JP2020164382A - カーボンナノチューブ線材 - Google Patents
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[1] 複数のカーボンナノチューブで構成されるカーボンナノチューブ集合体からなるカーボンナノチューブ線材であって、
前記複数のカーボンナノチューブの平均長さが15μm以上であり、
前記カーボンナノチューブ線材において、前記カーボンナノチューブ線材の円相当半径をR、同心円でR/√2の半径を有する部分の範囲をカーボンナノチューブ線材の内側、同心円で前記カーボンナノチューブ線材の内側を除いた部分の範囲をカーボンナノチューブ線材の外側としたとき、走査型電子顕微鏡で観察し得られた画像を高速フーリエ変換した画像を解析し算出されるヘルマンの配向係数が、前記カーボンナノチューブ線材の外側で0.75以上であり、且つ前記カーボンナノチューブ線材の外側におけるヘルマンの配向係数と前記カーボンナノチューブ線材の内側におけるヘルマンの配向係数との差の絶対値が0.05以下であり、かつ、
前記カーボンナノチューブ線材において、ラマンスペクトルのGバンドに対する結晶性に由来するDバンドの比であるG/D比が70以上であることを特徴とするカーボンナノチューブ線材。
[2] カーボンナノチューブ線材の径方向における任意の断面積に対する空隙率が10%以下である、[1]に記載のカーボンナノチューブ線材。
[3] 密度が1.4g/cm3以上である、[1]又は[2]に記載のカーボンナノチューブ線材。
[4] 前記G/D比が80以上である、[1]乃至[3]までのいずれかに記載のカーボンナノチューブ線材。
[5] 前記複数のカーボンナノチューブの平均長さが20μm以上60μm以下である、[1]乃至[4]までのいずれかに記載のカーボンナノチューブ線材。
[6] 空隙の分散度が5.0以下である、[1]乃至[5]までのいずれかに記載のカーボンナノチューブ線材。
図1に示されるように、本発明に係るカーボンナノチューブ線材10は、複数のCNT11a,11a,・・・で構成されるCNT集合体11からなる。CNT集合体11は、1層以上の層構造を有する複数のCNT11a,11a,・・・で構成されており、CNT線材10は、CNT集合体11の単数から、または複数が束ねられて形成されている。ここで、CNT線材とはCNTの割合が90質量%以上のCNT線材を意味する。なお、CNT線材におけるCNT割合の算定においては、メッキとドーパントは除かれる。CNT集合体11の長手方向が、CNT線材10の長手方向を形成しているため、CNT集合体11は、線状となっている。CNT線材10における複数のCNT集合体11,11,・・・は、その長軸方向がほぼ揃って配向している。CNT線材10は、1本のCNT線材10からなる素線(単線)である。素線としてのCNT線材10の直径は、特に限定されないが、例えば、0.005mm以上4.0mm以下である。また、複数本のCNT線材10をさらに撚り合わせることにより、CNT線材10の撚り線を形成することができる。
CNT集合体11は、複数のCNT11aの束であり、CNT11aの長手方向が、CNT集合体11の長手方向を形成している。CNT集合体11における複数のCNT11a,11a,・・・は、その長軸方向がほぼ揃って配向している。CNT集合体11の円相当直径は、例えば、20nm以上1000nm以下であり、より典型的には、20nm以上80nm以下である。
CNT集合体11を構成するCNT11aは、単層構造又は複層構造を有する筒状体が糸状に形成された物質であり、単層構造のCNTはSWNT(single-walled nanotube)、複層構造のCNTはMWNT(multi-walled nanotube)と呼ばれる。図1では、便宜
