JP2020086667A - 絵本の読み聞かせシステム、スケジュール調整システムおよびプログラム - Google Patents

絵本の読み聞かせシステム、スケジュール調整システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】読み手に絵本の読み聞かせを頼みやすいと考えられる時間帯を聞き手に認識させることができる絵本の読み聞かせシステム、スケジュール調整システム及びプログラムを提供する。【解決手段】絵本の読み聞かせシステム1は、読み手となる人物の行動を把握する把握部43と、把握部43が把握した行動に応じ、読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断部44と、判断部44による判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する送受信部41とを有する管理サーバ40を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、絵本の読み聞かせシステム、スケジュール調整システム、プログラムに関する。
従来技術として、例えば、読み手の端末に表示された文章を読み手が読むと、聞き手の携帯端末に絵本の絵が表示される絵本表示装置が存在する。
特許文献1には、ページ番号とページ画像と後続するページのページ番号とが対応付けて記憶するテキスト情報記憶手段と、テキスト情報とページ画像を所定の表示手段に表示させる表示画像制御部と、マイクロフォン部によって得られた音声情報を所定の出力手段に出力させる出力音声制御部と、得られた音声情報を分析して、音声情報の特徴を判別し、表示対象のページ番号に対応付けられた後続ページ番号において、特徴判別部の判別結果の特徴に対応付けられたページ番号を、後続ページ番号として特定する分岐処理部と、特定された後続ページ番号を次の表示対象のページ番号として特定する震度制御部とを有する電子絵本システムが記載されている。
また、特許文献2には、サーバシステムは、店舗毎に、所属軍が同じプレーヤから構成されるローカルグループが生成され、次いで、軍毎にローカルグループを組み合わせて該軍のグループ(A軍のグループ及びB軍のグループ)が生成される。そして、構成人数が同じであって異なる軍のグループ同士が対戦相手としてマッチングされることが記載されている。
特開2009−122498号公報 特開2008−113783号公報
ところが、絵本の読み聞かせは、読み手が存在することが必要であり、読み手の都合がよいことが必要である。一方、聞き手にとっては、読み手の都合のよい時間帯などを知ることが困難なことがある。
本発明の目的は、読み手に絵本の読み聞かせを頼みやすいと考えられる時間帯を聞き手に認識させることができる絵本の読み聞かせシステム等を提供することを目的とする。
かくして本発明によれば、読み手となる人物の行動を把握する把握手段と、把握手段が把握した行動に応じ、読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断手段と、判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する出力手段と、を有する絵本の読み聞かせシステムが提供される。
ここで、出力手段は、聞き手となる人物の選択した絵本の内容を、読み手となる人物および/または聞き手となる人物に対しさらに出力するようにすることができる。この場合、読み手や聞き手が絵本を所有する必要がなく、また、所有していない絵本の読み聞かせを行うこともできる。
また、出力手段は、読み手となる人物の絵本を読む発話音声に応じて、絵本の内容を出力するようにすることができる。この場合、読み手の読む速度に合わせて、絵本の内容を順次出力することができる。
さらに、把握手段は、行動として、読み手となる人物の位置および動作とその継続時間とを把握するようにすることができる。この場合、読み手の行動を、より容易に把握できる。
またさらに、判断手段は、読み手となる人物の位置および動作が、予め定められた位置および動作であるとともに、予め定められた継続時間を超えたときに、絵本の読み聞かせを行うのに適していると判断するようにすることができる。この場合、読み聞かせを行うのに適する状態であることを把握するのが、より容易になる。
また、判断手段は、読み手となる人物の絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯を予測するようにすることができる。さらに、判断手段は、読み手となる人物の絵本の読み聞かせを行う確率を予測するようにすることができる。この場合、聞き手が、読み手に絵本の読み聞かせを頼んだときに、承諾する可能性がより高くなる。
そして、聞き手となる人物から読み手となる人物へ、絵本の読み聞かせを行う依頼をする依頼手段をさらに有するようにすることができる。この場合、携帯端末等から依頼を行うことができる。
また、依頼手段は、読み聞かせを行う絵本を指定して依頼するようにすることができる。この場合、聞き手が読み手に読んでもらいたい絵本を、読み手に予め知らせることができる。
さらに、依頼手段は、読み聞かせを行う絵本の内容を示して依頼するようにすることができる。この場合、読み手が絵本の内容を知らない場合でも、読み手は、予め内容を把握することができる。
さらに、本発明によれば、一の人物に対しリクリエーションを行う相手となる人物の行動を把握する把握手段と、把握手段が把握した行動に応じ、相手となる人物がリクリエーションを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断手段と、判断の結果を、一の人物に対し出力する出力手段と、を有するスケジュール調整システムが提供される。
