JP2020134737A - マウントアダプタ用リアキャップ - Google Patents

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【課題】 交換レンズに対するマウントアダプタの着脱操作、特に、離脱操作を容易に行えるようにして着脱時の操作性及び利便性を高めるとともに、リアキャップの多機能性及び多様性、更には付加価値性を高める。【解決手段】 着脱部3を有するキャップ本体部2の一方の面2fに対する反対側の面2rに、マウントアダプタAに係止して当該マウントアダプタAを回し操作可能な一又は二以上の係合形状部を有する第一係合部4と、当該第一係合部4がマウントアダプタAに係合した際に、交換レンズLに対する装着位置XsをロックするマウントアダプタAに備えるロック機構10に対する操作により当該ロックを解除する第二係合部5とを有するアダプタ操作部6を設ける。【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラボディ等の光学機器本体に装着する交換レンズに取付けたマウントアダプタに着脱する着脱部を有するマウントアダプタ用リアキャップに関する。
一般に、交換レンズをカメラボディ(光学機器本体)に装着する際に、カメラボディのレンズマウントと交換レンズのマウント部が製造メーカーの相違等により装着できない場合、マウントアダプタを介在させて装着するとともに、通常、このマウントアダプタは、交換レンズのマウント部に取付けている。したがって、マウントアダプタは、交換レンズのマウント部に対して着脱式に構成されるとともに、装着位置を固定するため、レンズマウントに対して比較的強いバネ材を圧接させるガタ防止機構及び装着位置をロックするロック機構を備えている。この結果、マウントアダプタの着脱時、特に、離脱時にはロック機構のロックを解除しつつマウントアダプタを比較的強い力で回し操作する必要があり、着脱操作を容易に行えない難点があった。このため、レンズキャップを操作治具としても利用できる、より付加価値を高めたレンズキャップも提案されている。
従来、このようなレンズキャップとしては、特許文献1に開示されるプロジェクタに附属するレンズキャップが知られている。このプロジェクタ(レンズキャップ)は、筺体の上面に配備したズーム調節用及びフォーカス調節用の2つの操作つまみを、手で掴みやすい形状のレンズキャップを用いて楽に円滑に回転操作可能にすることを目的としたものであり、具体的には、レンズ鏡筒に着脱可能なレンズキャップと、筺体の上面に配備した操作つまみとを有し、操作つまみを、ズーム調節用の第1操作つまみとフォーカス調節用の第2操作つまみとに分け、それらの操作つまみをレンズキャップで回転操作可能とするとともに、レンズキャップに2つの第1凸部と3つの第2凸部とを設けるのに対し、第1操作つまみに2つの第1凹部を設け、かつ第2操作つまみに3つの第2凹部を設け、これにより、第1凸部を第1凹部に嵌合させてレンズキャップを回転すると、第1操作つまみが回転し、第2凸部を第2凹部に嵌合させてレンズキャップを回転すると、第2操作つまみが回転するようにしたものである。
特開2006−301227号公報
しかし、上述した従来のレンズキャップは次のような問題点があった。
第一に、単に、回し操作するためのハンドル機能を付加したに留まるため、前述したようなロック機構を備えるマウントアダプタ等が操作対象の場合、回し操作は容易であるとしても、ロック機構の解除は自らの手で別途操作を行わなければならないなど、十分な利便性及び操作性を確保できない。結局、レンズキャップの多機能性及び多様性、更には付加価値性を高める観点からは更なる改善の余地があった。
