JP2020172319A - 注出口栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に開栓可能な注出口栓を提供する。【解決手段】注出口栓は、円筒形の筒部および筒部の一端から少なくとも外方に向かって延出するように設けられたフランジを有する口栓本体と、円筒状の側壁と、側壁の一端を覆う天面部と、天面部から側壁の内部に延出する柱状部とを有し、口栓本体の筒部の他端に被せて取り付け可能なキャップと、フランジの筒部とは反対側の面において、少なくともフランジを一周する領域と、柱状部の天面部とは反対側の端部において、少なくとも一部の領域とに接着されたフィルムとを含み、フィルムによって筒部の一端が閉塞されている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器の注出位置に設けられる注出口栓に関する。
液体、粉体あるいは粒体等の流動性のある内容物の包装容器として、樹脂製の注出口栓を設けたものが広く使用されている。注出口栓は、円筒形の筒部およびその内部を閉塞する隔壁を含む口栓本体と、口栓本体に被せるキャップとを備える。隔壁には円状の薄肉部とプルリングとが設けられている。キャップを外して、プルリングを引っ張ることにより、隔壁が薄肉部に沿って破断するため、開栓することができる。また、キャップを被せることにより、再封することができる(特許文献1参照)。
特開2000−296865号公報
しかしながら、このような注出口栓は、開栓後にプルリングを取り外し、これを廃棄する手間が必要であるため、利便性には改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、容易に開栓可能な注出口栓を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、円筒形の筒部および筒部の一端から少なくとも外方に向かって延出するように設けられたフランジを有する口栓本体と、円筒状の側壁と、側壁の一端を覆う天面部と、天面部から側壁の内部に延出する柱状部とを有し、口栓本体の筒部の他端に被せて取り付け可能なキャップと、フランジの筒部とは反対側の面において、少なくともフランジを一周する領域と、柱状部の天面部とは反対側の端部において、少なくとも一部の領域とに接着されたフィルムとを含み、フィルムによって筒部の一端が閉塞されている、注出口栓。
本発明によれば、容易に開栓可能な注出口栓を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る注出口栓の断面図 本発明の第2の実施形態に係る注出口栓の断面図 本発明の第3の実施形態に係る注出口栓の断面図 本発明の第3の実施形態に係る再栓時における注出口栓の断面図 変形例に係る注出口栓の断面図 変形例に係る注出口栓のフィルムの平面図
本発明の実施形態に係る注出口栓を、図を参照して説明する。なお、各実施形態において対応する構成については、同一の参照符号を付して適宜説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1に第1の実施形態に係る注出口栓100の断面図を示す。注出口栓100は、口栓本体10と、キャップ20と、フィルム30とを含む。注出口栓100は、口栓本体10にキャップ20を被せて取り付けることにより閉栓され、口栓本体10からキャップ20を取り外すことにより開栓される。図1の(a)は、閉栓された状態にある注出口栓100の断面図であり、図1の(b)は、口栓本体10からキャップ20を取り外す途中であって、開栓直前の状態にある注出口栓100の断面図である。注出口栓100は、典型的には、開口を有する包装容器(不図示)に取り付けて用いられる。
口栓本体10は、包装容器の開口に取り付けられる部材である。口栓本体10は、円筒形の筒部11および筒部11の一端から少なくとも外方に向かって延出するフランジ13を有する。筒部11は、一例として外周面にキャップ20を螺着して取り付けるための外ネジ14を備える。口栓本体10は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等を用いて成形することができる。
