JP2020056822A - Fixing device and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものであり、例えば、電子写真方式の画像形成装置及びこのような画像形成装置が備える定着装置に適用して好適なものである。 The present invention relates to a fixing device and an image forming apparatus, and is suitably applied to, for example, an electrophotographic image forming apparatus and a fixing device provided in such an image forming apparatus.
電子写真方式の画像形成装置は、現像剤で形成した画像(現像剤像とも呼ぶ)を用紙などの媒体に転写した後、媒体に転写した画像(現像剤像)を、定着装置としての定着器により媒体に定着させるようになっている。 An electrophotographic image forming apparatus transfers an image formed by a developer (also referred to as a developer image) to a medium such as paper and then transfers the image (developer image) transferred to the medium to a fixing device as a fixing device. To fix the medium.
このような画像形成装置が備える定着器では、ローラやベルトなどで形成される環状の定着部材とローラやベルトなどで形成される環状の加圧部材とを当接させながら回転させ、搬送されてくる媒体を、定着部材と加圧部材との間に形成されるニップ部で挟んで加熱及び加圧することにより、媒体上に形成された画像(現像剤像)を加熱溶融して媒体上に定着させるようになっている。 In a fixing device provided in such an image forming apparatus, an annular fixing member formed by a roller or a belt and an annular pressing member formed by a roller or a belt are rotated while being in contact with each other, and conveyed. By heating and pressurizing the coming medium by sandwiching it with a nip formed between a fixing member and a pressing member, an image (developer image) formed on the medium is heated and melted and fixed on the medium. It is made to let.
従来、このような定着器として、定着部材の内周側に、定着部材の内周面と当接する当接部材が設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。当接部材の具体的な例としては、ヒータからの熱を定着部材に伝える熱拡散部材や、定着部材をガイドするガイド部材などである。このような定着器では、定着部材が当接部材に対して摺動しながら回転するようになっていることから、定着部材と当接部材との間にグリスなどの潤滑剤が塗布されている。 Conventionally, as such a fixing device, there is a fixing device in which a contact member that comes into contact with the inner peripheral surface of the fixing member is provided on the inner peripheral side of the fixing member (for example, see Patent Document 1). Specific examples of the contact member include a heat diffusion member that transmits heat from the heater to the fixing member, and a guide member that guides the fixing member. In such a fixing device, since the fixing member rotates while sliding with respect to the contact member, a lubricant such as grease is applied between the fixing member and the contact member. .
しかしながら、従来の定着器は、潤滑剤が定着部材の回転軸方向の端部から漏れ出すことがあり、定着部材の回転を検知するための回転検知部材を前記定着部材と当接するように取り付けると、この漏れ出した潤滑剤が回転検知部材へと伝わって回転検知部材を汚してしまい、定着部材の回転を正確に検知できなくなるという問題を有していた。 However, in the conventional fixing device, the lubricant may leak from the end of the fixing member in the rotation axis direction, and if a rotation detecting member for detecting the rotation of the fixing member is attached so as to abut on the fixing member. However, there is a problem in that the leaked lubricant is transmitted to the rotation detecting member and soils the rotation detecting member, so that the rotation of the fixing member cannot be accurately detected.
本発明は以上の点を考慮したものであり、定着部材の回転を正確に検知し得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。 The present invention has been made in consideration of the above points, and has as its object to propose a fixing device and an image forming apparatus capable of accurately detecting rotation of a fixing member.
本発明は、定着装置に、回転可能な加圧部材と、前記加圧部材の外周面と当接して回転する環状の定着部材と、前記定着部材の内側に設けられ、前記定着部材の内周面と当接する内周面当接部材と、前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材とともに回転し前記定着部材の回転を検知する回転検知部材と、前記定着部材の外周面と当接する外周面当接部材とを設け、前記外周面当接部材は、少なくとも一部分が、前記回転検知部材よりも前記定着部材の回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接するようにした。 The present invention provides a fixing device, comprising: a rotatable pressing member; an annular fixing member that rotates in contact with an outer peripheral surface of the pressing member; and an inner peripheral portion of the fixing member provided inside the fixing member. An inner peripheral surface abutting member that abuts against the surface; a rotation detecting member that abuts an outer peripheral surface of the fixing member and rotates together with the fixing member to detect rotation of the fixing member; An outer peripheral surface contact member is provided, and at least a part of the outer peripheral surface contact member comes into contact with the outer peripheral surface of the fixing member outside the rotation detecting member in the rotation axis direction of the fixing member.
これにより、定着部材の端から潤滑剤が漏れ出したとしても、漏れ出した潤滑剤が回転検知部材に到達する前に、この潤滑剤を外周面当接部材により回収することができるので、漏れ出した潤滑剤が回転検知部材に伝わって回転検知部材を汚してしまうことを抑制することができる。 As a result, even if the lubricant leaks from the end of the fixing member, the lubricant can be collected by the outer peripheral surface contact member before the leaked lubricant reaches the rotation detecting member. It is possible to prevent the discharged lubricant from being transmitted to the rotation detecting member and soiling the rotation detecting member.
本発明は、定着部材の回転を正確に検知し得る定着装置及び画像形成装置を実現できる。 The present invention can realize a fixing device and an image forming apparatus that can accurately detect the rotation of a fixing member.
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the invention (hereinafter, referred to as embodiments) will be described in detail with reference to the drawings.
