JP2020091321A - フラッシュ発光制御装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】個別で発光制御可能な複数の部分発光部で構成される発光部の発光を適切に制御することができるフラッシュ発光制御装置を提供する。【解決手段】フラッシュ装置1は、電源情報を取得し、また、フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報及び指定部分発光部に関する情報を含む撮影関連情報を取得する。フラッシュ装置1は、電源情報及び撮影関連情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件を決定する。【選択図】図7
Description
本発明は、フラッシュ発光制御装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
フラッシュ撮影を行う際に発光源であるLEDの発光を制御するフラッシュ発光制御装置が知られている。フラッシュ発光制御装置は、電流制御型デバイスであるLEDに供給する駆動電流量及び電流供給時間を制御して、例えば、LEDが最大発光量で発光するように制御する(例えば、特許文献1参照。)。また、第1の電源であるリチウムイオン電池と、該第1の電源によって充電される第2の電源である電気二重層コンデンサとを備えるフラッシュ発光制御装置は、第1の電源及び第2の電源のうち、例えば、最大発光量で発光させる電流量で電力を供給可能な電源を入力電源として選択する(例えば、特許文献2参照。)。
近年では、複数の部分発光部、具体的に、複数のLEDで構成される発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御装置の開発が検討されている。このフラッシュ発光制御装置は、複数のLEDの発光をそれぞれ個別で制御し、例えば、複数のLEDのうちユーザが指定したLEDのみを発光させる。
しかしながら、複数のLEDで構成される発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御装置では、ユーザによる設定に応じて発光させるLEDの個数が変わり、また、これに伴って発光に必要となる電流量で電力を供給する電源の負荷状況も変わる。このため、ユーザによる設定に適した最大発光条件、具体的に、ユーザに指定されたLEDの最大発光量や当該LEDの発光に必要となる電流量を決定できず、当該LEDの発光を適切に制御することができない。
本発明の目的は、個別で発光制御可能な複数の部分発光部で構成される発光部の発光を適切に制御することができるフラッシュ発光制御装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のフラッシュ発光制御装置は、フラッシュ撮影に用いられる発光手段を構成する複数の部分発光手段の発光を制御するフラッシュ発光制御装置であって、各前記部分発光手段の発光に必要となる電力を供給する電力供給手段の電力供給能力を示す電源情報を取得する電源情報取得手段と、前記発光手段において発光させる部分発光手段に関する情報、及び前記フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報を含む撮影関連情報を取得する撮影関連情報取得手段と、前記電源情報及び前記撮影関連情報に基づいて前記発光させる部分発光手段の最大発光条件を決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、個別で発光制御可能な複数の部分発光部で構成される発光部の発光を適切に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係るフラッシュ発光制御装置としてのフラッシュ装置1及び撮像装置7の外観を示す正面図である。
図1において、フラッシュ装置1は、発光部2、電源制御部3、及び接続ケーブル6を備える。発光部2は、円形を呈し、外周部から内側に所定の幅を持った発光面が複数、例えば、4つに分割されている。発光部2は、分割された各発光面で構成される4つの部分発光部2a〜部分発光部2dで構成される。部分発光部2a〜部分発光部2dは、それぞれ個別で発光制御が行われる。部分発光部2a〜部分発光部2dの発光源は、LED(発光ダイオード)である。電源制御部3は、発光部取付部4及びインターフェイス部5を備える。発光部取付部4には、発光部2が取り付けられる。インターフェイス部5には、撮像装置7が取り付けられる。電源制御部3は、フラッシュ装置1を動作させる電源となるバッテリーパック(不図示)を装着し、また、発光制御するための制御回路(不図示)等を内蔵する。接続ケーブル6は、発光部2及び電源制御部3を電気的に接続するためのケーブルである。
撮像装置7の正面には、撮影レンズ8が取り付けられ、撮像装置7の背面には、表示用モニター(不図示)や各種機能を設定するための操作部等が設けられている。また、撮像装置7は、撮像モード設定用ダイアル9、レリーズスイッチ10、インターフェイス部11を備える。インターフェイス部11には、図2や図3に示すように、フラッシュ装置1が取り付けられる。図2は、マクロ撮影に適したフラッシュ装置1の取り付け方法を示す図である。図2では、フラッシュ装置1のインターフェイス部5が撮像装置7のインターフェイス部11に取り付けられ、更に発光部2が撮影レンズ8に取り付けられている。図3は、一般撮影に適したフラッシュ装置1の取り付け方法を示す図である。図3では、フラッシュ装置1のインターフェイス部5が撮像装置7のインターフェイス部11に取り付けられ、更に発光部2が発光部取付部4に取り付けられている。
