JP2020087704A - 電池パックの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池ケースと電池スタックとの間に、電池スタックの拘束状態を適切に維持できるシムが挿入された電池パックの製造方法を提供すること。【解決手段】電池スタック10を積層方向に押圧して拘束する拘束工程と、拘束された状態の電池スタック10を電池ケース20内に挿入する電池スタック挿入工程と、第1板部材31と第2板部材33とそれらの間の袋状部材321とを備えるシム30を、袋状部材321がつぶれることで第1板部材31と第2板部材33とを接近させた状態で、電池スタック10の積層方向の端面と電池ケース20の内壁面との間の空間に挿入するシム挿入工程と、袋状部材321を広げることで第1板部材31と第2板部材33とを離間させる離間工程と、袋状部材321の中にABS樹脂を注入してABS樹脂を硬化させる硬化工程とを含む電池パックの製造方法である。【選択図】図7

Description

本発明は、複数の電池セルを収容した電池パックの製造方法に関する。
従来から、複数の電池セルを積層して接続した組電池が車両用バッテリ等に用いられている。例えば、特許文献1には、各電池セルの側面にスペーサを当接させて並べ、並べられた複数の電池セルをまとめて拘束部材で拘束した電池モジュールが開示されている。
特開2014−102939号公報
拘束部材で拘束することにより各電池セルに面圧を与えることができ、電池性能を高めることができる。しかしながら、個々の電池セルの厚さにはばらつきがあり、所定の面圧となるように拘束した場合、複数の電池セルの全体としての積層方向の厚さにもばらつきが生じる。そのため、例えば、所定の個数の電池セルを積層した電池スタックを、所定の面圧となるように拘束して、均一な大きさの電池ケースに収容した場合、電池スタックの端面と電池ケースとの間にできる隙間の大きさはそれぞれ異なる。この隙間にそれぞれ適切な厚さのシム(スペーサに相当)を挿入すれば、電池スタックの拘束状態を適切に維持できるが、シムの厚さの調整が煩雑になる。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、電池ケースと電池スタックとの間に、電池スタックの拘束状態を適切に維持できるシムが挿入された電池パックの製造方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の一態様における電池パックの製造方法は、電池ケースに、複数の電池セルを積層した電池スタックを収容して電池パックを製造する電池パックの製造方法であって、前記電池スタックを積層方向に押圧して拘束する拘束工程と、拘束された状態の前記電池スタックを、前記電池ケース内に挿入する電池スタック挿入工程と、第1の板状部材と、第2の板状部材と、前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に設けられる袋状部材と、を備えるシムを、前記袋状部材がつぶれることで前記第1の板状部材と前記第2の板状部材とを接近させた状態で、前記電池スタックの積層方向の端面と前記端面に対向する前記電池ケースの内壁面との間の空間に挿入するシム挿入工程と、前記袋状部材を広げることで前記第1の板状部材と前記第2の板状部材とを離間させる離間工程と、広げられた前記袋状部材の中に樹脂を注入し、当該樹脂を硬化させる硬化工程と、を含むものである。
上述の一態様における電池パックの製造方法によれば、2枚の板状部材で袋状部材を挟んだシムが用意され、電池スタックが電池ケースに収容された後、袋状部材をつぶれて2枚の板状部材が接近した状態のシムが電池ケースに挿入される。さらに、その袋状部材が広げられて2枚の板状部材が離間され、袋状部材の中に樹脂が注入されて硬化される。これにより、2枚の板状部材と樹脂とによって、電池スタックと電池ケースとの隙間の大きさに合わせたシムが電池ケース内に配置される。従って、電池ケースとシムとによって電池スタックが適切に拘束された状態となる。
