JP2020119481A - 画像変換システムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元モデルを生成する毎に3次元モデルの洗練度を向上させる。【解決手段】画像変換システム200は、パーソナルコンピューター20及びサーバー40を備える。パーソナルコンピューター20は、複数面図の対象画像の各画像ラインを取得する画像ライン取得部211Aと、各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する寸法測定部211Bと、画像ライン取得部211Aにて取得した複数面図ごとの対象画像の画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する解析部212と、対象画像の今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果及び対象画像をサーバー40の最良データ記憶部42Bに上書きする更新制御部216と、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像及び分析結果に基づいて、当該対象画像の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部217と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、画像変換システムおよび情報処理装置に関し、特に、画像形成装置にて読み取られた原稿の画像から3次元モデルを生成する技術に関する。
機械部品の設計には、3次元CAD(computer-aided design)システムが用いられている。3次元CADシステムでは、フィーチャパラメトリックモデリングという手法が用いられている。フィーチャパラメトリックモデリングは、目的形状の各特徴部分をそれぞれフィーチャと呼ばれる単純な3次元形状で定義し、これらのフィーチャを加減算することで複雑な3次元モデルを生成している。つまり、3次元モデルは、複数のフィーチャから構成されている。そして、この3次元CADシステムでは、3次元モデルを構成する複数のフィーチャのうちの一つのフィーチャがユーザーによって選択され、当該選択されたフィーチャの寸法などをユーザーが変更し、当該変更後のフィーチャを対応する他のフィーチャに対して加減算することで、3次元モデルの形状を変更することが可能となっている。
国際公開第00/55815号 特開平09―22421号公報
しかしながら、特許文献1に記載の3次元CADシステムでは、3次元モデル中の一つのフィーチャが選択された場合に、当該選択されたフィーチャの2次元図面を生成することが可能となっているが、2次元図面から3次元モデルを生成することはできない。また、特許文献2に記載のCADシステムでは、複数面の2次元図面を用いて3次元モデルを生成しているが、2次元図面の全寸法をユーザーが入力する必要があり、ユーザーの作業負担が非常に大きいという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、2次元図面から3次元モデルを生成する際のユーザーの作業負担を低減することができ、かつ、3次元モデルを生成する毎に3次元モデルの洗練度を向上させることを可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像変換システムは、画像形成装置とサーバーと情報処理装置とを含む画像変換システムであって、前記画像形成装置は、原稿に正投影図法により描かれた複数面図の対象画像を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記複数面図の対象画像を、前記サーバーと前記情報処理装置とに送信する送信部と、を備え、前記サーバーは、前記送信部からの前記複数面図の対象画像を記憶するデータベースを備え、前記データベースは、不適データ記憶部と最良データ記憶部とを備え、前記情報処理装置は、前記送信部からの前記複数面図の対象画像について各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する画像ライン取得部と、前記画像ライン取得部が取得した前記各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する寸法測定部と、前記画像ライン取得部にて取得した前記複数面図ごとの前記対象画像の各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する解析部と、前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する初期検出部と、前記初期検出部が前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、当該対象画像及び当該解析部における分析結果を、前記サーバーの前記最良データ記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記解析部における前記対象画像の今回の分析結果が、前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記サーバーの前記最良データ記憶部に上書きし、前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記サーバーの前記不適データ記憶部に記憶させるとともに、前記最良データ記憶部から前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない更新制御部と、前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、前記複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、を備える。
本発明の一局面に係る情報処理装置は、原稿に正投影図法により描かれた複数面図の対象画像を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された複数面図の対象画像について各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する画像ライン取得部と、前記画像ライン取得部が取得した前記各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する寸法測定部と、前記画像ライン取得部にて取得した前記複数面図ごとの前記対象画像の各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する解析部と、前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する初期検出部と、前記初期検出部が前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、当該対象画像及び当該解析部における分析結果を、前記記憶部に形成された最良データ記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記解析部における前記対象画像の今回の分析結果が、前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記最良データ記憶部に上書きし、前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記記憶部に形成された不適データ記憶部に記憶させるとともに、前記最良データ記憶部から前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない更新制御部と、前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、前記複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、を備える。
本発明によれば、2次元図面から3次元モデルを生成する際のユーザーの作業負担を低減することができ、かつ、3次元モデルを生成する毎に3次元モデルの洗練度を向上させることが可能になる。
