JP2020056894A - 光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器 - Google Patents

光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020056894A
JP2020056894A JP2018187062A JP2018187062A JP2020056894A JP 2020056894 A JP2020056894 A JP 2020056894A JP 2018187062 A JP2018187062 A JP 2018187062A JP 2018187062 A JP2018187062 A JP 2018187062A JP 2020056894 A JP2020056894 A JP 2020056894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical path
waveguide
optical waveguide
conversion component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2018187062A
Other languages
English (en)
Inventor
遼太 木下
Ryota Kinoshita
遼太 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2018187062A priority Critical patent/JP2020056894A/ja
Publication of JP2020056894A publication Critical patent/JP2020056894A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】光導波路と光素子との間の光結合効率を容易に高められる光路変換部品、光導波路と光素子との間の光結合効率が高く製造が容易な光路変換部品付き光導波路、光導波路と光素子との間の損失が小さく製造が容易な光モジュール、および、かかる光モジュールを備える電子機器を提供すること。【解決手段】光路変換部品5は、互いに表裏の関係を有する第1面50aおよび第2面50bと、第2面に開口し光素子を収納可能な凹部50cと、を有する本体部50と、凹部の底面に設けられている第1レンズ部541と、第1面から突出するプリズム部53と、を有し、第1面は、光導波路1を載置可能であり、かつ、第1面に光導波路が載置されたとき、プリズムは、光導波路と光学的に接続可能になっており、第1レンズ部およびプリズム部は、互いに光学的に接続されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器に関するものである。
光通信においては、外部環境や経時変化等の理由によって発光素子の特性が変化し、それに伴って光ファイバーや光導波路に入射する光強度が変化することがある。このような光強度の変化は、光通信の安定性を低下させる原因となる。
そこで、特許文献1には、発光素子および発光素子から発光された光をモニターするための受光素子を備えた光電変換装置と、光ファイバーと、を光学的に結合可能にするレンズアレイが開示されている。
このレンズアレイでは、発光素子から出射したレーザー光の一部をモニター光として受光素子に向けて反射させ、他部を光ファイバー側に透過させる。すなわち、特許文献1に記載の光電変換装置およびレンズアレイでは、レーザー光の一部をモニター光として監視することができる。これにより、例えば外部環境や経時変化等の理由によって発光素子の出力特性が変化した場合でも、それを速やかに察知することができる。
特開2012−108443号公報
ところが、特許文献1に記載の構造では、レンズアレイ本体とプリズムとを組み合わせてレンズアレイが構成されている。すなわち、レンズアレイ本体に設けられた凹部内に、縦断面が台形状をなすプリズムが配置されている。レンズアレイ本体とプリズムとの位置合わせには高い精度が要求されるため、組み立てに手間と時間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、光導波路と光素子との間の光結合効率を容易に高められる光路変換部品、光導波路と光素子との間の光結合効率が高く製造が容易な光路変換部品付き光導波路、光導波路と光素子との間の損失が小さく製造が容易な光モジュール、および、かかる光モジュールを備える電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) 互いに表裏の関係を有する第1面および第2面と、前記第2面に開口し光素子を収納可能な凹部と、を有する本体部と、
前記凹部の底面に設けられている第1レンズ部と、
前記第1面から突出するプリズム部と、
を有し、
前記第1面は、光導波路を載置可能であり、かつ、前記第1面に前記光導波路が載置されたとき、前記プリズム部は、前記光導波路と光学的に接続可能になっており、
前記第1レンズ部および前記プリズム部は、互いに光学的に接続されていることを特徴とする光路変換部品。
(2) 前記本体部、前記第1レンズ部および前記プリズム部は、一体になっている上記(1)に記載の光路変換部品。
(3) 前記プリズム部は、光を反射する光反射面と、光を透過させる光透過面と、を有する上記(1)または(2)に記載の光路変換部品。
(4) 上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の光路変換部品と、
前記第1面に載置され、前記プリズム部と光学的に接続されている光導波路と、
を有することを特徴とする光路変換部品付き光導波路。
(5) 基材と、
前記基材と前記第2面とが接続されるように設けられている上記(4)に記載の光路変換部品付き光導波路と、
前記凹部内に設けられ、前記第1レンズ部と光学的に接続されている第1光素子と、
を有することを特徴とする光モジュール。
(6) 前記光導波路は、導波部と、反射により前記導波部の光路を変換する反射部と、を備えており、
前記凹部内に設けられ、前記本体部を介して前記反射部と光学的に接続されている第2光素子をさらに有する上記(5)に記載の光モジュール。
(7) 前記光路変換部品は、前記反射部と前記第2光素子とを結ぶ光路に設けられている第2レンズ部をさらに有する上記(6)に記載の光モジュール。
(8) 前記導波部は、本線コア部と、前記本線コア部から分岐している支線コア部と、を含み、
前記プリズム部は、前記本線コア部と光学的に接続されており、
前記反射部は、前記支線コア部の光路を変換するように配置されており、
前記第1光素子は、発光素子であり、
前記第2光素子は、受光素子である上記(6)または(7)に記載の光モジュール。
(9) 前記受光素子は、前記発光素子から出射した光の一部を受光するモニター用である上記(8)に記載の光モジュール。
(10) 前記導波部は、互いに並列する第1本線コア部および第2本線コア部を含み、
前記プリズム部は、前記第1本線コア部と光学的に接続されており、
前記反射部は、前記第2本線コア部の光路を変換するように配置されており、
前記第1光素子は、発光素子および受光素子のいずれか一方であり、
前記第2光素子は、前記第1光素子が発光素子である場合は受光素子であり、前記第1光素子が受光素子である場合は発光素子である上記(6)または(7)に記載の光モジュール。
(11) 前記導波部は、互いに並列する第1本線コア部および第2本線コア部を含み、
前記プリズム部は、前記第1本線コア部と光学的に接続されており、
前記反射部は、前記第2本線コア部の光路を変換するように配置されており、
前記第1光素子は、発光素子および受光素子のいずれか一方であり、
前記第2光素子は、前記第1光素子が発光素子である場合は発光素子であり、前記第1光素子が受光素子である場合は受光素子である上記(6)または(7)に記載の光モジュール。
(12) 上記(5)ないし(11)のいずれかに記載の光モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
本発明によれば、光導波路と光素子との間の光結合効率を容易に高められる光路変換部品が得られる。
また、本発明によれば、光導波路と光素子との間の光結合効率が高く製造が容易な光路変換部品付き光導波路が得られる。
