JP2020096678A - 開創器、及びその製造方法 - Google Patents

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牧野 晴司
Seishi Makino
晴司 牧野
廣部 賀崇
Yoshitaka Hirobe
賀崇 廣部
和也 内田
Kazuya Uchida
和也 内田
知佳 堀田
Chika Hotta
知佳 堀田
紀章 岩佐
Noriaki IWASA
紀章 岩佐
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Abstract

【課題】 外科手術中であっても治療部位のX線撮影を良好に行うことが可能で、しかも、切開創を押し開く際にフック部に大きな負荷がかかった場合でも破損等が起きる心配がない安全性に優れた開創器、及びその効率的な製造方法を提供すること。【解決手段】 アーム本体21の先端側に第一フック部22を備えた第一アーム2と;アーム本体31の先端側に第二フック部32を備えた第二アーム3とを備え、前記第一フック部22と第二フック部32で切開創を押し開いて使用される開創器において、少なくとも前記第一アーム2の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32の主材料に合成樹脂材料を使用すると共に、これら第一フック部22及び第二フック部32の表面に、強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを部分的に形成した。【選択図】 図1

Description

本発明は、開創器の改良、詳しくは、手術時における治療部位のX線撮影が可能で、かつ、切開創を開く際に大きな負荷がかかった場合でも破損等の心配がない安全性に優れた開創器、及びその効率的な製造方法に関するものである。
一般的に、外科手術は、メスによる切開創に開創器を配置し、この開創器のフック部で切開創を押し拡げて術野を維持した状態で行われる。またこの種の開創器としては、手術部位や求められる機能に応じてト部氏開胸器やバロファ氏開創器、アドソン開創器、ヤンゼン開創器など、形態が異なる数多くのものが知られている。
また上記外科手術時においては、治療部位をX線撮影しながら手術することも多いため、切開創に開創器を装着した状態でも治療部位のX線撮影が良好に行えるように開創器全体またはその一部をX線透過材料であるプラスチック材料から構成する技術も公知となっている(例えば、特許文献1の段落番号[0083]等参照)。
しかしながら、上記のように開創器をプラスチック材料から構成する場合、切開創に当接させる開創器のフック部に大きな負荷がかかるため、フック部の強度が不充分だと使用時の負荷でフック部が破損する等の危険がある。特にプラスチック材料は、疲労や劣化の問題があるため、強度面に大きな注意を払う必要がある。
一方、従来においては、上記プラスチック材料として炭素の粉末や短繊維を含有させたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用する技術も公知となっているが(例えば、特許文献2の段落番号[0024]等参照)、炭素の粉末や短繊維を樹脂中に分散させたCFRPでは、フック部が想定以上の負荷を受けた際に強度上の不安がある。
特開2011−125733号公報 特開2016−182197号公報
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、外科手術中であっても治療部位のX線撮影を良好に行うことが可能で、しかも、切開創を押し開く際にフック部に大きな負荷がかかった場合でも破損等が起きる心配がない安全性に優れた開創器、及びその効率的な製造方法を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、アーム本体21の先端側に第一フック部22を備えた第一アーム2と;アーム本体31の先端側に第二フック部32を備えた第二アーム3とを備え、前記第一フック部22と第二フック部32で切開創を押し開いて使用される開創器において、少なくとも前記第一アーム2の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32の主材料に合成樹脂材料を使用すると共に、これら第一フック部22及び第二フック部32の表面に、強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを部分的に形成した点に特徴がある。
また上記開創器の形態としては、第一アーム2の基端部が固定され、かつ、第二アーム3の基端部が可動式に装着されるスライドガイド1を備えた形態を採用できる。
