JP2020170474A - スキル情報提示システム及びスキル情報提示方法 - Google Patents

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Seiji Saeki
誠司 佐伯
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洋一郎 山▲崎▼
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Abstract

【課題】複数の建設機械を用いる作業を行う作業チームの候補を評価するための情報を作業発注者に提供することを可能にする技術を提供する。【解決手段】スキル情報提示システムのサーバ10は、複数のオペレータにより構成される作業チームが複数の遠隔操作装置30を用いてチーム作業を行ったときの当該作業チームのスキルに関するチームスキル情報を取得する取得部11と、前記チームスキル情報を記憶するスキル情報データベース17,18と、前記チーム作業を行った前記作業チームのスキルのレベルであるチームスキルレベルを前記チームスキル情報に基づいて算出するスキルレベル算出部13と、前記チームスキルレベルを含むチーム情報を記憶するチーム情報データベース16と、前記チーム情報を発注者端末20に提示する提示部12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械を操作するオペレータのスキルに関する情報を提示する技術に関するものである。
建設機械を操作するオペレータのスキルを評価する技術として、特許文献1は、作業機械の操作支援装置を開示している。この操作支援装置は、作業機械が使用される作業において、作業量、作業時間及び燃料消費量の状態量から作業効率及びスキルレベルを評価するための作業成績を演算する。特許文献1は、当該作業成績がオペレータに提示されることにより、オペレータが自らの作業効率及びスキルレベルを把握することができることを開示している(特許文献1の段落0011)。
特開2016−141940号公報
ところで、近年、建設機械を遠隔操作する技術の開発が進められている。前記建設機械を遠隔操作することができる遠隔操作システムでは、作業発注者がオペレータを全国から広く募ることが想定される。このような遠隔操作システムにおいて、作業発注者が複数の建設機械を用いる作業を複数のオペレータに個別に発注するのではなく一つの作業チームに一括して発注することができれば、作業発注者の負担が軽減される。
しかし、従来は、作業発注者が複数の建設機械を用いる作業を依頼すべき作業チームを選択するにあたり、当該作業チームを評価するための有用な情報を取得することは困難であった。特許文献1は、オペレータが自らのスキルレベルを把握することを可能にする装置を開示しているにすぎず、作業発注者が作業チームを評価するための情報を何ら提供するものではない。
本発明の目的は、複数の建設機械を用いる作業を行う作業チームの候補を評価するための情報を作業発注者に提供することを可能にする技術を提供することである。
本発明では、前記目的を達成するための手段として、複数のオペレータにより構成される作業チームのスキルに関する情報を作業発注者に提供するスキル情報提示システムが提供される。このスキル情報提示システムは、複数の建設機械を用いるチーム作業を作業発注者が発注することができる発注者端末に対して通信可能に接続されるとともに、前記複数の建設機械をそれぞれ遠隔操作することができる複数の遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバを備え、前記サーバは、複数のオペレータにより構成される作業チームが前記複数の遠隔操作装置を用いて前記チーム作業を行ったときの当該作業チームのスキルに関するチームスキル情報を取得する取得部と、前記チームスキル情報を記憶するスキル情報データベースと、前記チーム作業を行った前記作業チームのスキルのレベルであるチームスキルレベルを前記チームスキル情報に基づいて算出するスキルレベル算出部と、前記チームスキルレベルを含むチーム情報を記憶するチーム情報データベースと、前記チーム情報を前記発注者端末に提示する提示部と、を備える。
このスキル情報提示システムでは、複数の建設機械を用いる前記チーム作業を行った作業チームのチームスキルレベルを含むチーム情報が前記発注者端末に提示されるので、前記作業発注者は、当該発注者端末に提示される前記作業チームのチームスキルレベルを知ることができる。このことは、前記作業チームの候補を評価するための情報を作業発注者に提供することを可能にする。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記チームスキル情報は、前記作業チームが前記複数の遠隔操作装置を用いて前記複数の建設機械を遠隔操作したときの運転スキルに関する運転スキル情報を含み、前記チームスキルレベルは、前記運転スキル情報に基づいて前記スキルレベル算出部が算出する前記運転スキルのレベルである運転スキルレベルを含むことが好ましい。
この態様では、前記作業発注者は、前記発注者端末に提示される前記作業チームの運転スキルレベルを知ることができる。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記チームスキル情報は、前記運転スキル以外の前記作業チームのスキルであって前記チーム作業に必要な必要スキルに関する必要スキル情報をさらに含み、前記チームスキルレベルは、前記必要スキル情報に基づいて前記スキルレベル算出部が算出する前記必要スキルのレベルである必要スキルレベルを含むことが好ましい。
この態様では、前記作業発注者は、前記作業チームの前記運転スキルレベルを知ることができるだけでなく、前記作業チームの前記必要スキルレベルを知ることもできる。このことは、前記作業発注者が前記運転スキルと前記必要スキルとを含む作業チームの総合的なチーム力を把握することを可能にし、前記作業発注者が複数の作業チーム候補の中から当該作業発注者のニーズに合った作業チームを選択することを容易にする。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記必要スキル情報は、前記作業チームの作業実績に関する情報であるチーム作業実績情報であって当該作業チームが前記チーム作業を行った作業時間を含むチーム作業実績情報を含むことが好ましい。
この態様では、前記チーム作業実績情報は、前記作業チームが前記チーム作業を行った作業時間を含む。当該作業時間は、前記作業チームの前記チーム作業における連携のレベル及び前記作業チームの前記チーム作業の経験のレベルを表す指標となり得る。すなわち、当該作業時間が増加するのに伴い、当該作業チームの前記チーム作業における連携のレベルが高くなり、前記作業チームのチーム作業の経験のレベルが高くなる。従って、この態様は、前記作業発注者が前記チーム作業実績情報における前記作業時間に基づいて前記作業チームの前記チーム作業における連携のレベル及び前記作業チームの前記チーム作業の経験のレベルを把握することを可能にする。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記必要スキル情報は、前記チーム作業の管理及び計画の少なくとも一方を行うために必要なマネージメントスキルに関する情報を含むことが好ましい。
この態様では、前記作業発注者は、前記発注者端末に提示される前記マネージメントスキルのレベルに基づいて、前記作業チームのマネージメントスキルのレベルを知ることができる。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記必要スキル情報は、前記作業チームを構成する前記複数のオペレータ同士が前記チーム作業を連携して行うために必要な対人コミュニケーションスキルに関する情報を含むことが好ましい。
この態様では、前記作業発注者は、前記発注者端末に提示される前記作業チームの前記対人コミュニケーションスキルのレベルに基づいて、当該作業チームのオペレータ同士がコミュニケーションをとりながら連携して前記チーム作業を行うことができるか否かを判断することができる。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記チームスキル情報は、前記チーム作業を行った前記作業チームを構成する前記複数のオペレータのそれぞれのスキルに関する個人スキル情報を含み、前記スキルレベル算出部は、前記複数のオペレータのそれぞれのスキルのレベルである個人スキルレベルを前記個人スキル情報に基づいて算出し、前記チーム情報データベースは、前記個人スキルレベルを含む個人情報を記憶し、前記提示部は、前記チーム情報及び前記個人情報を前記発注者端末に提示することが好ましい。
この態様では、前記作業発注者は、前記チーム情報に基づいて前記作業チームの総合的なチーム力を把握することができるだけでなく、前記個人情報に基づいて当該作業チームを構成する複数のオペレータのそれぞれの個人スキルを把握することもできる。このことは、前記作業発注者が例えば複数の作業チーム候補の中から当該作業発注者のニーズに合った作業チームを選択することをさらに容易にする。
前記スキル情報提示システムにおいて、前記取得部は、前記複数のオペレータの少なくとも一人が遠隔操作のシミュレーションを実行したシミュレーション実績、及び遠隔操作に対する前記複数のオペレータの少なくとも一人のスキルのレベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定の検定結果の少なくとも一方をさらに取得し、前記チーム情報は、取得されたシミュレーション実績及び取得された前記検定結果を含むことが好ましい。
この態様は、前記遠隔操作装置を用いて前記建設機械を実際に遠隔操作した経験が無いオペレータ又はその経験が少ないオペレータが含まれる作業チームであっても当該作業チームのスキルが適切に評価されることを可能にする。
