JP2020063114A - 搬送ユニット、移載機構及び処理システム - Google Patents

搬送ユニット、移載機構及び処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のステーション間で物品をより効率的に搬送することができる搬送装置を提供する。【解決手段】搬送ユニット15は、搬送レール130と、該搬送レール130に沿って走行し、物品Wを搬送する搬送体150と、物品Wを載置した状態で搬送体150に支持され、複数のステーション11,13の間で搬送されるパレット110と、ステーション11,13の内部において、パレット110を搬送体150に対して受け渡し可能に構成された移載装置100とを備える。移載装置100は、パレット110を支持する支持体102と、該支持体102に固定され、パレット110の受け渡し方向に延びるレール部材103と、該レール部材103を走行する走行体104とを備える。走行体104は、パレット110の被係合部112に選択的に係合する係合部103eを有し、係合部103eと被係合部112との係合状態の下でパレット110を押進又は牽引する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のステーションの間で物品を搬送する搬送ユニットに関する。
従来、物品(ワーク材)に対して複数の工程を施すために、一の工程を施す第1の工程実施場所から他の工程を施す第2の工程実施場所へと対象を搬送する種々の搬送ユニットが用いられている。
特許文献1の搬送ラインシステムは、複数の主基幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)と、待避レール部材(5a、5b、5c)と、サブ基幹レール部材(6a、6b、6c)と、支持部材(3)と、ベルト部材(103)とを備える。支持部材(3)は、主基幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)、待避レール部材(5a、5b、5c)又はサブ基幹レール部材(6a、6b、6c)に沿って移動可能に配設され、且つ、ワーク材を含有するための容器体(2)を支持する。そして、ベルト部材(103)を電気的に駆動することによって、支持部材(3)が各レールに沿って移動する。また、複数の主基幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)は、所定のワーク材を搬送するために、一の工程実施場所と他の工程実施場所との間に配設されている。そして、待避レール部材(5a、5b、5c)は、複数の主幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)のうちの一の主基幹レール部材と他の主基幹レール部材との間に位置する工程実施場所に配設されており、所定のワーク材を用いて工程を実施する場合に一及び他の主基幹レール部材と連続する位置から断絶する位置へと、移動部材によって移動可能であり、又は、一及び他の主基幹レール部材と断絶する位置から連続する位置へと移動部材によって移動可能である。さらに、サブ基幹レール部材(6a、6b、6c)は、工程実施場所に配設され、待避レール部材(5a、5b、5c)に連結部材(7)で連結されている。該待避レール部材(5a、5b、5c)が一及び他の主基幹レール部材と連続する位置から断絶する位置へと移動すると、これに連動して、別のワーク材が工程実施場所を素通りできるように一及び他の主基幹レール部材と断絶する位置から連続する位置へとサブ基幹レール部材(6a、6b、6c)が移動する。又は、待避レール部材(5a、5b、5c)が一及び他の主基幹レール部材と断絶する位置から連続する位置へと移動すると、これに連動して、一及び他の主基幹レール部材と連続する位置から断絶する位置へとサブ基幹レール部材(6a、6b、6c)が移動する。
特許第5004377号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の搬送ユニットでは、直上に主幹レールの断絶部分を設けたライン上の工程実施場所で、作業者は、待避レール部材に吊り下げられた支持部材(搬送体)からワーク材を手動で取り出してワーク材の処理を行った上で、処理済みのワーク材を支持部材に手動で戻さなければならない。支持部材は、レールに比較的不安定な状態で吊り下げられていることから、作業者が支持部材と工程実施場所との間でワーク材を移載する際、時間を浪費したり、落下等の事故が発生し、工程の連続性が途切れることが問題であった。よって、搬送ユニットにおいて工程実施場所であるステーションと搬送体との間の物品の移載を少なくとも自動化し、ステーション間の物品の搬送工程を改善することを課題とした。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のステーション間で物品をより効率的に搬送することができる搬送ユニット、ステーションと搬送体との間の物品の移載を自動化する移載機構、及び、該搬送ユニットが備えられた処理システムを提供することにある。
本発明の一形態の搬送ユニットは、複数のステーションの間で物品を搬送する搬送ユニットであって、
複数のステーションを連結するように物品の搬送方向に沿って延びる搬送レールと、
前記搬送レールに沿って走行し、前記物品を搬送する搬送体と、
前記物品を載置した状態で前記搬送体に支持され、前記複数のステーションの間で搬送されるパレットと、
前記ステーションの内部において、前記搬送レールに隣接して設けられ、前記パレットを前記搬送体に対して受け渡し可能に構成された移載装置と、
前記搬送ユニットの動作を制御する制御部と、を備え、
前記移載装置は、
前記パレットを支持するように構成された支持体と、
前記支持体に固定され、前記パレットの受け渡し方向に延びるレール部材と、
前記レール部材を走行する走行体であって、前記パレットの被係合部に選択的に係合する係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合状態の下で前記パレットを押進又は牽引する走行体と、を備えることを特徴とする。
本発明の一形態の搬送ユニットによれば、ステーション内部に設置された移載装置の支持体と、搬送体との間でパレットを受け渡しするように移載装置が動作することにより、該パレットに保持された物品をステーションと搬送体との間で自動的に移載することが可能である。すなわち、移載装置の走行体の係合部とパレットの被係合部とが選択的に係合した状態で走行体がレール部材を走行することで、走行体がパレットを押進又は牽引して搬送体と支持体との間で物品を受け渡しすることが可能である。したがって、本発明の搬送ユニットは、複数のステーション間で物品をより効率的に搬送することを可能とするものである。
本発明のさらなる形態の搬送ユニットにおいて、前記被係合部は、前記パレットに形成された係合孔によって定められ、前記係合部は、前記係合孔に挿通可能であるとともに突出及び後退動作可能である係合ピンであり、前記走行体は、前記係合孔と前記係合ピンとが一致する係合位置まで移動可能であることを特徴としてもよい。すなわち、走行体が係合ピンを後退させた状態で係合位置まで移動し、係合位置で係合ピンが突出動作して係合孔に挿通し、係合ピンが係合孔に挿通した状態で走行体がパレットを押進又は牽引することができる。
本発明のさらなる形態の搬送ユニットにおいて、前記パレットには、2以上の前記係合孔が前記レール部材の延設方向に沿って設けられていることを特徴としてもよい。すなわち、走行体は、係合ピンを2以上の係合孔に順番に係合させてレール部材上を往復することで、パレットを複数回に分けて押進及び牽引して所定の位置まで移動させることができる。これにより、本発明の搬送ユニットは、受け渡し方向に長尺の物品を支持可能なパレットにも対応可能である。