さらに、本発明によれば、光導波路と光素子との間の損失が小さく製造が容易な光モジュール、および、かかる光モジュールを備える電子機器が得られる。
本発明の光モジュールの第1実施形態を示す断面図である。 図1の部分拡大図である。 図1に示す光モジュールのうち筐体やレセプタクルを除く部位を示す平面図である。 図3に示す光導波路の平面図である。 図4に示す光導波路の部分拡大斜視図である。 本発明の光モジュールの第2実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。 本発明の光モジュールの第3実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。 本発明の光モジュールの第4実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。 本発明の光モジュールの第5実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。 本発明の光路変換部品付き光導波路の第6実施形態を示す分解斜視図である。
以下、本発明の光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
<光モジュール>
まず、本発明の光モジュールの第1実施形態、本発明の光路変換部品付き光導波路の第1実施形態、および、本発明の光路変換部品の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の光モジュールの第1実施形態を示す断面図である。図2は、図1の部分拡大図である。図3は、図1に示す光モジュールのうち筐体やレセプタクルを除く部位を示す平面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図1中の上方を「上」、下方を「下」として説明する。
図1に示す光モジュール100(第1実施形態に係る光モジュール)は、光導波路1(第1実施形態に係る光導波路)と、電気基板2(基材)と、光導波路1と光学的に接続されている発光素子31(第1光素子)および受光素子32(第2光素子)と、制御素子4と、光路変換部品5と、レセプタクル61と、筐体7と、を有している。また、図3に示す光導波路1は、本線コア部193とそこから分岐した支線コア部194とを備えている。このような光モジュール100では、発光素子31で出射した光を光導波路1に導入するとともに、光導波路1の内部で通信用の光とモニター用の光とに分配する。そして、モニター用の光を受光素子32で受光し、その光強度を監視することにより、発光素子31の健全性を確認することができ、高品質な光通信を可能な状態を維持しやすくなる。
このうち、図1に示す電気基板2は、絶縁基板21と、絶縁基板21の上面に設けられた導電層22および接点23と、を備えている。
また、図1に示す電気基板2の上面には、発光素子31と、受光素子32と、制御素子4と、が搭載されている。これらの素子と導電層22との間は、図示しないボンディングワイヤーを介して電気的に接続されている。なお、この接続構造は、ボンディングワイヤーに限定されず、その他の構造、例えばフリップチップボンディング等で代替されてもよい。
発光素子31としては、例えば、面発光レーザー(VCSEL)、発光ダイオード(LED)、有機EL素子等が挙げられる。
また、受光素子32としては、例えば、フォトダイオード(PD、APD)、フォトトランジスター等が挙げられる。
また、制御素子4としては、例えば、ドライバーIC、トランスインピーダンスアンプ(TIA)、リミッティングアンプ(LA)、またはこれらの素子を複合したコンビネーションIC等が挙げられる。
なお、電気基板2には、上述した素子以外に、CPU(中央演算処理装置)、MPU(マイクロプロセッサーユニット)、LSI、IC、RAM、ROM、コンデンサー、コイル、抵抗、ダイオード等が搭載されていてもよい。
また、図1に示す電気基板2の右端には、導電層22と電気的に接続された接点23が設けられている。そして、この接点23が設けられた部分は、図1に示す電気配線81の左端に取り付けられた電気コネクター82に挿入され、嵌合している。これにより、電気コネクター82を介して電気基板2と電気配線81とが電気的に接続されている。その結果、光モジュール100に対して外部からの電気的接続が図られる。
一方、図1〜3に示す光導波路1は、シート状をなしており、図3に示すように、光導波路1の内部に形成されたコア部14が導光路になっている。
また、図1に示す光導波路1の左端には、MT型光コネクター62が装着されている。このMT型光コネクター62は、筐体7に固定されたレセプタクル61に対してその右側から挿入されている。すなわち、レセプタクル61の右側には、MT型受容部611が形成されており、そのMT型受容部611に対してMT型光コネクター62が挿入されている。
また、光導波路1には、反射によってコア部14の光路を変換する反射部16bが形成されている。この反射部16bを介して図2の左右方向に延在する光路P1が、図2の上下方向に延在する光路P2に変換されている。そして、この光路P2により、光導波路1と受光素子32との間が光学的に接続されている。なお、図2に示す光路P1、P2は、それぞれ光が伝搬する経路の一例を示している。また、図2は、光路P1、P2を含み、かつ、シート状をなす光導波路1の主面に直交する面で切断されてなる断面図である。
光路変換部品5は、光導波路1と電気基板2との間に設けられている。図2に示す光路変換部品5は、互いに表裏の関係を有する上面50a(第1面)および下面50b(第2面)と、下面50bに開口する凹部50cと、を有する本体部50を備える。換言すれば、本体部50の凹部50cは、その上方および側方が、底部51および底部51の縁から下方に向かって立設された壁部52で囲まれている。
そして、本体部50の下面50bが電気基板2の上面に接合されている。これにより、凹部50cは、底部51、壁部52および電気基板2で取り囲まれることとなる。そして、この凹部50cには、前述した発光素子31、受光素子32および制御素子4が収められている。これにより、発光素子31、受光素子32および制御素子4を外部環境や異物付着等から保護することができる。
なお、このときの凹部50cは、完全な閉空間であってもよいが、完全には閉じられていない空間であってもよい。つまり、底部51や壁部52の一部が欠損していてもよく、その欠損部を介して凹部50cの内部と外部とがつながっていてもよい。
一方、本体部50の上面50aには、光導波路1が載置されている。すなわち、上面50aの一部は、光導波路1を載置可能な載置面501aになっている。本実施形態に係る光導波路1は、前述したようにシート状をなしていることから、本実施形態に係る載置面501aは平坦面になっている。
また、光路変換部品5のうち、少なくとも底部51は図1の上下方向において光透過性を有している。これにより、底部51を介して光路P2を通過させることができる。その結果、底部51を介して、光導波路1に形成された反射部16bと、凹部50c内に設けられた受光素子32と、を光学的に接続することができる。
また、本体部50の上面50aには、いわゆる直角プリズムとして機能するプリズム部53が設けられている。すなわち、プリズム部53は、上面50aから上方に突出しており、底面が直角三角形をなす柱状体形状をなしている。なお、この柱状体の軸線は、上面50aに平行であり、かつ、光路P1と直交するように配置されている。
また、このプリズム部53は、上面50aのうち、載置面501aに隣接する位置に配置されている。このため、載置面501aに光導波路1が載置されたとき、プリズム部53は、自ずと光導波路1に近接することとなる。その結果、光導波路1とプリズム53とが光学的に接続されている。
また、プリズム部53は、その表面に、上面50aに対して直交する直交面53aと、上面50aに対して傾斜する傾斜面53bと、を有している。載置面501aに光導波路1が載置されたとき、図1に示す光導波路1の端面1aと直交面53aとが互いに対向する。すなわち、端面1aと直交面53aとがほぼ平行になる。これにより、光導波路1とプリズム部53とが光学的に接続される。なお、本明細書における「平行」とは、完全な平行だけでなく、双方の面同士がなす角度が3°以下である状態も含む。
また、端面1aと直交面53aとの間は互いに接していてもよいが、図2に示すように互いに離れていてもよい。また、必要に応じて、端面1aと直交面53aとの間に、介在物を配置するようにしてもよい。介在物としては、例えば接着剤、屈折率調整剤等が挙げられる。
