JP2020091628A - 要介護者見守りシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】要介護者の異常を確実にかつ素早く検知可能な要介護者見守りシステムを提供する。【解決手段】要介護者の室内に配設された赤外線アレイセンサ部からの温度分布データに基づいた低画素イメージデータを高画素イメージデータに変換する高解像度化処理S2と、高画素イメージデータに基づいて要介護者を検出して人物エリアを特定する人検知処理S3と、特定した人物エリアに基づいて要介護者の姿勢を検出する姿勢検知処理S5と、姿勢検知処理S5の姿勢結果データに基づいて要介護者の姿勢が異常姿勢状態か否か判定する姿勢異常判定処理S6と、姿勢異常判定処理S6が異常姿勢状態と判定した場合に異常信号を介護者側へ送信する通報処理S7と、を行う。【選択図】図3
Description
本発明は、要介護者見守りシステムに関する。
従来、老人や病人等の要介護者が、トイレを所定時間以上使用しないと、異常状態として、介護者に通報する要介護者見守りシステムが公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、トイレ使用後に、要介護者が転倒や呼吸困難等の異常状態になると、通報までに時間がかかり、介護者による発見が遅れて重大な事故になる可能性があった。
そこで、本発明は、要介護者の異常を確実にかつ素早く検知可能な要介護者見守りシステムの提供を目的とする。
本発明の要介護者見守りシステムは、要介護者の室内に配設された赤外線アレイセンサ部からの温度分布データに基づいた低画素イメージデータを高画素イメージデータに変換する高解像度化処理と、上記高画素イメージデータに基づいて要介護者を検出して人物エリアを特定する人検知処理と、特定した上記人物エリアに基づいて要介護者の姿勢を検出する姿勢検知処理と、該姿勢検知処理の姿勢結果データに基づいて要介護者の姿勢が異常姿勢状態か否か判定する姿勢異常判定処理と、該姿勢異常判定処理が異常姿勢状態と判定した場合に異常信号を介護者側へ送信する通報処理と、を行うものである。
また、異常判定が誤りであることを意味する誤判定情報が介護者によって入力されると異常姿勢状態か否かを判定するための判定基準データベースを修正する判定基準修正処理を行うものである。
また、上記検出した人物エリアにおいて、要介護者の体温が異常か否かを判定する体温異常判定処理と、該体温異常判定処理が異常体温状態と判定した場合に異常信号を介護者側へ送信する通報処理と、を行うものである。
また、上記赤外線アレイセンサ部を有すると共に、上記高解像度化処理と上記人検知処理と上記姿勢検知処理と姿勢結果データを送信する姿勢結果送信処理とを行うセンサ装置と、上記センサ装置からの上記姿勢結果データを受信して上記姿勢異常判定処理と上記通報処理とを行うサーバ装置と、上記サーバ装置からの上記異常信号を受信する介護者用情報端末と、を備えたものである。
また、上記検出した人物エリアにおいて、要介護者の体温が異常か否かを判定する体温異常判定処理と、該体温異常判定処理が異常体温状態と判定した場合に異常信号を介護者側へ送信する通報処理と、を行うものである。
また、上記赤外線アレイセンサ部を有すると共に、上記高解像度化処理と上記人検知処理と上記姿勢検知処理と姿勢結果データを送信する姿勢結果送信処理とを行うセンサ装置と、上記センサ装置からの上記姿勢結果データを受信して上記姿勢異常判定処理と上記通報処理とを行うサーバ装置と、上記サーバ装置からの上記異常信号を受信する介護者用情報端末と、を備えたものである。
本発明によれば、要介護者の異常を素早く(リアルタイムに)検知でき、通報の遅れを防止できる。姿勢検知によって、予測的な通報(予報)や迅速な通報が可能となる。システム導入時や導入後の経済的負担を少なくできる。介護者のプライバシー保護性に優れる。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明の要介護者見守りシステムは、図1及び図2に示すように、複数の監視用のセンサ装置1と、複数のセンサ装置1とデータ(情報)を送受信可能に有線又は無線で接続されたサーバ装置2と、サーバ装置2とデータ(情報)を送受信可能に無線接続された携帯型の介護者用情報端末3と、を備え、センサ装置1の周辺に存在している老人や病人等の要介護者の異常を検知して、介護士や看護士や保護者等の介護者へ通報する見守り処理を行うものである。なお、図示省略するが介護者用情報端末3は、複数台である。
本発明の要介護者見守りシステムは、図1及び図2に示すように、複数の監視用のセンサ装置1と、複数のセンサ装置1とデータ(情報)を送受信可能に有線又は無線で接続されたサーバ装置2と、サーバ装置2とデータ(情報)を送受信可能に無線接続された携帯型の介護者用情報端末3と、を備え、センサ装置1の周辺に存在している老人や病人等の要介護者の異常を検知して、介護士や看護士や保護者等の介護者へ通報する見守り処理を行うものである。なお、図示省略するが介護者用情報端末3は、複数台である。
センサ装置1は、介護福祉施設や病院、高齢者住宅等に設けられた要介護者用居室(部屋)Rの室内に配設している。