また上記スライドガイド1を備えた形態を採用する場合には、スライドガイド1にラックギアを使用すると共に、第二アーム3の基端部33に前記ラックギアと噛み合わせた状態で装着可能なローラピニオン42またはピニオンギアを端部に備えた回転操作用のハンドル4を備えた構成を採用できる。
また上記補強層Sについては、連続繊維状の強化繊維を製織して成る織物状の強化繊維シートを使用するのが好ましい。
また上記第一アーム2の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32は、短繊維状または粉末状の強化繊維材料をマトリックス樹脂中に分散させた繊維強化プラスチックから構成するのが好ましい。
また上記第一アーム2の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32の本体の主材料には、常用耐熱温度が150℃以上の熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。
また上記補強層Sについては、第一アーム2の第一フック部22と第二アーム3の第二フック部32の内側面または外側面の一方にのみ補強層Sを形成するのが好ましい。
また上記補強層Sについては、第一アーム2及び第二アーム3のアーム本体21・31の上面から第一フック部22及び第二フック部32の外側面にかけて表面形状に沿った一枚の強化繊維シートを配置した状態で補強層Sが形成するのがより好ましい。
また上記第一アーム2の第一フック部22と第二アーム3の第二フック部32については、第一アーム2及び第二アーム3に対して脱着自在に構成することもできる。
一方、本発明では、上記開創器の製造方法において、第一アーム2の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32を射出成形する際、金型内に強化繊維シートを挿入した状態で熱可塑性樹脂を注入して射出成形を行う方法を採用できる。
本発明では、開創器のフック部の主材料に合成樹脂材料を使用すると共に、これらフックの表面に、強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層を部分的に形成して構成したことにより、フック部の強度を高めることができるため、手術時にフック部が大きな負荷を受けた場合でも破損等が起きる心配がない。
また本発明では、上記のように開創器のフック部をX線透過材料である合成樹脂材料と強化繊維シートとから構成したことにより、手術中に治療部位のX線撮影を行う場合でも開創器のフック部によってX線が遮蔽される心配がないため、治療部位の良好なX線画像を入手することができる。
したがって、本発明により、外科手術時において術野を維持できるだけでなく、器具を装着した状態でX線撮影をスムーズに行うこともでき、安全性にも優れた開創器を提供できることから、本発明の実用的利用価値は非常に大きい。
本発明の第一実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第一実施形態の開創器を表す分解斜視図である。 本発明の第一実施形態のスライドガイドを表す全体斜視図である。 本発明の第一実施形態の第一アームを表す全体斜視図である。 本発明の第一実施形態の第二アームを表す全体斜視図である。 本発明の第一実施形態のハンドルを表す全体斜視図である。 本発明の第二実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第三実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第四実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第五実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第六実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第七実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第八実施形態の開創器を表す全体斜視図である。 本発明の第九実施形態の開創器を表す全体斜視図である。
『第一実施形態』
本発明の第一実施形態について図1〜図6に基づいて以下に説明する。なお図中、符号Aで指示するものは、開創器であり、符号1で指示するものは、スライドガイドである。また符号2で指示するものは、第一アームであり、符号3で指示するものは、第二アームである。また符号4で指示するものは、ハンドルであり、また符号Sで指示するものは、補強層である。
「開創器の構成、及び製造方法」
[1]開創器の基本構成について
