JP2020149832A - Heater and image formation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、ヒータ、および画像形成装置に関する。 Embodiments of the present invention relate to heaters and image forming devices.
複写機やプリンタなどの画像形成装置には、トナーを定着させるためのヒータが設けられている。一般的に、この様なヒータは、長尺状の基板と、基板の一方の面に設けられ、基板の長手方向に延びる発熱体を有している。また、この様なヒータの温度を検出するために、基板に検出部としてサーミスタを設ける技術が提案されている。この場合、サーミスタには2つの配線を接続する必要がある。また、配線の端部には、外部の機器との電気的な接続を行うための端子を設ける必要がある。 Image forming devices such as copiers and printers are provided with a heater for fixing toner. Generally, such a heater has a long substrate and a heating element provided on one surface of the substrate and extending in the longitudinal direction of the substrate. Further, in order to detect the temperature of such a heater, a technique of providing a thermistor as a detection unit on a substrate has been proposed. In this case, it is necessary to connect two wires to the thermistor. In addition, it is necessary to provide a terminal at the end of the wiring for making an electrical connection with an external device.
ここで、複数の検出部を設ければ、ヒータの温度分布を検出することが可能となったり、ヒータの適切な温度制御が可能となったりする。この場合、複数の検出部、複数の検出部のそれぞれに電気的に接続される配線、および、複数の配線のそれぞれに設けられる端子を基板に設けると、ヒータの取り付けや取り扱いなどが容易となる。しかしながら、単に、これらを基板に設けると基板の幅寸法、ひいてはヒータの幅寸法が大きくなる。 Here, if a plurality of detection units are provided, it is possible to detect the temperature distribution of the heater and to appropriately control the temperature of the heater. In this case, if the substrate is provided with a plurality of detection units, wiring electrically connected to each of the plurality of detection units, and terminals provided for each of the plurality of wirings, the heater can be easily attached and handled. .. However, if these are simply provided on the substrate, the width dimension of the substrate, and eventually the width dimension of the heater, becomes large.
この場合、検出部に電気的に接続される配線と配線との間の距離を短くすると、基板の幅寸法が大きくなるのを抑制することができる。しかしながら、配線と配線との間の距離は、所定の絶縁距離以上とする必要があるため、配線と配線との間の距離を短くすることには限界がある。 In this case, if the distance between the wirings electrically connected to the detection unit is shortened, it is possible to suppress an increase in the width dimension of the substrate. However, since the distance between the wirings needs to be equal to or larger than a predetermined insulation distance, there is a limit to shortening the distance between the wirings.
一方、検出部に電気的に接続される配線の数を減らすことができれば、基板の幅寸法が大きくなるのを抑制することができる。この場合、1つの検出部を設ける場合であっても、検出部に電気的に接続される配線の数を減らすことができれば低コスト化を図ることができる。
そこで、検出部に電気的に接続される配線の数を減らすことができる技術の開発が望まれていた。
On the other hand, if the number of wirings electrically connected to the detection unit can be reduced, it is possible to suppress an increase in the width dimension of the substrate. In this case, even when one detection unit is provided, the cost can be reduced if the number of wirings electrically connected to the detection unit can be reduced.
Therefore, it has been desired to develop a technique capable of reducing the number of wires electrically connected to the detection unit.
本発明が解決しようとする課題は、検出部に電気的に接続される配線の数を減らすことができるヒータ、および画像形成装置を提供することである。 An object to be solved by the present invention is to provide a heater and an image forming apparatus capable of reducing the number of wires electrically connected to the detection unit.