第二に、レンズキャップから突出する山形に形成した二つの凸部を、操作対象側の凹部に対して単に係合させる方式のため、操作時には、ハンドルとして機能させるレンズキャップがふらついたり外れ易いなど、必ずしも安定した操作を行えるとは言い難い。結局、操作時の安定感及び使用感に劣るとともに、繰返し操作により減耗が生じやすいなど耐久性にも難点がある。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したマウントアダプタ用リアキャップの提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、光学機器本体に装着する交換レンズLに取付けたマウントアダプタAに着脱する着脱部3を有するマウントアダプタ用リアキャップ1を構成するに際して、着脱部3を有するキャップ本体部2の一方の面2fに対する反対側の面2rに、マウントアダプタAに係止して当該マウントアダプタAを回し操作可能な一又は二以上の係合形状部を有する第一係合部4と、当該第一係合部4がマウントアダプタAに係合した際に、交換レンズLに対する装着位置XsをロックするマウントアダプタAに備えるロック機構10に対する操作により当該ロックを解除する第二係合部5とを有するアダプタ操作部6を設けてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、第一係合部4は、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体に形成し、かつマウントアダプタAにおけるフランジ爪11n…の相互間の空間に進入して当該フランジ爪11n…の端部11nt,11ns…に当接可能な係合凸部4s,4s…により形成した係合形状部を設けて構成できるとともに、第二係合部5は、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体に形成し、かつロック機構10におけるロックレバー12を押し操作してロックを解除する係合凸部5sにより構成できる。また、アダプタ操作部6には、キャップ本体部2における反対側の面2rの外周に沿って形成し、かつ内方に第一係合部4及び第二係合部5を配するリング堤部7を設けることができる。なお、アダプタ操作部6には、マウントアダプタAに対して位置合わせを行う目印部8を設けることが望ましい。一方、着脱部3は、円筒状に形成し、かつ外周面3fには、回し操作時の滑りを防止する滑り止め部3mを設けることができる。
このような構成を有する本発明に係るマウントアダプタ用リアキャップ1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) リアキャップ1をマウントアダプタAに装着するのみで、マウントアダプタAにおけるロック解除操作と回し操作の双方を一緒に行うことができる。したがって、交換レンズLに対するマウントアダプタAの着脱操作、特に、離脱操作を容易に行うことができ、着脱時の操作性及び利便性を飛躍的に高めることができるなど、リアキャップ1の多機能性及び多様性、更には付加価値性を高めることができる。
(2) 好適な態様により、第一係合部4を、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体に形成し、かつマウントアダプタAにおけるフランジ爪11n…の相互間の空間に進入して当該フランジ爪11n…の端部11nt,11ns…に当接可能な係合凸部4s,4s…により形成した係合形状部を設けて構成すれば、通常、マウントアダプタAの周方向に沿って設けた複数のフランジ爪11n…の端部11ns,11nt…に対して係合凸部4s,4s…が当接し、マウントアダプタAに対してリアキャップ1がいわば多点による嵌合状態になるため、操作時におけるリアキャップ1のふらつきや外れが無くなる。これにより、安定した回し操作を行うことが可能になり、操作時の安定感及び使用感に優れるとともに、繰返し操作によっても減耗が生じにくくなり、耐久性及び商品性を高めることができる。しかも、突起形状により一体形成できるため、金型形状の変更等により、リアキャップ1の製造時(成形時)に一緒に成形可能になるなど、実施の容易化及び低コスト化を図ることができる。
(3) 好適な態様により、第二係合部5を、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体に形成し、かつロック機構10におけるロックレバー12を押し操作してロックを解除する係合凸部5sにより構成すれば、第一係合部4と同様の突起形状により一体形成できるため、リアキャップ1の製造時(成形時)に一緒に成形することができ、更なる実施の容易化及び低コスト化に寄与できる。
