JP2020081658A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】役抽選の抽選確率を異ならせることなく、リール制御により内部中状態毎に入賞する役を異ならせることで、遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機に関するものである。【解決手段】内部中状態は複数設けられ、内部中状態におけるグループ毎の役抽選の当選確率は、複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、複数の内部中状態のうち同じ内部中状態におけるグループ毎の役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、各内部中状態では、内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの重複当選態様が当選した場合は、ストップスイッチの操作態様にかかわらず重複当選態様に含まれる特定役が入賞可能とし、各内部中状態でストップスイッチの操作態様にかかわらず特定役が入賞可能となる重複当選態様を有するグループが異なるように設定されていることを特徴とする。【選択図】図11

Description

この発明は、遊技機に関するものである。
従来、ボーナス移行役に当選した情報を持ち越している内部中状態を複数備え、各内部中状態で、役抽選の抽選確率を異ならせることで、入賞させる役を異ならせる遊技機が知られている(特許文献1の図10参照)。
特開2016−54904号公報
しかし、役抽選の1つの設定値に対し遊技性は1つであり、遊技者に払い出される遊技用価値の数、いわゆるベースに変化がないという問題点があった。
そこで、本発明は、役抽選の抽選確率を異ならせることなく、リール制御により内部中状態毎に入賞する役を異ならせることで、遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
本発明に係る遊技機(10)は、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール(62)と、 遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ(40)と、前記複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ(50)と、前記スタートスイッチ(40)が操作されたことに基づいて、複数の特別役、複数の特定役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段(210)と、前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越している内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときに特別状態に移行させる遊技状態制御手段(250)と、前記役抽選手段(210)による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチ(50)の操作とに基づいて、前記複数の回転リール(62)の回転を停止させるリール制御手段(220)と、を備え、前記内部中状態は、前記複数の特別遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、前記特定役は、前記ストップスイッチ(50)が予め定められた操作態様で操作された場合に入賞する役であり、前記内部中状態における前記役抽選では、前記複数の特定役と他の役とが重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、前記複数の重複当選態様は、予め定められた複数のグループに属するように区分けされ、前記内部中状態における前記グループ毎の前記役抽選の当選確率は、前記複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数の内部中状態のうち同じ内部中状態における前記グループ毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、前記複数のグループは、前記内部中状態の数以上設けられ、前記リール制御手段(220)は、各前記内部中状態では、当該内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの前記グループに属する重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる前記特定役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチ(50)の操作態様によって前記重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように制御され、各内部中状態で前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず前記特定役が入賞可能となる前記重複当選態様を有する前記グループが異なるように設定されていることを特徴とする。
ここで、「特定役」は、実施の形態における「入賞_15枚」を含むが、これに限定されない。
「グループ」は、実施の形態における「AT役グループ」を含むが、これに限定されない。
「重複当選態様」は、実施の形態における「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_6」を含むが、これに限定されない。
本発明では、内部中状態毎にストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず入賞する特定役が属する重複当選態様が変わり、最も当選確率の高い重複当選態様に属する特定役が入賞する内部中状態に滞在することが遊技者にとって有利となり、内部中状態毎に遊技者にとっての有利度を変動させることが可能となる。
これにより、役抽選の抽選確率を異ならせることなく、リール制御により内部中状態毎に入賞する役を異ならせることで、遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、役抽選の設定値を異ならせることなく、同じ設定値であってもリール制御により内部中状態によって入賞する役の確率を変えることが可能となる。
また、役抽選の設定値は複数設けられる場合に限定されず、1つであっても良い。
また、本発明に係る遊技機(10)は、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール(62)と、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ(40)と、前記複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ(50)と、前記スタートスイッチ(40)が操作されたことに基づいて、複数の特別役、複数の特定役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段(210)と、前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越している内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときに特別状態に移行させる遊技状態制御手段(250)と、前記役抽選手段(210)による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチ(50)の操作とに基づいて、前記複数の回転リール(62)の回転を停止させるリール制御手段(220)と、を備え、前記内部中状態は、前記複数の特別遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、前記内部中状態における前記役抽選では、少なくとも、前記複数の特定役と当該特定役よりも遊技者に払い出される遊技価値の低い役とが重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、前記内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は、前記複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数の内部中状態のうち同じ内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、前記複数の重複当選態様は、前記内部中状態の数以上設けられ、前記リール制御手段(220)は、各前記内部中状態では、当該内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる前記特定役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず前記特定役よりも遊技者に払い出される遊技価値の低い役が入賞するように制御され、各前記内部中状態で前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず前記特定役が入賞可能となる前記重複当選態様が異なるように設定されていることを特徴とする。
ここで、「特定役」は、実施の形態における「入賞_15枚」を含むが、これに限定されない。
「重複当選態様」は、実施の形態における「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」を含むが、これに限定されない。
本発明では、内部中状態毎に入賞する特定役が属する重複当選態様が変わり、最も当選確率の高い重複当選態様に属する特定役が入賞する内部中状態に滞在することが遊技者にとって有利となり、内部中状態毎に遊技者にとっての有利度を変動させることが可能となる。
これにより、役抽選の抽選確率を異ならせることなく、リール制御により内部中状態毎に入賞する役を異ならせることで、遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、役抽選の設定値を異ならせることなく、同じ設定値であってもリール制御により内部中状態によって入賞する役の確率を変えることが可能となる。
また、役抽選の設定値は複数設けられる場合に限定されず、1つであっても良い。
また、本発明に係る遊技機(10)は、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール(62)と、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ(40)と、前記複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ(50)と、前記スタートスイッチ(40)が操作されたことに基づいて、複数の特別役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段(210)と、前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越している内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときに特別状態に移行させる遊技状態制御手段(250)と、前記役抽選手段(210)による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチ(50)の操作とに基づいて、前記複数の回転リール(62)の回転を停止させるリール制御手段(220)と、通常区間と、当該通常区間より遊技者にとって有利な有利区間とを設定し、当該通常区間において所定条件が成立した場合に当該通常区間より遊技者にとって有利な有利区間に移行させる有利区間制御手段(260)と、を備え、前記内部中状態は、前記複数の特別遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、前記内部中状態における前記役抽選では、複数の役が重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、前記内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は、前記複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数の内部中状態のうち同じ内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、前記複数の重複当選態様は、前記内部中状態の数以上設けられると共に、前記リール制御手段(220)は、各内部中状態では、内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる役のうち、他の役に比べ、前記有利区間に関し有利に働く有利役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記有利役よりも前記有利区間に関し不利に働く不利役が入賞するように制御され、各前記内部中状態で前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記有利役が入賞可能となる前記重複当選態様が異なるように設定されていることを特徴とする。
ここで、「通常区間」は、通常行われる通常状態を含むが、これに限定されない。
「有利区間」は、アシストタイム状態やアシストリプレイタイム状態などを含む状態であるが、これに限定されない。
「重複当選態様」は、実施の形態における「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」を含むが、これに限定されない。
「有利役」は、実施の形態における「チャンスリプレイ高」を含むが、これに限定されない。
「不利役」は、実施の形態における「チャンスリプレイ低」を含むが、これに限定されない。
本発明では、内部中状態毎に入賞する有利役が属する重複当選態様が変わり、最も当選確率の高い重複当選態様に属する有利役が入賞する内部中状態に滞在することが遊技者にとって有利となり、内部中状態毎に遊技者にとっての有利度を変動させることが可能となる。
これにより、有利区間に関し有利に働く有利役が入賞する確率を内部中状態毎に変えることで、有利区間に関し有利な内部中状態と不利な内部中状態とを作り出すことができ、内部中状態によって遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、役抽選の設定値を異ならせることなく、同じ設定値であってもリール制御により内部中状態によって入賞する役の確率を変えることが可能となる。
また、役抽選の設定値は複数設けられる場合に限定されず、1つであっても良い。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、前記内部中状態は、当該内部中状態では前記特別役が入賞しないように設定されていることを特徴とする。
これにより、内部中状態から特別状態へ移行しないようにすることが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、内部中状態毎に入賞する役が異なることにより、遊技者に払い出される遊技用価値の数が異なることから、内部中状態の数の分の遊技用価値の払い出しに関する複数の段階を設けることが可能となる。
また、内部中状態毎に遊技者に払い出される遊技用価値の数が異なることとなるため、遊技店の管理者が、予め望みの内部中状態へ移行しておくことで、その内部中状態から特別状態へ移行することなく遊技者に遊技させることが可能となり、遊技の有利度を管理させることが可能となる。
また、同様に、内部中状態毎に入賞する有利役が異なることとなるため、遊技店の管理者が、予め望みの内部中状態へ移行しておくことで、その内部中状態から特別状態へ移行することなく遊技者に遊技させることが可能となり、遊技の有利度を管理させることが可能となる。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、前記内部中状態は、当該内部中状態では遊技者の前記ストップスイッチ(50)操作により前記特別役に入賞しないようにすることが可能に設定されていることを特徴とする。
これにより、内部中状態から特別状態へ移行したくない遊技者の場合は、自らの意思により、移行を回避することが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、このようにすることで、遊技者が滞在中の内部中状態の継続を望む場合は、特別役の入賞を外すことで内部中状態を継続させることが可能となる。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、前記内部中状態は、前記特別役以外の役に当選していない場合に、遊技者の前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず、当該特別役に入賞するように設定されていることを特徴とする。
これにより、内部中状態から特別状態に移行することが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、特別状態の終了後、再度、内部中状態へ移行する機会を与えることで、前回とは異なる内部中状態へ移行する可能性を担保し、内部中状態が頻繁に切り替わっていき、移行する内部中状態によって遊技者の有利度が変わるという変化に富んだ遊技性を生むことが可能となる。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、所定の操作により、遊技の進行に関する情報をクリアする第1クリアと、前記所定の操作以外の操作により、前記遊技の進行に関する情報のうち、少なくとも前記内部中状態に関する情報以外をクリアする第2クリアと、を備えていることを特徴とする。
