JP2020138754A - インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法 - Google Patents

インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法 Download PDF

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恒 相澤
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Katsumi Kameda
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Abstract

【課題】ガスバリア性を有するとともに、リクローズすることができ、ラベルの配置位置を安定させることが可能な、インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法を提供する。【解決手段】インモールドラベル容器10は、ガスバリア性をもつラベル4と、ラベル4と一体に形成された射出樹脂部8と、を備えている。射出樹脂部8は、胴部11と、底部12と、フランジ部13と、筒状部14と、を有している。ラベル4は、胴部11に対応する位置に設けられた胴部ラベル4aと、底部12に対応する位置に設けられた底部ラベル4bと、胴部ラベル4aおよび底部ラベル4bを互いに連結する連結ラベル4cとを有している。筒状部14には蓋体20の内ねじ25に嵌合する外ねじ15が設けられている。【選択図】図2

Description

本開示は、インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法に関する。
従来より、薬品、化粧品またはジャム製品等の食料品を収容する容器として、透明性およびガスバリア性が高いガラス瓶が多く用いられている。例えば、特許文献1には、口部と、口部から下方に連続する肩部と、肩部から下方に連続する直胴部と、直胴部から下方に連続する裾部を有する形状の、いわゆる広口のガラス瓶が開示されている。
一方、このようなガラス瓶は、重量が重く、かつ割れやすいといった問題や、廃棄が面倒であるといった問題があり、軽量かつ割れにくく、廃棄が容易であるプラスチック容器が求められている。
このようなプラスチック容器としては、外周面を形成するラベルを有し、射出成形により成形された容器(いわゆるインモールドラベル容器)が知られている(例えば、特許文献2)。特許文献2に示す容器は、胴部と、胴部上端に設けられたフランジ部と、胴部下端に設けられた底部とを有している。またフランジ部には、中身を密閉するために上部から蓋材がシールされており、飲料の場合は蓋材にストローを挿して飲用し、菓子・スナックの場合はイージーピールの蓋材を開封して食べることが一般的である。また、外部からの埃よけとしてオーバーキャップがフランジ上部に嵌合することもある。
特開2008−195446号公報 特開2014−094776号公報
しかしながら、一般的にプラスチック容器では、ガラス瓶に比べてガスバリア性が十分ではない。このため、ガスバリア性を高めることにより内容物の賞味期限を延ばす手法が求められている。
また、特許文献2に示す容器では、中身を残してしまった際に、例えば車や電車での移動時や容器をかばんに入れて持ち運ぶ際などに、飲料の場合は、ストローの挿し口から中身が漏れたり、菓子・スナックの場合は、蓋が外れ中身が散乱してしまうといった、使用性や保管性が課題となっている。さらに、特許文献2に示す容器では、ラベルの配置位置を常に安定させることが求められている。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、ガスバリア性を有するとともに、リクローズすることができ、ラベルの配置位置を安定させることが可能な、インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法を提供することを目的とする。
一実施の形態によるインモールドラベル容器は、天面部と、前記天面部の下端周縁に設けられた側面部と、前記側面部の内周面に設けられた第1嵌合部とを有する蓋体が装着される、カップ状のインモールドラベル容器において、ガスバリア性をもつラベルと、前記ラベルと一体に形成され、胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部と、前記胴部の上方に設けられたフランジ部と、前記フランジ部の上方に設けられた筒状部と、を有する射出樹脂部と、を備え、前記ラベルは、前記胴部に対応する位置に設けられた胴部ラベルと、前記底部に対応する位置に設けられた底部ラベルと、前記胴部ラベルおよび前記底部ラベルを互いに連結する連結ラベルとを有し、前記筒状部には前記蓋体の前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部が設けられている、インモールドラベル容器である。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記ラベルは、前記胴部ラベルを複数有するとともに前記連結ラベルを複数有し、各々の前記胴部ラベルは、互いに異なる前記連結ラベルを介して、それぞれ前記底部ラベルに連結されていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記胴部ラベルのうち、前記連結ラベルの両側に位置する部分に、それぞれ切欠部が形成されていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記射出樹脂部は、前記底部の周縁から下方に突出する脚部を更に有し、前記脚部は、前記連結ラベルと重なる位置には形成されていなくてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記射出樹脂部は、前記底部の周縁から下方に突出する脚部を更に有し、前記脚部は、前記底部の前記周縁の全周にわたって形成され、前記連結ラベルの少なくとも一部は、前記脚部に覆われていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記胴部の内面に、径方向内方に突出する、前記インモールドラベル容器用の第1スタックリブが設けられていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記第1スタックリブは、前記胴部の内面の全周にわたって形成されていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記第2嵌合部は、前記蓋体の前記第1嵌合部と嵌合するネジ構造または打栓構造を有していてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記射出樹脂部の内側に設けられ、ガスバリア性をもつシート成形体を更に備えていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記シート成形体の内面に、径方向内方に突出する、前記インモールドラベル容器用の第2スタックリブが設けられていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記第2スタックリブは、前記シート成形体の内面の全周にわたって形成されていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記シート成形体は、外面側から内面側に向かって突出するように形成された、前記シート成形体用の第3スタックリブを有し、前記射出樹脂部は、前記第3スタックリブを前記内面側に向かって押圧した状態で固化されていてもよい。
