JP2020118919A - 表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび表示制御システム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび表示制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが絞り込みに必要な情報を意図的に入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することを目的とする。【解決手段】複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する表示制御部と、を備える、表示制御装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび表示制御システムに関する。
近年、ユーザにとって有用な各種情報を提供するシステムが知られている。例えば、ユーザに対して観光情報を案内する観光情報案内システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかるシステムでは、各地の観光名所に関する情報およびイベントに関する情報が、時期および気候に関連付けてデータベースに保存されている。そして、システムは、旅行者の携帯端末(スマートフォンおよび携帯電話など)からの配信要求(旅行先と旅行時期とを含む)とデータベースの内容とに基づいて旅行に関する情報を選択し、選択した旅行に関する情報を携帯端末に配信する。
かかる技術によれば、旅行先と旅行時期とに対応した旅行に関する情報が選択されて旅行者に提供されるため、旅行者の需要に合致した満足度の高い旅行に関する情報が旅行者に配信され得る。
特開2015−18545号公報
かかるシステムをユーザが利用する場合には、ユーザが自身の欲する情報への絞り込みに必要な情報を意図的にシステムに入力する必要があるのが一般的である。しかし、現実的には、ユーザはシステムを利用するに際して、自身の欲する情報を明確に把握できていない場合もあり得る。かかる場合には、ユーザにとって絞り込みに必要な情報を意図的に入力するのは困難な場合がある。
そこで本発明は、ユーザが絞り込みに必要な情報を意図的に入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する表示制御部と、を備える、表示制御装置が提供される。
前記複数の表示領域のうち前記注視点が所定時間以上存在した注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価値に前記ポジティブ度に応じた値が加算され、前記表示制御部は、前記評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在する場合、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御してもよい。
前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達した1または複数のカテゴリが存在する場合、前記複数の表示領域それぞれの情報が前記1または複数のカテゴリのいずれかに相当する同一カテゴリに属する情報となるように制御してもよい。
前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達した複数のカテゴリが存在する場合、前記複数の表示領域それぞれの情報が前記複数のカテゴリのうち前記評価値が最大のカテゴリに属する情報となるように制御してもよい。
前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達したカテゴリが検出されてから、前記複数の表示領域それぞれの情報の切り替え操作が所定回数検出された場合に、前記複数の表示領域それぞれの情報が前記同一カテゴリに属する情報となるように制御してもよい。
前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達したカテゴリが検出された場合、前記評価値が前記所定値に達したカテゴリに関する情報が表示されるように制御してもよい。
前記表示制御装置は、前記注視領域が検出された場合、前記注視領域の情報が属するサブカテゴリに属する複数の情報が前記注視領域に順次に表示されるように制御する関連情報制御部を備えてもよい。
また、本発明の他の観点によれば、複数の表示領域それぞれの情報を取得することと、前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御することと、を含む、表示制御方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コンピュータを、複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する表示制御部と、を備える表示制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御する表示制御部と、ユーザの注視点を特定する注視点特定部と、前記ユーザのポジティブ度を算出するポジティブ度算出部と、を備え、前記表示制御部は、前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上注視点が存在したときの前記ポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する、表示制御システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザが絞り込みに必要な情報を意図的に入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る表示制御システムの概略的な構成の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報提示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報提示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。 同実施形態に係る表示制御システムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する。ただし、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(0.概要)