これにより、全ての遊技の進行に関する情報をクリアしたい場合と、内部中状態に関する情報はクリアしたくない場合と、の両方に対応することが可能な遊技機(10)を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図2のメイン制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図2のサブ制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、ノーマル遊技状態における重複当選態様を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、ボーナス内部中状態における重複当選態様を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、ボーナス遊技状態における重複当選態様を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、役抽選の抽選値(抽選確率)を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、再遊技_チャンス高低_1〜再遊技_チャンス高低_6が当選した場合のボーナス内部中状態毎の入賞役を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、入賞_不問_1〜入賞_不問_6が当選した場合のボーナス内部中状態毎の入賞役を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、AT役グループ1〜AT役グループ6に含まれる重複当選態様が当選した場合のボーナス内部中状態毎の入賞役を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、図2のメイン制御基板側で管理している遊技の状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、有利区間の状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1、図2を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前面側が開放され、他の面を板状態で形成される直方体状の筐体12と、この筐体12の前面側を開閉可能に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
(クレジット表示器87、払出枚数表示器88)
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
また、払出枚数表示器88は、後述する「有利区間」において、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)を報知するようにしている。
(区間報知ランプ90)
また、図柄表示窓部16の下方には、後述する「有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により点灯される区間報知ランプ90が設けられている。
この区間報知ランプ90は、押し順報知の状態が「有利区間」である間は常時点灯されており、「非有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により消灯される。
なお、本実施の形態にかかる区間報知ランプ90は、「有利区間」である間、常時点灯するものであるが、これに限らず、有利区間中において、有利区間に移行してから、所定の出玉率を超え、かつ、ストップスイッチ50の押し順が表示されるまでの任意の契機で点灯するようにしても良い。
ここで、区間報知ランプ90の点灯制御は、メイン制御基板200に搭載されている制御手段により制御されることが望ましく、有利区間を制御する有利区間制御手段260により実行する、或いは、当該点灯制御を実行する専用の区間報知制御手段を設けて実行する、ことが可能である。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
(メダルセレクタ17)
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口28から払い出される。
(精算スイッチ36)
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
(ストップスイッチ50)
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRと、を有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(ベットスイッチ32)
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には2枚又は3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて2枚又は3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
(演出用ボタンスイッチ42)
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
(扉開閉用スイッチ19)
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
(設定変更スイッチ46)
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
(設定表示器89)
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44を有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている。
(ホッパーユニット24)
このホッパーユニット24には、メダルセレクタ17から流下した正規のメダルを貯留するメダルタンク(図示せず)と、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
(電源ユニット43)
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では2又は3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
ここで、規定の賭け数(規定数)は、後述する遊技状態(図12参照)に応じて規定の賭け数が変動する。
具体的には、遊技状態が、ノーマル遊技状態、ボーナス内部中状態の場合は3枚であり、ボーナス遊技状態の場合は2枚である。
なお、遊技状態を問わず同一、例えば3枚、とするようにしても良い。
本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64、中回転リール66の中段と、右回転リール68の下段とを結んだライン、の1本である。
なお、有効ライン86として、1ラインを示したが、これに限定されず、2〜5ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(図12参照)や投入枚数を問わず1ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態や投入枚数で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
また、図示しないが、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の表面には、「白セブン」、「赤セブン」、「バー1」、「バー2」、「チェリー」、「スイカ」、「リプレイ」、「ベル」などの複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。
(演出装置70)
前記前扉14と前記筐体12には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示し、演出内容を表示可能な液晶表示装置である。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
(制御装置100)
図2に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、主制御装置の一例であり遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200(メイン制御手段ともいう)と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300(サブ制御手段ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御基板200とサブ制御基板300との間は、メイン制御基板200への不正操作を防止するために、メイン制御基板200からサブ制御基板300への一方向の通信により行われ、サブ制御基板300からメイン制御基板200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御基板200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、ベットスイッチ32、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。サブ制御基板300は、メイン制御基板200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御基板300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御基板200を有するメイン基板と、サブ制御基板300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御基板200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御基板300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御基板200及びサブ制御基板300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(外部集中端子板18)
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
(メイン制御基板200)
メイン制御基板200は、図3に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技状態制御手段250、有利区間制御手段260及び送信手段270の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、有利区間制御手段260は、メイン制御基板200ではなく、サブ制御基板300が有しても良いし、又、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、メイン制御基板200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
上述したように、遊技状態に応じて規定の賭け数が設定されると、有効ライン86(図1参照)が設定される。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(2枚又は3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組み合わせが揃うと、当該図柄61の組み合わせに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組み合わせが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
役抽選の当選確率は、本実施の形態では、1段階(設定値1)設定されている。
設定値の段階が1段階である場合は、遊技機の型式試験の際に、設定値毎の試験をする必要がなくなり、型式試験の負担軽減となる。
なお、設定値の段階は、1段階に限定されず、2段階以上であっても良い。
また、設定値は1段階であるが、後述するように、ボーナス内部中状態を疑似的な設定値として扱うことも可能である。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組み合わせが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
また、メイン制御基板200は、所定の操作により、遊技の進行に関する情報をクリアする第1クリアと、所定の操作以外の操作により、遊技の進行に関する情報のうち、少なくとも後述するボーナス内部中状態に関する情報以外をクリアする第2クリアとを備えている。
ここで、「遊技の進行に関する情報」は、後述する遊技状態(ボーナス内部中状態に関する情報も含む)や、役抽選の結果、貯留されたクレジット枚数、後述する有利区間のAT状態に関する情報などの全てを含み、「ボーナス内部中状態に関する情報以外」の第2クリアによりクリアされる情報には、後述する有利区間のAT状態に関する情報などを含むが、後述する遊技状態(ボーナス内部中状態に関する情報)は含まない。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技状態用、ボーナス内部中状態用、ボーナス遊技状態用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御基板200のROM上に記憶されている。
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(図14参照)において行われる。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、図5〜図7に示すように、大別すると、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる再遊技役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)が設けられている。
ボーナス移行役は、特別役の一例であって、図5〜図7に示すように、CBB1〜CBB6が設けられ、CBB1が当選する重複当選態様「CBB1」、CBB2が当選する重複当選態様「CBB2」、CBB3が当選する重複当選態様「CBB3」、CBB4が当選する重複当選態様「CBB4」、CBB5が当選する重複当選態様「CBB5」、CBB6が当選する重複当選態様「CBB6」、が設けられている。
ここで、重複当選態様「CBB1」に当選した場合は、後述するようにボーナス内部中状態「CBB1F」、ボーナス遊技状態「CBB1」に移行可能である。
同様に、重複当選態様「CBB2」に当選した場合は、ボーナス内部中状態「CBB2F」、ボーナス遊技状態「CBB2」に移行可能であり、重複当選態様「CBB3」に当選した場合は、ボーナス内部中状態「CBB3F」、ボーナス遊技状態「CBB3」に移行可能であり、重複当選態様「CBB4」に当選した場合は、ボーナス内部中状態「CBB4F」、ボーナス遊技状態「CBB4」に移行可能であり、重複当選態様「CBB5」に当選した場合は、ボーナス内部中状態「CBB5F」、ボーナス遊技状態「CBB5」に移行可能であり、重複当選態様「CBB6」に当選した場合は、ボーナス内部中状態「CBB6F」、ボーナス遊技状態「CBB6」に移行可能である。
リプレイ役としては、図5〜図7に示すように、通常リプレイ、共通リプレイ、不利役の一例であるチャンスリプレイ低、有利役の一例であるチャンスリプレイ高などが設けられ、通常リプレイが当選する重複当選態様「再遊技_通常_変動」、少なくとも通常リプレイ、共通リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_通常_共通」、少なくともチャンスリプレイ低、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス低」、少なくともチャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高」、少なくともチャンスリプレイ低、チャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高低_1」、少なくともチャンスリプレイ低、チャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高低_2」、少なくともチャンスリプレイ低、チャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高低_3」、少なくともチャンスリプレイ低、チャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高低_4」、少なくともチャンスリプレイ低、チャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高低_5」、少なくともチャンスリプレイ低、チャンスリプレイ高、通常リプレイが重複して当選する重複当選態様「再遊技_チャンス高低_6」、が設けられている。
ここで、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」は、6個であり、後述するボーナス内部中状態の数である6個と同じ数設けられている。
また、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」は、6個に限定されず、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_12」まで設けるように、ボーナス内部中状態の数以上、例えば、6の整数倍の数を設けるようにしても良い。
なお、かかる再遊技役の数は、ボーナス内部中状態の数の整数倍に限定されない。
小役としては、他の役の一例である入賞_1枚、特定役の一例である入賞_15枚などが設けられ、少なくとも入賞_15枚、入賞_1枚が重複して当選する重複当選態様「入賞_不問_1」、少なくとも入賞_15枚、入賞_1枚が重複して当選する重複当選態様「入賞_不問_2」、少なくとも入賞_15枚、入賞_1枚が重複して当選する重複当選態様「入賞_不問_3」、少なくとも入賞_15枚、入賞_1枚が重複して当選する重複当選態様「入賞_不問_4」、少なくとも入賞_15枚、入賞_1枚が重複して当選する重複当選態様「入賞_不問_5」、少なくとも入賞_15枚、入賞_1枚が重複して当選する重複当選態様「入賞_不問_6」、が設けられている。
ここで、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」は、6個であり、後述するボーナス内部中状態の数である6個と同じ数設けられている。
