JP2020128654A - 手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器 - Google Patents

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祐紀 篠原
紗絵子 山口
Saeko Yamaguchi
紗絵子 山口
允 戸次
Makoto Totsugi
允 戸次
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Abstract

【課題】手洗い吐水口から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の吐水口内の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができる手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器を提供する。【解決手段】本発明の手洗い器付き洗浄水タンク装置1は、洗浄水タンク20の上部に設けられた手洗い器24を備え、この手洗い器の手洗い吐水口28には、洗浄水を整流する筒状の整流部48が設けられており、この整流部は、その軸方向に対して直交する第1区画壁72,74により区画されて複数の開口を上流側に形成する第1分流部50と、この第1分流部よりも下流側に設けられて且つ整流部の軸方向に対して直交する第2区画壁76,78により区画されて複数の開口を形成する第2分流部52と、を備えている。【選択図】図10

Description

本発明は、手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器に係り、特に、洗浄水を便器に供給する手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器に関する。
従来から、洗浄水を便器に供給する手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器として、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
このような従来の手洗い器付き洗浄水タンク装置においては、洗浄水タンクの上部に手洗い器が設けられており、この手洗い器のボウル部の後方に設けられたスパウトの吐水口からボウル部の底面の排水口に向けて手洗い用の洗浄水が吐水されるようになっている。
また、スパウトの吐水口の内部には、吐水される洗浄水を整流可能にする整流部として整流部材が設けられている。この整流部材においては、比較的開口が大きく形成された内側整流孔が設けられていると共に、この内側整流孔の半径方向外側には、比較的開口が小さな外側整流孔が放射状に複数配列されている。
これらにより、外側整流孔を通過した洗浄水は整流されると共に、内側整流孔を通過した洗浄水に引き寄せられるため、周囲への飛散を抑制しながら整流させた洗浄水を吐水することができるようになっている。
特開2018−109272号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の手洗い器付き洗浄水タンク装置においては、手洗い吐水の停止後において、各整流孔(特に開口の小さな外側整流孔)に表面張力による水膜が形成されるため、残水が生じてしまうという問題がある。
これにより、次回の手洗い吐水が行われる際には、吐水口の内部の圧縮された空気が吐水口から押し出されるため、吐水開始に先立って、このような残水の水膜が破裂し、洗浄水が弾けるように押し出されてしまう、いわゆる、「吐水前水膜破裂現象」が生じてしまうという問題がある。
したがって、このような吐水前水膜破裂現象をいかに抑制するかが要請された課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題や要請された課題を解決するためになされたものであり、手洗い吐水口から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の吐水口内の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができる手洗い器付き洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器を提供することを目的としている。
上述した課題を解説するために、本発明は、洗浄水を便器に供給する手洗い器付き洗浄水タンク装置であって、便器洗浄用の洗浄水が貯水される洗浄水タンクと、この洗浄水タンクの上部に設けられた手洗い器であって、手洗い用の洗浄水を吐水する手洗い吐水口を含む手洗い吐水部と、この手洗い吐水部から吐水された洗浄水を受ける手洗いボウル部と、この手洗いボウル部内の洗浄水を排出させる手洗い排水口と、を備えた上記手洗い器と、上記手洗い吐水口に設けられて上記手洗い吐水口を通過する洗浄水を整流する筒状の整流部と、を有し、上記整流部は、その軸方向に対して直交する第1区画壁により区画されて複数の開口を上流側に形成する第1分流部と、この第1分流部 よりも下流側に設けられて且つ上記整流部の軸方向に対して直交する第2区画壁により区画されて複数の開口を形成する第2分流部と、を備えており、上記第1分流部は、その上流側から流入した洗浄水を分流するように構成され、上記第2分流部は、上記第1分流部で分流した洗浄水をさらに分流するように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、手洗い吐水部における手洗い吐水口の整流部に流入した洗浄水は、第1分流部の複数の開口を通過することにより分流されて整流化される。その後、洗浄水は、第2分流部の複数の開口を通過することによりでさらに分流されて整流化される。