実施形態に係るヒータは、導電部と、前記導電部の一方の面に設けられた第1の絶縁部と、を有する基板と;前記第1の絶縁部の、前記導電部側とは反対側の面に設けられ、前記基板の長手方向に沿って延びる少なくとも1つの発熱体と;前記導電部の、前記第1の絶縁部側とは反対側の面に設けられた第2の絶縁部と;前記第2の絶縁部の、前記導電部側とは反対側の面に設けられた配線と;前記配線と、前記導電部と、に電気的に接続された検出部と;を具備している。 The heater according to the embodiment is a substrate having a conductive portion and a first insulating portion provided on one surface of the conductive portion; the side of the first insulating portion opposite to the conductive portion side. With at least one heating element provided on the surface of the substrate and extending along the longitudinal direction of the substrate; with a second insulating portion of the conductive portion provided on a surface opposite to the first insulating portion side. A wiring provided on a surface of the second insulating portion opposite to the conductive portion side; and a detection portion electrically connected to the wiring and the conductive portion; There is.
本発明の実施形態によれば、検出部に電気的に接続される配線の数を減らすことができるヒータ、および画像形成装置を提供することができる。 According to an embodiment of the present invention, it is possible to provide a heater capable of reducing the number of wires electrically connected to the detection unit, and an image forming apparatus.
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、各図面中の矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を表している。例えば、基板の長手方向をX方向、基板の短手方向をY方向、基板の面に垂直な方向をZ方向としている。 Hereinafter, embodiments will be illustrated with reference to the drawings. In each drawing, similar components are designated by the same reference numerals and detailed description thereof will be omitted as appropriate. Further, the arrows X, Y, and Z in each drawing represent three directions orthogonal to each other. For example, the longitudinal direction of the substrate is the X direction, the lateral direction of the substrate is the Y direction, and the direction perpendicular to the surface of the substrate is the Z direction.
(ヒータ)
図1は、本実施の形態に係るヒータ1を例示するための模式正面図である。
図1は、発熱部20が設けられた側からヒータ1を見た図である。
図2は、ヒータ1を例示するための模式背面図である。
図2は、検出部50が設けられた側からヒータ1を見た図である。
図3は、図1におけるヒータ1のA−A線方向の模式断面図である。
図1〜図3に示すように、ヒータ1には、基板10、発熱部20、配線部30、保護膜40、検出部50、配線部60、絶縁部70(第2の絶縁部の一例に相当する)、および保護膜80を設けることができる。
(heater)
FIG. 1 is a schematic front view for exemplifying the
FIG. 1 is a view of the
FIG. 2 is a schematic rear view for exemplifying the
FIG. 2 is a view of the
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of the
