JP2020082750A - 自動車用灰皿 - Google Patents

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敦一 小林
Atsuichi Kobayashi
敦一 小林
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Abstract

【課題】加熱式煙草を吸い終えた後、ホルダからの吸殻の抜き取りから廃棄までの一連の作業を片手で、しかも、吸殻に直接手を触れることなく行うことが可能な自動車用灰皿を提供する。【解決手段】自動車用灰皿10は容器本体12、吸殻処理部14及び挟持部16とで構成される。容器本体12には加熱式煙草の吸殻Cが収納される。吸殻処理部14は容器本体12の開口部に設けられており、吸殻Cを保持している加熱式煙草のホルダHが挿入されるホルダ挿入空間Kを有する。ホルダ挿入空間Kの、吸殻Cが挿入される部分が挿入先端部Sでその下面に吸殻落下孔22が設けられている。挟持部16が挿入先端部Sに対して出没自在に設けられ、且つ挿入先端部Sの内側方向に弾発付勢されている。挟持部16は挿入先端部Sに挿入された吸殻Cを、ホルダHの吸殻保持力より大きな力で、前記吸殻落下孔22に対応する前記吸殻処理部14の吸殻押圧面26cに押圧挟持する。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱式煙草の吸殻を捨てるのに適した自動車用の灰皿に関する。
近年、紙巻煙草と比べて健康への悪影響が少なく、また、副流煙が発生しない等の理由から、加熱式煙草への人気が高まっている。
加熱式煙草は、ホルダと呼ばれる筒状の部材に、煙草葉がペースト状に加工されたカートリッジを差し込み、ホルダでカートリッジを電気的に加熱することで蒸気を発生させ、ニコチンなどの成分を吸引するというものである。
加熱式煙草では、紙巻煙草のように煙草葉を燃焼させるのではなく、加熱して使用するため灰は出ないが、吸い終えた後のカートリッジはゴミとして捨てる必要がある。そのため、自動車の車室内で加熱式煙草を吸う際も、紙巻煙草を吸うときと同様に自動車用の灰皿が必要とされる。
従来の自動車用灰皿は、有底筒状で上部が開口した容器本体と、容器本体に開閉可能に取付けられた蓋体とを有し、容器本体の開口部に消火部材を設けた構造のものが一般的であり、ドリンクホルダに装着して使用される(特許文献1参照)。
特開2004−189199号公報(図1)
吸い終えた煙草を自動車用灰皿に捨てる際、紙巻煙草の場合は、紙巻煙草の吸い口付近を片手で持ち、反対側の燃焼部分を灰皿の消火部材に押し当てて揉み消した後、これを容器本体内に投入して廃棄する。このように、紙巻煙草では、消火から廃棄までの一連の作業を片手で行うことができるため、両手をハンドルから離すことができない走行中であっても吸殻を捨てることが可能である。
一方、加熱式煙草の場合は、吸い終えたカートリッジ(吸殻)をホルダから抜き取り、この抜き取った吸殻を容器本体内に廃棄することになるが、ホルダから吸殻を抜き取る作業は、片手では行うことができず両手で行う必要がある。すなわち、一方の手でホルダを持ち、反対側の手で吸殻をつかんでこれを引き抜く必要があり、両手をハンドルから離すことができない走行中は吸殻を捨てることができないという問題があった。
また、カートリッジは非常に熱くなるため、吸い終えたばかりのカートリッジを直接手で持つと火傷をする恐れがあるし、また、煙草のにおいが指に付着してしまうという問題もある。
本発明は、掛かる従来の問題点に鑑みてなされたもので、加熱式煙草を吸い終えた後、ホルダからの吸殻の抜き取りから廃棄までの一連の作業を片手で、しかも、吸殻に直接手を触れることなく行うことが可能な自動車用灰皿を提供する。
請求項1に記載した発明(第1実施例:図1〜図6)は、
加熱式煙草の吸殻Cが収納される容器本体12と、