これにより、整流部を通過する洗浄水について、第1分流部から第2分流部へと段階的に整流化して細分化することができるため、整流部全体における整流効果を高めることができる。
また、第1分流部から第2分流部への段階的な整流化により、第1分流部及び第2分流部の各区画壁により分断された複数の開口のそれぞれの開口断面積を比較的大きく設定することができるため、整流部内の残水が発生し難くなる。
これらの結果、手洗い吐水口から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の整流部の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができる。
本発明において、好ましくは、上記第1分流部の開口を形成する上記第1区画壁及び上記第2分流部の開口を形成する上記第2区画壁のそれぞれは、互いに上記整流部の軸方向に重なり合わないように配置されている。
このように構成された本発明においては、第1分流部の開口の第1区画壁及び第2分流部の開口の第2区画壁のそれぞれが、互いに整流部の軸方向に重なり合わないように配置されているため、第1分流部の複数の開口を通過して分流した洗浄水について、第2分流部において複数の開口のそれぞれに確実に分流させて整流化することができる。
これにより、整流部全体における整流効果を高めることができると共に、手洗い吐水前の整流部の残水による水膜破裂を効果的に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれは、互いに上記整流部の軸方向に連続するように設けられている。
このように構成された本発明においては、第1分流部及び第2分流部のそれぞれが互いに上記整流部の軸方向に連続するように設けられているため、第1分流部で分流された洗浄水は、この分流された状態を維持した状態で速やかに第2分流部に流入することできる。
したがって、第1分流部から第2分流部へと段階的な洗浄水の分流を確実に行うことができるため、確実に整流効果を高めることができる。
本発明において、好ましくは、上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれは、その中心部を軸方向に延びるように形成されている単一の内側整流通路部と、この内側整流通路部の外側に放射状に形成されている複数の外側整流通路部と、を備えており、上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれの外側整流通路部の開口断面積は、上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれの内側整流通路部の開口断面積よりも大きくなるように設定されている。
このように構成された本発明においては、第1分流部及び第2分流部のそれぞれの外側整流通路部の開口断面積が、第1分流部及び第2分流部のそれぞれの内側整流通路部の開口断面積よりも大きくなるように設定されているため、外側整流通路部の開口を大きく形成することにより外側整流通路部の残水を抑制することができると共に、内側整流通路部を通過する洗浄水の流速を高めることができる。
したがって、第1分流部及び第2分流部のそれぞれの外側整流通路部を流れる洗浄水について、その内側の内側整流通路部を流れる流速が比較的高い洗浄水に引き込まれる求心作用が生ずる。このような求心作用により、第1分流部及び第2分流部のそれぞれの外側整流通路部を流れる洗浄水について、周囲への飛散を抑制して乱流の発生をし難くすることができると共に、残水を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記第2分流部の内側整流通路部は、その下端が上記第2分流部の外側整流通路部の下端よりも下方に位置し且つ上記整流部全体の下端よりも上方に位置している。
このように構成された本発明においては、第2分流部の内側整流通路部について、その下端が第2分流部の外側整流通路部の下端よりも下方に位置しているため、第2分流部の外側整流通路部を通過した洗浄水を内側整流通路部の下端側に向けて導くことができる。
したがって、第2分流部の外側整流通路部の下端付近の洗浄水の表面張力を効果的に破壊することができ、残水の発生を抑制することができる。
また、第2分流部の内側整流通路部について、その下端が整流部全体の下端(整流部の最下端)よりも上方に位置するように延びているため、第2分流部の内側整流通路部の下端付近の洗浄水を整流部全体の下端に向けて導くことができる。
したがって、第2分流部の内側整流通路部の下端付近や整流部全体の下端付近の洗浄水の表面張力を効果的に破壊することができ、残水の発生を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記第2分流部の外側整流通路部の外径は、上記第1分流部の外側整流通路部の外径よりも小さい。
