JP2020139166A - 耐放射線塩化ビニル樹脂組成物および耐放射線塩化ビニル樹脂組成物を含む可撓性ホースおよび可撓性チューブ - Google Patents

耐放射線塩化ビニル樹脂組成物および耐放射線塩化ビニル樹脂組成物を含む可撓性ホースおよび可撓性チューブ Download PDF

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Abstract

【課題】 軟質塩化ビニル樹脂組成物の、γ線の吸収線量がメガグレイのオーダーにおける放射線劣化を抑制する。当該樹脂組成物を用いて、放射線による劣化が抑制された可撓性ホースや可撓性チューブを提供する。
【解決手段】 耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、塩化ビニル樹脂100重量部と、可塑剤と、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有すると共に、γ線照射前のデュロA硬度が50HDA以上95HDA以下である。さらにフェニルエーテル系油脂1重量部以上15重量部以下を含有することが好ましい。また、さらに、安息香酸系可塑剤20重量部以上110重量部以下を含有することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線照射による劣化が抑制された耐放射線塩化ビニル樹脂組成物に関する。特に、可塑剤が添加された軟質な耐放射線塩化ビニル樹脂組成物に関する。また、本発明は、そのような耐放射線塩化ビニル樹脂組成物をホース壁に含む可撓性ホースに関する。また、本発明は、そのような耐放射線塩化ビニル樹脂組成物により形成された可撓性チューブに関する。
塩化ビニル樹脂は、汎用性が高く、多彩な用途に使用されている。特に可塑剤を含む塩化ビニル樹脂組成物は、柔軟で可撓性に富んでおり、種々のホース、例えば電気掃除機用ホースや各種産業用ホースのホース壁に使用することができる。
種々の樹脂組成物が、放射線に曝される環境下で使用されることがある。例えば、医療用機器に塩化ビニル樹脂が使用されると、放射線による滅菌作業の際に放射線照射を受ける。また、塩化ビニル樹脂が使用されたホース等が、医療用放射線施設等の配管に使用されると、放射線に曝される。一般に、塩化ビニル樹脂が放射線に曝されると、樹脂の強度や伸びといった物性が劣化し、塩化ビニル樹脂が使用された製品の寿命を縮めるので、放射線による劣化が抑制された塩化ビニル樹脂組成物が求められている。
特許文献1には、ジ(エチルヘキシル)フタレートを配合した耐放射線性ポリ塩化ビニル樹脂組成物が開示されている。この塩化ビニル樹脂組成物は、物性の低下及び変色が少なく医療用器具等の用途に適する。
また、特許文献2には、エポキシヘキサヒドロフタル酸エステル系可塑剤を配合した医療用放射線滅菌対応塩化ビニル樹脂組成物が開示されている。この塩化ビニル樹脂組成物は、放射線滅菌に対し優れた耐変色性を有する。
特開平05−051630号公報 特開2015−030773号公報
近年、原子力発電所や原子炉、燃料再処理工場、処分施設および関連施設において、可撓性ホースや可撓性チューブを使用したいとのニーズが高まってきた。一方、こうした施設においては、放射線の空間線量が高くなったり、積算線量が高くなったりすることがあるため、一般の可撓性ホースや可撓性チューブに使用されるような軟質樹脂は、すぐに放射線により劣化してしまい、使用に適さないと考えられてきた。
こうした原子力関連施設においては、吸収総線量として1MGy(メガグレイ)ないし5MGyといったレベルを想定する必要がある。ところが、従来の軟質塩化ビニル樹脂では、例えば、「JAERI−DATA/CODE 2003−015 高分子系材料の耐放射線特性とデータ集 49ページ データシートNo PVC−2」に示されるように、空気中で1MGy程度のガンマ(γ)線照射を受けるだけで、樹脂の引張り伸びが100%を大きく下回ってしまうなど、軟質樹脂としての特性劣化が著しい。そのため、このような高レベルの放射線に曝される環境で使用される可撓性ホースや可撓性チューブに対し、このような塩化ビニル樹脂を使用することは難しい。
また、特許文献1や特許文献2のような耐放射線性塩化ビニル樹脂組成物は、医療用の滅菌放射線の照射という、照射線量がごく限られた量である場合において、主に樹脂組成物の変色等を抑制するにとどまる技術である。そのため、これら特許文献の耐放射線性塩化ビニル樹脂組成物といえども、1MGyというオーダーの吸収線量の放射線被爆に対する強度や伸びといった物性低下の抑制をもたらすとは考えられていなかった。