As shown in FIGS. 1 to 3, the
基板10は、板状を呈するものとすることができる。基板10の平面形状は、例えば、長尺状の長方形とすることができる。基板10の平面寸法は、加熱対象物(例えば、紙)のサイズなどに応じて適宜変更することができる。
The
基板10は、導電部11および絶縁部12(第1の絶縁部の一例に相当する)を有することができる。
導電部11は、耐熱性および導電性を有する材料を用いて形成することができる。導電部11は、例えば、ステンレス、アルミニウム、鉄などの金属を用いて形成することができる。また、鉄などの腐食しやすい金属を用いる場合には、導電部11の表面にニッケルメッキなどを施すこともできる。導電部11は、例えば、金属を含む板状体(金属板)などとすることができる。導電部11の厚みは、例えば、0.2mm〜1.0mm程度とすることができる。
The
The
絶縁部12は、導電部11の一方の面に設けることができる。絶縁部12は、発熱部20および配線部30と、導電部11との間を絶縁するために設けることができる。絶縁部12は、耐熱性および絶縁性を有する材料を用いて形成することができる。絶縁部12は、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックスや、ガラスなどを用いて形成することができる。
The insulating
基板10は、例えば、金属板(導電部11)などの一方の面に絶縁材料からなる膜(絶縁部12)を成膜したり、金属板(導電部11)などの一方の面にペースト状の絶縁材料を塗布し、これを焼成などして膜(絶縁部12)を形成したりすることで作成することができる。
The
なお、セラミック板などからなる絶縁部12の一方の面に、導電性材料を成膜したり、メッキしたりすることで導電部11を形成することもできる。
しかしながら、サイズの異なる加熱対象物を加熱する場合には、基板10の長手方向に温度分布が生じる場合がある。この場合、高温領域と低温領域との間の温度差が余り大きくなると、熱膨張差などにより基板10に応力が作用し割れなどが発生するおそれがある。そのため、基板10は、金属板などの導電部11の一方の面に絶縁部12が設けられたものとすることがより好ましい。この様にすれば、基板10の剛性を高めることができるので、基板10の長手方向に温度分布が生じた場合であっても基板10に割れなどが発生するのを抑制することができる。
The
However, when heating objects of different sizes, a temperature distribution may occur in the longitudinal direction of the
発熱部20は、印加された電力を熱(ジュール熱)へ変換することができる。
図1〜図3に示すように、発熱部20は、発熱体21、および発熱体22を有することができる。なお、一例として、発熱体21、および発熱体22が設けられる場合を例示したが、発熱体の数や大きさは、加熱対象物のサイズなどに応じて適宜変更することができる。また、長さ、幅、形状などが異なる複数種類の発熱体を設けることもできる。すなわち、発熱体は少なくとも1つ設けられていればよい。
The
As shown in FIGS. 1 to 3, the
発熱体21および発熱体22は、基板10の一方の面に設けることができる。発熱体21および発熱体22は、絶縁部12の、導電部11側とは反対側の面に設けることができる。発熱体21および発熱体22は、Y方向(基板10の短手方向)に所定の間隔を空けて並べて設けることができる。発熱体21および発熱体22は、X方向(基板10の長手方向)に沿って延びる形態を有することができる。
The
発熱体21および発熱体22のX方向の寸法(長さ寸法)は、略同一とすることができる。この場合、発熱体21および発熱体22のそれぞれの中心が、直線1aの上に位置するようにすることが好ましい。すなわち、発熱体21および発熱体22のそれぞれは、直線1aを対称軸として線対称となるように設けることが好ましい。
The dimensions (length dimensions) of the
ヒータ1を画像形成装置100に取り付ける際には、直線1aが加熱対象物の搬送経路の中心線に重なるようにすることができる。この様にすれば、加熱対象物の、搬送方向に直交する方向の寸法が変化した場合であっても、加熱対象物を略均一に加熱することが容易となる。
When the
発熱体21および発熱体22の電気抵抗値は、略同一とすることもできるし、異なるものとすることもできる。例えば、発熱体21および発熱体22の、X方向の寸法(長さ寸法)、Y方向の寸法(幅寸法)、およびZ方向の寸法(厚み寸法)をそれぞれ略同一とすることで、電気抵抗値が略同一となるようにすることができる。また、これらの寸法の少なくともいずれかを変えることで、電気抵抗値が異なるようにすることができる。また、材料を変えることで、電気抵抗値が異なるようにすることができる。
The electrical resistance values of the
また、発熱体21の、単位長さ当たりの電気抵抗値は、X方向において略均一とすることができる。例えば、発熱体21の、Y方向の寸法(幅寸法)およびZ方向の寸法(厚み寸法)は、略一定とすることができる。発熱体21の平面形状は、例えば、X方向(基板10の長手方向)に沿って延びる略長方形とすることができる。