容器本体12の開口部に設けられ、吸殻Cを保持している加熱式煙草のホルダHが挿入されるホルダ挿入空間Kを有し、該ホルダ挿入空間Kの、吸殻Cが挿入される挿入先端部Sの下面に吸殻落下孔22が設けられた吸殻処理部14と、
挿入先端部Sに対して出没自在に設けられ、挿入先端部Sの内側方向に弾発付勢され、挿入先端部Sに挿入された吸殻Cを、ホルダHの吸殻保持力より大きな力で、吸殻落下孔22に対応する吸殻処理部14の吸殻押圧面26cに押圧挟持する挟持部16とで構成されたことを特徴とする自動車用灰皿10である。
請求項2に記載した発明は、吸殻処理部14の吸殻押圧面26cと挟持部16とで挟持されている吸殻Cを容器本体12内に廃棄できるようにしたもので、
容器本体12の開口部に蓋体20が開閉自在に設けられており、
蓋体20には、閉蓋時において、挟持部16を吸殻処理部14の吸殻押圧面26cから離間する方向に移動させる押下部材20eが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用灰皿10である。
請求項3に記載した発明は、第2実施例(図7)で、
加熱式煙草の吸殻Cが収納される容器本体12と、
容器本体12の開口部に設けられ、吸殻Cを保持している加熱式煙草のホルダHが挿入されるホルダ挿入空間Kを有し、該ホルダ挿入空間Kの、前記吸殻Cが挿入される挿入先端部Sの側面が切欠されて吸殻落下孔22が形成された本体部分14aと、
その下端が前記挿入先端部Sに対して出没するように、該吸殻落下孔22の上端に蝶着された挟持部16とで構成され、
前記挟持部16は、前記挿入先端部Sの内側方向に弾発付勢され、前記挿入先端部Sに挿入された前記吸殻Cが前記ホルダHの吸殻保持力より大きな力で、前記吸殻落下孔22に対応する吸殻処理部14の吸殻押圧面26cに押圧挟持するようになっていることを特徴とする自動車用灰皿10である。
請求項4に記載した発明は、第3実施例(図8)で、
加熱式煙草の吸殻Cが収納される容器本体12と、
容器本体12の開口部に設けられ、吸殻Cを保持している加熱式煙草のホルダHが挿入されるホルダ挿入空間Kを有し、該ホルダ挿入空間Kの、前記吸殻Cが挿入される挿入先端部Sの下面が吸殻落下孔22となる筒状の吸殻処理部14とで構成され、
前記挿入先端部Sの内径は、挿入側が吸殻Cよりも大径で、先端側に向かうにしたがって前記吸殻Cよりも小径となるように縮径するように形成され、
前記挿入先端部Sは、軸方向に延びる複数本のスリット48によって、挿入された吸殻Cを挟持する挟持部16を構成する複数の挟持片16dに分割されており、
前記挿入先端部Sに前記吸殻Cを挿入したとき、各挟持片16dが撓んで前記吸殻Cを挟持する力が、前記ホルダHの吸殻保持力よりも大きな力となるように設定されていることを特徴とする自動車用灰皿10である。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明において、吸殻処理部14に挟持されている吸殻Cを容器本体12内に廃棄できるようにしたもので、
容器本体12の開口部に蓋体20が開閉自在に設けられており、前記蓋体20には、閉蓋時において、吸殻Cを吸殻処理部14の吸殻落下孔22から下に押し出す吸殻落とし棒20fが設けられていることを特徴とする。
これらの発明において、加熱式煙草のホルダを片手で持ち、吸殻(吸い終えたカートリッジ)をホルダ挿入空間の挿入先端部に差し込むと、挟持部の弾発力に抗して挿入先端部の押圧面から挟持部が離間する方向に移動し、該押圧面と挟持部との間に加熱式煙草の吸殻がスムーズに挿入される(又は各挟持片が撓み、各挟持片の間に加熱式煙草の吸殻がスムーズに挿入される)。
このとき、挟持部はその弾発力によって、ホルダ挿入空間の挿入先端部に挿入された吸殻を押圧面とで(又は複数の挟持片で)、ホルダの吸殻保持力よりも大きな力で押圧挟持するので、押圧面と挟持部との間に挿入された(又は挟持片の間に挿入された)吸殻はしっかりと挟持され、この状態でホルダを手前に引っぱると、吸殻が挟持されたままで残り、ホルダだけを引き抜くことができる。