このように構成された本発明においては、第2分流部の外側整流通路部の外径が第1分流部の外側整流通路部の外径よりも小さいため、第1分流部の外側整流通路部から第2分流部の外側整流通路部に分流する洗浄水について、内側に誘導して縮流させることができる。
したがって、第1分流部及び第2分流部のそれぞれの外側整流通路部を流れる洗浄水について、周囲への飛散を抑制して乱流の発生をし難くすることができると共に、残水を抑制することができる。
また、本発明は、上記手洗い器付き洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器である。
このように構成された本発明においては、手洗い吐水口から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の整流部の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができる手洗い器付き洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器を提供することができる。
本発明の手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器によれば、手洗い吐水口から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の吐水口内の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができる。
本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器の概略側面断面図である。 本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の概略正面断面図である。 本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の手洗吐水口に組み込まれる整流部材の正面図である。 本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の整流部材の上面図である。 図3のV−V線に沿った断面図である。 図3のVI−VI線に沿った断面図である。 図3のVII−VII線に沿った断面図である。 図4のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図4のIX−IX線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の整流部材の縦断面斜視図である。
つぎに、図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗大便器の概略側面断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1は、水洗大便器2の便器本体4の上面における便座6及びその上面を覆う便蓋8の後方側に設けられている。
また、便器本体4は、汚物を受けるボウル10と、このボウル10の後方(上流側)に形成される導水路12と、ボウル10の下部と連通するトラップ管路14と、をそれぞれ備えている。
さらに、便器本体4は、ボウル10の上縁に形成されて内側にオーバーハングしたリム16を備えている。このリム16の後方側には、導水路12から供給される洗浄水を吐水するリム吐水口18が形成されている。このリム吐水口18から吐水された洗浄水は、ボウル10内を旋回しながら下降し、ボウル10内全体が洗浄されるようになっている。
なお、水洗大便器2としては、便器本体4のボウル(図示せず)内の水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる、洗い落し式の水洗大便器の例について説明するが、このような洗い落し式の水洗大便器に限定されず、サイホン作用を利用して便器本体4のボウル内の汚物を吸い込んで排水トラップ管路から一気に外部に排出する、いわゆる、サイホン式の水洗大便器等の他のタイプの水洗大便器にも適用可能である。
つぎに、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の概略正面断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1は、便器洗浄用の洗浄水を便器本体4の導水路12に供給するものである。
具体的には、手洗い器付き洗浄水タンク装置1は、洗浄水タンクとして、陶器製の外装タンク20と、この外装タンク20内に収容された内装タンク22と、を備えている。
また、手洗い器付き洗浄水タンク装置1は、外装タンク20の上部に設けられた手洗い器24を備えている。この手洗い器24は、手洗い用の洗浄水を吐水する手洗い吐水部(スパウト26、手洗い吐水口28)と、この手洗い吐水口28(詳細は後述する)から吐水された洗浄水を受ける手洗いボウル部(手洗いボウル30)と、この手洗いボウル30内の洗浄水を排出させる手洗い排水口32と、を備えている。
