JP2020052812A - エンジニアリングシステム及びエンジニアリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高品質なエンジニアリングを提供可能なエンジニアリングシステム及びエンジニアリング方法を提供する。【解決手段】エンジニアリングシステム200は、プラントに設置されたフィールド機器205を制御する制御機器201を作動させるソフトウェアを作成及びデバッグするエンジニアリングツール211と、模擬入力または制御機器201への入力とソフトウェアとに従って制御機器201の作動状態をシミュレーションする仮想機器212と、を有するクラウドを備え、エンジニアリングツール211は、仮想機器212の作動結果と制御機器201からの出力または模擬入力とに基づいてソフトウェアのデバッグを実行する。【選択図】図4

Description

本開示は、エンジニアリングシステム及びエンジニアリング方法に関する。
従来、種々の産業オートメーションシステムのために、設計、保守及びトラブルシューティング等のエンジニアリングを実行するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2013/098626号
特許文献1に開示されたシステムでは、クラウドを用いることによりエンジニアリングを遠隔で実行することができる。しかし、クラウドのより効果的な活用により高品質なエンジニアリングを提供できれば望ましい。
本開示は、高品質なエンジニアリングを提供可能なエンジニアリングシステム及びエンジニアリング方法を提供することを目的とする。
幾つかの実施形態に係るエンジニアリングシステムは、プラントに設置されたフィールド機器を制御する制御機器を作動させるソフトウェアを作成及びデバッグするエンジニアリングツールと、模擬入力または前記制御機器への入力と前記ソフトウェアとに従って前記制御機器の作動状態をシミュレーションする仮想機器と、を有するクラウドを備え、前記エンジニアリングツールは、前記仮想機器の作動結果と前記制御機器からの出力または前記模擬入力とに基づいて前記ソフトウェアのデバッグを実行する。これにより、エンジニアリングシステムは、模擬入力だけではなく、実際にソフトウェアを使用する制御機器による制御状態に関するデータを用いてデバッグを行うため、より実際の使用環境に適合したデバッグを実行することができる。このようにして、エンジニアリングシステムによれば、高品質なエンジニアリングを提供可能である。
一実施形態において、前記エンジニアリングシステムは、前記デバッグが終了すると、前記制御機器に前記ソフトウェアをダウンロードさせてよい。これにより、制御機器は、デバッグが終了したソフトウェアを用いて制御を実行できるため、誤制御の可能性を低減することができる。
一実施形態において、前記エンジニアリングシステムは、ローカルエンジニアリングステーションを介して、前記ソフトウェアをダウンロードさせてもよい。これにより、エンジニアリングツールは、作成したソフトウェアを、制御機器が使用されているプラントが停止しているか否かにかかわらず、ローカルエンジニアリングステーションにダウンロードすることができる。
一実施形態において、前記エンジニアリングシステムは、2組以上の前記制御機器及び前記エンジニアリングツールを有してもよい。これにより、いわゆる分散型のエンジニアリングシステムにおいても、高品質なエンジニアリングを提供可能である。
幾つかの実施形態に係るエンジニアリング方法は、エンジニアリングツールと、仮想機器とを有するクラウドを備えるエンジニアリングシステムにより実行されるエンジニアリング方法であって、前記エンジニアリングツールにおいて、プラントに設置されたフィールド機器を制御する制御機器を作動させるソフトウェアを作成及びデバッグするステップと、前記仮想機器において、模擬入力または前記制御機器への入力と前記ソフトウェアとに従って前記制御機器の作動状態をシミュレーションするステップと、を含み、前記エンジニアリングツールは、前記仮想機器の作動結果と前記制御機器からの出力または前記模擬入力とに基づいて前記ソフトウェアのデバッグを実行する。これにより、エンジニアリングシステムは、模擬入力だけではなく、実際にソフトウェアを使用する制御機器による制御状態に関するデータを用いてデバッグを行うため、より実際の使用環境に適合したデバッグを実行することができる。このようにして、エンジニアリング方法によれば、高品質なエンジニアリングを提供可能である。
本開示によれば、高品質なエンジニアリングを提供可能なエンジニアリングシステム及びエンジニアリング方法を提供することができる。
エンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。 エンジニアリングシステムにおけるマイグレーションの一例を示す概略図である。 エンジニアリングシステムの他の一例を示す概略図である。 第1実施形態に係るエンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。 図4のエンジニアリングシステムにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るエンジニアリングシステムの一変形例を示す概略図である。 第2実施形態に係るエンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。 第2実施形態に係るエンジニアリングシステムの一変形例を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、エンジニアリングシステムの例について、図1乃至図3を参照しながら説明する。
図1は、エンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。図1に示すエンジニアリングシステム100は、制御機器101と、監視装置102と、エンジニアリングワークステーション(以下、単に「EWS」ともいう)103とを備える。制御機器101と、監視装置102と、EWS103とは、それぞれサーバ装置等のコンピュータ装置により構成されていてよい。制御機器101と、監視装置102と、EWS103とは、ネットワーク104に接続され、互いに情報通信可能に構成されている。
制御機器101は、所定のソフトウェアを実行することにより、被制御機器105を制御する。本明細書において、ソフトウェアは、例えばOS(Operating System:オペレーティングシステム)と、OS上で動作するアプリケーションとの双方を含むものであるとして理解されたい。制御機器101において実行されるソフトウェアは、EWS103を用いて作成される。
被制御機器105は、プラントにおいて用いられるフィールド機器である。フィールド機器は、例えば圧力計、流量計、温度センサ等のセンサ機器、流量制御弁や開閉弁等のバルブ機器、ファンやモータ等のアクチュエータ機器、プラント内の状況や対象物を撮影するカメラやビデオ等の撮像機器、プラント内の異音等を収集したり警報音等を発したりするマイクやスピーカ等の音響機器、各機器の位置情報を出力する位置検出機器、及びその他の機器を含む。また、プラントは、化学等の工業プラント、ガス田や油田等の井戸元やその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力等の発電を管理制御するプラント、太陽光や風力等の環境発電を管理制御するプラント、上下水やダム等を管理制御するプラント、及びその他のプラントを含む。なお、図1では、3つの被制御機器105が図示されているが、被制御機器105の個数はこれに限られず、適宜の個数であってよい。
被制御機器105は、制御機器101と通信可能に接続されている。被制御機器105は、例えば、センサ機器と、バルブ機器及び/又はアクチュエータ機器とを含んでいてよい。制御機器101は、センサ機器からの入力に応じてソフトウェアに従って、バルブ機器及び/又はアクチュエータ機器を制御してよい。このようにして、制御機器101は、プラントの所定区画を制御できる。
制御機器101は、例えば制御機器101に通信可能に接続されたセンサ機器から、種々のデータを取得してもよい。つまり、制御機器101は、センサ機器から入力を受け付ける。センサ機器は、被制御機器105が設けられるプラントにおいて、適宜の位置に適宜の個数、配置されていてよい。制御機器101は、ソフトウェアを実行することにより、センサ機器から取得したデータ(以下、単に「取得データ」ともいう)に基づき、被制御機器105を制御する信号を出力してよい。信号の出力により、制御機器101は、被制御機器105を制御する。例えば、制御機器101で実行されるソフトウェアにおいて、取得データに応じた被制御機器105の制御内容が規定されており、制御機器101は、ソフトウェアを実行することにより、入力に応じた信号を出力する。
監視装置102は、制御機器101による制御を監視する。例えば、監視装置102は、取得データを、制御機器101から取得し、当該取得データを収集(記憶)する。また、監視装置102は、例えば収集した取得データに対して所定の演算処理を実行したり、演算処理後の結果を表示部に表示したりする。例えば、エンジニアは、表示部の表示を見ることにより、制御機器101による制御状態を知ることができる。
EWS103は、制御機器101において実行されるソフトウェアを作成するためのワークステーションである。EWS103において作成されるソフトウェアは、例えば、上述したように、取得データに応じた被制御機器105の制御内容を規定したものである。
EWS103では、作成したソフトウェアにバグ(欠陥)の有無を確認するためのデバッグが行われる。具体的には、例えば、エンジニアが、EWS103において、作成したソフトウェアが設計通りに動作するか否かを確認するために模擬入力を行う。模擬入力に対する出力が設計と異なる場合は、バグが存在すると判断され、当該バグを解消するようにソフトウェアが修正される。デバッグが終了し、エンジニアにより、EWS103におけるソフトウェアの作成が完了したと判断されると、EWS103において作成されたソフトウェアが、制御機器101にダウンロードされる。そして、制御機器101は、ダウンロードしたソフトウェアを実行することにより、被制御機器105を制御する。