また、プリズム部53の柱状体の底面の形状は、前述した直角三角形に限定されず、例えば内角の1つが直角である台形や、その他の多角形であってもよい。
また、凹部50cの底面50dには、第1レンズ部541および第2レンズ部542が設けられている。この第1レンズ部541および第2レンズ部542は、それぞれ、例えば凸レンズであり、光路P2を伝搬する光を目的とする位置に集束させる機能を有する。なお、「底面50dに第1レンズ部541および第2レンズ部542が設けられる」とは、例えば、図2に示すように底面50dから下方に向かって第1レンズ部541および第2レンズ部542が突出している形態のほか、底部51に第1レンズ部541および第2レンズ部542が埋め込まれている形態も含む。
そして、第1レンズ部541およびプリズム部53は、互いに光学的に接続されている。これにより、第1レンズ部541およびプリズム部53を介して、光導波路1と発光素子31とが光学的に接続される。
一方、第2レンズ部542および反射部16bも、互いに光学的に接続されている。すなわち、反射部16bと第2レンズ部542との位置が合うように、光導波路1と光路変換部品5との位置合わせがなされている。これにより、第2レンズ部542を介して、光導波路1と受光素子32とが光学的に接続される。
以上のように、光路変換部品5は、互いに表裏の関係を有する上面50a(第1面)および下面50b(第2面)と、下面50bに開口し、発光素子31および受光素子32を収納可能な凹部50cと、を有する本体部50と、凹部50cの底面50dに設けられている第1レンズ部541と、上面50aから突出するプリズム部53と、を有している。そして、上面50aは、光導波路1を載置可能であり、かつ、上面50aに光導波路1が載置されたとき、プリズム部53が光導波路1と光学的に接続可能になっている。加えて、第1レンズ部541およびプリズム部53は、互いに光学的に接続されている。
このような光路変換部品5には、光導波路1が載置される載置面501aが設けられており、この載置面501aにはプリズム部53が隣接している。このため、この載置面501aに光導波路1が載置されると、光導波路1の端面1aは、自ずとプリズム部53の直交面53aに向き合うことになる。そうすると、光路変換部品5に対して光導波路1の位置合わせをするとき、載置面501a上における光導波路1の位置を2次元で調整することのみで、位置合わせを完了させることができる。このため、精度の高い位置合わせを比較的容易に行うことができる。
一方、プリズム部53および第1レンズ部541は、いずれも本体部50に設けられているため、これらの間はあらかじめ高精度に位置決め可能である。したがって、上記の効果と合わせて、光路変換部品5によれば、光導波路1と発光素子31との間の光結合効率の向上を図ることができる。
また、光路変換部品5は、その上面50aを平面視したとき、上面50aから突出したプリズム部53を容易に視認することができる。このため、プリズム部53に対して光導波路1の位置を調整する際、その作業が容易になり、短時間で高精度の位置合わせを行うことができる。
さらに、上面50aからプリズム部53が突出しているため、仮に、光導波路1と載置面501aとの間を、未硬化時には液状である接着剤6で接着するとき、突出したプリズム部53が堰となり、接着剤6の広がりを規制することができる。つまり、光導波路1と載置面501aとの間からはみ出した接着剤6が流れ出しにくくなる。このため、例えばプリズム部53の傾斜面53bにも接着剤6が付着しにくくなり、プリズム部53における光の反射率の低下を抑制することができる。その結果、プリズム部53における光路変換の損失を抑制することができる。
その一方、はみ出した接着剤6が光導波路1とプリズム部53との隙間に留まりやすくなるという作用もある。このようにして接着剤6が留まると、光導波路1とプリズム部53との間のフレネル反射が抑えられる。その結果、光導波路1とプリズム部53との間の光結合効率を高めやすくなるという利点もある。特に、接着剤6として、その硬化時の屈折率がコア部14の屈折率とプリズム部53の屈折率との間に位置する接着剤を用いることにより、接着剤6に屈折率調整作用を付与することができる。これにより、光結合効率のさらなる向上を図ることができる。
光路変換部品5の構成材料としては、例えば、ガラス材料、樹脂材料、結晶性材料等が挙げられ、これらのうちの少なくとも1つを含む複合材料であってもよい。このうち、樹脂材料が好ましく用いられる。樹脂材料によれば、各種成形法により、寸法精度が高く、光導波路1と発光素子31との間の光結合効率を高め得る光路変換部品5を容易に製造することができる。また、光透過性を有する材料を用いることにより、光路変換部品5全体を一体で形成することが可能になる。
樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂等が挙げられる。
なお、光路変換部品5の表面には、必要に応じて、反射防止膜、多層膜コーティング等の各種コーティングを施すようにしてもよい。
また、光路変換部品5の表面には、必要に応じて、微小な凹凸を形成するようにしてもよい。この際、凹凸のピッチや深さ(高さ)を、光路変換部品5に入射する光の波長以下にすることで、凹凸が形成された領域の屈折率を、空気の屈折率と光路変換部品5の構成材料の屈折率との中間の値としてみなすことができるようになる。したがって、光路変換部品5に光が入射するときの入射面における光の反射が抑制され、光の入射効率を高めることができる。
また、光路変換部品5は、本体部50、第1レンズ部541およびプリズム部53は、互いに別体であってもよいが、一体になっているのが好ましい。すなわち、本体部50、第1レンズ部541およびプリズム部53は、互いに接着剤等を介して接着されてなる構造体であってもよいが、一体の構造体であるのが好ましい。
これにより、この構造体を、例えば射出成形法、押出成形法、プレス成形法のような成形法により製造することが可能になる。このため、寸法精度の高い構造体が得られる。すなわち、本体部50、第1レンズ部541およびプリズム部53の相互の位置合わせを高精度に行えるため、光導波路1と発光素子31または受光素子32との間の光結合効率を特に高めることができる。
なお、「一体」とは、本体部50、第1レンズ部541およびプリズム部53が、互いに同じ材料で構成され、かつ、界面が存在しないことをいう。
また、プリズム部53は、光を反射する傾斜面53b(光反射面)と、光を透過する直交面53a(光透過面)と、を有する。例えば、発光素子31から出射した光は、光路P2を経て、プリズム部53の傾斜面53bに到達する。傾斜面53bでは、全反射によって光の伝搬方向が変換される。すなわち、光路P2は光路P1に変換される。光路変換後の光は、直交面53aを透過し、光導波路1に入射する。したがって、直交面53aは光透過面として機能し、傾斜面53bは光反射面として機能する。
このようなプリズム部53は、例えば成形法により形成可能であるため、傾斜面53bや直交面53aの面精度を高めやすい。このため、プリズム部53を介した光導波路1と発光素子31との光結合効率をより高めることができる。
また、直交面53aが光透過面であれば、載置面501aに光導波路1を載置したとき、光導波路1の端面1aに対して直交面53aを正対させやすくなる。しかも、直交面53aに対しては光路P1が直交するため、光の屈折が生じにくい。このため、光導波路1とプリズム部53との間に隙間が生じた場合でも、屈折に伴う損失が発生しにくくなり、光結合効率が低下しにくくなる。よって、図2の左右方向における光導波路1の端面1aとプリズム部53との間の相対的な位置精度が緩和され、位置合わせ作業が容易になる。換言すれば、図2の左右方向において、光導波路1の端面1aとプリズム部53との位置合わせよりも、光導波路1の反射部16bと第2レンズ部542との位置合わせを優先したとしても、全体として光結合効率が低下しにくくなる。このため、位置合わせ作業の難易度を低下させることができる。
なお、直交面53aと本体部50の上面50aとが空間側においてなす角度は、90°にできるだけ近い方がよいが、好ましくは85〜95°に設定される。この範囲内であれば、光の屈折を最小限に留め、光導波路1とプリズム部53との光結合効率の低下を抑えることができる。また、光導波路1の端面1aについても、上面50aに対する角度を上記範囲と同程度にすればよいので、光導波路1の主面に対して直交するように切り出すことで端面1aを形成しやすいという利点もある。