近年、ユーザにとって有用な各種情報を提供するシステムが知られている。例えば、ユーザに対して観光情報を案内する観光情報案内システムが開示されている。かかるシステムでは、各地の観光名所に関する情報およびイベントに関する情報が、時期および気候に関連付けてデータベースに保存されている。そして、システムは、旅行者の携帯端末(スマートフォンおよび携帯電話など)からの配信要求(旅行先と旅行時期とを含む)とデータベースの内容とに基づいて旅行に関する情報を選択し、選択した旅行に関する情報を携帯端末に配信する。
かかる技術によれば、旅行先と旅行時期とに対応した旅行に関する情報が選択されて旅行者に提供されるため、旅行者の需要に合致した満足度の高い旅行に関する情報が旅行者に配信され得る。
かかるシステムをユーザが利用する場合には、ユーザが自身の欲する情報への絞り込みに必要な情報をシステムに入力する必要があるのが一般的である。しかし、現実的には、ユーザはシステムを利用するに際して、自身の欲する情報を明確に把握できていない場合もあり得る。かかる場合には、ユーザにとって絞り込みに必要な情報を入力するのは困難な場合がある。
そこで、本発明の実施形態では、ユーザが絞り込みに必要な情報を意図的に入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することが可能な技術を提案する。より具体的に、本発明の実施形態では、システムによって表示された情報を見ているユーザがどのような感情であるのかを算出し、ユーザがどの情報をどのような感情で見たかに基づいて、ユーザの現在の気分に合致した情報をシステムから提供する技術を提案する。
(1.第1の実施形態)
続いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
(1−1.システム構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システムの概略的な構成の一例を示す図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システム1は、情報提示装置10と、サーバ40と、ネットワーク50とを有する。情報提示装置10とサーバ40とは、ネットワーク50に接続されており、ネットワーク50を介して相互に通信可能である。なお、図1に示された例では、ネットワーク50に接続されている情報提示装置10は1台である。しかし、複数の情報提示装置10がネットワーク50に接続されていてもよい。
また、本発明の第1の実施形態では、表示制御システム1が、観光名所に関する情報をユーザに提示する観光案内システムである場合を主に想定する。しかし、表示制御システム1の種類は、ユーザに情報提示を行うシステムであれば限定されない。例えば、表示制御システム1は、交通手段(例えば、鉄道、バス、航空機など)の経路情報をユーザに提示する経路探索システムであってもよい。あるいは、表示制御システム1は、旅行の経路情報をユーザに提示する旅行の経路探索システムであってもよい。その場合には、経路情報に施設(例えば、宿泊施設、レジャー施設など)が含まれてもよい。
また、本発明の第1の実施形態では、情報提示装置10が、駅構内に設置される大型端末である場合を主に想定する。しかし、情報提示装置10は、家庭内などに設置される音声入出力装置などであってもよい。例えば、音声入出力装置は、AI(Artificial Intelligence)スピーカであってもよい。あるいは、情報提示装置10は、スマートフォンなどの携帯端末であってもよいし、PC(Personal Computer)であってもよい。情報提示装置10は、ユーザによって視認される情報を制御する表示制御装置の例として機能し得る。
サーバ40が設置される位置も限定されない。サーバ40は、ユーザによって視認される情報を情報提示装置10に提供する情報提供装置の例として機能し得る。
(1−2.情報提示装置の機能構成)
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る情報提示装置10の機能構成の一例を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る情報提示装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、情報提示装置10は、制御部110、操作部130、センサ部140、記憶部150、通信部160、音声出力部170、表示部180および発券部190を備える。
(操作部130)
操作部130は、入力部の一例として機能し、ユーザからの入力を受け付ける。ここでは、操作部130がタッチパネルを含んでいる場合を想定するが、操作部130の形態は限定されない。例えば、操作部130は、ボタンなどを含んでもよい。あるいは、操作部130は、ユーザからの音声の入力を受け付けるマイクロフォンを含んでもよい。操作部130は、ユーザからの入力を制御部110へ提供する。なお、操作部130は、入力装置815により実装され得る。
(センサ部140)
センサ部140は、ユーザの眼球および顔に対して外的にセンシングを行ってセンサデータ(撮像データ)を得る。センサ部140によって得られた眼球のセンサデータは、注視点特定部112によって利用される。一方、センサ部140によって得られた顔のセンサデータは、ポジティブ度算出部113によって利用される。ここでは、眼球のセンサデータが赤外線センサによって得られ、顔のセンサデータが可視光センサによって得られる場合を想定する。しかし、センサの種類は限定されない。例えば、眼球のセンサデータおよび顔のセンサデータは、共に可視光センサによって得られてもよい。なお、センサ部140は、センサ813により実装され得る。
(記憶部150)
記憶部150は、情報提示装置10の動作を制御するためのプログラムおよびデータを記憶する。当該プログラムには、OS(Operating System)およびアプリケーションなどが含まれる。なお、記憶部150は、記憶装置809により実装され得る。
(通信部160)
通信部160は、他の装置と通信する。例えば、通信部160は、ネットワーク50に直接的に接続され、ネットワーク50を介してサーバ40と通信する。なお、通信部160は、通信インタフェース811により実装され得る。
