JP2020095195A - Display device and electronic device - Google Patents
Display device and electronic device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020095195A JP2020095195A JP2018234073A JP2018234073A JP2020095195A JP 2020095195 A JP2020095195 A JP 2020095195A JP 2018234073 A JP2018234073 A JP 2018234073A JP 2018234073 A JP2018234073 A JP 2018234073A JP 2020095195 A JP2020095195 A JP 2020095195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- unit
- electronic paper
- drive
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
Description
本発明は、表示装置、及び電子機器に関する。 The present invention relates to a display device and electronic equipment.
近年、電子ペーパディスプレイなどの電気泳動表示素子を用いた表示装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような表示装置では、電源供給を断っても表示を維持するメモリ性を有しているため、低消費電力化が可能である。 In recent years, a display device using an electrophoretic display element such as an electronic paper display has been known (for example, see Patent Document 1). Since such a display device has a memory property of maintaining display even when power supply is cut off, low power consumption can be achieved.
しかしながら、上述した表示装置では、例えば、周りの環境から微小なエネルギーを収穫して、電力に変換するエネルギーハーベスティング技術などを使用して動作させる場合には、表示の書き換え(表示の駆動)に必要な電力量を十分に得られずに、正しく表示できない場合があった。 However, in the above-described display device, for example, when operating using an energy harvesting technology that harvests minute energy from the surrounding environment and converts it into electric power, the display is rewritten (display drive). In some cases, the required amount of power could not be obtained, and the display could not be performed correctly.
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、表示の書き換えに必要な電力量が小さく、誤表示を低減することができる表示装置、及び電子機器を提供することにある。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a display device and an electronic device that can reduce erroneous display with a small amount of power required for display rewriting. ..
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、電極を有し、対向する一対の基板間に帯電粒子が封入され、前記帯電粒子の移動によって表示を行うメモリ性を有する表示パネルと、前記表示パネルを駆動するための定格電圧よりも高い所定の電圧を、前記定格電圧で駆動する場合より短い所定の期間印加して、前記表示パネルを駆動する表示駆動部とを備えることを特徴とする表示装置である。 In order to solve the above problem, one embodiment of the present invention has a display panel having a memory property in which charged particles are enclosed between a pair of substrates which face each other, and display is performed by movement of the charged particles. A display driving unit configured to drive the display panel by applying a predetermined voltage higher than a rated voltage for driving the display panel, for a predetermined period shorter than when driving the display panel with the rated voltage. Display device.
また、本発明の一態様は、上記の表示装置と、外部装置と通信する通信部とを備えることを特徴とする電子機器である。 Further, one embodiment of the present invention is an electronic device including the above display device and a communication unit that communicates with an external device.
本発明によれば、表示の書き換えに必要な電力量を小さくすることができ、誤表示を低減することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the amount of power required to rewrite a display and reduce erroneous display.
以下、本発明の一実施形態による表示装置及び電子機器について図面を参照して説明する。 Hereinafter, a display device and an electronic device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による表示装置1及びリモコン装置100の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、リモコン装置100(電子機器の一例)は、表示装置1と、スイッチ部2と、無線通信部3とを備える。リモコン装置100(リモートコントロール装置)は、無線通信を利用して、外部装置200の操作を行う。
また、表示装置1は、発電部11と、コンデンサ12と、不揮発性記憶部13と、制御部21と、ドライバIC22と、電子ペーパーパネル30とを備える。また、制御部21と、ドライバIC22とは、表示駆動部20に対応する。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a block diagram showing an example of a
As shown in FIG. 1, a remote control device 100 (an example of an electronic device) includes a
The
スイッチ部2(操作部の一例)は、例えば、スイッチや操作ボタンなどであり、ユーザの操作を受け付ける。スイッチ部2は、例えば、電子ペーパーパネル30の表示を書き換える契機となる操作が行われる。本実施形態では、例えば、スイッチ部2が操作されることで、操作に応じた表示に、電子ペーパーパネル30が切り替わるものとする。
The switch unit 2 (an example of an operation unit) is, for example, a switch or an operation button, and receives a user operation. The
無線通信部3(通信部の一例)は、例えば、無線通信により、外部装置200と通信する。無線通信部3は、スイッチ部2が受け付けた操作に基づく操作情報を、外部装置200に送信する。