一方、傾斜面53bと本体部50の上面50aとが空間側においてなす角度は、好ましくは130〜140°に設定される。これにより、光路P1と光路P2との間の角度が90°に近くなるため、光路変換部品5の形状の設計が容易になる。
また、プリズム部53の突出長さ、すなわち、上面50aからプリズム部53の先端までの距離は、特に限定されないが、少なくとも直交面53aが光導波路1の光路P1と交差する程度の突出長さであればよい。さらに、かかる観点に加え、接着剤6の回り込みを抑制するという観点も踏まえると、プリズム部53の突出長さは、光導波路1の厚さの0.5倍以上2倍以下であるのが好ましく、0.7倍以上1.5倍以下であるのがより好ましい。これにより、光導波路1とプリズム部53との光結合損失を抑えつつ、接着剤6の回り込みも抑制することができる。
一方、図3の左右方向におけるプリズム部53の長さは、図3の左右方向における光導波路1の幅より短くても、等しくても、長くてもよい。
本実施形態に係る第1レンズ部541および第2レンズ部542は、それぞれ、図2の下方に突出する曲面を有する凸レンズである。このうち、第1レンズ部541は、そのレンズ中心を、プリズム部53と発光素子31とを結ぶ光路P2に合わせるように配置されている。また、第2レンズ部542は、そのレンズ中心を、反射部16bと受光素子32とを結ぶ光路P2に合わせるように配置されている。
この曲面の形状は、特に限定されず、球面であっても、非球面であってもよい。非球面の例としては、例えば、放物線回転面、双曲線回転面、多次関数曲線回転面等が挙げられる。また、図2に示す第1レンズ部541および第2レンズ部542は、それぞれ平凸レンズであるが、両凸レンズであってもよいし、フレネルレンズであってもよい。
また、載置面501aは、シート状をなす光導波路1の主面のうち、少なくとも端面1aや反射部16bに対応する部分を支持し得る大きさの面であれば、その大きさは特に限定されない。なお、載置面501aは、平坦面であるのが好ましい。これにより、光導波路1の主面を均一に支持することができるので、支持が偏ることがなく、局所的に応力が集中しにくくなる。その結果、光導波路1の伝搬効率が低下するのを抑制することができる。
なお、プリズム部53、第1レンズ部541および第2レンズ部542は、光路変換部品5に1組設けられていてもよく、複数組設けられていてもよい。後者の場合、多チャンネルの光導波路1にも適用可能な光路変換部品5を実現することができる。
また、光路変換部品5には、さらに、回折格子、偏光子、フィルター等が設けられていてもよい。
筐体7は、電気配線81および電気コネクター82ならびに光ファイバー91およびMPO型光コネクター92を除く各部を収納する箱状の部材である。このような筐体7に収納することにより、各部を外部環境から保護し、光モジュール100の信頼性および可搬性を高めることができる。
なお、図1に示す筐体7の一部には貫通孔が設けられ、そこから電気基板2の接点23が設けられた部分が突出している。これにより、接点23に対して電気コネクター82を容易に装着することができる。また、同様に、筐体7の一部に設けられた貫通孔には、MT型受容部611およびMPO型受容部612を備えるレセプタクル61が固定されており、筐体7の外部にはMPO型受容部612が露出している。
MPO型受容部612には、図1に示すように、光ファイバー91の右端に取り付けられたMPO型光コネクター92が挿入され、嵌合している。これにより、光ファイバー91と光導波路1との間が光学的に接続されている。その結果、光モジュール100に対して外部からの光学的接続が図られる。
筐体7の構成材料としては、例えばステンレス鋼、アルミニウム合金、チタン合金のような金属材料の他、各種樹脂材料、各種セラミックス材料等が挙げられる。なお、筐体7は、必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。
なお、前述した光路変換部品5と、本体部50の上面50aの一部、すなわち載置面501aに載置されプリズム部53と光学的に接続されている光導波路1と、により、光路変換部品付き光導波路1Aを構成することができる。
このような光路変換部品付き光導波路1Aは、光路変換部品5の凹部50cを、発光素子31および受光素子32に被せるように配置することにより、光導波路1と発光素子31および受光素子32との間の光学的な接続を容易に図ることができる。これにより、光モジュール100を効率よく製造することができる。また、このような光路変換部品付き光導波路1Aは、前述したように、光導波路1と光路変換部品5との位置合わせが容易であることから、光結合効率が高く製造が容易である。
なお、光路変換部品付き光導波路1Aには、上記以外の要素が含まれていてもよい。
また、光モジュール100は、電気基板2と、電気基板2と光路変換部品5の下面50b(第2面)とが接続されるように設けられた光路変換部品付き光導波路1Aと、凹部50c内に設けられ、第1レンズ部541および第2レンズ部542と光学的に接続されている発光素子31(第1光素子)および受光素子32(第2光素子)と、を有する。
これにより、光導波路1と発光素子31および受光素子32との間の損失が小さく、かつ製造が容易な光モジュール100が得られる。
なお、光モジュール100には、上記以外の要素が含まれていてもよい。また、発光素子31や受光素子32の搭載位置は、電気基板2の上面に限定されず、例えば光路変換部品5の一部に搭載されていてもよい。
また、前述したように、本実施形態に係る光導波路1は、図2に示すように、導波部10と、反射により導波部10の光路を変換する反射部16bと、を備えている。一方、光モジュール100は、凹部50c内に設けられ、本体部50を介して反射部16bと光学的に接続されている受光素子32(第2光素子)をさらに有している。
このように、反射部16bを備えることにより、例えば導波部10の端面でなく、導波部10の延在方向の途中(図2の左右方向の途中)において光路P1と光路P2とを相互に変換することができる。これにより、発光素子31の位置と受光素子32の位置とを、導波部10の延在方向において互いにずらすことができ、発光素子31と受光素子32との間の物理的干渉を避け、光素子の高密度配置が可能になる。その結果、光モジュール100の小型化および多チャンネル化を実現することができる。また、発光素子31と受光素子32との間の電気的干渉も抑制されるため、高品質な光通信を実現することができる。
さらに、前述したように、光路変換部品5は、反射部16bと受光素子32(第2光素子)とを結ぶ光路P2に設けられている第2レンズ部542をさらに有している。
このような第2レンズ部542を設けることにより、反射部16bと受光素子32(第2光素子)とを結ぶ光路P2の損失が抑制されるため、反射部16bと受光素子32との間の光結合効率をより高めることができる。
また、前述したように、本実施形態に係る光モジュール100では、導波部10が、本線コア部193とそこから分岐した支線コア部194とを含んでいる。また、光路変換部品5のプリズム部53は、本線コア部193と光学的に接続されており、一方、光導波路1が備える反射部16bは、支線コア部194の光路P1と光路P2とを相互に変換するように配置されている。そして、第1光素子として発光素子31を有し、第2光素子として受光素子32を有している。
このような光モジュール100によれば、発光素子31で出射した光を光導波路1に導入するとともに、光導波路1の内部で通信用の光とモニター用の光とに分配することができる。そして、モニター用の光を受光素子32で受光し、その光強度を監視することにより、発光素子31の健全性を確認することができる。その結果、高品質な光通信を可能な状態を維持しやすくなる。また、発光素子31の劣化が認められた場合には、発光素子31や光モジュール100を迅速に交換または修理することで、光通信への影響を最小限に抑えることができる。
したがって、本実施形態に係る受光素子32は、発光素子31から出射した光の一部を受光するモニター用の光素子である。このような目的の光素子を設けることにより、光モジュール100の信頼性を高めることができる。
<光導波路>
次に、光導波路1について説明する。
図4は、図3に示す光導波路の平面図である。また、図5は、図4に示す光導波路の部分拡大斜視図である。
