JP2020061933A - 複数の充電器を含む無線電力供給環境における充電器との接続の確立 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無線電力伝送システムが存在する環境において、複数の無線電力受信クライアントのRF電力接続の確立方法を提供する。【解決手段】複数の無線電力受信クライアントが、複数の無線電力伝送システムとそれぞれRF電力接続を確立する際に、さまざまな選択基準に基づいて、複数の無線電力伝送システムから最適な無線電力伝送システムを選択するため、接続招待などに関連する各プロセスを実行する。【選択図】図7

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年4月10日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR WIRELESS CHARGING」というタイトルの米国仮特許出願第62/146,233号および2016年4月6日に提出された「ESTABLISHING CONNECTIONS WITH CHARGES IN MULTI−CHARGER WIRELESS POWER DELIVERY ENVIRONMENTS」というタイトルの米国仮特許出願第15/092,026号の優先権および利益を主張するものであり、その両方は参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
本明細書に記載の技術は、概して無線電力伝送の分野に関し、より詳細には、複数の無線電力伝送システム環境における無線電力伝送システム(または充電器)との無線電力の無線周波数(RF)電力接続を確立する技術に関する。
多くの携帯型電子機器は電池によって電力供給される。充電式電池は、多くの場合、従来の乾電池の交換および貴重な資源の節約にかかるコストを回避するために使用される。しかし、従来の充電式電池充電器で電池を充電するには交流(AC)電源コンセントに接続する必要があるが、利用できない場合や不便な場合がある。したがって、電磁放射線を介してモバイル型携帯電子機器の電力を得ることが望ましい。電磁放射線を介した無線充電のためのいくつかのシステムが開示されている。
いくつかの無線電力供給環境は、各々が範囲内の無線機器に無線電力を供給することができる複数の無線充電システムを含む。多くの場合、無線充電システムの無線電力供給範囲が重複し、その結果、無線機器に電力を供給することができる2つ以上の充電器が存在する。そのような場合、複数の充電器環境は、無線機器と無線電力伝送システムとの間の不平衡なペアリングを招く傾向がある。すなわち、いくつかの無線充電システムは十分に利用されていない一方で、他の無線充電システムは最大許容数の無線機器に電力を供給する。
(対応する記載なし)
(対応する記載なし)
したがって、上述の問題を克服する技術、および付加的な利益を提供する技術に対する必要性がある。いくつかの先行するかまたは関連するシステムの本明細書で提供される例およびそれらに関連する制限は、例示的であり排他的ではないことが意図される。既存または従来のシステムの他の制限は、以下の発明を実施するための形態を読むことによって当業者には明らかになるであろう。
本発明の1つ以上の実施形態は例として示されており、同様の参照符号が同様の要素を示す添付の図面の図に限定されるものではない。
いくつかの実施形態による、1つ以上の無線電力伝送システムから無線電力供給環境内の様々な無線機器への無線電力供給を示す例示的な無線電力供給環境を含むブロック図である。 いくつかの実施形態による、無線電力供給を開始するための無線電力伝送システムと無線受信クライアントとの間の例示的な動作を示すシーケンス図である。 いくつかの実施形態による無線電力伝送システムの例示的な構成要素を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による無線電力受信クライアントの例示的な構成要素を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による例示的なマルチパス無線電力供給環境を示す図である。 いくつかの実施形態による例示的なマルチパス無線電力供給環境を示す図である。 いくつかの実施形態による、複数の無線電力伝送システムおよび複数の電力受信クライアントを含む例示的な無線電力供給環境を示す図である。 いくつかの実施形態による、複数の無線電力伝送システム環境における無線電力伝送システムとのRF電力接続を確立する例示的なプロセスを示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、無線電力伝送システムからの接続招待を受け付けるかどうかを決定する例示的なプロセスを示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、範囲内の無線電力伝送システムをスコア付けする例示的なプロセスを示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、様々な無線電力伝送システムの選択基準を示す例示的な表である。 いくつかの実施形態による、連続的な電力供給無線充電システムとの接続を確立する別の例示的なプロセスを示すフロー図である。 いくつかの実施形態による、モバイル(またはスマート)電話またはタブレット型コンピュータ機器の形態の1つ以上の無線電力受信クライアントを含む代表的なモバイル機器またはタブレット型コンピュータの例示的な構成要素を示すブロック図である。 本明細書で説明する任意の1つ以上の方法を機械に実行させるための1組の命令が実行される、コンピュータシステムの例示的な形態の機械の図式的な表示を示す図である。
本明細書では、複数の無線電力伝送システムの電力供給環境における無線電力伝送システムとのRF電力接続を確立する技法について説明する。より具体的には、本技法は、複数の無線電力伝送システムが範囲内にある場合に最適な無線電力伝送システムとの接続を確立する方法を説明する。
以下の説明および図面は例示的なものであり、限定するものとして解釈されるべきではない。開示の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細を記載する。しかし、特定の例では、説明を不明瞭にすることを回避するために周知または従来の詳細を記載しない。本開示の一実施形態または実施形態への言及は、同じ実施形態への言及であってもよいが必ずしもそうである必要はなく、このような言及は実施形態の少なくとも1つを意味する。
本明細書において、「一実施形態」または「実施形態」とは、実施形態に関連して説明した特定の特徴、構造または特性が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な場所において「一実施形態では」という句が出現するが、必ずしもすべてが同じ実施形態を指しているわけではなく、この句は、他の実施形態と相互
排他的な別個の実施形態または代替の実施形態でもない。さらに、いくつかの実施形態によって示されるが他の実施形態によって示されない様々な特徴を記載する。同様に、いくつかの実施形態の要件であるが他の実施形態の要件ではない様々な要件を記載する。
本明細書中で使用される用語は一般に、本開示の文脈において、および各用語が使用される特定の文脈において、当技術分野における通常の意味を有する。本開示の説明に関して技術者に追加の指針を提供するために、本開示を説明するために使用される特定の用語を以下または本明細書の他の箇所で説明する。便宜上、斜体および/または引用符などを使用して特定の用語を強調表示することができる。強調表示の使用は用語の範囲および意味に影響を与えず、用語の範囲および意味は、強調表示されているか否かに関わらず、同じ文脈において同一である。複数の方法においても同様のことが言えるということが理解されるであろう。
したがって、代替的な言語および同義語を、本明細書で説明する用語のいずれか1つ以上に使用してもよく、用語が本明細書で詳述または説明されるか否かに関わらず特別に重視しない。特定の用語の同義語が提供される。1つ以上の同義語の詳説は、他の同義語の使用を排除するものではない。本明細書で説明する任意の用語の例を含む例を本明細書の任意の場所で使用することは、例示的であるに過ぎず、本開示の範囲および意味または任意の例示される用語の範囲および意味をさらに限定することを意図するものではない。同様に、本開示は、本明細書に記載の様々な実施形態に限定されない。
本開示の範囲をさらに限定しようとすることなく、本開示の実施形態による器具、装置、方法およびそれらの関連する結果の例を以下に記載する。なお、例において表題または副題を読者の便宜のために使用してもよく、これは決して開示の範囲を限定するものではない。他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が関係する当業者によって一般的に理解される用語と同じ意味を有する。競合する場合には、定義を含む本文書が支配する。
I. 無線電力伝送システムの概要/構造
図1は、いくつかの実施形態による、1つ以上の無線電力伝送システム(WPTS)101a〜n(「無線電力供給システム」、「アンテナアレイシステム」および「無線充電器」とも呼ばれる)から無線電力供給環境100内の様々な無線機器102a〜nへの無線電力供給を示す、例示的な無線電力供給環境100を含むブロック図を示している。より具体的には、図1は、無線電力および/またはデータを、(本明細書では「クライアント」および「無線電力受信機」とも呼ばれる)1つ以上の無線電力受信クライアント103a〜103nを有する利用可能な無線機器102a〜102nに供給することができる、例示的な無線電力供給環境100を示している。無線電力受信クライアントは、1つ以上の無線電力伝送システム101a〜101nから無線電力を受信し処理するように構成される。例示的な無線電力受信クライアント103の構成要素を、図4を参照してより詳細に示して説明する。
