JP2020102876A - 基地局装置、端末装置及び無線通信システム - Google Patents

基地局装置、端末装置及び無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020102876A
JP2020102876A JP2020046844A JP2020046844A JP2020102876A JP 2020102876 A JP2020102876 A JP 2020102876A JP 2020046844 A JP2020046844 A JP 2020046844A JP 2020046844 A JP2020046844 A JP 2020046844A JP 2020102876 A JP2020102876 A JP 2020102876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
urllc
area
signal
embb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2020046844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020102876A5 (ja
Inventor
紅陽 陳
hong-yang Chen
紅陽 陳
ジヤンミン ウー
Jianming Wu
ジヤンミン ウー
剛史 下村
Tsuyoshi Shimomura
剛史 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2020046844A priority Critical patent/JP2020102876A/ja
Publication of JP2020102876A publication Critical patent/JP2020102876A/ja
Publication of JP2020102876A5 publication Critical patent/JP2020102876A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】リソースを効率的に利用すること。【解決手段】基地局装置は、第1のデータと第1制御情報を生成する第1生成部と、前記第1のデータよりも低遅延で伝送される第2のデータと第2制御情報を生成する第2生成部と、前記第1のデータに割り当てられた第1のリソース領域内の前記第2のデータを配置することが可能な第2のリソース領域に前記第2のデータが割り当てられたか否かを示す標示信号を生成する標示信号生成部と、前記第2生成部によって第2のデータが生成された場合に、前記第2のリソース領域に対する前記第1のデータの配置を中止するとともに、前記第2のデータを前記第2の領域に配置して前記第2のデータを送信する送信信号を生成するマッピング部と、前記標示信号と前記送信信号とを送信する送信部と、を有し、前記マッピング部は、前記標示信号を前記第1制御情報と異なる領域にマッピングする。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置、端末装置及び無線通信システムに関する。
最近、無線通信システムに関する標準化団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)では、第5世代移動通信システム(5G)に関する検討が行われている。第5世代移動通信システムにおいては、eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、mMTC(massive Machine Type Communications)及びURLLC(Ultra Reliability and Low Latency Communications)などに準じるサービスが開始される予定である。
eMBBは、例えば動画データなどの大容量データを伝送するサービスに対応する。一方、URLLCは、例えば自動運転や遠隔手術など、高信頼度かつ低遅延な通信が要求されるサービスに対応する。これらのサービスを実現するために、例えばフレームやサブフレームのような時間単位であるTTI(Transmission Time Interval)などの通信パラメータをどのように規定するかが盛んに議論されている。
具体的には、例えばeMBB及びURLLCのデータを同一周波数帯を用いて伝送する場合には、eMBBデータとURLLCデータとを時間多重又は周波数多重することなどが考えられている。このとき、URLLCデータには低遅延が要求されるため、URLLCのTTIをeMBBのTTIよりも大幅に短くすることが検討されている。
LG Electronics, "Handling URLLC in new RAT", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #86, R1-166886, 2016年8月 NTT DOCOMO, INC., "On co-existence of eMBB and URLLC", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #86, R1-167391, 2016年8月 Samsung, "Discussion on URLLC support in NR", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #86, R1-166759, 2016年8月
しかしながら、eMBBデータ及びURLLCデータを同一周波数帯に多重する場合には、時間及び周波数などのリソースの利用効率が低下するという問題がある。具体的には、URLLCデータは、例えば自動運転の制御のためなどに伝送されることから、常に伝送すべきURLLCデータが存在するわけではなく、間欠的にURLLCデータの送信が発生する。それにも関わらず、URLLCデータに対して固定的に時間及び周波数などのリソースが割り当てられると、送信すべきURLLCデータが存在しない場合には、URLLCデータに割り当てられたリソースが無駄になる。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、リソースを効率的に利用することができる基地局装置、端末装置及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本願が開示する基地局装置は、1つの態様において、第1のデータと前記第1のデータのための第1制御情報を生成する第1生成部と、前記第1のデータよりも低遅延で伝送される第2のデータと前記第2データのための第2制御情報を生成する第2生成部と、前記第1のデータに割り当てられた第1のリソース領域内の前記第2のデータを配置することが可能な第2のリソース領域に前記第2のデータが割り当てられたか否かを示す標示信号を生成する標示信号生成部と、前記第2生成部によって第2のデータが生成された場合に、前記第2のリソース領域に対する前記第1のデータの配置を中止するとともに、前記第2のデータを前記第2の領域に配置して前記第2のデータを送信する送信信号を生成するマッピング部と、前記標示信号と前記送信信号とを送信する送信部と、を有し、前記マッピング部は、前記標示信号を前記第1制御情報と異なる領域にマッピングする。