本発明のスキル情報提示方法は、複数の建設機械を用いるチーム作業を作業発注者が発注することができる発注者端末に対して通信可能に接続されるとともに、前記複数の建設機械をそれぞれ遠隔操作することができる複数の遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバにおけるスキル情報提示方法である。当該スキル情報提示方法は、複数のオペレータにより構成される作業チームが前記複数の遠隔操作装置を用いて前記チーム作業を行ったときの当該作業チームのスキルに関するチームスキル情報を、前記サーバに含まれるスキル情報データベースに格納することと、前記サーバに含まれるスキルレベル算出部が、前記チーム作業を行った前記作業チームのスキルのレベルであるチームスキルレベルを前記チームスキル情報に基づいて算出することと、前記チームスキルレベルを含むチーム情報を、前記サーバに含まれるチーム情報データベースに格納することと、前記サーバに含まれる提示部が前記チーム情報を前記発注者端末に提示することと、を備える。
このスキル情報提示方法では、複数の建設機械を用いる前記チーム作業を行った作業チームのチームスキルレベルを含むチーム情報が前記発注者端末に提示されるので、前記作業発注者は、当該発注者端末に提示される前記作業チームのチームスキルレベルを知ることができる。このことは、前記作業チームの候補を評価するための情報を作業発注者に提供することを可能にする。
本発明によれば、複数の建設機械を用いるチーム作業を行う作業チームの候補を評価するための情報を作業発注者に提供することができる。
本発明の実施の形態に係るスキル情報提示システムの全体構成を示すブロック図である。 前記スキル情報提示システムの遠隔操作装置の概要を示す図である。 前記スキル情報提示システムのサーバにおける運転スキル情報データベースに記憶された運転スキル情報の一例を示す図である。 図4は、オペレータの運転スキルレベルを算出するための式の一例を示す図である。 前記スキル情報提示システムのサーバにおける必要スキル情報データベースに記憶される必要スキル情報の一例を示す図である。 前記スキル情報提示システムのサーバにおける作業スケジュール情報データベースに記憶される作業スケジュール情報の一例を示す図である。 前記スキル情報提示システムのサーバにおけるチーム情報データベースの一例を示す図である。 ランク決定テーブルの具体例を示す図である。 前記スキル情報提示システムの発注者端末及びマスターに表示されるチーム情報の一例を示す図である。 前記スキル情報提示システムの発注者端末及びマスターに表示されるチーム情報の他の例を示す図である。 本実施の形態に係るスキル情報提示システムがスキルレベルを算出する際の処理を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるスキル情報提示システムがスキルレベルを発注者端末に送信する際の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係るスキル情報提示システム及びスキル情報提示方法について説明する。図1は、実施の形態に係るスキル情報提示システムの全体構成を示すブロック図である。前記スキル情報提示システムは、サーバ10を備える。当該サーバ10は、通信路NT1を介して発注者端末20、マスター30及びスレーブ40のそれぞれに対して相互に通信可能に接続されている。図1は、1つのマスター30のみを図示しているが、前記サーバ10は、複数のマスター30のそれぞれに対して通信可能に接続されている。
前記複数のマスター30のそれぞれは、建設機械50を遠隔操作する遠隔操作装置の一例である。前記サーバ10は、前記複数のマスター30を用いて複数の前記建設機械50をそれぞれ遠隔操作する作業チームのスキルを提示するための装置である。当該作業チームのスキルは、チーム作業における作業チームのスキルである。当該チーム作業は、前記複数の建設機械50を用いる作業である。本実施の形態では、当該チーム作業は、一つの作業現場において前記複数の建設機械50を用いる作業であり、当該複数の建設機械50による複数の作業を含む。当該サーバ10には、複数の作業チームに関する情報が登録されており、当該複数の作業チームのそれぞれは、複数のオペレータ(複数のメンバー)により構成される。
前記発注者端末20は、作業発注者が遠隔操作による前記建設機械50の作業をオペレータに発注するための装置である。
前記スレーブ40は、建設機械50の操縦席に配置され、マスター30が受け付けた操作量に基づいて建設機械50の操縦席に設けられた操作レバーを操作する従操作装置を備える。前記スレーブ40は、いわばオペレータのダミーとなって建設機械50を操作する機械である。建設機械50は、油圧ショベル、油圧クレーン等の遠隔操作対象となる建設機械である。
前記通信路NT1は、例えば、インターネット、携帯電話通信網等の長距離情報通信網により構成される。前記マスター30及び前記スレーブ40は、通信路NT2を介して相互に通信可能に接続されている。前記通信路NT2は、通信路NT1と同様の前記長距離情報通信網により構成される。また、前記通信路NT2は、例えば、特定省電力無線、ブルーツース(登録商標)、無線LAN(Wireless Local Area Network)などのように、前記マスター30及び前記スレーブ40を数十m〜数百m程度の距離で無線通信させることが可能な通信網により構成されていてもよい。但し、これらの通信路は一例であり、前記通信路NT1及び通信路NT2の少なくとも一方は例えば有線通信網であってもよい。
図2は、前記スキル情報提示システムのマスター30の概要を示す図である。図1及び図2に示すように、前記マスター30は、マスター制御部301と、情報記憶部302と、表示部303と、操作部304と、通信部305と、を備える。
前記マスター制御部301は、例えば、CPU等のプロセッサで構成され、前記マスター30の全体制御を司る。
具体的に、例えば、オペレータが前記マスター30を用いて前記建設機械50を遠隔操作する場合、前記マスター制御部301は、オペレータにアクセスコードの入力を要求し、入力されたアクセスコードを用いて認証処理を行い、認証を許可した場合、オペレータによる遠隔操作を許可する。一方、前記マスター制御部301は、前記認証を許可しなかった場合、オペレータによる遠隔操作を許可しない。ここで、マスター30及びスレーブ40はそれぞれ図略のメモリーにアクセスコードを記憶している。前記マスター制御部301は、入力されたアクセスコードがメモリーに記憶されたアクセスコードと一致する場合、前記スレーブ40に前記通信部305を介してアクセスコードを送信する。前記スレーブ40は、送信されたアクセスコードがメモリーに記憶されたアクセスコードと一致する場合、マスター30に許可応答を送信する。前記マスター制御部301は、許可応答が通信部305で受信された場合、通信部305にスレーブ40との通信接続を確立させる。以後、前記マスター制御部301は、オペレータが操作部304に対して操作を入力する都度、入力された操作量を、通信部305を介してスレーブ40に送信して、スレーブ40を動作させる。このことは、オペレータがマスター30の操作部304を操作して建設機械50の作業を行うことを可能にする。なお、前記アクセスコードは、例えば、後述するオペレータIDであってもよく、当該オペレータIDとは別に設定されたパスワードであってもよい。
前記マスター制御部301は、遠隔操作による前記建設機械50の作業において、オペレータの運転スキル情報を取得するとともに、取得した運転スキル情報を前記情報記憶部302に記憶させる。前記運転スキル情報は、オペレータが前記マスター30を用いて前記建設機械50を遠隔操作したときの運転スキルに関する情報である。また、前記マスター制御部301は、遠隔操作による前記建設機械50の作業において、オペレータの必要スキル情報の一部又は全部を取得するとともに、取得した必要スキル情報を前記情報記憶部302に記憶させる。前記必要スキル情報は、前記運転スキル以外の前記オペレータのスキルであって前記建設機械50の作業に必要な必要スキルに関する情報である。前記運転スキル情報及び前記必要スキル情報の詳細については後述する。
前記マスター制御部301は、前記建設機械50の作業が終了すると、前記運転スキル情報及び前記必要スキル情報を、通信部305を介してサーバ10に送信する。また、当該必要スキル情報の内容に応じて、前記必要スキル情報の一部又は全部は、前記発注者端末20から前記サーバ10に送信される場合もある。
前記表示部303は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、建設機械50の周囲画像を表示する。図2に示すように、前記マスター30は、オペレータが着座するシート31をさらに備え、前記表示部303は、当該シート31の前方に配置されている。
前記操作部304は、前記オペレータの操作を受ける装置である。前記操作部304は、建設機械50の操縦席に設けられた操作レバーと同様の操作レバーを有する。具体的には、操作部304は、前後方向及び/又は左右方向に傾倒可能な複数の操作レバーを有する。オペレータがある操作レバーを傾倒させると、その傾倒量に応じた操作量が通信路NT2を介してスレーブ40に送信され、スレーブ40はオペレータによって傾倒された操作レバーに対応する建設機械50の操作レバーをその操作量に応じて傾倒させる。これにより、オペレータは、表示部303に表示された前記周囲画像を見ながら、前記操作部304の操作レバーを操作して建設機械50を遠隔操作することができる。
前記通信部305は、マスター30を通信路NT1及び通信路NT2に接続するための通信装置で構成されている。
前記サーバ10は、CPU等のプロセッサとメモリーと通信機能とを備えるコンピュータで構成される。図1に示すように、前記サーバ10は、通信部11(取得部の一例)と、提示部12と、スキルレベル算出部13と、禁止部14と、データベース管理部15と、データベースと、を備える。本実施の形態では、当該データベースは、チーム情報データベース16と、運転スキル情報データベース17と、必要スキル情報データベース18と、作業スケジュール情報データベース19と、を含む。前記運転スキル情報データベース17及び前記必要スキル情報データベース18は、本発明におけるスキル情報データベースの例である。図1に示す各種データベースにおけるデータはサーバ10が備えるメモリーに記憶されている。また、図1において、提示部12、スキルレベル算出部13、禁止部14、及びデータベース管理部15のそれぞれの機能は、CPUが前記メモリーに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
