JP2020117194A - 車両用加飾部品、車両用ライニング及び車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される車両用加飾部品、車両用ライニング及び車両用ドアを提供する。【解決手段】発光領域1aを有する車両用加飾部品1であって、光源ユニット30と、光源ユニット30から出射された光を透過させるオーナメント基材11と、光が透過可能な加飾フィルム12と、を備え、加飾フィルム12は、透過部12dと、遮光部12cと、から形成される遮光層12eと、遮光層12eよりも前方位置に形成される意匠層12aと、を備える積層体からなり、意匠層12aは、絵柄が形成された絵柄部12gを有しており、絵柄部12gは、遮光部12cの上に配置されており、絵柄部12gの端部Eは、遮光部12cと透過部12dの境界Kの上に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用加飾部品、車両用ライニング及び車両用ドアに係り、特に、加飾部品としての意匠性を具備するとともに実用的な機能を発揮する車両用加飾部品、車両用ライニング及び車両用ドアに関する。
車両用ライニング用に用いられる装飾部品等の車両用加飾部品は既に知られており、その中には、夜間等、車室が暗くなった場合に装飾照明として機能するものが存在する。このように照明機能を具備する車両用加飾部品の一例として、車両用ドアライニングや車両用ルーフライニングに取り付けられた加飾照明部品が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用加飾部品では、オーナメント基材の上に遮光層と意匠層を積層した加飾フィルムが貼り付けられている。遮光層には光を透過する透光部が設けられており、外部からはこの透光部を透過した光が見える。
特開2014−231310号公報
車両用加飾部品の意匠性を向上させる観点から絵柄が形成された絵柄部を設けることがある。特許文献1のような車両用加飾部品において、遮光層の上に絵柄部を設ける場合、絵柄部を配置する位置によっては、透光部を通過した光と絵柄がずれてしまい、マッチしない状態となる可能性があった。そのため、絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される車両用加飾部品が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される車両用加飾部品、車両用ライニング及び車両用ドアを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用加飾部品によれば、車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品であって、前記発光領域の前方に向けて光を照射する照射体と、該照射体の前方位置にて該照射体から出射された光を透過させる透過体と、表面が露出した状態で前記透過体の前方位置に形成され、前記透過体を透過した光が透過可能な加飾体と、を備え、該加飾体は、前記透過体を透過した光を透過させる透過部と、該透過部と隣り合う領域に配置され、前記透過体を透過した光を遮断する遮光部と、から形成される遮光層と、該遮光層よりも前方位置に形成される意匠層と、を備える積層体からなり、前記意匠層は、絵柄が形成された絵柄部を有しており、前記絵柄部は、前記遮光部の上に配置されており、前記絵柄部の端部は、前記遮光部と前記透過部の境界の上に配置されていることにより解決される。
前記課題は、本発明の車両用加飾部品によれば、車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品であって、前記発光領域の前方に向けて光を照射する照射体と、該照射体の前方位置にて該照射体から出射された光を透過させる透過体と、表面が露出した状態で前記透過体の前方位置に形成され、前記透過体を透過した光が透過可能な加飾体と、を備え、該加飾体は、前記透過体を透過した光を透過させる透過部と、該透過部と隣り合う領域に配置され、前記透過体を透過した光を遮断する遮光部と、から形成される遮光層と、該遮光層よりも前方位置に形成される意匠層と、を備える積層体からなり、前記意匠層は、絵柄が形成された絵柄部を有しており、前記絵柄部は、前記遮光部の上に配置されており、前記絵柄部の端部は、前記透過部と重なるように配置されていることにより解決される。
上記の構成によれば、絵柄部の端部が遮光部と前記透過部の境界の上に配置されているか、又は、絵柄部の端部が透過部と重なるように配置されており、絵柄部と透過部が隣接してきれいに並ぶため、絵柄部の端部が発光領域の境界となって見栄えが良くなり、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される。
また、上記の構成において、前記遮光部は、第一遮光部であり前記絵柄部は、前記遮光層に対向する面の少なくとも一部に、前記第一遮光部とは異なる、第二遮光部を備えているとよい。
上記の構成では、絵柄部に透光性があっても明暗の差が明確に出るため、見栄えが良くなる。
また、上記の構成において、前記絵柄部は、前記遮光層に対向する面の全体に、前記第二遮光部を備えているとよい。
上記の構成では、絵柄部に透光性があっても明暗の差が明確に出るため、見栄えがより一層良くなる。
