JP2020078886A - 金型装置および流路部材の製造方法 - Google Patents
金型装置および流路部材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020078886A JP2020078886A JP2018212787A JP2018212787A JP2020078886A JP 2020078886 A JP2020078886 A JP 2020078886A JP 2018212787 A JP2018212787 A JP 2018212787A JP 2018212787 A JP2018212787 A JP 2018212787A JP 2020078886 A JP2020078886 A JP 2020078886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core pin
- molding
- flow path
- peripheral surface
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
Description
特許文献6の金型装置においては、アンダーカット金型ピースを曲がり流路の外まわり側へ平行移動させて型抜き可能とするものであるが、凸条及び傾斜溝の長さが短いために、所要の平行移動量(ずれ量)を確保するには、凸条及び傾斜溝の傾斜角度を大きくする必要があり、アンダーカット金型ピースなどに大きな負荷が掛かり、長期耐久性に課題があった。
本発明は、かかる事情に鑑み、アンダーカット金型を平行にずらすことによって型抜きする曲がり流路用の金型装置における耐久性を向上させることを目的とする。
前記流路部材の外周面を成形する外周成形金型と、
前記流路部材内の前記流路を成形する流路成形金型と、
を備え、前記流路成形金型が、
軸線方向に延び、かつ前記軸線方向に沿って先端側の成形位置と基端側の退避位置との間で進退される第1コアピンと、
前記流路の内周面の内まわり側の周面部分を成形する内まわり成形部を有して、前記第1コアピンに沿って延びる第2コアピンと、
前記第1コアピンが前記成形位置から前記退避位置へ後退するとき、前記第2コアピンを前記内まわり側とは反対側へずらしたうえで後退させる連動機構と、
を備え、前記連動機構が、前記軸線方向に対して前記先端側へ向かって前記内まわり側とは反対側へ傾斜する傾斜方向へ延びるようにして前記第1、第2コアピンの一方に設けられた傾斜ガイドと、前記第1、第2コアピンの他方に設けられたスライド係合部とを含み、これら傾斜ガイドとスライド係合部とが、前記傾斜方向へスライド可能に係合され、
前記傾斜方向の前記軸線方向に対する傾斜角度が、0.5°〜15°であることを特徴とする。
前記傾斜角度を0.5°〜15°とするによって、第2コアピンの内まわり側とは反対側への平行移動量(ずれ量)を確保して確実に型抜きでき、かつ第1、第2コアピンにかかる負荷が低減して金型装置の耐久性を向上できる。
前記傾斜角度が0.5°を下回ると、第2コアピンの内まわり側とは反対側への平行移動量(ずれ量)が小さ過ぎ、アンダーカット処理が困難になる。
前記傾斜角度が15°を上回ると、第1、第2コアピンにかかる負荷が過大になる。
前記傾斜角度は、好ましくは2°〜5°である。
曲がり流路部は、流路内の流体の流れ方向が変わる部分を言い、円弧状に湾曲する流路の他、角度をもって折れ曲がった流路、直線路と枝路との合流部などが含まれる。
これによって、確実に型抜きでき、かつ曲がり流路部における圧力損失を低減できる。
前記曲率半径が前記外周直径の0.15倍を下回ると、圧力損失の低減効果が小さい。
前記曲率半径が前記外周直径の1.7倍を上回ると、第2コアピンの所要すれ量が前記内直径の半分以上となり、アンダーカット処理が容易でない。
前記曲率半径は、前記外周直径の好ましくは0.3倍〜1倍である。
これによって、流路の前記所定部位については、全周を第1コアピンだけで成形できる。したがって、前記所定部位の内周にスジ状ないしは段差状のパーティングライン(複数のコアピンの継ぎ目跡)が出来ることがない。
好ましくは、前記所定部位は、前記流路部材の端部である。前記流路部材の端部に別の管を接続して、前記流路部材と前記別の管との間をパッキン等でシールする場合、パーティングラインが無いためにシール性が高まる。前記流路部材及び前記別の管に水などの流体を通す場合、前記流体の漏れを確実に防止できる。
本発明に係る射出成形金型装置は、パーティングラインを無くす観点からは、流路部材の外周面を成形する外周成形金型と、前記流路部材内の前記流路を成形する流路成形金型と、を備え、前記流路成形金型が、軸線方向に延びる第1、第2コアピンを含み、前記第1コアピンの軸線方向の一箇所にリング部が形成され、前記リング部の外周面が、前記流路の所定部位における内周全周の成形面を構成しており、かつ前記第2コアピンが前記リング部に挿通されていることを特徴とする。