サーバ装置2は、図示省略するが、スタッフルームや管理人室やナースセンター等の管理室に配設している。
サーバ装置2は、図示省略するが、スタッフルームや管理人室やナースセンター等の管理室に配設している。
図2に示すように、センサ装置1は、温度分布データを取得可能な低解像度の赤外線アレイセンサ部10と、所定の処理を行うためのマイコンやCPU等のセンサ側演算処理部11と、データを記憶するためのRAMやフラッシュメモリ等のセンサ側記憶部12と、センサ側記憶部12に記憶したデータをサーバ装置2へ送信可能なセンサ側送信部18と、サーバ装置2や介護者用情報端末3等の外部機器からの命令信号やデータを受信可能なセンサ側受信部19と、を備えている。なお、図2において、センサ側送信部18とセンサ側受信部19とをセンサ側送受信部として一体に図示している。
サーバ装置2は、センサ装置1からのデータや介護者用情報端末3からの命令信号やデー等を受信可能なサーバ側受信部29と、所定の処理を行うためのマイコンやCPU等のサーバ側演算処理部21と、データを記憶するRAMやROM、HD(ハードディスク)等のサーバ側記憶部22と、サーバ側記憶部22に記憶したデータを介護者用情報端末3へ送信可能なサーバ側送信部28と、を備えている。なお、図2において、サーバ側送信部28とサーバ側受信部29とをサーバ側送受信部として一体に図示している。
介護者用情報端末3は、サーバ装置2からのデータや信号を、直接的に、又は、情報通信回線網J等を介して、受信可能な端末側受信部39と、命令信号やデータをサーバ装置2やセンサ装置1等の外部機器へ送信可能な端末側送信部38と、を備えた、携帯型(持ち運び自在な機器)である。
介護者用情報端末3は、所定の処理を行うためのマイコンやCPU等の端末側演算処理部31と、データを記憶するRAMやROM、HD(ハードディスク)等の端末側記憶部32と、端末側記憶部32のデータやサーバ装置2からの情報(通報)を表示可能な液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の端末側表示部33と、命令信号や情報を入力するためのタッチパネルやボタン等の端末側入力部34と、を備え、スマートフォン、タブレットPC、携帯型ゲーム器、PDA等である。なお、図2において、端末側送信部38と端末側受信部39とを端末側送受信部として一体に図示している。
介護者用情報端末3は、所定の処理を行うためのマイコンやCPU等の端末側演算処理部31と、データを記憶するRAMやROM、HD(ハードディスク)等の端末側記憶部32と、端末側記憶部32のデータやサーバ装置2からの情報(通報)を表示可能な液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の端末側表示部33と、命令信号や情報を入力するためのタッチパネルやボタン等の端末側入力部34と、を備え、スマートフォン、タブレットPC、携帯型ゲーム器、PDA等である。なお、図2において、端末側送信部38と端末側受信部39とを端末側送受信部として一体に図示している。
先ず、システム全体の見守り処理のフローについて説明する。
図3に於て、低解像度の赤外線アレイセンサ部10にて温度分布データを取得する温度分布測定処理S1を行う。温度分布データ基づいた低画素イメージデータ51(図5参照)が赤外線アレイセンサ部10から出力される。
図3に於て、低解像度の赤外線アレイセンサ部10にて温度分布データを取得する温度分布測定処理S1を行う。温度分布データ基づいた低画素イメージデータ51(図5参照)が赤外線アレイセンサ部10から出力される。
次に、低画素イメージデータ51を高画素イメージデータ52(図6参照)に変換する高解像度化処理S2を行う。
例えば、80×60画素の低画素イメージデータ(低解像度画像データ)51を、320×240画素(QVGA)の高画素イメージデータ(高解像度画像データ)52に変換する。なお、本発明において低画素(低解像度)とは、160×120画素(QQVGA)未満を言う。高画素(高解像度)は、160×120画素以上を言う。
例えば、80×60画素の低画素イメージデータ(低解像度画像データ)51を、320×240画素(QVGA)の高画素イメージデータ(高解像度画像データ)52に変換する。なお、本発明において低画素(低解像度)とは、160×120画素(QQVGA)未満を言う。高画素(高解像度)は、160×120画素以上を言う。
そして、高画素イメージデータ52を用いて要介護者(人物)を検出し、さらに、要介護者が存在する人物エリアE(図7参照)を特定する人検知処理S3を行う。
人検知処理S3は、人型シルエットを検知すると、人物が存在しているという判定を行い、その人型シルエット近傍の矩形状枠の範囲を人物エリアEとして特定する。
人検知処理S3は、人型シルエットを検知すると、人物が存在しているという判定を行い、その人型シルエット近傍の矩形状枠の範囲を人物エリアEとして特定する。
そして、次のエリア特定確認ステップS4において、人物エリアEが特定できた場合は、次の姿勢検知処理S5へ進む。