図1の例に示すように、無線機器102a〜102nは、携帯電話機器および無線ゲームコントローラを含む。しかし、無線機器102a〜102nは、電力を必要とし、かつ1つ以上の統合型電力受信クライアント103a〜103nを介して無線電力を受信することができる任意の機器またはシステムであってもよい。本明細書で説明するように、1つ以上の統合型電力受信クライアントは、1つ以上の無線電力伝送システム101a〜101nから電力を受信して処理し、動作のために電力を無線機器102a〜102n(または無線機器の内蔵電池)に提供する。
各無線電力伝送システム101は、例えば数百または数千のアンテナを含むアンテナアレイなどの複数のアンテナ104a〜nを含むことができ、このアンテナは、無線電力を無線機器102に供給することができる。いくつかの実施形態では、アンテナは、適応的に位相調整された無線周波数(RF)アンテナである。無線電力伝送システム101は、コヒーレントな電力伝送信号を電力受信クライアント103に供給するための適切な位相を決定することができる。アレイは、互いに対して特定の位相で複数のアンテナから信号(例えば連続波信号またはパルス電力伝送信号)を発するように構成される。用語「アレイ」の使用は、必ずしもアンテナアレイを特定のアレイ構造に限定するものではないことが理解される。すなわち、アンテナアレイは、特定の「アレイ」形状または幾何学的形状で構成される必要はない。さらに、本明細書で使用されるように、「アレイ」または「アレイシステム」という用語は、無線機、デジタル論理およびモデムなどの信号の生成、受信、送信のための関連する周辺回路を含むように使用されてもよい。いくつかの実施形態では、無線電力伝送システム101は、1つ以上のアンテナまたは送受信機を介したデータ通信のための内蔵型Wi−Fiハブを有することができる。
無線機器102は、1つ以上の電力受信クライアント103を含むことができる。図1の例に示すように、電力供給アンテナ104a〜104nが示されている。電力供給アンテナ104aは、無線電力供給環境において無線周波数電力を供給するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の電力供給アンテナ104a〜104nを、代替的にまたは追加的に、無線電力供給に加えてまたは無線電力供給の代わりにデータ通信用に構成することができる。1つ以上のデータ通信アンテナは、電力受信クライアント103a〜103nおよび/または無線機器102a〜102nとの間でデータ通信を送受信するように構成される。いくつかの実施形態では、データ通信アンテナは、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、ZigBeeなどを介して通信することができる。他のデータ通信プロトコルも可能である。
各電力受信クライアント103a〜103nは、無線電力伝送システム101a〜101nから信号を受信するための1つ以上のアンテナ(図示せず)を含む。同様に、各無線電力伝送システム101a〜101nは、互いに対して特定の位相で連続波信号または離散(パルス)信号を発することができる1つ以上のアンテナおよび/またはアンテナの組を有するアンテナアレイを含む。上述のように、各無線電力伝送システム101a〜101nは、コヒーレント信号を電力受信クライアント102a〜102nに供給するために適切な位相を決定することができる。例えば、いくつかの実施形態では、アレイの各アンテナにおける受信ビーコン(または較正)信号の複素共役を計算することによって、コヒーレント信号を決定することができ、これにより、コヒーレント信号が、ビーコン(または較正)信号を送信した特定の電力受信クライアントに電力を供給するために位相調整される。
図示されていないが、例えば無線機器、無線電力伝送システムなどの環境の各構成要素は、データ通信同期モジュールなどの制御および同期のための機構を含むことができる。無線電力伝送システム101a〜101nは、例えば建物内の標準または一次の交流(AC)電源に無線電力伝送システムを接続する電源コンセントまたは電源などの電源に接続することができる。代替的にまたは追加的に、1つ以上の無線電力伝送システム101a〜101nには、例えば太陽電池などの電池または他の機構を介して電力を供給することができる。
電力受信クライアント102a〜102nおよび/または無線電力伝送システム101a〜101nは、マルチパス無線電力供給環境において動作するように構成されている。すなわち、電力受信クライアント102a〜102nおよび無線電力伝送システム101a〜101nは、例えば無線電力供給環境内でビーコン(または較正)信号を送信し、お
よび/または無線電力および/またはデータを受信する範囲内の壁または他のRF反射障害物などの反射物体106を利用するように構成される。反射物体106は、妨害する物体が無線電力伝送システムと電力受信クライアントとの間の見通し線内にあるかどうかにかかわらず、多方向の信号通信に利用することができる。
本明細書で説明するように、各無線機器102a〜102nは、例示的な環境100内の他の装置、サーバおよび/または他のシステムとの接続を確立することができる任意のシステムおよび/または装置、および/または装置/システムの任意の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、無線機器102a〜102nは、ユーザにデータを提示するための表示または他の出力機能、および/または、ユーザからデータを受信するための入力機能を含む。一例として、無線機器102は、ビデオゲームコントローラ、サーバデスクトップ、デスクトップコンピュータ、計算機クラスタ、例えばノートブック、ラップトップコンピュータ、携帯型コンピュータ、携帯電話、スマートフォン、PDA、Blackberry端末、Treoおよび/またはiPhone(登録商標)などのモバイルコンピューティング機器であってもよいが、これらに限定されない。限定ではなく一例として、無線機器102は、時計、ネックレス、指輪、または顧客に組み込まれた端末などの任意のウェアラブル端末であってもよい。無線機器102の他の例には、(例えば火または一酸化炭素の)安全センサ、電動歯ブラシ、電子ドアロック/ハンドル、電灯スイッチコントローラ、電気シェーバなどが含まれるが、これらに限定されない。
図1の例には示されていないが、無線電力伝送システム101および電力受信クライアント103a〜103nは、それぞれ、データチャネルを介して通信するためのデータ通信モジュールを含むことができる。代替的にまたは追加的に、電力受信クライアント103a〜103nは、既存のデータ通信モジュールを介して無線電力伝送システムと通信するように無線機器102.1〜102.nに指示することができる。いくつかの実施形態では、本明細書では主に連続波形と呼ばれるビーコン信号は、代替的にまたは追加的に変調信号の形態を取ることができる。
図2は、一実施形態による、マルチパス無線電力供給において無線電力供給を確立するための無線電力供給システム(例えばWPTS101)と無線電力受信クライアント(例えば無線電力受信クライアント103)との間の例示的な動作を示すシーケンス図200である。まず、無線電力伝送システム101と電力受信クライアント103との間で通信が確立される。最初の通信は、例えば、無線電力伝送システム101の1つ以上のアンテナ104を介して確立されるデータ通信リンクであってもよい。説明したように、いくつかの実施形態では、アンテナ104a〜104nのうちの1つ以上は、データアンテナ、無線電力伝送アンテナ、またはデータ/電力兼用アンテナであってもよい。このデータ通信チャネルを介して、無線電力伝送システム101と無線電力受信クライアント103との間で様々な情報を交換することができる。例えば無線電力のシグナリングを、無線電力供給環境内の様々なクライアント間でタイムスライスすることができる。そのような場合、無線電力伝送システム101は、例えば、ビーコンビートスケジュール(BBS)サイクル、電力サイクル情報などのビーコンスケジュール情報を送信することができ、これにより、無線電力受信クライアント103がビーコン信号を伝送(送信)する時期および電力を待機する時期などを把握することができる
図2の例を続けると、無線電力伝送システム101は、電力を受信するための1つ以上の無線電力受信クライアントを選択し、ビーコンスケジュール情報を選択した電力受信クライアント103に送信する。無線電力伝送システム101はまた、電力伝送スケジューリング情報を送信することができ、これにより、電力受信クライアント103が無線電力伝送システムからの無線電力を期待する時期(例えば時間窓)を把握することができる。次に、電力受信クライアント103は、例えばビーコンビートスケジュール(BBS)サ
イクルなどのビーコンスケジュール情報によって示される割り当てられたビーコン送信窓(またはタイムスライス)の間にビーコン(または較正)信号を生成して送信する。本明細書で説明するように、無線電力受信クライアント103は、電力受信クライアント103が内蔵された無線機器102に近接した3次元空間に放射および受信パターンを有する1つ以上のアンテナ(または送受信機)を含む。
無線電力伝送システム101は、電力受信クライアント103からビーコンを受信し、ビーコン信号が複数のアンテナにおいて受信される位相(または方向)を検出および/または別の態様では測定する。次いで、無線電力伝送システム101は、対応する各アンテナにおける受信ビーコンの検出または測定された位相(または方向)に基づいて、複数のアンテナ103から電力受信クライアント103に無線電力を供給する。いくつかの実施形態では、無線電力伝送システム101は、ビーコンの測定位相の複素共役を決定し、この複素共役を使用して、ビーコン信号を電力受信クライアント103から受信した経路と同じ経路を介して無線電力を電力受信クライアント103に供給し、および/または別の態様では方向付けるためのアンテナを構成する送信位相を決定する。