キャップ20は、口栓本体10の筒部11の他端(フランジ13とは反対側の端部)に被せて取り付けることにより筒部11を閉塞して、注出口栓100を閉栓するための部材である。キャップ20は、円筒状の側壁21と、側壁21の一端を覆う天面部22と、天面部22から側壁21の内側において内部に延出する柱状部23とを有する。側壁21は、一例として内周面に口栓本体10の外ネジ14に螺着可能な内ネジ24を備える。キャップ20は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等を用いて成形することができる。柱状部23は、図1に示すように、内部に空間が有ってもよいし無くてもよい。なお、図1において柱状部23は、先端がフランジ13の筒部11とは反対側の面を含む平面上に位置する長さに形成されているが、柱状部23の天面部22からの長さはフィルム30を接着することができれば、限定されない。キャップ20は、側壁21と柱状部23と間において一端が天面部22に覆われ、口栓本体10に取り付けられた際に筒部11の他端側の内周面と接するように形成されたインナーリング25をさらに備えてもよい。インナーリング25を設けることにより、キャップ20が筒部11を閉塞した際の密封性を高めることが可能である。
フィルム30は、閉栓状態にある注出口栓100の筒部11の一端を閉塞するための部材である。フィルム30は、フランジ13の筒部11とは反対側の面において、フランジ13を一周する領域Aと、柱状部23の天面部22とは反対側の端部において、少なくとも一部の領域Bとの両方で接着されている。注出口栓100では、フィルム30を、領域AとBにおいて接着することで、筒部11の一端を密封して閉塞することができる。
フィルム30は、平面視において柱状部23とフランジ13との間の環状の領域において、柱状部23のまわりを一周する弱化部31を備える。弱化部31は、開栓の際にフィルム30の一部を破断させるために周状に薄くするなどして強度を低下させた部分である。弱化部31は、周状に強度を低下させることができ、内容物の漏れ出しやガスバリア性の大きな低下が発生しなければその形態は限定されない。弱化部31は、例えば周状にフィルム30の肉厚を減らして形成したハーフカットや貫通孔を周状に並べて形成したミシン目等により実現することができる。弱化部31を設けることで、後述する開栓時にキャップ20に加える力により、ハーフカットやミシン目の隣接する貫通孔間において応力集中を発生させ、破断することができるため比較的小さな力での開栓が可能になる。フィルム30へのハーフカットやミシン目の形成方法には、例えばレーザー加工、刃物による加工等を用いることができる。
フィルム30と口栓本体10およびキャップ20との接着方法は限定されず、例えばフィルム30にシーラント層やヒートシールニス層等を設けてヒートシール(熱溶着)をしてもよいし、接着剤を用いて接着をしてもよいし、これらを組み合せてもよい。
フィルム30の材質は、口栓本体10およびキャップ20に接着して筒部11の一端を密封して閉塞することができれば特に限定されない。一例として、口栓本体10およびキャップ20に溶着可能なポリエチレン、ポリプロピレン等を材質とするシーラントや接着剤からなる接着層を含む単層フィルムや積層フィルムを用いることができる。また、ポリエチレン、ポリプロピレン等と比較して伸び率が低いポリエチレンテレフタレート等の材質を含む層を積層して弱化部31を形成してもよい。伸び率が低い材質を含む層に弱化部31を形成することで、内容物の漏れ出しやガスバリア性の大きな低下を他の層で防ぐことができるとともに、開栓時に、伸び率が低い材質を含む層に上述した応力集中を発生させてフィルム30を伸ばすことなく速やかに破断することができるため、容易な開栓が可能になる。さらに、高いガスバリア性を付与するためバリア層を積層してもよい。バリア層としては、アルミニウム箔、EVOH樹脂等を含んだ樹脂フィルム、基材フィルムにアルミニウム、シリカ、アルミナ等を蒸着したフィルム、ガスバリア性を付与したポリエチレンテレフタレートフィルム等を用いることができる。
(開栓について)