すなわち、軟質塩化ビニル樹脂は、柔軟性や成形性等の汎用性には富むものの、1ないし数メガグレイというオーダーの、高レベルの吸収総線量の放射線に曝される環境においては、強度や伸びといった物性低下が著しく、原子力関連施設における可撓性ホースや可撓性チューブのような用途に使用できるものとは、およそ考えられていなかった。また、このような高レベルの吸収線量領域における塩化ビニル樹脂組成物の物性低下を抑制する手段もほとんど研究がなされていない。
本発明の目的は、軟質塩化ビニル樹脂組成物の、γ線の吸収線量がメガグレイのオーダーにおける放射線劣化を抑制することにある。また、本発明の他の目的は、放射線による劣化が抑制された可撓性ホースや可撓性チューブを提供することにある。
発明者は、鋭意検討の結果、カーボンブラックまたは黒鉛粉末を所定量配合すると、軟質塩化ビニル樹脂組成物の耐放射線性が高められることを知見し、本発明を完成させた。
本発明は、塩化ビニル樹脂100重量部と、可塑剤と、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有すると共に、γ線照射前のデュロA硬度が50HDA以上95HDA以下である、耐放射線塩化ビニル樹脂組成物である(第1発明)。
第1発明において、好ましくは、フェニルエーテル系油脂1重量部以上15重量部以下を含有する(第2発明)。また、第1発明または第2発明において、好ましくは、耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、安息香酸系可塑剤20重量部以上110重量部以下を含有する(第3発明)。
また、本発明は、第1発明ないし第3発明のいずれかの耐放射線塩化ビニル樹脂組成物をホース壁に含む可撓性ホースである(第4発明)。また、本発明は、第1発明ないし第3発明のいずれかの耐放射線塩化ビニル樹脂組成物により形成された可撓性チューブである(第5発明)。
本発明の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物(第1発明)は、ガンマ線の吸収線量がメガグレイのオーダーとなる高いレベルの放射線量であっても、樹脂の強度や伸びの劣化が抑制される。第2発明や第3発明では、劣化の抑制効果がより高められる。また、第4発明の可撓性ホースや第5発明の可撓性チューブは、ホース壁やチューブの耐放射線性が高められた可撓性ホースや可撓性チューブとなる。
本発明に関する可撓性ホースの構造を示す一部断面図である。
以下必要に応じ図面を参照しながら、発明の実施形態について説明する。発明は以下に示す個別の実施形態に限定されるものではなく、その形態を変更して実施することもできる。
第1実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、塩化ビニル樹脂100重量部と、可塑剤と、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有する。
塩化ビニル樹脂は特に限定されないが、平均重合度が1000以上5000以下であることが好ましく、平均重合度が2000以上3000以下であることが特に好ましい。塩化ビニル樹脂には各種官能基が導入されていてもよい。また、塩化ビニル樹脂は、塩化ビニルモノマー単独の重合体に限定されず、塩化ビニルモノマーと他のモノマー成分の共重合体やグラフト重合体であってもよい。また、塩化ビニルモノマーと他のモノマー成分の共重合体やグラフト重合体と、塩化ビニルモノマー単独の重合体とをブレンドして、本実施形態における塩化ビニル樹脂とすることもできる。
塩化ビニルモノマーと他のモノマー成分のグラフト重合体としては、例えば、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)を幹として、これに塩化ビニルをグラフト重合させたグラフト共重合体(積水化学工業株式会社からPVC−TGシリーズとして販売されている樹脂)や、アクリル樹脂を塩ビ樹脂に完全グラフト共重合化した樹脂(株式会社カネカからプリクトマーシリーズとして販売されている樹脂)などが例示できる。
耐放射線塩化ビニル樹脂組成物が、いわゆる軟質塩化ビニル樹脂となるように、可塑剤が配合されている。可塑剤の配合量は、後述する所定の硬度が得られるように調整すればよい。可塑剤の配合量は、典型的には、塩化ビニル樹脂100重量部に対し、可塑剤が20重量部以上200重量部以下、より好ましくは可塑剤が30重量部以上150重量部以下の範囲で調整される。
