JP2020145120A - 車輌用灯具 - Google Patents

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政昭 中林
祐貴 高橋
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Abstract

【課題】 組付作業における作業性の向上を図る。【解決手段】 開口1bを有し内部空間が灯室1aとして形成されたランプハウジング1と、灯室に位置される複数の給電端子7aを有する配線板5と、ランプハウジングに取り付けられ配線板を開口側から覆う取付体8と、光を出射する面状の光源12と光源を保持し取付体に取り付けられる保持ベース11と給電端子に接続される電極13bが設けられたコネクター13とをそれぞれ有する複数の発光ユニットとを備え、コネクターは接続体14を介して光源と電気的に接続され、保持ベースの取付体への取付時に電極が給電端子に電気的に接続される。【選択図】図10

Description

本発明は、光源を有する複数の発光ユニットがランプハウジングの灯室に配置される車輌用灯具についての技術分野に関する。
車輌用灯具には複数の光源がランプハウジングの内部空間である灯室に配置されて構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用灯具にあっては、複数の光源としてそれぞれ自発光する有機ELパネル(有機エレクトロルミネッセンスパネル)が用いられ、複数の有機ELパネルが、例えば、取付体(特許文献1においては「支持部材」)に取り付けられて上下に等間隔に並んだ状態で配置されている。
特開2017−208226号公報
ところで、上記のような複数の光源が配置される車輌用灯具においては、複数の光源を取付体にそれぞれ取り付ける必要があると共に複数の光源に対する給電を行う電気的な接続構造の組付も必要とするため、生産性の向上を図るために各構造の組付が容易に行われることが望ましい。
そこで、本発明は、組付作業における作業性の向上を図ることを目的とする。
第1に、本発明に係る車輌用灯具は、開口を有し内部空間が灯室として形成されたランプハウジングと、前記灯室に位置される複数の給電端子を有する配線板と、前記ランプハウジングに取り付けられ前記配線板を前記開口側から覆う取付体と、光を出射する面状の光源と前記光源を保持し前記取付体に取り付けられる保持ベースと前記給電端子に接続される電極が設けられたコネクターとをそれぞれ有する複数の発光ユニットとを備え、前記コネクターは接続体を介して前記光源と電気的に接続され、前記保持ベースの前記取付体への取付時に前記電極が前記給電端子に電気的に接続されるものである。
これにより、発光ユニットの組付において、保持ベースが取付体に取り付けられるときに電極が給電端子に電気的に接続される。
第2に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記開口を覆う状態で前記ランプハウジングに取り付けられるカバーが設けられ、前記カバーとして車輌のウインドウの一部が用いられることが望ましい。
これにより、車輌の内部に発光ユニット等を配置することが可能になると共に専用のカバーを必要としない。
第3に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記接続体が屈曲性を有し、前記保持ベースに前記光源を保持する第1の保持部と前記コネクターを保持する第2の保持部とが一体に形成されることが望ましい。
これにより、光源と接続体の位置を自由に設定することが可能になると共に光源と電極が何れも保持ベースに保持される。
第4に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記発光ユニットに前記光源を覆う透光性を有するカバーレンズが設けられることが望ましい。
これにより、光源がカバーレンズによって覆われた状態で発光ユニットを灯室に配置することが可能になる。
第5に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記電極が所定の方向へ付勢され、前記電極が付勢力によって前記給電端子に押し付けられることが望ましい。
これにより、発光ユニットの組付において、保持ベースが取付体に取り付けられるときに電極が給電端子に付勢力によって押し付けられることにより電極と給電端子の接続が行われる。
本発明によれば、発光ユニットの組付において、保持ベースが取付体に取り付けられるときに電極が給電端子に電気的に接続されるため、保持ベースの取付体への取付作業と電極の給電端子への接続作業を各別の作業として行う必要がなく、組付作業における作業性の向上を図ることができる。