一実施の形態によるインモールドラベル容器において、前記第3スタックリブは、前記シート成形体の内面の全周にわたって形成されていてもよい。
一実施の形態による蓋体付インモールドラベル容器は、本実施の形態によるインモールドラベル容器と、前記蓋体と、を備える、蓋体付インモールドラベル容器である。
一実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法は、ガスバリア性をもち、胴部ラベルと、底部ラベルと、前記胴部ラベルおよび前記底部ラベルを互いに連結する連結ラベルとを有するラベルと、前記ラベルと一体に形成され、胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部と、前記胴部の上方に設けられたフランジ部と、前記フランジ部の上方に設けられた筒状部と、を有する射出樹脂部と、を備えるインモールドラベル容器を、キャビティ側金型とコアとを含む金型組立体を用いて製造するインモールドラベル容器の製造方法において、前記キャビティ側金型は、胴部対応部分と底部対応部分とを有し、前記キャビティ側金型の前記胴部対応部分に前記胴部ラベルが接触し、前記底部対応部分に前記底部ラベルが接触するように、前記キャビティ側金型に前記ラベルを装着する工程と、前記キャビティ側金型内に前記コアを装着するとともに、前記キャビティ側金型上部に横方向にスライド可能なスライド金型を装着する工程と、前記キャビティ側金型と、前記コアと、前記スライド金型との間の空間に、前記胴部ラベルを前記キャビティ側金型の前記胴部対応部分に対して押し付けるとともに、前記底部ラベルを前記キャビティ側金型の前記底部対応部分に対して押し付けるよう射出樹脂を射出する工程とを備え、前記キャビティ側金型と前記コアとの間で前記胴部を形成し、前記キャビティ側金型と前記スライド金型との間で前記フランジ部を形成し、前記コアと前記スライド金型との間で前記筒状部を形成する、インモールドラベル容器の製造方法である。
一実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法において、前記コアにシート成形体を装着する工程を更に備え、前記射出樹脂を射出する工程において、前記キャビティ側金型と、前記コアと、前記スライド金型との間の空間に、前記シート成形体を前記コアに対して押し付けるよう前記射出樹脂を射出してもよい。
本開示によれば、ガスバリア性を有するとともに、リクローズすることができ、ラベルの配置位置を安定させることが可能な、インモールドラベル容器、蓋体付インモールドラベル容器およびインモールドラベル容器の製造方法を提供することができる。
図1は、第1の実施の形態による蓋体付インモールドラベル容器を示す分解正面図である。 図2は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す垂直断面図(図1のII-II線断面図)である。 図3は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す平面図である。 図4は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す斜視図であって、インモールドラベル容器を底部側から見た斜視図である。 図5は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器のラベルを示す展開図である。 図6は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器のラベルに用いられる積層体の一例を示す側断面図である。 図7は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器のシート成形体を示す垂直断面図である。 図8は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器のシート成形体を示す平面図である。 図9は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す拡大図(図2のIX部に対応する拡大図)である。 図10Aは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器のシート成形体に用いられる積層体の一例を示す側断面図である。 図10Bは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器のシート成形体に用いられる積層体の他の例を示す側断面図である。 図11は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図である。 図12は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図である。 図13は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図である。 図14Aは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図(図13のXIVA部に対応する拡大図)である。 図14Bは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図(図14Aに対応する拡大図)である。 図15Aは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図である。 図15Bは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図である。 図15Cは、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の製造方法を示す図である。 図16は、第1の実施の形態による蓋体付インモールドラベル容器の変形例(第1変形例)を示す垂直断面図であって、第1嵌合部および第2嵌合部を示す拡大図である。 図17は、第1の実施の形態によるインモールドラベル容器の変形例(第2変形例)を示す垂直断面図である。 図18は、第2の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す斜視図であって、インモールドラベル容器を底部側から見た斜視図である。 図19は、第2の実施の形態によるインモールドラベル容器のラベルを示す展開図である。 図20は、第3の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す斜視図であって、インモールドラベル容器を底部側から見た斜視図である。 図21は、第3の実施の形態によるインモールドラベル容器を示す垂直断面図(図20のXXI-XXI線断面図を上下反転させた断面図)である。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して第1の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。なお、本実施の形態において、「上方」「上端」「下方」「下端」とは、図1に示すように蓋体付インモールドラベル容器10Aのインモールドラベル容器10の底部12を下向きにして蓋体付インモールドラベル容器10Aを載置した場合における、「上方」「上端」「下方」「下端」を意味する。
まず、図1により本開示による蓋体付インモールドラベル容器10Aについて説明する。