図4は、図1のフラッシュ装置1及び撮像装置7の構成を概略的に示すブロック図である。図4において、フラッシュ装置1は、上述した部分発光部2a〜部分発光部2d及びインターフェイス部5の他に、発光源駆動部12a〜発光源駆動部12d、電源部13、及び電源情報設定部14を備える。また、フラッシュ装置1は、最大発光条件選択部15、可変電流決定部16、電圧変換部17、発光部情報検出部18、発光部情報生成部19、及び発光制御部20を備える。
発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dは、発光部2を発光させる。具体的に、発光源駆動部12aは、部分発光部2aを発光させる。発光源駆動部12bは、部分発光部2bを発光させる。発光源駆動部12cは、部分発光部2cを発光させる。発光源駆動部12dは、部分発光部2dを発光させる。電源部13は、フラッシュ装置1に電力を供給する。電源部13は、例えば、リチウムイオンセルを用いたバッテリーパックを装着している。なお、本実施の形態では、電源部13が装着するバッテリーパックは1つに限られず、電源部13は複数のバッテリーパックを装着しても良い。これにより、バッテリーパックを1つ装着した場合よりフラッシュ装置1の発光量を増やすことができる。また、電源部13は、当該電源部13の放電モードとして、第1の放電モード及び第2の放電モードを切り替えるモード切替部13aを備える。第1の放電モードが設定された場合、電源部13では、放電時間が所定の制限時間で制限される。一方、第2の放電モードが設定された場合、電源部13では、放電時間が制限されることなく連続的に放電される。第1の放電モードにおける放電で生じる電流の量は、第2の放電モードにおける放電で生じる電流の量より大きい。このため、発光時間が所定の制限時間に収まる発光部2の発光において、第1の放電モードの方が第2の放電モードより大きな発光量に制御可能である。
電源情報設定部14は、例えば、電源部13に装着されたバッテリーパックの制御チップから当該バッテリーパックの仕様に関する電源情報を取得し、取得した電源情報を設定する。電源情報は、例えば、第1の放電電流情報及び第2の放電電流情報を含む。第1の放電電流情報は、第1の放電モードにおける放電で生じる電流の量を示す値(以下、「放電電流値」という。)である。第2の放電電流情報は、第2の放電モードにおける放電電流値である。第1の放電電流情報、第2の放電電流情報、及び所定の制限時間を示す情報は、バッテリーパックの種別を示す情報に対応付けされて電源情報設定部14に記憶される。また、電源部13が複数のバッテリーパックを装着している場合、電源部13に装着されたバッテリーパックの個数情報も電源情報として設定される。さらに、フラッシュ装置1がAC−DC変換器等から電力を供給される場合、電源情報設定部14は、当該AC−DC変換器の電力供給能力を示す情報を電源情報として設定する。最大発光条件選択部15は、上述した電源情報設定部14に設定された電源情報に基づいて発光させる部分発光部の最長発光時間を算出し、また、発光させる部分発光部の最大発光条件となる最大可変電流値及び最大発光量を算出する。
可変電流決定部16は、最大発光条件選択部15が算出した最大可変電流値に基づいて発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dに供給する可変電流を決定する。電圧変換部17は、電源部13から供給された電力を部分発光部2a〜部分発光部2dに設けられるLEDを発光させるための最適な電圧に変換する。電圧変換部17は、変換した電圧を発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dに供給する。
発光部情報検出部18は、発光部2の取り付け位置を検出する。例えば、発光部情報検出部18は、取り付け位置が、撮影レンズ8(例えば、図2を参照。)及び発光部取付部4(例えば、図3を参照。)の何れであるかを検出する。また、撮影レンズ8に取り付けられた発光部2が回転可能である場合、発光部情報検出部18は、発光部2の回転位置を検出する。発光部情報検出部18は、検出した取り付け位置及び回転位置を発光部情報として発光部情報生成部19に出力する。
発光部情報生成部19は、部分発光部個数情報、照射関連情報、及び距離情報等を生成する。部分発光部個数情報は、部分発光部2a〜部分発光部2dの個数を示す情報である。照射関連情報は、照射範囲に関する配光情報や照射方向に関する情報である。距離情報は、撮影光軸から発光部2中心までの距離を示す情報である。部分発光部個数情報、照射関連情報、及び距離情報も、発光部情報検出部18が検出した情報と同様に発光部情報に含まれる。発光部情報や上記最大発光条件は、インターフェイス部5を介して撮像装置7に出力される。発光制御部20は、発光部2の発光に関する制御を行う。
撮像装置7は、上述したインターフェイス部11の他に、シーケンス制御部21、撮像情報設定部22、撮像操作部23、及び撮像部24を備える。シーケンス制御部21は、インターフェイス部11、撮像情報設定部22、撮像操作部23、及び撮像部24と接続されている。
シーケンス制御部21は、撮像情報設定部22で設定された後述する撮影関連情報に基づいて撮像装置7に関する各種設定や制御パラメータ等を決定する。決定された設定や制御パラメータの一部は、インターフェイス部11を介してフラッシュ装置1に出力される。また、撮像装置7の撮像動作に同期させて部分発光部2a〜部分発光部2dの何れかを発光させる場合、シーケンス制御部21は、インターフェイス部11を介してフラッシュ装置1に同期信号を出力する。撮像情報設定部22は、例えば、図1の撮像モード設定用ダイアル9を含む。撮像操作部23は、図1のレリーズスイッチ10を含む撮像に関する操作部である。撮像部24は、撮像素子、信号処理回路、及び記録用メモリ等を備える。