(4) 好適な態様により、アダプタ操作部6に、キャップ本体部2における反対側の面2rの外周に沿って形成し、かつ内方に第一係合部4及び第二係合部5を配するリング堤部7を設ければ、アダプタ操作部6における第一係合部4と第二係合部5をリング堤部7の内方に位置させることができるため、リング堤部7により第一係合部4と第二係合部5を外的に保護できる。また、マウントアダプタAにリアキャップ1を装着する際のガイド機能を持たせることができるとともに、第一係合部4及び第二係合部5を視覚的に隠すことができるため、外観性(形状性)の向上にも寄与できる。
(5) 好適な態様により、アダプタ操作部6に、マウントアダプタAに対して位置合わせを行う目印部8を設ければ、マウントアダプタAにリアキャップ1を装着する際の位置合わせに利用可能になるため、リアキャップ1をマウントアダプタAに装着する際の容易性及び円滑性を高めることができる。
(6) 好適な態様により、着脱部3を、円筒状に形成し、かつ外周面3fに、回し操作時の滑りを防止する滑り止め部3mを設ければ、リアキャップ1を回し操作する際の手の滑りを防止できるため、マウントアダプタAを着脱する際における操作の容易性及び安定性をより高めることができる。
本発明の好適実施形態に係るリアキャップの断面側面図及びマウントアダプタの外観側面図、 同リアキャップの正面図、 同リアキャップを利用できるマウントアダプタ及びこのマウントアダプタを使用する交換レンズの関係を示す外観側面図、 同リアキャップ及びマウントアダプタを取付けた交換レンズの関係を示す外観側面図、 同リアキャップを、交換レンズに取付けたマウントアダプタに装着した状態の外観側面図、 同リアキャップのマウント操作部を、交換レンズに取付けたマウントアダプタに装着した状態の外観側面図、 同リアキャップを利用できるマウントアダプタの背面図、 同リアキャップのマウント操作部を、交換レンズに取付けたマウントアダプタに装着した状態の断面背面図(図6中D1−D1線)、 同リアキャップを利用できるマウントアダプタを交換レンズに装着し、かつロック機構によるロック前の状態を示す外観斜視図、 同リアキャップを利用できるマウントアダプタを交換レンズに装着し、かつロック機構によるロック後の状態を示す外観斜視図、 同リアキャップの第一変更例を示す一部断面側面図、 同リアキャップの第二変更例を示す一部断面側面図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るリアキャップ1の理解を容易にするため、このリアキャップ1を利用できるマウントアダプタAについて、図3〜図5及び図9(図10)を参照して説明する。
図3における符号Lは、デジタルカメラ(カメラボディ)に装着して使用する交換レンズの一例を示す。図3に示す交換レンズLの左側がフロント側(被写体側)、右側がリア側(結像側)となり、例示する交換レンズLの後端部にはバヨネット式のマウント部Lmが設けられている。一方、この交換レンズLをカメラボディに装着する場合、このカメラボディのレンズマウントと交換レンズLのマウント部Lmが同一規格(同一仕様)であれば直接装着することができるが、当該カメラボディが他メーカーの製品であるなど、規格(仕様)が異なるときはマウントアダプタが必要になる。
図3に示す符号Aは、この交換レンズLに使用する全体をリング状に構成したマウントアダプタを示す。このマウントアダプタAは、図4に示すように、交換レンズLのマウント部Lmに取付けて使用する。これにより、この交換レンズLは、このマウントアダプタAを介してカメラボディにおけるレンズマウントに装着することができる。
したがって、このマウントアダプタAのフロント側には、交換レンズLのマウント部Lmに取付ける第一マウント部Afを備え、他方、マウントアダプタAのリア側には、カメラボディのレンズマウントに装着する第二マウント部Arを備えている。例示する第一マウント部Af及び第二マウント部Arの方式は、共に規格(仕様)の異なるバヨネット式である。また、マウントアダプタAの外周部には、手で持つことによりマウントアダプタAの着脱操作を行うための鍔状の把持部Ahを備える。この場合、把持部Ahの外周面には、手で回し操作する際における滑りを防止する周方向に沿った凹凸の繰り返し形状による滑り止め部が形成されている。