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像形成装置の全体構成]
図1に、第1の実施の形態による画像形成装置1の全体構成の概略を示す。尚、図1は、画像形成装置1の全体構成を示す側面図となっている。この図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタであり、略箱型の装置筐体2を有している。ここで、装置筐体2の図中右側を前面、図中左側を後面として、装置筐体2の前面から後面への方向を後方向、後面から前面への方向を前方向、装置筐体2の下側から上側への方向を上方向、装置筐体2の上側から下側への方向を下方向、装置筐体2の図中手前側から奥側への方向を右方向、装置筐体2の図中奥側から手前側への方向を左方向とする。
[1. First Embodiment]
[1-1. Overall Configuration of Image Forming Apparatus]
FIG. 1 schematically shows the entire configuration of an
装置筐体2の内部には、その上部に、画像形成装置1で扱う複数色の現像剤(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のトナー)の各々に対応する4個の画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)が、用紙Pの搬送路Rに沿って前後方向に並べて設けられている。
Inside the
各画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)と、トナーカートリッジ5(5K、5Y、5M、5C)とを有している。各画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の表面に光を照射して露光することで、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の表面に静電潜像を形成した後、この静電潜像にトナーカートリッジ5(5K、5Y、5M、5C)から供給されるトナーを付着させることで、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の表面にトナー像を形成する装置である。
Each of the image forming units 3 (3K, 3Y, 3M, 3C) has a photosensitive drum 4 (4K, 4Y, 4M, 4C) and a toner cartridge 5 (5K, 5Y, 5M, 5C). Each image forming unit 3 (3K, 3Y, 3M, 3C) irradiates and exposes the surface of the photoconductor drum 4 (4K, 4Y, 4M, 4C) to expose the photoconductor drum 4 (4K, 4Y). , 4M, and 4C), the toner supplied from the toner cartridge 5 (5K, 5Y, 5M, and 5C) is attached to the electrostatic latent image, so that the
さらに装置筐体2の内部には、画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)の下方に、転写ユニット6が設けられている。転写ユニット6は、搬送路Rに沿って後方(図中左方向)に走行自在に配設された環状の搬送ベルト7と、搬送ベルト7を間に挟んで感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の下方に対向配置された転写ローラ8(8K、8Y、8M、8C)とを有している。
Further, a transfer unit 6 is provided inside the
転写ローラ8(8K、8Y、8M、8C)は、用紙Pが、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)と搬送ベルト7との間を通過する際に、用紙Pをトナーとは逆極性に帯電させることで、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)上に形成された各色のトナー像を用紙Pに転写する部材である。 When the paper P passes between the photosensitive drum 4 (4K, 4Y, 4M, 4C) and the conveyor belt 7, the transfer roller 8 (8K, 8Y, 8M, 8C) removes the paper P from the toner. It is a member that transfers the toner images of each color formed on the photosensitive drum 4 (4K, 4Y, 4M, 4C) to the paper P by being charged to the opposite polarity.
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット6の下方(つまり装置筐体2の下部)に、用紙Pを収容するトレイ9が設けられている。さらにこのトレイ9の近傍には、トレイ9に収容された用紙Pを1枚ずつ搬送路Rへと繰り出すホッピングローラ10が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、トレイ9と転写ユニット6との間の搬送路R上に、用紙Pを搬送する搬送ローラ対などが設けられている。
Further, inside the
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット6の用紙搬送方向下流側(つまり後方)に、定着器11が設けられている。定着器11は、上側の定着ベルト12と下側の加圧ローラ13とを備え、定着ベルト12と加圧ローラ13との間に形成されるニップ部を用紙Pが通過する際に、用紙Pを加熱及び加圧することで、用紙Pにトナー像を定着させる装置である。この定着器11の詳細な構成については後述する。
Further, a
さらに装置筐体2の上端部には、用紙Pが排出されるスタッカ14が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、定着器11とスタッカ14との間の搬送路R上に、用紙Pをスタッカ14へと排出する排出ローラ対などが設けられている。さらに装置筐体2の内部には、搬送路R上の複数の箇所に、用紙Pを検知する媒体検知センサなどが設けられている。画像形成装置1の全体構成は、以上のようになっている。尚、図1では省略しているが、装置筐体2の内部には、CPUなどで構成される制御部、定着器11の温度を検出するサーミスタ、各ローラを駆動させるモータなども設けられている。また装置筐体2の外部には、ユーザによる操作を受け付ける操作部なども設けられている。
Further, a
ここで、画像形成装置1の動作について簡単に説明する。画像形成装置1は、トレイ9に収容されている用紙Pを、ホッピングローラ10により1枚ずつ搬送路Rへと繰り出す。搬送路Rへと繰り出された用紙Pは、転写ユニット6へと搬送され、転写ユニット6の搬送ベルト7により画像形成ユニット3K、3Y、3M、3Cへと順に搬送される。ここで、各画像形成ユニット3K、3Y、3M、3Cは、感光体ドラム4K、4Y、4M、4Cの表面上に各色のトナー像を形成する。このようにして感光体ドラム4K、4Y、4M、4Cの表面上に形成されたトナー像は、転写ローラ8K、8Y、8M、8Cにより、用紙P上に転写され、これにより用紙P上にカラーのトナー像が形成される。
Here, the operation of the
カラーのトナー像が形成された用紙Pは、転写ユニット6から定着器11へと搬送される。定着器11は、カラーのトナー像を用紙Pに定着させる。これにより、用紙P上にカラー画像が印刷されたことになる。その後、この用紙Pは、スタッカ14へと搬送され、スタッカ14上に排出される。画像形成装置1の動作は、以上のようになっている。
The paper P on which the color toner image is formed is transported from the transfer unit 6 to the fixing
[1−2.定着器の構成]
次に、定着器11の構成について、図2〜図11を用いて詳しく説明する。尚、図2〜図11は、適宜、定着器11の一部を省略したり簡略化したりした図となっている。具体的に、図2、図3は定着器11の斜視図であり、図4、図5、図6、図7は定着器11の一部を拡大した斜視図、図8は定着器11を正面から見た正面図、図9は定着器11の右側面図、図10、図11は定着器11の断面図である。
[1-2. Configuration of Fixing Unit]
