JP2020178644A - General purpose combine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、作物を収穫可能な汎用コンバインに関する。 The present invention relates to a general-purpose combine capable of harvesting crops.
特許文献1には、走行機体と、走行機体の前部に昇降可能に連結され、穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、走行機体に設けられ、刈取部が刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀部と、を備え、刈取部は、穀稈を後方に掻き込むリールと、穀稈を刈り取る刈刃と、刈り取った穀稈を掻き込むオーガと、刈刃の前側に配置され、刈刃の前方に落下した穀稈を受け止めるガイド部材と、を備える汎用コンバインが開示されている。このような汎用コンバインによれば、例えば、飼料用のトウモロコシを刈り取る際に、刈刃の前方にトウモロコシの房部が落下したとしても、落下した房部をガイド部材で受け止めることができるので、ロスの発生を抑制できる。
しかしながら、特許文献1のような汎用コンバインでは、トウモロコシのように折れにくい長手状の穀稈の刈取作業を行う場合に、穀稈が直立状態であると、オーガによる掻き込みが適切に行われず、穀稈が詰まる虞があった。
However, in a general-purpose combine as in
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、走行機体と、前記走行機体の前部に昇降可能に連結され、穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、前記走行機体に設けられ、前記刈取部が刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、を備える汎用コンバインであって、前記刈取部は、穀稈を後方に掻き込むリールと、穀稈を刈り取る刈刃と、刈り取った穀稈を掻き込むオーガと、前記刈刃の前側に配置され、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏手段と、を備え、前記倒伏手段は、前記刈刃から前方に延出し、かつ左右方向に並ぶ複数のガイド部材と、隣接する前記ガイド部材間に導入される穀稈に干渉し、該穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏部材と、を備え、前記倒伏部材は、前記ガイド部材の穀稈案内位置よりも内側で前記ガイド部材に固定されることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の汎用コンバインにおいて、前記ガイド部材は、左右側部から上方に立ち上がり、その外側面部が前記穀稈案内位置となる立ち上がり部を有し、前記倒伏部材は、前記立ち上がり部の内側面部に固定される固定部を有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の汎用コンバインにおいて、前記倒伏部材は、前記穀稈案内位置より内側で前記ガイド部材の上面側に固定される固定部を有することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の汎用コンバインにおいて、前記倒伏部材は、前記穀稈案内位置より内側で前記ガイド部材の下面側に固定される固定部を有することを特徴とする。
The present invention has been created for the purpose of solving these problems in view of the above circumstances, and the invention of
The invention of
The invention of
The invention of claim 4 is characterized in that, in the general-purpose combine according to
請求項1の発明によれば、刈刃の前側に配置され、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏手段を備えるので、オーガによる掻き込みを円滑にして穀稈の詰まりを抑制できる。また、倒伏手段は、刈刃から前方に延出し、かつ左右方向に並ぶ複数のガイド部材と、隣接するガイド部材間に導入される穀稈に干渉し、該穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏部材と、を備え、倒伏部材は、ガイド部材の穀稈案内位置よりも内側でガイド部材に固定されるので、倒伏部材の固定部に穀稈の一部が引っ掛かって堆積することを防止し、その結果、該堆積による穀稈の詰まりや、倒伏手段の破損を回避できる。
また、請求項2の発明によれば、ガイド部材は、左右側部から上方に立ち上がり、その外側面部が穀稈案内位置となる立ち上がり部を有し、倒伏部材は、立ち上がり部の内側面部に固定される固定部を有するので、倒伏部材の固定部に対する穀稈の接触を確実に防止できる。
また、請求項3の発明によれば、倒伏部材は、穀稈案内位置より内側でガイド部材の上面側に固定される固定部を有するので、簡易な構成で倒伏部材の固定部に対する穀稈の接触を防止できる。
また、請求項4の発明によれば、穀稈案内位置より内側でガイド部材の下面側に固定される固定部を有するので、簡易な構成で倒伏部材の固定部に対する穀稈の接触を防止できる。
According to the first aspect of the present invention, since the culm is provided on the front side of the cutting blade and the culm is provided with a laying means for laying the culm in the left-right direction, the auger can smoothly scrape the culm and suppress the clogging of the culm. Further, the lodging means is a lodging method that extends forward from the cutting blade and interferes with a plurality of guide members arranged in the left-right direction and a grain culm introduced between adjacent guide members to cause the grain culm to fall in the left-right direction. Since the lodging member is fixed to the guide member inside the guide member's grain guide position, it is possible to prevent a part of the grain culm from being caught and accumulated on the fixed portion of the lodging member. As a result, clogging of the culm due to the accumulation and damage to the lodging means can be avoided.
