JP2020068990A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2020068990A5
JP2020068990A5 JP2018204160A JP2018204160A JP2020068990A5 JP 2020068990 A5 JP2020068990 A5 JP 2020068990A5 JP 2018204160 A JP2018204160 A JP 2018204160A JP 2018204160 A JP2018204160 A JP 2018204160A JP 2020068990 A5 JP2020068990 A5 JP 2020068990A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
catheter according
catheter
base material
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018204160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020068990A (ja
JP7160633B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2018204160A priority Critical patent/JP7160633B2/ja
Priority claimed from JP2018204160A external-priority patent/JP7160633B2/ja
Priority to PCT/JP2019/040450 priority patent/WO2020090437A1/ja
Priority to CN201980071454.9A priority patent/CN112930165B/zh
Publication of JP2020068990A publication Critical patent/JP2020068990A/ja
Publication of JP2020068990A5 publication Critical patent/JP2020068990A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7160633B2 publication Critical patent/JP7160633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]長尺状で可撓性のある管本体(11)の先端側に収縮および膨張可能なバルーン(20)を備えたカテーテル(10)において、
前記バルーン(20)は、可撓性のある主材質と、同じく可撓性があり前記主材質に比べてバルーン(20)内部の充填成分およびバルーン(20)外部の雰囲気中のガス成分の透過性が共に低い副材質とにより伸縮可能な袋状に形成され、
前記バルーン(20)は、前記主材質からなる基材(21)の内部に、前記副材質からなる数多の塊(22)が前記基材(21)の表面方向および厚さ方向に亘って散在する構造を有し
前記基材(21)の内部において、前記塊(22)として散在する前記副材質間の隙間は、前記主材質からなり前記充填成分が透過するルートとして3次元的な網目構造であることを特徴とするカテーテル(10)。
[2]前記塊(22)の形状は、不定形であることを特徴とする前記[1]に記載のカテーテル(10)。
[3]前記基材(21)の内部における前記副材質の含有量は、10〜50重量%の範囲内であることを特徴とする前記[1]または[2]に記載のカテーテル(10)。
]前記基材(21)の内部のうち表面に近い上層と裏面に近い下層に比べて、前記上層と前記下層の間の中間層に、前記塊(22)がより多く含まれていることを特徴とする前記[1],[2]または[3]に記載のカテーテル(10)。
]前記塊(22)は、前記基材(21)の表面および裏面からは露出しないことを特徴とする前記[1],[2],[3]または[4]に記載のカテーテル(10)。
]前記主材質はシリコーンゴムであり、前記副材質はブチルゴムであることを特徴とする前記[1],[2],[3],[4]または[5]に記載のカテーテル(10)。
]前記バルーン(20)は、前記管本体(11)の先端側を臓器の瘻孔より体内に挿入した際に、前記瘻孔に係合して留置するための抜け止めであることを特徴とする前記[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載のカテーテル(10)。
それにより、カテーテル(10)を抜去するに際して、バルーン(20)を収縮させるとき、バルーン(20)の充填成分と一緒に前記ガス成分も容易に外部に除去することができる。以上のように、本カテーテル(10)によれば、バルーン(20)内部の充填成分の外部漏れを防止する機能を低下させることなく、異材質間の剥離も防止することができる。
前記[2]に記載のカテーテル(10)によれば、前記塊(22)の形状は、不定形とする。これにより、前記塊(22)間に数多の複雑な間隙(ルート)を形成することができる。
前記[3]に記載のカテーテル(10)によれば、前記基材(21)の内部における前記副材質の含有量は、10〜50重量%の範囲内とする。これにより、バルーン(20)内容物の外部漏れ防止機能を既存品の3層構造と比べても高めることができ、ガス成分の透過による主材質と副材質との層間剥離を生じさせないことが、本件発明者らの実験により確かめられている。
前記[]に記載のカテーテル(10)によれば、基材(21)の内部のうち表面に近い上層と裏面に近い下層に比べて、上層と下層の間の中間層に、塊(22)がより多く含まれている。このように、基材(21)の内部に散在する数多の塊(22)の分布密度は、厚さ方向に必ずしも同等である必要はなく、製造上または機能的な理由によって中間層に多く偏在するようにしても良い。
前記[]に記載のカテーテル(10)によれば、塊(22)は基材(21)の表面および裏面からは露出しない。これにより、主材質の方が副材質よりも安全性に優れている場合には、いっそう人体に対する安全性を高めることができる。また、バルーン(20)を管本体(11)に接着するに際して、その接着面が全て同じ材質であれば接着性においても優れており、カテーテル(10)を製造しやすくなる。
前記[]に記載のカテーテル(10)のように、主材質はシリコーンゴムとして、副材質はブチルゴムにすると良い。シリコーンゴムおよびブチルゴムは、人体に対する安全性に優れている。また、シリコーンゴムはブチルゴムよりも柔らかく、人体の臓器に係合させても安全である。さらに、ブチルゴムは、シリコーンゴムに比べて気体および液体の不透過性に優れている。
前記[]に記載のカテーテル(10)のように、前述したバルーン(20)は、管本体(11)の先端側を臓器の瘻孔より体内に挿入した際に、瘻孔に係合して留置するための抜け止めとすると良い。このように本カテーテル(10)は、胃瘻に用いるものとして最適である。