開栓をする際には、図1の(b)に矢印で示すように、キャップ20をフィルム30から離れる方向へ移動させることで、キャップ20を口栓本体10から取り外すことができる。キャップ20の移動にともなってフィルム30の領域Bに接着された部分が、キャップ20の移動方向へ引っ張られる。キャップ20の移動距離が所定の距離を超えると弱化部31に沿ってフィルム30が破断し、図1の(b)に示すように、フィルム30の領域Aに接着された部分と領域Bに接着された部分とが分離する。この結果、フィルム30に開口が形成されて筒部11の一端が開放される。この後、キャップ20を筒部11から完全に取り外して、口栓本体10の筒部11を介して包装容器の内容物を取り出すことができる。
このように、注出口栓100によれば、キャップ20を取り外した時点で筒部11の開放が完了し、分離したフィルム30の一部は柱状部23に残留するため、プルリングで開栓する方式のように別途隔壁を除去して廃棄する必要がなく、容易な開栓が可能である。
また、一端開栓したキャップ20を再び口栓本体10に取り付けて再栓した場合に、領域Bに接着されたフィルム30の一部の外縁が、領域Aに接着されたフィルム30の開口内に位置する。これによりフィルム30に形成された開口が閉塞されるため、再栓後の密閉性を高めることができる。
また、口栓本体10にプルリングを設ける必要がないため構造がシンプルになった結果、金型の設計が容易になり、射出成形を用いる場合に使用できる材料の選択肢が増えた。
また、口栓本体10とフィルム30とを別部材としたため、プルリングで開栓する方式と比べて口栓本体10を閉塞する部材(フィルム30)に用いることができる材料の選択肢が増えた。また、これにより、口栓本体10を用いる包装容器の内容物に合わせてフィルム30の材料を選択できるため、口栓本体10の適用の幅を拡げることが可能となった。
また、キャップ20はつまみやすくトルクを与えやすいので、キャップ20と口栓本体10とを螺着により取り付けることで低い負荷で開栓をすることができ、プルリングを引っ張って隔壁を破断するのに比べてユーザーの負担を小さく抑えることができる。
[第2の実施形態]
図2に第2の実施形態に係る注出口栓110の断面図を示す。注出口栓110は、口栓本体10と、キャップ20と、フィルム40とを含む。図2の(a)は、閉栓された状態の注出口栓110の断面図であり、図2の(b)は、口栓本体10からキャップ20を取り外す途中であって、開栓直前の状態にある注出口栓110の断面図である。注出口栓100と注出口栓110との相違は、注出口栓110がフィルム30に代えてフィルム40を備える点である。以下、注出口栓100との相違を中心に説明する。
フィルム40は、閉栓された状態にある注出口栓110の筒部11の一端を閉塞するための部材である。フィルム40は、図2の(a)に示すように、開口41を備える環状(ドーナツ形状)に形成されている。また、開口41は、図2の(a)の紙面上方から注出口栓110を見た平面視において柱状部23の内方に位置する大きさに形成されている。フィルム40は、フランジ13の筒部11とは反対側の面において、フランジ13を一周する領域Aと、柱状部23の平面視において、少なくとも開口41の回りを一周する領域B’との両方で接着されている。注出口栓110では、フィルム40を、領域Aと領域B’とにおいて接着することで、筒部11の一端を密封して閉塞することができる。
(開栓について)
開栓をする際には、キャップ20をフィルム40から離れる方向へ移動させることで、キャップ20を口栓本体10から取り外すことができる。キャップ20の移動にともなってフィルム40は柱状部23の領域B’から剥離するが、領域Aにおけるフランジ13との接着は維持される。この結果、筒部11の一端は開口41によって開放される。この後、キャップ20を筒部11から完全に取り外して、口栓本体10の筒部11を介して包装容器の内容物を取り出すことができる。
注出口栓110では、領域Aにおけるフランジ13との接着を維持しながら、フィルム40を領域B’から剥離するために、領域B’における接着強度が領域Aにおける接着強度よりも低いことが好ましい。領域B’の接着強度を領域Aの接着強度より低くするためには、例えば、図2に示すように領域B’の面積を領域Aよりも小さく設計する方法や、領域B’の接着にイージーピールフィルム、ヒートシールニス等の易剥離性を有する材料を用いる方法等がある。
このように、注出口栓110によれば、キャップ20を取り外した時点で筒部11の開放が完了し、フィルム40はフランジ13に残留するため、プルリングで開栓する方式のように別途隔壁を除去して廃棄する必要がなく、容易な開栓が可能である。