また、上記の構成において、前記絵柄部が前記透過部と重なる重畳部の面積は、前記絵柄部が前記透過部と重ならない非重畳部の面積よりも小さいとよい。
上記の構成では、絵柄部からの光の漏れが適切に抑制される。
また、上記の構成において、前記絵柄部の前記端部は、前記遮光部と前記透過部の境界線と交差するように配置されているとよい。
上記の構成では、絵柄部の端部と、遮光部と透過部の境界の位置関係が場所に応じて異なることとなり、光の濃淡を生み出すことが可能となる。
また、上記の構成において、前記遮光層の上に配置された金属層と、前記金属層の上に配置されたコーティング層と、を有し、前記絵柄部は、前記コーティング層の上に配置されているとよい。
上記の構成では、絵柄部の形成が容易なものとなり、既成の車両用加飾部品に対して追加で絵柄部を設けることも可能となる。
また、上記の構成において、前記遮光層の上に配置された金属層と、前記金属層の上に配置されたコーティング層と、を有し、前記絵柄部は、前記金属層の上に配置されているとよい。
上記の構成では、少ない層数で絵柄部を形成することが可能となる。
このとき、上記の車両用加飾部品を備える車両用ライニングとして構成しても良い。
上記の構成では、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される車両用ライニングを提供することが可能となる。
このとき、上記の車両用ライニングを備える車両用ドアとして構成しても良い。
上記の構成では、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される車両用ドアを提供することが可能となる
本発明の車両用加飾部品によれば、絵柄部と透過部が隣接してきれいに並ぶため、見栄えが良くなり、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される。
また、本発明の車両用加飾部品によれば、絵柄部に透光性があっても明暗の差が明確に出るため、見栄えが良くなる。
また、本発明の車両用加飾部品によれば、絵柄部に透光性があっても明暗の差が明確に出るため、見栄えがより一層良くなる。
また、本発明の車両用加飾部品によれば、絵柄部からの光の漏れが適切に抑制される。
また、本発明の車両用加飾部品によれば、絵柄部の端部と、遮光部と透過部の境界の位置関係が場所に応じて異なることとなり、光の濃淡を生み出すことが可能となる。
また、本発明の車両用加飾部品によれば、絵柄部の形成が容易なものとなり、既成の車両用加飾部品に対して追加で絵柄部を設けることも可能となる。
また、本発明の車両用加飾部品によれば、少ない層数で絵柄部を形成することが可能となる。
また、本発明の車両用ライニングによれば、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される。
また、本発明の車両用ドアによれば、絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される車両用ドアを提供することが可能となる。
本発明に係る車両用加飾部品(発光オーナメント)を利用した車両用ドアライニングを示す図である。 車両用加飾部品の正面図である。 車両用加飾部品が発光照明として機能する様子を示す図である。 車両用加飾部品の分解斜視図である。 車両用加飾部品の分解斜視図である。 車両用加飾部品の加飾ユニット(オーナメントユニット)の積層構造を示す模式図である。 車両用加飾部品の光源ユニットの正面図である。 光源ユニットと加飾ユニットとの組み付け機構を示す図である。 車両用加飾部品がベース部材に取り付けられている様子を示す断面図である。 変形例に係る加飾ユニット(オーナメントユニット)の積層構造を示す模式図である。 変形例に係る加飾ユニット(オーナメントユニット)の積層構造を示す模式図である。 変形例に係る車両用加飾部品の正面図である。
<<本発明の実施形態に係る車両用加飾部品>>
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図11を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、車両の前後方向とは、通常走行時の前後方向を意味し、また、上側とは、車両本体に組み付けられた状態での上側を意味する。
以下では、本発明の車両用加飾部品、及び車両用ライニングの実施例として、発光オーナメント1、及び車両用ドアライニングRの用途及び構成等について説明する。発光オーナメント1について説明するにあたり、先ず、発光オーナメント1を含む車両用ドアライニングRの全体構成について図1を参照しながら概説する。
<車両用ドアライニングRの全体構成>
車両用ドアライニングRは、車両用ドアの車内側を装飾するものであり、不図示のドアインナパネルに取り付けられた部品群により構成される。車両用ドアライニングRを構成する部品としては、図1に示すように、発光オーナメント1の他、ポケットトリム2やドアアームレスト3等があり、これらはベース部材に相当するドアベース4の車内側に取り付けられる。