人物エリアEが特定できなかった場合は、次々と、高解像度化処理されてくる画像に対して人物エリアEが特定されるまで人検知処理S3を繰り返す。
人物エリアEが特定できなかった場合は、次々と、高解像度化処理されてくる画像に対して人物エリアEが特定されるまで人検知処理S3を繰り返す。
そして、姿勢検知処理S5は、図8に示すように、特定した人物エリアE内に対して、先ず、要介護者(人物)の関節点を推定し、推定した各関節点を、直線で結んで骨格化モデルを作成し、その骨格化モデルに基づいて、姿勢(フォーム)を検出して、姿勢結果データを作成する。
姿勢結果データは、例えば、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」「足がつまずいた姿勢(転倒直前姿勢)」「四つん這いになる途中の姿勢」「うつ伏せになる途中の姿勢」「胸に手をあてて寄りかかる姿勢」「転倒して手を突いた姿勢」「うつ伏せ姿勢」「床に座っている姿勢」「起立歩行姿勢」等様々な種類がある。
ここで、姿勢結果データは、人物識別情報が関連付けされている。
人物識別情報は、姿勢結果データがどの要介護者のものであるかを識別(判別)可能であれば良く、センサ装置1自身のセンサ識別情報、センサ装置1を設置した居室Rの部屋番号等の居室識別情報、各要介護者に予め付与している介護者名簿番号やカルテ番号や氏名等の個人識別情報、の内の1つ又は複数を組み合わせた情報である。識別情報は数字や文字や記号等自由である。例えば、「A301ーα号機」「A棟301号室」「日本太郎」等である。また、多床室の場合でも、歩容認証等を使い、その部屋に属するどの要介護者であるかを識別して、個室の場合と同様の対応が可能である。
人物識別情報は、姿勢結果データがどの要介護者のものであるかを識別(判別)可能であれば良く、センサ装置1自身のセンサ識別情報、センサ装置1を設置した居室Rの部屋番号等の居室識別情報、各要介護者に予め付与している介護者名簿番号やカルテ番号や氏名等の個人識別情報、の内の1つ又は複数を組み合わせた情報である。識別情報は数字や文字や記号等自由である。例えば、「A301ーα号機」「A棟301号室」「日本太郎」等である。また、多床室の場合でも、歩容認証等を使い、その部屋に属するどの要介護者であるかを識別して、個室の場合と同様の対応が可能である。
そして、図3に示すように、姿勢検知処理S5の後に、人物識別情報が関連付けられている姿勢結果データに基づいて、要介護者の姿勢が異常姿勢状態か否かを判定する姿勢異常判定処理S6を行う。
ここで、姿勢異常判定処理S6は、異常(異常姿勢状態)か否かを判定するための判定基準データベースDから、人物識別情報が関連付けられている異常姿勢基準データdaを、読み出す。
つまり、姿勢結果データに関連付けられている人物識別情報と一致する人物識別情報が予め関連付けられている異常姿勢基準データdaを読み出す。
つまり、姿勢結果データに関連付けられている人物識別情報と一致する人物識別情報が予め関連付けられている異常姿勢基準データdaを読み出す。
異常姿勢基準データdaは、例えば「うつ伏せになっている姿勢」「四つん這いになっている姿勢」等の異常が発生している姿勢(異常発生姿勢)データに限らず、異常が発生する前兆の姿勢(異常前兆姿勢)データも含んでいる。例えば、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」「足がつまずいた姿勢(転倒直前の姿勢)」「四つん這いになる途中の姿勢」「うつ伏せになる途中の姿勢」「胸に手をあてて寄りかかる姿勢」等の異常前兆姿勢データも有している。
即ち、要介護者が、異常発生姿勢中、又は、異常前兆姿勢中(異常前兆行動中)、といった異常姿勢状態か否かの判定材料となる。
即ち、要介護者が、異常発生姿勢中、又は、異常前兆姿勢中(異常前兆行動中)、といった異常姿勢状態か否かの判定材料となる。
そして、姿勢異常判定処理S6は、姿勢結果データと異常姿勢基準データdaを比較して、異常姿勢状態か否かを判定する。姿勢結果データと異常姿勢基準データdaが一致乃至近似した場合に、異常と判定する。
そして、異常姿勢状態と判定した場合に、異常信号T(図1と図2参照)を、介護者側へ送信する通報処理S7を行う。この異常信号Tは、言い換えると、異常姿勢信号Taであり、この異常姿勢信号Taを発信(送信)する処理を異常姿勢通報処理S71と呼ぶ場合もある。即ち、介護者は、要介護者が、異常発生姿勢中又は異常前兆姿勢中である異常姿勢状態であることを知ることができる。
ここで、判定基準データベースDには、予め、人物識別情報が関連付けられた異常姿勢基準データdaを、複数(多数)人分有している。また、1つ(1名)の人物識別情報に、1つ又は複数種類の異常姿勢基準データdaを関連付けている。
しかも、人物識別情報(要介護者)毎に、関連付けている異常姿勢基準データdaの種類(内容)は異なっている。
しかも、人物識別情報(要介護者)毎に、関連付けている異常姿勢基準データdaの種類(内容)は異なっている。
例えば、「日本太郎」及び「日本花子」に、「うつ伏せになっている姿勢」の異常姿勢基準データdaを関連付けている。さらに、「日本太郎」のみに「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の異常姿勢基準データdaを関連付けている。