Further, the electric resistance value per unit length of the
また、発熱体22の、単位長さ当たりの電気抵抗値は、X方向において略均一とすることができる。例えば、発熱体22の、Y方向の寸法(幅寸法)およびZ方向の寸法(厚み寸法)は、略一定とすることができる。発熱体22の平面形状は、例えば、X方向(基板10の長手方向)に沿って延びる略長方形とすることができる。
Further, the electric resistance value per unit length of the
発熱体21および発熱体22は、例えば、酸化ルテニウム(RuO2)、銀・パラジウム(Ag−Pd)合金などを用いて形成することができる。発熱体21および発熱体22は、例えば、スクリーン印刷法などを用いてペースト状の材料を基板10の絶縁部12の上に塗布し、焼成法などを用いてこれを硬化させることで形成することができる。
The
配線部30は、端子31、端子32、配線33、配線34、および配線35を有することができる。端子31、端子32、配線33、配線34、および配線35は、絶縁部12の、導電部11側とは反対側の面に設けることができる。
The
端子31、32は、X方向における基板10の一方の端部の近傍に設けることができる。端子31、32は、X方向に並べて設けることができる。端子31、32には、コネクタおよび配線などを介して電源などを電気的に接続することができる。
The
配線33は、X方向において、基板10の、端子31、32が設けられる側に設けることができる。配線33は、X方向に延びる形態を有することができる。配線33の一方の端部は端子31と電気的に接続することができる。配線33の他方の端部は発熱体21の端子31側の端部と電気的に接続することができる。すなわち、端子31は、発熱体21の一方の端部に配線33を介して電気的に接続されている。
The wiring 33 can be provided on the side of the
配線34は、X方向において、基板10の、端子31、32が設けられる側とは反対側に設けることができる。配線34には、発熱体21の端子31側とは反対側の端部、および発熱体22の端子32側とは反対側の端部を電気的に接続することができる。
The
配線35は、X方向において、基板10の、端子31、32が設けられる側に設けることができる。配線35は、X方向に延びる形態を有することができる。配線35の一方の端部は端子32と電気的に接続することができる。配線35の他方の端部は発熱体22の端子32側の端部と電気的に接続することができる。すなわち、端子32は、発熱体22の一方の端部に配線35を介して電気的に接続されている。
The
配線部30(端子31、32および配線33〜35)は、例えば、銀や銅などを含む材料を用いて形成することができる。この場合、端子31、32、配線33〜35は、例えば、スクリーン印刷法などを用いてペースト状の材料を基板10の絶縁部12の上に塗布し、焼成法などを用いてこれを硬化させることで形成することができる。
The wiring portion 30 (
保護膜40は、発熱部20(発熱体21、22)、および配線部30の一部(配線33〜35)を覆う様に設けることができる。この場合、端子31、32は、保護膜40から露出させることができる。
The
保護膜40は、例えば、発熱部20および配線部30の一部を絶縁する機能、発熱部20において発生した熱を伝える機能、および、外力や腐食性ガスなどから発熱部20などを保護する機能を有するものとすることができる。保護膜40は、耐熱性および絶縁性を有し、化学的安定性の高い材料から形成することができる。保護膜40は、例えば、セラミックスやガラスなどを用いて形成することができる。この場合、酸化アルミニウムなどの熱伝導率の高い材料を含むフィラーが添加されたガラスを用いれば、保護膜40の形成を容易とすることができる。この場合、フィラーが添加されたガラスの熱伝導率は、例えば、2[W/(m・K)]以上とすることができる。
The
検出部50は、ヒータ1の温度を検出する。検出部50は、スクリーン印刷法などを用いて形成可能なものであればよい。検出部50は、例えば、サーミスタなどとすることができる。検出部50は、基板10の導電部11側(発熱部20側とは反対側)に設けることができる。検出部50は、少なくとも1つ設けることができる。図2に例示をしたものの場合には、検出部51および検出部52が設けられている。検出部51および検出部52の一端は、基板10の導電部11に設けることができる。すなわち、検出部51および検出部52の一端は、基板10の導電部11と電気的に接続することができる。検出部51の他端は、絶縁部70の上に設けられた配線63と電気的に接続することができる。検出部52の他端は、絶縁部70の上に設けられた配線64と電気的に接続することができる。
The
検出部50は、例えば、スクリーン印刷法などを用いてペースト状の材料を絶縁部70および導電部11の上に塗布し、焼成法などを用いてこれを硬化させることで形成することができる。検出部50がサーミスタの場合には、検出部50は、例えば、チタン酸バリウムを含む材料、ニッケル、マンガン、コバルト、鉄などの酸化物を含む材料などを用いて形成することができる。
The