制御機器101にソフトウェアをダウンロードし、被制御機器105の制御が開始された後、仮に、制御機器101による制御において誤制御が発生した場合、エンジニアにより、EWS103において当該誤制御の原因となったバグを特定し、バグを解消するためにソフトウェアの修正が行われる。
図2は、エンジニアリングシステムにおけるマイグレーションの一例を示す概略図である。すなわち、図2は、旧システムから新システムへの切換えを行う場合の一例を示す概略図である。
図2に示すエンジニアリングシステム110は、第1制御機器111aと、第2制御機器111bと、監視装置112と、第1EWS113aと、第2EWS113bとを備える。ここでは、第1EWS113aにおいて作成されたソフトウェアを用いて第1制御機器111aにより被制御機器115の制御が実行される第1エンジニアリングシステムから、第2EWS113bにおいて作成されたソフトウェアを用いて第2制御機器111bにより被制御機器115の制御が実行される第2エンジニアリングシステムへの、システムの切換えが実行されるとする。
図2に示す、第1制御機器111a及び第2制御機器111b、監視装置112、並びに、第1EWS113a及び第2EWS113bとの、機能及び構成は、それぞれ図1を用いて説明した、制御機器101、監視装置102、及び、EWS103と同様であってよい。図2は、エンジニアリングシステムの切換え時の様子を示し、図2では、第1制御機器111aと、第2制御機器111bと、監視装置112と、第1EWS113aと、第2EWS113bとは、ネットワーク114に接続され、互いに情報通信可能に構成されている。
エンジニアリングシステムの切換え前は、第1エンジニアリングシステムが使用され、図2に示すように、第1制御機器111aにより、被制御機器115の制御が行われている。エンジニアリングシステムの切換えを行う場合、例えば、切換え前の第1エンジニアリングシステムが使用されている状態において、切換え後の第2エンジニアリングシステムが設置される。つまり、第1エンジニアリングシステムが設置されているネットワーク114に対し、第2エンジニアリングシステムを構成する第2制御機器111b及び第2EWS113bが接続される。そして、第1エンジニアリングシステムが適用されているプラントが稼働を停止している間に、第2エンジニアリングシステムへの切換えが行われ、プラントの再稼働時には、第2エンジニアリングシステムにより制御が行われる。つまり、エンジニアリングシステムの切換え後は、第2エンジニアリングシステムの第2制御機器111bにより、被制御機器115の制御が行われる。
図3は、エンジニアリングシステムの他の一例を示す概略図である。具体的には、図3は、分散型のエンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。
図3に示す分散型のエンジニアリングシステム120は、第1制御機器121aと、第2制御機器121bと、監視装置122と、第1EWS123aと、第2EWS123bとを備える。第1制御機器121aと、第2制御機器121bと、監視装置122と、第1EWS123aと、第2EWS123bとは、ネットワーク124に接続され、互いに情報通信可能に構成されている。
分散型のエンジニアリングシステム120では、第1制御機器121aと、第2制御機器121bとが、それぞれ複数の被制御機器125を制御する。分散型のエンジニアリングシステム120において、第1制御機器121aが制御する複数の被制御機器125と、第2制御機器121bが制御する複数の被制御機器125とは、それぞれ同一であってよい。一方、第1制御機器121aによる制御内容と、第2制御機器121bによる制御内容とは、それぞれ異なってよい。つまり、第1制御機器121a及び第2制御機器121bは、同一の機能を提供可能な複数の被制御機器125を備える設備に対して、それぞれ異なる制御を実行してよい。このような分散型のエンジニアリングシステム120は、例えば、石油の井戸元における採掘の設備等の制御に用いられる。石油の井戸元では、油井ごとに異なる性質を有し、それぞれ異なる制御を行う必要がある場合がある。このような場合に、図3に示す分散型のエンジニアリングシステム120を用いることにより、各油井で使用される設備に対し、適切な制御を実行しやすくなる。
第1EWS123a及び第2EWS123bは、それぞれ第1制御機器121a及び第2制御機器121bで実行されるソフトウェアを作成する。従って、第1制御機器121aは、第1EWS123aで作成されたソフトウェアをダウンロードして実行し、第2制御機器121bは、第2EWS123bで作成されたソフトウェアをダウンロードして実行する。ただし、分散型のエンジニアリングシステム120において、第1制御機器121a及び第2制御機器121bでそれぞれ実行されるソフトウェアは、必ずしも別々のEWSによって作成されなくてもよい。例えば、第1制御機器121a及び第2制御機器121bでそれぞれ実行されるソフトウェアは、いずれも1つのEWSにおいて作成されてもよい。この場合、当該1つのEWSは、第1制御機器121aで使用されるソフトウェアと、第2制御機器121bで実行されるソフトウェアという2つのソフトウェアを、それぞれ作成する。