本発明によれば、電池ケースと電池スタックとの間に、電池スタックの拘束状態を適切に維持できるシムが挿入された電池パックの製造方法が実現される。
本形態の電池パックを示す分解斜視図である。 電池スタックを示す説明図である。 電池パックの概略部分断面図である。 電池パックの製造方法を示す工程図である。 挿入前のシムを示す説明図である。 電池スタックの挿入方法を示す説明図である。 電池パックの製造方法を示す説明図である。
以下、本発明を具体化した形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、電池ケースに複数の電池セルを収容した電池パックの製造方法に、本発明を適用したものである。
本形態の電池パック1は、図1の分解斜視図に示すように、2つの電池スタック10と、電池ケース20と、各電池スタック10に対応する2つのシム30とを備えている。電池パック1は、電池スタック10とシム30とが電池ケース20に収容されたものである。なお、本形態では、2つの電池スタック10を収容可能な電池ケース20を用いているが、1つの電池ケース20に収容される電池スタック10の個数は2に限らず、1でも良いし、3以上でも良い。
本形態の電池ケース20は、例えば、ダイカスト法によってアルミニウム等の金属で製造された箱形状のものであり、所定の剛性を備えている。本形態の電池ケース20には、図1に示すように、電池スタック10を収容する2つの空間が形成されており、電池ケース20の図中で上方の面は開口している。電池スタック10やシム30は、上方の開口から電池ケース20内に挿入される。本明細書では、図1中に矢印で示すように、電池スタック10の長手方向を積層方向とし、電池ケース20の開口側を上方として上下方向を規定する。
電池スタック10は、図2に示すように、複数の電池セル11と、複数の絶縁部材12と、2つのエンドプレート13とを含む。各電池セル11は、図2(A)に示すように、扁平な略直方体形状の電池であり、細長い側面の1つに正負の両電極111が突出して設けられている。
絶縁部材12は、例えば、絶縁性を有する樹脂によって形成され、各電池セル11の間、及び、両端の電池セル11の外側に配置される。本形態の電池スタック10では、各電池セル11は、図2(B)に示すように、各電極111が図中上方の同じ側に突出して扁平面が互いに対向する配置で、絶縁部材12を間に挟んで並べられる。電池セル11の並び方向が積層方向である。絶縁部材12は、例えば、エアー等の冷却部材の流路を備えても良い。
エンドプレート13は、絶縁性を有し、所定の強度を備える板材である。図2(C)に示すように、所定の個数の電池セル11及び絶縁部材12を積層した後、その両端にそれぞれエンドプレート13が配置される。
本形態の電池セル11は、例えば、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。このような二次電池では、扁平面の全体を適切な圧力で押圧した状態とすることで、充放電の繰り返しによる劣化の進行を遅延させることができる。本形態の電池パック1では、図1に示したように、拘束状態での電池スタック10の積層方向の外寸xとシム30の積層方向の厚さyとの合計が電池ケース20の内寸zと同等になる厚さyのシム30が、電池ケース20内に配置されている。これにより、拘束バンド等による恒久的な拘束を行わなくても、電池ケース20とシム30とによって、電池スタック10に適切な面圧が加わった状態が維持される。
ここで、電池ケース20の内寸zのばらつきは、製品公差の範囲内であるのに対し、拘束状態の電池スタック10の積層方向の外寸xには、個々の電池セル11の積層方向の厚さのばらつき等によって、±10mm程度のばらつきがある。本形態の電池ケース20は、その内寸zが電池スタック10の外寸xの最大値以上であり、どの電池スタック10でも挿入できる大きさである。一方、シム30の厚さyは、電池ケース20の内寸zと電池スタック10の外寸xとの差に応じたものとする必要がある。