Further, according to the invention of
Further, according to the invention of
Further, according to the invention of claim 4, since the fixing portion fixed to the lower surface side of the guide member is provided inside the grain culm guide position, contact of the grain culm with the fixing portion of the lodging member can be prevented with a simple configuration. ..
[汎用コンバイン]
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、Cは汎用コンバインであって、該汎用コンバインCは、左右一対のクローラ式走行装置1を有する走行機体2と、該走行機体2の前方に昇降自在に連結された刈取部3と、を備えている。
[General-purpose combine]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In FIG. 1, C is a general-purpose combine, and the general-purpose combine C includes a
走行機体2は、その左側半部には、刈取部3で刈取られた穀稈の脱穀処理を行うとともに、脱穀処理された処理物から穀粒を選別する脱穀装置4が設置され、その右側半部には、脱穀装置4で選別された穀粒が貯留されるグレンタンク6が設置され、グレンタンク6の前方には、オペレータが乗込む操縦部7が設置されている。
In the left half of the
図1〜図4に示すように、刈取部3は、刈り取った作物を脱穀装置4側に搬送するフィーダ8と、フィーダ8の前端側に連結され、前面及び上面が開放された箱状の刈取フレーム9と、刈取フレーム9を構成する左右の側壁9aの前端側に取付けられた分草体11と、刈取フレーム9の上方に支持された前後方向の支持アーム12の前端側に回転可能に架設支持されたリール13と、刈取フレーム9の左右の側壁9a間に形成された底板9b上に軸回転可能に支持された左右方向の掻込オーガ14と、掻込オーガ14の前方に配置されて刈刃16Aが左右方向に往復駆動する刈取装置16と、を備えている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
掻込オーガ14は、左右方向に延びる円筒状に形成されて軸回転する本体部17と、本体部17の外周面に沿って螺旋状に取付けられた搬送板18と、本体部17の軸方向外側に向かつて突設された搬送棒19とを有し、搬送板18及び搬送棒19は、刈取装置16によって株元が刈取られた刈取穀稈をスムーズにフィーダ9側まで後方搬送することができる(図3及び図4参照)。
The
ちなみに、掻込オーガ14の前方には、刈取装置16によって刈取られる穀稈を左右方向に倒伏するための倒伏ガイド(倒伏手段)21が設けられている。なお、倒伏ガイド21の具体的な構成については後述する。
By the way, in front of the
フィーダ9は、刈取った穀稈を後方搬送する前後方向のフィーダコンベア22を備え、全体が走行機体2の操縦部7の側方に位置するとともに、フィーダ9の後端部が走行機体2の前部に支持されている。
The
また、刈取部3と走行機体2の前部との間には、刈取部3を走行機体2に対して昇降作動させる油圧式のリフトシリンダ10が設けられている。これにより、リフトシリンダ10の伸長作動によって刈取部3全体が走行機体2に対して上昇作動する一方で、リフトシリンダ10の縮小作動によって刈取部3全体が走行機体2に対して下降作動するように構成されている。
Further, a
リール13は、支持アーム12側に取付けられた昇降シリンダ15の伸縮作動によって、刈取フレーム9に対して昇降作動するように構成されている。また、リール13は、軸回転する側面視多角形状(図示する例では6角形状)の左右一対のサイドフレーム23を有し、互いに離間した状態で平行に対向配置されたサイドフレーム23の頂点部分同士をそれぞれ左右方向の横フレーム24によって連結固定することによって、周囲及び左右両側が内外で連通し、且つ内部が空洞となる角柱状に成型されており、横フレーム24には、下降突出するリールタイン26が所定間隔毎に複数設置されている(図4参照)。
The
このような構成によれば、回転するリール13によって掻込まれた圃場の作物の穀稈は、後述する倒伏ガイド21によって左方向又は右方向に倒伏されながら、左右に往復スライド駆動される刈刃16Aによって刈取られ、刈取られた刈取穀稈が掻込オーガ13によってフィーダ9側に掻込まれる。フィーダ9側に導入された作物の穀稈は、フィーダコンベア22によって脱穀装置4側まで後方搬送される。
According to such a configuration, the grain culm of the crop in the field squeezed by the rotating
