JP2020063140A - ワーク供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリーブの内部へのワークの供給作業の効率を向上させる。【解決手段】ワーク供給装置1は、支持軸31に回転可能に支持され、ワークWの供給口33に隣接配置された回転体34を備える。回転体34には、軸線X方向に貫通する貫通孔35が設けられる。回転体34には固定体36が隣接配置され、回転体34との対向側面にワークWの受入口36bが設けられる。ワーク供給装置1は操作部材50を備え、操作部材50は、スリーブ110から当接部51に作用する軸線X回りの周方向の操作力Fによって回転体34を軸線X回りに回転させ、貫通孔35を供給口33と連通する周方向位置R1から固定体36の受入口36bと連通する周方向位置R2に変位させる。また、当接部51に押し当てられたスリーブ110を固定体36に設けられたワークWの排出口36cに対向する位置に配置させる。【選択図】図3

Description

本発明は、ワーク供給装置に関する。
油圧回路等に用いられるチェックバルブは、筒状のスリーブの内部に金属製のボールと、ボールを付勢するスプリングを収容し、スリーブの一端にバルブシートを固定して構成される(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−49271号公報
ボールとボールを収容するスリーブ内部の径は小さいため、スリーブの内部へのボールの供給を手作業で行うと、ボールをつかみ損ねたりスリーブの内部に入れ損ねたりすることでボールが落下し、収容作業に時間がかかる可能性があった。
また、作業者が手袋をしてボールをつかんだ際にボールに夾雑物が付着すると、その夾雑物がスリーブ内部に入り、チェックバルブを用いた油圧回路に夾雑が発生する可能性があった。
チェックバルブを構成するスリーブの内部へのボールの供給作業の効率を向上させ、スリーブ内部に夾雑物が入り込むことを低減することが求められている。
本発明のワーク供給装置は、
供給口から順次供給される球状のワークを、スリーブの内部に所定数ずつ供給するワーク供給装置であって、
支持軸に回転可能に支持され、前記支持軸に沿った回転軸方向における一方側において前記供給口に隣接して配置される回転体と、
前記回転体を前記回転軸方向に貫通し、前記所定数の前記ワークを収容可能な大きさで形成された貫通孔と、
前記回転軸方向における前記回転体の他方側に隣接して配置され、前記回転体との対向部に設けられた前記ワークの受入口を備えた固定体と、
前記スリーブが押し当てられる当接部を有し、前記スリーブから前記当接部に作用する前記回転軸回りの周方向の操作力によって、前記回転体を前記回転軸回りに回転させる操作部材と、を備え、
前記操作部材は、前記当接部に作用する前記操作力によって、前記回転体を回転させて前記貫通孔を、前記供給口と連通する第1の位置から前記固定体の受入口と連通する第2の位置に変位させると共に、前記当接部に押し当てられた前記スリーブを前記固定体に設けられた前記ワークの排出口に対向する位置に配置させる。
本発明によれば、スリーブの内部へのワークの供給作業の効率を向上させることができる。また、スリーブ内部に夾雑物が入り込むことを低減することができるため、製品の信頼性を向上させることができる。
チェックバルブの構成を示す図である。 ワーク供給装置の全体的な構成を示す図である。 整列部の構成を示す上面図である。 供給部の構成を示す分解斜視図である。 軸線X方向から見た、供給板の供給口、回転体の貫通孔および固定体の受入口および排出口の位置関係を示す図である。 操作部材の構成と、ブラケットの回転体への固定を説明する図である。 スリーブの押し当ての開始時で、ワークが回転体の貫通孔にある状態を示す図である。 スリーブが周方向に移動し、ワークが回転体の貫通孔から固定体に移動した状態を示す図である。 スリーブが排出口に対向する位置に移動し、ワークが固定体の排出口からスリーブ内部に供給された状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、チェックバルブ100の構成を示す図である。