(音声出力部170)
音声出力部170は、提示部の一例として機能し、制御部110による制御に従って、VUI(Voice User Interface)によって提示情報をユーザに提示する(音声を出力する)。ここでは、音声出力部170がスピーカによって構成される場合を想定するが、音声出力部170の形態は限定されない。なお、音声出力部170は、スピーカ819により実装され得る。
(表示部180)
表示部180は、提示部の一例として機能し、表示制御部119による制御に従って、GUI(Graphical User Interface)によって提示情報をユーザに提示する(画面に表示する)。ここでは、表示部180がタッチパネルに積層されたディスプレイによって構成される場合を想定するが、表示部180の形態は限定されない。なお、表示部180は、表示装置823により実装され得る。
(発券部190)
発券部190は、表示部180によって表示されている情報のいずれかが選択された状態において、ユーザによって確定操作が入力された場合に、選択された情報に対応するチケットを発券する。例えば、発券部190は、ユーザによって確定操作が入力された場合、選択された情報に対応する内容を紙面に印刷してチケットを発券する。
(制御部110)
制御部110は、情報提示装置10が有する様々な機能を提供する。制御部110は、取得部111、注視点特定部112、ポジティブ度算出部113、絞込有効化部114、情報絞込部115および表示制御部119を有する。なお、制御部110は、CPU803、ROM805およびRAM807(図15)により実装され、CPU803によってROM805から読み込まれたプログラムがRAM807に展開され、当該プログラムがCPU803によって実行されることによって実現される。
(1−3.システムの利用例)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システム1の利用例について説明する。図3〜図6は、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システム1の利用例を説明するための図である。まず、情報提示装置10において、取得部111は、サーバ40から通信部160を介して複数の表示領域それぞれの情報を取得する。そして、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御する。ユーザは、複数の表示領域のいずれかを選択することが可能である。
図3を参照すると、ユーザが領域選択を行うための選択画面181−1が表示されている。選択画面181−1では、複数の表示領域の例として、9つの表示領域が示されており、9つの表示領域それぞれに情報が表示されている。しかし、表示領域の数は複数であれば限定されない。そして、各表示領域に表示される情報は、画像データおよびテキストデータなどといった各種のコンテンツを含んでよいが、各表示領域に表示される情報の種類も限定されない。
また、各表示領域に表示される情報は、あるカテゴリに属している。図3を参照すると、カテゴリ「建築」に属する情報の例として、情報(建築A、建築B、建築C)が表示されている。また、カテゴリ「社寺」に属する情報の例として、情報(社寺A、社寺B、社寺C)が表示されている。また、カテゴリ「庭園」に属する情報の例として、情報(庭園A、庭園B、庭園C)が表示されている。このようにユーザの状況がまだ把握されていない段階では、図3に示されたように、各カテゴリに属する情報の量がカテゴリ間で均等になるように表示されるのが望ましい。
また、各カテゴリには評価値が対応付けられている。最初は各カテゴリに対応する評価値には、初期値が設定されている。ここでは、評価値の初期値としてゼロが設定されている場合を想定する。しかし、評価値の初期値は限定されない。
表示制御部119は、ユーザの注視点が複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときのユーザのポジティブ度に基づいて、複数の表示領域それぞれの情報を制御する。これによって、ユーザが絞り込みに必要な情報を入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することが可能となる。例えば、所定時間は3秒などであってよいが、特定の時間に限定されない。以下では、複数の表示領域それぞれの情報の制御についてさらに詳細に説明する。
注視点特定部112は、センサ部140によって検出されたユーザの眼球のセンサデータに基づいて、ユーザの注視点を特定する。注視点は、どのように特定されてもよい。例えば、注視点特定部112は、センサ部140によって検出されたユーザの眼球運動がセンシングされて得られた撮像データに基づいて、ユーザの注視点を特定してもよい。
ポジティブ度算出部113は、注視点特定部112によって特定された注視点が複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在した場合に、センサ部140によって検出されたユーザの顔のセンサデータに基づいて、ユーザのポジティブ度を算出する。ポジティブ度はどのように算出されてもよい。ポジティブ度算出部113は、複数の表示領域のうち注視点が所定時間以上存在した注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価値にポジティブ度に応じた値を加算する。ここで、ポジティブ度に応じた値は限定されない。
ここでは、ポジティブ度算出部113が、ユーザのポジティブ度が所定のポジティブ度以上である場合に、注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価値に1を加算し、ユーザのポジティブ度が所定のポジティブ度未満である場合に、評価値への加算を行わない場合を想定する。しかし、評価値に加算される値は、1以外の値であってもよい。あるいは、ポジティブ度算出部113は、ユーザのポジティブ度そのものを評価値に加算してもよい。
ここでは、選択画面181−1(図3)が表示されている間に、ユーザが「建築A」の表示されている表示領域を注視し、ユーザのポジティブ度が所定のポジティブ度以上となり、カテゴリ「建築」に対応する評価値に1が加算された場合を想定する。なお、注視領域からユーザの注視点が外れた場合には、(評価値は維持したまま)ポジティブ度の算出が停止されてよい。
