JP2020153700A - 光モジュールおよび測距装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測距動作における計測精度を高めることができる光モジュールを得る。【解決手段】本開示の光モジュールは、光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いている発光部と、第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が第1の方向を向いている受光部と、発光部から射出された光の一部を第1の受光画素に向かって導く導光部材と、受光部の第1の方向に配置されたカバー部材とを備える。受光部またはカバー部材は、第1の受光画素および第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、第1の受光画素を基準として、第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁とを有する。【選択図】図3

Description

本開示は、計測対象物までの距離を計測する際に用いられる光モジュール、および計測対象物までの距離を計測する測距装置に関する。
計測対象物までの距離を計測する際、しばしば、TOF(Time Of Flight)法が用いられる。このTOF法では、光を射出するとともに、計測対象物により反射された反射光を検出する。そして、TOF法では、光を射出したタイミングおよび反射光を検出したタイミングの間の時間差を計測することにより、計測対象物までの距離を計測する。例えば、特許文献1,2には、計測対象物により反射された反射光を検出する受光素子とは別に、モジュールの内部で反射された反射光を検出する受光素子を設ける技術が開示されている。
国際公開第2015/136099号 国際公開第2015/136100号
測距装置では、計測された距離の精度が高いことが望まれており、さらなる計測精度の向上が期待されている。
測距動作における計測精度を高めることができる光モジュールおよび測距装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態における光モジュールは、発光部と、受光部と、導光部材と、カバー部材とを備えている。発光部は、光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いているものである。受光部は、第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が第1の方向を向いているものである。導光部材は、発光部から射出された光の一部を第1の受光素子に向かって導くものである。カバー部材は、受光部の第1の方向に配置されたものである。受光部またはカバー部材は、第1の受光画素および第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、第1の受光画素を基準として、第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁とを有するものである。
本開示の一実施の形態における測距装置は、発光部と、受光部と、導光部材と、カバー部材と、処理部とを備えている。発光部は、光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いているものである。受光部は、第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が第1の方向を向いているものである。導光部材は、発光部から射出された光の一部を第1の受光素子に向かって導くものである。カバー部材は、受光部の第1の方向に配置されたものである。処理部は、第1の受光画素の検出結果および第2の受光画素の検出結果に基づいて、第1の方向における計測対象物までの距離を計測可能なものである。受光部またはカバー部材は、第1の受光画素および第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、第1の受光画素を基準として、第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁とを有するものである。
本開示の一実施の形態における光モジュールおよび測距装置では、発光部の発光面から光が射出され、その光の一部が導光部材により第1の受光素子に向かって導かれ、導かれた光が第1の受光画素により検出される。また、光が第2の受光画素により検出される。受光部またはカバー部材には、第1の受光画素および第2の受光画素の境界に対応する位置に第1の遮光壁が設けられ、第1の受光素子を基準として、第1の受光画素を基準として、第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁が設けられる。
本開示の一実施の形態に係る測距装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した発光部および受光部の一構成例を表す説明図である。 第1の実施の形態に係る受光部の概略断面構造を表す断面図である。 図1に示した測距装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 図3に示した受光部の一動作例を表す説明図である。 変形例に係る測距装置の一構成例を表すブロック図である。 他の変形例に係る受光部の一構成例を表す説明図である。 他の変形例に係る測距装置の一特性例を表す説明図である。 他の変形例に係る測距装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 他の変形例に係る測距装置の一特性例を表す説明図である。 第2の実施の形態に係る受光部の概略断面構造を表す断面図である。 図11に示した受光部の一動作例を表す説明図である。 第3の実施の形態に係る受光部の概略断面構造を表す断面図である。 図13に示した受光部の一動作例を表す説明図である。 第4の実施の形態に係る受光部の概略断面構造を表す断面図である。 図15に示した受光部の一動作例を表す説明図である。 第5の実施の形態に係る受光部の概略断面構造を表す断面図である。 図15に示した受光部の一動作例を表す説明図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.第5の実施の形態
6.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、一実施の形態に係る測距装置(測距装置1)の一構成例を表すものである。測距装置1は、計測対象物100に向かって光L1を射出するとともに、計測対象物100により反射された光L2を検出し、その検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、計測対象物100までの距離を計測するように構成される。測距装置1は、ダイレクト方式により計測対象物100までの距離を計測するように構成される。測距装置1は、発光部11と、反射体12と、受光部13と、処理部15とを備えている。発光部11、反射体12、および受光部13は、光モジュールMを構成する。
発光部11は、処理部15からの指示に基づいて、発光面S0からパルス光である光L0を射出するように構成される。発光部11は、例えば赤外光を射出する光源を有する。この光源は、レーザ光源やLED(Light Emitting Diode)などを用いて構成される。
反射体12は、発光部11から射出された光L0の一部を透過するとともに、光L0の一部を反射するように構成される。反射体12は、例えば、ハーフミラーを用いて構成される。反射体12を透過した光(光L1)は、計測対象物100に向かって進行し、計測対象物100により反射される。また、反射体12により反射された光(光L1R)は、受光部13に向かって進行する。
受光部13は、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2を検出するように構成される。
図2は、発光部11および受光部13の一構成例を表すものである。この例では、発光部11および受光部13は、XY面に配置され、X方向に並設される。発光部11の発光面S0および受光部13の受光面S2は、Z方向を向くように配置される。
受光部13は、画素アレイAを有している。画素アレイAは、マトリクス状に配置された複数の画素Pを有している。画素Pは、受光素子PDを含んで構成される。受光素子PDは、例えばアバランシェフォトダイオード(APD;Avalanche Photodiode)や、シングルフォトンアバランシェダイオード(SPAD;Single Photon Avalanche Diode)などのフォトダイオードを用いることができる。
