JP2020181059A - 撮像装置及びその制御方法、姿勢角算出装置、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、姿勢角算出装置、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】角速度センサ及び加速度センサの出力値から姿勢を推定する場合に、地磁気センサの出力値が得られない状況でも、高精度に姿勢を推定することができる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置であって、撮像装置の動きの角速度を検出する角速度検出部と、撮像装置の動きの加速度を検出する加速度検出部と、撮像装置で撮像された画像に基づいて動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、角速度検出部の検出値と、加速度検出部の検出値と、動きベクトル検出部の検出値とに基づいて撮像装置の姿勢角を算出する算出部とを備え、算出部は、動きベクトル検出部により得られた検出値を用いて角速度検出部の出力を補正し、補正した値に基づいて撮像装置の姿勢角を算出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、姿勢情報を要する撮像装置において、複数のセンサを用いて撮像装置の姿勢を推定する技術に関するものである。
従来より、角速度センサ、加速度センサ、地磁気センサが搭載されたセンサデバイスを用いて、運動中の物体の姿勢を推定する方法が知られている。角速度センサの検出結果から、相対的な姿勢変化が算出できる。したがって、この姿勢変化を積算することにより、姿勢を推定できる。
一方で、角速度センサの出力値には、誤差が含まれているため、角速度センサの出力値を積算し続けると、算出される姿勢は徐々に真値から外れていく。このため、角速度センサの出力値を地磁気センサの出力を用いて補正する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、角速度センサ、加速度センサ、地磁気センサが搭載されたセンサデバイスの出力値に基づき、カルマンフィルタを用いて、現在の姿勢を表すクォータニオンを推定し出力する小型姿勢センサが開示されている。
特開2013−200162号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では以下のような問題がある。特許文献1では、移動物体の独立な3軸上の角速度を計測する角速度センサ、加速度センサ、地磁気センサの出力値に基づいてクォータニオンの推定値を算出する必要がある。しかし、金属製の物体を近づける、地磁気が得られない場所へ移動する、地磁気センサがキャリブレーションされていないなど、地磁気センサの出力値を正確に得られない状況では、クォータニオンを推定できない。そのため、特許文献1に開示されている技術では、精度良く姿勢を推定できない場合がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、角速度センサ及び加速度センサの出力値から姿勢を推定する場合に、地磁気センサの出力値が得られない状況でも、高精度に姿勢を推定することができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、撮像装置であって、前記撮像装置の動きの角速度を検出する角速度検出手段と、前記撮像装置の動きの加速度を検出する加速度検出手段と、前記撮像装置で撮像された画像に基づいて動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、前記角速度検出手段の検出値と、前記加速度検出手段の検出値と、前記動きベクトル検出手段の検出値とに基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出する算出手段と、を備え、前記算出手段は、前記動きベクトル検出手段により得られた検出値を用いて前記角速度検出手段の出力を補正し、補正した値に基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする。
また、本発明に係わる姿勢角算出装置は、撮像装置の動きの角速度情報を取得する角速度取得手段と、前記撮像装置の動きの加速度情報を取得する加速度取得手段と、前記撮像装置で撮像された画像に基づく動きベクトル情報を取得する動きベクトル取得手段と、前記角速度取得手段により取得した角速度情報と、前記加速度取得手段により取得した加速度情報と、前記動きベクトル取得手段により取得した動きベクトル情報とに基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出する算出手段と、を備え、前記算出手段は、前記動きベクトル検出手段により取得した動きベクトル情報を用いて前記角速度検出手段により取得した角速度情報を補正し、補正した情報に基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする。
