JP2020071437A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広画角で全系が小型で、大口径比で、高い光学性能を有するズームレンズを提供する。【解決手段】物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が狭くなり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭くなり、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfwとするとき、−2.30<f1/fw<−1.37、1.80<f2/f3<2.80、なる条件式を満足することを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ、放送用カメラ、監視用カメラなどの撮像装置の撮像光学系に好適なものである。
撮像装置に用いる撮像光学系には、広画角で全系が小型で、かつ大口径比のズームレンズが求められている。さらに、全ズーム域にわたり高い光学性能を有すること等が要望されている。
このような要求を満足するズームレンズとして、例えば物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の中間レンズ群、負の屈折力の最終レンズ群を有し、中間レンズ群に開口絞りを配置したネガティブリード型のズームレンズが知られている。このズームレンズは開口絞りに対して屈折力配置が略対称な構成であり、開口絞り前後のレンズ群で発生する収差を打ち消しあうことで、軸外収差を良好に補正している(特許文献1)。
特許文献1では、物体側より像側へ順に、負、正、正、負の屈折力の第1乃至第4レンズ群を有するズームレンズを開示している。特許文献1では、ズーミングに際して第2レンズ群と第3レンズ群を移動させたズーム比2.9程度のズームレンズを開示している。
特開2007−286548号公報
ネガティブリード型のズームレンズにおいて、前玉有効径が小さく、広画角、大口径比で高い光学性能を有するズームレンズを得るには、前述した対称系の屈折力配置を採用するのが有効である。そして、ズーミングにおける各レンズ群の移動条件や、各レンズ群の屈折力等を適切に配置することが高い光学性能を得るのに重要になってくる。
特に第1レンズ群の負の屈折力は、負の屈折力が弱すぎると(負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎると)前玉有効径が大型化する。逆に強すぎると(負の屈折力の絶対値が大きくなりすぎると)軸上光束が第1レンズ群により強く発散されて第2レンズ群に入射する。このため、高次収差、特に球面収差とコマ収差が大きく発生し光学性能が低下してくる。これは、広角端の明るさを大口径化するほどその傾向が顕著になってくる。
本発明は、広画角で全系が小型で、大口径比で、高い光学性能を有するズームレンズ及び、それを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、望遠端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は広角端より狭く、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は広角端より狭く、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
−2.30<f1/fw<−1.37
1.80<f2/f3<2.80
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
本発明によれば、広画角で全系が小型で、大口径比で、高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
実施例1の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例1の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例2の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例2の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例3の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例3の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例4の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例4の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 撮像装置の要部概略図
以下、図面を用いて本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
各実施例のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4より構成される。ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。ここでレンズ群は、1枚以上のレンズを有していればよく、必ずしも複数枚のレンズを有していなくてもよい。
図1は実施例1の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)は実施例1の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比4.0、Fナンバー1.70〜4.00のズームレンズである。
図3は実施例2の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)は実施例2の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比4.0、Fナンバー1.70〜4.00のズームレンズである。
図5は実施例3の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)は実施例3の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比4.0、Fナンバー1.61〜4.00のズームレンズである。
図7は実施例4の無限遠に合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)は実施例4の無限遠に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比4.0、Fナンバー1.70〜4.00のズームレンズである。
図9は各実施例で説明したズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズはデジタルカメラやビデオカメラ、放送用カメラ、監視用カメラ、などの撮像装置に用いられるズームレンズである。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。
レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。SPは開口絞りである。IPは像面である。像面IPは、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置としてズームレンズを使用する際には、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。
図示していないが、IPの直前には、光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルターなどに相当する光学ブロックを配置することもある。矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際して、各レンズ群の移動軌跡を示している。フォーカスに関する矢印は無限遠から近距離のフォーカシングに際してのレンズ群の移動方向を示している。
球面収差図において、FnoはFナンバーである。またdはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)である。非点収差図でΔMはd線におけるメリディオナル像面、ΔSはd線におけるサジタル像面である。歪曲収差図はd線について示している。倍率色収差図はg線について示している。ωは撮像半画角(度)である。
各実施例は、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズL1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4からなる。
実施例1乃至4は、第3レンズ群L3でフォーカシングを行っている。