図3に示す分散型のエンジニアリングシステム120の監視装置122の機能及び構成は、図1を参照して説明した監視装置102と同様であってよい。
なお、図3に示す分散型のエンジニアリングシステム120は、第1制御機器121a及び第2制御機器121bという2つの制御機器を備えると説明したが、分散型のエンジニアリングシステム120が備える制御機器の個数は、エンジニアリングシステム120が使用される環境及び設備等に応じて適宜定められていてよく、3つ以上であってよい。
ここで、上述した例に示すようなエンジニアリングシステムにおいて、EWSで作成されたソフトウェアが制御機器にダウンロードされた後、EWSは、例えばソフトウェア環境を維持するために、エンジニアリングシステムが用いられる現場に設置されたままの状態となる。この場合、現場に設置されたEWSの管理及び保守体制が問題となる。例えば、ソフトウェア環境を維持するためにEWSが現場に設置されるが、制御機器による制御において誤制御等の問題が特に発生していない場合には、当該EWSは使用されない。一方、例えば制御機器による制御において問題が発生した場合に、当該問題を解決するためにEWSが使用されるが、EWSはパーソナルコンピュータであるため、電源を入れてすぐにシステムに接続できるものではなく、また、セキュリティ対策など保守を随時行わねばならない。
また、制御機器による制御において問題が発生した場合、問題の原因を特定し、問題を解決するために、コンピュータを用いて現場の環境をソフトウェア的に再現し、制御の状態に関するシミュレーションが行われる。このとき、現場の機器の環境をコンピュータ上で作成することが必要となる。しかしながら、例えばコンピュータやソフトウェアのリビジョンが、実際の現場で用いられている機器やソフトウェアのリビジョンと異なる場合、コンピュータ上で現場の環境を再現することが難しくなる場合がある。
また、仮にコンピュータ上で現場の環境を再現することができたとしても、問題が発生する原因となったデータを特定することが難しい。そのため、例えば、エンジニアリングシステムが使用されている現場にエンジニアが出向き、問題が発生している制御状態を示すデータを確認するために、現場で問題が発生するまで待つ必要がある。さらに、実際に問題が発生し、そのときの制御状態をエンジニアが確認できたとしても、発生した問題に対する対処方法に関する知識が不足する等、現場に出向いたエンジニアの発生した問題に対する技能が十分でない場合には、そのエンジニアでは問題解決を行うことができない。また、エンジニアにより問題解決の対処が施された場合であっても、対処後の修正されたソフトウェアの実行により、問題が発生していない箇所への影響がないか等を確認するために、修正されたソフトウェアを用いた試験を行う必要がある。そのため、試験が終了するまで、エンジニアは現場に居続ける必要がある。
また、図2を参照して説明したように、エンジニアリングシステムの切換えを行う場合、切換え前の第1エンジニアリングシステムが使用されている状態において、切換え後の第2エンジニアリングシステムが設置される。また、切換え後の第2エンジニアリングシステムで用いる機器類の設定や、ネットワーク環境の変更等を行う必要がある。このように、エンジニアリングシステムの切換えに伴って、煩雑な作業が生じる。
また、エンジニアリングシステムの切換えは、プラントが稼働を停止している間に行われるが、通常、長期の停止期間が確保されることは少ない。そのため、切換え後のエンジニアリングシステムによる制御に関し、十分なデバッグを行う時間を確保することが難しい。また、停止期間は、プラントが稼働していないため、プラントの稼働時における制御に関する実際のデータを取得することができない。そのため、仮想入力によりデバッグを行う必要がある。しかしながら、仮想入力では、プラントの稼働時に発生し得る状態を完全に網羅することは難しく、仮想入力値の想定漏れがあると、十分なデバッグを完了することができない。
また、図3を参照して説明した分散型のエンジニアリングシステムでは、複数の制御機器がそれぞれ異なるソフトウェアを有するため、複数の制御機器のそれぞれについて、管理を行う必要がある。そのため、管理が煩雑になりやすい。
以下、本開示では、図1乃至図3を参照して説明したエンジニアリングシステムにおける課題を解決する、クラウド環境を用いたエンジニアリングシステムについて、説明する。
(第1実施形態)
図4は、第1実施形態に係るエンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。図4に示すエンジニアリングシステム200は、制御機器201と、複数のクライアントPC202と、クラウド210とを有する。制御機器201と、複数のクライアントPC202とは、ネットワークを介して、クラウド210と情報通信可能に構成されている。