このように、各要介護者に応じて、判定基準データベースDを予め作成しておくことで、(個性に応じた)適切な判定を行うことができ、誤判定及び誤通報を防止できる。
例えば、足腰が弱って一人での歩行が困難であることを認知症によって認識できない要介護者の人物識別情報(例えば、「日本太郎」)には、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の異常姿勢基準データdaを関連付けている。そして、歩行が可能な介護者の人物識別情報(例えば、「日本花子」)には、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の異常姿勢基準データdaを関連付けていない。従って、日本太郎さんがベッドから歩行を開始しようとすると、異常姿勢状態と判定して通報処理S7を行うが、日本花子さんがベッドからの歩行を開始しようとしても異常姿勢状態と判定せず通報処理S7は行われない。介護者の無駄な駆けつけを軽減できる。
例えば、足腰が弱って一人での歩行が困難であることを認知症によって認識できない要介護者の人物識別情報(例えば、「日本太郎」)には、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の異常姿勢基準データdaを関連付けている。そして、歩行が可能な介護者の人物識別情報(例えば、「日本花子」)には、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の異常姿勢基準データdaを関連付けていない。従って、日本太郎さんがベッドから歩行を開始しようとすると、異常姿勢状態と判定して通報処理S7を行うが、日本花子さんがベッドからの歩行を開始しようとしても異常姿勢状態と判定せず通報処理S7は行われない。介護者の無駄な駆けつけを軽減できる。
さらに、通報後に介護者が要介護者の状況を確認して、問題の無い(危険性の無い)行動の姿勢であったことが分かった場合に、図3に示すように、誤判定情報入力確認ステップS8において、異常判定(異常姿勢状態と判定したこと)が誤りであることを意味する誤判定情報が介護者によって入力されたことが確認されると、判定基準データベースDを修正する判定基準修正処理S9へ進む。
判定基準修正処理S9は、姿勢異常判定処理S6において判定材料(基準)となった異常姿勢基準データdaを修正する。
ここで、異常姿勢基準データdaは、検出したい姿勢(行動)が同じ種類であっても、その姿勢のパターンを、複数(多数)有している。
例えば、検出したい行動(姿勢)が、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の1種類であっても、その姿勢であると予測される姿勢のパターンとして、「ベッドの手摺を把持して上半身を起こした姿勢」、「上半身を起こして顔と上半身をベッド側方へ向け片膝を立てた姿勢」、「ベッド側縁部に腰掛けて起立しようとしている姿勢」等のパターンがある。
ここで、異常姿勢基準データdaは、検出したい姿勢(行動)が同じ種類であっても、その姿勢のパターンを、複数(多数)有している。
例えば、検出したい行動(姿勢)が、「ベッドからの歩行を開始しようとする姿勢」の1種類であっても、その姿勢であると予測される姿勢のパターンとして、「ベッドの手摺を把持して上半身を起こした姿勢」、「上半身を起こして顔と上半身をベッド側方へ向け片膝を立てた姿勢」、「ベッド側縁部に腰掛けて起立しようとしている姿勢」等のパターンがある。
そして、姿勢異常判定処理S6において、例えば、「ベッドの手摺を把持して上半身を起こした姿勢」の異常姿勢基準データdaを、判断材料(基準)として異常姿勢と判定したが、この要介護者は、この行動(姿勢)だけを繰り返すクセがあり、実際にベッドから歩行を開始しようとした行動ではないことが、介護者によって確認され(異常判定が誤判定であることが確認され)、誤判定情報入力確認ステップS8において誤判定情報が入力されたことが確認されると、判定基準修正処理S9に進んで、その判断材料となった「ベッドの手摺を把持して上半身を起こした姿勢」の異常姿勢基準データdaを、削除する修正、又は、異常の重みづけを低く変更する修正、或いは、正常姿勢基準データに変更する修正、を行う。すると、次回、その介護者が、「ベッドの手摺を把持して上半身を起こした姿勢」となっても通報処理S7は行われない。
つまり、次回の姿勢異常判定処理S6は、修正(更新)された判定基準データベースDに基づいて姿勢異常判定処理S6が行われるため、検出精度が向上することとなり、過剰な通報が減って(信頼性を向上でき)、介護者の負担を軽減できる。
つまり、次回の姿勢異常判定処理S6は、修正(更新)された判定基準データベースDに基づいて姿勢異常判定処理S6が行われるため、検出精度が向上することとなり、過剰な通報が減って(信頼性を向上でき)、介護者の負担を軽減できる。