図1に示すように、油圧回路の油路上に配置されるチェックバルブ100は、筒状のスリーブ110の内部に金属製のボールであるワークWを収容した構成であり、スリーブ110の一端にはバルブシート120が固定される。スリーブ110はワークWを収容可能な内径を有する大径部111と、ワークWの直径より小径の小径部112とから構成されている。小径部112にはスプリング130が収容されており、スプリング130が大径部111に収容したワークWを付勢してバルブシート120に当接させる。
バルブシート120には油の入口ポート121が設けられており、スリーブ110の大径部111には、スリーブ110の内外を連通する油の出口ポート113が設けられている。ワークWは、バルブシート120に当接した状態で入口ポート121を閉止している。
バルブシート120の入口ポート121から設定圧力以上の油が供給されると、バルブシート120に当接していたワークWが圧力を受けてスリーブ110の小径部112側へ移動する。これによって、入口ポート121が開放され、入口ポート121から入った油が出口ポート113から流出することで油路を連通させる。
実施の形態では、スリーブ110の大径部111にワークWを供給するワーク供給装置について説明する。
図2は、ワーク供給装置1の全体的な構成を示す図である。
図3は、整列部の構成を示す上面図である。
図2に示すように、ワーク供給装置1は、複数のワークWを整列させる整列部2と、整列させたワークWを順次スリーブ110に供給する供給部3とを備えている。
整列部2は、複数のワークWを収容するホッパ21と、複数のワークWを整列させて供給部3に供給するホース22と、ホッパ21に収容されたワークWを攪拌する攪拌部25と、を備えている。
ホッパ21は矩形のフレーム23の上部に、固定具23aによって固定支持される。ホッパ21は、供給部3よりも上方に位置にするように配置される。図示の例では、供給部3はフレーム23に隣接して配置しているが、供給部3をフレーム23の下部に配置しても良い。
ホッパ21は上部が開口した椀状の部材であり、図3に示すように、底面の中心には、開口21aが設けられている。開口21aの径は、ワークWの直径より若干大きくなるように設定されている。ホッパ21の開口21aの外縁には、外縁を径方向外方に一部切り欠いた切り欠き21bが設けられている。
図2に示すように、開口21aにはホッパ21の下部に延びる円筒部材21cが取り付けられ、この円筒部材21cが固定具23aに固定支持されている。ホッパ21の上部開口から、ホッパ21内部に複数のワークWが供給される。ホッパ21に収容されたワークWは、一つずつ底面の開口21aおよび円筒部材21cを通過してホッパ21内部から排出されるようになっている。円筒部材21cには、筒状のホース22の一端が取り付けられる。ホッパ21から排出されたワークWは、ホース22の内部で整列し、自重に従って下方に移動する。ホース22の他端は後述する供給部3の供給口33に取り付けられる。
攪拌部25は、図3に示すように、ホッパ21に収容されたワークWを攪拌する棒状のレバー26を備える。レバー26は、先端側がホッパ21に形成された切り欠き21bを挿通して、ホッパ21の内部に差し込まれている。レバー26の基端側は、ホッパ21の外部において引きバネであるスプリング27に連結されている。
レバー26はまた、長手方向中心において、支点部材28に支持されている。支点部材28は先端にリングが形成された棒状部材であり、支持具23bに回動可能に支持されている。板状の支持具23bは、一端部がフレーム23に固定され、フレーム23の短手方向中心に延び、他端部は筒状になっている。支点部材28はこの支持具23bの筒状の他端部に差し込まれ、露出した先端のリング部分にレバー26が挿通している。
スプリング27は、一端がフレーム23に固定され、他端はフレーム23の短手方向中心付近でレバー26の基端に連結している。スプリング27の他端には、ワイヤ29の一端が連結されている。ワイヤ29は、複数の滑車Pに経由されて、他端は後述する供給部3の回転体34に連結されている。
