JP2020154821A - 記事推奨システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの嗜好に合わせて適切な記事を推奨する記事推奨システムを提供する。【解決手段】記事推奨システム1000は、ユーザの嗜好情報に基づいて、複数の記事を格納したデータベース300の中からユーザに推奨する記事の候補を選択する記事候補選択手段215と、選択された記事のうち、ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先してユーザに推奨するクライアント端末100と、記事に対するユーザの行動履歴に基づいて、ユーザの嗜好情報を更新するデータベース更新手段217と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、記事推奨システムに関する。
インターネット等に公開されている記事の閲覧を、登録されているユーザに推奨するサービスが種々提案されている。
この種のサービスに利用される技術を開示している先行技術文献として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1には、グループにおけるユーザの情報消費行動について統計処理を行い、グループ内で注目されている話題や内容を示す注目キーワードを抽出し、各ユーザにとって価値ある情報を推奨することを可能とする技術が開示されている。
特開2010−224624号公報
特許文献1に例示される技術を用いて記事を推奨した場合、その注目キーワードに関する肯定的な記事も否定的な記事も区別なくユーザに推奨されるので、時にはユーザに不快感を与えることが懸念される。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、ユーザの嗜好に合わせて適切な記事を推奨する記事推奨システムを提供するものである。
本発明によれば、ユーザの嗜好情報に基づいて、複数の記事を格納したデータベースの中から前記ユーザに推奨する記事の候補を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された記事のうち、前記ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、前記ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先して前記ユーザに推奨する推奨手段と、記事に対する前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を更新する更新手段と、を備える記事推奨システムが提供される。
上記発明は、ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事が優先的にユーザに推奨され、そのユーザの嗜好情報はユーザの行動履歴に基づいて更新される。従って、ユーザが閲覧する記事は、その時点におけるユーザの嗜好に適したものになる。
本発明によれば、ユーザの嗜好に合わせて適切な記事を推奨する記事推奨システムが提供される。
図1は、記事推奨システムのシステム構成図である。 図2は、クライアント端末及びサーバのハードウェア構成を示す図である。 図3は、記事推奨システムの機能的構成を示すブロック図である。 図4は、サーバが収集した記事データをデータベースに格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図5は、サーバが、クライアント端末の要求に応じて、推奨する記事を更新させる処理手順を示すフローチャートである。 図6は、記事に対するユーザの行動に基づいて、サーバが各種データを更新させる処理手順を示すフローチャートである。 図7は、記事推奨システムが提供するポータルサイトの表示画像を示す図である。 図8は、ポータルサイト上で選択した記事データを閲覧した場合に表示される表示画像を示す図である。 図9は、個別嗜好データを更新する具体例を示す図である。 図10は、個別嗜好データを更新する具体例を示す図である。 図11は、グループ分類手段によるグループデータの分類に関する概念図である。 図12は、記事解析データを更新する具体例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一例を例示するものであって、当該実施形態の具体的構成に本発明を限定するものではない。従って、本発明の実施にあたっては、本発明の目的を達成する前提において、適切な具体的構成を採用できる。
<記事推奨システム1000のハードウェア構成>
図1は、記事推奨システム1000のシステム構成図である。
記事推奨システム1000は、クライアント端末100とサーバ200とデータベース300とを含むコンピュータネットワークであり、サーバ200が、データベース300に蓄積されている記事データを、クライアント端末100に提供するシステムである。
なお、図1に図示する各構成は単一であるかのように図示するが、記事推奨システム1000は、図1に図示する各構成をそれぞれ複数含んでもよい。
クライアント端末100は、例えば、パーソナルコンピュータ100aやスマートフォン100b等のような情報通信端末である。クライアント端末100を実現する情報通信端末は、ここに例示したものに限られず、その種別は特に制限されない。
なお、以下の説明においてクライアント端末100とは、サーバ200から記事データの提供を受けることができる情報通信端末の総称として用いる。
サーバ200は、サーバソフトウェアの稼動に適した汎用コンピュータであることが好ましい。
サーバ200は、インターネット400から記事データを収集し、収集した記事データをデータベース300に蓄積することができる。
また、サーバ200は、クライアント端末100からの要求に応じてデータベース300から記事データを読み出して、クライアント端末100に記事データを提供することができる。
クライアント端末100及びサーバ200は、インターネット400を介して互いに通信可能に接続する。なお、クライアント端末100及びサーバ200は、インターネット400に通信接続する際に、不図示のローカルエリアネットワーク(LAN)や移動通信ネットワーク等を介してもよい。
図2(a)は、クライアント端末100のハードウェア構成を示す図である。
クライアント端末100は、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、通信インターフェース(以下、通信IF)104と、表示手段105と、操作手段106と、を備え、これらの構成は通信バスによって互いに電気的に接続される。
プロセッサ101は、ストレージ103に記憶されている種々のプログラムや各種データをメモリ102にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
