JP2020176758A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

貯湯式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020176758A
JP2020176758A JP2019078642A JP2019078642A JP2020176758A JP 2020176758 A JP2020176758 A JP 2020176758A JP 2019078642 A JP2019078642 A JP 2019078642A JP 2019078642 A JP2019078642 A JP 2019078642A JP 2020176758 A JP2020176758 A JP 2020176758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
hot water
tank
water storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019078642A
Other languages
English (en)
Inventor
正義 大河原
Masayoshi Ogawara
正義 大河原
恭平 飯田
Kyohei Iida
恭平 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2019078642A priority Critical patent/JP2020176758A/ja
Publication of JP2020176758A publication Critical patent/JP2020176758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

【課題】貯湯タンクの保温性能を向上する上で有利になる貯湯式給湯機を提供する。【解決手段】貯湯式給湯機は、タンク胴部10cを覆う真空断熱材23と、タンク胴部10cの表面に配置された温度センサ(残湯サーミスタ50)とを備える。タンク上部10aを覆う上部断熱材21は、貯湯タンク10の中心軸であるタンク中心軸からの距離が温度センサよりも遠い位置で真空断熱材23の内周面23aに接している。タンク下部10bを覆う下部断熱材22は、タンク中心軸からの距離が温度センサよりも遠い位置で真空断熱材23の内周面23aに接している。タンク中心軸と温度センサとを通る平面で切断した断面において、真空断熱材23は、タンク胴部10cの表面から離れた位置でタンク胴部10cを覆っている。真空断熱材23とタンク胴部10cの表面との間に温度センサが位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
貯湯タンクを覆う断熱材として、真空断熱材を用いた貯湯式給湯機が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−142476号公報
真空断熱材は、極めて低い熱伝導率を有し、優れた断熱性を有している。しかしながら、真空断熱材は、その外皮に孔が開き、内部の真空状態が失われると、断熱性が大きく低下してしまう。貯湯タンクの表面に取り付けられた残湯サーミスタに真空断熱材が接触すると、外皮が傷つき、外皮に孔が開く可能性がある。このため、残湯サーミスタの位置を避けて真空断熱材を配置する必要がある。そのようにすると、真空断熱材で覆われない領域が増加するので、貯湯タンクの保温性能を向上しにくい。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯タンクの保温性能を向上する上で有利になる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、タンク上部と、タンク下部と、タンク上部とタンク下部との間のタンク胴部とを有する貯湯タンクと、タンク上部を覆う上部断熱材と、タンク下部を覆う下部断熱材と、内周面及び外周面を有し、タンク胴部を覆う真空断熱材と、タンク胴部の表面に配置された温度センサと、を備え、上部断熱材は、貯湯タンクの中心軸であるタンク中心軸からの距離が温度センサよりも遠い位置で真空断熱材の内周面に接しており、下部断熱材は、タンク中心軸からの距離が温度センサよりも遠い位置で真空断熱材の内周面に接しており、タンク中心軸と温度センサとを通る平面で切断した断面において、真空断熱材は、タンク胴部の表面から離れた位置でタンク胴部を覆っており、真空断熱材とタンク胴部の表面との間に温度センサが位置するものである。
