JP2020099127A - バッテリ温度管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載される、ニッケル水素電池(バッテリ)の温度を管理するバッテリ温度管理装置であって、走行終了後に、不必要な放電を防止しつつ、バッテリ温度が上昇することを抑制することが可能なバッテリ温度管理装置を提供する。【解決手段】バッテリ温度管理装置1を構成するBCU13は、走行終了後の組電池11の温度上昇と相関を有する指標値(例えば、走行終了直前の組電池11の充放電電流量等)が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、走行終了後に放電する必要があるか否かを判断する放電要否判断部132と、放電が必要であると判断された場合に、放電回路40を駆動して放電を行う放電制御部133とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ温度管理装置に関する。
近年、エンジンと電動モータとを併用することで車両の燃料消費率(燃費)を効果的に向上させることができるハイブリッド自動車(HV)やプラグイン・ハイブリッド自動車(PHV)が広く実用化されている。また、電動モータのみを動力源とし、排気ガスを排出しない電気自動車(EV)も実用化されている。例えば、このようなハイブリッド自動車や電気自動車では、ニッケル水素電池などの二次電池(電池セル)を複数直列に接続した組電池(電池モジュール)が用いられている。
ところで、ニッケル水素電池は、充電後に、自己放電による反応熱によって電池温度が上昇することがある。より詳細には、ニッケル水素電池は、次の化学式(1)で示されるように、充電時に、正極側の水酸化ニッケル(II)(Ni(OH))が水酸化物イオン(OH−)と結合して水酸化ニッケル(NiOOH)と水(HO)を生成する。
Ni(OH)+OH→NiOOH+HO+e ・・・(1)
ここで、水酸化ニッケル(NiOOH)には安定したβ型と不安定なγ型があり、γ型は、次の化学式(2)で示されるように、水酸化ニッケル(II)(Ni(OH))に自己分解して酸素を発生する。
4NiOOH+2HO→4Ni(OH)+O ・・・(2)
そして、酸素が負極側の金属水素化物と結合し、次の化学式(3)で示されるように、水が生成されるとともに反応熱が生じる。
4MH+O→4M+2HO+反応熱 ・・・(3)
その結果、ニッケル水素電池の性能が劣化するおそれや、異常温度に至るおそれがある。
これに対して、特許文献1には、電池温度の最大値の上昇を抑制した上で、なおかつ、複数のニッケル水素電池(セル)からなる電池パックの全セルを均等に満充電できるようにする二次電池の充電装置が開示されている。より具体的には、この充電装置では、複数の二次電池セルを直列に接続した組電池を充電する二次電池の充電装置において、二次電池を満充電させるまで充電し、充電完了直後に、短時間の間、所定の放電電流の準備放電を行う。
この充電装置によれば、充電完了直後に、微量の準備放電を行うことによって、充電後の温度上昇を抑制することができる。より詳細には、充電完了直後に準備放電を実施することにより、充電の過程で正極に発生した酸素ガスが正極に吸収される結果、水素と再結合して水を生成する化学反応が抑制されるので、電池温度のピークの上昇を抑制することができる。このため、温度上昇による問題なく、電池パックの全セルを均等に満充電することができる。
特開2007−89363号公報
しかしながら、上述した充電装置では、満充電完了後に、必ず準備放電を行うため、すなわち、準備放電を行う必要がないときにも準備放電が行われるため、電力のロス(損失)が増大するおそれがある。また、上述した充電装置では、満充電完了時以外の状況は考慮されていないため、すなわち、満充電完了時以外では準備放電が行われないため、例えば、走行中に減速回生によって組電池(電池モジュール)の充電が行われ、その状態で、車両が停止されてレディ・オフ(すなわちコンタクタが開放)された場合などに、走行終了後、組電池(電池モジュール)の温度上昇が発生するおそれがある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、車両に搭載される、ニッケル水素電池(バッテリ)の温度を管理するバッテリ温度管理装置において、走行終了後に、不必要な放電を防止しつつ、バッテリ温度が上昇することを抑制することが可能なバッテリ温度管理装置を提供することを目的とする。
本発明に係るバッテリ温度管理装置は、放電抵抗を介して、ニッケル水素電池の放電を行う放電手段と、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する指標値を取得する指標値取得手段と、指標値取得手段により取得された指標値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、走行終了後に放電する必要があるか否かを判断する放電要否判断手段と、放電要否判断手段により放電が必要であると判断された場合に、放電手段を駆動して放電を行う放電制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るバッテリ温度管理装置によれば、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する指標値が取得され、取得された指標値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、走行終了後に放電する必要があるか否かが判断され、放電が必要であると判断された場合に放電が行われる。