いくつかの実施形態では、無線電力伝送システム101は、多数のアンテナを含み、これらのうちの1つ以上が電力受信クライアント103に電力を供給するために使用される。無線電力伝送システム101は、ビーコン信号が各アンテナで受信される位相を検出することができ、および/または別の態様では決定または測定することができる。多数のアンテナにより、無線電力伝送システム101の各アンテナにおいてビーコン信号の異なる位相が受信されることがある。上述したように、無線電力伝送システム101は、各アンテナで受信されたビーコン信号の複素共役を決定することができる。複素共役を使用して、1つ以上のアンテナは、無線電力伝送システム101内の多数のアンテナの影響を考慮する信号を発することができる。換言すれば、無線電力伝送システム101は、ビーコンの波形を反対方向に近似的に再現するアンテナの1つ以上から集合信号を生成するように、1つ以上のアンテナから無線電力伝送信号を発することができる。換言すれば、無線電力伝送システム101は、ビーコン信号が無線電力伝送システム101において受信された経路と同じ経路を介して無線RF電力をクライアント機器に供給することができる。これらの経路は、環境内の反射物体106を利用することができる。さらに、無線電力伝送信号を無線電力伝送システム101から同時に送信することができ、これにより、無線電力伝送信号が、クライアント機器に近接した3次元(3D)空間におけるクライアント機器のアンテナ放射および受信パターンと集合的に一致する。
図示するように、ビーコン(または較正)信号を、例えばBBSに従って電力供給環境内の電力受信クライアント103によって周期的に送信することができ、これにより、無線電力伝送システム101は、情報を維持することができ、および/または別の態様では、無線電力供給環境内の電力受信クライアント103の位置を追跡することができる。さらに、本明細書で説明するように、無線電力を、電力スケジュール情報によって定義される電力サイクルで供給することができる。次に、無線電力供給を開始するのに必要なシグナリングのより詳細な例を、図3を参照して説明する。
図3は、一実施形態による、無線電力伝送システム300の例示的な構成要素を示すブロック図である。図3の例に示すように、無線充電器300は、マスタバスコントローラ(MBC)ボードと、アンテナアレイを集合的に構成する複数のメザニンボードとを含む。MBCは、制御論理回路回路(制御論理回路)310、外部データインタフェース(I/F)315、外部電力インタフェース(I/F)320、通信ブロック330、およびプロキシ340を含む。メザニン(またはアンテナアレイボード350)はそれぞれ、複数のアンテナ360a〜360nを含む。いくつかの実施形態では、構成要素の一部または全部を省略することができる。追加の構成要素もまた可能である。
制御論理回路回路310は、制御および知能をアレイ構成要素に提供するように構成される。制御論理回路回路310は、1つ以上のプロセッサ、FPGA、メモリユニットなどを含み、様々なデータおよび電力の通信を指示および制御することができる。通信ブロック330は、クロック同期のためのベース信号クロックなどのデータキャリア周波数上のデータ通信を指示することができる。データ通信は、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、ZigBeeなどであってもよく、およびそれらの組み合わせまたは変形を含んでもよい。同様に、プロキシ340は、本明細書で説明するようなデータ通信を介してクライアントと通信することができる。データ通信はBluetooth(登録商標)、Wi−Fi、ZigBeeなどであってもよい。
いくつかの実施形態では、制御論理回路310はまた、インターネット・オブ・シングス(IoT)機器のデータ集約を容易にし、および/または別の態様ではこのデータ集約を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、無線電力受信クライアントは、無線電力受信クライアントが内蔵されている機器に関するIoT情報にアクセスし(接続し)、この情報を追跡し、および/または別の態様では取得し、データ接続を介してそのIoT情報を無線電力伝送システム300に提供することができる。このIoT情報を、データを集約し、処理することなどができる集中システムまたはクラウドベースのシステム(図示せず)に外部データインタフェース315を介して提供することができる。例えば、集中システムは、データを処理して、地理、無線電力伝送システム、環境、機器などの様々な傾向を識別することができる。いくつかの実施形態では、集約データおよび/または傾向データを使用して、遠隔更新などを介して機器の動作を改善することができる。代替的にまたは追加的に、いくつかの実施形態では、集約されたデータを第三者データ利用者に提供することができる。このようにして、無線電力伝送システムはIoTのゲートウェイまたは実現手段として機能する。限定ではなく一例として、IoT情報は、無線電力受信クライアントが内蔵された機器の性能、機器の使用情報、機器の電力レベル、例えばセンサなどを介して機器または無線電力受信クライアント自体が取得した情報を含むことができる。
外部電力インタフェース320は、外部電力を受信して、様々な構成要素に電力を供給するように構成される。いくつかの実施形態では、外部電力インタフェース320は、標準的な外部の24ボルト電源を受けるように構成されてもよい。代替的な構成もまた可能である。
次に、系統電力サイクルの一例を説明する。この例では、無線電力伝送システムを制御するマスタバスコントローラ(MBC)が最初に電源から電力を受け取って起動される。次いで、MBCは無線電力伝送システム上のプロキシアンテナ素子を作動させ、プロキシアンテナ素子は、デフォルトの「発見」モードに入って、無線電力伝送システムの範囲内で利用可能な無線受信クライアントを識別する。クライアントが発見されると、無線電力伝送システムのアンテナ素子は電源がオンになり、列挙され、かつ(任意には)較正される。
次に、MBCは、スケジューリング処理の間、ビーコン送信スケジューリング情報および電力伝送スケジューリング情報を生成する。スケジューリング処理には、電力受信クライアントの選択が含まれる。例えば、MBCは、電力伝送のための電力受信クライアントを選択し、選択された無線電力受信クライアントのビーコンビートスケジュール(BBS)サイクルおよび電力スケジュール(PS)を生成することができる。本明細書で説明するように、電力受信クライアントを、それらの対応する特性および/または要件に基づいて選択することができる。
いくつかの実施形態では、MBCはまた、クライアントクエリテーブル(CQT)において状態が照会される利用可能なクライアントを識別し、および/または別の態様では選択することができる。CQTに配置されたクライアントは、例えば、充電を受けていない「待機中」のクライアントである。BBSおよびPSは、例えば電池状態、現在の活動/使用状況、電力が不足するまでにクライアントが有する時間、使用の面での優先順位などの、クライアントに関する極めて重要な情報に基づいて計算される。
プロキシAEはBBSをすべてのクライアントに送信する。本明細書で説明するように、BBSは、各クライアントがビーコンを送信すべき時期を示す。同様に、PSは、アレイが電力を伝送すべき時期およびクライアントならびにクライアントが無線電力を待機すべき時期を示す。各クライアントはビーコンの送信を開始し、BBSおよびPSごとにアレイから電力を受け取る。プロキシは、クライアントクエリテーブルを同時に照会して、他の利用可能なクライアントの状態を確認することができる。いくつかの実施形態では、クライアントは、BBSまたはCQT(例えば待機リスト)にのみ存在することができるが、両方に存在することはできない。限定された数(例えば32)のクライアントがBBSおよびPS上でサービスを受けることができる。同様に、CQTは、クライアントの数(例えば32)に限定されてもよい。したがって、例えば、64を超えるクライアントが無線電力伝送システムの範囲内にある場合、それらクライアントのうちのいくつかは、BBSまたはCQTのいずれにおいてもアクティブではない。以前のステップで収集された情報は、BBSサイクルおよび/またはPSを連続的および/または定期的に更新する。
図4は、いくつかの実施形態による、無線電力受信クライアントの例示的な構成要素を示すブロック図である。図4の例に示すように、受信機400は、制御論理回路410と、電池420と、IoT制御モジュール425と、通信ブロック430および関連アンテナ470と、電力計440と、整流器450と、結合器455と、ビーコン信号発生器460と、ビーコン符号化ユニット462および関連アンテナ480と、整流器450またはビーコン信号発生器460を1つ以上の関連アンテナ490a〜nに接続するスイッチ465とを含む。いくつかの実施形態では、構成要素の一部または全部を省略することができる。例えば、いくつかの実施形態では、無線電力受信クライアントは自らのアンテナを含まない代わりに、無線電力受信クライアントが内蔵された無線機器の1つ以上のアンテナ(例えばWi−Fiアンテナ)を利用し、および/または別の態様では共有する。さらに、いくつかの実施形態では、無線電力受信クライアントは、データ伝送機能だけでなく電力/データ受信機能を提供する単一のアンテナを含むことができる。追加の構成要素もまた可能である。
結合器455は、受信機400が2つ以上のアンテナを有する場合、電力送信機から受信した電力伝送信号を受信し、かつ結合する。結合器は、整合状態を維持しながら出力ポート間の分離を達成するように構成された任意の結合器または分配回路であってもよい。例えば、結合器455は、ウィルキンソン電力分配回路であってもよい。整流器450は、存在する場合に充電のために電力計440を介して電池420に供給される、結合された電力伝送信号を結合器455から受信する。電力計440は、受信した電力信号強度を測定して、この測定値を制御論理回路410に提供することができる。
