JP2020046915A - プリンタとプリンタのためのコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリンタに対する遠隔操作が実行されている状態において、プリンタが印刷データを受信する場合に、印刷済みの印刷媒体をユーザに迅速に提供すること。【解決手段】 第1のプリンタは、第1の端末装置から印刷データを受信する場合に、第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態であるのか否かを判断する。遠隔操作状態は、第2の端末装置から第1のプリンタに対する遠隔操作が実行されている状態である。第1のプリンタは、第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態でないと判断する場合に、印刷データに従った印刷を実行し、第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態であると判断される場合に、印刷データを第1のプリンタとは異なる第2のプリンタに転送する。【選択図】図7
Description
本明細書では、遠隔操作が実行されるプリンタに関する技術を開示する。
特許文献1には、携帯情報装置がMFP(Multi-function Peripheralの略)を遠隔で操作するためのシステムが開示されている。携帯情報装置は、MFPから受信される操作画面を表示し、当該操作画面に従ってユーザが入力する操作を受け付け、当該操作に応じた指示をMFPに送信する。MFPは、携帯情報装置から受信される指示に応じた画面を表示する。
特許文献1には、MFPに対する遠隔操作が実行されている状態においてMFPが印刷データを受信する状況について考慮されていない。このような状況において、MFPに対する遠隔操作が終了した後に、MFPが印刷データに従った印刷を実行する構成が考えられる。しかしながら、当該構成によると、印刷済みの印刷媒体をユーザに提供するのが遅くなる。
本明細書では、プリンタに対する遠隔操作が実行されている状態において、プリンタが印刷データを受信する場合に、印刷済みの印刷媒体をユーザに迅速に提供することができる技術を提供する。
本明細書によって開示される第1のプリンタは、印刷実行部と、通信インターフェースと、第1の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、印刷対象の画像を表わす印刷データを受信する印刷データ受信部と、前記第1の端末装置から前記印刷データが受信される場合に、前記第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態であるのか否かを判断する判断部であって、前記遠隔操作状態は、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1のプリンタに対する遠隔操作が実行されている状態である、前記判断部と、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態でないと判断される場合に、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させる第1の印刷制御部と、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態であると判断される場合に、前記通信インターフェースを介して、前記印刷データを前記第1のプリンタとは異なる第2のプリンタに転送する転送部と、を備えていてもよい。
上記の構成によると、第1のプリンタは、第2の端末装置から第1のプリンタに対する遠隔操作が実行されている状態において、第1の端末装置から印刷データを受信する場合に、印刷データを第2のプリンタに転送する。この結果、第2のプリンタにおいて、印刷データに従った印刷が実行される。従って、遠隔操作が実行されていることに起因して、印刷が実行されるのが遅くなるのを抑制することができる。このために、印刷済みの印刷媒体をユーザに迅速に提供することができる。
上記の第1のプリンタを実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。また、上記の第1のプリンタによって実行される方法も新規で有用である。また、上記の第1のプリンタと他のデバイス(例えば、第2のプリンタ、第1の端末装置、及び、第2の端末装置のうちの少なくとも1つのデバイス)とを備えるシステムも新規で有用である。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、複数個のプリンタ10,50とユーザ端末100と管理者端末200とを備える。各プリンタ10,50及びユーザ端末100は、同じLAN(Local Area Networkの略)4に接続されており、LAN4を介して相互に通信可能である。LAN4は、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。管理者端末200は、LAN4に接続されていないが、インターネット6を介して各プリンタ10,50にアクセス可能である。なお、変形例では、管理者端末200もLAN4に接続されていてもよい。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、複数個のプリンタ10,50とユーザ端末100と管理者端末200とを備える。各プリンタ10,50及びユーザ端末100は、同じLAN(Local Area Networkの略)4に接続されており、LAN4を介して相互に通信可能である。LAN4は、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。管理者端末200は、LAN4に接続されていないが、インターネット6を介して各プリンタ10,50にアクセス可能である。なお、変形例では、管理者端末200もLAN4に接続されていてもよい。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えばユーザ端末100の周辺装置)である。プリンタ10には、プリンタ名「PR10」及びIPアドレス「IP10」が割り当てられている。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、印刷実行部18と、制御部30と、を備える。
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えばユーザ端末100の周辺装置)である。プリンタ10には、プリンタ名「PR10」及びIPアドレス「IP10」が割り当てられている。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、印刷実行部18と、制御部30と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部14は、操作部としても機能する。従って、以下では、操作部12及び表示部14をまとめて「操作部12,14」と記載することがある。ネットワークインターフェース16は、LAN4に接続されている。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷エンジンである。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。
(他のデバイス50,100,200の構成)
プリンタ50は、プリンタ10と同様の構成を備える。プリンタ50には、プリンタ名「PR50」及びIPアドレス「IP50」が割り当てられている。
プリンタ50は、プリンタ10と同様の構成を備える。プリンタ50には、プリンタ名「PR50」及びIPアドレス「IP50」が割り当てられている。
ユーザ端末100は、ユーザによって利用されるPC(Personal Computerの略)である。ユーザ端末100は、図示省略のプリンタドライバを備える。ユーザ端末100は、ユーザからの指示に応じて、プリンタドライバを利用して印刷対象の画像を表わす印刷データを生成し、当該印刷データをプリンタ(例えば10)に送信する。