本発明の第1実施形態にかかる画像変換システムを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るパーソナルコンピューター及びサーバーの各主要内部構成を示す機能ブロック図である。 3次元モデル生成部の構成を示す機能ブロック図である。 (A)は画像形成装置にて実行される3次元モデル生成用スキャン処理の一例を示すフローチャート、(B)は画像形成装置の表示部の表示画面の一例を示す図である。 4面図の対象画像が記載された原稿の一例を示す図である。 パーソナルコンピューターにて実行されるイメージ分析処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は側面図の対象画像の画像ラインを取得する一例を示す図、(B)は側面図の対象画像の画像ラインの寸法を算出する一例を示す図である。 パーソナルコンピューターにて実行される3次元モデル生成処理の一例を示すフローチャートである。 4面図の対象画像に平面座標系をそれぞれ設定する一例を示す図である。 (A)〜(D)は対象画像である略正方体の4面図に対して平面座標系をそれぞれ設定した一例を示す図、(E)は4面図の略正方体における各画像ラインの交点を仮想3次元座標空間に投影して作成した3次元イメージマップの一例を示す図である。 (A)は車の3Dフレームの一例を示す図、(B)は図12(E)に示した略正方体の3Dフレームの一例を示す図である。 (A)は車の3Dフレームに付与された3次元メッシュの一例を示す図、(B)は車の3Dフレームに付与された3次元カラーの一例を示す図である。 (A)はパーソナルコンピューターにて実行される報知表示処理の一例を示すフローチャート、(B)はパーソナルコンピューターの報知制御部が使用する報知判定テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像変換システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像変換システムを示す図である。第1実施形態の画像変換システム200は、画像形成装置1と、情報処理装置の一例であるパーソナルコンピューター20と、サーバー40とがネットワークを介して接続され、画像形成装置1にて取得された原稿の画像をベクター画像に変換するシステムである。
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機(MFP)である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32及びHDD(Hard Disk Drive)92等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理についてユーザーから画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、表示部473を備える。表示部473は、LCD(Liquid Crystal Display)と、LCDの表示面側に配置されたタッチパネルとを備えたものであり、タッチパネル機能を有する。例えば、操作部47は、ユーザーから、後述する図6(A)に示す表示部473に表示された各実行内容(コピー、印刷、スキャン、ファクシミリ、及び3次元モデル生成用スキャンなどの実行内容)の選択指示を受け付ける。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データはHDD92又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ、又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又はHDD92に記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、上記画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210Aは、中間転写ベルト125の表面に形成された当該カラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125Aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を、熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
なお、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、当該記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、上記ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により当該記録紙の他方の面に画像が形成される。
画像形成ユニット12Mにおける現像ユニット122M、画像形成ユニット12Cにおける現像ユニット122C、画像形成ユニット12Yにおける現像ユニット122Y、及び画像形成ユニット12Bkにおける現像ユニット122Bkは、それぞれ、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の現像処理を行う。
図3は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91等を備える。尚、図2を用いて説明した構成要素と同じものには同じ番号を付し、説明を省略する。
原稿読取部5は、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図2)を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。本実施形態では、原稿読取部5は、後述する図7に示すように、原稿に記載された4面図の対象画像(例えば、車)を読み取る。また、本実施形態では、原稿は、細部が複雑で3次元モデルの生成が困難な写真原稿ではなく、予め定められた線及び形状を持つ設計図などのグラフィックデザイン原稿又は図面原稿としている。なお、原稿読取部5は、特許請求の範囲における取得部の一例となる。
HDD92は、各種のデータやプログラム、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のパーソナルコンピューター20及びサーバー40と種々のデータの送受信を行う。なお、ネットワークインターフェイス部91は、特許請求の範囲における送信部の一例となる。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御ユニット10は、制御部100を備える。
制御ユニット10は、HDD92に記憶された制御プログラムが上記プロセッサーで実行されることにより、制御部100として機能する。なお、制御ユニット10の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91等と接続され、これら各部の制御を行う。
次に、サーバー40の構成について図4を用いて説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るパーソナルコンピューター及びサーバーの各主要内部構成を示す機能ブロック図である。サーバー40は、図4に示すように、通信部41と、データベース42と、を備える。
通信部41は、LANボード等の通信モジュールから構成され、通信部41に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のパーソナルコンピューター20及び画像形成装置1と種々のデータの送受信を行う。例えば、通信部41は、画像形成装置1の原稿読取部5にて読み取られてネットワークインターフェイス部91から送信された原稿の画像(例えば、4面図の対象画像)を受信する。
データベース42は、通信部41にて受信した原稿の画像(例えば、図7に示す4面図の対象画像)を記憶する。データベース42は、不適データ記憶部42Aと、最良データ記憶部42Bと、合格データ記憶部42Cとを備える。
次に、パーソナルコンピューター20の構成について説明する。パーソナルコンピューター20は、制御ユニット210と、表示部222と、タッチパネル223と、通信部224と、記憶部225と、を備える。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
制御ユニット210は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御ユニット210は、制御部211、画像ライン取得部211A、寸法測定部211B、解析部212、初期検出部213、記憶制御部214、判定部215、更新制御部216、3次元モデル生成部217、基準判定部218、及び報知制御部219を備える。