脱穀装置4は、脱穀装置4の上側に設けられ、フィーダ9から搬送される刈取穀稈の脱穀作業を行う脱穀部27と、脱穀装置4の下側に設けられ、脱穀部27で脱穀された処理物を穀粒と藁屑等の排塵物とに選別する選別部28と、を備える。
The threshing device 4 is provided above the threshing device 4 and is provided at the threshing
脱穀部27は、フィーダ9の後端側から刈取穀稈の全部が投入される扱室29と、扱室29内で前後方向の軸回りに回転駆動可能に支持された円筒状の扱胴31と、扱胴31の下方で扱胴31の形状に沿う背面視円弧状の受網(図示せず)と、を備える。
The threshing
このような構成によれば、フィーダ9によって扱室29に全稈投入された刈取穀稈は、回転駆動される扱胴31によって脱穀処理されることによって排藁となり、排藁は扱室29の後方の排出部32から機外へと排出される。その一方で、扱胴31によって脱穀された処理物は、籾などの穀粒と藁屑等とを含んでおり、受網を介して選別部28側に導入される。
According to such a configuration, all the harvested culms put into the handling
選別部28は、受網から漏下した処理物を揺動選別する揺動選別体33と、揺動選別体33の前方下方側に配置され、後方上側に向けて選別風を送風する唐箕ファン34と、選別後の排塵物を機外へ排出する1番選別ファン36と、唐箕ファン34によって選別された1番物である穀粒を回収する1番ラセン37と、2番物を回収する2番ラセン38と、を備える。
The sorting
このような構成によれば、揺動選別体33で選別されて漏下した処理物は、唐箕ファン34によって起風された選別風の影響を殆ど受けずに選別部28の前後方向中央(1番ラセン37)よりも前方に落下して1番ラセン37で回収される1番物と、選別風の影響を若干受けて1番ラセン37よりも後方に落下して2番ラセン38で回収される2番物とに風選され、藁屑等は選別風によって排出部32から機外に飛ばされる。
According to such a configuration, the processed material sorted by the
1番ラセン37によって回収された穀粒は、一番ラセン37の搬送端側に設けた穀粒搬送装置(図示せず)で上方搬送されることにより、グレンタンク6の上部側からグレンタンク6内へと投入される。なお、グレンタンク6内に貯留された穀粒はオーガ39を介して機外へと排出される。
The grains collected by the No. 1
[倒伏ガイド]
つぎに、図2〜図7に基づいて、倒伏ガイド21の構成について説明する。これらの図に示すように、倒伏ガイド21は、刈取装置16の下面側に突出するように取付けられる取付部材41と、取付部材41の前部側に着脱可能にボルト固定され、且つ刈取装置16の前側から前方上側に向かつて傾斜するように延設されたガイド部材42と、ガイド部材42の左右一方側に着脱可能にボルト固定される倒伏部材43と、を備えている。
[Sinking guide]
Next, the configuration of the
[取付部材]
取付部材41は、基端側に刈取装置16の基端部下面側にボルト固定されるガイド支持部44が形成され、ガイド支持部44から刈取装置16に沿って前方に延設され、その中途部が上方に向かつて屈曲形成されている(図5参照)。
[Mounting member]
The mounting
また、取付部材41の先端側は、刈取装置の先端の前方上側まで延設されるとともに、その先端部分が水平(下方)方向に若干屈曲形成され、ガイド部材42が着脱可能に取付けられる一対の取付孔46が穿設されている(図6(b)参照)。
Further, the tip side of the mounting
このような構成によれば、取付部材41は、ガイド支持部44を介して、左右方向の刈取装置16の下面側に着脱可能にボルト固定することができるため、ガイド部材42(倒伏ガイド21)が必要な位置に取付けられる。
According to such a configuration, the mounting
[ガイド部材]
ガイド部材42は、取付部材41の前部上面側と刈取装置16の上面側との間に架け渡されるように載置される前後方向の支持部47と、支持部47の前端側から前方上方に向けて延設された株元ガイド部48と、が形成されている。ガイド部材42は、株元ガイド部48の基端側に穿設された取付孔48aと、取付部材41側のガイド取付孔46とを介して、刈取装置16の前側に着脱可能にボルト固定される(図6(b)参照)。
[Guide member]
The
株元ガイド部48は、その前部側は前後方向中途部から先端に向かつて徐々に幅狭となって先端が鋭角状に形成された板状部材であって、株元ガイド部48の中央上面側には、前後方向に延設された棒状の補強部材49が溶着されている。
The front side of the
また、株元ガイド部48の基端側は、その左右両側を上方に立ち上がるように屈曲することにより前側固定部51(立ち上がり部)が形成されており、前側固定部51には、倒伏部材43の前側を取付支持するための前後一対の取付孔51aが左右にそれぞれ穿設されている。
Further, the base end side of the stock