次に、部分発光部2a〜部分発光部2d及び発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dの構成を説明する。なお、本実施の形態では、部分発光部2a〜部分発光部2dは同様の構成であり、以下では、一例として、部分発光部2aを用いてその構成を説明する。また、発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dは同様の構成であり、以下では、一例として、発光源駆動部12aを用いてその構成を説明する。
図5は、図1の部分発光部2a及び発光源駆動部12aの構成を示す回路図である。部分発光部2aは、8灯のLEDが直列接続した2つの8灯直列LED群25a及び8灯直列LED群25bで構成される。なお、8灯直列LED群25a及び8灯直列LED群25bにおいて、直列接続したLEDの個数は一例であり、必要発光量や回路設計要件に適した個数のLEDが直列接続するのが好ましい。また、8灯直列LED群25a及び8灯直列LED群25bにおいて、同じ発光色のLEDを用いても良く、また、異なる発光色のLEDを用いて可変発光色制御を実現可能な構成としても良い。
8灯直列LED群25a及び8灯直列LED群25bの各アノードは、端子LA1に接続される。端子LA1には、電圧変換部17から出力電圧が供給される。以下では、8灯のLEDが直列接続していることに対応して、電圧変換部17の出力電圧が30Vに調整されていることとする。8灯直列LED群25aのカソードは、端子LK1Aに接続される。8灯直列LED群25bのカソードは、端子LK1Bに接続される。
発光源駆動部12aは,同じ構成の2つの定電流回路26a及び定電流回路26bを備える。定電流回路26aは、FETであるQ27a、オペアンプであるOP28a、及び抵抗素子であるR29aといった電気部品で構成され、8灯直列LED群25aを駆動させる。Q27aのドレインは、端子LK1Aと接続される。Q27aのソースは、R29aの一方の端子及びOP28aの負帰還端子と接続される。R29aの他方の端子は、定電流回路26aのグランドと接続される。Q27aのゲートは、OP28aの出力端子と接続される。OP28aの正帰還端子は、端子REF1Aと接続される。OP28aの動作制御端子は、端子SYNC1Aと接続される。端子SYNC1Aにハイレベルの信号が入力されると、OP28aは、オペアンプとして動作する。一方、端子SYNC1Aにロウレベルの信号が入力されると、OP28aは、動作を停止して該OP28aの出力がグランドレベルに遷移する。
このような回路構成において、端子SYNC1Aにハイレベルの信号が入力されてOP28aがオペアンプとして動作している状態では、定電流回路26aは、端子REF1Aに出力された制御電圧値をR29aの抵抗値で除算した電流値に基づいて8灯直列LED群25aを定電流駆動する。例えば、R29aが1[Ω]であり、且つ端子REF1Aの制御電圧値が1[V]である場合、定電流回路26aは、1[A]の電流値で8灯直列LED群25aを定電流駆動する。R29aの抵抗値を固定した場合、例えば、端子REF1Aの制御電圧値が大きくなる程、定電流回路26aは、より大きな電流値で8灯直列LED群25aを駆動する。これにより、8灯直列LED群25aの発光量は大きくなる。一方、端子REF1Aの制御電圧値が小さくなる程、定電流回路26aは、より小さな電流で8灯直列LED群25aを駆動する。これにより、8灯直列LED群25aの発光量は小さくなる。ここで、LED、FET、及び抵抗素子といった電気部品には、最大定格や許容損失といった使用条件を制限するパラメータが定められ、これらのパラメータから可変定電流駆動における可変電流上限値が決まる。例えば、端子REF1Aの制御電圧値が1[V]で8灯直列LED群25aの定電流値が1[A]となる可変電流上限値が決定される。
定電流回路26bは、FETであるQ27b、オペアンプであるOP28b、及び抵抗素子であるR29bといった電気部品で構成され、8灯直列LED群25bを駆動させる。なお、定電流回路26bを構成する電気部品の接続や定電流回路26bの動作は、全て定電流回路26aと同じであるため説明を省略し、異なる内容のみ以下に示す。Q27bのドレインは、端子LK1Bと接続される。OP28bの正帰還端子は、端子REF1Bと接続される。OP28bの動作制御端子は、端子SYNC1Bと接続される。端子REF1A及び端子REF1Bには、可変電流決定部16が制御電圧を出力する。端子SYNC1A及び端子SYNC1Bには、発光制御部20が動作制御信号及び撮像時の同期信号を出力する。
図6は、図1のフラッシュ装置1及び撮像装置7によって実行されるフラッシュ撮影処理の手順を示すフローチャートである。
図6において、フラッシュ装置1は電源情報設定部14により、電源部13から上記電源情報を取得し(ステップS101)(電源情報取得手段)、取得した電源情報を設定する。設定された電源情報は、最大発光条件選択部15に出力される。本実施の形態では、一例として、第1の放電モードの放電電流値が15[A]であり、第1の放電モードにおける所定の制限時間が20[ms]であり、第2の放電モードの放電電流値が10[A]であることが電源情報に含まれていることとする。また、電源部13の出力電圧が8[V]であることとする。次いで、フラッシュ装置1は発光部情報生成部19により、発光部2の取り付け位置、発光部2の回転位置、部分発光部個数情報、照射関連情報、及び距離情報を含む発光部情報を生成する。フラッシュ装置1は、当該発光部情報を撮像装置7に送信する(ステップS102)。