制御ユニット210は、記憶部225に記憶された画像変換制御プログラムが上記プロセッサーで実行されることにより、制御部211と、画像ライン取得部211Aと、寸法測定部211Bと、解析部212と、初期検出部213と、記憶制御部214と、判定部215と、更新制御部216と、3次元モデル生成部217と、基準判定部218と、報知制御部219として機能する。なお、制御ユニット210の上記の各構成要素は、前述の画像変換制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
表示部222は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)などから構成される。
タッチパネル223は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルである。タッチパネル223は、表示部222の画面に配置され、表示部222の画面に対する指などの接触をその接触位置と共に検知する。例えば、タッチパネル223は、指などの接触を検知すると、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット210の制御部211などに出力する。従って、タッチパネル223は、表示部222の画面に対するユーザー操作が入力される操作部としての役割を果たす。
また、表示部222に、3次元メッシュの付与又は3次元カラーの付与のボタン表示がされた状態において、ユーザーがボタン表示に触れると、タッチパネル223は、3次元メッシュの付与又は3次元カラーの付与のボタン表示へのタッチ指示を検出し、かかるタッチ指示信号を制御部211に出力する。そして、制御部211は、後述する図10のS36に示す3次元メッシュの付与の指示、又は、後述する図10のS38に示す3次元カラーの付与の指示を受け付ける。なお、制御部211は、特許請求の範囲におけるメッシュ受付部及びカラー受付部の一例となる。
また、パーソナルコンピューター20は、ユーザー操作が入力される操作部として、上記のタッチパネル223に加えてハードキーを備えてもよい。
通信部224は、例えば、無線LANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスである。通信部224は、画像形成装置1及びサーバー40との通信機能を有する。
記憶部225は、大容量のSSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などからなり、各種のデータやプログラムを記憶している。また、記憶部225は、ネットワークインターフェイス部91から送信された原稿の画像(例えば、図7に示す4面図の対象画像)を記憶する。
制御部211は、パーソナルコンピューター20の全体的な動作制御を司る。
画像ライン取得部211Aは、ネットワークインターフェイス部91からの原稿の画像(例えば、図7に示す4面図の対象画像)について、各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する。
寸法測定部211Bは、画像ライン取得部211Aが取得した各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する。例えば、寸法測定部211Bは、画像ライン取得部211Aが取得した画像ラインのうち、画像ラインの寸法が付与されている画像ラインについては、既知のOCR(Optical Character Recognition)処理により、文字認識することで画像ラインの寸法を算出し、画像ラインの寸法が付与されていない画像ラインについては、測定済みの画像ラインの長さ又は予め定められた長さを示す基準ラインの長さとの比例計算により、その寸法を算出する。
解析部212は、上記4面図の対象画像について画像ライン取得部211Aが取得した各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する。対象画像の分析結果には、座標情報が含まれている。例えば、解析部212は、対象画像の角を構成する画像ラインを見つけ出し、当該画像ラインを分析する。
なお、解析部212は、上記取得した対象画像の画像ラインの分析結果に基づいて、当該対象画像の形態を特定可能である。例えば、対象画像が正三角形状の画像であった場合には、解析部212は、対象画像の画像ラインが正三角形状であると特定し、対象画像が正三角形状の画像であると特定する。
初期検出部213は、解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する。具体的には、初期検出部213は、解析部212にて画像解析された対象画像と同様の画像(例えば、同一形態、相似形態を含む)がサーバー40のデータベース42に記憶されているか否かを検索(例えばパターンマッチングによる検索など)することにより、対象画像の画像解析が初めてか否かを検出する。
例えば対象画像が正三角形状の画像であった場合に、初期検出部213は、対象画像である正三角形状の画像がサーバー40のデータベース42の不適データ記憶部42A又は最良データ記憶部42Bに記憶されていなければ、解析部212において正三角形状の画像の画像解析が初めて行われたことを検出する。なお、初期検出部213は、不適データ記憶部42A又は最良データ記憶部42Bに対象画像として四角形状の画像が記憶されていたとしても、記憶済みの四角形状の対象画像は正三角形状の画像ではなく、形態が異なるため、解析部212において正三角形状の画像の画像解析が初めて行われたことを検出する。一方、初期検出部213は、対象画像である正三角形状の画像がサーバー40のデータベース42の不適データ記憶部42A及び最良データ記憶部42Bの少なくとも一方に記憶されている場合に、解析部212において正三角形状の画像の画像解析が初めて行われたものではないことを検出する。
記憶制御部214は、初期検出部213が解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、当該対象画像及び解析部212における分析結果を、サーバー40の最良データ記憶部42Bに記憶させる。
判定部215は、解析部212における対象画像の今回の分析結果が、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する。本実施形態では、対象画像が例えば正三角形状の画像であった場合に、判定部215は、解析部212における正三角形状の画像(対象画像)の今回の分析結果が、サーバー40のデータベース42の最良データ記憶部42Bに記憶されている正三角形状の画像(対象画像)の前回の分析結果を超えるか否かを判定する。
更新制御部216は、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果をサーバー40の最良データ記憶部42Bに上書きする。すなわち、更新制御部216は、最良の分析結果を最良データ記憶部42Bに更新して記憶させる。このため、後述する図10に示す3次元モデル生成処理において、対象画像の最良の分析結果を用いて当該対象画像の3次元モデルを生成することができる。
一方、更新制御部216は、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果をサーバー40の不適データ記憶部42Aに記憶させるとともに、最良データ記憶部42Bから前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない。このため、更新制御部216は、最良の分析結果を最良データ記憶部42Bに留めておくことができる。
基準判定部218は、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が、予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。例えば、基準判定部218は、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の画像ラインの分析結果に基づく当該画像ラインのガタツキ又は連続性の程度を示す分析誤差が、予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。