蓋体に押下部材(図1)が設けられている場合は、閉蓋動作を行うことで、上記押圧面と挟持部とで挟持されている吸殻を容器本体内に廃棄することができる。すなわち、蓋体を閉じると、天井面から垂設されている押下部材が挟持部の当接部に当接してこれを下方に押し下げる。これにより、上記吸殻の挟持が開放され、両部材に挟持されていた吸殻は閉蓋と同時に自重で吸殻落下孔から容器本体内に落下することになる。
一方、蓋体に吸殻落とし棒(図7、図8)が設けられている場合は、閉蓋動作を行うことで、同様に挟持されている吸殻が吸殻落とし棒により押し出され、吸殻が容器本体内に落下する。
このように本発明によれば、ホルダからの吸殻の抜き取りから廃棄までの一連の作業を片手で行うことができるので、運転中であっても吸殻を捨てることができる。しかも、これらの作業を行うにあたって吸殻に直接手を触れることがないので、火傷をしたり指にタール臭が付着するようなこともない。
この発明に係る第1実施例の自動車用灰皿を示す斜視図である。 自動車用灰皿の分解斜視図である。 使用方法を示す縦断面図である。 ホルダ挿入空間に加熱式煙草の吸殻を挿入した状態を示す縦断面図である。 ホルダを抜き取った状態を示す縦断面図である。 蓋体を閉じた状態を示す縦断面図である。 第2実施例の自動車用灰皿を示す縦断面図である。 第3実施例の自動車用灰皿を示す縦断面図である。
以下、本発明を図面に従って説明する。図1は、本発明にかかる第1実施例の自動車用灰皿10を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図である。これらの図が示すように、本発明の自動車用灰皿10は、容器本体12、吸殻処理部14と挟持部16とが設けられているフレーム18および蓋体20により大略構成されている。
容器本体12は、吸い終えた加熱式煙草のカートリッジ(以下、「吸殻」という)Cを収容する上面が開口した有底筒状のもので、その材質としては、例えば、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂といった汎用の合成樹脂、或いはガラス繊維が添加されたポリエチレンテレフタレートといった難燃性樹脂などが採用される。
本実施例では、容器本体12が、筒状の胴体12aと底蓋12bとの2部材にて構成されており、胴体12aの底部に形成されている係止溝12cに底蓋12bの係止爪12dを係止させることによって胴体12aと底蓋12bとが一体化され、容器本体12が構成されるようになっている。したがって、底蓋12bを回転させて係止溝12cと係止爪12dとの係合状態を解除することにより、胴体12aから底蓋12bを取り外すことができ、容器本体12内に溜まった吸殻Cを容器本体12の底から簡単に捨てることができる。
容器本体12を構成している胴体12aの開口縁部は、その背側部分(蓋体20が取り付けられる側)が大きく切り欠かれており、この切欠部12eに後述するフレーム18のヒンジ部18aが嵌り込んでいる。容器本体12の上面の開口部には、フレーム18が取着されている。
フレーム18は、ヒンジ部18aと、ヒンジ部18aから前方に向けて延設されたリング状部18bと、中蓋18c、及び中蓋18cの下面に取り付けられた挟持部16、並びにその付属品とで構成される。容器本体12にフレーム18が取着された状態では、フレーム18のヒンジ部18aが上述容器本体12の切欠部12eに嵌り込み、リング状部18bが容器本体12の開口部に嵌り込んでいる。
リング状部18bの前面側には、容器本体12の開口部の前半を覆う中蓋18cが架設されており、背部側は開口している。この背部側の開口が吸殻落下孔22であり、後述する挟持部16が出没できるようになっている。