実施例1乃至3は、図1、図3、図5に示すように、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側へ移動した後に物体側へ移動する。実施例4は、図7に示すように、ズーミングに際して、第1レンズ群L1は不動である。
実施例1乃至4は、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2,第3レンズ群L3は第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が縮小し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔が縮小するように物体側へ移動する。また、第4レンズ群L4は物体側へ、広角端から中間のズーム位置まで第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が縮小し、中間のズーム位置から望遠端にかけて第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が増大するように移動する。
ここで中間のズーム位置Zmは広角端におけるズームレンズの焦点距離をfw、望遠端におけるズームレンズの焦点距離をftとするとき、
Zm=√fw×ft
である。
実施例1、2、4では、開口絞りSPは第2レンズ群L2の最も像側に配置される。実施例3では、開口絞りSPが第3レンズ群L3の最も物体側に配置される。各実施例は、物体側より像側へ順に、負、正、正、負の屈折力のレンズ群を配置しており、その中間である、第2レンズ群L2の像側、または、第3レンズ群L3の物体側に開口絞りSPを配置している。開口絞りSPに対して対称な屈折力の配置とすることで、開口絞りSP前後で発生する収差を打ち消すようにして、これにより軸外収差を良好に補正している。
各実施例において、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2、第3レンズ群L3の焦点距離をf3、広画角におけるズームレンズの焦点距離をfwとする。このとき、
−2.30<f1/fw<−1.37・・・(1)
1.80<f2/f3<2.80 ・・・(2)
なる条件式を満足する。
次に前述の条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は、ズームレンズの小型化と高性能化を図るためのものである。条件式(1)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の負の屈折力が強く(負の屈折力の絶対値が大きく)なりすぎる。そうすると、前玉有効径は小さく出来るが、第1レンズ群L1により強く発散された軸上光束が正の屈折力の第2レンズ群L2に入射されるため、高次の球面収差、コマ収差が多く発生し光学性能が低下してくる。特に広角端を大口径化した場合にその傾向が顕著となる。条件式(1)の下限値を超えると、第1レンズ群L1の負の屈折力が弱く(負の屈折力の絶対値が小さく)なりすぎるため、前玉有効径が大型化してしまう。
好ましくは条件式(1)の範囲を以下のとおりとすると良い。
−2.28<f1/fw<−1.38・・・(1a)
さらに好ましくは、条件式(1a)の範囲を以下のとおりとすると良い。
−2.25<f1/fw<−1.40・・・(1b)
条件式(2)は、広角端において大口径化を図りつつ高い光学性能を得るためのものである。条件式(2)の上限値を超えると、第2レンズ群L2の正の屈折力が弱くなりすぎる。そうすると、第1レンズ群L1による強い発散光を収斂させることが困難となり、第3レンズ群L3や、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の近傍に配置される開口絞りSPが大型化してくるので良くない。条件式(2)の下限値を超えると、第2レンズ群L2の正の屈折力が強くなりすぎるため、高次の球面収差、コマ収差が多く発生してくる。
好ましくは、条件式(2)の範囲を以下のとおりとすると良い。
1.82<f2/f3<2.78・・・(2a)
さらに好ましくは、条件式(2a)の範囲を以下のとおりとすると良い。
1.85<f2/f3<2.75・・・(2b)
以上の構成をとることにより、広画角、小型、大口径比で、しかも高い光学性能を有するズームレンズを得ている
各実施例において、更に好ましくは次の条件式のうち1つ1以上を満足するのが良い。
第4レンズ群L4の焦点距離をf4とする。第1レンズ群L1の広角端から中間のズーム位置までの移動量の絶対値と、広角端から望遠端までの移動量の絶対値とで大きい方の移動量をX1、望遠端における焦点距離をftとする。移動量X1の符号は広角端の位置から像側へ移動したときを正、広角端の位置から物体側へ移動したときを負とする。
ズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有する撮像装置において、広角端におけるレンズ全長をLw、撮像素子の撮像面の有効径(対角長)の半分をhとする。このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.15<f1/f4<0.75 ・・・(3)
−0.05<X1/ft<0.15・・・(4)
10.0<Lw/h<15.0 ・・・(5)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(3)は、高い光学性能を得るためのものである。各実施例のズームレンズは、開口絞りSPを挟んで屈折力が略対称型となる屈折力配置を採用している。負の屈折力の第1レンズ群L1と負の屈折力の第4レンズ群L4で発生する軸外収差を打ち消しあうことで高画質化を実現している。
条件式(3)の上限値を超えると、軸外収差の打ち消しあいには有効だが、広画角化すると、第4レンズ群L4から射出される軸外光線の撮像素子への入射角が大きくなりすぎるため、色シェーディングが発生してくる。条件式(3)の下限値を超えると、強い負の屈折力の第1レンズ群L1で発生する軸外収差を第4レンズ群L4で打ち消しあうことが困難となり、像面湾曲等の軸外収差が大きく発生し高画質化が困難になる。
好ましくは、条件式(3)の範囲を以下のとおりとすると良い。
0.20<f1/f4<0.70・・・(3a)
さらに好ましくは、条件式(3a)の範囲を以下のとおりとすると良い。
0.25<f1/f4<0.65・・・(3b)
条件式(4)は、第1レンズ群L1の移動量に関するものである。条件式(4)の上限値又は、下限値を超えて第1レンズ群L1の移動量が大きくなると、第1レンズ群L1の繰り出し時の偏芯量が大きくなる。第1レンズ群L1は、レンズ前玉径の小型化のため負の屈折力が強く、偏芯による光学性能の低下が顕著となり、ズーム全域で高い光学性能を得ることが困難となる。
好ましくは、条件式(4)の範囲を以下のとおりとすると良い。
−0.02<X1/ft<0.10・・・(4a)
さらに好ましくは、条件式(4)の範囲を以下のとおりとすると良い。
−0.01<X1/ft<0.07・・・(4b)
条件式(5)は、広角端におけるレンズ全長に関する。条件式(5)の上限値を超えると、開口絞りSPから第1レンズ群L1までの距離が長くなり、前玉有効径が大型化してくる。条件式(5)の下限値を超えると、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力が強くなりすぎるため、高い光学性能を達成することが困難となる。
好ましくは、条件式(5)の範囲を以下のとおりとすると良い。
11.0<Lw/h<14.0 ・・・(5a)
さらに好ましくは、条件式(5a)の範囲を以下のとおりとすると良い。
11.5<Lw/h<13.5 ・・・(5b)
各実施例のズームレンズは、広画角化と小型化を図るため、強い負の屈折力の第1レンズ群L1を有している。強い負の屈折力の第1レンズ群L1で発散させた軸上光束を強い正の屈折力の第2レンズ群L2と正の屈折力の第3レンズ群L3で収斂させると高次の球面収差、コマ収差が多く発生し、光学性能が低下してくる。正の屈折力を弱めると、変倍に必要な各レンズ群の移動量が増加するため、特に望遠端でのレンズ全長が増大する。また、正の屈折力のレンズ群内、または近傍に配置される開口絞りSPも大型化してくる。
そこで各実施例のズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1の像側に2つの正の屈折力のレンズ群を配置し、大口径化と高性能化を図っている。広角端において正の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群の間隔を広げて配置し、望遠端で近接するように配置するようにズーミングに際して各レンズ群を移動している。
広角端における第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の合成焦点距離を長くして、高次の球面収差、コマ収差の発生を低減している。また、望遠端における第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の合成焦点距離を短くして、望遠端におけるレンズ全長を短縮している。