上、2層構造を有するCNT11aのみを記載しているが、CNT集合体11には、3層構造を有するCNTまたは単層構造の層構造を有するCNTも含まれていてもよく、3層構造を有するCNTまたは単層構造の層構造を有するCNTから形成されていてもよい。但し、CNTが4層構造以上であると、CNTの径のサイズおよび分布が大きくなり、CNT同士が絡みにくくなる。そのため、CNTは、単層構造、2層構造または3層構造であることが好ましく、単層構造または2層構造であることがより好ましく、2層構造であることがさらに好ましい。
リティは、アームチェア型、ジグザグ型、及びカイラル型に大別され、アームチェア型は金属性、ジグザグ型は半導体性および半金属性、カイラル型は半導体性および半金属性の挙動を示す。従って、CNT11aの導電性は、筒状体がいずれのカイラリティを有するかによって大きく異なる。
複数のCNT11a,11a,・・・において、複数のCNT11a,11a,・・・の平均長さ(以下、単に「平均長さ」ともいう)の下限値は15μm以上であり、20μm以上であることが好ましい。平均長さが15μm未満であると、長いCNTが少な過ぎるため、CNT線材10において、長さ方向(長手方向)の導電パスが短く、優れた導電性を得ることが困難である。また、長いCNT同士の繋がりが少ないため、優れた強度を得ることも困難となる。一方、CNTの平均長さが長いほど、高アスペクト比を有するCNT同士が互いに絡まって繋がりを形成しやすい。これにより、CNT線材10の長さ方向(長手方向)に沿って安定して導電性が付与され、また、CNT同士の絡み合いにより強度も向上する。複数のCNT11a,11a,・・・において、平均長さの上限値は特に制限はないが、長いCNT同士が過剰に絡み合うことを抑制するため、平均長さの上限値は120μm以下であることが好ましく、60μm以下であることが好ましい。特に、複数のCNT11a,11a,・・・の平均長さが20μm以上60μm以下であることにより、CNT線材10の長さ方向(長手方向)の導電パスが高まるため、優れた導電性を確保しやすく、また、複数のCNT11a,11a,・・・が一定の方向に適度に配向しやすい長さであるため、後述する配向性を高めることができる。
複数のCNT11a,11a,・・・において、複数のCNT11a,11a,・・・
の平均径(以下、単に「平均径」ともいう)は特に限定されるものではないが、2.0nm以下であることが好ましい。これにより、高アスペクト比を有するCNTの割合が増大し、長いCNT同士が互いに絡まって繋がったネットワーク構造を形成しやすくなる。複数のCNT11a,11a,・・・において、平均径の下限値は特に制限はないが、1.0nm以上であることが好ましい。
CNT線材10において、複数のCNT11a,11a,・・・の配向性は、ヘルマンの配向係数により評価することができる。図2にCNT線材10における配向性の測定部分を示す。図2(a)は、CNT線材10の短軸方向(径方向)の断面図であり、図2(b)は、CNT線材10の長軸方向(長さ方向)の断面図である。具体的には、CNT線材10において、CNT線材10の円相当半径をR、同心円でR/√2の半径を有する部分の範囲をCNT線材10の内側20、同心円でCNT線材10の内側20を除いた部分、すなわち、R−(R/√2)の厚さを有する中空円部分の範囲をCNT線材10の外側30としたとき、CNT線材10の外側30における配向度と、CNT線材10の外側30における配向度とCNT線材10の内側20における配向度の差を測定する。これらの配向度は、ヘルマンの配向係数によって評価される。CNT線材10において、ヘルマンの配向係数が、CNT線材10の外側30で0.75以上であり、且つCNT線材10の外側30におけるヘルマンの配向係数とCNT線材10の内側20におけるヘルマンの配向係数との差の絶対値が0.05以下であることにより、CNT線材10は高い配向性を有していると判断される。ヘルマンの配向係数の上限値は1未満であり、ヘルマンの配向係数が1に近いほど高い配向性を有していることを意味する。また、CNT線材10の外側30におけるヘルマンの配向係数とCNT線材10の内側20におけるヘルマンの配向係数との差の絶対値が0に近いほど、複数のCNT11a,11a・・・がCNT線材10の外側30と内側20のそれぞれで均一に配向していると判断できる。CNT線材10の外側30におけるヘルマン配向係数および内側20におけるヘルマンの配向係数は、走査型電子顕微鏡で観察し得られた画像(SEM画像)を高速フーリエ変換した画像を解析(FFT解析)して算出される。例えば、イオンミリングを用いてCNT線材10を長軸方向に沿って切断し、その切断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、当該切断面におけるSEM画像のFFT配向解析を行うことでこれらの配向係数を測定できる。