画素アレイAは、2つの領域A1,A2に区分される。領域A1は、2つの領域A1,A2のうちの、発光部11に近い領域である。この例では、領域A1には、1列分の画素Pが設けられている。領域A1における画素Pは、反射体12により反射された光L1Rを検出する。領域A2における画素Pは、計測対象物100により反射された光L2を検出するようになっている。
なお、この例では、受光部13に複数の画素Pを設けたが、さらに、例えば、これらの領域A1,A2の外側に、光が入射しないように遮光された遮光画素を設けてもよい。このような遮光画素を設けることにより、測距装置1では、例えば受光素子PDに流れるいわゆる暗電流を測定することができるようになっている。
図3は、図2に示した受光部13のIII−III矢視方向の概略断面構造を表すものである。測距装置1は、カバー部材14を備えている。カバー部材14は、受光部13を、埃や外部雰囲気から保護するように構成される。カバー部材14は、図示しない保持部により保持されることにより、受光部13の受光面S2と離間して配置される。カバー部材14は、透過性を有する材料を用いて構成される。具体的には、カバー部材14は、ガラスやプラスチックを用いて構成される。
受光部13は、半導体基板13Aと、酸化膜13Bとを有している。
半導体基板13Aは、複数の受光素子PDと、遮光壁W1,W2とを有している。複数の受光素子PDは、受光素子PD1,PD2を含む。受光素子PD1,PD2は、X方向に隣り合うように配置される。受光素子PD1は、領域A1における画素P1の受光素子PDであり、反射体12により反射された光L1Rを検出する。受光素子PD2は、領域A2における、画素P1に隣り合う画素P2の受光素子PDであり、計測対象物100により反射された光L2を検出する。遮光壁W1,W2は、Z方向に立設し、光を遮るとともに光を反射するように構成される。遮光壁W1は、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられる。遮光壁W1は、この例では、図2において、領域A1および領域A2の境界に沿って、Y方向に並設された複数の画素Pにわたって形成される。遮光壁W2は、XY面において、画素P1を基準として、遮光壁W1が設けられた側とは反対側に設けられる。遮光壁W2は、この例では、図2において、領域A1の左辺に沿って、Y方向に並設された複数の画素Pにわたって形成される。遮光壁W1は、遮光壁W2よりも高く形成される。遮光壁W1は、この例では半導体基板13Aの裏面から表面までの高さを有し、半導体基板13Aを貫通している。遮光壁W2は、半導体基板13Aの裏面から基板内のある位置までの高さを有する。すなわち、遮光壁W1,W2は、遮光壁W1のZ方向における端部(図3における上端部)が、遮光壁W2のZ方向における端部(上端部)よりもカバー部材14に近くなるように構成される。遮光壁W1,W2は、例えば、半導体基板13Aにトレンチを形成し、その後にタングステンなどの金属を蒸着することにより形成することができる。なお、これに限定されるものではなく、例えば、半導体基板13Aとトレンチとの界面において光が全反射できる様々な構成を用いることができる。例えば、金属がなくても界面の両側における屈折率が全反射条件を満たす場合には、金属を蒸着しなくてもよい。
酸化膜13Bは、半導体基板13Aの表面に形成された酸化ケイ素(SiO2)の膜である。酸化膜13Bは、複数のレンズOCLを有している。レンズOCLは、入射した光を集光するように構成される。複数のレンズOCLは、受光部13の領域A2における受光素子PDにそれぞれ対応するように設けられる。領域A2において、受光素子PDの位置と、その受光素子PDに対応するレンズOCLの位置は、領域A2を囲む辺(外周辺)に近いほど互いにずれている。例えば、図3に示したように、受光素子PD2に対応するレンズOCLの位置は、受光素子PD2の位置よりも領域A2の中心に向かってずれている。また、受光素子PD2よりも領域A2の中心に近い受光素子PD(例えば受光素子PD3)とその受光素子PD3に対応するレンズOCLとの位置のずれ量は、受光素子PD2とその受光素子PD2に対応するレンズOCLとの位置のずれ量よりも小さくなっている。このようにレンズOCLの位置を受光素子PDの位置からずらすことにより、焦点を経由して斜めに入射する光を適切に受光素子PDに導くことができる。測距装置1は、このようにして、CRA(Chief Ray Angle)補正を行うようになっている。
処理部15(図1)は、発光部11が光L0を射出するように制御するとともに、受光部13の領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、画素P単位で計測対象物100までの距離を計測するように構成される。具体的には、処理部15は、例えば領域A1における画素Pが光L1Rを受光したタイミングから、領域A2における画素Pが光L2を受光したタイミングまでの時間を計測することにより、領域A2における画素P単位で計測対象物100までの距離を計測するようになっている。
測距装置1において、発光部11から射出した光が計測対象物100により反射され、反射された光が受光部13により検出されるまでの光学経路上には、光拡散部材、バンドパスフィルタなどの光学フィルタ、レンズ、あるいはその他の光学部材を必要に応じて適宜設けてもよい。同様に、発光部11から射出した光が反射体12により反射され、反射された光が受光部13により検出されるまでの光学経路上には、光拡散部材、バンドパスフィルタなどの光学フィルタ、レンズ、あるいはその他の光学部材を必要に応じて適宜設けてもよい。
ここで、反射体12は、本開示における「導光部材」の一具体例に対応する。画素P1は、本開示における「第1の受光画素」の一具体例に対応する。画素P2は、本開示における「第2の受光画素」の一具体例に対応する。遮光壁W1は、本開示における「第1の遮光壁」の一具体例に対応する。遮光壁W2は、本開示における「第2の遮光壁」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の測距装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、測距装置1の全体動作概要を説明する。発光部11は、処理部15からの指示に基づいて光L0を射出する。反射体12は、発光部11から射出された光L0の一部を透過するとともに、一部を反射する。反射体12を透過した光L1は、計測対象物100に向かって進行し、計測対象物100により反射される。また、反射体12により反射された光L1Rは、受光部13の領域A1における各画素Pに向かって進行する。計測対象物100により反射された光L2は、受光部13の領域A2における各画素Pに向かって進行する。受光部13の領域A1における各画素Pは光L1Rを検出し、受光部13の領域A2における各画素Pは光L2を検出する。処理部15は、受光部13の領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、画素P単位で計測対象物100までの距離を計測する。
(詳細動作)
図4は、測距装置1における測距動作の一例を表すものである。測距装置1は、いわゆるダイレクト方式により、計測対象物100までの距離を計測する。図4(A)は、発光部11から射出された光L0の波形を示し、図4(B)は、受光部13が検出する光L2の波形を示す。
測距動作では、発光部11は、処理部15からの指示に基づいてパルス波形を有する光L0を射出する(図4(A))。この光L0は反射体12に入射し、この反射体12を透過した光L1が、計測対象物100に向かって進行する。そして、この光L1が計測対象物100により反射され、反射された光L2は、受光部13に向かって進行する。そして、この受光部13の領域A2における画素Pが、この光L2を検出する(図4(B))。受光部13により検出された光L2は、図4(A)に示した光L0の波形を、遅延時間DLだけ遅延した波形を有する。この遅延時間DLは、光が、発光部11、反射体12、計測対象物100、受光部13の順に進行する時間であり、光の飛行時間に対応する。この光の飛行時間は、測距装置1と計測対象物100との間の距離に対応している。
一方、反射体12により反射された光L1Rは、受光部13に向かって進行する。受光部13の領域A1における画素Pは、この光L1Rを検出する(図4(B))。領域A1における画素Pにより検出された光L1Rの波形は、例えば、図4(A)に示した光L0の波形とほぼ同様である。処理部15は、領域A1における画素Pが光L1Rを受光したタイミングから領域A2における画素Pが光L2を受光したタイミングまでの時間を計測する。これにより、測距装置1では、発光部11、受光部13、および処理部15における回路遅延の影響を取り除くことができ、光の飛行時間をより正確に計測することができる。このようにして、測距装置1は、計測対象物100までの距離を計測することができる。