そして、通常、交換レンズLを使用しないときは、リアキャップを用意し、このリアキャップを交換レンズLの後端、即ち、マウントアダプタAの第二マウント部Arに装着し、交換レンズLの後端開口を閉塞して後端側を保護するとともに、交換レンズLの前端開口には、図5に示すフロントレンズキャップCfを装着し、前端開口を閉塞して前端側を保護している。図5は、交換レンズLの前端開口にフロントレンズキャップCfを装着し、マウントアダプタAの後端開口(第二マウント部Ar)に本実施形態に係るリアキャップ1を装着した状態を示している。
ところで、マウントアダプタAは、交換レンズLに対して着脱式に構成されるとともに、装着時には、交換レンズLに対してガタツキ等が生じることなく一体化されることが望ましい。このため、マウントアダプタAには、装着位置を固定するため、マウント部Lmに対して比較的強いバネ材を圧接させるガタ防止機構(図示を省略)を備えるとともに、装着位置をロックするロック機構10を備えている。
例示するロック機構10は、図9及び図10に示すように、ロックレバー12を備え、このロックレバー12の中間位置を軸ネジ部13によりマウントアダプタAの内周面に対して回動可能に支持する。そして、ロックレバー12の一端側にロック解除操作部12pを折曲形成し、かつロックレバー12の他端側にロック爪部12sを折曲形成するとともに、バネ部14によりロックレバー12の一端側をロック側に付勢、即ち、ロック解除操作部12pを、図9及び図10において上方へ付勢している。
これにより、マウントアダプタAの第一マウント部Afに対して、交換レンズLのマウント部Lmを挿入すれば、図9に示すように、交換レンズLにおけるマウント部Lmの爪部Lmnがロック爪部12sに当接してロック爪部12sを押すため、ロックレバー12は、バネ部14の付勢力に抗し、軸ネジ部13を支点に回動変位する。次いで、マウントアダプタAを、挿入位置から、図中、右方向(時計方向)へ回し操作すれば、第一マウント部Afの複数(例示は三つ)の爪部Afn…が交換レンズLにおけるマウント部Lmの三つの爪部Lmn…に係止して光軸方向の変位が規制(固定)されるとともに、最終位置(装着位置Xs)まで回し操作すれば、図10に示すように、マウントアダプタAにおける第一マウント部Afの内周面に設けたストッパ部Apが、交換レンズLにおけるマウント部Lmの爪部Lmnの一端に当接して周方向一方側の変位が規制され、かつこの装着位置Xsでは、ロックレバー12のロック爪部12sが、マウント部Lmの爪部Lmnから外れるため、バネ部14の付勢力によりロックレバー12が回動変位して元の位置に復帰する。この結果、ロック爪部12sが当該爪部Lmnの端部に係止して周方向他方側の変位が規制される。これにより、交換レンズLに対するマウントアダプタAの装着位置Xsがロック(固定)される。
したがって、マウントアダプタAを交換レンズLから取外す際には、図10に示すロックレバー12のロック解除操作部12pをバネ部14の付勢力に抗して指により押し操作し、ロックレバー12を回動変位させ、ロック爪部12sによる交換レンズLのマウント部Lmの爪部Lmnに対する係止(ロック)を解除するとともに、この状態でマウントアダプタAを、装着時とは逆方向(反時計方向)へ回動変位させれば、交換レンズLからマウントアダプタAを取外すことができる。
しかし、このような離脱時の操作は、ロック解除操作と回し操作の二つの操作を必要とするとともに、前述したように、回し操作には、比較的強い力による操作力を必要とし、着脱操作を容易に行えない難点がある。そこで、本発明は、交換レンズLに対するマウントアダプタAの着脱操作、特に、離脱操作に利用できる操作治具の機能をリアキャップ1に持たせたものである。
次に、本実施形態に係るリアキャップ1の構成について、図1〜図10を参照して具体的に説明する。