管理者端末200は、各プリンタ10,50を管理する管理者によって利用されるPCである。管理者端末200は、図示省略のウェブブラウザを備える。管理者端末200は、管理者からの指示に応じて、ウェブブラウザを利用してプリンタ(例えば10等)にアクセスし、プリンタに対する遠隔操作を実行する。
管理者端末200からプリンタ10への遠隔操作は、例えば、以下の状況で実行される。プリンタ10において何らかのエラーが発生する状況を想定する。プリンタ10のユーザがプリンタ10に関する知識を有する者であれば、ユーザは、プリンタ10の操作部12,14を操作して通信設定、エラー履歴等を表示部14に表示させて、表示内容に基づいてエラーを解消させることができる。しかしながら、プリンタ10のユーザがプリンタ10に関する知識に乏しい者であれば、ユーザはエラーを解消させることができないので、エラーが発生していることを管理者に知らせる。この場合、管理者は、管理者端末200からプリンタ10への遠隔操作を実行して、プリンタ10の通信設定、エラー履歴等を確認する。そして、管理者は、エラーを解消させる方策をユーザに知らせたり、遠隔操作によってエラーを解消させたりすることができる。
なお、遠隔操作が実行される状況は、上記の状況に限られない。例えば、プリンタ10のセールスマンは、操作部12,14を操作して、プリンタ10に様々な機能を実行させるデモンストレーションを実行することができる。しかしながら、プリンタ10の表示部14が比較的に小さいので、デモンストレーションを多くの者に見せることが困難である。そこで、セールスマンは、例えば、比較的に大きい表示部を有するPCを利用して、プリンタ10に対する遠隔操作を実行する。これにより、プリンタ10の表示部14に表示されるべき内容がPCの表示部に表示されるので、デモンストレーションを多くの者に見せることができる。
(画面提供処理;図2)
続いて、図2を参照して、プリンタ10のCPU32によって実行される画面提供処理の内容を説明する。プリンタ10の電源がONされると、図2の処理が開始される。なお、プリンタ10によって実行される全ての通信は、ネットワークインターフェース16を介して実行される。このため、以下では、「ネットワークインターフェース16を介して」という説明を省略する。
続いて、図2を参照して、プリンタ10のCPU32によって実行される画面提供処理の内容を説明する。プリンタ10の電源がONされると、図2の処理が開始される。なお、プリンタ10によって実行される全ての通信は、ネットワークインターフェース16を介して実行される。このため、以下では、「ネットワークインターフェース16を介して」という説明を省略する。
S10では、CPU32は、プリンタ10の動作状態を通常状態に設定する。具体的には、CPU32は、通常状態を示す情報をメモリ34に記憶させる。通常状態は、プリンタ10に対する遠隔操作が実行されていない状態である。
S12では、CPU32は、ホーム画面SC1を表示部14に表示させる。ホーム画面SC1は、ユーザからの指示を待機する待機画面である。図3は、ホーム画面SC1の一例を示す。ホーム画面SC1は、設定ボタンとログインボタンとを含む。
S20では、CPU32は、操作部12,14に対する操作が実行されることを監視する。CPU32は、当該操作が実行される場合に、S20でYESと判断し、S22において、表示部14に現在表示されている表示画面に代えて、当該操作に対応する画面を表示部14に新たに表示させる。
例えば、CPU32は、ホーム画面SC1内の設定ボタンが操作される場合に、ホーム画面SC1に代えて、図3に示される画面SC2を表示部14に表示させる。画面SC2は、通信設定ボタンとエラー履歴ボタンとを含む。
また、例えば、CPU32は、画面SC2内の通信設定ボタンが操作される場合に、画面SC2に代えて、図3に示される画面SC3を表示部14に表示させる。画面SC3は、プリンタ10に現在設定されている通信設定であるIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス等を示す。
また、例えば、CPU32は、画面SC2内のエラー履歴ボタンが操作される場合に、画面SC2に代えて、図3に示される画面SC4を表示部14に表示させる。画面SC4は、プリンタ10のエラー履歴を示す。エラー履歴は、エラーコードとエラー発生日時とを含む。S22が終了すると、S20に戻る。
CPU32は、S20の監視と並列的に、S30において、管理者端末200から遠隔要求信号を受信することを監視する。遠隔要求信号は、遠隔操作を要求する信号である。CPU32は、遠隔要求信号を受信する場合に、S30でYESと判断し、S32において、プリンタ10の動作状態を通常状態から遠隔操作状態に変更する。具体的には、CPU32は、通常状態を示す情報に代えて遠隔操作状態を示す情報をメモリ34に記憶させる。
S34では、CPU32は、表示部14に現在表示されている表示画面に対応する対応画面を表わす対応画面データを管理者端末200に送信する。本実施例では、「表示画面に対応する対応画面」は、対応画面が表示画面の表示内容を含むことを意味する。例えば、CPU32は、ホーム画面SC1が表示部14に表示されている状態において、管理者端末200から遠隔要求信号を受信する場合に、ホーム画面SC1に対応する対応画面SC11を表わす対応画面データを管理者端末200に送信する。この結果、ホーム画面SC1の表示内容を含む対応画面SC11(図3参照)が管理者端末200に表示される。
S36では、CPU32は、表示部14に現在表示されている表示画面に代えて、遠隔画面SC5を表示部14に表示させる。図3に示されるように、遠隔画面SC5は、プリンタ10に対する遠隔操作が実行されていることを示すメッセージと、プリンタ10の電源をOFFしないことを促すメッセージと、を含む。ユーザは、遠隔画面SC5を見ることによって、プリンタ10に対する遠隔操作が実行されているので、プリンタ10の電源をOFFすべきでないことを知ることができる。なお、変形例では、CPU32は、遠隔画面SC5を表示部14に表示させなくてもよい。
S40では、CPU32は、管理者端末200から遠隔操作信号を受信することを監視する。遠隔操作信号は、管理者端末200に現在表示されている対応画面内に対する操作(例えばクリック)が実行されたことを示す信号である。本実施例では、遠隔操作信号は、対応画面内において操作が実行された位置を示す座標情報を含む。CPU32は、当該座標情報を利用すれば、対応画面内のどのボタンが操作されたのかを特定することができる。以下では、ここで特定されるボタンのことを「対象ボタン」と記載する。なお、変形例では、遠隔操作信号は、対応画面内において操作が実行されたボタンの種類を示す種類情報を含んでいてもよい。この場合でも、CPU32は、対象ボタンを特定することができる。
S42では、CPU32は、対象ボタンに対応する対応画面を表わす対応画面データを管理者端末200に送信する。本実施例では、「対象ボタンに対応する対応画面」は、対応画面が、操作部12,14に対する操作によって対象ボタンが操作されることに応じて表示部14に表示される画面の表示内容を含むことを意味する。
例えば、CPU32は、対応画面SC11内の設定ボタンが操作されたことを示す遠隔操作信号を受信する場合に、設定ボタンに対応する対応画面SC12を表わす対応画面データを管理者端末200に送信する。この結果、画面SC2の表示内容を含む対応画面SC12(図3参照)が管理者端末200に表示される。
また、例えば、CPU32は、対応画面SC12内の通信設定ボタンが操作されたことを示す遠隔操作信号を受信する場合に、通信設定ボタンに対応する対応画面SC13を表わす対応画面データを管理者端末200に送信する。この結果、画面SC3の表示内容を含む対応画面SC13(図3参照)が管理者端末200に表示される。S42が終了すると、S40に戻る。