また、各実施例のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第4レンズ群L4が物体側へ移動する。広角端から中間のズーム位置まで第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が縮小し、中間のズーム位置から望遠端にかけて第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が増大するように移動する。
これは、中間のズーム位置において、強い正の屈折力の第3レンズ群L3で発生する収差、特にコマ収差を第4レンズ群L4で補正するためである。中間のズーム位置で第3レンズ群L3と第4レンズ群L4を近接させることにより、これらの諸収差を補正し、ズーム全域で高い光学性能を得ている。
特に広角端から望遠端へのズーミングに際して、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は物体側へ、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4のレンズ群間隔が中間のズーム位置で最小となるように移動している。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第3レンズ群L3が物体側へ移動するようにしている。
次に、各実施例の各レンズ群の構成に関して説明する。
図1に示す実施例1において第1レンズ群L1は、物体側より像側へ順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、両凹形状の負レンズ、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズにより構成される。この構成により、前玉有効径の小型化、広角化を行ったときの軸外収差の発生を抑制している。第2レンズ群L2は、物体側より像側へ順に両凸形状の正レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、両凹形状の負レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズにより構成される。
この構成により、第1レンズ群L1で発散させる光束を緩やかに収斂させて、高次の球面収差、コマ収差の発生を低減している。第3レンズ群L3は、物体側より像側へ順に、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズと像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズを接合した接合レンズを有する。更に、両凸形状の正レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと両凸形状の正レンズを接合した接合レンズ、両凸形状の正レンズにより構成される。この構成により、強い正の屈折力の第3レンズ群L3で発生する、軸上収差、軸外収差を低減している。
第4レンズ群L4は、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズ、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズと像側が平面の平凹形状の負レンズを接合した接合レンズにより構成される。この構成により、軸外収差を良好に補正している。
図3に示す実施例2において第1レンズ群L1は、両凹形状の負レンズ、両凹形状の負レンズ、両凸形状の正レンズにより構成される。この構成により、前玉有効径の小型化、広角化を行ったときの軸外収差の発生を抑制している。第2レンズ群L2は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、両凸形状の正レンズと像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズを接合した接合レンズにより構成される。この構成により、第1レンズ群L1で発散させる光束を緩やかに収斂させて、高次の球面収差、コマ収差を低減している。
第3レンズ群L3は、両凸形状の正レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと両凸形状の正レンズを接合した接合レンズで構成される。この構成により、強い正の屈折力の第3レンズ群で発生する、軸上収差、軸外収差を低減している。第4レンズ群L4は、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズ、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズにより構成される。この構成により、軸外収差を良好に補正している。
図5に示す実施例3において第1レンズ群L1は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、両凹形状の負レンズ、両凸形状の正レンズ、像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズより構成される。この構成により、前玉有効径の小型化、広角化を行ったときの軸外収差の発生を抑制している。第2レンズ群L2は、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズ、両凸形状の正レンズにより構成される。この構成により、第1レンズ群L1で発散させる光束を緩やかに収斂させて、高次の球面収差、コマ収差を低減している。
第3レンズ群L3は、両凸形状の正レンズ、両凸形状の正レンズ、両凹形状の負レンズと両凸形状の正レンズを接合した接合レンズより構成される。この構成により、強い正の屈折力の第3レンズ群L3で発生する、軸上収差、軸外収差を低減している。第4レンズ群L4は、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズにより構成される。この構成により、軸外収差を良好に補正している。
図7に示す実施例4において第1レンズ群L1は、両凹形状の負レンズ、両凹形状の負レンズ、両凸形状の正レンズにより構成される。この構成により、前玉有効径の小型化、広角化を行ったときの軸外収差の発生を抑制している。第2レンズ群L2は、両凸形状の正レンズ、像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズにより構成される。この構成により、第1レンズ群L1で発散させる光束を緩やかに収斂させて、高次の球面収差、コマ収差を低減している。
第3レンズ群L3は、両凸形状の正レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと両凸形状の正レンズを接合した接合レンズにより構成される。この構成により、強い正の屈折力の第3レンズ群で発生する、軸上収差、軸外収差を低減している。第4レンズ群L4は、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズ、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズを接合した接合レンズにより構成される。この構成により、軸外収差を良好に補正している。
また、実施例1乃至4は、第3レンズ群L3でフォーカシングを行っている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に、各実施例に示したズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態について、図9を用いて説明する。図9において、20はカメラ本体、21は実施例1乃至4で説明した、いずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。
22はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。23は撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
以下、実施例1乃至4に対応する数値データ1乃至4を示す。各数値データにおいて、iは物体側から数えた順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第(i+1)面との間の軸上間隔を示す。又、ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を各々非球面係数としたとき、
なる式で表している。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10−xを意味している。BFは空気換算のバックフォーカスである。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスの値を加えた長さである。また、前述の各条件式と数値実施例との関係を表1に示す。