本発明によれば、角速度センサ及び加速度センサの出力値から姿勢を推定する場合に、地磁気センサの出力値が得られない状況でも、高精度に姿勢を推定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像システムの構成を示すブロック図。 第1及び第2の実施形態における座標系を示す図。 第1の実施形態におけるドリフト量算出動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における姿勢演算部を示すブロック図。 第1の実施形態における地磁気の信頼性を判定する動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における姿勢演算動作を示すフローチャート。 第2の実施形態の撮像システムの構成を示すブロック図。 第2の実施形態における姿勢演算部を示すブロック図。 第2の実施形態におけるドリフト量算出動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。なお、以下の実施形態の説明においては、撮像装置に加えられる動きは、図2に示すように、Yaw角、Pitch角、Roll角の3種類とする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像システム100の構成を示すブロック図である。撮像システム100は、主に静止画像と動画像の撮影を行うためのレンズ交換式あるいはレンズ括り付けのデジタルカメラである。ただし、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されるものではなく、各種の撮像システムに適用することが可能である。
図1において、撮像システム100は、交換レンズとカメラ本体部とからなるレンズ交換式のカメラ、あるいはレンズ括り付けカメラで構成され、交換レンズはカメラ本体部に装着して使用される。
撮像レンズ101は、変倍を行うズームレンズ102、像ブレ補正を行うシフトレンズ等の像ブレ補正レンズ103、焦点調節を行うフォーカスレンズ104を含む。これらの構成により、撮像レンズ101は、ズーミング、フォーカシング、像ブレ補正等の動作を行い、被写体像を撮像素子105上に結像させる。なお、ズーミング、フォーカシング、像ブレ補正のうちの複数の動作を同一のレンズを制御して実行する構成でもよい。
撮像素子105は、例えばXYアドレス方式のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等で構成される。そして、撮像レンズ101が形成する光学像を光電変換して電荷を蓄積し、その電荷を読み出すことにより複数の画素からなる画像信号を信号処理部106へ供給する。
信号処理部106は、撮像素子105から出力された画像信号にホワイトバランス調整処理やガンマ補正処理などの信号処理を施し、その結果生成されたフレーム画像を画像メモリ107に格納する。
動きベクトル検出部(ベクトル取得部)108は、信号処理部106からの画像信号及び画像メモリ107に格納された画像信号に基づいて、光軸に直交する一平面上で互いに直交した水平方向と、垂直方向のそれぞれ2方向の動きベクトルを検出する。動きベクトル検出部108の詳細については後述する。
動きベクトル変換部109は、動きベクトル検出部108から出力される動きベクトルを、焦点距離を用いて回転角度に変換する。光軸に直交する一平面上で互いに直交した軸をなすように、垂直方向の回転軸Y(Yaw軸)と水平方向の回転軸X(Pitch軸)を定め、それぞれの軸回りの回転角度であるYaw角、Pitch角を、ドリフト推定部113へ出力する。動きベクトル変換部109の詳細については後述する。
角速度センサ(角速度検出部、角速度取得部)110は、撮像装置100に加わる角速度の変化を検出するためのジャイロセンサなどのセンサである。検出した角速度信号は、姿勢演算部200へ出力される。角速度センサ110では、光軸に直交する一平面上で互いに直交した検出軸をなすように、垂直方向の回転軸Y(Yaw軸)、水平方向の回転軸X(Pitch軸)、光軸方向の回転軸Z(Roll軸)の3軸が定められる。そして、この3軸回りの角速度を検出できるように、3つの角速度センサが配置されている。なお、3つの角速度センサはユニット化されていてもよいし、別々のセンサであってもよい。
加速度センサ(加速度検出部、加速度取得部)111は、撮像装置100に加わる加速度の変化を検出するセンサである。一例として、ここでは地球の重力が上から下へ垂直に働いていることを利用し、重力加速度を検出する。検出した加速度信号は、姿勢演算部200へ出力される。加速度センサ111では、光軸に直交する一平面上で互いに直交した検出軸をなすように、垂直方向の回転軸Y(Yaw軸)、水平方向の回転軸X(Pitch軸)、光軸方向の回転軸Z(Roll軸)の3軸が定められる。そして、この3軸方向の加速度を検出できるように、3つの加速度センサが配置されている。なお、3つの加速度センサはユニット化されていてもよいし、別々のセンサであってもよい。
地磁気センサ(地磁気検出部)112は、撮像装置100に加わる磁気の変化を検出するセンサである。一例として、ここでは地球の磁力線が南から北へ向いていることを利用し、地球が持つ磁気を検出する。また、地磁気センサ112の各軸が南から北へ向いているとき最大の磁束密度を検出し、最大磁束密度となる方角は、真北ではなく磁北である。検出した地磁気信号は、姿勢演算部200へ出力される。地磁気センサ112では、光軸に直交する一平面上で互いに直交した検出軸をなすように、垂直方向の回転軸Y(Yaw軸)、水平方向の回転軸X(Pitch軸)、光軸方向の回転軸Z(Roll軸)の3軸が定められる。そして、この3軸方向の地磁気を検出できるように3つの地磁気センサが配置されている。なお、3つの地磁気センサはユニット化されていてもよいし、別々のセンサであってもよい。
ドリフト推定部113は、動きベクトル変換部109の出力と、後述する姿勢演算部200の出力とから、姿勢演算部200で姿勢の演算を行う際に生じる誤差(算出誤差)であるドリフト量を推定する。ドリフト推定部113の詳細については後述する。