CPU32は、S40の監視と並列的に、S50において、管理者端末200から終了信号を受信することを監視する。終了信号は、遠隔操作の終了を要求する信号である。CPU32は、終了信号を受信する場合に、S50でYESと判断して、S10に戻る。これにより、CPU32は、遠隔操作状態を示す情報に代えて通常状態を示す情報をメモリ34に記憶させる。
(印刷処理;図4)
続いて、図4を参照して、プリンタ10のCPU32によって実行される印刷処理の内容を説明する。ユーザ端末100は、プリンタドライバを利用して印刷対象の画像を表わす印刷データを生成し、プリンタドライバによって予め決められている通信プロトコル(例えばLPR、IPP等)に従って印刷データをプリンタ10に送信する。CPU32がユーザ端末100から印刷データを受信する場合に、図4の処理が開始される。印刷データは、ユーザ端末100のユーザ、即ち、プリンタ10に対する印刷の実行を指示したユーザのユーザ名(例えば「yamada」)を含む。
続いて、図4を参照して、プリンタ10のCPU32によって実行される印刷処理の内容を説明する。ユーザ端末100は、プリンタドライバを利用して印刷対象の画像を表わす印刷データを生成し、プリンタドライバによって予め決められている通信プロトコル(例えばLPR、IPP等)に従って印刷データをプリンタ10に送信する。CPU32がユーザ端末100から印刷データを受信する場合に、図4の処理が開始される。印刷データは、ユーザ端末100のユーザ、即ち、プリンタ10に対する印刷の実行を指示したユーザのユーザ名(例えば「yamada」)を含む。
S100では、CPU32は、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態であるのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、遠隔操作状態を示す情報がメモリ34に記憶されている場合(図2のS32参照)に、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態であると判断し(S100でYES)、S110において、遠隔操作時処理(図5参照)を実行する。遠隔操作時処理が終了すると、図4の処理が終了する。一方、CPU32は、通常状態を示す情報がメモリ34に記憶されている場合(図2のS10参照)に、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態でないと判断し(S100でNO)、S120に進む。
S120では、CPU32は、セキュア印刷を実行すべきか否かを判断する。セキュア印刷は、ユーザ端末100においてPINコードがユーザによって設定される場合に、当該PINコードがプリンタ10に入力されることを条件として印刷を実行することを意味する。これにより、当該ユーザとは異なるユーザによって印刷済みの印刷媒体が持ち去れるのを抑制することができる。具体的には、CPU32は、印刷データがPINコードを含む場合に、セキュア印刷を実行すべきと判断し(S120でYES)、S122に進み、印刷データがPINコードを含まない場合に、セキュア印刷を実行すべきでないと判断し(S120でNO)、S130に進む。
S122では、CPU32は、印刷データに従った印刷をすぐに実行せずに、印刷データをメモリ34に記憶させる。
S124では、CPU32は、印刷データに含まれるPINコードに一致するPINコードがプリンタ10に入力されることを監視する。CPU32は、操作部12,14が操作されることによって当該PINコードがプリンタ10に入力される場合に、S124でYESと判断し、S126に進む。
S126では、CPU32は、印刷データに従った印刷を印刷実行部18に実行させる。具体的には、CPU32は、例えば、印刷データのデータ形式がRGB形式である場合には、印刷データを変換してCMYK形式を有するデータを生成し、生成済みのデータを印刷実行部18に供給する。CPU32は、例えば、印刷データのデータ形式がCMYK形式である場合には、印刷データを印刷実行部18に供給する。これにより、印刷実行部18がインク、トナー等の印刷材を利用して印刷媒体に印刷を実行する。この結果、印刷済みの印刷媒体をユーザに提供することができる。
S130は、S126と同様である。即ち、印刷データがPINコードを含まない場合には、印刷データに従った印刷が直ちに実行される。S126又はS130が終了すると、図4の処理が終了する。
(遠隔操作時処理;図5)
続いて、図5を参照して、図4のS110の遠隔操作時処理の内容を説明する。S200では、CPU32は、プリンタ10が通信可能であるLAN4内の他のプリンタを検索する。具体的には、CPU32は、検索信号をブロードキャストによってLAN4に送信する。検索信号は、応答信号の送信をプリンタに指示する信号である。
続いて、図5を参照して、図4のS110の遠隔操作時処理の内容を説明する。S200では、CPU32は、プリンタ10が通信可能であるLAN4内の他のプリンタを検索する。具体的には、CPU32は、検索信号をブロードキャストによってLAN4に送信する。検索信号は、応答信号の送信をプリンタに指示する信号である。
S202では、CPU32は、S200の検索によって他のプリンタが見つかったのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、1個以上のプリンタ(例えば50)から1個以上の応答信号を受信する場合に、他のプリンタが見つかったと判断し(S202でYES)、S210に進む。本実施例では、応答信号は、LAN4内のプリンタのみによって送信される信号(即ちプリンタ以外のデバイスから送信されない信号)であり、送信元のプリンタのプリンタ名(例えば「PR50」)及びIPアドレス(例えば「IP50」)を含む。変形例では、応答信号は、LAN4内の全てのデバイスによって送信される信号であって、送信元のデバイスの種類を示す情報を含む信号でもよい。この場合、CPU32は、受信済みの各応答信号の中にプリンタを示す情報を含む応答信号が含まれる場合に、他のプリンタが見つかったと判断してもよい。一方、CPU32は、1個の応答信号も受信しない場合に、1個のプリンタも見つからなかったと判断し(S202でNO)、S230に進む。
S210では、CPU32は、選択画面を表わす選択画面データを管理者端末200に送信する。これにより、管理者端末200に現在表示されている対応画面が選択画面を含むように、表示の更新が管理者端末200によって実行される。図6は、更新後の対応画面SC21を示す。対応画面SC21は、選択画面SC21aが対応画面SC12(図3参照)に追加されたものである。選択画面21aは、プリンタ10(即ち「PR10」)に対する印刷の実行が指示されたことを示すメッセージと、印刷データに含まれるユーザ名「yamada」と、印刷の実行に関する複数の選択肢のいずれかを選択すべきことを示すメッセージと、を含む。ここで、複数の選択肢は、検索によって見つかった1個以上のプリンタのいずれかに印刷データを転送する選択肢(即ち転送先のプリンタが印刷を実行する選択肢)と、プリンタ10が印刷を実行する選択肢と、を含む。この例では、検索によってプリンタ50が見つかったので、前者の選択肢は、「PR50に転送」というメッセージを含む。これにより、管理者は、プリンタ10に対する遠隔操作を実行している間に、印刷データをプリンタ50に転送するのか(即ちプリンタ50に印刷を実行させるのか)、プリンタ10に印刷を実行させるのか、を選択することができる。
S212では、CPU32は、管理者端末200から、選択画面SC21aにおける選択結果を示す選択結果情報を受信する。
