JP2020129514A - ラミネート型電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】集電タブと外部端子を接合する際に生じ得る異物の影響を適切に抑制することが可能なラミネート型電池を提供する。【解決手段】ラミネート型電池1は、発電要素、集電タブ12A,12B、外部端子20A,20B、およびラミネート外装体30を備える。発電要素は電極体10を含む。集電タブ12A,12Bは、電極体10から外方に延びる。外部端子20A,20Bは集電タブ12A,12Bに接合される。ラミネート外装体30は、第1外装部31と第2外装部36を備える。第1外装部31は、集電タブ12A,12Bの一部を第1シール部32によって挟み込んだ状態で、発電要素を内部に封止する。第2外装部36は、外部端子20A,20Bの一部を第2シール部37によって挟み込んだ状態で、集電タブ12A,12Bと外部端子20A,20Bの接合部15A,15Bを内部に封止する。【選択図】図1

Description

本発明は、ラミネート外装体の内部に発電要素を封止するラミネート型電池に関する。
リチウムイオン二次電池等の電池は、パソコンや携帯端末等のポータブル電源、あるいはEV(電気自動車)、HV(ハイブリッド自動車)、PHV(プラグインハイブリッド自動車)等の車両駆動用電源として広く用いられている。
電池の一例として、フィルム状のラミネート外装体の内部に発電要素を封止するラミネート型電池が知られている。例えば、特許文献1に開示されている電池では、集電タブ(舌片部)と外部端子(正極タブおよび負極タブ)が超音波接合によって接合される。その後、集電タブと外部端子を含む電極体が、ラミネート外装体の内部に封止される。
特開2018−176215号公報
集電タブと外部端子を、抵抗溶接、レーザ溶接、または超音波接合等によって接合させる際に、異物(例えば金属の微粉等)が生じる場合がある。特許文献1に記載の電池では、接合時に生じた異物が電極体等の発電要素に混入し、混入した異物によって短絡等の不具合が生じることも考えられる。
本発明の典型的な目的は、集電タブと外部端子を接合する際に生じ得る異物の影響を適切に抑制することが可能なラミネート型電池を提供することである。
かかる目的を実現するべく、ここに開示される一態様のラミネート型電池は、電極体を含む発電要素と、上記電極体から外方に延びる集電タブと、上記集電タブに接合されることで上記集電タブに電気的に接続される外部端子と、フィルム状に形成され、幅広面同士を対向させた状態で溶着されることで、少なくとも上記発電要素を内部に封止するラミネート外装体と、を備え、上記ラミネート外装体は、上記集電タブのうち先端部よりも上記電極体側を、第1シール部によって挟み込んだ状態で溶着されることで、上記発電要素を内部に封止する第1外装部と、上記外部端子の先端部を外方に突出させつつ、少なくとも上記外部端子の一部を第2シール部によって挟み込んだ状態で溶着されることで、上記第1外装部の上記第1シール部から外方に突出している上記集電タブと上記外部端子の接合部を内部に封止する第2外装部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成のラミネート型電池では、集電タブと外部端子を接合している接合部と、第1外装部によって封止されている発電要素との間が、第1シール部によって遮蔽される。従って、接合部から異物が生じてしまった場合でも、生じた異物が発電要素に混入し難い。よって、接合部から生じ得る異物の影響が適切に抑制される。
紙面手前側のラミネート外装体30を省略した状態の、ラミネート型電池1の正面図である。 図1におけるA−A線矢視方向部分断面図である。 紙面手前側のラミネート外装体300を省略した状態の、ラミネート型電池2の正面図である。
以下、本開示における典型的な実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
本明細書において、「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電デバイス一般を指す用語であって、一次電池および二次電池を含む概念である。「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等のいわゆる蓄電池(すなわち化学電池)の他、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(すなわち物理電池)を包含する。以下、リチウムイオン二次電池をラミネート型電池として構成した場合を例示して、本開示に係るラミネート型電池について詳細に説明する。ただし、本開示に係るラミネート型電池を、以下の実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。例えば、ラミネート型電池は、固体の電解質を用いた全固体電池であってもよいし、電気二重層キャパシタ等の蓄電素子であってもよい。
