JP2020082147A - 管材の溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】枝管の取り付け寸法を精度良く維持しつつ、溶接部のクリープ強度を向上させることができる管材の溶接方法を提供する。【解決手段】高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならし処理した後(ステップS1)、母管と枝管の開先加工を実施(ステップS2)してから、母管と枝管を300℃以上の温度に予熱処理したまま(ステップS3)、母管と枝管を溶接する(ステップS4)。そして、溶接後に母管と枝管を200℃以上に維持したまま熱処理炉まで搬送し(ステップS5)、当該熱処理炉で母管と枝管を730〜780℃の温度で焼戻しする(ステップS6)。【選択図】図3

Description

本発明は、ボイラ装置における熱交換器の管寄のように、母管に多数の枝管を溶接して接合する管材の溶接方法に係り、特に、高温強度の高い高クロム鋼からなる管材の溶接方法に関する。
一般的にボイラ装置では、火炉天井壁の上部に設けられたペントハウス内に管寄やマニホールドを収納し、天井部よりも下方の火炉内に熱交換器(過熱器や再過熱器)を構成する伝熱管を吊り下げる構成となっている。
近年、特に大容量の発電用ボイラ装置においては、発電効率向上のために蒸気条件が高温高圧化しつつあり、それに伴って伝熱管や管寄などの管材として、高温強度の高い高クロム鋼が使用されている。高クロム鋼は、鋼材中のクロムの含有量が重量%で9〜12%のフェライト鋼材であり、1050℃前後の焼ならし及び780℃前後の焼戻し処理を行うことにより、焼戻しマルテンサイト組織あるいは焼戻しベイナイト組織として高温強度を高めることができる。
高クロム鋼を用いて管寄を構成するには、母管に多数の伝熱管を枝管として溶接する必要がある。ただし、高クロム鋼は溶接時の熱によって母材の金属組織が変化するため、クリープ強度の低い熱影響部が形成されてしまい、この熱影響部が溶接部の弱点部位となってしまう。
このような熱影響部のクリープ強度の低下を抑制する従来技術として、特許文献1に開示されているように、高クロム鋼からなる母管と短管を高クロム鋼と同一組成の溶接材料を用いて溶接した後、高クロム鋼の焼ならし及び焼戻し処理を行い、その後に、短管の先端にフェライト系又はオーステナイト系耐熱鋼の枝管を溶接し、当該溶接部に対しては焼ならし及び焼戻し処理を行わないという溶接方法が知られている。
特許文献1に記載された管材の溶接方法では、高クロム鋼からなる短管を高クロム鋼と同一組成の溶接材料を用いて母管に溶接した後、1040℃以上で焼ならし後に730〜780℃で焼戻しの熱処理を行うことにより、熱影響部の金属組織を母材と同等のものにしてクリープ強度を改善させている。また、短管と枝管との溶接部に対しては焼ならし及び焼戻し処理を行わないため、当該溶接部の強度低下を回復させることはできないが、過大な曲げ荷重の作用する可能性があるのは短管と母管の溶接部であるため、短管と枝管の溶接部での強度低下が問題とならないようにしている。
特許第4015780号公報
特許文献1に記載された技術は、高クロム鋼からなる母管と短管を溶接した後、焼ならし及び焼戻し処理を行ってクリープ強度を改善させ、その後に短管の先端に枝管を溶接するようにしているため、母管と枝管を接続する短管が必要となり、これら短管と枝管の溶接工程を含めた全体の作業工程が煩雑になるという課題がある。
そこで、短管を省略して高クロム鋼からなる枝管を母管に直接溶接し、溶接後に1040℃以上で焼ならし後に730〜780℃で焼戻しの熱処理を行うことにより、溶接によって低下したクリープ強度を回復させることが考えられる。しかし、母管に多数の枝管を溶接する構造では、焼ならし温度下(1040℃以上)で高クロム鋼の強度が低いため、枝管が自重により曲がってしまい、枝管の取り付け寸法が狂うという問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、枝管の取り付け寸法を精度良く維持しつつ、溶接部のクリープ強度を向上させることができる管材の溶接方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明による管材の溶接方法は、高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならしのみを実施した後、前記母管と前記枝管に対して300℃以上の温度で予熱処理を施してから両者間を溶接し、次いで、低温割れ抑止処理を実施した後、前記母管と前記枝管を730〜780℃の温度で焼戻しすることを特徴とする。