本発明によれば、貯湯タンクの保温性能を向上する上で有利になる貯湯式給湯機を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯機が備える貯湯ユニットを示す断面図である。 実施の形態1による貯湯ユニットを示す断面図である。 上部断熱材の断面図である。 実施の形態2による貯湯ユニットを示す断面図である。 実施の形態3による貯湯ユニットを示す断面図である。 実施の形態4による貯湯ユニットを示す断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯機が備える貯湯ユニット100を示す断面図である。図1に示すように、貯湯ユニット100は、湯を貯留するための貯湯タンク10を備えている。貯湯タンク10は、例えば、ステンレス鋼などの金属で作られている。貯湯タンク10の中心軸を以下「タンク中心軸」と称する。貯湯ユニット100は、タンク中心軸が鉛直線に平行となる姿勢で設置される。図1は、タンク中心軸を含む平面で切断した断面図に相当する。
貯湯タンク10は、タンク上部10aと、タンク下部10bと、タンク上部10aとタンク下部10bとの間の位置にあるタンク胴部10cとを有している。タンク胴部10cの形状は、円筒状を呈する。タンク上部10aは、タンク胴部10cの上端を塞ぐ。タンク上部10aの形状は、半球状、または逆さまにした椀状を呈する。タンク上部10aとタンク胴部10cとの間は、例えば溶接により接合されている。タンク下部10bは、タンク胴部10cの下端を塞ぐ。タンク下部10bの形状は、半球状または椀状を呈する。タンク下部10bとタンク胴部10cとの間は、例えば溶接により接合されている。
貯湯式給湯機の使用時には、貯湯タンク10内は満水状態に維持される。貯湯タンク10内は、上側が高温の湯になり、下側が低温の水になる。上層の湯と、下層の水とは、比重差により、混じり合うことなく維持される。
貯湯ユニット100は、タンク胴部10cの表面に取り付けられた残湯サーミスタ50を備えている。残湯サーミスタ50は、貯湯タンク10内の湯水の温度を検出するための温度センサに相当する。図示の例では、複数の残湯サーミスタ50がタンク中心軸に平行な方向に沿って間隔をあけて一列に並ぶように配置されている。貯湯式給湯機が備える制御部(図示省略)は、複数の残湯サーミスタ50を用いて貯湯タンク10内の鉛直方向の温度分布を検出することにより、貯湯タンク10内の残湯量及び蓄熱量を計算することができる。
貯湯ユニット100は、貯湯タンク10を覆う断熱材と、貯湯タンク10及び断熱材を収納する外郭ケース30とを備えている。本実施の形態では、断熱材として、上部断熱材21、下部断熱材22、真空断熱材23、及び胴部断熱材24が設けられている。上部断熱材21は、タンク上部10aの少なくとも一部を覆っている。下部断熱材22は、タンク下部10bの少なくとも一部を覆っている。真空断熱材23は、タンク胴部10cの少なくとも一部を覆っている。胴部断熱材24は、真空断熱材23の外側から真空断熱材23の少なくとも一部を覆っている。
貯湯ユニット100は、外郭ケース30の下部に位置する底面板31と、貯湯タンク10に締結された複数の内部脚40と、貯湯ユニット100を設置面60に固定する複数の据付脚41とを備えている。設置面60は、例えば床面あるいは土台などである。内部脚40は、外郭ケース30の内部に位置する。据付脚41は、外郭ケース30の外部に位置する。据付脚41の上端は、底面板31を介して内部脚40の下端に連結されている。据付脚41の下端は、例えばアンカーボルトにより設置面60に固定される。
本実施の形態の貯湯式給湯機は、貯湯タンク10に貯留された水を加熱して湯にする加熱装置を備える。この加熱装置は、貯湯ユニット100とは別体となったものでもよいし、貯湯ユニット100内に設けられるものでもよい。加熱装置は、例えば、ヒートポンプ式の装置でもよいし、貯湯タンク10内に設置される電気ヒータでもよい。加熱装置は、本開示の特徴部分ではないため、図示及び詳細な説明を省略する。また、外郭ケース30内には、例えば、配管、バルブ、ポンプ、熱交換器、制御基板などの機器がさらに収納されていてもよいが、本開示では、これらの機器についても図示及び詳細な説明を省略する。
図2は、実施の形態1による貯湯ユニット100を示す断面図である。図2は、図1から、貯湯タンク10、上部断熱材21、下部断熱材22、真空断熱材23、胴部断熱材24、及び残湯サーミスタ50だけを抜粋した図に相当する。図2は、タンク中心軸と残湯サーミスタ50とを通る平面で切断した断面図に相当する。
図2に示すように、上部断熱材21及び下部断熱材22のそれぞれは、所定形状に成形された成形断熱材である。上部断熱材21及び下部断熱材22のそれぞれは、例えば発泡ポリスチレンあるいは発泡ポリウレタンのような発泡プラスチックで成形されたものでもよい。