図1および図2を参照して、本実施形態のラミネート型電池1の構成について説明する。本実施形態のラミネート型電池1は、電極体10、電解質(図示せず)、外部端子20(正極外部端子20Aおよび負極外部端子20B)、およびラミネート外装体30を備える。電極体10と電解質は、ラミネート型電池1の発電要素となる。電極体10と電解質は、ラミネート外装体30の内部に封止される。
電極体10の構成は従来公知の電池と同様の構成で良く、特に限定されない。本実施形態の電極体10は積層型の電極体であり、シート状の正極体11Aおよび負極体11Bを、それぞれ1枚以上、典型的にはそれぞれ複数備えている。正極体11Aと負極体11Bは、互いに絶縁された状態で交互に積層されている。なお、電極体10の構成を変更することも可能である。例えば、電極体10は、積層された正極体11Aと負極体11Bが捲回された捲回型の電極体であってもよい。
正極体11Aは、典型的には、正極集電体と、その表面に形成された正極活物質層とを備える。本実施形態の正極集電体にはアルミニウムが採用されている。正極活物質層は、正極活物質(例えば、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物等のリチウム遷移金属複合酸化物)を含む。負極体11Bは、典型的には、負極集電体と、その表面に形成された負極活物質層とを備える。本実施形態の負極集電体には銅が採用されている。負極活物質層は、負極活物質(例えば、黒鉛等の炭素材料)を含む。正極体11Aと負極体11Bの間には、セパレータが配置されていてもよい。セパレータは、正極活物質層と負極活物質層を絶縁する。セパレータとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂シート等を採用できる。
電解質の構成は従来公知の電池と同様の構成で良く、特に限定されない。電解質は、液状であってもよいし、ポリマー状(ゲル状)であってもよいし、固体状であってもよい。一例として、本実施形態の電解質は、非水溶媒と、電荷担体を生成するリチウム塩等の支持塩を含んでいる。
電極体10には集電タブ12(正極集電タブ12Aおよび負極集電タブ12B)が設けられている。詳細には、正極集電タブ12Aは、正極体11A(詳細には正極集電体)から外方に延びている。負極集電タブ12Bは、負極体11B(詳細には負極集電体)から外方に延びている。集電タブ12A,12Bは、活物質層(正極活物質層または負極活物質層)を具備せずに露出している。一例として、本実施形態では、正極集電タブ12Aと負極集電タブ12Bは、電極体10の異なる位置から同一の方向(図1における上方)に向けて延びている。ただし、正極集電タブ12Aと負極集電タブ12Bの構成を変更することも可能である。例えば、正極集電タブ12Aと負極集電タブ12Bは、互いに異なる方向へ(例えば反対方向へ)延びていてもよい。
外部端子20A,20Bは、集電タブ12A,12Bに接合されることで、集電タブ12A,12Bに電気的に接続される。詳細には、正極外部端子20Aは、正極集電タブ12Aの先端部近傍からさらに外方(図1における上方)へ延び、ラミネート外装体30から外側へ突出する。本実施形態の正極外部端子20Aは、薄いアルミニウム板である。負極外部端子20Bは、負極集電タブ12Bの先端部近傍からさらに外方(図1における上方)へ延び、ラミネート外装体30から外側へ突出する。本実施形態の負極外部端子20Bは、薄い銅板である。
正極外部端子20Aと正極集電タブ12Aは、接合部15Aで互いに接合される。また、負極外部端子20Bと負極集電タブ12Bは、接合部15Bで互いに接合される。一例として、本実施形態では、接合部15A,15Bにおける外部端子20A,20Bと集電タブ12A,12Bの接合方法として、抵抗溶接が採用されている。しかし、抵抗溶接以外の接合方法(例えば、レーザ溶接または超音波接合等)によって、外部端子20A,20Bと集電タブ12A,12Bが接合されてもよい。
ラミネート外装体30は、フィルム状に形成されており、幅広面同士を対向させた状態で溶着されることで袋状に形成される。その結果、内部の空間に発電要素(電極体10および電解質)が封止される。一例として、本実施形態では、フィルム状に形成された2枚のラミネート外装体30が貼り合わされることで、袋状に形成される。しかし、ラミネート外装体30の構成を変更することも可能である。例えば、フィルム状に形成された1枚のラミネート外装体が2つ折りとされ、折り目以外の部分が溶着されることで、袋状に形成されてもよい。また、フィルム状に形成された3枚以上のラミネート外装体が貼り合わされることで、袋状に形成されてもよい。また、本実施形態では、後述する第1外装部31と第2外装部36は、ラミネート型電池1の製造前に分離されていてもよい。