S220では、CPU32は、選択結果情報によって示される選択結果がプリンタ10であるのか否かを判断する。CPU32は、選択結果がプリンタ10である場合には、S220でYESと判断し、S222において、図4のS120〜S130と同様の処理を実行する。即ち、CPU32は、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態である間に印刷を実行する。具体的には、CPU32は、印刷データがPINコードを含む場合(S120でYES)には、PINコードの入力を条件として印刷を実行し(S122〜S126)、印刷データがPINコードを含まない場合(S120でNO)には、直ちに印刷を実行する(S130)。S222が終了すると、図5の処理が終了する。
一方、CPU32は、選択結果がプリンタ10でない場合、即ち、選択結果がプリンタ50である場合には、S224において、プリンタ50のIPアドレス「IP50」を送信先として印刷データをプリンタ50に転送する。IPアドレス「IP50」は、プリンタ50から受信された応答信号(S202参照)に含まれる。ここで、CPU32は、印刷データがPINコードを含む場合には、PINコードを含む印刷データを転送する。プリンタ50は、プリンタ10から印刷データを受信する場合に、図4のS120〜S130と同様の処理を実行する。即ち、プリンタ50は、印刷データがPINコードを含む場合(S120でYES)には、PINコードの入力を条件として印刷を実行し(S122〜S126)、印刷データがPINコードを含まない場合(S120でNO)には、印刷を直ちに実行する(S130)。
S226では、CPU32は、印刷データを受信した旨の通知をユーザ端末100に送信する際に、転送情報もユーザ端末100に送信する。ここで、CPU32は、印刷データの受信に利用された通信プロトコルを利用して、転送情報をユーザ端末100に送信する。これにより、ユーザ端末100では、プリンタドライバによって転送情報が解釈され、図6に示されるように、転送情報によって示される画面SC31が表示される。転送情報は、プリンタ10に対する遠隔操作が実行されていることを示すメッセージと、印刷データが転送されたことを示すメッセージと、を含む。後者のメッセージは、印刷データの転送先のプリンタ50のプリンタ名「PR50」を含む。S226が終了すると、図5の処理が終了する。
CPU32は、S200の検索によって1個のプリンタも見つからなかった場合(S202でNO)に、S230において、通知画面を表わす通知画面データを管理者端末200に送信する。これにより、管理者端末200に現在表示されている対応画面が通知画面を含むように、表示の更新が管理者端末200によって実行される。図6は、更新後の対応画面SC22を示す。対応画面SC22は、通知画面SC22aが対応画面SC12(図3参照)に追加されたものである。通知画面22aは、プリンタ10(即ち「PR10」)に対する印刷の実行が指示されたことを示すメッセージと、印刷データに含まれるユーザ名「yamada」と、印刷データの転送先が存在しないことを示すメッセージと、プリンタ10に印刷を実行させるのか否かを問い合わせるためのメッセージと、プリンタ10に印刷を実行させることを示すOKボタンと、を含む。これにより、管理者は、プリンタ10に対する遠隔操作を実行している間に、プリンタ10に印刷を実行させるのか否かを選択することができる。
S232では、CPU32は、管理者端末200から実行情報を受信することを監視する。実行情報は、通知画面SC22a内のOKボタンが選択される場合に管理者端末200から送信される情報であり、プリンタ10に印刷を実行させることを示す情報である。CPU32は、管理者端末200から実行情報を受信する場合に、S232でYESと判断し、S222に進む。この場合、CPU32は、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態である間に印刷を実行する。
CPU32は、S232の監視と並列的に、S234において、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態から通常状態に移行することを監視する。CPU32は、遠隔操作状態を示す情報に代えて通常状態を示す情報がメモリ34に記憶される場合(図2のS50でYESを経たS10)に、S234でYESと判断し、S222に進む。この場合、CPU32は、プリンタ10の動作状態が遠隔操作状態から通常状態に変更された後に、印刷を実行する。
(具体的なケース;図7)
続いて、図7を参照して、図2、図4、及び、図5の処理によって実現される具体的なケースを説明する。図7の初期状態では、プリンタ10は、通常状態であり(図2のS10)、ホーム画面SC1(図3参照)を表示している(S12)。
続いて、図7を参照して、図2、図4、及び、図5の処理によって実現される具体的なケースを説明する。図7の初期状態では、プリンタ10は、通常状態であり(図2のS10)、ホーム画面SC1(図3参照)を表示している(S12)。
管理者端末200は、T10において、管理者から、プリンタ10に対する遠隔操作を実行するための指示を受け付ける場合に、T12において、遠隔要求信号をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、管理者端末200から遠隔要求信号を受信する場合(図2のS30でYES)、T13において、遠隔操作状態に移行し(S32)、T14において、ホーム画面SC1に対応する対応画面データを管理者端末200に送信し(S34)、T16において、遠隔画面SC5(図3参照)を表示する(S36)。
管理者端末200は、プリンタ10から対応画面データを受信する場合に、T18において、対応画面SC11(図3参照)を表示する。管理者端末200は、T20において、対応画面SC11内の設定ボタンに対する操作を受け付ける場合に、T22において、遠隔操作信号をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、管理者端末200から遠隔操作信号を受信する場合(S40でYES)に、T24において、画面SC2に対応する対応画面データを管理者端末200に送信する(S42)。
管理者端末200は、プリンタ10から対応画面データを受信する場合に、T26において、対応画面SC12(図3参照)を表示する。このように、管理者は、管理者端末200を利用してプリンタ10に対する遠隔操作を実行することができる。図示省略しているが、対応画面SC12内の通信設定ボタン又はエラー履歴ボタンに対する操作がさらに実行される場合には、T22及びT24と同様の処理が実行され、画面SC3に対応する対応画面SC13又は画面SC4に対応する対応画面(図示省略)が管理者端末200に表示される。この場合、管理者は、通信設定又はエラー履歴を確認することができる。このために、管理者は、例えば、プリンタ10で発生しているエラーを解消させる方策をプリンタ10のユーザに知らせたり、遠隔操作によってエラーを解消させたりすることができる。
ユーザ端末100は、T30において、プリンタ10に印刷を実行させるための指示を受け付ける場合に、T32において、印刷データをプリンタ10に送信する。印刷データは、ユーザ名「yamada」とPINコード「xxx」とを含む。
(ケースA)
プリンタ10は、ユーザ端末100から印刷データを受信する場合(図4の処理のトリガ)に、プリンタ10が遠隔操作状態であると判断し(S100でYES)、T40において、検索信号をLAN4にブロードキャストする(図4のS110、図5のS200)。ケースAでは、プリンタ10は、T42において、プリンタ50から検索信号に対する応答信号を受信する(S202でYES)。応答信号は、プリンタ50のプリンタ名「PR50」及びIPアドレス「IP50」を含む。この場合、プリンタ10は、T50において、選択画面データを管理者端末200に送信する(S210)。
プリンタ10は、ユーザ端末100から印刷データを受信する場合(図4の処理のトリガ)に、プリンタ10が遠隔操作状態であると判断し(S100でYES)、T40において、検索信号をLAN4にブロードキャストする(図4のS110、図5のS200)。ケースAでは、プリンタ10は、T42において、プリンタ50から検索信号に対する応答信号を受信する(S202でYES)。応答信号は、プリンタ50のプリンタ名「PR50」及びIPアドレス「IP50」を含む。この場合、プリンタ10は、T50において、選択画面データを管理者端末200に送信する(S210)。