図示の例において、上部断熱材21は、タンク上部10aの外面の凸面に対応した形状の凹面を有しており、当該凹面がタンク上部10aの外面に接している。また、下部断熱材22は、タンク下部10bの外面の凸面に対応した形状の凹面を有しており、当該凹面がタンク下部10bの外面に接している。
真空断熱材23は、シート状または薄板状の形状を有している。真空断熱材23は、例えば発泡体、粉体、繊維体等をシート状に加工した芯材またはコア材を、ガスバリア性フィルムからなる外皮で袋状に包み、内部を真空に近い減圧状態とし、ガスバリア性フィルムの外周部を熱溶着して密封した構成を有する。外皮となるガスバリア性フィルムとしては、例えば、プラスチックフィルム、プラスチック金属ラミネートフィルム等が用いられる。真空断熱材23は、極めて低い熱伝導率を有する。このため、真空断熱材23は、他の断熱材に比べて厚さが薄くても、優れた断熱性を有する。
真空断熱材23は、内周面23a及び外周面23bを有している。内周面23aは、真空断熱材23の両面のうちで貯湯タンク10に向かい合う方の面である。外周面23bは、真空断熱材23の両面のうちで内周面23aとは反対側の面である。
真空断熱材23は、タンク胴部10cの外周面に並行して、円筒面状に湾曲していてもよい。1枚の真空断熱材23がタンク胴部10cの全周を覆ってもよい。または、2枚の真空断熱材23がタンク胴部10cを半周ずつ覆ってもよい。あるいは、3枚以上の真空断熱材23を組み合わせてタンク胴部10cを覆ってもよい。
上部断熱材21は、貯湯タンク10の表面と真空断熱材23との間に位置する介在部21aを有している。介在部21aは、内面21b及び外面21cを有している。内面21bは、貯湯タンク10の表面に接する。内面21bは、タンク上部10aとタンク胴部10cとのうちの少なくとも一方の表面に接している。外面21cは、真空断熱材23の内周面23aのうち、真空断熱材23の上端に近い部分に接している。外面21cは、タンク中心軸からの距離が残湯サーミスタ50よりも遠い位置で真空断熱材23の内周面23aに接している。すなわち、外面21cとタンク中心軸との距離は、残湯サーミスタ50とタンク中心軸との距離よりも大きい。
下部断熱材22は、貯湯タンク10の表面と真空断熱材23との間に位置する介在部22aを有している。介在部22aは、内面22b及び外面22cを有している。内面22bは、貯湯タンク10の表面に接する。内面22bは、タンク下部10bとタンク胴部10cとのうちの少なくとも一方の表面に接している。外面22cは、真空断熱材23の内周面23aのうち、真空断熱材23の下端に近い部分に接している。外面22cは、タンク中心軸からの距離が残湯サーミスタ50よりも遠い位置で真空断熱材23の内周面23aに接している。すなわち、外面22cとタンク中心軸との距離は、残湯サーミスタ50とタンク中心軸との距離よりも大きい。
介在部21aと介在部22aとは、タンク中心軸に垂直な平面を介して、面対称な形状、あるいは面対称に近い形状を有している。
図2の断面において、真空断熱材23は、タンク胴部10cの表面から離れた位置でタンク胴部10cを覆っている。真空断熱材23の内周面23aとタンク胴部10cの表面との間には、隙間70が形成されている。残湯サーミスタ50は、隙間70に位置している。すなわち、残湯サーミスタ50は、真空断熱材23とタンク胴部10cの表面との間に位置する。真空断熱材23は、残湯サーミスタ50に接触していない。
本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。残湯サーミスタ50の設置箇所を避けて真空断熱材23を配置する必要がなく、残湯サーミスタ50の設置箇所を含めて真空断熱材23で覆うことができる。それゆえ、真空断熱材23で覆われる領域の面積を大きくすることができるので、貯湯タンク10の保温性能を向上する上で有利になる。真空断熱材23が残湯サーミスタ50に接触していないので、真空断熱材23の外皮が残湯サーミスタ50との接触によって傷つくことを確実に防止できる。それゆえ、真空断熱材23の外皮に孔が開くことを確実に防止することができる。真空断熱材23の内周面23aが上部断熱材21の外面21cと下部断熱材22の外面22cとに接しているので、真空断熱材23の位置が、その厚さ方向にずれることを確実に防止できる。それゆえ、真空断熱材23が残湯サーミスタ50に接触することを確実に防止できる。
介在部21aの厚さ及び介在部22aの厚さが薄すぎると、真空断熱材23の内周面23aと残湯サーミスタ50との間の距離が近くなり、真空断熱材23が残湯サーミスタ50に接触することを確実に防止できない可能性がある。本実施の形態であれば、介在部21a及び介在部22aは成形断熱材の一部であるので、介在部21aの厚さ及び介在部22aの厚さは、十分な厚さを容易に確保できる。このため、真空断熱材23の内周面23aと残湯サーミスタ50との間の距離を適正な距離に確実に維持することができる。それゆえ、真空断熱材23が残湯サーミスタ50に接触することを確実に防止できる。