メモリ102は、プロセッサ101が実行するプログラムやプログラムの実行中に生成される各種データを格納するために用いられ、例えば、DRAM等によって構成される。
ストレージ103は、種々のプログラムや各種データを記憶しており、例えば、磁気ディスクドライブ等によって構成される。
通信IF104は、ハードウェア、ファームウェア、通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装され、インターネット400を介してサーバ200と通信可能に構成される。
表示手段105は、ユーザに対して種々の表示(静止画像及び動画像)を行うグラフィカルユーザーインターフェイスであり、液晶ディスプレイ等によって構成される。
操作手段106は、ユーザの操作入力を受け付けるものであり、キーボード等によって構成される。
なお、図2(a)においては、表示手段105と操作手段106とが別々の構成として図示するが、表示手段105と操作手段106とが一体のデバイス(例えば、タッチスクリーン装置)によって実現されてもよい。
図2(b)は、サーバ200のハードウェア構成を示す図である。
サーバ200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、通信IF204と、入出力インターフェース(以下、入出力IF)205と、を備え、これらの構成は通信バスによって互いに電気的に接続される。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されている種々のプログラムや各種データをメモリ202にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
メモリ202は、プロセッサ201が実行するプログラムやプログラムの実行中に生成される各種データを格納するために用いられ、例えば、DRAM等によって構成される。
ストレージ203は、種々のプログラムや各種データを記憶しており、例えば、磁気ディスクドライブ等によって構成される。
通信IF204は、ハードウェア、ファームウェア、通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装され、インターネット400を介してクライアント端末100と通信可能に構成される。
入出力IF205は、データベース300に接続しており、各種データを伝送する。また、入出力IF205は、サーバ200の外部に設けられる不図示の外部装置(例えば、ディスプレイ装置、ポインティングデバイス、スピーカ、マイク等)と電気的に接続されてもよい。
<記事推奨システム1000の機能的構成>
続いて、記事推奨システム1000の機能的構成について説明する。
図3は、記事推奨システム1000の機能的構成を示すブロック図である。
なお、図3において図示する機能的構成は、本発明の実施の形態を説明する為に必要なものを例示するものである。従って、図3に図示した機能的構成に対して、本発明の目的を達成する範囲において、不図示の機能的構成が追加されてもよいし、図示した機能的構成が不図示の機能的構成に置換されてもよいし、図示した機能的構成が省かれてもよい。
クライアント端末100は、通信制御手段111と、表示制御手段112と、操作制御手段113と、を有する。
通信制御手段111は、通信IF104を介したインターネット400との通信を制御する。
表示制御手段112は、表示手段105の表示を制御する。
操作制御手段113は、操作手段106が受け付けたユーザの操作入力を制御する。
サーバ200は、ユーザ登録手段211と、記事収集手段212と、記事解析手段213と、ユーザ嗜好特定手段214と、記事候補選択手段215と、ユーザ行動解析手段216と、データベース更新手段217と、グループ分類手段218と、通信制御手段219と、を有する。
ユーザ登録手段211は、記事推奨システム1000のサービス提供を受けるとき等に、ユーザが任意に自身に関するデータ(ユーザ登録データ301)を登録する(アカウント登録する)。
記事収集手段212は、インターネット400に公開されている記事の情報(記事データ304)を収集し、収集した記事データはデータベース300に蓄積される。
記事解析手段213は、データベース300に蓄積されている記事データ304の内容を解析し、その解析結果を示すデータ(記事解析データ305)は解析対象の記事データ304に対応付けられてデータベース300に蓄積される。
ユーザ嗜好特定手段214は、記事推奨システム1000が提供するサービス内においてユーザが行った行動としてデータベース300に蓄積されているデータ(行動履歴データ306)、又はデータベース300に蓄積されているユーザ登録データ301に基づいて、ユーザの嗜好情報(個別嗜好データ302及びグループデータ303)を特定する。
記事候補選択手段215は、ユーザ嗜好特定手段214によって特定されたユーザの嗜好情報(個別嗜好データ302及びグループデータ303)に基づいて、データベース300の中から、クライアント端末100に表示させる記事データ304の候補を選択する。このとき、記事候補選択手段215は、ユーザの嗜好情報に加えて、記事内容の解析結果(記事解析データ305)を加味して、クライアント端末100に表示させる記事データ304の候補を選択してもよい。
ユーザ行動解析手段216は、記事推奨システム1000が提供するサービス内においてユーザが行った行動を解析し、その解析結果である行動履歴データ306は、その行動の対象となるもの(ユーザ登録データ301や記事データ304)に対応付けてデータベース300に蓄積される。
データベース更新手段217は、行動履歴データ306に基づいて、データベース300に蓄積されている個別嗜好データ302と記事解析データ305とを更新する。
グループ分類手段218は、個別嗜好データ302の類似性が高いユーザ同士を同じグループに分類し、その分類結果をグループデータ303に反映させる。
通信制御手段219は、通信IF204を介したインターネット400との通信を制御する。
データベース300は、上記のユーザ登録データ301、個別嗜好データ302、グループデータ303、記事データ304、記事解析データ305、及び行動履歴データ306を、それぞれ蓄積している
データベース300に蓄積されている上記の各種データは、サーバ200による各種処理に用いられる。
なお、図3においては、各種データが単一のデータベースに蓄積されているかのように図示されているが、各種データの一部又は全部が別々のデータベースに蓄積されてもよい。
ここで、表示制御手段112は、記事候補選択手段215が選択した記事データ304のうち、ユーザ嗜好特定手段214が特定したユーザの嗜好情報(個別嗜好データ302及びグループデータ303)に対して肯定的な解析結果を示す記事解析データ305が付与されたものを、当該ユーザの嗜好情報に対して否定的な解析結果を示す記事解析データ305が付与されたものに比べて優先して、表示手段105に表示させることを特徴とする。
