JP2020067580A - 採光レンズフィルム、採光フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】採光フィルムに関して、従来に比して採光機能の低下や、外観不良等の信頼性が低下してしまうのを抑制する。【解決手段】採光レンズフィルム4は、透明な基材部9と、基材部9の一方の面上に、繰り返し配列される複数の凸条部8とを備え、凸条部8は、先細りの断面形状であり、隣接する凸条部8間に、充填部11が設けられていることを特徴とする。また、充填部11は、その表面が隣接する凸条部8の先端よりも基材部9側に窪んでいることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、窓ガラス等に貼り付けて外光を屋内に導く採光用のフィルムに関する。
従来、窓ガラス等に貼り付けて外光を屋内に導く採光フィルムに関する工夫が提案されている(特許文献1)。
ここで採光フィルムに用いられる採光レンズフィルムは、先細りの断面形状による凸条部が透明フィルム材による基材上に繰り返し形成され、この凸条部により斜めに傾いた反射面が基材の表面に繰り返し形成されることによって作成される。
採光フィルムは、採光レンズフィルムと対向するように、粘着剤層を備えた透明フィルム材によるカバーフィルムが採光レンズフィルムの凸条部側に配置され、これによりカバーフィルムにより凸条部を保護するようにして、採光レンズフィルムとカバーフィルムとが一体化されて作成される。
採光フィルムは、例えば窓ガラス等に、粘着剤等により貼り付けて保持され、これにより窓ガラスに直接入射する太陽光等の外光を凸条部による反射面で反射して屋内に導く。
ここで採光フィルムに用いられる採光レンズフィルムは、先細りの断面形状による凸条部が透明フィルム材による基材上に繰り返し形成され、この凸条部により斜めに傾いた反射面が基材の表面に繰り返し形成されることによって作成される。
採光フィルムは、採光レンズフィルムと対向するように、粘着剤層を備えた透明フィルム材によるカバーフィルムが採光レンズフィルムの凸条部側に配置され、これによりカバーフィルムにより凸条部を保護するようにして、採光レンズフィルムとカバーフィルムとが一体化されて作成される。
採光フィルムは、例えば窓ガラス等に、粘着剤等により貼り付けて保持され、これにより窓ガラスに直接入射する太陽光等の外光を凸条部による反射面で反射して屋内に導く。
ところでこの種の採光フィルムは、上述のように、粘着剤層により凸条部の先端がカバーフィルムに貼り付けられて、採光レンズフィルムがカバーフィルムに保持されている。また、採光レンズフィルムを直接、窓ガラス等に貼付される場合においても、粘着剤層により凸条部の先端が窓ガラスに貼り付けられて、採光レンズフィルムが窓ガラスに保持されている。
これにより、従来の採光フィルムや、窓ガラス等の被着体に粘着剤層を介して直接貼付された採光レンズフィルムは、隣接する凸条部間に、空隙が形成されてしまい、この空隙に端部より水分が浸入し、採光機能の低下や、外観不良等の信頼性が低下するという問題があった。
これにより、従来の採光フィルムや、窓ガラス等の被着体に粘着剤層を介して直接貼付された採光レンズフィルムは、隣接する凸条部間に、空隙が形成されてしまい、この空隙に端部より水分が浸入し、採光機能の低下や、外観不良等の信頼性が低下するという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、採光フィルムに関して、従来に比して信頼性を向上すること、を目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、隣接する凸条部間の空隙に充填剤を充填する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 透明な基材部と、
前記基材部の一方の面上に、繰り返し配列される複数の凸条部とを備え、
前記凸条部は、先細りの断面形状であり、
隣接する前記凸条部間に、充填部が設けられていること、
を特徴とする採光レンズフィルム。
前記基材部の一方の面上に、繰り返し配列される複数の凸条部とを備え、
前記凸条部は、先細りの断面形状であり、
隣接する前記凸条部間に、充填部が設けられていること、
を特徴とする採光レンズフィルム。