前述したように、光導波路1は、シート状をなしており、例えば、図4の上から下に向かって出射された光を、コア部14に入射させ、通信することが可能になっている。
本実施形態に係る光導波路1は、図5の下側から、下側保護層17、クラッド層11、コア層13、クラッド層12、および上側保護層18がこの順で積層されてなる導波部10を備えている。また、コア層13中には、図4の上下方向に延在する長尺状のコア部14と、コア層13の厚さ方向から見てコア部14の側面に隣接して設けられた側面クラッド部15と、が形成されている。
一方、図4、5に示す光導波路1は、前述したように、図2に示す光路P1と光路P2との間を相互に変換する反射部16bを備えている。この反射部16bでは、屈折率差に基づくフレネル反射によって光路P1と光路P2との間を相互に変換することができる。具体的には、図1の左右方向に延在する光路P1と、図1の上下方向に延在する光路P2と、の間が相互に変換される。
以下、光導波路1の各部についてさらに詳述する。
−コア層−
図5に示すコア層13中に形成されているコア部14は、その側面が、側面クラッド部15およびクラッド層11、12で囲まれている。そして、コア部14の屈折率は、側面クラッド部15やクラッド層11、12の屈折率よりも高くなっている。これにより、コア部14に光を閉じ込めて伝搬させることができる。
コア層13において、光路P1に直交する面内における屈折率分布は、いかなる分布であってもよく、例えば屈折率が不連続的に変化したいわゆるステップインデックス(SI)型の分布であってもよく、屈折率が連続的に変化したいわゆるグレーデッドインデックス(GI)型の分布であってもよい。
また、コア部14の光路P1に直交する面による断面形状は、特に限定されず、真円、楕円形、長円形等の円形、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形、その他の異形状であってもよい。
コア層13の平均厚さは、特に限定されないが、1〜200μm程度であるのが好ましく、5〜100μm程度であるのがより好ましく、10〜70μm程度であるのがさらに好ましい。これにより、光導波路1の伝送効率の低下を抑えつつ光導波路1の薄型化を図ることができる。
コア層13の構成材料(主材料)としては、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリエチレンサクシネート、ポリサルフォン、ポリエーテル、また、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂のような各種樹脂材料等が挙げられる。なお、樹脂材料には、異なる組成のものを組み合わせた複合材料も用いられる。
−クラッド層−
クラッド層11、12の平均厚さは、それぞれ1〜200μm程度であるのが好ましく、3〜100μm程度であるのがより好ましく、5〜60μm程度であるのがさらに好ましい。これにより、光導波路1が必要以上に厚膜化するのを防止しつつ、クラッド層11、12としての機能が確保される。
また、クラッド層11、12の構成材料としては、例えば、前述したコア層13の構成材料と同様の材料を用いることができるが、特に(メタ)アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂、およびポリオレフィン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましく、(メタ)アクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂がより好ましい。
なお、クラッド層11、12は、必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。このとき、例えばコア層13が外気(空気)に曝されていれば、その外気がクラッド層11、12として機能する。
−保護層−
図5に示す光導波路1では、下側保護層17および上側保護層18がコア層13やクラッド層11、12を保護し、外部環境等に起因したコア部14の伝送効率の低下を抑制することができる。
下側保護層17および上側保護層18の構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリイミド、ポリアミド等の各種樹脂を含む材料が挙げられる。
下側保護層17および上側保護層18の平均厚さは、特に限定されないが、5〜500μm程度であるのが好ましく、10〜400μm程度であるのがより好ましい。
また、下側保護層17および上側保護層18は、互いに同じ構成であっても互いに異なる構成であってもよい。なお、下側保護層17および上側保護層18は、それぞれ必要に応じて設けられればよく、少なくとも一方が省略されていてもよい。
−分岐パターン−
図4に示す光導波路1は、分岐構造を含むコア部14と拡幅部142とが形成されたコア層13を有している。すなわち、コア層13は、分岐パターン19に形成されたコア部14と、それに隣接する拡幅部142と、を有している。
この分岐パターン19に形成されているコア部14は、本線コア部193と、その途中から分岐している支線コア部194と、を備えている。これにより、コア部14における光路P1も、本線コア部193側の光路P1と、支線コア部194側の光路P1とに、分岐している。
このような分岐パターン19が形成されていることにより、例えば端面1aから入射した光は、2つに分配され、本線コア部193と支線コア部194からそれぞれ出射する。したがって、例えば図4における本線コア部193の下端を出射点とするとき、その出射点から通信用の光を取り出すことができる一方、支線コア部194の出射点である反射部16bからモニター用の光を取り出し、受光素子32に受光させることができる。このモニター用の光は、通信用の光に影響を与えることなく、例えば端面1aから入射した光の品質を検査するために用いられる。したがって、例えばモニター用の光の強度を検出することにより、発光素子31の健全性を監視することができる。
また、本実施形態に係るコア層13は、上記のような分岐パターン19を複数備えている。これにより、各分岐パターン19に対して、互いに独立した複数の光信号を同時に入射することができるので、例えば多チャンネルの光ファイバーに対しても接続可能になり、大容量の光通信が可能になる。併せて、チャンネルごとに発光素子31の健全性を監視することができる。なお、コア層13中に形成される分岐パターン19の数は、特に限定されないが、1〜100本程度であるのが好ましい。なお、分岐パターン19の数が多い場合は、必要に応じて光導波路1を多層化してもよい。具体的には、図5に示すクラッド層12上に、さらにコア層とクラッド層とを交互に重ねることにより多層化することができる。
なお、分岐パターン19の形状は、図示した形状に限定されず、いかなる形状であってもよい。
−溝部−
溝部161は、図1に示す光路P1と光路P2とを相互に変換する反射部16bを備えている。この反射部16bは、図5に示すように、導波部10の上面に開口し、コア層13を貫通する溝部161の内面の一部である。すなわち、反射部16bは、空洞である溝部161とコア部14との界面の一部であり、空気とコア部14との屈折率差に基づく全反射によって光路P1と光路P2とを相互に変換する。
このような溝部161は、支線コア部194の端部、すなわち分岐点とは反対側の端部に設けられている。そして、溝部161の内面に設けられた反射部16bは、支線コア部194の光路P1に対して傾斜する面である。この反射部16bの傾斜角度に応じて、光路P1の変換角度を調整することができる。
図5に示す溝部161は、コア層13の面内において光路P1と直交する方向から見たとき、下方に頂点を持つ三角形に準じた形状をなしている。そして、反射部16bは、図5に示すように、クラッド層11からコア層13およびクラッド層12を経て上側保護層18に至るまでの間に連続して形成された平坦面である。なお、溝部161の形状は、図5に示す形状に限定されず、いかなる形状であってもよい。
また、反射部16bの傾斜角度は、特に限定されないが、図1に示す光導波路1の下面を基準面としたとき、基準面と反射部16bとがなす角度の鋭角側は、30〜60°程度であるのが好ましく、40〜50°程度であるのがより好ましい。傾斜角度を前記範囲内に設定することにより、反射部16bにおいて支線コア部194の光路P1を効率よく変換し、光路変換に伴う損失を抑制することができる。
なお、溝部161の最深部の位置、すなわち三角形の頂点の位置は、特に限定されないが、少なくともコア層13よりもクラッド層11側であるのが好ましい。