また、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」は、6個に限定されず、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_12」まで設けるように、ボーナス内部中状態の数以上、例えば、6の整数倍の数を設けるようにしても良い。
なお、かかる小役の数は、ボーナス内部中状態の数の整数倍に限定されない。
また、小役としては、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_0」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_0」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_0」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_0」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_0」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_0」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_0」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_0」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_0」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_0」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_0」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_0」、が設けられている。
また、小役としては、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_1」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_1」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_1」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_1」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_1」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_1」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_1」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_1」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_1」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_1」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_1」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_1」、が設けられている。
かかる「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_1」は、図5〜図7に示すように、「AT役グループ1」に属するように区分けされる。
また、後述するが、「AT役グループ1」は、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB1F」の場合に、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
また、同様に、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_2」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_2」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_2」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_2」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_2」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_2」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_2」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_2」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_2」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_2」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_2」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_2」、が設けられている。
かかる「入賞_LC_A_2」〜「入賞_RC_B_2」は、図5〜図7に示すように、「AT役グループ1」に属するように区分けされる。
また、後述するが、「AT役グループ2」は、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB2F」の場合に、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
また、同様に、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_3」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_3」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_3」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_3」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_3」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_3」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_3」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_3」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_3」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_3」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_3」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_3」、が設けられている。
かかる「入賞_LC_A_3」〜「入賞_RC_B_3」は、図5〜図7に示すように、「AT役グループ3」に属するように区分けされる。
また、後述するが、「AT役グループ3」は、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB3F」の場合に、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
また、同様に、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_4」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_4」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_4」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_4」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_4」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_4」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_4」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_4」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_4」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_4」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_4」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_4」、が設けられている。
かかる「入賞_LC_A_4」〜「入賞_RC_B_4」は、図5〜図7に示すように、「AT役グループ4」に属するように区分けされる。
また、後述するが、「AT役グループ4」は、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB4F」の場合に、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
また、同様に、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_5」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_5」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_5」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_5」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_5」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_5」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_5」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_5」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_5」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_5」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_5」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_5」、が設けられている。
かかる「入賞_LC_A_5」〜「入賞_RC_B_5」は、図5〜図7に示すように、「AT役グループ5」に属するように区分けされる。
また、後述するが、「AT役グループ5」は、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB5F」の場合に、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
また、同様に、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_A_6」、少なくとも入賞_15枚(LC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LC_B_6」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_A_6」、少なくとも入賞_15枚(LR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_LR_B_6」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_A_6」、少なくとも入賞_15枚(CL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CL_B_6」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_A_6」、少なくとも入賞_15枚(CR)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_CR_B_6」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_A_6」、少なくとも入賞_15枚(RL)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RL_B_6」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_A_6」、少なくとも入賞_15枚(RC)、入賞_1枚、が重複して当選する重複当選態様「入賞_RC_B_6」、が設けられている。
かかる「入賞_LC_A_6」〜「入賞_RC_B_6」は、図5〜図7に示すように、「AT役グループ6」に属するように区分けされる。
また、後述するが、「AT役グループ6」は、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合に、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
また、AT役グループ(AT役グループ1〜6)は、ボーナス内部中状態の数と同数の6個設けられている。
そして、後述するが、ボーナス内部中状態毎にストップスイッチ50の操作態様にかかわらず入賞_15枚が入賞可能となる重複当選態様を有するAT役グループが異なるように設定されている。
なお、AT役グループの数は、ボーナス内部中状態の数と同数の6個に限定されず、ボーナス内部中状態の数以上であれば良い。
入賞_15枚のうち、入賞_15枚(LC)は、例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」で「入賞_LC_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞となり、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」で「入賞_LC_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様として、左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチRの順に操作された場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞可能となる役であり、入賞_15枚(LR)は、例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」で「入賞_LR_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞となり、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」で「入賞_LR_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様として、左ストップスイッチL、右ストップスイッチR、中ストップスイッチCの順に操作された場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞可能となる役であり、入賞_15枚(CL)は、例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」で「入賞_CL_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞となり、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」で「入賞_CL_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様として、中ストップスイッチC、左ストップスイッチL、右ストップスイッチRの順に操作された場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞可能となる役であり、入賞_15枚(CR)は、例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」で「入賞_CR_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞となり、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」で「入賞_CR_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様として、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR、左ストップスイッチLの順に操作された場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞可能となる役であり、入賞_15枚(RL)は、例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」で「入賞_RL_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞となり、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」で「入賞_RL_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様として、右ストップスイッチR、左ストップスイッチL、中ストップスイッチCの順に操作された場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞可能となる役であり、入賞_15枚(RC)は、例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」で「入賞_RC_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞となり、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」で「入賞_RC_A_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様として、右ストップスイッチR、中ストップスイッチC、左ストップスイッチLの順に操作された場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることで入賞可能となる役である。