(1)によれば、採光レンズフィルムが窓ガラスやカバーフィルム等の透明基材に貼付された場合に、隣接する凸条部間に設けられた充填部により、隣接する凸条間への水分の浸入を低減することができ、採光機能の低下や、外観不良等の信頼性の低下を抑制することができる。
(2) (1)において、
前記充填部は、その表面が隣接する前記凸条部の先端よりも基材部側に窪んでいること、
を特徴とする採光レンズフィルム。
前記充填部は、その表面が隣接する前記凸条部の先端よりも基材部側に窪んでいること、
を特徴とする採光レンズフィルム。
(2)によれば、採光レンズフィルムが窓ガラスやカバーフィルム等の透明基材に貼付された場合に、充填部の表面と透明基材との間に微少な隙間(空隙)を形成することができ、採光レンズフィルムからの出射光に拡散性を付与することができ、眩しさを低減することができる。
(3) (1)又は(2)の採光レンズフィルムと、
前記採光レンズフィルムの凸条部側に配置され、前記採光レンズフィルム側の面に粘着剤層が設けられたカバーフィルムと
を備える採光フィルム。
前記採光レンズフィルムの凸条部側に配置され、前記採光レンズフィルム側の面に粘着剤層が設けられたカバーフィルムと
を備える採光フィルム。
(3)によれば、隣接する凸条部間に設けられた充填部により、隣接する凸条間への水分の浸入を低減することができ、採光機能の低下や、外観不良等の信頼性の低下を抑制することができる。
本発明によれば、採光レンズフィルム、採光フィルムに関して、従来に比して採光機能の低下や、外観不良等が生じて信頼性が低下してしまうのを抑制することができる。
〔実施形態〕
図1は、本実施形態に係る採光レンズフィルム、採光フィルムを示す図である。
図1(A)は、採光フィルムの厚み方向(Z方向)に平行であって、後述の凸条部8が延在する方向(X方向)に平行な面(XZ面)における断面図であり、図1(B)は、採光フィルムの厚み方向(Z方向)に平行であって、凸条部8の配列方向(Y方向)に平行な面(YZ面)における断面図である。
図2は、図1の採光レンズフィルム、採光フィルムにおける凸条間の構成を説明する図であり、図1(B)のA部詳細を示す図である。
ここで、理解を容易にするために、図1を含め以下に示す各図において、適宜、XYZ直交座標系を設けて示している。この座標系では、採光レンズフィルムの左右方向をX方向、上下方向をY方向とし、厚み方向をZ方向とする。採光レンズフィルムの面内方向は、XY面に平行であり、厚み方向(Z方向)は、面内方向に直交する。
図1は、本実施形態に係る採光レンズフィルム、採光フィルムを示す図である。
図1(A)は、採光フィルムの厚み方向(Z方向)に平行であって、後述の凸条部8が延在する方向(X方向)に平行な面(XZ面)における断面図であり、図1(B)は、採光フィルムの厚み方向(Z方向)に平行であって、凸条部8の配列方向(Y方向)に平行な面(YZ面)における断面図である。
図2は、図1の採光レンズフィルム、採光フィルムにおける凸条間の構成を説明する図であり、図1(B)のA部詳細を示す図である。
ここで、理解を容易にするために、図1を含め以下に示す各図において、適宜、XYZ直交座標系を設けて示している。この座標系では、採光レンズフィルムの左右方向をX方向、上下方向をY方向とし、厚み方向をZ方向とする。採光レンズフィルムの面内方向は、XY面に平行であり、厚み方向(Z方向)は、面内方向に直交する。
この採光フィルム1は、セパレータフィルム2を剥離して露出する粘着剤層5により窓ガラス等に貼り付けて配置される。採光フィルム1(採光レンズフィルム4)は、このようにして配置されることにより、窓ガラスを透過して入射する入射光の光路を折り曲げて屋内に導き、これにより屋内を明るくすることができる。
採光フィルム1は、カバーフィルム3と採光レンズフィルム4とを一体化して形成される。
カバーフィルム3は、透明フィルム材6の一方の側の面に粘着剤層5、セパレータフィルム2が順次配置され、他方の面に粘着剤層7が配置される。
ここで透明フィルム材6は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂による透明フィルム材等、この種の構成に適用可能な各種の透明フィルム材を広く適用することができる。
また粘着剤層5、7は、例えば、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤等、この種のフィルム材に適用可能な構成を広く適用することができる。