本実施形態の開創器Aは、図1(a)(b)及び図2に示すように、板状のスライドガイド1に対し、アーム本体21の先端側に第一フック部22を備えた第一アーム2と、アーム本体31の先端側に第二フック部32を備えた第二アーム3とをコの字型に設け、更に第二アーム3にハンドル4を装着して、このハンドル4を回転操作することにより第二アーム3をスライドガイド1に沿って移動可能に構成している。
これにより、ハンドル4の回転操作で第一アーム2の第一フック部22と第二アーム3の第二フック部32との間隔を変えることができるため、治療時において切開創に第一フック部22と第二フック部32を挿入した状態で、第二フック部32を第一フック部22から離れるように移動させることで、両フック部で切開創を両側に押し開くことができる。
また上記第一アーム2の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32の本体の主材料には、X線透過材料である合成樹脂材料を使用しているため、開創器Aを装着した状態で切開創のX線撮影も行える。加えて、合成樹脂製の第一フック部22及び第二フック部32の表面には、強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを形成しているため、充分な強度を有する安全性の高い開創器Aを構成できる。
[2]スライドガイドについて
[2-1]本体形状
次に上記開創器Aの各構成要素について説明する。まず上記スライドガイド1の本体形状については、本実施形態では、図3(a)(b)に示すように長辺側の一方の側縁部に多数の凹部11・11…が一定間隔で並んだラックギアを使用している。また本実施形態では、スライドガイド1に断面形状がU型の凹部11・11…を形成しているが、凹部11の形状に関しては、対となるピニオンに対応する形状であれば断面形状が半円型や四角形などの多角型、台形型等の形状を採用することもできる。
[2-2]本体の材質
また上記スライドガイド1の材質に関しては、本実施形態では、本体材料に強化繊維材料をマトリックス樹脂中に分散させた繊維強化プラスチックを使用している。また本実施形態では、マトリックス樹脂として耐熱性及び強度に優れたPEEK樹脂を使用しているが、これ以外のPSUやPESなどの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を使用することもできる。なお熱可塑性樹脂を使用する場合、加熱による滅菌処理を行えるように常用耐熱温度が150℃以上の熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。
また上記繊維強化プラスチックに使用する強化繊維材料としては、本実施形態では、短繊維状(平均繊維長120〜130μm)の炭素繊維を使用しているが、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維を使用することもでき、また粉末状の強化繊維材料を使用することもできる。またスライドガイド1の本体材料には、合成樹脂材料以外の金属材料や無機材料を使用することもでき、芯材や凹部にのみ強度の高い異種材料を使用することもできる。
[2-3]スライドガイドの二股部
また本実施形態では、図3(a)(b)に示すように上記スライドガイド1の一方の端部に二本の棒体が間隔を空けて平行に並んだ二股部12を形成し、更にこの二股部12の各棒体の外側面に突起状のストッパー部12a・12aとツメ部12b・12bをそれぞれ形成している。これにより、スライドガイド1の二股部12に、別体で構成された第一アーム2を脱着自在に装着できるようにしている(詳しくは後述する)。
[2-4]補強層
また本実施形態では、図3(a)(b)に示すように上記スライドガイド1の凹部11・11…が形成されていない長辺側の他方の側縁部を覆うように、強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを部分的に形成している。これによりスライドガイド1の本体強度を補強層Sによって高めている。
また本実施形態では、上記補強層Sの強化繊維シートとして連続繊維状の炭素繊維を平織りに製織した織物状のシートを使用しているが、連続繊維状の炭素繊維を一方向に並べたシート(UDシート)を繊維方向が異なるように配向して積層したシートを強化繊維シートとして使用することもできる。また強化繊維としては、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維等を使用することもできる。
[3]第一アームについて
[3-1]第一アームの形状
次に上記第一アーム2に関しては、本実施形態では、図4(a)(b)に示すように板状のアーム本体21の先端側の一方の側縁部に湾曲した板状の第一フック部22を、断面L型となるようにアーム本体21の軸方向に対して垂直方向に突き出して形成している。また第一アーム2には、アーム本体21よりも一回り太く形成された基端部23を設けて、この基端部23に挿通孔23aを形成している。