図5は、受光部13における光の検出動作の一例を表すものである。この例では、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2が、受光部13に入射している。なお、図5では、光L1Rおよび光L2を図示しているが、通常は、光L1Rおよび光L2は、互いに異なるタイミングで、受光部13に入射する。
反射体12により反射された光L1Rは、カバー部材14を介して、受光部13に入射する。領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)は、この光L1Rを検出する。光L1Rは、遮光壁W1により反射されるとともに、遮光壁W2により反射されるので、光L1Rが受光素子PD1から漏れにくくなるため、受光素子PD1は、この光L1Rを効果的に検出することができる。また、光L1Rは、遮光壁W1により遮光されるので、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)には入射しない。これにより、測距装置1では、測距動作において、領域A2における画素Pの受光素子PDがこの光L1Rを検出するおそれを低減することができるので、計測精度を高めることができる。
一方、計測対象物100により反射された光L2は、カバー部材14を介して、受光部13に入射する。受光部13におけるレンズOCLは、光L2を集光するとともにCRA補正を行う。これにより、レンズOCLは、焦点を経由して斜めに入射する光を適切に受光素子PDに導く。そして、受光部13の領域A2における、そのレンズOCLに対応する受光素子PD(例えば受光素子PD2)は、この光L2を検出する。
計測対象物100により反射された光L2は、受光部13の領域A2以外に入射する光(光L21)を含む。この例では、光L21は、領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)付近に入射する。このような光L21は、図4に示したように、受光部13に対して斜めに入射する。測距装置1では、遮光壁W2の高さが低いので、この光L21は、図4に示したように、受光素子PD1の一部を通過するように進行する。すなわち、仮に、遮光壁W2を遮光壁W1と同様に高くした場合には、光L21は遮光壁W2で反射されるので、受光素子PD1がこの光L21を検出してしまう。測距装置1では、遮光壁W2の高さを低くしたので、光L21は、図4に示したように、受光素子PD1の一部を通過する程度ですむので、領域A1における画素Pの受光素子PDがこの光L21を検出するおそれを低減することができる。これにより、測距装置1では、誤って計測を再度開始するおそれを低減することができるので、計測精度を高めることができる。
このように、測距装置1では、領域A1における画素P1および領域A2における画素P2の境界に対応する位置に遮光壁W1を設けるとともに、XY面において、画素P1を基準として遮光壁W1が設けられた側とは反対側に遮光壁W2を設けるようにした。そして、遮光壁W2の高さを遮光壁W1の高さよりも低くした。これにより、測距装置1では、画素P2の受光素子PD2が、反射体12により反射された光L1Rを検出するおそれを低減することができるとともに、画素P1の受光素子PD1が、光L2に含まれる光L21を検出するおそれを低減することができる。これにより、測距装置1では、計測精度を高めることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、領域A1における画素P1および領域A2における画素P2の境界に対応する位置に遮光壁W1を設けるとともに、画素P1を基準として遮光壁W1が設けられた側とは反対側に遮光壁W2を設けるようにした。そして、遮光壁W2の高さを遮光壁W1の高さよりも低くした。これにより、計測精度を高めることができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、図1に示したように、ハーフミラーを用いて反射体12Aを構成したが、これに限定されるものではなく、ミラー、光ファイバ、レンズなどを用いてもよい。図6は、ミラーを用いて反射体を構成した場合の測距装置1Aの一構成例を表すものである。この測距装置1Aは、発光部11Aと、反射体12Aとを備えている。発光部11Aは、処理部15からの指示に基づいて、発光面S0からパルス光である光L0を射出するように構成される。発光部11Aは、例えば複数の光源を有する。反射体12Aは、発光部11Aの複数の光源のうちの一部の光源が射出した光L0を反射するように構成される。反射体12Aは、例えばリフレクタを用いて構成される。ここで、反射体12Aは、本開示における「導光部材」の一具体例に対応する。反射体12Aにより反射された光L1Rは、受光部13に向かって進行する。発光部11Aから射出した光L0のうち、反射体12Aに入射しない光は、光L1として、計測対象物100に向かって進行する。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、図2に示したように、領域A1に1列分の画素Pを設けたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、領域A1に、複数列分の画素Pを設けてもよい。また、例えば、図7に示す受光部93のように、領域A1に1列分の画素Pよりも少ない画素Pを設けてもよい。この例では、領域A1には、3つの画素Pが設けられている。領域A1における画素Pは、反射体12により反射された光L1Rを検出する。領域A2における画素Pは、計測対象物100により反射された光L2を検出する。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、処理部15は、領域A1における画素Pが光L1Rを受光したタイミングから領域A2における画素Pが光L2を受光したタイミングまでの時間を計測するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、受光部13の領域A1における各画素Pでの検出結果に基づいて、あらかじめ補正値テーブルTBLを生成しておき、測距動作において、領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて計測された距離を、この補正値テーブルTBLを用いて較正するようにしてもよい。以下に、本変形例に係る測距装置1Cについて詳細に説明する。
測距装置1Cは、上記実施の形態の場合(図1)と同様に、処理部15Cを有している。処理部15Cは、発光部11が光L0を射出するように制御するとともに、受光部13の領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、画素P単位で計測対象物100までの距離を計測するように構成される。この例では、処理部15Cは、発光部11に光L0を射出するように指示したタイミングから領域A2における画素Pが光L2を受光したタイミングまでの時間を計測することにより、計測対象物100までの距離(計測距離DM)を計測する。そして、処理部15Cは、受光部13の領域A1における各画素Pでの検出結果に基づいてあらかじめ生成された補正値テーブルTBLを用いて、計測された計測対象物100までの距離を画素P単位で較正するようになっている。
上記実施の形態の場合(図4)と同様に、処理部15Cは、遅延時間DLに基づいて、計測対象物100までの距離を計測する。このようにして得られた較正前の距離(計測距離DM)は、実際の距離(実距離DR)からずれるおそれがある。このずれは、例えば、発光部11、受光部13、処理部15Cにおける回路遅延などに起因する。
図8は、測距装置1による計測距離DMと実距離DRのずれの一例を表すものである。図8において、横軸は実距離DRを示し、縦軸は較正前の距離である計測距離DMを示す。計測距離DMと実距離DRの間にずれがない理想的な場合、実距離DRおよび計測距離DMの関係は、傾きが“a1”(a1=1)であり、切片が“0”である直線LN1で表される。しかしながら、実際には、実距離DRおよび計測距離DMの関係は、しばしば、直線LN2で示したようになる。この直線LN2の傾きは“a2”であり、切片は“b”である。すなわち、直線LN2の傾きおよび切片は、直線LN1の傾きおよび切片と互いに異なっている。
測距装置1Cでは、あらかじめ、補正値テーブル生成動作を行うことにより、補正値テーブルTBLを生成する。補正値テーブルTBLは、計測距離DMを実距離DRに変換する補正値についての情報を含んでいる。この補正値テーブル生成動作では、発光部11は、処理部15Cからの指示に基づいて光L0を射出し、受光部13の領域A1における画素Pが、反射体12により反射された光L1Rを検出する。そして、この検出結果に基づいて、処理部15Cは、補正値テーブルTBLを生成する。測距装置1Cは、このような補正値テーブル生成動作を、測距動作を行う期間以外の期間に、いつでも行うことができる。
