JP2020101730A - Imaging device and control method for the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撮像装置およびその制御方法に関する。 The present invention relates to an image pickup device and a control method thereof.
撮像を開始する指示を行う操作(レリーズ操作)のためのレリーズスイッチと、手動で画角を調整するズーム操作を行うためのズームレバーとを一体とした撮像装置が提案されている。また、レリーズスイッチ付近にズームレバーを配置した撮像装置が提案されている。これらの撮像装置は、レリーズ操作時またはズーム操作時の操作性と、カメラのデザイン性やコンパクト化を目的とする構成を有している。しかし、これらの撮像装置では、レリーズ操作とズーム操作を別々に行いながら撮像する際には操作性が良いが、連続撮像を行いながらズーム操作を行うことは困難である。ズームを駆動して撮像画角を調節しながら連続撮像を行うことを、以下ではズーム連写と記述する。 There has been proposed an image pickup apparatus in which a release switch for giving an instruction to start image pickup (release operation) and a zoom lever for manually performing a zoom operation for adjusting an angle of view are integrated. Further, an image pickup apparatus has been proposed in which a zoom lever is arranged near the release switch. These image pickup apparatuses have a configuration for the purpose of operability at the time of a release operation or a zoom operation, and the design and compactness of the camera. However, these image pickup apparatuses have good operability when performing image pickup while separately performing the release operation and the zoom operation, but it is difficult to perform the zoom operation while performing continuous image pickup. The continuous shooting while driving the zoom to adjust the shooting angle of view is referred to as zoom continuous shooting below.
特許文献1は、カメラがズーム連写モードに設定されている場合、ズーム操作に応じて所定間隔で連続撮像を開始し、所定時間または所定枚数を撮像すると連続撮像を終了することで、連続撮像中のズーム操作を可能とする撮像装置を開示している。また、特許文献2は、ズーム連写モード時に、レリーズ操作に応じて焦点距離を変化させて連続撮影するズーム連写を行う制御装置を開示している。
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-242242 discloses continuous imaging by starting continuous imaging at predetermined intervals in response to a zoom operation when the camera is set to zoom continuous shooting mode, and ending continuous imaging when a predetermined time or a predetermined number of images have been captured. An image pickup apparatus capable of performing a zoom operation is disclosed. Further,
特許文献1が開示する撮像装置では、ズーム連写中にユーザが意図したタイミングで撮像することが困難である。また、この撮像装置によれば、ズーム連写モードでは、画角調整のみを意図したズーム操作でズーム連写が開始されてしまう。また、特許文献2が開示する制御装置では、ズーム連写中にユーザが意図したタイミングで撮像することができない。また、この制御装置では、ズーム連写中に、ユーザが任意にズーム操作することができない。本発明は、ズーム連写中にユーザが意図したタイミングで撮像することができ、また、ズーム連写中にユーザが任意にズーム操作することができる撮像装置の提供を目的とする。
With the image pickup apparatus disclosed in Patent Document 1, it is difficult to take an image at the timing intended by the user during continuous zooming. Further, according to this image pickup apparatus, in the continuous zoom mode, continuous zooming is started by a zoom operation intended only for adjusting the angle of view. Further, the control device disclosed in
本発明の一実施形態の撮像装置は、撮像画角を自動調節する自動調節手段と、手動による撮像画角の調節に用いられる第1の操作手段と、撮像の開始の指示に用いられる第2の操作手段と、被写体の撮像に関する制御を実行する制御手段と、を備える。前記制御手段は、前記第2の操作手段の操作に応じて連続撮像を行いながら前記自動調節手段により撮像画角を自動調節する第1の制御と、1度の前記第2の操作手段の操作で連続撮像を開始して継続し、当該連続撮像中の前記第1の操作手段の操作に応じて撮像画角を調節する第2の制御とを切り替える。 An image pickup apparatus according to an embodiment of the present invention includes an automatic adjustment unit that automatically adjusts an image pickup angle of view, a first operation unit that is used to manually adjust the image pickup angle of view, and a second operation unit that is used to give an instruction to start image pickup. And operating means and control means for executing control relating to imaging of a subject. The control means performs a first control for automatically adjusting an imaging angle of view by the automatic adjustment means while performing continuous image pickup in response to an operation of the second operation means, and an operation of the second operation means once. The continuous image capturing is started and continued at, and the second control for adjusting the image capturing angle of view is switched according to the operation of the first operating unit during the continuous image capturing.
本発明の撮像装置によれば、ズーム連写中にユーザが意図したタイミングで撮像することができ、また、ズーム連写中にユーザが任意にズーム操作することができる。 According to the imaging device of the present invention, it is possible to take an image at the timing intended by the user during zoom continuous shooting, and the user can arbitrarily perform a zoom operation during zoom continuous shooting.
図1は、本実施形態の撮像装置の構成例を示す図である。