車両用ドアライニングRにおいて、ドアインナパネルとドアベース4との間には、収納空間が形成され、この収納空間には、側面衝突時に衝撃を吸収する不図示の側突パットやスピーカ等が収められている。ここで、側突パットは、図1中、記号T1が付された範囲に配置されており、スピーカは、図1中、記号T2が付された範囲に配置されている。
また、ドアアームレスト3の後端部の上面であって、図1中、記号T3が付された範囲には、ウィンドウの開閉を調整するために操作されるスイッチパネルが設けられている。さらに、ドアベース4とドアアームレスト3の前端部との間であって、図1中、記号T4が付された範囲には、乗員がドアを開閉するために手を入れるプルポケットが形成されている。
<発光オーナメント1の概要>
次に、発光オーナメント1について、図2A及び図2Bを参照しながら、その概要を説明する。発光オーナメント1は、ドアベース4の車内側のうち、プルハンドル5と並ぶ部位に取り付けられる車両ドアライニング用の加飾部品である。この発光オーナメント1は、車両用ドアライニングRにおいて照明装置として機能し、夜間等、車室が暗くなった際に点灯する。この発光オーナメント1の照明機能により、例えば、ドアが開いている際には、後方の車両や人間に対して車両がドア開放状態にあることを報知することが可能になる。
発光オーナメント1が照明機能を発揮する際、発光オーナメント1の下部のみが発光し、発光オーナメント1の上部については発光しない。具体的に説明すると、発光オーナメント1は、図2Aに示すように、車両の前後方向に沿って長いナイフ状の外形形状を有し、その下端部には、先端よりも幾分後側の位置から略三角形状に展開した発光領域1aが形成されている。そして、発光領域1aの車外側には光源が配置されており、この光源が点灯すると、発光領域1aが所定の輝度にて発光するようになる。
一方、発光オーナメント1のうち、発光領域1aを除く部分には、発光しない非発光領域1bが形成されている。この非発光領域1bは、発光領域1aの上側で発光領域1aと隣り合い、発光オーナメント1の光源が点灯しても発光することがない。
さらに、発光オーナメント1は、昼間の時間等、照明機能を要しない状況においてドアの意匠性を向上させるための加飾部品として機能する。そして、発光オーナメント1では、発光していない状態の発光領域1aが、非発光領域1bと異なる装いとなっている。すなわち、発光領域1aの車内側表面の装飾様式が、メタリック調に着色された表面となっている一方、非発光領域1bの車内側表面の装飾様式が、木目調やカーボン調の絵柄を備えた表面となっている。ここで、装飾様式とは、表面の配色、模様、光沢、風合い等、表面に施された装飾処理によって現れる視覚的特性を意味する。
以上のように、発光領域1aの車内側表面の装飾様式と、非発光領域1bの車内側表面の装飾様式とが異なっているため、異なる装飾様式が組み合わされることによってドアの意匠性が向上することとなる。
<発光オーナメント1の構成>
次に、発光オーナメント1の構成について、図面を参照しながら詳細に説明する。発光オーナメント1は、図3に示すように、オーナメントユニット10と、光源ユニット30とを主な構成要素として有している。オーナメントユニット10は、車内側に露出するプレート状の部材である。すなわち、オーナメントユニット10は、発光オーナメント1の外形形状を規定し、車内側に位置して発光オーナメント1の加飾性を発現するものである。
オーナメントユニット10は、加飾ユニットに相当し、発光オーナメント1の光源が点灯した際に発光する部分と、発光しない部分とを有する。オーナメントユニット10のうち、発光しない部分は非発光領域1bである。他方、オーナメントユニット10のうち、発光する部分である可発光領域10aは、発光領域1aの一部であり、発光領域1aのうち、光源ユニット30を除く部分に相当する。以上のように、本実施形態において、非発光領域1bと可発光領域10aとは、オーナメントユニット10として一体化されている。
そして、オーナメントユニット10は、ドアベース4の車内側表面に固定されている。なお、ドアベース4へのオーナメントユニット10の固定には、ビス止めによる固定方法及びスナップフィット係合による固定方法の双方を用いている。
光源ユニット30は、照射体に相当し、光源としてのランプ31と、ランプ31からの光を出射する出射面32aを備えた導光体32とを有しており、オーナメントユニット10の車外側に配置されている。つまり、光源ユニット30は、ベース部材に相当するドアベース4と、加飾ユニットに相当するオーナメントユニット10との間に挟まれる位置に配置されている。
具体的に説明すると、光源ユニット30は、オーナメントユニット10のうち、可発光領域10aの車外側であって、ドアベース4との対向する面に組み付けられている。なお、可発光領域10aへの光源ユニット30の組み付けには、スナップフィット係合による固定方法を用いている。
このように、光源ユニット30が、ドアベース4とオーナメントユニット10との間に挟まれる位置に配置されているので、車両用ドアの内部のように限られた空間内において光源ユニット30をコンパクトに配置できる。その結果、光源ユニット30が光源として備えるランプ31の隠蔽を効果的に実現でき、以て、昼間等の照明機能を要しない状況において発光領域1aの存在を隠す性質を示すステルス性が向上する。以下、オーナメントユニット10及び光源ユニット30の各々について、より詳しく説明する。
<オーナメントユニット10の構成>