また、一端開栓したキャップ20を再び口栓本体10に取り付けて再栓した場合に、柱状部23が、フィルム40の開口41の外周に当接する。これによりフィルム40に形成された開口41が閉塞されるため、再栓後の密閉性を高めることができる。
なお、フィルム40の材質も、フィルム30と同様に、口栓本体10およびキャップ20に接着して筒部11の一端を密封して閉塞することができれば特に限定されない。しかしながら、フィルム40は開栓時に破断の必要がないため、破断時の伸び率が低い材料からなる層は必ずしも設けなくてもよい。
[第3の実施形態]
図3に第3の実施形態に係る注出口栓120の断面図を示す。注出口栓120は、口栓本体10aと、キャップ20と、フィルム50とを含む。図3の(a)は、閉栓された状態の注出口栓120の断面図であり、図3の(b)は、口栓本体10aからキャップ20を取り外す途中であって、開栓直前の状態にある注出口栓120の断面図である。注出口栓100と注出口栓120との相違は、注出口栓120が口栓本体10に代えて口栓本体10aを備え、フィルム30に代えてフィルム50を備える点である。以下、注出口栓100との相違を中心に説明する。
口栓本体10aは、包装容器の開口に取り付けられる部材である。口栓本体10aは、円筒形の筒部11および筒部11の一端から少なくとも外方に向かって延出するフランジ13’を有する。口栓本体10と口栓本体10aとの相違は、フランジ13’の形状である。図3に示すように、フランジ13’は、フランジ13の形状に加えて突出部13aをさらに備える。突出部13aは、図3の紙面上方から注出口栓120を見た平面視において、フランジ13の形状に加えて筒部11の一端から内方に向かって、注出口栓120が閉栓された状態において柱状部23に重ならない位置まで延出するように形成されている。
フィルム50は、閉栓された状態にある注出口栓120の筒部11の一端を閉塞するための部材である。フィルム50は、突出部13aの筒部11とは反対側の面において、フランジ13’を一周する領域A’と、柱状部23の天面部22とは反対側の端部において、少なくとも一部の領域Bに接着されている。注出口栓120では、フィルム50を、領域A’において接着することで、筒部11の一端を密閉して閉塞することができる。
(開栓について)
開栓をする際には、キャップ20をフィルム50から離れる方向へ移動させることで、キャップ20を口栓本体10aから取り外すことができる。キャップ20の移動にともなってフィルム50は領域A’から剥離するが、領域Bにおける柱状部23との接着は維持される。すなわち、フィルム50は、キャップ20に随伴してフランジ13’から剥離する。この結果、筒部11の一端は開放される。この後、キャップ20を筒部11から完全に取り外して、口栓本体10の筒部11を介して包装容器の内容物を取り出すことができる。
注出口栓120では、領域Bにおける柱状部23との接着を維持しながら、フィルム50を領域A’から剥離するために、領域A’における接着強度が領域Bにおける接着強度よりも低いことが好ましい。領域A’における接着強度を領域Bの接着強度よりも低くするためには、例えば、領域A’の面積を領域Bよりも小さく設計する方法や、領域A’の接着にイージーピールフィルム、ヒートシールニス等の易剥離性を有する材料を用いる方法等がある。
このように、注出口栓120によれば、キャップ20を取り外した時点で筒部11の開放が完了し、フィルム50はキャップ20の柱状部23に残留するため、プルリングで開栓する方式のように別途隔壁を除去して廃棄する必要がなく、容易な開栓が可能である。
また、一端開栓したキャップ20を再び口栓本体10aに取り付けて再栓した場合に、図4に示すように、フィルム50の外縁が突出部13bの筒部11側の面に当接する。これにより筒部11の一端が閉塞されるため、再栓後の密閉性を高めることができる。
なお、フィルム50の材質も、フィルム30と同様に、口栓本体10aおよびキャップ20に接着して筒部11の一端を密封して閉塞することができれば特に限定されない。しかしながら、フィルム50は開栓時に破断の必要がないため、破断時の伸び率が低い材料からなる層は必ずしも設けなくてもよい。
(変形例)