本開示による蓋体付インモールドラベル容器10Aは、ラベル4の内面に射出樹脂8a(図14A参照)を射出することにより得られるカップ状のインモールドラベル容器10と、このインモールドラベル容器10に装着される蓋体20とを備えている。
このうち蓋体20は、天面部21と、天面部21の下端周縁に設けられた側面部22と、側面部22の内周面に設けられた内ねじ(第1嵌合部)25とを有している。
図2に示すように、インモールドラベル容器10は、ラベル4と、ラベル4と一体に形成された射出樹脂部8と、を備えている。また、インモールドラベル容器10は、射出樹脂部8の内側に設けられたシート成形体3を更に備えている。上述した射出樹脂部8は、ラベル4とシート成形体3との間に介在されている。
まず、射出樹脂部8について説明する。
図1および図2に示すように、射出樹脂部8は、胴部11と、胴部11の下方に設けられた底部12と、胴部11の上方に設けられたフランジ部13と、フランジ部13の上方に設けられた筒状部14と、を有している。
このうち、胴部11は、上方(筒状部14側)から下方(底部12側)に向けて徐々に縮径する円筒形状を有している。しかしながら、これに限られるものではなく、胴部11が四角形筒形状や八角形筒形状等の多角形筒形状を有していても良い。また、胴部11の内面に、径方向内方に突出する突起部11aが形成されている。本実施の形態では、突起部11aは、上述したシート成形体3のスタックリブ35を支持する役割を果たす。図3に示すように、この突起部11aは、胴部11の内面の全周にわたって形成されている。
また、底部12は、平面視略円形状を有している。図2に示すように、底部12の周縁近傍は、断面視において丸みを帯びている。また、底部12は、中央に位置し、上方へ突出する円形状の突出部121を有している。また、突出部121の中央には、後述するキャビティ側金型52のゲート524aに対応する凹部122が形成されている。
図2および図3に示すように、フランジ部13は、平面視略円環形状を有しており、胴部11の上端から側方に向けて水平に突出している。このフランジ部13は、胴部11の上端の全周にわたって形成されている。
筒状部14は、フランジ部13の内端から上方へ向かって延びており、円筒形状を有している。この筒状部14の外周面には、蓋体20の内ねじ(第1嵌合部)25に嵌合する外ねじ(第2嵌合部)15が設けられている。また、この筒状部14の上端には、平面視円環形状を有する環状リブ14aが設けられている。この環状リブ14aは、筒状部14の上端から側方に向けて水平に突出している。
また、図1、図2および図4に示すように、射出樹脂部8は、底部12の周縁から下方に突出する2つの脚部12aを更に有している。2つの脚部12aは、それぞれ平面視円弧形状を有し、底部12の周縁に沿って形成されている。これらの脚部12aは、ラベル4の後述する連結ラベル4cと重なる位置には形成されていない。すなわち、2つの脚部12aは、互いに離間して配置され、ラベル4の連結ラベル4cは、2つの脚部12aの間を通過している。このため、ラベル4の連結ラベル4cは、全体が外方に露出するように形成されている。
このような射出樹脂部8を形成する射出樹脂8aの材料としては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を用いることができる。
次に、ラベル4について説明する。
図1、図2および図4に示すように、ラベル4は、胴部11に対応する位置に設けられた胴部ラベル4aと、底部12に対応する位置に設けられた底部ラベル4b(図2および図4参照)と、胴部ラベル4aおよび底部ラベル4bを互いに連結する連結ラベル4cとを有している。胴部ラベル4a、底部ラベル4bおよび連結ラベル4cは一体に形成されている。このようなラベル4は、後述する積層体24を、抜き刃やレーザー等により打ち抜くことによって作製することができる。また、ラベル4は、全体としてガスバリア性を有している。なお、本明細書中、「ガスバリア性」とは、少なくとも酸素バリア性を意味しているが、酸素バリア性に加え、水蒸気バリア性であっても良い。
図4および図5に示すように、ラベル4は、胴部ラベル4aを複数有するとともに連結ラベル4cを複数有し、各々の胴部ラベル4aは、互いに異なる連結ラベル4cを介して、それぞれ底部ラベル4bに連結されている。本実施の形態では、ラベル4は、2つの胴部ラベル4aを有するとともに、2つの連結ラベル4cを有している。図5に示すように、2つの胴部ラベル4aは、ラベル4を展開させた際に180°ずつ等配となるように配置されている。同様に、2つの連結ラベル4cは、ラベル4を展開させた際に180°ずつ等配となるように配置されている。
各々の胴部ラベル4aは、それぞれ扇形状をなしており、各々の胴部ラベル4aの両端部4d、4eの上方および下方の角部はそれぞれ切り欠かれている。
各々の胴部ラベル4aの円周方向の長さは、後述するキャビティ側金型52に、一方の胴部ラベル4aの端部4dと他方の胴部ラベル4aの端部4dとを突き合わせるとともに、一方の胴部ラベル4aの端部4eと他方の胴部ラベル4aの端部4eとを突き合わせて装着した際に、突き合わされた両端部4d同士、および両端部4e同士の間に、それぞれ、幅が0.6〜1.5mm程度の隙間が生じる程度の長さであることが好ましい。このような胴部ラベル4aを形成することにより、射出成形によりインモールドラベル容器10を成形する際に、ラベル4の重なりや、めくれ、しわなどの不良が発生することを抑制することができる。このため、スムーズに射出樹脂8aを注入することができ、ラベル4と射出樹脂8aとを容易に一体化させることができる。なお、この場合、図4に示すように、インモールドラベル容器10において、各端部4d同士(および各端部4e同士(図示せず))が重なり合うことはなく、胴部ラベル4a間に隙間が形成される。
図4および図5に示すように、底部ラベル4bは、略円形状を有している。また底部ラベル4bの中央には、射出樹脂8aを射出するためのゲート穴5が形成されている。
連結ラベル4cは、上述したように、胴部ラベル4aおよび底部ラベル4bを互いに連結している。この連結ラベル4cは、図4に示すように、射出樹脂部8の胴部11の一部および底部12の一部を覆うように、底部12の周縁に沿って折り曲げられている。このような連結ラベル4cの幅W(図5参照)は、底部ラベル4bの半径よりも小さくなっている。具体的には、連結ラベル4cの幅Wは、射出樹脂部8の底部12の直径にもよるが、例えば5mm以上15mm以下程度であってもよい。連結ラベル4cの幅Wが5mm以上であることにより、連結ラベル4cの強度を向上させることができる。このため、射出成形時に、連結ラベル4cが射出樹脂8aの圧力により破断してしまうことを効果的に抑制することができる。また、連結ラベル4cの幅Wが15mm以下であることにより、折り曲げられた連結ラベル4cにしわが発生してしまうことを抑制することができる。
また、上述したように、本実施の形態による連結ラベル4cは、全体が外方に露出するように形成されている。これにより、ラベル4を構成する後述する積層体24に絵柄、文字などの印刷層が設けられていた場合に、インモールドラベル容器10の意匠性を高めることができる。
このようなラベル4は、透明な積層体や、アルミニウム箔もしくはアルミニウムやシリカ等が蒸着されたPETで形成することができる。また、意匠性を高めるために一部に絵柄、文字などの印刷層を設けることができる。ラベル4に用いる積層体の代表的な構成例として、以下のような構成が挙げられる。
すなわち、図6に示すように、ラベル4に用いられる積層体24は、(i)射出樹脂8aとの接着層24aと、(ii)ガスバリア層24bと、(iii)印刷基材層24cとから成る。これら各層24a、24b、24cは、それぞれ独立して製膜し接着剤を介して貼合(ドライラミネーション)するか、または、その一部もしくは全層を溶融押出(EC、共押出)することで形成することもできる。また、用途・目的に応じて印刷基材層を省略することもできる。
