JP2020098004A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】継手本体とこれに接続されたチューブとの間をシールする管継手のシール性能を向上させる。【解決手段】管継手1が、継手本体7と締結部材9とを備える。継手本体7は、チューブ3内にインナーリング部11が挿入された状態で、チューブ3と接続される。締結部材9は、インナーリング部11の径方向外方において継手本体7と締結され、インナーリング部11に形成された被押圧部33をチューブ3を介して押圧する。そして、被押圧部33に、径方向外方に開口する環状の凹部50が継手本体7の周方向に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、管継手に関する。
従来、特許文献1に記載のような管接続装置(管継手)が知られている。この管接続装置は、チューブと接続される継手本体と、インナーリングと、ユニオンナットとを備えている。
前記管接続装置においては、前記ユニオンナットの締込みにより、そのチューブ押圧部が前記チューブを前記インナーリングに形成された先窄まりの外周拡径面に押し付ける。
これにより、前記チューブと前記インナーリングの先窄まりの外周拡径面との間がシールされるようになっている。
特開2015−212582号公報
従来の管接続装置においては、上述のように、前記チューブと前記インナーリングの先窄まりの外周拡径面との間をシールする構造が採用されているが、確実にシールすることができるというシールの安全性をこれまで以上に向上するために、管接続装置(管継手)のシール性能のさらなる改善が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、管継手のシール性能を向上させることを目的とする。
本発明は、
チューブ内にインナーリング部が挿入された状態で前記チューブと接続される継手本体と、
前記インナーリング部の径方向外方において前記継手本体と締結され、前記インナーリング部に形成された被押圧部を前記チューブを介して押圧する締結部材と、を備え、
前記被押圧部には、径方向外方に開口する環状の凹部が前記継手本体の周方向に設けられている、管継手である。
この構成によれば、前記継手本体が前記チューブと接続された場合に、前記締結部材により前記チューブを前記インナーリング部の被押圧部のうち複数の凹部周縁部分に押圧して、前記インナーリング部(前記継手本体)と前記チューブとの間をシールすることが可能となる。したがって、前記インナーリング部と前記チューブとの間のシール箇所を増やし、より多くの箇所(複数個所)でシールを行うことができる。よって、シールの安全性(確実性)を高めることができる。結果、前記管継手のシール性能を向上させることができる。
また、チューブが、前記凹部における軸方向両側の周縁部分に接触するので、軸方向において複数個所でシールすることができる。したがって、管継手のシール性能を更に向上させることができる。
本発明のまた別の態様によれば、
前記凹部は、前記インナーリング部の軸方向において所定間隔ごとに複数設けられている。
この構成によれば、前記凹部周縁部分において、軸方向に沿った更に多くのシール箇所を形成することが可能となる。したがって、管継手のシール性能をより向上させることができる。
本発明の別の態様によれば、
前記インナーリング部は、径方向外方へ膨らむ膨出部を有し、
前記被押圧部は、前記膨出部の頂部よりも前記締結部材の締結方向手前側に形成されている。
この構成によれば、前記締結部材を前記継手本体に締結するときに、前記締結部材を用いた前記凹部周縁部分への前記チューブの押圧の確実性を高めることが可能となる。
本発明のまた別の態様によれば、
前記膨出部の頂部に、径方向外方に開口する前記凹部とは異なる第二の凹部が前記インナーリング部の周方向に設けられている。
この構成によれば、前記チューブを前記インナーリング部の頂部に他の部分に比べて強く圧接させて、前記インナーリング部(前記継手本体)と前記チューブとの間のシール箇所を増加させることが可能となる。したがって、前記管継手のシール性能を向上させることができる。
本発明のまた別の態様によれば、
前記継手本体は、前記インナーリング部が設けられた本体部を有し、
前記本体部が、前記インナーリング部と別体に構成されている。
本発明によれば、管継手のシール性能を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る管継手の断面図である。 図1の一部拡大図である。 図1の管継手における継手本体のインナーリング部の側面図である。 図3の一部拡大図である。 別の実施形態の管継手の断面図である。 また別の実施形態の管継手の断面図である。