前記通信部11は、例えば、前記サーバ10を通信路NT1に接続させる通信装置で構成され、前記マスター30からマスター情報を受信する。前記マスター情報は、前記運転スキル情報と、前記必要スキル情報の一部又は全部と、を含む。また、前記通信部11は、前記発注者端末20から発注者情報を受信する。前記発注者情報は、前記発注者端末20から送信される作業スケジュール情報であって前記チーム作業に関する情報を含む作業スケジュール情報と、前記発注者端末20からあるオペレータの運転スキルレベル及び必要スキルレベルを含むスキルレベルを問い合わせる問い合わせ要求と、前記必要スキル情報の一部又は全部と、を含む。
前記提示部12は、前記スキルレベルを含むチーム情報を前記発注者端末20に提示する。具体的に、前記通信部11が前記発注者端末20からの前記問い合わせ要求を受信すると、前記提示部12は、該当する作業チームのスキルレベルをチーム情報データベース16から読み出し、前記通信部11を介して前記発注者端末20に送信する。また、前記提示部12は、後述する前記スキルレベル算出部13により前記作業チームのスキルレベルが算出された場合、そのスキルレベルを、通信部11を介してマスター30に送信する。
前記スキルレベル算出部13は、前記運転スキル情報に基づいて、前記作業チームの前記運転スキルのレベルである運転スキルレベルを算出するとともに、前記必要スキル情報に基づいて、前記作業チームの前記必要スキルのレベルである必要スキルレベルを算出する。これらのスキルレベルの算出の詳細については後述する。
前記データベース管理部15は、前記通信部11がマスター30から前記マスター情報を受信するとそのマスター情報を前記運転スキル情報データベース17及び前記必要スキル情報データベース18の何れかに記憶させる。具体的に、前記データベース管理部15は、受信された前記マスター情報が前記運転スキル情報である場合、その運転スキル情報を前記運転スキル情報データベース17に記憶させる。また、前記データベース管理部15は、受信された前記マスター情報が前記必要スキル情報である場合、その必要スキル情報を前記必要スキル情報データベース18に記憶させる。また、前記データベース管理部15は、前記通信部11が前記発注者端末20から前記作業スケジュール情報を受信するとその作業スケジュール情報を前記作業スケジュール情報データベース19に記憶させる。また、前記データベース管理部15は、前記通信部11が前記発注者端末20から前記必要スキル情報を受信するとその必要スキル情報を前記必要スキル情報データベース18に記憶させる。
前記運転スキル情報データベース17は、サーバ10にエントリーされた複数の作業チームのそれぞれの運転スキル情報を記憶する。すなわち、前記運転スキル情報データベース17は、作業チームと、その作業チームの運転スキル情報と、を対応づけて作成されたデータベースであり、作業チームの運転スキル情報を履歴として記憶するデータベースである。ある作業チームが複数のチーム作業の作業実績を有する場合には、前記運転スキル情報データベース17は、その作業チームについて、前記複数のチーム作業にそれぞれ対応する複数の運転スキル情報を記憶している。前記運転スキル情報は、作業チームが遠隔操作により前記チーム作業を行った実績である作業実績に関する情報を含む。
図3は、前記運転スキル情報データベース17に記憶された運転スキル情報に含まれる作業実績に関する情報の一例を示す図である。図3に示す具体例では、運転スキル情報データベース17に記憶される作業実績に関する情報は、作業チームIDと、作業チームメンバーと、工事内容と、作業時間情報と、作業量情報と、燃費情報と、を含む。図3に示すような運転スキル情報は、チーム作業毎に記憶されている。
前記作業チームIDは、前記サーバ10にエントリーされた各作業チームを一意的に識別するための識別情報である。
前記作業チームメンバーは、当該作業チームを構成する複数のオペレータであり、図3に示す具体例では、4人のオペレータA,B,C,Dからなる。
前記工事内容は、例えば、「住宅地造成工事」、「河川敷工事」、「側溝工事」を含む。図3に示す具体例では、前記工事内容は住宅地造成工事である。なお、これらの工事内容は一例にすぎず、前記チーム作業は、他の工事内容を含んでいてもよい。これらの工事のそれぞれは、掘削及び積込作業、平地整地作業、平地成形作業、のり面整地作業、のり面成形作業などの種々の作業を含む。前記掘削及び積込作業は、土、地盤、及び岩盤を掘り、ダンプカーに積み込む作業である。前記平地整形作業は、地面の凹凸を取り除き、平らな地面を作る作業である。前記平地整地作業は、前記平地整形によって整形された平地を整える作業である。前記のり面整形作業は、切土又は盛土により作られる人工的な斜面であるのり面を整形する作業である。前記のり面整地作業は、前記のり面整形作業によって整形されたのり面を整える作業である。なお、これらの作業内容は一例にすぎず、前記建設機械50の作業は、他の作業内容を含んでいてもよい。
前記作業時間情報は、前記作業チームを構成する複数のオペレータのそれぞれの実作業時間と、予定作業時間と、を含む。
前記実作業時間は、前記作業チームのそれぞれのオペレータの遠隔操作による前記建設機械50の作業が実際に行われた時間である。当該実作業時間は、当該オペレータが担当する前記建設機械50の作業が開始されてから当該作業が終了するまでの時間である。従って、当該オペレータが担当する前記建設機械50の作業が複数の日にわたる場合には、前記実作業時間は、複数の日にわたって行われた作業の時間の合計値(累積値)である。
前記マスター30の前記マスター制御部301は、例えば、前記オペレータが担当する作業の開始時点及び終了時点を取得し、これらに基づいて実作業時間を演算することができる。前記マスター制御部301は、演算した実作業時間を、前記情報記憶部302に記憶させる。前記マスター制御部301は、前記開始時点及び前記終了時点のそれぞれを、例えば、前記マスター30の図略の入力部が受け付けるオペレータの入力(例えばスイッチ操作)に基づいて判定することができる。また、前記マスター制御部301は、前記作業の終了後に、前記入力部を介してオペレータが入力した時間を前記実作業時間として前記情報記憶部302に記憶させてもよい。
前記予定作業時間は、前記作業チームのそれぞれのオペレータが担当する作業毎に設定されている。当該予定作業時間は、各オペレータが担当する作業を完了するために必要と見込まれる時間である。当該予定作業時間は、前記オペレータが前記遠隔操作を行う前に、前記作業発注者が予め設定するものであり、発注者端末20からサーバ10に送信される作業スケジュール情報(後述する図6参照)に含まれている。
前記実作業量は、前記作業チームのそれぞれのオペレータの遠隔操作による前記建設機械50の作業において行われた実際の作業量である。前記建設機械50の作業が例えば「掘削及び積込作業」である場合には、前記実作業量は、例えば、前記作業の開始から終了までの間に、掘削された地盤の土量の合計量(累積量)であってもよい。かかる場合、前記マスター制御部301は、例えば、前記建設機械50の作業装置などに設けられた図略の荷重検出センサにより検出される荷重に基づいて、前記建設機械50のバケットに積載される1回当たりの土量を演算し、前記作業の開始から終了までの間の土量の合計量を演算することにより、前記実作業量を取得することができる。
また、前記実作業量は、例えば、前記作業の開始から終了までの間に、掘削された地盤の土をダンプカーに積み込んだ土量の合計量(累積量)であってもよい。かかる場合、前記マスター制御部301は、例えば、前記ダンプカーに設けられた図略の荷重検出センサにより検出される荷重に基づいて、前記ダンプカーに積み込まれる1台当たりの土量を取得し、前記作業の開始から終了までの間の土量の合計量を演算することにより、前記実作業量を取得することができる。
また、前記マスター制御部301は、前記作業の終了後に、前記入力部を介してオペレータが入力した作業量を前記実作業量として前記情報記憶部302に記憶させてもよい。
前記予定作業量は、前記作業チームのそれぞれのオペレータが担当する作業毎に設定されている。当該予定作業量は、各オペレータが担当する作業を完了するために必要と見込まれる作業量である。当該予定作業量は、前記オペレータが前記遠隔操作を行う前に、前記作業発注者が予め設定するものであり、発注者端末20からサーバ10に送信される作業スケジュール情報に含まれている。
前記実燃費は、前記作業チームのそれぞれのオペレータの遠隔操作による前記建設機械50の作業における実際の燃費である。前記マスター制御部301は、例えば、前記建設機械50の運転時間と燃料消費量とに基づいて前記実燃費を演算することができる。前記運転時間としては、例えば、前記実作業時間と同じ値が用いられてもよく、また、前記実作業時間のうち、前記建設機械50のエンジンが作動している時間のみが用いられてもよい。また、前記マスター制御部301は、例えば、前記建設機械50の燃料タンクに設けられる燃料残量センサから出力される信号に基づいて、前記作業の開始から終了までの間に消費された燃料の前記燃料消費量を取得することができる。
前記予定燃費は、前記作業チームのそれぞれのオペレータが担当する作業毎に設定されている。前記予定燃費は、各オペレータが担当する作業において見込まれる燃費である。当該予定燃費は、前記オペレータが前記遠隔操作を行う前に、前記作業発注者が予め設定するものであり、発注者端末20からサーバ10に送信される作業スケジュール情報に含まれている。