接着層24aとしては、射出樹脂8aと接着するものであれば特に限定されないが、通常、射出樹脂8aと同材質のプラスチックや、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)を含有するポリエチレン等の接着性を有する樹脂、又はそれら樹脂が共押し出し加工、あるいは、コーティング加工されたプラスチックフィルム等が好適に使用できる。
印刷基材層24cとしてのフィルムは、一般に印刷可能なものであれば特に限定されず、例えば、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム等が適宜使用できる。
ガスバリア層24bとしては、例えば、(a)アルミ箔(7〜25μm)、(b)金属、金属酸化物又は無機酸化物を蒸着等でプラスチックフィルム等に積層したもの、例えば、酸化珪素蒸着プラスチックフィルム、酸化アルミ蒸着プラスチックフィルム、アルミ蒸着プラスチックフィルム、(c)その他、ポリアクリロニトリル系樹脂、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)フィルム、PVDCコート二軸延伸プラスチックフィルム等が挙げられ、所望の性能に応じて適宜選択され得る。
具体的には、ラベル4として、例えば以下の層構成のラベルを用いることができる。
(1)ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μm/アルミ箔7μm/延伸ポリプロピレン層(OPP)30μm
(2)ヒートシール延伸ポリプロピレン層(HSOPP)30μm/VM−PET12/延伸ポリプロピレン層(OPP)30μm
(3)ヒートシール剤コーティング/延伸ポリプロピレン層(OPP)30μm/アルミ箔7μm/延伸ポリプロピレン層(OPP)30μm
次に、シート成形体3について説明する。
図2に示すように、シート成形体3は、外面3dと内面3eとを有しており、シート成形体3の外面3dに射出樹脂部8が形成されている。また、シート成形体3は、胴部11および筒状部14に対応する位置に設けられた胴部シート3aと、底部12に対応する位置に設けられた底部シート3bと、を含む容器形状をもつ。このうち胴部シート3aの上端には、フランジ部シート3cが設けられている。このようなシート成形体3は、全体としてガスバリア性を有している。
また、シート成形体3の内面に、径方向内方に突出する、インモールドラベル容器10用のスタックリブ(第2スタックリブ)35が設けられている。図3に示すように、このスタックリブ35は、シート成形体3の内面3eの全周にわたって形成されている。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねておく際に、インモールドラベル容器10の周方向全域にわたって、インモールドラベル容器10同士が固着しにくくすることができる。なお、スタックリブ35は、周方向に沿って複数設けられていても良い。これにより、スタックリブ35を形成する際に使用する樹脂量を削減することができる。また、この場合、スタックリブ35は、周方向に沿って互いに等間隔で配置されていることが好ましい。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねておく際に、一のインモールドラベル容器10が、他のインモールドラベル容器10に対して傾いてしまうことを抑制することができ、インモールドラベル容器10同士が固着しにくくすることができる。
また、底部シート3bは、平面視略円形状を有している。図2および図3に示すように、底部シート3bは、中央に位置する円形状の凹部37を含んでいる。
次に、図7乃至図9により、射出樹脂部8が形成される前のシート成形体3の構成について更に説明する。
図7に示すように、射出樹脂部8が形成される前のシート成形体3は、外面3dと内面3eとを有している。またシート成形体3は、胴部シート3aと、底部シート3bと、フランジ部シート3cとを有している。これら胴部シート3a、底部シート3bおよびフランジ部シート3cは、シート成形法により1枚のシートから一体に形成されたものである。
このうち胴部シート3aは、底部シート3bから上方に向かって円筒状に延びている。また、胴部シート3aは、下側(底部シート3b側)から上側(フランジ部シート3c側)に向けて徐々に開口面積が大きくなる形状を有する。
また、胴部シート3aの上部に、外面3d側から内面3e側に向かって突出するように形成された、シート成形体3用のスタックリブ(第3スタックリブ)36が設けられている。このスタックリブ36は、インモールドラベル容器10を作製する工程で、複数のシート成形体3を重ねておく際に用いられる。そして、スタックリブ36は、後述する金型組立体50内において、射出樹脂部8を構成する射出樹脂8aの射出圧力によって潰されている(図2および図9参照)。このため、インモールドラベル容器10においては、シート成形体3のスタックリブ36は潰されており、インモールドラベル容器10におけるシート成形体3の胴部シート3aの内面3eは、断面視で略一直線上に延びている。なお、図9においては、潰される前の状態のスタックリブ36を仮想線(二点鎖線)で示している。この場合、射出樹脂部8は、スタックリブ36に対応する部分において、スタックリブ36を外面3d側から内面3e側に向かって押圧した状態で固化されている。本実施の形態においては、スタックリブ36を胴部シート3aの上部に設けたが、スタックリブ36の位置は、胴部シート3aの上部に限られるものではなく適宜設計することができ、フランジ部シート3cと胴部シート3aの半分程度の位置との間の範囲に設けることが好ましい。
また、図8に示すように、スタックリブ36は、シート成形体3の内面3eの全周にわたって形成されている。これにより、単体のシート成形体3を複数枚重ねておく際に、シート成形体3の周方向全域にわたって、シート成形体3同士が固着しにくくすることができる。
また、図7に示すように、胴部シート3aのうちスタックリブ36の上方には、内面3e側から外面3d側に向けて突出する上部傾斜部3hが形成されている。この上部傾斜部3hは、シート成形体3の全周にわたって形成されている。また、上部傾斜部3hは、下方から上方にいくにつれて外側から内側に向かうように傾斜している。
底部シート3bは、図8に示すように、平面視略円形状を有している。また、底部シート3bは、中央に位置する円形状の凹部37と、凹部37の周囲に設けられ、下方に突出するとともに放射状に延びる放射状リブ38とを含んでいる。このように放射状リブ38を配置したことにより、インモールドラベル容器10の製造工程において、キャビティ側金型52に対して、コア51を型締めした際に、放射状リブ38によってラベル4の底部ラベル4bをキャビティ側金型52に押し付けることができ、不良品の発生を抑制することができる。そして、放射状リブ38は、後述する金型組立体50内において、射出樹脂部8を構成する射出樹脂8aの射出圧力によって潰されている(図2参照)。なお、底部シート3bの形状については特に限定されるものではなく、従来公知の底部形状を有していても良い。また、図8において、放射状リブ38の本数は8本であるが、これに限定されるものではない。
フランジ部シート3cは、図7および図8に示すように、胴部シート3aの上端に設けられており、胴部シート3aの上端の全周にわたって形成されている。このフランジ部シート3cは、平面視円環形状を有しており、胴部シート3aの上端から側方に向けて水平に突出している。