表示制御部114は、画像メモリ107から供給された映像信号を出力して表示デバイス115に画像を表示させる。また、後述する地磁気判定部204(図4参照)の出力M_CalibrationがFALSEの場合は、地磁気が信頼できない旨を表示デバイス115に表示させる。表示制御部114は表示デバイス115を駆動し、表示デバイス115は液晶表示素子(LCD)等により画像を表示する。
記録制御部116は、記録開始や終了の指示に用いる操作部(不図示)によって映像信号の記録が指示された場合、画像メモリ107から供給された映像信号と、後述する姿勢演算部200の出力値とを同期させて記録媒体117へ出力し、記録させる。記録媒体117は、半導体メモリ等の情報記録媒体やハードディスク等の磁気記録媒体である。
図2は、姿勢を表す絶対座標系の3軸と各軸の絶対回転角を示す図である。絶対座標系とは、一度設定すると原点の位置や座標軸の方向が変わらない固定座標系であり、本実施形態では、撮像システム100が地球に対し水平に設置されている場合の座標系とする。慣性センサのように移動や回転が可能な座標系はセンサ座標系である。地球の重力方向を指す軸をY軸とし、Y軸回りの水平回転角をYaw角とする。また、撮像システム100が地球に対し水平に設置されている場合の光軸をZ軸とし、Z軸回りの回転角をRoll角とする。残りの1軸をX軸とし、X軸回りの回転角をPitch角とする。絶対座標系におけるYaw角、Pitch角、Roll角はそれぞれオイラー角である。
図1の動きベクトル検出部108について説明する。動きベクトル検出部108は、光軸に直交する一平面上で互いに直交した水平方向と、垂直方向のそれぞれ2方向の動きベクトルを検出する。具体的には、まず、動きベクトル検出法として相関法やブロックマッチング法等がある。ここでは、その一例として、ブロックマッチング法を動きベクトル検出部108に採用するものとする。
このブロックマッチング法とは、まず入力画像信号を複数の適当な大きさのブロック(例えば、16画素×16画素のブロック)に分割し、ブロック単位に前のフィールド又はフレームの一定範囲の画素との差を計算する。そして、この差の絶対値の和が最小となる前のフィールド又はフレームのブロックを検索し、当該ブロックの相対的なずれをそのブロックの動きベクトルとして検出する。結果として、画素単位での垂直方向及び水平方向各々の移動量(即ち動きベクトル)が求められる。この動きベクトルは、撮像タイミングが異なる2フィールドまたは2フレームの撮像画像の移動量、すなわち比較する2フィールドまたは2フレームの撮像画像を得る間の期間における撮像装置の移動量を示すものである。そして、この動きベクトルを、比較する2フィールドまたは2フレームの撮像画像の撮像タイミング(例えばフレームレート)を用いて演算すると単位時間当たりの撮像装置の移動量を示す情報を得ることができる。また動きベクトルがうまく検出できない場合は、動きベクトルエラー判定フラグV_flagをFALSEにし、それ以外ではTRUEとする。動きベクトルのエラー判定方法の一例として、輝度信号が小さい、検出値がピーク値である等の条件が考えられる。
図1の動きベクトル変換部109について説明する。動きベクトル変換部109は、動きベクトル検出部108から出力される動きベクトルを、焦点距離を用いて回転角度に変換する。なお、動きベクトル変換部109の処理は、任意の所定の周期で繰り返し実行される。具体的には、検出された動きベクトルを(Yv,Xv)とし、焦点距離をfとし、動きベクトルから求めたYaw角をψv、Pitch角をθvとすると、(式1)(式2)のように記述できる。
ψv=tan-1(Xv/f) …(式1)
θv=tan-1(Yv/f) …(式2)
また、(式1)、(式2)で算出したYaw角ψv、Pitch角θvを、処理される周期ごとに積算し続ける。積算後のYaw角をψv_int、Pitch角をθv_intとし、ドリフト推定部113へ出力する。
図1のドリフト推定部113について説明する。なお、Yaw角とPitch角の処理は同じとなるので、いずれか一方の制御に関してのみ説明を行う。ドリフト推定部113は、動きベクトル変換部109の出力と、後述する姿勢演算部200の出力とから、姿勢角誤差をドリフト量として推定する。演算誤差が生じる要因として、角速度センサ110の検出誤差が挙げられる。
推定方法の一例を図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3に示される処理は、角速度センサ110の検出周期など、任意の所定の周期で繰り返し実行される。また任意のドリフト推定周期をEst_timeとする。
まず、ステップS101において、ドリフト推定部113は、動きベクトル変換部109が出力する角度S1(一例としてYaw角ψv_int)を取得し、ステップS102へ進む。ステップS102において、ドリフト推定部113は、後述する姿勢演算部200が出力する角度S2(一例としてYaw角ψG_int)を取得し、ステップS103へ進む。
ステップS103において、ドリフト推定部113は、動きベクトルエラー判定フラグV_flagがTRUEであるかFALSEであるかを判定する。そしてFALSEと判定された場合は、ステップS104へ進み、ドリフト推定部113は、ベクトルエラーカウントV_error_countをインクリメントする。TRUEと判定された場合は、ステップS105へ進む。
ステップS105において、ドリフト推定部113は、処理されるタイミングが任意のドリフト推定周期Est_timeであるか判定する。そして任意のドリフト推定周期でない場合は、ステップS118へ進み、任意のドリフト推定周期であればステップS106へ進む。
