JP2020090079A - 読書補助器具 - Google Patents

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【課題】安価で簡単な仕組みからなる、ページ保持機能を有し、読書人の指で容易にページを捲って読み進めることが出来るブックカバーと、固定用クランプで安定物に固定して使用する、フレキシブルアームスタンドの形態を持つ書見台からなる、自由な向き・姿勢で、手放しで、読書が出来る読書補助器具を提供する。【解決手段】一般的なポリ素材板でブックカバーを作成し、バネのあるペットボトルの素材からなる透明ツメを組み込むことによって、ツメの反力と摩擦力により、ページを保持し、且つ読者の指で容易にベージ捲りが出来るブックカバーを、安定物に固定する、固定用クランプ、フレキシブルアーム、回転ヒンジ、ボールジョイントを有する書見台に、差し込み装着・固定することによって、好きな姿勢・向きで、両手放しで読書を楽しめる読書補助器具である。【選択図】図10

Description

本発明は、一般的なクリアファイル等に使用されている汎用素材で製作できる、簡単な仕組みのページ保持機能を持ち、且つ容易にページを捲ることが出来るブックカバーと、ブックカバーを容易に着脱でき、且つしっかり固定できる接続部で、ボールジョイント、回転ヒンジ、フレキシブルアームおよび固定用クランプを有する書見台からなる読書補助器具に関する。
今まで出願されているブックカバー、ブックホルダー、書見台において、ペ―ジ保持機能を実現するための仕組みは、それぞれ工夫を凝らした点がいろいろと見られる。
特許文献1には、「眠ってしまう前に1頁でも数行でも読みたい」という願望を叶えたいということで、ブックカバーに、透明シートを取り付け、左右のページをそれぞれ別々に覆って、裏(ブックカバー表下部)でマグネットによって固定してページを押さえるブックカバーが開示されている。
特許文献2には、ただ、本の背面に帯状に、本のサイズをはみ出す形で設けた頁押さえにワイヤーを内設し、本からはみ出した部分を折り曲げてページ押さえとする簡素な仕組みのブックホルダーが開示されている。
特許文献3には、両端部のバネ付クリップで本の表紙を挟み、頁押さえ器本体を伸縮させて本を開いた状態に固定し、さらに両端部で、表紙以外の見開いたページの左右両端を、戻り止めゴムを装着したひと廻り大きいアーチ状のバインダークリップに挟んでページを保持するという緻密な仕組みのブックホルダーが開示されている。
そして特許文献4には、ページ押さえが透明板であるところから注目したのだが、書見台中央に天地方向に、本の背が当たる部分に溝を設け、同方向に傾斜を有する矩形断面とし、左右に磁石を仕込んだ孔を開け、その穴に透明板を取り付けた金属棒を差し込み、磁力を利用してページを押さえるというページ保持機能を持つ書見台が先行技術として開示されている。
特開2014−162077号公報 特開2014−218069号公報 特開2007−112101号公報 実開平8−1258号公報
特許文献1のブックカバーは、その目的にあるように、ページの保護や保持に重点が置かれているので、次々とページを捲って読み進めることが面倒である。
特許文献2は、何度も何度も折り曲げてページ押さえをするであろう、ワイヤーの繰り返し曲げ伸ばしに対する耐久性に問題があると思われる。加えて、ワイヤーが文字を隠してしまうので読みづらい。
特許文献3の読書支援器は、構造が複雑で、コストも高くなりそうで、果たして現実的にどうなのであろうかという疑問が生じる。また、ページ押さえも、読み始めと読み終わりの辺りでうまく機能するのか疑問がある。
特許文献4は、天地方向に勾配を持つ矩形断面の、さらに天地方向に凹溝を設け、その裏に本の天地を固定するスライドストッパーを設けた、「プラスチックあるいは金属板等で形成された矩形平板状の台」に、先端に、透明なページ押さえをもつ金属棒を指し込むための、磁石を仕込んだ孔を、本のサイズ別に見合うところに左右1ヶ所ずつ設置した書見台は、A5判に対応するためにはそれ自体はA4サイズより大きくなる。この台に本の地受け板をスライドさせるレールまでつけて製作するのはコストが掛かりすぎて現実的ではないように思われる。