本願が開示する基地局装置、端末装置及び無線通信システムの1つの態様によれば、リソースを効率的に利用することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係るリソース割り当ての具体例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る送信処理を示すフロー図である。 図5は、実施の形態1に係るユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。 図6は、実施の形態1に係る受信処理を示すフロー図である。 図7は、実施の形態1に係る他のユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態1に係る他の受信処理を示すフロー図である。 図9は、実施の形態1に係るリソース割り当ての他の具体例を示す図である。 図10は、実施の形態2に係るリソース割り当ての具体例を示す図である。 図11は、実施の形態2に係るユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。 図12は、実施の形態2に係る受信処理を示すフロー図である。
以下、本願が開示する基地局装置、端末装置及び無線通信システムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。図1に示す無線通信システムは、基地局装置100と複数のユーザ端末装置200とを有する。
基地局装置100は、例えばeMBBデータ及びURLLCデータを含む信号をユーザ端末装置200へ送信する。すなわち、基地局装置100は、複数のユーザ端末装置200それぞれを宛先とするeMBBデータ及びURLLCデータに対して、時間及び周波数によって構成されるリソースを割り当てて送信信号を生成する。
このとき、基地局装置100は、eMBBデータに割り当てるリソースの領域内に、URLLCデータを配置する領域として暫定的に確保された領域(以下「URLLC領域」という)を設け、送信すべきURLLCデータが存在する場合には、このURLLCデータにURLLC領域のリソースを割り当てる。そして、基地局装置100は、URLLCデータに対してURLLC領域のリソースが割り当てられているか否かを示す標示信号をURLLC領域に配置する。
このため、送信すべきURLLCデータが存在する場合には、URLLC領域のリソースがURLLCデータに割り当てられるとともに、その旨が標示信号によって通知される。また、送信すべきURLLCデータが存在しない場合には、URLLC領域のリソースがeMBBデータに割り当てられるとともに、URLLCデータが送信されないことが標示信号によって通知される。
ユーザ端末装置200は、基地局装置100から送信されるeMBBデータ及びURLLCデータを含む信号を受信する。具体的には、ユーザ端末装置200は、eMBBに係るサービスを利用するものと、URLLCに係るサービスを利用するものと、eMBB及びURLLC双方に係るサービスを利用するものとに分類される。eMBBに係るサービスを利用するユーザ端末装置200は、受信信号に含まれる制御信号及び標示信号に基づいて、自装置宛てのeMBBデータを特定し、eMBBデータを復調する。
また、URLLCに係るサービスを利用するユーザ端末装置200は、受信信号に含まれる標示信号に基づいてURLLCデータが受信信号に含まれるか否かを判定し、URLLCデータが含まれる場合には、制御信号に基づいて自装置宛てのURLLCデータを復調する。さらに、eMBB及びURLLC双方に係るサービスを利用するユーザ端末装置200は、上記と同様にeMBBデータを復調するとともに、URLLCデータを復調する。
図2は、実施の形態1に係る基地局装置100の構成を示すブロック図である。図2に示す基地局装置100は、プロセッサ100a、メモリ100b及び無線送信部100cを有する。
プロセッサ100aは、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを備え、基地局装置100全体を統括制御する。具体的には、プロセッサ100aは、スケジューラ部110、eMBBデータ生成部120、URLLCデータ生成部130、標示信号生成部140、制御信号生成部150、マッピング部160、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部170及びCP(Cyclic Prefix)付加部180を有する。
スケジューラ部110は、複数のユーザ端末装置200宛てのeMBBデータ及びURLLCデータにリソースを割り当てるスケジューリングを実行する。具体的には、スケジューラ部110は、例えば複数のユーザ端末装置200それぞれとの間のチャネル状態を推定し、チャネル状態に応じて各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータに割り当てるリソースを決定するeMBBスケジューリングを実行する。さらに、スケジューラ部110は、いずれかのユーザ端末装置200宛てのURLLCデータが発生したか否かを判断し、URLLCデータが発生した場合には、URLLCデータに割り当てるリソースを決定するURLLCスケジューリングを実行する。
スケジューラ部110は、URLLCスケジューリングをする際、eMBBデータに割り当てるリソースの領域内に設けられるURLLC領域にURLLCデータを配置する。すなわち、送信信号のリソースは、eMBBの制御信号が配置されるeMBB制御チャネル領域とeMBBデータが配置されるeMBBデータ領域とを有するが、eMBBデータ領域には、URLLCデータを配置する領域として暫定的に確保されたURLLC領域が設けられる。そこで、スケジューラ部110は、送信すべきURLLCデータが発生した場合には、URLLCデータにURLLC領域のリソースを割り当てる。
eMBBデータ生成部120は、スケジューラ部110によるeMBBスケジューリングに従って、各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータを生成する。すなわち、eMBBデータ生成部120は、各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータを符号化及び変調する。
URLLCデータ生成部130は、スケジューラ部110によるURLLCスケジューリングに従って、各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータを生成する。すなわち、URLLCデータ生成部130は、各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータを符号化及び変調する。
標示信号生成部140は、スケジューラ部110によってURLLCスケジューリングが実行されたか否かに応じて、URLLCデータの有無を示す標示信号を生成する。すなわち、標示信号生成部140は、送信すべきURLLCデータが存在せずにURLLC領域にURLLCデータが配置されない場合には、URLLCデータが無いことを示す標示信号を生成する。また、標示信号生成部140は、送信すべきURLLCデータが存在しURLLC領域にURLLCデータが配置される場合には、URLLCデータがあることを示すとともに、各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータに割り当てられるリソースを特定する標示信号を生成する。つまり、標示信号生成部140は、URLLCデータの有無を示す1ビットと、URLLCデータがある場合にこのURLLCデータに割り当てられるリソースを特定するN(Nは2以上の整数)ビットとを含む標示信号を生成する。