図4は、オペレータの運転スキルレベルを算出するための式の一例を示す。図4に示す具体例では、各オペレータの前記運転スキルレベルは、作業時間に関する項と、作業量(土量)に関する項と、燃費に関する項と、を含む式を用いて算出される。図4に示す式から明らかなように、前記実作業時間が前記予定作業時間と同じであり、前記実作業量(実土量)が前記予定作業量(予定土量)と同じであり、前記実燃費が前記予定燃費と同じ場合には、各オペレータの前記運転スキルレベルの値は「3」となる。すなわち、実際の作業が予定通り完了した場合の各オペレータの前記運転スキルレベルの値は「3」である。従って、算出される各オペレータの前記運転スキルレベルは、その値が「3」よりも大きい場合にはそのオペレータの運転スキルが標準よりも高いことを示し、その値が「3」よりも小さい場合にはそのオペレータの運転スキルが標準よりも低いことを示す。本実施の形態では、各オペレータの前記運転スキルレベルの最大値は「5」に設定されている。すなわち、図4に示す式を用いて算出される各オペレータの前記運転スキルレベルの値が5以上の場合には、前記スキルレベル算出部13は、各オペレータの前記運転スキルレベルを「5」に設定する。
前記スキルレベル算出部13は、複数のオペレータA〜Dのそれぞれの運転スキルレベルを、図3に示す運転スキル情報と図4に示す式に基づいて算出する。本実施形態では、前記作業チームAの運転スキルレベルは、例えば複数のオペレータA〜Dの運転スキルレベルの平均値である。前記スキルレベル算出部13は、前記複数のオペレータA〜Dの運転スキルレベルの平均値を算出する。前記データベース管理部15は、算出された平均値を前記作業チームAの運転スキルレベルとして前記チーム情報データベース16に記憶させる。なお、上記の運転スキルレベルの算出方法は一例であり、前記運転スキルレベルは他の方法により算出されてもよい。
前記必要スキル情報データベース18は、サーバ10にエントリーされた複数の作業チームのそれぞれの必要スキル情報を記憶する。すなわち、前記必要スキル情報データベース18は、作業チームと、その作業チームの必要スキル情報と、を対応づけて作成されたデータベースであり、作業チームの必要スキル情報を履歴として記憶するデータベースである。ある作業チームが複数のチーム作業の作業実績を有する場合には、前記必要スキル情報データベース18は、その作業チームについて、前記複数のチーム作業にそれぞれ対応する複数の必要スキル情報を記憶している。
図5は、前記スキル情報提示システムのサーバにおける必要スキル情報データベース18に記憶される必要スキル情報の具体例を示す図である。図5に示す具体例では、前記必要スキル情報は、マネージメントスキルに関する情報、マナーに対する意識に関する情報、前記作業チームの作業実績に関する情報、安全に対する意識に関する情報、及び対人コミュニケーションスキルに関する情報により構成される。本実施の形態では、必要スキル情報は、上記の5つのスキル情報により構成される。
図5に示すように、前記スキルレベル算出部13は、上記の5つのスキル情報のそれぞれに基づいて、対応するスキルレベルを算出する。本実施の形態では、各スキルレベルは、0〜5点の範囲に設定される。
前記マネージメントスキルは、前記チーム作業の管理及び計画の少なくとも一方を行うために必要なスキルである。前記作業発注者は、発注者端末20に提示される作業チームの前記マネージメントスキルのレベルに基づいて、その作業チームがチーム作業の管理及び計画の少なくとも一方を行うスキルを有するか否かを判断することができる。
前記マネージメントスキルに関する情報は、例えば、工事全体の施工計画を立てるためのスキルに関する情報、チーム作業の段取りを決めるためのスキルに関する情報、及び前記チーム作業において前記作業チームを構成する複数のオペレータのそれぞれが担当する作業の進捗等を管理するためのスキルに関する情報を含む。
作業発注者が前記チーム作業を監督している場合には、前記チーム作業が完了した後、前記作業発注者が当該チーム作業における前記作業チームの前記マネージメントスキルに関する採点を行い、その採点結果である前記マネージメントスキルに関する情報は、前記発注者端末20から前記サーバ10に送信される。送信された前記作業チームの前記マネージメントスキルに関する採点結果は、前記必要スキル情報として必要スキル情報データベース18に記憶される。前記スキルレベル算出部13は、前記採点結果と前記マネージメントスキルのレベルとの関係が予め対応付けられたテーブルを記憶しており、このテーブルを参照して、前記作業チームの前記マネージメントスキルのレベルを算出(生成)する。算出された前記作業チームの前記マネージメントスキルのレベルは、前記チーム情報データベース16に記憶される。
なお、上記した具体例では、前記マネージメントスキルに関する情報は、前記作業チームのマネージメントスキルに関する採点結果であるが、これに限られない。前記マネージメントスキルに関する情報は、前記作業チームを構成する複数のオペレータのそれぞれのマネージメントスキルに関する採点結果であってもよい。この場合、作業チームのマネージメントスキルのレベルは、例えば次のように算出される。
すなわち、前記チーム作業が完了した後、前記作業発注者が当該チーム作業における前記作業チームを構成する複数のオペレータのそれぞれの前記マネージメントスキルに関する採点を行い、その採点結果である前記マネージメントスキルに関する情報は、前記発注者端末20から前記サーバ10に送信される。送信された各オペレータの前記マネージメントスキルに関する採点結果は、前記必要スキル情報として必要スキル情報データベース18に記憶される。前記スキルレベル算出部13は、前記採点結果と前記マネージメントスキルのレベルとの関係が予め対応付けられたテーブルを記憶しており、このテーブルを参照して、各オペレータの前記マネージメントスキルのレベルを算出(生成)する。算出された前記マネージメントスキルのレベルは、前記チーム情報データベース16に記憶される。また、前記スキルレベル算出部13は、算出された複数のオペレータのマネージメントスキルのレベルの平均値を算出する。前記データベース管理部15は、算出された平均値を前記作業チームAのマネージメントスキルのレベルとして前記チーム情報データベース16に記憶させる。なお、前記データベース管理部15は、複数のオペレータのマネージメントスキルのレベルのうち、最も高い値を、前記作業チームAのマネージメントスキルのレベルとして前記チーム情報データベース16に記憶させてもよい。
次に、マナーに対する意識に関する情報について説明する。前記マナーは、前記チーム作業に必要なマナーである。前記作業発注者は、前記発注者端末20に提示される前記作業チームの前記マナーに対する意識のレベルに基づいて、前記作業チームが他の作業者に対して配慮するスキルを有するか否かを判断することができる。
前記マナーに対する意識に関する情報は、例えば、前記チーム作業において予め禁止されている作業を前記作業チームが行ったか否かに関する情報、前記作業チームが作業の開始予定時間の通りに作業を開始したか否かに関する情報、及び前記作業チームが作業を無断でキャンセルしたか否かに関する情報を含む。
作業発注者が前記チーム作業を監督している場合には、前記作業チームの作業が完了した後、前記作業発注者が当該作業チームのチーム作業における前記マナーに対する意識に関する採点を行い、その採点結果である前記マナーに対する意識に関する情報は、前記発注者端末20から前記サーバ10に送信される。送信された前記作業チームの前記マナーに対する意識に関する採点結果は、前記必要スキル情報として必要スキル情報データベース18に記憶される。前記スキルレベル算出部13は、前記採点結果と前記マナーに対する意識のレベルとの関係が予め対応付けられたテーブルを記憶しており、このテーブルを参照して、前記作業チームの前記マナーに対する意識のレベルを算出(生成)する。算出された前記作業チームの前記マナーに対する意識のレベルは、前記チーム情報データベース16に記憶される。
次に、前記作業チームの作業実績に関する情報であるチーム作業実績情報について説明する。前記チーム作業実績情報は、上述した図3に示す作業実績に関する情報を含む。前記作業発注者は、発注者端末20に提示される前記作業チームの前記作業実績のレベルに基づいて、前記作業チームが、当該作業発注者が発注する前記チーム作業の作業現場における状況に対して適切に対応するスキルを有するか否かを判断することができる。
前記必要スキル情報データベース18には、前記マスター30から送信された各作業チームの1つ又は複数の作業実績に関する情報が記憶されている。前記必要スキル情報データベース18において、ある作業チームAが行った複数のチーム作業にそれぞれ対応する複数の作業実績に関する情報が記憶されている場合には、前記スキルレベル算出部13は、当該作業チームAの前記複数の作業実績に関する情報に基づいて、例えば次のように当該作業チームAの作業実績のレベルを算出する。
本実施の形態では、前記スキルレベル算出部13は、前記複数の作業実績に関する情報に基づいて、総作業時間、総作業現場数、工事内容毎の合計作業時間、及び工事内容毎の合計作業現場数を算出する。そして、前記スキルレベル算出部13は、算出された総作業時間、総作業現場数、工事内容毎の合計作業時間、及び工事内容毎の合計作業現場数の少なくとも一つに基づいて、前記作業チームの作業実績のレベルを算出する。具体的には次の通りである。
前記スキルレベル算出部13は、前記複数の作業実績に関する情報に基づいて、前記作業チームAが行った複数のチーム作業の作業時間の総合計値である総作業時間を算出する。当該総作業時間は、前記作業チームAが行った複数のチーム作業のそれぞれの作業時間を全て足し合わせた値である。各チーム作業の作業時間は、例えば、各チーム作業の開始から終了までの時間であってもよく、また、各チーム作業における複数のオペレータのそれぞれの実作業時間を合計したものであってもよい。
また、前記スキルレベル算出部13は、前記複数の作業実績に関する情報に基づいて、前記作業チームAが行ったチーム作業の回数である総作業現場数を算出する。