これにより上記スライドガイド1の二股部12を、第一アーム2の基端部23の挿通孔23aに押し込んで、二股部12の二本の棒体を間隔が狭まるように弾性変形させながら挿通し、図1(a)(b)に示すように二股部12のストッパー部12a・12aとツメ部12b・12bの間に第一アーム2の基端部23を挟み込んだ状態で固定できる。また本実施形態では、スライドガイド1の二股部12の棒体先端を摘まんで間隔を狭めることで、スライドガイド1から第一アーム2の基端部23を取り外すこともできる。
[3-2]第一アームの材質
また上記第一アーム2の主材料には、本実施形態では、強化繊維材料をマトリックス樹脂中に分散させた繊維強化プラスチックを使用している。また本実施形態では、マトリックス樹脂として耐熱性及び強度に優れたPEEK樹脂を使用しているが、これ以外のPSUやPESなどの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を使用することもできる。なお熱可塑性樹脂を使用する場合、加熱による滅菌処理を行えるように常用耐熱温度が150℃以上の熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。
また上記繊維強化プラスチックに使用する強化繊維材料としては、本実施形態では、短繊維状の炭素繊維を使用しているが、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維を使用することもでき、また粉末状の強化繊維材料を使用することもできる。また第一アーム2の材料は、少なくとも第一フック部21が合成樹脂材料で形成されていればよく、それ以外の部分に金属材料や無機材料を使用することもでき、またアーム本体21の芯材に強度の高い異種材料を使用することもできる。
[3-3]第一アームの補強層
また上記第一アーム2のアーム本体21及び第一フック部22の表面には、図4(a)(b)に示すように強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを部分的に形成している。これにより第一アーム2のアーム本体21及び第一フック部22の強度を補強層Sによって高めている。
また本実施形態では、上記補強層Sの強化繊維シートとして連続繊維状の炭素繊維を平織りに製織した織物状のシートを使用しているが、連続繊維状の炭素繊維を一方向に並べたシート(UDシート)を繊維方向が異なるように配向して積層したシートを強化繊維シートとして使用することもできる。また強化繊維としては、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維等を使用することもできる。
また上記第一アーム2の補強層Sについては、図4(a)(b)に示すように第一アーム2のアーム本体21の上面から第一フック部22の外側面(切開創に当接する部位)にかけて表面形状に沿った一枚の強化繊維シートを配置した状態で形成している。これにより開創器Aの使用時に切開創から第一フック部22に大きな負荷が加わった場合でも破損しない充分な強度を確保できる。また本実施形態では、補強層Sを第一アーム2の第一フック部22の外側面に形成しているが、内側面(切開創に当接しない部位)に形成することもできる。
[4]第二アームについて
[4-1]第二アームの形状
次に上記第二アーム3に関しては、本実施形態では、図5(a)(b)に示すように板状のアーム本体31の先端側の一方の側縁部に湾曲した板状の第二フック部32を、断面L型となるようにアーム本体31の軸方向に対して垂直方向に突き出して形成している。また第二アーム3には、アーム本体31よりも一回り太く形成された基端部33を設けて、この基端部33に挿通孔33aを形成すると共に、基端部33の外周面に挿通孔33aに連通する円孔型の開口部33bを設けている。
これにより上記スライドガイド1の本体部を、図1(a)(b)に示すように第二アーム3の基端部33の挿通孔33aに差し込んで可動式に装着することができる。また第二アーム3の基端部33の開口部33bには、第二アーム3の基端部33をスライドガイド1に装着した状態で、図1(a)(b)に示すようにハンドル4を取り付けることができる(詳しくは後述する)。
[4-2]第二アームの材質
また上記第二アーム3の主材料には、本実施形態では、強化繊維材料をマトリックス樹脂中に分散させた繊維強化プラスチックを使用している。また本実施形態では、マトリックス樹脂として耐熱性及び強度に優れたPEEK樹脂を使用しているが、これ以外のPSUやPESなどの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を使用することもできる。なお熱可塑性樹脂を使用する場合、加熱による滅菌処理を行えるように常用耐熱温度が150℃以上の熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。
