JP2020110087A - 生体データ取得ウェア - Google Patents

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久美子 木内
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Abstract

【課題】電極の位置ずれを抑制した生体データ取得ウェアを提供する。【解決手段】生体データ取得ウェア100は、胴回りを覆う胴回り部110と、前記胴回り部の首側に設けられて両肩のうちの一方の肩を通す第1肩部とを有し、伸縮性のあるメッシュ生地で構成され、動物が着用する衣服部100Aと、前記衣服部の内側の表面に設けられる一対の電極130A,130Bとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、生体データ取得ウェアに関する。
従来より、馬体に装着するためのベルトのカバーにおいて、少なくとも(1)銀粒子を含む導電性粒子とバインダー樹脂を含み、シート抵抗が0.1Ω以下の伸縮性導体からなる、生体電気信号を検出するための馬体表面接触型電極と、(2)銀粒子を含む導電性粒子とバインダー樹脂を含み、シート抵抗が0.1Ω以下の伸縮性導体からなる電気配線と、(3)該電気配線と接続されるコネクタと、を備え、該電気配線上に絶縁層が積層され、前記馬体表面接触型電極と前記電気配線が継ぎ目無く一体化されていることを特徴とするベルトカバーがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−007648号公報
ところで、従来のベルトカバーは、馬が体を動かした場合に馬体表面接触型電極(電極)の位置が馬体に対してずれることを考慮していない。電極の位置が所望の位置からずれると生体電気信号を正しく取得できないおそれがある。
そこで、電極の位置ずれを抑制した生体データ取得ウェアを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の生体データ取得ウェアは、胴回りを覆う胴回り部と、前記胴回り部の首側に設けられて両肩のうちの一方の肩を通す第1肩部とを有し、伸縮性のあるメッシュ生地で構成され、動物が着用する衣服部と、前記衣服部の内側の表面に設けられる一対の電極とを含む。
電極の位置ずれを抑制した生体データ取得ウェアを提供することができる。
実施の形態の生体データ取得ウェア100を示す斜視図である。 実施の形態の生体データ取得ウェア100を示す斜視図である。 左肩部120Lを分離した状態を示す図である。 トランスミッタ200と配線140A、140Bの接続を示す図である。 心電波形の測定結果を示す図である。
以下、本発明の生体データ取得ウェアを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1及び図2は、実施の形態の生体データ取得ウェア100を示す斜視図である。図1には前面側を示し、図2には背面側を示す。生体データ取得ウェア100は、動物が着用するウェア(服)であり、動物の心電波形や脳波等の生体データを取得するウェアラブルデバイスである。動物とは一例として、猿、犬、兎等である。これらの動物は、動物実験に用いてもよい。
ここでは一例として、生体データ取得ウェア100が猿10(例えばカニクイザル)の心電波形を表す生体データを取得する形態について説明する。以下では、生体信号とは一例として心電波形を表す信号(典型的には電圧信号)であり、生体データとは、一例として生体信号を表すデータである。
以下では、猿10に生体データ取得ウェア100を着用させた状態で説明する。また、以下では、起立した状態の猿10から見た上下左右の方向を用いて説明するが、普遍的な上下左右の方向を示すものではない。図1及び図2には、猿10の頭部11、右腕12R、左腕12L、胴体(腹部)13、右脚14R、左脚14Lの輪郭を破線で示す。
生体データ取得ウェア100は、胴回り部110、右肩部120R、左肩部120L、電極130A、130B、配線140A、140B、リボン150、ベルト160、ベルト通し170R、170Lを含む。これらのうち、胴回り部110、右肩部120R、左肩部120L、ベルト160、ベルト通し170R、170Lは、衣服部100Aを構成する。衣服部100Aは、一例として黒色に統一される。
以下では図1及び図2に加えて図3を用いて説明する。図3は、左肩部120Lを分離した状態を示す図である。
衣服部100Aは、タンクトップ型のウェアであり、伸縮性のあるメッシュ生地で構成される。このようなメッシュ生地は、例えば、旭化成株式会社の品名AP41790メッシュタイプである。同社から高次元ストレッチファブリックとして販売されている。メッシュタイプを用いるのは、猿10の体毛がメッシュの孔に入り込み、猿10の体に良く密着し、電極30A、130Bの位置ずれを抑制できるからである。電極130A、130Bが位置する部分の体毛は剃り落としておけばよい。