また、前記スキルレベル算出部13は、前記複数の作業実績に関する情報に基づいて、工事内容毎の合計作業時間を算出する。具体的に、前記作業チームAが住宅地造成工事に関する複数のチーム作業、及び河川敷工事に関する複数のチーム作業を行った作業実績を有する場合、前記スキルレベル算出部13は、前記住宅地造成工事に関する複数のチーム作業の作業時間の合計値である合計作業時間を算出する。また、前記スキルレベル算出部13は、前記河川敷工事に関する複数のチーム作業の作業時間の合計値である合計作業時間を算出する。
さらに、前記スキルレベル算出部13は、前記複数の作業実績に関する情報に基づいて、工事内容毎の合計作業現場数を算出する。具体的に、前記スキルレベル算出部13は、前記作業チームAが行った前記住宅地造成工事に関するチーム作業の回数である合計作業現場数を算出し、前記作業チームAが行った前記河川敷工事に関するチーム作業の回数である合計作業現場数を算出する。
前記スキルレベル算出部13は、前記総作業時間、前記総作業現場数、前記工事内容毎の合計作業時間、及び前記工事内容毎の合計作業現場数の少なくとも一つと、前記作業実績のレベルとの関係が予め対応付けられたテーブルを記憶している。前記スキルレベル算出部13は、当該テーブルを参照して、前記作業チームの前記作業実績のレベルを算出(生成)する。算出された前記作業実績のレベルは、前記チーム情報データベース16に記憶される。
次に、前記安全に対する意識に関する情報について説明する。前記安全に対する意識に関する情報は、前記チーム作業に必要な安全に対する意識に関する情報である。前記作業発注者は、発注者端末20に提示される前記作業チームの前記安全に対する意識に関する情報に基づいて、前記作業チームが他の作業者に対して配慮するスキルを有するか否かを判断することができる。
前記安全に対する意識に関する情報は、例えば、前記チーム作業において複数の建設機械50の安全装置(安全機能)が作動した回数に関する情報、前記チーム作業においてオペレータが脇見運転を行った回数に関する情報、及び前記チーム作業においてオペレータが居眠り運転を行った回数に関する情報を含む。
前記安全装置(安全機能)が作動した回数は、前記マスター30に設けられた図略のセンサにより検出され、その検出回数である前記安全に対する意識に関する情報は、前記マスター30から前記サーバ10に送信される。送信された前記検出回数は、前記必要スキル情報として必要スキル情報データベース18に記憶される。
また、オペレータの前記脇見運転及び前記居眠り運転は、前記マスター30に設けられた図略の撮像部により撮像された前記オペレータに関する撮像情報に基づいて前記オペレータが脇見運転をした回数を検出することができ、また、当該撮像情報に基づいて前記オペレータが居眠りをした回数を検出することができる。これらの検出回数である前記安全に対する意識に関する情報は、前記マスター30から前記サーバ10に送信される。送信された前記検出回数は、前記必要スキル情報として必要スキル情報データベース18に記憶される。
前記スキルレベル算出部13は、前記検出回数と前記安全に対する意識のレベルとの関係が予め対応付けられたテーブルを記憶しており、このテーブルを参照して、前記作業チームの前記安全に対する意識のレベルを算出(生成)する。算出された前記安全に対する意識のレベルは、前記チーム情報データベース16に記憶される。
次に、前記対人コミュニケーションスキルに関する情報について説明する。前記対人コミュニケーションスキルに関する情報は、前記作業チームを構成する前記複数のオペレータ同士が前記チーム作業を連携して行うために必要な対人コミュニケーションスキルに関する情報である。作業発注者は、発注者端末20に提示される前記作業チームの前記対人コミュニケーションスキルのレベルに基づいて、前記作業チームが他の作業者に対して配慮するスキルを有するか否かを判断することができ、また、前記作業チームを構成する前記複数のオペレータ同士が前記チーム作業を連携して行うことができるか否かを判断することができる。
前記対人コミュニケーションスキルに関する情報は、例えば、前記チーム作業において業務に関する会話の回数及び時間に関する情報、会話に用いることができる言語の数に関する情報、及び会話に用いることができる言語の使用実績に関する情報を含む。
作業発注者が前記チーム作業を監督している場合には、前記チーム作業が完了した後、前記作業発注者が当該作業チームの前記対人コミュニケーションスキルに関する採点を行い、その採点結果である前記対人コミュニケーションスキルに関する情報は、前記発注者端末20から前記サーバ10に送信される。送信された前記作業チームの前記対人コミュニケーションスキルに関する採点結果は、前記必要スキル情報として必要スキル情報データベース18に記憶される。
前記スキルレベル算出部13は、前記採点結果と前記対人コミュニケーションスキルのレベルとの関係が予め対応付けられたテーブルを記憶しており、このテーブルを参照して、前記作業チームの前記対人コミュニケーションスキルのレベルを算出(生成)する。算出された前記作業チームの前記対人コミュニケーションスキルのレベルは、前記チーム情報データベース16に記憶される。
前記作業スケジュール情報データベース19は、前記発注者端末20から送信される前記作業スケジュール情報を記憶する。図6は、前記作業スケジュール情報データベース19に記憶される作業スケジュール情報(求人情報)の具体例を示す図である。
図6に示すように、当該作業スケジュール情報は、前記チーム作業の現場名と、当該チーム作業の工事内容と、作業場所と、当該チーム作業に用いられる複数の機種情報と、当該複数の機種情報のそれぞれに対応するように表示された複数の作業内容と、時間帯と、予定作業時間と、予定作業量と、予定燃費と、を含む。
前記工事内容としては、上述したように、例えば、住宅地造成工事、河川敷工事、側溝工事などが挙げられるが、図6に示す具体例では、前記工事内容は住宅地造成工事である。
前記作業場所は、前記チーム作業の作業現場において作業が行われる予定の領域である。図6に示す具体例では、前記作業現場において4つの作業場所A〜Dが指定されている。
前記機種情報は、前記チーム作業における作業場所A〜Dにおいてそれぞれ使用する予定の建設機械50の種別の情報を含む。当該機種情報は、建設機械50の種別の他、建設機械50の機種、作業装置の種類、先端アタッチメントの種類などの他の情報を含んでいてもよい。
前記作業内容としては、上述したように、例えば、掘削及び積込作業、平地整地作業、平地整形作業、のり面整地作業、のり面整形作業などが挙げられるが、図6に示す具体例では、前記作業内容は、掘削及び積込作業、並びにのり面整形作業である。
前記予定作業時間は、図6に示すチーム作業のうち、複数の作業内容のそれぞれの作業を完了するために必要と見込まれる時間である。当該予定作業時間は、前記作業チームが前記遠隔操作を行う前に、前記作業発注者が予め設定する。図6に示す具体例では、前記予定作業時間は、8時間に設定されている(AM8:00からPM5:00の作業時間には1時間の休憩が含まれる。)。
前記予定作業量は、複数の作業内容のそれぞれの作業を完了するために必要と見込まれる作業量である。当該予定作業量は、前記作業チームが前記遠隔操作を行う前に、前記作業発注者が予め設定する。
前記予定燃費は、複数の作業内容のそれぞれの作業において見込まれる燃費である。当該予定燃費は、前記作業チームが前記遠隔操作を行う前に、前記作業発注者が予め設定する。前記作業発注者は、前記予定燃費を、例えば、各作業に使用される機種、前記作業内容、及び運転モードの設定に基づいて決定する。当該運転モードは、例えば、「Hモード」、「Sモード」及び「ECOモード」の3つに区分されている。前記Hモードは、オペレータが作業量を重視したいときに当該オペレータが選択することができるモードである。当該Hモードにおける燃費(リットル/時間)は、前記Sモードにおける燃費(リットル/時間)よりも増加する(悪化する)。前記Sモードは、オペレータが作業量と燃費とのバランスを重視したいときに当該オペレータが選択することができるモードである。前記ECOモードは、作業負荷の小さい状況でオペレータが燃費を重視したいときに当該オペレータが選択することができるモードである。当該ECOモードにおける燃費(リットル/時間)は、前記Sモードにおける燃費(リットル/時間)よりも減少する(改善する)。
図7は、前記チーム情報データベース16の一例を示す図である。当該チーム情報データベース16は、作業チームテーブルT1と、スキルレベルテーブルT2とを備えている。前記作業チームテーブルT1は、サーバ10に事前にエントリーされた複数の作業チームの情報を登録するテーブルである。前記スキルレベルテーブルT2は、エントリーされた各作業チームの項目別のスキルレベルを登録するテーブルである。図7に示す具体例では、前記スキルレベルテーブルT2は、作業チームAの現場名別のスキルレベルが示されているが、前記項目は現場名に限られない。例えば、当該項目は、前記工事内容などの他の項目であってもよい。
具体的には、作業チームテーブルT1は、「作業チームID」、「チーム名」、「国名」、及び「通信アドレス」の欄を備えている。「作業チームID」は、エントリーされた各作業チームを一意的に識別するための識別子である。「チーム名」は作業チームの名称を示す。「国名」は、日本、ドイツといった、作業チームが登録された国を示す。「通信アドレス」は各作業チームが使用するマスター30の通信アドレスを示す。
前記スキルレベルテーブルT2は、エントリーされた作業チームのそれぞれについて、工事内容別に作成されたデータベースである。図7に示す具体例では、作業チームAのデータベースが示されている。このデータベースには、複数の工事内容におけるスキルレベルとそのランクとが示され、さらに、スキルレベルの平均値と、平均ランクとが示されている。
図8は、ランク決定テーブルの具体例を示す図である。前記スキルレベル算出部13は、図8に示すランク決定テーブルを参照し、前記スキルレベルの合計値Lに基づいて、当該作業チームのスキルレベルのランクを例えば「A」に決定し、決定したスキルレベルAのランクを前記チーム情報データベース16に記憶させる。図8に示す前記ランク決定テーブルはサーバ10のメモリーに事前に登録されており、「スキルレベル」及び「ランク」の欄を備える。