リアキャップ1は、図1及び図2に示すように、着脱部3を設けたキャップ本体部2を有する基本形態を備える。キャップ本体部2は、一方の面2f(内部側:フロント側)と反対側の面2r(外部側:リア側)を有する円盤状に形成し、一方の面2fの外周部に筒状(リング状)の着脱部3を一体に形成する。
着脱部3は、同軸上に配した内側筒部3iと外側筒部3oからなり、内側筒部3iの内面には、マウントアダプタAの第二マウント部Arに備える複数(例示は四つ)のフランジ爪11n…に係止可能な四つの爪部21…を一体形成する。したがって、この爪部21…は、第二マウント部Arを装着するカメラボディ側のレンズマウントに備える爪部と同じ位置関係及び形状により設ける。
また、外側筒部3oは、前述した把持部Ahの外径と同じ位置に設けることにより、把持部Ahに対して連続する外郭形状を備える。さらに、着脱部3の外周面3f、即ち、外側筒部3oの外周面3fには、回し操作時の滑りを防止する滑り止め部3mを設ける。例示の場合、図4に示すように、周方向に沿った凹凸の繰り返し形状により形成した。このような滑り止め部3mを設ければ、リアキャップ1を回し操作する際の手の滑りを防止できるため、マウントアダプタAを着脱する際における操作の容易性及び安定性をより高めることができる利点がある。なお、22…は、外側筒部3oと内側筒部3i間に設けた複数(例示は八つ)のリブ部を示す。
一方、キャップ本体部2における一方の面2fに対する反対側の面2rには、本発明の要部を構成するアダプタ操作部6を一体形成する。
このアダプタ操作部6は、マウントアダプタAの第二マウント部Arに係合して当該マウントアダプタAを回し操作可能な一又は二以上(例示は八つ)の係合形状部を有する第一係合部4を備える。例示する第一係合部4は、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体形成し、かつ図8に示すように、マウントアダプタAにおけるフランジ爪11n…の相互間の空間に進入して当該フランジ爪11n…の端部11nt,11ns…に当接可能な係合凸部4s,4s…により形成した係合形状部を設けて構成した。
第一係合部4をこのような係合凸部4s,4s…により構成すれば、通常、マウントアダプタAの周方向に沿って設けた複数のフランジ爪11n…の端部11ns,11nt…に対して係合凸部4s,4s…が当接し、マウントアダプタAに対してリアキャップ1がいわば多点による嵌合状態になるため、操作時におけるリアキャップ1のふらつきや外れが無くなる。これにより、安定した回し操作を行うことが可能になり、操作時の安定感及び使用感に優れるとともに、繰返し操作によっても減耗が生じにくくなり、耐久性及び商品性を高めることができる。しかも、突起形状により一体形成できるため、金型形状の変更等により、リアキャップ1の製造時(成形時)に一緒に成形可能になるなど、実施の容易化及び低コスト化を図れる利点がある。
また、第一係合部4がマウントアダプタAに係合した際に、前述したロック機構10に対する操作により当該ロックを解除する第二係合部5を備える。例示する第二係合部5は、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体形成し、かつロック機構10におけるロックレバー12のロック解除操作部12pを押し操作してロックを解除する係合凸部5sにより構成した。特に、例示の場合、第一係合部4を構成する一つの係合凸部4sを兼用できる係合凸部5sとして形成した。このため、係合凸部5sは、周方向の位置を選定することにより係合凸部4sとしての機能を持たせるとともに、径方向及び光軸方向の長さと形状を選定することにより係合凸部5sとしての機能を持たせている。
第二係合部5をこのような係合凸部5sにより構成すれば、第一係合部4と同様の突起形状により一体形成できるため、リアキャップ1の製造時(成形時)に一緒に成形することができ、更なる実施の容易化及び低コスト化に寄与できる利点がある。