管理者端末200は、プリンタ10から選択画面データを受信する場合に、T52において、選択画面SC21aを含む対応画面SC21(図6参照)を表示する。管理者端末200は、T54において、選択画面SC21a内のプリンタ名「PR50」が選択される場合に、T56において、プリンタ名「PR50」を含む選択結果情報をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、管理者端末200からプリンタ名「PR50」を含む選択結果情報を受信する場合(S212)に、T60において、印刷データをプリンタ50に転送する(S224)。プリンタ10は、さらに、T70において、転送情報をユーザ端末100に送信する(S226)。
ユーザ端末100は、プリンタ10から転送情報を受信する場合に、T72において、転送情報を含む画面SC31(図6参照)を表示する。これにより、ユーザ端末100のユーザは、プリンタ50に赴けば印刷済みの印刷媒体を取得可能であることを知ることができる。
プリンタ50は、プリンタ10から印刷データを受信する場合に、T80において、PINコード「xxx」がユーザによって入力されることを条件として、T82において、印刷データに従った印刷を実行する。
プリンタ10が遠隔操作状態である間に印刷データを受信する場合に、遠隔操作状態中にプリンタ10によって印刷が実行される第1の比較例が考えられる。しかしながら、この場合、プリンタ10の処理負荷が印刷処理に起因して高くなり、この結果、プリンタ10に対する遠隔操作(例えばプリンタ10から管理者端末200への対応画面データの送信)を適切に実現することができない可能性がある。また、プリンタ10が遠隔操作状態である間に印刷データを受信する場合に、プリンタ10に対する遠隔操作が終了した後に、プリンタ10によって印刷が実行される第2の比較例の構成が考えられる。しかしながら、この場合、印刷済みの印刷媒体をユーザに提供するのが遅くなる。
本実施例では、プリンタ10は、遠隔操作状態である間に印刷データを受信する場合(T32)に、他のプリンタ50を検索し(T40、T42)、プリンタ10のプリンタ名「PR10」とプリンタ50のプリンタ名「PR50」とを含む選択画面SC21aを表わす選択画面データを管理者端末200に送信する(T50)。そして、プリンタ10は、選択画面SC21a内のプリンタ名「PR50」が選択される場合(T54)に、印刷データをプリンタ50に転送する(T60)。この結果、プリンタ50において印刷が実行される(T80)。この場合、プリンタ10に対する遠隔操作の実行中にプリンタ10によって印刷が実行されないので、プリンタ10の処理負荷が印刷処理に起因して高くなるのを抑制することができる。この結果、プリンタ10に対する遠隔操作を適切に実現することができる。また、プリンタ50において印刷が実行されるので、印刷済みの印刷媒体をユーザに迅速に提供することができる。特に、本実施例によると、管理者によって選択されたプリンタ50に印刷を実行させることができる。例えば、管理者は、ユーザ名「yamada」に対応するユーザ端末100の近くにプリンタ50が存在することを知っている場合には、プリンタ50を選択してプリンタ50に印刷を実行させることができる。
なお、本ケースでは図示省略しているが、選択画面SC21aにおいてプリンタ10のプリンタ名「PR10」が選択される場合(図5のS220でYES)には、プリンタ10に対する遠隔操作の実行中にプリンタ10によって印刷が実行される(S222)。このように、本実施例によると、管理者の要望に応じて、プリンタ10に印刷を実行させることもできる。
(ケースB1;図8)
図8のケースでは、図7のT10〜T32と同様の処理が実行される。ケースB1では、プリンタ50がLAN4に接続されていないので、プリンタ10は、T100において検索信号を送信しても、1個の応答信号も受信しない(S202でNO)。この場合、プリンタ10は、T110において、通知画面データを管理者端末200に送信する(S230)。
図8のケースでは、図7のT10〜T32と同様の処理が実行される。ケースB1では、プリンタ50がLAN4に接続されていないので、プリンタ10は、T100において検索信号を送信しても、1個の応答信号も受信しない(S202でNO)。この場合、プリンタ10は、T110において、通知画面データを管理者端末200に送信する(S230)。
管理者端末200は、プリンタ10から選択画面データを受信する場合に、T112において、通知画面SC22aを含む対応画面SC22(図6参照)を表示する。管理者端末200は、T114において、通知画面SC22a内のOKボタンが選択される場合に、T116において、実行情報をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、管理者端末200から実行情報を受信する場合(S232でYES)に、T118において、PINコード「xxx」がユーザによって入力されることを条件として、T120において、印刷データに従った印刷を実行する(S222)。
(ケースB2)
また、ケースB2では、ケースB1のケースT100〜T112と同様に、T140〜T152が実行される。そして、管理者端末200において、通知画面SC22a内のOKボタンが選択されない。従って、プリンタ10は、T153において、PINコード「xxx」を入力するための操作を受け付けても、印刷を実行しない(図5のS232でNO、S234でNO)。
また、ケースB2では、ケースB1のケースT100〜T112と同様に、T140〜T152が実行される。そして、管理者端末200において、通知画面SC22a内のOKボタンが選択されない。従って、プリンタ10は、T153において、PINコード「xxx」を入力するための操作を受け付けても、印刷を実行しない(図5のS232でNO、S234でNO)。
管理者端末200は、T154において、遠隔操作を終了する指示を受け付ける場合に、T156において、終了信号をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、管理者端末200から終了信号を受信する場合(図2のS50でYES)に、T157において、通常状態に移行する(S10、図5のS234でYES)。この場合、プリンタ10は、T158において、PINコード「xxx」がユーザによって入力されることを条件として、T160において、印刷データに従った印刷を実行する(S222)。
本実施例によると、プリンタ10は、検索によって1個のプリンタも見つからない場合に、通知画面データを管理者端末200に送信する(T110)。このために、管理者は、転送先のプリンタが存在しないことを知ることができる。この場合、管理者は、遠隔操作の実行中にプリンタ10に印刷を実行させるのか、遠隔操作が終了した後にプリンタ10に印刷を実行させるのか、を選択することができる。そして、プリンタ10は、管理者端末200から実行情報を受信する場合(T116)に、遠隔操作の実行中に印刷を実行する(T120)。これにより、印刷済みの印刷媒体をユーザに迅速に提供することができる。また、プリンタ10は、管理者端末200から実行情報を受信しない場合に、遠隔操作が終了した後に印刷を実行する(T160)。これにより、プリンタ10の処理負荷が印刷処理に起因して高くなるのを抑制することができ、プリンタ10に対する遠隔操作を適切に実現することができる。このように、プリンタ10は、管理者の要望に応じたタイミングで印刷を実行することができる。
(対応関係)