具体的には、この補正値テーブル生成動作において、処理部15Cは、ある基準タイミングを基準として、発光部11における光L0の射出タイミングを様々なタイミングに設定しつつ、受光部13の領域A1における画素Pでの受光タイミングを検出する。光L0の射出タイミングは、実距離DRを模擬して設定される。すなわち、基準タイミングと射出タイミングとの時間差は、模擬された実距離DRを光が往復する時間である。処理部15は、受光タイミングと光の速度に基づいて、計測距離DMを得る。そして、処理部15Cは、計測距離DM、および模擬された実距離DRの差分を算出することにより、補正値を算出する。処理部15Cは、射出タイミングを様々なタイミングに設定しつつ、この補正値を算出し、この補正値を計測距離DMと対応づけることにより、補正値テーブルTBLを生成する。
そして、測距動作では、発光部11は、処理部15Cからの指示に基づいて光L0を射出し、受光部13の領域A2における画素Pが、計測対象物100により反射された光L2を検出する。そして、処理部15Cは、受光部13の領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、画素P単位で計測対象物100までの距離を計測する。そして、処理部15Cは、補正値テーブル生成動作により生成した補正値テーブルTBLを用いて、計測された計測対象物100までの距離を、その距離に対応する補正値で補正することにより、計測された距離を較正する。このようにして、処理部15Cは、補正値テーブルTBLを用いて、計測された計測対象物100までの距離を、画素P単位で較正することができる。
[変形例1−4]
上記実施の形態では、ダイレクト方式により計測対象物100までの距離を計測するようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、インダイレクト方式により計測対象物100までの距離を計測してもよい。本変形例に係る測距装置1Dは、上記実施の形態の場合(図1)と同様に、受光部13Dと、処理部15Dとを有している。
受光部13Dは、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2を検出するように構成される。
処理部15Dは、発光部11が光L0を射出するように制御するとともに、受光部13Dの領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、画素P単位で計測対象物100までの距離を計測するように構成される。この例では、処理部15Dは、発光部11に光L0を射出するように指示したタイミングから領域A2における画素Pが光L2を受光したタイミングまでの時間を計測することにより、計測対象物100までの距離(計測距離DM)を計測する。そして、処理部15Dは、受光部13Dの領域A1における各画素Pでの検出結果に基づいてあらかじめ生成された補正値テーブルTBLを用いて、計測された計測対象物100までの距離を画素P単位で較正するようになっている。
図9は、本変形例に係る測距装置1Dにおける測距動作の一例を表すものであり、(A)は、発光部11から射出される光L0の波形を示し、図9(B)は、受光部13Dが検出する光L2の波形を示す。
測距動作では、発光部11は、処理部15Dからの指示に基づいて、デューティ比が50%であるパルス波形を有する光L0を射出する(図9(A))。この光L0は反射体12に入射し、この反射体12を透過した光L1が、計測対象物100に向かって進行する。そして、この光L1が計測対象物100により反射され、反射された光L2は、受光部13Dに向かって進行する。そして、この受光部13Dの領域A2における画素Pが、この光L2を検出する(図9(B))。受光部13Dにより検出された光L2は、図9(A)に示した光L0の波形を遅延時間DLだけ遅延した波形を有する。処理部15Dは、この遅延時間DLに基づいて、計測対象物100までの距離を計測し、あらかじめ生成された補正値テーブルTBLを用いて、計測された計測対象物100までの距離を較正する。
インダイレクト方式では、画素Pは、発光部11が光を出射する期間T1において、受光素子PDの受光量に応じた信号電荷Q1を蓄積するとともに、発光部11が光を出射しない期間T2において、受光素子PDの受光量に応じた信号電荷Q2を蓄積する。そして、処理部15Dは、信号電荷Q1と信号電荷Q2との電荷比を求める。受光素子PDは、期間TA,TBにおいて光L2を受光しているので、信号電荷Q1の電荷量は、期間TAの長さに比例し、信号電荷Q2の電荷量は、期間TBの長さに比例する。遅延時間DLが短い場合には、信号電荷Q1が多くなるとともに信号電荷Q2が少なくなり、遅延時間DLが長い場合には、信号電荷Q1が少なくなるとともに信号電荷Q2が多くなる。このように、信号電荷Q1と信号電荷Q2の電荷比は、遅延時間DLに応じて変化する。処理部15Dは、この電荷比を求めることにより、例えば高い精度で遅延時間DLを求めることができる。処理部15Dは、このようにして得られた遅延時間DLに基づいて、計測対象物100までの距離を計測する。
この場合にも、較正前の距離(計測距離DM)は、実際の距離(実距離DR)からずれるおそれがある。このずれは、例えば、発光部11、受光部13D、処理部15Dにおける回路遅延、受光部13Dにおける各画素Pの回路構成、光L0の波形形状などに起因する。
図10は、測距装置1Dによる計測距離DMと実距離DRのずれの一例を表すものである。計測距離DMと実距離DRの間にずれがない理想的な場合、実距離DRおよび計測距離DMの関係は、傾きが“a1”(a1=1)であり、切片が“0”である直線LN1で表される。しかしながら、実際には、実距離DRおよび計測距離DMの関係は、しばしば、曲線LN3で示したようになる。この曲線LN3は、うねり成分cを有する。この曲線LN3からうねり成分cを除去した直線LN4の傾きは“a2”であり、切片は“b”である。すなわち、直線LN4の傾きおよび切片は、直線LN1の傾きおよび切片と互いに異なっている。
測距装置1Dでは、変形例1−3に係る測距装置1Cと同様に、あらかじめ、補正値テーブル生成動作を行うことにより、補正値テーブルTBLを生成する。そして、測距動作では、発光部11は、処理部15Dからの指示に基づいて光L0を射出し、受光部13Dの領域A2における画素Pが、計測対象物100により反射された光L2を検出する。そして、処理部15Dは、受光部13Dの領域A2における各画素Pでの検出結果に基づいて、光の飛行時間を計測することにより、画素P単位で計測対象物100までの距離を計測する。そして、処理部15Dは、補正値テーブル生成動作により生成した補正値テーブルTBLを用いて、計測された計測対象物100までの距離を、画素P単位で較正する。
このように、測距装置1Dでは、インダイレクト方式により計測対象物100までの距離を計測するようにしたので、例えば高い精度で、計測対象物100までの距離を計測することができる。
[その他の変形例]
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る測距装置2について説明する。本実施の形態は、受光部の半導体基板に、より多くの遮光壁Wを設けたものである。なお、上記第1の実施の形態に係る測距装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示したように、測距装置2は、受光部23を備えている。受光部23は、上記第1の実施の形態に係る受光部13と同様に、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2を検出するように構成される。
図11は、受光部23の概略断面構造を表すものである。受光部23は、酸化膜23Bと、半導体基板23Aとを有している。
酸化膜23Bは、上記第1の実施の形態に係る酸化膜13B(図3)から、複数のレンズOCLを省いたものである。
半導体基板23Aは、複数の受光素子PDと、複数の遮光壁Wとを有している。複数の受光素子PDは、受光素子PD1,PD2,PD3,PD4を含む。受光素子PD1,PD2,PD3,PD4は、X方向においてこの順に配置される。受光素子PD1は、領域A1に設けられた画素P1の受光素子PDであり、反射体12により反射された光L1Rを検出する。受光素子PD2〜PD4は、領域A2に設けられた画素P2〜P4の受光素子PDであり、計測対象物100により反射された光L2を検出する。複数の遮光壁Wは、領域A1の左辺、領域A2の外周辺、領域A2内の各画素Pの境界に設けられる。複数の遮光壁Wは、遮光壁W1,W2,W3,W4を含む。遮光壁W1は、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられる。遮光壁W2は、XY面において、画素P1を基準として、遮光壁W1が設けられた側とは反対側に設けられる。遮光壁W3は、画素P2および画素P3の境界に設けられる。遮光壁W4は、画素P3および画素P4の境界に設けられる。領域A2において、遮光壁Wは、領域A2の中心に近づくほど低くなるように構成される。具体的に、遮光壁W3の高さは、遮光壁W1の高さよりも低く、遮光壁W4の高さは、遮光壁W3の高さよりも低い。この例では、X方向について説明したが、Y方向においても同様である。このように、測距装置2では、領域A2において、XY面内の場所に応じて高さが異なる遮光壁Wを設け、選択的に光L2を入射させることにより、CRA補正を行う。すなわち、上記第1の実施の形態に係る測距装置1では、レンズOCLを用いてCRA補正を行うようにしたが、本実施の形態に係る測距装置2では、遮光壁Wを用いてCRA補正を行うようにしている。