(数値データ1)
単位 mm
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 99.261 2.43 1.81600 46.6 40.00
2 18.978 9.59 30.04
3* -50.380 1.63 1.43875 94.9 29.94
4 34.833 0.10 28.58
5 29.340 7.89 1.59270 35.3 28.66
6 -35.230 1.46 1.64000 60.2 28.25
7 119.567 (可変) 26.67
8 29.185 4.26 1.73077 40.5 22.82
9 -98.836 0.10 22.59
10 26.742 2.30 1.87800 38.2 21.16
11 48.528 1.45 20.37
12 -188.566 1.02 1.91650 31.6 20.28
13 18.510 0.21 18.85
14 19.350 2.67 1.47069 67.4 18.92
15 45.683 1.10 19.02
16(絞り) ∞ (可変) 19.05
17* -450.954 3.38 1.52855 77.0 20.04
18 -19.513 0.89 1.81600 46.6 20.39
19 -153.808 0.10 21.99
20 52.956 6.32 1.43875 94.9 23.38
21 -28.557 0.10 24.20
22 320.481 1.03 1.56013 47.0 25.39
23 23.796 7.71 1.43875 94.9 26.45
24 -32.306 0.10 26.75
25 140.264 3.40 1.59700 55.3 27.29
26 -49.124 (可変) 27.30
27 39.038 3.52 1.87400 35.3 23.55
28 -75.007 1.01 1.64000 60.2 23.17
29 19.375 3.34 20.33
30 -142.905 3.41 1.43875 94.9 20.31
31 -31.872 1.02 1.88300 40.8 20.07
32 ∞ (可変) 20.26
像面 ∞