また、市販されている介助用読書補助器は、大がかりな高価なもので、安価で、簡易な読書補助器はない。
本発明は、安価な材料で、簡単な仕組みにより、ページ保持が出来、且つ容易にページを捲くることが出来るブックカバーと、
それを容易に着脱出来、手放しで、横臥状態でも読書ができる、汎用部材から作る書見台からなる、読書補助器具を提供することを目的とする。
上記の目的を解決するために、一般のクリアファイルなどの表紙と同じ素材でブックカバーを、ペットボトルの素材で透明ツメを作る。
請求項1にかかる発明として、ブックカバーに、左右のページを押さえるためのページ押さえ部材を設け、ページ押さえ部材が、ブックカバーに装着された本の左右の外側の部分から、それぞれ本の中央に向けて延出された透明のツメを有し、透明ツメが、透明ツメの下方のページを弾性的に押さえると共に引き抜くことを許容する弾性力を有する、ことを特徴とする読書補助器具が提供される。
請求項2にかかる発明として、ブックカバーの左右に、透明ツメよりも弾性係数が高いブックカバー舌部が形成され、ブックカバー舌部の下に、透明ツメが装着されている、ことを特徴とする請求項1に記載の読書補助器具が提供される。
請求項3にかかる発明として、請求項1または2に記載されたブックカバーが、着脱自在に装着される書見台を備え、書見台にその向きを自在に変更するためのボールジョイントと回転ヒンジが取り付けられ、回転ヒンジに、書見台の姿勢を自在に変更するためのフレキシブルアームが取り付けられ、
フレキシブルアームの先端に、書見台を読者の近傍の机やベッド等の安定物に固定するための固定用クランプが設けられた、ことを特徴とする読書補助器具が提供される。
請求項4にかかる発明として、請求項3に記載された書見台に、書見台およびそれに装着された本の重量を受けて安定物に支持するための自在支持脚を設けた、ことを特徴とする読書補助器具が提供される。
請求項5にかかる発明として、請求項3または4に記載された書見台の中央に、請求項1または2に記載されたブックカバーを着脱自在に装着するための舌状差し込み部が本の天地方向に沿って設けられており、ブックカバーの中央に、舌状差し込み部が差し入れられる差し込みガイドが本の天地方向に沿って設けられている、ことを特徴とする読書補助器具が提供される。
請求項6にかかる発明として、請求項3から5の何れかの1項に記載された書見台に、請求項1または2に記載されたブックカバーを、本に装着して、舌状差し込み部に差し込んだ状態で、ブックカバーごと、本の表紙を挟んで保持する着脱式挟み込みバーと、裏表紙を挟んで保持する着脱式挟み込みバー、とが着脱自在に設けられている、ことを特徴とする読書補助器具が提供される。
請求項7にかかる発明として、請求項3から6の何れかの1項に記載された書見台の、請求項5の舌状差し込み部に、請求項1または2に記載されたブックカバーを差し込み固定したとき、当該部分のブックカバーの背の曲がり癖を矯正するための差し込み部カバー矯正バーが書見台の裏側に設けられている、ことを特徴とする読書補助器具が提供される。
請求項1によれば、ブックカバーのページ押さえは、透明ツメなので、透明ツメを本の中央側に延出してページ押さえ機能を高めても、ページの文字が遮られることは無く、適切に読書できる。
本の中央に向けて延出された透明ツメが弾性を有するので、ページが意に反して捲れることはなく、且つ読者の指によって1ページづつ適切に捲ることが出来る。
本発明のページ保持の仕組みは、ワイヤー等を用いるのではなく、ページが捲れようとする力に対する、透明ツメの反力と摩擦力によってページを保持しているので、ワイヤー等が文字を隠して読書の邪魔をするようなことは全く無く、また、読者は本に触れずに、指だけでページを捲って読み進めることができるので、快適に読書が出来る。使い慣れれば、読者は指1本で、ページを捲ることも可能である。
請求項2によれば、ブックカバーの左右に形成されたブックカバー舌部は、弾性係数が透明ツメよりも高いので、透明ツメおよび舌部からなるカンチレバータイプのページの押さえ部材の根元側のコシが強くなり、ページを適切に押さえることが出来、且つ適切に捲ることが許容される。
根元側のコシを強くすることによって、本のページ保持が、見開いた状態により近づく。