プリンタ10、プリンタ50、ユーザ端末100、管理者端末200が、それぞれ、「第1のプリンタ」、「第2のプリンタ」、「第1の端末装置」、「第2の端末装置」の一例である。ホーム画面SC1、画面SC2が、それぞれ、「第1のプリンタ画面」、「第2のプリンタ画面」の一例である。ホーム画面SC1内の設定ボタンに対する操作が、「特定の操作」の一例である。対応画面SC11、対応画面SC12が、それぞれ、「第1の端末画面」、「第2の端末画面」の一例である。対応画面SC11内の設定ボタンに対する操作が、「特定の操作に対応する操作」の一例である。プリンタ名「PR10」、プリンタ名「PR50」が、それぞれ、「特定の識別情報」、「1個以上の識別情報」の一例である。通知画面データが、「不存在情報」の一例である。PINコードが、「認証情報」の一例である。
プリンタ10、プリンタ50、ユーザ端末100、管理者端末200が、それぞれ、「第1のプリンタ」、「第2のプリンタ」、「第1の端末装置」、「第2の端末装置」の一例である。ホーム画面SC1、画面SC2が、それぞれ、「第1のプリンタ画面」、「第2のプリンタ画面」の一例である。ホーム画面SC1内の設定ボタンに対する操作が、「特定の操作」の一例である。対応画面SC11、対応画面SC12が、それぞれ、「第1の端末画面」、「第2の端末画面」の一例である。対応画面SC11内の設定ボタンに対する操作が、「特定の操作に対応する操作」の一例である。プリンタ名「PR10」、プリンタ名「PR50」が、それぞれ、「特定の識別情報」、「1個以上の識別情報」の一例である。通知画面データが、「不存在情報」の一例である。PINコードが、「認証情報」の一例である。
図4の処理のトリガ、S100、S126(又はS130)、図5のS224が、それぞれ、「印刷データ受信部」、「判断部」、「第1の印刷制御部」、「転送部」によって実行される処理の一例である。図2のS10及びS32が、「状態制御部」によって実行される処理の一例である。S22が、「通常制御部」によって実行される処理の一例である。S40,S42が、「遠隔制御部」によって実行される処理の一例である。S40が、「信号受信部」によって実行される処理の一例である。S42が、「第1の画面データ送信部」及び「第2の画面データ送信部」によって実行される処理の一例である。図5のS200、S210、S212、S226が、それぞれ、「検索部」、「識別情報送信部」、「識別情報受信部」、「通知部」によって実行される処理の一例である。図5のS220でYESを経たS222が、「第2の印刷制御部」によって実行される処理の一例である。S230が、「不存在情報送信部」によって実行される処理の一例である。S234でYESを経たS222が、「第3の印刷制御部」によって実行される処理の一例である。S232でYESを経たS222が、「第4の印刷制御部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、図5のS226において、転送情報をユーザ端末100に送信する手法が第1実施例とは異なる。具体的には、電子メールによって転送情報が送信される。
本実施例では、図5のS226において、転送情報をユーザ端末100に送信する手法が第1実施例とは異なる。具体的には、電子メールによって転送情報が送信される。
図1に示されるように、プリンタ10のメモリ34は、ユーザテーブル40を記憶する。ユーザテーブル40では、ユーザ名とメールアドレスとが関連付けられている。例えば、ユーザ端末100のユーザのユーザ名「yamada」と、ユーザ端末100に設定されているメールアドレス「[email protected]」と、が関連付けられている。例えば、プリンタ10の管理者は、ユーザ名及びメールアドレスをユーザテーブル40に予め登録しておく。
図5のS226では、CPU32は、メモリ34内のユーザテーブル40から、印刷データに含まれるユーザ名に関連付けられているメールアドレスを取得する。そして、CPU32は、取得済みのメールアドレスを送信先アドレスとして含むと共に転送情報を含む電子メールを送信する。これにより、当該電子メールがユーザ端末100によって受信され、ユーザ端末100において転送情報が表示される。このために、ユーザは、転送情報を知ることができる。
(第3実施例)
本実施例では、蓄積印刷設定に応じた処理が実行される点が第1実施例とは異なる。図1に示されるように、プリンタ10のメモリ34は、制限テーブル42を記憶する。制限テーブル42では、ユーザ名と蓄積印刷設定とが関連付けられている。蓄積印刷設定は、ON及びOFFのどちらかの値を有する。蓄積印刷設定ONは、ユーザログインを条件として印刷を実行することを意味し、蓄積印刷設定OFFは、ユーザログインを条件とせずに印刷を実行することを意味する。制限テーブル42では、例えば、ユーザ端末100のユーザのユーザ名「yamada」と蓄積印刷設定ONとが関連付けられている。
本実施例では、蓄積印刷設定に応じた処理が実行される点が第1実施例とは異なる。図1に示されるように、プリンタ10のメモリ34は、制限テーブル42を記憶する。制限テーブル42では、ユーザ名と蓄積印刷設定とが関連付けられている。蓄積印刷設定は、ON及びOFFのどちらかの値を有する。蓄積印刷設定ONは、ユーザログインを条件として印刷を実行することを意味し、蓄積印刷設定OFFは、ユーザログインを条件とせずに印刷を実行することを意味する。制限テーブル42では、例えば、ユーザ端末100のユーザのユーザ名「yamada」と蓄積印刷設定ONとが関連付けられている。
プリンタ50も制限テーブルを有する。プリンタ50の制限テーブルでは、ユーザ名「yamada」と蓄積印刷設定OFFとが関連付けられている。即ち、ユーザ名「yamada」を有するユーザは、プリンタ10へのユーザログインを実行しなければプリンタ10に印刷を実行させることができないが、プリンタ50へのユーザログインを実行しなくてもプリンタ50に印刷を実行させることができる。例えば、各プリンタ10,50の管理者は、ユーザ名及び蓄積印刷設定を各プリンタ10,50の制限テーブル42に予め登録しておく。
図4に示されるように、本実施例では、CPU32は、S120でNOと判断する場合に、S140に進む。S140では、CPU32は、メモリ34内の制限テーブルから、印刷データに含まれるユーザ名に関連付けられている蓄積印刷設定を取得し、取得済みの蓄積印刷設定がONであるのか否かを判断する。CPU32は、蓄積印刷設定がONであると判断する場合(S140でYES)に、S142に進み、蓄積印刷設定がOFFであると判断する場合(S140でNO)に、S150に進む。
CPU32は、S142において、印刷データをメモリ34に記憶し、S144において、ユーザログインが実行されることを監視する。ユーザは、操作部12,14を操作して、ホーム画面SC1内のログインボタンに対する操作を実行する。そして、ユーザは、操作部12,14を操作してユーザ名を入力することによって、プリンタ10へのユーザログインを実行する。CPU32は、S142で記憶された印刷データに含まれるユーザ名に一致するユーザ名が入力される場合に、S144でYESと判断してS146に進む。なお、本実施例では、ユーザ名のみが利用されてユーザログインが実行されるが、変形例では、ユーザ名及びパスワードの組み合わせが入力されることによってユーザログインが実行されてもよい。S146及びS150は、S126及びS130と同様である。
本実施例によると、蓄積印刷設定がONである場合(S140でYES)には、ユーザログインを条件として印刷が実行される。このために、蓄積印刷設定ONに関連付けられているユーザ名を有するユーザとは異なるユーザによって印刷済みの印刷媒体が持ち去れるのを抑制することができる。
図5に示されるように、本実施例では、CPU32は、S222において、図4のS120〜S150と同様の処理を実行する。即ち、CPU32は、蓄積印刷設定に応じた処理を実行する。また、CPU32は、S220でNOと判断する場合に、S240に進む。S240は、図4のS140と同様である。CPU32は、蓄積印刷設定がONであると判断する場合(S240でYES)に、S242に進み、蓄積印刷設定がOFFであると判断する場合(S240でNO)に、S244に進む。