Next, the configuration of the fixing
図2及び図3に示すように、定着器11は、定着器11の左端に位置する左サイドフレーム20Lと、右端に位置する右サイドフレーム20Rと、左サイドフレーム20Lの下端と右サイドフレーム20Rの下端とを繋ぐ中央下フレーム20Cとを有していて、左サイドフレーム20Lと右サイドフレーム20Rとによって、定着ベルト12を有するベルトユニット21の左右両端部と加圧ローラ13の回転軸となる加圧ローラシャフト22の左右両端部とを支持している。
As shown in FIGS. 2 and 3, the fixing
ベルトユニット21は、ベルトユニット21の左端に位置する左プレート30Lと、右端に位置する右プレート30Rと、定着ベルト12と、回転検知ローラ31(31L、31R)とを有している。左プレート30L及び右プレート30Rは、それぞれ定着器11の左サイドフレーム20L及び右サイドフレーム20Rの内側面に取り付けられていて、左右方向に延びる筒状(環状)の定着ベルト12の左右両端部を回転自在に支持している。
The
ここで、定着器11の右端部分(図3に二点鎖線で囲っている部分)の拡大図である図4、及びベルトユニット21の右端部分の拡大図である図5に示すように、右プレート30Rは、内側面(つまり左側面)にフランジ32が固定されている。このフランジ32は、図6に斜視図を示すように、断面略C字型で略円筒状のベルト支持部32sと、ベルト支持部32sの一端側に設けられ、ベルト支持部32sの外周から外方に広がる断面略C字型で略円盤状のベルト規制部32rとで構成されている。つまり、このフランジ32は、全体として断面略C字型であり、C字の内側に相当する部分が溝32gとなっている。このフランジ32は、溝32gを下側(つまり加圧ローラ13側)にして、且つベルト支持部32sが右プレート30Rから左プレート30Lへの方向に突出するようにして、ベルト規制部32rが右プレート30Rに固定されている。
Here, as shown in FIG. 4 which is an enlarged view of the right end portion (a portion surrounded by a two-dot chain line in FIG. 3) of the fixing
尚、ここでは、ベルト規制部32rの一面(左プレート30Lと対向する面)32uをフランジ面32uと呼ぶ。また、図7にベルトユニット21の左端部分の拡大図を示すように、左プレート30Lも同様に、右プレート30R側と左右対称になるようにして、内側面(つまり右側面)にフランジ32が固定されている。
Here, one
ベルトユニット21では、左プレート30L及び右プレート30Rに設けられた左右のフランジ32のベルト支持部32s(図6)が、定着ベルト12の左右両端部の内側に入り込み、左右両端部の内周面と接触することにより、定着ベルト12の左右両端部を回転自在に支持している。また、図8に定着器11の正面図を示すように、ベルトユニット21は、左右のフランジ面32uの間隔が、定着ベルト12の左右方向の長さより僅かに広くなっていて、左右のフランジ面32uの間で、定着ベルト12の左右方向の位置を規制するようになっている。つまり、定着ベルト12は、左右のフランジ面32uの間で左右方向に移動できるようになっている。
In the
さらに図4、図5に示すように、右プレート30Rには、フランジ32の前方近傍に丸孔33が形成されていて、この丸孔33に、右サイドフレーム20Rに設けられた回転軸34(図4)が挿通されている。このようにして右プレート30Rは、右サイドフレーム20Rにより回転自在に支持されている。さらに右プレート30Rは、右プレート30Rと右サイドフレーム20Rとの間に設けられたスプリング35(図4)により、図4中矢印Ar1で示す方向(つまり支持している定着ベルト12を加圧ローラ13に押し付ける方向)に付勢されている。また図2、図7に示すように、左プレート30Lも同様に、右プレート30R側とは左右対称になるようにして、左サイドフレーム20Lにより回転自在に支持されているとともに、右プレート30Rと同一方向(つまり支持している定着ベルト12を加圧ローラ13に押し付ける方向)に付勢されている。
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, a
このようにして、定着器11は、定着ベルト12をベルトユニット21ごと加圧ローラ13に押し付けるようになっていて、加圧ローラ13を回転させると、加圧ローラ13に押し付けられている定着ベルト12が連れ回るようになっている。
Thus, the fixing
さらに図4、図5に示すように、右プレート30Rには、フランジ32の上方近傍に上下方向に長い長孔36が設けられている。この長孔36には、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸となる回転検知ローラシャフト37の右端側を回転自在に支持する軸受け部38が嵌入されている。この軸受け部38は、長孔36の内側を上下方向に移動可能であり、且つ軸受け部38と長孔36の上端との間に設けられたスプリング39により図4中矢印Ar2で示す方向(つまり回転検知ローラシャフト37を介して支持している回転検知ローラ31Rを定着ベルト12に押し付ける方向)に付勢されている。また図7に示すように、左プレート30Lも同様に、右プレート30R側と左右対称になるようにして、回転検知ローラシャフト37を回転自在に支持するとともに、右プレート30Rと同一方向(つまり回転検知ローラシャフト37を介して支持している回転検知ローラ31Lを定着ベルト12に押し付ける方向)に付勢している。
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, the
また図5、図7、図8に示すように、回転検知ローラシャフト37に固定されている2つの回転検知ローラ31L、31Rのうち、左側の回転検知ローラ31Lは、定着ベルト12の左端近傍に配置され、右側の回転検知ローラ31Rは、定着ベルト12の右端近傍に配置されている。より具体的には、図10、図11に断面図を示すように、右側の回転検知ローラ31Rは、定着ベルト12の右端部を間に挟んで、右側のフランジ32のベルト支持部32sと対向する位置に設けられ、定着ベルト12の右端部に押し付けられている。ここで、図10に示すように、回転検知ローラ31Rと定着ベルト12との当接部分をニップ部Np1と呼ぶ。尚、図10は、図8に示すA−A切断線により定着器11のベルトユニット21及び加圧ローラ13を切断した場合の断面図であり、図11は、図9に示すB−B切断線により定着器11のベルトユニット21及び加圧ローラ13を切断した場合の断面図である。また図示しないが、左側の回転検知ローラ31Lも同様に、定着ベルト12の左端部を間に挟んで、左側のフランジ32のベルト支持部32sと対向する位置に設けられ、定着ベルト12の左端部に押し付けられている。
As shown in FIGS. 5, 7, and 8, of the two
このようにして、ベルトユニット21は、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12の左右両端部に押し付けるようになっていて、定着ベルト12が回転すると、定着ベルト12に押し付けられている回転検知ローラ31L、31Rが定着ベルト12から受ける摩擦力により連れ回るようになっている。
In this way, the
尚、定着ベルト12の回転軸方向、加圧ローラ13の回転軸方向、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸方向は、全て左右方向であり同一方向となっている。ゆえに、以下では、適宜、定着ベルト12の回転軸方向、加圧ローラ13の回転軸方向、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸方向を、単に回転軸方向と省略する。
The rotation axis direction of the fixing
さらに図9に示すように、右サイドフレーム20Rの外側面側(つまり右側面側)には、加圧ローラ13の駆動系である3個のギヤ50A、50B、50Cと、円盤51と、回転検知センサ52と、回転検知センサ52を収容するセンサホルダ53とが設けられている。
Further, as shown in FIG. 9, three
ギヤ50Cは、加圧ローラシャフト22(図4)の右端に固定されている。尚、加圧ローラシャフト22は、その右端が、右サイドフレーム20Rに設けられている図示しない孔を通って右サイドフレーム20Rの外側面側まで延びている。加圧ローラ13の駆動系では、ギヤ50Aが、図示しないモータの駆動力により図9中時計回り方向に回転すると、このギヤ50Aと噛み合っているギヤ50Bが、図9中反時計回り方向に回転する。さらにこのギヤ50Bの回転にともなって、ギヤ50Bと噛み合っているギヤ50Cが、図9中時計回り方向に回転することにより、加圧ローラシャフト22とともに加圧ローラ13が回転するようになっている。
The