また、本実施形態に係るコア層13には、溝部161に対応する位置に設けられ、コア部14よりも幅が広い拡幅部142が形成されている。すなわち、図4に示すように、コア層13を平面視したとき、拡幅部142は、溝部161を内包するような長方形をなしており、かつ、支線コア部194の端部に隣接している。この拡幅部142の屈折率は、コア部14と同様、側面クラッド部15やクラッド層11、12の屈折率よりも高くなっている。このような拡幅部142を設けることにより、反射部16bのうち、コア層13の断面に露出する材料は、コア部14を構成する材料、すなわち、側面クラッド部15やクラッド層11、12よりも屈折率の高い材料となる。このため、反射部16bにおける屈折率差をより大きくすることができ、反射率を高めるとともに、反射損失を低減することができる。
なお、拡幅部142は、必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。
また、本実施形態では、溝部161内を空気が占めているが、その代わりに支線コア部194よりも低屈折率の材料で占められていてもよい。
また、溝部161に代えて、コア層13の厚さ方向に光路を曲げる湾曲導波路が設けられていてもよい。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の光モジュールの第2実施形態、本発明の光路変換部品付き光導波路の第2実施形態、および、本発明の光路変換部品の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の光モジュールの第2実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図6において第1実施形態と同様の構成部分については、先に説明したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態は、光導波路1のコア部14の線形が異なる以外、第1実施形態と同様である。すなわち、第1実施形態に係る光導波路1は、4チャンネルであるのに対し、本実施形態に係る光導波路1では、分岐部が省略されたことにより、8チャンネルになるようにコア部14の線形が設定されている。換言すれば、図7に示すコア部14では、第1実施形態が備える分岐部が省略され、通信用の光のみが伝搬するようになっている。
具体的には、本実施形態に係る導波部10は、本線コア部193として、図6に示す光導波路1の端面1aまで到達している第1本線コア部193aと、端面1aまで到達していない第2本線コア部193bと、を含んでいる。第1本線コア部193aおよび第2本線コア部193bは、互いに並列している。
また、プリズム部53(図2参照)は、第1本線コア部193aと光学的に接続されている一方、反射部16bは、第2本線コア部193bの光路を変換するように配置されている。これにより、本実施形態では、全てのコア部14を通信用の光が伝搬するように構成されている。すなわち、本実施形態では、第1光素子である発光素子31から出射した光が、プリズム部53および第1本線コア部193aを介して図1に示す光ファイバー91に送出される。一方、光ファイバー91から送出された光は、第2本線コア部193bおよび反射部16bを介して第2光素子である受光素子32に受光される。これにより、本実施形態では、双方向の光通信が可能で、かつ高密度化が図られた光モジュール100を実現することができる。
以上のような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記の構成では、第1光素子として発光素子31を用い、第2光素子として受光素子32を用いているが、これらは互いに反対であってもよい。すなわち、第1光素子は、発光素子31および受光素子32のいずれか一方であり、第2光素子は、第1光素子が発光素子31である場合には受光素子32であり、第1光素子が受光素子32である場合には発光素子31であればよい。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の光モジュールの第3実施形態、本発明の光路変換部品付き光導波路の第3実施形態、および、本発明の光路変換部品の第3実施形態について説明する。
図7は、本発明の光モジュールの第3実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。
以下、第3実施形態について説明するが、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図7において第1実施形態と同様の構成部分については、先に説明したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第3実施形態は、光導波路1のコア部14の線形が異なるとともに、受光素子32に代えて発光素子31が設けられている以外、第1実施形態と同様である。すなわち、前述した第1実施形態に係る光導波路1は、4チャンネルであるのに対し、本実施形態に係る光導波路1では、8チャンネルになるようにコア部14の線形が設定されている。そして、本実施形態は、各チャンネルに対応するように8つの発光素子31が設けられている。このうち、4つの発光素子31a(第1光素子)については、プリズム部53を介して第1本線コア部193aと光学的に接続され、残る4つの発光素子31b(第2光素子)については、反射部16bを介して第2本線コア部193bと光学的に接続されている。
具体的には、本実施形態に係る導波部10は、本線コア部193として、図7に示す光導波路1の端面1aまで到達している第1本線コア部193aと、端面1aまで到達していない第2本線コア部193bと、を含んでいる。第1本線コア部193aおよび第2本線コア部193bは、互いに並列している。
また、プリズム部53(図2参照)は、第1本線コア部193aと光学的に接続されており、反射部16bは、第2本線コア部193bの光路を変換するように配置されている。これにより、本実施形態では、全てのコア部14を通信用の光が伝搬するように構成されている。すなわち、本実施形態では、第1光素子である発光素子31aから出射した光は、プリズム部53および第1本線コア部193aを介して図1に示す光ファイバー91に送出される。一方、第2光素子である発光素子31bから出射した光は、反射部16bおよび第2本線コア部193bを介して光ファイバー91に送出される。このようにして、送信専用であり、かつ高密度化が図られた光モジュール100を実現することができる。
以上のような第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
≪第4実施形態≫
次に、本発明の光モジュールの第4実施形態、本発明の光路変換部品付き光導波路の第4実施形態、および、本発明の光路変換部品の第4実施形態について説明する。
図8は、本発明の光モジュールの第4実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。
以下、第4実施形態について説明するが、第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図8において第1実施形態と同様の構成部分については、先に説明したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第4実施形態は、光導波路1のコア部14の線形が異なるとともに、発光素子31に代えて受光素子32が設けられている以外、第3実施形態と同様である。すなわち、前述した第3実施形態では、各チャンネルに対応するように8つの発光素子31が設けられていたのに対し、本実施形態では、各チャンネルに対応するように8つの受光素子32が設けられている。このうち、4つの受光素子32a(第1光素子)については、プリズム部53を介してコア部14と光学的に接続され、残る4つの受光素子32b(第2光素子)については、反射部16bを介してコア部14と光学的に接続されている。
具体的には、本実施形態に係る導波部10は、本線コア部193として、図8に示す光導波路1の端面1aまで到達している第1本線コア部193aと、端面1aまで到達していない第2本線コア部193bと、を含んでいる。第1本線コア部193aおよび第2本線コア部193bは、互いに並列している。