例えば、検出部51は、基板10の、発熱部20が設けられる領域の中心近傍に設けることができる。例えば、検出部52は、基板10の、発熱部20が設けられる領域の周縁近傍に設けることができる。ただし、検出部50の数、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、ヒータ1(基板10)のサイズ、発熱部20が設けられる領域のサイズなどに応じて適宜変更することができる。
For example, the
配線部60は、端子61、端子62、配線63、および配線64を有することができる。端子61、端子62、配線63、および配線64は、絶縁部70の、導電部11側とは反対側の面に設けることができる。
The
端子61、62は、X方向における基板10の他方の端部の近傍に設けることができる。端子61、62は、Y方向に並べて設けることができる。端子61、62には、コネクタおよび配線などを介して、画像形成装置100のコントローラ210を電気的に接続することができる。
The
配線63は、Y方向における基板10の一方の端部の近傍に設けることができる。配線63は、X方向に延びる形態を有することができる。配線63の一方の端部は端子61と電気的に接続することができる。配線63の他方の端部は検出部51と電気的に接続することができる。すなわち、端子61は、検出部51の一方の端部に配線63を介して電気的に接続されている。
The
配線64は、Y方向における基板10の他方の端部の近傍に設けることができる。配線64は、X方向に延びる形態を有することができる。配線64の一方の端部は端子62と電気的に接続することができる。配線64の他方の端部は検出部52と電気的に接続することができる。すなわち、端子62は、検出部52の一方の端部に配線64を介して電気的に接続されている。
The
配線部60(端子61、端子62、配線63、および配線64)は、例えば、銀や銅などを含む材料を用いて形成することができる。この場合、配線部60は、例えば、スクリーン印刷法などを用いてペースト状の材料を絶縁部70の上に塗布し、焼成法などを用いてこれを硬化させることで形成することができる。
The wiring portion 60 (
なお、端子61、端子62、配線63、および配線64が設けられる場合を例示したが、端子および配線の数、配置、形態などは、検出部50の数、配置などに応じて適宜変更することができる。
In addition, although the case where the terminal 61, the terminal 62, the
絶縁部70は、導電部11の、絶縁部12側とは反対側の面に設けることができる。絶縁部70は、導電部11と、配線部60(端子61、端子62、配線63、および配線64)との間に設けることができる。絶縁部70は、導電部11と、配線部60との間を絶縁する。そのため、絶縁部70は、耐熱性および絶縁性を有する材料から形成することができる。絶縁部70は、例えば、セラミックスやガラスなどを用いて形成することができる。
The insulating
また、絶縁部70は、切り欠き71、スリット72、孔などを有することができる。切り欠き71、スリット72、孔などは、絶縁部70を厚み方向(Z方向)に貫通することができる。そのため、切り欠き71、スリット72、孔などが設けられた部分においては、導電部11を絶縁部70から露出させることができる。
Further, the insulating
この場合、導電部11の、絶縁部70から露出する部分は、配線部60の端子として用いることができる。例えば、図2に例示をしたものの場合には、端子61と端子62との間に切り欠き71を設け、切り欠き71の内部に露出する導電部11を配線部60の端子としている。
In this case, the portion of the
また、導電部11の、絶縁部70から露出する部分は、検出部50(検出部51、52)と電気的に接続することができる。例えば、図2に例示をしたものの場合には、スリット72を設け、スリット72の内部に露出する導電部11に、検出部51、52を電気的に接続している。そのため、導電部11を配線部60の配線として用いることができる。
Further, the portion of the
この場合、端子61と、切り欠き71の内部に露出する導電部11との間の抵抗値を測定することで、検出部51の抵抗値の変化、ひいては検出部51が設けられている領域の温度を検出することができる。
端子62と、切り欠き71の内部に露出する導電部11との間の抵抗値を測定することで、検出部52の抵抗値の変化、ひいては検出部52が設けられている領域の温度を検出することができる。
In this case, by measuring the resistance value between the terminal 61 and the
By measuring the resistance value between the terminal 62 and the
すなわち、導電部11を検出部50に電気的に接続される片方の配線として用いることができる。そのため、検出部50に電気的に接続される配線の数を減らすことができる。複数の検出部50が設けられる場合には、複数の検出部50のそれぞれに電気的に接続される片方の配線として導電部11を用いることができる。すなわち、導電部11を共通の配線とすることができる。そのため、複数の検出部50が設けられる場合には、配線の数をさらに減らすことができる。