そのため、充電後の正極の表面に溜まったγ型水酸化ニッケル(NiOOH)が放電によって除去されることにより、γ型水酸化ニッケルの自己分解量が減少し、バッテリの温度上昇を抑制することができる。その結果、走行終了後に、不必要な放電を防止しつつ、バッテリ温度が上昇することを抑制することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、指標値取得手段が、走行終了直前の所定期間における充放電電流量を取得する充放電電流量取得手段を有し、放電要否判断手段が、充放電電流量取得手段により取得された充放電電流量が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、放電する必要があるか否かを判断することが好ましい。
この場合、充放電電流量が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、放電する必要があるか否かが判断される。そのため、ニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する充放電電流量に基づいて放電の要否を適確に判断することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、指標値取得手段が、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する複数の指標値を取得し、放電要否判断手段が、複数の指標値それぞれについて、各指標値が対応する所定のしきい値以上である場合に、重み付けを付与し、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断することが好ましい。
この場合、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する複数の指標値が取得され、複数の指標値それぞれについて、各指標値が対応する所定のしきい値以上である場合に、重み付けが付与され、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断される。そのため、複数の指標値、及び、その重み付けの総和を用いることにより、より適確に放電の要否を判断することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、指標値取得手段が、走行終了直前の所定期間におけるニッケル水素電池の充放電電流量を取得する充放電電流量取得手段、及び、ニッケル水素電池の充電状態を取得する充電状態取得手段を有することが好ましい。
このようにすれば、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有するニッケル水素電池の充放電電流量及び充電状態を考慮することにより、より適確に放電の要否を判断することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、指標値取得手段が、ニッケル水素電池の電池温度を検出する電池温度検出手段をさらに有することが好ましい。
このようにすれば、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有するニッケル水素電池の電池温度をさらに考慮することにより、より適確に放電の要否を判断することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、指標値取得手段が、ニッケル水素電池の周囲の環境温度を検出する環境温度検出手段をさらに有することが好ましい。
このようにすれば、走行終了後のニッケル水素電池の温度上昇と相関を有するニッケル水素電池の周囲の環境温度をさらに考慮することにより、より適確に放電の要否を判断することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、放電要否判断手段が、複数の指標値それぞれについて、各指標値が、対応する所定のしきい値以上である場合に、各指標値と対応する所定のしきい値との偏差に応じて重み付けを付与し、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断することが好ましい。
この場合、複数の指標値それぞれについて、各指標値が、対応する所定のしきい値以上である場合に、各指標値と対応する所定のしきい値との偏差に応じて重み付けが付与され、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断される。すなわち、各指標値と所定のしきい値との偏差に応じて、それぞれに重み付けが付与される。よって、各指標値の温度上昇に対する寄与度をより正確に反映することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置では、放電が必要であると判断された場合に、放電制御手段が、複数の指標値それぞれの重み付けの総和と所定の放電判断しきい値との偏差に応じて放電量を設定し、該放電量に応じて放電を行うことが好ましい。