図2乃至図13と共に本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具が車体の左右に配置された状態を示す斜視図である。 車輌用灯具が車体に多数配置された状態を示す斜視図である。 カバーを分離した状態で示す車輌用灯具の斜視図である。 ランプハウジングに配線板が配置された状態を発光ユニットとともに示す分解斜視図である。 発光ユニットの分解斜視図である。 カバーレンズを分離した状態で示す発光ユニットの斜視図である。 発光ユニットが取付体に取り付けられ電極が給電端子に接続される前の状態を示す斜視図である。 発光ユニットが取付体に取り付けられた状態を示す断面図である。 図10乃至図13と共に車輌用灯具の他の構成を示すものであり、本図は、発光ユニットの分解斜視図である。 車輌用灯具の断面図である。 車輌用灯具において光が出射された状態をイメージとして示す背面図である。 別のカバーレンズを示す斜視図である。 別のカバーレンズが用いられた場合に、車輌用灯具において光が出射された状態をイメージとして示す背面図である。
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明車輌用灯具を車体の後端部に配置されたテールランプ等の車輌用灯具に適用したものである。尚、本発明は、車体の各部に配置される各種の車輌用灯具に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、車輌用灯具が車体の後端部に配置された状態で前後上下左右の方向を示すものとする。但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。また、以下には、光源として有機エレクトロルミネッセンスパネルが用いられた車輌用灯具の例を示しているが、有機エレクトロルミネッセンスパネルには文字や図形等を表示する有機エレクトロルミネッセンスディスプレイも含まれる。
<車輌用灯具の配置構成>
先ず、車輌用灯具50の配置構成について説明する(図1乃至図3参照)。
車輌用灯具50が配置される車体100は、例えば、上部や両側部等を含む車体本体101と車体本体101に対して開閉されるバックドア(リアハッチ)102とを有している(図1参照)。バックドア102は少なくとも一部が透光性を有するウインドウ102aとして設けられている。ウインドウ102aはガラス材料又は樹脂材料によって形成されている。
車輌用灯具50は、例えば、車体100の後端部における左右両端部にそれぞれ取り付けられて配置され、後方に開口されたランプハウジング1とランプハウジング1に取り付けられたカバー2とを有している。車輌用灯具50は、例えば、カバー2としてウインドウ102aの一部が用いられ、ランプハウジング1を含むカバー2以外の部分が車輌の内部に配置されている。この場合に、ランプハウジング1はウインドウ102aの内面に取り付けられている。また、バックドア102には複数の車輌用灯具50、50、・・・が配置されていてもよい(図2参照)。この場合には、例えば、複数の車輌用灯具50、50、・・・がバックドア102の左右又は上下若しくは上下左右に並んで配置される。
尚、車輌用灯具50においては、カバー2がウインドウ102aとは別の専用の部材として構成されていてもよい(図3参照)。この場合には、車輌用灯具50がウインドウ102a以外の車体100の各部に配置される。車体100に配置される車輌用灯具50の数は任意であり、例えば、複数が車体100の所定の各部に配置されていてもよい。
<車輌用灯具の全体構成>
次に、車輌用灯具の全体構成について説明する(図3乃至図10参照)。
車輌用灯具50は、ランプハウジング1の内部空間が灯室1aとして形成され、後端に開口1bを有している(図3及び図4参照)。ランプハウジング1は、例えば、矩形の箱状に形成され、略前後方向を向く底面部3と底面部3の外周部から略後方に突出された周面部4とを有している。ランプハウジング1は、例えば、ウインドウ102aの形状に対応して緩やかに湾曲され後方に凸の形状に形成されている。
底面部3の内面には配線板5が配置されている(図4参照)。配線板5は、例えば、フレキシブルプリント配線板であり、一端部が車輌の図示しない電源回路に接続される接続端部6として設けられ、接続端部6以外の部分が、例えば、三つに分岐された分岐部7、7、7として設けられている。分岐部7は接続端部6側の端部を除いて左右に延び、長手方向に離隔する、例えば、三つの給電端子7a、7a、7aを有している。
ランプハウジング1の灯室1aには取付体8が配置されている。取付体8は周面部4の内周と略同じ大きさ及び形状の板状にされ、ランプハウジング1の底面部3の形状に応じて緩やかに湾曲されている。取付体8には給電端子7a、7a、・・・に対応する位置に、それぞれ矩形状の部材挿通孔8a、8a、・・・が形成されている。取付体8には部材挿通孔8aの開口縁における対向する位置からそれぞれ下方に突出された突片部9、9が設けられている。突片部9は横長の矩形状に形成され、下縁が係合縁9aとして形成されている。