またさらに、本発明によれば、コンピュータに、読み手となる人物の行動を把握する把握機能と、把握機能が把握した行動に応じ、読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断機能と、判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する出力機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、読み手に絵本の読み聞かせを頼みやすいと考えられる時間帯を聞き手に認識させることができる絵本の読み聞かせシステム等を提供することができる。
本実施の形態における絵本の読み聞かせシステムの構成例を示す図である。 絵本の読み聞かせシステムの概略動作の例について示した図である。 第1の実施形態における絵本の読み聞かせシステムの機能構成例を示したブロック図である。 第1の実施形態における絵本の読み聞かせシステムの動作について説明したフローチャートである。 聞き手が、管理サーバから判断結果を受け取ったときに、携帯端末の表示部に表示される画面の例を示した図である。 読み手が、聞き手から絵本の読み聞かせの依頼を受け取ったときに、携帯端末の表示部に表示される画面の例を示している。 (a)〜(b)は、本実施の形態で用いられる記憶部のデータ構造を示した図である。 第2の実施形態における絵本の読み聞かせシステムの動作について説明したフローチャートである。 聞き手が、管理サーバから予測結果を受け取ったときに、携帯端末の表示部に表示される画面の例を示した図である。 第3の実施形態における絵本の読み聞かせシステムの動作について説明したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<絵本の読み聞かせシステム1全体の説明>
図1は、本実施の形態における絵本の読み聞かせシステム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態の絵本の読み聞かせシステム1は、カメラ10と、携帯端末20a、20bと、管理サーバ40とが、ネットワーク70、ネットワーク80、アクセスポイント90を介して接続されることにより構成されている。なお、カメラ10は、図1では、1つのみ示したが、個数はいくつでもよい。また以後、携帯端末20aと携帯端末20bとを区別しない場合には、単に「携帯端末20」と言うことがある。
カメラ10は、撮影装置であり、動画または静止画を撮影する。カメラ10は、対象物からの光を収束する光学系と、光学系により収束された光を検出するイメージセンサとを備える。光学系は、単一のレンズまたは複数のレンズを組み合わせて構成される。例えば、2つの半球レンズを使用し、その球面側を向かい合わせに組み合わせたツインレンズが用いられる。イメージセンサは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を配列して構成される。
また、カメラ10は、無線通信にて、アクセスポイント90に接続するネットワークカメラとなっており、撮影した画像の情報を、アクセスポイント90、ネットワーク70、ネットワーク80を介して管理サーバ40に送信することができる。なお、有線通信回線を利用して、ネットワーク70に接続してもよい。
携帯端末20は、例えば、モバイルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のモバイル端末である。携帯端末20a、20bは、無線通信を行うためにアクセスポイント90に接続する。そして、携帯端末20a、20bは、アクセスポイント90を介して、ネットワーク70に接続する。なお、詳しくは後述するが、携帯端末20aは、絵本の読み聞かせを行う際に読み手となる人物が所持する携帯端末であり、携帯端末20bは、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物が所持する携帯端末である。なお、以後、「読み手となる人物」を、単に、「読み手」という場合がある。また、以後、「聞き手となる人物」を、単に、「聞き手」という場合がある。なお、読み手は、例えば、親、祖父母であり、聞き手は、例えば、子供である。また、読み手と聞き手とは、同居してもよく、同居していなくてもよい。
管理サーバ40は、絵本の読み聞かせシステム1の全体の管理をするサーバコンピュータである。詳しくは後述するが、管理サーバ40は、絵本の読み聞かせをする際に、読み手が都合のよい状態であるか否かを把握し、都合がよい状態であると判断したときに、その旨を聞き手の携帯端末20bに送信する。
携帯端末20および管理サーバ40は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)と、記憶手段であるメインメモリを備える。ここで、CPUは、OS(基本ソフトウェア)やアプリ(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリは、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域である。さらに、携帯端末20は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、入力ボタン、タッチパネル、キーボード等の入力機構とを備える。そして、携帯端末20は、音声の出力を行うスピーカと、音声の入力を行うマイクロフォンとを備える。また、管理サーバ40は、補助記憶装置として、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を備える。