円盤51は、図5にも示すように、ベルトユニット21の一部であり、回転検知ローラシャフト37の右端に固定されている。尚、回転検知ローラシャフト37は、その右端が、右サイドフレーム20Rに設けられている図示しない孔を通って右サイドフレーム20Rの外側面側まで延びている。円盤51は、その周側面に一定の間隔でスリットが設けられている。回転検知センサ52は、円盤51の上方近傍に設けられたセンサホルダ53に収容されていて、円盤51のスリットを読み取るようになっている。つまり、回転検知センサ52は、回転検知ローラ31L、31Rとともに回転する円盤51のスリットを読み取るようになっている。尚、図5に示すように、センサホルダ53は、ベルトユニット21の右プレート30Rに設けられていて、右サイドフレーム20Rに設けられている図示しない孔を通って右サイドフレーム20Rの外側面側まで延びている。
The
画像形成装置1の図示しない制御部は、回転検知センサ52から得られたスリットの読み取り結果をもとに、定着ベルト12の回転速度を算出して監視するようになっている。そして、画像形成装置1の図示しない制御部は、定着ベルト12の回転速度に異常が見られた場合には、例えば、定着器11の動作を停止させるなどの制御を行うようになっている。
A control unit (not shown) of the
定着ベルト12は、図2、図3、図8、図10、図11に示すように、左プレート30L及び右プレート30Rに設けられた左右のフランジ32により左右両端部が支持されていて、左右のフランジ面32uの間に位置している。また図10、図11に示すように、定着ベルト12の内側には、ヒータ60と、ヒータ60を保持するヒータホルダ61と、熱拡散部材62とが設けられている。
As shown in FIGS. 2, 3, 8, 10, and 11, the fixing
ヒータホルダ61は、定着ベルト12の左右両端からはみ出す程度の長さを有する棒状の部材であり、ヒータホルダ61と同程度の長さを有する面状のヒータ60を保持する。ヒータ60は、ヒータホルダ61により、定着ベルト12と加圧ローラ13との当接部分であるニップ部Np2(図10)に近接する位置で保持される。
The
熱拡散部材62は、定着ベルト12の左右両端からはみ出す程度の長さを有する板状の部材であり、定着ベルト12のニップ部Np2側(加圧ローラ13側)の内周面とヒータ60との間に設けられ、定着ベルト12のニップ部Np2側の内周面と接触するようになっている。これにより、熱拡散部材62は、定着ベルト12側のニップ部Np2の形状をほぼ平らにするとともに、ヒータ60の熱を定着ベルト12に伝達するようになっている。尚、定着器11では、定着ベルト12が熱拡散部材62に対して摺動しながら回転するようになっていることから、定着ベルト12の内周面と熱拡散部材62との間に潤滑剤としての摺動グリスが塗布されている。
The
ヒータホルダ61は、左右両端が、左プレート30L及び右プレート30Rまで延びていて、これら左プレート30L及び右プレート30Rにより支持されている。同様に、熱拡散部材62も、左右両端が、左プレート30L及び右プレート30Rまで延びていて、これら左プレート30L及び右プレート30Rにより支持されている。ここで、図10に示すように、ヒータホルダ61は、左右両端部の一部が、左プレート30L(図10では省略)及び右プレート30Rに設けられた左右のフランジ32の溝32gの内側に位置するようになっていて、一方、ヒータ60及び熱拡散部材62は、左右両端部が、左右のフランジ32の溝32gの外側に位置するようになっている。
The left and right ends of the
このように、定着ベルト12の内側には、左右方向に延びる、フランジ32、ヒータ60、ヒータホルダ61及び熱拡散部材62が設けられていて、これらが定着ベルト12の回転軸となっている。
As described above, the
尚、ここでは、左プレート30L及び右プレート30Rが、熱拡散部材62を支持するようにしたが、これに限らず、ヒータホルダ61がヒータ60とともに熱拡散部材62を保持するようにしてもよい。
Here, the
図2、図3、図8、図10に示すように、加圧ローラ13は、円筒状のローラであり、左サイドフレーム20L及び右サイドフレーム20Rにより回転自在に支持されている加圧ローラシャフト22に固定されている。図8に示すように、この加圧ローラ13は、回転軸方向の長さ(つまり左右方向の長さ)が、定着ベルト12より短くなっていて、加圧ローラ13の左端が、定着ベルト12の左端よりも回転軸方向の内側(右側)に位置するとともに、加圧ローラ13の右端が定着ベルト12の右端よりも回転軸方向の内側(左側)に位置するようになっている。尚、図8に示すように、定着器11での用紙Pの通過範囲Reは、少なくとも加圧ローラ13の左右両端より内側に設定されている。
As shown in FIGS. 2, 3, 8, and 10, the
さらに、図8に示すように、加圧ローラ13の左右両端の回転軸方向の外側には、それぞれ定着ベルト12の外周面と当接して摺動グリスを吸収する当接ローラ63(63L、63R)が設けられている。具体的に、右側の当接ローラ63Rは、例えば加圧ローラ13と同径であり、加圧ローラ13の右端と、右側のフランジ面32uとの間Gp1に位置するように、加圧ローラシャフト22に固定されている。左側の当接ローラ63Lも同様に、例えば加圧ローラ13と同径であり、加圧ローラ13の左端と、左側のフランジ面32uとの間Gp1に位置するようにして、加圧ローラシャフト22に固定されている。これら当接ローラ63L、63Rについて詳しくは後述する。定着器11の構成は、以上のようになっている。
Further, as shown in FIG. 8, contact rollers 63 (63L, 63R) that abut against the outer peripheral surface of the fixing
ここで、定着器11の動作について簡単に説明する。定着器11の動作は、画像形成装置1の図示しない制御部によって制御される。すなわち、定着器11は、ヒータ60を動作させて定着ベルト12の温度を設定温度まで上昇させるとともに、モータの駆動力をギヤ50Aからギヤ50B、そしてギヤ50Cへと伝達することにより加圧ローラ13を回転させる。定着器11は、加圧ローラ13が回転すると、この加圧ローラ13に押し付けられている定着ベルト12が、加圧ローラ13とは逆方向に連れ回る。そして、定着器11は、用紙Pが、定着ベルト12と加圧ローラ13との間のニップ部Np2を通過する際に、用紙Pを加熱及び加圧することで、用紙Pにトナー像を定着させる。
Here, the operation of the fixing
また定着器11は、定着ベルト12が回転すると、この定着ベルト12の左右両端部に押し付けられている回転検知ローラ31L、31Rが、定着ベルト12とは逆方向に連れ回る。定着器11は、回転検知ローラ31L、31Rが回転すると、回転検知センサ52によって、回転検知ローラ31L、31Rとともに回転する円盤51のスリットを読み取り、その読み取り結果を、画像形成装置1の図示しない制御部に送る。定着器11の動作は、以上のようになっている。
In addition, when the fixing
ところで、上述したように定着器11では、定着ベルト12の内周面と熱拡散部材62との間に摺動グリスが塗布されていて、且つ定着ベルト12の左右両端と、定着ベルト12の左右方向の位置を規制する左右のフランジ面32uとの間に隙間が空くことから、定着ベルト12の左右両端のうちの少なくとも一方から、摺動グリスが漏れ出すことがある。
As described above, in the fixing
ここで、定着ベルト12の一端(例えば右端)から漏れ出した摺動グリスが、定着ベルト12の外周面の一端側から他端側(つまり回転軸方向の内側)へと伝わっていくと、この摺動グリスが回転検知ローラ31(例えば回転検知ローラ31R)へと伝わって回転検知ローラ31を汚してしまう。摺動グリスによって汚れた回転検知ローラ31は、定着ベルト12に対して滑ってしまい、定着ベルト12の回転に対して正確に追従できなくなる。この結果、画像形成装置1では、回転検知センサ52の読み取り結果をもとに算出される定着ベルト12の回転速度と、実際の定着ベルト12の回転速度との間に誤差が生じることになり、定着ベルト12の回転速度を正確に検知できなくなってしまう。
Here, when the sliding grease that has leaked from one end (for example, the right end) of the fixing
そこで、本実施の形態の定着器11では、加圧ローラ13の左右両端の回転軸方向の外側に設けられた当接ローラ63L、63Rによって、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスを回収する(吸収する)ことで、摺動グリスが回転検知ローラ31L、31Rに伝わることを抑制するようになっている。以下、当接ローラ63L、63Rによる摺動グリスの回収について、詳しく説明する。