制御機器201は、図1で説明した制御機器101と同様の機能及び構成を有する。すなわち、制御機器201は、所定のソフトウェアを実行することにより、被制御機器205を制御する。制御機器201で実行されるソフトウェアは、クラウド210に構築されたエンジニアリングツール211を用いて作成される。なお、被制御機器205の機能及び構成は、図1を参照して説明した被制御機器105と同様である。
本実施形態において、制御機器201は、センサ機器から取得した取得データを、クラウド210上のエンジニアリングツール211に送信(アップロード)する。また、制御機器201は、被制御機器205の制御状態に関する実際のデータ(以下、単に「実データ」ともいう)を、リアルタイムで、後述するクラウド210上のデジタルツイン212又はSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)213に送信する。制御機器201は、実データとともに又は実データに代えて、模擬入力をデジタルツイン212又はSCADA213に送信してもよい。実データは、例えば、制御機器201に入力される、センサ機器が取得した取得データと、制御機器201からセンサ機器に出力される信号に関する情報と、を含んでよい。
複数のクライアントPC202は、例えばエンジニアにより使用されるパーソナルコンピュータ等により構成される。エンジニアは、クライアントPC202からクラウド210上のエンジニアリングツール211にアクセスすることにより、エンジニアリングツール211において、エンジニアリングを行うことができる。すなわち、エンジニアは、クライアントPC202に対して入力操作を行うことにより、制御機器201で実行されるソフトウェアの作成を、エンジニアリングツール211上で行うことができる。図4では、3つのクライアントPC202が図示されているが、クライアントPC202の個数は3台に限られず、適宜決定される任意の台数であってよい。
クラウド210は、当該クラウド210上に構築されたエンジニアリングツール211と、デジタルツイン212と、SCADA213とを有する。
エンジニアリングツール211は、制御機器201で実行されるソフトウェアを作成する。この点において、エンジニアリングツール211は、図1を参照して説明したエンジニアリングシステム100におけるEWS103に相当する機能を有する。エンジニアリングツール211は、クライアントPC202から取得した信号に基づいて、ソフトウェアの作成処理を実行する。
エンジニアリングツール211は、例えば図4に示すように、共有ライブラリ214と、データベース215とを有する。共有ライブラリ214には、例えば、エンジニアリングツール211において実行される諸々のプログラムが格納される。データベース215には、例えば、制御機器201からアップロードされた取得データが格納される。
デジタルツイン212は、制御機器201をクラウド210上で再現したソフトウェアである。つまり、デジタルツイン212は、制御機器201による制御状態を仮想環境に複製した仮想機器である。デジタルツイン212は、例えば公知のモデリング技術を用いて構築することができる。デジタルツイン212は、例えば、実データと、デジタルツイン212にダウンロードされたソフトウェアとに従って、制御機器201の作動状態をシミュレーションする。この場合に使用される実データは、制御機器201に入力される取得データであってよい。
SCADA213は、制御機器201により実行される制御を監視するシステムである。SCADA213には、制御機器201による制御に関する実データが、リアルタイムにアップロードされる。SCADA213は、アップロードされた実データを監視することにより、制御機器201による制御が正常に実行されているかを監視する。
次に、エンジニアリングシステム200において実行される処理(エンジニアリング方法)の一例について、図5を参照しながら説明する。
エンジニアリングシステム200では、まず、クラウド210上のエンジニアリングツール211において、制御機器201で使用するためのソフトウェアを作成する(ステップS11)。エンジニアリングツール211は、例えば、エンジニアによる入力操作に応じてクライアントPC202から送信される信号または模擬入力に基づいて、ソフトウェアを作成する。
ステップS11でエンジニアリングツール211により作成されたソフトウェアは、制御機器201を再現したデジタルツイン212にダウンロードされる(ステップS12)。
また、デジタルツイン212は、実データを制御機器201から取得する(ステップS13)。デジタルツイン212は、例えば、図4の矢印Aで示すように制御機器201からアップロードされる実データを直接取得してもよいし、図4の矢印Bで示すようにSCADA213を介して、実データを取得してもよいし、内部の模擬入力を用いてもよい。