なお、本実施の形態では、小役の重複当選態様として、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」と、「入賞_LC_A1」〜「入賞_RC_B_6」と、を備えているが、これに限定されず、どちらか一方、具体的には、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」のみを備えるようにしても良いし、又は、「入賞_LC_A1」〜「入賞_RC_B_6」のみを備えるようにしても良い。
「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」のみを備えた場合は、ストップスイッチ50の操作態様を問わず、15枚が払い出されるため、ボーナス内部中状態の純増を変更することに力点を置いた遊技機10となり、「入賞_LC_A1」〜「入賞_RC_B_6」のみを備えた場合は、CBBFの種類により15枚が払い出されるストップスイッチ50の操作態様が変動するため、ボーナス内部中状態のベースを変更することに力点を置いた遊技機10となる。
また、小役の重複当選態様として、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」と、「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_6」との両方を備えず、「入賞_LC_A_0」〜「入賞_RC_B_0」のみを備えるようにしても良い。
また、重複当選態様として、「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_6」を備え、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」と「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」とを備えないようにしても良いし、又、重複当選態様として、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」を備え、「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_6」と「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」とを備えないようにしても良い。
また、重複当選態様として、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」を備え、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」と「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_6」とを備えないようにしても良い。
つぎに、図8を用いて、各重複当選態様の抽選確率と各遊技状態における役抽選の対象となる重複当選態様について説明する。
ノーマル遊技状態(NOM)では、「ハズレ」の当選確率が「0/65536」、すなわち、役抽選の対象とはならないように設定されている。
また、ボーナス内部中状態「CBB1F」〜「CBB6F」では、「4/65536」に設定されている。かかるボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」以外の役に当選していない場合に、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されて入賞することでボーナス遊技状態「CBB1」〜「CBB6」に移行可能に設定されている。
そのため、現在の遊技状態がボーナス内部中状態「CBB1F」などの遊技者にとって有利ではない状態である場合は、遊技者は積極的に「CBB1」に対応する図柄を揃えるように遊技をすることで、早くボーナス内部中状態「CBB1F」からボーナス遊技状態「CBB1」に移行し、ボーナス遊技状態「CBB1」の終了後移行するノーマル遊技状態で、再度、ボーナス移行役「CBB6」などの遊技者にって有利なボーナス内部中状態「CBB6F」へ移行するための役の当選を狙う遊技をするという新たな遊技性が生まれる。
なお、かかる遊技性を担保するため、現在の遊技状態がどのボーナス内部中状態であるかを遊技者に報知することも可能であるし、図柄を揃えられる遊技であることを報知することも可能である。
なお、後述するように、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行不可能にすることも可能である。
また、重複当選態様「再遊技_通常_変動」の当選確率は、ノーマル遊技状態(NOM)と、ボーナス内部中状態(CBB1F〜CBB6F)とでは変動するように設定され、「再遊技_通常_共通」の当選確率は、ノーマル遊技状態(NOM)とボーナス内部中状態(CBB1F〜CBB6F)とで変動しないように設定されている。
また、ノーマル遊技状態(NOM)とボーナス内部中状態(CBB1F〜CBB6F)では、重複当選態様「再遊技_チャンス高低_1」の当選確率が「1000/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_2」の当選確率が「1100/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_3」の当選確率が「1200/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_4」の当選確率が「1300/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_5」の当選確率が「1400/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_6」の当選確率が「1500/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_1」よりも「再遊技_チャンス高低_6」の方が高確率に設定されている。
そのため、図9を用いて後述するが、ボーナス内部中状態「CBB6F」の場合、最も当選確率の高い「再遊技_チャンス高低_6」が当選した際に、「チャンスリプレイ高」が入賞するように設定されているため、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合ではAT移行抽選の機会が最も多くなり、「CBB1F」などの他のボーナス内部中状態の場合に比べ、有利になっている。
また、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」の役抽選の当選確率は、全てのボーナス内部中状態「CBB1F」〜「CBB6F」で同じ確率に設定されている。
例えば、「再遊技_チャンス高低_1」の当選確率は、ボーナス内部中状態「CBB1F」であっても「CBB6F」であっても「1000/65536」であり、「再遊技_チャンス高低_6」の当選確率は、ボーナス内部中状態「CBB1F」であっても「CBB6F」であっても「1500/65536」である。
また、ノーマル遊技状態(NOM)とボーナス内部中状態(CBB1F〜CBB6F)では、重複当選態様「入賞_不問_1」の当選確率が「40/65536」であり、重複当選態様「入賞_不問_2」の当選確率が「96/65536」であり、重複当選態様「入賞_不問_3」の当選確率が「144/65536」であり、重複当選態様「入賞_不問_4」の当選確率が「192/65536」であり、重複当選態様「入賞_不問_5」の当選確率が「240/65536」であり、重複当選態様「入賞_不問_6」の当選確率が「288/65536」であり、「入賞_不問_1」よりも「入賞_不問_6」の方が高確率に設定されている。
ここで、ノーマル遊技状態(NOM)では、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」に当選した場合に、ストップスイッチ50の操作態様を問わず、各重複当選態様に含まれる「入賞_1枚」が入賞し、ボーナス内部中状態(CBB1F〜CBB6F)では、各ボーナス内部中状態によって、「入賞_15枚」が入賞するように設定されている。
そのため、図10を用いて後述するが、ボーナス内部中状態「CBB6F」の場合に、最も当選確率の高い「入賞_不問_6」が当選した際に、当該「入賞_不問_6」に含まれる「入賞_15枚」が入賞するように設定されているため、「入賞_15枚」が入賞する確率は、ボーナス内部中状態「CBB6F」が、「CBB1F」などの他のボーナス内部中状態に比べ、最も高くなっている。
また、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」の役抽選の当選確率は、全てのボーナス内部中状態「CBB1F」〜「CBB6F」で同じ確率に設定されている。
例えば、「入賞_不問_1」の当選確率は、ボーナス内部中状態「CBB1F」であっても「CBB6F」であっても「40/65536」であり、「入賞_不問_6」の当選確率は、ボーナス内部中状態「CBB1F」であっても「CBB6F」であっても「288/65536」である。
また、ノーマル遊技状態(NOM)とボーナス内部中状態(CBB1F〜CBB6F)では、AT役グループ1に属する重複当選態様「入賞_LC_A1」〜「入賞_RC_B_1」の当選確率が「4/65536」であり、AT役グループ2に属する重複当選態様「入賞_LC_A2」〜「入賞_RC_B_2」の当選確率が「8/65536」であり、AT役グループ3に属する重複当選態様「入賞_LC_A3」〜「入賞_RC_B_3」の当選確率が「12/65536」であり、AT役グループ4に属する重複当選態様「入賞_LC_A4」〜「入賞_RC_B_4」の当選確率が「16/65536」であり、AT役グループ5に属する重複当選態様「入賞_LC_A5」〜「入賞_RC_B_5」の当選確率が「20/65536」であり、AT役グループ6に属する重複当選態様「入賞_LC_A6」〜「入賞_RC_B_6」の当選確率が「24/65536」である。
すなわち、ボーナス内部中状態「CBB1F」〜「CBB6F」のうち同じボーナス内部中状態におけるAT役グループ1〜6毎の役抽選の当選確率は異なる確率に設定されている。
例えば、ボーナス内部中状態「CBB1F」におけるAT役グループ1の当選確率は、「48/65536」(4/65536の12個分)であり、AT役グループ2の当選確率は、「96/65536」(8/65536の12個分)であり、AT役グループ3の当選確率は、「144/65536」(12/65536の12個分)であり、AT役グループ4の当選確率は、「192/65536」(16/65536の12個分)であり、AT役グループ5の当選確率は、「240/65536」(20/65536の12個分)であり、AT役グループ6の当選確率は、「288/65536」(24/65536の12個分)であり、異なる確率に設定されている。これは、ボーナス内部中状態「CBB2F」〜「CBB6F」であっても同様である。
そして、図8に示すように、AT役グループ1〜6毎の役抽選の当選確率は、全てのボーナス内部中状態「CBB1F」〜「CBB6F」で同じ確率に設定されている。
例えば、AT役グループ1の当選確率は、ボーナス内部中状態「CBB1F」であっても「CBB6F」であっても「48/65536」(4/65536の12個分)であり、AT役グループ6の当選確率は、ボーナス内部中状態「CBB1F」であっても「CBB6F」であっても「288/65536」(24/65536の12個分)である。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップS12(図14参照)において行われる。
また、リール制御手段220は、遊技状態(図12参照)によって回転リール62の制御を変えることで、役抽選により同じ重複当選態様が当選した場合であっても、遊技状態によって有効ライン86上に停止表示する図柄組み合わせを変えるようにしている。
図5〜図7に示すように、遊技状態がノーマル遊技状態(NOM)の場合は、役抽選により重複当選態様「CBB1」〜「CBB6」に当選し、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ50が操作された場合は、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御することで「CBB1」〜「CBB6」に入賞し、ボーナス遊技状態「CBB1」〜「CBB6」に移行し、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示不可能なタイミングでストップスイッチ50が操作された場合は、「CBB1F」〜「CBB6F」へ移行する。
また、役抽選により重複当選態様「再遊技_通常_変動」〜「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、各重複当選態様に含まれる「通常リプレイ」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、役抽選により重複当選態様「入賞_目押し役」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様を問わず、各重複当選態様に含まれる「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
なお、ストップスイッチ50の操作タイミングによって「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示できない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
また、役抽選により重複当選態様「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様を問わず、各重複当選態様に含まれる「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、役抽選により重複当選態様「入賞_LC_A_0」〜「入賞_RC_B_6」に当選した場合は、各重複当選態様に含まれる「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
つぎに、図5〜図7、図9に示すように、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB1F」の場合は、役抽選により当該「CBB1F」に予め定められた「再遊技_チャンス高低_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、「再遊技_チャンス高低_1」に含まれる役のうち、他の役である「チャンスリプレイ低」よりも、遊技区間に関し有利に働く有利役である「チャンスリプレイ高」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「再遊技_チャンス高低_2」〜「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、有利役よりも有利区間に関し不利に働く不利役である「チャンスリプレイ低」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB2F」の場合は、役抽選により当該「CBB2F」に予め定められた「再遊技_チャンス高低_2」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、「再遊技_チャンス高低_2」に含まれる役のうち、他の役である「チャンスリプレイ低」よりも、遊技区間に関し有利に働く有利役である「チャンスリプレイ高」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「再遊技_チャンス高低_1」、「再遊技_チャンス高低_3」〜「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、有利役よりも有利区間に関し不利に働く不利役である「チャンスリプレイ低」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB3F」の場合は、役抽選により当該「CBB3F」に予め定められた「再遊技_チャンス高低_3」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、「再遊技_チャンス高低_3」に含まれる役のうち、他の役である「チャンスリプレイ低」よりも、遊技区間に関し有利に働く有利役である「チャンスリプレイ高」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「再遊技_チャンス高低_1」、「再遊技_チャンス高低_2」、「再遊技_チャンス高低_4」〜「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、有利役よりも有利区間に関し不利に働く不利役である「チャンスリプレイ低」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB4F」の場合は、役抽選により当該「CBB4F」に予め定められた「再遊技_チャンス高低_4」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、「再遊技_チャンス高低_4」に含まれる役のうち、他の役である「チャンスリプレイ低」よりも、遊技区間に関し有利に働く有利役である「チャンスリプレイ高」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_3」、「再遊技_チャンス高低_5」、「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、有利役よりも有利区間に関し不利に働く不利役である「チャンスリプレイ低」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB5F」の場合は、役抽選により当該「CBB5F」に予め定められた「再遊技_チャンス高低_5」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、「再遊技_チャンス高低_5」に含まれる役のうち、他の役である「チャンスリプレイ低」よりも、遊技区間に関し有利に働く有利役である「チャンスリプレイ高」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_4」、「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、有利役よりも有利区間に関し不利に働く不利役である「チャンスリプレイ低」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合は、役抽選により当該「CBB6F」に予め定められた「再遊技_チャンス高低_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、「再遊技_チャンス高低_6」に含まれる役のうち、他の役である「チャンスリプレイ低」よりも、遊技区間に関し有利に働く有利役である「チャンスリプレイ高」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_5」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、有利役よりも有利区間に関し不利に働く不利役である「チャンスリプレイ低」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