また、プリズム部53(図2参照)は、第1本線コア部193aと光学的に接続されており、反射部16bは、第2本線コア部193bの光路を変換するように配置されている。これにより、本実施形態では、全てのコア部14を通信用の光が伝搬するように構成されている。すなわち、本実施形態では、図1に示す光ファイバー91から送出された光が、第1本線コア部193aおよびプリズム部53を介して第1光素子である受光素子32aに受光される。一方、光ファイバー91から送出された別の光は、第2本線コア部193bおよび反射部16bを介して第2光素子である受光素子32bに受光される。このようにして、受信専用であり、かつ高密度化が図られた光モジュール100を実現することができる。
以上のような第4実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
≪第5実施形態≫
次に、本発明の光モジュールの第5実施形態、本発明の光路変換部品付き光導波路の第5実施形態、および、本発明の光路変換部品の第5実施形態について説明する。
図9は、本発明の光モジュールの第5実施形態に含まれる光導波路の一部を示す平面図である。
以下、第5実施形態について説明するが、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図9において第1実施形態と同様の構成部分については、先に説明したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第5実施形態は、光導波路1のコア部14の線形が異なるとともに、受光素子32が省略されている以外、第1実施形態と同様である。すなわち、図9に示す光導波路1のコア部14では、支線コア部194が省略され、本線コア部193のみで構成されている。したがって、このような光導波路1と光路変換部品5との位置合わせを行う際には、光導波路1の端面1aと光路変換部品5のプリズム部53(図2参照)とを位置合わせすればよい。
このような第5実施形態は、発光素子31のみを備えた、送信専用の光モジュールとして機能する。
なお、図示しないが、本実施形態に係る光路変換部品については、第2レンズ部が省略されていてもよい。
以上のような第5実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、発光素子31に代えて受光素子32を用いるようにしてもよい。この場合、本実施形態は、受信専用の光モジュールとして機能する。
≪第6実施形態≫
次に、本発明の光モジュールの第6実施形態、本発明の光路変換部品付き光導波路の第6実施形態、および、本発明の光路変換部品の第6実施形態について説明する。
図10は、本発明の光路変換部品付き光導波路の第6実施形態を示す分解斜視図である。
以下、第6実施形態に係る光路変換部品付き光導波路1Aについて説明するが、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図10において第1実施形態と同様の構成部分については、先に説明したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第6実施形態は、光路変換部品5の形状が異なる以外、第1実施形態と同様である。
すなわち、図10に示す光路変換部品5は、本体部50の上面50a(第1面)から突出するように設けられた壁部55をさらに有している。この壁部55は、上面50aを平面視したとき、光導波路1が載置される載置面501aおよびプリズム部53の三方を囲むように配置されている。これにより、壁部55は、載置面501aに光導波路1を載置するとき、光導波路1が載置面501aからずれるのを規制するように作用する。すなわち、壁部55は、光導波路1の位置を案内するガイド部として機能する。したがって、壁部55を設けることにより、光路変換部品5に対する光導波路1の位置合わせが容易になる。
また、プリズム部53の三方を囲むように壁部55を設けたことにより、プリズム部53を補強することができる。具体的には、上面50aから突出するように設けられたプリズム部53に対し、壁部55とプリズム部53とが接続されることにより、プリズム部53を機械的に補強する。その結果、プリズム部53の欠損等が発生しにくくなり、光路変換部品5の機械的強度を高めることができる。
さらに、光導波路1におけるコア部14の延在方向に直交する方向を幅方向とするとき、幅方向における壁部55同士の距離は、プリズム部53の近傍で部分的に長くなっている。換言すれば、プリズム部53の直交面53aの近傍において、壁部55が幅方向に後退してなる後退部551が設けられており、それに伴って後退部551の範囲では幅方向における壁部55同士の距離が長くなっている。このような後退部551は、例えば接着剤6(図2参照)を介して載置面501aに光導波路1を接着する際、余分な接着剤6を溜める貯留部として機能する。このような貯留部が設けられることにより、例えば余分な接着剤6が傾斜面53b側に回り込みにくくなり、プリズム部53の機能低下を抑制する。
また、本実施形態に係る載置面501aには、溝56が形成されている。このような溝56を形成することにより、溝56に接着剤6が入り込み、接着面積が拡大することによる接着力の増強が図られる。
また、図10に示す溝56は、本体部50の側面に露出するように形成されている。これにより、溝56は、紫外線を含む光を通すための経路としても利用される。このため、接着剤6として光硬化性のものを用いた場合、光導波路1と載置面501aとの間に薄く延ばされた接着剤6に対し、溝56を経由して十分な光量の光を届けることができる。その結果、接着剤6を短時間に硬化させ、かつ、十分な接着力を得ることができる。
なお、溝56の本数や形状、占有面積等は、特に限定されず、必要とする接着力や硬化時間等に応じて適宜変更可能である。例えば、光硬化性が十分に高い場合には、溝56ではなく単なる凹みであってもよい。同様に、熱硬化性の接着剤を用いた場合にも、溝56ではなく凹みであってもよい。
一方、上面50aを平面視したとき、溝56とコア部14とが互いにずれていることが好ましい。これにより、溝56に入り込んだ接着剤6が硬化するときの影響が、コア部14に及びにくくなる。つまり、硬化収縮によってコア部14に何らかの応力が加わる可能性を低くすることができる。その結果、コア部14における伝送効率の低下を最小限に留めることができる。
<電子機器>
上述したような本発明によれば、前述したように、光導波路1と発光素子31または受光素子32との間の損失が小さく、かつ製造が容易な光モジュール100が得られる。このため、かかる光モジュール100を備えることにより、信頼性の高い電子機器を実現することができる。光導波路1は、過剰損失が小さく、かつ、小型化が図られているため、高品質な光通信が可能で、かつ、電子機器の小型化を容易にする。
本発明の電子機器としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、ゲーム機、ルーター装置、WDM装置、パソコン、テレビ、サーバー、スーパーコンピューター等の電子機器類が挙げられる。
以上、本発明の光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、光路変換部品を筐体内に収納しているが、この筐体は必要に応じて設けられればよく、省略されてもよい。
また、光モジュールが備える光コネクターの形状は、特に限定されず、いかなる形状であってもよい。また、光コネクターは、必要に応じて設けられればよく、例えば光導波路と光ファイバーとが直接接続されていてもよいし、光導波路に設けられた反射部を介して光ファイバーと接続されていてもよい。
また、電気基板には、リジッド基板、フレキシブル基板のような樹脂基板がよく用いられるが、セラミックス基板やガラス基板等であってもよい。
1 光導波路
1A 光路変換部品付き光導波路
1a 端面
2 電気基板
4 制御素子
5 光路変換部品
6 接着剤
7 筐体
10 導波部
11 クラッド層
12 クラッド層
13 コア層
14 コア部
15 側面クラッド部
16b 反射部
17 下側保護層
18 上側保護層
19 分岐パターン
21 絶縁基板
22 導電層
23 接点
31 発光素子
31a 発光素子
31b 発光素子
32 受光素子
32a 受光素子
32b 受光素子
50 本体部
50a 上面
50b 下面
50c 凹部
50d 底面
51 底部
52 壁部
53 プリズム部
53a 直交面
53b 傾斜面
55 壁部
56 溝
61 レセプタクル
62 MT型光コネクター