この場合、放電が必要であると判断された場合に、複数の指標値それぞれの重み付けの総和と所定の放電判断しきい値との偏差に応じて放電量が設定され、該放電量に応じて放電が行われる。すなわち、複数の指標値それぞれの重み付けの総和と所定の放電判断しきい値との偏差に応じて放電量を可変することができる。よって、温度上昇をより確実に防止することが可能となる。
本発明に係るバッテリ温度管理装置は、ニッケル水素電池の正極に接続される正極電源ライン、及び/又は、ニッケル水素電池の負極に接続される負極電源ラインに直列に介装され、正極電源ライン、及び/又は、負極電源ラインを電気的に断接する電磁開閉器を備え、車両停止後、電磁開閉器の開放要求があったときに、放電要否判断手段が、放電する必要があるか否かを判断し、放電する必要があると判断された場合に、放電制御手段が、放電を実行した後に電磁開閉器を開放することを許可することが好ましい。
この場合、車両停止後、電磁開閉器の開放要求があったときに、放電する必要があるか否かが判断され、放電する必要があると判断された場合、放電が実行された後に電磁開閉器を開放すること(すなわち、レディ・オフすること)が許可される。よって、車両停止後、電磁開閉器が開放される前に放電を行うことができ、その後のニッケル水素電池の温度上昇を確実に防止することが可能となる。
本発明によれば、車両に搭載される、ニッケル水素電池(バッテリ)の温度を管理するバッテリ温度管理装置において、走行終了後に、不必要な放電を防止しつつ、バッテリ温度が上昇することを確実に抑制することが可能となる。
実施形態に係るバッテリ温度管理装置、及び、該バッテリ温度管理装置が適用されたバッテリパック等の構成を示すブロック図である。 実施形態に係るバッテリ温度管理装置によるバッテリ温度管理処理の処理手順を示すフローチャート(その1)である。 実施形態に係るバッテリ温度管理装置によるバッテリ温度管理処理の処理手順を示すフローチャート(その2)である。 充放電電流量の取得方法を説明するための図である。 充電状態(SOC)の重み付けの付与方法を説明するための図である。 バッテリ温度の重み付けの付与方法を説明するための図である。 環境温度の重み付けの付与方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。なお、ここでは、本発明を、電動車両(例えば、HVやPHVなど)に適用した場合を例にして説明する。
まず、図1を用いて、実施形態に係るバッテリ温度管理装置1の構成について説明する。図1は、バッテリ温度管理装置1、及び、該バッテリ温度管理装置1が適用されたバッテリパック10等の構成を示すブロック図である。
バッテリ温度管理装置1は、電動モータを駆動力源として備えた電動車両に搭載される、複数のニッケル水素電池(電池セル)111〜11nを含む組電池(電池モジュール)11の温度を管理する。より具体的には、バッテリ温度管理装置1は、車両の走行終了後に、不必要な放電を防止しつつ(放電によるロスを低減しつつ)、γ型水酸化ニッケルの自己分解に起因する反応熱によって組電池11の温度が上昇することを抑制する。
バッテリ温度管理装置1は、主として、バッテリコントロールユニット(以下「BCU」という)13、放電回路40、電流センサ136、電池温度センサ137、環境温度センサ138を備えて構成されている。また、BCU13は、主として、総電圧検出部(総電圧センサ)131、放電要否判断部132、放電制御部133、充電状態取得部134、充放電電流量取得部135を備えて構成されている。なお、各構成要素の詳細については後述する。
バッテリ温度管理装置1が適用されたバッテリパック10は、主として、組電池(電池モジュール)11、正極側コンタクタ121、負極側コンタクタ122、BCU13を有して構成されている。
組電池(電池モジュール)11は、電池セル111〜11nが、例えば、数十から百数十個、直列に接続されて構成(すなわち、数十から数百Vの高電圧バッテリとして構成)されている。
組電池11の正極には正極電源ライン21の一端が接続されている。同様に、組電池11の負極には負極電源ライン22の一端が接続されている。正極電源ライン21の他端には、組電池11の電力が供給されるインバータ30の正極が接続されている。同様に、負極電源ライン22の他端にはインバータ30の負極が接続されている。
組電池11の正極と、インバータ30の正極とを電気的に接続する正極電源ライン21には、当該正極電源ライン21を電気的に断接する正極側コンタクタ121がシリーズ(直列)に介装されている。同様に、組電池11の負極と、インバータ30の負極とを電気的に接続する負極電源ライン22には、当該負極電源ライン22を電気的に断接する負極側コンタクタ122がシリーズ(直列)に介装されている。なお、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122それぞれは、電磁石により接点を開閉する電磁開閉器/電磁接触器である。正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122それぞれは、HEV−CU50、及び、BCU13により開閉が制御される。