そして、上述したように、「再遊技_チャンス高低_1」よりも「再遊技_チャンス高低_6」の方が、役抽選の当選確率は高くなるように設定されており、ボーナス内部中状態「CBB6F」の場合、最も当選確率の高い「再遊技_チャンス高低_6」が当選した際に、当該「再遊技_チャンス高低_6」に含まれる「チャンスリプレイ高」が入賞するように設定されているため、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合では「チャンスリプレイ高」が入賞する確率が高くなり、「CBB1F」などの他のボーナス内部中状態に比べ、有利になっている。
また、図5〜図7、図10に示すように、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB1F」の場合は、役抽選により当該「CBB1F」に予め定められた重複当選態様「入賞_不問_1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、当該重複当選態様「入賞_不問_1」に含まれる特定役である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「入賞_不問_2」〜「入賞_不問_6」に当選した場合は、「入賞_15枚」よりも遊技者に払い出される遊技用価値の低い「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB2F」の場合は、役抽選により当該「CBB2F」に予め定められた重複当選態様「入賞_不問_2」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、当該重複当選態様「入賞_不問_2」に含まれる特定役である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「入賞_不問_1」、「入賞_不問_3」〜「入賞_不問_6」に当選した場合は、「入賞_15枚」よりも遊技者に払い出される遊技用価値の低い「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB3F」の場合は、役抽選により当該「CBB3F」に予め定められた重複当選態様「入賞_不問_3」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、当該重複当選態様「入賞_不問_3」に含まれる特定役である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「入賞_不問_1」、「入賞_不問_2」、「入賞_不問_4」〜「入賞_不問_6」に当選した場合は、「入賞_15枚」よりも遊技者に払い出される遊技用価値の低い「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB4F」の場合は、役抽選により当該「CBB4F」に予め定められた重複当選態様「入賞_不問_4」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、当該重複当選態様「入賞_不問_4」に含まれる特定役である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_3」、「入賞_不問_5」、「入賞_不問_6」に当選した場合は、「入賞_15枚」よりも遊技者に払い出される遊技用価値の低い「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB5F」の場合は、役抽選により当該「CBB5F」に予め定められた重複当選態様「入賞_不問_5」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、当該重複当選態様「入賞_不問_5」に含まれる特定役である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_4」、「入賞_不問_6」に当選した場合は、「入賞_15枚」よりも遊技者に払い出される遊技用価値の低い「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
同様に、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合は、役抽選により当該「CBB6F」に予め定められた重複当選態様「入賞_不問_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、当該重複当選態様「入賞_不問_6」に含まれる特定役である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、「入賞_不問_1」〜「入賞_不問_5」に当選した場合は、「入賞_15枚」よりも遊技者に払い出される遊技用価値の低い「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
そして、上述したように、「入賞_不問_1」よりも「入賞_不問_6」の方が、役抽選の当選確率は高くなるように設定されており、ボーナス内部中状態「CBB6F」の場合、最も当選確率の高い「入賞_不問_6」が当選した際に、当該「入賞_不問_6」に含まれる「入賞_15枚」が入賞するように設定されているため、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合では「入賞_15枚」が入賞する確率が高くなり、「CBB1F」などの他のボーナス内部中状態の場合に比べ、有利になっている。
また、図5〜図7、図11に示すように、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB1F」の場合は、役抽選により当該「CBB1F」に予め定められた重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_1」(AT役グループ1に区分けられる重複当選態様)のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず当該重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_1」に含まれる特定役の一例である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、他の重複当選態様「入賞_LC_A_2」〜「入賞_RC_B_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様によって当該重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように回転リール62を制御する。
具体的には、例えば、重複当選態様「入賞_LC_A_2」に当選し、当選した重複当選態様「入賞_LC_A_2」に含まれる役である「入賞_15枚(LC)」に対応するストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該「入賞_15枚(LC)」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、他のストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該重複当選態様に含まれる役である「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作された場合は、当該「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作されない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
また、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB2F」の場合は、役抽選により当該「CBB2F」に予め定められた重複当選態様「入賞_LC_A_2」〜「入賞_RC_B_2」(AT役グループ2に区分けられる重複当選態様)のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず当該重複当選態様「入賞_LC_A_2」〜「入賞_RC_B_2」に含まれる特定役の一例である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、他の重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_1」、「入賞_LC_A_3」〜「入賞_RC_B_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様によって当該重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように回転リール62を制御する。
具体的には、例えば、重複当選態様「入賞_LC_A_1」に当選し、当選した重複当選態様「入賞_LC_A_1」に含まれる役である「入賞_15枚(LC)」に対応するストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該「入賞_15枚(LC)」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、他のストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該重複当選態様に含まれる役である「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作された場合は、当該「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作されない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
また、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB3F」の場合は、役抽選により当該「CBB3F」に予め定められた重複当選態様「入賞_LC_A_3」〜「入賞_RC_B_3」(AT役グループ3に区分けられる重複当選態様)のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず当該重複当選態様「入賞_LC_A_3」〜「入賞_RC_B_3」に含まれる特定役の一例である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、他の重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_2」、「入賞_LC_A_4」〜「入賞_RC_B_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様によって当該重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように回転リール62を制御する。
具体的には、例えば、重複当選態様「入賞_LC_A_4」に当選し、当選した重複当選態様「入賞_LC_A_4」に含まれる役である「入賞_15枚(LC)」に対応するストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該「入賞_15枚(LC)」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、他のストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該重複当選態様に含まれる役である「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作された場合は、当該「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作されない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
また、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB4F」の場合は、役抽選により当該「CBB4F」に予め定められた重複当選態様「入賞_LC_A_4」〜「入賞_RC_B_4」(AT役グループ4に区分けられる重複当選態様)のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず当該重複当選態様「入賞_LC_A_4」〜「入賞_RC_B_4」に含まれる特定役の一例である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、他の重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_3」、「入賞_LC_A_5」〜「入賞_RC_B_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様によって当該重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように回転リール62を制御する。
具体的には、例えば、重複当選態様「入賞_LC_A_3」に当選し、当選した重複当選態様「入賞_LC_A_3」に含まれる役である「入賞_15枚(LC)」に対応するストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該「入賞_15枚(LC)」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、他のストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該重複当選態様に含まれる役である「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作された場合は、当該「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作されない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
また、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB5F」の場合は、役抽選により当該「CBB5F」に予め定められた重複当選態様「入賞_LC_A_5」〜「入賞_RC_B_5」(AT役グループ5に区分けられる重複当選態様)のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず当該重複当選態様「入賞_LC_A_5」〜「入賞_RC_B_5」に含まれる特定役の一例である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、他の重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_4」、「入賞_LC_A_6」〜「入賞_RC_B_6」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様によって当該重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように回転リール62を制御する。