前記リング部の周方向の一部が、前記外まわり成形部と一体をなし、
前記リング部の前記一部を除く部分環状部が、前記外まわり成形部から前記内まわり側へ突出され、
前記部分環状部の内周面と前記外まわり成形部との間に前記第2コアピンが挿通されていることが好ましい。
これによって、前記外まわり側の周面部分を第1コアピンによって成形し、前記内まわり側の周面部分を主に第2コアピンによって成形し、かつ前記所定部位については内周全周を第1コアピンのリング部によって成形できる。
前記第1コアピンの後退途中に、前記リング部が前記ストッパ部に突き当たることが好ましい。
前記リング部が段差部と突き当たるまでの間は、傾斜ガイド及びスライド係合部の相互作用によって第2コアピンが外まわり側へずれる。前記リング部がストッパ部に突き当たった後は、第2コアピンが第1コアピンと一体になって型抜きされる。
前記金型装置の外周成形金型と流路成形金型との間に画成されたキャビティに樹脂を供給して、曲がり流路部を含む流路を有する流路部材を成形する工程と、
前記流路成形金型の第1コアピンを前記成形時の成形位置から軸線方向の基端側の退避位置へ後退させる後退工程と、
前記流路成形金型における、前記流路の内周面の内まわり側の周面部分を成形する内まわり成形部を有する第2コアピンを、連動機構によって前記後退時の第1コアピンと連動させて、前記内まわり側とは反対側へずらしたうえで後退させる連動工程と、
を備え、前記第1コアピンの後退量に対する前記第2コアピンのずれ量が、tan0.5°倍〜tan15°倍であることを特徴とする。
tan0.5°倍(約0.008倍)を下回ると、第2コアピンの内まわり側とは反対側への平行移動量(ずれ量)が小さ過ぎ、アンダーカット処理が困難になる。
tan15°倍(約0.268倍)を上回ると、第1、第2コアピンにかかる負荷が過大になる。
前記第1コアピンの後退量に対する前記第2コアピンのずれ量は、好ましくはtan2°倍〜tan5°倍(約0.034倍〜約0.088倍)である。
図1〜図7は、本発明の第1実施形態を示したものである。
図1に示すように、金型装置1によって流路部材9が射出成形される。図7に示すように、成形対象の流路部材9は、例えばエルボ(L字管継手)である。流路部材9の流路90は、一対の直線流路部91と、曲がり流路部92を含む。曲がり流路部92は、90°曲がっている。なお、曲がり流路部92の曲がり角度(中心角)は、90°に限らず、90°未満でもよく、90°より大きくてもよい。曲がり流路部92の内周面の内まわり部分92bが、射出成形時のアンダーカットとなる。
なお、直線流路部91の内径が曲がり流路部92の内径と同じでもよく、直線流路部91と曲がり流路部92とが段差無く連なっていてもよい。
各直線流路部91の端部91eは、他の管8等との接続のために拡径されている。
流路成形金型20は、流路部材9の内周面を成形し、ひいては流路90を成形する。流路成形金型20は、一対のコアピンユニット21,22を含む。一対のコアピンユニット21,22の軸線L21,L22は、互いに直交されている。一方のコアピンユニット21によって、流路90の1の直線流路部91と、曲がり流路部92における前記1の直線流路部91側の45度部分が成形される。他方のコアピンユニット22によって、流路90の他方の直線流路部91と、曲がり流路部92における前記他方の直線流路部91側の45度部分が成形される。
2つのコアピンユニット21,22は、実質的に同一構造になっており、射出成形時における動きも実質同一である。以下、特に断らない限り、一方のコアピンユニット21について説明し、他方のコアピンユニット22の説明は割愛する。
図1に示すように、リング部35によって流路90の一端部91e(所定部位)が形成される。リング部35の外周面は、流路端部91eの内周全周を成形する成形面を構成している。
内まわり成形部41の先端面41eは、軸線方向Lに対して45度傾斜された斜面となっている。
流路外部分34は、流路成形部分を有していない。
一対のコアピン30,40の背面30b,40b(対向面)どうしが平行に対向して当接されている。
図5に示すように、案内凸条51と案内凹溝52どうしが前記傾斜方向へ相対スライド可能に嵌合(係合)されている。
図1に示すように、進退機構2によってコアピンユニット21を成形位置に前進させる。成形位置においては、外まわり成形部31及び内まわり成形部41が外周成形金型10の内部に配置される。外周成形金型10と外まわり成形部31及び内まわり成形部41との間にキャビティ1cが形成される。