更新制御部216は、基準判定部218において最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が予め定められた閾値以下であると判定された場合に、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像及び分析結果をサーバー40の合格データ記憶部42Cに記憶させる。
3次元モデル生成部217は、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する。例えば、3次元モデル生成部217は、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像が図7に示すように車の画像であった場合には、対象画像(車の画像)及び分析結果に基づいて、車の3次元モデルを生成する。
3次元モデル生成部217の構成について図5を用いて説明する。図5は、パーソナルコンピューターの3次元モデル生成部の構成を示す機能ブロック図である。3次元モデル生成部217は、評価基準作成部217Aと、3次元イメージマップ生成部217Bと、ライン付与部217Cと、3次元メッシュ付与部217Dと、3次元カラー付与部217Eと、を備える。
評価基準作成部217Aは、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果に基づいて、当該対象画像の画像ラインについての評価基準を作成する。例えば、評価基準作成部217Aは、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の画像ラインの分析結果の内容を画像ラインの評価基準として設定する。
3次元イメージマップ生成部217Bは、合格データ記憶部42Cに記憶された複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影して3次元イメージマップを作成する。具体的には、3次元イメージマップ生成部217Bは、評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たす当該対象画像の画像ラインを用いて3次元イメージマップを作成する。例えば、3次元イメージマップ生成部217Bは、評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たす各画像ラインの交点に一致する点を角部とする3次元イメージマップを仮想3次元座標空間に投影する。
ライン付与部217Cは、3次元イメージマップ生成部217Bにて作成された3次元イメージマップに対して、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果のうちの画像ラインに基づくベクターラインを付与する。具体的には、ライン付与部217Cは、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果のうちの画像ラインを評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たす画像ラインに調整したベクターラインを、3次元イメージマップ生成部217Bにて作成された3次元イメージマップに対して付与する。
3次元メッシュ付与部217Dは、制御部211が3次元メッシュの付与の指示を受け付けた場合に、ライン付与部217Cにてベクターラインが付与された3次元モデルに、3次元メッシュを付与する。
3次元カラー付与部217Eは、制御部211が3次元カラーの付与の指示を受け付けた場合に、ライン付与部217Cにてベクターラインが付与された3次元モデルに、3次元カラーを付与する。
ところで、画像形成装置1の操作部47は、ユーザーから、3次元モデルのファイル形式(例えば、オートデスク社が策定する図面ファイル形式であるDWG形式、Wavefront社が策定するファイル形式であるOBJ形式など)の指定を受け付ける。画像形成装置1のネットワークインターフェイス部91は、操作部47にて受け付けたファイル形式を示すファイル形式情報を、原稿読取部5が読み取った原稿の画像とともにパーソナルコンピューター20に送信する。
パーソナルコンピューター20の3次元モデル生成部217は、画像形成装置1から受信したファイル形式情報が示すファイル形式(DWG形式、OBJ形式など)の3次元モデルを生成する。
ところで、パーソナルコンピューター20の報知制御部219は、対象画像が、最良データ記憶部42B又は不適データ記憶部42Aに記憶されており、かつ、合格データ記憶部42Cに記憶されていない場合に、当該対象画像の取得を促す報知表示を表示部222に表示させる。
次に、第1実施形態の画像変換システム200における画像変換処理を、図6(A)、図8及び図10に示すフローチャートなどを参照して説明する。この画像変換処理は、図6(A)、図8及び図10に示す各処理からなる。
図6(A)は、画像形成装置にて実行される3次元モデル生成用スキャン処理の一例を示すフローチャートである。図6(B)は、画像形成装置の表示部の表示画面の一例を示す図である。図8は、パーソナルコンピューターにて実行される画像変換処理におけるイメージ分析処理の一例を示すフローチャートである。図10は、パーソナルコンピューターにて実行される画像変換処理における3次元モデル生成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図6(A)に示す3次元モデル生成用スキャン処理を説明する。図6(A)に示すように、画像形成装置1の制御部100は、3次元モデル生成用スキャンの開始の有無を判定する(S1)。具体的には、画像形成装置1の表示部473に図6(B)に示す表示画面が表示された状態において、ユーザーが3次元モデル生成用スキャンを示すキーK1を押下すると(S1「YES」)、操作部47が3次元モデル生成用スキャンの選択指示を受け付け、制御部100は、操作部47からの3次元モデル生成用スキャンの開始信号に基づいて3次元モデル生成用スキャンを開始させる。
原稿読取部5は、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、原稿の画像を取得する(S2)。
続いて、制御部100は、原稿の画像として、例えば図7に示す4面図の対象画像(例えば、車)を取得したか否かを判定する。図7は、4面図の対象画像が記載された原稿の一例を示す図である。例えば、制御部100は、図7に示すように1枚の原稿に、正面図、背面図、側面図、及び平面図という4面図の対象画像が含まれている場合に4面図の対象画像(例えば、車)を取得したと判定する。また、制御部100は、4枚の原稿に、正面図、背面図、側面図、及び平面図の対象画像がそれぞれに記載されている場合に、当該4枚の原稿の画像を取得した場合に4面図の対象画像(例えば、車)を取得したと判定する。なお、制御部100は、読み取った1枚又は複数枚(ここでは4枚)の原稿中に、正面図(又はFRONT)、背面図(又はBACK)、側面図(又はSIDE)、及び平面図(又はTOP)という4面図を示す文字が含まれている場合に、4面図の対象画像(例えば、車)を取得したと判定してもよい。また、制御部100は、原稿読取部5が4面図の対象画像を読み取った後に、ユーザーからの「4面図の対象画像の取得済み」を示す完了信号の入力があった場合に、4面図の対象画像を取得したと判定してもよい。
そして、制御部100は、4面図の対象画像(例えば、車)を取得したと判定した場合(S3「YES」)、ネットワークインターフェイス部91は、原稿読取部5にて読み取られた原稿の4面図の対象画像を、サーバー40及びパーソナルコンピューター20に送信し(S4)、本処理を終了させる。一方、制御部100は、4面図の対象画像(例えば、車)を取得していない判定した場合(S3「NO」)、S2に戻り、残りの対象画像が読み取られるまで待機する。
サーバー40の通信部41(図4参照)は、画像形成装置1のネットワークインターフェイス部91から送信された原稿の画像(つまり、4面図の対象画像)を受信する。データベース42は、通信部41にて受信した4面図の対象画像を記憶する。また、パーソナルコンピューター20の通信部224は、画像形成装置1のネットワークインターフェイス部91から送信された原稿の画像(つまり、4面図の対象画像)を受信する。記憶部225は、通信部224にて受信した4面図の対象画像を記憶する。
次に、図8に示すイメージ分析処理を説明する。図8に示すように、パーソナルコンピューター20の制御部211は、4面図の対象画像を取得しているか否かを判定する(S11)。例えば、制御部211は、記憶部225に4面図の対象画像が記憶されているか否かを判定する。