制御信号生成部150は、スケジューラ部110によるeMBBスケジューリング及びURLLCスケジューリングに従って、eMBB及びURLLCの制御信号を生成する。具体的には、制御信号生成部150は、各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータに割り当てられるリソースを特定する情報や、eMBBデータの符号化率、変調方式及び送信電力などを示す情報を含むeMBBの制御信号を生成する。また、制御信号生成部150は、URLLC領域にURLLCデータが配置される場合には、URLLCデータの符号化率、変調方式及び送信電力などを示す情報を含むURLLCの制御信号を生成する。
マッピング部160は、eMBBデータ、URLLCデータ、標示信号及び制御信号をマッピングして、送信信号を生成する。すなわち、マッピング部160は、eMBBデータ、URLLCデータ、標示信号及び制御信号をスケジューリングに従ったリソースに配置する。
具体的には、マッピング部160は、例えば図3に示すようなリソース割り当ての送信信号を生成する。図3は、例えば所定数のサブキャリア分の周波数帯域幅と1TTI分の時間幅を有するリソースの割り当ての具体例を示す図である。図3に示すように、このTTIのリソースは、eMBB制御チャネル領域301とeMBBデータ領域302とを有する。そして、eMBBデータ領域302には、URLLCデータを配置する領域として暫定的に確保されたURLLC領域311〜313が設けられている。URLLC領域311〜313には、標示信号321〜323と、URLLCの制御信号331と、URLLCデータ332とがマッピングされる。
マッピング部160は、制御信号生成部150によって生成されたeMBBの制御信号をeMBB制御チャネル領域301にマッピングし、eMBBデータ生成部120によって生成されたeMBBデータをeMBBデータ領域302にマッピングする。また、マッピング部160は、URLLCスケジューリングが実行された場合には、制御信号生成部150によって生成されたURLLCの制御信号331とURLLCデータ生成部130によって生成されたURLLCデータ332とをURLLC領域311〜313にマッピングする。さらに、マッピング部160は、標示信号生成部140によって生成された標示信号321〜323をURLLC領域311〜313にマッピングする。
ここで、図3に示すように、URLLC領域311、312にはURLLCデータが配置されるため、標示信号321、322は、URLLCデータがあることを示す1ビットと、各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータを特定するNビットとを含む。すなわち、例えばURLLC領域311には、UE#1〜#3の3つのユーザ端末装置200宛てのURLLCデータが配置されるため、標示信号321は、UE#1〜#3宛てのURLLCデータそれぞれの周波数帯域を特定するNビットを含む。これに対して、URLLC領域313にはURLLCデータが配置されないため、標示信号323は、URLLCデータがないことを示す1ビットのみを含む。
また、URLLC領域312においては、一部のみにURLLCデータがマッピングされるため、残った領域にはeMBBデータがマッピングされる。同様に、URLLC領域313においては、URLLCデータがマッピングされないため、このURLLC領域313全体にeMBBデータがマッピングされる。このように、送信すべきURLLCデータが存在しない場合には、URLLC領域311〜313にeMBBデータがマッピングされるため、リソースを有効利用することができる。特に、空いたURLLC領域311〜313にeMBBデータが配置されるため、最大限のリソースをeMBBデータに割り当てることができ、eMBBによる大容量化が可能となる。
図2に戻って、IFFT部170は、マッピング部160によって生成された送信信号を逆高速フーリエ変換し、時間領域の送信信号を生成する。そして、IFFT部170は、送信信号をCP付加部180へ出力する。
CP付加部180は、IFFT部170から出力される送信信号にシンボル単位でCPを付加する。そして、CP付加部180は、CPが付加された送信信号を無線送信部100cへ出力する。
メモリ100bは、例えばRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などを備え、プロセッサ100aによって処理が実行される際に、種々の情報を記憶する。
無線送信部100cは、CP付加部180から出力される送信信号に対して、例えばD/A(Digital/Analog)変換及びアップコンバートなどの無線送信処理を施す。そして、無線送信部100cは、アンテナを介して送信信号を送信する。
次いで、上記のように構成された基地局装置100による送信処理について、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、スケジューラ部110によって、各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータに割り当てるリソースと符号化率及び変調方式とを決定するeMBBスケジューリングが実行される(ステップS101)。このeMBBスケジューリングは、例えば各ユーザ端末装置200から報告されるダウンリンクのチャネル状態などに基づいて実行される。eMBBスケジューリングにおいては、各TTIのeMBBデータ領域に各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータが配置される。
また、スケジューラ部110によって、いずれかのユーザ端末装置200宛てのURLLCデータが発生したか否かが判定される(ステップS102)。この判定の結果、送信すべきURLLCデータが発生している場合は(ステップS102Yes)、スケジューラ部110によって、URLLCデータに割り当てるリソースと符号化率及び変調方式とを決定するURLLCスケジューリングが実行される(ステップS103)。このURLLCスケジューリングは、例えば各ユーザ端末装置200から報告されるダウンリンクのチャネル状態などに基づいて実行される。URLLCスケジューリングにおいては、各TTIのeMBBデータ領域に設けられたURLLC領域に各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータが配置される。
そして、スケジューリングの結果がeMBBデータ生成部120、URLLCデータ生成部130、標示信号生成部140及び制御信号生成部150へ通知され、URLLCデータ生成部130によって、URLLC領域に配置されるURLLCデータが生成される(ステップS104)。すなわち、URLLCデータ生成部130によって、URLLCスケジューリングにおいて決定された符号化率及び変調方式でURLLCデータが符号化及び変調される。また、標示信号生成部140によって、URLLCデータがあることを示すとともに、各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータに割り当てられたURLLC領域内のリソースを特定する標示信号が生成される(ステップS105)。
一方、ステップS102の判定の結果、送信すべきURLLCデータが発生していない場合は(ステップS102No)、eMBBスケジューリングの結果がeMBBデータ生成部120、標示信号生成部140及び制御信号生成部150へ通知される。そして、標示信号生成部140によって、URLLCデータがないことを示す標示信号が生成される(ステップS106)。