中蓋18cは、前面側から背方に向かうにしたがってやや下向きに傾斜しており、その中央部分には、前後方向に延びるガイドとなる溝(これをガイド溝18dとする。)が凹設されている。このガイド溝18dは円筒を縦方向に半割にした形状で、ホルダHの外面に沿う凹湾曲面となっている。ガイド溝18dの脇には、吸殻Cを容器本体12内に投入するための吸殻投入孔18eが形成されている。
リング状部18bの前端部分は下向きに折れ曲がった平坦面になっており、この下向きの平坦面が蓋係止部材取付部18fである。蓋係止部材取付部18fには、軸受突起18gが設けられており、この軸受突起18gに蓋係止部材24が起倒可能に軸支されている。
フレーム18のヒンジ部18aの前面から前方に向けてやや上向き傾斜するように上向き傾斜部26が突設されている。この上向き傾斜部26のヒンジ部18a側の矩形升形の部分が吸殻Cの押圧部分となる吸殻押圧部26aで、先端側がホルダ保持部26bである。
吸殻押圧部26aの下面は、後述するように挿入された吸殻Cが押圧される部分(吸殻押圧面26c)で、その下面は平坦面となっており、後述する挟持部16の吸殻挟持板16aと協働して吸殻Cを挟持できるようになっている。そして、吸殻押圧部26aの下方には、上述した吸殻落下孔22が容器本体12の底に向けて開口している。
ホルダ保持部26bは、挿入されたホルダHの挿入端の上面を覆うと共にこの部分を支える部分で、その下面が加熱式煙草のホルダHの外面に沿う凹湾曲面となっている。そして上述した中蓋18cのガイド溝18dと同じ直線上にあり、協働してホルダHに保持されている吸殻Cを吸殻処理部14のホルダ挿入空間Kへと案内するガイドとして機能する。
上向き傾斜部26の傾斜角度は、中蓋18cの傾斜角度に合わせて平行に設定されており、ホルダ保持部26bと、中蓋18cのガイド溝18dとの間の間隔xは、加熱式煙草のホルダHの直径Xよりもやや大きめに設定されている(図3参照)。
ここで、ホルダ挿入空間Kは、上向き傾斜部26(吸殻押圧部26aとホルダ保持部26b)と、ガイド溝18dとで囲まれる空間である。吸殻Cを保持しているホルダHがこのホルダ挿入空間Kに挿入される。
ホルダ挿入空間Kの挿入先端部Sは、吸殻押圧部26aと挟持部16の吸殻挟持板16aとの間の空間である。挿入先端部Sを含むホルダ挿入空間Kを図中、薄墨領域で示す。
このホルダ挿入空間Kの挿入先端部Sに吸殻Cが差し込まれる。そして、吸殻処理部14は、ホルダ挿入空間Kを構成する上向き傾斜部26(吸殻押圧部26aとホルダ保持部26b)と、ガイド溝18d及び挟持部16とで構成される。
挟持部16は、吸殻挟持板16aと、吸殻挟持板16aの左右両側から上方に向けて立設された左右一対の押下板16bと、支持軸16cとを有する。
吸殻挟持板16aは、吸殻処理部14のホルダ挿入空間Kの挿入先端部Sに挿入された吸殻Cを吸殻押圧部26aと協働して挟持固定するためのもので、その幅は、吸殻押圧部26aよりも幅広に設定されており、この吸殻押圧部26aよりも両横外方に張り出した部分に押下板16bが立設されている。押下板16bには、後述する蓋体20に設けられた押下部材20eが当接する。
吸殻挟持板16aの前端部には、支持軸16cが該前端に対して水平且つガイド溝18dに直角に設けられている。支持軸16cの両端は、中蓋18cの底面と、この底面に取り付けられる固定部材28とで挟まれてその位置が固定されている。これにより、挟持部16が支持軸16cを中心としてフレーム18に対して起倒可能に取り付けられることになる。
挟持部16の支持軸16cには、弾発バネ30(本実施例では、トーションバネが用いられている)が装着されている。弾発バネ30は、挟持部16と固定部材28との間にて撓まされた状態で取り付けられており、弾発バネ30の弾発力によって挟持部16が吸殻押圧部26a側に向けて常時押圧付勢されている。弾発バネ30の弾発力は、ホルダHの吸殻保持力よりも大きな力となるように設定されている。