上部断熱材21及び下部断熱材22に対して真空断熱材23を固定する方法は、特に限定されないが、例えば粘着テープを使用してもよい。また、真空断熱材23の周方向及び軸方向に隙間が生じないように、上部断熱材21及び下部断熱材22に真空断熱材23が密着するように固定することが望ましい。
上部断熱材21に対して真空断熱材23を固定する粘着テープ(図示省略)を設ける場合には、当該粘着テープにより、上部断熱材21と真空断熱材23との隙間を空気が通過することを防止するように構成してもよい。例えば、外面22cと真空断熱材23の内周面23aとの間に配置した両面粘着テープによって隙間を封止してもよい。上記のようにすることで、真空断熱材23の内側と外側での空気の対流が発生することを抑制できるので、貯湯タンク10の保温性能を向上する上でより有利になる。
複数枚の真空断熱材23を組み合わせてタンク胴部10cを覆う場合には、真空断熱材23同士の間に隙間が生じないように、例えば粘着テープを使用して真空断熱材23同士を固定してもよい。
下部断熱材22と真空断熱材23との間の粘着テープ等による固定は、省略されていてもよい。貯湯タンク10の下部は、貯湯温度が低いので、それほど高い保温性能が要求されることはないからである。
残湯サーミスタ50を貯湯タンク10に取り付ける際には、例えば、残湯サーミスタ50の先端を丸端子とし、貯湯タンク10にスタッドピンを溶接し、スタッドピンにナットを取り付けて残湯サーミスタ50の丸端子を挟み込むようにして取り付けてもよい。あるいは、残湯サーミスタ50の先端を樹脂等で固め、アルミテープ等を用いて貯湯タンク10に直接取り付けてもよい。
本実施の形態であれば、真空断熱材23の外周側にさらに胴部断熱材24を設けたことで、以下の効果が得られる。貯湯タンク10の保温性能を向上する上でより有利になる。真空断熱材23の外周面23bが、外郭ケース30の内壁あるいはその他の構成部品と直接接触することがなくなるので、それらとの接触によって真空断熱材23の外皮に孔が開くことをより確実に防止できる。胴部断熱材24は、例えば発泡プラスチック、グラスウール、ロックウールなどで作られていてもよい。
配管を接続するための接続口(図示省略)がタンク胴部10cに設けられる場合がある。その場合、接続口の位置には真空断熱材23を配置することが困難である。本実施の形態であれば、接続口の位置を避けて真空断熱材23を配置した場合でも、残湯サーミスタ50の位置を含む領域が真空断熱材23で覆われることで、放熱による保温性能の低下を確実に抑えることができる。
図3は、上部断熱材21の断面図である。以下では図3を参照して上部断熱材21についてさらに説明する。なお、上部断熱材21が真空断熱材23に接する部分の形状と、下部断熱材22が真空断熱材23に接する部分の形状とは、タンク中心軸に垂直な平面を介して、面対称な形状、あるいは面対称に近い形状とすることができる。このため、下部断熱材22については図示を省略するが、上部断熱材21についての以下の説明は下部断熱材22にも同様に適用可能である。
図3中のTは、介在部21aの厚さを示す。介在部21aの厚さTは、内面21bと外面21cとの間の、タンク中心軸に垂直な方向についての距離に相当する。介在部21aの厚さTは、貯湯タンク10の周方向に沿って一定であることが望ましい。そのようにすることで、例えば真空断熱材23を粘着テープ等で貼り付けて固定する場合に、粘着テープ等を均一に隙間なく貼り付ける作業をより容易に行うことができる。
介在部21aの厚さは、タンク中心軸に垂直な方向についての残湯サーミスタ50の寸法よりも大きい。これにより、真空断熱材23の内周面23aと残湯サーミスタ50との間の距離をより確実に維持することができ、真空断熱材23が残湯サーミスタ50に接触することをより確実に防止できる。
図3に示す上部断熱材21には溝21dが形成されている。溝21dに真空断熱材23の上端部を挿入することにより、真空断熱材23を上部断熱材21に固定することができる。このようにした場合には、粘着テープ等による固定は、しなくてもよい。
溝21dの幅Dを真空断熱材23の厚さよりもやや小さくすることで、溝21dに対して真空断熱材23が圧入した状態となるので、真空断熱材23をより強固に固定することができる。これとは逆に、溝21dの幅Dを真空断熱材23の厚さよりもやや大きくすることで、溝21dに対して真空断熱材23を容易に挿入できるので、組み立て作業が容易になる。
溝21dを設けた場合には、真空断熱材23を適正な位置に容易に位置決めすることができる。また、溝21dに対して真空断熱材23を差し込むだけで真空断熱材23を固定することができる。また、真空断熱材23と貯湯タンク10との間の隙間70をより確実に保持することができる。
実施の形態2.