外部装置200は、例えば、リモコン装置100の操作によって操作される装置であり、例えばテレビや、エアコンや、洗浄機付きトイレなどである。
The wireless communication unit 3 (an example of a communication unit) communicates with the
The
発電部11(自己発電部の一例)は、スイッチ部2の操作によって電力を発電する。発電部11は、例えば、スイッチ部2を押下することにより、電磁誘導によってリモコン装置100の各部を動作させる電力を発電する。すなわち、発電部11は、スイッチ部2が操作されるときの運動エネルギーを利用して発電する。例えば、発電部11は、電力を発電して少なくとも表示駆動部20に電力を供給する。
The power generation unit 11 (an example of a self-power generation unit) generates electric power by operating the
コンデンサ12は、発電部11が発電した電力を、不図示の整流回路で正負どちらかの極性に整流後、蓄積する。発電部11が発電した電力は、コンデンサ12を介して、リモコン装置100の各部に供給される。
The
不揮発性記憶部13は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。不揮発性記憶部13は、電子ペーパーパネル30の表示状態を記憶する。
The
電子ペーパーパネル30(表示パネルの一例)は、例えば、マイクロカップ方式の電気泳動表示素子を有する電子ペーパーのパネルであり、従来のマイクロカプセル方式の電気泳動表示素子を有する電子ペーパーに比べて、低電圧(例えば、5V(ボルト)〜6V)で駆動可能である。なお、従来のマイクロカプセル方式の電気泳動表示素子を有する電子ペーパーは、定格電圧が、例えば、15Vである。また、電子ペーパーパネル30は、例えば、7セグメントタイプの表示を行う。ここで、図2を参照して、電子ペーパーパネル30の構造について説明する。
The electronic paper panel 30 (an example of a display panel) is, for example, a panel of electronic paper having a microcup type electrophoretic display element, and is lower than an electronic paper having a conventional microcapsule type electrophoretic display element. It can be driven at a voltage (for example, 5 V (volt) to 6 V). The electronic paper having the conventional microcapsule type electrophoretic display element has a rated voltage of, for example, 15V. The
図2は、本実施形態における電子ペーパーパネル30の構造の一例を示す図である。
図2において、電子ペーパーパネル30の断面図を示しており、矢印Aの方向から視認される。図2に示すように、電子ペーパーパネル30は、前面板と、背面板とを備える。前面板は、樹脂基板31と、共通電極32と、マイクロカップ35と、封止層39とを備える。背面板は、バック基板33と、セグメント電極34と、不図示の配線電極と、不図示のカバー層とを備える。
FIG. 2 is a diagram showing an example of the structure of the
In FIG. 2, a cross-sectional view of the
樹脂基板31は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)樹脂の透明なフィルムであり、視認される面の反対側の面に、共通電極32が配置されている。
共通電極32は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極である。
The
The
バック基板33は、例えば、ポリイミド樹脂の薄膜フィルムである。バック基板33は、樹脂基板31に対向する基板であり、マイクロカップ35を挟んで、樹脂基板31と平行に配置されている。バック基板33の視認される面側には、セグメント電極34が配置されている。バック基板33の視認される面側とは反対の面側には、不図示の配線電極と、不図示のカバー層とを備える。
セグメント電極34は、例えば、銅箔等の金属薄膜等や、カーボンインク等で形成された電極であり、共通電極32に対向して、表示画素に対応する電極である。
The
The
マイクロカップ35は、例えば、外接円の直径が200μm〜300μmの六角形の底辺を有するカップ状であり、樹脂基板31(共通電極32)と、バック基板33(セグメント電極34)との間に、例えば、ハニカム状の隔壁を形成するように配置される。マイクロカップ35は、その内部に、透明媒体36と、白粒子37と、黒粒子38とが封入され、封止層39で封止されている。
The
白粒子37は、例えば、負で永久帯電した帯電粒子である。また、黒粒子38は、例えば、正で永久帯電した帯電粒子である。
白粒子37及び黒粒子38は、オイル等の透明媒体36の中に分散された状態で、マイクロカップ35内に封入されている。
The
The
電子ペーパーパネル30は、共通電極32とセグメント電極34との間に駆動電圧を印加することで、白粒子37又は黒粒子38が視認される面に移動して表示を行う。白粒子37及び黒粒子38は、共通電極32とセグメント電極34との間への駆動電圧の印加を停止しても、その状態を保つため、表示状態が維持される。このように、電子ペーパーパネル30は、電極(共通電極32及びセグメント電極34)を有し、対向する一対の基板(樹脂基板31及びバック基板33)間に帯電粒子(白粒子37及び黒粒子38)が封入され、帯電粒子の移動によって表示を行い、メモリ性(表示状態を維持)を有する。
By applying a drive voltage between the
図1の説明に戻り、制御部21は、不図示のCPU(Central Processing Unit)及び記憶部を含み、リモコン装置100を統括的に制御する。制御部21は、記憶部に記憶されたプログラムを実行させることで各種処理を実行する。制御部21は、例えば、ユーザによるスイッチ部2の操作に応じて、電子ペーパーパネル30の表示を変更する。制御部21は、電子ペーパーパネル30の表示を変更する際に、後述するドライバIC22を制御して、例えば、電子ペーパーパネル30を駆動するための定格電圧よりも高い所定の電圧(以下、駆動電圧ということがある)を、定格電圧で駆動する場合より短い所定の期間(以下、書き換え期間ということがある)印加して、電子ペーパーパネル30を駆動する。
Returning to the description of FIG. 1, the
なお、電子ペーパーパネル30を駆動するための定格電圧は、例えば、5V〜6Vであり、定格電圧で駆動する場合の印加期間は、約250mS(ミリ秒)である。制御部21は、定格電圧(5V〜6V)よりも高い駆動電圧(例えば、9V〜15V)で、定格電圧で駆動する場合(約250mS)より短い書き換え期間(例えば、約110mS〜約60mS)、電子ペーパーパネル30に印加するように制御する。
また、駆動電圧及び書き換え期間は、発電部11が発電する電力量のうち、電子ペーパーパネル30の駆動に割り当て可能な電力量に基づいて、且つ、十分なコントラストが得られるように、定められている。例えば、駆動するための定格電圧が5Vの電子ペーパーパネル30を、駆動電圧15Vで駆動する場合、約60msの書き換え期間で、十分なコントラストが得られる。
The rated voltage for driving the
In addition, the drive voltage and the rewriting period are determined based on the amount of power generated by the
また、制御部21は、電子ペーパーパネル30の表示画素のうち、不揮発性記憶部13が記憶する表示状態から変更になった表示画素に対して、駆動電圧(例えば、9V〜15V)を書き換え期間(例えば、約110mS〜約60mS)印加するように、ドライバIC22を制御する。なお、電子ペーパーパネル30の駆動波形の詳細については後述する。
In addition, the
また、制御部21は、電子ペーパーパネル30の表示を変更した後に、変更になった表示状態を不揮発性記憶部13に記憶させる。
また、制御部21は、スイッチ部2の操作に応じて、スイッチ部2が受け付けた操作に基づく操作情報(例えば、操作コマンド)を、無線通信部3を介して、外部装置200に送信する。
Further, the
In addition, the