オーナメントユニット10は、図3及び図4に示すように、可発光領域10aと非発光領域1bとを有する。可発光領域10a及び非発光領域1bは、いずれも、樹脂材料からなるオーナメント基材11と、オーナメント基材11の車内側の表面形状に合わせて貼り付けられた加飾フィルム12と、からなる。
可発光領域10a及び非発光領域1bの双方は、いずれも図5に示すように積層構造となっており、オーナメント基材11の表面に加飾フィルム12を貼り付けた構造となっている。オーナメント基材11の表面には、加飾フィルム12を構成する意匠層12a、及び遮光層12cを貼り付けるために塗布された接着層12fが形成されている。
オーナメント基材11は、透過体に相当する部材であって、透光性を有する白色系の樹脂材料に黒色顔料を添加してグレー色からなる樹脂成形品として形成されている。オーナメント基材11の樹脂材料として、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)などが利用可能である。オーナメント基材11の材料には、耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性、耐燃焼性等を考慮して好適と考えられる材料を選定すれば良く、本実施形態ではPC樹脂が用いられている。
オーナメント基材11を構成するPC樹脂材料の配合量を100としたとき、黒色顔料の配合割合が1以下に設定されると良い。上記構成により、オーナメント基材11は、黒色と同系色のグレー色からなる樹脂成型品として形成され、光透過率を比較的高めに維持して可発光領域10aの所望の輝度を確保できる。
可発光領域10aをなすオーナメント基材11は、図3に示すように、その車外側に光源ユニット30が配置される構成となっており、光源ユニット30からの光を透過させるものである。オーナメント基材11は、散光材料を含有しており、オーナメント基材11を通過する光は、拡散されるようになる。その結果、光源ユニット30が有するランプ31が点灯すると、その光が可発光領域10aをなすオーナメント基材11中を拡散しながら透過するため、可発光領域10a全体を発光させることが可能である。散光材料としては、公知の光拡散剤が利用可能である。
なお、本実施形態では、可発光領域10aをなすオーナメント基材11と、非発光領域1bをなすオーナメント基材11とが一体成形されているが、これに限定されることなく、可発光領域10aをなすオーナメント基材11と、非発光領域1bをなすオーナメント基材11とが、それぞれ個別に成形されても良い。
加飾フィルム12は、加飾体に相当する部材であって、オーナメントユニット10の中で最も車内側に位置し、オーナメントユニット10に加飾性を付与するものである。加飾フィルム12は、PMMA樹脂やポリエチレンテレフタラート樹脂(PET)からなる無色透明のフィルム基材に、表面処理によって順に遮光層12cと、意匠層12aとを積層形成して構成されており、透光性を有するフィルムである。すなわち、加飾フィルム12は、オーナメント基材11の車内側に露出し、オーナメント基材11を透過した光が透過可能な加飾積層体となっている。
加飾フィルム12を構成する意匠層12aは、オーナメントユニット10に加飾性を付与する部分であって、図5に示すように、真空蒸着処理によって形成された金属薄膜からなる金属層12bを備えた構成となっている。その結果、オーナメントユニット10の車内表面側は、メタリック調の風合いを呈するように着色されている。
意匠層12aを構成する金属層12bは、約10〜100nmの金属薄膜からなり、約90%程度の光反射率であって、約10%程度の光透過率を有している。その結果、昼間は、外光が意匠層12aで反射されることによって、発光オーナメント1が、意匠層12aに施された金属調のデザインで加飾されることとなる。また、夜間では、光源ユニット30から照射された光がオーナメント基材11、及び加飾フィルム12を透過して意匠層12aの金属調のデザインから透けて見えることで、発光オーナメント1が、昼間とは見栄えの変わった照明付きデザインで加飾されることになる。
意匠層12aは、詳しく説明すると、図5に示すように、オーナメント基材11側から順に金属層12bと、金属層12bの上に配置された絵柄部12gと、表面を形成するコーティング層としてのトップ層12hと、が積層形成されて構成されている。
絵柄部12gは、約1〜10μm程度の木目柄などの絵柄を備えた層であり、印刷処理によって形成されている。ここで、絵柄とは、木目などの柄や模様、文字を含むものである。トップ層12hは、UVハードコート層又は保護フィルムであり、約3〜130μm程度の厚さからなり、加飾フィルム12の膜強度を上げて、傷又は剥離を防止する目的で形成されている。
加飾フィルム12を構成する遮光層12cは、図5に示すように、光源ユニット30から車内側に向けて照射された光を遮光する遮光部12dと、遮光部12dと隣り合う領域に配置され、光を透過する透過部12eとを併せもつ部分である。
遮光層12cは、グラビア印刷等の印刷処理によって、オーナメント基材11の面側に形成されている。このとき、遮光層12cは、印刷処理によって、少なくとも2層以上積層されて形成されており、ピンホールの発生を抑制している。