インバータ30は、主として、スイッチング部30a、電圧検出部31、平滑コンデンサ32を有して構成されている。
スイッチング部30aは、例えば、複数のIGBT又はMOSFETなどのスイッチング素子を有して構成され、組電池11の直流電力を三相交流の電力に変換してモータ・ジェネレータ33に供給する。なお、モータ・ジェネレータ33は、例えば、三相交流タイプの交流同期モータである。スイッチング部30a(インバータ30)は、HEV−CU50から受信したトルク指令値に基づいて、モータ・ジェネレータ33を駆動する。一方、スイッチング部30a(インバータ30)は、モータ・ジェネレータ33で発電した交流電圧を直流電圧に変換して組電池11を充電する。
平滑コンデンサ32は、一端が正極電源ライン21に接続され、他端が負極電源ライン22に接続されている。平滑コンデンサ32は、インバータ30(スイッチング部30a)でのスイッチング動作によって発生するノイズを平滑化する。
電圧検出部(電圧センサ)31は、平滑コンデンサ32と並列(すなわち、正極電源ライン21と負極電源ライン22との間)に接続され、平滑コンデンサ32の端子間電圧(すなわち、正極電源ライン21と負極電源ライン22との間の電位差)を検出する。
なお、検出された電圧値(電圧データ)はCAN100を介してBCU13に送信される。
放電回路40は、例えば、組電池11の直流高電圧を略12Vまで降圧するDC−DCコンバータの中に収められている。放電回路40は、主として、放電抵抗41、スイッチング素子(例えばトランジスタ)42、制御部(CPU)43を有して構成されている。
放電回路40は、放電抵抗41を有し、平滑コンデンサ32と並列に接続(すなわち、一端が正極電源ライン21に接続され、他端が負極電源ライン22に接続)されている。放電回路40は、放電抵抗41を介して、組電池(電池モジュール)11の放電を行う。すなわち、放電回路40は、特許請求の範囲に記載の放電手段として機能する。
放電抵抗41は、平滑コンデンサ32に並列に接続されている。トランジスタ42(放電スイッチ)は、制御部(CPU)43によりオン・オフ(開閉)が制御される。トランジスタ42がオンされると、放電抵抗41を介して電流が流れ、組電池11の放電が行われる。制御部43は、BCU13の指令を受けてトランジスタ42をオン・オフする信号を出力する。
HEV−CU50は、BCU13、インバータ30、放電回路40(DC−DCコンバータ)を総合的に制御する。HEV−CU50は、CAN100を介して、BCU13、インバータ30、放電回路40(DC−DCコンバータ)等と相互に通信可能に接続されている。
HEV−CU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、その記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び入出力I/F等を有して構成されている。HEV−CU50は、制御部51を機能的に有している。HEV−CU50では、EEPROMなどに記憶されているプログラムがCPUによって実行されることにより、制御部51の機能が実現される。
制御部51は、正極側コンタクタ121の開閉、及び、負極側コンタクタ122の開閉を制御する。制御部51は、正極側コンタクタ121、及び、負極側コンタクタ122の閉開を切り替える制御信号(要求信号)を、CAN100を介して出力する。
BCU13は、モータ・ジェネレータ33に電力を供給する組電池11の充電状態(SOC:State Of Charge)を検知・管理する。また、BCU13は、複数のニッケル水素電池111〜11nを含む組電池(電池モジュール)11の温度を管理する。
BCU13は、組電池(電池モジュール)11の端子電圧(総電圧)を検出する総電圧検出部(総電圧センサ)131を有している。総電圧検出部131は、BCU13のA/D入力端子と電気的に接続されており、組電池11の端子電圧(総電圧)に対応した信号(電圧値)が、A/D変換された後、BCU13に読み込まれる。同様に、BCU13には、組電池11の充放電電流を検出する電流センサ136、組電池11(電池セル111〜11n)の電池温度(バッテリ温度)を検出する電池温度センサ137、及び、組電池11の周囲の環境温度(雰囲気温度)を検出する環境温度センサ138も接続されている。電流センサ136、電池温度センサ137(電池温度検出手段に相当)、環境温度センサ138(環境温度検出手段に相当)は、走行終了後(すなわち、車両が停止され、レディ・オフされた後)の組電池11の温度上昇と相関を有する指標値(パラメータ)を取得する指標値取得手段を構成する。
BCU13は、演算を行うCPU、該CPUに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、及び、正極側コンタクタ121、負極側コンタクタ122を駆動するドライバ回路やCANドライバ等のI/Fを有して構成されている。BCU13は、走行終了後(すなわち、車両停止からのレディ・オフ後)に、不必要な放電を防止しつつ(放電によるロスを低減しつつ)、γ型水酸化ニッケルの自己分解に起因する反応熱によってバッテリ温度が上昇することを抑制する機能を有している。