また、姿勢異常判定処理S6や判定基準修正処理S9を行う演算処理部(サーバ側演算処理部21)を、AI(人工知能)プログラムで処理を行うように構成する。そして、姿勢結果データと判定基準データベースDに基づいた機械学習を行って、姿勢異常判定処理S6や判定基準修正処理S9を行う。さらに、姿勢結果データと判定基準データベースDに基づいた深層学習(ディープラーニング)を行って、異常前兆姿勢や異常発生姿勢を推論(推定)して、新たな異常姿勢基準データdaを自ら作成し、判定基準データベースDを自ら修正(異常姿勢基準データdaを追加・削除・変更)する自己修正処理を行うように構成する。この深層学習によって、誤報及び通報漏れを効率良く無くすことができ、各要介護者(個性)の違いによる判定の精度(信頼性)を高め、安心・安全で、介護者の負担の少ないシステムとできる。
また、図3及び図4において、人物エリアEを特定できた場合に、人物エリアEにおいて、要介護者(人物)の体温を検出して、人物識別情報を関連付けた体温結果データを作成する体温検知処理S11を行う。
そして、体温検知処理S11後に、人物識別情報が関連付けられている体温結果データに基づいて、異常(体温が異常体温状態)か否かを判定する体温異常判定処理S12を行う。
そして、体温検知処理S11後に、人物識別情報が関連付けられている体温結果データに基づいて、異常(体温が異常体温状態)か否かを判定する体温異常判定処理S12を行う。
ここで、体温異常判定処理S12は、異常体温状態か否かを判定するための判定基準データベースDから、人物識別情報が関連付けられている異常体温基準データdbを読み出す。
つまり、体温結果データに関連付けられている人物識別情報と一致する人物識別情報が予め関連付けられている異常体温基準データdbを読み出す。
また、異常体温基準データdbは、人物識別情報(要介護者毎)に異なる。
つまり、体温結果データに関連付けられている人物識別情報と一致する人物識別情報が予め関連付けられている異常体温基準データdbを読み出す。
また、異常体温基準データdbは、人物識別情報(要介護者毎)に異なる。
そして、体温異常判定処理S12は、体温結果データと異常体温基準データdbを比較して、異常(異常体温状態)か否かを判定する。
体温結果データと異常体温基準データdbが一致した場合に、異常と判定する。
体温結果データと異常体温基準データdbが一致した場合に、異常と判定する。
そして、異常体温状態と判定した場合に、異常信号Tを、介護者側へ送信する通報処理S7を行う。この異常信号Tは、言い換えると、異常体温信号Tbであり、この異常体温信号Tbを発信(送信)する処理を異常体温通報処理S72と呼ぶ場合もある。
なお、風邪やインフルエンザ等によって、要介護者の異常体温状態が継続している場合は、誤判定情報の入力にて、判定基準修正処理S9を実行させて、判定基準データベースDの異常体温基準データdbの修正を行うことも可能である。
なお、風邪やインフルエンザ等によって、要介護者の異常体温状態が継続している場合は、誤判定情報の入力にて、判定基準修正処理S9を実行させて、判定基準データベースDの異常体温基準データdbの修正を行うことも可能である。
次に、各装置1,2,3の処理(作動)について説明する
センサ装置1は、センサ側演算処理部11が、温度分布測定処理S1と高解像度化処理S2と人検知処理S3とエリア特定確認ステップS4と姿勢検知処理S5とを行い、さらに、姿勢結果データをセンサ側送信部18からサーバ装置2へ送信する姿勢結果送信処理を行う。なお、センサ側記憶部12はセンサ識別情報等の人物識別情報が記憶されている。
センサ装置1は、センサ側演算処理部11が、温度分布測定処理S1と高解像度化処理S2と人検知処理S3とエリア特定確認ステップS4と姿勢検知処理S5とを行い、さらに、姿勢結果データをセンサ側送信部18からサーバ装置2へ送信する姿勢結果送信処理を行う。なお、センサ側記憶部12はセンサ識別情報等の人物識別情報が記憶されている。
サーバ装置2は、サーバ側受信部29にて姿勢結果データを受信する。サーバ側演算処理部21は、サーバ側記憶部22に予め記憶させていた判定基準データベースDから異常姿勢基準データdaを呼び出して姿勢結果データと比較する姿勢異常判定処理S6を行い、異常姿勢状態と判定した場合は、異常信号T(異常姿勢信号Ta)を、サーバ側送信部28から介護者用情報端末3へ送信する通報処理S7(異常姿勢通報処理S71)を行う。
介護者用情報端末3は、異常姿勢信号Taを端末側受信部39にて受信し、端末側演算処理部31は、端末側表示部33に異常姿勢信号Taに基づいた姿勢警報情報を表示させる。
また、端末側入力部34に介護者によって誤判定情報が入力されると、端末側演算処理部31は、端末側送信部38から誤判定情報をサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2は、誤判定情報をサーバ側受信部29にて受信すると、サーバ側演算処理部21にて異常姿勢基準データdaに関する判定基準修正処理S9を行う。
また、端末側入力部34に介護者によって誤判定情報が入力されると、端末側演算処理部31は、端末側送信部38から誤判定情報をサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2は、誤判定情報をサーバ側受信部29にて受信すると、サーバ側演算処理部21にて異常姿勢基準データdaに関する判定基準修正処理S9を行う。