請求項3によれば、ブックカバーが着脱自在に装着される書見台の、ボールジョイントと回転ヒンジにより、書見台の向きが変更自在であり、フレキシブルアームにより書見台の姿勢が変更自在であるので、読者が例えば横臥状態であっても適切に読書できる。
請求項4によれば、書見台に設けた自在支持脚によって、書見台およびそれに装着された本の重量を支持できるので、ボールジョイントおよび回転ヒンジ並びにフレキシブルアームに加わる荷重負担が軽減され、書見台の向きおよび姿勢を安定して保持できる。
また、自在支持脚を設けることによって、ページを捲る際に生じる、書見台の揺れが解消される。
請求項5によれば、ブックカバーの差し込みガイドに書見台の舌状差し込み部を差し入れることで、書見台に対するブックカバーの位置が定まり、ブックカバーが書見台にしっかりと装着される。
請求項6によれば、本の表紙および裏表紙をそれぞれ、着脱式挟み込みバーによって挟んで書見台に保持することで、強固に保持できるので、透明ツメ補強パーツを取り付けて、本の向きを90度傾けても、本が書見台から落下することなくガタ付くことなく、適切にページを保持し、指でページを捲って読書することが出来る。
文庫本・新書版で厚さ20mm程度であれば、左右に透明ツメ補強パーツを取り付ければ、本の姿勢を、仰向けで読書する姿勢としても、適切にページを保持し、指でページを捲って読書することが出来る。
請求項7によれば、書見台の舌状差し込み部の背面に設けた、差し込み部カバー矯正バーによって、ブックカバーが完全に見開いた状態になることで、本自体も見開いた状態に近づくことにより、読み易くなる。
本発明のブックカバーを手のひらに載せた鳥観図 ブックカバーの展開図 透明ツメ取り付け部の詳細図 ブックカバー正面図 ブックカバー横断面図 ブックカバーを畳んだ形態および寸法基準図 ブックカバーを装着した本発明の書見台の後方からの鳥観図 書見台側面図 書見台正面図 書見台挟み込みバー上部締付け部詳細図 書見台挟み込みバー下部締付け部詳細図 本発明のブックカバーと書見台からなる読書補助器具を使用して、横臥状態で、本の向きを90度傾けて読書している実施例を示す鳥観図
この発明の第一形態である読書補助器具を構成するブックカバーと書見台の、請求項1および2のブックカバー2について説明する。
ブックカバー2の素材は厚さ1mmのポリプロピレン板材(一般のクリアファイル等の表紙と同材)を、透明ツメ3は厚さ0.5mmのポリエチレンテレフタレート透明板(ペットボトルの素材と同材)を使用する。
本のページは、上記の透明板からなる透明ツメ3の反力と摩擦力によって保持される簡単な仕組みなので、特許文献3および4のようにコストが掛かるものではなく、特許文献2のようなワイヤー等も一切使用していないので、文字を隠して読みにくくしたりするもの無い。
透明ツメ3を本の中央側に延出して、あるいは厚みを増してページ押さえ機能を高めても、ページの文字が遮られることは無く、適切に読書することができる。
また、本の中央に向けて延出された透明ツメが弾性を有するので、ページが意に反して捲れることは無く、且つ読者の指によって1ページづつ適切に捲ることができ、特許文献1のようにページを捲るのに手間がかからない。
図1はブックカバー2を手のひらにのせて読書している形態の鳥観図である。手のひらにのせた状態で、透明ツメ3でページが保持されており、ページが意に反して捲れてしまうことはない。
本のページを捲る時は、捲るページを指で、誌面を垂直方向に軽く押さえながら左側の透明ツメ3の下から引き出し、右側の透明ツメ3の下に同じ要領で差し込むことで、読書人の指だけで簡単にページを捲って読み進めることが出来る。
図2はブックカバー2の展開図である。あらかじめカバーの背表紙にあたるところの内側に、ブックカバーと同材の差し込みガイド8を溶着し、表紙ポケット5に、透明ツメ3を差し込むブックカバー切り込み6を入れて、ブックカバー舌部7を作っておく。
図3は表紙ポケット5に透明ツメ3を取り付ける部分の詳細図で、台形の形に切り込んだブックカバー切り込み6に、ポケットの外側になる方から、内側になる方に透明ツメ3を差し込んで、表紙ポケット5の溶着とともに接合する。