ドライバIC22は、電子ペーパーパネル30の配線電極に接続され、例えば、コントローラ機能と昇圧回路とを備え、電子ペーパーパネル30に対し、所定の駆動波形を出力する。ドライバIC22は、例えば、3V前後の電源電圧を駆動電圧(+9V〜+15V)に昇圧し、0Vと駆動電圧(+9V〜+15V)の2値の直流電圧を電子ペーパーパネル30に印加して駆動する。ドライバIC22は、各表示画素について、(1)白から黒に変化するのか、(2)黒から白に変化するのか、(3)白のまま変化しないのか、(4)黒のまま変化しないのかに応じた駆動信号を書き換え期間の間、出力する。
The
表示駆動部20は、電子ペーパーパネル30を駆動するための定格電圧(5V〜6V)よりも高い駆動電圧(例えば、9V〜15V)で、定格電圧で駆動する場合(約250mS)より短い書き換え期間(例えば、約110mS〜約60mS)、電子ペーパーパネル30に印加する。
The
次に、図面を参照して、本実施形態による表示装置1及びリモコン装置100の動作について説明する。
まず、図3を参照して、ドライバIC22が電子ペーパーパネル30に出力する駆動波形について説明する。
Next, operations of the
First, with reference to FIG. 3, a drive waveform output from the
図3は、本実施形態による表示装置1の駆動波形の一例を示す図である。また、図3(a)は、共通電極32及びセグメント電極34に印加される駆動信号の波形を示す図である。
図3(a)において、「TP」は、共通電極32への駆動信号の波形を示している。「BB」は、現在表示されている色が黒で、新たな表示においても黒で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。「BW」は、現在表示されている色が黒で、新たな表示において白で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。「WB」は、現在表示されている色が白で、新たな表示において黒で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。「WW」は、現在表示されている色が白で、新たな表示においても白で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。
FIG. 3 is a diagram showing an example of drive waveforms of the
In FIG. 3A, “TP” indicates the waveform of the drive signal to the
このように、ドライバIC22は、書き換え期間において、2値(例えば、0Vと、駆動電圧+V1)の電圧が印加されるように2値駆動信号を出力する。なお、駆動電圧+V1は、例えば、+9V〜+15Vである。
ドライバIC22は、現在表示されている表示状態と、新たに表示する表示状態に応じて、図3(a)の「BB」、「BW」、「WB」、及び「WW」のような駆動波形をセグメント電極34に出力する。また、ドライバIC22は、「TP」のような駆動波形を共通電極32に出力する。
In this way, the
The
また、ドライバIC22から、共通電極32及びセグメント電極34に正の電圧が印加されるため、各表示画素に印加される電圧は、「TP」に示される駆動信号と「BB」、「BW」、「WB」、「WW」に示される駆動信号とを合成したものとなる。
図3(b)は、合成された駆動信号の波形を示す図である。図3(b)に示す駆動信号の波形は、共通電極32をGNDとしたときの波形である。合成後、色の変化がない表示画素には、「BB」と「WW」に示されるように、結果的に0Vの電圧が印加される。
Further, since a positive voltage is applied from the
FIG. 3B is a diagram showing a waveform of the combined drive signal. The waveform of the drive signal shown in FIG. 3B is a waveform when the
一方、黒から白に変化する表示画素には、「BW」に示されるように、−V1(−9V〜−15V)の電圧が書き換え期間D1(時刻T1から時刻T2までの期間)、印加される。また、セグメント電極34に負の電圧が印加されるため、負に帯電した白粒子37が上側(共通電極32側)に移動し、正に帯電した黒粒子38が下側(セグメント電極34側)に移動するので、視認側から見ると白く見える。なお、書き換え期間D1は、駆動電圧−V1が、−9Vの場合に、例えば、約110mSであり、駆動電圧−V1が、−15Vの場合に、例えば、約60mSである。
On the other hand, the voltage of −V1 (−9V to −15V) is applied to the display pixel changing from black to white during the rewriting period D1 (the period from time T1 to time T2), as indicated by “BW”. It Further, since a negative voltage is applied to the
また、白から黒に変化する表示画素には、「WB」に示されるように、+V1(+9V〜+15V)の電圧が書き換え期間D2(時刻T2から時刻T3までの期間)、印加される。セグメント電極34に正の電圧が印加されるため、負に帯電した白粒子37が下側(セグメント電極34側)に移動し、正に帯電した黒粒子38が上側(共通電極32側)に移動するので、視認側から見ると黒く見える。なお、書き換え期間D2は、駆動電圧+V1が、+9Vの場合に、例えば、約110mSであり、駆動電圧+V1が、+15Vの場合に、例えば、約60mSである。なお、電子ペーパーパネル30に直流成分が残らないように、書き換え期間D1と書き換え期間D2の時間は同一である。
Further, the voltage of +V1 (+9V to +15V) is applied to the display pixel changing from white to black during the rewriting period D2 (the period from time T2 to time T3) as indicated by “WB”. Since a positive voltage is applied to the
図4は、本実施形態による表示装置1の新たな表示への切り替え例を示す図である。
図4に示す例では、電子ペーパーパネル30が、現在の表示が「2」である表示状態から、新たな表示「5」に表示を切り替える場合の一例を示している。
「2」から「5」に切り替える場合、領域A1及び領域A2の表示画素は変化しない。領域A1は白から白であるため、表示駆動部20は、上述した「WW」の波形の駆動信号を領域A1の表示画素に印加する。また、領域A2の表示画素は黒から黒であるため、表示駆動部20は、上述した「BB」の波形の駆動信号を領域A2の表示画素に印加する。
FIG. 4 is a diagram showing an example of switching the
In the example shown in FIG. 4, the
When switching from "2" to "5", the display pixels in the areas A1 and A2 do not change. Since the area A1 is white to white, the
一方、領域A3及び領域A4の表示画素は変化する。領域A3は白から黒に変化するため、表示駆動部20は、上述した「WB」の波形の駆動信号を領域A3の表示画素に印加する。領域A4は黒から白に変化するため、表示駆動部20は、「BW」の波形の駆動信号を領域A4の表示画素に印加する。
書き換え期間D1で上述した駆動信号が印加されると、領域A4の表示画素は、黒から白に徐々に変化し、白となり、書き換え期間D2では、領域A3の表示画素は、白から黒に徐々に変化し、黒となることで、表示が「2」から「5」に切り替わる。
On the other hand, the display pixels in the areas A3 and A4 change. Since the area A3 changes from white to black, the
When the drive signal described above is applied in the rewriting period D1, the display pixels in the area A4 gradually change from black to white and become white, and in the rewriting period D2, the display pixels in the area A3 gradually change from white to black. The display changes from "2" to "5" by changing to "5" and turning black.