次に、図4を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図4は、実施の形態2による貯湯ユニット100Aを示す断面図である。図4では、図2と同様にして、特徴部分とは関係のない構成要素の図示を省略する。
図4に示すように、実施の形態2による貯湯ユニット100Aは、隙間70に配置されたスペーサ26をさらに備えている。スペーサ26は、タンク中心軸に平行な方向の位置に関して、上部断熱材21と下部断熱材22との間に配置されている。スペーサ26は、タンク胴部10cの表面と、真空断熱材23の内周面23aとの双方に接している。
本実施の形態であれば、スペーサ26を設けたことで、隙間70における真空断熱材23の内周面23aとタンク胴部10cの表面との間の距離をより確実に保持することができる。このため、残湯サーミスタ50が真空断熱材23に接触することをより確実に防止することができる。
スペーサ26は、残湯サーミスタ50に隣り合うように配置されている。このように、残湯サーミスタ50の近傍にスペーサ26を配置することで、残湯サーミスタ50が真空断熱材23に接触することをより確実に防止することができる。なお、図示の例では、スペーサ26は、残湯サーミスタ50に接触していない。
本実施の形態では、二つの残湯サーミスタ50の間にスペーサ26が配置されている。これにより、当該二つの残湯サーミスタ50が真空断熱材23に接触することをより確実に防止することができる。
図示の例では、スペーサ26が1個だけ設けられているが、複数個のスペーサ26を設けてもよいことは言うまでもない。
タンク胴部10cの周方向の一部にのみスペーサ26を設けてもよいし、スペーサ26がタンク胴部10cを円周方向に一周するように配置してもよい。スペーサ26がタンク胴部10cを一周している場合には、隙間70の内部の自然対流をスペーサ26により分断することができるので、貯湯タンク10の保温性能を向上する上でより有利になる。
スペーサ26を貯湯タンク10に固定する方法は、特に限定されないが、例えば粘着テープ等を用いて貼り付けてもよい。
スペーサ26の厚さは、タンク中心軸に垂直な方向についての残湯サーミスタ50の寸法よりも大きく、かつ、介在部21aの厚さTと同等以下であることが望ましい。そのようにすることで、真空断熱材23への負荷をより確実に低減できる。
スペーサ26の材質は、特に限定されないが、例えば発泡プラスチック製でもよい。
実施の形態3.
次に、図5を参照して、実施の形態3について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図5は、実施の形態3による貯湯ユニット100Bを示す断面図である。図5では、図2と同様にして、特徴部分とは関係のない構成要素の図示を省略する。
図5に示すように、実施の形態3による貯湯ユニット100Bは、実施の形態2におけるスペーサ26に代えてスペーサ27を備えている。スペーサ27は、残湯サーミスタ50を覆っている。本実施の形態であれば、残湯サーミスタ50を覆うようにスペーサ27を配置することで、残湯サーミスタ50が真空断熱材23に接触することをより確実に防止することができる。
スペーサ27は、残湯サーミスタ50の全体を覆う必要はなく、真空断熱材23に接触することが回避できれば、スペーサ27一部に穴等が開いていてもよい。
図示の例のように、複数の残湯サーミスタ50のすべてに対してスペーサ27を配置してもよい。
実施の形態4.