制御論理回路410は、電池420自体から電池電力レベルを受信することができる。制御論理回路410はまた、通信ブロック430を介して、クロック同期のためのベース信号クロックなどのデータキャリア周波数上のデータ信号を送信/受信してもよい。ビーコン信号発生器460は、ビーコン信号または較正信号を生成し、ビーコン信号が符号化された後にアンテナ480または490のいずれかを使用してビーコン信号を送信する。
なお、電池420は、受信機400によって充電されるように、かつ受信機400に電
力を供給するように示されているが、受信機はまた、電力を整流器450から直接受け取ることもできる。これは、整流器450に加えて、電池420に充電を提供する代わりに充電電流を供給してもよい。また、複数のアンテナの使用は実装の一例であり、その構造を1つの共用アンテナに縮小してもよい。
いくつかの実施形態では、制御論理回路410および/またはIoT制御モジュール425は、無線電力受信クライアント400が内蔵された機器からのIoT情報と通信し、および/または別の態様ではこのIoT情報を得ることができる。図示されていないが、いくつかの実施形態では、無線電力受信クライアント400は、IoT情報を取得することができる無線電力受信クライアント400が内蔵された機器との1つ以上のデータ接続(有線または無線)を有することができる。代替的にまたは追加的に、IoT情報を、例えば1つ以上のセンサを介して、無線電力受信クライアント400によって決定し、および/または推定することができる。上述したように、IoT情報は、無線電力受信クライアントが内蔵された機器の性能に関する情報、無線電力受信クライアントが内蔵された機器の使用情報、無線電力受信クライアントが内蔵された機器の単一または複数の電池の電力レベル、および/または、無線電力受信クライアントが内蔵された機器または無線電力受信クライアント自らが例えばセンサなどを介して取得したかまたは推定した情報を含むことができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、クライアント識別子(ID)モジュール415は、無線電力供給環境内の電力受信クライアントを一意的に識別することができるクライアントIDを記憶する。例えば、通信が確立された場合に1つ以上の無線電力伝送システムにIDを送信することができる。いくつかの実施形態では、電力受信クライアントは、クライアントIDに基づいて無線電力供給環境内の他の電力受信クライアントを受け付けて識別することもできる。
任意の動きセンサ495は動きを検出し、それに応じて制御論理回路410に信号を送信することができる。例えば、端末が例えば500MHzを超える高周波数で電力を受信している場合、端末の位置は(入射する)放射線のホットスポットになる可能性がある。したがって、端末が、例えばモバイル機器に内蔵されて人に着用されている場合、放射線レベルは、連邦通信委員会(FCC)または他の医療/産業当局によって設定された許容可能な放射線レベルを超える可能性がある。潜在的な放射線の問題を回避するために、端末は、加速度計または同等の機構などの動き検出機構を統合してもよい。端末が動作中であることを検出すると、ユーザによって扱われていると想定され、アレイへの信号をトリガして、アレイへの電力の送信を停止するか、または受信電力を許容可能な電力の一部まで低下させる。端末が自動車、列車または飛行機のような移動環境で使用される場合、端末がすべての利用可能な電力を失う寸前でない限り、間欠的にまたは低減されたレベルでのみ電力が送信される。
図5Aおよび図5Bは、いくつかの実施形態による例示的なマルチパス無線電力供給環境500を示す図である。マルチパス無線電力供給環境500は、1つ以上の無線電力受信クライアント503を含む無線機器502を操作するユーザを含む。無線機器502および1つ以上の無線電力受信クライアント503は、それぞれ、図1の無線機器102および図1の無線電力受信クライアント103または図4の無線電力受信クライアント400であってもよいが、代替構成も可能である。同様に、無線電力伝送システム501は、図1の無線電力伝送システム101または図3の無線電力伝送システム300であってもよいが、代替の構成も可能である。マルチパス無線電力供給環境500は、反射物体506と、例えばユーザ、または人間、家具などの様々な吸収物体とを含む。
無線機器502は、無線機器102に近接した3次元空間において放射および受信パタ
ーン510を有する1つ以上のアンテナ(または送受信機)を含む。1つ以上のアンテナ(または送受信機)は、無線機器102および/または無線電力受信クライアントの一部として、全体的にまたは部分的に含まれてもよい(図示せず)。例えば、いくつかの実施形態では、無線機器502のWi−Fi、Bluetooth(登録商標)などの1つ以上のアンテナを、無線電力受信のために利用することができ、および/または別の態様では共有することができる。図5Aおよび図5Bの例に示すように、放射および受信パターン510は、一次ローブおよび複数のサイドローブを含むローブパターンを含む。他のパターンもまた可能である。
無線機器502は、複数の経路を介してビーコン(または較正)信号を無線電力伝送システム501に送信する。本明細書で説明するように、無線機器502は、無線電力伝送システムによって示される例えばRSSIなどの受信ビーコン信号の強度が放射および受信パターン510に依存するように、放射および受信パターン510の方向にビーコンを送信する。例えば、放射および受信パターン510にヌルが存在し、かつ、ビーコン信号が例えば一次ローブのピークなどの放射および受信パターン510のピークにおいて最も強力である場合、ビーコン信号は送信されない。図5Aの例に示すように、無線機器502は5つの経路P1〜P5を介してビーコン信号を送信する。経路P4およびP5は、反射および/または吸収物体506によって遮断される。無線電力伝送システム501は、パスP1〜P3を介して強度が増大するビーコン信号を受信する。太い線はより強力な信号を示す。いくつかの実施形態では、ビーコン信号は、例えばユーザへの不必要なRFエネルギー照射を回避するために、このように指向的に送信される。
受信に使用される場合のアンテナの受信パターン(方向に応じた感度)が送信に使用される場合のアンテナの遠視野放射パターンと同一であることは、アンテナの基本的な特性である。これは、電磁気学における相反定理の結果である。図5Aおよび図5Bの例に示すように、放射および受信パターン510は3次元ローブ状である。しかし、放射および受信パターン510は、アンテナ設計で使用されるホーンアンテナ、単純な垂直アンテナなどの単一または複数の型に応じて任意の数の形状であってもよい。例えば放射および受信パターン510は、様々な指向性パターンを含むことができる。無線電力供給環境における複数のクライアント機器の各々に対して、任意の数の異なるアンテナ放射および受信パターンが可能である。
再び図5Aを参照すると、無線電力伝送システム501は、複数のアンテナまたは送受信機において複数の経路P1〜P3を介してビーコン(または較正)信号を受信する。図示されているように、経路P2および経路P3は直通の見通し線経路であり、経路P1は見通し線外経路である。無線電力伝送システム501がビーコン(または較正)信号を受信すると、電力伝送システム501はビーコン(または較正)信号を処理して、複数のアンテナの各々におけるビーコン信号の1つ以上の受信特性を決定する。例えば、無線電力伝送システム501は、他の動作の中でも、複数のアンテナまたは送受信機の各々においてビーコン信号が受信される位相を測定することができる。
無線電力伝送システム501は、複数のアンテナの各々におけるビーコン信号の1つ以上の受信特性を処理して、対応するアンテナまたは送受信機で測定されたビーコン(または較正)信号の1つ以上の受信特性に基づいて複数のRF送受信機の各々について1つ以上の無線電力伝送特性を決定するかまたは測定する。限定ではなく一例として、無線電力伝送特性は、各アンテナまたは送受信機の位相設定、送信電力設定などを含むことができる。
本明細書で説明するように、無線電力伝送システム501は、アンテナまたは送受信機が設定されると、複数のアンテナまたは送受信機が、クライアント機器に近接した3次元
空間においてクライアントの放射および受信パターンに一致する無線電力信号を送信することができるように、無線電力伝送特性を決定する。図5Bは、無線電力を経路P1〜P3を介して無線機器502に送信する無線電力伝送システム501を示している。有利には、本明細書で説明するように、無線電力信号は、クライアント機器に近接した3次元空間においてクライアントの放射および受信パターン510と一致する。換言すれば、無線電力伝送システムは、無線電力受信機が例えば最大無線電力を受信するなどの最大利得を有する方向に無線電力信号を送信する。その結果、信号は、例えばヌルおよび遮断などの無線電力受信機が受信することができない方向には送信されない。いくつかの実施形態では、無線電力伝送システム501は受信ビーコン信号のRSSIを測定し、ビーコンが閾値未満である場合、無線電力伝送システムは、その経路を介して無線電力を伝送しない。
図5Aおよび図5Bの例に示される3つの経路は簡略化のために示されているが、他の要素の中でも無線電力供給環境内の反射および吸収物体に応じて、無線機器502に電力を伝送するために任意の数の経路を利用するできることが理解される。
II.複数WPTS環境におけるWPTSとの接続の確立
本明細書で説明するように、無線電力受信クライアントは、無線電力供給環境において複数の無線電力伝送システムの範囲内に同時に存在することができる。本明細書で説明する技術は、複数の無線電力伝送システム環境において無線電力伝送システムとの接続を確立する技術を説明する。