S242では、CPU32は、蓄積印刷設定がONであることを示す蓄積ON情報と、印刷データと、をプリンタ50に転送する。S244では、CPU32は、蓄積印刷設定がOFFであることを示す蓄積OFF情報と、印刷データと、をプリンタ50に転送する。S242又はS244が終了すると、S226に進む。
本実施例によると、プリンタ10は、ユーザ端末100からユーザ名「yamada」を含む印刷データを受信する場合に、S242において、蓄積ON情報と印刷データとをプリンタ50に転送する。この場合、プリンタ50は、プリンタ50の制限テーブル内においてユーザ名「yamada」に関連付けられている蓄積印刷設定がOFFであるにも関わらず、蓄積ON情報によって指示されるユーザログインを条件として印刷を実行する。また、例えば、プリンタ10は、S244において、蓄積OFF情報と印刷データとをプリンタ50に転送し得る。この場合、プリンタ50は、プリンタ50の制限テーブル内において当該印刷データに含まれるユーザ名に関連付けられている蓄積印刷設定に関わらず、ユーザログインを条件とせずに印刷を実行する。このように、本実施例によると、印刷データの転送先であるプリンタ50の蓄積印刷設定ではなく、プリンタ10の蓄積印刷設定に応じた印刷をプリンタ50に適切に実行させることができる。
(対応関係)
ユーザ名「yamada」、ユーザ名「yamada」に関連付けられている蓄積印刷設定ONが、それぞれ、「特定のユーザ名」、「特定の設定情報」の一例である。蓄積印刷設定ON、蓄積印刷設定OFFが、それぞれ、「第1の設定」、「第2の設定」の一例である。蓄積ON情報、蓄積OFF情報が、それぞれ、「第1の設定情報」、「第2の設定情報」の一例である。
ユーザ名「yamada」、ユーザ名「yamada」に関連付けられている蓄積印刷設定ONが、それぞれ、「特定のユーザ名」、「特定の設定情報」の一例である。蓄積印刷設定ON、蓄積印刷設定OFFが、それぞれ、「第1の設定」、「第2の設定」の一例である。蓄積ON情報、蓄積OFF情報が、それぞれ、「第1の設定情報」、「第2の設定情報」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、プリンタ10は、図5のS220でYESと判断する場合に、プリンタ10が遠隔操作状態である間に印刷を実行する。これに代えて、プリンタ10は、S220でYESと判断する場合に、プリンタ10が通常状態に変更された後に印刷を実行してもよい。本変形例によると、プリンタ10の処理負荷が印刷処理に起因して高くなるのを抑制することができ、プリンタ10に対する遠隔操作を適切に実現することができる。一般的に言うと、「第2の印刷制御部」は、上記の各実施例のように、第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態である間に印刷データに従った印刷を印刷実行部に実行させてもよいし、第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態から非遠隔操作状態に変更された後に印刷データに従った印刷を印刷実行部に実行させてもよい。
(変形例2)プリンタ10は、図5のS210において、プリンタ10のプリンタ名「PR10」を含まない選択画面を表わす選択画面データを管理者端末200に送信してもよい。即ち、選択画面においてプリンタ10を選択不可能な形態を採用してもよい。一般的に言うと、「識別情報送信部」は、第1のプリンタを識別する特定の識別情報を第2の端末装置に送信しなくてもよい。本変形例では、「第2の印刷制御部」を省略可能である。
(変形例3)プリンタ10は、図5のS200及びS202を実行しなくてもよい。そして、プリンタ10は、例えば管理者によって入力される1個以上のプリンタ(例えば50)の情報(例えばプリンタ名「PR50」、IPアドレス「IP50」等)をメモリ34に予め記憶しておき、S210において、当該情報を利用して選択画面データを管理者端末200に送信してもよい。本変形例では、「検索部」を省略可能である。
(変形例4)変形例3において、プリンタ10は、1個の或るプリンタの情報のみがメモリ34に記憶されている場合に、選択画面データを管理者端末200に送信することなく(即ちS210及びS212を実行せずに)、印刷データを当該或るプリンタに転送してもよい。本変形例では、「識別情報送信部」及び「識別情報受信部」を省略可能である。
(変形例5)変形例3において、プリンタ10は、S230〜S234を実行しなくてもよい。本変形例では、「不存在情報送信部」、「第3の印刷制御部」、及び、「第4の印刷制御部」を省略可能である。
(変形例6)プリンタ10は、図5のS226を実行しなくてもよい。本変形例では、「通知部」を省略可能である。
(変形例7)プリンタ10は、印刷データがPINコードを含む場合に、図5のS224において、PINコードを含まない印刷データをプリンタ50に転送してもよい。一般的に言うと、「転送部」は、印刷データが認証情報を含む場合に、上記の各実施例のように、認証情報を含む印刷データを第2のプリンタに転送してもよいし、本変形例のように、認証情報を含まない印刷データを第2のプリンタに転送してもよい。
(変形例8)プリンタ10は、第2実施例のS210において、メールアドレスを入力するための入力欄を含む選択画面SC21aを表わす選択画面データを管理者端末200に送信してもよい。管理者は、選択画面SC21a内のプリンタ名「PR50」を選択する場合に、ユーザ端末100に設定されているメールアドレスを入力欄に入力する。この場合、プリンタ10は、S212において、管理者端末200から入力済みのメールアドレスを含む選択結果情報を受信する。そして、プリンタ10は、S224において、選択結果情報に含まれるメールアドレスを送信先アドレスとして含む電子メールを送信する。
(変形例9)「第1(又は第2)のプリンタ」は、スキャン機能、FAX機能等をさらに実行可能な多機能機であってもよい。
(変形例10)上記の実施例では、プリンタ10によって実行される各処理がプログラム36によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、4:LAN、6:インターネット、10,50:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:ネットワークインターフェース、18:印刷実行部、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、40:ユーザテーブル、42:制限テーブル、100:ユーザ端末、200:管理者端末
Claims (13)
- 第1のプリンタであって、
印刷実行部と、
通信インターフェースと、
第1の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、印刷対象の画像を表わす印刷データを受信する印刷データ受信部と、
前記第1の端末装置から前記印刷データが受信される場合に、前記第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態であるのか否かを判断する判断部であって、前記遠隔操作状態は、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1のプリンタに対する遠隔操作が実行されている状態である、前記判断部と、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態でないと判断される場合に、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させる第1の印刷制御部と、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態であると判断される場合に、前記通信インターフェースを介して、前記印刷データを前記第1のプリンタとは異なる第2のプリンタに転送する転送部と、