そして、デジタルツイン212において、デバッグが実行される(ステップS14)。具体的には、デジタルツイン212は、まず、ステップS13で取得した実データを用いて、ステップS12でダウンロードしたソフトウェアを実行する。そして、デジタルツイン212は、ソフトウェアを実行することによって得られるシミュレーションの結果と、実データとに基づいてデバッグを実行する。この場合に使用される実データは、制御機器201からの出力(信号)であってよい。すなわち、デジタルツイン212は、シミュレーションの結果としての作動結果と、制御機器201からの出力とを比較することにより、デバッグを実行できる。このようにして、エンジニアリングシステム200では、クラウド210上で、制御機器201による被制御機器205の制御状態に関する実際のデータを用いて、作成したソフトウェアのデバッグを実行することができる。つまり、クラウド210上で、作成したソフトウェアのシミュレーションが行われる。デバッグは、ソフトウェアにバグがあるか否かを判定可能な期間に亘って実行される。ソフトウェアにバグがあるか否かを判定可能な期間は、例えば制御機器201により制御される被制御機器205の仕様等に応じて、適宜定められてよい。
エンジニアリングツール211は、ステップS14におけるデバッグの結果、バグがあるか否かを判定する(ステップS15)。
バグがあると判定された場合(ステップS15のYes)、エンジニアリングツール211において、作成したソフトウェアの修正が行われる(ステップS16)。この場合、修正されたソフトウェアがデジタルツイン212にダウンロードされ(ステップS12)、修正されたソフトウェアを用いたデバッグが行われる。ソフトウェアの修正は、バグがないと判定されるまで繰り返し行われる。
バグがないと判定された場合(ステップS15のNo)、デバッグが終了する。この場合、例えばプラントの停止期間中に、エンジニアリングツール211で作成されたソフトウェアが、エンジニアリングツール211から制御機器201にダウンロードされる(ステップS17)。そして、制御機器201により、ダウンロードされたソフトウェアが実行されて、被制御機器205の制御が行われる。
仮に、エンジニアリングツール211で作成されたソフトウェアが制御機器201によりダウンロードされ、当該ソフトウェアを用いて被制御機器205の制御が開始された後、制御機器101による制御において誤制御が発生した場合、エンジニアは、クラウド210上のデジタルツイン212で、誤制御が発生したときの実データを用いて、シミュレーションを行うことにより、誤制御の原因となったソフトウェアのバグを検出することができる。この場合、エンジニアは、ソフトウェアを修正し、修正したソフトウェアについて、エンジニアリングシステム200を用いて、図5のステップS12以降の処理を実行することにより、バグを修正したソフトウェアを作成できる。このようにして修正されたソフトウェアは、例えばプラントの停止期間中に、エンジニアリングツール211から制御機器201にダウンロードされ、被制御機器205の制御のために使用される。そのため、例えば誤制御が発生した場合に、現場で対応する必要がない。
このように、本実施形態に係るエンジニアリングシステム200によれば、実データを用いて、デジタルツイン212でソフトウェアのデバッグを実行することができる。このように、エンジニアリングシステム200では、模擬入力ではなく、実際にソフトウェアを使用する制御機器201における実データを用いてデバッグを行うため、より実際の使用環境に適合したデバッグを実行することができる。つまり、より再現性が高いデバッグを実行することができる。従って、エンジニアリングシステム200は、より制御機器201に適したソフトウェアを作成することができる。このようにして、エンジニアリングシステム200によれば、高品質なエンジニアリングを提供可能である。
また、本実施形態に係るエンジニアリングシステム200によれば、クラウド210上でエンジニアリングを行うことができる。具体的には、クラウド210上のエンジニアリングツール211において、ソフトウェアが作成される。そのため、本実施形態に係るエンジニアリングシステム200によれば、図1乃至図3を参照して説明したエンジニアリングシステムのようにEWSの管理及び保守を行う、という必要がない。
また、制御機器201に対して、新たなソフトウェアを導入する場合、クラウド210上のエンジニアリングツール211で作成したソフトウェアについて、デジタルツイン212を用いて十分にデバッグを行った後、制御機器201にダウンロードすることができる。そのため、例えば新たなソフトウェアの導入に際し、導入後に誤制御が発生することを回避しやすくなる。
図6は、第1実施形態に係るエンジニアリングシステムの一変形例を示す概略図である。図6に示すエンジニアリングシステム300において、図4に示すエンジニアリングシステム200と同様の点については、同一の符号を付している。