前記キャビティ1cに流路部材9の材料を供給する。これによって、流路部材9が射出成形される。
流路90の端部91eは、全周にわたって第1コアピン30の環状のリング部35だけで成形できる。したがって、流路端部91eの内周面にスジ状ないしは段差状のパーティングライン(複数のコアピンの継ぎ目跡)が出来ることがない。
図6(a)に示すように、該退避工程の初期段階においては、曲がり流路部92の内まわり部分92b(アンダーカット)に内まわり成形部41が引っ掛かることで、第2コアピン40は、ほぼ射出成形時の位置にとどまる。かつ連動機構5の案内凸条51が案内凹溝52に沿って摺動される。これら案内凸条51及び案内凹溝52の傾斜カム作用によって、第2コアピン40が外まわり側へずらされる。前記傾斜角度の設定によって、第1コアピン30の後退量に対する第2コアピン40のずれ量は、tan0.5°倍〜tan15°倍(約0.008倍〜約0.268倍)となり、好ましくはtan2°倍〜tan5°倍(約0.034倍〜約0.088倍)となる。
第2コアピン40の前記位置ずれによって、曲がり流路部92の内まわり部分92b(アンダーカット)と内まわり成形部41との引っ掛かりが解除される。好ましくは第1コアピン30の退避と同時に外周成形金型10が開くことによって流路部材9が可動状態になり、前記引っ掛かりが解除されやすくなる。
図6(c)に示すように、このようにして、コアピンユニット21を流路部材9から型抜きできる。そして、流路部材9を金型装置1から取り出すことができる。
なお、図示は省略するが、第2コアピン40をバネなどの付勢手段によって第1コアピン30に対して基端側(図1において下側)へ付勢することが好ましい。これによって、図6(d)に示すように、型抜き後の第2コアピン40が基端側へ移動され、第1コアピン40と揃う。
案内凸条51及び案内凹溝52の軸線方向Lに対する傾斜角度を好ましくは0.5°〜15°より好ましくは2°〜5°程度とし、第1コアピン30の後退量に対する第2コアピン40のずれ量を好ましくは約0.008倍〜約0.268倍より好ましくは約0.034倍〜約0.088倍とすることによって、確実に型抜きできるとともに、コアピン30,40にかかる負荷が低減される。この結果、金型装置1の耐久性を向上できる。
成形された流路部材9においては、曲がり流路部92の内まわりの曲率半径が曲がり流路部92の断面の内直径の好ましくは0.15倍以上、より好ましくは0.3倍以上とすることができる。これによって、曲がり流路部92における圧力損失を低減できる。
流路端部91eの内周面にはパーティングラインが出来ることがない。したがって、流路端部91eに別の管を接続して、該接続部をパッキン等でシールする場合、パーティングラインが無いためにシール性を高めることができる。この結果、流路部材9及び前記別の管内を流れる水などの流体が前記接続部から漏れるのを確実に防止できる。
<第2実施形態>
図8及び図9は、本発明の第2実施形態を示したものである。
図9に示すように、第2実施形態における成形対象の流路部材9Bは、チーズ(T字管継手)である。流路部材9Bの本管路95と枝管路96との接続部分97が、流体の流れ方向を変える曲がり流路部を構成している。該接続部分97の両側部に、それぞれアンダーカットとなる内まわり周面部分97bが形成されている。
枝管路96用のコアピンユニット21Bは、3つのコアピン30B,40B,40Bに縦分割されている。詳しくは、コアピンユニット21Bは、中央の第1コアピン30Bと、両側の第2コアピン40B,40Bを含む。第1コアピン30Bは、軸線方向Lに直線状に延びるとともに先端(図8において上端)へ向かって幅細になっている。第1コアピン30Bの両側面36,36(第2コアピン40Bとの対向面)は、軸線方向Lの先端(図8において上端)へ向かうにしたがって互いに接近され、それぞれ対応する内まわり側とは反対側へ傾く斜面となっている。各側面36の長手方向の全長にわたって案内凸条51が形成されている。
詳細な図示は省略するが、第1コアピン30Bにおける、図8の紙面と直交する両側の周面部は、枝管路96の内周部分の成形面を構成していてもよい。
図示は省略するが、第2実施形態においても、第1コアピン30Bに流路端部成形用のリング部35が設けられ、第2コアピン40Bにストッパ部45が設けられ、第1コアピン30Bの後退途中でリング部35がストッパ部45と突き当たり、以後、第1、第2コアピン30B,40Bが一体に後退されるようにしてもよい。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態を示したものである。図10(a)に示すように、第3実施形態においては、コアピンユニット21の傾斜カム機構5aが、案内軸53および案内孔54を含む。