また、URLLCデータの有無に関わらず、eMBBデータ生成部120によって、eMBBデータ領域に配置されるeMBBデータが生成される(ステップS107)。すなわち、eMBBデータ生成部120によって、eMBBスケジューリングにおいて決定された符号化率及び変調方式でeMBBデータが符号化及び変調される。
なお、URLLC領域にURLLCデータが配置される場合は、この領域に配置される予定だったeMBBデータの送信は中止されても良い。また、URLLCデータ及びeMBBデータを異なるコードや系列(例えばZadoff-Chu系列)を用いて直交化し、URLLCデータ及びeMBBデータを同一の領域に配置することも可能である。URLLCデータ及びeMBBデータを同一の領域に配置する場合には、これらのデータが互いに干渉することになるが、例えばMMSE−IRC(Minimum Mean Square Error-Interference Rejection Combining)、シンボルレベル干渉除去(SLIC:Symbol Level Interference Cancellation)及び干渉測定(interference aware detection)などの技術を用いて干渉を低減することができる。
eMBBデータが生成されると、制御信号生成部150によって、各ユーザ端末装置200宛てのeMBBデータに割り当てられたeMBBデータ領域内のリソースを特定し、eMBBデータの符号化率、変調方式及び送信電力などを通知する制御信号が生成される。また、URLLCデータが生成された場合は、制御信号生成部150によって、URLLCデータの符号化率、変調方式及び送信電力などを通知する制御信号が生成される。
そして、マッピング部160によって、eMBBデータ、URLLCデータ、標示信号及び制御信号がTTIの各領域にマッピングされる(ステップS108)。すなわち、図3に示したように、eMBBの制御信号がeMBB制御チャネル領域301にマッピングされ、eMBBデータがeMBBデータ領域302にマッピングされる。また、URLLCデータが生成された場合には、URLLCの制御信号及びURLLデータがURLLC領域311〜313にマッピングされる。そして、各URLLC領域311〜313には、URLLCデータの有無を示す標示信号がマッピングされる。これにより、送信信号が生成される。
送信信号は、IFFT部170によって逆高速フーリエ変換され(ステップS109)、時間領域の送信信号に変換される。そして、CP付加部180によって、送信信号にシンボル単位でCPが付加され(ステップS110)、無線送信部100cによって、送信信号に対する無線送信処理が施される(ステップS111)。その後、送信信号は、アンテナを介してユーザ端末装置200へ送信される(ステップS112)。
このように、eMBBデータ領域にURLLCデータを配置するためのURLLC領域を設け、URLLCデータがある場合にはURLLC領域に配置し、URLLCデータがない場合にはURLLC領域にeMBBデータを配置する。そして、URLLC領域にURLLCデータが配置されているか否かを示す標示信号を各URLLC領域に配置する。このため、URLLCデータが発生した場合には、URLLCデータを低遅延で送信可能であるとともに、URLLCデータが発生しない場合には、URLLC領域のリソースをeMBBデータの送信に利用可能である。結果として、URLLCデータの有無に関わらず、リソースが無駄になることがなく、リソースを効率的に利用することができる。
次に、ユーザ端末装置200の構成について説明する。図5は、実施の形態1に係るユーザ端末装置200の構成を示すブロック図である。図5に示すユーザ端末装置200は、eMBBに係るサービスを利用するユーザ端末装置であり、無線受信部200a、プロセッサ200b及びメモリ200cを有する。
無線受信部200aは、アンテナを介して信号を受信し、受信信号に対して、例えばダウンコンバート及びA/D(Analog/Digital)変換などの無線受信処理を施す。そして、無線受信部200aは、受信信号をプロセッサ200bへ出力する。
プロセッサ200bは、例えばCPU、FPGA又はDSPなどを備え、ユーザ端末装置200全体を統括制御する。具体的には、プロセッサ200bは、CP除去部210、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部220、標示信号復調部230、制御信号復調部240及びeMBBデータ復調部250を有する。
CP除去部210は、受信信号にシンボル単位で付加されたCPを除去する。そして、CP除去部210は、CP除去後の受信信号をFFT部220へ出力する。
FFT部220は、CP除去部210から出力された受信信号を高速フーリエ変換し、周波数領域の受信信号に変換する。そして、FFT部220は、受信信号を標示信号復調部230、制御信号復調部240及びeMBBデータ復調部250へ出力する。
標示信号復調部230は、受信信号におけるURLLC領域に配置された標示信号を復調する。すなわち、URLLC領域及びURLLC領域内の標示信号の位置は既知であるため、標示信号復調部230は、各URLLC領域内の標示信号を復調する。この結果、標示信号復調部230は、それぞれのURLLC領域内にURLLCデータが含まれるか否かを把握する。また、URLLC領域内にURLLCデータが含まれる場合は、標示信号復調部230は、URLLCデータに割り当てられたリソースを標示信号に基づいて特定する。
制御信号復調部240は、受信信号におけるeMBB制御チャネル領域に配置された制御信号を復調する。すなわち、制御信号復調部240は、eMBBの制御信号を復調し、自装置宛てのeMBBデータに割り当てられたリソースの情報と、eMBBデータの符号化率及び変調方式などの情報とを取得する。
eMBBデータ復調部250は、受信信号におけるeMBBデータ領域に配置されたeMBBデータを復調する。このとき、eMBBデータ復調部250は、標示信号の復調結果に基づいて、URLLCデータが配置された領域をeMBBデータ領域から除外し、制御信号の復調結果に基づいて、URLLCデータが除外されたeMBBデータ領域から自装置宛てのeMBBデータのリソースを特定する。そして、eMBBデータ復調部250は、制御信号が示す符号化率及び変調方式などに基づいて、自装置宛てのeMBBデータを復調する。なお、eMBBデータ及びURLLCデータが異なるコード又は系列を用いて直交化されている場合には、eMBBデータ復調部250は、eMBBデータ領域からURLLCデータが配置された領域を除外しなくても良い。これは、eMBBデータ及びURLLCデータがコード又は系列によって直交化されている場合には、URLLCデータが配置される時間及び周波数に、eMBBデータが他のコード又は系列を用いて多重されるからである。
次いで、上記のように構成されたeMBBに係るユーザ端末装置200による受信処理について、図6に示すフロー図を参照しながら説明する。
基地局装置100から送信された信号は、アンテナを介して受信され(ステップS201)、無線受信部200aによって、受信信号に対する無線受信処理が施される(ステップS202)。そして、CP除去部210によって、受信信号にシンボル単位で付加されたCPが除去され(ステップS203)、FFT部220によって、受信信号が高速フーリエ変換されることにより(ステップS204)、周波数領域の受信信号が得られる。