取付体8は周面部4の内側に挿入されてランプハウジング1に取り付けられ、取付体8によって配線板5が開口1b側から覆われる。取付体8は底面部3との間に一定の隙間が形成された状態でランプハウジング1に取り付けられ、部材挿通孔8a、8a、・・・がそれぞれ配線板5の給電端子7a、7a、・・・に対応して位置される。取付体8には発光ユニット10、10、・・・が取り付けられる。発光ユニット10は保持ベース11と光源12とコネクター13と接続体14とカバーレンズ15を有している(図5参照)。
保持ベース11は各部が樹脂材料によって一体に形成され、略前後方向を向く矩形の板状の第1の保持部16と、第1の保持部16の左右方向における一端部から突出された第2の保持部17と、第2の保持部17の先端部から突出された受け部18と、第2の保持部17と受け部18の上下両縁にそれぞれ連続された側面部19、19と、側面部19、19の前端部から互いに離隔する方向へ突出された係合突部20、20とを有している。
第1の保持部16は取付体8と同様に緩やかに湾曲されている。第2の保持部17は第1の保持部16に連続する前後方向を向く連結部17aと連結部17aに対して直交する方向へ屈曲され左右方向を向く屈曲部17bと連結部17aの第1の保持部16側の端部から前方に突出された規制突部17cとを有している。受け部18は屈曲部17bの前端部に連続され、屈曲部17bから第1の保持部16が位置する側と反対側に突出され略前後方向を向く板状に形成されている。
側面部19、19は上下方向において互いに離接する方向へ弾性変形可能にされている。側面部19は左右方向における中間部が他の部分より前方に突出された突状部19aとして設けられている。側面部19における突状部19aより第1の保持部16側の前縁は、受け縁19bとして形成されている。係合突部20は突状部19aの前端部から突出され、後面が係合面20aとして形成されている。
保持ベース11には第2の保持部17の屈曲部17bから受け部18に亘る部分に挿入孔11aが形成されている。挿入孔11aの後縁は第2の保持部17における連結部17aの上面と同一の高さにされている。
光源12としては、例えば、面状の光源が用いられ、光源12は湾曲可能にされている。面状の光源としては、例えば、有機ELパネル(有機エレクトロルミネッセンスパネル)が用いられている。尚、光源12として他の面状の光源が用いられてもよく、例えば、湾曲可能な基板上に複数の発光ダイオード(LED)が搭載された構成の面状の光源が用いられてもよい。
光源12は第1の保持部16の後面に貼り付けられて第1の保持部16に保持される(図5及び図6参照)。光源12は外周部を除く部分が発光部12aとして設けられ、発光部12aは意匠性等を考慮して任意の形状に形成することが可能にされている。
コネクター13は接続体14によって光源12に接続されている。接続体14としては、例えば、屈曲可能なフレキシブルプリント配線板が用いられている。
コネクター13は図示しない端子部を有する本体13aと本体13aから前方に突出された電極13b、13bとを有し、電極13b、13bが本体13aに対して前後方向へ移動可能にされると共に本体13aの内部に配置された図示しない付勢部材によって本体13aから突出する方向へ付勢されている。コネクター13の端子部には接続体14の一端部が接続されている。
コネクター13は接続体14が接続された状態において、後方側から保持ベース11の挿入孔11aに挿入される。コネクター13が挿入孔11aに挿入された状態において、接続体14は第2の保持部17に沿って位置される。このときコネクター13は、本体13aの側面が規制突部17cに接して左右方向における位置が規制されると共に本体13aの後面が連結部17aの前面に対向した状態にされる。
カバーレンズ15は透明な樹脂材料によって形成され、カバー部21とスライド部22、22と連結用突部23と係合部24が一体に形成されている。
カバー部21は略前後方向を向き第1の保持部16と同様に緩やかに湾曲されている。カバー部21には、例えば、図示しない拡散ステップが形成されている。
スライド部22、22はカバー部21の上下両端部に連続され、カバー部21から前方に突出された側部22a、22aと側部22a、22aの前端部から互いに近付く方向へ突出された受け片部22b、22bとを有している。スライド部22、22はカバー部21の形状に応じて緩やかに湾曲されている。
連結用突部23は保持ベース11の第2の保持部17と同様の屈曲された形状に形成され、先端部が略左右に変位する方向へ弾性変形可能にされている。