遮光部12dは、遮光層12cのうち、非発光領域1bに相当する部分であって、印刷処理によって、オーナメント基材11の面側に黒色系インクがベタ塗り印刷されて形成されており、黒色又は黒色と同系色に着色されている。
遮光部12dとして黒色系インクがベタ塗り印刷された部分は、透光性を有さず、オーナメント基材11を透過した光を遮断する。その結果、発光オーナメント1が発光する間、非発光領域1bについては発光しないようになる。
透過部12eは、遮光層12cのうち、可発光領域10aに相当する部分であって、中央部が略楕円状に抜かれたように形成されている。なお、透過部12eが透明となっている構成において、透明には、無色透明のほか、若干白濁した半透明のような色味が付いた半透明が含まれるものとする。
ここで、図5に示すように、絵柄部12gの少なくとも一部は、遮光部12dの上に配置されており、絵柄部12gの端部Eは、遮光部12dと透過部12eの境界Kの上に配置されている。このような構成によれば、絵柄部12gと透過部12eが隣接してきれいに並ぶため、絵柄部12gの端部Eが発光領域1aの境界となって見栄えが良くなり、絵柄部12gを設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される。
また、遮光層12cの上に金属層12bが配置され、金属層12bの上にコーティング層としてのトップ層12hを有しており、絵柄部12gが金属層12bの上に配置されている。このような構成によれば、少ない層数で絵柄部12gを形成することが可能となる。
また、絵柄部12gが設けられていない側の遮光部12dと透過部12eとの境界線をぼかして、オーナメントユニット10から照射される光をぼんやりと見せるために、透過部12eから遮光部12dに向かって徐々に遷移する構成、すなわち、透過部12eから離れるほど印刷濃度が濃くなるように遮光部12dの印刷濃度にグラデーションを設けて形成すると良い。このようにすることで、絵柄部12gが設けられていない側の遮光部12dと透過部12eとの境界線を隠蔽して、発光オーナメント1の発光領域の質感を一層高められると共に、発光照明をぼんやりとさせることができ、意匠性が向上する。
上記構成において、加飾フィルム12の遮光部12dでは、オーナメント基材11を透過した光が透過できず、透過部12eのみでオーナメント基材11を透過した光が透過する。その結果、発光オーナメント1が発光する間、加飾フィルム12において透過部12eが位置する部分のみが発光するようになる。これにより、発光領域1aのうち、所定の部分のみを発光させることが可能となり、発光オーナメント1の照明効果がもたらす装飾性が向上する。
また、光源ユニット30からの光は、オーナメントユニット10に向けて照射するにあたり、散光材料が含有されたオーナメント基材11を透過する。その結果、オーナメントユニット10から照射される光の照射範囲が広がり、散光材料が含有されていない場合と比較して、発光オーナメント1を中心として広範囲を照らしつつも、その照射輝度が照射範囲で略均一となっており、良好な照明効果を奏することが可能になる。
以上までに説明したように、本実施形態では、オーナメント基材11の表面に加飾フィルム12を貼り付けることにより、オーナメント基材11の表面に加飾体を形成することとした。しかし、オーナメント基材11の表面に加飾体を形成する方法としては、これに限定されることなく、例えば、オーナメント基材11の樹脂表面に対して直接、蒸着処理やミラーインク塗装等を施しても良い。なお、上記の加飾フィルム12を貼り付けることによって意匠層12aを形成する方が、光の透過部12eと遮光部12dとを自在に配置できる点において好適である。
一方、オーナメントユニット10の裏面側には、図4に示すように、オーナメントユニット10をドアベース4に固定するためのボス13や係合突起14が形成されている。ボス13は、ドアベース4において対応する位置に形成されたボス穴4aに嵌合し、かかる状態でビス止め固定される部分である。係合突起14は、ドアベース4において対応する位置に形成された嵌合穴4bに嵌合し、ドアベース4に対してスナップフィット結合する部分である。上記のボス13及び係合突起14は、加飾ユニット側固定部に相当し、オーナメントユニット10の車外側の面から延出している。
また、ボス13及び係合突起14は、オーナメントユニット10において可発光領域10aを外した領域に設けられており、図4に示すように、オーナメントユニット10の長手方向両端部に設けられている。このようにボス13や係合突起14が非発光領域1bに設けられているので、可発光領域10aからの光の照射に干渉しないように、オーナメントユニット10をドアベース4に取り付け固定することが出来る。
また、図4に示すように、オーナメントユニット10の車外裏面にはリブ15が立設している。このリブ15は、オーナメントユニット10の剛性を確保するために設けられ、オーナメントユニット10の裏面から延出し、オーナメントユニット10の裏面を正面視したときに略台形型の輪郭をなすように無端状に形成されている。上記のリブ15は、光源ユニット30がオーナメントユニット10に組み付けられた際に光源ユニット30を取り囲むようになる。これにより、車両用ドアの内部のように限られた空間内において光源ユニット30をよりコンパクトに配置することが可能となる。
<光源ユニット30の構成>