ステップS106において、ドリフト推定部113は、角度S1の絶対値を所定のリミット値S_Th1と比較して、リミット値S_Th1を超えているか否かを判定する。そして、角度S1の絶対値がリミット値S_Th1を超えていると判定された場合は、ステップS108へ進み、ドリフト推定部113は、ベクトルエラーカウントV_error_countをインクリメントする。ステップS106の判定において、角度S1の絶対値がリミット値S_Th1を超えていないと判定された場合はステップS107へ進む。
ステップS107において、ドリフト推定部113は、角度S1の絶対値から角度S2の絶対値を引き、さらにその絶対値(以下、差の絶対値)を所定のリミット値S_Th2と比較して、リミット値S_Th2を超えているか否かを判定する。そして、差の絶対値がリミット値S_Th2を超えていると判定された場合は、ステップS108へ進み、ドリフト推定部113は、ベクトルエラーカウントV_error_countをインクリメントする。ステップS107の判定において、差の絶対値がリミット値S_Th2を超えていないと判定された場合はステップS109へ進む。
ステップS109において、ドリフト推定部113は、角度S1から前回のドリフト推定周期で取得した動きベクトル変換部109の出力値S1_oldを減算し、差分S1_diffを算出する。ステップS110において、ドリフト推定部113は、角度S2から前回のドリフト推定周期で取得した姿勢演算部200の出力値S2_oldを減算し、差分S2_diffを算出する。
ステップS111において、ドリフト推定部113は、差分S2_diffから差分S1_diffを減算し、ドリフト推定周期で除算してドリフト推定微分値Drift_diffを算出する。
ステップS112において、ドリフト推定部113は、ベクトルエラーカウントV_error_countが0であるか否かを判定する。そして0であると判定された場合にはステップS113へ進み、0以外と判定された場合はステップS115へ進む。
ステップS113において、ドリフト推定部113は、前回のドリフト推定周期で算出したドリフト推定値Drift_oldと、ドリフト推定微分値Drift_diffを加算し、ドリフト推定値Driftを算出する。ステップS114において、ドリフト推定部113は、前回のドリフト推定周期で算出したドリフト推定値Drift_oldを、今回のドリフト推定周期で算出した、ドリフト推定値Driftへ更新する。
ステップS115において、ドリフト推定部113は、角度S1_oldを、今回のドリフト推定周期で取得した角度S1に更新する。ステップS116において、ドリフト推定部113は、角度S2_oldを、今回のドリフト推定周期で取得した角度S2に更新する。
ステップS117において、ドリフト推定部113は、ベクトルエラーカウントV_error_countを初期値0に更新する。ステップS118において、ドリフト推定部113は、今回のドリフト推定周期で算出した、ドリフト推定値Driftを出力する。
次に、図4のブロック図を用いて、姿勢演算部200について説明する。角速度角度変換部201は、角速度センサ110から出力される角速度データを、回転角度へ変換する。まず、角速度センサ110から出力される角速度データ(ωy,ωx,ωz)はセンサ座標系であるため、(式3)を用いて、絶対座標系(オイラー角)の角速度(回転角度の微分値)(ψG,θG,φG)へ変換する。その後、所定の積分時間をtとし、(式3)の結果をそれぞれ積分することによりY軸回りの絶対回転角度Yaw角、X軸回りの絶対回転角度Pitch角、Z軸回りの絶対回転角度Roll角(ψG,θG,φG)を算出する(式4、式5、式6)。算出したそれぞれの絶対角度(ψG,θG,φG)は、後述する姿勢角演算部206へ出力される。
Figure 2020181059
加速度角度変換部202は、加速度センサ111から出力される加速度データを回転角度へ変換する。静止時において、加速度センサは重力加速度のみを検出することから、重力加速度をg(静止時の垂直方向加速度)、Y軸回りの絶対回転角度Yaw角、X軸回りの絶対回転角度Pitch角、Z軸回りの絶対回転角度Roll角をそれぞれ(ψ,θ,φ)とし、加速度センサ111から取得したY軸方向、X軸方向、Z軸方向の加速度データをそれぞれ(Ay,Ax,Az)とすると、(式7)(式8)が成り立つ。
Figure 2020181059
(式8)は、センサ座標系から絶対座標系へ変換する回転行列である。(式7)を展開し、加速度データから求めたX軸回り、Z軸回りの回転角をそれぞれ(θA,φA)とすると、(式9)(式10)(式11)の関係が得られる。算出したそれぞれの絶対角度(θA,φA)は、後述する姿勢角演算部206へ出力される。
Figure 2020181059
地磁気校正部203は、地磁気センサ112から出力される地磁気データから、地磁気センサの校正を行う。地磁気センサの校正はキャリブレーションと呼ばれ、地磁気センサのキャリブレーション方法の一例として、地磁気センサを水平及び垂直に回転させ、磁気歪みとオフセットを除去する方法がある。この方法では、地磁気センサの出力から感度を求めることにより磁気歪みを除去し、原点を求めることによりオフセットを除去できる。また、キャリブレーションを行ってもその後、強い磁場の影響を受けて撮像装置内の着磁状態が変化する。詳しいキャリブレーション方法については、公知の技術であるため説明は省略する。
キャリブレーションが完了したら、地磁気判定結果M_CalibrationをTRUE、否であればFLASEとし、また磁気歪み補正後及びオフセット補正後の地磁気データを(My,Mx,Mz)として地磁気判定部204へ出力する。