なお、衣服部100Aのサイズは、猿10の体の大きさよりも少し小さめに設定すればよい。少し小さめの衣服部100Aを伸ばした状態で猿10に着用させる方が衣服部100Aが猿10の体により密着するからである。一例として、猿10の身長が30cmである場合には、衣服部100Aの縦方向(身長の方向)の長さは、15cm〜20cm程度である。
胴回り部110は、衣服部100Aのうち猿10の胴回りを覆う部分である。胴回り部110の右上には右肩部120Rが連続的に設けられており、左上には左肩部120Lが連続的に設けられている。胴回り部110の上部には、開口部111が設けられており、猿10の頭部11が通される。胴回り部110の下部には、開口部112が設けられており、猿10の胴体13が通される。
また、胴回り部110の右胸に相当する部分の内側の表面には電極130Aが縫いつけられ、左腹部に相当する部分の内側の表面には電極130Bが縫いつけられている。ここでは一例として、II誘導型で心電波形を取得するためである。
なお、ここでは衣服部100Aとして用いる伸縮性のあるメッシュ生地として旭化成株式会社の品名AP41790メッシュタイプを用いる形態について説明するが、猿10に着用させる際に引き延ばしながら着用させることになる程度に伸縮性があり、着用させたときに猿10の体毛がメッシュの孔に入り込むことで猿10が動いても電極130A、130Bの位置ずれが生じないようになるメッシュ状の孔を有していれば、旭化成株式会社の品名AP41790メッシュタイプ以外の伸縮性のあるメッシュ生地を用いてもよい。
右肩部120Rは、猿10の右肩を通す部分であり、開口部121Rが設けられている。右肩部120Rは固定型であり、分離型の左肩部120Lとは異なる。猿10に生体データ取得ウェア100を着用させる際には、左肩よりも先に右肩を開口部121Rに通せばよい。右肩部120Rは、第1肩部の一例である。
左肩部120Lは、前側部121、後側部122、面ファスナ123、124、肩通し部125を有する。左肩部120Lは、第2肩部の一例である。前側部121及び後側部122は、猿10の左肩を通す部分を上端で前側と後側に分割したもの(分割式)であり、図3に示すように分離することができる。このため、前側部121は胴回り部110の前側の左上から上方に延在し、後側部122は胴回り部110の後側の左上から上方に延在している。
前側部121と後側部122は、先端同士が重複するように構成されており、前側部121の先端の内側の表面(後側部122と重なる面)には面ファスナ123が設けられ、後側部122の先端の外側の表面(前側部121と重なる面)には面ファスナ124が設けられている。また、胴回り部110の左側部の前側部121及び後側部122の根元側には、猿10の左肩を通す肩通し部125が設けられている。
前側部121及び後側部122が図3に示すように分離された状態では、開口部112は肩通し部125と連通する。前側部121及び後側部122を図1に示すように接続すると、開口部112と肩通し部125は分離する。
面ファスナ123は、一例としてメス型であり、前側部121の先端に縫いつけられている。面ファスナ124は、一例としてオス型であり、後側部122の先端に縫いつけられている。図3に示すように前側部121と後側部122を分離し、猿10の左脇を肩通し部125の下端に位置を合わせた状態で、面ファスナ123と124を係合させれば(留めれば)、左肩部120Lを固定した状態で猿10の左肩に密着させることができる。面ファスナ123と124は、留め具の一例である。なお、面ファスナ123と124の代わりに、ボタンやファスナを用いてもよい。
電極130A、130Bは、II誘導型で心電波形を取得するための位置に設けられており、それぞれ、胴回り部110の右胸に相当する部分の内側の表面と、左腹部に相当する部分の内側の表面とに縫いつけられている。
電極130A、130Bは、一例として銀繊維製の矩形状の電極である。銀繊維とは、フィラメント糸に銀メッキを施したものや、不織布又は織布等の布地の全体に銀メッキを施したものである。電極130A、130Bは、猿10の体表に接触する表面が起毛されている。電極130A、130Bは、一方の表面を起毛した布地の全体に銀メッキを施してあるため、起毛の根元から先端まで銀メッキが施されている。猿10の生体データを取得する際には、生体データを取得しやすくするために、例えばEGC(Electrocardiogram)クリームを塗布してもよい。