ところで、シート成形体3は、上述のようにフランジ部シート3cを有する胴部シート3aと、底部シート3bとを含み、容器形状をもっている。この場合、シート成形体3は、図10Aおよび図10Bに示すような層構成をもつシート状の積層体23から構成されている。
すなわち、図10Aに示すように、シート成形体3を構成する積層体23は、外側から順次配置された合成樹脂層としてのポリプロピレン層(PP)23aと、ガスバリア性を有するガスバリア層としてのエチレンビニルアルコール共重合体層(EVOH)23bと、接着層としてのポリプロピレン層(PP)23cとを含む。なお、図10Bに示すように、シート成形体3を構成する積層体23が、外側から順次配置された合成樹脂層としてのポリプロピレン層(PP)23aと、酸素吸収樹脂層231bと、バリア層232bと、酸素吸収樹脂層233bと、接着層としてのポリプロピレン層(PP)23cとを含んでいても良い。
そして、このように構成されたシート状の積層体23に対して真空成形を施すことにより、容器形状をもつシート成形体3を得ることができる。
次に、図11乃至図15Cにより、キャビティ側金型とコアとを含む金型組立体を用いた、インモールドラベル容器10の製造方法について述べる。
まず、シート状の積層体23に対して真空成形または圧空成形を施すことにより、胴部シート3aと底部シート3bとフランジ部シート3cとを有する容器形状をもつシート成形体3を得る。次に、成形されたシート成形体3は、複数枚重ねた状態で積層される(図11の下段参照)。
次いで、積み重ねられたシート成形体3から、1枚ずつシート成形体3を引き離して持ち上げる(図11の中段参照)。この場合、シート成形体3は、外面3d側から内面3e側に向かって突出するスタックリブ36を有するので、積み重ねられたシート成形体3同士が固着してしまうことがなく、シート成形体3を1枚ずつ確実に持ち上げることができる。
次に、金型組立体50を準備し、金型組立体50のコア51(下部コア51a)にシート成形体3を吸着させて装着する(図11の上段参照)。このとき、シート成形体3のスタックリブ35(図2参照)に対応する部分と下部コア51aとの間には、隙間S1が形成される。また、シート成形体3のスタックリブ36と下部コア51aとの間には、隙間S2が形成される。
また、シート成形体3を作製することと並行して、ラベル4を準備する。この際、まず、積層体24を準備する。次いで、積層体24を、抜き刃やレーザー等により打ち抜くことによって、ラベル4を得る。
次に、図12に示すように、金型組立体50のキャビティ側金型52の内周面にラベル4を装着し、キャビティ側金型52の内周面においてラベル4を真空吸引により固定する。ここで、キャビティ側金型52は、射出樹脂部8の胴部11に対応する胴部対応部分52aと、射出樹脂部8の底部12に対応する底部対応部分52bとを有している。そして、キャビティ側金型52にラベル4を装着する際には、キャビティ側金型52の胴部対応部分52aに胴部ラベル4aが接触し、底部対応部分52bに底部ラベル4bが接触するようになっている。具体的には、キャビティ側金型52は、胴部対応部分52aを構成する第1型521および第2型522と、胴部対応部分52aおよび底部対応部分52bを構成する第3型523と、底部対応部分52bを構成する第4型524とを有している。これらの第1型521、第2型522、第3型523および第4型524は、キャビティ側金型52を組み立てた際に、第1型521と第2型522との間、第2型522と第3型523との間、および第3型523と第4型524との間に、それぞれ真空吸引するための隙間S3、S4、S5が形成されるように構成されている。このうち隙間S3および隙間S4は互いに連通しており、この隙間S3、S4には、それぞれポンプP1が連結されている。また、隙間S5には、ポンプP2が連結されている。そして、ポンプP1を駆動することにより、隙間S3、S4を介してラベル4の胴部ラベル4aが吸引され、胴部対応部分52aに胴部ラベル4aが接触する。また、ポンプP2を駆動することにより、隙間S5を介してラベル4の底部ラベル4bが吸引され、底部対応部分52bに底部ラベル4bが接触する。このようにして、金型組立体50のキャビティ側金型52の内周面において、ラベル4が固定される。この際、キャビティ側金型52の第4型524の中心部に設けられたゲート(注出口)524aが底部ラベル4bのゲート穴5を貫通して金型組立体50内に突出するように、ラベル4が固定される。
次いで、図13に示すように、キャビティ側金型52内にコア51の下部コア51aを装着するとともに、キャビティ側金型52上部に横方向にスライド可能なスライド金型53を装着し、キャビティ側金型52に対して、コア51(下部コア51a、上部コア51b)とスライド金型53とストリッパプレート54とを型締めする。この際、ラベル4の底部ラベル4bは、シート成形体3の放射状リブ38によってキャビティ側金型52に押し付けられる。これにより、底部ラベル4bとキャビティ側金型52との間に射出樹脂8aが進入することを抑制することができる。このため、不良品の発生を抑制することができる。なお、図13においては、図面を明瞭にするために、ラベル4等の図示を省略している。
次に、キャビティ側金型52のゲート524aから射出樹脂8aを射出する。この際、キャビティ側金型52と、コア51と、スライド金型53と、ストリッパプレ−ト54との間の空間に射出樹脂8aを射出する。この場合、ゲート524aは、底部ラベル4bのゲート穴5を貫通して金型組立体50内に突出している(図12参照)。このようなゲート524aから射出された射出樹脂8aは、シート成形体3とラベル4との間に進入する。また、射出樹脂8aを射出する際、シート成形体3を下部コア51aに対して押し付けるよう射出樹脂8aが射出される。また、ラベル4の胴部ラベル4aをキャビティ側金型52の胴部対応部分52aに対して押し付けるとともに、ラベル4の底部ラベル4bをキャビティ側金型52の底部対応部分52bに対して押し付けるよう射出樹脂8aが射出される。なお、ゲート穴5からシート成形体3とラベル4との間に進入した射出樹脂8aは、シート成形体3の底部シート3bと、ラベル4の底部ラベル4bとの間において放射状に拡がっていく。この場合、シート成形体3の底部シート3bは、中央に位置する円形状の凹部37(図7および図8参照)を含んでいるので、ゲート524aから射出された射出樹脂8aをこの凹部37により受けた後、射出樹脂8aをシート成形体3とラベル4との間に水平方向にスムーズに導くことができる。また、図示はしないが、シート成形体3の底部シート3bの放射状リブ38(図7および図8参照)は、金型組立体50内において、射出樹脂8aの射出圧力によって潰される。
また、図14Aに示すように、射出された射出樹脂8aは、キャビティ側金型52と、コア51と、スライド金型53と、ストリッパプレ−ト54の間の空間を下方から上方へ移動する(図14Aの矢印a1参照)。この際、ラベル4には、射出樹脂8aにより、ラベル4の胴部ラベル4aを上方へ押し上げるような力が作用する。一方、ラベル4は、連結ラベル4cを介して胴部ラベル4aに連結された底部ラベル4bを有している。そして、上述したように射出樹脂8aは、ラベル4の底部ラベル4bをキャビティ側金型52の底部対応部分52bに対して押し付けるよう射出される。このため、ラベル4の底部ラベル4bがキャビティ側金型52の底部対応部分52bに対して押し付けられ、ラベル4はこれ以上上方へ移動することはない。