カバーフィルム3は、粘着剤層7側が、採光レンズフィルム4の凸条部8(後述する)が形成された側の面に積層され、押圧されることにより、採光レンズフィルム4と一体化され、採光レンズフィルム4の凸条部8を保護する。
カバーフィルム3は、透明フィルム材6の一方の側の面に粘着剤層5、セパレータフィルム2が順次配置され、他方の面に粘着剤層7が配置される。
ここで透明フィルム材6は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂による透明フィルム材等、この種の構成に適用可能な各種の透明フィルム材を広く適用することができる。
また粘着剤層5、7は、例えば、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤等、この種のフィルム材に適用可能な構成を広く適用することができる。
カバーフィルム3は、粘着剤層7側が、採光レンズフィルム4の凸条部8(後述する)が形成された側の面に積層され、押圧されることにより、採光レンズフィルム4と一体化され、採光レンズフィルム4の凸条部8を保護する。
採光レンズフィルム4は、透明フィルム材による基材部9の一方の側の面に、光散乱層10が形成され、他方の側の面に複数の凸条部8が形成され、さらに隣接する凸条部8間に充填剤の充填により充填部11が設けられる。
基材部9は、採光レンズフィルム4の基材となる部分であり、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂による透明フィルム材等、この種の構成に適用可能な各種の透明フィルム材を広く適用することができる。
光散乱層10は、入射した光を散乱させる層であり、この採光フィルム1(採光レンズフィルム4)を目視した際の眩しさ(グレア)を防止するために設けられる。光散乱層10は、基材部9の表面の粗面化処理や、光散乱性を有する拡散剤を含有した塗膜を形成する等、種々の手法により作成することができる。
基材部9は、採光レンズフィルム4の基材となる部分であり、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂による透明フィルム材等、この種の構成に適用可能な各種の透明フィルム材を広く適用することができる。
光散乱層10は、入射した光を散乱させる層であり、この採光フィルム1(採光レンズフィルム4)を目視した際の眩しさ(グレア)を防止するために設けられる。光散乱層10は、基材部9の表面の粗面化処理や、光散乱性を有する拡散剤を含有した塗膜を形成する等、種々の手法により作成することができる。
凸条部8は、図1(B)の断面において、基材部9から離れるにつれて細くなる先細りの断面形状に形成され、上下方向(Y方向)に繰り返し配列されており、また、図1(A)に示すように、左右方向(X方向)に延長するように形成されている。
本実施形態では、凸条部8は、図1(B)の断面において、略三角形状の断面形状に形成され、図2に示すように、その先端部に凹部8bが形成されている。そのため、本実施形態の凸条部8の先端部には、凹部8bを挟むようにして2つの頂部8cが形成される。
採光レンズフィルム4は、各凸条部8に設けられた頂部8cが粘着剤層7に当接することによってカバーフィルム3と一体化される。
採光レンズフィルム4は、この凸条部8の先細りを形成する斜面(側面)8aによって入射光を反射することができ、入射光の光路を折り曲げて屋内側に出射することができる。
本実施形態では、凸条部8は、図1(B)の断面において、略三角形状の断面形状に形成され、図2に示すように、その先端部に凹部8bが形成されている。そのため、本実施形態の凸条部8の先端部には、凹部8bを挟むようにして2つの頂部8cが形成される。
採光レンズフィルム4は、各凸条部8に設けられた頂部8cが粘着剤層7に当接することによってカバーフィルム3と一体化される。
採光レンズフィルム4は、この凸条部8の先細りを形成する斜面(側面)8aによって入射光を反射することができ、入射光の光路を折り曲げて屋内側に出射することができる。
ここで、この実施形態では、上述のように、断面形状が略三角形形状であるものの、必要とする入射光を反射する特性に応じて種々に断面形状を設定することができる。例えば、凸条部8の先細りの断面形状は、この実施形態の断面三角形形状に係る一辺の直線形状に代えて、折れ線形状や、曲線形状により形成したり、先端に凹部が形成されていない(頂部が1つの)三角形状にしたり、その他、台形や多角形形状に形成されるようにしたりしてもよい。