制御部211にて原稿の画像(4面図の対象画像)が記憶部225に記憶されていると判定されると(S11「YES」)、画像ライン取得部211Aは、ネットワークインターフェイス部91からの原稿の画像(例えば、図7に示す4面図の対象画像)について、各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する(S12)。例えば、図9(A)を用いて画像ラインの取得について説明する。図9(A)は、側面図の対象画像の画像ラインを取得する一例を示す図である。画像ライン取得部211Aは、側面図の対象画像を構成する複数の画像ラインをそれぞれ取得するが、図9(A)では複数の画像ラインのうち例えばボディ本体の底辺をなす画像ラインL1を取得したとする。
続いて、寸法測定部211Bは、画像ライン取得部211Aが取得した各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する(S13)。例えば、図9(B)を用いて画像ラインの取得について説明する。図9(B)は、側面図の対象画像の画像ラインの寸法を算出する一例を示す図である。例えば、寸法測定部211Bは、図9(B)に示す側面図の対象画像を構成する複数の画像ラインの寸法をそれぞれ測定する。図9(B)では、寸法測定部211Bは、ボディ本体の底辺をなす画像ラインL1の寸法を測定することを示している。画像ラインL1には、その寸法である「1850」が付与されているため、寸法測定部211Bは、既知のOCR処理により、かかる寸法を示す数字を文字認識することで、画像ラインL1の寸法が「1850」であると測定する。寸法測定部211Bは、側面図以外の3面図の対象画像の画像ラインの寸法も算出する。
解析部212は、上記取得データを分析する(S14)。具体的には、解析部212は、図7に示す4面図の対象画像について画像ライン取得部211Aが取得した各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する。
初期検出部213は、解析部212において図1に示す対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する(S15)。初期検出部213は、対象画像がサーバー40のデータベース42の不適データ記憶部42A又は最良データ記憶部42Bに記憶されていない場合に、解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたことを検出する(S15「YES」)。
記憶制御部214は、初期検出部213が解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合(S15「YES」)、当該対象画像及び解析部212における分析結果を、サーバー40の最良データ記憶部42Bに記憶させる(S19)。
一方、初期検出部213は、対象画像がサーバー40のデータベース42の不適データ記憶部42A及び最良データ記憶部42Bの少なくとも一方に記憶されている場合に、解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたものではないことを検出する(S15「NO」)。
制御部211は、初期検出部213が解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたものではないと検出した場合(S15「NO」)、サーバー40の最良データ記憶部42Bに記憶された前回のスキャン結果(つまり、今回の対象画像と同様の形態の前回の対象画像及び分析結果)を、サーバー40の最良データ記憶部42Bから取得する(S16)。
判定部215は、解析部212における対象画像の今回の分析結果が、サーバー40のデータベース42の最良データ記憶部42Bに記憶されている対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する(S17)。
更新制御部216は、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合(S17「YES」)、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果をサーバー40の最良データ記憶部42Bに上書きする(S19)。
一方、更新制御部216は、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合(S17「NO」)、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果をサーバー40の不適データ記憶部42Aに記憶させるとともに(S18)、最良データ記憶部42Bから前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない。
基準判定部218は、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が予め定められた閾値以下であるか否かを判定する(S20)。
更新制御部216は、基準判定部218において最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が予め定められた閾値以下であると判定された場合(S20「YES」)、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像及び分析結果をサーバー40の合格データ記憶部42Cに記憶させる(S21)。そして、制御部211は、上記S18のあと、上記S21のあと、又は、分析誤差が予め定められた閾値以下でないと判定された場合(S20「NO」)、本処理を終了させる。
次に、図10に示す3次元モデル生成処理を説明する。図10に示すように、パーソナルコンピューター20の制御部211は、サーバー40の合格データ記憶部42Cに記憶されたデータ(つまり、対象画像及び分析結果)を取得する(S31)。
評価基準作成部217Aは、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果に基づいて、当該対象画像の画像ラインについての評価基準を作成する(S32)。
3次元イメージマップ生成部217Bは、合格データ記憶部42Cに記憶された複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影して3次元イメージマップを作成する(S33)。
具体的には、3次元イメージマップ生成部217Bは、図11に示すように、FRONT(正面図)、BACK(背面図)、SIDE(側面図)、及びTOP(平面図)の4面図(例えば、車)の対象画像に対して、当該対象画像の中心点を原点とする平面座標系をそれぞれ設定する。なお、3次元イメージマップ生成部217Bは、例えば正面図の対象画像の中心点を、当該正面図の対象画像の上下左右の中心を中心点として特定し、当該中心点を原点とする平面座標系を設定し、背面図、側面図及び平面図についても上記正面図と同様に設定する。なお、3次元イメージマップ生成部217Bは、4面図に中心点が記載されている場合には、当該記載されている中心点を用いてもよい。
続いて、3次元イメージマップ生成部217Bは、4面図(例えば、車)の対象画像の各画像ラインの交点についての仮想3次元座標空間での座標位置(X,Y,Z)を、予め定められた2D−3D座標変換式を用いてそれぞれ算出し、当該対象画像の各画像ラインの交点を仮想3次元座標空間に投影した3次元イメージマップを作成する。
ここで、対象画像が単純な形状(例えば略正方体)である場合を例に挙げて、略正方体の3次元イメージマップの作成について、図12を用いて説明する。図12(A)〜(D)は、対象画像である略正方体の4面図に対して平面座標系をそれぞれ設定した一例を示す図、図12(E)は4面図の略正方体における各画像ラインの交点を仮想3次元座標空間に投影して作成した3次元イメージマップの一例を示す図である。
3次元イメージマップ生成部217Bは、図12(A)〜(D)に示すように、FRONT(正面図)、BACK(背面図)、TOP(平面図)、及びSIDE(側面図)の4面図の略正方体(対象画像)に対して、当該略正方体の中心点を原点とする平面座標系をそれぞれ設定する。ここでは、3次元イメージマップ生成部217Bは、画像ライン取得部211Aが取得した4面図の略正方体の各画像ラインLと、寸法測定部211Bが測定した各画像ラインLの寸法(図12では「6」)とを用いて、4面図毎に当該略正方体の中心点をそれぞれ特定し、当該中心点を原点とする平面座標系を4面図毎にそれぞれ設定する。