係合部24は連結用突部23の先端部から側方に突出され、前面側に前方に突出された三角柱状の係止突部24aを有している。
カバーレンズ15はスライド部22、22が第1の保持部16の上下両端部に対してスライドされ、保持ベース11に装着される(図6及び図7参照)。カバーレンズ15が保持ベース11に装着された状態においては、保持ベース11の第1の保持部16に保持された光源12がカバー部21によって後方から覆われ、接続体14が連結用突部23によって覆われる。
スライド部22、22が第1の保持部16に対してスライドされるときには、係止突部24aが受け部18の後面に摺動されて連結用突部23が弾性変形され、係止突部24aが挿入孔11aに挿入されることにより連結用突部23が弾性復帰される。従って、係止突部24aが挿入孔11aの開口縁に係止され、カバーレンズ15が保持ベース11に結合されて発光ユニット10が構成される。
上記のように構成された発光ユニット10は、保持ベース11における側面部19、19の突状部19a、19aと係合突部20、20とコネクター13の一部とが部材挿通孔8aに後側から挿入されることにより取付体8に取り付けられる(図7及び図8参照)。
突状部19a、19aと係合突部20、20とコネクター13が部材挿通孔8aに挿入されるときには、係合突部20、20がそれぞれ突片部9、9に摺動されて側面部19、19が互いに近づく方向へ弾性変形され、係合突部20、20の係合面20a、20aがそれぞれ突片部9、9の前縁に達したときに側面部19、19が弾性復帰され、係合面20a、20aがそれぞれ突片部9、9の係合縁9a、9aに係合される。係合面20a、20aがそれぞれ突片部9、9の係合縁9a、9aに係合された状態においては、受け部18と側面部19、19の受け縁19b、19bとが取付体8の後面に接した状態にされ、保持ベース11が取付体8に安定した状態で取り付けられる。
また、上記のように突状部19a、19aと係合突部20、20とコネクター13が部材挿通孔8aに挿入されるときには、同時に、コネクター13の電極13b、13bがそれぞれ配線板5の給電端子7aに接続される。このとき電極13b、13bが本体13aから突出する方向へ付勢されているため、本体13aの後面が第2の保持部17における連結部17aの前面によって押さえられると共に電極13b、13bが付勢力によってそれぞれ給電端子7aに押し付けられた状態で接続される。コネクター13は本体13aが連結部17aによって押さえられることにより第2の保持部17に保持される。
上記のようにして、全ての発光ユニット10、10、・・・が取付体8に取り付けられることにより車輌用灯具50における各部の組付が完了し、発光ユニット10、10、・・・は、上下左右に並んで位置される(図3参照)。また、上記のように構成された状態において、ランプハウジング1がバックドア102におけるウインドウ102aの内面に取り付けられ、又は、ウインドウ102aとは別の専用の部材として構成されたカバー2が灯室1aを覆う状態でランプハウジング1に取り付けられることにより、車輌用灯具50が構成される。
上記したように、ランプハウジング1はウインドウ102aの形状に対応して後方に凸の形状に緩やかに湾曲されているため、ランプハウジング1がウインドウ102aに隙間なく取り付けられる。
<まとめ>
以上に記載した通り、車輌用灯具50にあっては、ランプハウジング1と配線板5と取付体8と複数の発光ユニット10とを備え、コネクター13は接続体14を介して光源12と電気的に接続され、保持ベース11の取付体8への取付時に電極13bが給電端子7aに電気的に接続される。
従って、発光ユニット10の組付において、保持ベース11が取付体8に取り付けられるときに電極13bが給電端子7aに電気的に接続される。これにより、保持ベース11の取付体8への取付作業と電極13bの給電端子7aへの接続作業を各別の作業として行う必要がなく、車輌用灯具50における各部の組付作業における作業性の向上を図ることができる。
また、カバー2として車輌のウインドウ102aの一部が用いられることにより、車輌の内部に発光ユニット10等を配置することが可能になり、車輌用灯具50における防水性の向上を図ることができる。さらに、専用のカバー2を必要としないため、部品点数の削減による車輌用灯具50の製造コストの低減を図ることができる。
さらにまた、車輌用灯具50においては、光源12として面状の光源が用いられ、接続体14が屈曲性を有し、保持ベース11に光源12を保持する第1の保持部16とコネクター13を保持する第2の保持部17とが一体に形成されている。
従って、光源12と接続体14の位置を自由に設定することが可能になると共に光源12と電極13bが何れも保持ベース11に保持されるため、設計の自由度の向上をコストの高騰を来すことなく簡素な構造によって実現することができる。