撮像装置7は、フラッシュ装置1から発光部情報を受信すると(ステップS103)、当該発光部情報に基づいてユーザに撮像情報設定部22で撮影関連情報を設定させる。次いで、撮像装置7は、撮像情報設定部22で設定された撮影関連情報をフラッシュ装置1に送信する(ステップS104)。撮影関連情報は、フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報、例えば、撮像の感度、被写体までの距離、撮像を行う際の露光時間Tv、撮影レンズ8の絞り情報を含む。また、撮影関連情報は、部分発光部2a〜部分発光部2dのうちユーザに指定された或いは動作モード等に応じて自動選択された部分発光部(以下、「指定部分発光部」という。)に関する情報、具体的に、指定部分発光部の個数や指定部分発光部の配置位置を示す情報を含む。
フラッシュ装置1は、撮像装置7から撮影関連情報を受信すると(ステップS105)(撮影関連情報取得手段)、後述する図7の最大発光条件決定処理を行う(ステップS106)(決定手段)。ステップS106では、指定部分発光部の最大発光条件となる最大発光量及び最大可変電流値が算出される。次いで、フラッシュ装置1は、最大発光量を示す情報(以下、「最大発光量情報」という。)を撮像装置7に送信する(ステップS107)。
撮像装置7は、最大発光量情報を受信すると(ステップS108)、シーケンス制御部21により、最大発光量及び撮影関連情報に基づいてフラッシュ撮影に適切な制御発光量及び発光時間を算出し、当該制御発光量及び発光時間を設定する。制御発光量及び発光時間は、撮影関連情報に含まれる撮像の感度、被写体までの距離、露光時間Tv、及び撮影レンズ8の絞り情報に基づいて算出される。なお、制御発光量は、最大発光量を超えない範囲で設定される。また、撮像装置7は、設定した制御発光量及び発光時間をフラッシュ装置1に送信する(ステップS109)。
フラッシュ装置1は、制御発光量及び発光時間を受信すると(ステップS110)、発光時間に基づいてフラッシュ装置1のカウンタ回路(不図示)にカウント値をセットする。また、フラッシュ装置1は可変電流決定部16により、指定部分発光部に対応する発光源駆動部へ供給する制御電圧を制御発光量に基づいて決定する。なお、制御電圧は、上記最大可変電流値を超えないように制御される。次いで、フラッシュ装置1は、発光の準備が整ったことを示す発光ready信号を撮像装置7に送信する(ステップS111)。
撮像装置7は、発光ready信号を受信し(ステップS112)、更に撮像開始を指示するレリーズスイッチ10の操作を検出すると、発光開始トリガ信号をフラッシュ装置1に送信する(ステップS113)。
フラッシュ装置1は、撮像装置7から発光開始トリガ信号を受信すると、上記カウント値をセットしたカウンタ回路の動作を発光制御部20によって開始する(ステップS114)。次いで、フラッシュ装置1は、カウンタ回路の動作に従って発光時間に対応した時間幅の動作制御信号を、指定部分発光部に対応する発光源駆動部に出力して、指定部分発光部を発光させる(ステップS115)。その後、フラッシュ装置1は、本処理を終了する。
撮像装置7は、指定部分発光部の発光と露光タイミングがずれないように撮像部24による撮像を行う(ステップS116)。次いで、撮像装置7は、撮像された画像に対して圧縮処理等を施し、圧縮処理済みの画像を撮像部24の記録用メモリ(不図示)に保存し(ステップS117)、本処理を終了する。
図7は、図6のステップS106の最大発光条件決定処理の手順を示すフローチャートである。
図7において、フラッシュ装置1は、取得した撮影関連情報に含まれる露光時間Tvに基づいて指定部分発光部の発光の最長発光時間を設定する(ステップS201)。ステップS201では、フラッシュ装置1は、露光時間Tvにおけるシャッターの全開時間を最長発光時間として設定する。例えば、露光時間Tvが1/30[秒]である際に最長発光時間として30[ms]が設定される。露光時間Tvが1/60[秒]である際に最長発光時間として15[ms]が設定される。露光時間Tvが1/125[秒]である際に最長発光時間として7.5[ms]が設定される。
次いで、フラッシュ装置1は、電源情報に含まれる第1の放電電流情報、及び撮影関連情報に含まれる指定部分発光部を示す情報に基づいて第1の電流計算値を算出する(ステップS202)。第1の電流計算値は、電源部13が第1の放電モードにおいて指定部分発光部に対応する発光源駆動部に供給可能な最大電流値であり、第1の放電モードの放電電流値を超えない範囲で以下のように算出される。
上述したように、電源部13の出力電圧を8[V]とし、第1の放電モードの放電電流値を15[A]とした場合、電源部13は、第1の放電モードの所定の制限時間の間、8[V]×15[A]=120[W]の電力を供給可能である。ここで、電圧変換部17の電圧変換効率や他の回路への供給分を考慮して120[W]の電力のうち80%となる96[W]を電圧変換部17による出力可能電力とする。電圧変換部17の出力電圧を上述したように30[V]とすると、電圧変換部17の出力電流は96[W]÷30[V]=3.2[A]となる。発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dの回路消費分を10%とすると、電圧変換部17が供給可能な最大電流値が3.2[A]×0.9=2.88[A]となる。指定部分発光部が1つである場合、第1の電流計算値は、2.88[A]÷2=1.44[A]となる。なお、発光源駆動部は2つの定電流回路で構成されているので、上述したように、2.88[A]が2で除算される。同様に、指定部分発光部が2つである場合、定電流回路が4つとなるので、第1の電流計算値は、2.88[A]÷4=0.72[A]となる。また、指定部分発光部が4つである場合、定電流回路が4つとなるので、第1の電流計算値は、2.88[A]÷4=0.72[A]となる。次いで、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値が可変電流上限値を超えるか否かを判別する(ステップS203)。