このような構成によれば、ガイド部材42は、刈取装置16側から前方上方に向かつて延設され、その先端側が徐々に幅狭となる鋭角状に形成されたことによって、刈取装置16によって刈取られる圃場の穀稈は、隣接するガイド部材42の間に順次案内されるため、倒伏部材43による穀稈の倒伏と、刈取装置16による穀稈の刈り取りとを詰まりなくスムーズに行うことができる。
According to such a configuration, the
また、ガイド部材42は、刈取部3がリフトシリンダ10によって最下降位置から前方上方に向けて押上げるようにして上昇作動するように構成されているため、刈取部3が最下降位置まで下降された状態では、ガイド部材42が側面視で略水平な水平姿勢となる一方で、刈取部3が刈取作業を行う刈高さまで上昇作動された状態では、ガイド部材42が側面視で前高後低の傾斜姿勢となるように構成されている。なお、ガイド部材42の取付角度はこれに限られず、刈取部3が刈取高さまで上昇された場合に、水平姿勢となるように構成してもよい。
Further, since the
支持部47は、後端側には左右中央に前方に向かつて凹設された凹設部47aが形成されている。また、支持部47の左右両側には、左右両端が上方に立ち上がるアングル状部材であって、倒伏部材43の後側が取付支持される一対の後側固定部52(立ち上がり部)が溶着等で取付固定されており、後側固定部52には、倒伏部材43を取付けるための取付孔52aが穿設されている(図6等参照)。
The
このような構成によれば、前側固定部51と後側固定部52とは、ガイド部材42の左右両側に設けられているため、倒伏部材42は、ガイド部材42の左右両端のどちらにも取付けることができる。
According to such a configuration, since the front fixing
すなわち、倒伏ガイド21の左側に倒伏部材43を取付ける場合と、倒伏ガイド21の右側に倒伏部材43を取付ける場合とで、同一形状のガイド部材42を兼用して用いることができるため、部品点数の種類を削減して製造コストを低く抑えることができる。
That is, since the
[倒伏部材]
倒伏部材43は、ガイド部材42の左右側方側に取付けられる板状部材であって、前側固定部51及び後側固定部52に取付固定するための取付孔43a、43b、43cが前後方向に複数(図示する例では3箇所)並べて穿設されており、倒伏部材43の上端側には、左右一方側、具体的には取付けられるガイド部材42と反対側に向けて屈曲形成された屈曲部53が形成されている。
[Falling member]
The
屈曲部53は、後方に向かつて徐々に幅広となるように形成されており、平面視で直角三角形状となるように構成されている(図3及び図6参照)。このとき、屈曲部53の左右幅は、隣接して配置される倒伏ガイド21同士の間の距離よりも短く、より具体的には、刈取装置16の刈刃16Aの歯幅の半分程度となるように形成されている。
The
ちなみに、屈曲部53の左右幅は、隣接する倒伏ガイド21に到達する範囲まで広く形成することにより、平面視で屈曲部53の後端側が隣接する倒伏ガイド21のガイド部材42とラップするように構成してもよい。このような構成によれば、ガイド部材42によって刈取装置16の前方まで案内された穀稈の株元側をより確実に左右一方側へ倒伏させることができる。
By the way, the left-right width of the
上述の倒伏ガイド21は、刈取フレーム9(刈取装置16)の左右幅全体に亘って左右方向に複数並べて設けられるとともに、左右方向に並べて配置される各倒伏ガイド21同士の間は、刈取装置16の刈刃16Aの歯幅程度の間隔を空けて取付けられている(図2等参照)。
A plurality of the above-mentioned lodging guides 21 are provided side by side in the left-right direction over the entire left-right width of the cutting frame 9 (cutting device 16), and the
また、倒伏ガイド21は、刈取装置16の右側半部に取付けられた倒伏部材43は、屈曲部53が左右左側に延設される方向に取付けられ、刈取装置16の左側半部に取付けられた倒伏部材43は、屈曲部53が左右右側に延設される方向に取付けられるように構成されている。言い換えると、倒伏部材43は、刈取られる圃場の穀稈を刈取部3の中心に向かう左右内側に倒伏させるように構成されている(図3参照)。
Further, in the
具体的には、刈幅の略中心で、且つフィーダ入口寄りに配置された倒伏ガイド21を中心ガイド21Cとして設定し、各倒伏ガイド21(倒伏部材43)は、刈取穀稈を中心ガイド21Cに向けて倒伏させるように設定されている(図3参照)。このとき、中心ガイド21Cの位置は、ガイド部材42に取付けられる倒伏部材43を組み替えることによって容易に変更できるように構成されている。
Specifically, the
なお、中心ガイド21Cは、刈幅の中心に配置された倒伏ガイド21や、フィーダ9の左右中心に配置された倒伏ガイド21を選択してもよい。ちなみに、図示する例では、左から5番目に配置された倒伏ガイド21が左右方向の中心に配置された中心ガイド21Cとして設定されている。
As the
