JP2020140137A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写部材を所定の圧力で像担持体に当接させるように転写部材を付勢する構成において、転写部材に対する駆動入力による転写部の圧力の変動を抑制することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、像担持体6と、転写部材9と、付勢手段35と、付勢手段35による付勢方向に沿って像担持体6に向かう方向及びその反対方向に移動可能に転写部材9を支持する支持体33と、転写部材9を回転駆動するための回転力を発生する駆動源25と、駆動源25からの回転力を転写部材9に伝達するための回転可能な駆動部材32と、転写部材9及び駆動部材32に対する角度が変更自在となるように転写部材9と駆動部材32とを連結して駆動部材32からの回転力を転写部材9に伝達するジョイント部材31と、を有する構成とする。【選択図】図6
Description
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又はこれらの機能のうち複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式などを用いた画像形成装置では、感光体や中間転写体などの像担持体に形成したトナー像を、転写手段によって紙などの記録材に転写することが行われる。転写手段としては、像担持体の外周面に当接して転写部(転写ニップ)を形成するローラ型の転写部材である転写ローラが用いられることが多い。以下、第1の像担持体としての感光ドラムから第2の像担持体としての中間転写ベルトに一次転写したトナー像を、二次転写部において二次転写部材としての二次転写ローラによって記録材に二次転写する中間転写方式の画像形成装置を例として更に説明する。
二次転写ローラの駆動方式には、中間転写ベルトを介した従動駆動方式と二次転写ローラに直接駆動入力する直接駆動方式とがある。従動駆動方式は、二次転写ローラを駆動するための駆動構成が不要であるので、コスト低減と省スペース化のメリットがある。しかし、従動駆動方式では、転写時に二次転写ローラは記録材を介して中間転写ベルトに従動して回転するため、形成する画像の濃度などにより二次転写部での記録材の搬送速度が変動してしまう可能性がある。また、近年、高剛度の厚紙に高品位の画像を形成することに対する要求が高まっており、二次転写部における記録材の搬送を安定させるために、二次転写ローラを直接駆動する直接駆動方式が用いられることがある。
また、二次転写ローラの配置方法として、二次転写ローラの位置を決める位置規制方式がある。位置規制方式は、構成の簡易化を図ることができるメリットがある。しかし、位置規制方式では、中間転写ベルトに対する二次転写ローラの位置が固定されてニップが固定されるため、二次転写性が記録材の厚さの違い、あるいは二次転写ローラの摩耗などの影響を受けやすい。そのため、二次転写ローラの配置方法としては、記録材の厚さの違い、あるいは二次転写ローラの摩耗などによる二次転写部の圧力の変動を抑制するためには、中間転写ベルトに対する二次転写ローラの当接圧を決める圧規制方式が望ましい。
特許文献1では、中間転写ベルトに対して近付く方向及び離れる方向に移動可能な二次転写ローラを中間転写ベルトに向けて付勢する構成を有する画像形成装置において、次のような駆動構成が提案されている。つまり、二次転写ローラを、支点軸を中心に回動可能であり付勢バネで中間転写ベルトに向けて付勢されるフレームに設ける。そして、上記支点軸と同軸上に配置された駆動ギアに駆動入力を行い、アイドラギアを介して、二次転写ローラの回転軸の端部に固定された駆動ギアに駆動を伝達して、二次転写ローラを回転駆動する。
しかしながら、特許文献1に記載されるように、圧規制方式を採用した場合に、二次転写ローラの回転軸の端部に固定された駆動ギアに駆動を伝達する構成とすると、次のような現象が発生する可能性がある。つまり、駆動ギアへの駆動入力によって二次転写部にかかる圧力が変動し、二次転写ローラの回転軸線方向における駆動側と非駆動側とでの圧力のバランスが不安定になってしまう可能性がある。この現象は、二次転写ローラの駆動負荷が大きくなる高剛度の厚紙に画像を形成する場合に顕著となる傾向がある。この点について、以下更に説明する。
図14は、上述のような従来の駆動構成の模式図である。二次転写ローラ201は、軸受部材203に回転可能に支持されている。軸受部材203は、中間転写ベルトに対して近付く方向及び離れる方向にスライド移動可能とされている。また、軸受部材203は、押圧バネ204によって図中矢印Fsで示すように中間転写ベルトに近付く方向(図中上方向)に付勢されている。そして、二次転写ローラ201の回転軸の端部に駆動ギア202が固定されており、この駆動ギア202に駆動入力ギア205から駆動が伝達される。駆動ギア202に駆動入力ギア205から回転力を入力すると、駆動ギア202には図中矢印F方向の力がかかる。つまり、押圧バネ204による付勢方向(図中矢印Fs方向)に対し角度を有して中間転写ベルトに向かう方向に力がかかる。このとき、駆動ギア202は、押圧バネ204による付勢方向に移動可能な二次転写ローラ201と同軸上に固定されているので、二次転写ローラ201にも同様に図中矢印F方向の力がかかってしまう。そのため、図中矢印F方向の力における押圧バネ204による付勢方向(図中矢印Fs方向)の分力Ft分だけ、二次転写ローラ201の回転軸線方向における駆動側と非駆動側とで二次転写部にかかる圧力のバランスがずれてしまう。
なお、ここでは中間転写方式の画像形成装置における二次転写部を例として説明したが、例えば感光体から記録材に直接トナー像を転写する転写部に関しても同様のことが言える。
したがって、本発明の目的は、転写部材を所定の圧力で像担持体に当接させるように転写部材を付勢する構成において、転写部材に対する駆動入力による転写部の圧力の変動を抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する回転可能な像担持体と、前記像担持体に当接可能であり、前記像担持体との当接部を通過する記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる回転可能な転写部材と、前記転写部材を前記像担持体に向けて付勢する付勢手段と、前記付勢手段による付勢方向に沿って前記像担持体に向かう方向及びその反対方向に移動可能に前記転写部材を支持する支持体と、前記転写部材を回転駆動するための回転力を発生する駆動源と、前記駆動源からの回転力を前記転写部材に伝達するための回転可能な駆動部材と、前記転写部材及び前記駆動部材に対する角度が変更自在となるように前記転写部材と前記駆動部材とを連結して前記駆動部材からの回転力を前記転写部材に伝達するジョイント部材と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、転写部材を所定の圧力で像担持体に当接させるように転写部材を付勢する構成において、転写部材に対する駆動入力による転写部の圧力の変動を抑制することが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。なお、図中矢印Y方向は、後述する感光ドラム1や二次転写ローラ9の回転軸線方向と略平行な方向である。また、図中矢印X方向は、図中矢印Y方向と直交する方向であり、ここでは水平方向と略平行な方向であるものとする。また、図中矢印Z方向は、図中矢印X方向及び図中矢印Y方向と直交する方向であり、ここでは重力方向(鉛直方向)と略平行な方向であるものとする。また、図1における矢印Y方向の手前側(紙面手前側)を画像形成装置100の手前側、矢印Y方向の奥側(紙面奥側)を画像形成装置100の奥側とする。また、ここでは、上、下とは、それぞれ重力方向(鉛直方向)の上、下を意味するが、真上、真下のみを意味するものではなく、注目する要素又は位置を通る水平面よりも上方、下方を包含するものである。