次に、本実施形態におけるリモコン装置100の動作について説明する。
図1に示すリモコン装置100は、スイッチ部2がユーザによる操作を受け付けると、まず、スイッチ部2が操作されるときの運動エネルギーにより発電部11が電力を発電する。発電部11は、例えば、スイッチ部2を押下することにより、電磁誘導によってリモコン装置100の各部を動作させる電力を発電する。発電部11が発電した電力は、不図示の整流回路で正負どちらかの極性に整流後に、コンデンサ12に蓄積され、リモコン装置100の各部に供給される。
Next, the operation of the
In the
また、スイッチ部2は、ユーザの操作に応じた情報を制御部21に出力する。
次に制御部21は、スイッチ部2から取得した情報に基づく操作情報を、無線通信部3に出力する。無線通信部3は、当該操作情報を無線通信により外部装置200に送信して、外部装置200を操作する。
Further, the
Next, the
また、制御部21は、スイッチ部2から取得した情報に基づいて、電子ペーパーパネル30の表示を変更する。すなわち、制御部21は、不揮発性記憶部13が記憶する現在の表示状態と、今回変更する表示状態とに基づいて、上述した図3に示すような駆動信号を、ドライバIC22から出力させて、電子ペーパーパネル30の表示を変更する。
Further, the
なお、表示の変更の際に、ドライバIC22が電子ペーパーパネル30に印加する電圧は、例えば、15V(又は9V)であり、印加する期間は、例えば、約60mS(又は約110mS)である。
また、リモコン装置100は、スイッチ部2の操作により発電部11が発電した電力量により上述した全ての動作を行う。そのため、リモコン装置100は、1次電池や2次電池を必要としない。 電池交換や充電作業が不要であり、メンテナンスに要する工数を低減することができる。
When changing the display, the voltage applied to the
Further,
図5は、本実施形態による表示装置1の効果の一例を示す図である。
図5では、比較のために、従来のマイクロカプセル方式の電子ペーパーパネルを使用した場合の表示画面の書き換え時の電力量と、本実施形態のマイクロカップ方式の電子ペーパーパネル30を使用した場合との表示画面の書き換え時の電力量を示している。ここで、ドライバIC22の入力電源の電圧はいずれも3Vである。
FIG. 5 is a diagram showing an example of effects of the
In FIG. 5, for comparison, the amount of electric power at the time of rewriting the display screen when using the conventional microcapsule type electronic paper panel and the case where the microcup type
図5に示すように、従来の電子ペーパーパネルでは、定格電圧が15Vであり、駆動電圧V1が“15V”で、書き換え期間D1と書き換え期間D2とがそれぞれ“250mS”で、合計500ms動作するため、1回の画面書き換え時の電力量は、“0.043μW・h(マイクロワット時)”である。 As shown in FIG. 5, in the conventional electronic paper panel, the rated voltage is 15V, the driving voltage V1 is “15V”, the rewriting period D1 and the rewriting period D2 are “250 mS”, and the total operation time is 500 ms. The amount of power for one screen rewriting is “0.043 μW·h (microwatt hour)”.
これに対して、本実施形態による表示装置1では、例えば定格電圧が5V〜6Vの電子ペーパーパネルに、駆動電圧V1が“15V”で、書き換え期間D1と書き換え期間D2とがそれぞれ“60mS”で、合計120msで書き換え可能であり、この場合、1回の画面書き換え時の電力量は、“0.012μW・h”である。また、定格電圧が5V〜6Vの電子ペーパーパネルに、駆動電圧V1が“9V”で、書き換え期間D1と書き換え期間D2がそれぞれ“110mS”で、合計220msで書き換えた場合、1回の画面書き換え時の電力量は、“0.020μW・h”である。つまり、駆動電圧V1が”15V”の方が、電力量を小さくでき、より好ましい。
On the other hand, in the
このように、本実施形態による表示装置1では、1回の画面書き換え時の電力量を、従来の電子ペーパーパネルを使用した場合に比べて、約1/4(4分の1)〜約1/2(2分の1)に低減することができる。
また、ドライバIC22の種類が異なるため図5には記載していないが、定格電圧が5〜6Vの電子ペーパーパネル30を、定格電圧と等しく5〜6Vの駆動電圧V1で駆動する事にした場合、ドライバIC22の仕様を変更することで、従来の定格電圧が15Vの電子ペーパーパネルを15Vの駆動電圧で駆動した場合と比べて、入力電源の電流を1/2〜2/3程度に減少できる。また、この場合、消費電力を、従来の電子ペーパーパネルの1/2〜2/3程度に低減できるが、書き換え期間D1及び書き換え期間D2は、従来の電子ペーパーパネルと同様にそれぞれ“250ms”必要であり、1回の画面書き換え時の電力量は、“0.022μW・h”〜“0.029μW・h”程度必要となる。本実施形態の様に駆動電圧V1を“15V”や”9V”にして電子ペーパーパネル30の定格電圧より高くすることで、定格電圧である”5V“や”6V”と等しい駆動電圧で駆動する場合と比較しても、電力量を大幅に低減することができる。
As described above, in the
Although not shown in FIG. 5 because the type of the
以上説明したように、本実施形態による表示装置1は、電子ペーパーパネル30(表示パネル)と、表示駆動部20とを備える。電子ペーパーパネル30は、電極(共通電極32及びセグメント電極34)を有し、対向する一対の基板間(樹脂基板31とバック基板33との間)に帯電粒子(白粒子37及び黒粒子38)と透明媒体36とが封入され、帯電粒子の移動によって表示を行い、メモリ性(表示状態を維持)を有する。表示駆動部20は、電子ペーパーパネル30を駆動するための定格電圧(例えば、5V〜6V)よりも高い駆動電圧V1(例えば、15V)を、定格電圧で駆動する場合(例えば、書き換え期間D1及び書き換え期間D2は、それぞれ約250mS)より短い書き換え期間D1及び書き換え期間D2(例えば、それぞれ約60mS)印加して、電子ペーパーパネル30を駆動する。
As described above, the