光源ユニット30は、オーナメントユニット10の可発光領域10aを構成するオーナメント基材11及び加飾フィルム12とともに、発光オーナメント1の発光領域1aを構成するものである。光源ユニット30は、図6に示すように、ランプ31と、ランプ31からの光を出射する出射面32aを備えた導光体32と有する。ランプ31及び導光体32は、ホルダ33に保持されており、ホルダ33を介して光源ユニット30として一体化されている。
光源ユニット30は、オーナメントユニット10の可発光領域10aの裏側に位置し、可発光領域10aの前方に向けて光を照射する照射体として機能する。ランプ31は、例えばLEDランプ等、車両用照明の光源として好適なものである。導光体32は、長尺状の導光板であり、図6に示すように、長手方向前端から後端に向かうにつれて漸次的に上下幅が広がっている。
また、導光体32は、その外形形状に一致するように成形された枠体であるホルダ33に嵌められて、当該ホルダ33に保持される。ホルダ33は、導光板から出射された光を良好に反射できるように白色に着色されたものが好適であり、例えば、PC樹脂に白色顔料を投入した材料にて成形されている。
ホルダ33には、導光体32の前端部と隣り合う位置にランプ31が取り付けられている。このようにランプ31が導光体32の前端部と隣り合う位置に取り付けられていれば、光の進行方向と導光体32による導光方向とが一致するので、良好な導光効果を得ることが出来る。特に、本実施形態では、導光体32の長手方向両端部のうち、ランプ31が取り付けられている側の前端部については、後端部に比して幅がより狭くなっている。つまり、光の進行方向において下流側に向かうほど、導光板の幅が広がるので、扇状に広がるランプ31からの光をより適切に導光可能になる。なお、導光体32の長手方向の長さが比較的長くなる場合においては、導光体32の長手方向両端部の脇にランプ31をそれぞれ取り付けても良い。
上記構成の光源ユニット30は、オーナメントユニット10の裏面側にスナップフィット形式で組み付けられる。具体的に説明すると、図6に示すように、光源ユニット30は、ホルダ33の外縁から上方又は下方に突出形成した係合穴形成部34を備えている。係合穴形成部34は、門型の外形形状となっており、矩形状の係合穴34aを形成している。この係合穴形成部34が形成する係合穴34aは、被係合部に相当し、オーナメントユニット10側に設けられた爪部16が係合可能な穴となっている。
オーナメントユニット10側に設けられた爪部16は、図4に示すように、リブ15の外縁から外側に向かって張り出した部分であり、上記係合穴34aと対応した位置に設けられている。つまり、爪部16は、光源ユニット30を固定する固定部に相当し、図8に示すように、オーナメントユニット10に光源ユニット30を組み付けるために係合穴34aと係合する。爪部16の形状について詳しく説明すると、図7に示すように、爪部16のうち、リブ15からはみ出した部分には、略U字状の溝が形成されている。この溝の内側には、先端部が鉤状になった鉤状部16aが形成され、溝部の外側には鉤状部16aを包囲する包囲部16bが形成されている。
そして、オーナメントユニット10に光源ユニット30を組み付けるにあたり、光源ユニット30を所定位置にセットした状態で、オーナメントユニット10の裏面に光源ユニット30を押し当てると、爪部16の鉤状部16aが光源ユニット30の係合穴形成部34に当接し、これによって、鉤状部16aは、その先端が係合穴34aに導入されるように撓む。その後、鉤状部16aは、完全に係合穴34aに挿入された時点で撓む前の状態に復帰し、これによって、鉤状部16aが、係合穴34aに係合されるようになる。
また、図8に示すように、光源ユニット30がオーナメントユニット10に組み付けると、光源ユニット30の係合穴形成部34がリブ15に当接するようになる。これにより、光源ユニット30は、オーナメントユニット10に対して位置決めされ、ランプ31や導光体32がリブ15内に収容されるようになる。光源ユニット30がオーナメントユニット10に対して位置決めされた状態のとき、導光体32と、オーナメントユニット10のうち、可発光領域10aのオーナメント基材11との間隔が所定距離dとなるように調整される。所定距離dとは、導光体32とオーナメントユニット10との間隔について、発光領域1aが発光する際の照度が所望の照度となって良好な照明効果が得られるように設定された距離である。
光源ユニット30がオーナメントユニット10に組み付けられた後には、オーナメントユニット10がドアベース4に固定され、オーナメントユニット10側に設けられたボス13や係合突起14がドアベース4に締結される。一方、光源ユニット30側にも、図4に示すように、ドアベース4に締結されるボス35及び係合突起36が光源ユニット側固定部として形成されている。
<変形例>
上記の実施形態では、主として本発明に係る車両用加飾部品に関して説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、上述した各部材の材質、配置位置、形状等については、本発明の効果を奏するための例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