本実施の形態では、前記スキルレベルの合計値Lは、前記運転スキルレベルと、前記必要スキルレベルとの合計値である。当該必要スキルレベルは、前記マネージメントスキルのレベル、マナーに対する意識のレベル、前記作業チームの作業実績のレベル、前記安全に対する意識のレベル、及び前記コミュニケーションスキルのレベルの合計値である。これらの6のスキルレベルのそれぞれは、0点〜5点の範囲に決定される。従って、前記スキルレベルの合計値Lは、0点〜30点の範囲に含まれる。
図8に示す具体例では、ランクはスキルレベルが高い順にS、A、B、C、Dの5つにランク分けされている。そのため、ランク決定テーブルの「ランク」の欄にはS〜Dが順に登録されている。「スキルレベル」の欄には、S〜Dの各ランクに対するスキルレベルの値の範囲が登録されている。なお、本実施の形態では、図8において図示は省略しているが、各ランクがさらに細分化されている。具体的に、例えばランクAは、「A+」、「A」、及び「A−」の3つに分けられており、これらの各ランクに対応するスキルレベルの値の範囲が登録されている。
図9は、前記スキル情報提示システムの発注者端末20及びマスター30に表示されるチーム情報の一例を示す図である。
図9に示すチーム情報は、作業チームのチーム名、メンバー情報(各オペレータの個人情報)、当該作業チームのスキルレベル情報、及び当該作業チームの作業実績に関する情報を含む。
前記メンバー情報は、当該作業チームを構成するオペレータA〜Dに関する情報である。当該メンバー情報は、各オペレータのスキルレベル、各オペレータのスキルレベルのランク、オペレータとしての経験年数、及びオペレータとして作業を行った総作業時間を含む。前記各オペレータのスキルレベルは、上述した作業チームのスキルレベルと同様に、前記運転スキルレベルと、前記必要スキルレベルとを含み、当該必要スキルレベルは、前記マネージメントスキルのレベル、マナーに対する意識のレベル、前記作業チームの作業実績のレベル、前記安全に対する意識のレベル、及び前記コミュニケーションスキルのレベルを含む。これら6つのスキルレベルは、作業発注者やオペレータが見やすいようにレーダーチャートによって表示されている。各オペレータの前記スキルレベルのランクは、上述した作業チームのスキルレベルのランクと同様に、図8に示すランク決定テーブルに基づいて決定される。
図9に示す前記チーム情報に含まれる前記各オペレータのスキルレベルは、当該作業チームが過去に行った複数のチーム作業のそれぞれについて算出されて前記チーム情報データベース16に履歴として記憶されている各オペレータの複数のスキルレベル(個人スキルレベル)の平均値である。また、図9に示す前記チーム情報に含まれる前記各オペレータの前記スキルレベルのランクは、各オペレータの複数のスキルレベルの平均値に対して図8に示すランク決定テーブルに基づいて決定されるランクである。
前記作業チームの前記スキルレベル情報は、当該作業チームのチームスキルレベルに関する情報である。前記作業チームのスキルレベルは、前記運転スキルレベルと、前記必要スキルレベルとを含み、当該必要スキルレベルは、前記マネージメントスキルのレベル、マナーに対する意識のレベル、前記作業チームの作業実績のレベル、前記安全に対する意識のレベル、及び前記コミュニケーションスキルのレベルを含む。これら6つのスキルレベルは、作業発注者やオペレータが見やすいようにレーダーチャートによって表示されている。
図9に示す前記チーム情報に含まれる前記作業チームのスキルレベルは、当該作業チームが過去に行った複数のチーム作業のそれぞれについて算出されて前記チーム情報データベース16に履歴として記憶されている当該作業チームの複数のチームスキルレベルの平均値である。
前記作業チームの作業実績に関する情報は、チーム作業が行われた日時、当該チーム作業が行われた時間帯、当該チーム作業が行われた作業現場の工事内容、及び各工事内容におけるスキルレベルのランクを含む。前記提示部12は、当該作業チームの作業実績に関する情報を、図6に示すような前記作業スケジュール情報データベース19に記憶された作業スケジュール情報と、図7に示すような前記チーム情報データベース16に記憶された当該作業チームのチーム情報と、前記運転スキル情報データベース17に記憶された前記運転スキル情報と、前記必要スキル情報データベース18に記憶された前記必要スキル情報と、に基づいて生成する。
図10は、前記スキル情報提示システムの発注者端末20及びマスター30に表示されるチーム情報の他の例を示す図である。
図10に示すチーム情報は、作業チームのチーム名、当該作業チームが行ったチーム作業の作業実績、当該作業チームの必要スキル情報に関する情報、及び当該作業チームの特徴に関する情報を含む。
前記チーム作業の作業実績は、総作業時間に関する情報、総作業現場数に関する情報、及び当該作業チームのスキルレベルのランクに関する情報を含む。前記総作業時間に関する情報は、前記総作業時間と、複数のチーム作業のそれぞれの作業時間を合計してチーム作業の回数で割り算した平均作業時間と、複数のチーム作業のうち、予定よりも早く完了したチーム作業の回数を含む。前記総作業現場数に関する情報は、総作業現場数と、工事内容毎の作業現場数と、を含む。前記作業チームのスキルレベルのランクに関する情報は、当該作業チームのスキルレベルの平均評価ランクと、複数のチーム作業のうち、最高評価を受けたときのランクと、最低評価を受けたときのランクと、を含む。また、図10に示す前記チーム情報に含まれる前記作業チームの前記スキルレベルの平均評価ランクは、前記複数のチーム作業のそれぞれについて決定されて前記チーム情報データベース16に履歴として記憶されている複数のチームスキルレベルのランクの平均値である。
前記作業チームの必要スキル情報に関する情報は、図10に示す具体例では、言語に関する情報と、キャンセル回数に関する情報と、非常停止回数に関する情報と、を含む。
前記言語に関する情報は、当該作業チームが用いることができる言語(例えば、日本語、英語などの言語)の数と、言語名と、を含む。当該作業チームが用いることができる言語に関する情報は、前記コミュニケーションスキルを評価するための指標となる。
前記キャンセル回数に関する情報は、前記作業チームが作業を無断でキャンセルした回数を含む。当該キャンセル回数に関する情報は、前記マナーに対する意識のレベルを評価するための指標となる。
前記非常停止回数に関する情報は、前記チーム作業において予め禁止されている作業を前記作業チームが行ったときに非常停止の動作が行われた回数を含む。当該非常停止回数に関する情報は、前記安全に対する意識のレベルを評価するための指標となる。
前記作業チームの特徴に関する情報は、当該作業チームを作業発注者にアピールするためのアピール内容を含む。
図1に示す前記禁止部14は、スキルレベルが基準レベル未満の場合、作業チームがマスター30による遠隔操作を実行することを禁止する。本実施の形態では、作業チームのスキルレベルのランクが基準レベル以下か否かが判定される。例えば、基準レベルがランクCに設定されていたとする。図10の例では、作業チームのスキルレベルは「A」であるため、この作業チームは当該チーム作業についてはマスター30による遠隔作業が許可される。すなわち、この作業チームは、このチーム作業について、複数の建設機械50を実際に遠隔操作して報酬を得ることができる。
前記発注者端末20は、作業チームにチーム作業を発注する作業発注者が所持するパーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成されている。ここで、作業発注者は、工事等のチーム作業を立案して作業チームに発注する人物であり、例えば、作業発注会社に所属する社員が該当する。前記作業チームは作業請負会社であってもよく、当該作業請負会社に雇用された社員であってもよい。
前記発注者端末20は、表示部201と、制御部202と、操作部203と、通信部204と、図略のメモリーと、を備える。
前記表示部201は、例えば、液晶ディスプレイ等のディスプレイにより構成される。制御部202は、例えば、CPU等のプロセッサで構成され、発注者端末20の全体制御を司る。本実施の形態では、制御部202は、作業発注者がある作業チームについてスキルレベルを確認するために入力される問い合わせ要求の入力指示を受け付けた場合、該当する作業チームの作業チームIDを含む問い合わせ要求を、通信部204を介してサーバ10に送信する。
前記操作部203は、例えば、キーボード及びマウスであり、スキルレベルを確認するための問い合わせ要求の入力指示を受け付ける。前記通信部204は、発注者端末20を通信路NT1に接続する通信装置で構成され、操作部203が受け付けた問い合わせ要求を、通信路NT1を介してサーバ10に送信する。
図11は、本実施の形態に係るスキル情報提示システムがスキルレベルを算出する際の処理を示すフローチャートである。
前記マスター30の前記マスター制御部301がある作業チームのチーム作業の終了を検知すると、前記通信部305は、当該チーム作業に関するチームスキル情報をサーバ10に送信する(図11におけるステップ201)。
前記サーバ10の通信部204は前記チームスキル情報を受信する(ステップ101)。前記サーバ10のデータベース管理部15は、前記通信部204で受信された前記チームスキル情報のうち、前記運転スキル情報を前記運転スキル情報データベース17に記憶させ、前記必要スキル情報を前記必要スキル情報データベース18に記憶させる(ステップ102)。
前記スキルレベル算出部13は、更新されたデータベースの内容を参照してスキルレベルを算出し(ステップ103)、算出したスキルレベルをチーム情報データベース16に記憶させる(ステップ104)。前記通信部11は、算出されたスキルレベルをマスター30に送信する(ステップ105)。
前記マスター30の通信部305は前記スキルレベルを受信する(ステップ202)。前記マスター30の表示部303は前記スキルレベルを前記表示部303に表示する(ステップ203)。これにより、前記作業チームは当該作業チームのスキルレベルがどれだけアップしたかを確認できる。