次に、図6を参照して、実施の形態4について説明するが、前述した実施の形態2及び実施の形態3との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図6は、実施の形態4による貯湯ユニット100Cを示す断面図である。図6では、図2と同様にして、特徴部分とは関係のない構成要素の図示を省略する。
図6に示すように、実施の形態4による貯湯ユニット100Cは、実施の形態2におけるスペーサ26あるいは実施の形態3におけるスペーサ27に代えて、スペーサ28を備えている。スペーサ28は、タンク中心軸に平行な方向に延びる、縦長の形状を有している。
図示の例では、スペーサ28は、残湯サーミスタ50を覆うように配置されている。図示の例に代えて、タンク胴部10cの表面に垂直な方向から見たときにスペーサ28が残湯サーミスタ50の横に隣り合うように配置し、スペーサ28が残湯サーミスタ50を覆わないようにしてもよい。
残湯サーミスタ50を覆うようにスペーサ28を配置する場合には、タンク胴部10cの表面に接するスペーサ28の内面に、残湯サーミスタ50を入れるための溝または凹部を設ける。
図6中の右側は、タンク胴部10cの表面に接する面とは反対側のスペーサ28の表面を示す図である。この図に示すように、残湯サーミスタ50の横にスペーサ28を配置する場合には、残湯サーミスタ50の取付位置を示す矢印28aがスペーサ28の表面に設けられていてもよい。矢印28aは、複数の残湯サーミスタ50に対応した複数の位置に設けられている。矢印28aは、残湯サーミスタ50の取付位置を示す図形に相当する。矢印28aに代えて、あるいは矢印28aに加えて、残湯サーミスタ50の取付位置を示す文字または記号を設けてもよい。残湯サーミスタ50の取付位置を示す、文字、記号、及び図形のうちの少なくとも1つをスペーサ28の表面に設けることで、残湯サーミスタ50を貯湯タンク10に取り付ける際の位置決めとしてそれらを使用することができるので、組み立て時に残湯サーミスタ50の取り付け位置のばらつきが発生することをより確実に防止することができる。
10 貯湯タンク、 10a タンク上部、 10b タンク下部、 10c タンク胴部、 21 上部断熱材、 21a 介在部、 21b 内面、 21c 外面、 21d 溝、 22 下部断熱材、 22a 介在部、 22b 内面、 22c 外面、 23 真空断熱材、 23a 内周面、 23b 外周面、 24 胴部断熱材、 26 スペーサ、 27 スペーサ、 28 スペーサ、 28a 矢印、 30 外郭ケース、 31 底面板、 40 内部脚、 41 据付脚、 50 残湯サーミスタ、 60 設置面、 70 隙間、 100 貯湯ユニット、 100A 貯湯ユニット、 100B 貯湯ユニット、 100C 貯湯ユニット

Claims (10)

  1. タンク上部と、タンク下部と、前記タンク上部と前記タンク下部との間のタンク胴部とを有する貯湯タンクと、
    前記タンク上部を覆う上部断熱材と、
    前記タンク下部を覆う下部断熱材と、
    内周面及び外周面を有し、前記タンク胴部を覆う真空断熱材と、
    前記タンク胴部の表面に配置された温度センサと、
    を備え、
    前記上部断熱材は、前記貯湯タンクの中心軸であるタンク中心軸からの距離が前記温度センサよりも遠い位置で前記真空断熱材の前記内周面に接しており、
    前記下部断熱材は、前記タンク中心軸からの距離が前記温度センサよりも遠い位置で前記真空断熱材の前記内周面に接しており、
    前記タンク中心軸と前記温度センサとを通る平面で切断した断面において、前記真空断熱材は、前記タンク胴部の表面から離れた位置で前記タンク胴部を覆っており、前記真空断熱材と前記タンク胴部の表面との間に前記温度センサが位置する貯湯式給湯機。
  2. 前記真空断熱材を外側から覆う胴部断熱材を備える請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記上部断熱材及び前記下部断熱材の少なくとも一方に形成された溝に前記真空断熱材の端部が挿入されている請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記上部断熱材及び前記下部断熱材の少なくとも一方は、前記貯湯タンクの表面と前記真空断熱材との間に位置する介在部を有し、
    前記介在部は、前記貯湯タンクの表面に接する内面と、前記真空断熱材の前記内周面に接する外面とを有し、
    前記内面と前記外面との間の、前記タンク中心軸に垂直な方向についての距離は、前記タンク中心軸に垂直な方向についての前記温度センサの寸法よりも大きい請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記上部断熱材に対して前記真空断熱材を固定するテープを備え、
    前記テープは、前記上部断熱材と前記真空断熱材との隙間を空気が通過することを防止する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記タンク中心軸に平行な方向の位置に関して前記上部断熱材と前記下部断熱材との間に配置され、前記タンク胴部の表面と前記真空断熱材の前記内周面とに接するスペーサを備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記スペーサは、前記タンク胴部を周方向に一周する請求項6に記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記スペーサは、前記温度センサに隣り合う請求項6または請求項7に記載の貯湯式給湯機。
  9. 前記スペーサは、前記温度センサを覆っている請求項6または請求項7に記載の貯湯式給湯機。
  10. 前記スペーサは、前記タンク中心軸に平行な方向に延びており、
    前記温度センサの取付位置を示す、文字、記号、及び図形のうちの少なくとも1つが前記スペーサの表面に設けられている請求項6に記載の貯湯式給湯機。
JP2019078642A 2019-04-17 2019-04-17 貯湯式給湯機 Pending JP2020176758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078642A JP2020176758A (ja) 2019-04-17 2019-04-17 貯湯式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078642A JP2020176758A (ja) 2019-04-17 2019-04-17 貯湯式給湯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020176758A true JP2020176758A (ja) 2020-10-29

Family