ステップS203の判別の結果、第1の電流計算値が可変電流上限値を超えるとき、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値を可変電流上限値に変更する(ステップS204)。例えば、上述した算出結果において指定部分発光部が1つである場合、第1の電流計算値が1.44[A]である。この場合、可変電流定格を1[A]とすると、第1の電流計算値が可変電流定格を超えるので、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値を1.44[A]から1[A]に変更する。次いで、フラッシュ装置1は、後述するステップS205の処理を行う。
ステップS203の判別の結果、第1の電流計算値が可変電流上限値を超えないとき、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値を変更せずに、最長発光時間が第1の放電モードの所定の制限時間以内であるか否かを判別する(ステップS205)。すなわち、ステップS205では、第1の放電モードで最長発光時間の間放電し続けることが可能であるか否かを判別する。
ステップS205の判別の結果、最長発光時間が第1の放電モードの所定の制限時間以内であるとき、フラッシュ装置1は、第1の放電モードで最長発光時間の間放電し続けることが可能である。この場合、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値及び最長発光時間に基づいてLEDの最大発光量を算出する(ステップS206)。LEDの通電電流に対する発光光束F(I)は、図8に示すように、電流値が増えるにつれて増加するが、電流値が大きくなると、自己発熱による温度上昇が発生し、発光効率が低下するため、必ずしも比例関係ではない。例えば、LEDの通電電流が0.36[A]である場合、発光光束F(I)は、約900ルーメンである。LEDの通電電流が0.72[A]である場合、発光光束F(I)は、約1700ルーメンである。LEDの通電電流が1.0[A]である場合、発光光束F(I)は、約2200ルーメンである。フラッシュ装置1は、第1の電流計算値に対する発光光束F(I)を近似式又は図8のテーブルから算出し、算出した発光光束F(I)に最長発光時間を積算して最大発光量を算出する。なお、本実施の形態における部分発光部は、図5に示すように、2つの8灯直列LED群で構成されているので、2組分の合算量が最大発光量となる。また、本実施の形態では、最大発光量の単位として、ガイドナンバーが用いられる。ガイドナンバーの最大発光量は、フラッシュ装置1の配光角特性に基づいてルーメン・秒という単位で表される最大発光量を所定の立体角内に含まれる光度ISに変換し、当該光度ISを下記式(1)に代入して算出される。
GN=0.3×√(4×π×0.0045×撮影ISO感度×IS)…(1)
GN=0.3×√(4×π×0.0045×撮影ISO感度×IS)…(1)
次いで、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値を最大可変電流値として記憶し(ステップS207)、本処理を終了する。
ステップS205の判別の結果、最長発光時間が第1の放電モードの所定の制限時間を超えるとき、フラッシュ装置1は、第1の放電モードで最長発光時間の間放電し続けることができない。この場合、フラッシュ装置1は、第1の放電モードより放電電流値が小さいが連続で放電可能な第2の放電モードに関する情報に基づいて第2の電流計算値を算出する。具体的に、フラッシュ装置1は、第2の放電電流情報及び指定部分発光部を示す情報に基づいて第2の電流計算値を算出する(ステップS208)。第2の電流計算値は、電源部13が第2の放電モードにおいて指定部分発光部に対応する発光源駆動部に供給可能な最大電流値であり、第2の放電モードの放電電流値を超えない範囲で以下のように算出される。
上述したように、電源部13の出力電圧を8[V]とし、第2の放電電流の電流値を10[A]とした場合、電源部13は、充電容量が不足して放電不能とならない限り、8[V]×10[A]=80[W]の電力を供給可能である。ここで、電圧変換部17の電圧変換効率や他の回路への供給分を考慮して80[W]の電力のうち80%となる64[W]を電圧変換部17による出力可能電力とする。電圧変換部17の出力電圧を上述したように30[V]とすると、電圧変換部17の出力電流は64[W]÷30[V]=2.13[A]となる。発光源駆動部12a〜発光源駆動部12dの回路消費分を10%とすると、電圧変換部17から供給可能な最大電流値が2.13[A]×0.9=1.92[A]となる。上述したように、発光源駆動部が2つの定電流回路で構成されていることを考慮して、例えば、指定部分発光部が1つである場合、第2の電流計算値は、1.92[A]÷2=0.96[A]となる。また、指定部分発光部が2つである場合、定電流回路が4つとなるので、第2の電流計算値は、1.92[A]÷4=0.48[A]となる。指定部分発光部が4つである場合、定電流回路が8つとなるので、第2の電流計算値は、1.96[A]÷8=0.24[A]となる。次いで、フラッシュ装置1は、第2の電流計算値が可変電流上限値を超えるか否かを判別する(ステップS209)。