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。なお、図中矢印Y方向は、後述する感光ドラム1や二次転写ローラ9の回転軸線方向と略平行な方向である。また、図中矢印X方向は、図中矢印Y方向と直交する方向であり、ここでは水平方向と略平行な方向であるものとする。また、図中矢印Z方向は、図中矢印X方向及び図中矢印Y方向と直交する方向であり、ここでは重力方向(鉛直方向)と略平行な方向であるものとする。また、図1における矢印Y方向の手前側(紙面手前側)を画像形成装置100の手前側、矢印Y方向の奥側(紙面奥側)を画像形成装置100の奥側とする。また、ここでは、上、下とは、それぞれ重力方向(鉛直方向)の上、下を意味するが、真上、真下のみを意味するものではなく、注目する要素又は位置を通る水平面よりも上方、下方を包含するものである。
本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型の複合機(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置の機能を有する。)である。画像形成装置100は、複数の画像形成部(ステーション)として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する4個の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。各画像形成部SY、SM、SC、SKにおける同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾のY、M、C、Kを省略して、総括的に説明することがある。本実施例では、画像形成部Sは、後述する感光ドラム1、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、及びドラムクリーニング装置7を有して構成される。
第1の像担持体としての、回転可能なドラム型の感光体(電子写真感光体)である感光ドラム1は、駆動源としてのドラム駆動モータ(図示せず)から駆動力が伝達されて、図中矢印R1方向(反時計回り)に回転駆動される。回転する感光ドラム1の表面は、帯電手段としての帯電装置2によって、所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電処理された感光ドラム1の表面は、露光手段としての露光装置(レーザスキャナー装置)3によって画像情報に基づいて走査露光され、感光ドラム1上に静電像(静電潜像)が形成される。感光ドラム1上に形成された静電像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤としてのトナーが供給されて現像(可視化)され、感光ドラム1上にトナー像(現像剤像)が形成される。本実施例では、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム1上の露光部(イメージ部)に、感光ドラム1の帯電極性と同極性に帯電したトナーが付着する(反転現像方式)。本実施例では、トナーの正規の帯電極性(現像時の帯電極性)は負極性である。
4個の感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面に当接可能なように、第2の像担持体としての、無端状のベルト(フィルム)で構成された中間転写体である中間転写ベルト6が配置されている。中間転写ベルト6は、複数の張架ローラ(支持ローラ)としての対向ローラ61、駆動ローラ62、補助ローラ63、64、テンションローラ65、及び押圧ローラ66に張架されている。中間転写ベルト6は、駆動源としてのベルト駆動モータ(図示せず)から駆動力が伝達されて駆動ローラ62が回転駆動されることによって、図中矢印R2方向(時計回り)に150〜470mm/secの周速度で回転(周回移動)する。対向ローラ61は、後述する二次転写ローラ9の対向部材(対向電極)として機能する。駆動ローラ62は、中間転写ベルト6に駆動力を伝達する。補助ローラ63、64は、4個の感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに沿う中間転写ベルト6の面を形成する。テンションローラ65は、中間転写ベルト6の張力を一定に制御する。押圧ローラ66は、対向ローラ61との間で、後述する二次転写部N2の上流側の中間転写ベルト6の面を形成する。中間転写ベルト6の内周面側には、各感光ドラム1に対応して、一次転写手段としてのローラ型の一次転写部材である一次転写ローラ5が配置されている。一次転写ローラ5は、中間転写ベルト6を介して感光ドラム1に向けて押圧され、感光ドラム1と中間転写ベルト6との当接部である一次転写部(一次転写ニップ)N1を形成する。上述のように感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写部N1において、一次転写ローラ5の作用によって、回転している中間転写ベルト6上に一次転写される。画像形成時には、各色のトナー像が各一次転写部N1に搬送されてくるのに同期して、各一次転写ローラ5に一次転写電源(図示せず)からトナーの正規の帯電極性とは逆極性の定電圧制御された一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。例えばフルカラー画像の形成時には、各感光ドラム1上に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト6上に重ね合わされるようにして順次一次転写される。
中間転写ベルト6の外周面側において、対向ローラ61と対向する位置には、二次転写手段としてのローラ型の二次転写部材である二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は、中間転写ベルト6を介して対向ローラ61に向けて押圧され、中間転写ベルト6と二次転写ローラ9との当接部である二次転写部(二次転写ニップ)N2を形成する。二次転写ローラ9は、駆動源としてのローラ駆動モータ(以下、単に「駆動モータ」ともいう。)25から駆動力が伝達されて回転駆動される。上述のように中間転写ベルト6上に形成されたトナー像は、二次転写部N2において、中間転写ベルト6と二次転写ローラ9とに挟持搬送されて二次転写部N2を通過する紙などの記録材P上に二次転写される。画像形成時には、トナー像が二次転写部N2に搬送されてくるのに同期して、二次転写ローラ9に二次転写電源Eからトナーの正規の帯電極性とは逆極性の定電圧制御された二次転写電圧(二次転写転写バイアス)が印加される。例えば+1〜+7KVの二次転写電圧が印加されて、+40〜+120μAの電流が流され、中間転写ベルト6上のトナー像が記録材P上に二次転写される。記録材Pは、記録材収納部(図示せず)から給送ローラ(図示せず)などによってレジストローラ8まで搬送される。そして、この記録材Pは、レジストローラ8によって、中間転写ベルト6上のトナー像が二次転写部N2に搬送されてくるのに同期して、二次転写部N2に供給される。