さらに、キャップ本体部2における反対側の面2rの外周に、この外周に沿って一体形成し、かつ内方に第一係合部4及び第二係合部5を配するリング堤部7を設ける。したがって、第一係合部4を構成する各係合凸部4s,4s…及び第二係合部5を構成する係合凸部5sは、キャップ本体2における反対側の面2rから光軸方向へ突出するとともに、リング堤部7の内周面から径方向(中心方向)へ突出する。このようなリング堤部7を設ければ、アダプタ操作部6における第一係合部4と第二係合部5をリング堤部7の内方に位置させることができるため、リング堤部7により第一係合部4と第二係合部5を外的に保護できる。また、マウントアダプタAにリアキャップ1を装着する際のガイド機能を持たせることができるとともに、第一係合部4及び第二係合部5を視覚的に隠すことができるため、外観性(形状性)の向上にも寄与できる利点がある。
図中、符号8は、マウントアダプタAに対して位置合わせを行う目印部であり、図2に示すように、リング堤部7の外周面に凸部により一体形成した。アダプタ操作部6に、マウントアダプタAに対して位置合わせを行う目印部8を設ければ、マウントアダプタAにリアキャップ1を装着する際の位置合わせに利用可能になるため、リアキャップ1をマウントアダプタAに装着する際の容易性及び円滑性を高めることができる利点がある。その他、図2に示す「OPEN」の文字と矢印マークを含む表示部25は、キャップ本体部2における反対側の面2rに表示し、マウントアダプタAを交換レンズLから取外す際の回し操作の方向を示している。
このように構成するアダプタ操作部6は、リアキャップ1をプラスチック素材により一体成形する際に、リアキャップ1の成形と一緒に一体成形できるため、金型の変更等により容易に実施することができる。また、アダプタ操作部6は、リアキャップ1に一体に備えるため、紛失などの不具合を招く虞れがなく、利便性及び実用性に優れた付加価値の高いリアキャップ1として提供できる。
よって、このような本実施形態に係るリアキャップ1によれば、基本的構成として、着脱部3を有するキャップ本体部2の一方の面2fに対する反対側の面2rに、マウントアダプタAに係止して当該マウントアダプタAを回し操作可能な一又は二以上の係合形状部を有する第一係合部4と、当該第一係合部4がマウントアダプタAに係合した際に、交換レンズLに対する装着位置XsをロックするマウントアダプタAに備えるロック機構10に対する操作により当該ロックを解除する第二係合部5とを有するアダプタ操作部6を設けてなるため、リアキャップ1をマウントアダプタAに装着するのみで、マウントアダプタAにおけるロック解除操作と回し操作の双方を一緒に行うことができる。したがって、交換レンズLに対するマウントアダプタAの着脱操作、特に、離脱操作を容易に行うことができ、着脱時の操作性及び利便性を飛躍的に高めることができるなど、リアキャップ1の多機能性及び多様性、更には付加価値性を高めることができる。
次に、本実施形態に係るリアキャップ1の使用方法について、図1〜図10を参照して説明する。
まず、マウントアダプタAを、交換レンズLに取付ける際には、次の手順により行うことができる。まず、マウントアダプタAの把持部Ahを手で持ち、図3に示すように、マウントアダプタAにおける第一マウント部Afを、交換レンズLのマウント部Lmに向けて取付ける。この場合、マウントアダプタAの第一マウント部Afに備える三つの爪部Afn…を、交換レンズLのマウント部Lmにおける三つの爪部Lmn…の相互間の空間を通して進入させ、進入させた位置でマウントアダプタAを回し操作すれば、マウントアダプタAの爪部Afn…が交換レンズLの爪部Lmn…に係止するとともに、前述したように、マウントアダプタAに備えるロック機構10により装置位置Xsがロックされる。これにより、交換レンズLに対するマウントアダプタAの取付けが終了する。マウントアダプタAを取付けた状態の交換レンズLを図4に示す。
なお、この際、マウントアダプタAの把持部Ahが薄くて持ちにくく、回し操作しにくい場合には、より持ち易いリアキャップ1を利用して回し操作することも可能である。この場合、後述するリアキャップ1を利用したマウントアダプタAの離脱操作に対して逆方向の操作を行えばよい。