ステップS209の判別の結果、第2の電流計算値が可変電流上限値を超えるとき、フラッシュ装置1は、第2の電流計算値を可変電流上限値に変更し(ステップS210)、後述するステップS211の処理を行う。
ステップS209の判別の結果、第2の電流計算値が可変電流上限値を超えないとき、フラッシュ装置1は、第2の電流計算値を変更せずに、第1の発光量及び第2の発光量を算出する(ステップS211)。ステップS211では、フラッシュ装置1は、第1の電流計算値及び第1の放電モードにおける所定の制限時間に基づいて第1の発光量を算出する。第1の発光量は、第1の放電モードに設定し所定の制限時間の放電により発光可能な指定部分発光部の最大発光量に相当する。第1の発光量は、ステップS206の算出における最長発光時間を電源情報に含まれる所定の制限時間に置き換えて算出される。また、ステップS211では、フラッシュ装置1は、第2の電流計算値及び最長発光時間に基づいて第2の発光量を算出する。第2の発光量は、第2の放電モードに設定し最長発光時間の放電により発光可能な指定部分発光部の最大発光量に相当する。第2の発光量は、ステップS206の算出における第1の電流計算値を第2の電流計算値に置き換えて算出される。次いで、フラッシュ装置1は、第1の発光量及び第2の発光量を比較し、比較した結果、第1の発光量が第2の発光量以上であるか否かを判別する(ステップS212)。
ステップS212の判別の結果、第1の発光量が第2の発光量以上であるとき、フラッシュ装置1は、第1の発光量を最大発光量として設定し(ステップS213)、ステップS207以降の処理を行う。すなわち、本実施の形態では、第1の発光量が第2の発光量以上である場合、フラッシュ装置1は、第1の放電モードに関する情報に基づいて最大発光量及び最大可変電流値を含む指定部分発光部の最大発光条件を決定する。
ステップS212の判別の結果、第1の発光量が第2の発光量未満であるとき、フラッシュ装置1は、第2の発光量を最大発光量として設定し(ステップS214)、第2の電流計算値を最大可変電流値として記憶する(ステップS215)。すなわち、本実施の形態では、第1の発光量が第2の発光量未満である場合、フラッシュ装置1は、第2の放電モードに関する情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件を決定する。このように、本実施の形態では、最長発光時間が第1の放電モードにおける所定の制限時間を超える場合、第1の放電モード及び第2の放電モードのうち発光量の算出値が大きい放電モードが選択され、選択された放電モードに関する情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件が決定される。その後、フラッシュ装置1は、本処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、電源情報、並びにフラッシュ撮影の撮影条件に関する情報及び指定部分発光部に関する情報を含む撮影関連情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件が決定される。これにより、ユーザによる設定に応じて指定部分発光部の個数が変わり、また、これに伴って発光に必要となる電力を供給する電源部13の負荷状況が変わっても、指定部分発光部の最大発光条件を適切に決定することができる。その結果、個別で発光制御可能な複数の部分発光部2a〜2dで構成される発光部2の発光を適切に制御することができる。
また、上述した実施の形態では、第1の放電モード及び第2の放電モードの何れかが選択され、選択された放電モードに関する情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件が決定される。これにより、電源部13の能力を考慮して適切な最大発光条件を決定することができる。
上述した実施の形態では、撮影関連情報に含まれる露光時間Tvに基づいて算出される最長発光時間が上記所定の制限時間以内である場合、第1の放電モードに関する情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件が決定される。すなわち、第1の放電モードで最長発光時間の間放電し続けることが可能である際に、第2の放電モードより大きい放電電流値を供給して第2の放電モードより大きい発光量の発光制御を実現可能な第1の放電モードに関する情報に基づいて最大発光条件が算出される。これにより、フラッシュ撮影の撮影条件でフラッシュ装置1が実現可能な最大発光量を最大発光条件として決定することができる。
また、上述した実施の形態では、最長発光時間が所定の制限時間を超える場合、第1の放電モード及び第2の放電モードのうち算出される発光量が大きい放電モードが選択され、選択された放電モードに関する情報に基づいて指定部分発光部の最大発光条件が決定される。これにより、第1の放電モードで最長発光時間の間放電し続けることができない場合において、フラッシュ装置1が実現可能な最大発光量を最大発光条件として決定することができる。