本形態の電池パック1の部分断面図を図3に示す。シム30は、図3に示すように、第1板部材31と、中間部材32と、第2板部材33とが一体に形成されている。第1板部材31は、第1の板状部材の一例であり、第2板部材33は、第2の板状部材の一例である。第1板部材31は、PP樹脂製の板状の部材であり、電池スタック10の一方のエンドプレート13に接触している。中間部材32は、厚さ0.1mm程度のPP樹脂製の袋状部材321に硅砂とABS樹脂との混合物322が封入されたものである。第2板部材33は、PP樹脂製の板状の部材であり、電池ケース20の側面21の内壁面に接触している。
シム30の厚さyは、中間部材32の厚さによって調整可能である。つまり、中間部材32の厚さが、電池ケース20の内寸zから電池スタック10の外寸xと第1板部材31と第2板部材33の厚さとを減じた寸法となるように、混合物322が封入されている。なお、本形態では、シム30は、電池スタック10の一方の端部側のみに設けられているが、他方の端部側にも設けてもよい。
本形態の電池ケース20は、ダイカスト法によって製造されることから、製造し易さのために、電池ケース20の側面21には1〜3度程度の抜き勾配sが形成されている。また、電池ケース20の底面22と側面21との境界部tは、なめらかなカーブを描く曲面となっている。そこで、本形態のシム30の第2板部材33は、この電池ケース20の側面21の形状に合わせた形状となっている。
具体的には、図3に示すように、第2板部材33の積層方向の厚さは、抜き勾配sに合わせて、上方に向かって次第に大きくなっている。また、第2板部材33の下部は、境界部tのR形状に合わせた曲面形状となっている。これにより、シム30を直立させやすく、第1板部材31と電池スタック10との接触面積を大きくできることから、電池スタック10に適切な面圧を加えることができる。
次に、本形態の電池パック1を製造する製造方法について、図4の工程図および図5〜図7の説明図を参照して説明する。なお、本形態では、図1に示したように、2つの電池スタック10を収容する電池ケース20を用いる。そして、以降の手順では、1つの電池ケース20に収容される2つの電池スタック10について同様の工程を、並行して、または、順に行う。
なお、本形態では、あらかじめ、電池ケース20と、2つの電池スタック10と、2つのシム30と、袋状部材321(図3参照)に収容するための硅砂及びABS樹脂材料と、をそれぞれ用意する。この段階のシム30には、中間部材32の混合物322(図3参照)が入っていない。この段階のシム30は、例えば、図5に示すように、第1板部材31と第2板部材33と袋状部材321とが一体に設けられたものであり、袋状部材321の上端は開口されている。なお、袋状部材321は、電池スタック10の外寸xが最小であっても、電池ケース20と電池スタック10との間の隙間を埋めるのに十分な大きさまで積層方向に広げることが可能な大きさとなっている。
本形態の製造方法では、まず、電池スタック10を適切な拘束力で拘束した状態とする(図4の工程1)。工程1は、拘束工程の一例である。具体的には、図6に示すように、電池スタック10を搬送する搬送装置に一対の搬送治具100が設けられ、さらに各搬送治具100の脚部101が、各エンドプレート13の外側面に形成された溝部131に挿入される。そして、搬送装置によって、両側の搬送治具100を互いに近づける方向の押圧力が電池スタック10に加えられる。これにより、電池スタック10は、各電池セル11に適切な面圧が加わった状態となる。
次に、拘束状態の電池スタック10を電池ケース20に挿入する(図4の工程2)。工程2は、電池スタック挿入工程の一例である。具体的には、図6に示したように、搬送治具100によって電池スタック10を拘束した状態で、搬送装置によって、電池ケース20の一方の側面21と底面22とに接触する位置まで電池スタック10を移動させる。電池ケース20の内寸zが電池スタック10の外寸xの最大値以上であることから、電池スタック10を電池ケース20に挿入することは容易である。なお、電池ケース20を電池スタック10に向けて移動させても良い。