具体的には、例えば、重複当選態様「入賞_LC_A_6」に当選し、当選した重複当選態様「入賞_LC_A_6」に含まれる役である「入賞_15枚(LC)」に対応するストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該「入賞_15枚(LC)」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、他のストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該重複当選態様に含まれる役である「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作された場合は、当該「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作されない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
また、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合は、役抽選により当該「CBB6F」に予め定められた重複当選態様「入賞_LC_A_6」〜「入賞_RC_B_6」(AT役グループ6に区分けられる重複当選態様)のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず当該重複当選態様「入賞_LC_A_6」〜「入賞_RC_B_6」に含まれる特定役の一例である「入賞_15枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御する。
また、他の重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_5」に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様によって当該重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように回転リール62を制御する。
具体的には、例えば、重複当選態様「入賞_LC_A_1」に当選し、当選した重複当選態様「入賞_LC_A_1」に含まれる役である「入賞_15枚(LC)」に対応するストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該「入賞_15枚(LC)」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、他のストップスイッチ50の操作態様(押し順)で操作された場合は当該重複当選態様に含まれる役である「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作された場合は、当該「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示するように回転リール62を制御し、有効ライン86上に停止表示可能なタイミングで操作されない場合は、コボシ目で停止するように回転リール62を制御する。
そして、上述したように、AT役グループ1よりもAT役グループ6の方が、グループに区分けられる重複当選態様の役抽選の当選確率は高くなるように設定されているため、AT役グループ6の「入賞_15枚」が入賞するボーナス内部中状態「CBB6F」の方が、AT役グループ6に区分けられる重複当選態様に当選しても「入賞_15枚」が入賞しない「CBB1F」に比べ、「入賞_15」が入賞する確率が高くなり、遊技者にとって有利となっている。
なお、図示しないが、遊技状態がーボーナス遊技状態「CBB1」〜「CBB6」の場合は、役抽選の結果に問わず、ストップスイッチ50の操作タイミングによって「入賞_3枚」又は「入賞_1枚」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示される。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組み合わせを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS13(図14参照)において行われる。
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップS14(図14参照)において行われる。
(遊技状態制御手段250)
遊技状態制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技状態制御手段250は、図3に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、ボーナス内部中状態制御手段252及びボーナス遊技状態制御手段253の各手段を有する。
(ノーマル遊技状態制御手段251)
ノーマル遊技状態制御手段251は、「ノーマル遊技状態」(図12参照)を制御するものである。ここで、ノーマル遊技状態は、ボーナス内部中状態制御手段252によるボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態制御手段253によるボーナス遊技状態、以外の状態をいう。
(ボーナス内部中状態制御手段252)
ボーナス内部中状態制御手段252は、「ボーナス内部中状態」(図12参照)を制御するものである。ここで、ボーナス内部中状態は、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に当選したが、当該ボーナス移行役に対応した図柄62の組み合わせを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。
(ボーナス遊技状態制御手段253)
ボーナス遊技状態制御手段253は、「ボーナス遊技状態」(図12参照)を制御するものである。
ボーナス遊技状態は、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ここで、ボーナス遊技状態「CBB1」〜「CRBB6」は、所定の枚数、例えば28枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
(有利区間制御手段260)
有利区間制御手段260は、図13を用いて後述するストップスイッチ50の操作態様を報知不可能な非有利区間と、報知可能な有利区間とを制御するものである。
そして、後述する演出制御手段320を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
また、有利区間制御手段260は、所定条件が成立した場合、例えば、役抽選により予め定められた役に当選した場合に行われる「非有利区間」から「有利区間」への移行抽選に当選することにより「非有利区間」から「有利区間」へ移行させる(図13参照)。
なお、役抽選により予め定められた役に当選することを契機に実行される抽選(有利区間移行抽選)により、有利区間へ移行することが決定された場合に移行する場合に限定されず、予め定められた役に当選することにより、有利区間移行抽選をすることなく非有利区間から有利区間へ移行するようにしても良い。
また、有利区間制御手段260は、役抽選により予め定められた役、本実施の形態では、重複当選態様「再遊技_チャンス高低_1」〜「再遊技_チャンス高低_6」のいずれかに当選し、「チャンスリプレイ高」が入賞した場合と、「チャンスリプレイ低」が入賞した場合に、有利区間通常状態からAT状態へ移行するか否かの移行抽選(AT移行抽選)を行い、当該AT移行抽選に当選した場合に、有利区間通常状態からAT状態へ移行させる。
ここで、AT移行抽選の当選確率は、「チャンスリプレイ低」よりも「チャンスリプレイ高」の方が高確率に設定されている。
そして、図9に示すように、「再遊技_チャンス高低_1」よりも「再遊技_チャンス高低_6」の方が役抽選の当選確率が高く設定されており、ボーナス内部中状態「CBB6F」の場合、最も当選確率の高い「再遊技_チャンス高低_6」が当選した際に、「チャンスリプレイ高」が入賞するように設定されているため、遊技状態がボーナス内部中状態「CBB6F」の場合ではAT移行抽選の機会が最も多くなり、「CBB1F」などの他のボーナス内部中状態の場合に比べ、有利になっている。
なお、役抽選により予め定められた役に入賞した場合に、AT移行抽選を行う場合に限定されず、役抽選により当選した役及び遊技状態(図12参照)に基づいて、AT移行抽選を行うようにしても良い。
すなわち、遊技状態(図12参照)毎に予め定められた役に当選した場合は、当該役に入賞したかを判定せずに、AT移行抽選を行うようにしても良い。
具体的には、「CBB1F」の場合は「再遊技_チャンス高低_1」、「CBB2F」の場合は「再遊技_チャンス高低_2」のように、各遊技状態で「チャンスリプレイ高」を入賞させる役が当選した場合に、AT移行抽選を行うものである。また、役抽選手段210の役抽選対象に「スイカ」、「チェリー」等の、いわゆる「レア役」を設け、当該「レア役」でもAT移行抽選を行うようにしても良い。
なお、請求項の「有利区間」は、有利区間制御手段260が制御する有利区間のうち、特に、AT状態を示す。
また、有利区間制御手段260は、有利区間へ移行したときにゲーム数の計数を開始し、計数されたゲーム数が、天井ゲーム数抽選により決定された所定のゲーム数、例えば666ゲーム、に到達することにより、後述するAT状態へ移行させるようにしている(いわゆる天井)。
なお、所定のゲーム数は、抽選により決定される場合に限定されず、予め定められたゲーム数であっても良い。
また、有利区間は、遊技可能な遊技区間に上限が設定されており、非有利区間から有利区間へ移行してから、所定の上限ゲーム数、例えば1500ゲームを消化した場合は、有利区間の上限ゲーム数に到達したとして、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
また、本実施の形態では、非有利区間から有利区間へ移行した後、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)を消化する前(有利区間の上限ゲーム数に到達する前)であっても、予め定められた所定枚数の出玉(例えばいわゆるMY2400枚)を獲得したときには、これを契機に、上限ゲーム数を消化する前であっても、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
(送信手段270)
送信手段270は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御基板300)
サブ制御基板300は、図4に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御基板300は、メイン制御基板200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御基板300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段270からの信号を受信するものである。
(演出制御手段320)
演出制御手段320は、図12に示す遊技状態及び図13に示す有利区間の状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。
また、演出制御手段320は、図13に示す有利区間の間、メイン制御基板200の有利区間制御手段260からストップスイッチ50の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に当該ストップスイッチ50の押し順を報知させる演出を実行可能である。
具体的には、各ストップスイッチ50の位置(詳しくは各ストップスイッチ50に対応する回転リール62の位置)と対応する表示装置84の画面に、押し順を示す複数の画像又は映像(例えば「1」「2」「3」)を表示することで押し順を報知する。その後、前記押し順を示す画像又は映像は、ストップスイッチ50が操作される度に、当該操作されたストップスイッチ50の位置に対応する部分が消去(又は順序を示さない画像に変更)される。
(図12を用いた遊技状態の説明)
つぎに、図12を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御基板200により管理され、図12に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、ボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態がある。
(ノーマル遊技状態)
ノーマル遊技状態(NOM)は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御される。
ノーマル遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、通常(1/7.3)に設定されている。
ノーマル遊技状態における役抽選によりボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に、ノーマル遊技状態からボーナス内部中状態へ移行し、停止表示された場合はボーナス遊技状態へ移行する。
(ボーナス内部中状態)
ボーナス内部中状態は、ボーナス内部中状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態において、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」(図5参照)に当選し、当該ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に移行する。
具体的には、ボーナス移行役「CBB1」に当選した場合は「CBB1F」に、ボーナス移行役「CBB2」に当選した場合は「CRBB2F」に、ボーナス移行役「CBB3」に当選した場合は「CBB3F」に、ボーナス移行役「CBB4」に当選した場合は「CBB4F」に、ボーナス移行役「CBB5」に当選した場合は「CBB5F」に、ボーナス移行役「CBB6」に当選した場合は「CBB6F」に、それぞれ移行する。
ボーナス内部中状態におけるリプレイ役への当選確率は、ノーマル遊技状態よりも高く設定されている。
また、ボーナス内部中状態は、複数のボーナス遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられる。
具体的には、ボーナス遊技状態「CBB1F」からはボーナス遊技状態「CBB1」に移行可能であり、ボーナス遊技状態「CBB2F」からはボーナス遊技状態「CBB2」に移行可能であり、ボーナス遊技状態「CBB3F」からはボーナス遊技状態「CBB3」に移行可能であり、ボーナス遊技状態「CBB4F」からはボーナス遊技状態「CBB4」に移行可能であり、ボーナス遊技状態「CBB5F」からはボーナス遊技状態「CBB5」に移行可能であり、ボーナス遊技状態「CBB6F」からはボーナス遊技状態「CBB6」に移行可能である。
また、ボーナス内部中状態では、役抽選の結果が「ハズレ」の場合に、ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能であり、ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合は、対応するボーナス遊技状態に移行するように設定されている。
これは、他の重複当選態様が当選している場合は、リール制御手段220は、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に対応する図柄61よりも、小役やリプレイを優先して引き込み制御が行われるため(いわゆる小役優先制御、リプレイ優先制御)、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」の図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることはないためである。
したがって、ボーナス内部中状態における「ハズレ」の当選確率が高いほど、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行しやすくなっている。
このため、ボーナス内部中状態における「ハズレ」の当選確率によって、ボーナス内部中状態に長期間滞在させて、当該ボーナス内部中状態でAT状態などの遊技をさせる遊技性と、早めにボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行させて、別のボーナス内部中状態へ移行する機会を与える遊技性と、を実現することも可能である。
なお、回転リール62におけるボーナス移行役に対応する図柄61を引き込めない位置を作ることで、遊技者のストップスイッチ50操作によりボーナス移行役に入賞しないようにすることが可能に設定されていても良い。
このようにすることで、滞在中のボーナス内部中状態が他のボーナス内部中状態よりも有利な場合など(例えば、「CBB6F」に滞在している場合)、遊技者が滞在中のボーナス内部中状態の継続を望む場合は、ボーナス移行役の入賞を外すことでボーナス内部中状態を継続させることが可能となる。
また、回転リール62におけるボーナス移行役に対応する図柄61を必ず引き込める位置に配置することで(5コマ間隔に配置するなど)、遊技者のストップスイッチ50の操作態様にかかわらず、ボーナス移行役に入賞するように設定されていても良い。
そして、ボーナス遊技状態の終了後、再度、ボーナス内部中状態へ移行する機会を与えることで、前回とは異なるボーナス内部中状態へ移行する可能性を担保し、ボーナス内部中状態が頻繁に切り替わっていき、移行するボーナス内部中状態によって遊技者の有利度が変わるという変化に富んだ遊技性を生むことが可能となる。
なお、ノーマル遊技状態とボーナス内部中状態の規定数を2枚又は3枚とし、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」は、賭け数2枚のノーマル遊技状態で当選、入賞可能に設定し、ボーナス内部中状態の賭け数3枚では、リール制御手段220により、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されないようにすることで、ボーナス移行役が入賞せず、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行しないように設定しても良い。
また、ボーナス内部中状態では、賭け数2枚では重複当選態様「ハズレ」が役抽選の対象とならないようにすることで、必ず他の重複当選態様が当選しているようにすることで、ボーナス移行役が入賞しないようにしても良い。
また、ボーナス内部中状態では、賭け数を問わず、重複当選態様「ハズレ」が役抽選の対象とならないようにすることで、必ず他の重複当選態様が当選しているようにすることで、ボーナス移行役が入賞しないようにしても良い。