すなわち、上述の構成の倒伏ガイド21によれば、隣接する倒伏ガイド21の間に案内された圃場の穀稈は、株元ガイド48の左右両端部(前側固定部51及び後側固定部52を含む)によって左右内側を支点として株元側を押さえられながら、支点の上方且つ株元の左右外側を屈曲部53によって左右一方側に向けて徐々に押出されるように構成されている。このため、倒伏ガイド21は、穀稈の株元側を左右一方側に折曲げて穀稈を倒伏させることができる(図7参照)。
That is, according to the
このとき、倒伏ガイド21によって左右方向一方側に倒伏される穀稈は、必ず刈取部3の左右方向中心側に向かつて倒伏されるため、穀稈が刈取部3の左右外側方向に倒伏されて刈取部3側から圃場に零れ落ちる事態を確実に防止できる。
At this time, the grain culm that is laid down on one side in the left-right direction by the
上述の構成によれば、圃場の穀稈は、倒伏ガイド21によって左右方向一方側に倒伏された状態で刈取られることにより、掻込オーガ14側に供給される刈取穀稈が必ず左右方向に傾いた状態となる。
According to the above configuration, the grain culms in the field are cut in a state of being laid down on one side in the left-right direction by the
これにより、例えば、刈取対象がトウモロコシ等のように比較的長手状で折れ難く(又は擦り難く)且つ枝葉等が少ない穀稈の場合、該刈取穀稈が、掻込オーガ14の搬送棒19の移動方向に対して略平行となるように真後ろに寄りかかるように倒れると、搬送棒19等への引っ掛かりが少なくなって刈取穀稈が十分に掻込めない虞があるところ、本実施形態では、刈取穀稈が左右方向に傾けられるため、搬送棒19等が刈取穀稈に引っ掛かり易くなる。
As a result, for example, when the cutting target is a grain culm that is relatively long, hard to break (or hard to rub), and has few branches and leaves, such as corn, the cut grain culm is the
[倒伏部材の固定構造]
つぎに、本発明の要部である倒伏部材43の固定構造について、図6及び図7を参照して説明する。
[Fixed structure of lodging member]
Next, the fixed structure of the
倒伏部材43は、取付孔43a、43b、43cが形成される固定部54を有し、該固定部54がガイド部材42に対してボルト固定される。このとき、倒伏部材43は、ガイド部材42の穀稈案内位置Gよりも内側でガイド部材42に固定される。例えば、図7の(a)に示す第1実施形態では、外側面部がガイド部材42の穀稈案内位置Gとなる前側固定部51及び後側固定部52の内側面部に倒伏部材43の固定部54をボルト固定している。
The
このような倒伏部材43の固定構造によれば、倒伏部材43の固定部54(特に前端部)に穀稈の一部が引っ掛かって堆積することを防止できるので、該堆積による穀稈の詰まりや、倒伏ガイド21の破損を回避できる。具体的に説明すると、例えば、前側固定部51及び後側固定部52の外側面部に倒伏部材43の固定部54をボルト固定した場合、倒伏部材43の固定部54の前端部と前側固定部51との間の隙間に穀稈の一部(例えば、表皮の繊維など)が入り込み、それを起点として屑が堆積して穀稈の詰まりが発生したり、堆積した屑の押圧力によって倒伏部材43の固定部54と前側固定部51との間の隙間が押し広げられ、倒伏ガイド21が破損する虞があるが、本実施形態の倒伏ガイド21によれば、このような問題を解決することが可能になる。また、倒伏部材43の固定部54と穀稈との間には、ガイド部材42の左右側部から上方に立ち上がる前側固定部51及び後側固定部52が介在するので、倒伏部材43の固定部に対する穀稈の接触をより確実に防止できる。
According to such a fixing structure of the
[第1実施形態の効果]
叙述の如く構成された本実施形態によれば、走行機体2と、走行機体2の前部に昇降可能に連結され、穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取装置3と、走行機体2に設けられ、刈取部3が刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置4と、を備える汎用コンバインCであって、刈取部3は、穀稈を後方に掻き込むリール13と、穀稈を刈り取る刈刃16Aと、刈り取った穀稈を掻き込むオーガ14と、刈刃16Aの前側に配置され、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏ガイド21と、を備えるので、オーガ14による掻き込みを円滑にして穀稈の詰まりを抑制できる。
[Effect of the first embodiment]
According to the present embodiment configured as described, the traveling