本実施形態のラミネート外装体30は、積層構造を有する。詳細には、フィルム状であるラミネート外装体30は、外側から順に、保護層、金属層、およびシーラント層を備える。保護層は、例えばナイロン等によって形成され、ラミネート外装体30の耐久性および耐衝撃性を向上させる。金属層は、例えばアルミニウム等によって形成され、ラミネート外装体30のガスバリア性および防湿性を向上させる。シーラント層は、熱溶着性を有する部材(例えばポリプロピレン(PP)等)によって形成され、隙間をシールする。なお、ラミネート外装体30の構成を変更することも可能である。例えば、アルミニウム以外の材質(例えば鉄等)が金属層として用いられてもよい。また、ラミネート外装体30の層の数は3つに限定されない。
図1および図2を参照して、ラミネート外装体30による発電要素等の封止方法について説明する。本実施形態のラミネート外装体30は、第1外装部31と第2外装部36を備える。第1外装部31は、発電要素(電極体10および電解質)を内部に封止する。第2外装部36は、集電タブ12A,12Bと外部端子20A,20Bの接合部15A,15Bを内部に封止する。以下、詳細に説明する。
第1外装部31は、第1シール部32と第1外周シール部33を備える。第1シール部32は、集電タブ12A,12Bのうち先端部よりも電極体10側(詳細には、接合部15A,15Bよりも電極体10側)を、ラミネート型電池1の厚み方向両側から挟み込んだ状態で溶着される。本実施形態の第1シール部32は、2つの集電タブ12A,12Bを横切る直線状に形成されている。しかし、第1シール部32の形状は直線状に限定されない。また、正極集電タブ12Aを挟み込む第1シール部と、負極集電タブ12Bを挟み込む第1シール部が別々に設けられていてもよい。
第1外周シール部33は、発電要素の外周のうち、第1シール部32以外の部分で溶着される。第1シール部32と第1外周シール部33によって囲まれる密閉空間内に、発電要素が封止される。2つの集電タブ12A,12Bの先端部は、第1シール部32から外方(図1では上方)に突出した状態となる。前述したように、本実施形態では、フィルム状に形成された2枚のラミネート外装体30が貼り合わされることで、袋状に形成される。従って、本実施形態の第1外周シール部33は、正面視略U字状となっている。ただし、第1外周シール部33の形状も変更可能である。
なお、第1シール部32では、集電タブ12A,12Bとラミネート外装体30のシーラント層の間に、熱溶着性を有する材質(例えばポリプロピレン(PP)等)によって形成されたタブフィルム(例えば先付け樹脂)が設けられていてもよい。この場合、集電タブ12A,12Bとラミネート外装体30の間のシール性がさらに向上する。
第2外装部36は、第2シール部37と第2外周シール部38を備える。第2シール部37は、外部端子20A,20Bを外方(図1および図2では上方)に突出させつつ、外部端子20A,20Bの一部(詳細には、外部端子20A,20Bにおける先端部と接合部15A,15Bの間)をラミネート型電池1の厚み方向両側から挟み込んだ状態で溶着される。本実施形態の第2シール部37は、2つの外部端子20A,20Bを横切る直線状に形成されている。しかし、第2シール部37の形状は直線状に限定されない。また、正極外部端子20Aを挟み込む第2シール部と、負極外部端子20Bを挟み込む第2シール部が別々に設けられていてもよい。また、本実施形態の第2シール部37では、外部端子20A,20Bとラミネート外装体30のシーラント層の間に、熱溶着性を有する材質によって形成されたタブフィルム40A,40Bが、外部端子20A,20Bを厚み方向両側から挟み込むように配置されている。その結果、外部端子20A,20Bとラミネート外装体30の間のシール性がさらに向上している。しかし、タブフィルム40A,40Bを省略することも可能である。
第2外周シール部38は、接合部15A,15Bの外周のうち、第1シール部32および第2シール部37以外の部分で溶着される。その結果、第1外装部31から外方(図1および図2では上方)に突出している接合部15A,15Bが、第2外装部36の内部に封止される。なお、本実施形態では、接合部15A,15Bは、第2外装部36の内部に形成される密閉空間内に封止される。
なお、本実施形態では、ラミネート型電池1の製造前において、第1外装部31と第2外装部36は分離されていない。つまり、本実施形態では、2枚のシート状のラミネート外装部30によって第1外装部31と第2外装部36が共に形成される。しかし、第1外装部31と第2外装部36は、ラミネート型電池1の製造前に分離されていてもよい。
本実施形態のラミネート型電池1の製造方法について説明する。ラミネート型電池1の製造方法は、第1外装部溶着工程、外部端子接合工程、および第2外装部溶着工程を含む。第1外装部溶着工程では、外部端子20A,20Bが集電タブ12A,12Bに接合される前の状態で、電極体10が第1外装部31の内部に封止される。次いで、外部端子接合工程では、第1外装部31から外方に突出している集電タブ12A,12Bに、外部端子20A,20Bが接合される。次いで、第2外装部溶着工程では、集電タブ12A,12Bと外部端子20A,20Bの接合部15A,15Bが、第2外装部37の内部に封止される。