案内軸53が、案内孔5に傾斜方向へスライド可能に挿通(係合)されている。
例えば、傾斜ガイド51,53が第2コアピンに設けられ、スライド係合部52,54が第1コアピンに設けられていてもよい。傾斜ガイドが、案内凹溝又は案内孔であり。スライド係合部が、案内凸条又は案内軸であってもよい。
傾斜ガイドおよびスライド係合部の長さは、コアピンの必要な平行移動量を確保できる長さであればよく、必ずしも両方とも長い必要はない。傾斜ガイドおよびスライド係合部のいずれか一方の長さが必要な平行移動量以上であれば、他方の長さは前記一方より短くてもよく、部分的に設けられていてもよい。
案内凸条51及び案内凹溝52の断面形状は、T字状に限らず任意に改変でき、たとえば四角形や半円形であってもよい。案内凸条51及び案内凹溝52の断面形状が、コアピン30,40の対向方向(図1の左右方向)へは離間可能で、かつコアピン30,40の幅方向(図1の紙面と直交する方向)へは互いに移動規制し合うような形状であっててもよい。傾斜ガイドおよびスライド係合部が、傾斜ガイドの傾斜方向と交差する方向に離間可能であってもよい。
型抜き工程において、第2コアピンは、内まわり側周面部分から完全に外れるようになっていなくてもよく、わずかに内まわり側周面部分に触れて無理抜きされるようになっていてもよい。射出成形後、流路部材が硬化していれば、第2コアピンが後退時に弾性変形して抜けるからである。
コアピンユニットの第2コアピンの数は、1つ又は2つに限らず、3つ以上であってもよい。第1コアピンが、複数の第2コアピンで囲まれていてもよい。この場合、第1コアピンは、流路成形部を有していなくてもよい。
成形対象の流路部材は、エルボ(L字管継手)、チーズ(T字管継手)に限らず、十字にクロスする継手などでもよい。
1c キャビティ
2 進退機構
10 外周成形金型
20,20B 流路成形金型
30,30B 第1コアピン
30b 背面(対向面)
31 外まわり成形部
32 第1コアピン軸部
35 リング部
35b 部分環状部
36 両側面(対向面)
40,40B 第2コアピン
40b 背面(対向面)
41,41B 内まわり成形部(アンダーカット金型)
42,42B 第2コアピン軸部(コアピン軸部)
45 ベース部(ストッパ部)
46 背面(対向面)
5 連動機構
5a 傾斜カム機構
5b ストッパ機構
51 案内凸条(傾斜ガイド)
52 案内凹溝(スライド係合部)
53 案内軸(傾斜ガイド)
54 案内孔(スライド係合部)
9,9B 流路部材
90 流路
91e 流路端部
92 曲がり流路部
92a 外まわり側周面部分
92b 内まわり側周面部分(アンダーカット)
97 接続部分97(曲がり流路部)
97b 内まわり側周面部分(アンダーカット)
L 軸線方向
R41 曲率半径
φ41 外周直径
Claims (6)
- 曲がり流路部を含む流路を有する流路部材を射出成形する金型装置であって、
前記流路部材の外周面を成形する外周成形金型と、
前記流路部材内の前記流路を成形する流路成形金型と、
を備え、前記流路成形金型が、
軸線方向に延び、かつ前記軸線方向に沿って先端側の成形位置と基端側の退避位置との間で進退される第1コアピンと、
前記流路の内周面の内まわり側の周面部分を成形する内まわり成形部を有して、前記第1コアピンに沿って延びる第2コアピンと、
前記第1コアピンが前記成形位置から前記退避位置へ後退するとき、前記第2コアピンを前記内まわり側とは反対側へずらしたうえで後退させる連動機構と、
を備え、前記連動機構が、前記軸線方向に対して前記先端側へ向かって前記内まわり側とは反対側へ傾斜する傾斜方向へ延びるようにして前記第1、第2コアピンの一方に設けられた傾斜ガイドと、前記第1、第2コアピンの他方に設けられたスライド係合部とを含み、これら傾斜ガイドとスライド係合部とが、前記傾斜方向へスライド可能に係合され、
前記傾斜方向の前記軸線方向に対する傾斜角度が、0.5°〜15°であることを特徴とする金型装置。 - 前記内まわり成形部における前記曲がり流路部を成形する曲がり流路成形部の周面の内まわりの曲率半径が、前記曲がり流路成形部の軸線と直交する断面の外周直径の0.15倍〜1.7倍であることを特徴とする請求項1に記載の金型装置。
- 前記第1コアピンの軸線方向の一箇所にリング部が形成され、前記リング部の外周面が、前記流路の所定部位における内周全周の成形面を構成しており、かつ前記第2コアピンが前記リング部に挿通されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の金型装置。
- 前記第1コアピンが、前記流路の内周面の外まわり側の周面部分を成形する外まわり成形部を有し、