また、倒伏ガイド21は、刈刃16Aから前方に延出し、かつ左右方向に並ぶ複数のガイド部材42と、隣接するガイド部材42間に導入される穀稈に干渉し、該穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏部材43と、を備え、倒伏部材43は、ガイド部材42の穀稈案内位置Gよりも内側でガイド部材42に固定されるので、倒伏部材43の固定部54に穀稈の一部が引っ掛かって堆積することを防止し、該堆積による穀稈の詰まりや、倒伏ガイド21の破損を回避できる。
Further, the
また、ガイド部材42は、左右側部から上方に立ち上がり、その外側面部が前記穀稈案内位置Gとなる前側固定部51及び後側固定部52を有し、倒伏部材43は、前側固定部51及び後側固定部52の内側面部に固定される固定部54を有するので、倒伏部材43の固定部54に対する穀稈の接触を確実に防止できる。
Further, the
[他の実施形態]
つぎに、本発明の第2〜第4実施形態に係る倒伏ガイド21B〜21Dについて、図7の(b)〜(d)を参照して説明する。
[Other Embodiments]
Next, the lodging guides 21B to 21D according to the second to fourth embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 7 (b) to 7 (d).
図7の(b)に示すように、第2実施形態に係る倒伏ガイド21Bのガイド部材42Bは、左右両端部から上方に立ち上がる立ち上がり部(第1実施形態の前側固定部51及び後側固定部52)を有しておらず、ガイド部材42Bの左右両端部が穀稈案内位置G2となっている。
As shown in FIG. 7B, the
第2実施形態に係る倒伏ガイド21Bの倒伏部材43Bは、左右方向に沿う固定部54Bと、固定部54Bの左右方向外端部から上方に立ち上がる立ち上がり部55Bと、立ち上がり部55Bの上端部から外側方に延出する屈曲部53Bと、を備える。
The
そして、倒伏部材43Bの固定部54Bは、穀稈案内位置G2より内側でガイド部材42Bの上面側にボルト固定される。このような第2実施形態の倒伏ガイド21Bによれば、倒伏部材43Bは、穀稈案内位置G2より内側でガイド部材42Bの上面側に固定される固定部54Bを有するので、簡易な構成で倒伏部材43Bの固定部54Bに対する穀稈の接触を防止できる。
Then, the fixing
図7の(c)に示すように、第3実施形態に係る倒伏ガイド21Cのガイド部材42Cは、第2実施形態のガイド部材42Bと同様に、左右両端部から上方に立ち上がる立ち上がり部(第1実施形態の前側固定部51及び後側固定部52)を有しておらず、ガイド部材42Cの左右両端部が穀稈案内位置G3となっている。
As shown in FIG. 7 (c), the
第3実施形態に係る倒伏ガイド21Cの倒伏部材43Cは、第2実施形態の倒伏部材43Bと同様に、左右方向に沿う固定部54Cと、固定部54Cの左右方向外端部から上方に立ち上がる立ち上がり部55Cと、立ち上がり部55Cの上端部から外側方に延出する屈曲部53Cと、を備える。
Similar to the
そして、倒伏部材43Cの固定部54Cは、穀稈案内位置G3より内側でガイド部材42Cの下面側にボルト固定される。このような第3実施形態の倒伏ガイド21Cによれば、倒伏部材43Cは、穀稈案内位置G3より内側でガイド部材42Cの下面側に固定される固定部54Cを有するので、簡易な構成で倒伏部材43Cの固定部54Cに対する穀稈の接触を防止できる。
Then, the fixing
図7の(d)に示すように、第4実施形態に係る倒伏ガイド21Dのガイド部材42Dは、第1実施形態のガイド部材42と同様に、左右両端部から上方に立ち上がる立ち上がり部51D(第1実施形態の前側固定部51及び後側固定部52)を有し、立ち上がり部51Dの外側面部が穀稈案内位置G4となっている。
As shown in FIG. 7D, the
第4実施形態に係る倒伏ガイド21Dの倒伏部材43Dは、左右方向に沿う固定部54Dと、固定部54Dの左右方向外端部から上方に立ち上がる立ち上がり部55Dと、立ち上がり部55Dの上端部から外側方に延出する屈曲部53Dと、を備える。
The
そして、倒伏部材43Dの固定部54Dは、穀稈案内位置G4より内側でガイド部材42Dの上面側にボルト固定される。このような第4実施形態の倒伏ガイド21Dであっても、倒伏部材43Dの固定部54Dに対する穀稈の接触を防止できる。
Then, the fixing
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、前記実施形態の各倒伏部材43は、刈取穀稈を中心ガイド21Cに向けて倒伏させるようにガイド部材42に取り付けられているが、各倒伏部材43による刈取穀稈の倒伏方向は左右いずれか一方向でもよいし、ランダムであってもよい。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and changes can be made within the scope of the gist of the present invention described in the claims. For example, each of the