従って、記事推奨システム1000は、ユーザの嗜好情報に基づいて、複数の記事を格納したデータベース300の中からユーザに推奨する記事の候補を選択する選択手段(記事候補選択手段215)を備えるものと言える。
また、記事推奨システム1000は、選択手段により選択された記事のうち、ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先してユーザに推奨する推奨手段(表示制御手段112)を備えるものと言える。
また、記事推奨システム1000は、記事に対するユーザの行動履歴に基づいて、ユーザの嗜好情報を更新する更新手段(データベース更新手段217)を備えるものと言える。
また、記事推奨システム1000は、ユーザの行動履歴またはユーザが予め登録した情報の少なくとも一方に基づいて、ユーザの嗜好情報を特定する嗜好特定手段(ユーザ嗜好特定手段214)を備えるものと言える。
また、記事推奨システム1000は、データベースに格納する記事の内容を解析する記事解析手段(記事解析手段213)、を備え、選択手段(記事候補選択手段215)は、ユーザの嗜好情報および記事解析手段の解析結果に基づいて、データベースの中からユーザに推奨する記事の候補を選択するものと言える。
記事推奨システム1000は、上記のような特徴を有するため、ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事が優先されるように表示手段105に表示される。また、表示の優先度の根拠となるユーザの嗜好情報は、ユーザの行動履歴に基づいて逐次更新されるので、表示手段105に表示される記事は、その時点において最新のユーザの嗜好に適したものになる。
<記事推奨システム1000の処理手順>
続いて、記事推奨システム1000の処理手順について説明する。
図4は、サーバ200が収集した記事データをデータベース300に格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。
図5は、サーバ200が、クライアント端末100の要求に応じて、推奨する記事を更新させる処理手順を示すフローチャートである。
図6は、記事に対するユーザの行動に基づいて、サーバ200が各種データを更新させる処理手順を示すフローチャートである。
なお、図4から図6は、本発明を実施する処理手順の一具体例に図示するものにすぎず、本発明の目的を達成する範囲において、一部の処理を省く、不図示の処理を追加する、処理の順序を変更する、ことを許容する。
先ず、サーバ200が収集した記事データをデータベース300に格納するまでの処理手順について説明する。
ステップS101において、記事収集手段212は、インターネット400に公開されている記事を収集する。このとき、記事収集手段212は、当該記事の発信元のオリジナルURL(Uniform Resource Locator)、当該発信元を特定する情報(企業名や個人名等)、当該記事が公開された日時、を当該記事と共にインターネット400から取得すると共に、データベース300内における当該記事の識別情報(記事ID)を付与する。
なお、記事収集手段212は、記事の発信元や記事の内容(記事タイトルと記事本文の内容の一致性等)を解析して記事の信頼性を導出し、一定の信頼性を有する記事に限って収集し、一定の信頼性を有していない記事を排除してもよい。
ステップS103において、記事解析手段213は、ステップS101において収集された記事に対してキーワードを抽出する為の自然言語処理を行い、当該記事から一又は複数のキーワードを抽出する。
ステップS105において、記事解析手段213は、ステップS103において解析対象になった記事に対して感情表現を抽出する為の自然言語処理を行い、ポジティブな内容の記事であるかネガティブな内容の記事であるかを解析する。
ステップS107において、記事解析手段213は、ステップS103において抽出したキーワードごとに、ステップS105の処理結果に基づいて、記事の内容がそのキーワードを肯定する程度又は否定する程度を示す指標(以下、肯定度と称す)を演算する。
なお、本実施形態では、記事解析手段213の処理結果を示す指標である肯定度が、数値パラメータ(具体的には、−100%〜100%で表すもの)であるものとして説明するが、当該指標は記事の内容が肯定的なものであるか否定的なものであるかを特定可能な態様であれば足り、定性的なパラメータ(例えば、嬉しい、楽しい、悲しい、寂しい等、感情のポジティブ/ネガティブを示すパラメータ)であってもよい。
ステップS109において、データベース300は、記事収集手段212によって収集された記事データ304(記事のタイトル、記事の本文、発信元のオリジナルURL、発信元を特定する情報、及び記事の公開日時を含む)と、記事解析手段213による処理結果である記事解析データ305(キーワード、感情表現、及び貢献度を含む)と、を、記事IDをキーとして対応付けて格納する。
次に、サーバ200が、クライアント端末100の要求に応じて、推奨する記事を更新させる処理手順について説明する。
ステップS201において、サーバ200は、クライアント端末100に表示する記事の更新要求を受け付けたか否かを判定する。
当該更新要求を受け付けない場合(ステップS201のNO)、サーバ200は、図5に図示する処理フローを終了させる。
当該更新要求を受け付けた場合(ステップS201のYES)、サーバ200は、ステップS203の処理に進む。
記事の更新要求がクライアント端末100からサーバ200に通知される場合とは、例えば、ユーザが、クライアント端末100を用いて、記事推奨システム1000が提供するポータルサイトにアクセスする場合が挙げられる。
図7は、記事推奨システム1000が提供するポータルサイトの表示画像D1を示す図である。なお、図7に図示される一点鎖線の四角枠は、表示手段105の表示領域W1のサイズを示すものである。
表示画像D1は、表示手段105の表示領域W1に比べて縦長の画像であり、表示領域W1を上下方向にスクロールすることによって全体を閲覧することができる。
表示画像D1には、「トピックス」に係る記事が表示されるタブ領域T1と、「オススメ」に係る記事が表示されるタブ領域T2と、が含まれる。
タブ領域T1は、ユーザの嗜好情報(個別嗜好データ302及びグループデータ303)に関わらず、他の情報(例えば、公開日時から現時点までの時間長さ、記事の閲覧総回数、記事の内容の重要度等)に基づいて選択された記事データ304が表示される領域である。
タブ領域T2は、ユーザの嗜好情報(個別嗜好データ302及びグループデータ303)に基づいて選択された記事データ304が表示される領域である。