また上記繊維強化プラスチックに使用する強化繊維材料としては、本実施形態では、短繊維状の炭素繊維を使用しているが、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維を使用することもでき、また粉末状の強化繊維材料を使用することもできる。また第二アーム3の材料は、少なくとも第二フック部31が合成樹脂材料で形成されていればよく、それ以外の部分に金属材料や無機材料を使用することもでき、またアーム本体31の芯材に強度の高い異種材料を使用することもできる。
[4-3]第二アームの補強層
また上記第二アーム3のアーム本体31及び第二フック部32の表面には、図5(a)(b)に示すように強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを部分的に形成している。これにより第二アーム3のアーム本体31及び第二フック部32の強度を補強層Sによって高めている。
また本実施形態では、上記補強層Sの強化繊維シートとして連続繊維状の炭素繊維を平織りに製織した織物状のシートを使用しているが、連続繊維状の炭素繊維を一方向に並べたシート(UDシート)を繊維方向が異なるように配向して積層したシートを強化繊維シートとして使用することもできる。また強化繊維としては、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維等を使用することもできる。
また上記第二アーム3の補強層Sについては、第二アーム3のアーム本体31の上面から第二フック部32の外側面(切開創に当接する部位)にかけて表面形状に沿った一枚の強化繊維シートを配置した状態で形成している。これにより開創器Aの使用時に切開創から第二フック部32に大きな負荷が加わった場合でも破損しない充分な強度を確保することができる。また補強層Sについては、本実施形態では、第二アーム3の第二フック部32の外側面に形成しているが、内側面(切開創に当接しない部位)に形成することもできる。
[5]ハンドルについて
[5-1]ハンドルの形状
次に上記ハンドル4に関しては、本実施形態では、図6に示すように手で掴む棒状の把手部41と、端部に設けられたローラピニオン42と、把手部41の向きを反転可能にするためのヒンジ部43とが一体になった形態となっている。これにより、図1(a)(b)に示すように第二アーム3の基端部33の開口部33bにハンドル4のローラピニオン42を挿入して、ラックギアと噛み合わせた状態でハンドル4を第二アーム3及びスライドガイド1に装着することができ、ハンドル4の回転操作により第二アーム3をスライドガイド1に沿って移動させることができる。
[5-2]ハンドルの材質
上記ハンドル4の主材料には、本実施形態では、強化繊維材料をマトリックス樹脂中に分散させた繊維強化プラスチックを使用している。また本実施形態では、マトリックス樹脂として耐熱性及び強度に優れたPEEK樹脂を使用しているが、これ以外のPSUやPESなどの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を使用することもできる。なお熱可塑性樹脂を使用する場合、加熱による滅菌処理を行えるように常用耐熱温度が150℃以上の熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。
また上記繊維強化プラスチックに使用する強化繊維材料としては、本実施形態では、短繊維状の炭素繊維を使用しているが、炭素繊維以外のガラス繊維やアラミド繊維を使用することもでき、また粉末状の強化繊維材料を使用することもできる。またハンドル4の材料には、金属材料や無機材料を使用することもでき、またローラピニオン42やヒンジ部43に強度の高い異種材料を使用することもできる。
[5-3]ローラピニオン及びヒンジ部
また上記ハンドル4のローラピニオン42に関しては、本実施形態では、図6に示すようにスライドガイド1の凹部11に挿入される円柱体42a・42a…が円周上に3本並んだ形態としているが、ローラピニオン42の形態としては円柱体42aが円周上に複数並んだ形態であればよい。また上記ハンドル4のヒンジ部43に関しては、把手部41の位置を反転させて取り扱い性を高めているが、ヒンジ部43の代わりに別部材で構成された把手部41とローラピニオン42を連結する任意の構造を採用することもできる。
[6]開創器の製造方法について
次に上記開創器Aの製造方法については、本実施形態では、スライドガイド1、第一アーム2、第二アーム3及びハンドル4を熱可塑性樹脂の射出成形により製造すると共に、これらを射出成形する際に金型内に強化繊維シートを挿入した状態で熱可塑性樹脂を注入することによって各部材の補強層Sを形成する方法を採用している。これにより高機能の開創器Aを低コストで製造することができる。