まず、本発明の一実施形態に係る管継手1の全体構成について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る管継手1の断面図である。図2は、図1の一部拡大図である。なお、図1は、管継手1にチューブ3の長手方向の一端部5が接続されている状態を示している。
以下の説明においては、図1を見た場合の紙面の左側(後述の締結部材9側)を軸方向一方側とし、図1を見た場合の紙面の右側(後述の継手本体7側)を軸方向他方側とする。
管継手1は、例えば、半導体、液晶または有機ELの製造装置内、各種プラントの配管、医療・医薬分野の配管等において使用される複数の配管等を接続する部材である。なお、管継手1は、上記の分野や用途以外にも用いることができる。管継手1は、チューブ3とつながれるとともに、チューブ3とは別のチューブまたはタンク等の接続部材とつながれるように構成されている。
ここで、チューブ3は、可撓性を有するものである。チューブ3は、本実施形態においては、フッ素樹脂材料(例えば、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等の樹脂材料を用いて製造されている。
図1、図2に示すように、管継手1は、継手本体7と、締結部材9とを備えている。管継手1は、本実施形態においては、フッ素樹脂材料等の樹脂材料を用いて製造されている。なお、樹脂材料は、フッ素樹脂を一例として説明するが、これに限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエーテルエテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド等の種々の樹脂を使用可能であり、使用分野や用途、チューブ3の材質等に応じて適宜変更可能である。
継手本体7は、チューブ3内にインナーリング部11が挿入された状態でチューブ3と接続されるように構成されている。本実施形態において、継手本体7は、インナーリング部11と、本体部13とを有している。
インナーリング部11は、その軸方向一方側の一部分がチューブ3の長手方向の一端部5(以下、単に端部5という。)に挿入(本実施形態においては圧入)されるように構成されている。
インナーリング部11は、継手本体7の軸方向一方側に配置されている。
インナーリング部11は、本体部13に設けられている。インナーリング部11は、本実施形態においては、本体部13と別体に(別部材として)構成されている。
詳しくは、インナーリング部11は、本体部13の軸方向一方側の端部に突出するように設けられている。インナーリング部11は、円筒状に形成されている。インナーリング部11は、チューブ3の内径と略同一寸法の内径を有している。
インナーリング部11は、チューブ3内に挿入される部分に、径方向外方へ膨出する(膨らむ)膨出部15を有している。膨出部15は、インナーリング部11の軸方向一方側に配置されている。
そして、膨出部15は、インナーリング部11の一部がチューブ3の端部5に軸方向他方側から圧入されたときに、チューブ3の端部5の一部を当該インナーリング部11の形状に沿うように拡径させる。
膨出部15は、本実施形態においては、インナーリング部11の外径が膨出部15の頂部52から軸方向一方側に向かって漸次縮小しかつ頂部52から軸方向他方側に向かって漸次縮小するように形成されており、頂部52の軸方向一方側および他方側の各々に斜面部を有している。
インナーリング部11の軸方向他方側には、シール突部17が設けられている。シール突部17は、円筒状に形成されており、前述のインナーリング部11の一部をチューブ3へ圧入することにより、チューブ3の端部5に対して軸方向他方へ突出する。
インナーリング部11の軸方向他方側には、傾斜突起19が設けられている。傾斜突起19は、円筒状に形成されている。傾斜突起19は、シール突部17の径方向内方に配置されている。
傾斜突起19は、軸方向他方へ突出するようになっている。傾斜突起19は、軸方向一方から他方へ向かって漸次縮径する傾斜面を有している。
本体部13は、筒部21と、受口部23と、シール筒部25とを有している。本体部13は、継手本体7において、インナーリング部11の軸方向他方側に配置されている。
筒部21は、インナーリング部11を介してチューブ3と連なって流体を流通させることができるように構成されている。筒部21は、インナーリング部11の内径と略同一寸法の内径を有している。
受口部23は、インナーリング部11との間にチューブ3の端部5を受け入れることができるように構成されている。詳しくは、受口部23は、筒部21の軸方向一方側の端部に設けられている。