図12は、本実施の形態におけるスキル情報提示システムがスキルレベルを発注者端末に送信する際の処理を示すフローチャートである。前記発注者端末20において、前記操作部203がある作業チームのスキルレベルを確認するための問い合わせ要求の入力指示を作業発注者から受け付けると、前記通信部204は、問い合わせ要求をサーバ10に送信する(ステップ301)。当該問い合わせ要求には該当する作業チームの作業チームIDが含まれる。
前記サーバ10の通信部11は、前記問い合わせ要求を受信する(ステップ401)。前記サーバ10の提示部12は、該当する作業チームのスキルレベルを前記チーム情報データベース16から読み出す(ステップ402)。前記サーバ10の通信部11は、当該スキルレベルを発注者端末20に送信する(ステップ403)。前記発注者端末20の通信部204は当該スキルレベルを受信する(ステップ302)。前記発注者端末20の表示部201は当該スキルレベルを前記表示部201に表示する(ステップ303)。これにより、作業発注者は、興味のある作業チームのスキルレベルを確認した上でその作業チームに作業を発注することができる。
以上のように、本実施の形態では、複数の建設機械を用いる前記チーム作業を行った作業チームのチームスキルレベルを含むチーム情報が前記発注者端末30に提示されるので、前記作業発注者は、当該発注者端末30に提示される前記作業チームのチームスキルレベルを知ることができる。このことは、前記作業チームの候補を評価するための情報を作業発注者に提供することを可能にする。
本実施の形態では、前記チームスキル情報は、前記作業チームが前記複数のマスター30を用いて前記複数の建設機械50を遠隔操作したときの運転スキルに関する運転スキル情報を含み、前記チームスキルレベルは、前記運転スキル情報に基づいて前記スキルレベル算出部13が算出する前記運転スキルのレベルである運転スキルレベルを含む。従って、前記作業発注者は、前記発注者端末20に提示される前記作業チームの運転スキルレベルを知ることができる。
本実施の形態では、前記チームスキル情報は、前記運転スキル以外の前記作業チームのスキルであって前記チーム作業に必要な必要スキルに関する必要スキル情報をさらに含み、前記チームスキルレベルは、前記必要スキル情報に基づいて前記スキルレベル算出部13が算出する前記必要スキルのレベルである必要スキルレベルを含む。従って、前記作業発注者は、前記作業チームの前記運転スキルレベルを知ることができるだけでなく、前記作業チームの前記必要スキルレベルを知ることもできる。このことは、前記作業発注者が前記運転スキルと前記必要スキルとを含む作業チームの総合的なチーム力を把握することを可能にし、前記作業発注者が複数の作業チーム候補の中から当該作業発注者のニーズに合った作業チームを選択することを容易にする。
本実施の形態では、前記必要スキル情報は、前記作業チームの作業実績に関する情報であるチーム作業実績情報であって当該作業チームが前記チーム作業を行った作業時間を含むチーム作業実績情報を含む。当該作業時間は、前記作業チームの前記チーム作業における連携のレベル及び前記作業チームの前記チーム作業の経験のレベルを表す指標となり得る。すなわち、当該作業時間が増加するのに伴い、当該作業チームの前記チーム作業における連携のレベルが高くなり、前記作業チームのチーム作業の経験のレベルが高くなる。従って、本実施の形態は、前記作業発注者が前記チーム作業実績情報における前記作業時間に基づいて前記作業チームの前記チーム作業における連携のレベル及び前記作業チームの前記チーム作業の経験のレベルを把握することを可能にする。
本実施の形態では、前記必要スキル情報は、前記チーム作業の管理及び計画の少なくとも一方を行うために必要なマネージメントスキルに関する情報を含む。従って、前記作業発注者は、前記発注者端末20に提示される前記マネージメントスキルのレベルに基づいて、前記作業チームのマネージメントスキルのレベルを知ることができる。
本実施の形態では、前記必要スキル情報は、前記作業チームを構成する前記複数のオペレータ同士が前記チーム作業を連携して行うために必要な対人コミュニケーションスキルに関する情報を含む。従って、前記作業発注者は、前記発注者端末20に提示される前記作業チームの前記対人コミュニケーションスキルのレベルに基づいて、当該作業チームのオペレータ同士がコミュニケーションをとりながら連携して前記チーム作業を行うことができるか否かを判断することができる。
本実施の形態では、前記チームスキル情報は、前記チーム作業を行った前記作業チームを構成する前記複数のオペレータのそれぞれのスキルに関する個人スキル情報を含み、前記スキルレベル算出部13は、前記複数のオペレータのそれぞれのスキルのレベルである個人スキルレベルを前記個人スキル情報に基づいて算出し、前記チーム情報データベース16は、前記個人スキルレベルを含む個人情報を記憶し、前記提示部12は、前記チーム情報及び前記個人情報を前記発注者端末20及びマスター30に提示する。従って、前記作業発注者は、前記チーム情報に基づいて前記作業チームの総合的なチーム力を把握することができるだけでなく、前記個人情報に基づいて当該作業チームを構成する複数のオペレータのそれぞれの個人スキルを把握することもできる。このことは、前記作業発注者が例えば複数の作業チーム候補の中から当該作業発注者のニーズに合った作業チームを選択することをさらに容易にする。
[変形例]
本発明は以下の変形例が採用できる。
(A)上記実施の形態では、前記必要スキル情報が前記マネージメントスキルに関する情報、前記マナーに対する意識に関する情報、前記作業チームの作業実績に関する情報、前記安全に対する意識に関する情報、及び前記対人コミュニケーションスキルに関する情報からなるが、本発明はこれに限られない。本発明では、前記必要スキル情報は、前記マネージメントスキルに関する情報、前記マナーに対する意識に関する情報、前記作業チームの作業実績に関する情報、前記安全に対する意識に関する情報、及び前記対人コミュニケーションスキルに関する情報のうちの少なくとも一つの情報を含むものであってもよい。また、本発明では、前記必要スキル情報は、実施の形態において例示した情報以外の情報を含むものであってもよく、実施の形態において例示した情報以外の情報のみからなるものであってもよい。
(B)上記実施の形態では、前記チームスキル情報が前記運転スキル情報と前記必要スキル情報とを含むが、本発明はこれに限られない。本発明では、前記チームスキル情報は、例えば、前記運転スキル情報及び前記必要スキル情報の何れか一方のみを含むものであってもよく、前記運転スキル情報及び前記必要スキル情報を含まずにこれら以外のスキル情報を含むものであってもよい。
(C)上記実施の形態では、前記提示部12が前記チーム情報及び前記個人情報を前記発注者端末20に提示するが、本発明はこれに限られない。本発明は、前記提示部12が前記チーム情報を発注者端末20に提示する一方で前記個人情報を発注者端末20に提示しない態様も含む。
(D)上記実施の形態では、前記作業チームが4人のオペレータにより構成されるが、本発明はこれに限られない。本発明では、作業チームは、複数のオペレータに構成されていればよく、作業チームの人数は4人以外であってもよい。また、本発明では、前記サーバにエントリーされている作業チームの構成人数(オペレータの人数)と当該作業チームが実際にチーム作業を行うときの人数が異なっていてもよい。すなわち、前記発注者端末からサーバに送信される作業スケジュール情報に含まれるチーム作業の作業内容、建設機械の台数などの情報に応じて、当該チーム作業は、当該作業チームを構成する複数のオペレータのうちの一部又は全部のオペレータによって行われればよい。
(E)上記の実施の形態では、各チーム作業は、一つの作業現場において前記複数の建設機械50を用いる作業であるが、本発明はこれに限られない。本発明では、各チーム作業は、互いに関連する複数の作業現場において複数の建設機械を用いる作業であってもよい。
(F)本発明では、前記取得部は、前記複数のオペレータの少なくとも一人が遠隔操作のシミュレーションを実行したシミュレーション実績、及び遠隔操作に対する前記複数のオペレータの少なくとも一人のスキルのレベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定の検定結果の少なくとも一方をさらに取得し、前記チーム情報は、取得されたシミュレーション実績及び取得された前記検定結果を含んでいてもよい。この態様は、前記遠隔操作装置を用いて前記建設機械を実際に遠隔操作した経験が無いオペレータ又はその経験が少ないオペレータが含まれる作業チームであっても当該作業チームのスキルが適切に評価されることを可能にする。具体的には次の通りである。
この変形例では、前記マスター30は、図略のモード切替部をさらに備える。当該モード切替部は、例えば、物理的な切り替えスイッチ又は表示部303に表示されるGUIで構成される切り替えスイッチで構成され、実作業モードと、シミュレーションモードと、検定モードとを切り替えるオペレータによる切替指示を受け付ける。実作業モードは、前記実施の形態において説明したように、オペレータが前記マスター30を用いて前記建設機械50を実際に遠隔操作するためのモードである。前記シミュレーションモードは、オペレータが遠隔操作のトレーニングをするためのシミュレータを実行するモードである。検定モードは、遠隔操作に対するオペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定を実行するモードである。