ID=72936313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019078642A Pending JP2020176758A (ja) 2019-04-17 2019-04-17 貯湯式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020176758A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022190292A1 (ja) * 2021-03-10 2022-09-15 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機及びその生産方法
WO2022230076A1 (ja) * 2021-04-28 2022-11-03 三菱電機株式会社 貯湯タンク
WO2023195156A1 (ja) * 2022-04-08 2023-10-12 三菱電機株式会社 貯湯タンク

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257134A (ja) * 2011-08-26 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯器
JP2012013296A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Mitsubishi Electric Corp 貯湯タンク
JP2014029223A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Hitachi Appliances Inc 給湯機
JP2015175530A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
WO2016001956A1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-07 日立アプライアンス株式会社 貯湯タンクユニット、貯湯式給湯機、および、貯湯ユニットへの代替温度センサの設置方法
JP2016142478A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 株式会社コロナ 貯湯式給湯機及び貯湯式給湯機の組み立て方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013296A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Mitsubishi Electric Corp 貯湯タンク
JP2011257134A (ja) * 2011-08-26 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯器
JP2014029223A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Hitachi Appliances Inc 給湯機
JP2015175530A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
WO2016001956A1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-07 日立アプライアンス株式会社 貯湯タンクユニット、貯湯式給湯機、および、貯湯ユニットへの代替温度センサの設置方法
JP2016142478A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 株式会社コロナ 貯湯式給湯機及び貯湯式給湯機の組み立て方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022190292A1 (ja) * 2021-03-10 2022-09-15 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機及びその生産方法
JP7485198B2 (ja) 2021-03-10 2024-05-16 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機及びその生産方法
WO2022230076A1 (ja) * 2021-04-28 2022-11-03 三菱電機株式会社 貯湯タンク
WO2023195156A1 (ja) * 2022-04-08 2023-10-12 三菱電機株式会社 貯湯タンク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020176758A (ja) 貯湯式給湯機
CN107228599B (zh) 一种加热保温贮运发射箱
JP2009047375A (ja) 貯湯タンク
JP2011237072A (ja) 貯湯タンクユニット
JP2007139072A (ja) 収容タンクの断熱材
JP2007131329A (ja) 収容タンクの断熱材
JP2014029223A (ja) 給湯機
JP2013221643A (ja) 貯液ユニットおよび給湯装置
JP2018006117A (ja) 電池パック
JP5195773B2 (ja) 貯湯タンク
JP5363779B2 (ja) 給湯機
WO2015019632A1 (ja) タンクユニット、その製造方法及び給湯システム
JP5887828B2 (ja) 貯湯式給湯機および成形断熱材の製造方法
JP4254902B1 (ja) 貯湯タンクユニット及びそれを用いたヒートポンプ給湯機
EP2733429B1 (en) Hot water storage tank unit
JP2012202660A (ja) 貯湯式給湯機
JP6332123B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5835042B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5555611B2 (ja) 断熱式貯湯装置
JP2017096539A (ja) 貯湯式給湯機
JP6844387B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6500803B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2009133586A (ja) 給湯機
JP6492846B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP6958364B2 (ja) 貯湯式給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230322