ここで、ニッケル水素電池は、次の化学式(1)で示されるように、充電時に、正極側の水酸化ニッケル(II)(Ni(OH))が水酸化物イオン(OH−)と結合して水酸化ニッケル(NiOOH)と水(HO)を生成する。
Ni(OH)+OH→NiOOH+HO+e ・・・(1)
ここで、水酸化ニッケル(NiOOH)には安定したβ型と不安定なγ型があり、γ型は、次の化学式(2)で示されるように、水酸化ニッケル(II)(Ni(OH))に自己分解して酸素を発生する。
4NiOOH+2HO→4Ni(OH)+O ・・・(2)
そして、酸素が負極側の金属水素化物と結合し、次の化学式(3)で示されるように、水が生成されるとともに反応熱が生じる。
4MH+O→4M+2HO+反応熱 ・・・(3)
BCU13は、上述したように、総電圧検出部(総電圧センサ)131、放電要否判断部132、放電制御部133、充電状態取得部134、及び、充放電電流量取得部135を機能的に有している。BCU13では、EEPROMなどに記憶されているプログラムがCPUによって実行されることにより、総電圧検出部131、放電要否判断部132、放電制御部133、充電状態取得部134、及び、充放電電流量取得部135の機能が実現される。
充電状態取得部134は、組電池(電池モジュール)11の充電状態(SOC)を取得する。より具体的には、充電状態取得部134は、組電池11の電圧値・電流値を読込み、例えば電流積分法などを用いて組電池11の充電状態(充電量)(%)を検出する。充電状態取得部134は、特許請求の範囲に記載の充電状態取得手段として機能する。なお、取得された、充電状態(SOC)は、放電要否判断部132に出力される。
充放電電流量取得部135は、走行終了直前、すなわち、車両が停止されレディ・オフされる直前の所定期間における充放電電流量を取得する。より具体的には、充放電電流量取得部135は、所定の時間(期間)、充放電の電流値(図4参照)を積分することにより、充放電電流量(Ah)を求める。充放電電流量取得部135は、特許請求の範囲に記載の充放電電流量取得手段として機能する。ここで、充放電電流量がプラス(+)の場合には、充電状態で停車したと判断でき、充放電電流量がマイナス(−)の場合には、放電状態で停車したと判断することができる。取得された、充放電電流量は、放電要否判断部132に出力される。
放電要否判断部132は、取得された指標値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、走行終了後(車両が停止された後、レディ・オフされる前)に放電する必要があるか否かを判断する。すなわち、放電要否判断部132は、特許請求の範囲に記載の放電要否判断手段として機能する。
特に、放電要否判断部132は、複数の指標値(充放電電流量、充電状態(SOC)、電池温度、環境温度)それぞれについて、各指標値が、対応する所定のしきい値以上である場合に、重み付けを付与し、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断する。
より詳細には、放電要否判断部132は、充放電電流量が所定のしきい値(例えばA(Ah))以上である場合に、重み付けとして所定値(例えばE)を付与し、第1バッファ(RAM)に一時的に記憶する。一方、充放電電流量が所定のしきい値未満であるときには、放電要否判断部132は、重み付けとしてゼロを付与し、第1バッファに一時的に記憶する。
同様に、放電要否判断部132は、図5に示されるように、充電状態(SOC)が所定のしきい値(例えばB(%))以上である場合に、重み付けとして所定値(例えばF)を付与し、第2バッファ(RAM)に一時的に記憶する。一方、充電状態(SOC)が所定のしきい値未満であるときには、放電要否判断部132は、重み付けとしてゼロを付与し、第2バッファに一時的に記憶する。
また、放電要否判断部132は、図6に示されるように、電池温度が所定のしきい値(例えばC(℃))以上である場合に、重み付けとして所定値(例えばG)を付与し、第3バッファ(RAM)に一時的に記憶する。一方、電池温度が所定のしきい値未満であるときには、放電要否判断部132は、重み付けとしてゼロを付与し、第3バッファに一時的に記憶する。
さらに、放電要否判断部132は、図7に示されるように、環境温度が所定のしきい値(例えばD(℃))以上である場合に、重み付けとして所定値(例えばH)を付与し、第4バッファ(RAM)に一時的に記憶する。一方、環境温度が所定のしきい値未満であるときには、放電要否判断部132は、重み付けとしてゼロを付与し、第4バッファに一時的に記憶する。なお、各重み付けは、例えば、E>F>G、Hとなるように設定される。
そして、放電要否判断部132は、第1バッファに一時的に記憶されている重み付けの値と、第2バッファに一時的に記憶されている重み付けの値と、第3バッファに一時的に記憶されている重み付けの値と、第4バッファに一時的に記憶されている重み付けの値とを加算し、その加算結果(すなわち、各指標値の重み付けの総和)が、所定の放電判断しきい値(例えばJ)以上である場合には、組電池11の放電が必要であると判断する。一方、加算結果(各指標値の重み付けの総和)が、所定の放電判断しきい値未満であるときには、放電が不要であると判断する。
なお、放電要否判断部132は、車両停止後、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122の開放要求があったときに、放電する必要があるか否かを判断する。放電要否判断部132による放電要否判断結果は、放電制御部133に出力される。