ここで、画素P3は、本開示における「第3の受光画素」の一具体例に対応する。遮光壁W3は、本開示における「第3の遮光壁」の一具体例に対応する。
図12は、受光部23における光の検出動作の一例を表すものである。
反射体12により反射された光L1Rは、カバー部材14を介して、受光部23に入射する。領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)は、この光L1Rを検出する。上記第1の実施の形態の場合と同様に、光L1Rは、遮光壁W1により反射されるとともに、遮光壁W2により反射されるので、光L1Rが受光素子PD1から漏れにくくなるため、受光素子PD1は、この光L1Rを効果的に検出することができる。また、光L1Rは、遮光壁W1により遮光されるので、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)には入射しない。これにより、測距装置2では、測距動作において、領域A2における画素Pの受光素子PDがこの光L1Rを検出するおそれを低減することができるので、計測精度を高めることができる。
一方、計測対象物100により反射された光L2は、カバー部材14を介して、受光部23に入射する。受光部23の領域A2において、各画素Pの境界に対応する位置に設けられた遮光壁Wは、CRA補正を行う。そして、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)は、この光L2を検出する。これにより、受光素子PD2は、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置2では、計測精度を高めることができる。
計測対象物100により反射された光L2は、受光部23の領域A2以外に入射する光(光L21)を含む。この例では、光L21は、領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)付近に入射する。測距装置2では、遮光壁W2の高さを低くしたので、光L21は、受光素子PD1の一部を通過する程度ですむので、受光素子PD1がこの光L21を検出するおそれを低減することができる。これにより、測距装置2では、計測精度を高めることができる。
このように、測距装置2では、領域A2内の各画素Pの境界に対応する位置に遮光壁Wを設けるとともに、その遮光壁Wの高さがXY面内の場所に応じて異なるようにした。具体的には、例えば、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられた遮光壁W3の高さを、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられた遮光壁W1の高さよりも低くした。また、画素P3および画素P4の境界に対応する位置に設けられた遮光壁W4の高さを、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられた遮光壁W3の高さよりも低くした。これにより、受光素子PDは、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置2では、計測精度を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、領域A2内の各画素の境界に対応する位置に遮光壁を設けるとともに、その遮光壁の高さが場所に応じて異なるようにしたので、計測精度を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2]
上記実施の形態に係る測距装置2に、上記第1の実施の形態の各変形例を適用してもよい。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る測距装置3について説明する。本実施の形態は、受光部の酸化膜に遮光壁を設けたものである。なお、上記第2の実施の形態に係る測距装置2と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示したように、測距装置3は、受光部33を備えている。受光部33は、上記第2の実施の形態に係る受光部23と同様に、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2を検出するように構成される。
図13は、受光部33の概略断面構造を表すものである。受光部33は、半導体基板33Aと、酸化膜33Bとを有している。
半導体基板33Aは、複数の受光素子PDを有している。すなわち、半導体基板33Aは、上記第2の実施の形態に係る半導体基板23A(図11)から、遮光壁Wを省いたものである。複数の受光素子PDは、受光素子PD1,PD2,PD3,PD4を含む。受光素子PD1,PD2,PD3,PD4は、X方向においてこの順に配置される。受光素子PD1は、領域A1に設けられた画素P1の受光素子PDであり、反射体12により反射された光L1Rを検出する。受光素子PD2〜PD4は、領域A2に設けられた画素P2〜P4の受光素子PDであり、計測対象物100により反射された光L2を検出するようになっている。
酸化膜33Bは、複数の遮光壁WAを有している。複数の遮光壁WAは、酸化膜33Bにおいて、領域A1の左辺、領域A2の外周辺、および領域A2内の各画素Pの境界に対応する位置に設けられる。複数の遮光壁WAは、酸化膜33Bにおいて、Z方向に立設し、光を遮るとともに光を反射するように構成される。複数の遮光壁WAは、遮光壁WA1,WA2,WA3,WA4を含む。遮光壁WA1は、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられる。この遮光壁WA1は、この例では、領域A1および領域A2の境界に沿って、Y方向に並設された複数の画素Pにわたって形成される。遮光壁WA2は、XY面において、画素P1を基準として、遮光壁WA1が設けられた側とは反対側に設けられる。この遮光壁WA2は、この例では、領域A1の左辺に沿って、Y方向に並設された複数の画素Pにわたって形成される。遮光壁WA1は、遮光壁WA2よりも高く形成される。遮光壁WA3は、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられる。遮光壁WA4は、画素P3および画素P4の境界に対応する位置に設けられる。領域A2において、遮光壁WAは、領域A2の中心に近づくほど低くなるように構成される。具体的に、遮光壁WA3の高さは、遮光壁WA1の高さよりも低く、遮光壁WA4の高さは、遮光壁WA3の高さよりも低い。この例では、X方向について説明したが、Y方向においても同様である。このように、測距装置3では、酸化膜33Bにおいて、領域A2に、XY面内の場所に応じて高さが異なる遮光壁WAを設け、選択的に光L2を入射させることによりCRA補正を行う。すなわち、上記第2の実施の形態に係る測距装置2では、半導体基板13Aに設けられた遮光壁Wを用いてCRA補正を行うようにしたが、本実施の形態に係る測距装置3では、酸化膜33Bに設けられた遮光壁WAを用いてCRA補正を行うようにしている。
ここで、酸化膜33Bは、本開示における「絶縁膜」の一具体例に対応する。遮光壁WA1は、本開示における「第1の遮光壁」の一具体例に対応する。遮光壁WA2は、本開示における「第2の遮光壁」の一具体例に対応する。遮光壁WA3は、本開示における「第3の遮光壁」の一具体例に対応する。
図14は、受光部33における光の検出動作の一例を表すものである。
反射体12により反射された光L1Rは、カバー部材14を介して、受光部33に入射する。受光部33の酸化膜33Bにおいて、光L1Rは、遮光壁WA1により反射されるとともに、遮光壁WA2により反射される。そして、領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)は、この光L1Rを検出する。これにより、光L1Rが受光素子PD1から漏れにくくなるため、受光素子PD1は、この光L1Rを効果的に検出することができる。また、光L1Rは、遮光壁WA1により遮光されるので、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)には入射しない。これにより、測距装置3では、測距動作において、領域A2における画素Pの受光素子PDがこの光L1Rを検出するおそれを低減することができるので、計測精度を高めることができる。