Claims (7)

  1. 長尺状で可撓性のある管本体の先端側に収縮および膨張可能なバルーンを備えたカテーテルにおいて、
    前記バルーンは、可撓性のある主材質と、同じく可撓性があり前記主材質に比べてバルーン内部の充填成分およびバルーン外部の雰囲気中のガス成分の透過性が共に低い副材質とにより伸縮可能な袋状に形成され、
    前記バルーンは、前記主材質からなる基材の内部に、前記副材質からなる数多の塊が前記基材の表面方向および厚さ方向に亘って散在する構造を有し、
    前記基材の内部において、前記塊として散在する前記副材質間の隙間は、前記主材質からなり前記充填成分が透過するルートとして3次元的な網目構造であることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記塊の形状は、不定形であることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記基材の内部における前記副材質の含有量は、10〜50重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記基材の内部のうち表面に近い上層と裏面に近い下層に比べて、前記上層と前記下層の間の中間層に、前記塊がより多く含まれていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のカテーテル。
  5. 前記塊は、前記基材の表面および裏面からは露出しないことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のカテーテル。
  6. 前記主材質はシリコーンゴムであり、前記副材質はブチルゴムであることを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のカテーテル。
  7. 前記バルーンは、前記管本体の先端側を臓器の瘻孔より体内に挿入した際に、前記瘻孔に係合して留置するための抜け止めであることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載のカテーテル。
JP2018204160A 2018-10-30 2018-10-30 カテーテル Active JP7160633B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204160A JP7160633B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 カテーテル
PCT/JP2019/040450 WO2020090437A1 (ja) 2018-10-30 2019-10-15 カテーテル
CN201980071454.9A CN112930165B (zh) 2018-10-30 2019-10-15 导管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204160A JP7160633B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 カテーテル

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020068990A JP2020068990A (ja) 2020-05-07
JP2020068990A5 true JP2020068990A5 (ja) 2020-08-13
JP7160633B2 JP7160633B2 (ja) 2022-10-25

Family

ID=70462335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018204160A Active JP7160633B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 カテーテル

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7160633B2 (ja)
CN (1) CN112930165B (ja)
WO (1) WO2020090437A1 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074427B2 (ja) * 1986-12-27 1995-01-25 富士システムズ株式会社 医療用カフ付チューブ
JPH0791423B2 (ja) * 1990-03-30 1995-10-04 信越化学工業株式会社 防振性ゴム
JP3281663B2 (ja) * 1992-04-14 2002-05-13 三菱重工業株式会社 ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置
JP2010158486A (ja) 2009-01-09 2010-07-22 Kaneka Corp 胃瘻カテーテル
JP5254843B2 (ja) * 2009-03-03 2013-08-07 クリエートメディック株式会社 幽門閉鎖具
JP6126787B2 (ja) * 2012-02-29 2017-05-10 フクダ電子株式会社 ガイドカテーテル
WO2014083559A1 (en) 2012-11-30 2014-06-05 Hdh Medical Ltd Vascular occluding device and methods of use
JP2014180386A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Hoya Corp 胃瘻カテーテル用内視鏡
JP6341532B2 (ja) * 2014-03-20 2018-06-13 テルモ株式会社 生体管留置チューブ
EP3189871A4 (en) * 2014-09-04 2018-05-09 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter and method for manufacturing same
JP6624791B2 (ja) * 2015-02-25 2019-12-25 テルモ株式会社 医療器具、医療器具組立体、バルーンデバイス
JP2017093903A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 クリエートメディック株式会社 カテーテル
JP6285067B2 (ja) 2017-05-22 2018-02-28 オバロン・セラピューティクス、インコーポレイテッドObalon Therapeutics, Inc. 胃内デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6615101B2 (ja) 紙袋
JP2017522100A (ja) 消音特性を有する臭気バリア層を含む多層フィルム
ES2588235T3 (es) Dispositivo de ostomía
TW438846B (en) A process for coating foam
CN105555244B (zh) 可塑造的粘附板片
JP2009505750A5 (ja)
ES2786314T3 (es) Película asimétrica de capas múltiples para una aplicación de ostomía
JP2016221327A5 (ja)
AR040822A1 (es) Un articulo absorbente y un metodo para hacer dicho articulo absorbente
JP2012501704A5 (ja)
ATE410467T1 (de) Zusammensetzung für einseitige, geräuscharme stretchclingfolie und daraus hergestellte folien
JP2018509952A5 (ja)
JP2015508341A5 (ja)
JP2016525899A5 (ja)
ES2251215T3 (es) Revestimiento adhesivo para dentaduras.
RU2677459C2 (ru) Растягивающийся сборный мешок для приспособления для стомического использования
JP2018526115A5 (ja)
RU2019129541A (ru) Клейкая пластина с содержащимся в ней высвобождающим слоем
JP2020068990A5 (ja)
JP2007021030A5 (ja)
JP2017114124A5 (ja)
ES2370436T3 (es) Empalme para bolsa de ostomía, del tipo de dos piezas, de fijación por pegado.
CO2017012525A2 (es) Cápsula monodosis con un fieltro de tres capas
NZ748779A (en) Non-implant device for temporary occlusion of blood vessels and use thereof
JP2019001163A5 (ja)