ネットワーク70は、カメラ10、携帯端末20および管理サーバ40の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットである。
ネットワーク80も、ネットワーク70と同様に、カメラ10、携帯端末20および管理サーバ40の間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)である。
アクセスポイント90は、無線通信回線を利用して無線通信を行う機器である。アクセスポイント90は、カメラ10、携帯端末20および管理サーバ40の間のネットワーク70やネットワーク80との間の情報の送受信を媒介する。
無線通信回線の種類としては、携帯電話回線、PHS(Personal Handy-phone System)回線、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、UWB(Ultra Wideband)等の各回線が使用可能である。
<絵本の読み聞かせシステム1の動作の概略説明>
図2は、絵本の読み聞かせシステム1の概略動作の例について示した図である。
まず、カメラ10が、読み手を撮影する(1A)。このとき、カメラ10は、複数用意され、読み手が、例えば、住居内のどこにいても撮影できることが好ましい。
次に、カメラ10は、撮影した画像を、送信情報として管理サーバ40に送信する(1B)。送信情報は、アクセスポイント90、ネットワーク70、ネットワーク80を介し、管理サーバ40に送られる。
管理サーバ40では、撮影した画像から、読み手の行動を把握する(1C)。そして、把握した結果を、記憶し蓄積する(1D)。
管理サーバ40は、蓄積された読み手の行動から、絵本の読み聞かせに適した状態であるか否かを求める(1E)。
そして、適した状態である場合、聞き手に対し、その旨を送信する(1F)。
これに対し聞き手は、専用アプリから、読み手に対し、絵本の読み聞かせを行う依頼を行う。この依頼は、管理サーバ40を介して、読み手の携帯端末20aに届く(1G)。
そして、この依頼を受けた読み手は、絵本の読み聞かせを行うか否かを、聞き手に返信する。この返信は、管理サーバ40を介して、聞き手の携帯端末20bに届く(1H)。
次に、本実施の形態の絵本の読み聞かせシステム1の詳細な機能構成および動作について説明する。
<絵本の読み聞かせシステム1の機能構成の説明>
図3は、第1の実施形態における絵本の読み聞かせシステム1の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、絵本の読み聞かせシステム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
カメラ10は、読み手の撮影を行う撮影部11と、撮影した画像の情報を送信する送信部12とを備える。
撮影部11は、読み手の撮影を行う機能部であり、上述した光学系とイメージセンサとから構成される。
また、送信部12は、撮影した画像の情報を管理サーバ40に対し送信する。送信部12は、例えば、通信I/Fであり、アクセスポイント90、ネットワーク70およびネットワーク80を介し、管理サーバ40に撮影した画像の情報を送信する。
絵本の読み聞かせシステム1において、携帯端末20aと携帯端末20bとは、同様の機能構成を有し、送信情報の送受信を行う送受信部21と、画像の表示を行う表示部22と、情報を入力する入力部23と、発話音声を取得する音声取得部24とを備える。
送受信部21は、画像の情報や絵本の情報などの送信情報の送受信を行う。送受信部21は、例えば、通信I/Fであり、アクセスポイント90、ネットワーク70およびネットワーク80を介し、管理サーバ40と情報の送受信を行う。
表示部22は、読み手と聞き手とのやりとり、および絵本の画像の表示を行う。表示部22は、例えば、タッチパネルである。この場合、表示部22は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等で接触された位置を検出する位置検出シートとを備える。接触された位置を検出する手段としては、接触による圧力をもとに検出する抵抗膜方式や、接触した物の静電気をもとに検出する静電容量方式など、どのようなものが用いられてもよい。
入力部23は、絵本の読み手や聞き手が、所定の操作を行うための入力機構である。
例えば、上述したタッチパネルである。この場合、タッチパネルは、表示部22および入力部23の双方の機能を有する。つまり、絵本などの画像を表示するとともに、表示された画面に対し、タッチを行うことで、専用アプリの起動・終了や専用アプリに対する操作を行うことができる。なお、これに限られるものではなく、入力部23は、キーボードやマウス等で構成されていてもよい。
音声取得部24は、読み手の発話音声を取得する。音声取得部24は、例えば、マイクロフォンである。マイクロフォンの種類としては、ダイナミック型、コンデンサ型等、既存の種々のものを用いてよい。また、マイクロフォンとして、無指向性のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)型マイクロフォンであることが好ましい。
管理サーバ40は、外部と通信を行う送受信部41と、画像を記憶する記憶部42と、読み手の行動を把握する把握部43と、絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断部44と、聞き手から読み手に絵本の読み聞かせの依頼をする依頼部45とを有する。