受信信号のeMBBデータ領域にはURLLC領域が設けられており、URLLC領域のリソースは既知であるため、標示信号復調部230によって、URLLC領域に配置された標示信号が復調される(ステップS205)。この結果、URLLC領域にURLLCデータが含まれるか否かが判明し、URLLCデータが含まれる場合には、URLLC領域内のURLLCデータの位置が特定される。換言すれば、eMBBデータ領域のうち、URLLCデータに割り当てられたリソースを除外した、eMBBデータが実際に配置される領域が特定される。
また、受信信号のeMBB制御チャネル領域に配置された制御信号が制御信号復調部240によって復調され(ステップS206)、自装置宛てのeMBBデータに割り当てられたリソースが特定されるとともに、このeMBBデータの符号化率及び変調方式などが特定される。このため、eMBBデータ復調部250によって、受信信号から自装置宛てのeMBBデータが取得され、復調される(ステップS207)。このとき、標示信号の復調結果に基づいて、URLLCデータに割り当てられたリソースを除外した領域から自装置宛てのeMBBデータが取得されても良い。また、URLLCデータ及びeMBBデータが異なるコード又は系列を用いて直交化されている場合は、URLLCデータに割り当てられたリソースを含めたeMBBデータ領域全体から自装置宛てのeMBBデータが取得されても良い。
図7は、実施の形態1に係る他のユーザ端末装置200の構成を示すブロック図である。図7において、図5と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図7に示すユーザ端末装置200は、URLLCに係るサービスを利用するユーザ端末装置であり、図5に示すユーザ端末装置200と同様に、無線受信部200a、プロセッサ200b及びメモリ200cを有する。ただし、図7に示すユーザ端末装置200のプロセッサ200bは、図5に示すeMBBデータ復調部250に代えて、URLLCデータ復調部260を有する。
URLLCデータ復調部260は、標示信号が復調された結果、受信信号に自装置宛てのURLLCデータが含まれると判明した場合、受信信号におけるURLLC領域に配置された自装置宛てのURLLCデータを復調する。このとき、URLLCデータ復調部260は、標示信号の復調結果に基づいて、URLLC領域から自装置宛てのURLLCデータのリソースを特定する。そして、URLLCデータ復調部260は、制御信号復調部240によって復調されるURLLCの制御信号が示す符号化率及び変調方式などに基づいて、自装置宛てのURLLCデータを復調する。
次いで、上記のように構成されたURLLCに係るユーザ端末装置200による受信処理について、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。図8において、図6と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
基地局装置100から送信された信号は、アンテナから無線受信部200a、CP除去部210及びFFT部220を経由して、周波数領域の受信信号が得られる(ステップS201〜S204)。そして、標示信号復調部230によって、受信信号のURLLC領域に配置された標示信号が復調され(ステップS205)、URLLC領域にURLLCデータが含まれるか否かが判明する(ステップS301)。
URLLC領域にURLLCデータが含まれない場合は(ステップS301No)、自装置宛てのURLLCデータがないことから、処理は終了する。一方、URLLC領域にURLLCデータが含まれる場合は(ステップS301Yes)、制御信号復調部240によって、URLLCの制御信号が復調される(ステップS302)。すなわち、標示信号の復調結果から、自装置宛ての制御信号及びURLLCデータに割り当てられたリソースが特定されるため、制御信号復調部240によって、自装置宛てのURLLCの制御信号が復調される。これにより、自装置宛てのURLLCデータの符号化率及び変調方式などが特定される。
また、URLLCデータ復調部260によって、標示信号の復調結果に基づいて自装置宛てのURLLCデータが受信信号から取得され、制御信号の復調結果に基づいてURLLCデータが復調される(ステップS303)。
以上のように、本実施の形態によれば、URLLCデータを配置する領域として暫定的に確保されたURLLC領域がeMBBデータ領域内に設けられ、URLLCデータが発生した場合には、URLLC領域のリソースを利用してURLLCデータが送信される。また、URLLC領域には、URLLCデータの有無を示す標示信号が配置される。このため、URLLCデータが発生した場合には、遅延を発生させることなく迅速にURLLCデータを送信可能であるとともに、URLLCデータが発生しない場合には、URLLC領域のリソースを利用してeMBBデータを送信可能である。また、受信側のユーザ端末装置は、標示信号によってURLLCデータの有無を把握することができ、自装置宛てのURLLCデータを受信信号から確実に取得することができる。結果として、URLLCデータの高信頼度及び低遅延を維持しつつ、リソースを効率的に利用することができる。
なお、上記実施の形態1においては、eMBBに係るユーザ端末装置200とURLLCに係るユーザ端末装置200とを分けて説明したが、1つのユーザ端末装置200がeMBBデータ及びURLLCデータの双方を復調しても良い。この場合には、ユーザ端末装置200のプロセッサ200bは、図5に示すeMBBデータ復調部250と図7に示すURLLCデータ復調部260との双方を有する。
また、上記実施の形態1においては、eMBBデータ領域内にURLLC領域が設けられるものとしたが、eMBBデータ領域全体がURLLC領域であっても良い。すなわち、例えば図9に示すように、1つのTTIが複数の短いTTI(以下「ショートTTI」という)に分割され、eMBB制御チャネルを含むショートTTIを除くすべてのショートTTIがURLLC領域341とされても良い。
さらに、図9に示すように、各URLLC領域341に配置される標示信号342は、URLLC領域341内にURLLCデータが含まれるか否かを示す1ビットの信号であっても良い。この場合、各ユーザ端末装置200宛てのURLLCデータ332に割り当てられたリソースを特定する情報は、URLLCの制御信号331に含まれる。
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、受信信号にURLLCデータが含まれる場合に、ユーザ端末装置がサブキャリアごとの送信電力を推定し、送信電力に基づいてURLLCデータを含むサブキャリアを特定する点である。
実施の形態2に係る無線通信システム及び基地局装置100の構成は、実施の形態1(図1、2)と同様であるため、その説明を省略する。ただし、基地局装置100は、eMBBデータ及びURLLCデータの送信電力を制御しており、高信頼度が要求されるURLLCデータについては、eMBBデータの送信電力よりも大きい送信電力で送信する。具体的には、マッピング部160は、URLLC領域にURLLCデータを配置する場合、URLLCデータが配置されるサブキャリアの送信電力をeMBBデータが配置されるサブキャリアの送信電力よりも大きくする。このため、URLLC領域にURLLCデータを配置して送信する場合、URLLCデータが配置されるサブキャリアの送信電力は、eMBBデータが配置されるサブキャリアの送信電力よりも大きい。