CNT線材10は、密度が0.8g/cm3以上であることが好ましく、1.0g/cm3以上であることがより好ましく、1.4g/cm3以上であることがさらに好ましい
。密度が0.8g/cm3以上であれば、CNT線材10に優れた強度を付与することができ、密度が1.0g/cm3以上であることにより、より強度を向上させることができ、特に、密度が1.4g/cm3以上であることにより、顕著に優れた強度が付与される。
CNT11aは、浮遊触媒法(特許第5819888号公報)、基板法(特許第5590603号公報)等の方法により作製することができ、好ましくは浮遊触媒法により作製される。浮遊触媒法の条件は、特に限定されるものではなく、従来公知の方法により適宜設計することができる。これにより、複数のCNT11a,11a,・・・を含む分散液が作製される。
断により絡み合いが適度に解れ、せん断方向に沿ってCNTが配向する。これにより、複数のCNT11a,11a,・・・同士が適度に絡まった状態で、これらがせん断方向に沿って配向した高配向膜を得ることができる。塗布膜の形成の際、高いせん断力を負荷させるため、塗布速度は0.001m/s以上5m/s以下であることが好ましい。尚、高いせん断速度とは、低いせん断速度よりも大きいことを意味し、低いせん断速度は、0.1[1/s]以上1[1/s]未満の範囲を意味する。
[導電性]
本発明に係るCNT線材10は、導電性として、体積抵抗率が8.0×10−5Ω・cm未満であることが好ましく、4.0×10−5Ω・cm未満であることがより好ましく、1.0×10−5Ω・cm未満であることがさらに好ましい。体積抵抗率が8.0×10−5Ω・cm未満であれば、導電性に優れていると評価できる。
本発明に係るCNT線材10は、引張強度が100MPa以上であることが好ましく、150MPa以上であることがより好ましく、200MPa以上であることがさらに好ましい。引張強度が100MPa以上であれば、強度に優れていると評価できる。
本発明に係るCNT線材10は、CNT線材10の径方向(短軸方向)における任意の断面積に対する空隙率が10%以下であることが好ましく、8%以下であることがより好ましい。空隙率が10%以下であれば、CNT線材10において、空隙に起因する導電パスの妨げを抑制することができ、また、局所的に強度が低い箇所が少なくなるため、CNT線材10の強度、耐久性が向上する。
本発明に係るCNT線材10は、空隙の分散度が5.0以下であることが好ましく、4.0以下であることがより好ましい。空隙の分散度が5.0以下であれば、CNT線材10において、空隙に起因する導電パスの妨げを抑制することができ、また、局所的に強度が低い箇所が少なくなるため、CNT線材10の強度、耐久性が向上する。尚、CNT線材10における空隙の分散度は、例えば、上記の空隙率を、CNT線材10の径方向における任意の5箇所の断面で測定し、その標準偏差から算出できる。
実施例1〜12、比較例1〜7について、以下のようにしてCNT線材を作製した。