つぎに、図2に示すように、内装タンク22は、便器洗浄用の洗浄水を貯水する実質的な貯水タンクとして機能しており、その内部に貯水された洗浄水について重力を利用して底部の排水口22aから排出することにより便器本体4の導水路12に洗浄水を供給する、いわゆる、重力給水式の貯水タンクである。
また、図2に示すように、内装タンク22の内部には、給水弁装置34及び排水弁装置36がそれぞれ設けられている。
水道等の給水源38に接続されている給水管40から供給された便器洗浄用の洗浄水は、給水弁装置34により内装タンク22内に給水され、内装タンク22内に貯水された洗浄水は排水弁装置36により排水されるようになっている。
ここで、給水弁装置34は、給水路(図示せず)を開閉する給水バルブ(図示せず)や、給水動作及び止水動作のタイミングを調整するフロート34a等を備えているが、これらの詳細な構造については、従来のものと同様であるため、説明を省略する。
また、給水弁装置34は、給水管40から給水された洗浄水について内装タンク22内に洗浄水を直接的に給水するタンク側給水管(図示せず)、及び、このタンク側給水管(図示せず)から分岐して手洗い器24のスパウト26の上流側に接続される手洗い器側給水管42をそれぞれ備えている。
これらにより、タンク給水管(図示せず)に供給された洗浄水の一部は、手洗い器側給水管42を経てスパウト26に供給されるようになっている。
そして、スパウト26の手洗い吐水口28から手洗いボウル30内に吐水された洗浄水は、手洗い器24における手洗いに利用され、手洗い排水口32から水受けユニット44を経て内装タンク22内に排出され、便器洗浄用の洗浄水として利用されるようになっている。
つぎに、図2に示すように、排水弁装置36は、内装タンク22の排水口22aを開閉する排水弁体36aを備えており、内装タンク22内の洗浄水を便器本体4の導水路12に排水するものである。
この排水弁装置36の詳細な構造については、従来のものと同様であるため、説明を省略する。
また、図2に示すように、洗浄水タンク装置1は、排水弁装置36を操作するための操作装置46を備えている。この操作装置46の詳細な構造については、従来のものと同様のものであるため、説明を省略する。
さらに、本実施形態では、操作装置46の操作により、大洗浄、小洗浄、及び、エコ小洗浄の3種類の大中小の洗浄水量のうちのいずれかの洗浄水量を適宜選択して便器洗浄を行うことができる構造になっているが、大洗浄のみで便器洗浄を行うものであってもよいし、大洗浄及び小洗浄の2種類の洗浄水量で便器洗浄を行うものであってもよい。
つぎに、図1〜図10を参照して、手洗い器付き洗浄水タンク装置1の手洗い器24のスパウト26の手洗い吐水口28に関する具体的な構造について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、手洗い器24のスパウト26の手洗い吐水口28の内部には、整流部材48が組み込まれている。この整流部材48により、手洗い吐水口28から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の整流部の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができるようになっている。
つぎに、図3〜図10を参照して、整流部材48の具体的な構造について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の手洗吐水口に組み込まれる整流部材の正面図である。また、図4は、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の整流部材の上面図である。さらに、図5〜図7のそれぞれは、図3のV−V線、VI−VI線、VII−VII線に沿った断面図である。また、図8及び図9のそれぞれは、図4のVIII−VIII線、IX−IX線に沿った断面図である。さらに、図10は、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置の整流部材の縦断面斜視図である。
図3〜図10に示すように、整流部材48は、その横断面形状が円形形状であり、全体形状が概ね円筒形状に形成されている。
図4〜図10に示すように、整流部材48の内部においては、その軸方向の上端(上流)から下端(下流)に向かって、第1分流部50、第2分流部52、及び、合流部54をそれぞれ備えている。
また、図4〜図10に示すように、第1分流部50は、整流部材48の内部上方側(上流側)に設けられており、その横断面の中心側から径方向外側に向かって、単一の内側整流通路部(単一の第1内側整流通路56)及び複数の外側整流通路部(2つの第1外側整流通路60,62)をそれぞれ備えている。
同様に、第2分流部52のそれぞれは、第1分流部50の下側(下流側)に設けられており、その横断面の中心側から径方向外側に向かって、単一の内側整流通路部(単一の第2内側整流通路58)及び複数の外側整流通路部(2つの第2外側整流通路64,66)をそれぞれ備えている。
図4〜図10に示すように、単一の第1内側整流通路56及び第2内側整流通路58のそれぞれは、各分流部50,52の横断面の中心を含み且つ軸方向(中心軸線C1の方向)に円筒状に延びる単一の開口通路を形成している。
つぎに、図4〜図10に示すように、第1外側整流通路60,62及び第2外側整流通路64,66のそれぞれは、各内側整流通路56,58の外周側の区画壁68,70のそれぞれから径方向外側に向かって放射状に複数(2つ)の開口通路を形成している。