図10は、実施の形態2に係るリソース割り当ての具体例を示す図である。図10に示すリソースは、サブキャリア351〜353を有しており、先頭にはeMBB制御チャネル領域が設けられる。また、eMBB制御チャネル領域以外の領域はeMBBデータ領域であるが、eMBBデータ領域には、URLLCデータを配置する領域として暫定的に確保されたURLLC領域361〜363が設けられている。URLLC領域361〜363には、標示信号371〜373がマッピングされるとともに、URLLCの制御信号及びURLLCデータがサブキャリア351〜353を単位としてマッピングされる。
具体的には、例えばURLLC領域361においては、サブキャリア352にユーザ端末装置UE#2宛てのURLLCデータがマッピングされ、サブキャリア353にユーザ端末装置UE#1宛てのURLLCデータがマッピングされる。また、例えばURLLC領域362においては、サブキャリア353にユーザ端末装置UE#3宛てのURLLCデータがマッピングされる。
ここで、URLLCデータは、高信頼度が要求されるデータであるため、eMBBデータに比べて送信電力が大きい。したがって、例えばURLLC領域361においては、URLLCデータがマッピングされるサブキャリア352、353の送信電力は、eMBBデータがマッピングされるサブキャリア351の送信電力よりも大きい。同様に、例えばURLLC領域362においては、URLLCデータがマッピングされるサブキャリア353の送信電力は、eMBBデータがマッピングされるサブキャリア351、352の送信電力よりも大きい。
つまり、各URLLC領域361〜363においては、サブキャリアごとの送信電力に基づいて、各サブキャリア351〜353にeMBBデータ及びURLLCデータのいずれがマッピングされているか判断することが可能である。このため、標示信号371〜373は、URLLC領域361〜363にURLLCデータが含まれるか否かを示す1ビットの信号であり、URLLCデータがマッピングされるサブキャリアを特定する情報は標示信号371〜373に含まれない。
図11は、実施の形態2に係るユーザ端末装置200の構成を示すブロック図である。図11において、図5と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図11に示すユーザ端末装置200は、eMBBに係るサービスを利用するユーザ端末装置であり、図5に示すユーザ端末装置200と同様に、無線受信部200a、プロセッサ200b及びメモリ200cを有する。ただし、図11に示すユーザ端末装置200のプロセッサ200bは、図5に示す標示信号復調部230及びeMBBデータ復調部250に代えて、標示信号復調部410及びeMBBデータ復調部440を有し、受信電力測定部420及び送信電力推定部430を追加した構成を採る。
標示信号復調部410は、受信信号におけるURLLC領域に配置された標示信号を復調する。すなわち、URLLC領域及びURLLC領域内の標示信号の位置は既知であるため、標示信号復調部410は、各URLLC領域内の標示信号を復調する。この結果、標示信号復調部410は、それぞれのURLLC領域内にURLLCデータが含まれるか否かを把握する。そして、標示信号復調部410は、URLLC領域内にURLLCデータが含まれる場合は、その旨を受信電力測定部420及びeMBBデータ復調部440へ通知する。
受信電力測定部420は、URLLC領域内にURLLCデータが含まれる旨が標示信号復調部410から通知されると、受信信号のURLLC領域のサブキャリアごとの受信電力を測定する。
送信電力推定部430は、受信電力測定部420によって測定されたサブキャリアごとの受信電力に基づいて、サブキャリアごとの送信電力を推定する。具体的には、送信電力推定部430は、例えば基地局装置100からユーザ端末装置200までの間の伝搬損失を参照信号を用いて推定し、受信電力と伝搬損失とから基地局装置100における送信電力を推定する。
eMBBデータ復調部440は、受信信号におけるeMBBデータ領域に配置されたeMBBデータを復調する。このとき、eMBBデータ復調部440は、URLLC領域内にURLLCデータが含まれる旨が標示信号復調部410から通知された場合には、サブキャリアごとの送信電力からeMBBデータが配置されたサブキャリアを特定する。すなわち、eMBBデータ復調部440は、送信電力推定部430によって推定されたサブキャリアごとの送信電力を所定の閾値と比較する。そして、eMBBデータ復調部440は、所定の閾値以上の送信電力のサブキャリアにはURLLCデータが配置されており、所定の閾値未満の送信電力のサブキャリアにはeMBBデータが配置されていると特定する。これにより、eMBBデータ復調部440は、URLLC領域を含むeMBBデータ領域全体のeMBBデータが配置されたリソースを特定するため、制御信号の復調結果に基づいて、自装置宛てのeMBBデータを復調する。
次いで、上記のように構成されたeMBBに係るユーザ端末装置200による受信処理について、図12に示すフロー図を参照しながら説明する。図12において、図6と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
基地局装置100から送信された信号は、アンテナから無線受信部200a、CP除去部210及びFFT部220を経由して、周波数領域の受信信号が得られる(ステップS201〜S204)。そして、標示信号復調部410によって、受信信号のURLLC領域に配置された標示信号が復調され(ステップS205)、URLLC領域にURLLCデータが含まれるか否かが判明する(ステップS401)。
URLLC領域にURLLCデータが含まれる場合は(ステップS401Yes)、受信電力測定部420によって、URLLC領域のサブキャリアごとの受信電力が測定される(ステップS402)。そして、送信電力推定部430によって、サブキャリアごとの受信電力からサブキャリアごとの送信電力が推定される(ステップS403)。すなわち、例えば基地局装置100とユーザ端末装置200の間の伝搬損失が推定され、受信電力に伝搬損失分の電力が加算されることにより、基地局装置100におけるサブキャリアごとの送信電力が推定される。
送信電力の推定結果は、eMBBデータ復調部440へ通知され、eMBBデータ復調部440によって、URLLC領域内のURLLCデータが配置されたサブキャリアが特定される(ステップS404)。具体的には、eMBBデータ復調部440によって、サブキャリアごとに推定された送信電力が所定の閾値と比較され、送信電力が所定の閾値以上のサブキャリアにURLLCデータが配置されていると判定される。一方、URLLC領域内の送信電力が所定の閾値未満のサブキャリアには、eMBBデータが配置されていると判定される。これにより、URLLC領域内のURLLCデータが含まれる場合にも、eMBBデータ領域内のeMBBデータが配置される領域が特定される。
そして、eMBBデータが配置される領域が特定されると、受信信号のeMBB制御チャネル領域に配置された制御信号が制御信号復調部240によって復調され(ステップS206)、自装置宛てのeMBBデータに割り当てられたリソースが特定される。また、eMBBデータ復調部440によって、受信信号から自装置宛てのeMBBデータが取得され、復調される(ステップS207)。
なお、URLLC領域にURLLCデータが含まれない場合は(ステップS401No)、制御信号の復調結果に基づいて、eMBBデータ領域全体から自装置宛てのeMBBデータに割り当てられたリソースが特定され、eMBBデータ復調部440によって自装置宛てのeMBBデータが復調される。