浮遊触媒法でCNTを作製した。得られたCNTを遠心分離し、さらにフィルタを介して分画することにより、平均長さが異なる複数のCNTサンプルを作製した。分画した複数のCNTサンプルの平均長さをそれぞれ測定した。このように長さが調整された複数のCNTサンプル25mgを、5mlの水と、分散剤として含有量を変化させたコール酸ナトリウム(富士フィルム和光純薬社製)が溶解されている溶液に加え、超音波分散機(「NR−50M」 マイクロテック・ニチオン社製)により、25(室温)℃で1時間分散処理をし、CNT分散液を作製した。作製したCNT分散液をテフロン(登録商標)板上に数滴滴下し、バーコーターを用いて所定の塗布速度でCNT分散液を塗布し、塗布膜を形成した。得られた塗布膜を25℃で1時間自然乾燥させて半乾きの状態にした後、乾燥した塗布膜の淵をピンセットで剥がして、ピンセットを用いて塗布膜をロール状に巻き、さらに、一晩自然乾燥させることにより、CNT線材を作製した。各実施例及び各比較例における分散剤の含有量、複数のCNTサンプルの平均長さ(CNTの平均長さ)及び塗布速度を表1に示す。尚、表1中、このような製法をロール糸と表記する。
比較例2〜4では、上記のような工程を経て作製したCNT分散液をシリンジに入れ、0.1ml/分の吐出速度でイソプロパノールの凝固液(富士フィルム和光純薬社製)に吐出し、CNTが凝固するまで数分放置し、糸状のCNT紡糸線を作製した。その後、得られた糸状のCNT紡糸線を取り出し、一晩自然乾燥させることにより、CNT線材を作製した。複数のCNTサンプルの平均長さは、上記の実施例1〜12及び比較例1、5〜7と同様にそれぞれ測定した。比較例2〜4における分散剤の含有量及び複数のCNTサンプルの平均長さ(CNTの平均長さ)を表1に示す。尚、表1中、このような製法を湿
式紡糸と表記する。
[CNTの平均長さ]
実施例1〜12および比較例1〜6で使用したCNTの平均長さは、CNT分散液中に存在するCNTを、SEM(走査型電子顕微鏡)を用いてSEM画像から算出した。具体的には、倍率が10000倍であるSEM画像に存在する任意のCNTの長さを測定した。これを別のCNTでも同様に行い、200本のCNTの長さの平均値を平均長さとして算出した。尚、CNT分散液中に存在するCNTの平均長さとCNT線材に存在するCNTの平均長さは、紡糸の影響を受けないため同等であると評価した。
CNT線材の密度を測定した。具体的には、超高速・高精度寸法測定器(KEYENCE社製)を用いてCNT線材の素線径を測定し、さらに、ノギスでCNT線材の長さを測定してCNT線材の体積を計算した。得られた体積の値と、分析てんびん(「XP6」 METTLER TOLEDO社製)で測定したCNT線材の重さからCNT線材の密度を算出した。
ラマン分光装置(Thermo Fisher Scientific社製、「ALMEGA XR」)により、励起レーザ:532nm、レーザ強度:10%に減光、対物レンズ:50倍、露光時間:1秒×60回の条件にて測定し、ラマンスペクトルを得た。次に、スペクトル解析ソフト
ウェア(日本分光社製、「Spectra Manager」)により、ラマンスペクトルの1000〜
2000cm−1のデータを切り出し、この範囲で検出されるピーク群をCurve Fitting
により分離解析を行った。尚、ベースラインは1000cm−1と2000cm−1での検出強度を結んだ線とする。このように切り出したラマンスペクトルにおいて、GバンドとDバンドそれぞれのピークトップ高さ(ピークトップからベースラインの値を差し引いた検出強度)を求め、その値からG/D比の値を算出した。
CNT線材の円相当半径をR、同心円でR/√2の半径を有する部分の範囲をCNT線材の内側、同心円でR−(R/√2)の厚さを有する中空円部分の範囲をCNT線材の外側として定め、CNT線材の外側におけるヘルマンの配向係数(外側の配向係数)とCNT線材の内側におけるヘルマンの配向係数(内側の配向係数)をそれぞれ測定した。外側の配向係数及び内側の配向係数は、イオンミリングを用いてCNT線材を長軸方向に沿って切断し、その切断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、当該切断面におけるSEM画像をFFT(高速フーリエ変換)処理して配向解析を行うことで算出した。さらに、外側の配向係数と内側の配向係数との差の絶対値(配向係数の内外差)を算出した。
上記のようにして作製したCNT線材について、以下の評価を行った。