受口部23は、円筒状に形成されている。受口部23は、インナーリング部11の径方向外方に配置されている。受口部23は、筒部21の軸方向一方側の端部から軸方向一方へ向かって突出する。
受口部23は、インナーリング部11の軸方向他方側と、インナーリング部11が圧入されたチューブ3の端部5の一部を内部に受け入れることができる。受口部23は、その外周部に、雄ねじ部27を有している。
シール筒部25は、筒部21の軸方向一方側の端部に設けられている。シール筒部25は、受口部23の軸方向他方側の端部と所定間隔を隔てた状態で、その端部の径方向内方に配置されている。
シール筒部25は、インナーリング部11と筒部21との間に設けられている。シール筒部25は、インナーリング部11および筒部21の各々の内径と略同一寸法の内径を有している。
シール筒部25の軸方向一方側の端部には、傾斜面29が設けられている。傾斜面29は、円環状に形成されている。傾斜面29は、傾斜突起19の傾斜面と対向し、軸方向一方から他方へ向かって漸次縮径する面を有している。
シール筒部25と、これと対向する受口部23の軸方向他方側の端部との間には、シール溝31が形成されている。シール溝31は、円環状に形成されている。シール溝31には、シール突部17が圧入可能とされる。
締結部材9は、インナーリング部11の径方向外方において継手本体7と締結され、インナーリング部11に形成された被押圧部33をチューブ3を介して押圧するように構成されている。
詳しくは、締結部材9は、筒状に形成されている。締結部材9は、チューブ3の外側に嵌め込まれる(外嵌される)ように構成されている。そして、締結部材9は、チューブ3に外嵌された状態でその長手方向に(軸方向に沿って)移動することができる。
締結部材9は、押圧部35と、ねじ部37とを有している。本実施形態において、締結部材9は、継手本体7における受口部23に対応するユニオンナットとされている。なお、締結部材9は、被押圧部33を押圧し、かつ、本体部13と締結できるものであればよく、ユニオンナットに限定されるものではない。
押圧部35は、ねじ部37の軸方向一方側に配置されている。押圧部35は、チューブ3に外嵌されており、チューブ3の長手方向に移動することができるように構成されている。
押圧部35は、筒状に形成されている。押圧部35は、チューブ3の外径よりも若干大きい内径を有する部分と、この部分の内径より大きい内径を有し且つ被押圧部33を押すための押圧面39が形成される部分とを有している。
押圧部35は、インナーリング部11の軸方向一方側がチューブ3の端部5に圧入された場合に、チューブ3の端部5のうち膨出部15により拡径された拡径部分41の軸方向一方に位置する。
すなわち、この場合に、押圧部35の押圧面39が、チューブ3の拡径部分41と対向し、拡径部分41を膨出部15に向かって押圧することができる。
ねじ部37は、押圧部35の軸方向他方側の端部に設けられている。ねじ部37は、押圧面39よりも径方向外方に配置されている。
ねじ部37は、円筒状に形成されている。ねじ部37は、継手本体7における受口部23を内側に嵌め入れる(内嵌する)ことができるようになっている。ねじ部37は、その内周部に、雌ねじ部43を有している。
雌ねじ部43は、受口部23の雄ねじ部27に対応するように形成されている。つまり、雌ねじ部43は、ねじ部37が受口部23を内嵌する場合に、受口部23の雄ねじ部27に締め付けられるようになっている。
以上の構成により、チューブ3の端部5に圧入したインナーリング部11を継手本体7の受口部23に入れ、その状態で締結部材9を継手本体7に対して軸方向他方へ螺進して締結することによって、チューブ3を継手本体7に接続した状態を維持することができる。
そして、このように締結部材9を用いて継手本体7へのチューブ3の接続を維持するとき、締結部材9の押圧部35により、チューブ3の拡径部分41をインナーリング部11の膨出部15における被押圧部33に向かって軸方向他方および径方向内方へ押圧することが可能となる。
これにより、チューブ3の拡径部分41をインナーリング部11の膨出部15に圧接させることができる。したがって、チューブ3と接続された管継手1において、インナーリング部11(継手本体7)とチューブ3との間をシールすることができる。
しかも、シール突部17をシール溝31に圧入するとともに、傾斜突起19の外周面をシール筒部25の傾斜面29に圧接させることができる。したがって、チューブ3と接続された管継手1の継手本体7において、インナーリング部11と筒部21との間をシールすることができる。
次に、特に、管継手1のインナーリング部11の構成について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図3は、インナーリング部11の側面図である。図4は、図3の一部拡大図である。
