JP2020156268A - モータユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】インバータとモータとが一体化されたモータユニットにおいて、モータと別体でフィン構造を設けることなくモータの冷却効率を向上させる。【解決手段】インバータ3が、シャフト2dの延伸方向から見てシャフト2dを中心とする周方向に配列された複数のインバータ放熱フィン3eを有し、モータ2が、シャフト2dの延伸方向から見てシャフト2dを中心とする周方向に配列されると共にシャフト2dの延伸方向から見てインバータ放熱フィン3eの間に複数のうち少なくとも一部が配置されるモータ放熱フィン2eを有している。【選択図】図1
Description
本発明は、モータユニットに関するものである。
近年、モータとファンとが一体化されたモータユニットを小型二輪自動車等の車両に搭載することが提案されている。例えば、特許文献1には、モータのシャフトにファンが設置されたモータユニットが開示されている。特許文献1に開示されたモータユニットは、ファンからの送風をインバータに当てることによりインバータの冷却を行っている。
ところで、モータユニットにおいては、インバータに限らずモータも発熱するため、モータも冷却することが好ましい。このような場合、上述のファンによる送風をインバータのみでなく、モータハウジングに沿って流すことが考えられる。ただし、ファンの送風によるモータの冷却効果は十分ではなく、よりモータを冷却可能とする提案が望まれている。
例えば、特許文献2には、モータに対して別体のフィン構造を取り付けることによって、モータの冷却効率を高める構造が開示されている。しかしながら、このような別体のフィン構造を用いる場合には、モータと別にフィン構造を形成する作業やフィン構造をモータに取り付ける作業を要し、さらにモータからフィン構造への伝熱効率を高める工夫も必要となる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、インバータとモータとが一体化されたモータユニットにおいて、モータと別体でフィン構造を設けることなくモータの冷却効率を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、モータと、上記モータに接続されたインバータと、上記インバータに向けて空気を圧送するファンとを備えるモータユニットであって、上記インバータが、上記モータのシャフトが延伸する方向から見て上記シャフトを中心とする周方向に配列された複数のインバータ放熱フィンを有し、上記モータが、上記モータのシャフトが延伸する方向から見て上記シャフトを中心とする周方向に配列されると共に上記モータのシャフトが延伸する方向から見て上記インバータ放熱フィンの間に複数のうち少なくとも一部が配置されるモータ放熱フィンを有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ファン、上記インバータ、上記モータの順に配置されており、上記ファンを覆うと共に上記インバータ及び上記モータとの外壁部との間に上記空気の流路を形成するファンカバーを備え、上記ファンカバーは、上記ファンから上記モータの上記インバータ側の一部までを覆うという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記モータ放熱フィンの上記インバータ側の端部は、上記インバータに向けて尖った形状とされているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記モータ放熱フィンが、立設面側の根本から上記立設面から遠ざかるに連れて幅寸法が拡大するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記インバータ放熱フィンが、上記モータ放熱フィンよりも多く設置されているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記モータのシャフトが延伸する方向から見て、上記モータ放熱フィンの表面積が、上記インバータ放熱フィンよりも広く設定されているという構成を採用する。
本発明によれば、モータのシャフトが延伸する方向から見て、インバータ放熱フィンとモータ放熱フィンとが変位して配置されている。このため、インバータ放熱フィンに沿って進んだ空気がモータ放熱フィンの端部に衝突することで、空気の境界層を薄くすることができ、モータ放熱フィンからの放熱効率を高めることができる。このため、本発明によれば、モータの冷却効率を向上させることが可能となる。さらに、本発明によれば、インバータ放熱フィンがインバータに設けられ、モータ放熱フィンがモータに設けられているため、インバータやモータと別体でフィン構造を設ける必要がない。よって、本発明によれば、インバータとモータとが一体化されたモータユニットにおいて、モータと別体でフィン構造を設けることなくモータの冷却効率を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係るモータユニットの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のモータユニット1の概略構成を模式的に示す断面図である。この図に示すように、本実施形態のモータユニット1は、モータ2と、インバータ3と、ファン4と、ファンカバー5と、ギアユニット6とを備えている。