表示制御部119は、評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在する場合、複数の表示領域それぞれの情報を制御する。ここでは、所定値が3である場合を想定する。しかし、所定値は特に限定されない。
ここでは、選択画面181−1(図3)が表示されている間には、評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在しなかった場合を想定する。しかし、選択画面181−1(図3)が表示されている間に、評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在してもよい。かかる場合には、以下に説明するような、選択画面181−2(図4)において評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在した場合に実行される処理と同様の処理が実行されてよい。
なお、選択画面181に同時に表示可能な情報(以下、「表示区分」とも言う。)の数には限りがある。したがって、まず、選択画面181−1における複数の表示領域には最初に表示される表示区分(第1の表示区分)が表示される。そして、操作部130によってユーザによる切り替え操作(図3に示した例では、「スワイプ操作」)が検出された場合、表示制御部119は、複数の表示領域に表示される情報を次の表示区分(第2の表示区分)に切り替える。それぞれの表示区分は、最初に一括でサーバ40から取得されてもよいし、切り替え操作が検出されるたびにサーバ40から逐一取得されてもよい。
ここでは、選択画面181−1において、ユーザが切り替え操作(例えば、上方向へのスワイプ操作)を入力し、操作部130によってユーザによる切り替え操作が検出された場合を想定する。かかる場合、表示制御部119は、複数の表示領域に表示される情報を次の表示区分に切り替える(第1の表示区分から第2の表示区分に切り替える)。図4を参照すると、次の表示区分が表示された選択画面181−2が示されている。
図4を参照すると、カテゴリ「建築」に属する情報の例として、情報(建築D、建築E、建築F)が表示されている。また、カテゴリ「社寺」に属する情報の例として、情報(社寺D、社寺E、社寺F)が表示されている。また、カテゴリ「庭園」に属する情報の例として、情報(庭園D、庭園E、庭園F)が表示されている。なお、図3および図4に示したように、選択画面181−1に表示される情報と選択画面181−2に表示される情報とは、重複しないのが望ましい。
ここで、選択画面181−2(図4)が表示されている間に、選択画面181−1(図3)が表示されているときから累積して、評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在した場合を想定する。かかる場合、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が、評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリのいずれかに相当する同一カテゴリに属する情報となるように制御する。
より具体的には、選択画面181−2(図4)が表示されている間に、選択画面181−1(図3)が表示されているときから累積して、カテゴリ「建築」に対応する評価値が4となり、カテゴリ「庭園」に対応する評価値が3となり、カテゴリ「社寺」に対応する評価値が1となった場合を想定する。すなわち、選択画面181−2(図4)が表示されている間に、選択画面181−1(図3)が表示されているときから累積して、カテゴリ「建築」に対応する評価値およびカテゴリ「庭園」に対応する評価値それぞれが所定値に達した場合を想定する。
かかる場合、表示制御部119は、評価値が所定値に達したカテゴリのうち評価値が最大のカテゴリ「建築」に関する情報(図4に示した例では、「あなたは建築に興味がありそうです。」とのメッセージ)が表示されるように制御する。また、かかる場合、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が、複数のカテゴリのうち評価値が最大のカテゴリ「建築」に属する情報となるように制御する。なお、センサデータなどからユーザの属性(例えば、ユーザの年齢、性別、国籍など)が解析されれば、評価値が最大のカテゴリに関する情報は、情報提示装置10を現在利用しているユーザのみならず、当該ユーザと同じ属性を有するユーザ群の累積評価値が最大のカテゴリに関する情報に置き換えられてもよい。
ここで、複数の表示領域それぞれの情報が同一カテゴリ「建築」に属する情報となるように制御されるタイミングは限定されない。例えば、表示制御部119は、評価体が所定値に達したカテゴリ「建築」が検出されてから、情報更新を行う旨を表示させ、自動的に(あるいは、ボタン押下などといった手動により)複数の表示領域それぞれの情報が同一カテゴリ「建築」に属する情報となるように制御してもよい。
あるいは、表示制御部119は、評価値が所定値に達したカテゴリが検出されてから、複数の表示領域それぞれの情報の切り替え操作が所定回数検出された場合に、複数の表示領域それぞれの情報が同一カテゴリに属する情報となるように制御してもよい。より具体的に、絞込有効化部114は、評価体が所定値に達したカテゴリが検出された場合に、絞り込みトリガーを有効化する。そして、情報絞込部115は、絞り込みトリガーが有効化されてから、切り替え操作が所定回数検出された場合に、複数の表示領域それぞれの情報を同一カテゴリに属する情報に絞り込む処理を行う。
ここでは、所定回数が1回である場合を想定する。しかし、所定回数は特定の値に限定されない。あるいは、所定回数は固定値でなくてもよく、ユーザの状況に応じて変化されてもよい。例えば、所定回数は、ユーザのポジティブ度に応じて変化されてもよい。具体的に、ポジティブ度が高いほどユーザが注視領域の情報に強い興味を示していることが想定される。したがって、ポジティブ度が高いほど、所定回数が少なくされてもよい。
ここでは、選択画面181−2において、評価値が所定値に達したカテゴリ「建築」が検出されてから、ユーザが切り替え操作を1回入力し、操作部130によってユーザによる切り替え操作が1回検出された場合を想定する。かかる場合、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が同一カテゴリ「建築」に属する情報となるように制御する。図5を参照すると、複数の表示領域それぞれに同一カテゴリ「建築」に属する情報が表示された選択画面181−3が示されている。