地磁気判定部204は、地磁気校正部203の出力から地磁気データの信頼性判定を行う。信頼性判定方法の一例を図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5に示される処理は、地磁気センサ112の検出周期など、任意の所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS201において、地磁気判定部204は、地磁気校正部203が出力する各軸の地磁気データ(My,Mx,Mz)を取得し、ステップS202へ進む。ステップS202において、地磁気判定部204は、地磁気判定結果M_Calibrationを取得し、ステップS203へ進む。
ステップS203において、地磁気判定部204は、地磁気判定結果M_CalibrationがTrueであるかFALSEであるかを判定し、そしてFALSEと判定された場合は、ステップS205へ進む。ステップS203の判定において、TRUEと判定された場合は、ステップS204へ進む。
ステップS204において、地磁気判定部204は、各軸の地磁気データ(My,Mx,Mz)を三平方の定理を用いて合成し、合成したデータ(以下、合成データ)を所定のリミット値M_Th1と比較して、M_Th1を超えているか否かを判定する。そして、合成データがリミット値M_Th1を超えている(信頼性が所定値よりも低い)と判定された場合は、ステップS205へ進む。ステップS204の判定において、合成データがリミット値M_Th1を超えていない(信頼性が所定値以上)と判定された場合はステップS206へ進む。
ステップS205において、地磁気判定部204は、地磁気判定結果M_CalibrationをFALSEとする。また、地磁気センサ112の検出値の信頼性が低いことを、表示デバイス115などを用いてユーザーに通知する。ステップS206において、地磁気判定部204は、地磁気校正部203が出力する各軸の地磁気データ(My,Mx,Mz)と、地磁気判定結果M_Calibrationとを後述する姿勢角演算部206へ出力する。
図4の説明に戻って、地磁気角度変換部205は、地磁気判定部204から出力される地磁気データ(My,Mx,Mz)を、後述する姿勢角演算部206の姿勢角出力(θ,φ)を用いて、回転角度へ変換する。地磁気センサは、センサが水平である場合に方位角、つまり垂直方向の回転軸Y(Yaw軸)回りの絶対角度を算出できる。しかしセンサが水平でない場合には磁場を正確に検出できないため誤差が生じる。この水平でないことにより生じる誤差は、絶対角Pitch角θとRoll角φを用いて修正できる。地磁気判定部204から取得したY軸方向、X軸方向、Z軸方向の地磁気データをそれぞれ(My,Mx,Mz)、誤差を補正したY軸方向、X軸方向、Z軸方向の地磁気データをそれぞれ(My_com,Mx_com,Mz_com)、回転角度へ変換したYaw角をψMとすると、(式12)(式13)の関係が得られる。算出した回転角度ψMは、後述する姿勢角演算部206へ出力される。
Figure 2020181059
姿勢角演算部206は、角速度角度変換部201、加速度角度変換部202、地磁気角度変換部205から出力されるデータから、カルマンフィルタを用いてセンサフュージョンを行い、姿勢角を算出する。今回、カルマンフィルタは、推定したい値を状態値とし、センサ等から得られる情報を入力値と観測値とし、システム行列を設定する。なお、カルマンフィルタは、状態方程式(式14)及び観測方程式(式15)からリアルタイムに最適な状態値を推定し続けることができるフィルタであり、詳しい内容は公知であるため説明を省略する。今回は、xを状態値、yを観測値、uを入力値、システム行列をA、B、Cとする。なお、添え字tは時点を表す。
x(t+1)=A(t)x(t)+B(t)u(t)+m(t) …(式14)
y(t)=C(t)x(t)+n(t) …(式15)
姿勢角演算方法の一例を図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図6に示される処理は、各センサの検出周期など、任意の所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS301において、姿勢角演算部206は、角速度センサ110から出力される角速度データからドリフト推定値Driftを減算した角速度(ωy,ωx,ωz)と、角速度角度変換部201から出力されるY軸回り、X軸回り、Z軸回りそれぞれの回転角(ψG,θG,φG)を取得し、ステップS302へ進む。
ステップS302において、姿勢角演算部206は、加速度角度変換部202から出力されるX軸回り、Z軸回りそれぞれの回転角(θA,φA)を取得し、ステップS303へ進む。ステップS303において、姿勢角演算部206は、地磁気角度変換部205から出力されるYaw角ψMを取得し、ステップS304へ進む。
ステップS304において、姿勢角演算部206は、撮像システム100が起動されてから初めて行う処理であるか否かを判定する。そして否であると判定された場合にはステップS306へ進み、初めて行う処理と判定された場合はステップS305へ進む。
ステップS305において、姿勢角演算部206は、カルマンフィルタの各初期パラメータをセットする。初期のカルマンフィルタ状態値にステップS301で取得した回転角(ψG,θG,φG)を設定する。観測値及び推定後の姿勢角(ψEst,θEst,φEst)の初期値としてステップS302で取得した回転角(θA,φA)と、ステップS303で取得したYaw角ψMを設定し、入力値にステップS301で取得した角速度(ωy,ωx,ωz)を設定する。システム行列A(t)、B(t)、C(t)を、(式16)(式17)のように設定する。その他、カルマンゲインKの初期値やプロセスノイズm、観測ノイズn、誤差共分散行列Pについては、それぞれ構築したシステムに適するゲイン、白色ガウスノイズ、センサノイズ、推定誤差量からそれぞれ設定し、ステップS307へ進む。