前述のように、締結部材9は、継手本体7と締結される場合、インナーリング部11の一部が圧入されたチューブ3の端部5を介して、インナーリング部11の被押圧部33を押圧する。
そして、図1、図2、図3、図4に示すように、このインナーリング部11の被押圧部33に、径方向外方に開口する凹部50が、インナーリング部11の周方向に形成されている。
本実施形態において、被押圧部33は、インナーリング部11の膨出部15に設けられている。被押圧部33は、膨出部15の斜面部のうち、膨出部15の頂部52よりも締結部材9の締結方向手前(軸方向一方)側に設けられている。
詳しくは、被押圧部33は、膨出部15の径変化部54に設けられている。径変化部54は、膨出部15の頂部52よりも締結部材9の締結方向手前側であって、頂部52と被押圧部33との間に設けられている。
ここで、締結部材9の締結方向とは、軸方向他方を指し、図1における矢印56の方向である。そして、締結部材9の締結方向手前側とは、軸方向一方側である。締結部材9の締結方向奥側とは、軸方向他方側である。
径変化部54は、膨出部15における軸方向一方側の一部分を構成するものであり、膨出部15の斜面部に設けられている。径変化部54は、その外径が軸方向一方側から他方側に向かって漸次拡大する形状になっている。
また、膨出部15の頂部52は、膨出部15における軸方向中途部であって、径変化部54の軸方向他方側に位置している。そして、膨出部15の頂部52が、膨出部15のなかで、最も径が大きくなる部分である。
本実施形態において被押圧部33は、締結部材9の締結方向手前側から奥側に向かって漸次拡大する傾斜状に形成される。
図4に示すように、被押圧部33は、断面視で径方向外方へ凸となる直線または曲線形状の傾斜面とされている。
さらに、被押圧部33は、円環状に形成されている。被押圧部33は、インナーリング部11の全周にわたって延在し、チューブ3の端部5の内周と接する。被押圧部33は、チューブ3との接触によってチューブ3に拡径部分41を生じさせる。
そして、被押圧部33には、凹部50が少なくとも1つ設けられており、特に本実施形態においては、図4等に示すように、凹部50が1つ設けられている。
凹部50は、径方向外方に開口する凹みであって、被押圧部33(膨出部15)の表面から径方向内方に向かって所定の深さを有する。なお、後述するように、凹部50の形状、個数、寸法等は、インナーリング部11の形状や材質等によって適宜変更され、本実施形態で例示しているものに限定されない。また、特に、凹部50の軸方向の長さ、および、凹部50の径方向の長さ(深さ)は、インナーリング部11が所定の強度を保つように適宜設定され得る。
本実施形態において、凹部50は、前述の被押圧部33に形成されることから、膨出部15の頂部52よりも締結部材9の締結方向手前側に位置している。
また、本実施形態において凹部50は、環状溝に形成されている。換言すれば、凹部50は、インナーリング部11の周方向に連続するように、即ち被押圧部33の全周にわたって形成されている。
被押圧部33においては、凹部50が形成されることにより、軸方向一方側の凹部周縁部分33aと軸方向他方側の凹部周縁部分33bとが形成される。つまり、凹部50は、被押圧部33を凹部周縁部分33aと凹部周縁部分33bとの軸方向に区画する。
このような構成により、チューブ3の端部5の一部を被押圧部33に形成される複数の凹部周縁部分33a・33bに圧接させることが可能となる。
したがって、継手本体7がチューブ3と接続された場合に、締結部材9の締付けに伴って、押圧面39がチューブ3の端部5の一部を被押圧部33の複数の凹部周縁部分33a・33bに押圧して、インナーリング部11(継手本体7)とチューブ3との間をシールすることが可能となる。
これにより、インナーリング部11とチューブ3の端部5(内周)の一部との間の接触箇所が増加するので、より多くの箇所(複数個所)でシールを行うことができる。よって、シールの安全性(確実性)を高めることができる。結果、管継手1のシール性能を向上させることができる。
また、本実施形態においては、凹部50が環状溝に形成されているので、チューブ3の端部5の一部を、線状に周方向に延びる複数の凹部周縁部分33a・33bの各々に圧接させて、これら両者の間をインナーリング部11の周方向全周にわたってシールすることができる。すなわち、凹部50の軸方向両側の凹部周縁部分33a・33bがチューブ3の内周面と接触して軸方向の複数個所でシールすることができる。したがって、シールの安全性(確実性)の向上を図ることができる。