ワイヤ29が、後述する回転体34の回転によってスプリング27を伸縮させることで、スプリング27に連結されたレバー26が支点部材28を中心として揺動する。これによって、ホッパ21の内部に差し込まれたレバー26の先端がホッパ21内部のワークWを攪拌して、開口21aからの排出をスムーズにする。回転体34の回転に応じた攪拌部25の動作については、供給部3の動作の説明と共に詳述する。
図2に示すように、供給部3は、軸線X方向に延びる支持軸31上に支持された供給板32、回転体34および固定体36を備える。回転体34に対して、軸線X方向の一方側に供給板32が隣接して配置され、軸線X方向の他方側に固定体36が隣接して配置されている。
整列部2のホース22で整列されたワークWは、供給部3の回転体34の回転によって、供給板32、回転体34および固定体36に順次受け渡される。供給部3は、作業者の操作によって回転体34を回転させると共に、固定体36からスリーブ110内部にワークWを受け渡すための操作部材50を備えている。
なお、支持軸31は、軸線Xが床面に対して若干傾斜し、固定体36側が供給板32側より下方に位置するように配置される。このように傾斜をつけることで、ワークWが供給板32から固定体36まで移動しやすくなる。
以降、供給部3の各要素の説明において、「軸線X回りの周方向」を単に「周方向」といい、「軸線Xの径方向」を単に「径方向」という。
また、ワークWをスリーブ110内部に供給する際に、作業者は図2の紙面手前側に位置して操作部材50を操作するが、以降の説明においては、供給部3の作業者が位置する側(紙面手前側)を「正面側」といい、反対側(紙面奥側)を「奥側」という。
図4は、供給部3の構成を示す分解斜視図である。
支持軸31は、供給板32、回転体34および固定体36のそれぞれの軸中心に設けられた軸孔32a、34a、36aを挿通する。供給板32および固定体36は、支持軸31の外周に固定支持されるが、回転体34は、支持軸31に沿った回転軸回り、すなわち周方向に回転可能に支持されている。
供給板32には供給口33が形成されている。供給口33は、供給板32を軸線X方向に貫通する円形の孔であり、その径はワークWの直径より若干大きく、1つのワークWが通過可能な大きさに設定されている。供給口33の、回転体34と対向する側と反対側には、前記したホース22の他端が取り付けられており、ホース22で整列したワークWが順次供給口33を通過するようになっている。
回転体34は円柱部材であり、外周が軸線X方向に沿って配置され、一方の側面が供給板32に対向し、他方の側面が固定体36に対向するように配置されている。回転体34には、一方の側面から他方の側面にかけて回転体34の内部を軸線X方向に貫通する貫通孔35が形成されている。貫通孔35の径と軸線X方向の長さはそれぞれワークWの直径より若干大きく設定されており、貫通孔35は1つのワークWが収容可能な大きさとなっている。回転体34の外周には、前記した整列部のワイヤ29が連結されている。
固定体36は回転体34と略同径の円柱部材であり、外周が軸線X方向に沿って配置されて、一方の側面が回転体34に対向するように配置されている。固定体36の、回転体34との対向側面にはワークWの受入口36bが形成され、回転体34の外周にはワークWの排出口36cが形成されている。受入口36bおよび排出口36cは、軸線X方向から、軸線Xに対して鉛直方向下方に延びる鉛直線VL上に設けられている。固定体36の内部には、受入口36bと排出口36cを接続する第1の通路37と第2の通路38が形成されている。
第1の通路37は、一端が受入口36bに接続し、固定体36の内部を軸線X方向に延びて、他端は回転体34との対向側面と反対側の側面に開口する。