本発明による管材の溶接方法によれば、枝管の取り付け寸法を精度良く維持しつつ、溶接部のクリープ強度を向上させることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下に記載する実施形態の説明により明らかにされる。
ボイラ装置の全体構成図である。 本発明が適用される母管と枝管の溶接構造を示す説明図である。 第1の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図である。 第1の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。 第2の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図である。 第2の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。 第3の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図である。 第3の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。 第4の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図である。 第4の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。 第4の実施形態が適用される母管と枝管の溶接構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図10を参照しつつ説明する。
図1はボイラ装置の全体構成図であり、このボイラ装置は、燃料を燃焼する火炉1と、火炉1内で発生した燃焼ガスの流路である燃焼ガス通路2と、火炉1及び燃焼ガス通路2の天井部に設けられたペントハウス3と、を備えている。火炉1の上部に連設された燃焼ガス通路2内には、燃焼ガスの熱を回収するための熱交換器として、一次過熱器4、二次過熱器5、三次過熱器6、四次過熱器7、一次再熱器8、二次再熱器9、節炭器(図示せず)が設けられており、火炉1内で発生した燃焼ガスと熱交換器を流れるボイラ給水との間で熱交換が行われる。給水ポンプから熱交換器に供給されたボイラ給水は、節炭器で予熱された後、火炉壁の水管に供給される間に加熱されて飽和蒸気となる。
火炉1で加熱された過熱蒸気は、一次過熱器4の入口側に導入された後、一次過熱器4である程度過熱されて二次過熱器5に導入される。二次過熱器5に導入された過熱蒸気は、二次過熱器5と三次過熱器6でさらに過熱されて最終の四次過熱器7に導入され、四次過熱器7で所定温度まで昇温された後、四次過熱器7の出口側から排出されて不図示の高圧タービンに供給される。そして、四次過熱器7を出た過熱蒸気により高圧タービンが回転駆動され、高圧タービンで仕事をした蒸気は一次再熱器8の入口側に導入される。高圧タービンから一次再熱器8に導入された蒸気は、一次再熱器8で過熱されてから二次再熱器9に導入され、二次再熱器9で所定温度まで昇温された後、二次再熱器9の出口側から排出されて不図示の低圧タービンに供給される。
このように構成されたボイラ装置において、火炉1及び燃焼ガス通路2の天井部10は、複数の伝熱管と伝熱管相互を交互に接続することにより製作されている。そして、天井部10の上部に設けられたペントハウス3内に、吊下げ型の熱交換器である過熱器4,5,6,7や再熱器8,9を構成する伝熱管群の上部と、これら伝熱管群に溶接により接続された管寄及びマニホールドが配置されている。管寄はマニホールドの軸線方向に所定間隔を存して複数設置されており、各管寄から伝熱管群が吊り下げられている。
上記のボイラ装置は、蒸気温度が600℃級の超臨界圧のボイラ装置であるため、伝熱管や管寄などの管材として、高温強度の高い高クロム鋼が使用されている。図2はペントハウス3内に設置された管寄と伝熱管の説明図であり、同図に示すように、管寄である母管11に対して多数の伝熱管が枝管12として溶接されている。これら母管11と枝管12は、鋼材中のクロムの含有量が重量%で9〜12%の高クロム鋼からなり、以下に説明する溶接方法を用いて接合されるようになっている。
図3は本発明の第1の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図、図4は第1の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。