図1では、撮像装置の一例として、ズーム連写機能を有するデジタルカメラ100の構成について説明する。ズーム連写機能は、ズームを駆動して撮像画角を調節しながら連続撮像を行う機能である。以下の説明では、撮像画角を単に「画角」とも記述する。
FIG. 1 is a diagram showing a configuration example of the image pickup apparatus of the present embodiment.
In FIG. 1, a configuration of a
デジタルカメラ100は、レンズ鏡筒101乃至振れ検出部126を有する。レンズ鏡筒101は、ズームレンズ102、フォーカスレンズ103、防振レンズ104、絞りおよびシャッタ105を有する。ズームレンズ102は、レンズ鏡筒101の光軸に沿って移動することで焦点距離を調節し、光学的に撮像画角を調節(ズーム位置を移動)する。フォーカスレンズ103は、レンズ鏡筒101の光軸に沿って移動することで、焦点調節を行う。防振レンズ104は、デジタルカメラ100に加わる振れ(例えば、手振れ)等に起因する撮像画像のブレ(像ブレ)を補正する。絞り及びシャッタ105は、露出制御に用いられ、光量調節を行う。なお、図1では、デジタルカメラ100は、レンズ鏡筒101とカメラ本体部とが一体になっているが、本発明の適用範囲は、図1に示すデジタルカメラ100の構成に限定されない。レンズ鏡筒101を有するレンズ装置を着脱可能な撮像装置も本発明の適用範囲である。
The
撮像素子106は、レンズ鏡筒101を通過した光を受光し、光電変換によって被写体像を電気信号に変換して、撮像画像に係る信号(撮像信号)を生成する。撮像素子106は、CCD(電荷結合素子)型またはCMOS(相補型金属酸化膜半導体)型のイメージセンサ等である。撮像素子106が出力する撮像信号は、画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等の各種処理が行われる。各種処理後に得られる画像データは、画像メモリ108に記憶される。画像メモリ108は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の記憶手段である。
The
表示部109は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)等を有し、撮像画像、特定の情報(例えば、撮像に関する情報等)を表示する。撮像画像に係るライブビュー等の情報表示により、撮影者(ユーザ)が画角合わせを行うための電子ビューファインダ(EVF)機能を提供できる。絞りシャッタ駆動部110は、画像処理回路107による画像処理によって得られた輝度情報に基づいて、露出制御値(絞り値及びシャッタ速度)を演算する。絞りシャッタ駆動部110は、露出制御値の演算結果に基づいて、絞り及びシャッタ105を駆動する。これにより、自動露出(AE)制御が行われる。
The
防振レンズ駆動部111は、ジャイロセンサ等の角速度センサによる振れ検出情報に基づいて、デジタルカメラ100に加わる振れ量を演算する。防振レンズ駆動部111が、振れ量の演算結果に基づいて、デジタルカメラ100に加わる振れ量を打ち消す(または低減する)ように防振レンズ104を駆動する。これにより、デジタルカメラ100に加わる振れにより生じる像ブレが補正される。
The anti-vibration
フォーカスレンズ駆動部112は、フォーカスレンズ103を駆動する。本実施形態において、デジタルカメラ100は、コントラスト方式で自動焦点調節(AF)制御を行う。具体的には、フォーカスレンズ駆動部112は、画像処理回路107での画像処理により得られた撮影光学系の焦点調節情報(コントラスト評価値)に基づいて、被写体に焦点が合うようにフォーカスレンズ103を駆動する。AF制御の方式は、コントラスト方式に限定されるものではなく、位相差AF方式を適用してもよいし、コントラスト方式と他の方式との組み合わせのように、複数の方式でAF制御を行うようにしてもよい。
The focus
ズームレンズ駆動部113は、ズーム操作指示に従ってズームレンズ102を駆動する。操作部117は、ズームボタン、ズームレバー等のズーム操作部材(第1の操作手段)である。ズーム操作部材は、手動により撮像画角を調節する操作(ズーム操作)のために用いられる。ズーム操作部材の操作によってズームレンズ駆動部113に対してズーム操作指示がなされる。システム制御部114は、ズーム操作部材の操作量及び操作方向を検知して、ズーム駆動速度やズーム駆動方向を演算し、演算結果に従ってズームレンズ102を光軸に沿って移動させる制御を行う。
The zoom
撮像動作によって生成された画像データは、インターフェース(I/F)部115を介して、記録部116に記録される。画像データは、外部記録媒体、またはメモリ118、あるいはそれらの両方に記録される。外部記録媒体は、デジタルカメラ100に装着して使用されるメモリカード等である。メモリ118は、デジタルカメラ100に内蔵されている記憶媒体である。メモリ118には、プログラムデータや画像データの他に、デジタルカメラ100の設定情報等を記憶する不揮発性メモリと、オートズーム機能の実施に使用するズーム倍率、被写体サイズ、オートズーム可否等の情報を記憶する揮発性メモリとが含まれる。
The image data generated by the imaging operation is recorded in the
操作部117は、上記のズーム操作部材に加えて、レリーズスイッチ、ズーム連写機能の開始や終了を指示するズーム連写操作スイッチ等を含む。レリーズスイッチは、撮像の開始の指示をする操作(レリーズ操作)に用いられるレリーズ操作部材(第2の操作手段)として機能する。操作部117からの信号は、システム制御部114に送られる。
The
システム制御部114は、CPU(中央演算処理装置)等の演算装置を備える。システム制御部114は、ユーザの操作に応じて各部に制御命令を送ることにより、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部114は、メモリ118に記憶されている各種の制御プログラムを実行することで、被写体の撮像に関する制御を実行する。制御プログラムは、例えば、撮像素子106の制御やAE/AF制御、ズーム制御(オートズーム処理を含む)等を行うためのプログラムである。
The
光学ズームによる画角変更時に合焦状態を維持するには、レンズ鏡筒101がリアフォーカスタイプである場合、ズームレンズ102の位置に応じてフォーカスレンズ103を適正なフォーカス位置へ移動させる必要がある。この制御をコンピュータズーム(CZ)制御という。システム制御部114が備えるCZ制御部119が、CZ制御を行う。
In order to maintain the in-focus state when changing the angle of view by optical zoom, when the
次に、システム制御部114によるオートズーム機能に関連する制御について説明する。オートズーム機能は、撮像画角を自動調節する機能である。システム制御部114は、CZ制御部119、電子ズーム制御部120、オートズーム制御部(以下、AZ制御部という)122、被写体検出部123、AF制御部124を備える。
Next, control related to the auto zoom function by the
デジタルカメラ100は、オートズーム機能として、光学ズーム機能と電子ズーム機能を有している。CZ制御部119及びズームレンズ駆動部113が、光学ズームの制御を担当する。CZ制御部119は、ズーム動作時に、所定の制御周期ごとにズームレンズ102のズーム位置を検出する。そして、CZ制御部119は、検出したズーム位置に対して、AF制御部124によって計測された被写体距離に追従するように、フォーカスレンズ103を駆動させる制御を行う。これにより、合焦状態を維持したまま光学ズーム動作を行うことが可能となる。
The
電子ズーム制御部120及び画像メモリ108は、電子ズームの制御を担当する。電子ズーム制御部120は、画像メモリ108に転送された画像データから対象領域内のデータを切り出すことにより、電子ズーム機能を実現する。また、電子ズーム制御部120は、撮像素子106に取り込む画像のフレームレート周期で切り出す範囲を徐々に大きくしながら表示部109に表示させることにより、滑らかな電子ズーム表示を実現する。
The electronic
また、被写体検出部123は、画像メモリ108内の画像データから被写体領域を検出する。これにより、撮像された画像から被写体が検出される。本実施形態では、被写体検出部123は、画像データに含まれる顔情報または色情報に基づいて、被写体(人物等の顔、または物体)を検出する被写体検出方法(顔検出処理、色検出処理)を適用する。被写体検出部123は、被写体の検出状態を示す情報をAZ制御部122に出力する。
Further, the
図2は、被写体検出部の構成例を示す図である。
被写体検出部123は、特徴領域検出部200、追尾部201、信頼度算出部202を備える。特徴領域検出部200は、検出された被写体が人物である場合には顔の特徴量を、被写体が物体(人物以外の「モノ」)である場合には物体の特徴色を画像から検出して被写体領域(画像上での被写体の位置や大きさ)を推定する。追尾部201は、複数の連続したフレーム画像間で移動する被写体に対して同一の被写体領域を追尾する処理を行う。信頼度算出部202は、検出された被写体の、被写体としての確からしさを示す信頼度として尤度を算出する。
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration example of the subject detection unit.
The
まず、特徴領域検出部200による顔検出処理と色検出処理について説明する。
顔検出処理は、画像データ中に存在する顔領域を公知のアルゴリズムにより検出する処理である。特徴領域検出部200は、例えば、画像データ上での正方形状の部分領域から特徴量を抽出し、抽出した特徴量を予め用意された顔の特徴量と比較する。特徴領域検出部200は、抽出した特徴量と予め用意された顔の特徴量との相関値が、所定の閾値を超える場合、部分領域を顔領域であると判定する。特徴領域検出部200が、この判定処理を、部分領域のサイズ、配置位置、配置角度の組み合わせを変更しながら繰り返すことで、画像データ中に存在する種々の顔領域を検出できる。
First, the face detection processing and the color detection processing by the characteristic
The face detection process is a process of detecting a face area existing in image data by a known algorithm. The characteristic
被写体検出部123が顔認証機能を有する場合には、特徴領域検出部200は、予め登録されている顔画像(登録顔画像)の特徴量と、検出した顔領域の特徴量とで公知のアルゴリズムによりパターンマッチングを実行する。そして、特徴領域検出部200は、パターンマッチングの結果、相関値が最も高い登録顔画像を、検出された顔として認証する。また、全ての登録顔画像に対する相関値が所定値未満である場合には、特徴領域検出部200は、検出した顔領域は登録されていない顔であると判定する。
When the
特徴領域検出部200は、色検出処理を行う際には、例えばタッチパネル等で指定された被写体領域の色情報を特徴色として記憶する処理を実行する。色検出処理は、検出対象の被写体が物体である場合に行われる。色情報としては、画像処理回路107からの出力信号であるRGB信号や輝度信号(Y信号)及び色差(R−Y、B−Y)信号等が用いられる。被写体検出時に、特徴領域検出部200は、画像データを複数の部分領域に分割し、部分領域ごとの輝度及び色差の平均値を算出する。また、特徴領域検出部200は、予め記憶された特徴色情報と被写体検出時の各領域の色情報を比較し、輝度及び色差の差分が所定量以下の部分領域を被写体領域の候補とする。被写体領域の候補で隣り合う部分領域の一群を同一色領域として、同一色領域が所定のサイズ範囲となる領域を最終的な被写体領域とする処理が行われる。
When performing the color detection process, the characteristic
被写体が物体である場合、物体によって被写体領域の形状が異なる可能性がある。したがって、特徴領域検出部200は、同一色領域が全て包含される最小の四角形の領域を物体領域とする。物体領域は、水平方向と垂直方向の大きさが異なる長方形の領域となる場合もある。また、特徴領域検出部200は、物体領域の位置を、四角形状の領域の中心位置とする。
When the subject is an object, the shape of the subject region may differ depending on the object. Therefore, the characteristic
次に、追尾部201による被写体追尾処理について説明する。被写体追尾処理とは、連続するフレーム画像の間で移動する被写体領域を追い続ける処理である。オートズーム機能が開始されると、例えばタッチパネル等を用いた被写体指定方法に従って、主被写体とする人物もしくは物体の領域(被写体領域)が指定される。以下では、「被写体領域の指定」を、「被写体の指定」とも記述する。指定された被写体が人物、すなわち顔である場合、特徴領域検出部200によって、フレーム画像中の全ての顔が検出される。同一の画像で複数の顔が検出された場合には、追尾部201が、直前のフレーム画像での顔の位置に最も近い顔を追尾する人物と判定する。また、検出された顔が顔認証機能によって登録されている顔である場合には、追尾部201は、フレーム画像間の位置関係によらず、認証された顔を優先して追尾する人物と判定する。
Next, the subject tracking process performed by the
指定された被写体が物体である場合、追尾部201は、特徴領域検出部200による特徴色情報の比較処理の開始位置を、直前のフレーム画像の物体領域の位置とする。移動する物体の速度よりもフレームレートが十分に高い場合には、前後のフレーム画像間で近傍の領域に同一の物体が検出される可能性が高い。したがって、この場合には、追尾部201によって、直前の物体領域の位置を起点として左右上下に比較する部分領域をずらしながら同一色領域のマッチング処理が行われる。これにより、移動する物体領域を追尾することが可能となる。
When the designated subject is an object, the
次に、信頼度算出部202による被写体の信頼度(尤度)の算出処理について説明する。検出された被写体が顔領域である場合、顔の構成要素(口や目、鼻など)を有する領域と相関値が高いので、実際の顔の大きさに対して検出した顔領域の大きさとの誤差は少ない。しかし、被写体が物体であって、色検出処理が行われる場合は、背景や主被写体以外の被写体で同系色の領域があるときや、光源の変化があるときには、物体領域の位置や大きさの誤差が、顔領域と比較すると大きくなる可能性がある。したがって、被写体が物体である場合には、信頼度算出部202は、被写体としての確からしさを示す信頼度である尤度を算出する。デジタルカメラ100が、尤度に基づいて、オートズームの可否を判断する行うことで、オートズームが誤作動することが防止される。被写体の確からしさを妨げる要因としては、被写体の変化、類似被写体の存在、追尾誤差の蓄積等があげられる。信頼度算出部202は、マッチング処理や被写体領域の推定処理を通じて得られる、上記の要因に対応する各種評価値に基づいて、尤度を算出する。
Next, a process of calculating the reliability (likelihood) of the subject by the
被写体が指定されたときに記憶される被写体の特徴色の輝度及び色差と、フレーム画像ごとに検出される部分領域の輝度及び色差との差分が大きいほど、被写体の変化が大きいことを意味する。したがって、信頼度算出部202は、被写体の特徴色と物体領域を構成する部分領域との間の、輝度及び色差の差分の絶対和を部分領域数で正規化した値を算出し、算出された値が大きくなるほど尤度が小さくなるようにする。
The larger the difference between the brightness and color difference of the characteristic color of the object stored when the object is designated and the brightness and color difference of the partial area detected for each frame image, the greater the change of the object. Therefore, the
また、追尾部201によって判定された、追尾する被写体領域とは異なる領域に被写体の特徴色と同一色領域が検出された場合、類似の被写体領域が存在する可能性が高い。また、類似の被写体領域の位置と追尾している被写体領域の位置が近い場合には、追尾対象が、元の追尾対象の被写体から他の被写体に乗り移った可能性がある。また、部分領域ごとの輝度及び色差のヒストグラムが、特定の範囲に偏った分布となっている場合には、被写体と背景とが同一系統色であるか、識別が難しい被写体が指定された可能性が高い。したがって、信頼度算出部202は、被写体領域間の距離が所定値よりも小さい場合や、ヒストグラムの特定のビンが所定値より大きい場合には、尤度が小さくなるようにする。
Further, when a region having the same color as the characteristic color of the subject is detected in a region different from the subject region to be tracked, which is determined by the
さらに、検出された被写体の、被写体としての確からしさが一旦低くなると、その後の被写体追尾の信頼度も低くなる。したがって、信頼度算出部202が、尤度の算出処理において、尤度の履歴を用いてもよい。例えば、信頼度算出部202は、所定期間の尤度の平均値を現在のフレーム画像の尤度とする。
Furthermore, once the detected subject's certainty as a subject becomes low, the reliability of subject tracking thereafter becomes low. Therefore, the
次に、AZ制御部122によるオートズーム機能について説明する。オートズーム機能を搭載していないカメラでは、ユーザが望遠状態でフレーミングしてシャッタチャンスを待っている間や連続撮影中に被写体が動いてフレームアウトした場合等において、以下の操作が必要であった。まず、ユーザは、ズーム操作部材の操作によりズームアウト動作を行ってから被写体を探索する。被写体の探索後、ユーザは、再び所望の画角になるまでズーム操作を行って画角調整する。また、被写体が動いたために被写体像の大きさが変わった場合等においても、ユーザは、ズーム操作部材を操作して被写体像の大きさを調整する必要があった。
Next, the auto zoom function of the
一方、オートズーム機能を搭載しているカメラでは、ユーザは、オートズーム機能を設定した後、タッチパネル等で被写体を指定する操作を行い、撮影したい被写体を指定しておけばよい。オートズーム機能が設定されると、指定された被写体を画像の中央付近で所定のサイズに収めるように、自動でズーム動作が行われる。なお、被写体の指定方法としてはタッチパネル操作以外に、ユーザが特定のボタンを操作したときに画面中央付近にいる被写体を指定する方法や、カメラが検出した被写体の中から自動的に主被写体を選択する方法等がある。 On the other hand, in a camera equipped with an auto-zoom function, the user may set the auto-zoom function and then perform an operation of specifying a subject using a touch panel or the like to specify the subject to be photographed. When the auto-zoom function is set, the zoom operation is automatically performed so that the designated subject can fit in a predetermined size near the center of the image. In addition to touch panel operation, the method for specifying the subject is to specify the subject near the center of the screen when the user operates a specific button, or automatically select the main subject from the subjects detected by the camera. There are ways to do it.