『第二実施形態』
本発明の第二実施形態について図7に基づいて以下に説明する。本実施形態の開創器Aでは、図7(a)(b)に示すように、第一アーム2の第一フック部22と第二アーム3の第二フック部32を各アーム本体21・31と別部材で構成して、第一フック部22と第二フック部32を各アーム本体21・31に対して脱着自在に構成している。
具体的には、第一アーム2と第二アーム3のアーム本体21・31の先端側にアーム本体21・31よりも一回り小さい棒状の嵌挿凸部21a・31aを設ける一方、第一フック部22と第二フック部32に差込み孔22a・32aを設けて、嵌挿凸部21a・31aを差込み孔22a・32aに差し込んで固定可能としている。これにより、治療部位に応じて形状や大きさの異なる第一フック部22と第二フック部32を選択することができる。
また上記第一アーム2の第一フック部22と第二アーム3の第二フック部32については、主材料にアーム本体21・31と同じ合成樹脂材料を使用し、更に第一フック部22と第二フック部32の一部の表面に、強化繊維シートに合成樹脂材料を含浸させて成る補強層Sを形成している。なおその他の構成については、第一実施形態と同様である。
『第三実施形態』
本発明の第三実施形態について図8に基づいて以下に説明する。本実施形態の開創器Aでは、図8(a)(b)に示すように、回転操作用のハンドル4を、外周に突起を備えた円板状の摘み部44と、スライドガイド1の凹部11と噛み合わせた状態で装着可能なピニオンギア45とから構成している。これによりハンドル4の摘み部44を指先で挟んで回転操作することによりピニオンギア45を回転させて、第二アーム3をスライドガイド1に沿って移動させることができる。なおその他の構成は、第一実施形態と同様である。
『第四実施形態』
本発明の第四実施形態について図9に基づいて以下に説明する。なお図中、符号5で指示するものは、緊締ネジである。本実施形態の開創器Aでは、図9(a)(b)に示すように、スライドガイド1を、凹部が形成されていない板材から構成すると供に、第二アーム3の基端部33に、挿通孔33aに連通する雌ネジ孔を形成して(図示せず)、この雌ネジ孔に緊締ネジ5を装着している。これにより緊締ネジ5を緩めた状態で第二アーム3を移動させ、更に移動後に緊締ネジ5を回転させて挿通孔33a内でスライドガイド1を締め付けることにより第二アーム3の位置を固定することができる。なおその他の構成は、第一実施形態と同様である。
『第五実施形態』
本発明の第五実施形態について図10に基づいて以下に説明する。本実施形態の開創器Aでは、図10(a)(b)に示すように、スライドガイド1を、断面矩形型の凹部11・11…が形成された板材から構成すると供に、第一アーム2と第二アーム3の板状のアーム本体21・31に長手方向に沿ったガイド孔21b・31bを形成している。そして、第一アーム1の第一フック部22及び第二アーム3の第二フック部32を、アーム本体21・31のガイド孔21b・31bにブラケット22b・32bを介してスライド可能に装着している。
これにより上記第一アーム2及び第二アーム3の長手方向におけるブラケット22b・32bの位置を調節することができる。また本実施形態では、第一アーム2と第二アーム3のブラケット22b・32bにも長手方向に沿ってガイド孔22c・32cを形成し、これらのガイド孔22c・32cに対し第一フック部22と第二フック部32をスライド可能に装着している。これによりブラケット22b・32bの長手方向における第一フック部22及び第二フック部32の位置も調節できる。
また本実施形態では、上記第一アーム2と第二アーム3のガイド孔21b・31bに対してブラケット22b・32bをボルト・ナット式の緊締部材22d・32dで固定しており、緊締部材22d・32dを緩めた状態でブラケット22b・32bを移動させ、移動後に緊締部材22d・32dで締め付けることによりブラケット22b・32bをアーム本体21・31の所定箇所に固定できる。
また同様に上記ブラケット22b・32bのガイド孔21a・31aに対する第一フック部22と第二フック部32の固定もボルト・ナット式の緊締部材22d・32dを用いて行っており、緊締部材22d・32dを緩めた状態で第一フック部22や第二フック部32を移動させ、移動後に緊締部材22d・32dで締め付けることにより第一フック部22や第二フック部32をブラケット22b・32bの所定箇所に固定できる。
また本実施形態では、図10(a)(b)に示すように、第一アーム2及び第二アーム3のガイド孔21b・31bに対し第一フック部32、第二フック部32及びそれらのブラケット22b・32bを二つずつ装着しているが、第一フック部32や第二フック部32の数は一つでもよく、また3つ以上であってもよい。なおその他の構成は、第一実施形態と同様である。