切り込み6を台形の形にした理由は、初めはコの字形に切り込んでいたのだが、実際に使用しているうちに、切り込みが進んでいってしまい、透明ツメ3根元のコシが弱くなってきたことから、力の方向を分散させて、切り込みが進みにくくするために、台形の形の切り込みに変更した。コシも以前より強い。
表紙ポケット5の形も、書見台13に装着した状態でも本を収納し易く、且つ挟み込みバーで挟むときに、ポケット全体を均等に挟み込むことが出来るように、試行錯誤のうえ図2、図3のような、隅丸切りだけの形状にした。
また、図2に記す表紙ポケット溶着部折り返し4は、ブックカバー2の左右端溶着部の仕上りが切り放しにならないように、図4のように折り返して溶着するために設けたものである。
図4がブックカバー完成形の正面図および横断面図である。
本を着脱する時や、ページを保持したまま畳むときなどの動きやシナリの違い等により、舌部の切り込みが進まないように、弾性係数が異なる透明ツメ3とブックカバー舌部7の重なり部分(図3および図4に示す斜線部)は接合しない。
また、ブックカバー2は、図5に示すように、透明ツメ3でページを保持したまま折り畳むことができるように、カバーの寸法を左右とも25mmの余裕を持たせている。そのため、しおりを必要としない。
ブックカバー2は、文庫本・新書版兼用のSサイズ、B6判・4六判兼用のMサイズ、単行本・A5判兼用のLサイズの3種類とし、背の寸法は、Sサイズを15mm、Mサイズを20mm、Lサイズは25mmを標準とした。
背の折り目を、この標準の寸法の位置と、さらに左右ともプラス5mmの位置の、それぞれ2ヶ所に設けることによって、カバーの耐久性が増す。
また、各サイズとも本の厚さがプラス10mm程度まで対応が可能(この左右のプラス5mmは、25mmの余裕の中で吸収できる)だが、ページを保持したまま折り畳むことは難しくなる。
図5−折り畳んだ状態の寸法図の、ブックカバー全幅Wと全高Hの、サイズ別寸法を、以下に示す。
全幅、全高は、兼用できる本の大きい方の寸法を採用して、
Sサイズ全幅W=105+25=130mm、全高H=182+3=185mm
Mサイズ全幅W=128+25=133mm、全高H=188+3=191mm
Lサイズ全幅W=150+25=175mm、全高H=220+3=223mm
とする。
次に、第一形態を構成する、請求項3から7の書見台13について説明する。
書見台13には、図6に示すように、その向きを自在に変更するためのボールジョイント12および回転ヒンジ11が取り付けられ、回転ヒンジ11に、書見台の姿勢を自在に変更するためのフレキシブルアーム10が取り付けられ、フレキシブルアーム10の先端に、書見台を読者近傍の机やベッド等の安定物に取り付けるための固定用クランプ9が設けられている。
この書見台13を、固定用クランプ9で、近傍の安定物に固定し、ブックカバー2に設けられた差し込みガイド8を、図8に示す書見台13に設けられた舌状差し込み部14に差し込むことによって、ブックカバー2を確実に装着する。
このとき、舌状差し込み部14は、書見台13を切り抜いて作られているので、切り抜いた部分に当たる、ブックカバー2の背の部分の曲がり癖を矯正するために、図6に示す、差し込み部カバー矯正バー15が書見台13の背面側に設置されている。これにより、ブックカバーが完全に見開いた状態になることで、本自体も見開いた状態に近づくことにより、読み易くなる。
また、読もうとする本が単行本、あるいはA5判であるときは、本と書見台13の合計重量を、フレキシブルアームだけでは支えられないので、図6のように差し込み部カバー矯正バー15に、トラスネジと蝶ナットで設置されている、自在支持脚18を下ろし、向きを調整し、締め付け、重量を分担させる。
これにより、書見台13の向きおよび姿勢を安定して保持できる。
本の向きを天地方向そのままで読書するのであれば、ここまでの固定で十分であり、書見台13のフレキシブルアーム10および回転ヒンジ11、ボールジョイント12と、自在支持脚18により、読者は本およびブックカバー2を持つことなく、ページ保持機能を有し、読者の指だけでページを捲り、読み進めることができるので、手放しで読書が出来き、腕が痺れたり、疲れたりすることなく、椅子に座ったり、横になったり、好きな姿勢で、読書を楽しむことが出来る。