次に、3次元イメージマップ生成部217Bは、4面図の略正方体(対象画像)の各画像ラインLの交点についての仮想3次元座標空間での座標位置(X,Y,Z)を、予め定められた2D−3D座標変換式を用いてそれぞれ算出し、図12(E)に示すように当該対象画像の各画像ラインLの交点を仮想3次元座標空間に投影した3次元イメージマップM0を作成する。例えば、3次元イメージマップ生成部217Bは、図12(E)に示す座標が(−3,−3,3)である交点については、図12(A)に示すTOP(平面図)の左下の交点(座標(−3,−3)の交点)と、図12(C)に示すFRONT(正面図)の左上の交点(座標が(−3,3)である交点)とから算出する。
ライン付与部217Cは、3次元イメージマップ生成部217Bにて作成された3次元イメージマップに対して、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果のうちの画像ラインに基づくベクターラインを付与し、3Dフレームを作成する(S34)。例えばライン付与部217Cは、図13(A)に示すような車の3DフレームMFを作成する。図13(A)は、車の3Dフレームの一例を示す図である。また、ライン付与部217Cは、上述した図12(E)に示した略正方体の場合には、図13(B)に示すよう
な略正方体の3DフレームMFを作成する。
ライン付与部217Cは、付与したベクターラインが、評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たすか否かを判定する。すなわち、ライン付与部217Cは、3Dフレーム作成誤差が画像ラインの評価基準以下であるか否かを判定する(S35)。ライン付与部217Cは、画像ラインの評価基準を満たす場合、つまり、3Dフレーム作成誤差が画像ラインの評価基準以下である場合(S35「YES」)、S36に進み、画像ラインの評価基準を満たさない場合(S35「NO」)、S34に戻る。つまり、ライン付与部217Cは、評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たすベクターラインを付与した3Dフレームを作成する。
そして、制御部211は、表示部222に、3次元メッシュの付与のボタン表示をさせる。制御部211は、3次元メッシュの付与の指示を受け付けたか否かを判定する(S36)。ユーザーが表示部222のボタン表示に触れると、タッチパネル223は、3次元メッシュの付与のボタン表示へのタッチ指示を検出し、かかるタッチ指示信号を制御部211に出力する。
3次元メッシュ付与部217Dは、制御部211が3次元メッシュの付与の指示を受け付けたと判定すると(S36「YES」)、ライン付与部217Cにてベクターラインが付与された3Dフレームに、3次元メッシュを付与する(S37)。図14(A)は、車の3Dフレームに付与された3次元メッシュの一例を示す図である。例えば3次元メッシュ付与部217Dは、図14(A)に示すように、車の3Dフレームに3次元メッシュMMを付与する。制御部211は、S37のあと、又は、3次元メッシュの付与の指示を受け付けなかった場合(S36「NO」)、S38の処理に進む。
そして、制御部211は、表示部222に、3次元カラーの付与のボタン表示をさせる。制御部211は、3次元カラーの付与の指示を受け付けたか否かを判定する(S38)。ユーザーが表示部222のボタン表示に触れると、タッチパネル223は、3次元カラーの付与のボタン表示へのタッチ指示を検出し、かかるタッチ指示信号を制御部211に出力する。
3次元カラー付与部217Eは、制御部211が3次元カラーの付与の指示を受け付けたと判定すると(S38「YES」)、ライン付与部217Cにてベクターラインが付与された3Dフレームに、3次元カラーを付与する(S39)。図14(B)は、車の3Dフレームに付与された3次元カラーの一例を示す図である。例えば3次元カラー付与部217Eは、図14(B)に示すように、車の3Dフレームに3次元カラーMCを付与する。制御部211は、S39のあと、又は、3次元カラーの付与の指示を受け付けなかった場合(S38「NO」)、S40の処理に進む。
3次元モデル生成部217は、3次元モデルを評価し(S40)、当該評価の結果が、予め定められた合格基準を満たすか否かを判定する(S41)。3次元モデル生成部217は、評価の結果が合格基準を満たす場合(S41「YES」)、S42に進み、合格基準を満たさない場合(S41「NO」)、S31に戻る。
3次元モデル生成部217は、画像形成装置1から受信したファイル形式情報が示すファイル形式(DWG形式、OBJ形式など)の3次元モデルを生成する(S42)。そして、制御部211は、画像変換処理における画像作成プロセスを、記憶部225に記憶させる。なお、制御部211は、上記画像作成プロセスを、通信部224からサーバー40に出力させてデータベース42に記憶させるようにしてもよい。
なお、本実施形態の画像変換システム200では、図8及び図10に示す処理が繰り返されることにより、すなわち、同様の対象画像の3次元モデルを生成する毎に、当該対象画像の3次元モデルの洗練度が向上していく。
ところで、パーソナルコンピューター20は、図15(A)に示す報知表示処理を実行する。図15(A)は、パーソナルコンピューターにて実行される報知表示処理の一例を示すフローチャートである。
パーソナルコンピューター20の報知制御部219は、対象画像が合格データ記憶部42Cに記憶されているか否かを判定する(S51)。
具体的には、報知制御部219は、対象画像が、最良データ記憶部42B又は不適データ記憶部42Aに記憶されており、かつ、合格データ記憶部42Cに記憶されていない場合(S51「NO」)であるのか、対象画像が合格データ記憶部42Cに記憶されている場合(S51「YES」)であるのかを判定する。
記憶部225は、図15(B)に示す報知判定テーブルATを備えている。図15(B)は、パーソナルコンピューターの報知制御部が使用する報知判定テーブルの一例を示す図である。
報知制御部219は、図15(B)に示す報知判定テーブルATの記憶情報を更新する。報知制御部219が、報知判定テーブルATに対して、対象画像としての正三角形、正円、菱形の3つの画像を記憶させ、正三角形、正円、菱形の3つの対象画像についての報知フラグがそれぞれ、「オフ」、「オン」、「オン」として記憶されている。具体的には、報知制御部219は、正三角形の対象画像が、データベース42の不適データ記憶部42A、最良データ記憶部42B及び合格データ記憶部42Cに記憶済みであるため、報知フラグを「オフ」に記憶させる。報知制御部219は、正円、菱形の2つの対象画像は、データベース42の不適データ記憶部42A又は最良データ記憶部42Bに記憶済みであり、かつ、合格データ記憶部42Cに記憶されていないため、報知フラグを「オン」に記憶させる。
報知制御部219は、報知フラグが「オン」である正円、菱形の2つの対象画像の取得を促す報知表示を表示部222に表示させる(S52)。報知制御部219は、例えば、「正円の原稿と、菱形の原稿とを読み取ってください。」という報知表示を表示部222に表示させる。
上記したように報知制御部219は、対象画像が、最良データ記憶部42B又は不適データ記憶部42Aに記憶されており、かつ、合格データ記憶部42Cに記憶されていない場合に、当該対象画像の取得を促す報知表示を表示部222に表示させる。これにより、必要な対象画像を迅速に取得できるようにユーザーを支援することができる。