被写体検出部123は、画像メモリ108から指定された被写体領域の画像データ上での位置と大きさを算出する。被写体検出部123が、指定された被写体領域の位置と大きさを算出する処理を、ライブビューとして画像表示がされるごとに、サンプリングの画像データに対して連続的に行うことにより、被写体の動きが追尾可能となる。追尾している被写体の画像が、後述するズームアウト領域で検出された場合や、検出した被写体の画像が所定の大きさよりも大きくなった場合、AZ制御部122は、ズームアウト動作を開始する。すなわち、AZ制御部122は、CZ制御部119または電子ズーム制御部120に対して、広角方向へのズームアウト指示を行う。被写体をズームイン領域内で検出し、かつ、被写体像が所定の大きさの範囲内に収まった場合には、望遠側へズームイン動作が行われる。これにより、ユーザは、ズーム操作を気にせず、所望の被写体の画像を画面内に収めるようにカメラを動かすだけでよい。仮に、被写体がフレームアウトしそうになった場合でも、自動的にズーム倍率が変更されるので、簡単に画角合わせを行うことができる。
The
次に、図3および図4を参照して、ズームアウト動作とズームイン動作の開始条件について説明する。図3は、被写体が画面外へフレームアウトすることを防止する処理(フレームアウト防止処理)の例を説明する図である。
枠300a及び枠300bは、追尾対象の被写体に対応する枠(被写体追尾枠)である。被写体追尾枠は、ユーザが指定した被写体が分かるように、表示部109のEVF画面(電子ビューファインダ画面)において、被写体像を囲むように表示される。被写体検出部123の追尾部201が、顔情報及び色情報に基づいて、被写体追尾枠の画面上での位置及び大きさを算出し、フレームレート周期で更新する。
Next, with reference to FIG. 3 and FIG. 4, start conditions for the zoom-out operation and the zoom-in operation will be described. FIG. 3 is a diagram illustrating an example of processing (frame-out prevention processing) for preventing a subject from being framed out of the screen.
The
図3を参照して、被写体(飛行機)が画面外にフレームアウトすることを防止する処理について説明する。図3(A)中のズームアウト領域ZO(以下、ZO領域という)は、EVFで表示される画角全体(画面全体)に対して所定の比率よりも外側の領域を示している。例えば、画面の中心点を0%、画面全体を100%とし、画面全体に対して80%となる位置をZO領域の境界として設定する場合を想定する。この場合、画面全体における80〜100%の領域が、ZO領域となる。ZO領域に被写体追尾枠300aの一部が進入すると、AZ制御部122は、ズームアウト動作を開始させる制御を行う。また、AZ制御部122は、ズーム移動前のズーム倍率(ズームイン画角に相当)をメモリ118に記憶する。ズームアウト動作中の目標ズーム倍率やズーム速度は、被写体像のサイズや移動速度に応じて予め設定される。また、AZ制御部122が、目標ズーム倍率やズーム速度を被写体像のサイズや移動速度に応じて算出してもよい。ズームアウト動作は、目標ズーム倍率やズーム速度に従って実行される。これにより、被写体のフレームアウトが防止される。
Processing for preventing a subject (airplane) from being framed out of the screen will be described with reference to FIG. A zoom-out area ZO (hereinafter, referred to as a ZO area) in FIG. 3A indicates an area outside a predetermined ratio with respect to the entire view angle (entire screen) displayed by the EVF. For example, it is assumed that the center point of the screen is 0%, the entire screen is 100%, and a position that is 80% of the entire screen is set as the boundary of the ZO area. In this case, 80% to 100% of the entire screen becomes the ZO area. When a part of the
図3(B)は、図3(A)の画角から、所定のズーム変化量分に相当するズームアウト動作が行われたときの画角を示す。図3(B)中のズームイン領域ZI(以下、ZI領域という)は、被写体が探索されている状態において、ズームイン画角(ズームアウト前の画角)301に対して所定の比率よりも内側の領域を示す。例えば、画面の中心点を0%とし、ズームイン画角301を100%とし、ズームイン画角301に対して70%となる位置をZI領域の境界として設定する場合を想定する。この場合、ズームイン画角301の全体における0〜70%の領域がZI領域となる。このとき、例えばズームアウト倍率が1/2倍である場合、ズームイン画角301は、画面全体に対して50%の大きさとなる。したがって、ZI領域の境界は、画面全体に対して70%×(1/2)=35%であり、ZI領域は、画面全体に対して0〜35%の領域であるとも言える。ユーザが、ZI領域の内部に被写体追尾枠300bが収まるようにカメラの向きを変更すると、AZ制御部122は、ズームイン動作を開始させる制御を行う。
FIG. 3B shows an angle of view when a zoom-out operation corresponding to a predetermined zoom change amount is performed from the angle of view of FIG. 3A. A zoom-in area ZI (hereinafter, referred to as ZI area) in FIG. 3B is inside a predetermined ratio with respect to the zoom-in angle of view (angle of view before zoom-out) 301 in a state where a subject is searched. Indicates the area. For example, it is assumed that the center point of the screen is 0%, the zoom-in angle of
次に、被写体像が画面に占める割合を所定の範囲内に保つためのズーム動作について説明する。本実施形態では、検出された被写体像のサイズが基準サイズの所定倍より大きく変化した場合に、自動でズーム動作を行うことで、被写体像のサイズを基準サイズから所定の範囲内に保つための処理(サイズ保持処理)が行われる。 Next, a zoom operation for keeping the ratio of the subject image on the screen within a predetermined range will be described. In the present embodiment, when the size of the detected subject image changes more than a predetermined multiple of the reference size, the zoom operation is automatically performed to keep the size of the subject image within the predetermined range from the reference size. Processing (size holding processing) is performed.
図4は、サイズ保持処理の例を説明する図である。
図4(A)乃至(C)は、被写体(人物)がデジタルカメラ100に近づいてきた場合に、デジタルカメラ100が自動的に行うズーム動作を示す。これは、被写体像が画面に占める割合を所定の比率内に収めるためのズームアウト動作である。なお、図4では、被写体追尾枠400a乃至400fを、被写体である人物の特徴領域として顔領域を囲むように表示している。したがって、図4の説明では、被写体追尾枠の大きさを、被写体サイズとして説明する。
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of the size holding process.