上記実施形態において、加飾フィルム12を構成する意匠層12aは、図5に示すように、オーナメント基材11側から順に、金属層12bと、絵柄部12gと、コーティング層としてのトップ層12hと、が積層されて構成されているが、これに限定されることなく、配置、構成を適宜変更可能である。
例えば、図9に示す加飾フィルム12Xのように、意匠層12aの絵柄部12gの端部Eが、透過部12eと重なるように配置されていてもよい。このような構成によっても、絵柄部12gと透過部12eが隣接してきれいに並ぶため、絵柄部12gの端部Eが発光領域1aの境界となって見栄えが良くなり、絵柄部12gを設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される。
このとき、絵柄部12gが、遮光層12cに対向する面の少なくとも一部に、第一遮光部である遮光部12dとは異なる、第二遮光部12iを備えていると好適である。このとき、絵柄部12gが、遮光層12cに対向する面の全体に、第二遮光部12iを備えていると、より好適である。このような構成によれば、絵柄部12gに透光性があっても明暗の差が明確に出るため、見栄えが良くなる。
また、図9に示す加飾フィルム12Xにおいて、絵柄部12gが透過部12e及び第二遮光部12iと重なる重畳部の面積が、絵柄部12gが透過部12e及び第二遮光部12iと重ならない非重畳部の面積よりも小さくなっていると好適である。このような構成によれば、絵柄部12gからの光の漏れが適切に抑制される。
図5に示す例と、図9に示す例を総合すると、絵柄部12gの端部Eが遮光部12dと透過部12eの境界Kの上に配置されているか、又は、絵柄部12gの端部Eが透過部12eと重なるように配置されている。換言すると、絵柄部12gの端部Eが遮光部12dと透過部12eの境界Kと一致するか境界Kを越えて配置されていればよいこととなる。このような構成によれば、、絵柄部と透過部が隣接してきれいに並ぶため、絵柄部の端部が発光領域の境界となって見栄えが良くなり、絵柄が形成された絵柄部を設けた場合であっても、光による加飾効果が適切に発揮される。
また、図10に示す加飾フィルム12Yのように、絵柄部12gの位置を、コーティング層としてのトップ層12hの上に配置することも可能である。このような構成によれば、絵柄部12gの形成が容易なものとなり、既成の発光オーナメントに対して追加で絵柄部12gを設けることも可能となる。このとき、絵柄部12gの上にクリア塗装12jを設けてもよい。また、オーナメント基材11の裏面側に遮光部12dに対応した黒塗層Bを設けると好適である。
ここで、図10に示すように、黒塗層Bにおける透過領域の幅hが、遮光層12cにおける透過部12eの幅Hよりも小さく形成されている(すなわち、h<H)と好適である。このように構成することで、光源ユニット30から車内側に向けて照射された光が黒塗層Bで絞られるため、車内側へ透過する光が拡散することが抑制される。
また、オーナメントユニット10における発光領域1a(可発光領域10a)と非発光領域1bの形状等は、適宜変更可能である。たとえば、図11に示すオーナメントユニット10Xのように、発光領域1aX(可発光領域10aX)の側端部を非発光領域1bXの側端部と一致させたり、発光領域1aX(可発光領域10aX)の上端部を非発光領域1bXの上端部と一致させたりすることも可能である。
また、絵柄部12gの端部Eが、遮光部12dと透過部12eの境界Kが形成する境界線と交差するように配置されていてもよい。このような構成によれば、絵柄部12gの端部Eと、遮光部12dと透過部12eの境界Kの位置関係が場所に応じて異なることとなり、光の濃淡を生み出すことが可能となる。
上記実施形態において、加飾フィルム12を構成する金属層12bは、真空蒸着処理によって、オーナメント基材11の面側に形成される構成となっているが、これに限定されることなく、蒸着処理のほか、印刷処理、塗装処理、メッキ処理、又は転写処理等の表面処理によって形成されても良い。
上記実施形態において、加飾フィルム12を構成する遮光層12cは、グラビア印刷等の印刷処理によって、オーナメント基材11の表面側に形成される構成となっているが、これに限定されることなく、印刷処理のほか、塗装処理、蒸着処理、メッキ処理、又は転写処理等の表面処理によって形成されても良い。ただし、遮光層12cをグラデーション加工で形成するときには、容易に高精細なグラデーション加工が可能な印刷処理、特にグラビア印刷処理を選択するほうが有利であり、コスト削減効果もある。
上記実施形態において、発光領域1aの前方に向けて光を照射する照射体として、ランプ31と導光体32からなる面発光体を用いたケースを説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ランプ31のみからなる照射体として点発光体を用いても良い。あるいは、ランプ31及び導光体32の代わりに、有機ELを光源とする照射体を用いても良い。
上記実施形態において、車両用ドアライニングRの加飾部品として用いるケースを説明したが、これに限定されることなく、ルーフライニング、ドアライニング、又はサイドライニング等にも適用可能である。例えば、運転席のシートや助手席のシートの背面に取り付けられるシートバックボード用の加飾部品として発光オーナメントを利用することが可能である。特に、発光オーナメントについては、情報表示画面としてのタッチパネルが形成されてもよい。