図3と図4に示すように、第1の実施形態に係る溶接方法では、まず、高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならしを実施する(ステップS1)。このステップS1では、高クロム鋼に対して焼戻し処理を行わず焼ならしのみを実施するため、クリープ強度を向上させることができる。しかし、焼ならし後の高クロム鋼は、硬くて(硬さ:400HV程度)脆い(吸収エネルギー:15J程度)ため、そのまま溶接すると、溶接後に低温割れが発生してしまう。そこで、焼ならし処理後に、母管と枝管の開先加工を実施した後(ステップS2)、母管と枝管を300℃以上(300〜400℃)の温度に熱する予熱処理を実施し(ステップS3)、母管と枝管を300℃以上に維持した状態で溶接する(ステップS4)。そして、溶接後に母管と枝管を200℃以上に維持したまま熱処理炉まで搬送し(ステップS5)、当該熱処理炉で母管と枝管を730〜780℃の温度で焼戻しする(ステップS6)。
このように第1の実施形態に係る溶接方法では、母管と枝管を1040℃以上で焼ならし処理した後、通常(200〜300℃)よりも高い温度で予熱処理したまま溶接し、溶接後も焼戻し処理まで予熱範囲を200℃以上に維持するようにしたので、低温割れの要因である材料中の水素を低減させて、焼ならし状態でも低温割れを生じさせることなく溶接部を製作することができると共に、溶接後に焼ならしを行わないため枝管の変形を抑制することができ、溶接部のクリープ強度を向上させることができる。すなわち、低温割れは、溶接部が冷却された後に、溶接熱によって生じた引張残留応力と材料中の水素とによって発生するものであり、発生要因の1つである材料中の水素量をステップS3の予熱処理で低減させ、ステップS5で低温割れが発生しにくい温度域(200℃以上)に維持することにより、低温割れが防止されるようになっており、かかるステップS3及びS5の工程が本発明の低温割れ抑止処理に相当する。
なお、以下に説明する第2の実施形態から第4の実施形態においても、溶接前の300℃以上の予熱処理による効果が同様に得られる。
図5は本発明の第2の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図、図6は第2の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。
図5と図6に示すように、第2の実施形態に係る溶接方法では、まず、高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならしのみを実施する(ステップS10)。次に、母管と枝管の開先加工を実施した後(ステップS11)、母管と枝管を300℃以上の温度に熱する予熱処理を実施し(ステップS12)、母管と枝管を300℃以上に予熱した状態で溶接する(ステップS13)。ここまでの工程は第1の実施形態と同じであるが、溶接後に300℃以上で直後熱処理を行った後(ステップS14)、熱処理炉内で母管と枝管を730〜780℃の温度で焼戻しする(ステップS15)。
このように第2の実施形態に係る溶接方法では、溶接後に予熱範囲の温度を維持したまま熱処理炉に搬送することができない場合でも、直後熱により低温割れの要因となる材料中の水素量を低減することができるため、第1の実施形態と同様に、枝管の変形を抑制できると共に、溶接後の低温割れを生じさせることなく、クリープ強度を向上させることができる。なお、第2の実施形態においては、溶接後に300℃以上で直後熱処理を行うというステップS13の工程が本発明の低温割れ抑止処理に相当する。
図7は本発明の第3の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図、図8は第3の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。
図7と図8に示すように、第3の実施形態に係る溶接方法では、まず、高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならしのみを実施する(ステップS20)。次に、母管と枝管の開先加工を実施した後(ステップS21)、母管と枝管を300℃以上の温度に熱する予熱処理を実施し(ステップS22)、母管と枝管を300℃以上に予熱した状態で溶接する(ステップS23)。ここまでの工程は第1の実施形態と同じであるが、溶接後に200℃以上の状態で溶接止端部にピーニング処理を施した後(ステップS24)、熱処理炉内で母管と枝管を730〜780℃の温度で焼戻しする(ステップS25)。なお、ステップS24のピーニング処理としては、ハンマーピーニングや超音波ピーニングが用いられる。