第2の通路38は、一端が固定体36の内部において第1の通路37に接続し、第1の通路37に対して鉛直方向下方に延び、他端は固定体36の外周の下部に設けられた排出口36cに接続する。固定体36の受入口36b、第1の通路37、第2の通路38および排出口36cの径は、それぞれワークWの直径より若干大きく設定されている。
なお、図4の例では、第1の通路37を固定体36を貫通する貫通孔として設けている。貫通孔とすることで製造が容易となるが、第1の通路37は貫通孔に限定されない。第1の通路37の他端は、固定体36の内部の、第2の通路38との接続する位置に留まるようにしても良い。
また、図示は省略するが、第1の通路37を貫通孔として設けた場合に、ワークWが第1の通路の他端開口から固定体36の外部に脱落することを防止するために、他端開口を閉止する板等を固定体36の側面に取り付けても良い。
供給板32、回転体34および固定体36は、支持軸31上に同軸に設けられている。
図5は、軸線X方向の固定体36側から見た、供給板32の供給口33、回転体34の貫通孔35および固定体36の受入口36bおよび排出口36cの位置関係を示す図である。
供給板32の供給口33、回転体34の貫通孔35、および固定体36の受入口36bは、軸中心からそれぞれの開口中心までの距離が等距離(距離D1)であり、すなわち同じ径方向位置に設けられている。
供給板32の供給口33は、鉛直線VLに対して周方向に紙面手前側に向かって角度αを移動した位置(周方向位置R1)に設けられている。
前記したように、固定体36の受入口36bおよび排出口36cは回転体34の鉛直線VL上の位置(周方向位置R2)に設けられている。受入口36bおよび排出口36cを接続する第1の通路37および第2の通路38(図4参照)も、同じ周方向位置R2に設けられている。
供給板32の供給口33と固定体36の受入口36bは、径方向位置は同じであるが、周方向においてシフトした位置に設けられており、供給口33より受入口36bの方が鉛直方向において下方に位置している。
回転体34の貫通孔35は、回転体34の回転に伴って周方向位置が変位する。貫通孔35が、供給口33と連通する周方向位置R1と受入口36bと連通する周方向位置R2との間で変位することで、ワークWが供給板32、回転体34および固定体36を受け渡される。
図4に示すように、操作部材50は、スリーブ110が押し当てられる当接部51と、当接部51に接合されたブラケット52を備える。
当接部51は板状部材であり、厚み方向において、押し当てられるスリーブ110の外周に沿った湾曲した形状である。図2に示すように、当接部51は、固定体36の外周上に配置され、固定体36から径方向外方に延びる。
図6は、ブラケット52の構成と回転体34への固定を説明する図である。
なお、図6では分かりやすくするため、固定体36を、回転体34およびブラケット52から分離して図示している。
図6に示すように、ブラケット52は、当接部51の固定体36側の端部51aに接合された板状部材であり、ブラケット52の長手方向の一端部が、当接部51の湾曲した端部51aを覆うように接合される。
当接部51は、長手方向において固定体36の外周に沿って湾曲しており、図2に示すように、ブラケット52は固定体36の外周に対向し、外周上を摺動可能に配置されるが、その一部が回転体34の外周上に延設しており、延設した部分が回転体34の外周に固定される。
図6に示すように、ブラケット52の、固定体36の外周に対向する部分を本体部53と称し、回転体34の外周に延設する部分を延設部54と称する。ブラケット52の本体部53の軸線X方向長さL1は、固定体36の受入口36bから排出口36cの回転体34と反対側の外縁までの軸線X方向長さL2以上(L1≧L2)であるように設定される。これによって、ブラケット52が固定体36の下部に移動したときには、本体部53が排出口36cを覆う。ブラケット52の延設部54にはボルト孔54aが設けられており、延設部54はボルト孔54aを介して、回転体34の外周に不図示のボルトによって締結される。
操作部材50のブラケット52が回転体34に固定されていることによって、操作部材50と回転体34は一体的に移動する。