図5を参照すると、同一カテゴリ「建築」に属する情報の例として、情報(建築A〜I)が選択画面181−3に表示されている。なお、図5を参照すると、選択画面181−3には、切り替え前に表示されていた情報(例えば、選択画面181−1(図3)の建築A〜C、選択画面181−2(図4)の建築D〜Fなど)も表示されている。しかし、切り替え前に表示されていた情報は、選択画面181−3には表示されなくてもよい。
ここでは、選択画面181−3において、ユーザが切り替え操作(例えば、上方向へのスワイプ操作)を入力し、操作部130によってユーザによる切り替え操作が検出された場合を想定する。かかる場合、表示制御部119は、複数の表示領域に表示される情報を次の表示区分に切り替える。図6を参照すると、次の表示区分が表示された選択画面181−4が示されている。
図6を参照すると、同一カテゴリ「建築」に属する情報の例として、情報(建築J〜R)が選択画面181−4に表示されている。さらにユーザによる切り替え操作が検出された場合には、同様にして次の表示区分が表示されてよい。
なお、図4に示した例では、評価値が所定値に達したカテゴリが2つである場合を主に想定した。しかし、評価値が所定値に達した1つのカテゴリが存在する場合も想定される。かかる場合には、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が、評価値が所定値に達したカテゴリに属する情報となるように制御すればよい。かかる場合、表示制御部119は、評価値が所定値に達したカテゴリに関する情報(「あなたは建築に興味がありそうです。」などといったメッセージ)が表示されるように制御すればよい。
複数の表示領域のいずれかが選択された状態において、ユーザによって確定操作が入力された場合に、発券部190は、選択された表示領域に表示されている情報に対応するチケットを発券する。例えば、発券部190は、ユーザによって確定操作が入力された場合、選択された表示領域に表示されている情報に対応する内容を紙面に印刷してチケットを発券する。
(1−4.システムの動作例)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システム1の動作例について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システム1の動作例を示すフローチャートである。図7に示されるように、情報提示装置10において、取得部111は、サーバ40から通信部160を介して複数の表示領域それぞれの情報を取得する。そして、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御する。このとき、表示制御部119は、各カテゴリの表示件数がカテゴリ間で均等になるように表示制御するのが望ましい(S11)。
続いて、センサ部140は、ユーザの眼球のセンサデータおよびユーザの顔のセンサデータを取得する(S12)。注視点特定部112は、センサ部140によって検出されたユーザの眼球のセンサデータに基づいて、ユーザの注視点を特定する。ポジティブ度算出部113は、注視点特定部112によって特定された注視点に基づいて、複数の表示領域の一領域をユーザが所定時間以上注視したか否かを判断する(S16)。複数の表示領域の一領域をユーザが所定時間以上注視していないと判断された場合(S16において「NO」)、S14に動作が移行される。
S14に動作が移行されると、次の表示区分を表示するための操作(切り替え操作)がなければ(S14において「NO」)、S12に動作が移行される。一方、次の表示区分を表示するための操作(切り替え操作)があれば(S14において「YES」)、表示制御部119は、次の表示区分が表示されるように制御し(S15)、S12に動作が移行される。
一方、ポジティブ度算出部113は、複数の表示領域の一領域をユーザが所定時間以上注視していたと判断された場合(S16において「YES」)、センサ部140によって検出されたユーザの顔のセンサデータに基づいて、ユーザのポジティブ度を算出する。そして、ポジティブ度算出部113は、注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価値にポジティブ度に応じた値を加算する(S17)。
注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価体が所定値に達していない場合(S18において「NO」)、S12に動作が移行される。一方、絞込有効化部114は、注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価体が所定値以上である場合(S18において「YES」)、絞り込み(絞り込みトリガー)が無効であれば(S19において「YES」)、絞り込み(絞り込みトリガー)を有効化し(S20)、S21に動作が移行される。絞り込み(絞り込みトリガー)が有効であれば(S19において「NO」)、S21に動作が移行される。
絞り込みトリガーが有効化されてから、ユーザによって表示区分の遷移操作が所定回数行われていない場合(S21において「NO」)、S12に動作が移行される。一方、情報絞込部115は、絞り込みトリガーが有効化されてから、ユーザによって表示区分の遷移操作が所定回数行われた場合(S21において「YES」)、複数の表示領域それぞれの情報を評価値が所定値以上のカテゴリに属する情報に絞り込む処理を行う(S22)。表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報を情報絞込部115によって絞り込まれた情報によって更新する(S23)。
(1−5.効果)
本発明の第1の実施形態によれば、ユーザが絞り込みに必要な情報を入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することが可能となる。具体的に、ユーザは情報一覧を眺めるだけでポジティブな感情を抱くカテゴリに自動的に情報を絞り込むことが可能となる。これによって、ユーザは自身の欲する情報が曖昧であっても、そのときの気分に合った情報を探し易くなる。また、ユーザは、全情報を閲覧しなくても所定範囲の表示区分の情報を見ることによって、ポジティブな感情を抱くカテゴリに自動的に情報を絞り込むことが可能であり、検索効率も良いと考えられる。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