そして、ここまでの固定でのメリットは、本をブックカバー2ごと着脱することが容易なので、昨晩に書見台13に装着して読んだ本を、翌朝にブックカバーごと抜き取って、通勤・通学、外出に持ち歩いて続きを読み、帰宅後に、再び書見台に装着することが容易である。
次に、書見台13へのブックカバー2の着脱式挟み込みバー16を用いた強固定について説明する。
書見台13の左右端部には、図6,7,8に示す着脱式挟み込みバー16が設けられている。この着脱式挟み込みバー16で、ブックカバー2を装着した本を、そのままブックカバーごと挟み込み、バーの上部および下部を、書見台13に取り付けられたトラスネジと蝶ナットで締め込み固定する(強固定と呼ぶ)ことによって、透明ツメ補強パーツ17を取り付け、図10のように本の向きを90度傾けても、ページを保持し、読書人の指だけでページを捲って、読書することが出来るので、横臥状態での読書には最適である。また、透明ツメ補強パーツ17は、透明ツメ3と同材なので、字を隠して読みづらくするようなことはない。
また、厚さ20mm程度までの単行本や新書版の本であれば、フレキシブルアームだけで保持できるので、自在支持脚18を折り上げ収納して、透明ツメ補強パーツ17をブックカバー2の左右両端に取り付けることにより、読書面を下向きにして、仰向けの姿勢でも、ページを保持し、読書人の指でページを捲って、読書することが出来る。
着脱式挟み込みバー16を用いて強固定する際には、図9aに示すように、上部は縦ルーズホールにして遊びを設け、下部は図9bに示すように、本の表紙の厚みに応じて挟み込めるように、L字形切り込みを設け、書見台13のルーズ孔で貫通して取り付けてあるトラスネジと蝶ナットで締め付けるようにしてある。
挟み込みの要領は、まず、上下両方のネジを緩め、着脱式挟み込みバーの下部を外し、本をブックカバー2ごと挟み込んだら、バーの下部のL字形切り込みを、書見台を貫通しているトラスネジと蝶ナットで、書見台とバーを裏表からつまみながら締め込み、その後に、上部のトラスネジと蝶ナットを締め付ければ、確実に締め付けることが出来る。
トラスネジは頭部外径が大きく、接地面積が大きいので、締付けの際は、指でネジ頭部を上から軽く押さえて、蝶ナットを締めれば、挟み込みに必要な締め付けは得られるので、ドライバーでの締付けは不要である。弛める際も同様である。
なお、着脱式挟み込みバー16の上部および下部のトラスネジと蝶ナットは、紛失を防ぐため、弛めきっても外れないように、トラスネジ先端を加工しておく。
図10は、本発明のブックカバー2と書見台13による読書補助器具を、ブックカバー2を装着し、書見台13の固定用クランプ9で、ベッドのヘッドボードに取り付け、ブックカバー2と本を、着脱式挟み込みバー16で挟み込み強固定したうえで、自在支持脚18を下ろし、向きを調整・固定し、透明ツメ補強パーツ17を取り付け、本を90度傾けて、ベッドに横臥した状態で、手放しで読書をしている、本発明の第一形態の図である。
この発明の第二形態として、請求項1および2のブックカバー2を、単独で使用する形態について説明する。
本発明のブックカバー2は、それ自体がページ保持機能を有し、読書人の指だけで容易にページを捲り、読み進めていくことができるので、読書人は立位の読書時以外はブックカバー2を手に持つ必要がない。そのため、普段の読書(座位)はもちろん、学習時、あるいは仕事において、本を読むとき、本を見ながらノートに書き写す、あるいはパソコンに打ち込むときなど、机の上に置いて使用するなど、様々な用途に活躍が期待できる。
また、立位での読書においても、読書人は片方の手の平にブックカバー2を載せて、ページを捲る時だけもう一方の手の指を使うだけなので、通勤・通学時のつり革につかまっての読書も、快適に行うことが出来る。
ただ、本発明のブックカバー2の材質は、非常に滑り易いので、立位で読書をする場合は、ブックカバー2の表側に滑り止めシールを貼る、あるいは、紐やゴム紐などをかけて、手がかりを作るなど、滑落防止措置を施して使用することが必要である。(単独で商品化する場合は、カバーに、親指とその他の4指を差し込んでカバーを持てるバンドを付けておく等の対策を施して商品化する。)
本発明の読書補助器具は、この器具を発明するきっかけとなった、病院や自宅で、横になって過ごさなければならない人々にとって、大変重宝するものである。