また、図4〜図10に示すように、第1外側整流通路60,62のそれぞれは、第1内側整流通路56の外周側の区画壁68の前後両端のそれぞれから前後方向(中心軸線C1に対して直交する方向)に延びる第1区画壁(区画壁72,74)により、互いに周方向に仕切られている。
同様に、図4〜図10に示すように、第2外側整流通路64,66のそれぞれは、第2内側整流通路58の外周側の区画壁70の左右両端のそれぞれから左右方向(中心軸線C1に対して直交する方向)に延びる第2区画壁(区画壁76,78)により、互いに周方向に仕切られている。
さらに、図7〜図10に示すように、合流部54においては、第2分流部52の第2内側整流通路58の下端よりも下方側(下流側)に単一の合流通路80が形成されている。
つぎに、図4〜図6及び図8〜図10に示すように、第1分流部50の第1外側整流通路60,62の各区画壁72,74及び第2分流部52の第2外側整流通路64,66の各区画壁76,78は、互いに整流部材48の軸方向に重なり合わないように配置されている。
また、図4〜図6及び図8〜図10に示すように、第1分流部50及び第2分流部52のそれぞれは、互いに整流部材48の軸方向に連続するように設けられている。ここで、「連続」とは、分流した洗浄水が再び合流しない程度に軸方向に連なって設けられていればよい。
すなわち、第1内側整流通路56及び第2内側整流通路58のそれぞれは、互いに軸方向に連続的に形成された単一の整流通路となっている。
さらに、第1外側整流通路60,62及び第2外側整流通路64,66のそれぞれについても、互いに軸方向に連通する複数の整流通路となっている。
つぎに、図5及び図6に示すように、第1分流部50の各外側整流通路60,62の開口断面積S1,S2は、互いに等しく設定されている(S1=S2)。また、これらの開口断面積S1,S2は、第1分流部50の第1内側整流通路56の開口断面積S3よりも大きくなるように設定されている(S1,S2>S3)。
同様に、図5及び図6に示すように、第2分流部52の各外側整流通路64,66の開口断面積S4,S5は、互いに等しく設定されている(S4=S5)。また、これらの開口断面積S4,S5は、第2分流部52の第2内側整流通路58の開口断面積S6よりも大きくなるように設定されている(S4,S5>S6)。
また、図5、図6及び図8に示すように、第2分流部52の第2外側整流通路64,66の最大外径(最大直径D2)は、第1分流部50の第1外側整流通路60,62の最大外径(最大直径D1)よりも小さくなるように設定されている(D2<D1)。
さらに、図8に示すように、第2分流部52の第2内側整流通路58は、その下端が第2分流部52の第2外側整流通路部64,66の下端(より具体的には、区画壁76,78の下端)よりも下方に位置し、かつ、整流部材48の全体の下端(より具体的には、合流部54の合流通路80の下端)よりも上方に位置している。
つぎに、図1〜図10を参照して、上述した本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1の作用効果について説明する。
まず、本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1によれば、手洗い器24のスパウト26内の洗浄水の流れF0(図10参照)は、手洗い吐水口28の整流部材48に流入する際、第1分流部50の第1内側整流通路56の単一の開口及び第1外側整流通路60,62の複数(2つ)の開口のそれぞれに分流する流れ(図10のF1,F2,F3参照)を形成する。そして、各流れF1,F2,F3は、それぞれの対応する各整流通路56,60,62内を通過することにより整流化される。
その後、第1分流部50の第1内側整流通路56を通過した洗浄水(図10の流れF1参照)は、第2分流部52の単一の第2内側整流通路58を通過する。
一方、第1分流部50の各外側整流通路60,62を通過した洗浄水(図10の流れF2,F3参照)は、第2分流部52の第2外側整流通路64,66のそれぞれにさらに分流する流れ(図10の流れF4,F5,F6,F7参照)を形成する。そして、各流れF4,F5,F6,F7は、それぞれの対応する各整流通路64,66を通過することにより整流化される。
これにより、整流部材48を通過する洗浄水について、上流側の第1分流部50から下流側の第2分流部52へと段階的に分流させることにより、整流化させて細分化することができるため、整流部材48の全体における整流効果を高めることができる。
また、第1分流部50から第2分流部52への段階的な整流化により、第1分流部50及び第2分流部52の内側整流通路56,58及び外側整流通路60,62,64,66のそれぞれの開口断面積を比較的大きく設定することができるため、整流部材48内の残水が発生し難くなる。
これらの結果、手洗い吐水口から吐水される洗浄水の整流化と、手洗い吐水前の整流部材48の残水による水膜破裂の抑制との両立を実現することができる。
つぎに、本実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1によれば、第1分流部50の第1外側整流通路60,62の区画壁72,74及び第2分流部52の第2外側整流通路64,66の区画壁76,78のそれぞれが、互いに整流部材48の軸方向に重なり合わないように配置されている。