以上のように、本実施の形態によれば、URLLCデータを配置する領域として暫定的に確保されたURLLC領域がeMBBデータ領域内に設けられ、URLLCデータが発生した場合には、URLLC領域のリソースを利用してURLLCデータが送信される。また、URLLC領域には、URLLCデータの有無を示す標示信号が配置される。このため、URLLCデータが発生した場合には、遅延を発生させることなく迅速にURLLCデータを送信可能であるとともに、URLLCデータが発生しない場合には、URLLC領域のリソースを利用してeMBBデータを送信可能である。また、受信側のユーザ端末装置は、URLLC領域にURLLCデータが含まれる場合、URLLC領域のサブキャリアごとの送信電力を推定し、送信電力に基づいてURLLCデータが配置されたサブキャリアを特定する。このため、URLLCデータが配置されるリソースを特定する情報を標示信号に含める必要がなく、標示信号のサイズを小さくすることができる。
なお、上記実施の形態2においては、URLLCに係るユーザ端末装置200について説明を省略したが、URLLCに係るユーザ端末装置200もeMBBに係るユーザ端末装置200と同様に、サブキャリアごとの送信電力からURLLCデータが配置されたサブキャリアを特定する。
また、上記各実施の形態においては、標示信号がURLLC領域内に配置されるものとしたが、標示信号は必ずしもURLLC領域内に配置されなくても良い。すなわち、標示信号とURLLC領域の対応関係が特定可能であれば、標示信号はeMBBデータ及びURLLCデータとは別々に送信されても良い。さらに、標示信号は、例えばPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)のように動的シグナリングによって送信されても良いし、例えばRRC(Radio Resource Control)シグナリングのように準静的シグナリングによって送信されても良い。
110 スケジューラ部
120 eMBBデータ生成部
130 URLLCデータ生成部
140 標示信号生成部
150 制御信号生成部
160 マッピング部
170 IFFT部
180 CP付加部
210 CP除去部
220 FFT部
230、410 標示信号復調部
240 制御信号復調部
250、440 eMBBデータ復調部
260 URLLCデータ復調部
420 受信電力測定部
430 送信電力推定部

Claims (10)

  1. 第1のデータと前記第1のデータのための第1制御情報を生成する第1生成部と、
    前記第1のデータよりも低遅延で伝送される第2のデータと前記第2データのための第2制御情報を生成する第2生成部と、
    前記第1のデータに割り当てられた第1のリソース領域内の前記第2のデータを配置することが可能な第2のリソース領域に前記第2のデータが割り当てられたか否かを示す標示信号を生成する標示信号生成部と、
    前記第2生成部によって第2のデータが生成された場合に、前記第2のリソース領域に対する前記第1のデータの配置を中止するとともに、前記第2のデータを前記第2の領域に配置して前記第2のデータを送信する送信信号を生成するマッピング部と、
    前記標示信号と前記送信信号とを送信する送信部と、を有し、
    前記マッピング部は、前記標示信号を前記第1制御情報と異なる領域にマッピングする
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記第1のリソース領域は、所定数のサブキャリアで構成される周波数帯域幅と、所定の時間幅で構成される第3のリソース領域の一部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置
  3. 前記第3のリソース領域内は、前記第1の制御情報をマッピングする第4のリソース領域を有し、前記第2の制御情報は、前記第4のリソース領域以外のリソース領域にマッピングされる
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記マッピング部は、
    前記標示信号生成部によって生成された標示信号を前記暫定領域に配置して送信信号を生成し、
    前記送信部は、
    前記標示信号を含む送信信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  5. 前記標示信号生成部は、
    前記暫定領域のリソースが前記第2のデータに割り当てられるか否かを示す1ビットの標示信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  6. 前記標示信号生成部は、
    前記第2のデータ生成された場合に、前記第2のデータが配置されるリソースを特定する標示信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  7. 前記第2制御情報には、前記第2のデータの符号化率及び変調方式の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  8. 前記標示信号は、前記第2のリソース領域と対応関係を有していることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  9. 第1のデータを含む受信信号と、前記第1のデータのための制御情報と、前記第1のデータよりも低遅延で伝送される第2のデータが前記受信信号に含まれるか否かを示す標示信号とを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された標示信号によって前記第2のデータが含まれることを示す場合、前記受信信号中の前記第1のデータが配置される第1のリソースの領域内の前記第2のデータが配置された第2のリソース領域を前記第1のリソース領域から除外し、前記第1のデータを復調する復調部とを、有し、
    前記標示信号は、前記制御情報と異なる領域にマッピングされている
    ことを特徴とする端末装置。
  10. 基地局装置と端末装置とを有する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    第1のデータと前記第1のデータのための第1制御情報を生成する第1生成部と、
    前記第1のデータよりも低遅延で伝送される第2のデータと前記第2データのための第2制御情報を生成する第2生成部と、
    前記第1のデータに割り当てられた第1のリソースの領域内の前記第2のデータを配置することが可能な第2のリソース領域に前記第2のデータに割り当てられたか否かを示す標示信号を生成する標示信号生成部と、
    前記第2のデータが生成された場合に、前記第2のリソース領域に対する前記第1のデータの配置を中止するとともに、前記第2のデータを前記前記第2のリソース領域に配置して前記第2のデータを送信する送信信号を生成するマッピング部と、
    前記標示信号と前記マ送信信号とを送信する送信部とを有し、
    前記端末装置は、
    前記送信部から送信された標示信号と送信信号とを受信する受信部と、
    前記標示信号に応じて、前記第1のデータ又は前記第2のデータを復調する復調部とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