電池スタック10を一方の側面21に寄せて電池ケース20に挿入することで、電池スタック10と他方の側面21との間には、電池スタック10の外寸xに応じた隙間ができる。そこで、シム30を電池スタック10と電池ケース20の他方の側面21との間の隙間に挿入する(図4の工程3)。工程3は、シム挿入工程の一例である。この工程3では、図7の(A)に示すように、袋状部材321を押しつぶして第1板部材31と第2板部材33とを互いに接近させ、積層方向の厚さを小さくした状態でシム30を挿入する。第1板部材31と第2板部材33との間隔を小さくすることで、隙間の大きさに関わらずシム30を挿入できる。
次に、電池ケース20に挿入したシム30の袋状部材321の中にエアーノズルを挿入し、エアー供給装置によってエアーを吹き込んで、袋状部材321を広げる(図4の工程4)。袋状部材321を広げることにより、第1板部材31と第2板部材33とが離間される。工程4は、離間工程の一例である。図7の(B)に示すように、袋状部材321の開口からエアーを吹き込むことで、つぶれていた袋状部材321をふくらませ、第1板部材31と第2板部材33とを移動させて、第1板部材31と第2板部材33との間隔を大きくする。これにより、第1板部材31が電池スタック10の端面に接触し、第2板部材33が電池ケース20の内壁面に接触する。なお、この工程4では、袋状部材321に50℃程度の高温エアーを吹き込み、袋状部材321の内部の昇温も行う。
そして、広げた袋状部材321の内部に、硅砂注入用のノズルとABS樹脂噴霧用のノズルとを挿入し、それぞれの供給装置によって硅砂とABS樹脂とを注入する(図4の工程5)。硅砂としては、例えば、市販の7号硅砂を使用できる。ABS樹脂の供給装置は、加温により液状となったABS樹脂を、硅砂の注入と同時に袋状部材321の内部に向けて噴霧する。前工程にて袋状部材321の内部が昇温されているので、硅砂にABS樹脂が付着して袋状部材321の内部に注入される。
さらに、噴霧されたABS樹脂の温度が低下することで、例えば、図7の(C)に示すように、硅砂と適度に混合された状態となってABS樹脂が硬化し、袋状部材321の内部に溜まる。工程5は、硬化工程の一例である。これにより、シム30の厚さyを、電池スタック10の積層方向の端面と電池ケース20の内壁面との隙間をちょうど埋める大きさとすることができる。また、樹脂を混合することにより一塊の混合物322となって硬化するので、袋状部材321が破損したとしても、硅砂が漏れる可能性は小さい。
袋状部材321が満杯となるまで硅砂とABS樹脂とを注入したら、袋状部材321の開口を封止する(図4の工程6)。例えば、混合物322の上面位置をセンサで検知し、検知位置が第1板部材31や第2板部材33の上面の高さ等の所定の位置を超えたら、袋状部材321が満杯となったと判断する。そして、例えば、図7の(D)に示すように袋状部材321の開口を100℃のアイロン50で挟んで溶着し、袋状部材321を封止する。これにより、図1に示したシム30が完成する。
その後、電池スタック10の拘束を解除する(図4の工程7)。具体的には、図6に示した搬送装置による押圧力を解除し、搬送治具100を図中で上方へ移動させて、脚部101をエンドプレート13から離間させる。これで、電池パック1が完成した。
本形態の電池パック1では、袋状部材321に注入される混合物322の量によって、シム30の厚さyの調整が可能である。そして、シム30によって、電池スタック10と電池ケース20との間の隙間が埋められている。これにより、電池スタック10の外寸xにばらつきがあっても、搬送治具100を取り外した後も、各電池セル11には適切な面圧が加わった状態が維持される。
以上詳細に説明したように本形態の製造方法によれば、第1板部材31と第2板部材33との間に袋状部材321を有するシム30を用意し、袋状部材321をつぶすことでシム30の厚さを小さくして電池ケース20に挿入する。そして、挿入後に袋状部材321を広げて硅砂とABS樹脂とを注入し、ABS樹脂を袋状部材321の内部で硬化させる。従って、電池ケース20と電池スタック10との間の隙間の大きさに関わらず、適切な厚さのシム30を形成することができる。つまり、電池ケース20の側面21と電池スタック10の端面との間に、適切な厚さのシム30が配置された電池パック1が製造されるので、電池ケース20とシム30とによって電池スタック10への押圧状態が維持され、安定した電池性能の電池パック1を製造できる。また、電池スタック10の挿入後にシム30を挿入できるので、シム30が電池スタック10の収納不良の原因となる可能性は小さい。