挟持部16が弾発バネ30の弾発力によって吸殻押圧部26a側に向けて常時押圧付勢されている状態において、挟持部16の吸殻挟持板16aは、図3に示すように、その先端(容器本体12の背方)に向かうにしたがって吸殻押圧部26aと近接するよう、吸殻押圧部26aに対して傾斜した状態で配置されており、吸殻挟持板16aの先端と吸殻処理部14の吸殻押圧部26aとの隙間yは、吸殻Cの直径Yよりも小さく(狭く)なるように設定されている。また、左右一対の押下板16bは、その上部がリング状部18bの吸殻落下孔22から上方に突出しており、この突出部分が吸殻処理部14の両脇に位置している。
蓋体20は、円盤状の蓋体本体20aと、蓋体本体20aの周縁部から下方に垂設されて容器本体12の上端縁に当接されるスカート部20bとを有し、その背方に設けられた回動軸20cが、フレーム18のヒンジ部18aに起倒可能にヒンジ固定されている。
蓋体本体20aの上面前端部には、爪状に突出した係止部20dが形成されており、この係止部20dに上述した蓋係止部材24が係止できるようになっている。
蓋体20における蓋体本体20aの天井面からは、左右一対の押下部材20eが所定間隔を隔てて垂設されている。各押下部材20eは、挟持部16の当接部として機能する左右一対の押下板16bとそれぞれ当接してこれを押下げることができるようその長さと位置が適宜設定されている。
以上のように構成された自動車用灰皿10を用いて加熱式煙草の吸殻Cを容器本体12内に捨てる際は、まず、ホルダHから吸殻Cを抜き取ることができるよう、ホルダHのロックを解除する(加熱式煙草は、喫煙中、ホルダHからカートリッジが不所望に脱落することがないよう、ホルダH側でカートリッジをロックできるようになっている)。
そして、図3に示すように片手でホルダHを持ち、ホルダHの外側面の下面をフレーム18のガイド溝18dに、ホルダHの外側面の上面をホルダ保持部26bに沿わせつつホルダ挿入空間Kに押し込むことでホルダHがガイドされ、吸殻押圧部26aと挟持部16との間の隙間yに対して吸殻Cを真っ直ぐ挿入することができる。
ホルダHに保持されている吸殻Cをホルダ挿入空間Kの挿入先端部Sに挿入していくと、吸殻Cの先端が挟持部16の吸殻挟持板16aに当接する。そのまま奥へ押し込むと、吸殻Cを押し込む力が弾発バネ30の弾発力に打ち勝ち、挟持部16が支持軸16cを軸として回転して押し下げられ、これにより、吸殻Cは挟持部16のさらに奥へと押し込まれる(図4参照)。挿入されたホルダHは、吸殻押圧部26aの前端に接触して止まる。
ここで、挟持部16は、弾発バネ30の弾発力によって吸殻押圧部26a側に常時押圧付勢されているので、吸殻押圧部26aと挟持部16の吸殻挟持板16aの先端との間に挿入された吸殻Cは、上記弾発力にて両者でしっかりと挟持されることになる(図4参照)。
そして、この状態でホルダHを手前にゆっくり引っ張ると、吸殻Cは、吸殻押圧部26aと挟持部16との二部材により、ホルダHによる吸殻C保持力よりも強い力で挟持されていること、吸殻挟持板16aが吸殻押圧部26aの吸殻押圧面26cに対して傾斜しており、吸殻Cを引き抜こうとすると吸殻挟持板16aの先端が吸殻Cに楔のように食い込む力が作用することとも相俟って、吸殻Cはその場に留まり、ホルダHだけを引き抜くことができる。このとき、ホルダHをガイド溝18dとホルダ保持部26bとに沿わせつつ引き抜くことでホルダHを吸殻Cに対して真っ直ぐに引き抜くことができる。
吸殻押圧部26aと挟持部16との間に挟持されている吸殻C(図5参照)は、蓋体20を閉じることにより、容器本体12内へと廃棄することができる。すなわち、蓋体20を閉じると、蓋体本体20aの天井面から垂設されている押下部材20eの下端が挟持部16の当接部である押下板16bと当接する。