次に、リアキャップ1を通常のキャップとして使用する場合について説明する。この場合、まず、リアキャップ1の着脱部3の外周面3fを手で持ち、図4に示すように、着脱部3側をマウントアダプタAの第二マウント部Arに向けて装着することができる。具体的には、着脱部3に備える四つの爪部21…を、第二マウント部Arに備える四つのフランジ爪11n…の相互間の空間を通して進入させ、進入させた位置でリアキャップ1を回し操作すれば、着脱部3の爪部21…を第二マウント部Arのフランジ爪11n…に係止させることにより装着できる。リアキャップ1を、通常のキャップとして、交換レンズLの後端に取付けたマウントアダプタAに装着した状態を図5に示す。これにより、交換レンズLの後端開口側をリアキャップ1により閉塞できる。
次に、交換レンズLに取付けたマウントアダプタAを、リアキャップ1を用いて取外す際の手順について説明する。
この場合、まず、リアキャップ1の着脱部3の外周面3fを手で持ち、図1及び図6に示すように、マウントアダプタAの第二マウント部Arに対してアダプタ操作部6側を装着する。この際、前述した目印部8を目安にしてマウントアダプタAに対する位置合わせを行うことができるとともに、リング堤部7をガイドとして第二マウント部Arに装着することができる。
また、アダプタ操作部6を第二マウント部Arに装着する際には、図8に示すように、アダプタ操作部6における第一係合部4の各係合凸部4s,4s…及び第二係合部5の係合凸部5sが、マウントアダプタAのフランジ爪11n,11n…の相互間の空間を通して進入し、当該フランジ爪11n,11n…の各端部11ns,11nt…に、各係合凸部4s,4s…及び係合凸部5sがそれぞれ係止(当接)する。さらに、図8に示す位置関係により、係合凸部5sはロック解除操作部12pに位置するため、係合凸部5sが進入することにより、ロック解除操作部12pを押してロックレバー12を回動変位させる。この結果、ロックレバー12のストッパ部12sは、図10に示すロック位置から図9に示すロック解除位置へ変位し、ロック機構10のロックが解除される。図6は、マウントアダプタAに対して、リアキャップ1のアダプタ操作部6を装着した状態を示す。したがって、この場合におけるリアキャップ1は、図5に示した通常のキャップとしての使用に対して前後の向きが反対になる。
この後、リアキャップ1を回し操作すれば、各係合凸部4s,4s…及び係合凸部5sがそれぞれ係止(当接)するフランジ爪11n,11n…、即ち、フランジ爪11n,11n…を一体に有するマウントアダプタAを回すことができ、交換レンズLからマウントアダプタAを容易に取外すことができる。
なお、図11及び図12には、リアキャップ1におけるアダプタ操作部6の変更例を示す。図11は、リング提部7の形状に係わる変更例を示す。図11に示すリング提部7は、キャップ本体部2における反対側の面2rからの突出長を、係合凸部4s…及び5sを隠すことができる最低限の突出長に選定したものである。例示の場合、係合凸部5sは、係合凸部4s…よりも長くなるため、係合凸部5sに位置するリング提部7の部位は、山形形状部31により形成した。したがって、この山形形状部31は、目印部8に兼用することもできる。
また、図12は、リング提部7の内側に円形カバー41を配し、この円形カバー41を弾性部42…により支持した変更例を示す。この場合、リング提部7の前端開口位置に円形カバー41を配することができるため、使用しないときは、リング提部7の前端開口のカバーとして機能させることができる。一方、使用する際には、円形カバー41を弾性部42…の弾性に抗して押し込むことにより、円形カバー41の内側に位置する係合凸部4s…及び5sをそれぞれ機能させることができる。このため、円形カバー41の外周縁には、係合凸部4s…及び5sの通過を許容する凹部41h…を形成する。
このように、リアキャップ1に設けるアダプタ操作部6は、その形状(デザイン)及び形態(構成)を本来の機能を維持する限りにおいて任意に変更可能であり、各種変更例により実施することができる。