これにより、本実施形態による表示装置1は、図5に示すように、表示の駆動に必要な電力量を大きく低減することができる。そのため、本実施形態による表示装置1は、例えば、エネルギーハーベスティング技術などを使用して僅かな電力量で動作させる場合であっても正しく表示させることができる。よって、本実施形態による表示装置1は、書き換えに必要な電力量が小さく、誤表示を低減することができる。
As a result, the
また、本実施形態による表示装置1は、定格電圧よりも高い駆動電圧V1を電子ペーパーパネル30に印加するため、帯電粒子(白粒子37及び黒粒子38)の移動速度が速くなり、電子ペーパーパネル30の帯電粒子(白粒子37及び黒粒子38)の移動が飽和したコントラストに良い領域で使用することになる。そのため、本実施形態による表示装置1は、定格電圧と等しい駆動電圧で駆動した場合と比較して、表示のコントラストを向上させることができる。
また、例えば、駆動電圧V1を従来の電子ペーパーパネルと同一の15Vにすることで、本実施形態による表示装置1は、従来の電子ペーパーパネル用の駆動回路(ドライバIC22など)をそのまま流用することが可能である。
Further, since the
Further, for example, by setting the drive voltage V1 to 15V, which is the same as that of the conventional electronic paper panel, the
また、本実施形態による表示装置1は、電力を発電して少なくとも表示駆動部20に電力を供給する発電部11(自己発電部)を備える。駆動電圧V1及び書き換え期間(D1、D2)は、発電部11(自己発電部)が発電する電力量のうち、電子ペーパーパネル30の駆動に割り当て可能な電力量に基づいて定められている。
The
例えば、発電部11が、スイッチ部2が操作されるときの運動エネルギーを利用して発電する場合には、発電部11が発電する電力量及び電力を供給可能な期間が制限される。また、表示装置1の動作に必要な電力には、電子ペーパーパネル30の駆動に必要な電力の他に、表示駆動部20自身の動作電力など固定で必要になるベース電力が含まれる。そのため、電子ペーパーパネル30の駆動に割り当て可能な電力量は、発電部11が発電する電力量及び電力を供給可能な期間と、ベース電力とに依存する。よって、上述のように駆動電圧V1及び書き換え期間(D1、D2)を設定することで、本実施形態による表示装置1は、誤表示をさらに低減することができ、例えば、エネルギーハーベスティング技術により安定した動作を実現することができる。
For example, when the
また、本実施形態による表示装置1は、電子ペーパーパネル30の表示状態を記憶する不揮発性記憶部13を備える。表示駆動部20は、電子ペーパーパネル30の表示画素のうち、不揮発性記憶部13が記憶する表示状態から変更になった表示画素に対して、駆動電圧V1を、書き換え期間D1及び書き換え期間D2の期間、印加する。
これにより、本実施形態による表示装置1は、変更になった表示画素に対して駆動電圧V1を、書き換え期間D1及び書き換え期間D2の期間、印加し、変更されない表示画素に対しては駆動電圧V1を印加しないため、さらに電子ペーパーパネル30の動作のための電力量を低減することができる。
The
As a result, the
また、本実施形態では、電子ペーパーパネル30は、マイクロカップ方式の電気泳動表示素子を有する。すなわち、電子ペーパーパネル30は、一対の基板(樹脂基板31及びバック基板33)間にカップ状に形成されたマイクロカップに帯電粒子(白粒子37及び黒粒子38)が封入されている電気泳動表示素子を有する。
これにより、マイクロカップ方式は、従来のマイクロカプセル方式に比べてパネルの厚さを薄くすることができるため、駆動するための定格電圧を低電圧化することができる。駆動するための定格電圧が低い程、駆動電圧V1との差が大きくなり、書き換え期間D1及び書き換え期間D2をさらに短縮することができ、且つ、表示の書き換えに必要な電力量をさらに低減することができる。よって、本実施形態による表示装置1は、スイッチ部2の操作のばらつきによる発電量のばらつきがあった際の、誤表示をさらに低減することができる。
Further, in the present embodiment, the
As a result, the microcup system can reduce the thickness of the panel as compared with the conventional microcapsule system, so that the rated voltage for driving can be lowered. The lower the rated voltage for driving, the larger the difference from the driving voltage V1, the shorter the rewriting period D1 and the rewriting period D2, and the further reduction in the amount of power required for rewriting the display. You can Therefore, the
また、本実施形態によるリモコン装置100(電子機器の一例)は、電子ペーパーパネル30と、表示駆動部20と、スイッチ部2(操作部)と、発電部11(自己発電部)と、無線通信部3(通信部)とを備える。スイッチ部2は、ユーザの操作を受け付ける。表示駆動部20は、スイッチ部2が受け付けた操作に基づいて、電子ペーパーパネル30の表示を変更するように、電子ペーパーパネル30を駆動するための定格電圧(例えば、5V〜6V)よりも高い駆動電圧V1(例えば、15V)を、定格電圧で駆動する場合(例えば、書き換え期間D1及び書き換え期間D2は、それぞれ約250mS)より短い書き換え期間D1及び書き換え期間D2(例えば、それぞれ約60mS)印加して、電子ペーパーパネル30を書き換える。発電部11は、スイッチ部2が受け付けた操作に基づいて、電力を発電して少なくとも表示駆動部20と無線通信部3とに電力を供給する。無線通信部3は、スイッチ部2が受け付けた操作に基づく操作情報を、外部装置200に送信する。
The remote control device 100 (an example of an electronic device) according to the present embodiment has an
これにより、本実施形態によるリモコン装置100は、上述した表示装置1と同様の効果を奏し、電子ペーパーパネル30の書き換えに必要な電力量を小さくでき、誤表示を低減することができる。