トナー像が転写された記録材Pは、定着前搬送装置40により、定着手段としての定着装置50に搬送される。定着前搬送装置40は、記録材Pの搬送方向と略直交する方向における中央部に、幅100〜110mm、厚さ1〜3mmのEPDMなどのゴム材料で形成された回転可能なベルト体を有しており、そのベルト体上に記録材Pを載せて搬送する。上記ベルト体には直径3〜7mmの穴があけられており、内側から空気を吸引することで上記ベルト体の記録材Pの担持力を高め、記録材Pの搬送性を安定させている。定着装置50は、未定着のトナー像を担持した記録材Pを加熱及び加圧して、記録材Pにトナー像を定着(溶融、固着)させる。トナー像が定着させられた記録材Pは、排出ローラ(図示せず)などによって画像形成装置100の装置本体110から排出される。
また、一次転写時に中間転写ベルト6に転写されずに感光ドラム1上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置7によって、感光ドラム1上から除去されて回収される。また、中間転写ベルト6の外周面側において、駆動ローラ62と対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置67が配置されている。二次転写時に記録材Pに転写されずに中間転写ベルト6上に残留したトナー(二次転写残トナー)は、ベルトクリーニング装置67によって、中間転写ベルト6上から静電的に除去されて回収される。
本実施例では、画像形成装置100は、紙詰まり(以下、「ジャム」ともいう。)処理やメンテナンスを行う際に記録材Pの搬送部へアクセスするために、二次転写ローラ9などが設けられた枠体(フレーム)である搬送枠体20を装置本体110から引き出すことが可能な構成とされている。ここで、本実施例では、画像形成装置100の構成のうち、搬送枠体20及び搬送枠体20と共に引き出される構成を除いた構成を装置本体110とする。本実施例では、搬送枠体20には、後述する転写ユニット10や駆動モータ25などの他、レジストローラ8、定着前搬送装置40、定着装置50などが取り付けられており、これらを装置本体110から引き出すことが可能な構成とされている。本実施例では、搬送枠体20は、図1において矢印Y方向に沿ってスライド移動可能とされている。そして、搬送枠体20は、図1において矢印Y方向の手前側(図1の紙面手前側)に向けて引き出し可能であると共に、矢印Y方向の奥側(紙面奥側)に向けて挿入することが可能とされている。
なお、本実施例では、一次転写ローラ5は、芯金(芯材)と、芯金の周囲にイオン導電系発泡ゴムで形成された弾性層と、を有して構成される。また、本実施例では、一次転写ローラ5は、外径が15〜20mm、電気抵抗値が23℃、50%RHの環境で測定した場合、2kV印加で1×105〜1×108Ωである。また、本実施例では、二次転写ローラ9は、芯金(芯材)と、芯金の周囲にイオン導電系発泡ゴムで形成された弾性層と、を有して構成される。また、本実施例では、二次転写ローラ9は、外径が20〜25mm、電気抵抗値が23℃、50%RHの環境で測定した場合、2kV印加で1×105〜1×108Ωである。また、本実施例では、対向ローラ61は、芯金(芯材)と、芯金の周囲に電子導電性のゴムで形成された弾性層と、を有して構成される。また、本実施例では、対向ローラ61は、外径が20〜22mm、電気抵抗値が23℃、50%RHの環境で測定した場合、50V印加で1×105〜1×108Ωである。
2.転写ユニット
<転写ユニットの全体構成>
次に、本実施例における転写ユニット10について説明する。図2は、記録材Pの搬送方向の下流側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略断面側面図である(Y−Z平面)。図3は、手前側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略断面側面図である(X−Z平面)。図2、図3は、二次転写ローラ9が後述する接離機構30により中間転写ベルト6から離間する位置(以下、単に「離間位置」ともいう。)に配置された状態を示している。一方、図4、図5は、それぞれ二次転写ローラ9が後述する接離機構30により中間転写ベルト6に当接する位置(以下、単に「当接位置」ともいう。)に配置された状態における図2、図3と同様の図である。
<転写ユニットの全体構成>
次に、本実施例における転写ユニット10について説明する。図2は、記録材Pの搬送方向の下流側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略断面側面図である(Y−Z平面)。図3は、手前側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略断面側面図である(X−Z平面)。図2、図3は、二次転写ローラ9が後述する接離機構30により中間転写ベルト6から離間する位置(以下、単に「離間位置」ともいう。)に配置された状態を示している。一方、図4、図5は、それぞれ二次転写ローラ9が後述する接離機構30により中間転写ベルト6に当接する位置(以下、単に「当接位置」ともいう。)に配置された状態における図2、図3と同様の図である。
転写ユニット10は、概略、二次転写ローラ9と、二次転写ローラ9を中間転写ベルト6に対して当接及び離間させる接離手段としての接離機構30と、これらが取り付けられる枠体で構成された支持体としての転写枠体33と、を有して構成される。以下、更に詳しく説明する。
<支持構成、接離構成>
まず、二次転写ローラ9の支持構成、及び二次転写ローラ9の中間転写ベルト6に対する接離構成について説明する。二次転写ローラ9は、その回転軸線方向の端部に突出した芯金(回転軸)9aが軸受部材34に回動可能に支持されている。軸受部材34は、中間転写ベルト6に対して近付く方向及び離れる方向にスライド移動可能(摺動可能)に転写枠体33に取り付けられている。また、軸受部材34は、付勢手段としての付勢部材である押圧バネ35によって図3及び図5中の矢印Aで示すように中間転写ベルト6(及び対向ローラ61)に近付く方向(図中上方向)に付勢されている。
まず、二次転写ローラ9の支持構成、及び二次転写ローラ9の中間転写ベルト6に対する接離構成について説明する。二次転写ローラ9は、その回転軸線方向の端部に突出した芯金(回転軸)9aが軸受部材34に回動可能に支持されている。軸受部材34は、中間転写ベルト6に対して近付く方向及び離れる方向にスライド移動可能(摺動可能)に転写枠体33に取り付けられている。また、軸受部材34は、付勢手段としての付勢部材である押圧バネ35によって図3及び図5中の矢印Aで示すように中間転写ベルト6(及び対向ローラ61)に近付く方向(図中上方向)に付勢されている。
接離機構30は、軸受部材34と連結されたリンク部材36と、カム部材37と、を有して構成される。リンク部材36は、図3及び図5中の左右方向の略中央部の係合穴36aにおいて、軸受部材34に設けられた係合突起34aと係合して軸受部材34と連結されている。また、リンク部材36は、図3及び図5中の左右方向の一方の端部(左側端部)の回動軸36bを中心として回動可能に転写枠体33に取り付けられており、同方向の他方の端部(右側端部)のカム当接部36cにカム部材37が当接している。カム部材37は、図3及び図5中の矢印Bで示すように回転することによって、リンク部材36を介して軸受部材34を移動させ、二次転写ローラ9を中間転写ベルト6(及び対向ローラ61)に対して当接及び離間させることができる。つまり、接離機構30は、二次転写ローラ9を当接位置と離間位置との間で移動させることができる。カム部材37は、駆動源としてのカム駆動モータ(図示せず)から駆動力が伝達されて回転する。本実施例では、このカム駆動モータは、後述する駆動モータ25と同様、搬送枠体20に取り付けられている。接離機構30は、二次転写ローラ9を当接位置に配置した状態で、記録材Pの厚さの違い、あるいは二次転写ローラ9の摩耗などによる二次転写部N2の圧力の変動を抑制するように、二次転写ローラ9が押圧バネ35による付勢方向に沿って中間転写ベルト6に向かう方向及びその反対方向に移動することを許容するように構成されている。つまり、本実施例では、二次転写ローラ9は、中間転写ベルト6に対する当接圧を規制するように圧規制方式で配置されている。即ち、二次転写ローラ9は、記録材Pの厚みの影響による中間転写ベルト6に対する圧力(当接圧)の変動を抑制するように、記録材Pが二次転写部N2を通過するのに伴って自動的に位置が変更可能に構成されている。