送受信部41は、カメラ10や携帯端末20との間で通信を行い、所定の情報のやりとりを行う。送受信部41は、カメラ10が読み手を撮影した画像を取得する。また、送受信部41は、出力手段の一例であり、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適した状態であるか否かの判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する。
記憶部42は、送受信部41が取得した画像を記憶する。また、後述する読み手の行動についても記憶する。
把握部43は、把握手段の一例であり、取得した画像から読み手の行動を把握する。詳しくは、後述するが、把握部43は、読み手の行動として、読み手の位置および動作とその継続時間とを把握する。
判断部44は、判断手段の一例であり、把握部43が把握した行動に応じ、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する。
依頼部45は、依頼手段の一例であり、聞き手から読み手へ、絵本の読み聞かせを行う依頼をする。具体的には、聞き手は、専用アプリを用いて、携帯端末20bから管理サーバ40に対し、絵本の読み聞かせの依頼を行い、これを依頼部45が受け付ける。そして、依頼部45が、再び送受信部41を介して、読み手の携帯端末20aに対し、依頼を送信する。そして、読み手から依頼に対する返信があったときは、これを送受信部41を介して、再び依頼部45が取得する。そして、依頼部45が、送受信部41を介して、聞き手の携帯端末20bに対し、返信を送信する。また、依頼や返信の履歴は、記憶部42に記憶される。
送受信部41は、例えば、通信I/Fである。また、記憶部42は、例えば、HDDやSSD等の補助記憶装置である。さらに、把握部43、判断部44、依頼部45の各機能は、例えば、CPUにより実現することができる。
<絵本の読み聞かせシステム1の動作の説明>
次に、絵本の読み聞かせシステム1の動作について、より詳細に説明を行う。
[第1の実施形態]
ここでは、まず、絵本の読み聞かせシステム1の動作の第1の実施形態について説明を行う。
第1の実施形態では、管理サーバ40は、現時点において、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適した状態であるか否かを判断する。
図4は、第1の実施形態における絵本の読み聞かせシステム1の動作について説明したフローチャートである。
まず、カメラ10が、読み手の画像を撮影する(ステップ101)。カメラ10は、例えば、読み手が居住する住居の各部屋に複数設けられ、読み手が住居内の何れの場所にいても撮影が可能である。また、撮影範囲は、住居内とは限らず、例えば、庭、ベランダなどの屋外も撮影範囲としてもよい。
そして、カメラ10は、撮影した画像の情報を、管理サーバ40に送信する(ステップ102)。
管理サーバ40では、送受信部41が、撮影した画像の情報を受信する。画像の情報は、いったん記憶部42にて、記憶される(ステップ103)。
次に、把握部43が、取得した画像から読み手の行動を把握する(ステップ104)。具体的には、把握部43は、読み手の行動として、読み手の位置および動作とその継続時間とを把握する。つまり、まず把握部43は、複数台のカメラ10が撮影した画像の中から、読み手の撮影されている画像を選択する。そして、選択した画像から住居内の部屋、およびこの部屋内で読み手が撮影されている場所を、読み手の位置とする。また、把握部43は、撮影されている画像から、読み手の動作を把握する。この方法によれば、読み手の行動を、より容易に把握できる。
動作としては、例えば、歩いている、座っている、テレビを視聴している、料理をしている、掃除をしている、体操をしている、就寝している等の読み手の状態である。具体的には、把握部43は、読み手が移動している場合は、歩いている状態であると把握する。また、把握部43は、読み手が、椅子やソファーの上で動かない場合は、座っている状態であると把握する。さらに、把握部43は、読み手がテレビの前で動かない場合は、テレビを視聴している状態であると把握する。またさらに、把握部43は、読み手がキッチンにいる場合は、料理をしている状態であると把握する。そして、把握部43は、読み手が掃除用具を所持している場合は、掃除をしている状態であると判断する。また、把握部43は、読み手が同じ場所で、前後左右に体を動かしている場合は、体操をしている状態であると判断する。さらに、把握部43は、読み手が寝室にいて動かない場合は就寝している状態であると判断する。また、継続時間は、同じ動作を継続的に行っている時間である。
把握部43が把握した読み手の位置、動作および継続時間は、記憶部42に日時の情報とともに記憶され、蓄積される(ステップ105)。
次に、判断部44が、把握部43が把握した行動に応じ、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する(ステップ106)。例えば、判断部44は、読み手の位置および動作が、予め定められた位置および動作であるとともに、予め定められた継続時間を超えたときに、絵本の読み聞かせを行うのに適していると判断する。つまり、判断部44は、絵本の読み聞かせを行うのに、読み手にとって時間がある都合がよい状態であるか否かを判断し、都合のよい状態である場合、絵本の読み聞かせを行うのに適していると判断する。具体的には、判断部44は、例えば、読み手の位置がリビングであり、動作が、座っている状態であり、継続時間が10分を超えたときに、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であると判断する。この方法によれば、読み聞かせを行うのに適する状態であることを把握するのが、より容易になる。なお、継続時間は、動作により、それぞれ変更して設定してもよい。