このように、ラベル4が、胴部ラベル4aと、底部ラベル4bと、胴部ラベル4aおよび底部ラベル4bとを互いに連結する連結ラベル4cとを有することにより、金型組立体50を用いた射出成形時において、キャビティ側金型52の内周面に予め設けられたラベル4の上方への移動が制限される。すなわち、射出された射出樹脂8aは、金型組立体50内の空間を上昇してラベル4を上方へずらすよう押し上げる。しかしながら、射出樹脂8aにより、ラベル4の底部ラベル4bがキャビティ側金型52の底部対応部分52bに対して押し付けられ、ラベル4の上方への移動が制限される。このため、インモールドラベル容器10において、ラベル4の配置位置を常に安定させることができる。
また、本実施の形態によるラベル4は、胴部ラベル4aを複数有するとともに連結ラベル4cを複数有し、各々の胴部ラベル4aは、互いに異なる連結ラベル4cを介して、それぞれ底部ラベル4bに連結されている。これにより、射出樹脂8aによってラベル4が上方へ押し上げられた場合に、ラベル4に作用する上方への力を各々の胴部ラベル4aに分散させることができ、この結果、各々の連結ラベル4cに作用する力を分散させることができる。このため、胴部ラベル4aに引っ張られた連結ラベル4cが、破断してしまうことを抑制することができる。
また、ラベル4は、2つの胴部ラベル4aを有するとともに、2つの連結ラベル4cを有している。そして、2つの胴部ラベル4aは、ラベル4を展開させた際に180°ずつ等配となるように配置され、2つの連結ラベル4cは、ラベル4を展開させた際に180°ずつ等配となるように配置されている。これにより、射出樹脂8aにより、胴部ラベル4aが上方へ押し上げられた場合であっても、底部ラベル4bが、連結ラベル4cを介して一方の胴部ラベル4a側へ引っ張られることはない。このため、底部ラベル4bが径方向において、所望の位置からずれてしまうことを抑制することができる。この結果、ラベル4の配置位置をより効果的に安定化させることができる。このため、ラベル4によってインモールドラベル容器10の胴部11を確実に覆って、インモールドラベル容器10のガスバリア特性を確実に維持することができる。
また、この間、金型組立体50内において、溶融した射出樹脂8aは、シート成形体3のスタックリブ35(第2スタックリブ、図2参照)に対応する部分に到達する。このとき、射出樹脂8aは、その射出圧力によりシート成形体3の胴部シート3aを外面3d側から内面3e側に向けて押圧し、この状態で固化する。このとき胴部シート3aは、上述した隙間S1(図11参照)に向けて押し付けられ、スタックリブ35(第2スタックリブ)が形成される。また、射出樹脂8aは、シート成形体3の胴部シート3aを内面3eに向かって押圧した状態で固化し、これにより、射出樹脂部8に突起部11aが形成される。
さらに、金型組立体50内において、溶融した射出樹脂8aは、シート成形体3のスタックリブ36に到達する。このとき、図14Bに示すように、射出樹脂8aは、その射出圧力によりスタックリブ36を外面3d側から内面3e側に向けて押圧し、この状態で固化する。このときスタックリブ36は、上述した隙間S2に向けて押し付けられる(図14Bの矢印a2参照)。このため、射出樹脂8aの射出前におけるスタックリブ36(図14Bの仮想線参照)が潰されて、射出樹脂8aの射出後の胴部シート3aの内面は、断面視で略一直線上に延びるようになる(図14Bの実線参照)。このようにして、射出樹脂8aは、スタックリブ36を内面3eに向かって押圧した状態で固化される。これにより、インモールドラベル容器10において、スタックリブ36上に内容物が残ることを防止することができる。
このようにして、キャビティ側金型52と下部コア51aとの間で胴部11および底部12が形成され、キャビティ側金型52とスライド金型53との間でフランジ部13が形成され、下部コア51aとスライド金型53との間で筒状部14が形成される。そして、インモールドラベル容器10が得られる。
次に、図15Aに示すように、キャビティ側金型52からインモールドラベル容器10とともに、コア51と、スライド金型53と、ストリッパプレート54が上方へ引き上げられる。この時、インモールドラベル容器10はコア51の下部コア51aの外周に保持される。
次いで、図15Bに示すように、金型組立体50のスライド金型53がコア51およびストリッパプレート54に対して横方向へスライドして、スライド金型53がコア51およびストリッパプレート54から離れる。
その後、図15Cに示すように、コア51の上部コア51bからストリッパプレート54がインモールドラベル容器10側へ向かって下方へ移動する。この際、ストリッパプレート54が、コア51の下部コア51aの外周に保持されたインモールドラベル容器10を下方へ押し付ける。このようにして、インモールドラベル容器10が金型組立体50から取り出される。
そして、インモールドラベル容器10には食品等の内容物が充填され、フランジ部13に蓋体20(図1参照)が装着されることにより、インモールドラベル容器10が密閉される。
以上のように本実施の形態によれば、インモールドラベル容器10は、ガスバリア性をもつラベル4と、射出樹脂部8と、を備えている。これにより、インモールドラベル容器10が、ガスバリア性を有することができる。また、筒状部14には蓋体20の第1嵌合部(内ねじ25)に嵌合する第2嵌合部(外ねじ15)が設けられている。これにより、蓋体付インモールドラベル容器10Aにおいて、リクローズが可能となる。
この場合、蓋体付インモールドラベル容器10Aの使用に際しては、インモールドラベル容器10から内容物を取り出して使用する。内容物をすべて取り出さない場合、インモールドラベル容器10内に内容物を残しておき、筒状部14に蓋体20の側面部22を嵌込む。その後に、蓋体20をインモールドラベル容器10に対して締め付けることにより、内ねじ25と外ねじ15とが係合してインモールドラベル容器10を容易かつ簡単に再度密封(リクローズ)させることができる。
また、ラベル4が、胴部11に対応する位置に設けられた胴部ラベル4aと、底部12に対応する位置に設けられた底部ラベル4bと、胴部ラベル4aおよび底部ラベル4bを互いに連結する連結ラベル4cとを有している。これにより、射出成形時において、射出された射出樹脂8aが、ラベル4の胴部ラベル4aを上方へずらすよう押し上げた場合であっても、ラベル4の底部ラベル4bが、射出樹脂8aによりキャビティ側金型52の底部対応部分52bに対して押し付けられる。このため、ラベル4の上方への移動が制限され、インモールドラベル容器10において、ラベル4の配置位置を常に安定させることができる。また、ラベル4が、底部12に対応する位置に設けられた底部ラベル4bを有していることにより、射出樹脂部8の底部12が底部ラベル4bによって覆われる。このため、インモールドラベル容器10のガスバリア性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、ラベル4が、胴部ラベル4aを複数有するとともに連結ラベル4cを複数有し、各々の胴部ラベル4aが、互いに異なる連結ラベル4cを介して、それぞれ底部ラベル4bに連結されている。これにより、射出樹脂8aによってラベル4が上方へ押し上げられた場合に、ラベル4に作用する上方への力を各々の胴部ラベル4aに分散させることができ、この結果、各々の連結ラベル4cに作用する力を分散させることができる。このため、胴部ラベル4aに引っ張られた連結ラベル4cが、破断してしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、射出樹脂部8は、底部12の周縁から下方に突出する脚部12aを更に有し、脚部12aは、連結ラベル4cと重なる位置には形成されていない。これにより、ラベル4の連結ラベル4cの全体が外方に露出する。このため、ラベル4を構成する後述する積層体24に絵柄、文字などの印刷層が設けられていた場合に、インモールドラベル容器10の意匠性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、インモールドラベル容器10は、射出樹脂部8の内側に設けられ、ガスバリア性をもつシート成形体3を更に備えている。これにより、インモールドラベル容器10のガスバリア性を更に高めることができる。