なお、図2〜図5では、二次転写ローラ9の回転軸線方向における手前側の端部の支持構成及び接離構成のみ示しているが、奥側の端部の支持構成及び接離構成も同様(二次転写ローラ9の回転軸線方向の中央に対して略対象)である。つまり、二次転写ローラ9の回転軸線方向における奥側の端部にも、上述と同様の軸受部材34、押圧バネ35、及び接離機構30が転写枠体33に取り付けられて設けられている。
<駆動伝達構成>
次に、二次転写ローラ9への駆動伝達構成について説明する。転写ユニット10は、装置本体110に対して引き出すことが可能な搬送枠体20に取り付けられている。例えばジャムが発生した場合には、搬送枠体20が装置本体110から引き出されてジャム処理が行われる。搬送枠体20が装置本体110に挿入された際に、転写ユニット10は中間転写ベルト6を保持する中間転写枠体(図示せず)に対して位置決めされる。本実施例では、転写ユニット10にピンが設けられ、中間転写枠体にはこのピンが嵌合する嵌合孔が設けられている。そして、搬送枠体20が装置本体110に挿入される時にピンが嵌合孔に挿入されて位置決めされる。本実施例では、転写ユニット10が搬送枠体20に対して相対移動して下方に退避できるように、搬送枠体20には空間が設けられている。転写ユニット10は、搬送枠体20が装置本体110から引き出される際に、中間転写枠体に対する位置決めが解除されることで上記空間を利用して中間転写ベルト6から退避する。これにより、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置に配置された状態のまま画像形成装置100の動作が停止した場合でも、搬送枠体20が装置本体110から引き出される際に、二次転写ローラ9が中間転写ベルト6から離間する。したがって、二次転写ローラ9や中間転写ベルト6にダメージを与えることなく、搬送枠体20を装置本体110から引き出すことができる。このような構成とされているため、搬送枠体20が装置本体110に挿入されて転写ユニット10が中間転写枠体に対して位置決めされた際には、転写ユニット10は中間転写枠体にぶら下がる形になる。このことから、中間転写枠体にかかる負荷を低減するために、転写ユニット10の重量は小さい方が好ましい。そこで、本実施例では、二次転写ローラ9の駆動源としての駆動モータ25は搬送枠体20に取り付けられている。
次に、二次転写ローラ9への駆動伝達構成について説明する。転写ユニット10は、装置本体110に対して引き出すことが可能な搬送枠体20に取り付けられている。例えばジャムが発生した場合には、搬送枠体20が装置本体110から引き出されてジャム処理が行われる。搬送枠体20が装置本体110に挿入された際に、転写ユニット10は中間転写ベルト6を保持する中間転写枠体(図示せず)に対して位置決めされる。本実施例では、転写ユニット10にピンが設けられ、中間転写枠体にはこのピンが嵌合する嵌合孔が設けられている。そして、搬送枠体20が装置本体110に挿入される時にピンが嵌合孔に挿入されて位置決めされる。本実施例では、転写ユニット10が搬送枠体20に対して相対移動して下方に退避できるように、搬送枠体20には空間が設けられている。転写ユニット10は、搬送枠体20が装置本体110から引き出される際に、中間転写枠体に対する位置決めが解除されることで上記空間を利用して中間転写ベルト6から退避する。これにより、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置に配置された状態のまま画像形成装置100の動作が停止した場合でも、搬送枠体20が装置本体110から引き出される際に、二次転写ローラ9が中間転写ベルト6から離間する。したがって、二次転写ローラ9や中間転写ベルト6にダメージを与えることなく、搬送枠体20を装置本体110から引き出すことができる。このような構成とされているため、搬送枠体20が装置本体110に挿入されて転写ユニット10が中間転写枠体に対して位置決めされた際には、転写ユニット10は中間転写枠体にぶら下がる形になる。このことから、中間転写枠体にかかる負荷を低減するために、転写ユニット10の重量は小さい方が好ましい。そこで、本実施例では、二次転写ローラ9の駆動源としての駆動モータ25は搬送枠体20に取り付けられている。
以下、中間転写枠体に対して位置決めされた転写ユニット10の位置を単に「位置決め位置」ともいう。転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態で、二次転写ローラ9を接離機構30により中間転写ベルト6に対して当接及び離間させることができる。また、中間転写枠体に対する位置決めが解除され、中間転写ベルト6から退避した転写ユニット10の位置を単に「退避位置」ともいう。転写ユニット10が退避位置に配置された状態では、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置及び離間位置のいずれに配置されていても、二次転写ローラ9は中間転写ベルト6から離間する。なお、図2〜図5は、いずれも転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態を示している。
図6は、本実施例における二次転写ローラ9の駆動構成を示す模式図である。図6(a)は、二次転写ローラ9の回転軸線方向(Y方向)に沿って手前側から見た様子を示し、図6(b)は水平方向(X方向)に沿って記録材Pの搬送方向の上流側から見た様子を示す。図2、図4及び図6に示すように、二次転写ローラ9は、ジョイント部材31を介して、駆動伝達部材である駆動部材としての駆動ギア32に連結されている。駆動ギア32は、転写枠体33に回転動作のみ可能に軸支されている(但し、所定量のガタは許容している。)。つまり、押圧バネ35による付勢方向に移動可能な二次転写ローラ9は、駆動ギア32とは独立して転写枠体33に対して相対移動可能とされている。駆動ギア32には、後述する駆動入力ギア21から駆動が伝達される。
図2及び図4を参照して、本実施例では、ジョイント部材31は、両端部に可動ジョイント部を備えた自在継手で構成されている。つまり、ジョイント部材31は、ジョイント本体31aと、ローラ連結部31bと、ギア連結部31cと、を有する。ローラ連結部31bは、一端部(奥側端部)が二次転写ローラ9の回転軸線方向の手前側の端部の芯金(回転軸)9aに同軸的に固定され、他端部(手前側端部)に球関節31b1を備えている。また、ギア連結部31cは、一端部(手前側端部)が駆動ギア32に同軸的に固定され、他端部(奥側端部)に球関節31c1を備えている。ローラ連結部31bの球関節31b1とギア連結部31c1の球関節31c1とは、それぞれジョイント本体31aの一端部(奥側端部)と他端部(手前側端部)とに所定の範囲で角度変更自在に連結されている。ローラ連結部31bの球関節31b1には、二次転写ローラ9の回転方向に関し互いに約180°離れた位置において二次転写ローラ9の半径方向に突出した凸部31b2が設けられている。そして、各凸部31b2がジョイント本体31aの奥側端部の各受け部31a1に係合して回転力の伝達が行われる。また、ギア連結部31cの球関節31c1には、駆動ギア32の回転方向に関し互いに約180°離れた位置において駆動ギア32の半径方向に突出した凸部31c2が設けられている。