本実施形態によれば、画像ライン取得部211Aは、複数面図の対象画像について各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する。寸法測定部211Bは、画像ライン取得部211Aが取得した各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する。解析部212は、画像ライン取得部211Aにて取得した複数面図ごとの対象画像の画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する。初期検出部213は、解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する。記憶制御部214は、初期検出部213が解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、対象画像及び解析部212における分析結果を、サーバー40の最良データ記憶部42Bに記憶させる。判定部215は、解析部212における対象画像の今回の分析結果が、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する。更新制御部216は、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果をサーバー40の最良データ記憶部42Bに上書きする。3次元モデル生成部217は、最良データ記憶部42Bに記憶された対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する。これにより、2次元図面から3次元モデルを生成する際のユーザーの作業負担を低減することができ、かつ、3次元モデルを生成する毎に3次元モデルの洗練度を向上させることができる。
また、3次元モデル生成部217は、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像及び分析結果に基づいて、複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する。これにより、合格基準の3次元モデルを生成することができる。
また、3次元モデル生成部217は、3次元イメージマップ生成部217Bと、ライン付与部217Cと、を備えるので、洗練度の高い3次元モデルを生成することができる。
また、3次元モデル生成部217は、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果に基づいて、当該対象画像の画像ラインについての評価基準を作成する評価基準作成部217Aを備える。3次元イメージマップ生成部217Bは、評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たす当該対象画像の画像ラインを用いて3次元イメージマップを作成する。ライン付与部217Cは、合格データ記憶部42Cに記憶された対象画像の分析結果のうちの画像ラインを評価基準作成部217Aにて作成された画像ラインの評価基準を満たす画像ラインに調整したベクターラインを、3次元イメージマップ生成部217Bにて作成された3次元イメージマップに対して付与する。これにより、評価基準作成部217Aにて作成された対象画像の画像ラインについての評価基準を満たすベクター画像を生成することができ、洗練度の高い3次元モデルを生成することができ、洗練度の高い3次元モデルを提供することができる。
また、パーソナルコンピューター20の3次元モデル生成部217は、画像形成装置1から受信したファイル形式情報が示すファイル形式の3次元モデルを生成する。これにより、指定されたファイル形式の3次元モデルを提供することができる。
次に、第2実施形態に係る画像変換システム200について、図16を用いて説明する。図16は、第2実施形態に係るパーソナルコンピューター20(情報処理装置)の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
上記第1実施形態に係る画像変換システム200では、サーバー40のデータベース42が、不適データ記憶部42Aと最良データ記憶部42Bと合格データ記憶部42Cとを備える。これに対して、第2実施形態に係る画像変換システム200では、サーバー40を備えず、パーソナルコンピューター20が不適データ記憶部225Aと最良データ記憶部225Bと合格データ記憶部225Cとを備える点が、第1実施形態とは異なっている。なお、上記第1実施形態で説明した構成要素と同じものには同じ番号を付し、説明を省略する。
パーソナルコンピューター20記憶部225は、受信した原稿の画像を記憶する。解析部212は、4面図の対象画像について画像ライン取得部211Aが取得した各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する。
記憶制御部214は、初期検出部213が解析部212において対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、当該対象画像及び解析部212における分析結果を、記憶部225に形成された最良データ記憶部225Bに記憶させる。
更新制御部216は、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を最良データ記憶部225Bに上書きし、判定部215において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を不適データ記憶部225Aに記憶させるとともに、最良データ記憶部225Bから前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない。
3次元モデル生成部217は、最良データ記憶部225Bに記憶された対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する。
なお、第2実施形態の更新制御部216は、基準判定部218において最良データ記憶部225Bに記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が予め定められた閾値以下であると判定された場合に、最良データ記憶部225Bに記憶された対象画像及び分析結果をサーバー40の合格データ記憶部225Cに記憶させる。
このように上記第2実施形態のパーソナルコンピューター20によれば、上記第1実施形態の場合と同様の効果を奏する。すなわち、2次元図面から3次元モデルを生成する際のユーザーの作業負担を低減することができ、かつ、3次元モデルを生成する毎に3次元モデルの洗練度を向上させることができる。
なお、上述した各実施形態では、3次元モデル生成部217は、合格データ記憶部42C、225Cに記憶された対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、当該対象画像の3次元モデルを生成しているが、これに限定されない。例えば、3次元モデル生成部217は、最良データ記憶部42B、225Bに記憶された対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、当該対象画像の3次元モデルを生成してもよい。
なお、上述した各実施形態では、パーソナルコンピューター20は、4面図の対象画像に基づいて3次元モデルを作成しているが、正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、及び底面図という6面図の対象画像に基づいて3次元モデルを作成してもよい。また、パーソナルコンピューター20は、少なくとも2面図以上の象画像に基づいて3次元モデルを作成してもよい。
なお、上述した各実施形態では、情報処理装置の一例としてパーソナルコンピューター20を例に挙げて説明しているが、情報処理装置は、サーバー、ホストコンピューターなどであってもよい。
なお、図1乃至図16を用いて上記実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
5 原稿読取部(取得部)
20 パーソナルコンピューター(情報処理装置)
40 サーバー
42 データベース
42A 不適データ記憶部
42B 最良データ記憶部
42C 合格データ記憶部
47 操作部
91 ネットワークインターフェイス部(送信部)
200 画像変換システム
212 解析部
213 初期検出部
214 記憶制御部
215 判定部
216 更新制御部
217 3次元モデル生成部
217A 評価基準作成部
217B 3次元イメージマップ生成部
217C ライン付与部
217D 3次元メッシュ付与部
217E 3次元カラー付与部
218 基準判定部
219 報知制御部
222 表示部
225 記憶部
225A 不適データ記憶部
225B 最良データ記憶部
225C 合格データ記憶部

Claims (9)

  1. 画像形成装置とサーバーと情報処理装置とを含む画像変換システムであって、
    前記画像形成装置は、原稿に正投影図法により描かれた複数面図の対象画像を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記複数面図の対象画像を、前記サーバーと前記情報処理装置とに送信する送信部と、を備え、