JP2020046844A 2020-03-17 2020-03-17 基地局装置、端末装置及び無線通信システム Ceased JP2020102876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020046844A JP2020102876A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 基地局装置、端末装置及び無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020046844A JP2020102876A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 基地局装置、端末装置及び無線通信システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018541819A Division JP6782299B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 基地局装置、端末装置及び送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020102876A true JP2020102876A (ja) 2020-07-02
JP2020102876A5 JP2020102876A5 (ja) 2020-08-20

Family

ID=71140051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020046844A Ceased JP2020102876A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 基地局装置、端末装置及び無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020102876A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160234857A1 (en) * 2015-02-06 2016-08-11 Qualcomm Incorporated Parallel low latency awareness
JP2019526189A (ja) * 2016-06-17 2019-09-12 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 下りリンク信号受信方法及び使用者器機と、下りリンク信号送信方法及び基地局

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160234857A1 (en) * 2015-02-06 2016-08-11 Qualcomm Incorporated Parallel low latency awareness
JP2019526189A (ja) * 2016-06-17 2019-09-12 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 下りリンク信号受信方法及び使用者器機と、下りリンク信号送信方法及び基地局

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
INTEL CORPORATION: "Discussion on multiplexing of eMBB and URLLC[online]", 3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-167708, JPN6021010171, 26 August 2016 (2016-08-26), ISSN: 0004470936 *
SAMSUNG: "Discussion on URLLC support in NR[online]", 3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166759, JPN6021010167, 26 August 2016 (2016-08-26), ISSN: 0004470934 *
SHARP, MTI: "Channel coding schemes for eMBB and URLLC Coexistence[online]", 3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-167913, JPN6021010169, 26 August 2016 (2016-08-26), ISSN: 0004470935 *
ZTE, ZTE MICROELECTRONICS: "Multiplexing of eMBB and URLLC[online]", 3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166408, JPN6021010174, 26 August 2016 (2016-08-26), ISSN: 0004470937 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11477768B2 (en) Terminal, base station, transmission method, and reception method
CN107197521B (zh) 物理共享信道参数的确定机制以及基站和用户设备
JP5041890B2 (ja) 基地局装置及びユーザ装置並びにリファレンスシグナル系列の割り当て方法
CA3038763C (en) Information transmission method and apparatus
US10750524B2 (en) Base station device, terminal device, and transmission method
JP2017520129A (ja) 端末、通信方法及び集積回路
AU2017385290B2 (en) Terminal apparatus, base station apparatus, and communication method
JP6869405B2 (ja) 基地局、通信方法及び集積回路
EP3621377A1 (en) Base station device, terminal device, wireless communication system, and wireless communication method
JP2022084784A (ja) 端末及び通信方法
CN111801966B (zh) 无线通信***中数据收发的方法和装置
WO2018127955A1 (ja) 基地局装置、端末装置及び送信方法
US8693443B2 (en) Method for allocating wireless resource, base station, and mobile station
JP2020102876A (ja) 基地局装置、端末装置及び無線通信システム
EP3210327A1 (en) Increasing robustness of handover signalling by increasing the aggregation level of control channel elements
JP6799787B2 (ja) 端末、通信方法及び集積回路
JP7016047B2 (ja) 基地局、通信方法及び集積回路
WO2018142549A1 (ja) 基地局装置、端末装置及び送信方法
CN109479216B (zh) 传输上行数据的方法、网络侧设备和终端设备
JP2018191357A (ja) 基地局、通信方法及び集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200709

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20210727