口栓本体とキャップとは別体でなくてもよく、例えばヒンジにより連接されていてもよい。図5に、口栓本体10とキャップ20とをヒンジ60で連接した、変形例に係る注出口栓130の断面図を示す。図5の(a)は、閉栓された状態の注出口栓130の断面図であり、図5の(b)は、開栓した状態にある注出口栓130の断面図である。なお、注出口栓130では、インナーリング25は、図5の(a)に示すように、筒部11の内周に設けられた筒状の係合壁11aの内周面に当接する。
注出口栓130には、弱化部31’が形成されたフィルム30’が用いられる。図6に、フィルム30’の平面図を示す。弱化部31’は、一例として図6の(a)に示すように、ヒンジ60から最も離れた位置に、外方に向かって突出する曲線からなる突起部31’aを有する。注出口栓130では、図5の(b)に示すように、キャップ20は、ヒンジ60から最も離れた箇所を持ち上げることにより開栓する。このため、開栓時にキャップ20に加える力により、弱化部31’のヒンジ60から最も離れた箇所に設けた突起部31’aに応力集中を発生させて、小さな力で弱化部31’の破断を開始させることができる。突起部31’aは、弱化部31’が外方に向かって突出する形状であればよく、例えば図6の(b)、(c)に示すように、交差する2つの直線からなる形状であってもよい。また、弱化部31’の突起部31’a以外の部分の形状も、図6の(a)、(c)のように円弧状であってもよいし、図6の(b)のように円弧と直線とを組み合せた形状であってもよい。
詳細な説明は省略するが、注出口栓110、120についても、注出口栓130と同様にヒンジ60を用いて口栓本体10、10aとキャップ20とを連接することができる。
本発明は、包装容器等に有用である。
10、10a 口栓本体
11 筒部
11a 係合壁
13、13’ フランジ
13a 突出部
14 外ネジ
20 キャップ
21 側壁
22 天面部
23 柱状部
24 内ネジ
25 インナーリング
30、40、50 フィルム
31 弱化部
41 開口
60 ヒンジ
100、110、120、130 注出口栓

Claims (5)

  1. 円筒形の筒部および前記筒部の一端から少なくとも外方に向かって延出するように設けられたフランジを有する口栓本体と、
    円筒状の側壁と、前記側壁の一端を覆う天面部と、前記天面部から前記側壁の内部に延出する柱状部とを有し、前記口栓本体の前記筒部の他端に被せて取り付け可能なキャップと、
    前記フランジの前記筒部とは反対側の面において、少なくとも前記フランジを一周する領域と、前記柱状部の前記天面部とは反対側の端部において、少なくとも一部の領域とに接着されたフィルムとを含み、
    前記フィルムによって前記筒部の前記一端が閉塞されている、注出口栓。
  2. 前記フィルムは、平面視において前記柱状部と前記フランジとの間の環状の領域において、前記柱状部のまわりを一周する弱化部を備え、
    前記キャップを前記口栓本体から取り外すことにより、前記フィルムの前記フランジに接着された部分と前記柱状部に接着された部分とが、前記弱化部に沿って破断することで分離して、前記筒部の前記一端が開放される、
    請求項1に記載の注出口栓。
  3. 前記フィルムは、平面視において前記柱状部の内方に開口を備え、平面視において少なくとも前記開口の回りを一周する領域において前記柱状部に接着され、
    前記キャップを前記口栓本体から取り外すことにより、前記フィルムは、前記柱状部から剥離し、かつ前記フランジとの接着が維持されて、前記筒部の前記一端が開放される、
    請求項1に記載の注出口栓。
  4. 前記キャップを前記口栓本体から取り外すことにより、前記フィルムは、前記柱状部に随伴して前記フランジから剥離して、前記筒部の前記一端が開放される、
    請求項1に記載の注出口栓。
  5. 前記フランジは、平面視において、さらに前記筒部の前記一端から内方に向かって、前記柱状部に重ならない位置まで延出した突出部をさらに備え
    前記キャップを前記口栓本体から取り外した後、前記キャップを前記筒部に再び取り付けると、前記フィルムの外縁が前記突出部の前記筒部側の面に当接して前記筒部を閉塞する、
    請求項4に記載の注出口栓。
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