81 電気配線
82 電気コネクター
91 光ファイバー
92 MPO型光コネクター
100 光モジュール
142 拡幅部
161 溝部
193 本線コア部
193a 第1本線コア部
193b 第2本線コア部
194 支線コア部
501a 載置面
541 第1レンズ部
542 第2レンズ部
551 後退部
611 MT型受容部
612 MPO型受容部
P1 光路
P2 光路

Claims (12)

  1. 互いに表裏の関係を有する第1面および第2面と、前記第2面に開口し光素子を収納可能な凹部と、を有する本体部と、
    前記凹部の底面に設けられている第1レンズ部と、
    前記第1面から突出するプリズム部と、
    を有し、
    前記第1面は、光導波路を載置可能であり、かつ、前記第1面に前記光導波路が載置されたとき、前記プリズム部は、前記光導波路と光学的に接続可能になっており、
    前記第1レンズ部および前記プリズム部は、互いに光学的に接続されていることを特徴とする光路変換部品。
  2. 前記本体部、前記第1レンズ部および前記プリズム部は、一体になっている請求項1に記載の光路変換部品。
  3. 前記プリズム部は、光を反射する光反射面と、光を透過させる光透過面と、を有する請求項1または2に記載の光路変換部品。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光路変換部品と、
    前記第1面に載置され、前記プリズム部と光学的に接続されている光導波路と、
    を有することを特徴とする光路変換部品付き光導波路。
  5. 基材と、
    前記基材と前記第2面とが接続されるように設けられている請求項4に記載の光路変換部品付き光導波路と、
    前記凹部内に設けられ、前記第1レンズ部と光学的に接続されている第1光素子と、
    を有することを特徴とする光モジュール。
  6. 前記光導波路は、導波部と、反射により前記導波部の光路を変換する反射部と、を備えており、
    前記凹部内に設けられ、前記本体部を介して前記反射部と光学的に接続されている第2光素子をさらに有する請求項5に記載の光モジュール。
  7. 前記光路変換部品は、前記反射部と前記第2光素子とを結ぶ光路に設けられている第2レンズ部をさらに有する請求項6に記載の光モジュール。
  8. 前記導波部は、本線コア部と、前記本線コア部から分岐している支線コア部と、を含み、
    前記プリズム部は、前記本線コア部と光学的に接続されており、
    前記反射部は、前記支線コア部の光路を変換するように配置されており、
    前記第1光素子は、発光素子であり、
    前記第2光素子は、受光素子である請求項6または7に記載の光モジュール。
  9. 前記受光素子は、前記発光素子から出射した光の一部を受光するモニター用である請求項8に記載の光モジュール。
  10. 前記導波部は、互いに並列する第1本線コア部および第2本線コア部を含み、
    前記プリズム部は、前記第1本線コア部と光学的に接続されており、
    前記反射部は、前記第2本線コア部の光路を変換するように配置されており、
    前記第1光素子は、発光素子および受光素子のいずれか一方であり、
    前記第2光素子は、前記第1光素子が発光素子である場合は受光素子であり、前記第1光素子が受光素子である場合は発光素子である請求項6または7に記載の光モジュール。
  11. 前記導波部は、互いに並列する第1本線コア部および第2本線コア部を含み、
    前記プリズム部は、前記第1本線コア部と光学的に接続されており、
    前記反射部は、前記第2本線コア部の光路を変換するように配置されており、
    前記第1光素子は、発光素子および受光素子のいずれか一方であり、
    前記第2光素子は、前記第1光素子が発光素子である場合は発光素子であり、前記第1光素子が受光素子である場合は受光素子である請求項6または7に記載の光モジュール。
  12. 請求項5ないし11のいずれか1項に記載の光モジュールを備えることを特徴とする電子機器。
JP2018187062A 2018-10-02 2018-10-02 光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器 Withdrawn JP2020056894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018187062A JP2020056894A (ja) 2018-10-02 2018-10-02 光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018187062A JP2020056894A (ja) 2018-10-02 2018-10-02 光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020056894A true JP2020056894A (ja) 2020-04-09

Family

ID=70107693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018187062A Withdrawn JP2020056894A (ja) 2018-10-02 2018-10-02 光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020056894A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8165432B2 (en) Internal-reflection optical path changing member
US8787714B2 (en) Lens array and optical module provided therewith
US9581772B2 (en) Optical electrical module used for optical communication
JP5485686B2 (ja) レンズアレイおよびこれを備えた光モジュール
TWI511477B (zh) 光收發裝置
US20120241600A1 (en) Optical electrical module
US20150036985A1 (en) Lens array and optical module including the same
JP5758658B2 (ja) レンズアレイおよびこれを備えた光モジュール
WO2013140922A1 (ja) 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
WO2013183272A1 (ja) 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
JP2011211152A (ja) レンズアレイおよびこれを備えた光モジュール
JP6747448B2 (ja) 光路変換素子、光インターフェース装置、光伝送システム
TW201400903A (zh) 光插座及具備其的光模組
JP6359848B2 (ja) 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
JP5550353B2 (ja) レンズアレイおよびこれを備えた光モジュール
US11409060B2 (en) Optical module
JP4609311B2 (ja) 光送受信器
JP5186048B2 (ja) 光学素子モジュール
JP2020056894A (ja) 光路変換部品、光路変換部品付き光導波路、光モジュールおよび電子機器
JP2008134444A (ja) 光モジュール及び光導波路構造体
JP2008020720A (ja) 光導波路及び並列光送受信装置
JP4607063B2 (ja) 光路変換コネクタの製造方法
JP2010020085A (ja) 光導波路構造体及びその製造方法、光モジュール
JP7192269B2 (ja) 光導波路、光モジュールおよび電子機器
JP7192270B2 (ja) 光導波路、光モジュールおよび電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210902

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20220519