また、凸条部8は、図1の例では、密接して順次配置されている例で示したが、これに限定されるものでなく、一定の間隔で隣接する凸条部8が配置されるようにしてもよい。
また、凸条部8は、図1の例では、密接して順次配置されている例で示したが、これに限定されるものでなく、一定の間隔で隣接する凸条部8が配置されるようにしてもよい。
なお、凸条部8は、例えば、紫外線硬化性樹脂等を使用して基材部9上に作成してもよく、また、基材部9に係る透明フィルム材を金型に押し付けて、その透明フィルム材を局所的に熱変形させることによって作成されるようにてもよい。
充填部11は、図2に示すように、透明な充填剤を隣接する凸条部8間に充填して形成される。本実施形態の採光フィルム1では、この充填部11により隣接する凸条部8間の空隙が狭くなるので、採光レンズフィルム4にカバーフィルム3が貼付された場合に、凸条部8間への水分の浸入を大幅に低減することができる。
本実施形態の凸条部8は、上述のように先端に凹部8bが形成されており、その凹部8bにも充填部11が形成されている。
これにより、採光レンズフィルム4は、カバーフィルム3との密着力の低下や、採光機能の低下、外観不良等といった信頼性の低下を抑制することができる。
本実施形態の凸条部8は、上述のように先端に凹部8bが形成されており、その凹部8bにも充填部11が形成されている。
これにより、採光レンズフィルム4は、カバーフィルム3との密着力の低下や、採光機能の低下、外観不良等といった信頼性の低下を抑制することができる。
また、充填部11は、その表面が隣接する凸条部8の先端(頂部8c)よりも基材部9側に窪んでいる。より具体的には、充填部11は、隣接する凸条部8間の中央部分において、充填部11の表面(符号Pにより示す位置である)が、隣接する凸条部8の先端(頂部8c)よりも基材部9側に位置しており、この中央部分で粘着剤層7の表面から充填部11の表面(点P)までに間隔Dがあり、採光レンズフィルム4側に向かって凸となる曲面状の断面形状による空隙部SPが形成される。
このように空隙部SPが形成されていても、凸条部8間の空間のほとんどは、充填部11の充填剤によって充填されているため、凸条部8間の水分の浸入を十分に低減させることができる。
また、空隙部SPを設けることによって、凸条部8間に入射する入射光は、平行光線で入射して充填部11によって発散光とされ、凸条部8の側面8aで反射した後、光散乱層10を透過して出射する際に、一段と拡散性が付与されることになる。これにより本実施形態の採光フィルム1(採光レンズフィルム4)は、より効果的に眩しさを低減することができる。
このように空隙部SPが形成されていても、凸条部8間の空間のほとんどは、充填部11の充填剤によって充填されているため、凸条部8間の水分の浸入を十分に低減させることができる。
また、空隙部SPを設けることによって、凸条部8間に入射する入射光は、平行光線で入射して充填部11によって発散光とされ、凸条部8の側面8aで反射した後、光散乱層10を透過して出射する際に、一段と拡散性が付与されることになる。これにより本実施形態の採光フィルム1(採光レンズフィルム4)は、より効果的に眩しさを低減することができる。
なお、採光レンズフィルム4の外周縁のみにシーリング材を塗布して、外周縁の空隙部SPを埋めて、カバーフィルム3及び採光レンズフィルム4間に水分が浸入してしまう経路を無くすことにより、採光フィルム1の外部から水分が浸入してしまうのを更に低減することができる。これにより、より効果的に、採光レンズフィルム4の剥離を抑制するとともに、採光機能の低下や、外観不良等の信頼性の低下を極力抑制することができる。
また、粘着剤層7と空気との接触を低減することができ、空気との接触による粘着剤層7の経年劣化を抑制し、これによっても信頼性が低下してしまうのを抑制することができる。
また、粘着剤層7と空気との接触を低減することができ、空気との接触による粘着剤層7の経年劣化を抑制し、これによっても信頼性が低下してしまうのを抑制することができる。
なお、充填部11は、凸条部8の側面8aに塗工液を塗工して、硬化することにより設けられ、この硬化時における収縮を有効に利用することにより、凸条部8間の表面形状を曲面形状として、隣接する凸条部8間の中央部分で、充填部11の表面(点P)が、隣接する凸条部8の先端より、基材部9側に位置するように形成される。