一方、計測対象物100により反射された光L2は、カバー部材14を介して、受光部33に入射する。受光部33の酸化膜33Bにおいて、遮光壁WAはCRA補正を行う。そして、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)は、この光L2を検出する。これにより、受光素子PD2は、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置3では、計測精度を高めることができる。
計測対象物100により反射された光L2は、受光部33の領域A2以外に入射する光(光L21)を含む。測距装置3では、遮光壁WA2の高さを低くしたので、光L21は、遮光壁WA2により反射されないので、受光素子PD1がこの光L21を検出するおそれを低減することができる。これにより、測距装置3では、計測精度を高めることができる。
このように、測距装置3では、酸化膜33Bにおいて、領域A2内の各画素Pの境界に対応する位置に遮光壁WAを設けるとともに、その遮光壁WAの高さがXY面内の場所に応じて異なるようにした。具体的には、例えば、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WA3の高さを、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WA1の高さよりも低くした。また、画素P3および画素P4の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WA4の高さを、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WA3の高さよりも低くした。これにより、受光素子PDは、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置3では、計測精度を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、酸化膜において、領域A2内の各画素の境界に対応する位置に遮光壁を設けるとともに、その遮光壁の高さが場所に応じて異なるようにしたので、計測精度を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例3]
上記実施の形態に係る測距装置3に、上記第1の実施の形態の各変形例を適用してもよい。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態に係る測距装置4について説明する。本実施の形態は、カバー部材に遮光壁を設けたものである。なお、上記第3の実施の形態に係る測距装置3と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示したように、測距装置4は、受光部43を備えている。受光部43は、上記第3の実施の形態に係る受光部33と同様に、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2を検出するように構成される。また、測距装置4は、カバー部材44を備えている。
図15は、受光部43およびカバー部材44の概略断面構造を表すものである。受光部43は、半導体基板33Aと、酸化膜23Bとを有している。カバー部材44は、複数の遮光壁WBを有している。複数の遮光壁WBは、受光部43の領域A1の左辺に対応する位置、領域A2の外周辺に対応する位置、および領域A2内の各画素Pの境界に対応する位置に設けられる。複数の遮光壁WBは、Z方向に立設し、光を遮るとともに光を反射するように構成される。複数の遮光壁WBは、遮光壁WB1,WB2,WB3,WB4を含む。遮光壁WB1は、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられる。この遮光壁WB1は、この例では、領域A1および領域A2の境界に沿って、Y方向に並設された複数の画素Pに対応する領域にわたって形成される。遮光壁WB2は、XY面において、画素P1を基準として、遮光壁WB1が設けられた側とは反対側に設けられる。この遮光壁WB2は、この例では、領域A1の左辺に沿って、Y方向に並設された複数の画素Pに対応する領域にわたって形成される。遮光壁WB1は、遮光壁WB2よりも高く形成される。遮光壁WB3は、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられる。遮光壁WB4は、画素P3および画素P4の境界に対応する位置に設けられる。領域A2において、遮光壁WBは、領域A2の中心に近づくほど低くなるように構成される。具体的に、遮光壁WB3の高さは、遮光壁WB1の高さよりも低く、遮光壁WB4の高さは、遮光壁WB3の高さよりも低い。この例では、X方向について説明したが、Y方向においても同様である。このように、測距装置4では、カバー部材44において、領域A2に、XY面内の場所に応じて高さが異なる遮光壁WBを設け、選択的に光L2を入射させることによりCRA補正を行う。すなわち、上記第3の実施の形態に係る測距装置3では、酸化膜33Bに設けられた遮光壁WAを用いてCRA補正を行うようにしたが、本実施の形態に係る測距装置4では、カバー部材44に設けられた遮光壁WBを用いてCRA補正を行うようにしている。
ここで、遮光壁WB1は、本開示における「第1の遮光壁」の一具体例に対応する。遮光壁WB2は、本開示における「第2の遮光壁」の一具体例に対応する。遮光壁WB3は、本開示における「第3の遮光壁」の一具体例に対応する。
図16は、受光部43における光の検出動作の一例を表すものである。
反射体12により反射された光L1Rは、カバー部材44に入射する。カバー部材44において、光L1Rは、遮光壁WB1により反射されるとともに、遮光壁WB2により反射される。そして、領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)は、この光L1Rを検出する。これにより、光L1Rが受光素子PD1から漏れにくくなるため、受光素子PD1は、この光L1Rを効果的に検出することができる。また、光L1Rは、遮光壁WB1により遮光されるので、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)には入射しにくい。これにより、測距装置4では、測距動作において、領域A2における画素Pの受光素子PDがこの光L1Rを検出するおそれを低減することができるので、計測精度を高めることができる。
一方、計測対象物100により反射された光L2は、カバー部材44に入射する。カバー部材44において、遮光壁WBはCRA補正を行う。そして、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)は、この光L2を検出する。これにより、受光素子PD2は、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置4では、計測精度を高めることができる。
計測対象物100により反射された光L2は、受光部43の領域A2以外に入射する光(光L21)を含む。測距装置4では、遮光壁WB2の高さを低くしたので、光L21は、遮光壁WB2により反射されないので、受光素子PD1がこの光L21を検出するおそれを低減することができる。これにより、測距装置4では、計測精度を高めることができる。
このように、測距装置4では、カバー部材44において、領域A2内の各画素Pの境界に対応する位置に遮光壁WBを設けるとともに、その遮光壁WBの高さがXY面内の場所に応じて異なるようにした。具体的には、例えば、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WB3の高さを、画素P1および画素P2の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WB1の高さよりも低くした。また、画素P3および画素P4の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WB4の高さを、画素P2および画素P3の境界に対応する位置に設けられた遮光壁WB3の高さよりも低くした。これにより、受光素子PDは、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置4では、計測精度を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、カバー部材において、領域A2内の各画素の境界に対応する位置に遮光壁を設けるとともに、その遮光壁の高さが場所に応じて異なるようにしたので、計測精度を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例4]