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、炭素の微粉末、すなわち、カーボンブラックまたは黒鉛粉末を含有する。カーボンブラックまたは黒鉛粉末の配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部に対し、カーボンブラックまたは黒鉛粉末が5重量部以上50重量部以下である。カーボンブラックの種類は特に限定されず、ファーネスブラックやチャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック等のカーボンが使用でき、これらの中から塩化ビニル樹脂中への分散性の良いものなどを選択して使用することができる。また、黒鉛粉末の種類も特に限定されず、人造系の黒鉛粉末や、粉末化された膨張化黒鉛などが使用できる。カーボンブラックと黒鉛粉末の両方を含有させてもよい。
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、例えば可撓性ホースのホース壁に使用するのに好適な程度の柔軟性を有し、その柔軟性の程度は、γ線を照射前する前にJIS K7215に準拠して測定して、デュロA硬度で50HDA以上95HDA以下である。この範囲の硬度であれば、いわゆる軟質塩化ビニル樹脂の範疇に入り、既存の設計による可撓性ホースへの応用がしやすい。
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物には、フェニルエーテル系油脂を配合することが好ましい。フェニルエーテル系油脂としては、ジフェニルエーテルやポリフェニルエーテルなどの油脂が使用できる。ジフェニルエーテルの中では、アルキルジフェニルエーテル系油脂が好ましく使用できる。フェニルエーテル系油脂には、アルキル基以外の官能基が導入されていてもよい。アルキルジフェニルエーテル系油脂としては、例えば株式会社MORESCOからハイラッドの商品名で潤滑油やグリースとして販売されている型番RA−100の油脂や型番RA−15の油脂が例示される。また、ポリフェニルエーテル系の油脂としては、例えば株式会社MORESCOからハイラッドの商品名で販売されている型番RP−42Rの油脂が例示される。これらフェニルエーテル系油脂は、塩化ビニル樹脂100重量部に対し、1重量部以上15重量部以下が配合されることが好ましい。
可塑剤として、安息香酸系可塑剤が、塩化ビニル樹脂100重量部に対し、20重量部以上110重量部以下含まれるように配合することが好ましい。安息香酸系可塑剤を30重量部以上100重量部以下となるように配合することが、より好ましい。また、安息香酸系可塑剤が、安息香酸エステルを含む、安息香酸エステル系可塑剤であることが好ましい。安息香酸系可塑剤に含まれる安息香酸エステルの例としては、ジエチレングリコールジベンゾアート,ジプロピレングリコールジベンゾアート,1−4−シクロヘキセンジメタノールジベンゾアートが例示される。安息香酸系可塑剤としては、例えばDIC株式会社からモノサイザーの製品名で販売されている型番PB−3Aの可塑剤や型番PB−3の可塑剤や、株式会社ジェイ・プラスの型番JP120の可塑剤や、イーストマンケミカル社の製品名BENZOFLEXで販売されている型番9−88の可塑剤が例示される。
可塑剤として、フタル酸エステル系可塑剤(DOP等)などの公知の可塑剤を使用してもよく、上記安息香酸系可塑剤と他の可塑剤を併用してもよい。
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物には、配合成分の分散性を高めるためや取り扱い性を高めるため、あるいは特定の特性を高めるためといった種々の目的で、他の成分を配合してもよい。例えば、材料の安定性・特に熱安定性を高めるために、公知の安定剤や熱安定剤を配合してもよい。同様に、老化防止剤や加工助剤や滑剤、顔料等を配合してもよい。
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、公知の塩化ビニル樹脂組成物の製造方法により得ることができる。すなわち、ベースとなる塩化ビニル樹脂に対し、配合する成分を順次加えてながら練りロールなどによって均一に成分を分散させて目的とする塩化ビニル樹脂組成物を得ることができる。各成分の混練の難しさに応じて、必要に応じマスターバッチなどを使用してもよい。