Figure 2020181059
ステップS306において、姿勢角演算部206は、カルマンフィルタのパラメータをセットする。カルマンフィルタ状態値にステップS301で取得した回転角(ψG,θG,φG)を設定する。観測値にステップS302で取得した回転角(θA,φA)と、ステップS303で取得したYaw角ψMを設定し、入力値にステップS301で取得した角速度(ωy,ωx,ωz)を設定する。システム行列A(t)、B(t)、C(t)を(式16)(式17)のように設定し、(ψEst(t),θEst(t),φEst(t))は前回の周期で推定した姿勢角を用いる。その他、プロセスノイズm、観測ノイズnについては、それぞれ構築したシステムに適する白色ガウスノイズ、センサノイズから設定し、ステップS307へ進む。
ステップS307において、姿勢角演算部206は、カルマンフィルタを用いて、姿勢角となる状態値(ψEst,θEst,φEst)を推定する。カルマンフィルタは、現時点での推定値が得られており、その情報から離散状態方程式を用いて次のフェーズでの推定値を予測する予測フェーズと、予測フェーズの後に実際にセンサより得られた測定値から、予測していた推定値の補正を掛ける更新フェーズに分けられる。まず、予測フェーズでは、現時点での状態値から次の推定値を推定し(式18)、予測誤差の共分散を算出する(式19)。次に更新フェーズへ進み、カルマンゲインを更新し(式20)、予測フェーズで推定した推定値を測定値で補正する(式21)。次に状態予測誤差の共分散を算出し(式22)、ステップS308へ進む。また、プロセスノイズmに関する共分散行列をQ、観測ノイズnに関する共分散行列をRとする。
Figure 2020181059
上記の予測フェーズと更新フェーズを繰り返すことにより、常に姿勢角となる状態値を推定できる。
ステップS308において、姿勢角演算部206は、地磁気判定結果M_CalibrationがTrueであるかFALSEであるかを判定し、そしてTRUEと判定された場合は、地磁気センサ112の検出値を姿勢角の算出に用いることに決定し、ステップS309へ進む。ステップS308の判定において、FALSEと判定された場合は、ステップS310へ進む。
ステップS309において、ステップS307で推定した姿勢角(ψEst,θEst,φEst)を出力する。ステップS310において、ステップS301で取得したψGとステップS307で推定した姿勢角(θEst,φEst)を出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、金属の物体を近づける、地磁気が得られない場所へ移動する、地磁気センサがキャリブレーションされていないなど、地磁気センサの出力値を正確に得られない状況でも、姿勢角誤差をドリフト量として推定することにより正しい姿勢角を算出することが可能となる。算出された姿勢角は、画像に関連付けて記録される。
なお、姿勢角誤差をドリフト量として推定し、除去する方法はこれに限らず、動きベクトルから相補フィルタやカルマンフィルタを用いて角速度を算出する方法で誤差を除去してもよく、角度としてドリフト量を推定し除去する方法に限定されるものではない。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる撮像システム150の構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。図7は、図1の構成に対し、ドリフト推定部113が削除され、ドリフト推定部113とは異なる制御のドリフト推定部118が追加された構成となっている。また、図1の姿勢演算部200が内部構成の異なる姿勢演算部250となっている。以下、図8のブロック図を用いて、本実施形態における姿勢演算部250の構成と、その動作について具体的に説明する。なお図8において、図4と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。図8の姿勢演算部250の構成は、図4の構成に対し、角速度角度変換部201が削除され、クォータニオン変換部207が追加された構成となっている。
第1の実施形態では、角速度角度変換部201において、角速度センサ110から出力される角速度データから、回転角度へ変換する際に、オイラー角を用いて変換を行う方法について説明した。しかしオイラー角は、Pitch角が±90°である垂直となる場合に(式3)に含まれるsecθ及びtanθの値が∞となり計算不能に陥り、また±90°へ接近するほど誤差が大きくなる特異点問題が発生する。そのため、角度を持たないクォータニオンを使うことにより、特異点問題の影響を受けることなく撮像装置の姿勢演算を行う。クォータニオンは、4次元で3次元空間の回転を行い、(式23)で示すように3つの虚数i,j,kを持つ複素数である。
q=q1i+q2j+q3k+q4 …(式23)
図8において、クォータニオン変換部207は、角速度センサ110から出力される角速度データと、ドリフト推定部118から出力されるデータを、姿勢角演算部206から出力される姿勢角データから差し引いたデータを、回転角度へ変換する。まず、姿勢角演算部206から出力される姿勢角データからドリフト推定部118のデータを差し引いたデータを(ψEst_q,θEst_q,φEst_q)とすると、(式24)を用いてクォータニオンへ変換できる。その後、角速度センサ110から出力されるY軸回り、X軸回り、Z軸回りの角速度データを(ωy,ωx,ωz)とし、(式25)を用いて角速度からクォータニオンへ変換する。所定の積分時間をtとし、(式25)で求めたクォータニオンを積分した値を(式26)の回転行列を用いてオイラー角(ψG,θG,φG)へ変換し、姿勢角演算部206へ出力する。