(2.第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。以下では、本発明の第2の実施形態に係る表示制御システムが有する構成のうち、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システムが有する構成と異なる構成について主に説明する。そして、本発明の第2の実施形態に係る表示制御システムが有する構成のうち、本発明の第1の実施形態に係る表示制御システムが有する構成と共通する構成については、詳細な説明を省略する。
具体的に、本発明の第2の実施形態では、表示制御システムが、本発明の第1の実施形態に係る情報提示装置10の代わりに、情報提示装置20を有する。したがって、以下では、本発明の第2の実施形態に係る情報提示装置20について主に説明する。
(2−1.情報提示装置の機能構成)
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る情報提示装置20の機能構成の一例を説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る情報提示装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。図8を参照すると、本発明の第2の実施形態に係る情報提示装置20は、制御部110の代わりに制御部210を有する点において、本発明の第1の実施形態に係る情報提示装置10と異なっている。さらに、制御部210は、関連情報制御部211を有する点において、制御部110と異なっている。したがって、以下では、関連情報制御部211について中心に説明する。
(2−2.システムの利用例)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る表示制御システムの利用例について説明する。図9〜図13は、本発明の第2の実施形態に係る表示制御システムの利用例を説明するための図である。本発明の第1の実施形態と同様に、情報提示装置20において、取得部111は、サーバ40から通信部160を介して複数の表示領域それぞれの情報を取得する。そして、表示制御部119は、複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御する。ユーザは、複数の表示領域のいずれかを選択することが可能である。
図9を参照すると、ユーザが領域選択を行うための選択画面181−5が表示されている。選択画面181−5においても、複数の表示領域が示されている。ここで、本発明の第2の実施形態では、本発明の第1の実施形態と異なり、各表示領域に表示される情報が、カテゴリだけではなくサブカテゴリにも属している。図9を参照すると、同一カテゴリ「建築」に属する情報の例として、3つの情報が表示されているが、同一カテゴリ「建築」に属する情報でも、サブカテゴリ「タワーA」に属する情報と、サブカテゴリ「ビルD」に属する情報と、サブカテゴリ「橋U」に属する情報とが存在している。
また、カテゴリ「社寺」に属する情報の例として、3つの情報が表示されている。また、カテゴリ「庭園」に属する情報の例として、3つの情報が表示されている。本発明の第2の実施形態においても、図9に示されたように、各カテゴリに属する情報の量がカテゴリ間で均等になるように表示されるのが望ましい。
関連情報制御部211は、注視点特定部112によって特定された注視点が複数の表示領域のいずれかの表示領域(注視領域)に所定時間以上存在した場合に、注視領域の情報が属するサブカテゴリに属する複数の情報が注視領域に順次に表示されるように(切り替え表示されるように)制御する。これによって、切り替え表示が実行されている注視領域に対してユーザが惹きつけられやすくなるため、ポジティブ度に応じた値が評価値に加算されやすくなり(評価値が所定値に達しやすくなり)、情報の絞り込みがより早く行われるようになる。また、評価値自体の測定精度も向上することが期待される。
例えば、選択画面181−5(図9)が表示されている間に、カテゴリ「建築」かつサブカテゴリ「タワー」に属する情報(図9における「建築(タワーA)」)が表示されている表示領域(注視領域)を注視した場合を想定する。このとき、関連情報制御部211は、注視領域の情報が属するサブカテゴリ「タワー」に属する複数の情報が注視領域に順次に表示されるように(切り替え表示されるように)制御する。切り替えの周期は、3秒間隔などであってもよいが、特定の周期に限定されない。なお、注視領域からユーザの注視点が外れた場合には、切り替え表示が停止されてよい。
具体的には、選択画面181−6(図10)には、注視領域にカテゴリ「建築」かつサブカテゴリ「タワー」に属する情報「建築(タワーA)」が表示されている。また、選択画面181−7(図11)には、注視領域にカテゴリ「建築」かつサブカテゴリ「タワー」に属する情報「建築(タワーB)」が表示されている。また、選択画面181−8(図12)には、注視領域にカテゴリ「建築」かつサブカテゴリ「タワー」に属する情報「建築(タワーC)」が表示されている。
また、関連情報制御部211は、注視領域の情報が属するサブカテゴリ「タワー」に属する複数の情報が注視領域に順次に表示されるように制御している間、サブカテゴリ「タワー」に関する情報が切り替え表示中であることを表示させてもよい。選択画面181−6(図10)、選択画面181−7(図11)および選択画面181−8(図12)においては、サブカテゴリ「タワー」に関する情報が切り替え表示中であることの例として、「建築(タワー)の切り替え表示中」といったメッセージが表示されている。
一方、ポジティブ度算出部113は、注視点特定部112によって特定された注視点が複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在した場合に、センサ部140によって検出されたユーザの顔のセンサデータに基づいて、ユーザのポジティブ度を算出する。
ここでは、関連情報制御部211による切り替え表示と並行して、ポジティブ度算出部113によってポジティブ度が算出される場合を想定する。しかし、ポジティブ度が算出されるタイミングは、かかる場合に限定されない。例えば、ポジティブ度算出部113は、関連情報制御部211による切り替え表示が開始された後に、ポジティブ度算出部113によるポジティブ度が算出されてもよいし、関連情報制御部211による切り替え表示が停止されてから、ポジティブ度算出部113によるポジティブ度が算出されてもよい。