また、センサ装置1は、体温検知処理S11と、体温結果データをセンサ側送信部18からサーバ装置2へ送信する体温結果送信処理を行う。
サーバ装置2は、サーバ側受信部29にて体温結果データを受信する。サーバ側演算処理部21は、サーバ側記憶部22に予め記憶させていた判定基準データベースDから異常体温基準データdbを呼び出して体温結果データと比較する体温異常判定処理S12を行い、異常体温状態と判定した場合は、異常信号T(異常体温信号Tb)を、サーバ側送信部28から介護者用情報端末3へ送信する通報処理S7(異常体温通報処理S72)を行う。
サーバ装置2は、サーバ側受信部29にて体温結果データを受信する。サーバ側演算処理部21は、サーバ側記憶部22に予め記憶させていた判定基準データベースDから異常体温基準データdbを呼び出して体温結果データと比較する体温異常判定処理S12を行い、異常体温状態と判定した場合は、異常信号T(異常体温信号Tb)を、サーバ側送信部28から介護者用情報端末3へ送信する通報処理S7(異常体温通報処理S72)を行う。
介護者用情報端末3は、異常体温信号Tbを端末側受信部39にて受信し、端末側演算処理部31は、端末側表示部33に異常体温信号Tbに基づいた体温警報情報を表示させる。
また、端末側入力部34に介護者によって誤判定情報が入力されると、端末側演算処理部31は、端末側送信部38から誤判定情報をサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2は、誤判定情報をサーバ側受信部29にて受信すると、サーバ側演算処理部21にて異常体温基準データdbに関する判定基準修正処理S9を行う。
また、端末側入力部34に介護者によって誤判定情報が入力されると、端末側演算処理部31は、端末側送信部38から誤判定情報をサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2は、誤判定情報をサーバ側受信部29にて受信すると、サーバ側演算処理部21にて異常体温基準データdbに関する判定基準修正処理S9を行う。
また、複数のセンサ装置1,1とサーバ装置2は、電力線を利用したPLCやPLTとも呼ばれる電力線搬送通信にて接続するのが望ましい。LAN配線工事等の新たな配線工事が不要で、導入費用(設置工事費用)を抑えることができると共に、通信が安定する。
また、赤外線アレイセンサ部10は、低解像度のため(低画素イメージデータ51を出力するため)、居室(部屋)Rの室内において、居間や台所、廊下、浴室、トイレ等室内全体をモニタリング(監視・検出)しても、プライバシーが保護され、導入(設置)に理解が得られやすい。
また、赤外線アレイセンサ部10は、低解像度のため(低画素イメージデータ51を出力するため)、居室(部屋)Rの室内において、居間や台所、廊下、浴室、トイレ等室内全体をモニタリング(監視・検出)しても、プライバシーが保護され、導入(設置)に理解が得られやすい。
なお、本発明は、設計変更可能であって、センサ装置1が温度分布測定処理S1を行い、サーバ装置2(サーバ側演算処理部21)にて、高解像度化処理S2と人検知処理S3とエリア特定確認ステップS4と姿勢検知処理S5と、体温検知処理S11を行うも良い。
また、センサ装置1が姿勢異常判定処理S6と体温異常判定処理S12と通報処理S7と判定基準修正処理S9と判定基準データベースDの保持(記憶)とを行うようにするも良い(サーバ装置2を省略するも良い)。センサ装置1とサーバ装置2の接続方式は自由であって、LAN回線による有線接続や、無線ルータを介した無線接続、インターネットや上位管理回線網等の情報通信回線網Jを介した有線接続又は無線接続とするも良い。異常信号Tにおいて、異常姿勢信号Taと異常体温信号Tbは、同じ内容のデータ(単に異常を伝えるデータ)とするも良い。また、端末側表示部33が警報情報(姿勢警報情報や体温警報情報)を表示する処理は、異常信号Tに関連付けてサーバ装置2から送信された警報情報を表示、又は、端末側記憶部32に記憶させていた警報情報を異常姿勢信号Taに応じて読み出す等自由である。
また、センサ装置1が姿勢異常判定処理S6と体温異常判定処理S12と通報処理S7と判定基準修正処理S9と判定基準データベースDの保持(記憶)とを行うようにするも良い(サーバ装置2を省略するも良い)。センサ装置1とサーバ装置2の接続方式は自由であって、LAN回線による有線接続や、無線ルータを介した無線接続、インターネットや上位管理回線網等の情報通信回線網Jを介した有線接続又は無線接続とするも良い。異常信号Tにおいて、異常姿勢信号Taと異常体温信号Tbは、同じ内容のデータ(単に異常を伝えるデータ)とするも良い。また、端末側表示部33が警報情報(姿勢警報情報や体温警報情報)を表示する処理は、異常信号Tに関連付けてサーバ装置2から送信された警報情報を表示、又は、端末側記憶部32に記憶させていた警報情報を異常姿勢信号Taに応じて読み出す等自由である。