言い換えれば、タブ領域T1は、ポータルサイトの運営側が優先的にユーザに閲覧して欲しい記事が表示される領域である。一方、タブ領域T2は、ユーザ自身の嗜好(過去のユーザの行動履歴に基づいて更新されている嗜好情報)に合致した内容の記事データ304が表示される領域である。
ユーザは、図7に図示されるタブ領域T1やタブ領域T2等に表示されている複数の記事データ304のいずれかを、操作手段106を用いて入力した操作によって選択し、選択した記事データ304を表示手段105に表示させることができる。
ステップS203において、ユーザ嗜好特定手段214は、記事の更新要求を通知したクライアント端末100のユーザの識別情報(ユーザID)をキーとして、データベース300から個別嗜好データ302及びグループデータ303を読み出して、当該ユーザの嗜好情報を特定する。
なお、ステップS203において読み出す個別嗜好データ302及びグループデータ303の内容と、ステップS203の処理については、後に詳細に説明する。
ステップS205において、記事候補選択手段215は、記事の更新要求を通知したクライアント端末100に表示させる記事データ304の候補を選択する。ここで、記事候補選択手段215は、タブ領域T1に表示させる記事データ304の候補と、タブ領域T2に表示させる記事データ304の候補と、は異なる選択条件によって選択する。
具体的には、記事候補選択手段215は、タブ領域T2に表示させる記事データ304については、ステップS203において読み出された個別嗜好データ302又はグループデータ303に適合する記事解析データ305に対応付けられている記事データ304を選択する。また、記事候補選択手段215は、タブ領域T1に表示させる記事データ304については、ステップS203において読み出された個別嗜好データ302及びグループデータ303を用いずに、他の情報に基づいて記事データ304を選択する。
ステップS207において、記事候補選択手段215は、ステップS205において選択した複数の記事データ304のそれぞれについて、クライアント端末100に表示する優先度を定めて付与する。
なお、ステップS205及びステップS207の処理において、タブ領域T2に表示する記事の選択方法と優先度の決定については、後に詳細に説明する。
ステップS209において、サーバ200は、記事候補選択手段215によって選択されて上記の優先度を付与した記事データ304を表示するように、クライアント端末100に応答する。
この応答を受け付けたクライアント端末100は、付与された優先度に応じて、ポータルサイトの表示画像D1のタブ領域T1やタブ領域T2に各記事データ304を表示させる。
次に、記事に対するユーザの行動に基づいて、サーバ200が各種データを更新させる処理手順について説明する。
図8は、ポータルサイト上で選択した記事データ304を閲覧した場合に表示される表示画像D2を示す図である。なお、図8に図示される一点鎖線の四角枠は、図7と同様に、表示手段105の表示領域W1のサイズを示すものである。
表示画像D2は、表示画像D1と同様に、表示手段105の表示領域W1に比べて縦長の画像であり、表示領域W1を上下方向にスクロールすることによって全体を閲覧することができる。
表示画像D2には、記事のタイトルが表示される記事領域A1と、記事本文(本文に画像が付されている場合には当該画像を含む)が表示される記事領域A2と、が含まれる。
表示画像D2には、記事領域A1及び記事領域A2に表示されている記事に対して、良い評価であることを意思表示する為の「いいね」ボタンB1と、悪い評価であることを意思表示する為の「良くない」ボタンB2と、が含まれる。
表示画像D2には、記事領域A1及び記事領域A2に表示されている記事に対してユーザが任意のコメントを入力する為のコメント入力欄C2と、当該記事に対して既に入力されたコメントの一覧が表示されるコメント表示欄C1と、が含まれる。
コメント表示欄C1に表示されている各コメントが表示されている領域(例えば、ユーザU001によるコメントC11の表示領域)には、そのコメントに対して良い評価であることを意思表示する為の「いいね」ボタンB11と、そのコメントに対して悪い評価であることを意思表示する為の「良くない」ボタンB12と、が含まれる。
上記の「記事に対するユーザの行動」とは、記事データ304が表示手段105に表示されている場合に、操作手段106によるユーザの操作入力に基づいて行われる各種処理のうち、行動履歴データ306としてデータベース300に蓄積されるものをいう。
本実施形態における「記事に対するユーザの行動」に該当するものとして、具体的には、ポータルサイト上に表示されている記事データ304の中から選択すること、選択した記事データ304を閲覧した時間、選択した記事データ304を閲覧した量(表示画像D2をスクロールして表示領域W1に収めた割合)、「いいね」ボタンB1/「良くない」ボタンB2の押下、コメント入力欄C2に入力したコメント、及び「いいね」ボタンB11/「良くない」ボタンB12の押下、が挙げられる。
また、「記事に対する肯定的な行動」に該当するものとして、具体的には、ポータルサイト上に表示されている記事データ304の中から選択すること、選択した記事データ304を閲覧した時間が長いこと、選択した記事データ304を閲覧した量が多いこと、「いいね」ボタンB1の押下、コメント入力欄C2に入力したコメントの内容(感情表現)がポジティブであること、及び「いいね」ボタンB11の押下、が挙げられる。
また、「記事に対する否定的な行動」に該当するものとして、具体的には、選択した記事データ304を閲覧した時間が短いこと、選択した記事データ304を閲覧した量が少ないこと、「良くない」ボタンB2の押下、コメント入力欄C2に入力したコメントの内容(感情表現)がネガティブであること、及び「良くない」ボタンB12の押下、が挙げられる。
ステップS301において、サーバ200は、クライアント端末100において記事に対するユーザの行動が受け付けられたか否かを判定する。
ユーザの行動を受け付けない場合(ステップS301のNO)、図6に図示する処理フローが終了する。
ユーザの行動を受け付けた場合(ステップS301のYES)、ステップS303の処理に進む。
ステップS303において、ユーザ行動解析手段216は、受け付けたユーザの行動を解析した解析結果である行動履歴データ306を、データベース300に新たに追加させる。
ステップS305において、ステップS303で行動履歴データ306が追加された結果として、個別嗜好データ302の更新条件を充足したか否かを判定する。
個別嗜好データ302の更新条件を充足した場合、ステップS307に進み、個別嗜好データ302の更新条件を充足しない場合、ステップS309に進む。
ステップS307において、データベース更新手段217は、個別嗜好データ302を更新する。