そして、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態でない場合(ステップ106でNo)、ステップ101に戻る。
対して、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態である場合(ステップ106でYes)、送受信部41は、読み手が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態である旨を、聞き手の携帯端末20bに対し出力する(ステップ107)。送信された判断結果は、携帯端末20bの送受信部21が受信し、表示部22に表示される(ステップ108)。
これを見た聞き手は、読み手に絵本の読み聞かせを依頼するか否かを決め、入力部23を使用して、決定結果を入力する。
図5は、聞き手が、管理サーバ40から判断結果を受け取ったときに、携帯端末20bの表示部22に表示される画面の例を示した図である。
この場合、表示部22の上側には、管理サーバ40からの判断結果として、「おかあさんは、いま、えほんをよんでくれるかもしれません。たのんでみてはどうでしょうか?」のメッセージ221が表示されている。なおこの場合、読み手は、母親で、聞き手は、その子供である。
そして、このメッセージ221の下側に、ドロップダウンメニュー222が表示され、ここから、読み手に読んでもらいたい絵本を選択することができる。また、聞き手が、絵本の題名を直接入力することもできる。つまり、この例では、読み聞かせを行う絵本を指定して依頼する。これにより、読み手としては、読みたくない本などを指定されたときに、拒否することができる。またさらに、読み聞かせを行う絵本の内容を示して依頼するようにしてもよい。例えば、絵本の1ページ目を読み手に送るようにする。この場合、読み手が絵本の内容を知らない場合でも、読み手は、予め内容を把握することができる。
さらに、このドロップダウンメニュー222の下側に、たのむボタン223と、たのまないボタン224が表示される。そして、聞き手がたのまないボタン224を押下すると、図4のステップ109で依頼しない場合となり、たのむボタン223を押下すると、図4のステップ109で、読み手に読み聞かせを依頼する場合になる。
そして、ステップ109で、依頼しない場合(ステップ109でNo)、ステップ101に戻る。
対して、依頼する場合(ステップ109でYes)、携帯端末20bから管理サーバ40に対し、依頼の内容が送信され、管理サーバ40では、送受信部41を介して、依頼部45が、依頼を受け付け、再び送受信部41を介して、読み手の携帯端末20aに対し、依頼を送信する(ステップ110)。
送信された依頼は、読み手の携帯端末20aの送受信部21が受信し、表示部22に表示される(ステップ111)。これを見た読み手は、依頼を承諾するかまたは拒否するかを決め、専用アプリを用いて返信を行う(ステップ112)。
図6は、読み手が、聞き手から絵本の読み聞かせの依頼を受け取ったときに、携帯端末20aの表示部22に表示される画面の例を示している。
この場合、表示部22の上側には、読み手からの読み聞かせの依頼として、「○○○ちゃんから、絵本の読み聞かせの依頼がありました。絵本の読み聞かせをしますか?」のメッセージ225が表示されている。なおこの場合、○○○ちゃんは、聞き手の名前である。
そして、このメッセージ225の下側に、するボタン226と、しないボタン227が表示される。そして、読み手が、するボタン226を押下すると、絵本の読み聞かせを承諾することになり、読み手が、しないボタン227を押下すると、絵本の読み聞かせを拒否することになる。この結果が、返信となる。
この返信は、携帯端末20aから管理サーバ40に送られ、管理サーバ40では、送受信部41を介して、依頼部45が、返信を受け付け、再び送受信部41を介して、聞き手の携帯端末20b対し、返信を送信する(ステップ113)。また、依頼と返信については、記憶部42に履歴として記憶される(ステップ114)。送信された返信は、聞き手の携帯端末20bの送受信部21が受信し、承諾または拒否の結果が表示部22に表示される(ステップ115)。
図7(a)〜(b)は、本実施の形態で用いられる記憶部42のデータ構造を示した図である。
このうち、図7(a)は、読み手の行動の情報であり、把握部43が把握した読み手の位置、動作および継続時間が、日時とともに記憶される。
また、図7(b)は、読み聞かせの依頼と返信の結果についての情報であり、依頼を行った日時である依頼日時と、返信の結果が、承諾であったか、拒否であったかが記憶される。
[第2の実施形態]
次に、絵本の読み聞かせシステム1の動作の第2の実施形態について説明を行う。
第2の実施形態では、管理サーバ40は、読み手の絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯や読み聞かせをしてくれる確率を予測する。
図8は、第2の実施形態における絵本の読み聞かせシステム1の動作について説明したフローチャートである。
図8に示したフローチャートのステップ201〜ステップ205、およびステップ210〜ステップ216は、図4に示した第1の実施形態のフローチャートのステップ101〜ステップ105、ステップ109〜ステップ115と同様である。よって、この箇所については、説明を省略する。