上述したように、挟持部16は弾発バネ30の弾発力による上向きの力が常時加わっているが、この弾発力に抗して蓋体20を下方へ押し下げると、挟持部16が支持軸16cを回動軸として回転し、吸殻押圧部26aと挟持部16の吸殻挟持板16aとの間の間隔が広がり、挟持部16が吸殻Cより離れる。そして、吸殻Cの自重により吸殻Cが挟持部16から脱落して容器本体12内へと収容される(図6参照)。
このように、本実施例の自動車用灰皿10によれば、ホルダHからの吸殻Cの抜き取りから廃棄までの一連の作業を片手で行うことができるので、両手を自由に使用することができない運転時であってもタバコを吸うことができる。しかも、上記一連の作業は、吸殻Cに手を触れることなく行うことができるので、火傷をしたり、手にたばこの匂いが付着するようなこともない。
なお、図4の矢印で示す円形内の図面は、上向き傾斜部26の他の例で、ホルダ保持部26bがない場合である。加熱式タバコのホルダHは、種類によって様々な太さがあるが、場合によってはホルダHの太さXがガイド溝18dとホルダ保持部26bの間の間隔xより大きい場合がある。そのような場合に備えて、ホルダ保持部26bをなくし、上向き傾斜部26を吸殻押圧部26aだけで構成することになる。この場合、ホルダ挿入空間Kは、ガイド溝18dと吸殻押圧部26aの間の空間を指すことになる。
次に、図7に示す第2実施例の自動車用灰皿10について説明する。この自動車用灰皿10は、吸殻処理部14の変形例で、容器本体12、吸殻処理部14および蓋体20により大略構成されている。
吸殻処理部14は、段付きの筒状の部材で、ホルダHのガイドとなる大径のホルダ挿入部40aとホルダ挿入部40aの下端部から延設され、吸殻Cが挿入される小径の吸殻挿入部40bとで構成され、板状の取付部材42を介して容器本体12の内側面に取付けられている。そして、吸殻処理部14の内側がホルダ挿入空間Kであり、吸殻挿入部40bの内側が挿入先端部Sである。
ホルダ挿入部40aは、その内径がホルダHの外径よりもやや大きめに設定されており、ホルダ挿入部40aと吸殻挿入部40bとの境界の段状部分がホルダHとの当接部となっている。なお、ホルダ挿入部40aは、ホルダHに保持されている吸殻Cを吸殻処理部14へと案内するガイドとして機能する。
吸殻挿入部40bは、その内径が吸殻Cの外径よりもやや大きめに設定されており、その側面には、切り欠きが形成されている。この段付き筒状の吸殻処理部14の切り欠きを除く部分が本体部分14aである。そして、この切り欠きと吸殻挿入部40bの下面開口とで吸殻落下孔22を構成する。
この切り欠きには、吸殻挿入部40bの円筒縦半割れ状の切取り部分に相当する部材が嵌め込まれている。この嵌め込まれている部分が挟持部16である。そして、この挟持部16は、吸殻落下孔22の上端に蝶番44で取り付けられている。これにより挟持部16の下端は、吸殻挿入部40bの内側空間である挿入先端部Sに出没する。
そして、この挟持部16が容器本体12に取付けられた弾発バネ46の弾発力を受けて吸殻挿入部40b側に向けて押圧付勢されている。挟持部16の下端は、挿入先端部Sに入り込んだ状態では、吸殻挿入部40bの出口開口が吸殻Cの外径よりもやや小さめに設定されている。
蓋体20は、容器本体12に回動軸20cを介して開閉可能に取付けられており、その天井面に吸殻落とし棒20fが取付けられている。吸殻落とし棒20fは、その外径が吸殻Cと略等しく或いはやや小さく設定されており、蓋体20を閉じたときに吸殻落とし棒20fが吸殻処理部14に挿入できるよう、その取付位置や長さが適宜設定されている。
このような自動車用灰皿10を使用する際は、蓋体20を開き、第1実施例と同様、ホルダHのロックを解除した状態でホルダHを片手で持ち、吸殻Cを先にして吸殻処理部14に挿入する。ホルダHをホルダ挿入部40aに挿入することでホルダHがガイドされ、吸殻Cを吸殻挿入部40bに対して真っ直ぐ挿入することができる。