放電制御部133は、放電が必要であると判断された場合に、放電回路40(トランジスタ42)を駆動して、所定の値(規定値)だけ、組電池11の放電を行う。その際に、放電制御部133は、放電回路40(トランジスタ42)のオン・オフ制御情報を、CAN100を介して出力することにより、放電回路40のオン・オフを制御する。すなわち、制御部51は、特許請求の範囲に記載の放電制御手段として機能する。
また、放電制御部133は、放電を実行した後に、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122を開放する(すなわち、レディ・オフする)ことを許可する。
次に、図2及び図3を併せて参照しつつ、バッテリ温度管理装置1の動作について説明する。図2及び図3は、バッテリ温度管理装置1によるバッテリ温度管理処理の処理手順を示すフローチャートである。図2及び図3に示される処理は、主としてBCU13によって、所定のタイミングで繰り返して実行される。
まず、ステップS100では、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122が閉じられる(すなわち、レディ・オン状態とされる)。
次に、ステップS102では、充放電電流量が所定のしきい値(例えばA(Ah))以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、充放電電流量が所定のしきい値以上である場合には、重み付けとして所定値(例えばE)が付与され、第1バッファに一時的に記憶される(ステップS104)。一方、充放電電流量が所定のしきい値未満であるときには、重み付けとしてゼロが付与され、第1バッファに一時的に記憶される(ステップS106)。その後、ステップS108に処理が移行する。なお、充放電電流量の取得方法については上述したとおりであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ステップS108では、充電量(SOC)が所定のしきい値(例えばB(%))以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、充電量(SOC)が所定のしきい値以上である場合には、重み付けとして所定値(例えばF)が付与され、第2バッファに一時的に記憶される(ステップS110)。一方、充電量(SOC)が所定のしきい値未満であるときには、重み付けとしてゼロが付与され、第2バッファに一時的に記憶される(ステップS112)。その後、ステップS114に処理が移行する。なお、充電量(SOC)の取得方法については上述したとおりであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ステップS114では、電池温度(バッテリ温度)が所定のしきい値(例えばC(℃))以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、電池温度が所定のしきい値以上である場合には、重み付けとして所定値(例えばG)が付与され、第3バッファに一時的に記憶される(ステップS116)。一方、電池温度が所定のしきい値未満であるときには、重み付けとしてゼロが付与され、第3バッファに一時的に記憶される(ステップS118)。その後、ステップS120に処理が移行する。
ステップS120では、環境温度(雰囲気温度)が所定のしきい値(例えばD(℃))以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、環境温度が所定のしきい値以上である場合には、重み付けとして所定値(例えばH)が付与され、第4バッファに一時的に記憶される(ステップS120)。一方、環境温度が所定のしきい値未満であるときには、重み付けとしてゼロが付与され、第4バッファに一時的に記憶される(ステップS122)。その後、ステップS126に処理が移行する。
ステップS126では、車両が停止され、正極側コンタクタ121及び/又は負極側コンタクタ122の開放要求があるか否かについての判断が行われる。ここで、正極側コンタクタ121及び/又は負極側コンタクタ122の開放要求がない場合には、ステップS102に処理が移行し、開放要求があるまで、上述したステップS102〜ステップS126の処理が繰り返して実行される。一方、正極側コンタクタ121及び/又は負極側コンタクタ122の開放要求があるときには、ステップS128に処理が移行する。
ステップS128では、第1バッファに一時的に記憶されている重み付けの値と、第2バッファに一時的に記憶されている重み付けの値と、第3バッファに一時的に記憶されている重み付けの値と、第4バッファに一時的に記憶されている重み付けの値とが加算され、その加算結果(すなわち、各指標値の重み付けの総和)が、所定の放電判断しきい値(例えばJ)以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、加算結果(総和)が、所定の放電判断しきい値以上である場合には、放電が必要であると判断され、ステップS130に処理が移行する。一方、加算結果(総和)が、所定の放電判断しきい値未満であるときには、放電は不要であると判断され、ステップS132に処理が移行する。