図6に示すエンジニアリングシステム300は、図4に示すエンジニアリングシステム200が有する各構成要素に加え、さらにローカルエンジニアリングステーション220を備える。ローカルエンジニアリングステーション220は、例えばパーソナルコンピュータ等により構成される。ローカルエンジニアリングステーション220は、制御機器201とクラウド210上のエンジニアリングツール211との間の通信を仲介する。すなわち、エンジニアリングシステム300では、制御機器201は、取得した取得データを、エンジニアリングツール211ではなく、ローカルエンジニアリングステーション220にアップロードする。ローカルエンジニアリングステーション220は、制御機器201から取得した取得データを、エンジニアリングツール211にアップロードする。また、エンジニアリングツール211は、デバッグが完了したソフトウェアを、ローカルエンジニアリングステーション220にダウンロードする。ソフトウェアは、例えばローカルエンジニアリングステーション220のメモリに格納される。そして、例えばプラントの停止期間中に、メモリに格納されたソフトウェアが、ローカルエンジニアリングステーション220から制御機器201にダウンロードされる。なお、エンジニアリングシステム300により実行されるエンジニアリング方法は、図5で説明した方法と同様であってよい。
このように、ローカルエンジニアリングステーション220を介して通信を行う場合、例えば、エンジニアリングツール211は、作成したソフトウェアを、プラントが停止しているか否かにかかわらず、ローカルエンジニアリングステーション220にダウンロードすることができる。ローカルエンジニアリングステーション220は、例えばプラントの停止期間となるまで、ソフトウェアをメモリに格納しておき、プラントの停止期間となったときに、制御機器201にダウンロードすることができる。また、例えば技術的な要因によりエンジニアリングツール211から制御機器201に対して直接通信が実行できない場合にも、図6に示すエンジニアリングシステム300を用いることによりソフトウェアを制御機器201にダウンロードすることができるため、有効である。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係るエンジニアリングシステムの一例を示す概略図である。第2実施形態に係るエンジニアリングシステム400は、分散型のエンジニアリングシステムの一例を示す。図7に示すエンジニアリングシステム400において、図4に示すエンジニアリングシステム200と同様の点については、同一の符号を付している。
本実施形態に係るエンジニアリングシステム400は、複数の制御機器を備える。図7に示す例では、エンジニアリングシステム400は、3つの制御機器401、402及び403を備える。3つの制御機器401、402及び403は、それぞれ複数の被制御機器205を制御する。分散型のエンジニアリングシステム400において、複数の被制御機器401、402及び403が制御する複数の被制御機器205は、それぞれ同一であってよい。一方、3つの制御機器401、402及び403による制御内容とは、それぞれ異なってよい。つまり、3つの制御機器401、402及び403は、同一の機能を提供可能な複数の被制御機器205を備える設備に対して、それぞれ異なる制御を実行してよい。
本実施形態に係るエンジニアリングシステム400は、クラウド210上に3つのエンジニアリングツール411、412及び413を備える。3つのエンジニアリングツール411、412及び413は、それぞれ、制御機器401、402及び403で実行されるソフトウェアを作成する。エンジニアリングツール411、412及び413は、それぞれ、図4を参照して説明したエンジニアリングツール211と同様の機能を有する。従って、エンジニアリングツール411、412及び413は、それぞれ、クライアントPC202から取得した信号に基づいて、ソフトウェアの作成処理を実行する。エンジニアリングツール411、412及び413で作成されたソフトウェアは、それぞれ制御機器401、402及び403にダウンロードされて、実行される。つまり、本実施形態に係るエンジニアリングシステム400は、1対1に対応付けられた制御機器とエンジニアリングツールとの組を、2組以上有する。なお、エンジニアリングシステム400により実行されるエンジニアリング方法は、エンジニアリングツール411、412及び413のそれぞれが、制御機器401、402及び403のそれぞれに対応付けられている点を除いて、図5で説明した方法と同様であってよい。
このような構成により、本実施形態に係る分散型のエンジニアリングシステム400においても、第1実施形態で説明したエンジニアリングシステム200と同様の効果を奏することができる。
図8は、第2実施形態に係るエンジニアリングシステムの一変形例を示す概略図である。図8に示すエンジニアリングシステム500において、図7に示すエンジニアリングシステム400と同様の点については、同一の符号を付している。