非球面データ
第3面
K =-9.48107e+000 A 4=-4.69780e-006 A 6= 1.26017e-008

第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.37264e-005 A 6=-2.76944e-008 A 8=-4.40341e-011 A10=-6.12345e-013

各種データ
ズーム比 4.00
広角 中間 望遠
焦点距離 12.00 24.00 48.00
Fナンバー 1.70 2.73 4.00
半画角(度) 41.85 24.13 12.62
像高 10.75 10.75 10.75
レンズ全長 140.00 139.03 140.00
BF 9.00 36.93 60.61

d 7 32.91 10.69 1.00
d16 18.89 18.87 3.47
d26 7.66 1.00 3.38
d32 9.00 36.93 60.61

入射瞳位置 19.94 17.69 16.06
射出瞳位置 -67.01 -65.34 -25.15
前側主点位置 30.05 36.06 37.20
後側主点位置 -3.00 12.93 12.61

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -21.84 23.10 4.02 -12.75
L2 8 60.51 13.11 -12.35 -17.91
L3 17 26.29 23.04 12.87 -2.75
L4 27 -44.64 12.29 9.64 0.25

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -29.15
2 3 -46.67
3 5 28.30
4 6 -42.36
5 8 31.27
6 10 64.65
7 12 -18.35
8 14 69.07
9 17 38.48
10 18 -27.47
11 20 43.31
12 22 -45.95
13 23 32.60
14 25 61.35
15 27 29.81
16 28 -23.96
17 30 92.63
18 31 -36.09


(数値データ2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 -226.161 2.43 1.77250 49.6 40.00
2 25.883 10.26 32.45
3 -31.774 1.63 1.45880 90.0 32.42
4 130.764 0.75 33.55
5 75.365 5.25 1.88500 30.2 34.14
6 -162.661 (可変) 34.05
7* 120.887 2.19 1.80400 46.6 25.89
8 118.712 0.20 26.15
9 47.484 4.75 1.49700 81.1 26.67
10 -122.371 1.02 1.59270 35.3 26.77
11 -175.002 3.82 26.85
12(絞り) ∞ (可変) 26.85
13 30.326 6.00 1.43875 94.9 28.22
14 -65.390 0.10 28.03
15 54.073 1.03 1.83400 37.2 26.42
16 17.028 7.09 1.55332 71.7 24.21
17* -60.372 (可変) 23.95
18 103.320 2.33 1.91650 31.6 19.45
19 -43.096 1.01 1.78650 50.0 19.14
20 19.192 3.35 17.22
21 19.340 4.08 1.51200 52.1 18.98
22 -57.401 1.02 1.86300 41.5 18.95
23 73.520 (可変) 19.01
像面 ∞