図6は、各々が円形送信範囲615a〜615eおよび6つの無線電力受信クライアント603a〜603fをそれぞれ有する5つの無線電力伝送システム601a〜601eを含む例示的な無線電力供給環境600を示している。円形送信範囲615a〜615eを簡略化のために示し、実際の送信範囲は、個々のWPTSおよび環境に応じて(例えば条件の変化、反射物体の配置などに基づいて)異なる可能性がある。送信範囲は、無線電力を無線電力受信クライアントに供給することができる距離を示す。
無線電力伝送システム601a〜601eは、例えば図1の無線電力伝送システム101などの任意の無線充電器であってもよいが、代替の構成も可能である。同様に、無線電力受信クライアント603a〜603fは図1の無線電力受信クライアント103であってもよいが、代替の構成も可能である。本明細書で説明するように、例えば図1の無線機器102などの無線機器(図示せず)は、1つ以上の内蔵型、付属型および/または別の態様では統合型の無線電力受信クライアント603を有することができる。
図6の例では、各無線電力受信クライアント603a〜fは、1つ以上の無線電力伝送システム601の範囲内にある。本明細書に記載の技術は、無線電力受信クライアントが2つ以上の無線電力伝送システムの範囲内にある場合に、最適な無線電力伝送システムを選択する技術を無線電力受信クライアントに提供する。いくつかの実施形態では、最適な無線電力伝送システムを、様々な選択基準に基づいて決定することができる。
図7は、いくつかの実施形態による、複数の無線電力伝送システム環境における無線電力伝送システムとのRF電力接続を確立する例示的なプロセス700を示すフロー図である。より具体的には、図7は、複数の無線電力伝送システムが範囲内にある場合に接続するための無線電力伝送システムを決定する技術を示す。例えば、図1の無線電力受信クライアント103または図4の無線電力受信クライアント400などの無線電力受信クライアントの構成要素は、他の機能の中でも例示的なプロセス700を実行することができる。
まず、ステップ710において、無線電力受信クライアントは待機モードに入る指示を受信する。いくつかの実施形態では、待機モードが所定の時間にわたって周期的に起こるように、1つ以上のタイマを設定してもよい。例えば、待機モードは、10分から60分ごとに1〜2分にわたって起こる可能性がある。いくつかの実施形態では、待機モードの時間の長さは、無線電力伝送システムからの送信間の時間間隔の倍数として設定することができる。例えば無線電力伝送システムは、20秒ごとの間隔で、例えば「ネットワークに参加してください」というメッセージなどの接続招待(接続案内)を送信してもよい。このような場合、待機モードで動作する時間の長さは、無線電力伝送システムの送信間隔の3倍から6倍の間に設定することができる。代替的にまたは追加的に、無線電力受信クライアントは、受信電力が以前の電力から閾値を下回るかまたは設定された割合を下回る場合に自動的に待機モードに入ることができる(例えば受信電力が60秒間で20%低下する場合、待機モードに入るようにクライアント入力を設定することができる)。ステップ712において、無線電力受信クライアントは待機モードタイマを任意に開始し、待機モードに入る。
ステップ714において、無線電力受信クライアントは、無線電力供給環境において無線電力伝送システムが送信した送信信号を待機する。送信信号は、接続招待および/または情報シグナリング(例えば「ネットワークに参加してください」というメッセージ)を含むことができる。決定ステップ716において、無線電力受信クライアントが接続招待および/または他の接続情報を無線電力伝送システムから受信したかどうかを決定する。受信していない場合、決定ステップ730において、無線電力受信クライアントは待機モードタイマが満了したかどうかを決定する。待機モードタイマが満了した場合、無線電力受信クライアントは待機モード動作を終了し、通常動作モードで通常動作(例えば電力受信)を再開する。しかし、待機モード時間が満了していない場合、プロセスは再びステップ714に進む。
再びステップ716を参照すると、無線電力受信クライアントが特定の無線電力伝送システム(WPTS)から接続招待(接続案内)および/または他の接続情報を受信すると、ステップ718において、無線電力受信クライアントは、WPTSの属性(特性)を決定し、および/または別の態様では識別する。本明細書で説明するように、限定ではなく一例として、WPTSの属性を決定することは、例えば接続招待などのWPTSから受信した信号の信号強度またはRSSIを測定すること、第1の無線電力伝送システムに関連する他の無線電力受信クライアントの数を識別することなどを含むことができる。この文脈において、第1の無線電力伝送システムに関連する無線電力受信クライアントは、以前に接続招待に応答した無線電力受信クライアントである。いくつかの実施形態では、無線電力受信クライアントは、例えば、無線電力伝送システムからこの情報を提供するメッセージを受信することによって、他のクライアントから固有のビーコン信号を受信することなどによって無線電力伝送システムに関連する機器の数を決定することができる。
ステップ720において、無線電力受信クライアントは無線電力供給環境において他の無線電力伝送システムの属性(属性)にアクセスする(属性を読み出す)。いくつかの実施形態では、他の無線電力伝送システムの属性を無線電力ランク付けテーブルで維持することができる。ステップ722において、接続するための「最適な」無線電力伝送システムを決定する選択基準にアクセスする(接続する)。選択基準は、範囲内の無線電力伝送システムをスコア付けおよび/またはランク付けするために無線電力受信クライアントによって利用される技術、アルゴリズム、閾値などを含むことができる。例えば選択基準は、信号強度閾値、特定の閾値を上回るおよび/または下回る、無線電力伝送システムに接続された無線電力受信クライアントの数などを含むことができる。様々な選択基準の例を、図10の例示的な表1000を参照してより詳細に示して説明する。
決定ステップ726において、無線電力受信クライアントはWPTSからの接続招待を受け付けるかどうかを決定する。WPTSからの接続招待を受け付けるかどうかを決定するプロセスを示す例を、図8を参照してより詳細に示して説明する。接続招待を受け付けた場合、ステップ728において、無線電力受信クライアントはWPTSとの接続を確立し、その後、プロセスは決定ステップ730に進む。あるいは、プロセスは、WPTSとの接続が確立された後に通常動作を再開することができる。接続招待を受け付けない場合、プロセスは、新たな接続を確立することなく決定ステップ730に進む。
図8は、いくつかの実施形態による、WPTSからの接続招待を受け付けるかどうかを決定する例示的なプロセス800を示すフロー図である。より具体的には、図8は、特定のWPTSから受信した接続招待(接続案内)を受け付けるかどうかを決定するために範囲内の無線電力伝送システムがスコア付されかつランク付けされる例を示している。例えば、図1の無線電力受信クライアント103または図4の無線電力受信クライアント400などの無線電力受信クライアントの構成要素は、他の機能の中でも例示的なプロセス800を実行することができる。
まず、ステップ810において、無線電力受信クライアントはWPTSのスコアを生成する。WPTSのスコアの生成を示す例を、図9を参照してより詳細に示して説明する。ステップ812において、無線電力受信クライアントは、他の無線電力伝送システムについて以前に生成されたスコアにアクセスする(スコアを読み書きする)。本明細書で説明するように、範囲内の各無線電力伝送システムの属性(特性)および/またはスコアおよびランクを、無線電力受信クライアントによって保持し、かつ維持することができる。
ステップ814において、無線電力受信クライアントは、スコアに基づいて無線電力伝送システムをランク付けし、決定ステップ816において、無線電力受信クライアントは、(少なくとも1つの最新の無線電力伝送システムランキングが存在すると仮定して)新たにランク付けされた無線電力伝送システム(すなわち、招待を送信した無線電力伝送システム)が現在の最高位の無線電力伝送システムのランクを上回るかどうかを決定する。新たにランク付けされた無線電力伝送システムが現在の最高位の無線電力伝送システムを上回る場合、ステップ818において、無線電力受信クライアントは接続招待を受け付けるように決定する。あるいは、新たにランク付けされた無線電力伝送システムが現在の最高位の無線電力伝送システムを上回らない場合、ステップ820において、無線電力受信クライアントは接続招待を受け付けないように決定する。
図9は、いくつかの実施形態による、範囲内の無線電力伝送システムをスコア付けする例示的なプロセス900を示すフロー図である。本明細書で説明するように、スコアを使用して、クライアントが複数の無線電力伝送システムの範囲内にある場合に接続するための最適な無線電力伝送システムを識別し、および/または別の態様では決定することができる。例えば、図1の無線電力受信クライアント103または図4の無線電力受信クライアント400などの無線電力受信クライアントの構成要素は、他の機能の中でも例示的なプロセス900を実行することができる。
まず、ステップ910において、無線電力受信クライアントは、無線電力伝送システムから受信した信号の信号強度を測定する。プロセス912において、無線電力受信クライアントは、例えば、無線電力伝送システムからこの情報を提供するメッセージを受信することによって、または他のクライアントから固有のビーコン信号を受信することによって無線電力伝送システムに関連する機器の数を決定する。プロセス914において、無線電力受信クライアントはクライアント分類情報を識別する。プロセス916において、無線電力クライアントは、基準に分類の重み付けを任意に適用する。最後に、プロセス918において、無線電力受信クライアントは、重み付けされた基準に基づいて無線電力伝送シ
ステムをランク付けする。