この場合には、リール制御手段220は、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に対応する図柄61よりも、小役やリプレイを優先して引き込み制御が行われるため(いわゆる小役優先制御、リプレイ優先制御)、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」の図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることはないため、ボーナス内部中状態に一旦移行した場合は、他の遊技状態に移行することはないように設定しても良い。
また、遊技者が遊技する前に、遊技機10が設置された遊技店の管理者が望みのボーナス内部中状態に移行させておくことも可能である。
すなわち、上述したようにボーナス内部中状態によってAT状態への移行確率(AT移行抽選の契機となる重複当選態様の当選確率)や、メダルの払い出しの期待度(入賞_15枚と入賞_1枚との入賞)などが異なるため、疑似的な設定値としてボーナス内部中状態を使用し、ボーナス内部中状態「CBB1F」で遊技をさせたい場合には、ボーナス移行役「CBB1」に当選するまで予め遊技を進行させておき、ボーナス内部中状態「CBB6F」で遊技をさせたい場合には、ボーナス移行役「CBB6」に当選するまで遊技を予め遊技を進行しておくことも可能である。
この場合には、ボーナス内部中状態においてボーナス移行役が入賞せず、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行しないように設定していることが望ましいが、これに限定されず、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行するようにしても良い。
なお、遊技機10が設置された遊技店の管理者が望みのボーナス内部中状態に移行する前に他のボーナス内部中状態のボーナス移行役に当選した場合は、上述した第1クリアを行い、望みのボーナス内部中状態のボーナス移行役に当選するまで遊技と第1クリアとを繰り返すことにより、望みのボーナス内部中状態へ移行させることが可能となる。
また、ボーナス内部中状態をクリアする必要がない場合は、上述した第2クリアをすることにより、ボーナス内部中状態以外のAT状態に関する情報などをクリアすることも可能である。
(ボーナス遊技状態)
ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」(図5参照)に当選し、当該ボーナス移行役「CBB1」〜「CBB6」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に移行する。
ボーナス遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、「0」に設定されている。
ボーナス遊技状態は、本実施の形態では、ボーナス移行役「CBB1」に当選した場合に移行可能な「CBB1」に、ボーナス移行役「CBB2」に当選した場合に移行可能な「CBB2」、ボーナス移行役「CBB3」に当選した場合に移行可能な「CBB3」、ボーナス移行役「CBB4」に当選した場合に移行可能な「CBB4」に、ボーナス移行役「CBB5」に当選した場合に移行可能な「CBB5」に、ボーナス移行役「CBB6」に当選した場合に移行可能な「CBB6」が、それぞれ設けられている。
ここで、本実施の形態では、「CBB」は、規定枚数が2枚のみのいわゆる2枚賭けのみであり、いわゆるチャレンジボーナス(CB)が連続作動し、28枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、「CBB」の終了後は、ノーマル遊技状態(NOM)に移行する。
なお、この「CBB」における第2種特別役物としてのCBでは、抽選とは無関係に小役が成立(当選)している状態となる。また、当該CB中以外の他の遊技、例えばボーナス非当選状態では、全てのリール62は、ストップスイッチ50の停止操作タイミングから190ms以内に停止させなければならないのに対して、当該CB中では、左回転リール64のみ、ストップスイッチ50の停止操作タイミングから75ms以内に停止させるように設定されている。なお、中回転リール66及び右回転リール68は、他の遊技と同様に停止操作タイミングから190ms以内の制限時間が設定されている。
また、ボーナス遊技状態の数は、「CBB1」〜「CBB6」の6個に限定されず、疑似的な設定値として、出玉性能や有利度の段階を持たせたい数を設けるようにしても良い。
すなわち、ボーナス遊技状態の数を増やせば増やすほど、対応するボーナス内部中状態の出玉性能や有利度の段階が多段階になり、より複雑な遊技性となる。
(図13を用いた有利区間の説明)
図13に示すように、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な「非有利区間」と、「非有利区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な「有利区間」とがある。
「非有利区間」は、「有利区間」を除いた区間である。
「非有利区間」から「有利区間」には、本実施の形態では、役抽選により予め定められた役に当選した場合に「非有利区間」から「有利区間」への有利区間移行抽選がされ、当該有利区間移行抽選に当選することにより移行させる。
なお、本実施の形態では、有利区間移行抽選の当選確率は、高確率に設定されており、非有利区間の数ゲームで有利区間へ移行するように設定されている。
また、「非有利区間」から「有利区間」へは、役抽選により予め定められた役に当選した場合に行われる有利区間移行抽選に当選することにより移行する場合に限定されず、役抽選により予め定められた役に当選した場合は有利区間移行抽選をすることなく有利区間へ移行するようにしても良い。
また、本実施の形態では、区間報知ランプ90は、有利区間へ移行する契機となる予め定められた役に当選したゲームのいわゆる第3停止後に点灯するように設定されている。
なお、区間報知ランプ90の点灯は、上述した場合に限定されず、他の場合、例えば、後述するAT状態への移行時に点灯するようにしても良い。
(有利区間)
「有利区間」は、有利状態の一例であり、「非有利区間」よりも遊技者にとって有利な区間であって、「有利区間通常状態」、「AT状態」を備える。
また、有利区間には、その他、AT状態のゲーム数を上乗せさせるか否かを抽選する上乗せ状態などを備えても良い。
なお、ここで、遊技者に有利な区間とは、例えば、非有利区間では、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合であっても、当該押し順を遊技者に報知することが不可能であった状態から可能な状態になったことや、非有利区間では実行されないAT状態が実行されることなどから、遊技者に有利な区間となっている。
したがって、「有利区間」全体を通して遊技者にとって有利である必要はなく、「有利区間」の一部で遊技者にとって有利ではないことがあっても良い。
また、非有利区間から有利区間へ移行してから、有利区間を遊技可能な遊技区間の上限、本実施の形態では、所定の上限ゲーム数、例えば1500ゲームを消化した場合は、有利区間の上限ゲーム数に到達したとして、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
そのため、メイン制御基板200では、上限ゲーム数カウンタを備え、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の消化ゲーム数を計数している。
また、非有利区間から有利区間へ移行した後、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)を消化する前(有利区間の上限ゲーム数に到達する前)であっても、有利区間で投入されたメダルの数と払い出したメダルの数との差である差枚数が所定枚数に到達したとき(上限差枚数)には、これを契機に、上限ゲーム数を消化する前であっても、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
ここで、有利区間で投入されたメダルの数と払い出したメダルの数との差である差枚数は、例えば、有利区間で最もメダルが減った状態と有利区間で最もメダルが増えた状態との差によって求められる数、いわゆるMYである。
そのため、メイン制御基板200では、所定枚数の差枚数(いわゆるMY2400枚)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の投入枚数と払出枚数とを計数している。
(有利区間通常状態)
有利区間通常状態は、「有利区間」における「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
有利区間通常状態は、非有利区間の非有利区間通常状態を継続した状態となっており、演出制御手段320により非有利区間通常状態と同様の演出が行われる。つまり、非有利区間通常状態と有利区間通常状態との違いは、滞在している区間が「非有利区間」か「有利区間」かの違いとなっている。
なお、有利区間通常状態は、請求項の「通常区間」の一例である。
(AT状態)
「AT状態」は、有利状態の一例であり、有利区間通常状態より遊技者にとって有利な状態である。
当該「AT状態」に移行すると、所定の役の入賞をアシストするための報知演出として、当選した役の押し順が報知(押し順ナビ)される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
なお、本実施の形態では、ボーナス内部中状態毎に予め定められた重複当選態様に当選した場合は、ストップスイッチ50の操作態様にかかわらず「入賞_15枚」が入賞するため、遊技状態がボーナス内部中状態であり、且つ、有利区間がAT状態である場合は、押し順の報知に従わなくてもボーナス内部中状態毎に定められた「入賞_15枚」が入賞することとなるが、ボーナス内部中状態毎に予め定められた重複当選態様以外に当選した場合には、押し順の報知に従うことで「入賞_15枚」に入賞させることが可能となる。
「AT状態」は、上述したAT移行抽選に当選することで移行してくる状態である。
また、「AT状態」へは、非有利区間から有利区間へ移行後計数が開始されるゲーム数が、上述した天井ゲーム数抽選により決定されたゲーム数(666ゲームなど)に到達すること(いわゆる天井)によっても移行してくるようにしている。
そして、「AT状態」の終了後、非有利区間通常状態へ移行する。
なお、「有利区間」は、有利区間通常状態やAT状態に限定されず、AT状態などへの移行を示唆する前兆演出が実行される前兆状態や、AT状態などに高確率で移行可能なチャンスゾーン状態、AT状態の遊技区間を上乗せ可能な上乗せ特化状態などの状態を備えても良い。
(図14を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図14に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御基板200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御基板200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御基板200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御基板200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する押し順は、メイン制御基板200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御基板200の送信手段270からサブ制御基板300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、すべての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組み合わせに対して所定の役の図柄61の組み合わせが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上述したように、回転リール62が3個ある場合を用いて説明したが、これに限定されず、3個以外の、例えば4個であっても良い。
なお、上述した実施の形態では、重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_1」を「AT役グループ1」に、重複当選態様「入賞_LC_A_2」〜「入賞_RC_B_2」を「AT役グループ2」に、重複当選態様「入賞_LC_A_3」〜「入賞_RC_B_3」を「AT役グループ3」に、重複当選態様「入賞_LC_A_4」〜「入賞_RC_B_4」を「AT役グループ4」に、重複当選態様「入賞_LC_A_5」〜「入賞_RC_B_5」を「AT役グループ5」に、重複当選態様「入賞_LC_A_6」〜「入賞_RC_B_6」を「AT役グループ6」に、それぞれ区分けしているが、これに限定されず、AT役グループ1に区分けられる重複当選態様「入賞_LC_A_1」〜「入賞_RC_B_1」に含まれる役の全てが重複して当選するように重複当選態様1を構成し、AT役グループ2に区分けられる重複当選態様「入賞_LC_A_2」〜「入賞_RC_B_2」に含まれる役の全てが重複して当選するように重複当選態様2を構成し、AT役グループ3に区分けられる重複当選態様「入賞_LC_A_3」〜「入賞_RC_B_3」に含まれる役の全てが重複して当選するように重複当選態様3を構成し、AT役グループ4に区分けられる重複当選態様「入賞_LC_A_4」〜「入賞_RC_B_4」に含まれる役の全てが重複して当選するように重複当選態様4を構成し、AT役グループ5に区分けられる重複当選態様「入賞_LC_A_5」〜「入賞_RC_B_5」に含まれる役の全てが重複して当選するように重複当選態様5を構成し、AT役グループ6に区分けられる重複当選態様「入賞_LC_A_6」〜「入賞_RC_B_6」に含まれる役の全てが重複して当選するように重複当選態様6を構成するようにしても良い。
すなわち、上述した実施の形態では、AT役グループ1〜AT役グループ6を役抽選の対象となる重複当選態様としてはいないが、本変形例では、AT役グループ1〜AT役グループ6に想到する重複当選態様1〜重複当選態様6を役抽選の対象として扱うこととなる。
この場合には、重複当選態様1〜重複当選態様6に、それぞれ6択分の押し順役(リールが3個であるため、ストップスイッチ50の押し順のパターンは6択となる)が含まれることとなり、重複当選態様1〜重複当選態様6のいずれかに当選した場合は、ストップスイッチ50の押し順を問わず、当該重複当選態様に含まれる「入賞_15枚」に必ず入賞することができることとなる。
また、上述した実施の形態では、ストップスイッチ50の操作態様として、いわゆる第1停止と第2停止との両方が正解の場合に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されるいわゆる6択の押し順を想定しているが、これに限定されず、3択の押し順、すなわち、第1停止が正解であれば対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、ボーナス遊技状態として「CBB」を設けたが、これに限定されず、「RB」(いわゆるレギュラーボーナス)や「RBB」(いわゆるビッグボーナス)や「CB」(いわゆるチャレンジボーナス)であっても良い。
さらに、ボーナス遊技状態として「CBB」を設けたが、ボーナス遊技状態「CBB」に加えて、他のボーナス遊技状態(「RB」(いわゆるレギュラーボーナス)や「RBB」(いわゆるビッグボーナス))を設けても良い。
以上のように、本発明では、以下の効果を奏する。
本発明では、ボーナス内部中状態毎に入賞する「入賞_15枚」が属する重複当選態様が変わり、最も当選確率の高い重複当選態様に属する「入賞_15枚」が入賞するボーナス内部中状態に滞在することが遊技者にとって有利となり、ボーナス内部中状態毎に遊技者にとっての有利度を変動させることが可能となる。
これにより、役抽選の抽選確率を異ならせることなく、リール制御によりボーナス内部中状態毎に入賞する役を異ならせることで、遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機10を提供することができる。
そして、役抽選の設定値を異ならせることなく、同じ設定値であってもリール制御によりボーナス内部中状態によって入賞する役の確率を変えることが可能となる。
また、役抽選の設定値は複数設けられる場合に限定されず、1つであっても良い。
また、本発明は、有利区間に関し有利に働く有利役が入賞する確率をボーナス内部中状態毎に変えることで、有利区間に関し有利なボーナス内部中状態と不利なボーナス内部中状態とを作り出すことができ、ボーナス内部中状態によって遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機10を提供することができる。
そして、役抽選の設定値を異ならせることなく、同じ設定値であってもリール制御によりボーナス内部中状態によって入賞する役の確率を変えることが可能となる。
また、役抽選の設定値は複数設けられる場合に限定されず、1つであっても良い。
また、本発明は、さらに、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行しないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
そして、ボーナス内部中状態毎に入賞する役が異なることにより、遊技者に払い出される遊技用価値の数が異なることから、ボーナス内部中状態の数の分の遊技用価値の払い出しに関する複数の段階を設けることが可能となる。
また、本発明は、さらに、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行したくない遊技者の場合は、自らの意思により、移行を回避することが可能な遊技機10を提供することができる。
そして、このようにすることで、遊技者が滞在中のボーナス内部中状態の継続を望む場合は、ボーナス移行役の入賞を外すことでボーナス内部中状態を継続させることが可能となる。