吸殻Cを吸殻挿入部40b内に挿入していくと、吸殻Cが吸殻挿入部40bの挿入先端部Sに挿入され、ホルダHの先端が当接部に当接したところで挿入操作が終了する。吸殻Cの挿入先端部Sへの挿入が完了すると、吸殻処理部14からホルダHを引き抜く。
このとき、吸殻Cには、吸殻挿入部40bの内面(第1実施例の吸殻押圧面26cに相当)と挟持部16とによる挟持力と、ホルダHの引き抜きによる吸殻保持力とが作用するが、吸殻挿入部40bの内面と挟持部16とによる挟持力が、ホルダHによる吸殻保持力より大きく設定されているため、吸殻Cが吸殻挿入部40bに留まり、ホルダHだけを抜き取ることができる。
吸殻挿入部40bと挟持部16とで挟持されている吸殻Cは、蓋体20を閉じることにより容器本体12内に廃棄することができる。すなわち、吸殻処理部14の挿入先端部Sに吸殻Cが挟持されている状態で蓋体20を閉じて行くと、蓋体20の天井面から垂設されている吸殻落とし棒20fが吸殻Cと当接する。さらにこれを奥へと押し込むと、吸殻落とし棒20fが吸殻Cを吸殻挿入部40bの吸殻落下孔22から押し出し、吸殻Cが容器本体12内に廃棄される。このように、本実施例においても上述第1実施例と同様の作用効果を奏することができる。
図8に示す第3実施例の自動車用灰皿10は、吸殻処理部14のさらに他の変形例で、容器本体12、吸殻処理部14および蓋体20により大略構成されている。なお、本実施例は、吸殻処理部14の構造が上述第2実施例と異なる以外は共通するので、異なる部分である吸殻処理部14についてのみ説明し、他の構成については上述の記載を援用する。
吸殻処理部14は、第2実施例と同様、段付きの筒状の部材で、大径のホルダ挿入部40aとホルダ挿入部40aの下端部から延設された小径の吸殻挿入部40bとで構成され、板状の取付部材42を介して容器本体12の内側面に取付けられている。そして、吸殻処理部14の内側がホルダ挿入空間Kであり、吸殻挿入部40bの内側が挿入先端部Sである。吸殻挿入部40bの内面は、挿入側が吸殻Cよりも大径で、先端部分が吸殻Cよりも小径となるような先細りのテーパ状となっている。
吸殻挿入部40bの先端部分には、軸方向に沿って伸びる複数(本実施例では4本)のスリット48が形成されており、これにより吸殻挿入部40bが挟持部16で、複数(本実施例では4つ)の挟持片16dに分割されることになる。
このような自動車用灰皿10を使用する際には、上述実施例と同様、蓋体20を開き、ホルダHのロックを解除した状態でホルダHを片手で持ち、吸殻Cを先にして吸殻処理部14のホルダ挿入空間Kに挿入する。
ホルダHに保持されている吸殻Cを吸殻処理部14内のホルダ挿入空間Kに挿入していくと、吸殻Cが吸殻挿入部40bの縮径部分と当接するが、力を加えてさらに奥へと押し込むと、吸殻挿入部40b先端の各挟持片16dが撓んで外方へと押し広げられ、これにより、吸殻Cがさらに奥へと押し込まれる。
ここで、吸殻挿入部40bに設けられた挟持片16dは、吸殻Cの挿入によって撓んで外方へと押し広げられるが、この外方に撓んだ挟持片16dの復元力が、吸殻Cの挟持力となって吸殻Cに作用する。
そして、ホルダHの先端が当接部に当接したところで挿入操作が終了する。吸殻Cの吸殻挿入部40bへの挿入操作が完了すると、吸殻処理部14からホルダHを引き抜く。このとき、吸殻Cには、吸殻挿入部40bの挟持片16dによる挟持力と、引き抜かれるホルダHによる吸殻保持力とが作用するが、挟持片16dによる挟持力の方が、ホルダHによる吸殻保持力より大きく設定されているため、吸殻Cを引き抜いたときに挟持片16dの先端が吸殻Cの外側面に楔のように食い込んで吸殻Cが抜けないという効果とも相俟って吸殻Cが吸殻処理部14(吸殻挿入部40b)内に留まり、ホルダHだけを抜き取ることができる。
なお、吸殻挿入部40bの挟持部16の挟持片16dに挟持されている吸殻Cは、上述実施例同様、蓋体20を閉じることにより容器本体12内へと廃棄することができる。