また、本実施の形態によれば、シート成形体3の内面に、径方向内方に突出する、インモールドラベル容器10用のスタックリブ(第2スタックリブ)35が設けられている。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねた際に、インモールドラベル容器10同士が固着してしまうことを抑制することができる。このため、インモールドラベル容器10を個々に分離する際に、容易に分離することができる。
また、本実施の形態によれば、スタックリブ35は、シート成形体3の内面3eの全周にわたって形成されている。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねておく際に、インモールドラベル容器10の周方向全域にわたって、インモールドラベル容器10同士が固着しにくくすることができる。
また、本実施の形態によれば、シート成形体3は、外面3d側から内面3e側に向かって突出するように形成された、シート成形体3用のスタックリブ(第3スタックリブ)36を有している。また、射出樹脂部8は、スタックリブ36を内面3e側に向かって押圧した状態で固化されている。これにより、積み重ねられたシート成形体3から1枚ずつシート成形体3を持ち上げる作業をスムーズに行うことが可能となる一方、完成後のインモールドラベル容器10において、スタックリブ36上に内容物が残ることを防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、スタックリブ36は、シート成形体3の内面3eの全周にわたって形成されている。これにより、単体のシート成形体3を複数枚重ねておく際に、シート成形体3の周方向全域にわたって、シート成形体3同士が固着しにくくすることができる。
次に、図16および図17により、第1の実施の形態の変形例について説明する。
(第1変形例)
上述した実施の形態において、蓋体20の側面部22に第1嵌合部として内ねじ25を設け、インモールドラベル容器10の筒状部14に第2嵌合部として外ねじ15を設けた例を示したが、これに限られない。例えば、図16に示すように、蓋体20の側面部22に第1嵌合部として第1円周突起27を設け、筒状部14に第2嵌合部として第2円周突起18を設け、インモールドラベル容器10の筒状部14に対して蓋体20の側面部22を上方から押圧して嵌め込む打栓方法によりインモールドラベル容器10を蓋体20により密封してもよい。この場合、筒状部14の第2円周突起18と側面部22の第1円周突起27とにより打栓構造が形成される。
(第2変形例)
上述した実施の形態において、インモールドラベル容器10が、射出樹脂部8の内側に設けられたシート成形体3を備えている例を示したが、これに限られない。例えば、図17に示すように、インモールドラベル容器10がシート成形体3を備えることなく、ラベル4と、射出樹脂部8とによって構成されていてもよい。この場合においても、ラベル4がガスバリア性をもっているため、インモールドラベル容器10が、ガスバリア性を有することができる。
また、本変形例においては、射出樹脂部8の突起部11aは、インモールドラベル容器10用のスタックリブ(第1スタックリブ)を構成する。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねた際に、インモールドラベル容器10同士が固着してしまうことを抑制することができ、インモールドラベル容器10を個々に分離する際に、容易に分離することができる。また、上述したように、この突起部11aは、胴部11の内面の全周にわたって形成されている(図3参照)。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねておく際に、インモールドラベル容器10の周方向全域にわたって、インモールドラベル容器10同士が固着しにくくすることができる。なお、突起部(第1スタックリブ)11aは、周方向に沿って複数設けられていても良い。これにより、突起部11aを形成する際に使用する樹脂量を削減することができる。また、この場合、突起部11aは、周方向に沿って互いに等間隔で配置されていることが好ましい。これにより、複数のインモールドラベル容器10を重ねておく際に、一のインモールドラベル容器10が、他のインモールドラベル容器10に対して傾いてしまうことを抑制することができ、インモールドラベル容器10同士が固着しにくくすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図18および図19を参照して、第2の実施の形態について説明する。図18および図19に示す第2の実施の形態は、胴部ラベル4aのうち、連結ラベル4cの両側に位置する部分に、それぞれ切欠部4fが形成されているものであり、他の構成は、上述した図1乃至図15に示す構成と略同様である。図18および図19において、図1乃至図15に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図18および図19に示すように、胴部ラベル4aのうち、連結ラベル4cの両側に位置する部分に、それぞれ切欠部4fが形成されている。この場合、切欠部4fは、角部が丸められた長方形形状を有している。このように、胴部ラベル4aのうち、連結ラベル4cの両側に位置する部分に切欠部4fが形成されていることにより、胴部ラベル4aの高さ方向の長さを長くすることができる。すなわち、上述したように連結ラベル4cは、射出樹脂部8の胴部11の一部および底部12の一部を覆うように、底部12の周縁に沿って折り曲げられている。一方、胴部ラベル4aのうち、連結ラベル4cの両側に位置する部分に切欠部4fが形成されていることにより、連結ラベル4cを折り曲げた場合であっても、胴部ラベル4aに、連結ラベル4cの折り曲げに起因するしわが発生してしまうことを抑制することができる。このため、胴部ラベル4aの高さ方向の長さを長くすることができ、インモールドラベル容器10のガスバリア性を向上させることができる。本実施の形態による胴部ラベル4aは、高さ方向において、胴部11の全域を覆っている。これにより、インモールドラベル容器10のガスバリア性を更に向上させることができる。なお、図示はしないが、胴部ラベル4aが、胴部11のみならず脚部12aを覆っていてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、図20および図21を参照して、第3の実施の形態について説明する。図20および図21に示す第2の実施の形態は、脚部12aが、底部12の周縁の全周にわたって形成され、連結ラベル4cの少なくとも一部が、脚部12aに覆われているものであり、他の構成は、上述した図1乃至図15または図18および図19に示す構成と略同様である。図20および図21において、図1乃至図15に示す第1の実施または図18および図19に示す第2の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図20に示すように、本実施の形態による脚部12aは、底部12の周縁の全周にわたって形成され、連結ラベル4cの少なくとも一部が、脚部12aに覆われている。具体的には、連結ラベル4cのうち、底部12の周縁に沿って折り曲げられた部分の一部が脚部12aに覆われている。この場合、脚部12aが底部12の周縁の全周にわたって形成されているため、インモールドラベル容器10において、例えば、インモールドラベル容器10を成形後のインモールドラベル容器10の搬送性や、内容物を充填する際のインモールドラベル容器10の搬送性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、射出成形によりインモールドラベル容器10を製造する際、射出樹脂8aは、脚部12aのうち連結ラベル4cを覆わない部分から、脚部12aのうち連結ラベル4cを覆う部分に流れる(図20の矢印a3参照)。このため、連結ラベル4cの少なくとも一部を、脚部12aによって容易に覆うことができる。