また、電極130A、130Bは、銀メッキを施した銀繊維製に限らず、金等の銀以外の金属メッキを施した繊維製であってもよい。また、電極130A、130Bは、繊維製のものに限らず、その他の形態の電極であってもよい。
なお、電極130A、130Bのサイズは、一例として平面視で30mm四方である。また、ここでは猿10の体表に接触する表面が起毛されている銀繊維製の電極130A、130Bを用いる形態について説明するが、起毛していない銀繊維製の生地を電極130A、130Bとして用いてもよい。
また、ここでは、電極130A、130BをII誘導型で心電波形を取得するための位置に設ける形態について説明する。猿10は、人間と略同様に心電波形を測定できるからである。このため、猿10以外の動物の心電波形を測定する場合には、その動物に合わせた位置に電極130A、130Bを配置すればよい。また、心電波形以外の生体データを測定する場合には、その生体データを測定するのに適した位置に電極130A、130Bを配置すればよい。
配線140A、140Bは、それぞれ、電極130A、130Bに接続されており、胴回り部110の外側から引き回されている。配線140A、140Bは、一例として細長い銀繊維を絶縁性のある細長い布地で覆った配線である。このような銀繊維製の配線140A、140Bは非常に柔らかいため、猿10の体を傷つける恐れを小さくできる。
配線140Aは、先端側に基部141A、バネホック142A、基部143A、バネホック144Aを有する。
基部141A、143Aは、配線140Aの絶縁性のある細長い布地の先端側に設けられた台座であり、ゴム等の絶縁体製である。基部141A、143Aには、それぞれ、バネホック142A、144Aが取り付けられており、バネホック142Aは、配線140Aの銀繊維に接続され、先端側のバネホック144Aは、配線140Aの銀繊維に接続されていない。すなわち、バネホック144Aはダミーである。バネホック142Aは、後述するトランスミッタの端子に接続される。
なお、配線140Aは、基部143Aとバネホック144Aを有していなくてもよい。この場合には、配線140Aは、基部141A及びバネホック142Aの部分が先端であればよい。
配線140Bは、先端側に基部141B、バネホック142Bを有する。基部141Bは、基部141Aと同様に、配線140Bの絶縁性のある細長い布地の先端側に設けられた台座であり、ゴム等の絶縁体製である。基部141Bには、バネホック142Bが取り付けられており、バネホック142Bは、配線140Bの銀繊維に接続されている。バネホック142Bは、後述するトランスミッタの端子に接続される。
なお、ここでは銀繊維製の配線140A、140Bを用いる形態について説明するが、銀繊維製の配線140A、140Bではなく、金属製の導線等を含む配線を用いてもよい。
リボン150は、生体データ取得ウェア100の前後を見分ける目印として、開口部111の下側に取り付けられている。リボン150は目立つ方がよいため、衣服部100Aとは異なる色にすればよい。リボン150は、生体データ取得ウェア100を猿10に着用させる作業員に対して目印になるものである。なお、リボン150以外の目印を付けてもよく、リボン150を付けなくてもよい。例えば、左肩部120Lが分割式であることを覚えておけば、容易に前後を判別することができる。
ベルト160は、胴回り部110の左右の側部に固定されるベルト部161、162を有する。ベルト部161、162は、それぞれ、胴回り部110の左右の側部に設けられるベルト通し170R、170Lに通されている。
ベルト部161の内側の表面(猿10が生体データ取得ウェア100を装着した状態で猿10の体側を向く面)には面ファスナ161Aが設けられており、ベルト部162の外側の表面(猿10が生体データ取得ウェア100を装着した状態で猿10の体とは反対側を向く面)には面ファスナ162Aが設けられている。一例として、面ファスナ161Aはオス型であり、面ファスナ162Aはメス型である。
猿10に生体データ取得ウェア100を着用させた状態で、ベルト部161と162を引っ張り、面ファスナ161Aと162Aとを適切な位置で係合させることにより、生体データ取得ウェア100の大きさを猿10の個体差に合わせることができ、かつ、猿10の体に生体データ取得ウェア100をより密着させることができる。ベルト部161と162を引っ張って猿10の体に生体データ取得ウェア100を密着させることは、電極130A、130Bを猿10の体表面に密着させる上で重要であり、この結果、精度の高い生体データを取得することができる。