Figure 2020181059
しかしながら、姿勢角演算部206で、クォータニオン変換部207、加速度角度変換部202、地磁気角度変換部205の出力から姿勢角を演算する際に、地磁気角度変換部205の出力が正確でない場合がある。したがって、地磁気角度変換部205の出力を使わない場合には(式25)で求めたクォータニオンを積分する際の誤差が蓄積されることになる。
そこで、本実施形態の撮像システム150では、後述するドリフト推定部118において、動きベクトル変換部109の出力と、姿勢角演算部206の出力とから、演算した姿勢角のドリフト量を推定する。
ドリフト推定部118について説明する。なお、Yaw角とPitch角の処理は同じとなるので、いずれか一方の制御に関してのみ説明を行う。また、ドリフト推定部118は、動きベクトル変換部109の出力と、姿勢角演算部206の出力とから、姿勢角誤差をドリフト量として推定する。
演算誤差が生じる要因として、角速度センサの検出誤差が挙げられる。推定方法の一例を図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9において、図3と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。なお、図9に示される処理は、角速度センサ110の検出周期など、任意の所定の周期で繰り返し実行される。また任意のドリフト推定周期をEst_timeとする。
ステップS105において、ドリフト推定部118は、処理されるタイミングが任意のドリフト推定周期Est_timeであるか否かを判定する。そして任意のドリフト推定周期でない場合は、ステップS119へ進み、任意のドリフト推定周期であればステップS106へ進む。
ステップS107において、ドリフト推定部118は、角度S1の絶対値から角度S2の絶対値を引き、さらにその絶対値(以下、差分絶対値)を所定のリミット値S_Th3と比較して、リミット値S_Th3を超えているか否かを判定する。そしてリミット値S_Th3を超えていると判定された場合は、ステップS108へ進み、ドリフト推定部118は、ベクトルエラーカウントV_error_countをインクリメントする。
ステップS107の判定において、ドリフト推定部118は、差分絶対値がリミット値S_Th3を超えていないと判定された場合はステップS112へ進む。ステップS112において、ドリフト推定部118は、ベクトルエラーカウントV_error_countが0であるか否かを判定する。そして0であると判定された場合にはステップS120へ進み、0以外と判定された場合はステップS119へ進む。
ステップS119において、ドリフト推定部118は、ドリフト推定値Driftを0とする。ステップS120において、ドリフト推定部118は、角度S2から角度S1を減算し、ドリフト推定値Driftを算出する。
ステップS117において、ドリフト推定部118は、ベクトルエラーカウントV_error_countを初期値0に更新する。ステップS118において、今回のドリフト推定周期で算出した、ドリフト推定値Driftを出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、金属の物体を近づける、地磁気が得られない場所へ移動する、地磁気センサがキャリブレーションされていないなど、地磁気センサの出力値を正確に得られない状況でも、姿勢角誤差をドリフト量として推定することにより正しい姿勢角を算出することが可能となる。
なお、本実施形態では、クォータニオンを用いて姿勢角を算出することにより、演算途中のオイラー角がわかりにくくなるものの、Pitch角が±90°の垂直な場合でも演算が可能となる。
なお、上記の各実施形態では、姿勢角演算手段の一例としてカルマンフィルタを用いる場合について説明したが、その他の演算手法を用いてもよい。例えば、センサの周波数特性に着目し、低周波特性がよいセンサと高周波特性がよいセンサを組み合わせて、センサ単体よりも周波数領域特性を向上させる相補フィルタを用いてもよい。また、次の状態の確率密度推定にモンテカルロ法を用いるパーティクルフィルタを用いてもよい。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
例えば、撮像装置から角速度情報、加速度情報、動きベクトル情報を取得した姿勢角算出装置のCPUなどの算出回路が撮像装置の姿勢角を算出し、算出した姿勢角情報を撮像装置に送信するようにしてもよい。すなわち、撮像装置の姿勢角を算出する算出回路を撮像装置とは異なる姿勢角算出装置が有していてもよい。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100,150:撮像システム、101:撮像レンズ、104:フォーカスレンズ、105:撮像素子、108:動きベクトル検出部、109:動きベクトル変換部、110:角速度センサ、111:加速度センサ、112:地磁気センサ、113,118ドリフト推定部、200,250:姿勢演算部

Claims (15)

  1. 撮像装置であって、