本発明のさらなる形態の搬送ユニットにおいて、前記移載装置は、前記ステーションの構造体に支持され、前記支持体を内部に吊り下げて支持する枠体をさらに備えてもよい。また、前記移載装置は、前記枠体内の前記支持体の相対高さを変更するための垂直位置調整機構をさらに備えてもよい。すなわち、垂直位置調整機構によって支持体が高さ方向に変位することが可能であることから、移載装置は、様々な高さで保持されたパレットを支持体に対して受け渡しすることができる。さらに、前記支持体には、外方に突出するガイド片が設けられ、前記枠体には、前記ガイド片を嵌入するように、高さ方向に延びるガイドレールが設けられ、前記ガイド片が前記ガイドレールの溝内を摺動することにより、前記支持体の高さ方向の移動がガイドされてもよい。
本発明のさらなる形態の搬送ユニットにおいて、前記移載装置は、前記枠体を前記受け渡し方向と直交する方向に水平移動させる水平位置調整機構をさらに備えてもよい。すなわち、水平位置調整機構によって枠体が支持体ごと水平方向に変位することが可能であることから、移載装置は、支持体から受け渡し方向と直交する方向にずれて配置されたパレットを支持体に対して受け渡しすることが可能である。
本発明のさらなる形態の搬送ユニットにおいて、前記移載装置は、前記ステーションの内部において、前記搬送レールの反対側で前記移載装置に隣接する物品載置部に対して前記パレットを受け渡し可能に構成されてもよい。
本発明のさらなる形態の搬送ユニットにおいて、前記枠体には、前記ステーションの構造体に支持軸を介して支持される支持プレートが設けられ、前記支持プレートに形成された長孔に遊動可能に前記支持軸が挿入されてもよい。
本発明の一形態の処理システムは、第1ステーションと、
前記第1ステーションと離隔して配置された第2ステーションと、
前記第1ステーションと前記第2ステーションとの間で物品を搬送する請求項1から9のいずれか一項に記載の搬送ユニットと、を備え、
前記搬送ユニットの移載装置は、前記第1ステーション及び前記第2ステーションにそれぞれ配置された第1移載装置及び第2移載装置を含み、
前記第1ステーション内部において、前記搬送レールの反対側で前記第1移載装置に隣接する第1物品載置部が配置され、前記第1移載装置は、前記パレットを前記第1物品載置部に対して受け渡し可能に構成され、
前記第2ステーション内部において、前記搬送レールの反対側で前記第2移載装置に隣接する第2物品載置部が配置され、前記第2移載装置は、前記パレットを前記第2物品載置部に対して受け渡し可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の一形態の処理システムによれば、第1移載装置の動作によって物品が第1ステーションの第1物品載置部と搬送体との間で自動的に受け渡しされ、且つ、第2移載装置の動作によって物品が第2ステーションの第2物品載置部と搬送体との間で自動的に受け渡しされる。すなわち、本処理システムでは、作業者が物品を搬送体に対して手動で受け渡しする工程が完全に省略された。その結果、本処理システムにおける処理工程を効率化することが可能である。
本発明のさらなる形態の処理システムにおいて、前記第1物品載置部は、ユーザが処理した物品を投入するための物品投入部であり、前記第2物品載置部は、前記物品が収容される物品収容部であり、前記物品収容部は、高さ方向に複数段の棚を有してもよい。
本発明の一形態の移載機構は、互いに隣接する第1領域と第2領域との間で物品を受け渡しする移載機構であって、
前記物品を保持したまま前記第1領域と前記第2領域との間で移動するパレットと、
前記パレットを支持するように構成され、前記第1領域が定められる支持体と、
前記支持体に固定され、前記パレットの受け渡し方向に延びるレール部材と、
前記レール部材を走行する走行体であって、前記パレットに形成された係合孔に挿通可能であり、且つ、突出及び後退動作可能である係合ピンを有し、前記係合孔と前記係合ピンとが一致する係合位置まで移動可能である走行体と、
前記移載機構の動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一形態の移載機構によれば、走行体の係合ピンとパレット(係合孔の内周面)が選択的に係合した状態で走行体がレール部材を走行することで、走行体がパレットを押進又は牽引して搬送体と支持体との間で物品を受け渡しすることが可能である。すなわち、走行体が係合ピンを後退させた状態で係合位置まで移動し、係合位置で係合ピンが突出動作して係合孔に挿通し、係合ピンが係合孔に挿通したで走行体がパレットを押進又は牽引する。したがって、本発明の移載機構は、該パレットに保持された物品を第1領域と(支持体の外部の物品載置部である)第2領域との間で自動的に移載することが可能である。
本発明のさらなる形態の移載機構は、前記支持体を内部に支持する枠体と、前記枠体内の前記支持体の相対高さを変更するための垂直位置調整機構と、をさらに備え、前記支持体には、外方に突出するガイド片が設けられ、前記枠体には、前記ガイド片を嵌入するように、高さ方向に延びるガイドレールが設けられ、前記ガイド片が前記ガイドレールの溝内を摺動することにより、前記支持体の高さ方向の移動がガイドされることを特徴としてもよい。
本発明の搬送ユニットは、ステーションと搬送体との間の物品の移載を自動化し、複数のステーション間で物品をより効率的に搬送することを可能とする。
本発明の一実施形態の搬送ユニットが組み込まれた処理システムの概略斜視図。 図1の処理システムの平面図。 図1の処理システムの正面図。 図1の処理システムの側面図。 図1の処理システムの第1のステーションの搬送レール側から見た概略斜視図。 図5の第1ステーションの正面図。 図5の第1ステーションの側面図。 図1の処理システムの第2のステーションの搬送レール側から見た概略斜視図。 図8の第2ステーションの背面図。 図8の第2ステーションの側面図。 図8の第2ステーションの平面図。 図1の処理システムの搬送ユニットを構成する移載装置の斜視図。 図12の移載装置の正面図。 図12の移載装置の側面図。 図14のA−A端面図。 図14の部分拡大図。 図12の移載装置を構成する受け渡し機構(レール部材及び走行体のアセンブリ)の斜視図。 図17の受け渡し機構の(a)平面図、及び、(b)正面図。 図17のB−B概略断面図。 図17の走行体の斜視図。 図21の走行体の(a)平面図、(b)正面図及び(c)側面図。 図17の受け渡し機構において走行体がレール部材上を移動し、係合ピンが突出した形態を示す図。 図1の処理システムの搬送ユニットを構成する搬送レール及び搬送体の搬送アセンブリの斜視図。 図23の搬送アセンブリの断面図。 図24の搬送アセンブリの部分拡大図。 図1の処理システムの搬送ユニットを構成するパレットの斜視図。 図23のパレットの(a)平面図及び(b)側面図。 本実施形態の搬送ユニットにおいて、物品載置部からパレットを支持体に牽引する工程を示す模式図。 本実施形態の搬送ユニットにおいて、パレットを支持体から物品載置部に送り出す工程を示す模式図。 本実施形態の処理システムにおいて、第1ステーションから第2ステーションへと搬送される物品の流れの一例を示す側面模式図。を示す模式図。 本実施形態の処理システムにおいて、第1ステーションから第2ステーションへと搬送される物品の流れの一例を示す平面模式図。 本発明の別実施形態の処理システムの概略平面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。また、上下左右方向は、相互に入れ替えて解釈されてもよい。