また、本実施形態によるリモコン装置100は、スイッチ部2が受け付けた操作に基づいて発電部11が発電した電力により、外部装置200を操作するとともに、操作に基づいて、電子ペーパーパネル30の表示の変更を行うことができるため、利便性を向上させることができる。また、1次電池や2次電池を用いずに、発電部11が発電した電力により外部装置200を操作できるため、例えば、定期的に電池の交換や充電作業を行う必要がない。すなわち、本実施形態によるリモコン装置100は、例えば、電池交換や充電作業などのメンテナンスに要する工数を低減することができる。
As a result, the
Further, the
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態による表示装置1a及びセンサ装置100aについて説明する。
[Second Embodiment]
Next, the display device 1a and the
図6は、本実施形態による表示装置1a及びセンサ装置100aの一例を示すブロック図である。
図6に示すように、センサ装置100a(電子機器の一例)は、表示装置1aと、温度センサ4と、無線通信部3とを備える。センサ装置100aは、周辺温度を検出し、検出した温度を無線通信によって、外部装置200に送信する。
FIG. 6 is a block diagram showing an example of the display device 1a and the
As shown in FIG. 6, the
また、表示装置1aは、発電部11aと、コンデンサ12と、不揮発性記憶部13と、制御部21aと、ドライバIC22aと、電子ペーパーパネル30とを備える。また、制御部21aと、ドライバIC22aとは、表示駆動部20aに対応する。
なお、図6において、図1と同一の構成には同一の符号を付与して、ここではその説明を省略する。また、電子ペーパーパネル30の構成は、図2に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
Further, the display device 1a includes a
6, the same components as those in FIG. 1 are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted here. Further, the configuration of the
温度センサ4(センサ部の一例)は、物理量として、センサ装置100aの周辺温度を検出する。温度センサ4は、検出した温度を示す温度情報を制御部21aに出力する。
発電部11a(自己発電部の一例)は、例えば、太陽電池などの発電装置であり、電力を発電して少なくとも表示駆動部20aに電力を供給する。発電部11aが発電した電力は、コンデンサ12を介して、センサ装置100aの各部に供給される。
The temperature sensor 4 (an example of a sensor unit) detects the ambient temperature of the
The
制御部21aは、不図示のCPU及び記憶部を含み、センサ装置100aを統括的に制御する。制御部21aは、記憶部に記憶されたプログラムを実行させることで各種処理を実行する。制御部21aは、例えば、定期的に温度センサ4から温度情報を取得し、取得した温度情報を、無線通信部3に出力する。また、制御部21aは、温度センサ4から取得した温度情報に基づいて、電子ペーパーパネル30の表示を変更する。制御部21aは、例えば、取得した温度情報に基づいて、周辺温度を電子ペーパーパネル30に表示させる。
The
本実施形態では、3値(例えば、0Vと、駆動電圧+V1と駆動電圧−V1)を同時に出力できるドライバIC22aを用いた。まず、図7を参照して、ドライバIC22aが電子ペーパーパネル30に出力する駆動波形について説明する。
In the present embodiment, the
図7は、本実施形態による表示装置1aの駆動波形の一例を示す図である。また、図7(a)は、共通電極32及びセグメント電極34に印加される駆動信号の波形を示す図である。
図7(a)において、「TP」は、共通電極32への駆動信号の波形を示している。「BB」は、現在表示されている色が黒で、新たな表示においても黒で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。「BW」は、現在表示されている色が黒で、新たな表示において白で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。「WB」は、現在表示されている色が白で、新たな表示において黒で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。「WW」は、現在表示されている色が白で、新たな表示においても白で表示されるセグメント電極34への駆動信号の波形を示している。
FIG. 7 is a diagram showing an example of drive waveforms of the display device 1a according to the present embodiment. Further, FIG. 7A is a diagram showing waveforms of drive signals applied to the
In FIG. 7A, “TP” indicates the waveform of the drive signal to the
このように、ドライバIC22aは、書き換え期間D3において、3値(例えば、0Vと、駆動電圧+V1と駆動電圧−V1)の電圧が同時に印加されるように駆動信号を出力する。なお、駆動電圧+V1は、例えば、+9V〜+15Vであり、駆動電圧−V1は、−9V〜−15Vである。
ドライバIC22aは、現在表示されている表示状態と、新たに表示する表示状態に応じて、図7(a)の「BB」、「BW」、「WB」、及び「WW」のような駆動波形をセグメント電極34に出力する。また、ドライバIC22aは、「TP」のような駆動波形を共通電極32に出力する。図7(a)のように、常に0Vの場合は、GNDに接地する形でもかまわない。
In this way, the
The
図7(b)は、合成された駆動信号の波形を示す図である。色の変化がない表示画素には、「BB」と「WW」に示されるように、結果的に0Vの電圧が印加される。
また、3値を同時に出力できるドライバIC22aの場合は、図7(a)に示したドライバIC22aから、各セグメント電極に印加される駆動信号と、図7(b)に示したセグメント電極と共通電極間に印加する合成された駆動信号とは同一となる。
FIG. 7B is a diagram showing a waveform of the combined drive signal. As a result, as shown by "BB" and "WW", a voltage of 0V is applied to the display pixels having no color change.