以下、個別嗜好データ302を更新する具体例について、図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は、個別嗜好データ302を更新する具体例を示す図である。
例えば、或るユーザ(ユーザID「U001」のユーザ、以下「ユーザU001」と称す)が、ユーザ登録データ301として関心分野について流行の商品や店舗に関するジャンルである「トレンド」を登録しているものとする。
ここで、ユーザU001は記事推奨システム1000が提供するサービスに登録したばかりであり、個別嗜好データ302である「関心ワード」「関心度」が初期状態である。
図9(a)は、ユーザU001が、図8に図示した記事データ304(記事ID「A001」の記事データ304、以下「記事A001」と称す)を閲覧している間において、ユーザU001の個別嗜好データ302が更新される具体例を図示するものである。
記事A001は、記事解析手段213の解析結果として「スマートフォンA」と「新発売」が抽出されており、感情表現はポジティブであると解析されており、その肯定度は80%である。
ユーザU001は関心分野を「トレンド」と登録しているので、「トレンド」に属する「スマートフォンA」に関する記事A001を閲覧している場合のデータベース更新手段217による更新において「関心度」の変化度合いが、後述する図10(b)に図示する場合に比べて大きくなる。
例えば、ユーザU001が記事A001に対して肯定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と合致しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「スマートフォンA」及び「新発売」に対する関心度について、記事A001の肯定度の1/5に相当する16%を加算する。
一方、ユーザU001が記事A001に対して否定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と相反しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「スマートフォンA」及び「新発売」に対する関心度について、記事A001の肯定度の1/5に相当する16%を減算する。
図9(b)は、ユーザU001が、記事A001とは別の記事データ304(記事ID「A002」の記事データ304、以下「記事A002」と称す)を閲覧している間において、ユーザU001の個別嗜好データ302が更新される具体例を図示するものである。
記事A001は、記事解析手段213の解析結果として「スマートフォンA」と「不具合」が抽出されており、感情表現はネガティブであると解析されており、その肯定度は−30%である。
例えば、ユーザU001が記事A002に対して肯定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と相反しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「スマートフォンA」及び「不具合」に対する関心度について、記事A001の肯定度の1/5に相当する6%を減算する。
一方、ユーザU001が記事A001に対して否定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と合致しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「スマートフォンA」及び「新発売」に対する関心度について、記事A001の肯定度の1/5に相当する6%を加算する。
図10(a)は、ユーザU001が、記事A001に対してユーザU001とは別のユーザ(ユーザID「U002」のユーザ、以下「ユーザU002」と称す)が付したコメントに行った行動に基づいて、ユーザU001の個別嗜好データ302が更新される具体例を図示するものである。
このとき、ユーザU002の「スマートフォンA」及び「新発売」に対する関心度が、ユーザU001の「スマートフォンA」及び「新発売」に対する関心度に基づいて、データベース更新手段217によって更新される。
例えば、ユーザU001がユーザU002のコメントに対して肯定的な行動を行った場合、その行動がコメントの感情表現の解析結果と合致しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「スマートフォンA」に対する関心度について、記事A001の肯定度とユーザU002の「スマートフォンA」に対する関心度とを乗算した値に相当する24%を加算する。そして、データベース更新手段217は、ユーザU001の「新発売」に対する関心度について、記事A001の肯定度とユーザU002の「新発売」に対する関心度とを乗算した値に相当する8%を加算する。
一方、ユーザU001がユーザU002のコメントに対して否定的な行動を行った場合、その行動がコメントの感情表現の解析結果と相反しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「スマートフォンA」に対する関心度について、記事A001の肯定度とユーザU002の「スマートフォンA」に対する関心度とを乗算した値に相当する24%を減算する。そして、データベース更新手段217は、ユーザU001の「新発売」に対する関心度について、記事A001の肯定度とユーザU002の「新発売」に対する関心度とを乗算した値に相当する8%を減算する。
図10(b)は、ユーザU001が、記事A001及び記事A002のいずれとも別の記事データ304(記事ID「A003」の記事データ304、以下「記事A003」と称す)を閲覧している間において、ユーザU001の個別嗜好データ302が更新される具体例を図示するものである。
記事A001は、記事解析手段213の解析結果として「プロ野球」と「優勝」が抽出されており、感情表現はポジティブであると解析されており、その肯定度は80%である。
ユーザU001は関心分野を「トレンド」と登録しているので、「トレンド」に属さない「プロ野球」に関する記事A003を閲覧している場合のデータベース更新手段217による更新において「関心度」の変化度合いが、図9(a)に図示した場合より小さくなる。
例えば、ユーザU001が記事A003に対して肯定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と合致しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「プロ野球」及び「優勝」に対する関心度について、記事A003の肯定度の1/10に相当する8%を加算する。
一方、ユーザU001が記事A003に対して否定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と相反しているので、データベース更新手段217は、ユーザU001の「プロ野球」及び「優勝」に対する関心度について、記事A003の肯定度の1/10に相当する8%を減算する。