上記実施の形態に係る測距装置4に、上記第1の実施の形態の各変形例を適用してもよい。
<5.第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態に係る測距装置5について説明する。本実施の形態は、第4の実施の形態に係る測距装置4において、酸化膜にレンズOCLを設けたものである。なお、上記第4の実施の形態に係る測距装置4と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示したように、測距装置5は、受光部53を備えている。受光部53は、上記第4の実施の形態に係る受光部43と同様に、反射体12により反射された光L1R、および計測対象物100により反射された光L2を検出するように構成される。また、測距装置5は、カバー部材44を備えている。
図17は、受光部53およびカバー部材44の概略断面構造を表すものである。受光部53は、半導体基板33Aと、酸化膜53Bとを有している。
酸化膜53Bは、半導体基板33Aの表面に形成された酸化ケイ素(SiO2)の膜である。酸化膜53Bは、複数のレンズOCLを有している。複数のレンズOCLは、領域A1,A2における複数の画素P(複数の受光素子PD)にそれぞれ対応するように設けられる。
図18は、受光部53における光の検出動作の一例を表すものである。
反射体12により反射された光L1Rは、カバー部材44に入射する。カバー部材44において、光L1Rは、遮光壁WB1により反射されるとともに、遮光壁WB2により反射される。受光部53におけるレンズOCLは、光L1Rを集光する。そして、領域A1における画素Pの受光素子PD(例えば画素P1の受光素子PD1)は、この光L1Rを検出する。これにより、光L1Rが受光素子PD1から漏れにくくなるため、受光素子PD1は、この光L1Rを効果的に検出することができる。また、光L1Rは、遮光壁WB1により遮光されるので、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)には入射しにくい。これにより、測距装置5では、測距動作において、この光L1Rを検出するおそれを低減することができるので、計測精度を高めることができる。
一方、計測対象物100により反射された光L2は、カバー部材44に入射する。カバー部材44において、遮光壁WBはCRA補正を行う。受光部53におけるレンズOCLは、光L2を集光する。そして、領域A2における画素Pの受光素子PD(例えば画素P2の受光素子PD2)は、この光L2を検出する。これにより、受光素子PD2は、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置5では、計測精度を高めることができる。
計測対象物100により反射された光L2は、受光部43の領域A2以外に入射する光(光L21)を含む。測距装置5では、遮光壁WB2の高さを低くしたので、光L21は、遮光壁WB2により反射されないので、受光素子PD1がこの光L21を検出するおそれを低減することができる。これにより、測距装置5では、計測精度を高めることができる。
このように、測距装置5では、カバー部材44において、領域A2内の各画素Pの境界に対応する位置に遮光壁WBを設けるとともに、その遮光壁WBの高さがXY面内の場所に応じて異なるようにした。そして、受光部53の酸化膜53Bに複数のレンズOCLを設けるようにした。これにより、受光素子PDは、焦点を経由して斜めに入射する光を効果的に検出することができる。その結果、測距装置5では、計測精度を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、カバー部材において、領域A2内の各画素の境界に対応する位置に遮光壁を設けるとともに、その遮光壁の高さが場所に応じて異なるようにした。そして、受光部の酸化膜に複数のレンズを設けるようにした。これにより、計測精度を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例5]
上記実施の形態に係る測距装置5に、上記第1の実施の形態の各変形例を適用してもよい。
<6.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図19は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図19に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図19の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図20は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図20では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図20には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。これにより、車両制御システム12000では、測距における計測精度を高くすることができるので、車両の衝突回避あるいは衝突緩和機能、車間距離に基づく追従走行機能、車速維持走行機能、車両の衝突警告機能、車両のレーン逸脱警告機能等の精度を高めることができる。
以上、いくつかの実施の形態および変形例、ならびにそれらの具体的な応用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、本技術を、計測対象物100までの距離を計測する測距装置に適用したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、本技術を、発光部が光L0を射出してから受光部が光L2を検出するまでの光の飛行時間を計測する時間計測装置に適用してもよい。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。以下の構成の本技術によれば、測距動作における計測精度を高めることができる。
(1)光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いている発光部と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が前記第1の方向を向いている受光部と、
前記発光部から射出された光の一部を前記第1の受光画素に向かって導く導光部材と、
前記受光部の前記第1の方向に配置されたカバー部材と
を備え、
前記受光部または前記カバー部材は、
前記第1の受光画素および前記第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、
前記第1の受光画素を基準として、前記第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁と
を有する
光モジュール。
(2)前記第1の遮光壁の前記第1の方向の端部は、前記第2の遮光壁の前記第1の方向の端部よりも前記第1の方向に位置する
前記(1)に記載の光モジュール。
(3)前記受光部は、前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁を有し、
前記第1の受光画素および前記第2の受光画素は、半導体基板に形成された受光素子をそれぞれ有し、
前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁は、前記半導体基板に設けられた
前記(1)または(2)に記載の光モジュール。
(4)前記第1の受光画素は、さらに、前記第1の受光画素の前記受光素子と前記カバー部材との間に設けられ、前記第1の受光画素の前記受光素子の位置から前記第2の方向にずれた位置に配置された第1のレンズを有する
前記(3)に記載の光モジュール。
(5)前記受光部は、光を検出可能な第3の受光画素をさらに有し、
前記第1の受光画素、前記第2の受光画素、および前記第3の受光画素は、前記第2の方向においてこの順に配置され、
前記第3の受光画素は、前記半導体基板に形成された受光素子を有し、
前記受光部は、前記半導体基板における、前記第2の受光画素および前記第3の受光画素の境界に対応する位置に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第3の遮光壁をさらに有する
前記(3)に記載の光モジュール。
(6)前記受光部は、前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁を有し、
前記第1の受光画素および前記第2の受光画素は、半導体基板に形成された受光素子をそれぞれ有し、
前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁は、前記半導体基板の上の絶縁膜に設けられた
前記(1)または(2)に記載の光モジュール。