That is, the
保護膜80は、検出部50(検出部51、52)、および配線部60の一部(配線63、64)を覆う様に設けることができる。この場合、端子61、62、切り欠き71は、保護膜80から露出させることができる。
The
保護膜80は、例えば、検出部50および配線部60の一部を絶縁する機能、および、外力や腐食性ガスなどから検出部50などを保護する機能を有するものとすることができる。保護膜80は、耐熱性および絶縁性を有し、化学的安定性の高い材料から形成することができる。保護膜80は、例えば、セラミックスやガラスなどを用いて形成することができる。この場合、ガラスを用いれば、保護膜80の形成を容易とすることができる。また、保護膜80の材料は、例えば、保護膜40の材料と同じとすることができる。保護膜40と保護部80が同じ材料から形成される場合には、保護膜40と保護膜80を同時に形成することができる。この場合、ヒータ1の外周を包むように保護膜を設けることができる。
The
図4は、比較例に係るヒータ301の模式背面図である。
図4は、検出部50が設けられる側からヒータ301を見た図である。
図5は、図4におけるヒータ301のB−B線方向の模式断面図である。
図4および図5に示すように、ヒータ301には、基板10、発熱部20、配線部30、保護膜40、検出部350、配線部360、絶縁部370、および保護膜80が設けられている。
絶縁部370は、基板10の導電部11の上に設けられている。絶縁部370は、耐熱性および絶縁性を有する材料から形成されている。
FIG. 4 is a schematic rear view of the
FIG. 4 is a view of the
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of the
As shown in FIGS. 4 and 5, the
The insulating
検出部350は、サーミスタとすることができる。比較例に係るヒータ301の場合には、図4に示すように、検出部351、352が設けられている。検出部351、352は、絶縁部370の上に設けられている。検出部351、352は、基板10の導電部11と電気的に接続されていない。
The
配線部360は、端子361、端子362、端子366、配線363、配線364、および配線365を有する。端子361、端子362、端子366、配線363、配線364、および配線365は、絶縁部370の上に設けられている。
The
端子361、362、366は、X方向における基板10の他方の端部の近傍に設けられている。端子361、362、366は、Y方向に並べて設けることができる。
配線363〜365は、X方向に延びる形態を有している。配線363の一方の端部は検出部351に電気的に接続され、他方の端部は端子361に電気的に接続されている。配線364の一方の端部は検出部352に電気的に接続され、他方の端部は端子362に電気的に接続されている。配線365の一方の端部は検出部351に電気的に接続され、他方の端部は端子366に電気的に接続されている。すなわち、配線365は、検出部351、352の共通配線となっている。
The
Wiring 363 to 365 has a form extending in the X direction. One end of the
図4に示すように、比較例に係るヒータ301においては、配線365を共通配線としたとしても、配線の数は、検出部350の数プラス1となる。例えば、検出部351、352が設けられる場合には、配線の数は3となる。
As shown in FIG. 4, in the
これに対して、本実施の形態に係るヒータ1の場合には、配線の数は、検出部50の数と同じにすることができる。例えば、図2に示すように、検出部51、52が設けられる場合には、配線の数は2とすることができる。すなわち、本実施の形態に係るヒータ1とすれば、検出部50に電気的に接続される配線の数を減らすことができる。そのため、基板10の幅寸法(基板10の短手方向の寸法)が大きくなるのを抑制することができ、ひいてはヒータ1の幅寸法(ヒータ1の短手方向の寸法)が大きくなるのを抑制することができる。
On the other hand, in the case of the
(画像形成装置)
以下においては、一例として、本実施の形態に係る画像形成装置100が複写機である場合を説明する。ただし、本実施の形態に係る画像形成装置100は複写機に限定されるわけではなく、トナーを定着させるためのヒータが設けられているものであればよい。例えば、画像形成装置100は、プリンタなどとすることもできる。
(Image forming device)
In the following, as an example, a case where the
図6は、本実施の形態に係る画像形成装置100を例示するための模式図である。
図7は、定着部200を例示するための模式図である。
図6に示すように、画像形成装置100には、フレーム110、照明部120、結像素子130、感光ドラム140、帯電部150、放電部151、現像部160、クリーナ170、収納部180、搬送部190、定着部200、およびコントローラ210を設けることができる。
FIG. 6 is a schematic diagram for exemplifying the