ステップS130では、放電回路40(トランジスタ42)がオンされ、放電抵抗41を介して、所定の値(規定値)だけ、組電池(電池モジュール)11の放電が行われる。その後、ステップS132に処理が移行する。
ステップS132では、正極側コンタクタ121及び/又は負極側コンタクタ122の開放が許可され、正極側コンタクタ121及び/又は負極側コンタクタ122を開くように制御指示が出力される。その後、本処理から抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、走行終了後の組電池(電池モジュール)11の温度上昇と相関を有する指標値が取得され、取得された指標値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、走行終了後に放電する必要があるか否かが判断され、放電が必要であると判断された場合に、放電が行われる。そのため、充電後の正極の表面に溜まったγ型水酸化ニッケル(NiOOH)が放電によって除去されることにより、γ型水酸化ニッケルの自己分解量が減少し、バッテリの温度上昇を抑制することができる。その結果、走行終了後に、不必要な放電を防止しつつ(放電によるロスを低減しつつ)、γ型水酸化ニッケルの自己分解に起因する反応熱によってバッテリ温度が上昇することを抑制することが可能となる。
特に、本実施形態によれば、走行終了後の組電池(電池モジュール)11の温度上昇と相関を有する複数の指標値(充放電電流量、充電状態(SOC)、電池温度、環境温度)が取得され、複数の指標値それぞれについて、各指標値が対応する所定のしきい値以上である場合に、重み付けが付与され、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断される。そのため、複数の指標値、及び、その重み付けの総和を用いることにより、適確に放電の要否を判断することが可能となる。
その際に、本実施形態によれば、走行終了後の組電池(電池モジュール)11の温度上昇と相関を有する充放電電流量、充電状態(SOC)、電池温度、環境温度を考慮することにより、より適確に放電の要否を判断することが可能となる。
本実施形態によれば、車両停止後、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122の開放要求があったときに、放電する必要があるか否かが判断され、放電する必要があると判断された場合、放電が実行された後に正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122を開放すること(すなわち、レディ・オフすること)が許可される。よって、車両停止後、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122が開放される前に、放電を行うこと(完了すること)ができ、その後の組電池11の温度上昇を確実に防止することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、電磁開閉器としてコンタクタを用いたが、コンタクタに代えてリレーなどを用いてもよい。また、上記実施形態では、一つの組電池(電池モジュール)11を備えている場合を例にして説明したが、組電池(電池モジュール)11が、複数、並列に接続されていてもよい。さらに、上記実施形態では、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122を備える構成としたが、正極側コンタクタ121及び負極側コンタクタ122の内いずれか一方のみを備える構成としてもよい。
また、バッテリ温度管理装置1のシステム構成や、各コントロールユニット(CU)の機能分担は、上記実施形態には限られない。例えば、放電要否判断部132、放電制御部133、充電状態取得部134、及び/又は、充放電電流量取得部135などの機能をBCU13に代えて、例えば、HEV−CU50やインバータ30等が有していてもよい。同様に、放電回路40は、例えば、インバータ30等の中に設けられていてもよい。
上記実施形態では、充放電電流量、充電状態(SOC)、電池温度、環境温度等の指標値が、対応する所定のしきい値を超えた場合に、一定の重み付けを付与する構成としたが、複数の指標値それぞれについて、各指標値が、対応する所定のしきい値以上である場合に、各指標値と対応する所定のしきい値との偏差に応じて重み付けを付与し(例えば、偏差と重み付けとを乗算した結果を付与し)、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断する構成としてもよい。このようにすれば、各指標値と所定のしきい値との偏差に応じてそれぞれに重み付けが付与されるため、各指標値(パラメータ)の温度上昇に対する寄与度をより正確に反映することが可能となる。
また、放電が必要であると判断された場合に、複数の指標値それぞれの重み付けの総和と所定の放電判断しきい値との偏差に応じて放電量を設定し、該放電量に応じて放電を行う構成としてもよい。このようにすれば、複数の指標値それぞれの重み付けの総和と所定の放電判断しきい値との偏差に応じて放電量を可変することができるため、組電池11の温度上昇をより確実に防止することが可能となる。