上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
3 シート成形体
3d 外面
3e 内面
4 ラベル
4a 胴部ラベル
4b 底部ラベル
4c 連結ラベル
4f 切欠部
8 射出樹脂部
8a 射出樹脂
10 インモールドラベル容器
10A 蓋体付インモールドラベル容器
11 胴部
11a 突起部
12 底部
12a 脚部
13 フランジ部
14 筒状部
15 外ねじ
18 第2円周突起
20 蓋体
21 天面部
22 側面部
25 内ねじ
27 第1円周突起
35 スタックリブ
36 スタックリブ
50 金型組立体
51 コア
52 キャビティ側金型
52a 胴部対応部分
52b 底部対応部分
53 スライド金型

Claims (16)

  1. 天面部と、前記天面部の下端周縁に設けられた側面部と、前記側面部の内周面に設けられた第1嵌合部とを有する蓋体が装着される、カップ状のインモールドラベル容器において、
    ガスバリア性をもつラベルと、
    前記ラベルと一体に形成され、胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部と、前記胴部の上方に設けられたフランジ部と、前記フランジ部の上方に設けられた筒状部と、を有する射出樹脂部と、を備え、
    前記ラベルは、前記胴部に対応する位置に設けられた胴部ラベルと、前記底部に対応する位置に設けられた底部ラベルと、前記胴部ラベルおよび前記底部ラベルを互いに連結する連結ラベルとを有し、
    前記筒状部には前記蓋体の前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部が設けられている、インモールドラベル容器。
  2. 前記ラベルは、前記胴部ラベルを複数有するとともに前記連結ラベルを複数有し、各々の前記胴部ラベルは、互いに異なる前記連結ラベルを介して、それぞれ前記底部ラベルに連結されている、請求項1に記載のインモールドラベル容器。
  3. 前記胴部ラベルのうち、前記連結ラベルの両側に位置する部分に、それぞれ切欠部が形成されている、請求項1または2に記載のインモールドラベル容器。
  4. 前記射出樹脂部は、前記底部の周縁から下方に突出する脚部を更に有し、前記脚部は、前記連結ラベルと重なる位置には形成されていない、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器。
  5. 前記射出樹脂部は、前記底部の周縁から下方に突出する脚部を更に有し、前記脚部は、前記底部の前記周縁の全周にわたって形成され、前記連結ラベルの少なくとも一部は、前記脚部に覆われている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器。
  6. 前記胴部の内面に、径方向内方に突出する、前記インモールドラベル容器用の第1スタックリブが設けられている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器。
  7. 前記第1スタックリブは、前記胴部の内面の全周にわたって形成されている、請求項6に記載のインモールドラベル容器。
  8. 前記第2嵌合部は、前記蓋体の前記第1嵌合部と嵌合するネジ構造または打栓構造を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器。
  9. 前記射出樹脂部の内側に設けられ、ガスバリア性をもつシート成形体を更に備える、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器。
  10. 前記シート成形体の内面に、径方向内方に突出する、前記インモールドラベル容器用の第2スタックリブが設けられている、請求項9に記載のインモールドラベル容器。
  11. 前記第2スタックリブは、前記シート成形体の内面の全周にわたって形成されている、請求項10に記載のインモールドラベル容器。
  12. 前記シート成形体は、外面側から内面側に向かって突出するように形成された、前記シート成形体用の第3スタックリブを有し、前記射出樹脂部は、前記第3スタックリブを前記内面側に向かって押圧した状態で固化されている、請求項9乃至11のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器。
  13. 前記第3スタックリブは、前記シート成形体の内面の全周にわたって形成されている、請求項12に記載のインモールドラベル容器。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載のインモールドラベル容器と、
    前記蓋体と、を備える、蓋体付インモールドラベル容器。
  15. ガスバリア性をもち、胴部ラベルと、底部ラベルと、前記胴部ラベルおよび前記底部ラベルを互いに連結する連結ラベルとを有するラベルと、
    前記ラベルと一体に形成され、胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部と、前記胴部の上方に設けられたフランジ部と、前記フランジ部の上方に設けられた筒状部と、を有する射出樹脂部と、を備えるインモールドラベル容器を、キャビティ側金型とコアとを含む金型組立体を用いて製造するインモールドラベル容器の製造方法において、
    前記キャビティ側金型は、胴部対応部分と底部対応部分とを有し、
    前記キャビティ側金型の前記胴部対応部分に前記胴部ラベルが接触し、前記底部対応部分に前記底部ラベルが接触するように、前記キャビティ側金型に前記ラベルを装着する工程と、
    前記キャビティ側金型内に前記コアを装着するとともに、前記キャビティ側金型上部に横方向にスライド可能なスライド金型を装着する工程と、
    前記キャビティ側金型と、前記コアと、前記スライド金型との間の空間に、前記胴部ラベルを前記キャビティ側金型の前記胴部対応部分に対して押し付けるとともに、前記底部ラベルを前記キャビティ側金型の前記底部対応部分に対して押し付けるよう射出樹脂を射出する工程とを備え、
    前記キャビティ側金型と前記コアとの間で前記胴部を形成し、
    前記キャビティ側金型と前記スライド金型との間で前記フランジ部を形成し、
    前記コアと前記スライド金型との間で前記筒状部を形成する、インモールドラベル容器の製造方法。
  16. 前記コアにシート成形体を装着する工程を更に備え、
    前記射出樹脂を射出する工程において、前記キャビティ側金型と、前記コアと、前記スライド金型との間の空間に、前記シート成形体を前記コアに対して押し付けるよう前記射出樹脂を射出する、請求項15に記載のインモールドラベル容器の製造方法。
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