前記シミュレーションモードを実行する場合、前記マスター制御部301は、コンピュータプログラムで構成されたシミュレータを起動させる。ここで、シミュレータは、例えば、遠隔操作の技能レベルを向上させる目的でオペレータによって実行される。当該シミュレータは、実際の作業現場を模擬した3次元モデルからなる仮想現場環境をコンピュータ空間内に構築し、その仮想現場環境に、実際の建設機械を模擬した建設機械モデルを配置する。そして、シミュレータは、オペレータが建設機械モデルの操縦席に座ったときに操縦席ごしに見える仮想現場環境の画像を生成してマスター30の表示部303に表示させる。ここで、シミュレータは、オペレータがマスター30の操作部304を操作すると、その操作に応じて建設機械モデルのアタッチメント、先端アタッチメント、及び上部旋回体の姿勢を変化させ、その変化に応じて仮想現場環境の画像も変化させる。また、シミュレータは、実際の作業現場と同様、仮想現場環境において、オペレータによる操作レバーの操作に応じて掘削及び積込といった作業内容を実現する。当該シミュレータは、起動されると、オペレータに建設機械50の仕様と作業内容とを選択させ、選択した作業内容を選択した仕様の建設機械モデルを用いて仮想現場環境内でオペレータに実施させることで、オペレータをトレーニングする。前記マスター制御部301は、前記シミュレータによるトレーニングが終了すると、作業内容とシミュレータの作業時間とシミュレータで用いられた建設機械50の仕様とが対応付けられたシミュレーション実績を作業履歴として通信部305を介してサーバ10に送信し、当該サーバ10の前記通信部11は前記シミュレーション実績を受信する。受信された前記シミュレーション実績は、前記チーム情報の一部として前記チーム情報データベース16に記憶される。
前記検定モードを実行する場合、前記マスター制御部301は、コンピュータプログラムで構成された検定アプリケーションを起動することで検定を開始する。ここで、検定は、例えば、本スキル情報提示システムの提供者によって提供される試験である。この検定は、例えば、実際の教習場に配置された実際の建設機械50を、マスター30を用いてオペレータに操作させることで実現される。オペレータは、例えば、マスター30を操作して検定アプリケーションを起動させて、所望する仕様の建設機械50を用いて所望する作業内容に関する検定を実施する旨の検定依頼を入力すると、その検定依頼がサーバ10に送信される。検定依頼を受信したサーバ10は、教習場においてオペレータが希望する仕様の建設機械50に搭載されたスレーブ40をマスター30と通信接続させて所定の建設機械50をマスター30により遠隔操作可能な状態にした後、検定を開始する。この検定の合否は、例えば、遠隔操作によって教習場で実際に行われる作業を、試験官が遠隔的又は直接的に目視することで決定される。そして、試験官により合否が決定されると、その合否結果が試験官の端末からマスター30に送信される。前記マスター制御部301は、通信部305が検定の合否結果を受信すると、受信された合否結果と作業内容と検定で用いられた建設機械50の仕様とを対応付けた検定結果を作業履歴として通信部305を介してサーバ10に送信し、当該サーバ10の前記通信部11は前記検定結果を受信する。受信された前記検定結果は、前記チーム情報の一部として前記チーム情報データベース16に記憶される。前記提示部12は、前記チームスキルレベル、前記シミュレーション実績及び前記検定結果を含む前記チーム情報を前記発注者端末20に提示する。
従って、この態様では、前記マスター30を用いて前記建設機械50を実際に遠隔操作した経験が無いオペレータ又はその経験が少ないオペレータが含まれる作業チームについて、前記作業発注者は、前記シミュレーション実績及び前記検定結果を考慮に入れて当該作業チームのスキルを適切に評価することができる。
ここで、前記提示部12は、前記チームスキルレベル、前記シミュレーション実績及び前記検定結果のそれぞれが前記発注者端末20に個別に表示されるように、前記チーム情報を前記発注者端末20に提示してもよい。また、前記スキルレベル算出部が、前記運転スキル情報、前記必要スキル情報、前記シミュレーション実績、及び前記検定結果に基づいてチームスキルレベルを算出し、前記提示部12は、そのチームスキルレベルを含む前記チーム情報を前記発注者端末20に提示してもよい。
(G)上記実施の形態では、前記チーム作業が前記油圧ショベルによる土木作業であるが、本発明はこれに限られない。本発明では、前記チーム作業が、例えば、解体作業や林業作業などであってもよい。前記解体作業は、例えばニブラによる解体作業及びグラップルによる分別作業などを含む。前記林業作業は、例えば選木作業、伐採作業及び枝打ち作業を含む。
10 サーバ
11 通信部(取得部の一例)
12 提示部
13 スキルレベル算出部
16 チーム情報データベース
17 運転スキル情報データベース
18 必要スキル情報データベース
20 発注者端末
30 マスター(遠隔操作装置の一例)
50 建設機械

Claims (9)

  1. スキル情報提示システムであって、
    複数の建設機械を用いるチーム作業を作業発注者が発注することができる発注者端末に対して通信可能に接続されるとともに、前記複数の建設機械をそれぞれ遠隔操作することができる複数の遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバを備え、
    前記サーバは、
    複数のオペレータにより構成される作業チームが前記複数の遠隔操作装置を用いて前記チーム作業を行ったときの当該作業チームのスキルに関するチームスキル情報を取得する取得部と、
    前記チームスキル情報を記憶するスキル情報データベースと、
    前記チーム作業を行った前記作業チームのスキルのレベルであるチームスキルレベルを前記チームスキル情報に基づいて算出するスキルレベル算出部と、
    前記チームスキルレベルを含むチーム情報を記憶するチーム情報データベースと、
    前記チーム情報を前記発注者端末に提示する提示部と、を備えるスキル情報提示システム。
  2. 請求項1に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記チームスキル情報は、前記作業チームが前記複数の遠隔操作装置を用いて前記複数の建設機械を遠隔操作したときの運転スキルに関する運転スキル情報を含み、
    前記チームスキルレベルは、前記運転スキル情報に基づいて前記スキルレベル算出部が算出する前記運転スキルのレベルである運転スキルレベルを含む、スキル情報提示システム。
  3. 請求項2に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記チームスキル情報は、前記運転スキル以外の前記作業チームのスキルであって前記チーム作業に必要な必要スキルに関する必要スキル情報をさらに含み、
    前記チームスキルレベルは、前記必要スキル情報に基づいて前記スキルレベル算出部が算出する前記必要スキルのレベルである必要スキルレベルを含む、スキル情報提示システム。
  4. 請求項3に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記必要スキル情報は、前記作業チームの作業実績に関する情報であるチーム作業実績情報であって当該作業チームが前記チーム作業を行った作業時間を含むチーム作業実績情報を含む、スキル情報提示システム。
  5. 請求項3又は4に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記必要スキル情報は、前記チーム作業の管理及び計画の少なくとも一方を行うために必要なマネージメントスキルに関する情報を含む、スキル情報提示システム。
  6. 請求項3〜5の何れか1項に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記必要スキル情報は、前記作業チームを構成する前記複数のオペレータ同士が前記チーム作業を連携して行うために必要な対人コミュニケーションスキルに関する情報を含む、スキル情報提示システム。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記チームスキル情報は、前記チーム作業を行った前記作業チームを構成する前記複数のオペレータのそれぞれのスキルに関する個人スキル情報を含み、
    前記スキルレベル算出部は、前記複数のオペレータのそれぞれのスキルのレベルである個人スキルレベルを前記個人スキル情報に基づいて算出し、
    前記チーム情報データベースは、前記個人スキルレベルを含む個人情報を記憶し、
    前記提示部は、前記チーム情報及び前記個人情報を前記発注者端末に提示する、スキル情報提示システム。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のスキル情報提示システムであって、
    前記取得部は、前記複数のオペレータの少なくとも一人が遠隔操作のシミュレーションを実行したシミュレーション実績、及び遠隔操作に対する前記複数のオペレータの少なくとも一人のスキルのレベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定の検定結果の少なくとも一方をさらに取得し、
    前記チーム情報は、取得されたシミュレーション実績及び取得された前記検定結果を含む、スキル情報提示システム。
  9. 複数の建設機械を用いるチーム作業を作業発注者が発注することができる発注者端末に対して通信可能に接続されるとともに、前記複数の建設機械をそれぞれ遠隔操作することができる複数の遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバにおけるスキル情報提示方法であって、
    複数のオペレータにより構成される作業チームが前記複数の遠隔操作装置を用いて前記チーム作業を行ったときの当該作業チームのスキルに関するチームスキル情報を、前記サーバに含まれるスキル情報データベースに格納することと、
    前記サーバに含まれるスキルレベル算出部が、前記チーム作業を行った前記作業チームのスキルのレベルであるチームスキルレベルを前記チームスキル情報に基づいて算出することと、
    前記チームスキルレベルを含むチーム情報を、前記サーバに含まれるチーム情報データベースに格納することと、
    前記サーバに含まれる提示部が前記チーム情報を前記発注者端末に提示することと、を備えるスキル情報提示方法。
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