非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.05116e-006 A 6=-1.24042e-009 A 8=-1.61489e-011 A10= 1.66991e-014

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.68720e-006 A 6= 1.33684e-009 A 8=-2.20475e-011 A10= 1.83972e-013

各種データ
ズーム比 4.00
広角 中間 望遠
焦点距離 14.00 28.00 56.00
Fナンバー 1.70 2.93 4.00
半画角(度) 37.52 21.00 10.87
像高 10.75 10.75 10.75
レンズ全長 138.42 138.36 138.42
BF 9.61 44.33 63.84

d 6 47.62 27.30 1.55
d12 11.05 7.43 8.66
d17 11.83 1.00 6.06
d23 9.61 44.33 63.84

入射瞳位置 21.89 19.74 14.92
射出瞳位置 -28.86 -22.05 -25.10
前側主点位置 30.80 35.93 35.66
後側主点位置 -4.39 16.33 7.84

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -31.00 20.33 -0.04 -17.47
L2 7 78.17 11.97 1.61 -7.49
L3 13 36.13 14.22 3.62 -6.29
L4 18 -52.21 11.78 3.86 -4.22

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -29.94
2 3 -55.54
3 5 58.80
4 7 -14867.33
5 9 69.48
6 10 -691.48
7 13 48.14
8 15 -30.19
9 16 24.81
10 18 33.44
11 19 -16.76
12 21 28.77
13 22 -37.22


(数値データ3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 91.400 2.43 1.76385 48.5 40.00
2 16.221 10.79 28.08
3 -40.489 1.63 1.76385 48.5 27.99
4 87.282 0.10 28.34
5 38.379 6.23 1.85478 24.8 29.03
6 -48.785 2.00 28.81
7 -34.176 1.46 1.88300 40.8 27.46
8 -8541.260 (可変) 27.35
9* 26.924 6.98 1.76385 48.5 25.85
10 -36.085 1.02 1.88300 40.8 25.14
11 30.454 1.85 24.17
12 98.401 3.61 1.59522 67.7 24.27
13 -47.167 (可変) 24.78
14(絞り) ∞ 1.00 26.45
15* 20.917 7.90 1.55032 75.5 28.69
16 -268.182 0.20 27.99
17 27.272 4.95 1.43875 94.9 25.97
18 -94.746 1.00 25.42
19 -2204.806 1.03 2.00100 29.1 23.09
20 11.903 7.70 1.68948 31.0 19.65
21* -115.071 (可変) 19.22
22 -29.485 3.14 1.80810 22.8 14.45
23 -18.924 1.00 15.40
24 -18.953 1.01 1.76385 48.5 15.41
25* -96.830 (可変) 16.29
像面 ∞

非球面データ
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.58720e-006 A 6= 3.98531e-009 A 8=-1.89782e-011 A10= 4.32772e-014

第15面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.79105e-006 A 6=-1.93541e-008 A 8= 4.91405e-012 A10=-1.98496e-013

第21面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.14790e-005 A 6=-6.51720e-008 A 8= 9.07917e-010 A10=-8.03696e-012

第25面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.13837e-006 A 6= 1.19049e-007 A 8=-3.07577e-009 A10= 2.62078e-011

各種データ
ズーム比 4.00
広角 中間 望遠
焦点距離 12.00 24.00 48.00
Fナンバー 1.61 2.59 4.00
半画角(度) 41.86 24.13 12.62
像高 10.75 10.75 10.75
レンズ全長 130.93 128.18 130.94
BF 9.00 28.97 44.87

d 8 24.81 7.21 1.00
d13 21.53 17.67 2.90
d21 8.58 7.32 15.16
d25 9.00 28.97 44.87

入射瞳位置 19.59 18.64 15.66
射出瞳位置 -20.29 -19.63 -23.47
前側主点位置 26.67 30.78 29.94
後側主点位置 -3.00 4.97 -3.13