FIG. 7 is a schematic view for exemplifying the fixing
As shown in FIG. 6, the
フレーム110は、箱状を呈し、その内部に、照明部120、結像素子130、感光ドラム140、帯電部150、現像部160、クリーナ170、収納部180の一部、搬送部190、定着部200、およびコントローラ210を収納可能となっている。
フレーム110の上面には、ガラスなどの透光性材料を用いた窓111を設けることができる。窓111の上には、複写される原稿400を載置することができる。また、原稿400の位置を移動させる移動部を設けることができる。
The
A
照明部120は、窓111の近傍に設けることができる。照明部120は、ランプなどの光源121、および反射鏡122を備えることができる。
結像素子130は、窓111の近傍に設けることができる。
感光ドラム140は、照明部120および結像素子130の下方に設けることができる。感光ドラム140は、回転可能に設けることができる。感光ドラム140の表面には、例えば、酸化亜鉛感光層または有機半導体感光層を設けることができる。
帯電部150、放電部151、現像部160、およびクリーナ170は、感光ドラム140の周辺に設けることができる。
The
The
The
The charging
収納部180は、カセット181、およびトレイ182を有することができる。カセット181は、フレーム110の一方の側部に着脱可能に取り付けることができる。トレイ182は、フレーム110の、カセット181が取り付けられる側とは反対側の側部に設けることができる。カセット181には、複写が行われる前の紙410(白紙)を収納することができる。トレイ182には、複写像411aが定着した紙411を収納することができる。
The
搬送部190は、感光ドラム140の下方に設けることができる。搬送部190は、カセット181とトレイ182との間で紙410を搬送することができる。搬送部190は、搬送される紙410を支持するガイド191、および紙410を搬送する搬送ローラ192〜194を備えることができる。また、搬送部190には、搬送ローラ192〜194を回転させるモータを設けることができる。
The
定着部200は、感光ドラム140の下流側(トレイ182側)に設けることができる。
図7に示すように、定着部200は、ヒータ1、ステー201、フィルムベルト202、および加圧ローラ203を有することができる。
ステー201の、紙410の搬送ライン側にはヒータ1を取り付けることができる。ヒータ1は、ステー201に埋め込むことができる。ヒータ1の、保護膜40が設けられた側がステー201から露出するようにすることができる。
The fixing
As shown in FIG. 7, the fixing
The
フィルムベルト202は、ヒータ1が設けられたステー201を覆っている。フィルムベルト202は、例えば、ポリイミドなどの耐熱性を有する樹脂を含むことができる。
The
加圧ローラ203は、ステー201と対向するように設けることができる。加圧ローラ203は、芯金203a、駆動軸203b、および弾性部203cを有することができる。駆動軸203bは、芯金203aの端部から突出し、モータなどの駆動装置に接続することができる。弾性部203cは、芯金203aの外面に設けることができる。弾性部203cは、耐熱性を有する弾性材料から形成することができる。弾性部203cは、例えば、シリコーン樹脂などを含むことができる。
The pressurizing
コントローラ210は、フレーム110の内部に設けることができる。コントローラ210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算部、および制御プログラムが格納された記憶部を有することができる。演算部は、記憶部に格納されている制御プログラムに基づいて、画像形成装置100に設けられた各要素の動作を制御することができる。また、コントローラ210は、使用者が複写条件などを入力する操作部、動作状態や異常表示などを表示する表示部などを備えることもできる。
The
例えば、コントローラ210は、駆動装置を制御して、窓111の上に載置された原稿400を移動させる。コントローラ210は、帯電部150を制御して、感光ドラム140を一様に帯電させる。コントローラ210は、照明部120を制御して、原稿400に光を照射する。コントローラ210は、結像素子130を制御して、原稿400からの反射光を感光ドラム140上に露光させる。例えば、コントローラ210は、結像素子130を制御して、帯電した感光ドラム140に静電画像を形成する。コントローラ210は、現像部160を制御して、静電画像を顕像化する、すなわちトナー像410aを形成する。
For example, the
コントローラ210は、搬送ローラ192を制御して、カセット181から紙410を取り出す。コントローラ210は、搬送ローラ193を制御して、カセット181から取り出された紙410を感光ドラム140に供給する。コントローラ210は、搬送ローラ193を制御して、搬送ローラ193による紙410の送りを、感光ドラム140の回転と同期させる。コントローラ210は、放電部151を制御して、感光ドラム140のトナー像410aを紙410に転写させる。トナー像410aが転写された後、感光ドラム140の上に残留するトナーは、クリーナ170により除去される。コントローラ210は、搬送ローラ193を制御して、トナー像410aが転写された紙410を定着部200に供給する。