モータ2は、モータハウジング2aと、ステータコア2bと、ロータコア2cと、シャフト2dとを備えている。モータハウジング2aは、ステータコア2b、ロータコア2c及びシャフト2dを収容するハウジングである。図2は、モータハウジング2aの斜視図である。この図に示すように、モータハウジング2aの外壁部には、シャフト2dの延伸方向に沿って延伸するモータ放熱フィン2eがシャフト2dを中心とする周方向に配列されて複数設けられている。また、モータハウジング2aの外壁部には、図2に示すように、本実施形態のモータユニット1を車体フレームに固定するためのフレーム固定部2fと、後述するインバータハウジング3aを固定するためのインバータ固定部2gとを有している。これらのフレーム固定部2f及びインバータ固定部2gは、シャフト2dの延伸方向に沿って延伸されている。
ステータコア2bは、モータハウジング2aの内壁に対して固定されており、ロータコア2cを囲うように環状に設けられている。このステータコア2bは、給電されることによりロータコア2cを回転させる磁力を発生させる。ロータコア2cは、ステータコア2bの内側に配置されており、シャフト2dと固定されている。このロータコア2cは、ステータコア2bで発生された磁力によって回転可能とされている。
シャフト2dは、ロータコア2cに対して固定されており、ロータコア2cの回転に伴って回転される。本実施形態においては、シャフト2dは、モータハウジング2aに対して固定された軸受により軸支されており、インバータ3を貫通して先端部がファン4に固定され、後端部が不図示のギアに固定されている。このようなシャフト2dは、ステータコア2bとロータコア2cとによって発生された回転動力をファン及び不図示のギアに対して伝達する。
このようなモータ2は、インバータ3によって3相交流に変換された電力が供給され、供給された電力から回転動力を生成すると共に、生成した回転動力をシャフト2dによってファン4及びギアユニット6に伝達する。
インバータ3は、インバータハウジング3aと、コアユニット3bとを有している。インバータハウジング3aは、コアユニット3bを覆うカバー部材であると共にコアユニット3bの熱を吸収かつ外部に放出するヒートシンクとして機能する。つまり、本実施形態においては、コアユニット3bと覆うカバー部材と、コアユニット3bの熱を吸収かつ外部に放出するヒートシンクとがインバータハウジング3aとして一体化されている。コアユニット3bは、インバータハウジング3aに対して固定された状態で、インバータハウジング3aの内部に収容されている。このコアユニット3bは、不図示のバッテリから供給される直流電力を3相交流に変換してモータ2のステータコア2bに供給する。このようなコアユニット3bは、6つのスイッチング素子や、コンデンサ等が実装される不図示の基板等を備えている。
図3は、インバータハウジング3aの斜視図である。インバータハウジング3aは、熱伝導性の高い金属(例えばアルミニウム)によって一体的に成形されており、図3に示すように、囲壁3cと、放熱部3dと、インバータ放熱フィン3eと、インバータハウジング3aをネジなどによってモータ2に取り付けるのに用いられる固定部3fとを有している。
囲壁3cは、コアユニット3bを収容する椀型の部位であり、天壁部3c1と側壁部3c2とを有している。天壁部3c1は、ファン4側から見てコアユニット3bを覆う部位であり、側壁部3c2が接続される縁部がモータ2側に向けて湾曲されている。この天壁部3c1の外壁面(ファン4側の表面)には、放熱部3dが設けられている。また、ファン4側から見て、天壁部3c1の中央部には、天壁部3c1を貫通する貫通開口3c3が設けられている。この貫通開口3c3には、モータ2のシャフト2dが挿通される。
側壁部3c2は、天壁部3c1を囲うように、天壁部3c1の縁部からコアユニット3bの側面に沿って延出している。つまり、側壁部3c2は、天壁部3c1からシャフト2dに沿ってモータ2側に向けて延出している。この側壁部3c2は、コアユニット3bを側方(シャフト2dの径方向外側)から覆うように囲っている。
このような囲壁3cは、天壁部3c1と側壁部3c2とによって囲まれた空間にコアユニット3bを収容しており、コアユニット3bを異物から保護すると共にコアユニット3bの熱を吸熱して放熱部3dやインバータ放熱フィン3eに伝達する。