前記リング部の周方向の一部が、前記外まわり成形部と一体をなし、
前記リング部の前記一部を除く部分環状部が、前記外まわり成形部から前記内まわり側へ突出され、
前記部分環状部の内周面と前記外まわり成形部との間に前記第2コアピンが挿通されていることを特徴とする請求項3に記載の金型装置。 - 前記第2コアピンにおける前記リング部より基端側には、前記内まわり成形部の周面から突出するストッパ部が形成され、
前記第1コアピンの後退途中に、前記リング部が前記ストッパ部に突き当たることを特徴とする請求項3又は4に記載の金型装置。 - 請求項1から5の何れか1項に記載の金型装置によって曲がり流路部を含む流路を有する流路部材を製造する方法であって、
前記金型装置の外周成形金型と流路成形金型との間に画成されたキャビティに樹脂を供給して前記流路部材を成形する工程と、
前記流路成形金型の第1コアピンを前記成形時の成形位置から軸線方向の基端側の退避位置へ後退させる後退工程と、
前記流路成形金型における、前記流路の内周面の内まわり側の周面部分を成形する内まわり成形部を有する第2コアピンを、連動機構によって前記後退時の第1コアピンと連動させて、前記内まわり側とは反対側へずらしたうえで後退させる連動工程と、
を備え、前記第1コアピンの後退量に対する前記第2コアピンのずれ量が、tan0.5°倍〜tan15°倍であることを特徴とする流路部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018212787A JP7136665B2 (ja) | 2018-11-13 | 2018-11-13 | 金型装置および流路部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018212787A JP7136665B2 (ja) | 2018-11-13 | 2018-11-13 | 金型装置および流路部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020078886A true JP2020078886A (ja) | 2020-05-28 |
JP7136665B2 JP7136665B2 (ja) | 2022-09-13 |
Family
ID=70801301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018212787A Active JP7136665B2 (ja) | 2018-11-13 | 2018-11-13 | 金型装置および流路部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7136665B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021220727A1 (ja) | 2020-04-28 | 2021-11-04 | ユミコア日本触媒株式会社 | Ce-Zr複合酸化物およびその製造方法ならびにこれを用いた排気ガス浄化用触媒 |
CN113650242A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-11-16 | 宁波均胜群英汽车***股份有限公司 | 用于弯管的出模结构 |
CN114131845A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-03-04 | 苏州希尔林机械科技有限公司 | 一种易脱模汽车进气管注塑模具 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993263A (ja) * | 1973-01-10 | 1974-09-05 | ||
JPS4937949Y1 (ja) * | 1968-02-08 | 1974-10-17 | ||
JPS5736410Y2 (ja) * | 1976-01-22 | 1982-08-11 | ||
JPS63130252A (ja) * | 1986-11-18 | 1988-06-02 | Aron Kasei Co Ltd | 管継手成形用金型 |
WO2014046063A1 (ja) * | 2012-09-18 | 2014-03-27 | 株式会社ニフコ | 曲管構造及び曲管成形用金型 |
-
2018
- 2018-11-13 JP JP2018212787A patent/JP7136665B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4937949Y1 (ja) * | 1968-02-08 | 1974-10-17 | ||