4A to 4C show a zoom operation automatically performed by the
図4(A)は、被写体が指定されたときの画角を示す。被写体が指定された時の被写体追尾枠400aの大きさは、基準の被写体サイズ(基準被写体サイズ)としてメモリ118に記憶される。図4(B)は、図4(A)の状態から、ズーム倍率を変更しない状態で、被写体がカメラに向かって近づいてきたときの画角を示す。例えば、基準被写体サイズである被写体追尾枠400aの大きさに対して150%となる大きさをズームアウト動作の開始サイズとする。被写体追尾枠(顔追尾枠)の関係が、「被写体追尾枠400b>被写体追尾枠400a×150%」となったとき、つまり、基準被写体サイズに対して所定量を超えて被写体追尾枠が変化したときに、AZ制御部122はズームアウト動作の開始を決定する。
FIG. 4A shows an angle of view when a subject is designated. The size of the
図4(C)は、図4(B)の画角から所定のズーム倍率分だけズームアウトした画角と、被写体追尾枠400cを示す。図4(C)に示す例では、ズームアウト動作を開始するときの、被写体追尾枠のサイズの基準被写体サイズに対する変化率(150%)を考慮して、所定のズーム倍率を1/1.5倍としている。この後、さらに被写体がカメラに近づいてくる場合、広角側へズームアウトを行うことにより、被写体像を所定の比率内に収め続けることができる。したがって、ユーザは、連続撮像中にレリーズスイッチの操作だけに集中することが可能である。
FIG. 4C shows an angle of view zoomed out by a predetermined zoom magnification from the angle of view of FIG. 4B, and the
図4(D)乃至(F)は、被写体である人物がカメラから遠ざかる場合に、デジタルカメラ100が自動的に行うズーム動作を示す。このズーム動作は、被写体像が画面に占める割合を所定の範囲内に収めるためのズームイン動作である。図4(D)は、被写体が指定されたときの画角を示す。被写体が指定されたときの被写体追尾枠400dの大きさは、基準被写体サイズとしてメモリ118に記憶される。
4D to 4F show a zoom operation automatically performed by the
図4(E)は、図4(D)の状態から、ズーム倍率を変更しない状態で、被写体がカメラから遠ざかったときの画角を示す。例えば、基準被写体サイズである被写体追尾枠400dの大きさに対して50%となる大きさをズームイン動作の開始サイズとする。被写体追尾枠の関係が、「被写体追尾枠400e<被写体追尾枠400d×50%」という判定条件を満たしたときに、基準被写体サイズに対して所定量を超えて追尾枠が変化したと判定される。この判定条件を満たし、かつ、被写体追尾枠400eがZI領域内に包含されると、AZ制御部122は、ズームイン動作の開始を決定する。そして、図4(E)の画角に対して、所定のズーム倍率分だけズームインした画角よりも内側にZI領域が設定される。
FIG. 4E shows the angle of view when the subject moves away from the camera in the state of FIG. 4D without changing the zoom magnification. For example, the start size of the zoom-in operation is 50% of the size of the
図4(F)は、図4(E)の画角から所定のズーム倍率分だけズームインした画角と、被写体追尾枠400fを示す。図4(F)に示す例では、ズームイン動作を開始するときの被写体追尾枠サイズの基準被写体サイズに対する変化率(50%)を考慮して、所定のズーム倍率を1/0.5倍としている。
FIG. 4F shows an angle of view zoomed in by a predetermined zoom magnification from the angle of view of FIG. 4E, and the
図5は、デジタルカメラが実行するズーム連写処理の一例を説明するフローチャートである。
デジタルカメラ100は、オートズームの可否すなわち撮像画角の自動調節の可否に応じて、レリーズ操作優先連続撮像に係る撮像制御(第1の制御)と、ズーム操作優先連続撮像に係る撮像制御(第2の制御)とを切り替える。レリーズ操作優先連続撮像は、レリーズ操作に応じて連続撮像を行いながらオートズーム機能により撮像画角を自動調節する撮像である。また、ズーム操作優先連続撮像は、1度(1回)のレリーズスイッチの操作で連続撮像を開始して継続し、当該連続撮像中のズーム操作部材の操作に応じて撮像画角を調節する撮像である。オートズームが可能である場合、デジタルカメラ100は、レリーズ操作優先連続撮像に係る撮像制御を実行する。オートズームが可能でない場合(不能である場合)、デジタルカメラ100は、ズーム操作優先連続撮像に係る撮像制御を実行する。
FIG. 5 is a flowchart illustrating an example of the zoom continuous shooting process executed by the digital camera.
The
図5を参照して説明するズーム連写処理は、操作部117のズーム連写操作スイッチの操作により開始され、特に明示的な記載がない限り、システム制御部114が備えるAZ制御部122の指令に基づいて行われる。図5(A)のS500において、AZ制御部122が、オートズームの可否を判断する。
The zoom continuous shooting process described with reference to FIG. 5 is started by the operation of the zoom continuous shooting operation switch of the
図6は、図5のS500におけるオートズームの可否の判断処理を説明するフローチャートである。まず、S600において、AZ制御部122が、被写体検出部123から出力された被写体の検出状態を示す情報に基づいて、被写体が検出されたかを判断する。被写体が検出されなかった場合は、処理がS605に進む。被写体が検出された場合は、処理がS601に進む。S605において、AZ制御部122が、オートズーム可否情報をメモリ118に記憶する。オートズーム可否情報は、オートズームの可否を示す情報である。S605では、オートズームが不能であることを示すオートズーム可否情報が記憶される。続いて、S606において、システム制御部114が、表示部109に指示して、ズーム操作優先連続撮像を行うことを通知する表示を行う。そして、処理が図5(A)のS501に進む。例えば、オートズーム機能が動作することをアイコンで表示する場合には、システム制御部114は、アイコンの色をグレーアウトしたり、被写体追尾枠の色をグレーアウトしたり、「ズーム操作優先です」等の文字列を表示する。
FIG. 6 is a flowchart illustrating a process of determining whether or not auto zoom is possible in S500 of FIG. First, in S600, the
S601において、AZ制御部122が、オートズームの対象として指定されている被写体が人物であるかを判断する。被写体が人物である場合は、処理がS603に進む。被写体が人物でない場合、つまり人物以外の物体である場合は、処理がS602に進む。S602において、AZ制御部122が、オートズームの対象として指定されている被写体について被写体検出部123によって算出された尤度が、所定値以上であるかを判断する。尤度が所定値以上でない場合は、処理がS605に進む。尤度が所定値以上である場合は、処理がS603に進む。尤度が所定値以上でない場合は、被写体の位置やサイズの信頼度が低いことを意味する。したがって、この場合は、処理がS605に進み、オートズームが不能であることを示すオートズーム可否情報が記憶される。
In step S<b>601, the
S603において、AZ制御部122が、オートズームが可能であることを示すオートズーム可否情報をメモリ118に記憶する。続いて、S604において、システム制御部114が、表示部109に指示して、レリーズ操作優先連続撮像を行うことを通知する表示を行う。そして、処理が、図5(A)のS501に進む。例えば、オートズーム機能が動作することをアイコンで表示する場合には、システム制御部114は、アイコンの色を変更したり、被写体追尾枠の色、形を変更したり、「レリーズ操作優先です」等の文字列を表示したりする。S604またはS606の処理によって、レリーズ操作優先連続撮像とズーム操作優先連続撮像のうち、いずれを行うかが表示される。
In step S603, the
図6のフローチャートが示す処理は一例であり、実施形態に応じた変形が可能である。例えば、S601およびS602を省略してもよいし、S601の判断処理は実行し、S602を省略してもよい。また、S603またはS603で記憶されるオートズーム可否情報に代えて、レリーズ操作優先連続撮像またはズーム操作優先連続撮像のうちのいずれを実行するかを示す任意の情報を記憶してもよい。 The process illustrated by the flowchart of FIG. 6 is an example, and modifications according to the embodiment are possible. For example, S601 and S602 may be omitted, or the determination process of S601 may be executed and S602 may be omitted. Further, instead of the auto-zoom availability information stored in S603 or S603, arbitrary information indicating which of the release operation-priority continuous imaging and the zoom operation-priority continuous imaging may be stored may be stored.
図5(A)の説明に戻る。S501において、AZ制御部122が、メモリ118に記憶されているオートズーム可否情報を読み出す。AZ制御部122は、オートズーム可否情報に基づいて、オートズームが可能であるかを判断する。オートズームが不能である場合は、処理がS503に進む。オートズームが可能である場合は、処理がS502に進む。そして、S502において、AZ制御部122が、オートズーム処理を実行する。
Returning to the description of FIG. In step S501, the
図7は、図5のS502におけるオートズーム処理の一例を説明するフローチャートである。
S700において、AZ制御部122が、フレームアウト防止処理を実行する。
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of the auto zoom process in S502 of FIG.