(7)前記受光部は、光を検出可能な第3の受光画素を含み、
前記第1の受光画素、前記第2の受光画素、および前記第3の受光画素は、前記第2の方向においてこの順に配置され、
前記第3の受光画素は、前記半導体基板に形成された受光素子を有し、
前記受光部は、前記絶縁膜において、前記第2の受光画素および前記第3の受光画素の境界に対応する位置に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第3の遮光壁をさらに有する
前記(6)に記載の光モジュール。
(8)前記カバー部材は、前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁を有する
前記(1)または(2)に記載の光モジュール。
(9)前記受光部は、光を検出可能な第3の受光画素を含み、
前記第1の受光画素、前記第2の受光画素、および前記第3の受光画素は、前記第2の方向においてこの順に配置され、
前記カバー部材は、さらに、前記第2の受光画素および前記第3の受光画素の境界に対応する位置に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第3の遮光壁を有する
前記(8)に記載の光モジュール。
(10)前記受光部は、さらに、
前記第1の受光画素と前記カバー部材との間に設けられた第1のレンズと、
前記第2の受光画素と前記カバー部材との間に設けられた第2のレンズと
を有する
前記(8)または(9)に記載の光モジュール。
(11)光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いている発光部と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が前記第1の方向を向いている受光部と、
前記発光部から射出された光の一部を前記第1の受光画素に向かって導く導光部材と、
前記受光部の前記第1の方向に配置されたカバー部材と、
前記第1の受光画素の検出結果および前記第2の受光画素の検出結果に基づいて、前記第1の方向における計測対象物までの距離を計測可能な処理部と
を備え、
前記受光部または前記カバー部材は、
前記第1の受光画素および前記第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、
前記第1の受光画素を基準として、前記第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁と
を有する
測距装置。
1〜5,1A…測距装置、11,11A…発光部、12,12A…反射体、13,23,33,43,53,93…受光部、13A,23A,33A…半導体基板、13B,23B,33B,53B…酸化膜、14,44…カバー部材、15…処理部、A…画素アレイ、A1,A2…領域、DL…遅延時間、DM…計測距離、DR…実距離、L0,L1,L1R,L2…光、M…光モジュール、OCL…レンズ、P…画素、PD,PD1〜PD4…受光素子、S0…発光面、S2…受光面、W,W1〜W4,WA,WA1〜WA4,WB,WB1〜WB4…遮光壁。

Claims (11)

  1. 光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いている発光部と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が前記第1の方向を向いている受光部と、
    前記発光部から射出された光の一部を前記第1の受光画素に向かって導く導光部材と、
    前記受光部の前記第1の方向に配置されたカバー部材と
    を備え、
    前記受光部または前記カバー部材は、
    前記第1の受光画素および前記第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、
    前記第1の受光画素を基準として、前記第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁と
    を有する
    光モジュール。
  2. 前記第1の遮光壁の前記第1の方向の端部は、前記第2の遮光壁の前記第1の方向の端部よりも前記第1の方向に位置する
    請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記受光部は、前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁を有し、
    前記第1の受光画素および前記第2の受光画素は、半導体基板に形成された受光素子をそれぞれ有し、
    前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁は、前記半導体基板に設けられた
    請求項1に記載の光モジュール。
  4. 前記第1の受光画素は、さらに、前記第1の受光画素の前記受光素子と前記カバー部材との間に設けられ、前記第1の受光画素の前記受光素子の位置から前記第2の方向にずれた位置に配置された第1のレンズを有する
    請求項3に記載の光モジュール。
  5. 前記受光部は、光を検出可能な第3の受光画素をさらに有し、
    前記第1の受光画素、前記第2の受光画素、および前記第3の受光画素は、前記第2の方向においてこの順に配置され、
    前記第3の受光画素は、前記半導体基板に形成された受光素子を有し、
    前記受光部は、前記半導体基板における、前記第2の受光画素および前記第3の受光画素の境界に対応する位置に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第3の遮光壁をさらに有する
    請求項3に記載の光モジュール。
  6. 前記受光部は、前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁を有し、
    前記第1の受光画素および前記第2の受光画素は、半導体基板に形成された受光素子をそれぞれ有し、
    前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁は、前記半導体基板の上の絶縁膜に設けられた
    請求項1に記載の光モジュール。
  7. 前記受光部は、光を検出可能な第3の受光画素を含み、
    前記第1の受光画素、前記第2の受光画素、および前記第3の受光画素は、前記第2の方向においてこの順に配置され、
    前記第3の受光画素は、前記半導体基板に形成された受光素子を有し、
    前記受光部は、前記絶縁膜において、前記第2の受光画素および前記第3の受光画素の境界に対応する位置に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第3の遮光壁をさらに有する
    請求項6に記載の光モジュール。
  8. 前記カバー部材は、前記第1の遮光壁および前記第2の遮光壁を有する
    請求項1に記載の光モジュール。
  9. 前記受光部は、光を検出可能な第3の受光画素を含み、
    前記第1の受光画素、前記第2の受光画素、および前記第3の受光画素は、前記第2の方向においてこの順に配置され、
    前記カバー部材は、さらに、前記第2の受光画素および前記第3の受光画素の境界に対応する位置に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第3の遮光壁を有する
    請求項8に記載の光モジュール。
  10. 前記受光部は、さらに、
    前記第1の受光画素と前記カバー部材との間に設けられた第1のレンズと、
    前記第2の受光画素と前記カバー部材との間に設けられた第2のレンズと
    を有する
    請求項8に記載の光モジュール。
  11. 光を射出可能であり、発光面が第1の方向に向いている発光部と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に並設され、光を検出可能な第1の受光画素および第2の受光画素を有し、受光面が前記第1の方向を向いている受光部と、
    前記発光部から射出された光の一部を前記第1の受光画素に向かって導く導光部材と、
    前記受光部の前記第1の方向に配置されたカバー部材と、
    前記第1の受光画素の検出結果および前記第2の受光画素の検出結果に基づいて、前記第1の方向における計測対象物までの距離を計測可能な処理部と
    を備え、
    前記受光部または前記カバー部材は、
    前記第1の受光画素および前記第2の受光画素の境界に対応する位置に設けられた第1の遮光壁と、
    前記第1の受光画素を基準として、前記第1の遮光壁が設けられた側とは反対側に設けられ、前記第1の遮光壁よりも低い第2の遮光壁と
    を有する
    測距装置。

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