なお、サーバ装置2は、データを表示可能な液晶モニター等のサーバ側表示部と、データ検索や表示命令を指示するためのキーボードやマウス等のサーバ側入力部と、記憶しているデータ(情報)や表示内容を紙等に出力するためのプリンタ等のサーバ側出力部と、を備えたサーバ型パーソナルコンピュータ(サーバPC)やサーバ型ワークステーション等の情報処理装置とするも良い。そして、サーバ側入力部にて誤判定情報を入力するも良い。また、サーバ側表示部に姿勢警報情報や体温警報情報を表示させるも良い。
また、サーバ装置2のサーバ側演算処理部21は、センサ装置1からの姿勢結果データや体温結果データ等の検出結果データに基づいて、要介護者の生活行動記録表データを作成するも良い。なお、センサ装置1で作製される検出結果データには日時データを関連付けている。
生活行動記録表データは、姿勢結果データに基づいた生活行動記録、及び、体温結果データに基づいた検温記録を、日時データと関連付けた表(グラフ図を含む)にしたものであって、例えば、寝返りの回数、歩数又は歩行距離、起床時間、就寝時間、トイレの使用回数、所定時間毎の体温等である。介護者による介護(看護)記録の作製の手間や時間を軽減できると共に、時間毎の体温測定等介護者の巡回業務を軽減できる。さらに、要介護者の自己申告よりも正確な記録を得ることができる。
また、作成した生活行動記録表データは、サーバ装置2から介護者用情報端末3に送信し、端末側表示部33に表示させる。或いは、サーバ側表示部に表示させ、サーバ側出力部から紙に出力(印刷)する。
生活行動記録表データは、姿勢結果データに基づいた生活行動記録、及び、体温結果データに基づいた検温記録を、日時データと関連付けた表(グラフ図を含む)にしたものであって、例えば、寝返りの回数、歩数又は歩行距離、起床時間、就寝時間、トイレの使用回数、所定時間毎の体温等である。介護者による介護(看護)記録の作製の手間や時間を軽減できると共に、時間毎の体温測定等介護者の巡回業務を軽減できる。さらに、要介護者の自己申告よりも正確な記録を得ることができる。
また、作成した生活行動記録表データは、サーバ装置2から介護者用情報端末3に送信し、端末側表示部33に表示させる。或いは、サーバ側表示部に表示させ、サーバ側出力部から紙に出力(印刷)する。
なお、要介護者は、老人や病人に限らず、一人での日常生活な困難な人であれば良い。
介護者は、介護士等の介護職員や、看護士や医者等の医療従事者や、警備員や家族等、要介護者の日常生活を補助可能な人であれば良い。居室Rは、介護福祉施設や病院、高齢者向け住宅等に限らず、一般的な集合住宅であっても良く、複数人の要介護者が生活している建築物において、その一室であれば良い。
介護者は、介護士等の介護職員や、看護士や医者等の医療従事者や、警備員や家族等、要介護者の日常生活を補助可能な人であれば良い。居室Rは、介護福祉施設や病院、高齢者向け住宅等に限らず、一般的な集合住宅であっても良く、複数人の要介護者が生活している建築物において、その一室であれば良い。
以上のように、本発明の要介護者見守りシステムは、要介護者の室内に配設された赤外線アレイセンサ部10からの温度分布データに基づいた低画素イメージデータ51を高画素イメージデータ52に変換する高解像度化処理S2と、上記高画素イメージデータ52に基づいて要介護者を検出して人物エリアEを特定する人検知処理S3と、特定した上記人物エリアEに基づいて要介護者の姿勢を検出する姿勢検知処理S5と、該姿勢検知処理S5の姿勢結果データに基づいて要介護者の姿勢が異常姿勢状態か否か判定する姿勢異常判定処理S6と、該姿勢異常判定処理S6が異常姿勢状態と判定した場合に異常信号Tを介護者側へ送信する通報処理S7と、を行うので、要介護者の異常を素早く(リアルタイムに)検知でき、通報の遅れを防止できる。姿勢検知によって、異常状態になる前の姿勢を検出して、予測的な通報(予報)や異常発生直後の迅速な通報が可能となる。介護者のプライバシー保護性に優れる。システム導入時や導入後の経済的負担を少なくできる。また、特定した人物エリアEに基づいて姿勢異常判定処理S6を行うので、処理容量(処理範囲)が小さく、処理速度の向上や処理負荷の軽減を実現できる。
また、異常判定が誤りであることを意味する誤判定情報が介護者によって入力されると異常姿勢状態か否かを判定するための判定基準データベースDを修正する判定基準修正処理S9を行うので、誤判定(誤報)を軽減でき、介護者の負担を軽減できる。信頼性の高い(高精度な)通報を発することができる。
また、上記検出した人物エリアEにおいて、要介護者の体温が異常か否かを判定する体温異常判定処理S12と、該体温異常判定処理S12が異常体温状態と判定した場合に異常信号Tを介護者側へ送信する通報処理S7と、を行うので、介護者は、要介護者自身が自覚していない発熱を知ることができ、素早い対応を実現できる。また、定期的に居室Rへ訪問しなくても、体温結果を得ることができ、介護者の負担を大きく減らせ、少ない人員で介護施設等を運営することができる。