特に、ベルト部161の位置を左腹部に位置する電極130Bに重ね合わせ、ベルト部161を猿10へ適切な力で締め付けると、電極130Bを猿10の体へ密着させることができ、精度の高い生体データを取得することができる。すなわち、衣服部100Aは、胴回り方向に猿10の胴を所定の力で締め付け可能な調整ベルト161を備え、前記一対の電極の他方(電極130B)を猿の左腹部に位置させ、ベルト161を左腹部に位置させた電極130Bと重ね合う位置に設けることで、精度の高い生体データを取得することができる。
なお、面ファスナ161Aと162Aの代わりに、ボタンやファスナを用いてもよい。また、ベルト160やベルト通し170R、170Lが不要な場合は、取り付けなくてもよい。
図4は、トランスミッタ200と配線140A、140Bの接続を示す図である。図4(A)に示すように、トランスミッタ200は、1つの表面に端子201、202、203を有する。また、トランスミッタ200は、送信部211及びバッテリ212を内蔵する。
図4(B)に示すように、端子201には配線140Aのバネホック142Aが接続され、端子202には配線140Aのバネホック144Aが接続され、端子203には配線140Bのバネホック142Bが接続される。
端子202はダミーであり、バネホック144Aを固定するために設けられている。端子201、203は、送信部211に接続されており、生体データ取得ウェア100から生体信号が入力される入力端子である。配線140Aは、2つのバネホック142A、144Aでトランスミッタ200に固定されるため、強固に固定される。
送信部211は、一例としてBluetooth(登録商標)規格の送信機器である。送信部211は、バッテリ212から供給される電力で駆動され、端子201、203を介して生体データ取得ウェア100から取得する生体信号(生体データ)をデジタル変換して、生体データ取得ウェア100及び/又はトランスミッタ200の識別子とともに、図示しないスマートフォン端末機、タブレットコンピュータ、又はPC(Personal Computer)等の情報処理装置に無線で送信する。
なお、送信部211は、無線通信で情報処理装置に生体信号(生体データ)を送信できる装置であればよく、一例としてBluetooth(登録商標)規格以外の無線通信の規格に対応したものであってもよい。例えば、3G(Third Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(Fourth Generation)、又は5G(Fifth Generation)等の公衆回線や無線LAN(Local Area Network)等であってもよい。
図5は、心電波形の測定結果を示す図である。図5(A)〜(C)では、横軸は時間、縦軸は心電波形のレベル(電圧値)を表す。
図5(A)、(B)には、それぞれ、実施の形態の生体データ取得ウェア100、実施の形態の変形例の生体データ取得ウェア100を猿10に着用させて取得した心電データをトランスミッタ200がスマートフォン端末機に転送し、スマートフォン端末機のディスプレイ300に表示させた状態を示す。
図5(C)には、比較例の生体データ取得ウェアを猿10に着用させて取得した心電データをトランスミッタ200がスマートフォン端末機に転送し、スマートフォン端末機のディスプレイ300に表示させた状態を示す。
図5(A)の心電波形を取得した実施の形態の生体データ取得ウェア100は、伸縮性のあるメッシュ生地で構成される衣服部100Aに、起毛型の銀繊維製の電極130A、130Bを取り付けたものである。
図5(B)の心電波形を取得した実施の形態の変形例の生体データ取得ウェア100は、伸縮性のあるメッシュ生地で構成される衣服部100Aに、起毛型ではない銀繊維製の電極130A、130Bを取り付けたものである。
図5(C)の心電波形を取得した比較例の生体データ取得ウェアは、実施の形態の生体データ取得ウェア100の衣服部100Aをメッシュ生地ではない伸縮性のある生地に変えたものである。電極130A、130Bは起毛型の銀繊維製である。なお、図5(A)〜(C)のすべての場合において、電極130A、130BにはEGCクリームを塗布した。
図5(A)〜(C)に示すように、心電波形のレベルは、図5(A)が最も大きく、図5(B)、図5(C)の順に小さくなった。
図5(A)の心電波形の方が図5(B)の心電波形のレベルよりも大きいことから、起毛型の銀繊維製の電極130A、130Bを用いることにより、より良好な状態で心電波形を取得できることが分かった。起毛が猿10の肌に密着したためと考えられる。
また、図5(A)の心電波形の方が図5(C)の心電波形のレベルよりも大きいことから、伸縮性のあるメッシュ生地で構成される衣服部100Aを用いることにより、より良好な状態で心電波形を取得できることが分かった。衣服部100Aのメッシュに猿10の毛が入り込むことにより、猿10の体と衣服部100Aとの密着性がより高くなり、電極130A、130Bが猿10の肌により密着したためと考えられる。これは、猿10以外の動物でも同様である。