Therefore, in the fixing
[1−3.当接ローラによる摺動グリスの回収]
まず、定着ベルト12、加圧ローラ13、右側の回転検知ローラ31R、及び右側の当接ローラ63Rの回転軸方向(左右方向)の位置関係について図11を用いて説明する。この図11に示すように、加圧ローラ13の右端は、定着ベルト12の右端より回転軸方向の内側に位置している。ここで、定着ベルト12の右端から漏れ出した摺動グリスが、定着ベルト12の外周面の右端から回転軸方向の内側に伝わっていき、回転検知ローラ31Rの右端まで到達してしまうと、この摺動グリスによって回転検知ローラ31Rが汚れてしまう。
[1-3. Collection of sliding grease by contact roller]
First, the positional relationship of the fixing
そこで、当接ローラ63Rは、回転軸方向の外側(右側)の端面63Rsが、回転検知ローラ31Rの回転軸方向の外側(右側)の端面31Rsよりも回転軸方向の外側(右側)に位置するように配置されている。尚、右側の当接ローラ63Rは、定着ベルト12の右端の角が押し付けられていると、この角からダメージを受けてしまう。ゆえに、当接ローラ63Rについては、一番左に寄った場合の定着ベルト12の右端と、加圧ローラ13の右端との間Gp2に設けるのが望ましい。
Therefore, the end surface 63Rs of the
こうすることで、図11、及び右側の当接ローラ63R周辺の拡大図を示す図12に示すように、右側の当接ローラ63Rは、右側の回転検知ローラ31Rよりも定着ベルト12の右端に近い位置で、定着ベルト12の右端から漏れ出した摺動グリスGs(図11では省略)を回収することができる。
In this way, as shown in FIG. 11 and FIG. 12 showing an enlarged view around the
図8に示すように、左側の当接ローラ63Lも同様に、回転軸方向の外側(左側)の端面63Lsが、回転検知ローラ31Lの回転軸方向の外側(左側)の端面31Lsよりも回転軸方向の外側(右側)に位置するように配置されている。尚、左側の当接ローラ63Lについても、一番右に寄った場合の定着ベルト12の左端と、加圧ローラ13の左端との間に設けるのが望ましい。
As shown in FIG. 8, similarly, the outer (left) end surface 63Ls of the
こうすることで、左側の当接ローラ63Lは、左側の回転検知ローラ31Lよりも定着ベルト12の左端に近い位置で、定着ベルト12の左端から漏れ出した摺動グリスを回収することができる。
By doing so, the
さらに図12に示すように、右側の当接ローラ63Rは、加圧ローラ13の右端との間に隙間Gp3を設けて配置されている。当接ローラ63Rと、加圧ローラ13の右端との間に隙間Gp3を設けると、定着ベルト12の内側では、加圧ローラ13との間でニップ部Np2を形成する部分、及び当接ローラ63との間でニップ部Np3を形成する部分と比べて、隙間Gp3を形成する部分で、定着ベルト12及び熱拡散部材62間の圧力が小さくなる。
Further, as shown in FIG. 12, the right contact roller 63 </ b> R is disposed with a gap Gp <b> 3 provided between the right contact roller 63 </ b> R and the right end of the
すると、定着ベルト12と熱拡散部材62との間に塗布されている摺動グリスは、矢印Ar3、Ar4に示すように、高圧力側となるニップ部Np2、Np3側から、低圧力側となる隙間Gp3側へと移動する。これにより、定着ベルト12と熱拡散部材62との間に塗布されている摺動グリスは、隙間Gp3を形成する部分に溜まり易くなる。つまり、定着ベルト12と熱拡散部材62との間に塗布されている摺動グリスは、定着ベルト12の右端よりも回転軸方向の内側に位置する、隙間Gp3を形成する部分に溜まり易くなる。こうすることで、定着器11では、定着ベルト12の右端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができる。
Then, the sliding grease applied between the fixing
図8に示すように、左側の当接ローラ63Lも同様に、加圧ローラ13の左端との間に隙間を設けて配置されている。こうすることで、定着器11では、定着ベルト12の左端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができる。
As shown in FIG. 8, the left contact roller 63 </ b> L is similarly disposed with a gap between the left contact roller 63 </ b> L and the left end of the
このように、定着器11では、定着ベルト12の左右両端部に押し付けられている左右の当接ローラ63L、63Rにより、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスを、回転検知ローラ31L、31Rよりも定着ベルト12の左右両端に近い位置で回収することができ、さらに左右の当接ローラ63L、63Rを、加圧ローラ13の左右両端から離して配置することにより、定着ベルト12の左右両端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができるようになっている。これにより、定着器11では、摺動グリスが回転検知ローラ31L、31Rに伝わってしまうことを抑制できるようになっている。
As described above, in the fixing
尚、当接ローラ63L、63Rは、定着ベルト12が1回転する間に、定着ベルト12の左右両端部の全周と接触することから、定着ベルト12の左右両端のどこから摺動グリスが漏れ出してきても、定着ベルト12とともに回転しながら、定着ベルト12の全周にわたって摺動グリスを回収することができるようになっている。
Since the
次に、当接ローラ63L、63Rの材質について説明する。当接ローラ63L、63Rの材質は、例えば、発泡倍率が4〜5倍で、連続気泡構造のシリコーンスポンジであり、内部の気泡に摺動グリスを吸い取るようにして摺動グリスを吸収できるようになっている。
Next, the material of the
尚、発泡倍率とは、発泡前と発泡後とで、同一質量で体積が何倍になったのかを示す数値であり、簡単に言うと、内部にどれだけの気泡が含まれているのかを示す数値である。つまり、この発泡倍率が大きい部材ほど、液体などを吸収し易い部材であると言える。一方、連続気泡構造とは、各気泡が繋がっている構造のことであり、これに対して、独立気泡構造とは、各気泡が独立している構造のことである。液体などを吸収できるのは、独立気泡構造の方である。ちなみに、回転検知ローラ31L、31Rは、発泡倍率が当接ローラ63L、63Rより小さく(例えば2〜3倍)、連続気泡構造又は独立気泡構造となっている。定着器11では、このような材質の当接ローラ63L、63Rによって、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスを吸収できるようになっている。
In addition, the expansion ratio is a numerical value indicating how many times the volume has increased with the same mass before and after expansion, and, in a nutshell, how many bubbles are contained inside. It is a numerical value shown. In other words, it can be said that a member having a higher foaming ratio is a member that easily absorbs liquid and the like. On the other hand, the open-cell structure is a structure in which each bubble is connected, whereas the closed-cell structure is a structure in which each bubble is independent. The closed cell structure can absorb liquid and the like. Incidentally, the