充填部11は、採光レンズフィルム4の凸条部8における光の反射をより効率よくするため、充填部11の屈折率は、凸条部8の屈折率よりも低くすることが望ましく、充填部及び凸条部の屈折率差は、0.1以上、より好ましくは0.15以上であることが望ましい。
充填部11を形成する充填剤には、例えば、紫外線硬化型エポキシアクリレート系やウレタンアクリレート系等の樹脂を適用することができる。
充填部11は、採光レンズフィルム4の凸条部8における光の反射をより効率よくするため、充填部11の屈折率は、凸条部8の屈折率よりも低くすることが望ましく、充填部及び凸条部の屈折率差は、0.1以上、より好ましくは0.15以上であることが望ましい。
充填部11を形成する充填剤には、例えば、紫外線硬化型エポキシアクリレート系やウレタンアクリレート系等の樹脂を適用することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
図3は、採光レンズフィルム及びカバーフィルムとの接合の別な形態を説明する図である。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
図3は、採光レンズフィルム及びカバーフィルムとの接合の別な形態を説明する図である。
(1)上述の実施形態では、充填部11とカバーフィルム3(粘着剤層7)との間に空隙部SPを設ける例で説明したが、これに限定されるものでない。例えば、採光レンズフィルム4は、充填部11の表面を平坦に形成して、凸条部8間の空隙が完全に埋められるようにして、カバーフィルム3(粘着剤層7)と充填部11との間に空隙部SPが全く存在しないように形成してもよい。これにより、カバーフィルム3と採光レンズフィルム4との接触面積を増やすことができ、両フィルムをより強固に密着させることができる。
(2)上述の実施形態では、採光レンズフィルム4の凸条部8の頂部8cが、図2に示すように、カバーフィルム3の粘着剤層7に当接する形態で説明したが、これに限定されるものでなく、図3に示すように、凸条部8の頂部8cが粘着剤層7に突き刺さるようにしてもよい。これにより、採光レンズフィルム4と粘着剤層7との接触面積を増やすことができ、より強固に採光レンズフィルム4とカバーフィルム3とを接合することができる。
(3)上述の実施形態では、採光レンズフィルム4は、カバーフィルム3に貼付される例で説明したが、これに限定されるものでなく、カバーフィルム3以外の基材(被着体)、例えば、窓ガラスに対して、粘着剤層を介して貼付されるようにしてもよい。
1 採光フィルム
2 セパレータフィルム
3 カバーフィルム
4 採光レンズフィルム
5、7 粘着剤層
6 透明フィルム材
8 凸条部
9 基材部
10 光散乱層
11 充填部
2 セパレータフィルム
3 カバーフィルム
4 採光レンズフィルム
5、7 粘着剤層
6 透明フィルム材
8 凸条部
9 基材部
10 光散乱層
11 充填部
Claims (3)
- 透明な基材部と、
前記基材部の一方の面上に、繰り返し配列される複数の凸条部とを備え、
前記凸条部は、先細りの断面形状であり、
隣接する前記凸条部間に、充填部が設けられていること、
を特徴とする採光レンズフィルム。 - 請求項1に記載の採光レンズフィルムにおいて、
前記充填部は、その表面が隣接する前記凸条部の先端よりも基材部側に窪んでいること、
を特徴とする採光レンズフィルム。 - 請求項1又は請求項2に記載の前記採光レンズフィルムと、
前記採光レンズフィルムの凸条部側に配置され、前記採光レンズフィルム側の面に粘着剤層が設けられたカバーフィルムと
を備える採光フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018200611A JP2020067580A (ja) | 2018-10-25 | 2018-10-25 | 採光レンズフィルム、採光フィルム |
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ID=70390266
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2018
- 2018-10-25 JP JP2018200611A patent/JP2020067580A/ja active Pending
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