C 汎用コンバイン
2 走行機体
3 刈取部
4 脱穀装置
13 リール
14 オーガ
16A 刈刃
21、21B、21C、21D 倒伏ガイド
42、42B、42C、42D ガイド部材
43、43B、43C、43D 倒伏部材
51 前側固定部(立ち上がり部)
52 後側固定部(立ち上がり部)
54、54B、54C、54D 固定部
G、G2〜G4 穀稈案内位置
C General-purpose combine 2 Traveling
52 Rear fixed part (rising part)
54, 54B, 54C, 54D Fixed part G, G2-G4 Gram culm guide position
Claims (4)
前記走行機体の前部に昇降可能に連結され、穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、
前記走行機体に設けられ、前記刈取部が刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、を備える汎用コンバインであって、
前記刈取部は、
穀稈を後方に掻き込むリールと、
穀稈を刈り取る刈刃と、
刈り取った穀稈を掻き込むオーガと、
前記刈刃の前側に配置され、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏手段と、を備え、
前記倒伏手段は、前記刈刃から前方に延出し、かつ左右方向に並ぶ複数のガイド部材と、
隣接する前記ガイド部材間に導入される穀稈に干渉し、該穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏部材と、を備え、
前記倒伏部材は、前記ガイド部材の穀稈案内位置よりも内側で前記ガイド部材に固定されることを特徴とする汎用コンバイン。 With the traveling aircraft
A cutting section that is connected to the front part of the traveling machine so as to be able to move up and down, and cuts the culm and conveys it to the rear.
A general-purpose combine that is provided on the traveling machine and includes a threshing device that threshes the culms cut by the cutting section.
The cutting part
A reel that scrapes the culm backwards,
A cutting blade that cuts the culm and
An auger that squeezes the cut culm and
It is provided on the front side of the cutting blade and has a lodging means for lodging the culm in the left-right direction.
The lodging means includes a plurality of guide members extending forward from the cutting blade and arranged in the left-right direction.
A lodging member that interferes with the grain culm introduced between the adjacent guide members and causes the grain culm to lie down in the left-right direction is provided.
The lodging member is a general-purpose combine that is fixed to the guide member inside the culm guide position of the guide member.
前記倒伏部材は、前記立ち上がり部の内側面部に固定される固定部を有することを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバイン。 The guide member has a rising portion that rises upward from the left and right side portions and the outer surface portion thereof serves as the grain culm guide position.
The general-purpose combine according to claim 1, wherein the lodging member has a fixing portion fixed to an inner side surface portion of the rising portion.
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