加えて、発光ユニット10に光源12を覆う透光性を有するカバーレンズ15が設けられているため、光源12がカバーレンズ15によって覆われた状態で発光ユニット10を灯室1aに配置することが可能になり、光源12を保護して光の良好な出射状態を確保することができる。
また、電極13bが所定の方向へ付勢され、電極13bが付勢力によって給電端子7aに押し付けられるため、発光ユニット10の組付において、保持ベース11が取付体8に取り付けられるときに電極13bが給電端子7aに付勢力によって押し付けられる。
従って、発光ユニット10の組付において、電極13bの給電端子7aへの接続が確実に行われ、電極13bの給電端子7aへの安定した接続状態を確保した上で接続車輌用灯具50における各部の組付作業における作業性の向上を図ることができる。
<その他>
以下に、車輌用灯具の他の構成例である車輌用灯具50Aについて説明する(図9乃至図13参照)。
車輌用灯具50Aは後方に開口されたランプランプハウジング31を有し、ランプランプハウジング31の内部空間が灯室31aとして形成されている(図9及び図10参照)。ランプハウジング31は後端に開口31bを有している。ランプハウジング31は箱状に形成され、略前後方向を向く底面部32と底面部32の外周部から略後方に突出された図示しない周面部とを有している。ランプハウジング31は、例えば、ウインドウ102aの形状に対応して後方に凸の形状に緩やかに湾曲されていてもよい。
底面部32の内面には配線板33が配置されている。配線板33は、例えば、フレキシブルプリント配線板であり、一端部が車輌の図示しない電源回路に接続される接続端部として設けられ、接続端部以外の部分が分岐され、分岐された各部分にそれぞれ給電端子33a、33a、・・・を有している。
ランプハウジング31の灯室31aには板状の取付体34が配置され、取付体34によって配線板33が開口31b側から覆われている。取付体34には矩形状の部材挿通孔34a、34a、・・・が形成されている。取付体34は底面部32との間に一定の隙間が形成された状態でランプハウジング31に取り付けられ、部材挿通孔34a、34a、・・・がそれぞれ配線板33の給電端子33a、33a、・・・に対応して位置されている。
取付体34には発光ユニット35、35、・・・が取り付けられる。発光ユニット35は保持ベース36と発光体37とコネクター38とカバーレンズ39を有している。
保持ベース36は各部が樹脂材料によって一体に形成され、例えば、六角形の板状に形成された底壁部40と底壁部40の外周部から後方に突出された周壁部41とを有している。底壁部40の中央部には矩形の挿入孔40aが形成されている。保持ベース36には挿入孔40aの開口縁のうち対向する部分からそれぞれ前方に突出された被取付片部42、42が設けられ、被取付片部42、42の前端部にはそれぞれ互いに離隔する方向へ突出された係合突部42a、42aが設けられている。
発光体37は、例えば、六角形の基板37aと基板37aに搭載された光源37b、37b、・・・とを有し、光源37b、37b、・・・としては、例えば、発光ダイオード(LED)が用いられている。光源37b、37b、・・・は周方向に離隔して位置されている。
コネクター38は基板37aの前面における中央部に接続されている。コネクター38は本体38aと電極38b、38bとを有し、電極38b、38bが本体38aに対して前後方向へ移動可能にされると共に本体38aの内部に配置された図示しない付勢部材によって本体38aから突出する方向へ付勢されている。
カバーレンズ39は2色成形によって、例えば、六角形に形成されている。カバーレンズ39は外周部が不透明な非透過部39aとして設けられ、非透過部39a以外の部分が透過部39bとして設けられている。カバー部39には、例えば、図示しない拡散ステップが形成されている。
発光体37は基板37aが底壁部40の後面に取り付けられ、コネクター38が底壁部40の挿入孔40aに挿入される。発光ユニット37が底壁部40に取り付けられた状態において、カバーレンズ39が周壁部41の後面に取り付けられる。
上記のように構成された発光ユニット35は、被取付片部42、42が部材挿通孔34aに後側から挿入されることにより取付体34に取り付けられる。
被取付片部42、42が部材挿通孔34aに挿入されるときには、係合突部42a、42aがそれぞれ部材挿通孔34aの開口縁に摺動されて被取付片部42、42が互いに近づく方向へ弾性変形され、係合突部42a、42aが部材挿通孔34aの前縁に達したときに被取付片部42、42が弾性復帰され、係合突部42a、42aが部材挿通孔34aの前側開口縁に係合される。係合突部42a、42aが部材挿通孔34aの前側開口縁に係合されることにより、保持ベース36が取付体34に取り付けられる。