『第六実施形態』
本発明の第六実施形態について図11に基づいて以下に説明する。なお図中、符号6で指示するものは、第三アームである。本実施形態の開創器Aでは、図11(a)(b)に示すように、第一アーム2と第二アーム3を、中間部に外側に湾曲した部位が形成された丸棒状の部材から構成すると供に、第一フック部22及び第二フック部32についても、屈曲した丸棒状の枠体から構成し、丸棒状の左右の枠体間に板状の補強部を形成している。そして、これら第一フック部22及び第二フック部32の表面の一部に補強層Sを形成している。
また本実施形態では、図11(a)(b)に示すように、アーム本体61の端部に第三フック部62を備えた第三アーム6を、スライドガイド1の第一アーム2と第二アーム3の間に緊締ネジ5を用いてスライド可能に装着している。これにより緊締ネジ5を緩めた状態で第三アーム6を移動させ、更に移動後に緊締ネジ5を回転させて基端部63の挿通孔内でスライドガイド1を締め付けることにより第三アーム6の位置を固定できる。また本実施形態の開創器Aを用いれば、三方から切開創を押し広げることが可能となる。
また本実施形態では、上記第三アーム6のアーム本体61に、長手方向に沿ったガイド孔61aを形成して、このガイド孔61aに緊締ネジ5を装着している。これにより緊締部材5を緩めた状態で第三アーム6のアーム本体61を長手方向に沿って移動させ、移動後に緊締部材5で締め付けることにより第三フック部62の位置を調節することができる。なおその他の構成については、第一実施形態や第四実施形態(緊締ネジ5による第二アーム3の固定方法)と同様である。
『第七実施形態』
本発明の第七実施形態について図12に基づいて以下に説明する。なお図中、符号Fで支持するものは、環状フレームであり、符号7で指示するものは、第四アームである。本実施形態の開創器Aでは、図12(a)(b)に示すように、器具本体に円環型の環状フレームFを使用し、この環状フレームFに対し円環中心から90°間隔で第一アーム2、第二アーム3、第三アーム6及び第四アーム7を均等な間隔で固定している。また各アームは、棒状のアーム本体21・31・61・71の先端部にそれぞれ第一フック部22、第二フック部32、第三フック部62、第四フック部72を備えた構成となっている。
また本実施形態では、上記環状フレームFのアーム固定部位に、アーム本体21・31・61・71が挿通される挿通孔とネジ部材を備えた緊締部Rを設けているため、この緊締部Rを緩めた状態で各アームのアーム本体21・31・61・71を長さ方向に沿って移動させ、移動後に緊締部Rで締め付けることにより第一フック部22、第二フック部32、第三フック部62及び第四フック部72の位置を固定することができる。
これにより本実施形態の開創器Aでは、各フック部によって切開創を四方から押し広げることができる。なお本実施形態では、環状フレームFを円環型としているが、多角形型や楕円型とすることもできる。また環状フレームFに固定するアームの数に関しても、本実施形態では4つとしているが複数であれば任意の数を選択できる。また材料等の条件については、第一実施形態のスライドガイドや各アームと同様である。
『第八実施形態』
本発明の第八実施形態について図13に基づいて以下に説明する。本実施形態の開創器Aでは、図13(a)(b)に示すように、第一アーム2と第二アーム3のアーム本体21・31の一端側に複数の第一フック部22・22…及び第二フック部32・32…を設け、他端側にハンドル部24・34を設けて、これらのアーム中間部位をヒンジ部Hで回動自在に連結して構成している。これにより本実施形態の手持ち型の開創器Aでは、ハンドル部24・34で第一フック部22・22…と第二フック部32・32…を両側に開いて切開創を押し広げることができる。なお材料等の条件については、第一実施形態の各アームと同様である。
『第九実施形態』
本発明の第九実施形態について図14に基づいて以下に説明する。なお図中、符号8で指示するものは、連結バー部材である。本実施形態の開創器Aでは、図14(a)(b)に示すように、第一アーム2と第二アーム3を屈曲したレバー型の部材から構成すると共に、アーム本体21・31の作用点となる端部に複数の第一フック部22・22…及び第二フック部32・32…を設けている。またアーム本体21・31の支点となる屈曲部位は、棒状の連結バー部材8の両端部にヒンジ部Hを介して連結している。
また上記連結バー部材8の中間部位に形成した貫通孔状の雌ネジ孔には、一端部に摘み部45を備えたハンドル4の雄ネジ部46を挿通状態で螺着すると共に、上記第一アーム2と第二アーム3の力点となる固定端部25・35を、ハンドル4の雄ネジ部46の他端側に回転自在に取着された筒状部材47に固定している。