なお、上記の肯定度に加減算する値の決定方法は例示であり、データベース更新手段217は、他の要素を鑑みて決定してもよい。
ステップS309において、ステップS307で個別嗜好データ302が更新された結果として、グループデータ303の更新条件を充足したか否かを判定する。
グループデータ303の更新条件を充足した場合、ステップS311に進み、グループデータ303の更新条件を充足しない場合、ステップS313に進む。
ステップS311において、グループ分類手段218は、グループデータ303を更新する。
以下、グループデータ303を更新する具体例について、図11を用いて説明する。図11は、グループ分類手段218によるグループデータ303の分類に関する概念図である。
グループ分類手段218は、関心ワードをメインワードとサブワードとに分けて、それぞれの関心度を、ユーザごとに対応付けて保持している。
例えば、ユーザU001は、メインワード「スマートフォンA」について関心度が「24%」になっているものとする。そして、ユーザU001は、サブワード「新発売」「不具合」「最安値」「使い方」「アプリ」について、それぞれ関心度が「16%」「−6%」「70%」「10%」「42%」になっているものとする。
また、ユーザU002は、メインワード「スマートフォンA」について関心度が「30%」になっているものとする。そして、ユーザU002は、サブワード「新発売」「不具合」「最安値」「使い方」「アプリ」について、それぞれ関心度が「10%」「4%」「58%」「5%」「45%」になっているものとする。
また、ユーザU001及びユーザU002とは別のユーザ(ユーザID「U003」のユーザ、以下「ユーザU003」と称す)は、メインワード「スマートフォンA」について関心度が「−5%」になっているものとする。そして、ユーザU003は、サブワード「新発売」「不具合」「最安値」「使い方」「アプリ」について、それぞれ関心度が「2%」「−2%」「13%」「10%」「60%」になっているものとする。
また、ユーザU001、ユーザU002及びユーザU003とは別のユーザ(ユーザID「U004」のユーザ、以下「ユーザU004」と称す)は、メインワード「スマートフォンA」について関心度が「70%」になっているものとする。そして、ユーザU004は、サブワード「新発売」「不具合」「最安値」「使い方」「アプリ」について、それぞれ関心度が「32%」「−20%」「52%」「41%」「11%」になっているものとする。
上記の状態において、グループ分類手段218は、メインワードの関心度とサブワードの関心度との乗算値をユーザ毎に導出し対比する。このとき、ユーザU001とユーザU002については、上記の乗算値が近似しているので、グループ分類手段218は、メインワード「スマートフォンA」について、ユーザU001とユーザU002とを個別嗜好データ302(ユーザの嗜好情報)の類似性が高いユーザ同士であるものと判定し、同じグループに分類する。
一方、他のユーザについては、上記の乗算値が大きく相違しているので、グループ分類手段218は、他のユーザを個別嗜好データ302の類似性が低いユーザ同士であるものと判定し、別々のグループに分類する。
従って、記事推奨システム1000は、嗜好情報の類似性が高いユーザを、同じグループに分類する分類手段(グループ分類手段218)、を備えるものと言える。
また、分類手段は、図10(a)を用いて説明したように更新される個別嗜好データ302を用いてグループ分類をするので、記事に対する第1ユーザ(ユーザU002)の行動に対して行われた第2ユーザ(ユーザU001)の行動に基づいて、 第1ユーザと第2ユーザの類似性を判定するものと言える。
また、ユーザU002のコメントに対してユーザU001が肯定的な行動(コメントの感情表現の解析結果と合致している行動)を行うと関心度が加算され、ユーザU002のコメントに対してユーザU001が否定的な行動(コメントの感情表現の解析結果と相反している行動)を行うと関心度が減算される。従って、分類手段は、第1ユーザの行動に対して行われた第2ユーザの行動が否定的なものである場合、第1ユーザと第2ユーザの嗜好の類似性が低いと判定し、第1ユーザの行動に対して行われた第2ユーザの行動が肯定的なものである場合、第1ユーザと第2ユーザの嗜好の類似性を高いと判定するものと言える。
なお、上記のグループ分類手段218によるユーザのグループ分類の方法は一具体例であり、本発明の目的を達成する範囲において、適宜変更することができる。
例えば、本実施形態では、メインワードとサブワードの2つの関心ワードに対する関心度を乗算してメインワードについてユーザ間の類似性を判断したが、1つの関心ワードに基づいてユーザ間の類似性を判断してもよいし、3つ以上の関心ワードに基づいてユーザ間の類似性を判断してもよい。
ステップS313において、ステップS303で行動履歴データ306が追加された結果として、記事解析データ305の更新条件を充足したか否かを判定する。
記事解析データ305の更新条件を充足した場合、ステップS315に進み、記事解析データ305の更新条件を充足しない場合、図6に図示した処理フローは終了する。
ステップS315において、データベース更新手段217は、記事解析データ305を更新する。
以下、記事解析データ305を更新する具体例について、図12を用いて説明する。図12は、記事解析データ305を更新する具体例を示す図である。
図12(a)は、記事A001の記事解析データ305が更新される具体例を図示するものである。
記事A001は、データベース300に格納するとき(ステップS109の処理)に付与される記事解析データ305において、キーワードとして「スマートフォンA」と「新発売」が抽出されており、感情表現はポジティブであると解析されており、その肯定度は80%である。
例えば、或るユーザが記事A001に対して肯定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と合致しているので、データベース更新手段217は、記事A001の肯定度に対して所定値(例えば、2%)を加算する。
一方、或るユーザが記事A001に対して否定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と相反しているので、データベース更新手段217は、記事A001の肯定度に対して上記の所定値を減算する。
図12(b)は、記事A002の記事解析データ305が更新される具体例を図示するものである。
記事A002は、データベース300に格納するとき(ステップS109の処理)に付与される記事解析データ305において、キーワードとして「スマートフォンA」と「不具合」が抽出されており、感情表現はネガティブであると解析されており、その肯定度は−30%である。