放熱部3dは、複数の放熱フィンを有している。この放熱部3dは、囲壁3cを通じて伝わるコアユニット3bが発した熱をファン4から送風される空気流に放出する。なお、本実施形態においては、囲壁3cの天壁部3c1の外壁面は、ファン4に対向配置されており、ファン4からの送風を正面から受ける受風領域とされている。放熱部3dは、このような受風領域である囲壁3cの天壁部3c1の外壁面に対して設けられている。
インバータ放熱フィン3eは、囲壁3cの側壁部3c2の外壁面に立設されており、天壁部3c1からの側壁部3c2の延出方向に沿って延びる板状の部位である。このインバータ放熱フィン3eは、固定部3fが設けられた領域を避けて、貫通開口3c3を中心とした周方向に等間隔で配列されている。
図4は、モータ2が備えるモータ放熱フィン2eと、インバータ3が備えるインバータ放熱フィン3eとの位置関係を説明するための模式図であり、(a)がシャフト2dの軸心方向に沿った方向から見たインバータ放熱フィン3eを通過する断面図であり、(b)がシャフト2dの軸心と直交する方向から見たモータハウジング2aとインバータハウジング3aとの境界部分を示す図である。これらの図に示すように、モータ放熱フィン2eと、インバータ放熱フィン3eと、シャフト2dを中心とする周方向に半ピッチ変位した位置に配置されている。つまり、本実施形態においては、インバータ3が、シャフト2dの延伸方向から見てシャフト2dを中心とする周方向に配列された複数のインバータ放熱フィン3eを有し、モータ2が、シャフト2dの延伸方向から見てシャフト2dを中心とする周方向に配列されると共にシャフト2dの延伸方向から見てインバータ放熱フィン3eの間に配置されるモータ放熱フィン2eを有している。
なお、本実施形態においては、図4に示すように、複数のモータ放熱フィン2eの配置間隔と複数のインバータ放熱フィン3eの配置間隔とは同一とされている。また、シャフト2dの延伸方向から見て、隣り合うモータ放熱フィン2eとモータ放熱フィン2eとの中間位置にインバータ放熱フィン3eが配置されている。また、シャフト2dの延伸方向から見て、隣り合うインバータ放熱フィン3eとインバータ放熱フィン3eとの中間位置にモータ放熱フィン2eが配置されている。
図1に戻り、ファン4は、放熱部3dに対して一定の隙間を空けて正対した状態で配置されており、モータ2のシャフト2dに対して固定されている。このファン4は、シャフト2dを介して回転されることによって、放熱部3dと反対側から空気を取り込んで放熱部3d側に向けて空気を圧送する。つまり、ファン4は、モータ2から回転動力が伝達されて回転されることによって、放熱部3dに向かう空気流を形成する。
ファンカバー5は、例えば樹脂によって形成されており、インバータハウジング3aに対して固定されている。このファンカバー5は、吸入開口5aが設けられた天壁部5bと、天壁部5bの周縁部より延出された周壁部5cとを有している。
天壁部5bは、ファン4を空気の流入側から覆う部位であり、ファン4の右側に配置されている。なお、吸入開口5aには、必要に応じて、異物の侵入を防止するための網状部等が設けられる。
周壁部5cは、ファン4を径方向外側から囲う部位である。図5は、図1のA−A断面図である。この図に示すように、周壁部5cは、シャフト2dの延伸方向から見て、インバータハウジング3aの囲壁3cの側壁部3c2を一定の隙間を空けて径方向外側から覆うように配置されている。この周壁部5cは、ファン4からモータハウジング2aのモータ放熱フィン2eに到達するように、天壁部5bからの延出寸法が設定されている。つまり、周壁部5cは、図1に示すように、ファン4からモータ2のインバータ3側の一部までを覆っている。この周壁部5cは、インバータハウジング3aの囲壁3cの側壁部3c2及びモータハウジング2aの外壁部に対して一定の隙間を空けて配置されており、インバータ3とモータ2との間にファン4によって圧送された空気の排出流路を形成している。このような周壁部5cは、上記排出流路を介して、ファン4により圧送された空気をモータハウジング2aの外壁面に沿うように案内する。
ギアユニット6は、モータ2のインバータ3と反対側に配置されており、モータ2から伝達される回転動力の回転数を調整して出力する。このようなギアユニット6は、例えばモータ2と同一径とされている。ギアユニット6をモータ2と同一径あるいは小径とすることによって、モータハウジング2aに沿って流れる空気の流れがギアユニット6に阻害されることがなくなり、モータハウジング2aに沿って空気を円滑に流すことが可能となる。例えば、ギアユニット6をモータ2と同一径あるいは小径とするために、ギアユニット6は、遊星歯車機構を用いた構造とされている。
このような本実施形態のモータユニット1では、インバータ3を介してモータ2に給電がされると、モータ2によって回転動力が生成され、モータ2から不図示のギアユニット6を介して車両のタイヤ等に動力が伝達される。また、モータ2によって生成された回転動力の一部はシャフト2dを通じてファン4に伝達され、ファン4が回転駆動される。