上述した実施の形態では、指定部分発光部に関する情報は、指定部分発光手段の個数を示す情報を含む。これにより、指定部分発光手段の個数に適した最大発光条件を決定することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、ユーザ以外が部分発光部を指定しても良い。例えば、撮像装置7が備えるAI(不図示)がフラッシュ撮影の撮影条件に関する情報に基づいて指定しても良い。
上述した実施の形態では、部分発光部が、図9に示すように、分離可能な構成であっても良い。図9において、フラッシュ装置30は、複数、例えば、5つの分離発光部31a〜31eで構成される発光部37、電源制御部33、及びインターフェイス部34を備える。なお、発光部37を構成する分離発光部の個数は5つに限られず、必要に応じてユーザが選択可能な構成であっても良い。各分離発光部31a〜31eは、上述した部分発光部2a及び発光源駆動部12aを備える。分離発光部31a〜31eは、それぞれ個別で照射方向や照射範囲を可変可能である。分離発光部31a〜31eは、フレーム32に固定されている。電源制御部33は、電源部13より大容量のバッテリーパックを装着し、各分離発光部31a〜31eに電力を供給する。インターフェイス部34は、インターフェイス部5に相当し、撮像装置7と接続される。ケーブル35は、インターフェイス部34を電源制御部33に接続する。ケーブル36a〜36eは、分離発光部31a〜31eを電源制御部33に接続する。また、フラッシュ装置30は、上述した電源情報設定部14、最大発光条件選択部15、可変電流決定部16、電圧変換部17、発光部情報検出部18、発光部情報生成部19、及び発光制御部20を備える。このように部分発光部が分離可能な構成であっても、図6及び図7の処理を実行し、ユーザに指定された分離発光部に関する最大発光量及び最大可変電流値を含む最大発光条件を決定して、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
上述した実施の形態では、例えば、照度差ステレオ法に対応する装置において、発光部の個数や発光部の位置を変更しながら撮像する際の発光制御に本発明を適用しても良い。照度差ステレオ法では、被写体に対して照射される光線の入射角度が重要な情報となるので、撮像装置に送信される発光部情報に照射方向に関する情報や撮影光軸から発光部中心までの距離情報を含めることで、撮像装置において撮像に最適な各発光部の発光選択を行うことができる。
また、上述した実施の形態では、フラッシュ発光制御装置としてのフラッシュ装置1に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はフラッシュ装置1に限らず、撮像装置7に本発明を適用しても良い。例えば、撮像装置7がフラッシュ装置1から電源情報及び発光部情報を取得し、取得した各情報に基づいて図7の処理を実行する。撮像装置7が図7の処理を実行しても、上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
上述した実施の形態では、モード切替部13aは、電源部13に設けられていなくても良く、フラッシュ装置1の電源部13以外に設けられていても良い。また、第1の放電モードと第2の放電モードを切替えるモード切替部13aを設けるのではなく、第1の放電電流情報及び第2の放電電流情報の何れかを選択する選択部をフラッシュ装置1に設けるようにしても良い。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1、30 フラッシュ装置
2、37 発光部
2a〜2d 部分発光部
13 電源部
13a モード切替部
31a〜31e 分離発光部
2、37 発光部
2a〜2d 部分発光部
13 電源部
13a モード切替部
31a〜31e 分離発光部
Claims (10)
- フラッシュ撮影に用いられる発光手段を構成する複数の部分発光手段の発光を制御するフラッシュ発光制御装置であって、
各前記部分発光手段の発光に必要となる電力を供給する電力供給手段の電力供給能力を示す電源情報を取得する電源情報取得手段と、
前記発光手段において発光させる部分発光手段に関する情報、及び前記フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報を含む撮影関連情報を取得する撮影関連情報取得手段と、
前記電源情報及び前記撮影関連情報に基づいて前記発光させる部分発光手段の最大発光条件を決定する決定手段とを備えることを特徴とするフラッシュ発光制御装置。 - 前記電力供給手段の放電モードを、放電時間が所定の時間で制限される第1の放電モード、及び前記放電時間が制限されず且つ前記第1の放電モードより放電電流値が小さい第2の放電モードの何れかに切り替えるモード切替手段を更に備え、
前記決定手段は、前記第1の放電モード及び前記第2の放電モードの何れかを選択し、前記選択した放電モードに関する情報に基づいて前記最大発光条件を決定することを特徴とする請求項1記載のフラッシュ発光制御装置。 - 前記フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報に含まれる露光時間に基づいて算出される最長発光時間が前記所定の時間以内である場合、前記決定手段は、前記第1の放電モードに関する情報に基づいて前記最大発光条件を決定することを特徴とする請求項2記載のフラッシュ発光制御装置。
- 前記第1の放電モードを設定した際の第1の発光量及び前記第2の放電モードを設定した際の第2の発光量を算出する算出手段を更に備え、