以上、変更例を含む好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、光学機器本体としてカメラボディ(デジタルカメラボディ)を例示したが、銀塩カメラボディ,ビデオカメラボディ,プロジェクタボディ等の各種光学機器本体を適用できるとともに、交換レンズLとしてカメラボディ(デジタルカメラボディ)に着脱する交換レンズLを例示したが各種光学機器本体に対応する各種交換レンズLを適用できる。また、第一係合部4として、マウントアダプタAのフランジ爪11n,11n…の相互間の空間に進入して、当該フランジ爪11n,11n…における全部の端部11ns,11ns…に当接可能な係合凸部4s…を設けた場合を示したが、一部のフランジ爪11n…における各端部11ns,11ns…に当接可能な係合凸部4s…を設けてもよい。例えば、フランジ爪11n,11n…の相互間の空間に進入する係合凸部4s…を二つとしたが、二つの係合凸部4sと4s間を連続形成することにより一つの係合凸部4sとして設けてもよいし、連続したベルト状の凸部に、複数の切込み(凹部)を設けることにより各係合凸部4s…の機能を持たせてもよい。さらに、第二係合部5は、キャップ本体部2における反対側の面2rに一体に形成し、かつロック機構10におけるロックレバー12を押し操作してロックを解除する係合凸部5sにより構成した例を示したが、ロック機構10の構成に対応して解除可能な各種形態により構成した第二係合部5により実施可能である。一方、目印部8は色表示等の他の目印により実施してもよいし、滑り止め部3mは外周面3fにゴムシートを付設するなど、同一の機能を有する他の形態により実施してもよい。
本発明に係るマウントアダプタ用リアキャップは、デジタルカメラをはじめ、ビデオカメラやプロジェクタ等の各種光学機器本体に着脱する交換レンズに取付けるマウントアダプタに利用することができる。
1:マウントアダプタ用リアキャップ,2:キャップ本体部,2f:キャップ本体部の一方の面,2r:キャップ本体部の反対側の面,3:着脱部,3f:着脱部の外周面,3m:滑り止め部,4:第一係合部,4s…:係合凸部,5:第二係合部,5s:係合凸部,6:アダプタ操作部,7:リング堤部,8:目印部,10:ロック機構,11n…:フランジ爪,11ns…:フランジ爪の端部,12:ロックレバー,L:交換レンズ,A:マウントアダプタ,Xs:装着位置

Claims (6)

  1. 光学機器本体に装着する交換レンズに取付けたマウントアダプタに着脱する着脱部を有するマウントアダプタ用リアキャップにおいて、前記着脱部を有するキャップ本体部の一方の面に対する反対側の面に、前記マウントアダプタに係止して当該マウントアダプタを回し操作可能な一又は二以上の係合形状部を有する第一係合部と、当該第一係合部が前記マウントアダプタに係合した際に、前記交換レンズに対する装着位置をロックする前記マウントアダプタに備えるロック機構に対する操作により当該ロックを解除する第二係合部とを有するアダプタ操作部を設けてなることを特徴とするマウントアダプタ用リアキャップ。
  2. 前記第一係合部は、前記キャップ本体部における前記反対側の面に一体に形成し、かつマウントアダプタにおけるフランジ爪の相互間の空間に進入して当該フランジ爪の端部に当接可能な係合凸部により形成した前記係合形状部を備えることを特徴とする請求項1記載のマウントアダプタ用リアキャップ。
  3. 前記第二係合部は、前記キャップ本体部における前記反対側の面に一体に形成し、かつ前記ロック機構におけるロックレバーを押し操作してロックを解除する係合凸部を備えることを特徴とする請求項1記載のマウントアダプタ用リアキャップ。
  4. 前記アダプタ操作部は、前記キャップ本体部における前記反対側の面の外周に沿って形成し、かつ内方に前記第一係合部及び前記第二係合部を配するリング堤部を備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載のマウントアダプタ用リアキャップ。
  5. 前記アダプタ操作部は、マウントアダプタに対して位置合わせを行う目印部を有することを特徴とする請求項1記載のマウントアダプタ用リアキャップ。
  6. 前記着脱部は、円筒状に形成し、かつ外周面に、回し操作時の滑りを防止する滑り止め部を設けてなることを特徴とする請求項1記載のマウントアダプタ用リアキャップ。
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