ここでは、選択画面181−8(図12)において、ユーザが切り替え操作(例えば、上方向へのスワイプ操作)を入力し、操作部130によってユーザによる切り替え操作が検出された場合を想定する。かかる場合、表示制御部119は、複数の表示領域に表示される情報を次の表示区分に切り替える。図13を参照すると、次の表示区分が表示された選択画面181−9が示されている。
(2−3.システムの動作例)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る表示制御システム1の動作例について説明する。図14は、本発明の第2の実施形態に係る表示制御システム1の動作例を示すフローチャートである。図14に示されるように、第1の実施形態と同様に、第2の実施形態においても、ポジティブ度算出部113は、注視点特定部112によって特定された注視点に基づいて、複数の表示領域の一領域をユーザが所定時間以上注視したか否かを判断する(S16)。
ここで、ポジティブ度算出部113は、複数の表示領域の一領域をユーザが所定時間以上注視していたと判断された場合(S16において「YES」)、ユーザのポジティブ度を算出し、注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価値にポジティブ度に応じた値を加算する(S17)。それと並行して、関連情報制御部211は、注視領域内の情報のサブカテゴリに属する複数の情報が切り替え表示されるように制御する(S31)。そして、S18に動作が移行される。なお、上記したように、関連情報制御部211による切り替え表示のタイミングは限定されない。
(2−4.効果)
本発明の第2の実施形態によれば、本発明の第1の実施形態と同様の効果が享受され得る。さらに、本発明の第2の実施形態によれば、切り替え表示が実行されている注視領域に対してユーザが惹きつけられやすくなるため、ポジティブ度に応じた値が評価値に加算されやすくなり(評価値が所定値に達しやすくなり)、情報の絞り込みがより早く行われるようになる。また、評価値自体の測定精度も向上することが期待される。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
(3.ハードウェア構成)
図15は、本発明の実施形態に係る情報提示装置10およびサーバ40(以下、情報提示装置10およびサーバ40それぞれを区別せずに「本実施形態に係る装置」と言う場合がある。)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、情報提示装置10およびサーバ40それぞれに下記のハードウェア構成のすべてが備えられている必要はなく(例えば、サーバ40に直接的にセンサが備えられている必要はない)、各装置の機能構成を実現できるハードウェアモジュールが適宜限定して備えられてもよい。
図15を参照すると、本実施形態に係る装置は、バス801、CPU(Central Processing Unit)803、ROM(Read Only Memory)805、RAM(Random Access Memory)807、記憶装置809、通信インタフェース811、センサ813、入力装置815、表示装置817、スピーカ819を備える。
CPU803は、本実施形態に係る装置における様々な処理を実行する。また、ROM805は、本実施形態に係る装置における処理をCPU803に実行させるためのプログラム及びデータを記憶する。また、RAM807は、CPU803の処理の実行時に、プログラム及びデータを一時的に記憶する。
バス801は、CPU803、ROM805及びRAM807を相互に接続する。バス801には、さらに、記憶装置809、通信インタフェース811、センサ813、入力装置815、表示装置817及びスピーカ819が接続される。バス801は、例えば、複数の種類のバスを含む。一例として、バス801は、CPU803、ROM805及びRAM807を接続する高速バスと、該高速バスよりも低速の1つ以上の別のバスを含む。
記憶装置809は、本実施形態に係る装置内で一時的または恒久的に保存すべきデータを記憶する。記憶装置809は、例えば、ハードディスク(Hard Disk)等の磁気記憶装置であってもよく、または、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)及びPRAM(Phase change Random Access Memory)等の不揮発性メモリ(nonvolatile memory)であってもよい。
通信インタフェース811は、本実施形態に係る装置が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは直接的に)外部装置と通信する。通信インタフェース811は、無線通信用のインタフェースであってもよく、この場合に、例えば、通信アンテナ、RF回路及びその他の通信処理用の回路を含んでもよい。また、通信インタフェース811は、有線通信用のインタフェースであってもよく、この場合に、例えば、LAN端子、伝送回路及びその他の通信処理用の回路を含んでもよい。
センサ813は、例えばカメラ、マイクロフォン、生体センサ、その他のセンサまたはそれらの複合である。カメラは、被写体を撮像するもので、例えば光学系、撮像素子及び画像処理回路を含む。マイクロフォンは、周囲の音を収音するもので、該音を電気信号へ変換し該電気信号をデジタルデータに変換する。
入力装置815は、タッチパネル、マウス、カメラなどの視線検出装置、マイクロフォン等である。表示装置817は、本実施形態に係る装置からの出力画像(すなわち表示画面)を表示するもので、例えば液晶、有機EL(Organic Light−Emitting Diode)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いて実現され得る。スピーカ819は、音声を出力するもので、デジタルデータを電気信号に変換し該電気信号を音声に変換する。
(4.まとめ)