    前記サーバーは、前記送信部からの前記複数面図の対象画像を記憶するデータベースを備え、前記データベースは、不適データ記憶部と最良データ記憶部とを備え、
    前記情報処理装置は、前記送信部からの前記複数面図の対象画像について各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する画像ライン取得部と、
    前記画像ライン取得部が取得した前記各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する寸法測定部と、
    前記画像ライン取得部にて取得した前記複数面図ごとの前記対象画像の各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する解析部と、
    前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する初期検出部と、
    前記初期検出部が前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、当該対象画像及び当該解析部における分析結果を、前記サーバーの前記最良データ記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記解析部における前記対象画像の今回の分析結果が、前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記サーバーの前記最良データ記憶部に上書きし、前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記サーバーの前記不適データ記憶部に記憶させるとともに、前記最良データ記憶部から前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない更新制御部と、
    前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、前記複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、を備える画像変換システム。
  2. 前記データベースは、合格データ記憶部を更に備え、
    前記情報処理装置は、前記最良データ記憶部に記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が、予め定められた閾値以下であるか否かを判定する基準判定部を更に備え、
    前記更新制御部は、前記基準判定部において前記最良データ記憶部に記憶された対象画像の分析結果が示す分析誤差が予め定められた閾値以下であると判定された場合に、当該最良データ記憶部に記憶された対象画像及び分析結果を前記サーバーの前記合格データ記憶部に記憶させ、
    前記3次元モデル生成部は、前記合格データ記憶部に記憶された前記対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、前記複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する請求項1に記載の画像変換システム。
  3. 前記3次元モデル生成部は、前記合格データ記憶部に記憶された前記複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影して3次元イメージマップ作成する3次元イメージマップ生成部と、
    前記3次元イメージマップ生成部にて作成された3次元イメージマップに対して、前記合格データ記憶部に記憶された前記対象画像の分析結果のうちの画像ラインに基づくベクターラインを付与するライン付与部と、を備える請求項2に記載の画像変換システム。
  4. 前記3次元モデル生成部は、前記合格データ記憶部に記憶された前記対象画像の分析結果に基づいて、当該対象画像の画像ラインについての評価基準を作成する評価基準作成部を更に備え、
    前記イメージマップ生成部は、前記評価基準作成部にて作成された画像ラインの評価基準を満たす当該対象画像の画像ラインを用いて3次元イメージマップを作成し、
    前記ライン付与部は、前記合格データ記憶部に記憶された前記対象画像の分析結果のうちの画像ラインを前記評価基準作成部にて作成された画像ラインの評価基準を満たす画像ラインに調整したベクターラインを、前記3次元イメージマップ生成部にて作成された前記3次元イメージマップに対して付与する請求項3に記載の画像変換システム。
  5. 前記情報処理装置は、3次元メッシュの付与の指示を受け付けるメッシュ受付部と、
    前記メッシュ受付部が3次元メッシュの付与の指示を受け付けた場合に、前記ライン付与部にてベクターラインが付与された3次元モデルに、3次元メッシュを付与する3次元メッシュ付与部と、を更に備える請求項4に記載の画像変換システム。
  6. 前記情報処理装置は、3次元カラーの付与の指示を受け付けるカラー受付部と、
    前記カラー受付部が3次元カラーの付与の指示を受け付けた場合に、前記ライン付与部にてベクターラインが付与された3次元モデルに、3次元カラーを付与する3次元カラー付与部と、を更に備える請求項4に記載の画像変換システム。
  7. 前記画像形成装置は、ユーザーから、3次元モデルのファイル形式の指定を受け付ける操作部を更に備え、
    前記画像形成装置の前記送信部は、前記操作部にて受け付けたファイル形式を示すファイル形式情報を、前記取得部が取得した前記原稿の画像とともに前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置の3次元モデル生成部は、前記画像形成装置から受信した前記ファイル形式情報が示すファイル形式の3次元モデルを生成する請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の画像変換システム。
  8. 前記情報処理装置は、表示部と、
    前記対象画像が、前記最良データ記憶部又は前記不適データ記憶部に記憶されており、かつ、前記合格データ記憶部に記憶されていない場合に、当該対象画像の取得を促す報知表示を前記表示部に表示させる報知制御部と、を更に備える請求項2に記載の画像変換システム。
  9. 原稿に正投影図法により描かれた複数面図の対象画像を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された複数面図の対象画像について各面ごとに対象画像を構成する各画像ラインを取得する画像ライン取得部と、
    前記画像ライン取得部が取得した前記各画像ラインの寸法をそれぞれ測定する寸法測定部と、
    前記画像ライン取得部にて取得した前記複数面図ごとの前記対象画像の各画像ラインを画像解析した当該対象画像の分析結果を取得する解析部と、
    前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたか否かを検出する初期検出部と、
    前記初期検出部が前記解析部において前記対象画像の画像解析が初めて行われたと検出した場合に、当該対象画像及び当該解析部における分析結果を、前記記憶部に形成された最良データ記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記解析部における前記対象画像の今回の分析結果が、前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像の前回の分析結果を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えると判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記最良データ記憶部に上書きし、前記判定部において今回の分析結果が前回の分析結果を超えないと判定された場合に、今回の分析結果を示す対象画像及び当該今回の分析結果を前記記憶部に形成された不適データ記憶部に記憶させるとともに、前記最良データ記憶部から前回の分析結果を示す対象画像及び当該前回の分析結果を削除しない更新制御部と、
    前記最良データ記憶部に記憶された前記対象画像及び当該対象画像の分析結果に基づいて、前記複数面図の対象画像を仮想3次元座標空間に投影した当該対象画像の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、を備える情報処理装置。
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