そして、各凸部31c2がジョイント本体31aの手前側端部の各受け部31a2に係合して回転力の伝達が行われる。本実施例では、図4に示すように、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置に配置された場合に、二次転写ローラ9の回転軸線と駆動ギア32の回転軸線とが略同一線上に配置される。このとき、二次転写ローラ9、ジョイント本体31a及び駆動ギア32のそれぞれの回転軸線が略同一線上に配置される。一方、本実施例では、図2に示すように、二次転写ローラ9が接離機構30により離間位置に配置された場合に、二次転写ローラ9の回転軸線と駆動ギア32の回転軸線とがずれる。このとき、二次転写ローラ9の回転軸線とジョイント本体31aの回転軸線とが角度をもって交差し、またジョイント本体31aの回転軸線と駆動ギア32の回転軸線とが角度をもって交差する。本実施例では、ジョイント部材31は、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置、離間位置、及び当接位置と離間位置との間の任意の位置のどの位置に配置されていても、駆動ギア32から二次転写ローラ9に駆動を伝達できるように構成されている。
なお、ジョイント部材31の構成は、本実施例の構成に限定されるものではなく、利用可能な任意の構成を用いることができる。ジョイント部材31は、二次転写ローラ9が当接位置に配置された状態で、二次転写ローラ9を中間転写ベルト6に当接させた状態を維持しつつ押圧バネ35の押圧方向に沿って中間転写ベルト6に向かう方向及びその反対方向に駆動ギア32に対して相対移動させられるように、二次転写ローラ9と駆動ギア32とを連結できるものである必要がある。また、ジョイント部材31は、二次転写ローラ9がこのように移動した場合にどの位置に配置されていても、駆動ギア32から二次転写ローラ9に駆動を伝達できるものであることが必要である。これにより、記録材Pの厚さの違い、あるいは二次転写ローラ9の摩耗などによる二次転写部N2の圧力の変動を抑制することができる。本実施例では、ジョイント部材31は、転写枠体33に回転動作のみ可能に支持された駆動ギア32に対して、接離機構30により当接位置と離間位置との間で移動させられるように、二次転写ローラ9と駆動ギア32とを連結できるものである。また、本実施例では、ジョイント部材31は、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置、離間位置、及び当接位置と離間位置との間の任意の位置のどの位置に配置されていても、駆動ギア32から二次転写ローラ9に駆動を伝達できるものである。
図6を参照して、後述する駆動入力ギア21から駆動ギア32に回転力を入力すると、駆動ギア32には図中矢印F方向の力がかかる。つまり、押圧バネ35による付勢方向(図中矢印Fs方向)に対し角度を有して中間転写ベルト6に向かう方向に力がかかる。しかし、本実施例では、駆動ギア32は回転動作のみ可能に軸支されており、二次転写ローラ9はジョイント部材31を介して駆動ギア32に連結されている。そして、本実施例では、押圧バネ35による付勢方向に移動可能な二次転写ローラ9は、駆動ギア32とは独立して転写枠体33に対して相対移動可能とされている。そのため、二次転写ローラ9には、ジョイント部材31を介して、図中矢印T方向の力が、二次転写ローラ9の回転中心を挟んで反対側(図中上下)において互いに逆方向にかかる。つまり、ジョイント部材31におけるジョイント本体31aとギア連結部31c及びローラ連結部31bとの、二次転写ローラ9の回転方向において互いに約180°離れた各係合部において、それぞれ二次転写ローラ9の接線方向に沿った逆方向の力がかかる。したがって、二次転写ローラ9の芯金(回転軸)9aにかかる上記矢印T方向の互いに逆向きの力は打ち消され、二次転写ローラ9には回転力のみがかかる。そのため、図14を参照して説明した構成の場合とは異なり、二次転写ローラ9の回転軸線方向における駆動側と非駆動側とで二次転写部N2にかかる圧力のバランスがずれてしまうことを抑制することができる。
<駆動入力構成>
次に、二次転写ローラ9への駆動入力構成について説明する。図7は、手前側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略側面図(一部切り欠き断面)である(X−Z平面)。図7は、転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態を示している。一方、図8は、転写ユニット10が退避位置に配置された状態における図7と同様の図である。なお、図7及び図8のいずれにおいても、二次転写ローラ9は接離機構30により当接位置に配置されている。
次に、二次転写ローラ9への駆動入力構成について説明する。図7は、手前側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略側面図(一部切り欠き断面)である(X−Z平面)。図7は、転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態を示している。一方、図8は、転写ユニット10が退避位置に配置された状態における図7と同様の図である。なお、図7及び図8のいずれにおいても、二次転写ローラ9は接離機構30により当接位置に配置されている。
図6〜図8に示すように、駆動ギア32への駆動入力は、駆動伝達部材である駆動入力部材としての駆動入力ギア21を用いて行われる。駆動入力ギア21は、搬送枠体20に設けられた、揺動軸22を中心として揺動可能な支持部23に回転可能に取り付けられている。支持部23は、付勢部材としての引張バネ24によって、駆動入力ギア21が駆動ギア32に噛み合う方向に回動するように付勢されている。引張バネ24は、その一端部が支持部23に係合され、他端部が搬送枠体20に係合されている。
駆動入力ギア21には、搬送枠体20に設けられた駆動モータ25から駆動が入力される。駆動モータ25からの駆動力は、駆動モータ25の出力軸25aに固定された第1プーリ26、第2プーリ27、第1及び第2プーリ26、27に掛け渡された駆動ベルト28、アイドラギア群(一部のみ図示)29を介して駆動入力ギア21に伝達される。
なお、駆動モータ25からジョイント部材31までの駆動列における各駆動伝達部材の構成は、本実施例の構成に限定されるものではなく、利用可能な任意の構成を用いることができる。例えば、プーリ及びベルトを用いずにギア列によって駆動源から駆動入力部材への駆動伝達を行ってもよいし、プーリ及びベルトを用いて駆動入力部材から駆動部材への駆動伝達を行ってもよい。また、駆動モータ25を小型に配置可能な場合は、駆動モータ25と駆動入力ギア21を転写枠体(支持体)33に直接支持させ、転写ユニット10に一体化させてもよい。
<接離動作>
次に、図2〜図5を参照して、二次転写ローラ9の中間転写ベルト6に対する接離動作について更に説明する。なお、前述のように、図2〜図5は、いずれも転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態を示している。
次に、図2〜図5を参照して、二次転写ローラ9の中間転写ベルト6に対する接離動作について更に説明する。なお、前述のように、図2〜図5は、いずれも転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態を示している。
画像形成動作の開始前は、図2及び図3に示すように、二次転写ローラ9は中間転写ベルト6から離間させられている。つまり、二次転写ローラ9は、接離機構30により離間位置に配置されている。画像形成動作が開始されると、中間転写ベルト6の駆動ローラ62に駆動が入力され、中間転写ベルト6が回転する。次に、駆動ギア32に駆動が入力され、ジョイント部材31を介して二次転写ローラ9に駆動が入力されて、二次転写ローラ9が回転する。次に、接離機構30のカム部材37が回転して、押圧バネ35による二次転写ローラ9の付勢の規制が解除される。これにより、二次転写ローラ9は、押圧バネ35の付勢力によって中間転写ベルト6に向かう方向に移動させられ、中間転写ベルト6に当接する。つまり、二次転写ローラ9は、接離機構30により当接位置に配置される。
そして、画像形成動作が終了すると、接離機構30のカム部材37が回転して、押圧バネ35による二次転写ローラ9の付勢が規制される。これにより、二次転写ローラ9は、押圧バネ35の付勢力に抗して中間転写ベルト6から離れる方向に移動させられ、中間転写ベルト6から離間する。つまり、二次転写ローラ9は、接離機構30により離間位置に戻される。その後、二次転写ローラ9が離間位置に配置された状態で中間転写ベルト6と二次転写ローラ9の駆動が停止する。
このように、本実施例によれば、転写枠体33に回転動作のみ可能に支持された駆動ギア32から、移動可能な二次転写ローラ9に、ジョイント部材31を介して回転力が入力される。そのため、駆動ギア32への駆動入力による二次転写部N2の圧力の変動を抑制することができる。そして、駆動ギア32への駆動入力による負荷変動を受けずに安定して二次転写ローラ9を駆動することが可能となる。
また、本実施例によれば、二次転写ローラ9を接離機構30により当接位置及び離間位置のいずれに配置した状態でも、二次転写ローラ9に回転力を入力することができる。そのため、接離機構30により二次転写ローラ9を中間転写ベルト6に対して当接及び離間させる際の中間転写ベルト6の負荷変動を抑制することが可能となる。
<転写ユニットの退避動作>
次に、図7及び図8を参照して、ジャム処理時などにおける転写ユニット10の退避動作について更に説明する。
次に、図7及び図8を参照して、ジャム処理時などにおける転写ユニット10の退避動作について更に説明する。
画像形成動作中には、図7に示すように、二次転写ローラ9は中間転写ベルト6に当接させられている。つまり、二次転写ローラ9は、接離機構30により当接位置に配置されている。この状態で画像形成装置100の動作が停止した場合に、二次転写ローラ9が中間転写ベルト6に当接したまま搬送枠体20を装置本体110から引き出してしまうと、二次転写ローラ9や中間転写ベルト6にダメージを与えてしまう可能性がある。なお、本実施例では、接離機構30の不具合などの画像形成装置100の動作異常の場合などに、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置に配置された状態で画像形成装置100の動作が停止する場合が考えられる。
本実施例では、搬送枠体20を装置本体110から引き出そうとすると、転写ユニット10の中間転写枠体に対する位置決めが解除され、図8中の矢印Dで示すように転写ユニット10が中間転写ベルト6から離れる方向(図中下方向)に退避する。そのため、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置に配置された状態のまま画像形成装置100の動作が停止した場合でも、搬送枠体20が装置本体110から引き出される際に、二次転写ローラ9が中間転写ベルト6から離間する。
このとき、本実施例では、駆動入力ギア21が揺動軸22を中心に揺動(回動)するので、転写ユニット10の退避に合わせて、駆動入力ギア21も駆動ギア32と噛み合ったまま図8中の矢印Cで示すように退避することが可能となる。そのため、本実施例では、駆動モータ25や、駆動モータ25から駆動ギア32までの駆動列の構成を転写ユニット10の転写枠体33に配置して転写枠体33と一緒に移動可能とする必要がない。つまり、本実施例では、これら駆動モータ25などを搬送枠体20に配置することができる。したがって、本実施例によれば、転写ユニット10の重量を低減することが可能となり、転写ユニット10を中間転写枠体にぶら下げる形で位置決めする構成においても、中間転写枠体にかかる負荷を低減することができる。また、駆動モータ25の配置の制約が低減され、装置本体110内の空きスペースを有効活用することが可能となる。
本実施例では、二次転写ローラ9が接離機構30により離間位置に配置された状態での転写ユニット10の退避動作も上述したものと同様である。つまり、本実施例では、退避可能な駆動入力ギア21と噛み合う駆動ギア32は回転動作のみ可能に搬送枠体33に支持されている。そのため、二次転写ローラ9が当接位置及び離間位置のいずれに配置されている場合も、転写ユニット10の退避による駆動入力ギア21の動作は上述したとおりとなる。
このように、本実施例によれば、ジョイント部材31と、搬送枠体20に設けられた揺動可能な駆動入力ギア21と、を組み合わせることによって、二次転写ローラ9だけでなく、転写枠体33自体を中間転写ベルト6から離間させることができる。そのため、二次転写ローラ9が接離機構30により当接位置に配置された状態に保持されて停止した場合でも、二次転写ローラ9や中間転写ベルト6にダメージを与えることなく、搬送枠体20を装置本体から引き出すことが可能となる。
以上説明したように、本実施例では、画像形成装置100は、転写部材9を像担持体6に向けて付勢する付勢手段35を有する。また、画像形成装置100は、付勢手段35による付勢方向に沿って像担持体6に向かう方向及びその反対方向に移動可能に転写部材9を支持する支持体33を有する。また、画像形成装置100は、転写部材9を回転駆動するための回転力を発生する駆動源25を有する。また、画像形成装置100は、駆動源25からの回転力を転写部材9に伝達するための回転可能な駆動部材32を有する。また、画像形成装置100は、転写部材9及び駆動部材32に対する角度が変更自在となるように転写部材9と駆動部材32とを連結して駆動部材32からの回転力を転写部材9に伝達するジョイント部材31を有する。ジョイント部材31は、転写部材9が上記付勢方向に沿って駆動部材32に対して相対移動し、駆動部材32に対する相対位置が異なる第1位置及び第2位置のいずれに配置されている場合にも、駆動部材32からの回転力を転写部材9に伝達することが可能である。本実施例では、駆動部材32は、上記付勢方向に関して支持体33に対する相対位置が変化しないように設けられている。ただし、駆動部材32が該方向に関して移動する構成であっても、転写部材9が駆動部材32に対して相対移動する構成であれば、本実施例と同様の効果が期待できる。また、本実施例では、駆動部材32は、支持体33に回転可能に支持されている。ただし、駆動部材32は、支持体33とは別の枠体などに取り付けられていてもよい。また、本実施例では、像担持体6は、別の像担持体1から一次転写されたトナー像を、像担持体6と転写部材9との当接部N2で記録材Pに二次転写するために搬送する中間転写体である。また、本実施例では、転写部材9は、ローラで構成される。
また、本実施例では、画像形成装置100は、転写部材9を上記付勢方向に沿って移動させて、転写部材9を像担持体6に当接する当接位置(第1位置)及び像担持体6から離間する離間位置(第2位置)に配置することが可能な接離手段30を有する。そして、本実施例では、ジョイント部材31は、接離手段30によって転写部材9が上記当接位置及び上記離間位置のいずれに配置されている場合にも、駆動部材32からの回転力を転写部材9に伝達することが可能である。また、本実施例では、接離手段30は、転写部材9が回転駆動されている状態で、像担持体6に対する転写部材9の接離動作を行うことが可能である。ただし、接離手段30は、転写部材9が回転駆動されている状態で、像担持体6に転写部材9を当接させること、像担持体6から転写部材9を離間させること、又はこれらの両方を行うことが可能であればよい。
また、本実施例では、画像形成装置100は、支持体33を転写部材9の回転軸線方向に交差する方向に移動可能に支持する枠体20と、駆動源25からの回転力を駆動部材32に入力する回転可能な駆動入力部材21と、を有する。そして、本実施例では、駆動入力部材21は、支持体33の転写部材9の回転軸線方向に交差する方向への移動に伴って転写部材9の回転軸線方向に交差する方向に移動可能に枠体20に支持されている。本実施例では、駆動入力部材21は、揺動可能に枠体20に支持されている。また、本実施例では、駆動源25は、枠体20に支持されている。また、本実施例では、枠体20は、当該画像形成装置100の装置本体110に対して引き出し可能である。また、本実施例では、支持体20は、枠体20が装置本体110から引き出される際に転写部材9の回転軸線方向に交差する方向に沿って像担持体6から離れる方向に移動する。
したがって、本実施例によれば、二次転写ローラ9を所定の圧力で中間転写ベルト6に当接させるように二次転写ローラ9を付勢する構成において、二次転写ローラ9に対する駆動入力による転写部の圧力の変動を抑制することが可能となる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
実施例1では、二次転写部材は、中間転写ベルト6に直接当接するローラで構成されていた。本実施例では、二次転写部材は、無端状のベルトと、該ベルトを張架する張架ローラ(支持ローラ)の機能を有する二次転写ローラと、を有して構成され、該ベルトを介して二次転写ローラが中間転写ベルト6に当接する。
図9は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例では、転写ユニット10は、二次転写ベルト91と、二次転写ベルト91の張架ローラとして機能する二次転写ローラ9及び従動ローラ92と、を有する。二次転写ローラ9は、二次転写ベルト91及び中間転写ベルト6を介して対向ローラ61に当接可能な構成とされている。つまり、二次転写ローラ9は、二次転写ベルト91を介して中間転写ベルト6に当接可能な構成とされている。二次転写ローラ9は、駆動源としての駆動モータ25から駆動力が伝達されて回転駆動される。二次転写ベルト91は、二次転写ローラ9が回転駆動されることによって、図中矢印R3方向(反時計回り)に回転(周回移動)する。従動ローラ92は、二次転写ベルト91の回転に伴って従動して回転する。このように、本実施例では、二次転写ローラ9の外側に二次転写ベルト91が配置されている。二次転写ローラ9の構成及び動作は、外側に二次転写ベルト91が配置されていることを除いて実施例1のものと同様である。二次転写部N2に搬送されてきた記録材Pは、二次転写ベルト91上に静電吸着されて搬送される。これにより、二次転写部N2における記録材Pの搬送性をより安定させることができる。
図10は、記録材Pの搬送方向の下流側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略断面側面図である(Y−Z平面)。図11は、手前側から見た二次転写ローラ9の回転軸線方向の一端部(手前側端部)近傍の概略側面図である(X−Z平面)。図10、図11は、二次転写ベルト91(及び二次転写ローラ9)が接離機構30により離間位置に配置された状態を示している。一方、図12、図13は、それぞれ二次転写ベルト91(及び二次転写ローラ9)が接離機構30により当接位置に配置された状態における図10、図11と同様の図である。なお、図10〜図13は、いずれも転写ユニット10が位置決め位置に配置された状態を示している。
図10〜図13を参照して、二次転写ローラの中間転写ベルト6に対する接離動作について説明する。
二次転写ベルト91は、二次転写ローラ9によって回転駆動される。本実施例においても、実施例1と同様に、二次転写ローラ9は、ジョイント部材31を介して駆動ギア32に連結されている。また、本実施例においても、実施例1と同様に、駆動ギア32は、転写枠体33に回動動作のみ可能に支持されている。また、本実施例では、接離機構30は、カム部材37と、カム揺動軸38aを中心に揺動可能な付勢部材38と、を有して構成される。付勢部材38は、カム部材37が回転することによって中間転写ベルト6に対して近付く方向及び離れる方向に揺動する。付勢部材38は、二次転写ローラ9の軸受部材(図示せず)に当接して、二次転写ローラ9を中間転写ベルト6に向けて付勢することで、二次転写ベルト91(及び二次転写ローラ9)を中間転写ベルト6に当接させる。上記軸受部材は、転写枠体33に移動可能に支持されている。本実施例では、付勢部材38によって中間転写ベルト6に向かう方向への付勢が解除されると、二次転写ローラ9は自重(あるいは付勢手段)によって、従動ローラ92の回転軸線を中心として回動して、中間転写ベルト6から離れる方向に移動する。また、接離機構30は、二次転写ローラ9を当接位置に配置した状態で、記録材Pの厚さの違い、あるいは二次転写ローラ9の摩耗などによる二次転写部N2の圧力の変動を抑制するように、二次転写ローラ9(及び二次転写ベルト91)が付勢部材38による付勢方向に沿って中間転写ベルト6に向かう方向及びその反対方向に移動することを許容するように構成されている。つまり、本実施例では、二次転写ローラ9(及び二次転写ベルト91)は、中間転写ベルト6に対する当接圧を規制するように圧規制方式で配置されている。なお、二次転写ローラ9の支持構成や接離構成は、実施例1と同様の構成であってもよい。
画像形成動作の開始前は、図10及び図11に示すように、二次転写ベルト91は中間転写ベルト6から離間させられている。つまり、外側に二次転写ベルト91が設けられた二次転写ローラ9は、接離機構30により離間位置に配置されている。画像形成動作が開始されると、中間転写ベルト6の駆動ローラ62に駆動が入力され、中間転写ベルト6が回転する。次に、駆動ギア32に駆動が入力され、ジョイント部材31を介して二次転写ローラ9に駆動が入力されて、二次転写ローラ9が回転することで二次転写ベルト91が回転駆動される。次に、接離機構30のカム部材37が回転して、付勢部材38を図13中の矢印Fで示すように上方(中間転写ベルト6に近付く方向)に押し上げる。これにより、二次転写ローラ9は、付勢部材38によって図13中の矢印Gで示すように中間転写ベルト6に向かう方向に移動させられ、二次転写ベルト91を介して中間転写ベルト6に当接する。つまり、外側に二次転写ベルト91が設けられた二次転写ローラ9は、接離機構30により当接位置に配置される。
そして、画像形成動作が終了すると、接離機構30のカム部材37が回転して、付勢部材38による二次転写ローラ8の付勢が解除される。これにより、二次転写ベルト91は中間転写ベルト6から離間する。つまり、外側に二次転写ベルト91が設けられた二次転写ローラ9は、接離機構30により離間位置に戻される。その後、二次転写ベルト91(及び二次転写ローラ9)が離間位置に配置された状態で中間転写ベルト6と二次転写ベルト91の駆動が停止する。
このように、本実施例によれば、転写枠体33に回転動作のみ可能に支持された駆動ギア32から、移動可能な二次転写ローラ9に、ジョイント部材31を介して回転力が入力される。そのため、駆動ギア32への駆動入力による二次転写部N2の圧力の変動を抑制することができる。そして、駆動ギア32への駆動入力による負荷変動を受けずに安定して二転転写ローラ9を駆動することが可能となり、二次転写ベルト91を安定して駆動することが可能となる。
また、本実施例によれば、接離機構30により二次転写ベルト91を中間転写ベルト6に対して当接及び離間させたそれぞれの位置で二次転写ローラ9に回転力を入力することができる。そのため、接離機構30により二次転写ベルト91を中間転写ベルト6に対して当接及び離間させる際の中間転写ベルト6の負荷変動を抑制することが可能となる。
なお、本実施例においても、駆動ギア32に対する駆動入力構成は実施例1と同様である。したがって、本実施例においても、実施例1と同様、駆動モータ25などを搬送枠体20に設けることで、転写ユニット10の重量を低減することができる。また、ジョイント部材31と、搬送枠体20に設けられた揺動可能な駆動入力ギア21と、を組み合わせることで、二次転写ローラ9だけでなく、転写枠体33自体を中間転写ベルト6から離間させることができる。
以上説明したように、本実施例のように転写部材がローラと該ローラに巻き掛けられたベルトとで構成される構成の場合も、実施例1と同様の効果を得ることができる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、中間転写方式の画像形成装置における二次転写部に関して本発明を適用した。しかし、本発明は斯かる態様に限定されるものではなく、感光体から記録材に直接トナー像を転写する転写部に関しても適用でき、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
1 感光ドラム
6 中間転写ベルト
9 二次転写ローラ
10 転写ユニット
20 搬送枠体
21 駆動入力ギア
23 支持部
25 駆動モータ
30 接離機構
31 ジョイント部材
32 駆動ギア
6 中間転写ベルト
9 二次転写ローラ
10 転写ユニット
20 搬送枠体
21 駆動入力ギア
23 支持部
25 駆動モータ
30 接離機構
31 ジョイント部材
32 駆動ギア
Claims (15)
- トナー像を担持する回転可能な像担持体と、
前記像担持体に当接可能であり、前記像担持体との当接部を通過する記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる回転可能な転写部材と、
前記転写部材を前記像担持体に向けて付勢する付勢手段と、
前記付勢手段による付勢方向に沿って前記像担持体に向かう方向及びその反対方向に移動可能に前記転写部材を支持する支持体と、
前記転写部材を回転駆動するための回転力を発生する駆動源と、
前記駆動源からの回転力を前記転写部材に伝達するための回転可能な駆動部材と、
前記転写部材及び前記駆動部材に対する角度が変更自在となるように前記転写部材と前記駆動部材とを連結して前記駆動部材からの回転力を前記転写部材に伝達するジョイント部材と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記駆動部材は、前記付勢方向に関して前記支持体に対する相対位置が変化しないように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記駆動部材は、前記支持体に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記転写部材を前記付勢方向に沿って移動させて、前記転写部材を前記像担持体に当接する当接位置及び前記像担持体から離間する離間位置に配置することが可能な接離手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記ジョイント部材は、前記接離手段によって前記転写部材が前記当接位置及び前記離間位置のいずれに配置されている場合にも、前記駆動部材からの回転力を前記転写部材に伝達することが可能であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記接離手段は、前記転写部材が回転駆動されている状態で、前記像担持体に前記転写部材を当接させること、前記像担持体から前記転写部材を離間させること、又はこれらの両方を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記支持体を前記転写部材の回転軸線方向に交差する方向に移動可能に支持する枠体と、
前記駆動源からの回転力を前記駆動部材に入力する回転可能な駆動入力部材と、
を有し、
前記駆動入力部材は、前記支持体の前記転写部材の回転軸線方向に交差する方向への移動に伴って前記転写部材の回転軸線方向に交差する方向に移動可能に前記枠体に支持されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記駆動入力部材は、揺動可能に前記枠体に支持されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記駆動源は、前記枠体に支持されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
- 前記枠体は、当該画像形成装置の装置本体に対して引き出し可能であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記支持体は、前記枠体が前記装置本体から引き出される際に前記転写部材の回転軸線方向に交差する方向に沿って前記像担持体から離れる方向に移動することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、別の像担持体から一次転写されたトナー像を前記当接部で記録材に二次転写するために搬送する中間転写体であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記転写部材は、ローラで構成されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記転写部材は、ローラと前記ローラに巻き掛けられたベルトとで構成されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体との当接部に記録材が通過する際に前記像担持体に対する当接圧の変動が抑制されるように前記転写部材は自動的に位置が変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2019036935A JP2020140137A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020140137A true JP2020140137A (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72236342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019036935A Pending JP2020140137A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2020140137A (ja) |
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JP5298608B2 (ja) * | 2008-04-08 | 2013-09-25 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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2019
- 2019-02-28 JP JP2019036935A patent/JP2020140137A/ja active Pending
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