[1−4.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態の定着器11は、加圧ローラ13の左右両端が、定着ベルト12の左右両端よりも回転軸方向の内側に位置していて、定着ベルト12の外周面の左右両端部に回転検知ローラ31L、31Rを当接させるようにした。そのうえで、加圧ローラ13の左右両端の回転軸方向の外側に、定着ベルト12と当接して摺動グリスを回収する当接ローラ63L、63Rを設けるようにした。
[1-4. Summary and effects]
As described above, in the fixing
換言すると、定着ベルト12の左端部に当接している左側の当接ローラ63Lは、少なくとも一部分が、回転検知ローラ31Lよりも、回転軸方向の外側(つまり定着ベルト12の左端寄り)に位置し、定着ベルト12の右端部に当接している右側の当接ローラ63Rは、少なくとも一部分が、回転検知ローラ31Rよりも、回転軸方向の外側(つまり定着ベルト12の右端寄り)に位置するようになっている。
In other words, at least a part of the
これにより、定着器11は、定着ベルト12の左右両端から定着ベルト12の外周面に摺動グリスが漏れ出したとしても、この摺動グリスが回転検知ローラ31L、31Rに到達する前に、この摺動グリスを当接ローラ63L、63Rにより回収することができるので、漏れ出した摺動グリスが回転検知ローラ31L、31Rに伝わって回転検知ローラ31L、31Rを汚してしまうことを抑制することができる。
Thus, even if the sliding grease leaks from the left and right ends of the fixing
かくして、定着器11は、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12の回転に対して正確に追従させることができ、画像形成装置1の制御部に対して定着ベルト12の回転を正確に検知させることができる。
Thus, the fixing
また定着器11では、定着ベルト12の左右両端側に、当接ローラ63L、63Rを設けたことにより、摺動グリスが定着ベルト12の左端と右端のどちらから漏れ出しても、この摺動グリスを当接ローラ63L、63Rによって回収することができる。
Further, in the fixing
さらに定着器11では、左右の当接ローラ63L、63Rを、加圧ローラ13の左右両端から離して配置するようにした。こうすることで、定着器11では、定着ベルト12の内側における、左右の当接ローラ63L、63Rと、加圧ローラ13の左右両端との隙間Gp3を形成する部分に、摺動グリスが溜まり易くなり、定着ベルト12の左右両端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができる。
Further, in the fixing
さらに定着器11では、左右の当接ローラ63L、63Rの材質を、発泡倍率が4〜5倍で、連続気泡構造のシリコーンスポンジとしたことにより、左右の当接ローラ63L、63Rが、内部の気泡に摺動グリスを吸い取るようにして摺動グリスを回収できる。
Further, in the fixing
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、定着器の構成が、第1の実施の形態とは異なる実施の形態である。ゆえに、ここでは、定着器の構成についてのみ説明する。
[2. Second Embodiment]
Next, a second embodiment will be described. This second embodiment is an embodiment in which the configuration of the fixing device is different from that of the first embodiment. Therefore, here, only the configuration of the fixing device will be described.
[2−1.定着器の構成]
図11に対応する図13に、第2の実施の形態の定着器100の右端部分(ベルトユニット21と加圧ローラ13のみ)の断面図を示す。この図13に示すように、第2の実施の形態の定着器100は、加圧ローラ13の右端の回転軸方向の外側(右側)ではなく、右側の回転検知ローラ31Rの回転軸方向の外側(右側)に、定着ベルト12の外周面と当接する当接ローラ101が設けられている。また図は省略するが、左側の回転検知ローラ31Lの回転軸方向の外側(左側)にも、定着ベルト12の外周面と当接する当接ローラ101が設けられている。このように、第2の実施の形態の定着器100は、第1の実施の形態の定着器11から、当接ローラ63L、63Rを取り除き、代わりに当接ローラ101を追加した構成であり、それ以外の部分については、定着器11と同一になっている。ゆえに、ここでは、当接ローラ101についてのみ説明する。
[2-1. Configuration of Fixing Unit]
FIG. 13 corresponding to FIG. 11 is a cross-sectional view of the right end portion (only the
図13に示すように、右側の当接ローラ101は、右側の回転検知ローラ31Rと、右側のフランジ面32uとの間Gp4に位置するように、回転検知ローラシャフト37に固定されている。換言すると、右側の当接ローラ101は、定着ベルト12の右端部を間に挟んで、右側のフランジ32のベルト支持部32sと対向する位置に設けられ、定着ベルト12の右端部に押し付けられている。尚、右側の当接ローラ101は、定着ベルト12の右端の角に押し付けられていると、この角からダメージを受けてしまう。ゆえに、当接ローラ101については、一番左に寄った場合の定着ベルト12の右端と、右側の回転検知ローラ31Rとの間Gp5に設けるのが望ましい。
As shown in FIG. 13, the
また右側の当接ローラ101は、右側の回転検知ローラ31Rとの間に隙間を設けるように配置されている。こうすることで、定着ベルト12の内側では、右側の回転検知ローラ31Rと当接ローラ101との隙間を形成する部分に、摺動グリスが溜まり易くなり、定着ベルト12の右端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができる。
The
この当接ローラ101は、例えば、回転検知ローラ31Rと同径であり、発泡倍率が4〜5倍で、連続気泡構造のシリコーンスポンジで形成されていて、内部の気泡に摺動グリスを吸い取るようにして摺動グリスを吸収できるようになっている。
The
このような当接ローラ101を、右側の回転検知ローラ31Rの回転軸方向の外側に設けると、定着ベルト12の右端から漏れ出した摺動グリスは、回転検知ローラ31Rに到達する前に当接ローラ101に到達して、当接ローラ101により吸収される。同様に、当接ローラ101を、左側の回転検知ローラ31Lの回転軸方向の外側に設けることにより、定着ベルト12の左端から漏れ出した摺動グリスは、左側の回転検知ローラ31Lに到達する前に左側の当接ローラ101に到達して吸収される。
When such a
このように、定着器100は、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸方向の外側に、当接ローラ101を設けたことにより、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスを回収することができるとともに、定着ベルト12の左右両端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができるようになっている。
As described above, the fixing
[2−2.まとめと構成]
ここまで説明したように、第2の実施の形態の定着器100では、左右の回転検知ローラ31L、31Rのそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ101を設けた。これにより、定着器100では、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスが回転検知ローラ31L、31Rに到達する前に、この摺動グリスを当接ローラ101により回収することができるので、漏れ出した摺動グリスが回転検知ローラ31L、31Rに伝わって回転検知ローラ31L、31Rを汚してしまうことを抑制することができる。
[2-2. Summary and structure]
As described above, in the
かくして、定着器100は、第1の実施の形態の定着器11と同様、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12の回転に対して正確に追従させることができ、画像形成装置1の制御部に対して定着ベルト12の回転を正確に検知させることができる。
Thus, similarly to the fixing