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -17.00 24.64 5.15 -11.84
L2 9 61.51 13.45 0.70 -8.51
L3 14 32.15 23.77 -0.13 -15.42
L4 22 -62.66 5.14 0.47 -2.76

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -26.18
2 3 -36.01
3 5 25.99
4 7 -38.86
5 9 21.20
6 10 -18.57
7 12 54.07
8 15 35.60
9 17 48.87
10 19 -11.82
11 20 16.04
12 22 57.72
13 24 -31.03


(数値データ4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 -274.754 2.43 1.77250 49.6 39.81
2 25.314 12.27 32.19
3 -30.762 1.63 1.43875 94.7 31.46
4 224.185 0.10 32.39
5 75.605 4.59 1.85478 24.8 32.75
6 -333.375 (可変) 32.60
7* 45.613 5.31 1.55332 71.7 26.77
8 -68.034 5.90 26.76
9 -30.119 1.02 1.65412 39.7 25.74
10 -55.312 2.42 26.28
11(絞り) ∞ (可変) 26.55
12 27.681 7.03 1.43875 94.9 28.03
13 -68.295 0.10 27.72
14 42.814 1.03 1.83400 37.2 26.12
15 15.924 7.46 1.55332 71.7 23.80
16* -58.779 (可変) 23.47
17 115.563 1.89 1.91650 31.6 18.10
18 -54.269 1.01 1.72916 54.7 17.80
19 19.453 5.29 16.22
20 19.958 4.14 1.51200 52.1 18.63
21 -68.214 1.02 1.86300 41.5 18.57
22 57.175 (可変) 18.61
像面 ∞

非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.10580e-006 A 6=-4.26834e-010 A 8= 6.85970e-012 A10=-1.93792e-014

第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.36403e-005 A 6=-6.89333e-009 A 8= 2.87978e-011 A10= 2.00894e-013

各種データ
ズーム比 4.00
広角 中間 望遠
焦点距離 14.00 28.00 56.00
Fナンバー 1.70 3.07 4.00
半画角(度) 37.52 21.00 10.87
像高 10.75 10.75 10.75
レンズ全長 132.85 132.85 132.85
BF 9.74 41.31 57.20

d 6 44.02 24.33 1.31
d11 4.74 1.57 1.61
d16 9.71 1.00 8.09
d22 9.74 41.31 57.20

入射瞳位置 21.82 20.04 16.50
射出瞳位置 -25.84 -19.51 -23.03
前側主点位置 30.31 35.15 33.41
後側主点位置 -4.26 13.31 1.20

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -28.00 21.03 1.39 -16.22
L2 7 86.23 14.65 -4.68 -16.23
L3 12 32.00 15.63 4.07 -6.94
L4 17 -51.65 13.34 3.74 -5.87

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -29.90
2 3 -61.53
3 5 72.47
4 7 50.18
5 9 -102.73
6 12 45.92
7 14 -30.94
8 15 23.48
9 17 40.51
10 18 -19.53
11 20 30.64
12 21 -35.91
L1 第1レンズ群、L2 第2レンズ群、L3 第3レンズ群、
L4 第4レンズ群、SP 絞り

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群より構成され、
    ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    望遠端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は広角端より狭く、
    望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は広角端より狭く、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    −2.30<f1/fw<−1.37
    1.80<f2/f3<2.80
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間に開口絞りを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとし、中間のズーム位置Zmを、
    Zm=√fw×ft
    とするとき、広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群は物体側へ、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群のレンズ群間隔が中間のズーム位置で最小となるように移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. フォーカシングに際して、前記第3レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    0.15<f1/f4<0.75
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとし、中間のズーム位置Zmを、
    Zm=√fw×ft
    とするとき、前記第1レンズ群の広角端から中間のズーム位置までの移動量の絶対値と、広角端から望遠端までの移動量の絶対値とで大きい方の移動量をX1、望遠端における焦点距離をftとし、移動量X1の符号は広角端の位置から像側へ移動したときを正、広角端の位置から物体側へ移動したときを負とするとき、
    −0.05<X1/ft<0.15
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、前記第3レンズ群は物体側へ移動することを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 広角端における前記ズームレンズの全長をLw、前記撮像素子の撮像面の有効径の半分をhとするとき、
    10.0<Lw/h<15.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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