図1には、上記第1実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物によって、ホース壁2を構成した可撓性ホース1を示す。図1では上側半分を断面図で、下側半分を外観で示している。本実施形態では、ホース壁2は螺旋をなすじゃばら状に形成されている。また、可撓性ホース1は、硬鋼線製の螺旋状補強体3がホース壁2に埋入されて構成されている。このホースは適度な可撓性を有し、各種配管等に使用できる。なお、補強体3の材料は他の材料でもよく、補強体3がホース壁2に一体化される形態も、埋入形態の他、ホース壁の内周や外周に接着一体化するような形態であってもよい。このような可撓性ホース1は公知のホース製造方法により製造できる。
また、上記第1実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物によって、可撓性チューブを形成することもできる。可撓性チューブは、典型的には円筒状のチューブ壁を有し、チューブ壁が耐放射線塩化ビニル樹脂組成物によって形成される。このような可撓性チューブは典型的には押出成型により製造される。このような可撓性チューブは適度な可撓性を有しており、各種配管等に使用できる。
また、上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、例えば、電線の被覆等の、軟質塩化ビニル樹脂が利用される他の用途に応用することもできる。また、上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物に対し、硫酸バリウムやタングステン、鉛などの遮蔽材料を配合して、放射線遮蔽性能を有する樹脂組成物にして、軟質シートや軟質カバーに成形して使用することもできる。
上記実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物の作用及び効果について説明する。上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、塩化ビニル樹脂100重量部と、可塑剤と、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有するので、吸収線量がメガグレイのオーダーとなる高いレベルの放射線(γ線)に曝されても、樹脂の強度や伸びの劣化が抑制される。
また、上記実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物の中でも、耐放射線特性がより高いものにおいては、例えば、γ線の吸収線量が3MGyに達しても、伸びが100%程度を維持できる。このような特性は、高レベルの放射線に曝される環境下で使用される可撓性ホースへの使用に特に適している。
合成樹脂、特に軟質塩化ビニル樹脂における放射線劣化時の分子構造の変化については以下のようなメカニズムが考えられる。第1に、γ線の照射により可塑剤成分が破壊・分解したりブリードアウトすることにより、軟質塩化ビニル樹脂の柔軟性が損なわれて、樹脂の強度や伸びが劣化するメカニズムが考えられる。第2に、γ線の照射により、塩化ビニル樹脂の高分子同士が互いに架橋点を持つようになり、樹脂が硬化してもろくなって、樹脂の強度や伸びが劣化するメカニズムが考えられる。第3に、塩化ビニル樹脂の架橋が進行するにしたがって、樹脂が可塑剤を内部に保持できなくなり、可塑剤が樹脂の外部にブリードアウトしてしまい、樹脂の硬化が促進されて、樹脂の強度や伸びが劣化するメカニズムが考えられる。
塩化ビニル樹脂100重量部に対し、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有させることにより、放射線に曝された際の樹脂の強度や伸びの劣化が抑制されるメカニズムの詳細は不明であるが、カーボンブラックや黒鉛が、樹脂組成物中で放射線を吸収することで、上記第1の劣化メカニズムであるγ線の照射による可塑剤成分の分解を抑制することに貢献し、樹脂の強度や伸びの劣化がより抑制されるものと推測される。
また、塩化ビニル樹脂100重量部に対し、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有させれば、カーボンブラックや黒鉛粉末が、塩化ビニル樹脂の高分子鎖間の架橋を阻害するように働いて、上記第2及び第3の劣化メカニズムが抑制されることに貢献し、樹脂の強度や伸びの劣化が抑制される。樹脂の強度や伸びの劣化抑制効果をより高めるという観点から、塩化ビニル樹脂100重量部に対する、カーボンブラックまたは黒鉛粉末の配合量は、10重量部以上であることが好ましく、20重量部以上であることが特に好ましい。
また、塩化ビニル樹脂の高分子間の架橋をより効果的に阻害して、樹脂の強度や伸びの劣化を抑制するという観点からは、黒鉛粉末を含有させることがより好ましい。
また、上記実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物において、さらに、フェニルエーテル系油脂を1重量部以上15重量部以下配合することにより、塩化ビニル樹脂組成物の中でフェニルエーテル系油脂が可塑剤の一種としても機能して、樹脂の柔軟性を高めると共に、樹脂の強度や伸びの劣化がより抑制される。
フェニルエーテル系油脂はベンゼン環を有しており、γ線の照射に対して比較的分解しにくいので、上記第1の劣化メカニズムであるγ線照射による可塑剤成分の分解を抑制することに貢献し、このような効果が生ずると推測される。
また、フェニルエーテル系油脂が安息香酸系可塑剤と併用される場合、フェニルエーテル系油脂は、安息香酸系可塑剤よりも、塩化ビニル樹脂から抜け出しやすい。そのため、上記塩化ビニル樹脂組成物においては、安息香酸系可塑剤よりもフェニルエーテル系油脂がブリードアウトしやすく、当該樹脂組成物の成形品表面により多くのフェニルエーテル系油脂が存在することになりやすい。これにより、γ線照射に対して分解しにくいフェニルエーテル系油脂が成形体表面でいわば防護膜のようにγ線を受けて、内成形体内部の塩化ビニル樹脂の架橋の進行や他の可塑剤の分解を遅らせるように働くのではないかと推察する。すなわち、フェニルエーテル系油脂は上記第2の劣化メカニズムや第3の劣化メカニズムの抑制にも貢献する。
フェニルエーテル系油脂自体のγ線に対する耐分解性を高める観点からは、フェニルエーテル系油脂を構成する高分子の中で、分子中のベンゼン環部分が占める割合が大きくなるように、フェニルエーテル系油脂の選択を行うことがより好ましい。また、塩化ビニル樹脂に比較的配合しやすくγ線への耐性が高いという観点から、フェニルエーテル系油脂はアルキルジフェニルエーテル系油脂もしくはポリフェニルエーテル系油脂であることがより好ましい。
また、上記実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物において、さらに、安息香酸系可塑剤20重量部以上110重量部以下を含有させることにより、放射線照射に対する樹脂の強度や伸びの劣化がより抑制される。放射線に曝された際の樹脂の強度や伸びの劣化が、安息香酸系可塑剤により抑制されるメカニズムの詳細は不明であるが、ベンゼン環を有する安息香酸系可塑剤が、γ線照射に対する耐分解性が高いため、上記第1の劣化メカニズムであるγ線の照射による可塑剤成分の分解を抑制することに貢献し、樹脂の強度や伸びの劣化がより抑制されるものと推測される。安息香酸系可塑剤自体のγ線に対する耐分解性を高める観点からは、安息香酸系可塑剤を構成する高分子の中で、分子中のベンゼン環部分が占める割合が大きくなるように、安息香酸系可塑剤の選択や可塑剤中の安息香酸エステル成分の選択を行うことがより好ましい。
そして、上記実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物を用いて、当該耐放射線塩化ビニル樹脂組成物がホース壁に含まれるように可撓性ホースを構成すれば、吸収線量がメガグレイのオーダーの高レベルなγ線照射を受ける環境下でも、一定の強度や柔軟性を維持可能な可撓性ホースが得られる。このような可撓性ホースは、原子力施設や廃炉作業の現場などにおいて有用である。なお、耐放射線塩化ビニル樹脂組成物をホース壁に用いる形態は、ホース壁全体を耐放射線塩化ビニル樹脂組成物で構成する形態であってもよいし、金属箔や他のフィルム状素材、膜状素材と共に、積層構造のホース壁の一部の層を構成する材料として耐放射線塩化ビニル樹脂組成物を使用する形態であってもよい。
同様に、上記実施形態の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物により形成された可撓性チューブは、吸収線量がメガグレイのオーダーの高レベルなγ線照射を受ける環境下でも、一定の強度や柔軟性を維持可能となる。なお、こうした可撓性チューブに補強体を一体化したり、他の材料からなる層を設けてもよい。
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物のγ線照射に対する耐放射線特性を、以下の実施例により例示する。
各実施例や参考例の配合例やγ線照射前後の物性変化を表1ないし表3に示す。
各実施例、参考例の配合の塩化ビニル樹脂組成物を、配合成分が均一に分散するように、それぞれロールによって混練りし、調製した。なお、表中の配合の単位はいずれも重量部である。以下、表中の配合材料について説明する。
(塩化ビニル樹脂)
塩化ビニル樹脂(PVC)の種類は以下のとおりである。
PVC(2500)とあるのは、平均重合度2500のポリ塩化ビニル樹脂のことであり、()内の数値は平均重合度を表している。
プリクトマーGXは、塩化ビニルモノマーと他のモノマー成分のグラフト重合体の一種であり、アクリル樹脂を塩ビ樹脂に完全グラフト共重合化した樹脂である。この樹脂は、株式会社カネカからプリクトマーシリーズとして販売されている。
(可塑剤)
可塑剤の種類は以下のとおりである。
DOPは、フタル酸ジオクチルである。
PB−3Aは、安息香酸系可塑剤であり、DIC株式会社からモノサイザーの製品名で販売されている。
(フェニルエーテル系油脂)
フェニルエーテル系油脂の種類は以下のとおりである。
ハイラッドRA−15,RA−100は、アルキルジフェニルエーテル系油脂であり、株式会社MORESCOから潤滑油やグリースとして販売されている。
(炭素粉末)
カーボンブラックまたは黒鉛粉末の種類は以下のとおりである。
CB(アセチレン)は、アセチレンブラックである。デンカ株式会社からデンカブラックHS−100として販売されている比較的大径のカーボンブラックである。
CB#960は、熱分解法カーボンブラックであり、三菱化学株式会社から#960の型番で販売されている比較的小径のカーボンブラックである。
黒鉛WF−7は、富士黒鉛工業株式会社から販売されている膨張化黒鉛である。
(その他配合剤)
熱安定化剤としてESO(エポキシ化大豆油)を配合する。
安定剤としてバリウム/亜鉛系安定剤を配合する。
加工助剤としてポリエステル系加工助剤を配合する。
滑剤としてステアリン酸を配合する。
それぞれの実施例参考例の塩化ビニル樹脂組成物によって、引張り試験用の5号形ダンベルを作成し、γ線の照射前後で、樹脂の硬度測定及び引張り試験を行い、機械的特性を測定した。なお、樹脂硬度の測定は、JIS K7215に準拠するデュロメータにより、デュロA硬度の測定を行った。
(引張り試験)
JIS K7161に準拠し、所定のダンベルに、引っ張り速度200mm/minの速度で伸び変形を与え、引張最大応力、引張100%モジュラス(引張100M)、引張伸びを測定した。
(γ線照射)
γ線に曝された後の物性を測定すべきサンプル(ダンベル)に対し、γ線の照射を行った。γ線の照射は、照射線源としてコバルト60を用い、線量率が8.35kGy/hとなるように、大気中、室温でγ線照射を行った。
表1および表2に記載されたサンプルに対しては、吸収線量が3MGyとなるように約360時間のγ線照射を行い、表3に記載されたサンプルに対しては、吸収線量が2MGyとなるように約240時間のγ線照射を行った。
以下、試験結果について概括する。
いずれの実施例、参考例とも、γ線照射前には軟質塩化ビニル樹脂組成物として好ましい硬度や強度、伸びを有している。
表3によれば、カーボンブラックもしくは黒鉛粉末が配合された各実施例(実施例9、実施例10)において、2MGy照射後の引っ張り伸びの残率が、参考例2に対し、大きく改善されていることがわかる。すなわち、カーボンブラックや黒鉛粉末の5重量部程度の配合から、耐放射線特性の向上が認められることがわかる。
表1及び表2によれば、以下のことがわかる。
実施例1のように、カーボンブラックや黒鉛粉末が配合されれば、可塑剤としてDOPを使用した場合であっても、3MGy照射後にも、引張伸びが100%程度を維持できる。これは、DOPを含有する塩化ビニル樹脂組成物としてはかなり高いレベルの耐放射線特性である。また、実施例2ないし実施例7のように、カーボンブラックや黒鉛粉末と、安息香酸系可塑剤を併用すれば、3MGy照射後にも、引張伸びが150%程度もしくはそれ以上を維持でき、より高いレベルの耐放射線特性となる。
また、参考例1と、実施例3ないし実施例7を対比するとわかるように、これら実施例では3MGy照射後の引張伸びの残率がかなり改善している。また、実施例3と実施例4を対比すると、カーボンブラックを25重量部を越えて50重量部程度配合することにより、3MGy照射後の引張強度(引張最大応力)の残率が向上していることが認められ、カーボンブラックや黒鉛粉末の25重量部、好ましくは35重量部を超える大量配合が、放射線照射後の引張強度の維持に効果的であることがわかる。
また、表2に示したこれら実施例のように、カーボンブラックもしくは黒鉛粉末と、フェニルエーテル系油脂を併用することにより、引張強度の残率と、引張伸びの残率をバランスよく向上できることがわかる。
また、実施例3、実施例6、実施例7を比べてわかるように、黒鉛粉末を配合した実施例7は、3MGy照射後の引張伸びの残率が70%を超えており、黒鉛粉末の添加がγ線3MGy照射後の引張伸びの維持に特に効果的であることがわかる。
また、表2に示した参考例1と各実施例については、吸収線量3MGyのγ線照射後に、各サンプルをTHF(テトラヒドロフラン)に浸漬し、試料が溶解するかどうか、どの程度膨潤するかを試験した。カーボンブラックや黒鉛の配合がない参考例1では、γ線照射後のサンプルは実質的に不溶であった。すなわち、参考例1では塩化ビニル樹脂の高分子鎖がγ線の照射によって互いに架橋してしまい、溶剤には溶けなくなったことを意味している。一方、カーボンブラックや黒鉛粉末が配合された実施例3ないし実施例8では、γ線照射後のサンプルはTHFに対し少し溶け出す「微溶解」との結果となった。すなわち、カーボンブラックや黒鉛粉末が配合されることにより、塩化ビニル樹脂の高分子鎖が架橋してしまうことが抑制された。
Figure 2020139166
Figure 2020139166
Figure 2020139166
上記耐放射線塩化ビニル樹脂組成物は、例えば可撓性ホースや可撓性チューブに使用でき、放射線に曝される環境下で使用できて、産業上の利用価値が高い。
1 可撓性ホース
2 ホース壁
3 螺旋状補強体
本発明は、塩化ビニル樹脂100重量部と、安息香酸系可塑剤30重量部以上100重量部以下と、カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有すると共に、γ線照射前のデュロA硬度が50HDA以上95HDA以下であり、γ線の吸収量が3MGyに達した際の伸びが100%以上である耐放射線塩化ビニル樹脂組成物である(第1発明)。
第1発明において、好ましくは、フェニルエーテル系油脂1重量部以上15重量部以下を含有する(第2発明)
また、本発明は、第1発明または請求項2の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物をホース壁に含む可撓性ホースである(第発明)。また、本発明は、第1発明または請求項2の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物により形成された可撓性チューブである(第発明)。
本発明の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物(第1発明)は、ガンマ線の吸収線量がメガグレイのオーダーとなる高いレベルの放射線量であっても、樹脂の強度や伸びの劣化が抑制される。第2発明では、劣化の抑制効果がより高められる。また、第発明の可撓性ホースや第発明の可撓性チューブは、ホース壁やチューブの耐放射線性が高められた可撓性ホースや可撓性チューブとなる。

Claims (5)

  1. 塩化ビニル樹脂100重量部と、
    可塑剤と、
    カーボンブラックまたは黒鉛粉末5重量部以上50重量部以下を含有する
    と共に、
    γ線照射前のデュロA硬度が50HDA以上95HDA以下である、
    耐放射線塩化ビニル樹脂組成物。
  2. フェニルエーテル系油脂1重量部以上15重量部以下を含有する
    請求項1に記載の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物。
  3. 安息香酸系可塑剤20重量部以上110重量部以下を含有する請求項1または請求項2に記載の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物をホース壁に含む可撓性ホース。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の耐放射線塩化ビニル樹脂組成物により形成された可撓性チューブ。
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