ステップ206以降は、判断部44が、読み手の絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯を予測する(ステップ206)。即ち、判断部44は、現時点から予め定められた期間における絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯を予測する。この期間は、例えば、本日中である。判断部44は、記憶部42を参照し、過去に蓄積された読み手の位置および動作とその継続時間を基に、例えば、曜日毎に、絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯を予測する。つまり、判断部44は、過去の読み手の行動から、絵本の読み聞かせを行うのに読み手にとって都合のよい状態が多い時間帯を予測する。
また、判断部44は、読み手の絵本の読み聞かせを行う確率を予測する(ステップ207)。即ち、判断部44は、記憶部42を参照し、過去の読み手の行動、および過去の依頼と返信との履歴から、時間帯毎や居場所毎に、承諾の確率を算出する。つまり、判断部44は、絵本の読み聞かせを行うのに読み手にとって都合のよい時間帯や居場所について、予測する。
そして、送受信部41は、ステップ206やステップ207で予測した予測結果を、聞き手の携帯端末20bに対し出力する(ステップ208)。送信された予測結果は、携帯端末20bの送受信部21が受信し、表示部22に表示される(ステップ209)。また、予測結果を送るタイミングとして、ステップ207で予測された承諾の確率が最も高い時間帯になったときに、聞き手に送るようにしてもよい。また、このタイミングとして、ステップ207で予測された承諾の確率が最も高い居場所に読み手がいるときに、聞き手に送るようにしてもよい。
図9は、聞き手が、管理サーバ40から予測結果を受け取ったときに、携帯端末20bの表示部22に表示される画面の例を示した図である。
この場合、表示部22の上側には、「きょう、おかあさんが、えほんをよんでくれそうなじかんをおしらせします。」のメッセージ228が表示されている。また、このメッセージ228の下側に、予測結果229、230が、表示されている。この場合、予測結果229は、判断部44が予測した、読み手の絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯である。ここでは、時間帯として、「10じ〜11じ」が予測されている。また、予測結果230は、判断部44が予測した、読み手の絵本の読み聞かせを行う確率である。ここでは、「10じ〜11じ」において、読み手が、読み聞かせをしてくれる確率を記号で示している。この記号は、例えば、4段階で表示され、「×」は、確率40%未満、「△」は、確率40%以上60%未満、「○」は、確率60%以上80%未満、「◎」は、確率80%以上としている。そしてここでは、予測結果230として、「○」の記号が表示されている。
また、この予測結果230の下側に、図5で説明したドロップダウンメニュー222が表示され、ここから、読み手に読んでもらいたい絵本を選択することができる。
さらに、このドロップダウンメニュー222の下側に、たのむボタン223と、たのまないボタン224が表示される。そして、聞き手がたのまないボタン224を押下すると、図8のステップ210で依頼しない場合となり、たのむボタン223を押下すると、図8のステップ210で、読み手に読み聞かせを依頼する場合になる。
[第3の実施形態]
次に、絵本の読み聞かせシステム1の動作の第3の実施形態について説明を行う。
第3の実施形態では、管理サーバ40は、読み聞かせを行う絵本の内容を、記憶部42に予め記憶させておく。絵本の内容は、絵本を構成する絵や文章である。そして、読み聞かせを行うときに、絵本の内容を出力し、読み手は、送られた文章を読むことで、読み聞かせを行う。
図10は、第3の実施形態における絵本の読み聞かせシステム1の動作について説明したフローチャートである。
図10に示したフローチャートのステップ301〜ステップ315は、図4に示した第1の実施形態のフローチャートのステップ101〜ステップ115と同様である。よって、この箇所については、説明を省略する。
ステップ316以降は、把握部43が、読み聞かせが開始されたか否かを判断する(ステップ316)。この場合、聞き手は、読み手の居場所におり、読み手は、絵本を読む態勢にある。そして、読み手が、例えば、専用アプリから、絵本の題名を選択し、開始ボタン等を押下することで、絵本の読み聞かせが開始される。
そして、開始されない場合(ステップ316でNo)、ステップ316に戻る。即ち、把握部43は、読み聞かせが開始されるまで待機する。
対して、開始された場合(ステップ316でYes)、送受信部41は、聞き手の選択した絵本の内容を、読み手および/または聞き手に対し出力する(ステップ317)。つまり、送受信部41は、絵本の内容を読み手の携帯端末20aや聞き手の携帯端末20bに送る。この場合、携帯端末20aおよび携帯端末20bの双方に送ってもよく、何れか一方でもよい。読み手は、携帯端末20aおよび携帯端末20bの少なくとも一方に表示された文章を読むことで、読み聞かせを行う。また、携帯端末20aと携帯端末20bとで、送る内容を変更してもよい。例えば、読み手の携帯端末20aには、漢字を使用した文章を送り、聞き手の携帯端末20bには、漢字を使用しない文章を送る。また、読み手の携帯端末20aには、文章だけを送り、聞き手の携帯端末20bには、絵だけを送る。
またこのとき、送受信部41は、読み手の絵本を読む発話音声に応じて、絵本の内容を出力するようにしてもよい。つまり、読み手の発話音声を携帯端末20aまたは携帯端末20bの音声取得部24が取得し、管理サーバ40に送信する。管理サーバ40では、把握部43が、音声認識等により発話音声をテキスト化し、送った絵本の何れの箇所を読んでいるかを把握する。そして、読み手の読む速度に合わせて、絵本の内容を順次出力する。例えば、まず1ページ目だけを送り、読み手が、1ページ目の最後の方を読み出した際に、2ページ目を送ることができる。またこの場合、絵本のページめくりを自動的に行うこともできる。