また、車両の左右側部に取り付けられたルーフやルーフを支持するルーフピラー用の加飾部品として発光オーナメントを利用しても良い。その他、運転席の前方に位置するダッシュボード用の加飾部品として発光オーナメントを利用しても良いし、その周辺用の加飾部材、又は、座席間に設けられたコンソールボックスの加飾部品として発光オーナメントを利用しても良い。
R 車両用ドアライニング(車両用ライニング)
1 発光オーナメント(車両用加飾部品)
1a,1aX 発光領域
1b,1bX 非発光領域
2 ポケットトリム
3 ドアアームレスト
4 ドアベース
4a ボス穴
4b 嵌合穴
5 プルハンドル
10,10X オーナメントユニット
10a,10aX 可発光領域
11 オーナメント基材(透過体)
B 黒塗層
12,12X,12Y 加飾フィルム(加飾体)
12a 意匠層
12b 金属層
12c 遮光層
12d 遮光部(第一遮光部)
12e 透過部
12f 接着層
12g 絵柄部
12h トップ層(コーティング層)
12i 第二遮光部
12j クリア塗装
E 端部
K 境界
13 ボス
14 係合突起
15 リブ
16 爪部
16a 鉤状部
16b 包囲部
30 光源ユニット(照射体)
31 ランプ
32 導光体
32a 出射面
33 ホルダ
34 係合穴形成部
34a 係合穴
35 ボス
36 係合突起

Claims (10)

  1. 車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品であって、
    前記発光領域の前方に向けて光を照射する照射体と、
    該照射体の前方位置にて該照射体から出射された光を透過させる透過体と、
    表面が露出した状態で前記透過体の前方位置に形成され、前記透過体を透過した光が透過可能な加飾体と、を備え、
    該加飾体は、
    前記透過体を透過した光を透過させる透過部と、該透過部と隣り合う領域に配置され、前記透過体を透過した光を遮断する遮光部と、から形成される遮光層と、
    該遮光層よりも前方位置に形成される意匠層と、を備える積層体からなり、
    前記意匠層は、絵柄が形成された絵柄部を有しており、
    前記絵柄部は、前記遮光部の上に配置されており、
    前記絵柄部の端部は、前記遮光部と前記透過部の境界の上に配置されていることを特徴とする車両用加飾部品。
  2. 車両に設置され、発光する発光領域を有する車両用加飾部品であって、
    前記発光領域の前方に向けて光を照射する照射体と、
    該照射体の前方位置にて該照射体から出射された光を透過させる透過体と、
    表面が露出した状態で前記透過体の前方位置に形成され、前記透過体を透過した光が透過可能な加飾体と、を備え、
    該加飾体は、
    前記透過体を透過した光を透過させる透過部と、該透過部と隣り合う領域に配置され、前記透過体を透過した光を遮断する遮光部と、から形成される遮光層と、
    該遮光層よりも前方位置に形成される意匠層と、を備える積層体からなり、
    前記意匠層は、絵柄が形成された絵柄部を有しており、
    前記絵柄部は、前記遮光部の上に配置されており、
    前記絵柄部の端部は、前記透過部と重なるように配置されていることを特徴とする車両用加飾部品。
  3. 前記遮光部は、第一遮光部であり
    前記絵柄部は、前記遮光層に対向する面の少なくとも一部に、前記第一遮光部とは異なる、第二遮光部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用加飾部品。
  4. 前記絵柄部は、前記遮光層に対向する面の全体に、前記第二遮光部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の車両用加飾部品。
  5. 前記絵柄部が前記透過部と重なる重畳部の面積は、前記絵柄部が前記透過部と重ならない非重畳部の面積よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の車両用加飾部品。
  6. 前記絵柄部の前記端部は、前記遮光部と前記透過部の境界線と交差するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用加飾部品。
  7. 前記遮光層の上に配置された金属層と、
    前記金属層の上に配置されたコーティング層と、を有し、
    前記絵柄部は、前記コーティング層の上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用加飾部品。
  8. 前記遮光層の上に配置された金属層と、
    前記金属層の上に配置されたコーティング層と、を有し、
    前記絵柄部は、前記金属層の上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用加飾部品。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記車両用加飾部品を備えることを特徴とする車両用ライニング。
  10. 請求項9に記載の車両用ライニングを備えることを特徴とする車両用ドア。
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