このように第3の実施形態に係る溶接方法では、高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならし処理した後に、通常(200〜300℃)よりも高い温度で予熱処理することで、低温割れの要因である材料中の水素を低減させ、また、溶接後に予熱範囲の温度を維持したまま熱処理炉に搬送することができない場合でも、温度が下がる前に応力集中部である溶接止端部にピーニング処理を施して圧縮応力を付与することで、同じく低温割れの要因である引張残留応力を低減することができるため、第1の実施形態と同様に、枝管の変形を抑制できると共に、溶接後の低温割れを生じさせることなく、クリープ強度を向上させることができる。すなわち、第3の実施形態においては、溶接後に200℃以上の状態で溶接止端部にピーニング処理を施すというステップS23の工程が本発明の低温割れ抑止処理に相当する。
図9は本発明の第4の実施形態に係る溶接方法の作業手順を示す説明図、図10は第4の実施形態の各工程における時間と温度の関係を示す説明図である。また、図11は第4の実施形態が適用される母管と枝管の溶接構造を示す説明図であり、第4の実施形態に係る溶接方法は、既設の管寄(母管)11に取り付けられた枝管12を部分的に新たなものに取り替える場合に適用される。
図9と図10に示すように、第4の実施形態に係る溶接方法では、まず、枝管12の取替え部と同形状の高クロム鋼管を1040℃以上の温度で焼ならしたもの(以下、これを焼ならし管13と呼称する)を用意する(ステップS30)。次に、接合相手の管材と焼ならし管13に開先加工を実施する(ステップS31)。この場合、接合相手の管材は、管寄11と既設の枝管12の両方である。しかる後、焼ならし管13を300℃以上の温度に熱する予熱処理を実施し(ステップS32)、この状態で焼ならし管13の両端を接合相手の管寄11と枝管12にそれぞれ溶接する(ステップS33)。そして、溶接後に200℃以上の状態で両方の溶接止端部にピーニング処理を施した後(ステップS34)、焼ならし管13の両端の溶接部に囲まれた範囲を730〜780℃の温度で焼戻しする(ステップS35)。なお、焼ならし管13の接合相手である管寄11と枝管12は、焼ならし管13と同一材または異種材のいずれでも良い。
このように第4の実施形態に係る溶接方法では、1040℃以上で焼ならし処理した焼ならし管を通常(200〜300℃)よりも高い温度で予熱処理することで、低温割れの要因である材料中の水素を低減させ、溶接後に応力集中部となる焼ならし管の溶接止端部にピーニング処理を施して圧縮応力を付与することで、同じく低温割れの要因である引張残留応力を低減させることができる。これにより、焼ならし管のような部分的な溶接部に対しても、溶接後の低温割れを生じさせることなく、クリープ強度を向上させることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 火炉
2 燃焼ガス通路
3 ペントハウス
4 一次過熱器
5 二次過熱器
6 三次過熱器
7 四次過熱器
8 一次再熱器
9 二次再熱器
10 天井部
11 母管(管寄)
12 枝管(伝熱管)
13 焼ならし管

Claims (5)

  1. 高クロム鋼からなる母管と枝管を1040℃以上の温度で焼ならしのみを実施した後、前記母管と前記枝管に対して300℃以上の温度で予熱処理を施してから両者間を溶接し、次いで、低温割れ抑止処理を実施した後、前記母管と前記枝管を730〜780℃の温度で焼戻しすることを特徴とする管材の溶接方法。
  2. 請求項1に記載の管材の溶接方法において、
    前記低温割れ抑止処理は、溶接後の前記母管と前記枝管を熱処理炉まで200℃以上に維持する予熱処理であることを特徴とする管材の溶接方法。
  3. 請求項1に記載の管材の溶接方法において、
    前記低温割れ抑止処理は、溶接後の前記母管と前記枝管を300℃以上の温度で直後熱処理する処理であることを特徴とする管材の溶接方法。
  4. 請求項1に記載の管材の溶接方法において、
    前記低温割れ抑止処理は、溶接後の前記母管と前記枝管を200℃以上に維持したまま溶接部位にピーニング処理を施す処理であることを特徴とする管材の溶接方法。
  5. 高クロム鋼製の管材を1040℃以上の温度で焼ならし処理して焼ならし管を形成した後、前記焼ならし管と接合相手の管材に対して300℃以上の温度で予熱処理を施してから両者間を溶接し、次いで、予熱範囲を200℃以上に維持したまま溶接部位にピーニング処理を施した後、前記溶接部位に囲まれた範囲を730〜780℃の温度で焼戻しすることを特徴とする管材の溶接方法。
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