上記実施形態では、4つの指標値(パラメータ)を用いたが、必ずしも4つの指標値すべてを用いる必要はない。例えば、充放電電流量のみに基づいて(すなわち、充放電電流量が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて)放電する必要があるか否かを判断する構成としてもよい。このようにすれば、コストや処理負荷を低減しつつ、組電池(電池モジュール)11の放電の要否を判断することができる。一方、上述した4つの指標値(パラメータ)以外の指標値を考慮する構成としてもよい。
1 バッテリ温度管理装置
10 バッテリパック
11 組電池(電池モジュール)
111,112,113,・・・,11n ニッケル水素電池(電池セル)
121 正極側コンタクタ(電磁開閉器)
122 負極側コンタクタ(電磁開閉器)
13 BCU
131 総電圧検出部(総電圧センサ)
132 放電要否判断部
133 放電制御部
134 充電状態取得部
135 充放電電流量取得部
136 電流センサ
137 電池温度センサ
138 環境温度センサ
21 正極電源ライン
22 負極電源ライン
30 インバータ
30a スイッチング部
31 電圧検出部(電圧センサ)
32 平滑コンデンサ
40 放電回路
41 放電抵抗
50 HEV−CU
51 制御部
100 CAN

Claims (9)

  1. 放電抵抗を介して、ニッケル水素電池の放電を行う放電手段と、
    走行終了後の前記ニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する指標値を取得する指標値取得手段と、
    前記指標値取得手段により取得された指標値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、走行終了後に放電する必要があるか否かを判断する放電要否判断手段と、
    前記放電要否判断手段により放電が必要であると判断された場合に、前記放電手段を駆動して放電を行う放電制御手段と、を備えることを特徴とするバッテリ温度管理装置。
  2. 前記指標値取得手段は、走行終了直前の所定期間における充放電電流量を取得する充放電電流量取得手段を有し、
    前記放電要否判断手段は、前記充放電電流量取得手段により取得された充放電電流量が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて、放電する必要があるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ温度管理装置。
  3. 前記指標値取得手段は、走行終了後の前記ニッケル水素電池の温度上昇と相関を有する複数の指標値を取得し、
    前記放電要否判断手段は、複数の指標値それぞれについて、各指標値が対応する所定のしきい値以上である場合に、重み付けを付与し、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ温度管理装置。
  4. 前記指標値取得手段は、走行終了直前の所定期間における前記ニッケル水素電池の充放電電流量を取得する充放電電流量取得手段、及び、前記ニッケル水素電池の充電状態を取得する充電状態取得手段を有することを特徴とする請求項3に記載のバッテリ温度管理装置。
  5. 前記指標値取得手段は、前記ニッケル水素電池の電池温度を検出する電池温度検出手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のバッテリ温度管理装置。
  6. 前記指標値取得手段は、前記ニッケル水素電池の周囲の環境温度を検出する環境温度検出手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載のバッテリ温度管理装置。
  7. 前記放電要否判断手段は、複数の指標値それぞれについて、各指標値が、対応する所定のしきい値以上である場合に、各指標値と対応する所定のしきい値との偏差に応じて重み付けを付与し、複数の指標値それぞれの重み付けの総和が所定の放電判断しきい値以上の場合に放電が必要であると判断することを特徴とする請求項3に記載のバッテリ温度管理装置。
  8. 前記放電制御手段は、放電が必要であると判断された場合に、複数の指標値それぞれの重み付けの総和と所定の放電判断しきい値との偏差に応じて放電量を設定し、該放電量に応じて放電を行うことを特徴とする請求項7に記載のバッテリ温度管理装置。
  9. 前記ニッケル水素電池の正極に接続される正極電源ライン、及び/又は、前記ニッケル水素電池の負極に接続される負極電源ラインに直列に介装され、前記正極電源ライン、及び/又は、前記負極電源ラインを電気的に断接する電磁開閉器を備え、
    前記放電要否判断手段は、車両停止後、前記電磁開閉器の開放要求があったときに、放電する必要があるか否かを判断し、
    前記放電制御手段は、放電する必要があると判断された場合に、放電を実行した後に前記電磁開閉器を開放することを許可することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のバッテリ温度管理装置。
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