以上、実施の形態では、伸縮性のあるメッシュ生地で構成される衣服部100Aを用いることにより、より良好な状態で生体データを取得できることが分かった。これは、動物の体と衣服部100Aとの位置ずれが抑制されるからである。
したがって、電極130A、130Bの位置ずれを抑制した生体データ取得ウェア100を提供することができる。
また、電極130A、130Bを起毛型にすることにより、さらに良好な生体データを測定することができる。
また、左肩部120Lを分割式にすることにより、猿10に着用させるときに左肩の脱臼を抑制することができ、着用し易い生体データ取得ウェア100を提供することができる。
また、電極130Aは猿10の右胸に対応する位置に設けられ、電極130Bは猿10の左腹部に対応する位置に設けられる。右肩部120Rと左肩部120Lのいずれか一方を固定型にし、いずれか他方を分割型にする場合には、右肩部120Rを固定型にして左肩部120Lを分割型にする方が、電極130Aの位置ずれを抑制する観点からより効果的である。
また、以上では、衣服部100Aが右肩部120R及び左肩部120Lを有する形態について説明したが、衣服部100Aは、左肩部120Lを有していなくてもよい。この場合には、衣服部100Aは、右肩部120Rのみを有するワンショルダー型のタンクトップ型になる。電極130Aを右胸に当てるため、ワンショルダー型の場合に右肩部120Rを有することは、電極130Aの位置ずれを抑制する観点から効果的である。
また、以上では、左肩部120Lが、前側部121、後側部122、面ファスナ123、124を有する形態について説明したが、左肩部120Lは前側部121と後側部122に分かれていなくてもよい。例えば、前側部121が胴回り部110に接続される部分で分割式になっていてもよい。この場合には、猿10が衣服部100Aを着用した状態で、胴回り部110の後側から左胸の前に左肩部120Lを掛けて、左胸の前で胴回り部110に固定すればよい。
また、これとは逆に後側部122が胴回り部110に接続される部分で分割式になっていてもよい。この場合には、猿10が衣服部100Aを着用した状態で、胴回り部110の前側から左の背中に左肩部120Lを掛けて、左の背中で胴回り部110に固定すればよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の生体データ取得ウェアについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 生体データ取得ウェア
100A 衣服部
110 胴回り部
120R 右肩部
120L 左肩部
130A、130B 電極

Claims (6)

  1. 胴回りを覆う胴回り部と、前記胴回り部の首側に設けられて両肩のうちの一方の肩を通す第1肩部とを有し、伸縮性のあるメッシュ生地で構成され、動物が着用する衣服部と、
    前記衣服部の内側の表面に設けられる一対の電極と
    を含む、生体データ取得ウェア。
  2. 前記電極は、
    前記衣服部の内側の表面に設けられる基部と、
    前記基部の前記衣服部側とは反対側の表面に設けられる起毛部と
    を有する、請求項1記載の生体データ取得ウェア。
  3. 前記一対の電極の一方は、前記動物の右胸部に対応する位置に設けられるとともに、前記一対の電極の他方は、前記動物の左胸部又は左腹部に対応する位置に設けられ、
    前記第1肩部は、右肩を通す肩部である、請求項1又は2記載の生体データ取得ウェア。
  4. 前記衣服部は、前記胴回り部の首側に設けられて左肩を通す第2肩部をさらに有し、
    前記第2肩部は、前記胴回り部の前側と後側とで分割式であり、前側と後側とを留める留め具を有する、請求項3記載の生体データ取得ウェア。
  5. 前記衣服部は、前記胴回り部の首側に設けられて左肩を通す第2肩部をさらに有し、
    前記第2肩部は、
    前記胴回り部の前側から肩側に延在する前側部と、
    前記胴回り部の後側から肩側に延在する後側部と、
    前記前側部と前記後側部とを留める留め具と
    を有する、請求項3記載の生体データ取得ウェア。
  6. 前記衣服部は、胴回り方向に前記動物を所定の力で締め付け可能な調整ベルトを備え、前記一対の電極の他方を前記動物の左腹部に位置させ、当該調整ベルトを前記左腹部に位置させた電極と重ね合う位置に設ける、請求項1乃至5のいずれか一項記載の生体データ取得ウェア。
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