以上のように、本発明の実施形態によれば、複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する表示制御部と、を備える、表示制御装置が提供される。かかる構成によれば、ユーザが絞り込みに必要な情報を入力せずともユーザの欲する情報をユーザに提供することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、表示制御システム1が、観光案内システムである場合を主に想定した。しかし、表示制御システム1は、インターネットを介したコンテンツ(映画など)の配信サービスを提供するシステムにも適用され得る。表示制御システム1がコンテンツ配信システムである場合、上記した例において複数の表示領域それぞれに表示される情報は、コンテンツ情報に置き換えられてよい。ユーザは当該複数の表示領域から観たいコンテンツに対応する表示領域を選択することができる。
また、上記では、複数の表示領域それぞれに表示される情報が、カテゴリに対応する評価値に基づいて一回絞り込まれる例を示した。しかし、複数の表示領域それぞれに表示される情報は、一回絞り込まれた後に再度絞り込まれてもよい。具体的に、複数の表示領域それぞれに表示される情報が一回絞り込まれた後に各サブカテゴリに属する情報の量がサブカテゴリ間で均等になるように表示されれば、サブカテゴリ別の評価値に基づいて複数の表示領域それぞれに表示される情報が再度絞り込まれ得る。
また、上記では、取得部111、注視点特定部112、ポジティブ度算出部113、絞込有効化部114、情報絞込部115および表示制御部119のすべてが、情報提示装置10の内部に存在する場合を主に説明した。しかし、これらのブロックの一部は、情報提示装置10の外部に存在してもよい。例えば、情報提示装置10の内部に、取得部111および表示制御部119が存在し、注視点特定部112、ポジティブ度算出部113、絞込有効化部114および情報絞込部115は、情報提示装置10の外部に存在してもよい。
このとき、注視点特定部112、ポジティブ度算出部113、絞込有効化部114および情報絞込部115は、情報提示装置10の外部の一箇所に集中して存在してもよいし、情報提示装置10の外部の複数箇所に分散して存在してもよい。例えば、情報提示装置10の外部は、情報提示装置10に複数の表示領域それぞれの情報を提供するサーバ40であってもよいし、サーバ40とは別のコンピュータであってもよい。
1 表示制御システム
10、20 情報提示装置
110、210 制御部
111 取得部
112 注視点特定部
113 ポジティブ度算出部
114 絞込有効化部
115 情報絞込部
119 表示制御部
130 操作部
140 センサ部
150 記憶部
160 通信部
170 音声出力部
180 表示部
190 発券部
211 関連情報制御部
40 サーバ
50 ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、
    前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する表示制御部と、
    を備える、表示制御装置。
  2. 前記複数の表示領域のうち前記注視点が所定時間以上存在した注視領域の情報が属するカテゴリに対応する評価値に前記ポジティブ度に応じた値が加算され、
    前記表示制御部は、前記評価値が所定値に達した1または複数のカテゴリが存在する場合、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達した1または複数のカテゴリが存在する場合、前記複数の表示領域それぞれの情報が前記1または複数のカテゴリのいずれかに相当する同一カテゴリに属する情報となるように制御する、
    請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達した複数のカテゴリが存在する場合、前記複数の表示領域それぞれの情報が前記複数のカテゴリのうち前記評価値が最大のカテゴリに属する情報となるように制御する、
    請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達したカテゴリが検出されてから、前記複数の表示領域それぞれの情報の切り替え操作が所定回数検出された場合に、前記複数の表示領域それぞれの情報が前記同一カテゴリに属する情報となるように制御する、
    請求項3に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記評価値が前記所定値に達したカテゴリが検出された場合、前記評価値が前記所定値に達したカテゴリに関する情報が表示されるように制御する、
    請求項3に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御装置は、前記注視領域が検出された場合、前記注視領域の情報が属するサブカテゴリに属する複数の情報が前記注視領域に順次に表示されるように制御する関連情報制御部を備える、
    請求項2に記載の表示制御装置。
  8. 複数の表示領域それぞれの情報を取得することと、
    前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御することと、
    を含む、表示制御方法。
  9. コンピュータを、
    複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、
    前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御し、ユーザの注視点が前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上存在したときの前記ユーザのポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する表示制御部と、
    を備える表示制御装置として機能させるためのプログラム。
  10. 複数の表示領域それぞれの情報を取得する取得部と、
    前記複数の表示領域それぞれの情報が表示されるように制御する表示制御部と、
    ユーザの注視点を特定する注視点特定部と、
    前記ユーザのポジティブ度を算出するポジティブ度算出部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記複数の表示領域のいずれかに所定時間以上注視点が存在したときの前記ポジティブ度に基づいて、前記複数の表示領域それぞれの情報を制御する、
    表示制御システム。
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