    前記撮像装置の動きの角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記撮像装置の動きの加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記撮像装置で撮像された画像に基づいて動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    前記角速度検出手段の検出値と、前記加速度検出手段の検出値と、前記動きベクトル検出手段の検出値とに基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出する算出手段と、を備え、
    前記算出手段は、前記動きベクトル検出手段により得られた検出値を用いて前記角速度検出手段の出力を補正し、補正した値に基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記算出手段は、前記撮像装置の姿勢角を、加速度が変化しない軸に基づく座標系での姿勢角として算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置に加わる地磁気を検出する地磁気検出手段をさらに備え、前記算出手段は、前記角速度検出手段の検出値と、前記加速度検出手段の検出値と、前記動きベクトル検出手段の検出値と、前記地磁気検出手段の検出値とに基づいて、前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記地磁気検出手段の検出値の信頼性を判定する判定手段をさらに備え、前記算出手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記地磁気検出手段の検出値を前記撮像装置の姿勢角の算出に用いるか否かを決定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記算出手段は、前記判定手段により前記地磁気検出手段の信頼性が所定値以上と判定された場合に、前記地磁気検出手段の検出値を前記撮像装置の姿勢角の算出に用いることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記算出手段は、前記判定手段により前記地磁気検出手段の信頼性が所定値より低いと判定された場合に、前記地磁気検出手段の検出値を前記撮像装置の姿勢角の算出に用いないことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段により前記地磁気検出手段の信頼性が所定値より低いと判定された場合に、ユーザーにその旨を通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記算出手段から得られる前記撮像装置の姿勢角と、前記動きベクトル検出手段により得られる検出値とを用いて、前記算出手段の算出誤差を推定する推定手段をさらに備え、前記算出手段は、前記角速度検出手段の検出値と、前記加速度検出手段の検出値と、前記地磁気検出手段の検出値と、前記推定手段による推定値とに基づいて、前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記算出手段により算出された姿勢角に基づく情報を、画像に関連付けて記録する記録手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記算出手段は、オイラー角を用いて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  11. 前記算出手段は、クォータニオンを用いて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  12. 撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の動きの角速度を検出する角速度検出工程と、
    前記撮像装置の動きの加速度を検出する加速度検出工程と、
    前記撮像装置で撮像された画像に基づいて動きベクトルを検出する動きベクトル検出工程と、
    前記角速度検出工程の検出値と、前記加速度検出工程の検出値と、前記動きベクトル検出工程の検出値とに基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出する算出工程と、を有し、
    前記算出工程では、前記動きベクトル検出工程において得られた検出値を用いて前記角速度検出工程の出力を補正し、補正した値に基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項12に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  15. 撮像装置の動きの角速度情報を取得する角速度取得手段と、
    前記撮像装置の動きの加速度情報を取得する加速度取得手段と、
    前記撮像装置で撮像された画像に基づく動きベクトル情報を取得する動きベクトル取得手段と、
    前記角速度取得手段により取得した角速度情報と、前記加速度取得手段により取得した加速度情報と、前記動きベクトル取得手段により取得した動きベクトル情報とに基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出する算出手段と、を備え、
    前記算出手段は、前記動きベクトル検出手段により取得した動きベクトル情報を用いて前記角速度検出手段により取得した角速度情報を補正し、補正した情報に基づいて前記撮像装置の姿勢角を算出することを特徴とする姿勢角算出装置。
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