これにより、第1分流部50の第1外側整流通路60,62の複数の開口を通過して分流した洗浄水(図10の流れF1,F2参照)について、第2分流部52において第2外側整流通路64,66の複数の開口のそれぞれに確実に分流する流れ(図10の流れF4,F5,F6,F7参照)を形成することができる。そして、各流れF4,F5,F6,F7について、それぞれの対応する各整流通路64,66を通過させることにより整流化することができる。
したがって、整流部材48の全体における整流効果を高めることができると共に、手洗い吐水口28における手洗い吐水前の整流部材48の残水による水膜破裂を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1によれば、第1分流部50及び第2分流部52のそれぞれの内側整流通路56,58及び外側整流通路60,62,64,66が互いに整流部材48の軸方向に連続するように設けられている。
これにより、第1分流部50で内側整流通路56及び外側整流通路60,62のそれぞれに分流された洗浄水(図10の流れF1,F2,F3参照)は、この分流された状態を維持した状態で速やかに第2分流部52の内側整流通路58及び外側整流通路64,66に流入することできる。
したがって、第1分流部50から第2分流部52へと段階的な洗浄水の分流を確実に行うことができるため、確実に整流効果を高めることができる。
さらに、本実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1によれば、第1分流部50の各外側整流通路60,62の開口断面積S1,S2は、互いに等しく設定されている(S1=S2)。また、これらの開口断面積S1,S2は、第1分流部50の第1内側整流通路56の開口断面積S3よりも大きくなるように設定されている(S1,S2>S3)。
同様に、図5及び図6に示すように、第2分流部52の各外側整流通路64,66の開口断面積S4,S5は、互いに等しく設定されている(S4=S5)。また、これらの開口断面積S4,S5は、第2分流部52の第2内側整流通路58の開口断面積S6よりも大きくなるように設定されている(S4,S5>S6)。
これらにより、第1外側整流通路60,62及び第2外側整流通路64,66の開口を大きく形成することにより各外側整流通路60,62,64,66の残水を抑制することができると共に、各内側整流通路56,58を通過する洗浄水(図10の流れF1参照)の流速を高めることができる。
したがって、第1分流部50及び第2分流部52のそれぞれの外側整流通路60,62,64,66を流れる洗浄水(図10の流れF4,F5,F6,F7参照)について、その内側の各内側整流通路56,58を流れる比較的流速が高い洗浄水(図10の流れF1参照)に引き込まれる求心作用が生ずる。このような求心作用により、外側整流通路60,62,64,66を流れる洗浄水について、周囲への飛散を抑制して乱流の発生をし難くすることができると共に、残水を抑制することができる。
つぎに、本実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1によれば、第2分流部52の第2内側整流通路58は、その下端が第2分流部52の第2外側整流通路部64,66の下端(より具体的には、区画壁76,78の下端)よりも下方に位置し、かつ、整流部材48の全体の下端(より具体的には、合流部54の合流通路80の下端)よりも上方に位置している。
これにより、第2分流部52の第2外側整流通路64,66を通過した洗浄水(図10の流れF4,F5,F6,F7参照)を第2内側整流通路58の下端側に向けて導くことができる。
したがって、第2分流部52の第2外側整流通路64,66の下端付近の洗浄水の表面張力を効果的に破壊することができ、残水の発生を抑制することができる。
また、第2分流部52の第2内側整流通路58について、その下端が整流部材48の全体の下端(より具体的には、合流部54の合流通路80の下端)よりも上方に位置しているため、第2分流部52の第2内側整流通路58の下端付近の洗浄水を合流部54の合流通路80の下端に向けて導くことができる。
したがって、第2分流部52の第2内側整流通路58の下端付近や合流部54の合流通路80の下端付近の洗浄水の表面張力を効果的に破壊することができ、残水の発生を抑制することができる。
また、本実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1によれば、第2分流部52の第2外側整流通路64,66の最大外径(最大直径D2)が、第1分流部50の第1外側整流通路60,62の最大外径(最大直径D1)よりも小さくなるように設定されている(D2<D1)。
これにより、第1分流部50の第1外側整流通路60,62のそれぞれの洗浄水(図10の流れF2,F3参照)が第2分流部52の第2外側整流通路64,66のそれぞれに分流する洗浄水の流れ(図10の流れF4,F5,F6,F7参照)について、内側に誘導して縮流させることができる。
したがって、第1分流部50及び第2分流部52のそれぞれの外側整流通路60,62,64,66を流れる洗浄水について、周囲への飛散を抑制して乱流の発生をし難くすることができると共に、残水を抑制することができる。