さらに定着器100では、左右の当接ローラ101を、回転検知ローラ31L、31Rから離して配置するようにした。こうすることで、定着器100では、定着ベルト12の内側における、左右の当接ローラ101と、回転検知ローラ31L、31Rとの隙間を形成する部分に摺動グリスが溜まり易くなり、定着ベルト12の左右両端から漏れ出す摺動グリスの量を抑制することができる。
Further, in the
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、加圧ローラ13の左右両端のそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ63L、63Rを設けるようにした。また、上述した第2の実施の形態では、回転検知ローラ31L、31Rのそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ101を設けるようにした。さらに、これら第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせて、加圧ローラ13の左右両端のそれぞれの回転軸方向の外側に当接ローラ63L、63Rを設けるとともに、回転検知ローラ31L、31Rのそれぞれの回転軸方向の外側に当接ローラ101を設けるようにしてもよい。
[3. Other Embodiments]
[3-1. Other Embodiment 1]
In the first embodiment described above, the
[3−2.他の実施の形態2]
さらに、上述した第1の実施の形態では、回転検知ローラシャフト37上に、定着ベルト12の外周面に当接する当接ローラ63L、63Rを設けるようにした。さらに、上述した第2の実施の形態では、加圧ローラシャフト22上に、定着ベルト12の外周面に当接する当接ローラ101を設けるようにした。これに限らず、回転検知ローラシャフト37上及び加圧ローラシャフト22上以外の部分に、定着ベルト12の外周面に当接する当接部材を設けるようにしてもよい。例えば、定着器11に、回転検知ローラシャフト37及び加圧ローラシャフト22と平行なシャフトを追加して、このシャフト上に、定着ベルト12の外周面に当接する当接部材を設けるなどしてもよい。
[3-2. Other Embodiment 2]
Further, in the above-described first embodiment, the
また、このように回転検知ローラシャフト37及び加圧ローラシャフト22とは別のシャフトに当接部材を設ける場合、この当接部材については、定着ベルト12に当接できるものであれば、例えば、ローラなどの回転部材であってもよいし、非回転部材であってもよい。ただし、摺動グリスを回収するためには、外周全体で摺動グリスを吸収できる回転部材の方が望ましい。
When the contact member is provided on a shaft different from the rotation
[3−3.他の実施の形態3]
また、上述した第1の実施の形態では、定着ベルト12の左端側と右端側とにそれぞれ回転検知ローラ31(31L、31R)を設けるようにした。これに限らず、回転検知ローラ31を、定着ベルト12の左端側と右端側とのどちらか一方にのみ設けるようにしてもよい。この場合、当接ローラ63については、定着ベルト12の左右両端に設けるようにしてもよいし、回転検知ローラ31が設けられている側にのみ設けるようにしてもよい。第2の実施の形態についても同様であり、回転検知ローラ31と当接ローラ101とを、定着ベルト12の左端側と右端側とのどちらか一方にのみ設けるようにしてもよい。
[3-3. Third Embodiment]
In the above-described first embodiment, the rotation detecting rollers 31 (31L, 31R) are provided on the left end side and the right end side of the fixing
[3−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した各実施の形態では、定着ベルト12を加圧ローラ13に押し付ける構成の定着器11、100に本発明を適用した。これに限らず、加圧ローラ13を定着ベルト12に押し付ける構成の定着器に適用してもよい。すなわち、定着部材と加圧部材とを備え、定着部材と加圧部材とが当接する構成の定着装置であれば、上述した定着器11、100とは異なる構成の定着装置に本発明を適用してもよい。
[3-4. Other Embodiment 4]
Further, in each of the above-described embodiments, the present invention is applied to the fixing
[3−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した各実施の形態では、電子写真方式のカラープリンタである画像形成装置1に本発明を適用した。これに限らず、定着部材と加圧部材とが当接する構成の定着装置を有する画像形成装置であれば、上述した画像形成装置1とは異なる構成の画像形成装置に本発明を適用してもよい。例えば、モノクロプリンタである画像形成装置や、中間転写ベルトを備える構成の画像形成装置などに適用してもよく、また、プリンタに限らず、定着装置を有するコピー機、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置に適用してもよい。
[3-5. Other Embodiment 5]
Further, in each of the above-described embodiments, the present invention is applied to the
[3−6.他の実施の形態6]
また、上述した各実施の形態では、加圧部材の具体例として加圧ローラ13を用いたが、これに限らず、加圧ローラ13とは異なる加圧部材を用いてもよい。例えば、ローラではなく、ベルトでなる加圧部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の具体例として定着ベルト12を用いたが、これに限らず、定着ベルト12とは異なる定着部材を用いてもよい。例えば、ベルトではなく、ローラでなる定着部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の内周面と当接する内周面当接部材の具体例として熱拡散部材62を用いたが、これに限らず、定着部材の内周面と当接する部材であれば、熱拡散部材62とは異なる当接部材を用いてもよい。
[3-6. Other Embodiment 6]
Further, in each of the above-described embodiments, the pressing
さらに、上述した各実施の形態では、回転検知部材の具体例として、一端側回転検知部材としての回転検知ローラ31L、及び他端側回転検知部材としての回転検知ローラ31Rを用いたが、これに限らず、定着部材とともに回転可能な部材であれば、回転検知ローラ31L、31Rとは異なる回転検知部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の外周面と当接する外周面当接部材の具体例として、当接ローラ63L、63R、101を用いたが、これに限らず、定着部材の外周面と当接する部材であれば、当接ローラ63L、63R、101とは異なる外周面当接部材を用いてもよい。例えば、摺動グリスを吸収する当接ローラ63L、63R、101の代わりに、摺動グリスを堰き止める部材を第2の当接部材として用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、潤滑剤の具体例として、摺動グリスを用いたが、これに限らず、摺動グリスとは異なる潤滑剤を用いてもよい。
Further, in each of the above-described embodiments, as a specific example of the rotation detection member, the
[3−7.他の実施の形態7]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
[3-7. Other Embodiment 7]
Furthermore, the present invention is not limited to the above-described embodiments. In other words, the present invention is applicable to an embodiment in which some or all of the first and second embodiments and other embodiments described above are arbitrarily combined, and an embodiment in which a part is extracted. Is reached.