図10は、いくつかの実施形態による、様々な無線電力伝送システムの選択基準を示す例示的な表1000である。追加の基準またはより少ない基準が可能である。図10の例に示すように、いくつかの実施形態では、この基準は付随する重み付けを有することができる。図示されているように、クライアントは電力使用量が低い分類(例えば煙探知機)を有してもよく、したがって低い重つけを受ける一方で、別のクライアントは電力使用量が高い分類(例えばラップトップ、または電池残量が20%未満のラップトップ)を有してもよく、したがって高い重み付けが加えられる。別の基準は、機器の数であってもよい。したがって、無線電力伝送システムに既に多数の装置による負荷がかかっている場合、別の無線電力伝送システムを選択することができる。
図11は、いくつかの実施形態による、連続的な電力供給無線充電システムとの接続を確立する別の例示的なプロセス1100を示すフロー図である。図11のステップは一般的に自明であるため、本明細書では詳細に説明しない。本明細書で説明するように、「ネットワーク参加招待」は、無線電力伝送システムのネットワークに参加するようにクライアントを招待する、無線電力伝送システムから1つ以上のクライアントに送信される特別な送信メッセージである。「この招待は希望する無線電力伝送システムからのものか?」について決定する決定ステップにおいては、一般に、現在受信した招待が、クライアントが参加を望むネットワークからの招待であるかどうかを確認する。
図12は、いくつかの実施形態による、モバイル(またはスマート)電話またはタブレット型コンピュータ機器の形態の無線電力受信機またはクライアントを含む代表的なモバイル機器またはタブレット型コンピュータ1200の例示的な構成要素を示すブロック図である。様々なインタフェースおよびモジュールを、図12を参照して示しているが、モバイル機器またはタブレット型コンピュータは、本明細書で説明する機能を実行するためにすべてのモジュールまたは機能を必要とするわけではない。多くの実施形態では、カテゴリのコントローラの動作には、様々な構成要素が含まれておらず、および/またはこれらの構成要素は必要でないことが理解される。例えば、GPS無線機、セルラ無線機、加速度計などの構成要素は、コストおよび/または複雑さを軽減するためにコントローラに含まれていない場合がある。さらに、ZigBee無線機やRFID送受信機などの構成要素は、アンテナとともにプリント回路基板に装着することができる。
無線電力受信クライアントは、図1の電力受信クライアント103であってもよいが、代替的な構成も可能である。さらに、無線電力受信クライアントは、図1の無線電力伝送システム101などの電力伝送システムから電力および/またはデータ信号を受信するための1つ以上のRFアンテナを含むことができる。
図13は、本明細書で説明する任意の1つ以上の方法を機械に実行させるための1組の命令が実行される、コンピュータシステムの例示的な形態の機械の図式的な表示を示す図である。
図13の例では、コンピュータシステムは、プロセッサ、メモリ、不揮発性メモリおよびインタフェース機器を含む。説明の簡略化のために、様々な一般的な構成要素(例えばキャッシュメモリ)は省略されている。コンピュータシステム1300は、図1の例に示した構成要素のいずれか(および本明細書に記載の任意の他の構成要素)を実装することができるハードウェア装置を示すことを意図している。例えばコンピュータシステムは、任意の放射物体またはアンテナアレイシステムであってもよい。コンピュータシステムは、任意の適用可能な既知の型または好都合な型のものであってもよい。コンピュータシステムの構成要素を、バスを介して、または他の既知の機器または好都合な機器を介して一
体に接続することができる。
プロセッサは、例えば、インテル ペンティアム(登録商標)(Intel Pentium)マイクロプロセッサまたはモトローラパワーPC(Motorola Power PC)マイクロプロセッサなどの従来のマイクロプロセッサであってもよい。当業者は、「機械可読(記憶)媒体」または「コンピュータ可読(記憶)媒体」という用語がプロセッサによってアクセス可能な任意の型の機器を含むことを認識するであろう。
メモリは、例えばバスによってプロセッサに接続される。メモリは、限定ではなく一例として、ダイナミックRAM(DRAM)およびスタティックRAM(SRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。メモリは、ローカル、リモート、または分散メモリであってもよい。
バスはまた、プロセッサを不揮発性メモリおよび駆動ユニットに接続する。不揮発性メモリは、多くの場合、磁気フロッピーまたはハードディスク、磁気光学ディスク、光ディスク、CD−ROM、EPROMまたはEEPROMなどの読み出し専用メモリ(ROM)、磁気カードまたは光カード、または大量のデータ用の別の形式の記憶装置である。このデータのいくつかは、多くの場合、コンピュータ1300内のソフトウェアの実行中に直接メモリアクセス処理によってメモリに書き込まれる。不揮発性記憶装置は、ローカル型、リモート型、または分散型であってもよい。メモリ内で使用可能なすべての適用可能なデータを使用してシステムを構築することができるので、不揮発性メモリは任意選択である。典型的なコンピュータシステムは、通常、少なくともプロセッサ、メモリ、およびメモリをプロセッサに接続する機器(例えば、バス)を含む。
ソフトウェアは、一般的には不揮発性メモリおよび/または駆動ユニットに記憶される。実際、大規模なプログラムの場合、プログラム全体をメモリに記憶することさえ不可能な場合がある。それにもかかわらず、ソフトウェアを実行するために、必要に応じて、処理に適したコンピュータで読み取り可能な場所にソフトウェアを移動させること、および、例示を目的として、その場所は本明細書ではメモリと呼ばれることが理解されるべきである。ソフトウェアが実行のためにメモリに移動された場合であっても、プロセッサは一般的に、ソフトウェアに関連付けられた値を記憶するハードウェアレジスタと、理想的に実行を高速化するローカルキャッシュとを使用する。本明細書で使用されるように、ソフトウェアプログラムが「コンピュータ可読媒体に実装される」と言及される場合、ソフトウェアプログラムは、(不揮発性記憶装置からハードウェアレジスタへの)任意の既知の場所または好都合な場所に記憶されると想定される。プロセッサは、プログラムに関連付けられた少なくとも1つの値がプロセッサによって読み取り可能なレジスタに記憶されている場合に、「プログラムを実行するように構成されている」とみなされる。
バスはまた、プロセッサをネットワークインタフェース機器に接続する。インタフェースは、1つ以上のモデムまたはネットワークインタフェースを含むことができる。モデムまたはネットワークインタフェースは、コンピュータシステムの一部であるとみなすことができることが理解されるであろう。インタフェースは、アナログモデム、ISDNモデム、ケーブルモデム、トークンリングインタフェース、衛星伝送インタフェース(例えば「ダイレクトPC」)、またはコンピュータシステムを他のコンピュータシステムに接続するための他のインタフェースを含むことができる。インタフェースは、1つ以上の入力機器および/または出力機器を含むことができる。入出力装置は、限定ではなく一例として、キーボード、マウスまたは他のポインティングデバイス、ディスクドライブ、プリンタ、スキャナ、および表示装置を含む他の入力装置および/または出力装置を含むことができる。表示装置は、限定ではなく一例として、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、または他の適用可能な公知の表示装置または好都合な表示装置を含むことが
できる。簡略化のために、図13の例に示されていない任意の機器のコントローラがインタフェースに存在していると仮定する。
動作中、コンピュータシステム1300を、ディスクオペレーティングシステムなどのファイル管理システムを含むオペレーティングシステムソフトウェアによって制御することができる。関連するファイル管理システムソフトウェアを含むオペレーティングシステムソフトウェアの一例は、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト社のWindows(登録商標)として知られているオペレーティングシステムの系列およびそれらに関連するファイル管理システムである。関連するファイル管理システムソフトウェアを含むオペレーティングシステムソフトウェアの別の例は、Linux(登録商標)オペレーティングシステムおよびそれに関連するファイル管理システムである。ファイル管理システムは、一般的には不揮発性メモリおよび/または駆動ユニットに記憶され、オペレーティングシステムがデータを入出力するために必要な様々な動作をプロセッサに実行させて、不揮発性メモリおよび/または駆動ユニットにファイルを記憶するなど、データをメモリに記憶する。
詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する演算のアルゴリズムおよび記号表現に関して提示することができる。これらのアルゴリズム記述および表現は、データ処理分野の当業者が、それらの研究の内容をその分野の他の当業者に最も効果的に伝えるために使用する手段である。アルゴリズムは、本明細書では一般的に所望の結果を導く動作の自己矛盾のないシーケンスであると考えられる。動作は、物理量の物理的操作を必要とする動作である。通常、必ずしも必要ではないが、これらの量は記憶、転送、結合、比較、およびその他の方法での操作が可能な電気信号または磁気信号の形態を取る。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などとしてみなすことは、主に共通使用の理由から時には好都合であることが判明している。