イオンミリングを用いてCNT線材の任意の箇所で径方向に沿って切断し、その切断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、当該切断面におけるSEM画像を解析し、切断面内に存在する全空隙の面積の合計を測定した。すなわち、空隙率は、以下の式により算出される。
上記の空隙率の測定法で、任意に5箇所の切断面に対する空隙率をそれぞれ測定し、その標準偏差を算出した。空隙の分散度が5.0以下であれば、CNT線材の外側と内側とで局所的に大きな空隙はほとんどなく、配向ムラが抑制されていると評価した。
CNT線材の導電性の評価として、四端子法により体積抵抗率を測定した。具体的には、抵抗測定機にCNT線材を接続し、四端子法により抵抗測定を実施した。体積抵抗率rは、r=RA/L(R:抵抗、A:CNT線材の断面積、L:測定長さ)の計算式に基づいて算出した。体積抵抗率が1.0×10−5Ω・cm未満の場合を「◎」、1.0×10−5Ω・cm以上4.0×10−5Ω・cm未満の場合を「○」、4.0×10−5Ω・cm以上8.0×10−5Ω・cm未満の場合を「△」、8.0×10−5Ω・cm以上の場合を「×」と評価し、「△」以上であれば、導電性に優れていると評価した。
CNT線材の強度の評価として、引張強度を測定した。具体的には、CNT線材の引張強度を万能試験機の引張試験により測定した。ロードセルは100Nとし、試験速度は6mm/minで測定した。マイクロスコープで観察し得たCNT線材の直径から断面積を
求めた。引張強度sは、s=F/A(F:試験力、A:CNT線材の断面積)の計算式に基づいて算出した。引張強度が200MPa以上の場合を「◎」、150MPa以上200MPa未満の場合を「○」、100MPa以上150MPa未満の場合を「△」、100MPa未満の場合を「×」と評価し、「△」以上であれば、強度に優れていると評価した。
11 カーボンナノチューブ集合体
11a カーボンナノチューブ
20 内側
30 外側
Claims (6)
- 複数のカーボンナノチューブで構成されるカーボンナノチューブ集合体からなるカーボンナノチューブ線材であって、
前記複数のカーボンナノチューブの平均長さが15μm以上であり、
前記カーボンナノチューブ線材において、前記カーボンナノチューブ線材の円相当半径をR、同心円でR/√2の半径を有する部分の範囲をカーボンナノチューブ線材の内側、同心円で前記カーボンナノチューブ線材の内側を除いた部分の範囲をカーボンナノチューブ線材の外側としたとき、走査型電子顕微鏡で観察し得られた画像を高速フーリエ変換した画像を解析し算出されるヘルマンの配向係数が、前記カーボンナノチューブ線材の外側で0.75以上であり、且つ前記カーボンナノチューブ線材の外側におけるヘルマンの配向係数と前記カーボンナノチューブ線材の内側におけるヘルマンの配向係数との差の絶対値が0.05以下であり、かつ
前記カーボンナノチューブ線材におけるラマンスペクトルのGバンドに対する結晶性に由来するDバンドの比であるG/D比が70以上であることを特徴とするカーボンナノチューブ線材。 - 前記カーボンナノチューブ線材の径方向における任意の断面積に対する空隙率が10%以下である、請求項1に記載のカーボンナノチューブ線材。
- 密度が1.4g/cm3以上である、請求項1又は2に記載のカーボンナノチューブ線材。
- 前記G/D比が80以上である、請求項1乃至3までのいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ線材。
- 前記複数のカーボンナノチューブの平均長さが20μm以上60μm以下である、請求項1乃至4までのいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ線材。
- 空隙の分散度が5.0以下である、請求項1乃至5までのいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ線材。
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