前記最長発光時間が前記所定の時間を超える場合、前記決定手段は、前記第1の放電モード及び前記第2の放電モードのうち算出される発光量が大きい放電モードを選択し、前記選択した放電モードに関する情報に基づいて前記最大発光条件を決定することを特徴とする請求項3記載のフラッシュ発光制御装置。 - 前記決定手段は、放電時間が制限される第1の放電電流情報及び放電時間が制限されない第2の放電電流情報の何れかを選択し、選択した放電電流情報に基づいて前記最大発光条件を決定することを特徴とする請求項1記載のフラッシュ発光制御装置。
- 前記フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報に含まれる露光時間に基づいて算出される最長発光時間が所定の時間以内である場合、前記決定手段は、前記第1の放電電流情報に基づいて前記最大発光条件を決定することを特徴とする請求項5記載のフラッシュ発光制御装置。
- 前記第1の放電電流情報に基づく第1の発光量及び前記第2の放電電流情報に基づく第2の発光量を算出する算出手段を更に備え、
前記最長発光時間が前記所定の時間を超える場合、前記決定手段は、前記第1の放電電流情報及び前記第2の放電電流情報のうち算出される発光量が大きい放電電流情報を選択し、選択した放電電流情報に基づいて前記最大発光条件を決定することを特徴とする請求項6記載のフラッシュ発光制御装置。 - 前記発光手段において発光させる部分発光手段に関する情報は、前記フラッシュ撮影で発光させる部分発光手段の個数を示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のフラッシュ発光制御装置。
- フラッシュ撮影に用いられる発光手段を構成する複数の部分発光手段の発光を制御するフラッシュ発光制御装置の制御方法であって、
各前記部分発光手段の発光に必要となる電力を供給する電力供給手段の電力供給能力を示す電源情報を取得する電源情報取得ステップと、
前記発光手段において発光させる部分発光手段に関する情報、及び前記フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報を含む撮影関連情報を取得する撮影関連情報取得ステップと、
前記電源情報及び前記撮影関連情報に基づいて前記発光させる部分発光手段の最大発光条件を決定する決定ステップとを有することを特徴とするフラッシュ発光制御装置の制御方法。 - フラッシュ撮影に用いられる発光手段を構成する複数の部分発光手段の発光を制御するフラッシュ発光制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記フラッシュ発光制御装置の制御方法は、
各前記部分発光手段の発光に必要となる電力を供給する電力供給手段の電力供給能力を示す電源情報を取得する電源情報取得ステップと、
前記発光手段において発光させる部分発光手段に関する情報、及び前記フラッシュ撮影の撮影条件に関する情報を含む撮影関連情報を取得する撮影関連情報取得ステップと、
前記電源情報及び前記撮影関連情報に基づいて前記発光させる部分発光手段の最大発光条件を決定する決定ステップとを有することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226633A JP2020091321A (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | フラッシュ発光制御装置及びその制御方法、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018226633A JP2020091321A (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | フラッシュ発光制御装置及びその制御方法、並びにプログラム |
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JP2020091321A true JP2020091321A (ja) | 2020-06-11 |
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JP2018226633A Pending JP2020091321A (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | フラッシュ発光制御装置及びその制御方法、並びにプログラム |
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JP (1) | JP2020091321A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021241522A1 (ja) | 2020-05-26 | 2021-12-02 | 東ソー株式会社 | 金属-Si系粉末、その製造方法、並びに金属-Si系焼結体、スパッタリングターゲット及び金属-Si系薄膜の製造方法 |
-
2018
- 2018-12-03 JP JP2018226633A patent/JP2020091321A/ja active Pending
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WO2021241522A1 (ja) | 2020-05-26 | 2021-12-02 | 東ソー株式会社 | 金属-Si系粉末、その製造方法、並びに金属-Si系焼結体、スパッタリングターゲット及び金属-Si系薄膜の製造方法 |
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