例えば、或るユーザが記事A001に対して肯定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と相反しているので、データベース更新手段217は、記事A001の肯定度に対して上記の所定値を減算する。
一方、或るユーザが記事A001に対して否定的な行動を行った場合、その行動が記事の感情表現の解析結果と合致しているので、データベース更新手段217は、記事A001の肯定度に対して上記の所定値を加算する。
なお、データベース更新手段217による肯定度の更新は、加減算処理に限られず、他の演算処理であってもよい。また、データベース更新手段217による肯定度の更新によって加減算される所定値についても一定である必要はなく、ユーザの行動に応じて変動してもよい。
以上説明したように、更新手段(データベース更新手段217)は、記事に対するユーザの行動履歴および当該記事に関する記事解析手段(記事解析手段213)の解析結果に基づいて、ユーザの嗜好情報を更新するものと言える。
また、更新手段(データベース更新手段217)は、記事に対するユーザの行動履歴に基づいて、ユーザの嗜好情報および記事解析手段(記事解析手段213)の解析結果を更新するものと言える。
<タブ領域T2に表示する記事の候補の選択方法と優先度の決定方法>
記事候補選択手段215は、個別嗜好データ302をデータベース300から読み出して、記事の更新要求を通知したクライアント端末100に表示させる記事データ304の候補をデータベース300の中から選択することできる。
このとき、記事候補選択手段215は、ユーザの嗜好情報(個別嗜好データ302)である関心ワードに適合するキーワード(完全一致の他に、類似一致も含む)が抽出された記事データ304の中から、当該関心ワードに関するユーザの関心度と、当該キーワードに関する記事の肯定度と、の差分を導出し、差分が小さいものほどクライアント端末100に表示する優先度が高い記事データ304であるものとして扱い、優先度の高い順序に従ってクライアント端末100に表示する記事データ304の順番を決定する。
上記のように記事候補選択手段215が優先度を定めるので、ユーザの関心度が高い(関心度が正に大きい)ジャンルについては、そのジャンルのキーワードを肯定する内容の記事がクライアント端末100によってユーザに推奨されやすくなる。また、ユーザの関心度が低い(関心度が負に大きい)ジャンルについては、そのジャンルのキーワードを否定する内容の記事がクライアント端末100によってユーザに推奨されやすくなる。更に、ユーザの関心度が無い(関心度が零に近い)ジャンルについては、そのジャンルのキーワードを肯定も否定もしない内容の記事(肯定度が零に近い記事)がクライアント端末100によってユーザに推奨されやすくなる。
また、記事候補選択手段215は、グループデータ303をデータベース300から読み出して、記事の更新要求を通知したクライアント端末100に表示させる記事データ304の候補をデータベース300の中から選択することできる。
このとき、記事候補選択手段215は、記事の更新要求を通知したクライアント端末100のユーザと同じグループ(類似性の高いユーザ)を、ユーザの嗜好情報(グループデータ303)に基づいて特定し、特定したユーザの行動履歴に基づいて記事データ304の候補を選択する。例えば、記事候補選択手段215は、類似性の高いユーザが最後まで閲覧した(閲覧量が100%である)記事データ304や、当該ユーザがコメント入力した記事データ304に対して高い優先度を付して、クライアント端末100に表示させることができる。
上記のように記事候補選択手段215が優先度を定めるので、類似性の高いユーザの閲覧行動に合わせた閲覧行動を、クライアント端末100のユーザに促すことができる。
これまで説明したような特徴を備えるので、記事推奨システム1000は、ユーザの嗜好に適合する記事データ304をデータベース300から選択し、選択した記事データ304をクライアント端末100に表示してユーザに推奨することができる。
<本発明の変形例について>
ここまで各図を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上記の実施形態においては、ユーザ嗜好特定手段214がユーザの嗜好情報を特定する際に、ユーザの行動履歴(行動履歴データ306)を解析した結果を反映したもの(個別嗜好データ302及びグループデータ303)を読み出すことを説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、ユーザ嗜好特定手段214は、データベース300に蓄積されている行動履歴データ306を直接参照してユーザの嗜好情報を特定してもよい。
また、ユーザ嗜好特定手段214は、個別嗜好データ302及びグループデータ303のうち一方のみを読み出して、ユーザの嗜好情報を特定してもよい。
上記の実施形態においては、記事推奨システム1000が提供するポータルサイトにアクセスするクライアント端末100に対して記事データ304を推奨することを説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、クライアント端末100にインストールされている記事配信用の専用アプリを起動した際に、クライアント端末100に対して記事データ304を推奨することに、本発明を適用してもよい。
上記の実施形態においては、記事候補選択手段215が、記事解析手段213の解析結果(記事解析データ305)を用いて、クライアント端末100に表示する記事データ304の候補を選択することを説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
すなわち、記事候補選択手段215は、記事解析データ305を用いずに、特定したユーザの嗜好情報のみに基づいて、クライアント端末100に表示する記事データ304の候補を選択してもよい。
上記の実施形態においては、データベース更新手段217が、データベース300に蓄積されている記事解析手段213の解析結果(記事解析データ305)を更新することを説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
すなわち、データベース更新手段217は、記事解析データ305を更新対象とせずに、個別嗜好データ302及びグループデータ303の少なくとも一方のみを更新対象としてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)ユーザの嗜好情報に基づいて、複数の記事を格納したデータベースの中から前記ユーザに推奨する記事の候補を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された記事のうち、前記ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、前記ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先して前記ユーザに推奨する推奨手段と、記事に対する前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を更新する更新手段と、を備える記事推奨システム。