In S700, the
図8は、図7のS700におけるフレームアウト防止処理を説明するフローチャートである。
S800において、AZ制御部122が、追尾対象とする被写体に対応する被写体追尾枠が、ZO領域に進入したかを判断する。ZO領域は、図3(A)で説明したZO領域に相当する。被写体追尾枠がZO領域に進入した場合は、被写体がフレームアウトする可能性が高い。したがって、この場合は、処理がS801に進む。S801において、AZ制御部122が、ズームアウト動作を行う。S801で行われるズームアウト動作は、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作に相当する。ズームアウト動作の後、フレームアウト防止処理が終了する。被写体追尾枠がZO領域に進入していない場合は、例えば、デジタルカメラ100が、画面中央付近で被写体を捉えている。したがって、この場合は、処理が、S802に進む。
FIG. 8 is a flowchart illustrating the frame-out prevention process in S700 of FIG.
In S800, the
S802において、AZ制御部122が、直前のズーム動作が、被写体追尾枠がZO領域に進入したことによるフレームアウト防止処理用のズームアウト動作であるかを判断する。直前のズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作である場合は、処理がS803に進む。直前のズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作でない場合は、フレームアウト防止処理が終了する。
In step S<b>802, the
S803において、AZ制御部122が、追尾対象とする被写体に対応する被写体追尾枠が、ZI領域に収まっているかを判断する。S803の判断処理に用いるZI領域は、図3(B)を参照して説明したZI領域に相当する。被写体追尾枠がZI領域に収まっていない場合は、フレームアウト防止処理が終了する。被写体追尾枠がZI領域に収まっている場合は、例えば、デジタルカメラ100は、画面中央付近であって、かつズーム戻り位置の画角内の被写体サイズとなるように被写体を捉えている。したがって、この場合は、処理がS804に進む。そして、S804において、AZ制御部122が、ズームイン動作を行う。S804において行われるズームイン動作は、フレームアウト防止処理用のズームイン動作に相当する。ズームイン動作の後、フレームアウト防止処理が終了する。
In step S803, the
図7の説明に戻る。S701において、AZ制御部122が、直前のズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作であるかを判断する。直前のズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作である場合は、オートズーム処理が終了する。直前のズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作でない場合は、処理がS702に進む。そして、S702において、AZ制御部122が、サイズ保持処理を実行する。そして、オートズーム処理が終了する。
Returning to the explanation of FIG. In step S<b>701, the
本実施形態では、オートズーム処理におけるフレームアウト防止処理とサイズ保持処理とを両立させるために、AZ制御部122は、まず、フレームアウト防止処理により被写体を画面中央付近に捉えたうえで、サイズ保持処理を実行する。したがって、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作後の状態では、被写体サイズを一定に維持するサイズ保持処理を行わないようにしている。つまり、フレームアウト防止処理が行われる場合には、フレームアウト防止処理用のズームイン動作が完了するまで、サイズ保持処理の実行が制限される。
In the present embodiment, in order to achieve both the frame-out prevention process and the size retention process in the auto zoom process, the
図9は、図7のS702のサイズ保持処理を説明するフローチャートである。
サイズ保持処理は、被写体像のサイズを基準被写体サイズから所定の範囲内に保つために行われる。S900からS902までの処理は、ズーム動作開始の判定条件を設定する処理である。
FIG. 9 is a flowchart illustrating the size holding process of S702 of FIG.
The size holding process is performed to keep the size of the subject image within a predetermined range from the reference subject size. The processing from S900 to S902 is processing for setting the determination condition for starting the zoom operation.
S900において、AZ制御部122が、オートズーム処理の対象として指定されている被写体が人物であるかを判断する。被写体が人物である場合は、処理がS901に進む。被写体が人物である場合、被写体サイズの信頼度が比較的高い。したがって、S901において、AZ制御部122は、ズーム動作開始の判定に用いる被写体サイズの変化倍率Nを、物体の変化倍率よりも小さい値(例えば1.4)に設定する。被写体が人物でない場合、つまり人物以外の物体である場合は、処理がS902に進む。S902において、AZ制御部122が、ズーム動作開始の判定に用いる被写体サイズの変化倍率Nを、人物の変化倍率よりも大きい値(例えば2)に設定する。
In S900, the
S903からS907までの処理において、AZ制御部122が、被写体サイズの変化倍率Nに基づいてズーム動作開始を判定し、ズーム動作を実行する。まず、S903において、AZ制御部122が、検出された被写体のサイズと、基準被写体サイズに対してS901またはS902で設定された被写体サイズの変化倍率Nを乗算して得られるサイズとを比較する。検出された被写体のサイズが、基準被写体サイズに対してNを乗算して得られるサイズより大きい場合、被写体像が画面に占める比率が所定値を超えている。したがって、この場合には、処理がS904に進む。S904において、AZ制御部122が、ズームアウト動作を開始する。S904でのズームアウト動作は、サイズ保持処理用のズームアウト動作に相当する。
In the processing from S903 to S907, the
検出された被写体のサイズが、基準被写体サイズに対してNを乗算して得られるサイズ以下である場合は、処理がS905に進む。S905において、AZ制御部122が、検出された被写体のサイズと、基準被写体サイズに対してS901またはS902で設定されたNで除算(1/N倍)して得られるサイズとを比較する。検出された被写体のサイズが基準被写体サイズに対してNで除算して得られるサイズより小さい場合は、被写体像が画面に占める比率が所定値未満である。したがって、この場合は、処理がS906に進む。検出された被写体のサイズが基準被写体サイズに対してNで除算して得られるサイズ以上である場合は、サイズ保持処理が終了する。
When the size of the detected subject is equal to or smaller than the size obtained by multiplying the reference subject size by N, the process proceeds to S905. In S905, the
S906において、AZ制御部122が、追尾対象とする被写体に対応する被写体追尾枠が、ZI領域に収まっているかを判断する。これは、被写体が画面の周辺に存在する場合にズームイン動作によってフレームアウトしてしまうことを防ぐためである。S906で用いるZI領域は、図4(E)を参照して説明したZI領域に相当する。被写体追尾枠が、ZI領域に収まっていない場合は、サイズ保持処理が終了する。被写体追尾枠がZI領域に収まっている場合は、処理がS907に進む。
In step S906, the
S907において、AZ制御部122が、ズームイン動作を開始する。S907におけるズームイン動作は、サイズ保持処理用のズームイン動作に相当する。本実施形態では、サイズ保持処理用のズームイン動作においても、被写体のフレームアウトを防ぐために、被写体像がZI領域の内部に収まってからズームイン動作を開始する。
In step S907, the
図10は、ズーム動作の一例を説明するフローチャートである。
図10を参照して説明するズーム動作は、図8のS801、S804、図9のS904、S907における、ズームアウト動作またはズームイン動作に対応する。
まず、S1000において、AZ制御部122が、メモリ118からズーム変化量(ズーム倍率の変化量)を取得する。実行するズーム動作がズームアウト動作である場合のズーム変化量を、ズームアウト変化量と記述する。また、実行するズーム動作がズームイン動作である場合のズーム変化量を、ズームイン変化量と記述する。ズーム動作がフレームアウト防止処理用のズームアウト動作(図8のS801)である場合、ズームアウト変化量は、検出された被写体情報に応じて設定される。具体的には、フレームアウト防止処理用のズームアウト動作では、被写体のサイズが小さいほどズームアウト変化量が小さく設定される。これにより、ズームアウト動作によって被写体のサイズが小さくなりすぎて被写体が検出できなくなることを防止することができる。なお、検出可能な被写体の最小サイズを考慮し、被写体のサイズが所定のサイズより小さい場合は、AZ制御部122が、ズームアウト動作を行わないようにしてもよい。
FIG. 10 is a flowchart illustrating an example of the zoom operation.
The zoom operation described with reference to FIG. 10 corresponds to the zoom-out operation or the zoom-in operation in S801 and S804 of FIG. 8 and S904 and S907 of FIG.
First, in S1000, the
実行するズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズームイン動作(図8のS804)である場合、AZ制御部122は、以下のようにしてズームイン変化量を設定する。AZ制御部122は、メモリ118に記憶されたフレームアウト防止処理用のズームアウト動作の開始前のズーム倍率と同じズーム倍率となるようにズームイン変化量を設定する。また、実行するズーム動作が、サイズ保持処理用のズームアウト動作(図9のS904)である場合、AZ制御部122は、図9のS903の処理での乗算に用いられる、被写体サイズの変化倍率Nに対応するズームアウト変化量(1/N倍)を設定する。これにより、被写体が検出できない場合でも、被写体のサイズが基準被写体サイズとなるまでの最低限のズームアウト動作を行うことができる。
When the zoom operation to be executed is the zoom-in operation for frame-out prevention processing (S804 in FIG. 8), the
実行するズーム動作が、サイズ保持処理用のズームイン動作(図9のS907)である場合、AZ制御部122は、図9のS905の処理での除算に用いられる、被写体サイズの変化倍率Nに対応するズームイン変化量(N倍)を設定する。
When the zoom operation to be executed is the zoom-in operation for size holding processing (S907 in FIG. 9), the
次に、S1001において、AZ制御部122が、S1000において取得したズーム変化量をCZ制御部119または電子ズーム制御部120に設定し、変倍処理を行うように指示する。続いて、S1002において、AZ制御部122が、現時点でのズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズーム動作とサイズ保持処理用のズーム動作のうち、いずれのズーム動作であるかを判断する。現時点でのズーム動作が、フレームアウト防止処理用のズーム動作である場合(図8のS801、S804)には、処理がS1005に進む。現時点でのズーム動作が、サイズ保持処理用のズーム動作である場合(図9のS904、S907)には、処理がS1003に進む。
Next, in S1001, the
S1003において、AZ制御部122が、被写体検出部123によって被写体が検出されているかを判断する。被写体が検出されている場合は、処理がS1004に進む。被写体が検出されていない場合は、処理がS1005に進む。S1004において、AZ制御部122が、S1003で検出された被写体のサイズと基準被写体サイズの比率が所定比率の範囲内に収まるかを判断する。被写体のサイズと基準被写体サイズの比率が所定比率の範囲内に収まらない場合は、処理がS1002に戻り、ズーム動作の判定が継続される。ズーム動作によって、S1003にて検出された被写体のサイズと基準被写体サイズとの比率が、所定比率の範囲内となった場合には、処理がS1006に進む。
In step S1003, the
また、S1005において、AZ制御部122が、S1000で取得したズーム変化量に基づいて、各ズーム動作に応じた所定量分のズーム変化量に相当する変倍処理が行われたかを判断する。所定量分のズーム変化量に相当する変倍処理が行われていない場合は、処理がS1002に戻る。所定量分のズーム変化量に相当する変倍処理が行われた場合は、処理がS1008に進む。S1006において、AZ制御部122が、ズーム動作を停止する。そして、ズーム動作が終了する。以上、図5(A)のS502におけるオートズーム処理について、図7乃至図10を参照して説明した。
Further, in S1005, the
図5(A)の説明に戻る。S503において、システム制御部114が、操作部117が有するズーム操作部材の操作によるズーム指示が行われたかを判断する。ズーム指示が行われていない場合は、処理がS505に進む。ズーム指示が行われた場合は、処理がS504に進む。
Returning to the description of FIG. In step S<b>503, the
S504において、システム制御部114が、ズーム操作部材の操作量及び操作方向を検知して、ズーム駆動速度とズーム駆動方向を演算する。システム制御部114は、ズーム駆動速度とズーム駆動方向の演算結果に基づいて、ズームレンズ102を光軸に沿って移動させるズーム駆動処理を行う。そして、処理がS505に進む。S504では、システム制御部114は、ズーム操作部材の操作に応じてズーム駆動を停止するズーム停止処理も行う。
In step S504, the
S505において、システム制御部114が、操作部117のレリーズスイッチの操作によるレリーズ指示が行われたかを判断する。レリーズ指示が行われていない場合は、処理がS500に戻り、オートズームの可否の判断処理から始まる一連のズーム処理が繰り返される。一方、レリーズ指示が行われた場合は、処理がS506に進む。S506において、システム制御部114が、ズームを駆動しながら連続撮像を行うズーム連写を開始し、処理がS507に進む。S507において、システム制御部114が、静止画像を撮像する撮像処理を行う。そして、処理が図5(B)のS508に進む。以降は連続撮像中の動作となる。
In step S505, the
図5(B)のS508において、AZ制御部122が、オートズームの可否を判断する。S508におけるオートズームの可否の判断処理は、S500におけるオートズームの可否の判断処理と同様であるので、具体的な説明は省略する。続いて、S509において、AZ制御部122が、メモリ118に記憶されているオートズーム可否情報を読み出し、読み出したオートズーム可否情報に基づいて、オートズームが可能であるかを判断する。オートズームが可能である場合は、処理がS510に進む。オートズームが不能である場合は、処理がS513に進む。
In S508 of FIG. 5B, the
S510乃至S512において、レリーズ操作優先連続撮像に係る撮像制御(第1の制御)が行われる。また、S513乃至S515、S512において、ズーム操作優先連続撮像に係る撮像制御(第2の制御)が行われる。S510において、AZ制御部122が、オートズーム処理を行う。S510におけるオートズーム処理は、S502におけるオートズーム処理と同様であるので、具体的な説明は省略する。続いて、S511において、システム制御部114が、操作部117のレリーズスイッチの操作によるレリーズ指示が行われたかを判断する。レリーズ指示が行われていない場合は、処理がS516に進む。レリーズ指示が行われた場合は、処理がS512に進む。
In S510 to S512, imaging control (first control) relating to release operation priority continuous imaging is performed. Further, in S513 to S515 and S512, imaging control (second control) related to zoom operation priority continuous imaging is performed. In S510, the
S512において、システム制御部114が、静止画像を撮像する撮像処理を行う。そして、処理がS516に進む。S516において、システム制御部114が、ズーム連写の終了指示が行われたかを判断する。ズーム連写の終了指示は、ユーザによる操作部117のズーム連写操作スイッチの操作により行われる。ズーム連写の終了指示が行われていない場合は、処理がS506に戻る。ズーム連写の終了指示が行われた場合は、ズーム連写処理が終了する。
In step S512, the
S513において、システム制御部114が、操作部117のズーム操作部材の操作によるズーム指示が行われたかを判断する。ズーム指示が行われていない場合は、処理がS515に進む。ズーム指示が行われた場合は、処理がS514に進む。S514において、システム制御部114が、ズーム操作部材の操作量及び操作方向を検知して、ズーム駆動速度とズーム駆動方向を演算する。そして、システム制御部114は、ズーム駆動速度とズーム駆動方向の演算結果に基づいて、ズームレンズ102を光軸に沿って移動させるズーム駆動処理を行う。そして、処理がS515に進む。S514では、システム制御部114は、ズーム操作部材の操作に応じてズーム駆動を停止するズーム停止処理も行う。
In step S513, the
次に、S515において、システム制御部114が、連続撮像中のレリーズタイミング(撮像タイミング)が到来したかを判断する。具体的には、システム制御部114は、前回の撮像から所定時間が経過したかを判断する。前回の撮像から所定時間が経過した場合、システム制御部114は、レリーズタイミングが到来したと判断する。前回の撮像から所定時間が経過していない場合、システム制御部114は、レリーズタイミングが到来していないと判断する。レリーズタイミングが到来した場合は、処理がS512に進む。そして、S512において、静止画撮像が行われる。すなわち、システム制御部114は、ズーム操作優先連続撮像に係る撮像制御の実行の際に、前回の撮像の後、所定時間が経過した場合に、次の撮像を行う。レリーズタイミングが到来していない場合は、処理がS516に進む。
Next, in S515, the
レリーズタイミングが到来したかの判断処理に、前回の撮像からの経過時間以外の情報を用いてもよい。例えば、システム制御部114は、前回の撮像の後、被写体に合焦した場合に、レリーズタイミングが到来したと判断して、次の撮像を行うようにしてもよい。また、レリーズタイミングを合焦のタイミングとすることで、ズーム連写中に被写体からピントが外れてしまった場合の撮像を回避することができる。また、例えば、システム制御部114は、前回の撮像の後、操作中のズーム操作部材の操作が停止した場合に、レリーズタイミングが到来したと判断して、次の撮像を行うようにしてもよい。レリーズタイミングをズーム停止のタイミングとすることで、ユーザが意図した画角で撮像することができる。
Information other than the elapsed time from the previous imaging may be used for the determination process of whether the release timing has come. For example, the
本実施形態の撮像装置は、レリーズ操作優先連続撮影と、ズーム操作優先連続撮影とを、オートズームの可否に応じて切り替える。したがって、レリーズスイッチとズームレバーとを一体としたカメラや、レリーズスイッチ付近にズームレバーが配置されたカメラであっても、連続撮像しながらズーム操作を行うことが容易となる。また、レリーズ操作優先連続撮像では、ズーム連写中にユーザが意図したタイミングで撮像することができ、ズーム操作優先連続撮像ではズーム連写中にユーザが任意にズーム操作することが可能となる。 The image pickup apparatus according to the present embodiment switches between the release operation priority continuous shooting and the zoom operation priority continuous shooting depending on whether auto zoom is possible or not. Therefore, even with a camera in which a release switch and a zoom lever are integrated or a camera in which the zoom lever is arranged near the release switch, it becomes easy to perform a zoom operation while continuously capturing images. Further, in the release operation prioritized continuous imaging, it is possible to take an image at a timing intended by the user during continuous zooming, and in the zoom operation prioritized continuous imaging, the user can arbitrarily perform a zoom operation during zoom consecutive shooting.
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