図2に示すように、回転体34はワイヤ29に連結されているが、ワイヤ29は整列部2においてフレーム23に固定されたスプリング27に連結している。
回転体34および操作部材50は、当接部51にスリーブ110が押し当てられていない状態では、スプリング27の弾性力Bによって、初期位置に位置するように付勢されている。
初期位置において、操作部材50の当接部51は、正面側に立つ作業者がスリーブ110を押し当て可能な位置に位置する。また、初期位置において、回転体34は貫通孔35が供給板32の供給口33と連通する周方向位置R1(図5参照)に位置する。
スリーブ110の押し当てに伴うワーク供給装置1の動作とワークWの移動について、図7〜図9を用いて詳細に説明する。
図7は、スリーブ110の押し当ての開始時の、ワークWが回転体34の貫通孔35にある状態を示す図である。
図8は、スリーブ110が周方向に移動し、ワークWが回転体34の貫通孔35から固定体36に移動した状態を示す図である。
図9は、スリーブ110が排出口36cに対向する位置に移動し、ワークWが固定体36の排出口36cからスリーブ110内部に供給された状態を示す図である。
図7の(a)、図8の(a)および図9の(a)は、供給部3の軸線X方向の固定体36側から、スリーブ110および操作部材50の移動を示した図であり、図7の(b)、図8の(b)および図9の(b)は、供給部3の正面側からワークWの移動を示した図である。いずれも模式図であるため、各部の寸法は正確ではない。また、説明に重要な部分は内部の構造であっても実線で示し、説明に不要な部分は図示を省略している。また、前記したように軸線Xは固定体36側が下方に位置するように若干傾斜して設定されるが、図7〜図9では便宜上軸線Xを水平に図示している。
図7の(a)に示すように、初期位置において回転体34の貫通孔35は周方向位置R1に位置しており、図7の(b)に示すように、貫通孔35は供給板32の供給口33と連通する一方、固定体36の受入口36bとの連通は遮断された状態である。
供給口33と貫通孔35が連通することによって、整列部2のホース22で整列したワークWが供給板32の供給口33を通過して貫通孔35に入る。前記したように貫通孔35は一つのワークWを収容可能な大きさに設定されているため、貫通孔35には先頭の一つのワークWのみが収容された状態である。
図7の(a)に示すように、作業者は、スリーブ110を、バルブシート120(図1参照)を固定する側の開口端を上側に向けた状態で把持し、大径部111の外周を当接部51に押し当て、奥側に押し込む。なお、スリーブ110の小径部112には、別工程で既にスプリング130が収容されている。
スリーブ110から当接部51への操作力Fが、スプリング27の弾性力Bを上回ると、当接部51に接合されたブラケット52が固定体36の外周を奥側へ摺動し始める。ブラケット52の摺動に伴って、当接部51と当接部51に押し当てられたスリーブ110も、周方向奥側の固定体36の排出口36cに近づく方向に移動を開始する。ブラケット52に固定された回転体34も同時に周方向奥側に回転を開始し、貫通孔35および貫通孔35に収容されたワークWも、周方向奥側へ変位する。
図8の(b)に示すように、貫通孔35が周方向奥側へ変位すると、貫通孔35と供給口33の連通が遮断されるため、先頭のワークWに後続するワークWは、供給口33で停止した状態となり、貫通孔35への移動は防止される。
図8の(a)に示すように、回転体34の貫通孔35が周方向位置R2まで変位すると、貫通孔35と固定体36の受入口36bが連通する。図8の(b)に示すように、貫通孔35に収容されたワークWは固定体36の受入口36bを通過して第1の通路37に入り、第1の通路37に接続する第2の通路38から排出口36cに落下する。
図8の(a)に示すように、操作部材50のブラケット52の本体部53が、固定体36の外周上を奥側に摺動すると、当接部51に押し当てられたスリーブ110が排出口36cに対向する位置まで移動する前に、固定体36の外周の下部に設けられた排出口36cを覆う。