The
コントローラ210は、定着部200(ヒータ1)を制御して、トナー像410aを紙410に定着させる。コントローラ210は、検出部50の抵抗値の変化、ひいてはヒータ1の温度を検出する。コントローラ210は、ヒータ1の温度が適切な範囲内にあると判断した場合には、画像形成装置100の動作を続行させることができる。コントローラ210は、ヒータ1の温度が不適切であると判断した場合には、ヒータ1に印加する電力を制御して、ヒータ1の温度が適切な範囲内となるようにすることができる。この様にすれば、適切な加熱を行うことができる。
The
フィルムベルト202を介して、ヒータ1と、加圧ローラ203の弾性部203cとが接触する位置において、トナー像410aが加熱溶融されて複写像411aとなる。複写像411aは、定着部200からトレイ182に送られる間に放熱して紙410に定着する。
At a position where the
コントローラ210は、搬送ローラ194を制御して、複写像411aが定着した紙411をトレイ182に収納する。
The
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。 Although some embodiments of the present invention have been illustrated above, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, changes, etc. can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof. In addition, the above-described embodiments can be implemented in combination with each other.
1 ヒータ、10 基板、11 導電部、12 絶縁部、20 発熱部、21 発熱体、22 発熱体、30 配線部、40 保護膜、50 検出部、51 検出部、52 検出部、60 配線部、61 端子、62 端子、63 配線、64 配線、70 絶縁部、80 保護膜、100 画像形成装置、200 定着部、203 加圧ローラ 1 heater, 10 substrate, 11 conductive part, 12 insulation part, 20 heating part, 21 heating element, 22 heating element, 30 wiring part, 40 protective film, 50 detection part, 51 detection part, 52 detection part, 60 wiring part, 61 terminals, 62 terminals, 63 wirings, 64 wirings, 70 insulation parts, 80 protective films, 100 image forming devices, 200 fixing parts, 203 pressure rollers
Claims (4)
前記第1の絶縁部の、前記導電部側とは反対側の面に設けられ、前記基板の長手方向に沿って延びる少なくとも1つの発熱体と;
前記導電部の、前記第1の絶縁部側とは反対側の面に設けられた第2の絶縁部と;
前記第2の絶縁部の、前記導電部側とは反対側の面に設けられた配線と;
前記配線と、前記導電部と、に電気的に接続された検出部と;
を具備したヒータ。 A substrate having a conductive portion and a first insulating portion provided on one surface of the conductive portion;
With at least one heating element provided on the surface of the first insulating portion opposite to the conductive portion side and extending along the longitudinal direction of the substrate;
With the second insulating portion provided on the surface of the conductive portion opposite to the first insulating portion side;
With the wiring provided on the surface of the second insulating portion opposite to the conductive portion side;
A detection unit electrically connected to the wiring and the conductive unit;
A heater equipped with.
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