なお、上述した本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置1においては、整流部材48の全体が概ね円筒形状である形態について説明したが、整流部材48の形状については、横断面形状が円形以外の楕円形状や矩形形状となる、円筒形状以外の筒状形状であってもよい。
1 本発明の一実施形態による手洗い器付き洗浄水タンク装置
2 水洗大便器
4 便器本体
6 便座
8 便蓋
10 ボウル
12 導水路
14 トラップ管路
16 リム
18 リム吐水口
20 外装タンク(洗浄水タンク)
22 内装タンク(洗浄水タンク)
22a 排水口
24 手洗い器
26 スパウト(手洗い吐水部)
28 手洗い吐水口(手洗い吐水部)
30 手洗いボウル(手洗いボウル部)
32 手洗い排水口
34 給水弁装置
34a フロート
36 排水弁装置
36a 排水弁体
38 給水源
40 給水管
42 手洗い器側給水管
44 水受けユニット
46 操作装置
48 整流部材(整流部)
50 第1分流部
52 第2分流部
54 合流部
56 第1内側整流通路(内側整流通路部)
58 第2内側整流通路(内側整流通路部)
60 第1外側整流通路(外側整流通路部)
62 第1外側整流通路(外側整流通路部)
64 第2外側整流通路(外側整流通路部)
66 第2外側整流通路(外側整流通路部)
68 区画壁
70 区画壁
72 区画壁(第1区画壁)
74 区画壁(第1区画壁)
76 区画壁(第2区画壁)
78 区画壁(第2区画壁)
80 合流通路
C1 中心軸線
D1 第1分流部の第1外側整流通路の最大外径
D2 第2分流部の第2外側整流通路の最大外径
F0 洗浄水の流れ
F1 洗浄水の流れ
F2 洗浄水の流れ
F3 洗浄水の流れ
F4 洗浄水の流れ
F5 洗浄水の流れ
F6 洗浄水の流れ
F7 洗浄水の流れ
S1 第1分流部の第1外側整流通路の開口断面積
S2 第1分流部の第1外側整流通路の開口断面積
S3 第1分流部の第1内側整流通路の開口断面積
S4 第2分流部の第2外側整流通路の開口断面積
S5 第2分流部の第2外側整流通路の開口断面積
S6 第2分流部の第2内側整流通路の開口断面積

Claims (7)

  1. 洗浄水を便器に供給する手洗い器付き洗浄水タンク装置であって、
    便器洗浄用の洗浄水が貯水される洗浄水タンクと、
    この洗浄水タンクの上部に設けられた手洗い器であって、手洗い用の洗浄水を吐水する手洗い吐水口を含む手洗い吐水部と、この手洗い吐水部から吐水された洗浄水を受ける手洗いボウル部と、この手洗いボウル部内の洗浄水を排出させる手洗い排水口と、を備えた上記手洗い器と、
    上記手洗い吐水口に設けられて上記手洗い吐水口を通過する洗浄水を整流する筒状の整流部と、を有し、
    上記整流部は、その軸方向に対して直交する第1区画壁により区画されて複数の開口を上流側に形成する第1分流部と、この第1分流部よりも下流側に設けられて且つ上記整流部の軸方向に対して直交する第2区画壁により区画されて複数の開口を形成する第2分流部と、を備えており、
    上記第1分流部は、その上流側から流入した洗浄水を分流するように構成され、上記第2分流部は、上記第1分流部で分流した洗浄水をさらに分流するように構成されていることを特徴とする手洗い器付き洗浄水タンク装置。
  2. 上記第1分流部の開口を形成する上記第1区画壁及び上記第2分流部の開口を形成する上記第2区画壁のそれぞれは、互いに上記整流部の軸方向に重なり合わないように配置されている請求項1記載の洗浄水タンク装置。
  3. 上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれは、互いに上記整流部の軸方向に連続するように設けられている請求項1又は2に記載の洗浄水タンク装置。
  4. 上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれは、その中心部を軸方向に延びるように形成されている単一の内側整流通路部と、この内側整流通路部の外側に放射状に形成されている複数の外側整流通路部と、を備えており、
    上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれの外側整流通路部の開口断面積は、上記第1分流部及び上記第2分流部のそれぞれの内側整流通路部の開口断面積よりも大きくなるように設定されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置。
  5. 上記第2分流部の内側整流通路部は、その下端が上記第2分流部の外側整流通路部の下端よりも下方に位置し且つ上記整流部全体の下端よりも上方に位置している請求項4記載の洗浄水タンク装置。
  6. 上記第2分流部の外側整流通路部の外径は、上記第1分流部の外側整流通路部の外径よりも小さい請求項4又は5に記載の洗浄水タンク装置。
  7. 上記請求項1乃至6の何れか1項に記載の手洗い器付き洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器。
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