ブラケット52が排出口36cを覆うことによって、第2の通路38から排出口36cに落下したワークWは、スリーブ110が排出口36cに対向する位置に移動するまで、排出口36cを覆うブラケット52に支持される。
図9の(a)に示すように、ブラケット52の摺動が更に進んで当接部51が排出口36cの下方に移動すると、それまでブラケット52の本体部53に覆われていた排出口36cが露出し始める。当接部51が、排出口36cの外縁より奥側に移動したところで排出口36cは完全に露出し、当接部51に押し当てられたスリーブ110が露出した排出口36cに対向する。排出口36cが完全に露出することでワークWが排出口36cから落下して、スリーブ110内部に供給される。
なお、図9の(b)に示すように、貫通孔35は周方向奥側に更に移動するため、このとき、供給板32の供給口33および固定体36の受入口36bとの連通はいずれも遮断された状態である。
スリーブ110内部にワークWが供給されると、作業者はスリーブ110を手前側に引くことで、スリーブ110の当接部51への押し当てを解除する。これによって、当接部51に作用する操作力Fが解除される。操作部材50および回転体34は、スプリング27の弾性力Bによって、図6に示す初期位置に復帰する。これによって供給板32の供給口33と回転体34の貫通孔35が再び連通し、次のワークWが供給口33を通過して貫通孔35に収容される。
図3に示す攪拌部25においては、スリーブ110の押し当てによる操作力Fによって回転体34が回転すると、回転体34に連結されたワイヤ29が引っ張られるためスプリング27が伸びる。スリーブ110の押し当てを解除すると弾性力Bによってスプリング27が縮む。このスプリング27の伸縮に伴って、スプリング27に連結されたレバー26が、支点部材28を中心として揺動し、ホッパ21の内部に差し込まれたレバー26の先端部分が、ホッパ21に収容されたワークWを攪拌する。ワークWが攪拌されることによって、ホッパ21の底面の開口21aにおけるワークWの詰まりが解消され、開口21aからホース22へボールが排出されやすくなる。
以上の通り、実施の形態のワーク供給装置1は、
(1)供給口33から順次供給される球状のワークWを、スリーブ110の内部に所定数ずつ供給するワーク供給装置1であって、
支持軸31に回転可能に支持され、支持軸31に沿った軸線X方向(回転軸方向)における一方側において供給口33に隣接して配置される回転体34と、
回転体34を軸線X方向に貫通し、1つ(所定数)のワークWを収容可能な大きさで形成された貫通孔35と、
軸線X方向における回転体34の他方側に隣接して配置され、回転体34との対向側面(対向部)に設けられたワークWの受入口36bを備えた固定体36と、
スリーブ110が押し当てられる当接部51を有し、スリーブ110から当接部51に作用する軸線X回りの周方向の操作力によって、回転体34を軸線X回りに回転させる操作部材50と、を備え、
操作部材50は、当接部51に作用する操作力Fによって、回転体34を回転させて貫通孔35を、供給口33と連通する周方向位置R1(第1の位置)から固定体36の受入口36bと連通する周方向位置R2(第2の位置)に変位させると共に、当接部51に押し当てられたスリーブ110を固定体36に設けられたワークWの排出口36cに対向する位置に配置させる。
操作部材50の当接部51にスリーブ110を押し当てることによって、回転体34の貫通孔35と固定体36の受入口36bが連通すると共に、当接部51に押し当てられたスリーブ110はワークWの排出口36cに対向する位置に移動する。これによって、供給口33から貫通孔35に収容されたワークWが固定体36の受入口36bから排出口36cに移動し、排出口36cに対向するスリーブ110の内部に供給される。
回転体34の貫通孔35は、一つのスリーブ110を収容可能な大きさに設けられており、スリーブ110を当接部51に押し当てて回転体34の貫通孔35と固定体36の受入口36bを連通させたときには、供給口33と回転体34の貫通孔35の連通は遮断されるため、必要数を超えたワークWがスリーブ110内部に収容されることを防止することができる。