本実施形態のラミネート型電池1では、集電タブ12A,12Bと外部端子20A,20Bを接合している接合部15A,15Bと、第1外装部31の内部に封止されている発電要素との間が、第1シール部32によって遮蔽される。従って、接合部15A,15Bから異物が生じてしまった場合でも、生じた異物が発電要素に混入し難い。よって、接合部15A,15Bから生じ得る異物の影響が適切に抑制される。
また、一般的に、集電タブ12A,12Bは薄く形成される場合が多いので、通電時に高温になり易い。しかし、本実施形態のラミネート型電池1では、通電タブ12A,12Bは、第1シール部32においてラミネート外装体30と接触している。従って、通電タブ12A,12Bから発生した熱が、ラミネート外装体30に放熱され易い。よって、通電タブ12A,12Bの温度上昇も抑制される。
また、発電要素を封入している密閉空間の内圧は、変動する場合がある。従来のラミネート型電池では、密閉空間の内圧が変動すると、ラミネート外装体の形状が変形し、薄く形成された集電タブに損傷等の不具合が生じることも考えられた。しかし、本実施形態のラミネート型電池1では、集電タブ12A,12Bの一部が第1シール部32によってシールされている。従って、第1外装部31内の内圧が変動し、第1外装部31の形状が変形しても、集電タブ12A,12Bの損傷等が生じにくい。
上記実施形態で開示された技術は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で例示された技術を変更することも可能である。図3を参照して、上記実施形態の変形例の1つであるラミネート型電池2について説明する。図3に例示するラミネート型電池2の構成のうち、第2外装部360の第2シール部370以外の構成については、上記実施形態のラミネート型電池1の構成と同様の構成を採用できる。従って、以下の説明では、上記実施形態のラミネート型電池1と同様の構成を採用できる部分については、ラミネート型電池1の構成と同一の符号を付し、その説明を省略する。図3に例示するラミネート外装体300は、上記実施形態と同様に、第1外装部31および第2外装部360を備える。第2外装部360の第2シール部370は、外部端子20A,20Bを外方に突出させつつ、外部端子20A,20Bを厚み方向両側から挟み込んだ状態で溶着される。ここで、図3に例示する第2外装部360は、上記実施形態の第2外装部36とは異なり、接合部15A,15Bとの間に隙間が生じない状態で溶着される。つまり、第2シール部370は、接合部15A,15Bの周囲に空間が生じないように隙間なく溶着される。この場合、第2シール部370を透過する水分量が減少すると共に、接合部15A,15Bの周囲の強度が増す。なお、図3に示す例では、便宜的に、第2シール部370と第2外周シール部38を分けて図示している。しかし、図3に例示するラミネート型電池2では、第2シール部370と第2外周シール部38は一体となっていてもよい。
また、上記実施形態では、正極集電タブ12Aと負極集電タブ12Bは、共に同一の方向(図1における上方)に向けて延びている。正極集電タブ12Aと負極集電タブ12Bは、共に1つの第1シール部32によってシールされている。しかし、正極集電タブ12Aと負極集電タブ12Bは、互いに異なる方向へ(例えば、図1における左方と右方へ)延びていてもよい。この場合、正極集電タブ12Aをシールする第1シール部と、負極集電タブ12Bをシールする第1シール部は、別々に設けられていてもよい。なお、この場合でも、図3に例示したラミネート型電池2と同様に、接合部15A,15Bの周囲に空間が生じないように第2シール部が溶着されてもよい。
1,2 ラミネート型電池
10 電極体
12A 正極集電タブ
12B 負極集電タブ
15A,15B 接合部
20A 正極外部端子
20B 負極外部端子
30,300 ラミネート外装体
31 第1外装部
32 第1シール部
36,360 第2外装部
37,370 第2シール部

Claims (1)

  1. 電極体を含む発電要素と、
    前記電極体から外方に延びる集電タブと、
    前記集電タブに接合されることで前記集電タブに電気的に接続される外部端子と、
    フィルム状に形成され、幅広面同士を対向させた状態で溶着されることで、少なくとも前記発電要素を内部に封止するラミネート外装体と、
    を備え、
    前記ラミネート外装体は、
    前記集電タブのうち先端部よりも前記電極体側を、第1シール部によって挟み込んだ状態で溶着されることで、前記発電要素を内部に封止する第1外装部と、
    前記外部端子の先端部を外方に突出させつつ、少なくとも前記外部端子の一部を第2シール部によって挟み込んだ状態で溶着されることで、前記第1外装部の前記第1シール部から外方に突出している前記集電タブと前記外部端子の接合部を内部に封止する第2外装部と、
    を備えたことを特徴とする、ラミネート型電池。

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