これにより本実施形態の手持ち型の開創器Aでは、ハンドル4の摘み部45を回転させて筒状部材47並びにそれに固定された第一フック部2と第二フック部3の固定端部25・35を押し下げ、それに伴うアーム本体21・31の回動によって第一フック部22・22…と第二フック部32・32…を両側に開いて切開創を押し広げることができる。なお材料等の条件については、第一実施形態の各アームと同様である。
1 スライドガイド
11 凹部
12 二股部
12a ストッパー部
12b ツメ部
2 第一アーム
21 アーム本体
21a 嵌挿凸部
21b ガイド孔
22 第一フック部
22a 差込み孔
22b ブラケット
22c ガイド孔
22d 緊締部材
23 基端部
23a 挿通孔
24 ハンドル部
25 固定端部
3 第二アーム
31 アーム本体
31a 嵌挿凸部
31b ガイド孔
32 第二フック部
32a 差込み孔
32b ブラケット
32c ガイド孔
32d 緊締部材
33 基端部
33a 挿通孔
33b 開口部
34 ハンドル部
35 作用点部
4 ハンドル
41 把手部
42 ローラピニオン
42a 円柱体
43 ヒンジ部
44 ピニオンギア
45 摘み部
46 雄ネジ部
47 筒状部材
5 緊締ネジ
6 第三アーム
61 アーム本体
61a ガイド孔
62 第三フック部
7 第四アーム
71 アーム本体
72 第四フック部
8 連結バー部材
S 補強層
A 開創器
F 環状フレーム
R 緊締部
H ヒンジ部

Claims (10)

  1. アーム本体(21)の先端側に第一フック部(22)を備えた第一アーム(2)と;アーム本体(31)の先端側に第二フック部(32)を備えた第二アーム(3)とを備え、前記第一フック部(22)と第二フック部(32)で切開創を押し開いて使用される開創器において、
    少なくとも前記第一アーム(2)の第一フック部(22)及び第二アーム(3)の第二フック部(32)の主材料に合成樹脂材料が使用されると共に、これら第一フック部(22)及び第二フック部(32)の表面に、強化繊維シートに主材料である合成樹脂材料を含浸させて成る補強層(S)が部分的に形成されていることを特徴とする開創器。
  2. 第一アーム(2)の基端部が固定され、かつ、第二アーム(3)の基端部が可動式に装着されるスライドガイド(1)を備えていることを特徴とする請求項1記載の開創器。
  3. スライドガイド(1)にラックギアが使用されると共に、第二アーム(3)の基端部(33)に前記ラックギアと噛み合わせた状態で装着可能なローラピニオン(42)またはピニオンギアを端部に備えた回転操作用のハンドル(4)を備えていることを特徴とする請求項2記載の開創器。
  4. 補強層(S)に連続繊維状の強化繊維を製織して成る織物状の強化繊維シートが使用されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の開創器。
  5. 第一アーム(2)の第一フック部(22)及び第二アーム(3)の第二フック部(32)が、短繊維状または粉末状の強化繊維材料をマトリックス樹脂中に分散させた繊維強化プラスチックから構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の開創器。
  6. 第一アーム(2)の第一フック部(22)及び第二アーム(3)の第二フック部(32)の本体の主材料に、常用耐熱温度が150℃以上の熱可塑性樹脂が使用されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の開創器。
  7. 第一アーム(2)の第一フック部(22)と第二アーム(3)の第二フック部(32)の内側面または外側面の一方にのみ補強層(S)が形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の開創器。
  8. 第一アーム(2)及び第二アーム(3)のアーム本体(21)(31)の上面から第一フック部(22)及び第二フック部(32)の外側面にかけて表面形状に沿った一枚の強化繊維シートを配置した状態で補強層(S)が形成されていることを特徴とする請求項7記載の開創器。
  9. 第一アーム(2)の第一フック部(22)と第二アーム(3)の第二フック部(32)が、第一アーム(2)及び第二アーム(3)に対して脱着自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の開創器。
  10. 請求項1記載の開創器の製造方法において、第一アーム(2)の第一フック部(22)及び第二アーム(3)の第二フック部(32)を射出成形する際、金型内に強化繊維シートを挿入した状態で熱可塑性樹脂を注入して射出成形を行うことを特徴とする開創器の製造方法。
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