また、本発明は、さらに、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態に移行することが可能な遊技機10を提供することができる。
そして、ボーナス遊技状態の終了後、再度、ボーナス内部中状態へ移行する機会を与えることで、前回とは異なるボーナス内部中状態へ移行する可能性を担保し、ボーナス内部中状態が頻繁に切り替わっていき、移行するボーナス内部中状態によって遊技者の有利度が変わるという変化に富んだ遊技性を生むことが可能となる。
また、本発明は、さらに、全ての遊技の進行に関する情報をクリアしたい場合と、ボーナス内部中状態に関する情報はクリアしたくない場合と、の両方に対応することが可能な遊技機10を提供することができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 左回転リール 65 リール駆動モータ
66 中回転リール 67 バックランプ
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 90 区間報知ランプ
92 投入センサ 94 払出センサ
95 ホッパーモータ 96 オーバーフローセンサ
100 制御装置
200 メイン制御基板 210 役抽選手段
220 リール制御手段 230 停止図柄判定手段
240 払出制御手段 250 遊技状態制御手段
251 ノーマル遊技状態制御手段 252 ボーナス内部中状態制御手段
253 ボーナス遊技状態制御手段 260 有利区間制御手段
270 送信手段
300 サブ制御基板 310 受信手段
320 演出制御手段
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
本発明に係る遊技機(10)は、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リール(62)と、 遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ(40)と、前記複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リール(62)の図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチ(50)と、前記スタートスイッチ(40)が操作されたことに基づいて、複数の特別役、複数の特定役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段(210)と、非ボーナス遊技状態中の前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越しているボーナス内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときにボーナス遊技状態に移行させる遊技状態制御手段(250)と、前記役抽選手段(210)による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチ(50)の操作とに基づいて、前記複数の回転リール(62)の回転を停止させるリール制御手段(220)と、前記ストップスイッチ(50)の操作態様を報知不可能な非有利区間と、前記ストップスイッチ(50)の操作態様を報知可能な遊技が開始される有利状態と前記有利状態以外の通常区間とを含む有利区間と、を制御する有利区間制御手段(260と、を備え、前記ボーナス内部中状態は、前記複数のボーナス遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、前記特定役は、前記ストップスイッチ(50)が予め定められた操作態様で操作された場合に入賞する押し順役であって他の役に比べ入賞した際に遊技者に払い出される遊技価値が高い役であり、前記役抽選は、当該役抽選の当選確率を設定する設定値に基づいて行われ、前記非ボーナス遊技状態中における前記役抽選では、前記複数の特別役の当選確率は同じ確率に設定され、前記ボーナス内部中状態における前記役抽選では、前記複数の特定役と他の役とが重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、前記複数の重複当選態様は、予め定められた複数のグループに属するように区分けされ、前記ボーナス内部中状態における前記グループ毎の前記役抽選の当選確率は、前記設定値を問わず、前記複数の全てのボーナス内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数のボーナス内部中状態のうち同じボーナス内部中状態における前記グループ毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、前記複数のグループは、前記ボーナス内部中状態の数以上設けられ、前記リール制御手段(220)は、各前記ボーナス内部中状態では、当該ボーナス内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの前記グループに属する重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる前記特定役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記有利区間中の前記通常区間では、前記ストップスイッチ(50)の操作態様が報知されないため、前記ストップスイッチ(50)の操作態様によって前記重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように制御されると共に、前記有利状態では、前記ストップスイッチ(50)の操作態様の報知がされることで、前記ストップスイッチ(50)の操作態様が予め定められた操作態様であった場合は前記特定役が入賞可能であると共に、予め定められた操作態様でない場合は前記特定役以外の役が入賞するように制御され、各ボーナス内部中状態で前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず前記特定役が入賞可能となる前記重複当選態様を有する前記グループが異なるように設定されていることを特徴とする。
本発明では、ボーナス内部中状態毎に入賞する特定役が属する重複当選態様が変わり、最も当選確率の高い重複当選態様に属する特定役が入賞する内部中状態に滞在することが遊技者にとって有利となり、ボーナス内部中状態毎に遊技者にとっての有利度を変動させることが可能となる。
これにより、役抽選の抽選確率を異ならせることなく、リール制御によりボーナス内部中状態毎に入賞する役を異ならせることで、遊技者に付与される遊技価値の数を変動させることが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、役抽選の設定値を異ならせることなく、同じ設定値であってもリール制御によりボーナス内部中状態によって入賞する役の確率を変えることが可能となる。
また、役抽選の設定値は複数設けられる場合に限定されず、1つであっても良い。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、前記ボーナス内部中状態は、当該ボーナス内部中状態では前記特別役が入賞しないように設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、前記ボーナス内部中状態は、当該ボーナス内部中状態では遊技者の前記ストップスイッチ(50)操作により前記特別役に入賞しないようにすることが可能に設定されていることを特徴とする。
これにより、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態へ移行したくない遊技者の場合は、自らの意思により、移行を回避することが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、このようにすることで、遊技者が滞在中のボーナス内部中状態の継続を望む場合は、特別役の入賞を外すことでボーナス内部中状態を継続させることが可能となる。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、前記ボーナス内部中状態は、前記特別役以外の役に当選していない場合に、遊技者の前記ストップスイッチ(50)の操作態様にかかわらず、当該特別役に入賞するように設定されていることを特徴とする。
これにより、ボーナス内部中状態からボーナス遊技状態に移行することが可能な遊技機(10)を提供することができる。
そして、特別状態の終了後、再度、ボーナス内部中状態へ移行する機会を与えることで、前回とは異なるボーナス内部中状態へ移行する可能性を担保し、ボーナス内部中状態が頻繁に切り替わっていき、移行するボーナス内部中状態によって遊技者の有利度が変わるという変化に富んだ遊技性を生むことが可能となる。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、さらに、所定の操作により、遊技の進行に関する情報をクリアする第1クリアと、前記所定の操作以外の操作により、前記遊技の進行に関する情報のうち、少なくとも前記ボーナス内部中状態に関する情報以外をクリアする第2クリアと、を備えていることを特徴とする。
これにより、全ての遊技の進行に関する情報をクリアしたい場合と、ボーナス内部中状態に関する情報はクリアしたくない場合と、の両方に対応することが可能な遊技機(10)を提供することができる。

Claims (7)

  1. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチが操作されたことに基づいて、複数の特別役、複数の特定役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越している内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときに特別状態に移行させる遊技状態制御手段と、
    前記役抽選手段による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチの操作とに基づいて、前記複数の回転リールの回転を停止させるリール制御手段と、
    を備え、
    前記内部中状態は、前記複数の特別遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、
    前記特定役は、前記ストップスイッチが予め定められた操作態様で操作された場合に入賞する役であり、
    前記内部中状態における前記役抽選では、前記複数の特定役と他の役とが重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、前記複数の重複当選態様は、予め定められた複数のグループに属するように区分けされ、
    前記内部中状態における前記グループ毎の前記役抽選の当選確率は、前記複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数の内部中状態のうち同じ内部中状態における前記グループ毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、
    前記複数のグループは、前記内部中状態の数以上設けられ、
    前記リール制御手段は、各前記内部中状態では、当該内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの前記グループに属する重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる前記特定役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様によって前記重複当選態様に含まれる役のうち入賞する役が変動するように制御され、
    各内部中状態で前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記特定役が入賞可能となる前記重複当選態様を有する前記グループが異なるように設定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチが操作されたことに基づいて、複数の特別役、複数の特定役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越している内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときに特別状態に移行させる遊技状態制御手段と、
    前記役抽選手段による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチの操作とに基づいて、前記複数の回転リールの回転を停止させるリール制御手段と、
    を備え、
    前記内部中状態は、前記複数の特別遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、
    前記内部中状態における前記役抽選では、少なくとも、前記複数の特定役と当該特定役よりも遊技者に払い出される遊技価値の低い役とが重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、
    前記内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は、前記複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数の内部中状態のうち同じ内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、
    前記複数の重複当選態様は、前記内部中状態の数以上設けられ、
    前記リール制御手段は、各前記内部中状態では、当該内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる前記特定役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記特定役よりも遊技者に払い出される遊技価値の低い役が入賞するように制御され、
    各前記内部中状態で前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記特定役が入賞可能となる前記重複当選態様が異なるように設定されていることを特徴とする遊技機。
  3. 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
    遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチが操作されたことに基づいて、複数の特別役を含む役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選により前記特別役に当選し、当該特別役が入賞しなかったときに当該特別役の当選情報を持ち越している内部中状態に移行させ、当該特別役が入賞したときに特別状態に移行させる遊技状態制御手段と、
    前記役抽選手段による役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチの操作とに基づいて、前記複数の回転リールの回転を停止させるリール制御手段と、
    通常区間と、当該通常区間より遊技者にとって有利な有利区間とを設定し、当該通常区間において所定条件が成立した場合に当該通常区間より遊技者にとって有利な有利区間に移行させる有利区間制御手段と、
    を備え、
    前記内部中状態は、前記複数の特別遊技状態のそれぞれに対応して複数設けられ、
    前記内部中状態における前記役抽選では、複数の役が重複して当選する複数の重複当選態様が含まれるように役抽選を行い、
    前記内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は、前記複数の全ての内部中状態で同じ確率に設定されるとともに、前記複数の内部中状態のうち同じ内部中状態における前記重複当選態様毎の前記役抽選の当選確率は異なる確率に設定されており、
    前記複数の重複当選態様は、前記内部中状態の数以上設けられると共に、各重複当選態様で、役抽選の当選確率が異なるように設定され、
    前記リール制御手段は、各内部中状態では、内部中状態毎に予め定められた少なくとも1つの重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず当該重複当選態様に含まれる役のうち、他の役に比べ、前記有利区間に関し有利に働く有利役が入賞可能とし、他の重複当選態様が当選した場合は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記有利役よりも前記有利区間に関し不利に働く不利役が入賞するように制御され、
    各前記内部中状態で前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず前記有利役が入賞可能となる前記重複当選態様が異なるように設定されていることを特徴とする遊技機。
  4. 前記内部中状態は、当該内部中状態では前記特別役が入賞しないように設定されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記内部中状態は、当該内部中状態では遊技者の前記ストップスイッチ操作により前記特別役に入賞しないようにすることが可能に設定されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  6. 前記内部中状態は、前記特別役以外の役に当選していない場合に、遊技者の前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず、当該特別役に入賞するように設定されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  7. 所定の操作により、遊技の進行に関する情報をクリアする第1クリアと、
    前記所定の操作以外の操作により、前記遊技の進行に関する情報のうち、少なくとも前記内部中状態に関する情報以外をクリアする第2クリアと、を備えていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の遊技機。
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