(Other embodiments)
The present invention supplies a program that implements one or more functions of the above-described embodiments to a system or apparatus via a network or a storage medium, and one or more processors in a computer of the system or apparatus read and execute the program. It can also be realized by the processing. It can also be realized by a circuit (for example, ASIC) that realizes one or more functions.
100 デジタルカメラ
114 システム制御部
100
Claims (11)
手動による撮像画角の調節に用いられる第1の操作手段と、
撮像の開始の指示に用いられる第2の操作手段と、
被写体の撮像に関する制御を実行する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第2の操作手段の操作に応じて連続撮像を行いながら前記自動調節手段により撮像画角を自動調節する第1の制御と、1度の前記第2の操作手段の操作で連続撮像を開始して継続し、当該連続撮像中の前記第1の操作手段の操作に応じて撮像画角を調節する第2の制御とを切り替える
ことを特徴とする撮像装置。 An automatic adjustment means for automatically adjusting the imaging angle of view,
First operation means used for manually adjusting the imaging angle of view;
Second operation means used for instructing the start of imaging,
A control means for executing control relating to imaging of the subject,
The control means performs a first control for automatically adjusting an imaging angle of view by the automatic adjustment means while performing continuous image pickup in response to an operation of the second operation means, and an operation of the second operation means once. In the imaging apparatus, continuous imaging is started and continued, and second control for adjusting the imaging angle of view is switched according to the operation of the first operation unit during the continuous imaging.
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 The image pickup apparatus according to claim 1, wherein the control unit switches between the first control and the second control according to whether or not the image pickup angle of view is automatically adjusted.
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 The control means executes the first control when the automatic adjustment of the imaging field angle is possible, and executes the second control when the automatic adjustment of the imaging field angle is not possible. The image pickup apparatus according to claim 2, wherein:
前記制御手段は、前記被写体が検出された場合に、前記撮像画角の自動調節が可能であるとして前記第1の制御を実行し、前記被写体が検出されない場合に、前記撮像画角の自動調節が可能でないとして前記第2の制御を実行する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。 A detection means for detecting the subject from the imaged image,
When the subject is detected, the control unit executes the first control, assuming that the imaging field angle can be automatically adjusted, and when the subject is not detected, the imaging field angle is automatically adjusted. The image pickup apparatus according to claim 2 or 3, wherein the second control is executed because it is not possible.
前記被写体が人物であるときは、前記撮像画角の自動調節が可能であるとして前記第1の制御を実行し、
前記被写体が人物でないときは、前記検出された被写体の被写体としての確からしさを示す信頼度に基づいて、前記第1の制御または前記第2の制御を実行する
ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 The control means, when the subject is detected,
When the subject is a person, the first control is executed assuming that the imaging angle of view can be automatically adjusted,
When the subject is not a person, the first control or the second control is executed based on the reliability indicating the certainty of the detected subject as a subject. The imaging device described.
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 When the reliability is equal to or higher than a predetermined value, the control unit executes the first control as it is possible to automatically adjust the imaging angle of view, and when the reliability is lower than a predetermined value, The image pickup apparatus according to claim 5, wherein the second control is executed because the automatic adjustment of the image pickup angle of view is not possible.
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。 7. The control unit, when executing the second control, performs the next imaging when a predetermined time has elapsed after the previous imaging, and the next imaging is performed. The imaging device according to.
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。 7. The control unit performs the next image capturing when the subject is in focus after the previous image capturing in the execution of the second control. The imaging device according to.
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。 In the execution of the second control, the control unit performs the next image capturing when the operation of the first operating unit being operated is stopped after the previous image capturing. Item 7. The image pickup device according to any one of items 1 to 6.
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。 The image pickup apparatus according to claim 1, further comprising a display unit that displays which of the first control and the second control is to be executed.
被写体の撮像に関する制御を実行する制御工程を有し、
前記制御工程では、前記第2の操作手段の操作に応じて連続撮像を行いながら前記自動調節手段により撮像画角を自動調節する第1の制御と、1度の前記第2の操作手段の操作で連続撮像を開始して継続し、当該連続撮像中の前記第1の操作手段の操作に応じて撮像画角を調節する第2の制御とを切り替える
ことを特徴とする制御方法。
A method for controlling an image pickup apparatus, comprising: an automatic adjustment unit that automatically adjusts the image pickup angle of view; a first operation unit that is used to manually adjust the image pickup angle of view; and a second operation unit that is used to give an instruction to start image pickup. And
It has a control step for executing control relating to imaging of a subject,
In the control step, first control for automatically adjusting the image pickup angle of view by the automatic adjustment means while performing continuous image pickup in response to the operation of the second operation means, and operation of the second operation means once In the control method, continuous imaging is started and continued, and the second control for adjusting the imaging angle of view is switched according to the operation of the first operation unit during the continuous imaging.
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