Further, in the case of the
一方、黒から白に変化する表示画素には、「BW」に示されるように、−V1(−9V〜−15V)の電圧が書き換え期間D3(時刻T1から時刻T2までの期間)、印加される。また、セグメント電極34に負の電圧が印加されるため、負に帯電した白粒子37が上側(共通電極32側)に移動し、正に帯電した黒粒子38が下側(セグメント電極34側)に移動するので、視認側から見ると白く見える。なお、書き換え期間D3は、駆動電圧−V1が、−9Vの場合に、例えば、約110mSであり、駆動電圧−V1が、−15Vの場合に、例えば、約60mSである。
On the other hand, the voltage of −V1 (−9V to −15V) is applied to the display pixel changing from black to white during the rewriting period D3 (the period from time T1 to time T2) as indicated by “BW”. It Further, since a negative voltage is applied to the
また、白から黒に変化する表示画素には、「WB」に示されるように、+V1(+9V〜+15V)の電圧が書き換え期間D3(時刻T1から時刻T2までの期間)、印加される。セグメント電極34に正の電圧が印加されるため、負に帯電した白粒子37が下側(セグメント電極34側)に移動し、正に帯電した黒粒子38が上側(共通電極32側)に移動するので、視認側から見ると黒く見える。なお、書き換え期間D3は、駆動電圧+V1が、+9Vの場合に、例えば、約110mSであり、駆動電圧+V1が、+15Vの場合に、例えば、約60mSである。
この様に、3値を同時に出力できるドライバIC22aを用いる事で、ドライバIC22aの書き換え期間D3は、第1の実施形態で説明した2値を出力するドライバIC22を用いた場合の書き換え期間(書き換え期間D1と書き換え期間D2とを合わせた期間)の半分の時間ですむので、ドライバIC22aの電流が多少増加したとしても、表示の書き換えに必要な電力量は更に低減することができる。
Further, the voltage of +V1 (+9V to +15V) is applied to the display pixel changing from white to black during the rewriting period D3 (the period from time T1 to time T2) as indicated by “WB”. Since a positive voltage is applied to the
As described above, by using the
図6の説明に戻り、制御部21aは、電子ペーパーパネル30の表示を変更する際に、ドライバIC22aを制御して、例えば、電子ペーパーパネル30を駆動するための定格電圧よりも高い駆動電圧V1を、定格電圧で駆動する場合より短い書き換え期間D3印加して、電子ペーパーパネル30を駆動する。なお、制御部21aの電子ペーパーパネル30の表示を変更する際の処理は、上述した第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
Returning to the explanation of FIG. 6, the
無線通信部3は、例えば、制御部21aから出力された温度情報を、無線通信により外部装置200に送信する。
なお、本実施形態における外部装置200は、例えば、温度情報を収集するホスト装置である。
The
The
以上説明したように、本実施形態による表示装置1aは、電子ペーパーパネル30(表示パネル)と、表示駆動部20aとを備える。
これにより、本実施形態による表示装置1aは、上述した第1の実施形態による表示装置1と同様の効果を奏し、動作のための電力量を大きく低減することができ、誤表示を低減することができる。
As described above, the display device 1a according to the present embodiment includes the electronic paper panel 30 (display panel) and the
As a result, the display device 1a according to the present embodiment has the same effects as the
また、本実施形態によるセンサ装置100a(電子機器)は、上述した表示装置1aと、無線通信部3(通信部)とを備える。無線通信部3は、外部装置200と通信する。
これにより、本実施形態によるセンサ装置100aは、上述した表示装置1aと同様の効果を奏し、誤表示を低減することができる。また、本実施形態によるセンサ装置100aは、発電部11a(例えば、太陽電池など)によりコンデンサ12を短時間で満充電でき、センサ装置100aと外部装置200とが通信する時間間隔を短縮することができる。例えば、自己発電部が太陽電池の場合は、照度の低い環境でもセンサ装置100aが動作できる。
Further, the
As a result, the
また、本実施形態によるセンサ装置100aは、温度(物理量)を検出する温度センサ4(センサ部)を備える。無線通信部3は、温度センサ4が検出した温度(物理量)に基づく情報(温度情報)を外部装置200に送信する。
これにより、本実施形態によるセンサ装置100aは、温度(物理量)を適切に収集しつつ、温度センサ4が検出した温度(物理量)を電子ペーパーパネル30に表示させることができる。そのため、本実施形態によるセンサ装置100aは、利便性を向上させることができる。
Further, the
Accordingly, the
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、電子ペーパーパネル30は、マイクロカップ方式によって定格電圧を低電圧化した電子ペーパーの表示パネルを用いる例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の方式や技術を用いて低電圧化した電子ペーパーの表示パネルを適用してもよい。低電圧化を実現する技術としては、例えば、特許第4547433号公報、特許第5978821号公報、及び特許第6035885号公報などに記載の技術があり、これらの技術を用いて低電圧化した電子ペーパーの表示パネルを、上記の各実施形態に適用してもよい。
It should be noted that the present invention is not limited to each of the above-described embodiments, and can be modified within a range not departing from the spirit of the present invention.
For example, in each of the above-described embodiments, the
また、上記の各実施形態において、電子ペーパーパネル30は、セグメントタイプの表示パネルである例を説明したが、これに限定されるものではなく、ドットマトリックスタイプの表示パネルであってもよい。
Further, in each of the above embodiments, the
また、上記の各実施形態において、表示駆動部20や表示駆動部20aからセグメント電極34に印加される駆動波形は、単純な矩形波を用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、電圧を印可しない休止期間や、書き換え波形と逆極性の反転パルスを加えた駆動波形を用いるようにしてもよい。
Further, in each of the above embodiments, the drive waveform applied to the
また、上記の各実施形態において、蓄電装置としてコンデンサ12である例を説明したが、これに限定されるものではなく、2次電池やスーパ−キャパシタであってもよい。
Further, in each of the above-described embodiments, the example in which the
また、上記の各実施形態において、表示装置1と表示装置1aには、不揮発性記憶部13を備える例を説明したが、不揮発性記憶部13は無くてもよい。しかし、その場合は、図3や図7で説明したような駆動波形で、電子ペーパーパネル30を書き換えすることができず、「BW」と「WB」との2種類となり、その結果、変化が無い「BB」や「WW」の画素も書き換える必要が生じ、ちらつきが発生する。また、書き換え期間も長くなるため電力量も増加する。
Further, in each of the above-described embodiments, an example in which the
また、上記の各実施形態において、電子ペーパーパネル30の表示色が、白と黒との2色である例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の色で、且つ、3色以上であってもよい。
また、上記の第2の実施形態の表示装置1aを第1の実施形態のリモコン装置100に適用してもよいし、第1の実施形態の表示装置1を第2の実施形態のセンサ装置100aに適用してもよい。
Further, in each of the above-described embodiments, an example in which the display color of the
The display device 1a of the second embodiment may be applied to the
上記の各実施形態において、電子機器の一例として、リモコン装置100とセンサ装置100aとである例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の電子機器に適用してもよい。センサ装置には、例えば、湿度センサや圧力センサや、各種ガスセンサなどがあり、複数のセンサを組み合わせたものでもよい。
また、上記の各実施形態において、無線通信部3が、通信部の一例として無線通信により外部装置200と通信する例を説明したが、これに限定されるものではなく、通信部は、有線通信により外部装置200と通信するようにしてもよい。また、無線通信部3は、送信装置の例を説明したが、受信部を備え、外部装置200と送受信を行うようにしてもよい。
Although the
Further, in each of the above-described embodiments, an example has been described in which the
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。 Further, some or all of the above-mentioned functions may be realized as an integrated circuit such as an LSI (Large Scale Integration). Each of the functions described above may be individually implemented as a processor, or part or all of the functions may be integrated and implemented as a processor. Further, the method of circuit integration is not limited to LSI, and may be realized by a dedicated circuit or a general-purpose processor. Further, in the case where an integrated circuit technology that replaces the LSI appears due to the progress of semiconductor technology, an integrated circuit according to the technology may be used.