(2)前記ユーザの行動履歴または前記ユーザが予め登録した情報の少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を特定する嗜好特定手段、を備える(1)に記載の記事推奨システム。
(3)前記嗜好情報の類似性が高いユーザを、同じグループに分類する分類手段、を備え、前記推奨手段は、前記同じグループに属するユーザに対して、前記ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、前記ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先して前記ユーザに推奨する(2)に記載の記事推奨システム。
(4)前記分類手段は、記事に対する第1ユーザの行動に対して行われた第2ユーザの行動に基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザの類似性を判定する(3)に記載の記事推奨システム。
(5)前記分類手段は、前記第1ユーザの行動に対して行われた前記第2ユーザの行動が否定的なものである場合、前記第1ユーザと前記第2ユーザの嗜好の類似性が低いと判定し、前記第1ユーザの行動に対して行われた前記第2ユーザの行動が肯定的なものである場合、前記第1ユーザと前記第2ユーザの嗜好の類似性を高いと判定する(4)に記載の記事推奨システム。
(6)前記データベースに格納する記事の内容を解析する記事解析手段、を備え、前記更新手段は、記事に対する前記ユーザの行動履歴および当該記事に関する前記記事解析手段の解析結果に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を更新する(1)から(5)のいずれか一つに記載の記事推奨システム。
(7)前記データベースに格納する記事の内容を解析する記事解析手段、を備え、前記選択手段は、前記ユーザの嗜好情報および前記記事解析手段の解析結果に基づいて、前記データベースの中から前記ユーザに推奨する記事の候補を選択し、前記更新手段は、記事に対する前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザの嗜好情報および前記記事解析手段の解析結果を更新する(1)から(6)のいずれか一つに記載の記事推奨システム。
100 クライアント端末
100a パーソナルコンピュータ
100b スマートフォン
101、201 プロセッサ
102、202 メモリ
103、203 ストレージ
104、204 通信IF
105 表示手段
106 操作手段
111 通信制御手段
112 表示制御手段
113 操作制御手段
200 サーバ
205 入出力IF
211 ユーザ登録手段
212 記事収集手段
213 記事解析手段
214 ユーザ嗜好特定手段
215 記事候補選択手段
216 ユーザ行動解析手段
217 データベース更新手段
218 グループ分類手段
219 通信制御手段
300 データベース
301 ユーザ登録データ
302 個別嗜好データ
303 グループデータ
304 記事データ
305 記事解析データ
306 行動履歴データ
400 インターネット
1000 記事推奨システム

Claims (7)

  1. ユーザの嗜好情報に基づいて、複数の記事を格納したデータベースの中から前記ユーザに推奨する記事の候補を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された記事のうち、前記ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、前記ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先して前記ユーザに推奨する推奨手段と、
    記事に対する前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を更新する更新手段と、を備える
    記事推奨システム。
  2. 前記ユーザの行動履歴または前記ユーザが予め登録した情報の少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を特定する嗜好特定手段、を備える
    請求項1に記載の記事推奨システム。
  3. 前記嗜好情報の類似性が高いユーザを、同じグループに分類する分類手段、を備え、
    前記推奨手段は、
    前記同じグループに属するユーザに対して、前記ユーザの嗜好情報に対して肯定的な記事を、前記ユーザの嗜好情報に対して否定的な記事よりも優先して前記ユーザに推奨する
    請求項2に記載の記事推奨システム。
  4. 前記分類手段は、
    記事に対する第1ユーザの行動に対して行われた第2ユーザの行動に基づいて、 前記第1ユーザと前記第2ユーザの類似性を判定する
    請求項3に記載の記事推奨システム。
  5. 前記分類手段は、
    前記第1ユーザの行動に対して行われた前記第2ユーザの行動が否定的なものである場合、前記第1ユーザと前記第2ユーザの嗜好の類似性が低いと判定し、
    前記第1ユーザの行動に対して行われた前記第2ユーザの行動が肯定的なものである場合、前記第1ユーザと前記第2ユーザの嗜好の類似性を高いと判定する
    請求項4に記載の記事推奨システム。
  6. 前記データベースに格納する記事の内容を解析する記事解析手段、を備え、
    前記更新手段は、
    記事に対する前記ユーザの行動履歴および当該記事に関する前記記事解析手段の解析結果に基づいて、前記ユーザの嗜好情報を更新する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の記事推奨システム。
  7. 前記データベースに格納する記事の内容を解析する記事解析手段、を備え、
    前記選択手段は、
    前記ユーザの嗜好情報および前記記事解析手段の解析結果に基づいて、前記データベースの中から前記ユーザに推奨する記事の候補を選択し、
    前記更新手段は、
    記事に対する前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記ユーザの嗜好情報および前記記事解析手段の解析結果を更新する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の記事推奨システム。
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