また、健常者であっても、就寝前のちょっとした時間や、休日に、ベッドに横になって、あるいは椅子に座って読書する時、この読書補助器具があれば、本を手で持つ必要がなく、腕が疲れることがないので、大変喜ばれるものと確信する。
また、本発明の読書補助器具のブックッカバー2は、第二形態に示したように、ブックカバー単体での需要も見込まれる。
今回、ブックカバー2に使用した素材のポリプロピレン板材にはさまざまな色や透明度のものがあり、また、模様や絵柄をプリントすることもできるので、多種にわたるバリエーションの製品を生産することが出来る。
また、表・裏表紙ポケット内側を残して、ブックカバー2の上から皮革で覆えば、本発明のブックカバーの機能を有したまま、高級感のあるブックカバーが出来あがるし、綿布で覆えば、いろいろなデザイン・色のカジュアルなブックカバーが生産可能である。
さらに、本発明の対象は、読み物として、文庫本・新書版用のSサイズ、B6判用のMサイズ、単行本のLサイズの3サイズとしたが、需要が見込めるようであれば、これより大きい本や雑誌に対応するブックカバーも、材の厚みを変えること、あるいは素材自体を変えることによって、対応は可能である。
また、書見台も、コストは上がるが、重荷重用のフレキシブルアームでも、三脚式でも対応できるので、大きいサイズでも対応は可能である。
符合の説明
1 本
2 ブックカバー
3 透明ツメ
4 表紙ポケット溶着部折り返し
5 表紙ポケット
6 ブックカバー切り込み
7 ブックカバー舌部
8 差し込みガイド
9 固定用クランプ
10 フレキシブルアーム
11 回転ヒンジ
12 ボールジョイント
13 書見台
14 舌状差し込み部
15 差し込み部カバー矯正バー
16 着脱式挟み込みバー
17 透明ツメ補強パーツ
18 自在支持脚

Claims (7)

  1. 本に装着されるブックカバーに、左右のページを押さえるためのページ押さえ部材を設け、ページ押さえ部材が、ブックカバーに装着された本の左右の外側の部分から、それぞれ本の中央に向けて延出された透明ツメを有し、
    透明ツメが、そのツメの下方のページを弾性的に抑えると共に引き抜くことを許容する弾力性を有する、ことを特徴とする読書補助器具。
  2. ブックカバーの左右に、透明ツメよりも弾性係数が高い舌部が形成され、
    舌部の下部に挿入して透明ツメが装着されている、ことを特徴とする請求項1に記載の読書補助器具。
  3. 請求項1または2に記載されたブックカバーが、着脱自在に装着される書見台を備え、その書見台に、その向きを自在に変更するためのボールジョイントと、回転ヒンジが取り付けられ、回転ヒンジに、書見台の姿勢を自在に変更するためのフレキシブルアームが取り付けられ、フレキシブルアームの先端に、書見台を読者の近傍の机やベッド等の安定物に固定するための固定用クランプが設けられた、ことを特徴とする読書補助器具。
  4. 請求項3に記載された書見台に、書見台及びそれに装着された本の重量を受けて安定物に支持するための自在支持脚を設けた、ことを特徴とする読書補助器具。
  5. 請求項3または4に記載された書見台の中央に、請求項1または2に記載されたブックカバーを着脱自在に装着するための舌状差し込み部が、本の天地方向に沿って設けられており、ブックカバーの中央に、舌状差し込み部が差し入れられる差し込みガイド、が本の天地方向に沿って設けられている、ことを特徴とする読書補助器具。
  6. 請求項3から5の何れか1項に記載された書見台に、請求項1または2に記載されたブックカバーを、本に装着して、舌状差し込み部に差し込んだ状態で、ブックカバーごと、本の表紙を挟んで保持する着脱式挟み込みバーと、裏表紙を挟んで保持する着脱式挟み込みバー、とが設けられている、ことを特徴とする読書補助器具。
  7. 請求項3から6の何れか1項に記載された書見台の、請求項5の舌状差し込み部に、請求項1または2に記載されたブックカバーに本を収納して差し込み装着したとき、当該部分のブックカバーの背の曲がりぐせを矯正するための差し込み部カバー矯正バー、が書見台の裏側に設けられている、ことを特徴とする読書補助器具。
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