このように、作業者は当接部51にスリーブ110を押し当てるだけで必要な数のワークWをスリーブ110内に供給することができるため、作業効率を向上させることができる。また、手作業でワークWをスリーブ110の内部に供給する必要がないため、夾雑物がスリーブ110の内部に入ることも低減することができる。
なお、実施の形態ではスリーブ110内に一つのワークWを供給する例を説明したが、供給する数は二つ以上であっても良い。その場合は、供給するワークWの数に応じて、貫通孔35の大きさを設定すると良い。
(2)固定体36は、
受入口36bに接続し、固定体36の内部を軸線X方向に延びる第1の通路37と、
固定体36の内部において、第1の通路37と固定体36の外周の下部に設けられた排出口36cとを接続する第2の通路38と、を備え、
操作部材50の当接部51は、固定体36の外周に沿った位置に配置され、スリーブ110が押し当てられることによって固定体36の排出口36cの下方に移動する。
回転体34の貫通孔35が周方向位置R2に変位して固定体36の受入口36bと連通すると、ワークWは回転体34の貫通孔35から受入口36bを介して固定体36の第1の通路37に入り、さらに第2の通路38を下方向に落下するので、排出口36cの下方に配置されたスリーブ110の内部に容易に供給することができる。
(3)当接部51は固定体36の外周から径方向外方に延びる板状部材であり、
操作部材50は、当接部51の固定体36側の端部51aに接合されるブラケット52を備え、
ブラケット52は、固定体36の外周に対向して配置される本体部53と、本体部53から回転体34の外周上に延設して回転体34の外周に固定される延設部54と、を備える。
当接部51に接合するブラケット52の一部を延設して回転体34に固定させることで、当接部51にスリーブ110を押し当てるだけで、当接部51を排出口36cの下方に移動させると共に、ブラケット52を介して操作力Fを回転体34に伝達して回転体34を回転させることができる。
(4)ブラケット52の本体部53は、当接部51に作用する操作力Fによって固定体36の外周上を移動し、当接部51に押し当てられたスリーブ110が固定体36の排出口36cに対向する位置に移動する前に、固定体36の排出口36cを覆って排出口36cに到達したワークWを支持する。
スリーブ110が排出口36cに対向する位置に移動するまで、ブラケット52が排出口36cを覆ってワークWを支持するので、ワークWの脱落を防止し、確実にスリーブ110内部にワークWを供給することができる。
(5)複数のワークWを収容すると共に、収容したワークWを一つずつ排出する開口21aを備えたホッパ21と、
ホッパ21の開口21aと、ホッパ21の下方に配置された供給口33とを接続し、開口21aから排出されたワークWが整列して通過するホース22(筒状部)と、
スリーブ110の押し当てに伴う当接部51の移動に連動して、ホッパ21内の複数のワークWを攪拌する攪拌部25と、を備える。
攪拌部25がスリーブ110受け部の移動に連動してホッパ21内のワークWを攪拌することによって、ワークWの詰まりを解消してワークWが排出口36cから排出されやすくなり、作業効率を向上させることができる。
(6)攪拌部25は、回転体34の回転に応じて伸縮するスプリング27と、スプリング27に接続され、先端部をホッパ21内部に差し込まれたレバー26を備え、レバー26がスプリング27の伸縮に応じて揺動することで、ホッパ21内の複数のワークWを攪拌する。
レバー26が回転体34の回転に応じて揺動してワークWを攪拌させるため、攪拌部25に別個の駆動装置を設ける必要がなく、部品点数を減らし、製造コストおよび設置スペースを低減することができる。
1 ワーク供給装置
2 整列部
3 供給部
21 ホッパ
21a 開口
21b 切り欠き
22 ホース
23 フレーム
23a 固定具
23b 支持具
25 攪拌部
26 レバー
27 スプリング