ファン4が回転駆動されると、ファンカバー5の吸入開口5aからファンカバー5の内部に空気が取り込まれ、インバータハウジング3aの放熱部3dに向かう空気流が形成される。ファン4によって形成された空気流は、放熱部3dに当たった後に貫通開口3c3を中心とする径方向に広がり、その後、囲壁3cの側壁部3c2とファンカバー5との間の空間を通じてファンカバー5の外部に排出される。
放熱部3dの放熱フィンから上述のような空気流に対して放熱され、インバータ放熱フィン3eからも空気流に対して放熱される。この結果、インバータ3のコアユニット3bによって発生した熱が空気流を介してインバータ3の外部に排出される。
また、ファン4によって圧送された空気は、ファンカバー5の周壁部5cに案内され、インバータハウジング3aとモータハウジング2aの周面をシャフト2dの延伸方向に沿うようにファンカバー5から排出される。このとき、排出される空気流に対して、インバータ放熱フィン3e及びモータ放熱フィン2eから放熱され、インバータ3及びモータ2が冷却される。ここで、本実施形態においては、インバータ放熱フィン3eとモータ放熱フィン2eとがシャフト2dを中心とする周方向に変位して配置されている。このため、インバータ放熱フィン3eに沿って進んだ空気がモータ放熱フィン2eの端部に衝突する。これによって、モータ放熱フィン2eの表面に形成される空気流の境界層を薄くなり、モータ2から空気への放熱が促進される。
以上のような本実施形態のモータユニット1においては、インバータ3が、シャフト2dの延伸方向から見てシャフト2dを中心とする周方向に配列された複数のインバータ放熱フィン3eを有し、モータ2が、シャフト2dの延伸方向から見てシャフト2dを中心とする周方向に配列されると共にシャフト2dの延伸方向から見てインバータ放熱フィン3eの間に複数のうち少なくとも一部が配置されるモータ放熱フィン2eを有している。このような本実施形態のモータユニット1によれば、シャフト2dの延伸方向から見て、インバータ放熱フィン3eとモータ放熱フィン2eとが変位して配置されている。このため、インバータ放熱フィン3eに沿って進んだ空気がモータ放熱フィン2eの端部に衝突することで、空気の境界層を薄くすることができ、モータ放熱フィン2eからの放熱効率を高めることができる。このため、本実施形態のモータユニット1によれば、モータ2の冷却効率を向上させることが可能となる。さらに、本実施形態のモータユニット1によれば、インバータ放熱フィン3eがインバータ3に設けられ、モータ放熱フィン2eがモータ2に設けられているため、インバータ3やモータ2と別体でフィン構造を設ける必要がない。よって、本実施形態のモータユニット1によれば、インバータ3とモータ2とが一体化されたモータユニット1において、モータ2と別体でフィン構造を設けることなくモータ2の冷却効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のモータユニット1においては、ファン4、インバータ3、モータ2の順に配置されており、ファン4を覆うと共にインバータ3及びモータ2との外壁部との間に空気の流路を形成するファンカバー5を備え、ファンカバー5が、ファン4からモータ2のインバータ3側の一部までを覆っている。このため、ファン4に圧送された空気がモータ2に至るまで、空気がモータユニット1からシャフト2dを中心する径方向外側に離れることを抑止することができる。このため、より確実にモータ2の冷却を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、モータ放熱フィン2eのインバータ3側の端面が閉端面である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。図6は、モータ放熱フィン2eの第1変形例を示す模式図である。この図に示すように、モータ放熱フィン2eのインバータ3側の端部を、インバータ3に向けて尖った形状とすることも可能である。このような構成を採用することによって、インバータ放熱フィン3eに沿って流れる空気がモータ放熱フィン2eの端面に衝突する場合における乱流の発生を抑制することができる。このため、空気の境界層が広がることを抑制し、モータ2の冷却効率を向上させることができる。
また、上記実施形態においては、モータ放熱フィン2eの幅寸法(モータ放熱フィン2eの厚さ方向の寸法)が、モータ放熱フィン2eの根本から先端に至るまで一定である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。図7は、モータ放熱フィン2eの第2変形例を示す模式図である。この図に示すように、モータ放熱フィン2eを、立設面側の根本から立設面から遠ざかるに連れて幅寸法が拡大するように形状設定することも可能である。このような構成を採用することによって、隣り合うモータ放熱フィン2eとモータ放熱フィン2eとの間に形成される流路が、モータ放熱フィン2eの根本から先端に向かうに連れて窄まる形状とすることができる。このため、隣り合うモータ放熱フィン2eとモータ放熱フィン2eとの間に形成される流路を流れる空気が当該流路から流出することを抑止し、モータ2の冷却効率を高めることが可能となる。