また、本実施形態においては、被押圧部33が、膨出部15において頂部52よりも締結部材9の締結方向手前側(軸方向一方側)にある斜面部に設けられているので、締結部材9を継手本体7に締結するとき、この被押圧部33に、押圧面39により軸方向に作用する押圧力および径方向に作用する押圧力が確実に付与されることになり、締結部材9を用いたインナーリング部11の被押圧部33の複数の凹部周縁部分33a・33bへのチューブ3の端部5の一部の押圧の確実性を高めることができる。
また、例えば図5に示すように、被押圧部33には、凹部50を複数形成しても良い。この場合、複数の凹部50が被押圧部33に軸方向に所定間隔ごとに設けられる。
この場合には、凹部50が複数となり、チューブ3の内周側と凹部周縁部分33a・33bとの接触個所が増加するので、軸方向に沿って更に多くのシール箇所を形成することが可能となる。したがって、管継手1のシール性能をより向上させることができる。
また、本発明における継手本体7は、本実施形態においては別体に構成されたインナーリング部11と本体部13とを有する構成としているが、これに限定するものではなく、例えば、図7に示すような、互いに一体に構成されたインナーリング部91と本体部93とを有する継手本体95としてもよい。
また、本実施形態においては、図1、図2、図3、図4に示すように、インナーリング部11の膨出部15の頂部52に、径方向外方に開口する凹部50とは異なる別の凹部60(第二の凹部60)が、インナーリング部11の周方向に設けられている。
詳しくは、膨出部15の頂部52に、凹部60が少なくとも1つ設けられてあればよく、本実施形態においては、凹部60が1つ設けられている。
凹部60は、膨出部15の頂部52の表面(外周面)で径方向外方に開口しつつ、ここから径方向内方に向かって所定の深さを有するように凹んだ状態に形成されている。なお、凹部60の軸方向の長さ、および、凹部60の径方向の長さ(深さ)は、インナーリング部11(膨出部15)の強度が所定値以上を保つように適宜設定され得る。
凹部60は、本実施形態においては、環状溝に形成されている。換言すれば、凹部60は、インナーリング部11の周方向に連続するように、即ち頂部52の全周にわたって形成されている。なお、凹部60は、インナーリング11の周方向に断続的に設けられていても良い。
膨出部15の頂部52には、凹部60を挟んで軸方向一方側の凹部周縁部分52aと軸方向他方側の凹部周縁部分52bが形成される。凹部60は、頂部52を凹部周縁部分52aと凹部周縁部分52bとに分ける。
このような構成により、チューブ3の端部5の内周面の一部がインナーリング部11の頂部52における複数の凹部周縁部分52a・52bに接触することから、インナーリング部11とチューブ3の端部5との間において、シール箇所を増加させることができる。すなわち、これら両者間において、更に多くの個所でシールをすることができる。したがって、管継手1のシール性能を向上させることができる。
上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態および変形形態をとり得ることは明らかである。したがって、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 管継手
3 チューブ
7 継手本体
9 締結部材
11 インナーリング部
13 本体部
15 膨出部
33 被押圧部
50 凹部
52 膨出部の頂部
60 凹部(第二の凹部)
91 インナーリング部
93 本体部
95 継手本体

Claims (5)

  1. チューブ内にインナーリング部が挿入された状態で前記チューブと接続される継手本体と、
    前記インナーリング部の径方向外方において前記継手本体と締結され、前記インナーリング部に形成された被押圧部を前記チューブを介して押圧する締結部材と、を備え、
    前記被押圧部には、径方向外方に開口する環状の凹部が前記継手本体の周方向に設けられている、管継手。
  2. 前記凹部は、前記インナーリング部の軸方向において所定間隔ごとに複数設けられている、請求項1に記載の管継手。
  3. 前記インナーリング部は、径方向外方へ膨らむ膨出部を有し、
    前記被押圧部は、前記膨出部の頂部よりも前記締結部材の締結方向手前側に形成されている、請求項1または請求項2に記載の管継手。
  4. 前記膨出部の頂部に、径方向外方に開口する前記凹部とは異なる第二の凹部が前記インナーリング部の周方向に設けられている、請求項3に記載の管継手。
  5. 前記継手本体は、前記インナーリング部が設けられた本体部を有し、
    前記本体部が、前記インナーリング部と別体に構成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の管継手。
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