図8に示すエンジニアリングシステム500は、図7に示すエンジニアリングシステム400が有する各構成要素に加え、さらにローカルエンジニアリングステーション230を備える。ローカルエンジニアリングステーション230の機能及び構成は、図6を参照して説明したローカルエンジニアリングステーション220と同様であってよい。すなわち、ローカルエンジニアリングステーション230は、制御機器401、402及び403と、クラウド210上のエンジニアリングツール411、412及び413との間の通信を仲介する。従って、エンジニアリングシステム500では、制御機器401、402及び403は、取得した取得データを、各エンジニアリングツール411、412及び413ではなく、ローカルエンジニアリングステーション230にアップロードする。ローカルエンジニアリングステーション230は、制御機器401、402及び403から取得した取得データを、対応するエンジニアリングツール411、412及び413にアップロードする。また、エンジニアリングツール411、412及び413は、デバッグが完了したソフトウェアを、ローカルエンジニアリングステーション230にダウンロードする。ソフトウェアは、例えばローカルエンジニアリングステーション230のメモリに格納される。そして、例えばプラントの停止期間中に、メモリに格納されたソフトウェアが、ローカルエンジニアリングステーション230から、対応する制御機器401、402又は403にダウンロードされる。なお、エンジニアリングシステム500により実行されるエンジニアリング方法は、図7で説明した方法と同様であってよい。
このように、ローカルエンジニアリングステーション230を介して通信を行う場合、例えば、各エンジニアリングツール411、412及び413は、作成したソフトウェアを、プラントが停止しているか否かにかかわらず、ローカルエンジニアリングステーション230にダウンロードすることができる。ローカルエンジニアリングステーション230は、例えばプラントの停止期間となるまで、ソフトウェアをメモリに格納しておき、プラントの停止期間となったときに、制御機器401、402又は403にダウンロードすることができる。
本開示は、上述した実施形態で特定された構成に限定されず、特許請求の範囲に記載した開示の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再構成可能であり、複数の構成部またはステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
100、110、120、200、300、400、500 エンジニアリングシステム
101、201、401 制御機器
102、112、122 監視装置
103 エンジニアリングワークステーション(EWS)
104、114、124 ネットワーク
105、115、125、205 被制御機器
111a、121a 第1制御機器
111b、121b 第2制御機器
113a、123a 第1エンジニアリングワークステーション
113b、123b 第2エンジニアリングワークステーション
202 クライアントPC
210 クラウド
211、411 エンジニアリングツール
212 デジタルツイン(仮想機器)
213 SCADA
214 共有ライブラリ
215 データベース
220、230 ローカルエンジニアリングステーション

Claims (5)

  1. プラントに設置されたフィールド機器を制御する制御機器を作動させるソフトウェアを作成及びデバッグするエンジニアリングツールと、
    模擬入力または前記制御機器への入力と前記ソフトウェアとに従って前記制御機器の作動状態をシミュレーションする仮想機器と、
    を有するクラウドを備え、
    前記エンジニアリングツールは、前記仮想機器の作動結果と前記制御機器からの出力または前記模擬入力とに基づいて前記ソフトウェアのデバッグを実行する、
    エンジニアリングシステム。
  2. 前記デバッグが終了すると、前記制御機器に前記ソフトウェアをダウンロードさせる、請求項1に記載のエンジニアリングシステム。
  3. ローカルエンジニアリングステーションを介して、前記ソフトウェアをダウンロードさせる、請求項2に記載のエンジニアリングシステム。
  4. 2組以上の前記制御機器及び前記エンジニアリングツールを有する、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のエンジニアリングシステム。
  5. エンジニアリングツールと、仮想機器とを有するクラウドを備えるエンジニアリングシステムにより実行されるエンジニアリング方法であって、
    前記エンジニアリングツールにおいて、プラントに設置されたフィールド機器を制御する制御機器を作動させるソフトウェアを作成及びデバッグするステップと、
    前記仮想機器において、模擬入力または前記制御機器への入力と前記ソフトウェアとに従って前記制御機器の作動状態をシミュレーションするステップと、を含み、
    前記エンジニアリングツールは、前記仮想機器の作動結果と前記制御機器からの出力または前記模擬入力とに基づいて前記ソフトウェアのデバッグを実行する、
    エンジニアリング方法。
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