さらに、本形態では、袋状部材321を充分大きくしているので、注入する硅砂とABS樹脂との量によって、1種類の部品で様々な大きさの隙間に対応できる。つまり、部品点数と部品費の低減が可能である。硅砂やABS樹脂は、市場に安定的に供給されているものを使用可能なので、電池パック1を安定して生産できる。
また、本形態の製造方法によれば、シム30を挿入する隙間の大きさを計測したり、計測した隙間の大きさに応じてシムを選択したりする手間が不要であり、電池パック1の製造工程を簡略化できる。さらに、硅砂やABS樹脂を自動で注入する注入装置や、注入した硅砂等の上面位置を検知する検知装置を用いることで、製造工程の自動化が可能である。自動化した設備による製造工程では、作業者が設備に近づく必要が無く、製造工程の安全性が高い。
なお、本形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、電池ケース内に配列される電池セルの個数や列数は、何れも一例であり、本形態の例に限らない。
また、本形態では、第1板部材31と第2板部材33と袋状部材321とを一体に備えるシム30を用いるとしたが、これらは別部材であっても良い。つまり、3つの部材をそれぞれ隙間に挿入しても良い。ただし、一体となっていれば一度に挿入できることから、製造が容易であるので好ましい。
また、本形態では、ダイカスト法によって製造された電池ケース20を使用するとしているが、これに限らない。適切な剛性を備えた電池ケースであれば良く、その製造方法は限定されない。
また、本形態では、第2板部材33として、上方と下方で厚さの異なるものを使用しているが、一定の厚さの板材としても良い。例えば、第2板部材33が電池ケース20の内壁面に沿って傾いていても、袋状部材321に封入される混合物322の形状によって、上方と下方とで厚さの異なるシム30とすることができる。
また、本形態では、工程6にて袋状部材321の開口を封止するとしているが、封止しなくても良い。ただし、硅砂の流出を確実に防止できることから封止した方が望ましい。
また、本形態では、シム30を形成した後、電池スタック10の拘束を解除しているが、拘束を維持しても良い。つまり、さらに拘束部材を備えた電池パック1としても良い。ただし、本形態ではシム30によって電池スタック10の面圧を維持できることから他の拘束部材は不要であり、部品点数を減少させる観点から拘束部材を設けないことが好ましい。
1 電池パック
10 電池スタック
11 電池セル
20 電池ケース
30 シム
31 第1板部材
33 第2板部材
321 袋状部材

Claims (1)

  1. 電池ケースに、複数の電池セルを積層した電池スタックを収容して電池パックを製造する電池パックの製造方法であって、
    前記電池スタックを積層方向に押圧して拘束する拘束工程と、
    拘束された状態の前記電池スタックを、前記電池ケース内に挿入する電池スタック挿入工程と、
    第1の板状部材と、第2の板状部材と、前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に設けられる袋状部材と、を備えるシムを、前記袋状部材がつぶれることで前記第1の板状部材と前記第2の板状部材とを接近させた状態で、前記電池スタックの積層方向の端面と前記端面に対向する前記電池ケースの内壁面との間の空間に挿入するシム挿入工程と、
    前記袋状部材を広げることで前記第1の板状部材と前記第2の板状部材とを離間させる離間工程と、
    広げられた前記袋状部材の中に樹脂を注入し、当該樹脂を硬化させる硬化工程と、
    を含むことを特徴とする電池パックの製造方法。
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