28 支点部材
29 ワイヤ
31 支持軸
32 供給板
32a 軸孔
33 供給口
34 回転体
34a 軸孔
35 貫通孔
36 固定体
36a 軸孔
36b 受入口
36c 排出口
37 第1の通路
38 第2の通路
50 操作部材
51 当接部
51a 端部
52 ブラケット
53 本体部
54 延設部
54a ボルト孔
100 チェックバルブ
110 スリーブ
111 大径部
112 小径部
113 出口ポート
120 バルブシート
121 入口ポート
130 スプリング
W ワーク
P 滑車

Claims (6)

  1. 供給口から順次供給される球状のワークを、スリーブの内部に所定数ずつ供給するワーク供給装置であって、
    支持軸に回転可能に支持され、前記支持軸に沿った回転軸方向における一方側において前記供給口に隣接して配置される回転体と、
    前記回転体を前記回転軸方向に貫通し、前記所定数の前記ワークを収容可能な大きさで形成された貫通孔と、
    前記回転軸方向における前記回転体の他方側に隣接して配置され、前記回転体との対向部に設けられた前記ワークの受入口を備えた固定体と、
    前記スリーブが押し当てられる当接部を有し、前記スリーブから前記当接部に作用する前記回転軸回りの周方向の操作力によって、前記回転体を前記回転軸回りに回転させる操作部材と、を備え、
    前記操作部材は、前記当接部に作用する前記操作力によって、前記回転体を回転させて前記貫通孔を、前記供給口と連通する第1の位置から前記固定体の受入口と連通する第2の位置に変位させると共に、前記当接部に押し当てられた前記スリーブを前記固定体に設けられた前記ワークの排出口に対向する位置に配置させることを特徴とする、ワーク供給装置。
  2. 前記固定体は、
    前記受入口に接続し、前記固定体の内部を前記回転軸方向に延びる第1の通路と、
    前記固定体の内部において、前記第1の通路と前記固定体の外周の下部に設けられた前記排出口とを接続する第2の通路と、を備え、
    前記操作部材の前記当接部は、前記固定体の外周に沿った位置に配置され、前記スリーブが押し当てられることによって前記固定体の前記排出口の下方に移動することを特徴とする請求項1記載のワーク供給装置。
  3. 前記当接部は前記固定体の外周から径方向外方に延びる板状部材であり、
    前記操作部材は、前記当接部の前記固定体側の端部に接合されるブラケットを備え、
    前記ブラケットは、前記固定体の外周に対向して配置される本体部と、前記本体部から前記回転体の外周上に延設して前記回転体の外周に固定される延設部と、を備えることを特徴とする請求項2記載のワーク供給装置。
  4. 前記ブラケットの本体部は、前記当接部に作用する前記操作力によって前記固定体の外周上を移動し、前記当接部に押し当てられた前記スリーブが前記固定体の前記排出口に対向する位置に移動する前に、前記固定体の排出口を覆って前記排出口に到達した前記ワークを支持することを特徴とする請求項3記載のワーク供給装置。
  5. 複数の前記ワークを収容すると共に、収容した前記ワークを一つずつ排出する開口を備えたホッパと、
    前記ホッパの開口と、前記ホッパの下方に配置された前記供給口とを接続し、前記開口から排出された前記ワークが整列して通過する筒状部と、
    前記スリーブの押し当てに伴う前記当接部の移動に連動して、前記ホッパ内の複数の前記ワークを攪拌する攪拌部と、を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のワーク供給装置。
  6. 前記攪拌部は、前記回転体の回転に応じて伸縮するスプリングと、当該スプリングに接続され、先端部を前記ホッパ内部に差し込まれたレバーを備え、当該レバーが前記スプリングの伸縮に応じて揺動することで、前記ホッパ内の複数の前記ワークを攪拌することを特徴とする請求項5記載のワーク供給装置。
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