また、上記実施形態においては、インバータ放熱フィン3eとモータ放熱フィン2eとが同一ピッチで配列された構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、モータ放熱フィン2eの配列ピッチをインバータ放熱フィン3eの配列ピッチよりも広くし、インバータ放熱フィン3eが、モータ放熱フィン2eよりも多く設置されている構成を採用することも可能である。また、図8に示すように、シャフト2dの延伸方向から見て、モータ放熱フィン2eの表面積をインバータ放熱フィン3eよりも広く設定するために、モータ放熱フィン2eの根本から先端までの寸法をインバータ放熱フィン3eよりも大きくすることも可能である。このような構成を採用することによって、モータ放熱フィン2eの放熱効果を低減させることなく、モータ放熱フィン2eの数を減少させることが可能となる。
1……モータユニット、2……モータ、2a……モータハウジング、2b……ステータコア、2c……ロータコア、2d……シャフト、2e……モータ放熱フィン、2f……フレーム固定部、2g……インバータ固定部、3……インバータ、3a……インバータハウジング、3b……コアユニット、3c……囲壁、3c1……天壁部、3c2……側壁部、3c3……貫通開口、3d……放熱部、3e……インバータ放熱フィン、3f……固定部、4……ファン、5……ファンカバー、5a……吸入開口、5b……天壁部、5c……周壁部、6……ギアユニット
Claims (6)
- モータと、前記モータに接続されたインバータと、前記インバータに向けて空気を圧送するファンとを備えるモータユニットであって、
前記インバータは、前記モータのシャフトが延伸する方向から見て前記シャフトを中心とする周方向に配列された複数のインバータ放熱フィンを有し、
前記モータは、前記モータのシャフトが延伸する方向から見て前記シャフトを中心とする周方向に配列されると共に前記モータのシャフトが延伸する方向から見て前記インバータ放熱フィンの間に複数のうち少なくとも一部が配置されるモータ放熱フィンを有する
ことを特徴とするモータユニット。 - 前記ファン、前記インバータ、前記モータの順に配置されており、
前記ファンを覆うと共に前記インバータ及び前記モータとの外壁部との間に前記空気の流路を形成するファンカバーを備え、
前記ファンカバーは、前記ファンから前記モータの前記インバータ側の一部までを覆う
ことを特徴とする請求項1記載のモータユニット。 - 前記モータ放熱フィンの前記インバータ側の端部は、前記インバータに向けて尖った形状とされていることを特徴とする請求項1または2記載のモータユニット。
- 前記モータ放熱フィンは、立設面側の根本から前記立設面から遠ざかるに連れて幅寸法が拡大することを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のモータユニット。
- 前記インバータ放熱フィンは、前記モータ放熱フィンよりも多く設置されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載のモータユニット。
- 前記モータのシャフトが延伸する方向から見て、前記モータ放熱フィンの表面積は、前記インバータ放熱フィンよりも広く設定されていることを特徴とする請求項5記載のモータユニット。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023063141A1 (ja) * | 2021-10-11 | 2023-04-20 | 株式会社デンソー | 駆動装置及び駆動装置ユニット |
WO2023063140A1 (ja) * | 2021-10-11 | 2023-04-20 | 株式会社デンソー | 駆動装置及び駆動装置ユニット |
JP7484975B2 (ja) | 2021-10-11 | 2024-05-16 | 株式会社デンソー | 駆動装置及び駆動装置ユニット |
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- 2019-03-22 JP JP2019054506A patent/JP2020156268A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2023063141A1 (ja) * | 2021-10-11 | 2023-04-20 | 株式会社デンソー | 駆動装置及び駆動装置ユニット |
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