また、上記の第1の実施形態では発電部11がスイッチ発電である例を、上記の第2の実施形態では、発電部11aが太陽電池である例を説明したが、これに限定されるものではない。発電部は、例えば、振動発電や熱発電や、UHF(Ultra High Frequency)帯やHF(High Frequency)帯の無線給電などの発電素子であってもよい。また、発電部の代わりに、電池等の電源を備えてもよい。電池等の電源を用いた場合、1回の書き換えに必要な電力量を低減できるので、電池寿命を長くすることができる。
Further, in the above-described first embodiment, an example in which the
1、1a 表示装置
2 スイッチ部
3 無線通信部
4 温度センサ
11、11a 発電部
12 コンデンサ
13 不揮発性記憶部
20、20a 表示駆動部
21、21a 制御部
22、22a ドライバIC
30 電子ペーパーパネル
31 樹脂基板
32 共通電極
33 バック基板
34 セグメント電極
35 マイクロカップ
36 透明媒体
37 白粒子
38 黒粒子
39 封止層
100 リモコン装置
100a センサ装置
200 外部装置
1,
30
Claims (6)
前記表示パネルを駆動するための定格電圧よりも高い所定の電圧を、前記定格電圧で駆動する場合より短い所定の期間印加して、前記表示パネルを駆動する表示駆動部と
を備えることを特徴とする表示装置。 A display panel having an electrode, in which charged particles are enclosed between a pair of opposing substrates, and a display panel having a memory property for performing display by the movement of the charged particles,
A display drive unit for driving the display panel by applying a predetermined voltage higher than a rated voltage for driving the display panel for a predetermined period shorter than a case where the display panel is driven by the rated voltage. Display device.
前記表示駆動部は、前記表示パネルの表示画素のうち、前記不揮発性記憶部が記憶する前記表示状態から変更になった前記表示画素に対して、所定の電圧を所定の期間印加する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 A non-volatile storage unit for storing the display state of the display panel,
The display drive section applies a predetermined voltage to a display pixel of the display panel, which has been changed from the display state stored in the nonvolatile storage section, for a predetermined period of time among the display pixels of the display panel. The display device according to claim 1.
請求項1又は請求項2に記載の表示装置。 The display device according to claim 1 or 2, wherein the display panel includes an electrophoretic display element in which the charged particles are enclosed in a microcup formed in a cup shape between the pair of substrates.
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。 The display device according to any one of claims 1 to 3, further comprising: a self-power generation unit that generates power and supplies at least the display driving unit.
外部装置と通信する通信部と
を備えることを特徴とする電子機器。 The display device according to claim 4,
An electronic device, comprising: a communication unit that communicates with an external device.
前記通信部は、少なくとも前記センサ部が検出した前記物理量に基づく情報を前記外部装置に送信する
ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。 Equipped with a sensor that detects physical quantities,
The electronic device according to claim 5, wherein the communication unit transmits at least information based on the physical quantity detected by the sensor unit to the external device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018234073A JP2020095195A (en) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | Display device and electronic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018234073A JP2020095195A (en) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | Display device and electronic device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020095195A true JP2020095195A (en) | 2020-06-18 |
Family
ID=71086180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018234073A Pending JP2020095195A (en) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | Display device and electronic device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020095195A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113917758A (en) * | 2021-10-18 | 2022-01-11 | 京东方科技集团股份有限公司 | Electronic paper display device and driving method thereof |
-
2018
- 2018-12-14 JP JP2018234073A patent/JP2020095195A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113917758A (en) * | 2021-10-18 | 2022-01-11 | 京东方科技集团股份有限公司 | Electronic paper display device and driving method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107797711B (en) | Touch display device and operation method thereof | |
US20070080928A1 (en) | Display control apparatus, display device, and control method for a display device | |
US9378447B2 (en) | Circuit device, electronic apparatus, and IC card | |
US20080218488A1 (en) | Active driving type visual-tactile display device | |
JP4862589B2 (en) | Electrophoretic display panel control device and electrophoretic display device | |
KR20080071092A (en) | Drive method for a display device, drive device, display device, and electronic device | |
US20110181532A1 (en) | Electronic paper device | |
WO2012026078A1 (en) | Control device, display device, and display device control method | |
JP2006323683A (en) | Card device and control method | |
CN101847370A (en) | The driving method of electrophoretic display apparatus, electrophoretic display apparatus and electronic equipment | |
US8144117B2 (en) | Image display device and control method thereof | |
US20110181533A1 (en) | Electronic paper device | |
US20110181576A1 (en) | Electronic paper device | |
JP2020095195A (en) | Display device and electronic device | |
CN100520879C (en) | Power supply device and plasma display device including power supply device | |
CN112711353A (en) | Touch display device and electronic equipment | |
CN102034435B (en) | Electronic paper display device and drive method thereof | |
CN214409943U (en) | Drive circuit, touch display device and electronic equipment | |
JP2019090934A (en) | Driving device, method for driving electronic display medium, and display device | |
US10564758B2 (en) | Touch display device, touch driving circuit and method for driving thereof | |
US11972740B2 (en) | Field sequential liquid crystal display device | |
JP2021026377A (en) | Sensor terminal | |
JP2007279583A (en) | Drive unit for image display medium | |
JP2018189917A (en) | Driving device, control method, and program | |
TW201423704A (en) | Electrophoretic display device and method of driving same |