しかし、これらの用語および類似の用語はすべて適切な物理量に関連し、これらの量に適用される好都合な標識に過ぎないことに留意すべきである。特に記載のない限り、以下の説明から明らかなように、明細書を通して「処理する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」または「表示する」などの用語を使用する議論は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作し、コンピュータシステムのメモリまたはレジスタあるいはそのような情報記憶装置、伝送装置または表示装置内の物理量として同様に表される他のデータに変換するコンピュータシステムまたは類似の電子計算装置の動作および処理に言及している。
本明細書で提示されるアルゴリズムおよび表示装置は、特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。様々な汎用システムを、本明細書の教示によってプログラムとともに使用してもよく、または、より特殊化された装置を構築していくつかの実施形態の方法を実行することが好都合であることが判明する可能性もある。様々なこれらのシステムに必要な構造は、以下の説明から明らかになるであろう。さらに、これらの技術は任意の特定のプログラミング言語を参照して記載されておらず、したがって、様々なプログラミング言語を使用して様々な実施形態を実装することができる。
代替的な実施形態では、機械はスタンドアロン型装置として動作するか、または他の機械に接続(例えばネットワーク接続)されてもよい。ネットワーク配置では、機械はクライアント−サーバネットワーク環境内のサーバまたはクライアントマシンの容量で動作してもよく、ピアツーピア(または分散)ネットワーク環境内のピアマシンとして動作してもよい。
機械は、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、パーソナルコンピュータ(
PC)、タブレットPC、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、iPhone(登録商標)、Blackberry、プロセッサ、電話、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチまたはブリッジ、またはその機械が取るべき動作を指定する(順次またはその他の)一連の命令を実行することができる任意の機械であってもよい。
機械可読媒体または機械可読記憶媒体は、単一の媒体であるように例示的な実施形態で示されているが、「機械可読媒体」および「機械可読記憶媒体」という用語は、1つ以上の一連の命令を記憶する単一の媒体または複数の媒体(例えば集中型または分散型のデータベース、および/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含むものと解釈されるべきである。「機械可読媒体」および「機械可読記憶媒体」という用語は、機械が実行するための一連の命令を記憶し、符号化しまたは搬送することが可能であり、かつ、現在開示されている技術および技術革新のいずれか1つ以上の方法を機械に実行させる任意の媒体を含むものと解釈されるべきである。
一般に、本開示の実施形態を実装するために実行されるルーチンは、オペレーティングシステムまたは特定のアプリケーション、構成要素、プログラム、物体、モジュールまたは「コンピュータプログラム」と呼ばれる命令のシーケンスの一部として実装されてもよい。コンピュータプログラムは、一般的にはコンピュータの様々なメモリおよび記憶装置に何度も設定された1つ以上の命令を含み、コンピュータの1つ以上の処理装置またはプロセッサによって読み取られて実行された場合、本開示の様々な態様を含む要素を実行するための動作をコンピュータに行わせる。
さらに、実施形態は完全に機能するコンピュータおよびコンピュータシステムの文脈において説明されているが、当業者であれば、様々な実施形態が様々な形態のプログラム製品として配布可能であり、かつ、本開示は、実際に配布を行うのに使用される機械またはコンピュータ可読媒体の特定の型に関わらず平等に適用されることを理解するであろう。
機械可読記憶媒体、機械可読媒体、またはコンピュータ可読(記憶)媒体のさらなる例は、とりわけ、揮発性メモリ装置および不揮発性メモリ装置、フロッピーディスクおよび他の着脱式ディスク、ハードディスクドライブ、光ディスク(例えば読み取り専用コンパクトディスク(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)など)、および、デジタルおよびアナログ式の通信リンクなどの伝達型媒体などの記録可能型媒体を含むが、これらに限定されない。
文脈上明白に他の意味に解釈すべき場合を除いて、明細書および特許請求の範囲を通して、「含む(comprise)」、「含む(comprising)」などの語は排他的または網羅的な意味とは対照的に包括的な意味で解釈されるべきであり、すなわち、「含むが、これに限定されない」という意味で解釈されるべきである。本明細書で使用されるように、「接続された」、「結合された」という用語またはその任意の変形は、2つ以上の要素間の任意の直接的または間接的な接続または結合を意味し、要素間の接続の結合は、物理的、論理的、またはそれらの組み合わせであってもよい。さらに、「本明細書」、「上述」、「以下」および類似の意味の用語は、本明細書で使用する場合、本出願全体を参照するものとし、本出願の任意の特定部分を参照するわけではないものとする。文脈が許す限り、単数または複数の数字を用いた上述の発明を実施するための形態の単語は、それぞれ複数または単数の数字を含んでもよい。2つ以上の項目のリストに関して、「または」という単語は、リスト内の項目のいずれか、リスト内の項目のすべて、およびリスト内の項目の任意の組み合わせなどの、その単語の解釈のすべてを網羅する。
本開示の実施形態の上述の詳細な説明は、網羅的であることを意図するものでも、教示
を上述に開示した正確な形態に限定するものでもない。本開示の特定の実施形態および実施例は例示を目的として上述しているが、関連する当業者が認識するように、開示の範囲内で様々な等価の変更が可能である。例えば、処理またはブロックが所定の順序で提示されているが、代替の実施形態は、ステップを有するルーチンを実行してもよく、ブロックを有するシステムを異なる順序で使用してもよく、代替またはサブコンビネーションを提供するようにいくつかの処理またはブロックを削除し、移動し、追加し、分類し、組み合わせ、および/または変更してもよい。これらの処理またはブロックの各々を様々な異なる方法で実施してもよい。また、時折、処理またはブロックは連続して実行されるものとして示されているが、これらの処理またはブロックは代わりに並行して実行してもよく、異なる時間に実行してもよい。さらに、本明細書に記載の任意の特定の数字は単なる例であり、代替的な実施形態は異なる値または範囲を使用してもよい。
本明細書で提供する開示の教示は必ずしも上述のシステムではなく、他のシステムにも適用することができる。上述した様々な実施形態の要素および動作は、さらなる実施形態を提供するために組み合わせることができる。
添付の提出書類に記載のものを含む上述の任意の特許および出願ならびに他の参考文献は、参照により本明細書に組み込まれる。本開示の態様を必要に応じて変更し、上述の様々な参考文献のシステム、機能および概念を使用して、本開示のさらなる実施形態を提供することができる。
上述の発明を実施するための形態に照らして、本開示に対してこれらの変更および他の変更を行うことができる。上述の説明は、本開示の特定の実施形態を説明し、意図された最良の形態を説明しているが、上述の内容がいかに詳細に示されたとしても多くの方法で本教示を実施することができる。システムの詳細はその実施の詳細においてかなり変化する場合があるが、依然として本明細書に開示の主題に包含される。上述したように、本開示の特定の特徴または態様を説明する際に使用される特定の用語は、その用語が関連している開示の任意の特定の特性、特徴または態様に限定されるように本明細書において再定義されるものであると暗示するものではない。一般に、以下の特許請求の範囲で使用される用語は、上述の発明を実施するための形態の節がそのような用語を明示的に定義していない限り、本開示を本明細書に開示される特定の実施形態に限定するものと解釈されるべきではない。したがって、本開示の実際の範囲は、開示の実施形態だけでなく特許請求の範囲の下での開示を実施または実装するすべての等価な方法を包含する。
本開示の特定の態様は特定の請求様式で以下に提示されるが、本発明者らは任意の数の請求様式において本開示の様々な態様を企図する。例えば、本開示の1つの態様のみが米国特許法第112条第6パラグラフの下でミーンズ・プラス・ファンクション・クレームとして記載されているが、他の態様も同様に、ミーンズ・プラス・ファンクション・クレームとして、またはコンピュータ可読媒体に具体化されるような他の形態で実施されてもよい。(米国特許法第112条第6パラグラフの下で扱われることが意図されているすべての請求項は、「手段」という語で始まる)。したがって、出願人は、開示の他の態様についてそのような追加の請求様式を追求するために出願後に追加の請求を加える権利を留保する。
本明細書で提供する詳細な説明を、必ずしも上述のシステムだけでなく他のシステムにも適用してもよい。上述した様々な例の要素および動作は、本発明のさらなる実装を提供するために組み合わせることができる。本発明のいくつかの代替的な実装は、上述の実装に追加の要素を含むだけでなく、より少ない要素を含んでもよい。上述の発明を実施するための形態に照らして、本発明に対してこれらの変更および他の変更を行うことができる。上述の説明は本発明の特定の例を定義し、意図された最良の形態を説明しているが、上
述の内容がいかに詳細に示されたとしても、多くの方法で本発明を実施することができる。システムの詳細はその特定の実施においてかなり変化する場合があるが、依然として本明細書に開示した発明に包含される。上述したように、本発明の特定の特徴または態様を説明する際に使用される特定の用語は、その用語が関連している発明の任意の特定の特性、特徴または態様に限定されるように本明細書において再定義されるものであると暗示するものではない。一般に、以下の特許請求の範囲で使用される用語は、上述の発明を実施するための形態の節がそのような用語を明示的に定義していない限り、本発明を本明細書に開示される特定の例に限定するものと解釈されるべきではない。したがって、本発明の実際の範囲は、開示した例だけでなく本発明を実施または実装するすべての等価な方法を包含する。