また、上記赤外線アレイセンサ部10を有すると共に、上記高解像度化処理S2と上記人検知処理S3と上記姿勢検知処理S5と姿勢結果データを送信する姿勢結果送信処理とを行うセンサ装置1と、上記センサ装置1からの上記姿勢結果データを受信して上記姿勢異常判定処理S6と上記通報処理S7とを行うサーバ装置2と、上記サーバ装置2からの上記異常信号Tを受信する介護者用情報端末3と、を備えたので、複数(多数)必要なセンサ装置1を容易に製造(安価部品で製作)できると共に、サーバ装置2の処理負荷を軽減できる。従って、システム全体としての処理速度を速くすることができる。
1 センサ装置
2 サーバ装置
3 介護者用情報端末
10 赤外線アレイセンサ部
51 低画素イメージデータ
52 高画素イメージデータ
D 判定基準データベース
E 人物エリア
S2 高解像度化処理
S3 人検知処理
S5 姿勢検知処理
S6 姿勢異常判定処理
S7 通報処理
S9 判定基準修正処理
S12 体温異常判定処理
T 異常信号
2 サーバ装置
3 介護者用情報端末
10 赤外線アレイセンサ部
51 低画素イメージデータ
52 高画素イメージデータ
D 判定基準データベース
E 人物エリア
S2 高解像度化処理
S3 人検知処理
S5 姿勢検知処理
S6 姿勢異常判定処理
S7 通報処理
S9 判定基準修正処理
S12 体温異常判定処理
T 異常信号
Claims (4)
- 要介護者の室内に配設された赤外線アレイセンサ部(10)からの温度分布データに基づいた低画素イメージデータ(51)を高画素イメージデータ(52)に変換する高解像度化処理(S2)と、上記高画素イメージデータ(52)に基づいて要介護者を検出して人物エリア(E)を特定する人検知処理(S3)と、特定した上記人物エリア(E)に基づいて要介護者の姿勢を検出する姿勢検知処理(S5)と、該姿勢検知処理(S5)の姿勢結果データに基づいて要介護者の姿勢が異常姿勢状態か否か判定する姿勢異常判定処理(S6)と、該姿勢異常判定処理(S6)が異常姿勢状態と判定した場合に異常信号(T)を介護者側へ送信する通報処理(S7)と、を行うことを特徴とする要介護者見守りシステム。
- 異常判定が誤りであることを意味する誤判定情報が介護者によって入力されると異常姿勢状態か否かを判定するための判定基準データベース(D)を修正する判定基準修正処理(S9)を行う請求項1記載の要介護者見守りシステム。
- 上記検出した人物エリア(E)において、要介護者の体温が異常か否かを判定する体温異常判定処理(S12)と、該体温異常判定処理(S12)が異常体温状態と判定した場合に異常信号(T)を介護者側へ送信する通報処理(S7)と、を行う請求項1又は2記載の要介護者見守りシステム。
- 上記赤外線アレイセンサ部(10)を有すると共に、上記高解像度化処理(S2)と上記人検知処理(S3)と上記姿勢検知処理(S5)と姿勢結果データを送信する姿勢結果送信処理とを行うセンサ装置(1)と、
上記センサ装置(1)からの上記姿勢結果データを受信して上記姿勢異常判定処理(S6)と上記通報処理(S7)とを行うサーバ装置(2)と、
上記サーバ装置(2)からの上記異常信号(T)を受信する介護者用情報端末(3)と、
を備えた請求項1,2又は3記載の要介護者見守りシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018227902A JP2020091628A (ja) | 2018-12-05 | 2018-12-05 | 要介護者見守りシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018227902A JP2020091628A (ja) | 2018-12-05 | 2018-12-05 | 要介護者見守りシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020091628A true JP2020091628A (ja) | 2020-06-11 |
Family
ID=71012862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018227902A Pending JP2020091628A (ja) | 2018-12-05 | 2018-12-05 | 要介護者見守りシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020091628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102325903B1 (ko) * | 2020-09-15 | 2021-11-11 | 김기복 | 열화상체온측정표시수단 다채널 모니터링 시스템 |
-
2018
- 2018-12-05 JP JP2018227902A patent/JP2020091628A/ja active Pending
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KR102325903B1 (ko) * | 2020-09-15 | 2021-11-11 | 김기복 | 열화상체온측정표시수단 다채널 모니터링 시스템 |
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