10:自動車用灰皿、12:容器本体、12a:胴体、12b:底蓋、12c:係止溝、12d:係止爪、12e:切欠部、14:吸殻処理部、14a:本体部分、16:挟持部、16a:吸殻挟持板、16b:押下板、16c:支持軸、16d:挟持片、18:フレーム、18a:ヒンジ部、18b:リング状部、18c:中蓋、18d:ガイド溝、18e:吸殻投入孔、18f:蓋係止部材取付部、18g:軸受突起、20:蓋体、20a:蓋体本体、20b:スカート部、20c:回動軸、20d:係止部、20e:押下部材、20f:吸殻落とし棒、22:吸殻落下孔、24:蓋係止部材、26:上向き傾斜部、26a:吸殻押圧部、26b:ホルダ保持部、26c:吸殻押圧面、28:固定部材、30:弾発バネ、40a:ホルダ挿入部、40b:吸殻挿入部、42:取付部材、44:蝶番、46:弾発バネ、48:スリット、C:吸殻(吸い終えた加熱式煙草のカートリッジ)、H:加熱式煙草のホルダ、K:ホルダ挿入空間、S:挿入先端部


Claims (5)

  1. 加熱式煙草の吸殻が収納される容器本体と、
    前記容器本体の開口部に設けられ、吸殻を保持している加熱式煙草のホルダが挿入されるホルダ挿入空間を有し、該ホルダ挿入空間の、吸殻が挿入される挿入先端部の下面に吸殻落下孔が設けられた吸殻処理部と、
    前記挿入先端部に対して出没自在に設けられ、前記挿入先端部の内側方向に弾発付勢され、前記挿入先端部に挿入された吸殻を、ホルダの吸殻保持力より大きな力で、前記吸殻落下孔に対応する前記吸殻処理部の吸殻押圧面に押圧挟持する挟持部とで構成されたことを特徴とする自動車用灰皿。
  2. 前記容器本体の開口部に蓋体が開閉自在に設けられており、
    前記蓋体には、閉蓋時において、前記挟持部を前記吸殻処理部の前記吸殻押圧面から離間する方向に移動させる押下部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用灰皿。
  3. 加熱式煙草の吸殻が収納される容器本体と、
    前記容器本体の開口部に設けられ、吸殻を保持している加熱式煙草のホルダが挿入されるホルダ挿入空間を有し、該ホルダ挿入空間の、吸殻が挿入される挿入先端部の側面が切欠されて吸殻落下孔が形成された本体部分と、
    その下端が前記挿入先端部に対して出没するように、該吸殻落下孔の上端に蝶着された挟持部とで構成され、
    前記挟持部は、前記挿入先端部の内側方向に弾発付勢され、前記挿入先端部に挿入された吸殻が前記ホルダの吸殻保持力より大きな力で、前記吸殻落下孔に対応する吸殻処理部の吸殻押圧面に押圧挟持するようになっていることを特徴とする自動車用灰皿。
  4. 加熱式煙草の吸殻が収納される容器本体と、
    前記容器本体の開口部に設けられ、吸殻を保持している加熱式煙草のホルダが挿入されるホルダ挿入空間を有し、該ホルダ挿入空間の、吸殻が挿入される挿入先端部の下面が吸殻落下孔となる筒状の吸殻処理部とで構成され、
    前記挿入先端部の内径は、挿入側が吸殻よりも大径で、先端側に向かうにしたがって前記吸殻よりも小径となるように縮径するように形成され、
    前記挿入先端部は、軸方向に延びる複数本のスリットによって、挿入された吸殻を挟持する挟持部を構成する複数の挟持片に分割されており、
    前記挿入先端部に吸殻を挿入したとき、各挟持片が撓んで前記吸殻を挟持する力が、前記ホルダの吸殻保持力よりも大きな力となるように設定されていることを特徴とする自動車用灰皿。
  5. 前記容器本体の開口部に蓋体が開閉自在に設けられており、
    前記蓋体には、閉蓋時において、吸殻を前記吸殻処理部の前記吸殻落下孔から下に押し出す吸殻落とし棒が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の自動車用灰皿。


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