本実施形態の処理システム10は、ワーク材としての物品Wが第1ステーション11と第2ステーション11との間で任意に搬送されて所定の処理が実行されるように構成されている。そして、該処理システム10には、本実施形態の搬送ユニット15が設けられている。この搬送ユニット15は、所定の搬送路に従って物品Wを搬送するように構成されたものである。図1は、本実施形態の処理システム10の全体を示す概略斜視図である。図2は、処理システム10の全体を示す概略平面図である。図3は、処理システム10の全体を示す概略正面図である。図4は、処理システム10の全体を示す概略側面図である
図1乃至図4に示すとおり、処理システム10は、物品Wに対して第1の処理が施される第1ステーション11と、該第1ステーション11と離隔して配置され、物品Wに対して第2の処理が施される第2ステーション13と、これら第1ステーション11と第2ステーション13との間で物品Wを搬送する搬送ユニット15と、を備えてなる。なお、第1及び第2の処理は、物品Wに対する加工、検査、保管、収納、ハンドリングなど幅広い概念を示すものであり、本発明を限定するものではない。
搬送ユニット15は、物品Wの搬送に要される構成要素の集合体(アセンブリ)である。すなわち、搬送ユニット15は、隣接するステーション11,13を連結するように物品Wの搬送方向に沿って延びる中空の搬送レール130と、該搬送レール130に沿って走行し、物品Wを搬送する搬送体150と、該物品Wを載置した状態で搬送体150に支持され、隣接する2つのステーション11,13の間で移載されるパレット110と、各ステーション11,13の内部において、搬送レール130の各端部に隣接して設けられ、パレット110を搬送体150に対して受け渡し可能に構成された移載装置100と、搬送ユニット15の動作を制御する制御部(図示せず)と、を備える。以下、処理システム10の各構成要素について詳細に説明する。
図5乃至図7を参照して、第1ステーション11の構成を説明する。図5は、第1ステーション11の搬送レール130側から見た斜視図である。図6は、該第1ステーション11の正面図である。図7は、該第1ステーション11の側面図である。
第1ステーション11は、図5乃至図7に示すとおり、筐体をなす枠状の構造体で構成されている。なお、説明の便宜上、壁材などが省略されている。また、第1ステーション11は、搬送レール130側に移載装置100の配置空間を有し、その反対側に物品Wが導入される物品導入部11aを有している。第1ステーション11の構造体には、移載装置100が固定されている。具体的には、構造体の天井から移載装置100が連結軸11bを介して吊下げ支持されている。また、物品導入部11aは、上下2段の棚に分かれており、物品Wを支持した状態のパレット110を載置可能なステージ14を各棚に有している。第1ステーション11では、載置装置100自体は構造体に固定されて動かないが、図6の仮想線に示すように、載置装置100の支持体102が上下に移動可能である。
該ステージ14は、一対のレール体からなる。ステージ14の一対のレールは、パレット110の外枠部分を支持するように離隔し、レール間に後述する走行体104を進入させることができる。また、レールの側面には、レールの上面側に延び出るベアリング又は車輪状の突出体である位置決め部材14aが配置されている。該位置決め部材14aは、下方に力が加わると弾性的に引っ込むように構成されている。位置決め部材14aは、ステージ14上に配置されたパレット110の切り欠き114に入り込み、パレット110を所定の載置位置に位置決めして保持するように機能する。なお、ステージ14の構成は第1ステーション11及び第2ステーション13で共通である。
図8乃至図11を参照して、第2ステーション13の構成を説明する。図8は、第2ステーション13の搬送レール130側から見た斜視図である。図9は、該第2ステーション13の背面図である。図10は、該第2ステーション13の側面図である。図11は、該第2ステーション13の平面図である。
第2ステーション13は、図8乃至図11に示すとおり、第1ステーション11と同様に、筐体をなす枠状の構造体で構成されている。なお、説明の便宜上、壁材などが省略されている。また、第2ステーション13は、搬送レール130側に移載装置100の配置空間を有し、その反対側に物品Wが収容される物品収容部13aを有している。第2ステーション13の構造体には、移載装置100が搬送レール130に直交する方向に水平移動可能に支持されている。特には、移送装置100は、第2ステーション13の構造体の天井に固定された支持軸13b及び支持レール13cによって移動可能に支持されている。移送装置100は、その枠体101の上壁及び構造体の天井に接続されたスライダ装置106(水平位置調整機構)によって水平駆動される。なお、スライダ装置106は、外部電源等によって駆動可能な公知な機械機構から採用され得る。また、物品収容部11aは、上下2段の棚に分かれ、且つ、前後に2つの部屋に分かれている。すなわち、物品収容部11aは、4つの部屋を有し、各部屋には、ステージ14が設けられている。第2ステーション13では、各部屋に物品W及びパレット110を搬送すべく、載置装置100が前後に水平移動可能(図11の仮想線参照)であり、且つ、載置装置100の支持体102が上下に垂直移動可能(図9の仮想線参照)である。
次に、各ステーション11,13に設置された、搬送ユニット15を構成する移載装置100の構成を説明する。図12は、本実施形態の移載装置100の概略斜視図である。図13は、該移載装置100の正面図である。図14は、該移載装置100の側面図である。なお、ここで説明する移載装置100は、第2ステーション13に配置されたものである。第1ステーション11に配置された移載装置100は、第2ステーション13に配置されたものよりも、水平移動しない分、簡素に構成されている。よって、その説明が省略される。
移載装置100は、第2ステーション13の構造体に支持される枠体101と、該枠体101の内部に支持され、パレット110及び物品Wを支持するように構成された支持体102と、該支持体102に固定され、パレット110の受け渡し方向に延びるレール部材103と、該レール部材103を走行する走行体104とを備える。さらに、移載装置100には、枠体101に対して支持体102を上下に相対移動させるための垂直位置調整機構(チーンブロック装置105)、及び、枠体101ごと受け渡し方向に水平移動するための水平位置調整機構(スライダ装置106)が設けられている。なお、第1ステーション11に設置された移載装置100では、水平位置調整機構が省略されている。
枠体101は、内部に支持体102を収容するように、線材が矩形状に組まれたものである。また、枠体101は、下方に支持体102の収容空間を定めるように頂壁101aを有する。枠体101は、パレット110を支持体102に受け渡し可能とするように、受け渡し方向に少なくとも開放されている。換言すると、枠体101は、搬送レール130に向けて、及びに、物品導入部11a又は物品収容部13aに向けて開放されていればよく、その他の側面が壁で閉塞されていてもよい。また、枠体101は、支持体102を枠体101の下方に移動可能とするように、下方に向けて開放されている。
枠体101の頂壁101aは、各ステーション11,13の構造材に固定又は支持されるように構成されている。ここで説明する第2ステーション13に設置される移載装置100では、頂壁101aの上面には、上方に突出する支持プレート101b及び走行輪101cが固定されている。支持プレート101bには、上下方向に長い長孔が形成される。この長孔に第2ステーション13の支持軸13bが挿通されることにより、支持プレート101bを介して、枠体101が第2ステーション13の天井に吊下げ支持される。なお、支持軸13bは長孔内を遊動可能であるので、移載装置100の高さ方向の僅かな位置ずれが許容される。また、走行輪101cは、第2ステーション13の水平レールを走行可能に支持される。つまり、走行輪101cは、移載装置100のステーション内での水平移動を補助するように機能する。さらに、頂壁101a上面には、スライダ装置106に連結される水平駆動用プレート101dが設けられている。スライダ装置106が、水平駆動用プレート101dを介して、移載装置100全体を水平駆動する。
また、頂壁101aには、滑車装置の一種であるチェーンブロック装置105が設けられている。チェーンブロック装置105は、下方に垂れ下がったチェーンを有し、滑車の原理でチェーンを自動的に巻き上げ及び巻き下げする公知の機械装置である。チェーンブロック装置105は、外部電源によって駆動される。そして、頂壁101a下面から垂れ下がったチェーンによって支持体102が支持されている。このチェーンブロック装置105は、支持体102の高さを変更するための垂直位置調整機構として機能する。なお、垂直位置調整機構として、他の滑車装置が採用されてもよい。
さらに、枠体101の受け渡し方向と直交する方向の両側部には、高さ方向に延びる一対のガイドレール101eが設けられている。各ガイドレール101eは、枠体101の受け渡し方向の略中間に配置されている。図15に示すように、ガイドレール101eは、内側に向けて狭い幅で開口する溝を有する長尺体である。ガイドレール101eは、後述する支持体102のガイド片102dを上下にスライド可能に内挿するように構成されている。
支持体102は、パレット110及び物品Wを載置するように矩形状の籠として形成されている。支持体102は、底壁102a及び頂壁102bを備え、底壁102a及び頂壁102bが線材によって連結されている。そして、支持体102は、底壁102a及び頂壁102bの間に、パレット110及び物品Wを載置するための空間を定める。支持体102は、パレット110をその内部に引き込み、且つ、外部に送り出すために受け渡し方向に少なくとも開放されている。換言すると、支持体102は、枠体101と同様に、搬送レール130に向けて、及びに、物品導入部11a又は物品収容部13aに向けて開放されていればよく、その他の側面が壁で閉塞されていてもよい。つまり、枠体101及び支持体102は共に、受け渡し方向にパレット110及び物品Wを通過可能に開口している。
支持体102の頂壁102bの上面中心部は、チェーンブロック装置105のチェーンの先端に固定されている。その結果、支持体102は、チェーンを介して枠体101に吊り下げられている。支持体102は、枠体101に対して垂直方向に移動可能である。また、支持体の頂壁102bには、受け渡し方向に沿った両方の縁辺から外方に突出する一対のガイド片102dが設けられている。各ガイド片102dは、頂壁102bにおける受け渡し方向の略中間に位置している。図15に示すように、ガイド片102dは、ガイドレール101eの溝形状に対応する断面視T字形状の突起である。そして、ガイド片102dがガイドレール101eの溝内に配置されている。ガイド片102dは、ガイドレール101eの開口から抜け出ることが規制されている。ガイド片102dは、ガイドレール101eに沿ってスライド可能である。すなわち、ガイドレール101e及びガイド片102dが、協働的に、支持体102の枠体101に対する高さ方向の移動をガイドする。その結果、支持体102の安定的な上下動が可能となる。
図16に示すように、支持体102の底壁102aには、パレット110を支持又は載置するための支持台102cが設けられている。該支持台102cは、一対のレールからなる。支持台102cの一対のレールは、パレット110の外枠部分を支持するように離隔している。また、レールの側面には、支持台102cの上面側に延び出るベアリング又は車輪状の突出体である位置決め部材102eが配置されている。該位置決め部材102eは、下方に力が加わると弾性的に引っ込むように構成されている。位置決め部材102eは、支持台102c上に配置されたパレット110の切り欠き114に入り込み、パレット110を所定の載置位置に位置決めして保持するように機能する。そして、一対のレールの間には、レール部材103及び走行体104のアセンブリが配置されている。このアセンブリは、受け渡し機構と称される。以下、受け渡し機構について説明する。
受け渡し機構は、パレット110を移載装置100外部の物品載置部から支持台102aに引き込み、且つ、支持台102aから移載装置100外部の物品載置部に送り出すように動作する。図17乃至図19に示すように、走行体104がレール部材103に沿って走行可能であるように、走行体104及びレール部材103が連結されている。図17は、当該受け渡し機構の概略斜視図である。図18は、当該受け渡し機構の平面図及び正面図である。図19は、当該受け渡し機構の概略断面図である。説明の便宜上、一部の図面では、無端ベルトなどの一部の構成要素の描写が省略されている。
レール部材103は、支持体102の底壁102a上面に固定され、パレット110の受け渡し方向に沿って直線的に延びている。また、レール部材103は、支持台102cの一対のレールの間に配置されている。レール部材103は、長手方向に沿って延びる底壁部と、該底壁部の幅(短手)方向の両端縁から上方に立設した一対の側壁部と、該一対の側壁部から対向するように延び出たフランジと、一対のフランジの間で上方に開口した開口部とを備える。開口部は、走行体104を配置可能な幅を有し、フランジは走行体104の車輪104bの位置に対応している。このレール部材103の長さは、支持体102の受け渡し方向の長さとほぼ同じか、又は、それよりも僅かに大きい。すなわち、レール部材103の長さは、支持体102の水平方向及び垂直方向の移動に干渉しないように定められることが好ましい。また、レール部材103の高さは、支持台102cに載置されたパレット110に干渉しないように定められている。
また、レール部材103の内部には、コンベヤ部103aが設けられている。該コンベヤ部103aは、長手方向全体に亘って、走行体104をレール部材103上で走行させるように駆動する。コンベヤ部103aは、両側壁部間に回転可能に軸支された複数のプーリと、該複数のプーリに掛架された無端ベルトを備える。無端ベルトは、モータ(図示略)によって駆動軸を介して回転駆動される。この無端ベルト(又はモータ)の回転方向及び回転量は、制御部によって自動式に制御される。また、レール部材103の側壁部には、位置センサ103bが配置されている。本実施形態では、位置センサ103bは、走行体104をレール部材103の長手方向中心の初期位置に停止させ、且つ、走行体104がレール部材103から飛び出さないように規制するリミットスイッチとして機能する。
走行体104は、レール部材103を長手方向に沿って直線的に走行するように構成されている。走行体104は、図19乃至図21に示すように、ブロック状の走行体本体104a、該走行体本体104aの下側に形成された走行部104b、及び、該走行部104bよりも下方に位置する圧接部104cを有する。走行部104cは複数の車輪又はベアリングからなり、レール部材103のフランジを走行可能である。図19に示すように、圧接部104cは、走行方向に延びるブレード、該ブレードが先端に連結されるとともに、走行体本体104aを貫通して貫通方向に遊動可能なシャフト、及び、ブレードを下方に付勢するようにシャフトに外挿されたバネを備える。また、走行体104の高さは、レール部材103に連結した状態で、支持台102cに載置されたパレット110に干渉しないように定められている。
また、走行体104の走行方向の両端近傍には、走行体本体104aの上面から上方に突出可能である係合ピン104eが設けられている。係合ピン104eは、突出及び後退動作するように制御部によって制御される。本実施形態では、係合ピン104eは、ソレノイドによって駆動される。係合ピン104が後退した状態では、係合ピン104eはその上方に位置するパレット110に当接することはない。他方、係合ピン104eが所定の長さで突出した状態では、係合ピン104eがその上方に位置するパレット110の係合孔112に挿入され、係合ピン104eがパレット110(係合孔112の内周面)に選択的に係合する。
図22は、受け渡し機構(レール部材103及び走行体104のアセンブリ)において、走行体104がレール部材103上を移動し、係合ピン104eが上方に突出した形態を示している。走行体104は、コンベヤ部103aの回転駆動に従ってレール部材103に沿って移動する。また、走行体104は、走行体本体104aの一部がレール部材103の両端部から延び出るまで移動可能である。すなわち、走行体104の駆動に伴って、係合ピン104eがレール部材103端部の外側の所定位置に配置される。後述するとおり、この位置は、移載装置100の外部の物品載置部上に配置されたパレット110の係合孔112の直下位置に対応する。走行体104の移動距離は、パレット110の係合孔112の間隔に基づいて定められる。
次いで、本実施形態の処理システム10の搬送ユニット15を構成する搬送アセンブリ(搬送レール130及び搬送体150の集合体)について説明する。図23は、搬送アセンブリの斜視図である。図24は、搬送アセンブリの断面図であり、図25は、その部分拡大図である。当該搬送アセンブリの動作は、制御部によって制御される。すなわち、当該搬送アセンブリでは、搬送体150が第1ステーション11及び第2ステーション13の間で搬送レール130に沿って任意の方向に走行駆動される。そして、搬送体150は、搬送レール130に沿って第1ステーション11及び第2ステーション13の間でパレット110及び物品Wを搬送するように構成されている。以下、搬送アセンブリの具体的な構成を説明する。しかしながら、ここで説明される実施形態は例示にすぎず、当業者によって他の搬送機構が採用されてもよい。
搬送レール130は、第1ステーション11及び第2ステーション13の間で直線状に架設されている。搬送レール130は、建造物又はステーション11,13の構造体にブラケットを介して空中で支持されている。搬送レール130は、搬送方向に沿って長手状に延びる頂壁部132と、該頂壁部132の幅(短手)方向の両端縁から下方に垂下した一対の側壁部133と、該一対の側壁部133の間で下方に開口した開口部134とを備える。各側壁部133の開口端には、内側に張り出したレール部131がそれぞれ形成されている。この長手方向(搬送方向)に延びる一対のレール部131間の間隔は、搬送体本体151の幅よりも大きく、且つ、走行部153をなす一対の車輪の位置に対応している。他方、開口部134は、搬送体本体151を収容可能な幅を有している。
また、搬送レール130の開口部134の反対側(奥側)には、コンベヤ部135が設けられている。該コンベヤ部135は、レール部131及び開口部134に併設されており、搬送体150をレール部131上で走行させるように駆動する。コンベヤ部135は、開口部134に亘って延びる無端ベルトと、該無端ベルトを回転駆動可能に巻架する複数のプーリとを備える。複数のプーリのうちの駆動プーリには、駆動用モータ136が接続され、該駆動用モータ136から動力が供給される。
さらに、搬送レール130の両端部には、テンションプーリ137がコンベヤ部135の外側に配置されている。テンションプーリ137には、細長いバンド状の閉塞用ベルト138が回転可能に張設されている。閉塞用ベルト138は、搬送レール130の開口部134を閉鎖するとともに、搬送体150の駆動とともに回転するように構成されている。この閉塞用ベルト138は、搬送体150に環状に連結された状態で搬送レール130のコンベヤ部135の無端ベルトよりも大きい外周長を有し、且つ、搬送レール130の開口部134よりも大きい幅を有している。
搬送体150は、ブロック状の搬送体本体151と、搬送体本体151の下方に連結され、パレット110及び物品Wを載置して支持するための搬送支持部152と、搬送体本体151が搬送レール130のレール部131を走行するための走行部153と、搬送体本体151に支持され、搬送レール130のコンベヤ部135に圧接可能に構成された圧接体155と、該圧接体155のコンベヤ部135への圧接を解除操作するための解除レバー156と、を備える。
搬送体本体151は、平面視において搬送レール130の幅方向よりも長手方向(搬送方向)に長辺を有する矩形ブロック体である。図25に示すように、該搬送体本体151には、該搬送体本体151を高さ方向に貫通する複数(本実施形態では2つ)の貫通孔151aが穿設されている。各貫通孔151aは、圧接体155の軸部155aが軸方向に移動可能に、該軸部155aの径よりも大きい所定の径で構成されている。また、搬送支持部152は、搬送体本体151に吊下げられるように固定され、パレット110及び物品Wを載置可能な篭状に形成されている。さらに、走行部153は、搬送体本体151の側部に回転可能に軸支された複数対の車輪からなる。各車輪は、搬送体本体151の正面及び背面の両側に設けられている。
圧接体155は、搬送体本体151に支持され、搬送レール130のコンベヤ部135の無端ベルト外面に圧接して搬送体本体151をコンベヤ部135に連結する連結部として機能する。図25に示すように、該圧接体155は、搬送体本体151の高さ方向に延びる2つの軸部155aと、各軸部155aの先端に固定された板状の圧接板(圧接部)155bと、中央の軸部155aの基端を連結する連結軸155cと、を備える。各軸部155aは、搬送体本体151の各貫通孔151a内に上下動可能に挿通(遊挿)されている。各軸部155aには、コイルバネ状の弾性体154が外挿されている。該弾性体154の上端が搬送体本体151の貫通孔151a周縁(下面)に当接し、且つ、該弾性体154の下端が圧接板155bの上面に当接している。そして、弾性体154は、搬送体本体151及び圧接体155の間に圧縮された状態で配置されており、搬送体本体151及び圧接体155を互いに離隔する方向に付勢している。つまり、弾性体154の弾性復帰力によって圧接体154がコンベヤ部135に対して付勢される。
本実施形態の解除レバー156は、圧接体155のコンベヤ部135への圧接を解除操作するように機能する。すなわち、解除レバー156は、圧接体155を搬送体本体151の高さ方向に変位させる。具体的には、解除レバー156が回動することにより、レバー基端が搬送体本体151外面に係合して、圧接体155が搬送体本体151側に牽引される。
さらに、搬送体本体151の長手方向の両端には、長尺の閉塞用ベルト138を固定するベルト結合具157がそれぞれ設けられている。図25に示すように、各ベルト結合具157は、L字状の金具であり、搬送体本体151の両側面にそれぞれボルトで固定されている。各ベルト結合具157は、1本の閉塞用ベルト138の各端部を上下両面から挟み込んで固定している。すなわち、1本の閉塞用ベルト138が一対のベルト結合具157を介して搬送体本体151に固定されることにより、搬送体150及び閉塞用ベルト160が協働して無端状の環を形成している。その結果、コンベヤ部135の駆動に従って、搬送体150及び閉塞用ベルト138が同時にレール部131に沿って移動し、搬送体150の走行時に開口部134が閉鎖した状態が維持される。
次に、パレット110の構成について説明する。図26は、パレット110の概略斜視図である。図27(a),(b)は、パレット110の平面図及び正面図である。図26及び図27に示すとおり、パレット110は、内側が開口する矩形状のフレーム部111を有する。パレット110は、ステージ14、支持台102c及び搬送支持部152によって支持されるように構成されている。パレット110は、第1ステーション11及び第2ステーション13の間で物品Wを載置しつつ移動可能である。パレット110のフレーム部111の上面は、物品Wが載置される載置面として定められる。本実施形態では、パレット110の長辺が、その受け渡し方向に沿っている。
また、パレット110は、フレーム部111の長辺に直交する方向に延びる3本の梁を有する。3本の梁は、等間隔で並んでおり、各梁の中央には、係合孔112が形成されている。すなわち、パレット110には、3つの係合孔112が、その受け渡し方向(つまり、レール部材103の延設方向)に沿って等間隔に設けられている。係合孔112は、受け渡し方向と直交する方向に延びる長孔であり、係合ピン104eを挿通可能な幅で開口している。係合孔112が長孔であることにより、受け渡し方向と直交する方向の位置ずれが許容される。すなわち、係合孔112は、走行体104の係合ピン104e(係合部)に対する被係合部をその内周面に定めるように機能する。
また、パレット110のフレーム部111の内側面には、複数のベアリング113が設けられている。ベアリング113は、パレット110の受け渡し方向のスライド移動を補助する。さらに、パレット110のフレームの下面には、切り欠き114が形成されている。パレット110がステージ14又は支持台102cに載置されたときに、該切り欠き114に、位置決め部材14a,102eが入り込むことによって、パレット110がステージ14又は支持台102cの所定位置に保持される。
続いて、図28を参照して、本実施形態の搬送ユニット15において、移載機構によってパレット110を(支持体102の外部の)物品載置部Sから支持体102に引き込む工程を説明する。ここで、移載機構は、パレット110、支持体102、レール部材103、走行体104及び制御部からなる概念である。また、物品載置部Sは、(支持体102に隣接する状態の)搬送支持部152、及び、ステージ14の載置面である。そして、当初位置(図28(a))において、パレット110の3つの係合孔112を、支持体112に近い側から順に、第1係合孔112−1、第2係合孔112−2、第3係合孔112−3と称する。
図28(a)に示すように、パレット110を支持する物品載置部S(搬送支持部152又はステージ14)に隣接する所定の受け渡し位置に支持体102が配置される。物品載置部Sが搬送支持部152である場合、搬送体150が各ステーション11,13に隣接する位置で停止される。パレット110は、物品載置部S上の定められた位置に載置される。好ましくは、パレット110が物品載置部S上の定められた位置に載置された状態で、係合ピン104eと第1係合孔112−1との距離と、各係合孔112同士の間隔が等しい。また、支持体102の支持台102c表面、及び、物品載置部Sの載置面が、パレット110がこれらの間でスライド移動可能である程度に、実質的に同じ高さである必要がある。支持体102は、チェーンブロック装置105及びスライダ装置106を使用して、所定の受け渡し位置へと移動可能である。
次に、走行体104が、係合ピン104eが後退した状態で物品載置部Sに向けてレール部材103上を走行し、所定の位置で停止する。図28(a)の仮想線で示すように、この走行体104が停止した位置では、係合ピン104eが最も支持体102に近い第1係合孔112−1の直下に位置する。そして、制御部により係合ピン104eが突出動作し、係合ピン104eが第1係合孔112−1に挿通される。係合ピン104eが第1係合孔112−1に挿通した状態で、走行体104が支持体102に向けて走行する。走行体104の走行に従って、係合ピン104eが第1係合孔112−1内でパレット110に係合し、パレット110が支持体102側に牽引される。図28(b)に示すように、走行体104がレール部材103の初期位置へと戻ることで、第1係合孔112−1が支持台102c上に移動するとともに、第2係合孔112−2が物品載置部S上の支持体102側の位置(つまり、図28(a)の第1係合孔112−1の当初位置)に移動する。
次いで、制御部により係合ピン104が後退動作する。再度、走行体104が、係合ピン104eが後退した状態で物品載置部Sに向けてレール部材103上を走行し、所定の位置で停止する。図28(b)の仮想線で示すように、この走行体104が停止した位置では、係合ピン104eが第2係合孔112−2の直下に位置する。そして、制御部により係合ピン104eが突出動作し、係合ピン104eが第2係合孔112−2に挿通される。係合ピン104eが第2係合孔112−2に挿通した状態で、走行体104が支持体102に向けて走行する。走行体104の走行に従って、係合ピン104eが第2係合孔112−2内でパレット110に係合し、パレット110が支持体102側に牽引される。走行体104がレール部材103の初期位置へと戻ることで、第2係合孔112−2が支持台102c上に移動するとともに、第3係合孔112−3が物品載置部S上の支持体102側の位置(つまり、図28(b)の第2係合孔112−2の前工程位置)に移動する。
そして、制御部により係合ピン104が後退動作する。再度、走行体104が、係合ピン104eが後退した状態で物品載置部Sに向けてレール部材103上を走行し、所定の位置で停止する。図28(c)の仮想線で示すように、この走行体104が停止した位置では、係合ピン104eが第3係合孔112−3の直下に位置する。そして、制御部により係合ピン104eが突出動作し、係合ピン104eが第3係合孔112−3に挿通される。係合ピン104eが第3係合孔112−3に挿通した状態で、走行体104が支持体102に向けて走行する。走行体104の走行に従って、係合ピン104eが第3係合孔112−3内でパレット110に係合し、パレット110が支持体102側に牽引される。走行体104がレール部材103の初期位置へと戻ることで、第3係合孔112−3が支持台102c上に移動する。その結果、パレット110が支持台102c上に完全に移載される。
図29を参照して、本実施形態の搬送ユニット15において、移載機構によってパレット110を支持体102から物品載置部Sに送り出す工程を説明する。そして、当初位置(図29(a))において、パレット110の3つの係合孔112を、物品載置部Sに近い側から順に、第1係合孔112−1、第2係合孔112−2、第3係合孔112−3と称する。
図29(a)に示すように、物品載置部S(搬送支持部152又はステージ14)に隣接する所定の受け渡し位置にパレット110を支持する支持体102が配置される。物品載置部Sが搬送支持部152である場合、搬送体150が各ステーション11,13に隣接する位置で停止される。パレット110は、支持台102c上の定められた位置に載置される。ここでは、パレット110の第1係合孔112−1の直下に物品載置部S側の係合ピン104eが位置する。また、支持体102の支持台102c表面と物品載置部Sの載置面とが、パレット110がこれらの間でスライド移動可能である程度に、実質的に同じ高さである必要がある。支持体102は、チェーンブロック装置105及びスライダ装置106を使用して、所定の受け渡し位置へと移動可能である。
次に、物品載置部S側の係合ピン104eが突出動作し、係合ピン104eが第1係合孔112−1に挿通される。係合ピン104eが第1係合孔112−1に挿通した状態で、走行体104が物品載置部Sに向けて走行する。走行体104の走行に従って、係合ピン104eが第1係合孔112−1内でパレット110に係合し、パレット110が物品載置部S側に押進される。図29(a)の仮想線で示すように、この走行体104が停止した位置では、第1係合孔112−1が物品載置部S上に位置するとともに、第2係合孔112−1が支持台102c上の物品載置部S側の位置(つまり、図29(a)の第1係合孔112−1の当初位置)に位置する。そして、制御部により係合ピン104eが後退し、図29(b)に示すように、走行体104がレール部材103の初期位置へと戻る。
次いで、物品載置部S側の係合ピン104eが突出動作し、係合ピン104eが第2係合孔112−2に挿通される。係合ピン104eが第2係合孔112−2に挿通した状態で、再度、走行体104が物品載置部Sに向けて走行する。走行体104の走行に従って、係合ピン104eが第2係合孔112−2内でパレット110に係合し、パレット110が物品載置部S側に押進される。図29(b)の仮想線で示すように、この走行体104が停止した位置では、第2係合孔112−2が物品載置部S上に位置するとともに、第3係合孔112−3が支持台102c上の物品載置部S側の位置(つまり、図29(b)の第2係合孔112−2の前工程位置)に位置する。そして、制御部により係合ピン104eが後退し、図29(c)に示すように、走行体104がレール部材103の初期位置へと戻る。
そして、物品載置部S側の係合ピン104eが突出動作し、係合ピン104eが第3係合孔112−3に挿通される。係合ピン104eが第3係合孔112−3に挿通した状態で、再度、走行体104が物品載置部Sに向けて走行する。走行体104の走行に従って、係合ピン104eが第3係合孔112−3内でパレット110に係合し、パレット110が物品載置部S側に押進される。図29(c)の仮想線で示すように、この走行体104が停止した位置では、パレット110全体が物品載置部S上に位置する。そして、制御部により係合ピン104eが後退し、走行体104がレール部材103の初期位置へと戻る。その結果、パレット110の物品載置部Sへの移載が完了する。
上述したとおり、本実施形態の移載装置では、走行体104の複数回の往復動によって、パレット110が複数回に分けて物品載置部Sから支持台102cへと移載される。すなわち、移載装置は、より長尺のパレットに対しても、係合孔の数を受け渡し方向に増加させ、且つ、走行体の往復動の回数を増やすことによって、柔軟に対応することが可能である。また、本実施形態の移載装置では、走行体104の受け渡し方向の両端に、係合ピン104eがそれぞれ設けられている。これにより、本実施形態の移載機構は、受け渡し方向の双方に位置する物品載置部Sに対してパレット110を自在に移載することができる。さらに、本実施形態では、走行体104の移動距離は、係合孔112の間隔に基づいて決定されたが、センサによる係合ピン104eと係合孔112との一致の検出によって制御されてもよい。
以上の説明を踏まえ、処理システム10の全体的な動作について説明する。図30及び図31は、処理システム10における第1ステーション11から第2ステーション13へと搬送される物品Wの流れを例示している。ここでは、第1ステーション11の上段のステージ14から、第2ステーション13の下段且つ奥側のステージ14に物品Wが搬送される。図中のI〜VIIIの数字は、以下に説明する各ステップによって物品Wが移動する箇所を示している。
まず、作業者によって第1の処理を施された物品Wは、第1ステーション11の物品導入部11aの上段のステージ14に載置される(I)。物品Wは、移載装置100(又は搬送機構)の作動によって、第1ステーション11内でステージ14から支持体102(支持台102c)に移載される(II)。なお、物品Wが第1ステーション11の下側のステージ14に載置された場合、垂直位置調整機構によって支持体102が下方に移動した上で、物品Wが支持台102cにステージ14から移載される。次いで、物品Wは、移載装置100の作動によって、支持体102から、第1ステーション11外部に位置する搬送体150の搬送支持部152に移載される(III)。次に、搬送体150が第1ステーション11から第2ステーション13へと搬送レール130に沿って移動して停止する。その結果、物品Wは第2ステーション13の隣接位置に配置される(IV)。次いで、物品Wは、移載装置100の作動によって、搬送支持部152から第2ステーション13内部の支持体102(支持台102c)に移載される(V)。そして、支持体102は、物品Wを保持したまま、垂直位置調整機構によって下方に移動する(VI)。さらに、支持体102は、物品Wを保持したまま、水平位置調整機構によって奥側に水平移動して、搬送先のステージ14の隣接位置に配置される(VII)。ステップVI、VIIは、同時に実行されてもよく、又は、その順番が入れ替えられてもよい。最後に、物品Wは、移載装置100の作動によって、第2ステーション13内部で支持体102からステージ14に移載される(VIII)。上述した物品Wの搬送工程の一連のステップは、制御部によって自動的に実行される。そして、第2ステーション13の物品収容部13aに到達した物品Wは、作業者によって第2の処理を施されることができる。
以下、本発明の一実施形態の搬送ユニット15の作用効果について説明する。
本実施形態の搬送ユニット15(及び処理システム10)によれば、ステーション11,13内部に設置された移載装置100の支持体102と、搬送体150との間でパレット110を受け渡しするように移載装置100が動作することにより、該パレット110に保持された物品Wをステーション11,13と搬送体150との間で自動的に移載することが可能である。すなわち、移載装置100の走行体104の係合ピン104eがパレット110に選択的に係合した状態で走行体104がレール部材103を走行することで、走行体104がパレット110を押進又は牽引して搬送体150と支持体102との間で物品Wを受け渡しすることが可能である。したがって、本実施形態の搬送ユニット15は、複数のステーション11,13間で物品Wをより効率的に搬送することを可能とするものである。
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲の下で、種々の実施形態や変形例を取り得る。
(1)上記実施形態の処理システムは、第1ステーション及び第2ステーションの2つのステーションより構成されたが、1又は複数のステーションが追加されてもよい。すなわち、本発明の処理システムは、種々の構成に拡張され得る。
(2)上記実施形態の搬送ユニットでは、搬送レールが直線状であるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、搬送レールは、屈折又は湾曲したレールを組み合わせたものでもよく、また、搬送体を方向転換させるためのターンテーブルを備えてもよい。また、搬送レールは、少なくとも、搬送体と支持体との間でパレットを受け渡し可能であればよく、移載装置のレール部材と平行でなくてもよい。例えば、図32に示す処理システム10’では、搬送レール150が受け渡し方向に直交する方向に延びているが、移載装置100が搬送レール150に隣接して設けられ、搬送体150の受け渡し用の開口が支持体102側を向いているので、搬送体150と支持体との間でパレットを受け渡しすることができる。
(3)上記実施形態の処理システムでは、第1及び第2ステーションが相違しているが、第1及び第2ステーションが同じ形態であってもよい。また、各ステーションにおいて、ステージの数が、高さ方向及び奥行き方向に任意に増減されてもよい。
(4)上記実施形態の搬送ユニットの移載装置(又は搬送アセンブリ)では、走行体(又は搬送体)がコンベヤ部に圧接してレール部材(又は搬送レール)を走行するが、本発明は当該実施形態に機構に限定されない。例えば、走行体(又は搬送体)は、コンベヤ部にボルトや接着剤等により一体的に固定されてもよい。また、コンベヤ部は、プーリとコンベヤベルトの形態に限定されず、走行体(又は搬送体)との連結関係を維持し、走行体(又は搬送体)体を走路に沿って移動させることができれば、その手段は問わない。例えば、コンベヤ部に複数の駆動輪を採用し、各駆動輪の回転とともに走行体(又は搬送体)を送り出してもよい。さらに、走行部及びレール部材(又は搬送レール)の走行箇所(レール部)をラック・アンド・ピニオンとして、歯車の歯の噛み合いにより、走行体(又は搬送体)を走行させてもよい。このように、ラック・アンド・ピニオンを採用すると、搬送路を傾斜又は垂直方向に敷設した際の走行体(又は搬送体)の走行に有利となる。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 処理システム
11 第1ステーション
11a 物品導入部
11b 連結軸
13 第2ステーション
13a 物品収容部
13b 支持軸
13c 水平レール
14 ステージ
14a 位置決め部材
15 搬送ユニット
100 移載装置
101 枠体
101a 頂壁
101b 支持プレート
101c 走行輪
101d 水平駆動用プレート
101e ガイドレール
102 支持体
102a 底壁
102b 頂壁
102c 支持台
102d ガイド片
102e 位置決め部材
103 レール部材
103a コンベヤ部
103b 位置センサ
104 走行体
104a 走行体本体
104b 走行部
104c 圧接部
104e 係合ピン(係合部)
105 チェーンブロック装置(垂直位置調整機構)
106 スライダ装置(水平位置調整機構)
110 パレット
111 フレーム部
112 係合孔(被係合部)
113 ベアリング
114 切り欠き
130 搬送レール
131 レール部
132 頂壁部
133 側壁部
134 開口部
135 コンベヤ部
136 駆動用モータ
137 テンションプーリ
138 閉塞用ベルト
150 搬送体
151 搬送体本体
151a 貫通孔
152 搬送支持部
153 走行部
154 弾性体
155 圧接部
155a 軸部
155b 圧接板
155c 連結軸
156 解除レバー
157 ベルト結合具
S 物品載置部
W 物品

Claims (13)

  1. 複数のステーションの間で物品を搬送する搬送ユニットであって、
    複数のステーションを連結するように物品の搬送方向に沿って延びる搬送レールと、
    前記搬送レールに沿って走行し、前記物品を搬送する搬送体と、
    前記物品を載置した状態で前記搬送体に支持され、前記複数のステーションの間で搬送されるパレットと、
    前記ステーションの内部において、前記搬送レールに隣接して設けられ、前記パレットを前記搬送体に対して受け渡し可能に構成された移載装置と、
    前記搬送ユニットの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記移載装置は、
    前記パレットを支持するように構成された支持体と、
    前記支持体に固定され、前記パレットの受け渡し方向に延びるレール部材と、
    前記レール部材を走行する走行体であって、前記パレットの被係合部に選択的に係合する係合部を有し、前記係合部と前記被係合部との係合状態の下で前記パレットを押進又は牽引する走行体と、を備えることを特徴とする搬送ユニット。
  2. 前記被係合部は、前記パレットに形成された係合孔によって定められ、前記係合部は、前記係合孔に挿通可能であるとともに突出及び後退動作可能である係合ピンであり、前記走行体は、前記係合孔と前記係合ピンとが一致する係合位置まで移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の搬送ユニット。
  3. 前記パレットには、2以上の前記係合孔が前記レール部材の延設方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送ユニット。
  4. 前記移載装置は、前記ステーションの構造体に支持され、前記支持体を内部に支持する枠体をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送ユニット。
  5. 前記移載装置は、前記枠体内の前記支持体の相対高さを変更するための垂直位置調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の搬送ユニット。
  6. 前記支持体には、外方に突出するガイド片が設けられ、前記枠体には、前記ガイド片を嵌入するように、高さ方向に延びるガイド溝が設けられ、前記ガイド片が前記ガイド溝内を摺動することにより、前記支持体の高さ方向の移動がガイドされることを特徴とする請求項5に記載の搬送ユニット。
  7. 前記移載装置は、前記枠体を前記受け渡し方向と直交する方向に水平移動させる水平位置調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の搬送ユニット。
  8. 前記移載装置は、前記ステーションの内部において、前記搬送レールの反対側で前記移載装置に隣接する物品載置部に対して前記パレットを受け渡し可能に構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の搬送ユニット。
  9. 前記枠体には、前記ステーションの構造体に支持軸を介して支持される支持プレートが設けられ、前記支持プレートに形成された長孔に遊動可能に前記支持軸が挿入されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の搬送ユニット。
  10. 第1ステーションと、
    前記第1ステーションと離隔して配置された第2ステーションと、
    前記第1ステーションと前記第2ステーションとの間で物品を搬送する請求項1から9のいずれか一項に記載の搬送ユニットと、を備え、
    前記搬送ユニットの移載装置は、前記第1ステーション及び前記第2ステーションにそれぞれ配置された第1移載装置及び第2移載装置を含み、
    前記第1ステーション内部において、前記搬送レールの反対側で前記第1移載装置に隣接する第1物品載置部が配置され、前記第1移載装置は、前記パレットを前記第1物品載置部に対して受け渡し可能に構成され、
    前記第2ステーション内部において、前記搬送レールの反対側で前記第2移載装置に隣接する第2物品載置部が配置され、前記第2移載装置は、前記パレットを前記第2物品載置部に対して受け渡し可能に構成されていることを特徴とする処理システム。
  11. 前記第1物品載置部は、ユーザが処理した物品を投入するための物品投入部であり、前記第2物品載置部は、前記物品が収容される物品収容部であり、前記物品収容部は、高さ方向に複数段の棚を有することを特徴とする請求項10に記載の処理システム。
  12. 互いに隣接する第1領域と第2領域との間で物品を受け渡しする移載機構であって、
    前記物品を保持したまま前記第1領域と前記第2領域との間で移動するパレットと、
    前記パレットを支持するように構成され、前記第1領域が定められる支持体と、
    前記支持体に固定され、前記パレットの受け渡し方向に延びるレール部材と、
    前記レール部材を走行する走行体であって、前記パレットに形成された係合孔に挿通可能であり、且つ、突出及び後退動作可能である係合ピンを有し、前記係合孔と前記係合ピンとが一致する係合位置まで移動可能である走行体と、
    前記移載機構の動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする移載機構。
  13. 前記支持体を内部に支持する枠体と、
    前記枠体内の前記支持体の相対高さを変更するための垂直位置調整機構と、をさらに備え、
    前記支持体には、外方に突出するガイド片が設けられ、前記枠体には、前記ガイド片を嵌入するように、高さ方向に延びるガイド溝が設けられ、前記ガイド片が前記ガイド溝内を摺動することにより、前記支持体の高さ方向の移動がガイドされることを特徴とする請求項12に記載の移載機構。
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