本発明は、定着部材と加圧部材とを当接させる構成の定着装置、及びこのような定着装置を有するプリンタなどの画像形成装置で広く利用することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be widely used in a fixing device having a configuration in which a fixing member is brought into contact with a pressure member, and an image forming apparatus such as a printer having such a fixing device.
1……画像形成装置、11、100……定着器、12……定着ベルト、13……加圧ローラ、21……ベルトユニット、22……加圧ローラシャフト、31L、31R……回転検知ローラ、32……フランジ、37……回転検知ローラシャフト、52……回転検知センサ、60……ヒータ、61……ヒータホルダ、62……熱拡散部材、63L、63R、101……当接ローラ、P……用紙、Np1、Np2……ニップ部。
DESCRIPTION OF
Claims (13)
前記加圧部材の外周面と当接して回転する環状の定着部材と、
前記定着部材の内側に設けられ、前記定着部材の内周面と当接する内周面当接部材と、
前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材とともに回転し前記定着部材の回転を検知する回転検知部材と、
前記定着部材の外周面と当接する外周面当接部材と
を備え、
前記外周面当接部材は、
少なくとも一部分が、前記回転検知部材よりも前記定着部材の回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接する
ことを特徴とする定着装置。 A rotatable pressure member,
An annular fixing member that rotates in contact with the outer peripheral surface of the pressure member;
An inner peripheral surface contact member provided inside the fixing member and in contact with an inner peripheral surface of the fixing member,
A rotation detecting member that contacts the outer peripheral surface of the fixing member and rotates together with the fixing member to detect rotation of the fixing member;
An outer peripheral surface contact member that contacts an outer peripheral surface of the fixing member,
The outer peripheral surface contact member,
A fixing device, wherein at least a part of the fixing member contacts an outer peripheral surface of the fixing member outside the rotation detecting member in a rotation axis direction of the fixing member.
前記外周面当接部材は、
前記定着部材の回転軸方向の一端から漏れ出した前記潤滑剤を、前記回転検知部材よりも前記定着部材の回転軸方向の外側で回収する
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 A lubricant is provided between the fixing member and the inner peripheral surface contact member,
The outer peripheral surface contact member,
The fixing device according to claim 1, wherein the lubricant leaked from one end of the fixing member in the rotation axis direction is collected outside the rotation detection member in the rotation axis direction of the fixing member.
前記定着部材の外周面に押し付けられていて、前記定着部材の外周面に漏れ出した前記潤滑剤を吸収する
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 The outer peripheral surface contact member,
3. The fixing device according to claim 2, wherein the lubricant is pressed against the outer peripheral surface of the fixing member and absorbs the lubricant leaked to the outer peripheral surface of the fixing member. 4.
前記定着部材の回転軸と平行な回転軸を中心に回転可能なローラである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。 The rotation detection member,
The fixing device according to claim 1, wherein the fixing device is a roller rotatable around a rotation axis parallel to a rotation axis of the fixing member.
前記加圧部材の回転軸上に設けられている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。 The outer peripheral surface contact member,
The fixing device according to claim 1, wherein the fixing device is provided on a rotation axis of the pressing member.
ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。 The fixing device according to claim 5, wherein a gap is provided between the outer peripheral surface contact member and the pressing member.
前記回転検知部材の回転軸上に設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。 The outer peripheral surface contact member,
The fixing device according to claim 4, wherein the fixing device is provided on a rotation axis of the rotation detection member.
ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。 The fixing device according to claim 7, wherein a gap is provided between the outer peripheral surface contact member and the rotation detection member.
前記定着部材の回転軸方向の一端部の外周面に当接する一端側回転検知部材と、他端部の外周面に当接する他端側回転検知部材とでなり、
前記外周面当接部材は、
前記加圧部材の回転軸方向の一端の外側と他端の外側とに設けられている
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の定着装置。 The rotation detection member,
One end side rotation detecting member abutting on the outer peripheral surface of one end portion in the rotation axis direction of the fixing member, and the other end side rotation detecting member abutting on the outer peripheral surface of the other end portion,
The outer peripheral surface contact member,
The fixing device according to claim 5, wherein the fixing member is provided outside one end and outside the other end in the rotation axis direction of the pressing member.
前記定着部材の回転軸方向の一端部の外周面に当接する一端側回転検知部材と、他端部の外周面に当接する他端側回転検知部材とでなり、
前記外周面当接部材は、
前記一端側回転検知部材の回転軸方向の外側と、前記他端側回転検知部材の回転軸方向の外側とに設けられている
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の定着装置。 The rotation detection member,
One end side rotation detecting member abutting on the outer peripheral surface of one end portion in the rotation axis direction of the fixing member, and the other end side rotation detecting member abutting on the outer peripheral surface of the other end portion,
The outer peripheral surface contact member,
The fixing device according to claim 7, wherein the fixing device is provided outside the one end side rotation detection member in the rotation axis direction and outside the one end side rotation detection member in the rotation axis direction.
1つのユニットとしてユニット化されていて、
前記定着部材は、
前記ユニットごと前記加圧部材に押し付けられている
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の定着装置。 The fixing member and the rotation detection member,
It is unitized as one unit,
The fixing member,
The fixing device according to claim 1, wherein the entire unit is pressed against the pressing member.
ヒータの熱を前記定着部材に伝える熱拡散部材であり、
前記定着部材と前記熱拡散部材との間に、潤滑剤としての摺動グリスが設けられている
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の定着装置。 The inner peripheral surface contact member,
A heat diffusion member that transmits heat of the heater to the fixing member,
The fixing device according to claim 1, wherein sliding grease as a lubricant is provided between the fixing member and the heat diffusion member.
ことを特徴とする画像形成装置。 An image forming apparatus comprising the fixing device according to claim 1.
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