また、上記のように被取付片部42、42が部材挿通孔34aに挿入されるときには、コネクター38の電極38b、38bが配線板33の給電端子33aに接続される。このとき電極38b、38bは本体38aから突出する方向へ付勢されているため、電極38b、38bが付勢力によって給電端子33aに押し付けられた状態で接続される。
上記のようにして、全ての発光ユニット35、35、・・・が取付体34に取り付けられることにより車輌用灯具50Aにおける各部の組付が完了し、発光ユニット35、35、・・・は、上下左右に並んで所定の配置状態で位置される(図11参照)。また、上記のように構成された状態において、ランプハウジング31がバックドア102におけるウインドウ102aの内面に取り付けられ、又は、ウインドウ102aとは別の専用の部材として構成されたカバー2が灯室31aを覆う状態でランプハウジング31に取り付けられることにより、車輌用灯具50Aが構成される。図11において、梨子地を付した部分は、各光源37b、37b、・・・からの光の出射状態をイメージとして示している。
尚、上記には、外周部が非透過部39aとして設けられたカバーレンズ39の例を示したが、車輌用灯具50Aにおいては、カバーレンズ39に代えて以下のようなカバーレンズ39Xを用いることも可能である(図12参照)。
カバーレンズ39Xは2色成形によって、例えば、六角形に形成されている。カバーレンズ39Xは外周部と中央部を通る対角線上の部分とが不透明な非透過部39aとして設けられ、非透過部39a以外の部分が透過部39b、39b、・・・として設けられている。従って、透過部39b、39b、・・・は周方向において分割して設けられている。
カバーレンズ39Xが用いられた場合には、透過部39b、39b、・・・に対向する位置にそれぞれ光源37b、37b、・・・が位置される(図13参照)。図13において、梨子地を付した部分は、各光源37b、37b、・・・からの光の出射状態をイメージとして示している。
カバーレンズ39Xが用いられた場合には、上記したように、分割して設けられた透過部39b、39b、・・・がそれぞれ光源37b、37b、・・・に対向して位置されるため、恰も透過部39b、39b、・・・のそれぞれの全体が光っているように視認され易く、部分的に強く光っているように認識される所謂点光り感を擬似的に抑制することができる。
102a…ウインドウ、50…車輌用灯具、1…ランプハウジング、1a…灯室、2…カバー、5…配線板、7a…給電端子、8…取付体、10…発光ユニット、11…保持ベース、12…光源、13…コネクター、13b…電極、14…接続体、15…カバーレンズ、16…第1の保持部、17…第2の保持部、50A…車輌用灯具、31…ランプハウジング、31a…灯室、33…配線板、33a…給電端子、34…取付体、35…発光ユニット、36…保持ベース、37b…光源、38…コネクター、39…カバーレンズ、39X…カバーレンズ

Claims (5)

  1. 開口を有し内部空間が灯室として形成されたランプハウジングと、
    前記灯室に位置される複数の給電端子を有する配線板と、
    前記ランプハウジングに取り付けられ前記配線板を前記開口側から覆う取付体と、
    光を出射する面状の光源と前記光源を保持し前記取付体に取り付けられる保持ベースと前記給電端子に接続される電極が設けられたコネクターとをそれぞれ有する複数の発光ユニットとを備え、
    前記コネクターは接続体を介して前記光源と電気的に接続され、
    前記保持ベースの前記取付体への取付時に前記電極が前記給電端子に電気的に接続される
    車輌用灯具。
  2. 前記開口を覆う状態で前記ランプハウジングに取り付けられるカバーが設けられ、
    前記カバーとして車輌のウインドウの一部が用いられた
    請求項1に記載の車輌用灯具。
  3. 前記接続体が屈曲性を有し、
    前記保持ベースに前記光源を保持する第1の保持部と前記コネクターを保持する第2の保持部とが一体に形成された
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
  4. 前記発光ユニットに前記光源を覆う透光性を有するカバーレンズが設けられた
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。
  5. 前記電極が所定の方向へ付勢され、
    前記電極が付勢力によって前記給電端子に押し付けられる
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用灯具。
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