Claims (20)

  1. 無線電力供給環境における無線電力伝送システムとの接続を確立するために無線電力受信装置を動作させる方法であって、
    前記無線電力供給環境における複数の前記無線電力伝送システムの第1の無線電力伝送システムによって送信された接続招待を受信することと、
    前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性を識別するために前記接続招待を処理することと、
    前記接続招待を受け付けるかどうかを決定するために、選択基準を、前記無線電力供給環境における前記複数の無線電力伝送システムの前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性および他の無線電力伝送システムに関連する属性に適用することと
    を含む、方法。
  2. 前記選択基準を適用することは、前記第1の無線電力伝送システムのスコアを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記スコアを生成することは、
    前記無線電力受信装置が内蔵された無線機器に関連するクライアント分類を識別することであって、前記クライアント分類が各属性に関連する1つ以上の分類の重み付けを示す、識別することと、
    前記分類の重み付けを前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性に適用することと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記選択基準を適用することは、
    前記複数の無線電力伝送システムの前記他の無線電力伝送システムのスコアにアクセスすることと、
    対応するスコアに従って前記無線電力伝送システムをランク付けすることと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記選択基準を適用することは、
    前記第1の無線電力伝送システムが現在の無線電力伝送システムよりも高くランク付けされている場合に、前記接続招待を受け付けるように決定することと、
    前記第1の無線電力伝送システムが現在の無線電力伝送システムよりも低くランク付けされている場合に、前記接続招待を受け付けないように決定することと
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性を識別するために前記接続招待を処理することは、
    前記接続招待の信号強度を測定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性を識別するために前記接続招待を処理することは、
    前記第1の無線電力伝送システムに関連する他の無線電力受信クライアントの数を識別することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記1つ以上の前記属性の各々についての1つ以上の閾値を示す前記選択基準にアクセスすることと、
    前記無線電力供給環境における前記複数の無線電力伝送システムの他の無線電力伝送システムに関連する属性にアクセスすることと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記接続招待を受信する前に、招待待機モードに入る指示を受信することと、応答性よく前記待機モードに入りかつ待機モードタイマを開始することと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記接続招待は、前記複数の無線電力伝送システムのうちの1つ以上によって前記無線電力供給環境における前記無線電力受信装置へ周期的に送信される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記無線電力伝送システムによって送信された送信接続招待メッセージを待機するように、前記無線電力受信装置の1つ以上のアンテナまたは前記無線電力受信装置が内蔵された無線機器に周期的に指示すること
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記無線電力受信装置の1つ以上の送受信機または前記無線電力受信装置が内蔵された無線機器に、前記接続招待メッセージへ応答を送信するように指示することをさらに含み、
    前記応答は、前記接続招待メッセージの受付を示す、請求項1に記載の方法。
  13. 前記接続招待メッセージへの前記応答の送信に続いて、前記第1の無線電力供給システムとの無線電力接続を確立すること
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. プログラム命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、無線電力受信装置の1つ以上のプロセッサによって実行される場合に、前記命令によって前記無線電力受信装置は、
    無線電力供給環境における複数の無線電力伝送システムの第1の無線電力伝送システムによって送信された接続招待要求を処理して前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性を識別し、
    前記接続招待を受け付けるかどうかを決定するために、選択基準を、前記無線電力供給環境における前記複数の無線電力伝送システムの前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性および他の無線電力伝送システムに関連する属性に適用する、コンピュータ可読記憶媒体。
  15. 前記選択基準を適用するために、前記1つ以上のプロセッサによって実行される場合に、前記命令によって前記無線電力受信装置は、さらに、
    前記第1の無線電力伝送システムのスコアを生成し、
    前記複数の無線電力伝送システムの他の無線電力伝送システムのスコアにアクセスし、
    対応するスコアに従って前記無線電力伝送システムをランク付けする、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  16. 前記スコアを生成するために、前記1つ以上のプロセッサによって実行される場合に、前記命令によって前記無線電力受信装置は、さらに、
    各属性に関連する1つ以上の分類の重み付けを示し、前記無線電力受信装置が内蔵された無線機器に関連するクライアント分類を識別し、
    前記分類の重み付けを前記第1の無線電力伝送システムに関連する前記属性に適用する、請求項15に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記選択基準を適用するために、前記1つ以上のプロセッサによって実行される場合に
    、前記命令によって前記無線電力受信装置は、さらに、
    前記第1の無線電力伝送システムが現在の無線電力伝送システムよりも高くランク付けされている場合に、前記接続招待を受け付け、
    前記第1の無線電力伝送システムが現在の無線電力伝送システムよりも低くランク付けされている場合に、前記接続招待を受け付けない、請求項15に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  18. 前記接続招待を処理して前記第1の無線電力伝送システムに関連する前記属性を識別するために、前記1つ以上のプロセッサによって実行される場合に、前記命令によって前記無線電力受信装置は、さらに、
    前記接続招待の信号強度を測定し、
    前記第1の無線電力伝送システムに関連する他の無線電力受信クライアントの数を識別する、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  19. 前記1つ以上のプロセッサによって実行される場合に、前記命令によって前記無線電力受信装置は、さらに、
    前記無線電力受信装置の1つ以上の送受信機または前記無線電力受信装置が内蔵された前記無線機器に、接続招待メッセージの受付を示す応答を前記接続招待メッセージへ送信するように指示し、
    前記接続招待メッセージへの前記応答の送信に続いて、前記第1の無線電力供給システムとの無線電力接続を確立する、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  20. 無線電力受信装置であって、
    1つ以上の無線周波数(RF)送受信機と、
    無線電力供給環境における複数の無線電力伝送システムの第1の無線電力伝送システムとの接続を確立するために前記1つ以上のRF送受信機に指示するように構成された制御回路であって、
    前記1つ以上のRF送受信機を介して、前記第1の無線電力伝送システムによって送信された接続招待を受信して、前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性を識別するために前記接続招待を応答処理するように構成された待機モード受信論理回路と、
    前記接続招待を受け付けるかどうかを決定するために、選択基準を前記無線電力供給環境における前記複数の無線電力伝送システムの前記第1の無線電力伝送システムに関連する属性および他の無線電力伝送システムに関連する属性に適用するように構成された無線電力伝送選択論理回路であって、前記選択基準は、属性ごとの1つ以上の閾値を示す、無線電力伝送選択論理回路と
    を含む制御回路と
    を含む、無線電力受信装置。
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