JPS4993263A (ja) * | 1973-01-10 | 1974-09-05 | ||
JPS5736410Y2 (ja) * | 1976-01-22 | 1982-08-11 | ||
JPS63130252A (ja) * | 1986-11-18 | 1988-06-02 | Aron Kasei Co Ltd | 管継手成形用金型 |
WO2014046063A1 (ja) * | 2012-09-18 | 2014-03-27 | 株式会社ニフコ | 曲管構造及び曲管成形用金型 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021220727A1 (ja) | 2020-04-28 | 2021-11-04 | ユミコア日本触媒株式会社 | Ce-Zr複合酸化物およびその製造方法ならびにこれを用いた排気ガス浄化用触媒 |
CN113650242A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-11-16 | 宁波均胜群英汽车***股份有限公司 | 用于弯管的出模结构 |
CN114131845A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-03-04 | 苏州希尔林机械科技有限公司 | 一种易脱模汽车进气管注塑模具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7136665B2 (ja) | 2022-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020078886A (ja) | 金型装置および流路部材の製造方法 | |
JP5969617B2 (ja) | 曲管構造及び曲管成形用金型 | |
US20050179257A1 (en) | Connector and method of manufacture | |
JP2007501367A5 (ja) | ||
KR20160123381A (ko) | 곡관 구조 | |
JP6422610B1 (ja) | 管継手の製造装置 | |
JP2018202704A (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
JP6807111B2 (ja) | T型継手本体の製造装置 | |
US11585468B2 (en) | Thermoplastic elastomeric bellow duct | |
JP5621779B2 (ja) | 密封装置 | |
US11933401B2 (en) | Plunger, instrument, and mold | |
JP6657044B2 (ja) | 合成樹脂製パイプの製造方法 | |
JP2019181889A (ja) | 枝管付合成樹脂製管 | |
KR100956874B1 (ko) | 파이프연결구를 파이프의 외측에 성형하는 장치 | |
JP2019124244A (ja) | 配管固定構造および配管固定方法 | |
JP2022063201A (ja) | プランジャー、器具および金型 | |
JPS6336929B2 (ja) | ||
JP7460449B2 (ja) | 樹脂製パイプの製造方法 | |
WO2021039804A1 (ja) | 流路構造 | |
RU2288841C2 (ru) | Формовочное устройство, имеющее формовое туннельное приспособление, совершающее возвратно-поступательное перемещение, и способное формовать изделия различной конфигурации | |
JPH033538B2 (ja) | ||
JP2008196560A (ja) | 断熱ホースとその製造方法 | |
JP2007021964A (ja) | 射出成形用金型 | |
JP2003343781A (ja) | 編み込み補強ホースの接続構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220715 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220901 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7136665 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |