JP2020049977A - Air blowing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、送風装置に関するものである。 The present invention relates to a blower.
従来、車両用送風装置では、車室内の天井において前側座席および後側座席の間に配置されて、車室内から吸い込んだ空気流を後側座席の乗員の頭部に向けて吹き出す吹出口が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, in a vehicle air blower, an air outlet is provided between a front seat and a rear seat on a ceiling in a passenger compartment, and blows out an airflow sucked from the passenger compartment toward a head of an occupant in a rear seat. (For example, see Patent Document 1).
この車両用送風装置では、軸を中心として回動することで吹出口から吹き出された空気流の向きを調整可能なフラップが吹出口に対して車両進行方向後側に設けられている。 In this vehicle air blower, a flap is provided on the rear side in the vehicle traveling direction with respect to the air outlet, the flap being capable of adjusting the direction of the airflow blown out from the air outlet by rotating about an axis.
フラップを車両進行方向前側に向けるようにフラップの角度を調整することにより、吹出口から吹き出された空気流の向きをフラップによって反転させて、この反転された空気流を前側座席の乗員の頭部に送風させることができる。 By adjusting the angle of the flap so that the flap is directed forward in the vehicle traveling direction, the direction of the airflow blown out from the air outlet is reversed by the flap, and the inverted airflow is returned to the head of the occupant of the front seat. Can be blown.
上述の車両用送風装置では、上述の如く、フラップの角度を調整することにより、吹出口から吹き出された空気流の向きをフラップによって反転させて、この反転された空気流を前側座席の乗員の頭部に送風させることができる。 In the above-described vehicle air blower, as described above, by adjusting the angle of the flap, the direction of the airflow blown out from the outlet is inverted by the flap, and the inverted airflow is changed by the occupant of the front seat. Can be blown to the head.
しかし、この場合、空気流の向きをフラップによって反転させることにより、空気流の圧力損失が増加する。このため、前側座席の乗員の頭部に到達する風量が低下したり、騒音が発生するため、快適性が低下する。 However, in this case, reversing the direction of the air flow by the flaps increases the pressure loss of the air flow. For this reason, the air volume that reaches the head of the occupant in the front seat decreases and noise is generated, so that the comfort decreases.
このような問題は、車両用送風装置以外の設置型の送風装置にも生じる。 Such a problem also occurs in an installation type blower other than the vehicle blower.
本発明は上記点に鑑みて、使用者の快適性を維持しつつ、空気流が流れる方向の調整の自由度を高めるようにした送風装置を提供することを目的とする。 In view of the above, it is an object of the present invention to provide a blower that increases the degree of freedom in adjusting the direction in which an airflow flows while maintaining user comfort.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、送風装置であって、
所定方向の一方側に向けて空気流を吹き出す第1吹出口(41)と、第1吹出口に対して所定方向の一方側に配置されて所定方向の他方側に向けて空気流吹き出す第2吹出口(40)とを形成する送風ダクト(120、12a、12b)と、
第1吹出口と第2吹出口との間に配置され、所定方向にスライド移動が可能になるように構成されているスライドドア(60)と、
所定方向の他方側に向けて形成されて第1吹出口からの空気流を案内する第1案内面(72)と所定方向の一方側に向けて形成されて第2吹出口からの空気流を案内する第2案内面(71)とを有し、所定方向に交差する方向に延びる軸(61)を中心として回転が可能になるように支持されている風向調整ガイド(70)と、を備え、
スライドドアが所定方向の他方側に位置するとき、スライドドアが第1吹出口を閉じて第2吹出口を開け、
スライドドアが所定方向の一方側に位置するとき、スライドドアが第1吹出口を開けて第2吹出口を閉じ、
風向調整ガイドにおける軸を中心とする回転方向の位置を調整することにより、第1案内面、或いは第2案内面によって案内される空気流の流れ方向が調整される。
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, it is a blower,
A first outlet (41) that blows out an airflow toward one side in a predetermined direction; and a second outlet that is disposed on one side in a predetermined direction with respect to the first outlet and blows out the airflow toward the other side in a predetermined direction. An air duct (120, 12a, 12b) forming an air outlet (40);
A sliding door (60) disposed between the first outlet and the second outlet and configured to be slidable in a predetermined direction;
A first guide surface (72) formed toward the other side in the predetermined direction to guide the air flow from the first outlet and an air flow from the second outlet formed to one side in the predetermined direction. A wind direction adjusting guide (70) having a second guide surface (71) for guiding, and supported to be rotatable about an axis (61) extending in a direction intersecting a predetermined direction. ,
When the sliding door is located on the other side in the predetermined direction, the sliding door closes the first outlet and opens the second outlet,
When the sliding door is located on one side in the predetermined direction, the sliding door opens the first outlet and closes the second outlet,
By adjusting the position of the wind direction adjustment guide in the rotation direction about the axis, the flow direction of the airflow guided by the first guide surface or the second guide surface is adjusted.
したがって、スライドドアや風向調整ガイドによって、第1吹出口から吹き出される空気流や第2吹出口から吹き出される空気流を反転させることなく、空気流が流れる方向を調整することができる。 Therefore, the direction in which the airflow flows can be adjusted by the slide door and the wind direction adjustment guide without reversing the airflow blown from the first blowout port or the airflow blown out from the second blowout port.
このため、空気流を反転させることにより生じる風量の低下や騒音の発生を未然に防ぐことができる。以上により、使用者の快適性を維持しつつ、空気流が流れる方向の調整の自由度を高めるようにした送風装置を提供することができる。 For this reason, it is possible to prevent a decrease in the air volume and the generation of noise caused by reversing the air flow. As described above, it is possible to provide a blower that can increase the degree of freedom in adjusting the direction in which the air flows while maintaining the comfort of the user.
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 In addition, reference numerals in parentheses of each means described in this column and in the claims indicate a correspondence relationship with specific means described in the embodiment described later.
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, parts that are the same or equivalent to each other are denoted by the same reference numerals in the drawings to simplify the description.
(第1実施形態)
以下、第1実施形態における車両用送風装置を図1〜図9に基づいて説明する。各図において、前矢印は車両進行方向前側を示し、後矢印は車両進行方向前側を示し、上矢印は車室内の上側を示し、下矢印は車室内の下側を示し、左矢印は車両幅方向左側を示し、右矢印は車両幅方向右側を示している。
(1st Embodiment)
Hereinafter, the vehicle air blower according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. In each figure, the front arrow indicates the front side in the vehicle traveling direction, the rear arrow indicates the front side in the vehicle traveling direction, the up arrow indicates the upper side of the vehicle interior, the down arrow indicates the lower side of the vehicle interior, and the left arrow indicates the vehicle width. The right arrow indicates the right side in the vehicle width direction.
本実施形態における車両用送風装置10が適用される自動車1は、座席を車両進行方向に3列備えている。車両用送風装置10は、送風ユニット11および送風ダクト12a、12bを備えている。
The automobile 1 to which the
送風ユニット11および送風ダクト12a、12bは、車室内の天井2に配置されている。送風ユニット11は、車室内の空気を車両進行方向前側から吸い込んで送風ダクト12a、12bへ送風する。送風ユニット11から送風された空気は、送風ダクト12a、12bから車両進行方向前側、或いは後側に向けて吹き出される。
The
送風ユニット11は、図1に示すように、車室内の車両進行方向において、1列目の座席3の位置辺りに配置されている。送風ユニット11は、図2に示すように車両幅方向(すなわち、左右方向)において車室内空間の中央部に配置されている。
As shown in FIG. 1, the
送風ダクト12a、12bは、図1に示すように、車両進行方向において1列目の座席3と2列目の座席4との間に配置されている。
As shown in FIG. 1, the
送風ダクト12aは、図2に示すように、送風ユニット11に対して車両幅方向右側に配置されている。送風ダクト12bは、送風ユニット11に対して車両幅方向左側に配置されている。
As shown in FIG. 2, the
図3に示すように、送風ユニット11は、ケース20および送風機30を備える。ケース20は、送風機30を収容している。
As shown in FIG. 3, the
ケース20は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。ケース20は、略直方体形状を有し、その長辺が車両進行方向と一致し、その短辺が車両幅方向と一致するように配置されている。
The
ケース20のうち車室内前方側の端部には、ケース20の内部に車室内の空気を導入するための吸込口24が開口している。ケース20のうち吸込口24の開口部位には、複数のルーバー21aが形成されている。
A
ルーバー21aは、吸込口24から吸い込まれる空気の流れを案内するものであり、ケース20の車両進行方向前側から後側に向かうにつれて下側に傾斜する平板状に形成されている。これにより、吸込口24に吸い込まれる車室内空気は、上側から下側に向かって流れる。
The
送風機30は、空気を送風する電動送風機であり、ファン31、電動モータ32、およびスクロールケーシング33を有している。ファン31は、軸線方向一方側から空気を吸い込み、径方向外側に空気を吐出する遠心式多翼ファンである。
The
本実施形態のファン31の軸線方向一方側は、車室内の天地方向下側に一致している。ファン31は、軸線方向他端側(すなわち、車室内の天地方向上側)に取り付けられた電動モータ32によって回転駆動される。ファン31は、その軸線方向が車室内の天地方向と一致するように配置されている。
One side in the axial direction of the
スクロールケーシング33は、ファン31および電動モータ32を収容するとともに、ファン31から流出した空気が通過する流出通路を形成している。スクロールケーシング33は、流出通路の通路断面積が、ファン31の回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き形状に形成されている。
The
スクロールケーシング33のうちファン31の空気吸込部に対応する部位(図3では車室内下側)には、ケース20内の空気を吸い込む空気吸込口36が形成されている。したがって、この空気吸込口36を介して、ファン31に空気が吸い込まれる。
An
ケース20の内部には、送風機30のスクロールケーシング33から吐出された空気が流れる空気通路35が形成されている。
An
空気通路35は、車室内前方側から車両後方側へ延びており、車両後方側の部位が車両左右方向に2つに分岐している。ケース20のうち車両幅方向における側面部には、空気通路35を流れた空気が流出する空気出口36a、36bが形成されている。
The
空気出口36aには送風ダクト12aが接続されている。空気出口36bには送風ダクト12bが接続されている。
The
送風ダクト12a、12bは、中心線T(図2参照)を中心として線対称となるように構成されている。中心線Tは、車両用送風装置10の車両幅方向(すなわち、左右方向)の中心線である。
The
そこで、以下、送風ダクト12aの構造を説明し、送風ダクト12bの構造の説明を省略する。
Therefore, hereinafter, the structure of the
送風ダクト12aは、ケース20の空気出口36aから車両幅方向右側に向かって延びるように形成されている。送風ダクト12aは、ケース20の空気出口36aから流出した空気流を車両幅方向右側に流通させる主空気通路120を形成する角筒状に形成されている。送風ダクト12aは、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
The
送風ダクト12aには、車両進行方向後側に開口されて空気流を車両進行方向後側に吹き出す吹出口40と、車両進行方向前側に開口されて空気流を車両進行方向前側に吹き出す吹出口41とが設けられている。
The
ここで、吹出口40、41は、それぞれ、車両幅方向に細長く延びて開口している。吹出口40、41は、一列目の座席3に着座した乗員の頭部よりも車両進行方向後側に配置されている。吹出口41は、吹出口40に対して車両進行方向後側に配置されている第1吹出口である。
Here, the
図4に示すように、送風ダクト12aは、断面形状が略矩形状になっている。送風ダクト12aは、上壁部50、前壁部51、後壁部52、下壁部53a、53b、および閉塞壁部54を備えている。
As shown in FIG. 4, the
上壁部50は、車両進行方向に平行に形成されている。上壁部50は、天井2に装着されている。前壁部51は上壁部50に対して車両進行方向前側に配置されて、上下方向に平行に形成されている。下壁部53aは、上壁部50に対して車両進行方向後側に配置されて上下方向に平行に形成されている。
The
下壁部53aは、前壁部51のうち下側端部から車両進行方向後側に向けて形成されている。具体的には、下壁部53aは、上壁部50のうち下側端部から車両進行方向後側に向かうほど下側に進むように水平方向に対して傾斜するように形成されている。
The
下壁部53bは、後壁部52のうち下側端部から車両進行方向前側に向けて形成されている。具体的には、下壁部53bは、後壁部52のうち下側端部から車両進行方向前側に向かうほど下側に進むように水平方向に対して傾斜するように形成されている。下壁部53a、53bの間には、開口部が車両幅方向に亘って形成されている。
The
閉塞壁部54は、薄板状に形成されて、天地方向下側に凸となる湾曲状に形成されている。閉塞壁部54は、下壁部53a、53bの間の開口部を上側から塞ぐように配置されている。
The
具体的には、閉塞壁部54は、図5に示すように、前側壁部54a、後側壁部54b、および中間壁部54cを備える。前側壁部54a、後側壁部54b、および中間壁部54cは、下側に凸となる湾曲状に形成されている。中間壁部54cは、下壁部53a、53bの間の開口部に配置されている。
Specifically, as shown in FIG. 5, the
前側壁部54aは、図4に示すように、中間壁部54cに対して車両進行方向前側に配置されている。前側壁部54aは、下壁部53aに対して上側において下壁部53aとの間で間隔を開けて配置されている。
As shown in FIG. 4, the front
前側壁部54aは、中間壁部54cから車両進行方向前側に向かうほど上側に進むように形成されている。車両進行方向前側54aのうち最前側端部には、前壁部51との間に間隔を開けて上側に突起する突起部58aが設けられている。
The front
このことにより、前壁部51および下壁部53aと閉塞壁部54の前側壁部54aとの間には、第2空気流路としての吹出空気流路56が形成されている。このため、前壁部51、下壁部53a、および前側壁部54aが、吹出空気流路56を形成する第2空気流路形成部を構成することになる。
As a result, between the
吹出空気流路56は、車両進行方向後側に進むほど、下側に向かうように形成されている。吹出空気流路56のうち最も車両進行方向後側には、第2吹出口としての吹出口40が形成されている。吹出口40は、車室内において、車両進行方向後側で、かつ下側に向けて開口形成されている。吹出空気流路56は、主空気通路120からの空気流を吹出口40に向けて流通させる空気流路である。
The blow-off
ここで、吹出空気流路56の空気流路の断面積は、主空気通路120の空気流路の断面積に比べて小さくなっている。吹出空気流路56は、主空気通路120の空気流を昇圧して、この昇圧した空気流を吹出口40から噴流として車室内にて車両進行方向後側に向けて噴出するノズルとして機能する。
Here, the cross-sectional area of the air flow path of the blow-off
後側壁部54bは、下壁部53bに対して上側において下壁部53bとの間で間隔を開けて配置されている。後側壁部54bは、車両進行方向前側に向かうほど下側に進むように形成されている。
The
後側壁部54bのうち最も後側には、後壁部52との間に間隔を開けて上側に突起する突起部58bが設けられている。
On the rearmost side of the
このことにより、後壁部52および下壁部53bと閉塞壁部54の後側壁部54bとの間には、第1空気流としての吹出空気流路57が形成されている。このため、後壁部52、下壁部53b、および後側壁部54bが、吹出空気流路57を形成する第1空気流路形成部を構成することになる。
Thus, a blow-off
吹出空気流路57は、車両進行方向前側に進むほど、下側に向かうように形成されている。吹出空気流路57のうち最も車両進行方向前側には、吹出口41が形成されている。吹出口41は、車両進行方向前側で、かつ下側に向けて開口形成されている。吹出空気流路57は、主空気通路120からの空気流を吹出口41に向けて流通させる空気流路である。
The blow-off
ここで、吹出空気流路57の空気流路の断面積は、主空気通路120の空気流路の断面積に比べて小さくなっている。吹出空気流路57は、主空気通路120の空気流を昇圧して、この昇圧した空気流を吹出口41にて噴流として車室内にて車両進行方向前側(すなわち、一列目の座席3の乗員の後側)に向けて噴出するノズルとして機能する。
Here, the cross-sectional area of the air flow path of the blow-off
閉塞壁部54のうち天地方向下側には、図5に示すように、前側傾斜面55b、および後側傾斜面55cを備える。
As shown in FIG. 5, a front
前側傾斜面55bは、閉塞壁部54のうち車両進行方向後側において下側に形成されている壁面である。前側傾斜面55bは、吹出空気流路57に対して上側に形成される第2傾斜上壁部を構成する。前側傾斜面55bは、車両進行方向前側に向かうほど、下側に進むように形成されている。
The front
後側傾斜面55cは、閉塞壁部54のうち車両進行方向前側において下側に形成されている壁面である。後側傾斜面55cは、吹出空気流路56に対して上側に形成される第1傾斜上壁部を構成する。後側傾斜面55cは、車両進行方向後側に向かうほど、下側に進むように形成されている。
The rear
閉塞壁部54のうち天地方向下側のうち吹出口41およびスライドドア60の間には、後述するように、吹出口41からの噴流を引き寄せるコアンダ効果を発揮させるガイド部500を構成する。
As will be described later, a
ガイド部500は、車両進行方向に亘って形成されて、車室内にて下側に向けて露出している壁面を構成する。ガイド部500および後側傾斜面55cは、連続した壁面を構成している。
The
閉塞壁部54のうち天地方向下側のうち吹出口40およびスライドドア60の間には、後述するように、吹出口40からの噴流を引き寄せるコアンダ効果を発揮させるガイド部501を構成する。
As described later, a
ガイド部501は、車両進行方向に亘って形成されて、車室内にて下側に向けて露出している壁面を構成する。ガイド部501および前側傾斜面55bは、連続した壁面を構成している。
The
閉塞壁部54の下壁部54cに対して下側には、スライド調整部としてのスライドドア60が設けられている。スライドドア60は、吹出口40、41の間において、車両進行方向にスライド移動が可能になるように送風ダクト12aの車両幅方向右側端部および左側端部によって支持されている。スライドドア60は、吹出口40、41のうち一方の吹出口を開けて、他方の吹出口を閉じる役割を果たす(図6、図7、図8参照)。
A
スライドドア60は、車両幅方向に延びる長板状に形成されている。スライドドア60のうち車両進行方向後側の端面60aは、車両進行方向前側に向かうほど天地方向下側に進む傾斜状に形成されている。端面60aは、ガイド部500に沿って流れる空気流をフラップ70の後面72に案内する役割を果たす。
スライドドア60のうち車両進行方向前側の端面60bは、車両進行方向後側に向かうほど天地方向下側に進む傾斜状に形成されている。端面60bは、ガイド部501に沿って流れる空気流をフラップ70の前面71に案内する役割を果たす。
The
The
スライドドア60は、車両幅方向に延びる軸線S(図2参照)を中心としてフラップ70が回転自在になるようにフラップ70を支持する。
具体的には、スライドドア60には、2つの軸61が設けられている。図4では、1つの軸61のみを示す。2つの軸61のうち一方側の軸61は、スライドドア60のうち車両幅方向右側側面からから右側に延びるように形成されている。2つの軸61のうち一方側の軸61以外の他方の軸61は、スライドドア60のうち車両幅方向左側側面からから左側に延びるように形成されている。
The
Specifically, the
このことにより、フラップ70は、スライドドア60の軸61に対して回転自在になるように構成されていることになる風向調整部である。フラップ70は、車両幅方向に拡がる板状に形成されてフラップ本体を構成する。
Thus, the
フラップ本体は、車両進行方向に交差し、かつ車両幅方向に交差(例えば、直交)する交差方向に拡がる板状に形成されている。フラップ70のうち交差方向の一方側に、軸線Sが重なるように配置されている。
The flap main body is formed in a plate shape that extends in an intersecting direction that intersects the vehicle traveling direction and intersects (eg, is orthogonal to) the vehicle width direction. The
フラップ70のうち交差方向の一方側には、2つのフランジ部73(図4参照)が設けられている。図4では、1つのフランジ部73のみを示す。2つのフランジ部73のうち一方のフランジ部73は、2つの軸61のうち一方の軸61を回転自在に支持する。
On one side of the
2つのフランジ部73のうち他方のフランジ部73は、2つの軸61のうち他方の軸61を回転自在に支持する。本実施形態のフラップ70は、自らの交差方向の一方側端部がスライドドア60に対して支持されている片持ちドアである。フラップ70は、車両進行方向前側に向いて形成されている前面71と車両進行方向後側に向いて形成されている後面72とを備える。
The
本実施形態の前面71は、交差方向と車両幅方向に拡がるように形成されている。前面71は、ガイド部501に沿って流れる空気流を案内する役割を果たす。後面72は、交差方向と車両幅方向に拡がるように形成されている。後面72は、ガイド部500に沿って流れる空気流を案内する役割を果たす。
The
フラップ70における2つの軸61を中心とする回転方向の位置が乗員の操作によって設定される。このことにより、吹出口40、41から吹き出される空気流が前面71、後面72によって案内される方向を設定することができる。
The position of the
図1に示すように、車室内最前部の計器盤6(インストルメントパネル)の内側には、車両用空調装置の室内空調ユニット7が配置されている。室内空調ユニット7は空調ケース71を有している。空調ケース71は、室内空調ユニット7の外殻を形成するとともに、車室内に向かって送風される室内送風空気の空気通路を形成する。
As shown in FIG. 1, an indoor air-
空調ケース71内の空気通路の最上流部には、送風機ユニット(図示せず)からの送風空気が流入するようになっている。送風機ユニットは、室内空調ユニット7とともに、計器盤6の内側に配置されている。
Blowing air from a blower unit (not shown) flows into the most upstream portion of the air passage in the
送風機ユニットは、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替箱と、内外気切替箱に導入された空気を送風する遠心式送風機とを備えている。空調ケース71内の空気通路には蒸発器、ヒータコアおよびエアミックスドア等(いずれも図示せず)が配置されている。
蒸発器は、蒸気圧縮式冷凍サイクル(図示せず)を構成する機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、送風機ユニットからの送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。
The blower unit includes an inside / outside air switching box for switching and introducing inside air (vehicle interior air) and outside air (vehicle outside air), and a centrifugal blower for blowing air introduced into the inside / outside air switching box. An evaporator, a heater core, an air mix door and the like (all not shown) are arranged in an air passage in the
The evaporator is one of the devices constituting a vapor compression refrigeration cycle (not shown), and cools the blown air from the blower unit by evaporating a low-pressure refrigerant in the refrigeration cycle to exert an endothermic effect. Cooling heat exchanger.
ヒータコアは、自動車1のエンジン(図示せず)を冷却するエンジン冷却水(温水)と、蒸発器で冷却された冷風とを熱交換することによって冷風を加熱する加熱用熱交換器である。エアミックスドアは、蒸発器で冷却された冷風とヒータコアで加熱された温風との風量割合を調整することによって、車室内に吹き出される空気の温度を所望温度に調整する温度調整手段である。 The heater core is a heating heat exchanger that heats cold air by exchanging heat between engine cooling water (warm water) that cools an engine (not shown) of the automobile 1 and cold air cooled by the evaporator. The air mix door is a temperature adjusting unit that adjusts the temperature of air blown into the vehicle cabin to a desired temperature by adjusting the ratio of the amount of cold air cooled by the evaporator and the amount of warm air heated by the heater core. .
空調ケース71にはフェイス開口部711が開口している。フェイス開口部711には、空気通路を形成するフェイスダクト8の一端部が接続されている。フェイスダクト8の他端部は、計器盤6に設けられたフェイス吹出口9に接続されている。
A
フェイス吹出口9は、空調ケース71で温度調整された空調風を車室内乗員の顔部側(車室内上方側)へ向けて吹き出す。フェイス吹出口9から空調風が吹き出されることによって、車室上方側へ向かう空気流れF(図1参照)が形成される。
The face outlet 9 blows out the conditioned air whose temperature has been adjusted by the air-
次に、上記構成における作動を説明する。まず、車両用送風装置10の送風機30が作動すると、送風ユニット11のケース20の前面部に形成された吸込口24から、車室内空気がケース20内に吸い込まれる。
ケース20内に吸い込まれた空気は、矢印F1の如くスクロールケーシング33に吸い込まれてスクロールケーシング33から吐出される。スクロールケーシング33から吐出された空気の一部は、矢印F2aの如く、ケース20内の空気通路35、および空気出口36aを通して送風ダクト12aの主空気通路120に流れる。
Next, the operation in the above configuration will be described. First, when the
The air sucked into the
一方、スクロールケーシング33から吐出された空気流のうち送風ダクト12aに流れる空気流以外の残りの空気流は、矢印F2bの如く、ケース20内の空気通路35および空気出口36bを通して送風ダクト12bの主空気通路120に流れる。
On the other hand, of the airflow discharged from the
例えば、図7に示すように、使用者が操作させてスライドドア60をスライド移動して、送風ダクト12aにおいてスライドドア60が吹出口40を閉じて吹出口41を開けた状態にする。この際に、前面71を上側に向けて、後面72を下側に向けて、フラップ70の先端側を前下側に向けた状態にする。
For example, as shown in FIG. 7, the user slides the
この場合、送風ダクト12aの主空気通路120に流れる空気流は、吹出空気流路57を通して吹出口41に流れる。この際に、主空気通路120からの空気流は、吹出空気流路57で減圧されてこの減圧された空気流は、吹出口41から車室内に排出される際に膨張する。
In this case, the airflow flowing in the
このため、吹出空気流路57内の空気流が吹出口41から噴流として車室内に吹き出される。この噴流は、吹出口41から一列目の座席3の乗員の後側に向けて矢印F3の如く、吹き出される。以下、説明の便宜上、吹出口41から吹き出される空気流を第1空気流とする。
For this reason, the airflow in the blown
ここで、吹出口41から吹き出される第1空気流がこの第1空気流の周囲から矢印F4の如く、第2空気流を引き込む。この際に、吹出口41から吹き出される第1空気流と第1空気流の周囲から引き込まれる第2空気流とがコアンダ効果によってガイド部500に引き寄せられて、ガイド部500およびフラップ70の後面72に沿って流れる。
Here, the first airflow blown out from the
このガイド部500に引き寄せられた第1空気流と第2空気流とがF5の如く、フラップ70の後面72に案内されて前下側に流れる。この流れた空気流は、一列目の座席3に着座した乗員(以下、前側乗員という)の頭部の後側、首元、或いは、前側乗員と一列目の座席3のヘッドレストとの間に送られる。
The first air flow and the second air flow drawn to the
このことにより、吹出口41から吹き出される第1空気流がその周囲から第2空気流を引き寄せることなく、前側乗員に送風される場合に比べて、前側乗員に送風する風量を増大することができる。このため、前側乗員の快適性を向上することができる。
As a result, the first airflow blown out from the
図6に示すように、スライドドア60が吹出口40を閉じて吹出口41を開けた状態にする。この際に、前面71を前側に向けて、後面72を後側に向けて、フラップ70の先端側を真下に向けた状態にする。
As shown in FIG. 6, the
この場合、ガイド部500に沿って流れる第1空気流と第2空気流とがフラップ70の後面72に案内されて真下側に流れる。
In this case, the first air flow and the second air flow flowing along the
図8に示すように、スライドドア60が吹出口41を閉じて吹出口40を開けた状態にする。この際に、前面71を下側に向けて、後面72を上側に向けて、フラップ70の先端側を後下側に向けた状態にする。
As shown in FIG. 8, the
この場合、送風ダクト12aの主空気通路120に流れる空気流は、吹出空気流路56を通して吹出口40に流れる。この際に、主空気通路120からの空気流は、吹出空気流路56で減圧されてこの減圧された空気流は、吹出口40から車室内に排出される際に膨張する。
In this case, the airflow flowing in the
このため、吹出空気流路56内の空気流が吹出口40から噴流として車室内に吹き出される。この噴流は、車両進行方向後側に向けて、矢印F6の如く、吹き出される。以下、説明の便宜上、吹出口40から吹き出される空気流を第3空気流とする。
For this reason, the airflow in the blown
吹出口41からから吹き出される第3空気流がこの第3空気流の周囲から矢印F7の如く、第4空気流を引き込む。この際に、吹出口40から吹き出される第3空気流と第3空気流の周囲から引き込まれる第4空気流とがコアンダ効果によってガイド部501に引き寄せられて、ガイド部501およびフラップ70の前面71に沿って流れる。
The third airflow blown out from the
このガイド部501に引き寄せられ第3空気流と第4空気流とがF8の如く、フラップ70の前面71に案内されて後下側に流れる。この流れた空気流は、二列目の座席4に着座した乗員(以下、後側乗員という)の頭部に送られる。
The third air flow and the fourth air flow are drawn to the
このことにより、吹出口40から吹き出される第3空気流がその周囲から第4空気流を引き込むことなく、後側乗員に送風する場合に比べて、後側乗員に送風する風量を増大することができる。このため、後側乗員の快適性を向上することができる。
Thus, the amount of air blown to the rear occupant is increased as compared to the case where the third air flow blown out from the
さらに、図4に示すように、スライドドア60が吹出口40、41をそれぞれ開けた状態にする。この際に、前面71を前側に向けて、後面72を後側に向けて、フラップ70の先端側を真下に向けた状態にする。
Further, as shown in FIG. 4, the
この場合、ガイド部500に沿って流れる第1空気流と第2空気流とがフラップ70の後面72に案内されて真下側に流れる。
In this case, the first air flow and the second air flow flowing along the
一方、ガイド部501に沿って流れる第3空気流と第4空気流とがフラップ70の前面71に案内されて真下側に流れる。
On the other hand, the third air flow and the fourth air flow flowing along the
ここで、フラップ70における回転方向の位置を乗員の操作によって設定すると、後面72が第1空気流と第2空気流とを案内する方向を任意に設定することができる。これに加えて、前面71が第3空気流と第4空気流とを案内する方向を任意に設定することができる。
Here, when the position of the
また、スクロールケーシング33から送風ダクト12bの主空気通路120に流れた空気流は、送風ダクト12aの場合と同様に、吹出空気流路56、57を通過してから吹出口40、41から噴流として吹き出される。
Further, the air flow flowing from the
ここで、送風ダクト12bの吹出口41からの空気流が一列目の座席3の前側乗員に送風されるメカニズムや送風ダクト12bの吹出口40からの空気流が車両進行方向後側に送風されるメカニズムは、送風ダクト12aの場合と同様である。このため、それらの説明を省略する。
Here, the mechanism by which the airflow from the
以上説明した本実施形態によれば、車両用送風装置10は、車室内の天井2に配置されて、前座席3に着座する前側乗員の頭部に対して車両進行方向後側に配置されている送風ダクト12aを備える。
According to the present embodiment described above, the
送風ダクト12a、12bは、それぞれ、車室内にて車両進行方向前側に向けて開口して空気流を吹き出す吹出口41と、吹出口41に対して車両進行方向前側に配置されて車室内にて車両進行方向後側に向けて開口して空気流を吹き出す吹出口41とを備える。
The
スライドドア60は、吹出口40、41の間に配置され、車両進行方向にスライド移動が可能になるように構成されている。フラップ70は、車両進行方向後側に向けて形成されて吹出口41からの空気流を案内する後面72と車両進行方向前側に向けて形成されて吹出口40からの空気流を案内する前面71とを有する風向調整ガイドである。
The
フラップ70は、車両幅方向に延びる軸61を中心として回転が可能になるようにスライドドア60によって支持されている。スライドドア60が車両進行方向前側に位置するとき、スライドドア60が吹出口40を閉じて吹出口41を開ける。スライドドア60が車両進行方向後側に位置するとき、スライドドア60が吹出口41を閉じて吹出口40を開ける。
The
フラップ70における軸61を中心とする回転方向の位置を調整することにより、前面71、或いは後面72によって案内される空気流の流れ方向が調整される。
By adjusting the position of the
一方、上述した特許文献1の車両用送風装置では、図9に示すように、吹出口40Aから吹き出された空気流を前側座席の乗員の後側に送風させるには、フラップ70Aの先端側を真下(或いは、車両進行方向前側)に向けるように調整する必要がある。
On the other hand, in the vehicle blower of Patent Document 1 described above, as shown in FIG. 9, in order to blow the airflow blown out from the
この場合、フラップ70Aの一面が車両進行方向前側に向けられるため、吹出口40Aから吹き出された空気流がフラップ70Aの一面によって反転されるので、空気流の圧力損失が増大する。このため、騒音が発生したり、前側座席の乗員の後側に到達する風量が少なくなるため、一列目の座席3の乗員へ与える快適性が低下する。
In this case, since one surface of the
これに対して、本実施形態によれば、スライドドア60を車両進行方向にスライド移動させることにより、吹出口40、41のうち一方の吹出口を開けて、他方の吹出口を閉じてる。
On the other hand, according to the present embodiment, one of the
これに加えて、本実施形態では、フラップ70における軸61を中心とする回転方向の位置を調整することにより、前面71、或いは後面72によって案内される空気流の流れ方向が調整される。
In addition, in the present embodiment, the flow direction of the airflow guided by the
以上により、スライドドア60の位置の調整とフラップ70における回転方向の位置の調整により、吹出口40、41から吹き出される空気流の流れ方向を、反転させることなく、自由に調整することがきる。よって、使用者に届く空気流の風量を維持しつつ、吹出口40、41から吹き出される空気流の流れ方向を調整できる。このため、快適性を維持しつつ、空気流が流れる方向の調整の自由度を高めるようにした車両用送風装置10を提供することができる。
As described above, by adjusting the position of the
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、送風装置を車両用送風装置とした例について説明したが、これに代えて、送風装置を家庭用の設置型送風装置10Aとした本第2実施形態について図10〜図12を参照して説明する。
(2nd Embodiment)
In the above-described first embodiment, an example in which the blower is a vehicle blower is described. Instead, the second embodiment in which the blower is a home-installed
本実施形態の設置型送風装置10Aは、住宅内の室内の空気流を吸い込んで吹き出す送風装置である。
The
具体的には、設置型送風装置10Aは、台座100、電動ファン110、および送風ダクト130を備える。
Specifically, the
台座100は、室内の床等に配置されている。電動ファン110は、台座100によって支持されている。電動ファン110は、車室内から空気流を吸い込んで送風ダクト130内にて天地方向上側に向けて流れる空気流を発生させる。
The
送風ダクト130は、台座100によって支持されている。送風ダクト130は、電動ファン110に対して天地方向上側に配置されている。送風ダクト130は、その軸線Sが天地方向に延びる角筒状に形成されている。送風ダクト130は、電動ファン110から送風される空気流を車室内に吹き出す。
The
本実施形態の送風ダクト130は、電動ファン110から吹き出される空気流を上側に流通させる主空気通路120を形成する角筒状に形成されている。送風ダクト130は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
The
送風ダクト130は、電動ファン110から天地方向上側に向かって延びるように形成されている。送風ダクト130は、図11および図12に示すように、図7および図8の送風ダクト12aと同様の断面構成を備えている。
The
具体的には、送風ダクト130は、図11および図12に示すように、断面形状が略矩形状になっている。送風ダクト130は、上壁部50、前壁部51、後壁部52、下壁部53a、53b、および閉塞壁部54を備えている。以下、説明の便宜上、互いに水平方向であって、かつ互いに直交する方向をKa方向、Kb方向とする。
Specifically, as shown in FIGS. 11 and 12, the
上壁部50は、Kb方向に平行に形成されている。前壁部51は、上壁部50に対してKb方向他方側に配置されて、Ka方向に平行に形成されている。後壁部52は、上壁部50に対してKb方向一方側に配置されてKa方向に平行に形成されている。
The
下壁部53aは、前壁部51のうちKa方向一方側端部からKb方向一方側に向けて形成されている。具体的には、下壁部53aは、前壁部51のうちKa方向一方側端部からKb方向一方側に向かうほどKa方向一方側に進むようにKb方向に対して傾斜するように形成されている。
The
下壁部53bは、後壁部52のうちKa方向一方側端部からKb方向他方側に向けて形成されている。具体的には、下壁部53bは、後壁部52のうちKa方向一方側端部からKb方向他方側に向かうほどKa方向一方側に進むようにKb方向に対して傾斜するように形成されている。下壁部53a、53bの間には、開口部がKb方向に亘って形成されている。
The
閉塞壁部54は、薄板状に形成されて、Ka方向一方側に凸となる湾曲状に形成されている。閉塞壁部54は、下壁部53a、53bの間の開口部をKa方向他方側から塞ぐように配置されている。閉塞壁部54は、送風ダクト130の内壁によって支持されている。
The
具体的には、閉塞壁部54は、図11に示すように、前側壁部54a、後側壁部54b、および中間壁部54cを備える。中間壁部54cは、下壁部53a、53bの間の開口部に配置されている。
Specifically, as shown in FIG. 11, the
前側壁部54aは、図11に示すように、中間壁部54cに対してKb方向他方側に配置されている。前側壁部54aは、下壁部53aに対してKa方向他方側において下壁部53aとの間で間隔を開けて配置されている。
As shown in FIG. 11, the front
前側壁部54aは、中間壁部54cからKb方向他方側に向かうほどKa方向他方側に進むように形成されている。前側壁部54aのうちKb方向他方側の最端部には、前壁部51との間に間隔を開けてKa方向他方側に突起する突起部58aが設けられている。
The front
このことにより、閉塞壁部54の前側壁部54aと前壁部51、下壁部53aとの間には、吹出空気流路56が形成されている。吹出空気流路56のうち最もKb方向他方側には、吹出口40が形成されている。吹出口40は、Ka方向一方側で、かつKb方向他方側に向けて開口形成されている
吹出空気流路56の空気流路の断面積は、主空気流路120の空気流路の断面積に比べて小さくなっている。吹出空気流路56は、主空気通路120の空気流を減圧して、この減圧した空気流を吹出口40から膨張させて噴流として車室内にてKb方向一方側に噴出する。
As a result, a blown
後側壁部54bは、下壁部53bに対してKa方向他方側において下壁部53bとの間で間隔を開けて配置されている。後側壁部54bは、Kb方向一方側に向かうほどKa方向他方側に進むように形成されている。
The
後側壁部54bのうち最もKb方向一方側には、後壁部52との間に間隔を開けてKa方向他方側に突起する突起部58bが設けられている。
A protruding
このことにより、閉塞壁部54の後側壁部54bと後壁部52、下壁部53bとの間には、吹出空気流路57が形成されている。吹出空気流路57のうち最もKb方向他方側には、吹出口41が形成されている。吹出口41は、Ka方向一方側で、かつKb方向他方側に向けて開口形成されている。
As a result, a blow-off
吹出空気流路57の空気流路の断面積は、主空気流路120の空気流路の断面積に比べて小さくなっている。吹出空気流路57は、主空気通路120の空気流を減圧して、この減圧した空気流を吹出口41から膨張させて噴流として車室内にてKb方向他方側に噴出する。
The cross-sectional area of the air flow path of the blow-out
閉塞壁部54のうち天地方向下側には、図11に示すように、前側傾斜面55b、および後側傾斜面55cを備える。
As shown in FIG. 11, a front
前側傾斜面55bは、閉塞壁部54のうちKb方向他方側においてKa方向一方側に形成されている壁面である。前側傾斜面55bは、吹出空気流路57に対してKa方向他方側に形成される第2傾斜上壁部を構成する。前側傾斜面55bは、Kb方向一方側に向かうほど、Ka方向一方側に進むように形成されている。
The front
後側傾斜面55cは、閉塞壁部54のうちKb方向一方側においてKa方向一方側に形成されている壁面である。後側傾斜面55cは、吹出空気流路57に対してKa方向他方側に形成される第1傾斜上壁部を構成する。後側傾斜面55cは、Kb方向他方側に向かうほど、Ka方向一方側に進むように形成されている。
The rear
閉塞壁部54のうち天地方向下側のうち吹出口41およびスライドドア60の間には、後述するように、吹出口41からの噴流を引き寄せるコアンダ効果を発揮させるガイド部500を構成する。
As will be described later, a
ガイド部500は、車両進行方向に亘って形成されて、車室内にて下側に向けて露出している壁面を構成する。ガイド部500および後側傾斜面55cは、連続した壁面を構成している。
The
閉塞壁部54のうち天地方向下側のうち吹出口40およびスライドドア60の間には、後述するように、吹出口40からの噴流を引き寄せるコアンダ効果を発揮させるガイド部501を構成する。
As described later, a
ガイド部501は、車両進行方向に亘って形成されて、車室内にて下側に向けて露出している壁面を構成する。ガイド部501および前側傾斜面55bは、連続した壁面を構成している。
The
閉塞壁部54の下壁部54cに対してKa方向一方側には、スライドドア60が設けられている。スライドドア60は、車両進行方向にスライド移動が可能になるように送風ダクト130の天地方向上側端部および下側端部によって支持されている。スライドドア60は、吹出口40、41のうち一方の吹出口を開けて、他方の吹出口を閉じる役割を果たす(図11、図12参照)。
A
スライドドア60は、天地方向に延びる軸61を中心としてフラップ70が回転自在になるようにフラップ70を支持する。天地方向は、Ka方向に対し直交し、かつKb方向に直交する。
The
具体的には、スライドドア60には、天地方向上側および下側に延びる2つの軸61が設けられている。2つの軸61のうち一方の軸61は、スライドドア60のうち天地方向上側端面から天地方向上側に延びるように形成されている。2つの軸61のうち一方の軸以外の他方の軸は、スライドドア60のうち天地方向下側端面から天地方向下側に延びるように形成されている。
Specifically, the
ここで、説明の便宜上、Kb方向に交差し、かつ天地方向に交差し、かつKb方向に交差する方向を交差方向とする。本実施形態では、天地方向が第1方向であり、交差方向が第2方向である。 Here, for convenience of explanation, a direction crossing in the Kb direction, crossing in the vertical direction, and crossing in the Kb direction is referred to as a crossing direction. In the present embodiment, the vertical direction is the first direction, and the cross direction is the second direction.
フラップ70は、スライドドア60の2つの軸61に対して回転自在になるように構成されている。本実施形態のフラップ70は、自らの交差方向一方側端部がスライドドア60の2つの軸61に支持されている片持ちドアである。
The
フラップ70は、天地方向に拡がるとともに、天地方向に直交し、かつKb方向に交差する交差方向に拡がる板状に形成されてフラップ本体を構成する。フラップ70のうち交差方向の一方側に、2つの軸61の軸線が重なるように配置されている。
フラップ70のうち交差方向の一方側には、2つのフランジ部73(図11参照)が設けられている。図11では、1つのフランジ部73のみを示す。2つのフランジ部73のうち一方のフランジ部73は、2つの軸61のうち一方の軸61を回転自在に支持する。
2つのフランジ部73のうち他方のフランジ部73は、2つの軸61のうち他方の軸61を回転自在に支持する。フラップ70は、Kb方向一方側に向いて形成されている前面71とKb方向他方側に向いて形成されている後面72とを備える。
The
On one side of the
The
本実施形態の後面72は、天地方向と交差方向に拡がるように形成されている第1案内面である。後面72は、吹出口41から吹き出される空気流を案内する役割を果たす。前面71は、天地方向と交差方向に拡がるように形成されている第2案内面である。前面71は、吹出口40から吹き出される空気流を案内する役割を果たす。
The
フラップ70における2つの軸61を中心とする回転方向の位置が乗員の操作によって設定される。このことにより、吹出口40、41から吹き出される空気流が前面71、後面72によって案内される方向を設定することができる。
このように構成される本実施形態では、上記第1実施形態と実質的に同様に、フラップ70およびスライドドア60が作動して吹出口40、41から空気流が吹き出され、吹出口40、41からの空気流がフラップ70によって案内される。
The position of the
In the present embodiment configured as described above, the
以上説明した本実施形態によれば、設置型送風装置10Aは、台座100、電動ファン110、および送風ダクト130を備える。送風ダクト130は、吹出口40と、吹出口40に対してKb方向の一方側に配置されて空気流を吹き出す吹出口41とを形成する。
According to the present embodiment described above, the
スライドドア60は、吹出口40、41の間に配置され、Kb方向にスライド移動が可能になるように構成されている。フラップ70は、Kb方向の一方側に向けて形成されて吹出口41からの空気流を案内する後面72とKb方向の他方側に向けて形成されて吹出口40からの空気流を案内する前面71とを有する。
The
フラップ70は、Kb方向に直交する天地方向に延びる2つの軸61を中心として回転が可能になるようにスライドドアによって支持されている。
The
スライドドア60がKb方向の一方側に位置するとき、スライドドア60が吹出口41を閉じて吹出口40を開ける。スライドドア60がKb方向の他方側に位置するとき、スライドドア60が吹出口40を開けて吹出口41を閉じる。
When the
フラップ70における2つの軸61を中心とする回転方向の位置を調整することにより、前面71、或いは後面72によって案内される空気流の流れ方向が調整される。
By adjusting the position of the
したがって、スライドドア60の位置の調整とフラップ70における回転方向の位置の調整により、吹出口40、41から吹き出される空気流の流れ方向を、反転させることなく、自由に調整することがきる。よって、使用者に届く空気流の風量を維持しつつ、吹出口40、41から吹き出される空気流の流れ方向を調整できる。このため、快適性を維持しつつ、空気流が流れる方向の調整の自由度を高めるようにした設置型送風装置10Aを提供することができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1実施形態では、車両用送風装置10において送風ダクト12a、12bを設けた例について説明したが、これに代えて、車両用送風装置10において1つの送風ダクトを設けてもよい。
Therefore, by adjusting the position of the
(Other embodiments)
(1) In the first embodiment, the example in which the
(2)上記第1実施形態では、送風ダクト12a、12bにおいて2つの吹出口40、41を設けた例について説明したが、これに代えて、吹出口40を削除して、吹出口41を設けてもよい。
(2) In the above-described first embodiment, an example was described in which two
(3)上記第1実施形態では、送風ダクト12a、12bにおいて吹出口41に対して吹出口40を車両進行方向前側に配置した例について説明した。しかし、これに代えて、送風ダクト12a、12bにおいて吹出口41に対して吹出口40を車両進行方向後側に配置してもよい。
(3) In the first embodiment, the example in which the
或いは、送風ダクト12a、12bにおいて吹出口41に対して吹出口40を車両幅方向に配置してもよい。
Alternatively, the
(4)上記第1実施形態では、送風ダクト12a、12bにおいて吹出口40を座席3に着座した乗員に対して車両進行方向後側に配置した例について説明した。しかし、これに代えて、送風ダクト12a、12bにおいて吹出口40を座席3に着座した乗員に対して車両進行方向前側に配置してもよい。
(4) In the above-described first embodiment, an example has been described in which the
或いは、送風ダクト12a、12bにおいて吹出口40を座席3に着座した乗員に対して上下方向に重なるように配置してもよい。
Alternatively, the
(5)上記第1記実施形態では、ファン31によって吸込口24を通して車室内から吸い込んだ空気流を、温度調節することなく、吹出口40、41から車室内に吹き出す例について説明した。
(5) In the first embodiment described above, an example has been described in which the airflow sucked from the vehicle interior by the
しかし、これに代えて、ファン31によって吸込口24を通して車室内から吸い込んだ空気流を、熱交換器によって温度調節して吹出口40、41から車室内に吹き出すようにしてもよい。
However, instead of this, the air flow sucked from the vehicle interior through the
(6)上記第1記実施形態では、ファン31によって吸込口24を通して車室内から吸い込んだ空気流を、吹出口40、41から車室内に吹き出す例について説明した。
(6) In the first embodiment, an example has been described in which the airflow sucked from the vehicle interior by the
しかし、これに代えて、ファン31によって車室外から吸い込んだ空気流を、吹出口40、41から車室内に吹き出すようにしてもよい。或いは、ファン31によって車室外および車室内のそれぞれから吸い込んだ空気流を、吹出口40、41から車室内に吹き出すようにしてもよい。
However, instead of this, the air flow sucked from outside the vehicle compartment by the
(7)上記第2実施形態では、設置型送風装置10Aにおいて電動ファン110からの空気流を天地方向に流通させる送風ダクト130を設けた例について説明したが、これに代えて、空気流を流通させる方向を水平方向とする送風ダクト130を設けてもよい。
(7) In the second embodiment described above, an example is described in which the
或いは、送風ダクト130において空気流を流通させる方向を、天地方向や水平方向以外の他の方向としてもよい。
Alternatively, the direction in which the air flow flows in the
(8)上記第1実施形態では、スライドドア60に2つの軸61を設けた例について説明したが、これに代えて、フラップ70に2つの軸61を設けてもよい。
(8) In the first embodiment, an example in which the
(9)上記第1実施形態では、フラップ70がスライドドア60に対して支持される例について説明したが、これに代えて、フラップ70が送風ダクト12a(或いは、12b)に対して支持されるようにしてもよい。
(9) In the first embodiment, an example in which the
この場合、送風ダクト12a(或いは、12b)に2つの軸61を設け、フラップ70に2つのフランジ73を設けてもよい。
或いは、フラップ70に2つの軸61を設けて、送風ダクト12a(或いは、12b)に2つのフランジ73を設けてもよい。
In this case, two
Alternatively, two
(10)上記第2実施形態では、フラップ70がスライドドア60に対して支持される例について説明したが、これに代えて、フラップ70が送風ダクト130に対して支持されるようにしてもよい。
(10) In the second embodiment, an example in which the
この場合、送風ダクト130に2つの軸61を設けて、フラップ70に2つのフランジ73を設けてもよい。
或いは、フラップ70に2つの軸61を設けて、送風ダクト130に2つのフランジ73を設けてもよい。
In this case, two
Alternatively, two
(11)上記第1、第2実施形態では、フラップ70としては、自らの交差方向一方側がスライドドア60の2つの軸61に支持されている片持ちドアを採用した例について説明した。
(11) In the above-described first and second embodiments, an example has been described in which the
これに代えて、フラップ70としては、自らの交差方向中央がスライドドア60の2つの軸61に支持されるようにしてもよい。
Alternatively, the center of the
(12)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、センサから車両の外部環境情報(例えば車外の湿度)を取得することが記載されている場合、そのセンサを廃し、車両の外部のサーバまたはクラウドからその外部環境情報を受信することも可能である。あるいは、そのセンサを廃し、車両の外部のサーバまたはクラウドからその外部環境情報に関連する関連情報を取得し、取得した関連情報からその外部環境情報を推定することも可能である。
(まとめ)
上記第1、第2実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、送風装置は、送風ダクトを備える。
(12) The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately modified within the scope described in the claims. In addition, the above embodiments are not irrelevant to each other, and can be appropriately combined unless a combination is clearly impossible. In each of the above embodiments, it is needless to say that elements constituting the embodiments are not necessarily essential, unless otherwise clearly indicated as being essential or in principle considered to be clearly essential. No. In each of the above embodiments, when a numerical value such as the number, numerical value, amount, range, or the like of the constituent elements of the exemplary embodiment is mentioned, it is particularly limited to a specific number when it is clearly stated that it is essential and in principle. The number is not limited to the specific number unless otherwise specified. In each of the above embodiments, when referring to the shape of components and the like, positional relationship, and the like, unless otherwise specified and in principle limited to a specific shape, positional relationship, etc., the shape, It is not limited to a positional relationship or the like. Further, in each of the above embodiments, when the acquisition of the external environment information of the vehicle (for example, the humidity outside the vehicle) from the sensor is described, the sensor is abolished, and the external environment information is obtained from the server or the cloud outside the vehicle. It is also possible to receive. Alternatively, the sensor may be abolished, related information related to the external environment information may be acquired from a server or a cloud outside the vehicle, and the external environment information may be estimated from the acquired related information.
(Summary)
According to the first aspect described in the first and second embodiments and part or all of the other embodiments, the blower includes a blower duct.
送風ダクトは、所定方向の一方側に向けて空気流を吹き出す第1吹出口と、第1吹出口に対して所定方向の一方側に配置されて所定方向の他方側に向けて空気流吹き出す第2吹出口とを形成する。 The blower duct has a first outlet that blows airflow toward one side in a predetermined direction, and a first outlet that is disposed on one side in a predetermined direction with respect to the first outlet and blows airflow toward the other side in a predetermined direction. Two outlets are formed.
送風装置は、第1吹出口と第2吹出口との間に配置され、所定方向にスライド移動が可能になるように構成されているスライドドアを備える。 The blower is provided between the first outlet and the second outlet, and includes a slide door configured to be slidable in a predetermined direction.
送風装置は、風向調整ガイドを備える。風向調整ガイドは、所定方向の他方側に向けて形成されて第1吹出口からの空気流を案内する第1案内面と所定方向の一方側に向けて形成されて第2吹出口からの空気流を案内する第2案内面とを有する。 The blower includes a wind direction adjustment guide. The wind direction adjustment guide is formed toward the other side in the predetermined direction and guides the airflow from the first air outlet, and is formed toward one side in the predetermined direction and air from the second air outlet. A second guide surface for guiding the flow.
風向調整ガイドは、所定方向に交差する方向に延びる軸を中心として回転が可能になるように支持されている。 The wind direction adjustment guide is supported so as to be rotatable around an axis extending in a direction intersecting the predetermined direction.
スライドドアが所定方向の他方側に位置するとき、スライドドアが第1吹出口を閉じて第2吹出口を開ける。スライドドアが所定方向の一方側に位置するとき、スライドドアが第1吹出口を開けて第2吹出口を閉じる。 When the sliding door is located on the other side in the predetermined direction, the sliding door closes the first outlet and opens the second outlet. When the sliding door is located on one side in the predetermined direction, the sliding door opens the first outlet and closes the second outlet.
風向調整ガイドにおける軸を中心とする回転方向の位置を調整することにより、第1案内面、或いは第2案内面によって案内される空気流の流れ方向が調整される。 By adjusting the position of the wind direction adjustment guide in the rotation direction about the axis, the flow direction of the airflow guided by the first guide surface or the second guide surface is adjusted.
第2の観点によれば、風向調整ガイドは、スライドドアに対して回転自在に支持されている。 According to the second aspect, the wind direction adjustment guide is rotatably supported by the slide door.
第3の観点によれば、軸が延びる方向を第1方向とし、所定方向に交差し、かつ第1方向に交差する方向を第2方向とし、第1案内面および第2案内面は、それぞれ、第1方向と第2方向とに拡がるように形成されている。 According to the third aspect, the direction in which the axis extends is the first direction, the direction intersects the predetermined direction, and the direction that intersects the first direction is the second direction, and the first guide surface and the second guide surface are respectively , Are formed so as to expand in the first direction and the second direction.
風向調整ガイドは、自らの第2方向の一方側の端部がスライドドアによって支持されることにより、軸を中心として回転が可能になっている片持ち式のドアを構成する。 The wind direction adjustment guide constitutes a cantilever type door which is rotatable about an axis by being supported by a sliding door at one end in the second direction.
10 車両用送風装置
12a、12b 送風ダクト
40、41 吹出口
60 スライドドア
70 フラップ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
所定方向の一方側に向けて空気流を吹き出す第1吹出口(41)と、前記第1吹出口に対して前記所定方向の前記一方側に配置されて前記所定方向の他方側に向けて空気流吹き出す第2吹出口(40)とを形成する送風ダクト(130、12a、12b)と、
前記第1吹出口と前記第2吹出口との間に配置され、前記所定方向にスライド移動が可能になるように構成されているスライドドア(60)と、
前記所定方向の前記他方側に向けて形成されて前記第1吹出口からの空気流を案内する第1案内面(72)と前記所定方向の前記一方側に向けて形成されて前記第2吹出口からの空気流を案内する第2案内面(71)とを有し、前記所定方向に交差する方向に延びる軸(61)を中心として回転が可能になるように支持されている風向調整ガイド(70)と、を備え、
前記スライドドアが前記所定方向の前記他方側に位置するとき、前記スライドドアが前記第1吹出口を閉じて前記第2吹出口を開け、
前記スライドドアが前記所定方向の前記一方側に位置するとき、前記スライドドアが第1吹出口を開けて前記第2吹出口を閉じ、
前記風向調整ガイドにおける前記軸を中心とする回転方向の位置を調整することにより、前記第1案内面、或いは前記第2案内面によって案内される空気流の流れ方向が調整される送風装置。 A blower,
A first outlet (41) that blows out an airflow toward one side in a predetermined direction; and an air outlet disposed on the one side in the predetermined direction with respect to the first outlet and air toward the other side in the predetermined direction. A blow duct (130, 12a, 12b) forming a second outlet (40) for blowing out;
A sliding door (60) disposed between the first outlet and the second outlet and configured to be slidable in the predetermined direction;
A first guide surface (72) formed toward the other side in the predetermined direction to guide the airflow from the first outlet, and a second guide surface formed toward the one side in the predetermined direction; A wind direction adjustment guide having a second guide surface (71) for guiding an air flow from an outlet, and supported to be rotatable about an axis (61) extending in a direction intersecting the predetermined direction. (70), and
When the slide door is located on the other side in the predetermined direction, the slide door closes the first outlet and opens the second outlet,
When the slide door is located on the one side in the predetermined direction, the slide door opens the first outlet and closes the second outlet,
A blower in which a flow direction of an airflow guided by the first guide surface or the second guide surface is adjusted by adjusting a position of the wind direction adjustment guide in a rotation direction about the axis.
前記第1案内面および前記第2案内面は、それぞれ、前記第1方向と前記第2方向とに拡がるように形成されており、
前記風向調整ガイドは、自らの前記第2方向の一方側の端部が前記スライドドアによって支持されることにより、前記軸を中心として回転が可能になっている片持ち式のドアを構成する請求項2に記載の送風装置。 A direction in which the axis extends is a first direction, a direction intersecting the predetermined direction, and a direction intersecting the first direction is a second direction,
The first guide surface and the second guide surface are formed to extend in the first direction and the second direction, respectively.
The wind direction adjusting guide constitutes a cantilever type door that is rotatable around the axis by being supported by the sliding door at one end in the second direction. Item 3. The blower according to Item 2.
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