以上詳述した絵本の読み聞かせシステム1によれば、読み手の行動を管理サーバ40が判断し、読み手が、絵本の読み聞かせに適した都合のよい状態であるときに、聞き手に対して通知が届く。これにより、読み手に絵本の読み聞かせを頼みやすいと考えられる時間帯を聞き手に認識させることができる。
また、第2の実施形態によれば、読み手の読み聞かせに適した都合のよい時間帯や確率を予測する。これにより、聞き手が、読み手に絵本の読み聞かせを頼んだときに、承諾する可能性がより高くなる。
さらに、第3の実施形態によれば、絵本の内容を管理サーバ40が提供する。これにより、読み手や聞き手が絵本を所有する必要がなく、また、所有していない絵本の読み聞かせを行うこともできる。
[変形例]
上述した第1の実施形態〜第3の実施形態では、カメラ10が、読み手の画像を撮影し、把握部43が、取得した画像から読み手の行動を把握していたが、これに限られるものではない。例えば、画像以外の情報を基にして、把握部43が、読み手の行動を把握してもよい。画像以外の情報としては、例えば、人感センサにより、読み手の行動を把握することが考えられる。この場合、把握部43は、読み手の行動として、読み手の位置と継続時間とを把握する。具体的には、複数の人感センサにより検知した読み手の位置を順次把握し、同じ位置にいる時間を継続時間とする。この場合、人感センサは部屋毎のみならず、1つの部屋の複数箇所に設置し、部屋内における読み手の位置を把握できるようにしてもよい。
またさらに、人感センサにより、読み手の動作についても把握してもよい。人感センサにより、読み手の動作についても把握することができれば、上述したカメラ10により撮影した画像により読み手の行動を把握するのと、同等の処理を行うことができる。
例えば、把握部43は、人感センサによる検知結果により、読み手が移動している場合は、歩いている状態であると把握する。また、把握部43は、読み手が、リビングの椅子やソファーのある位置で動かない場合は、座っている状態であると把握する。さらに、把握部43は、読み手がテレビのある位置の前で動かない場合は、テレビを視聴している状態であると把握する。またさらに、把握部43は、読み手がキッチンにいる場合は、料理をしている状態であると把握する。そして、把握部43は、読み手が寝室にいて動かない場合は就寝している状態であると判断する。
また、人感センサを使用する以外の方法として、例えば、温度センサやマイクロフォンなどの音センサを使用する方法も考えられる。例えば、温度センサによる温度の検知結果により、読み手の大体の位置を把握することができる。また、マイクロフォンによる音の検知結果により、例えば、テレビから出力される音を検知し、読み手がテレビを見ている状態であると把握することができる。
上述した人感センサ、温度センサ、マイクロフォンは、1つだけを使用してもよく、複数を使用してもよい。またこれらから取得した情報とカメラ10により撮影した画像とを併用して、把握部43が、読み手の行動を把握してもよい。これにより、読み手の行動をさらに精度よく把握することができる。
また上述した例では、読み手の行動に応じ読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断していたが、読み手からこの旨の通知を行うこともできる。例えば、読み手が、絵本の読み聞かせをするのに都合がよいと判断した場合、携帯端末20aから、都合がよい旨を管理サーバ40に対し送信する。そして、管理サーバ40は、聞き手の携帯端末20bに対し、読み手が絵本の読み聞かせをするのに都合がよい状態である旨の通知を行う。
また、以上詳述した形態では、絵本の読み聞かせシステム1は、携帯端末20および管理サーバ40が、ネットワーク70、ネットワーク80、アクセスポイント90を介して接続されることにより構成されていたが、管理サーバ40だけでも絵本の読み聞かせシステムであるとして捉えることができる。また、管理サーバ40で行う処理は、携帯端末20でも同様のことができる。よってこの場合は、携帯端末20を絵本の読み聞かせシステムとして捉えることもできる。
さらに、上述した例では、携帯端末20を使用する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、携帯端末20の代わりに、デスクトップコンピュータを使用することもできる。
さらに、上述した例では、管理サーバ40に依頼部45を設け、依頼部45を通すことで、聞き手は、読み手に読み聞かせの依頼を行い、返信も行っていたが、依頼部45を通すことは、必須ではない。例えば、聞き手は、読み手の居場所に直接行って依頼してもよく、電話や電子メール等により依頼をしてもよい。ただし、この場合、依頼や返信の履歴は残らないため、この履歴を活用することはできない。
なお、上述した例では、絵本の読み聞かせをする場合について説明したが、例えば、リクリエーションを行うに際し、相手にその依頼をする場合に適用することもできる。なお、「リクリエーション」は、例えば、スポーツの試合、ゲーム機における対戦ゲーム、トランプ等のカードゲームなとが挙げられる。またこれに限られるものでなく、「リクリエーション」には、例えば、文字練習をする、料理をする、外食に行く、おもちゃ等を使用した遊びをする、なども含まれる。
この場合、このシステムは、リクリエーションを行うために、スケジュールを調整するスケジュール調整システムであると捉えることができる。そして、このスケジュール調整システムは、一の人物に対しリクリエーションを行う相手となる人物の行動を把握する把握手段と、把握手段が把握した行動に応じ、相手となる人物がリクリエーションを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断手段と、判断の結果を、一の人物に対し出力する出力手段と、を有する構成とすることができる。ここで、「一の人物」は、リクリエーションを依頼する人物であり、「相手となる人物」は、リクリエーションの依頼を受ける人物である。そして、把握手段、判断手段、出力手段は、それぞれ把握部43、判断部44、送受信部41により実現することができる。
