법
JP7472451B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、および強制排出方法
JP2010145682A (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法及びコンピュータが実行可能なプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7251293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150