このスケジュール調整システムによれば、リクリエーションを行う相手となる人物がリクリエーションを行いやすいと考えられる時間帯を、一の人物に認識させることができる。
<プログラムの説明>
ここで、以上説明を行った本実施の形態における管理サーバ40が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、この処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、管理サーバ40に設けられたコンピュータ内部の図示しないCPUが、上述した各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
よって、本実施の形態で、管理サーバ40が行う処理は、コンピュータに、読み手となる人物の行動を把握する把握機能と、把握機能が把握した行動に応じ、読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断機能と、判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する出力機能と、を実現させるためのプログラムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろんCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…絵本の読み聞かせシステム、20、20a、20b…携帯端末、40…管理サーバ、41…送受信部、42…記憶部、43…把握部、44…判断部、45…依頼部

Claims (12)

  1. 読み手となる人物の行動を把握する把握手段と、
    前記把握手段が把握した前記行動に応じ、前記読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する出力手段と、
    を有する絵本の読み聞かせシステム。
  2. 前記出力手段は、前記聞き手となる人物の選択した絵本の内容を、前記読み手となる人物および/または当該聞き手となる人物に対しさらに出力することを特徴とする請求項1に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  3. 前記出力手段は、前記読み手となる人物の絵本を読む発話音声に応じて、絵本の内容を出力することを特徴とする請求項2に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  4. 前記把握手段は、前記行動として、前記読み手となる人物の位置および動作とその継続時間とを把握することを特徴とする請求項1に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  5. 前記判断手段は、前記読み手となる人物の位置および動作が、予め定められた位置および動作であるとともに、予め定められた継続時間を超えたときに、絵本の読み聞かせを行うのに適していると判断することを特徴とする請求項4に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  6. 前記判断手段は、前記読み手となる人物の絵本の読み聞かせを行うのに適した時間帯を予測することを特徴とする請求項1に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  7. 前記判断手段は、前記読み手となる人物の絵本の読み聞かせを行う確率を予測することを特徴とする請求項1に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  8. 前記聞き手となる人物から前記読み手となる人物へ、絵本の読み聞かせを行う依頼をする依頼手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  9. 前記依頼手段は、読み聞かせを行う絵本を指定して依頼することを特徴とする請求項8に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  10. 前記依頼手段は、読み聞かせを行う絵本の内容を示して依頼することを特徴とする請求項8に記載の絵本の読み聞かせシステム。
  11. 一の人物に対しリクリエーションを行う相手となる人物の行動を把握する把握手段と、
    前記把握手段が把握した前記行動に応じ、前記相手となる人物がリクリエーションを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果を、前記一の人物に対し出力する出力手段と、
    を有するスケジュール調整システム。
  12. コンピュータに、
    読み手となる人物の行動を把握する把握機能と、
    前記把握機能が把握した前記行動に応じ、前記読み手となる人物が絵本の読み聞かせを行うのに適する状態であるか否かを判断する判断機能と、
    前記判断の結果を、絵本の読み聞かせを行う際に聞き手となる人物に対し出力する出力機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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