を備える、第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
操作部と、
表示部と、
前記第1のプリンタの動作状態を非遠隔操作状態と前記遠隔操作状態との間で切り替える状態制御部と、
前記第1のプリンタの動作状態が前記非遠隔操作状態である場合に、前記操作部に対する操作に対応する処理を実行する通常制御部と、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態である場合に、前記第2の端末装置から受信される遠隔操作信号に対応する処理を実行する遠隔制御部と、を備え、
前記通常制御部は、第1のプリンタ画面が前記表示部に表示されている状態において、前記第1のプリンタのユーザによって前記操作部に対する特定の操作が実行される場合に、前記特定の操作に対応する第2のプリンタ画面を前記表示部に表示させ、
前記状態制御部は、前記第1のプリンタの動作状態が前記非遠隔操作状態である間に、前記第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1のプリンタに対する前記遠隔操作を要求する要求信号が受信される場合に、前記第1のプリンタの動作状態を前記非遠隔操作状態から前記遠隔操作状態に変更し、
前記遠隔操作部は、
前記通信インターフェースを介して、前記第1のプリンタ画面に対応する第1の端末画面を表わす第1の画面データを前記第2の端末装置に送信する第1の画面データ送信部と、
前記第1の画面データが前記第2の端末装置に送信された後に、前記第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、特定の遠隔操作信号を受信する信号受信部であって、前記特定の遠隔操作信号は、前記第1の端末画面が前記第2の端末装置に表示されている状態において、前記第2の端末装置のユーザによって前記特定の操作に対応する操作が前記第2の端末装置に実行される場合に、前記第2の端末装置から前記第1のプリンタに送信される信号である、前記信号受信部と、
前記第2の端末装置から前記特定の遠隔操作信号が受信される場合に、前記通信インターフェースを介して、前記第2のプリンタ画面に対応する第2の端末画面を表わす第2の画面データを前記第2の端末装置に送信する第2の画面データ送信部と、を備える、請求項1に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態であると判断される場合に、前記通信インターフェースを介して、1個以上のプリンタを識別する1個以上の識別情報を前記第2の端末装置に送信する識別情報送信部と、
前記1個以上の識別情報が前記第2の端末装置に送信された後に、前記第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記1個以上の識別情報の中から前記第2の端末装置のユーザによって選択された選択済みの識別情報を受信する識別情報受信部と、を備え、
前記転送部は、前記選択済みの識別情報が前記第1のプリンタとは異なる前記第2のプリンタを識別する情報である場合に、前記印刷データを前記第2のプリンタに転送する、請求項1又は2に記載の第1のプリンタ。 - 前記識別情報送信部は、前記第1のプリンタを識別する特定の識別情報と、前記第1のプリンタとは異なる前記1個以上のプリンタを識別する前記1個以上の識別情報と、を含む2個以上の識別情報を前記第2の端末装置に送信し、
前記識別情報受信部は、前記2個以上の識別情報が前記第2の端末装置に送信された後に、前記第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記2個以上の識別情報の中から選択された前記選択済みの識別情報を受信し、
前記第1のプリンタは、さらに、
前記選択済みの識別情報が前記特定の識別情報である場合に、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させる第2の印刷制御部を備える、請求項3に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
前記第1のプリンタが通信可能であるプリンタを検索する検索部を備え、
前記識別情報送信部は、前記検索によって見つかった前記1個以上のプリンタを識別する前記1個以上の識別情報を前記第2の端末装置に送信する、請求項3又は4に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
前記検索によって1個のプリンタも見つからなかった場合に、前記通信インターフェースを介して、不存在情報を前記第2の端末装置に送信する不存在情報送信部であって、前記不存在情報は、前記印刷データの転送先のプリンタが存在しないことを示す情報である、前記不存在情報送信部を備える、請求項5に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
前記検索によって1個のプリンタも見つからなかった場合に、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態から非遠隔操作状態に変更された後に、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させる第3の印刷制御部を備える、請求項5又は6に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
前記検索によって1個のプリンタも見つからなかった場合において、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態である間に、前記第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させるべきことを示す実行情報が受信される場合に、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態であるにも関わらず、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させる第4の印刷制御部を備え、
前記第3の印刷制御部は、前記検索によって1個のプリンタも見つからなかった場合において、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態である間に前記第2の端末装置から前記実行情報が受信されない場合に、前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態から非遠隔操作状態に変更された後に、前記印刷データに従った印刷を前記印刷実行部に実行させる、請求項7に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態であると判断される場合に、前記通信インターフェースを介して、転送情報を前記第1の端末装置のユーザに通知する通知部であって、前記転送情報は、前記印刷データが前記第2のプリンタに転送されたことを示す情報である、前記通知部を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の第1のプリンタ。 - 前記通知部は、前記第1の端末装置に設定されているメールアドレスを送信先アドレスとして含むと共に前記転送情報を含む電子メールを送信することによって、前記転送情報を前記第1の端末装置の前記ユーザに通知する、請求項9に記載の第1のプリンタ。
- 前記転送部は、前記印刷データが認証情報を含む場合に、前記認証情報を含む前記印刷データを前記第2のプリンタに転送し、
前記第2のプリンタでは、前記認証情報が前記第2のプリンタに入力される場合に、前記印刷データに従った印刷が実行される、請求項1から10のいずれか一項に記載の第1のプリンタ。 - 前記第1のプリンタは、さらに、
1以上のユーザ名のそれぞれについて、当該ユーザ名と、設定情報と、を関連付けて記憶するメモリを備え、
前記転送部は、
前記メモリ内において前記印刷データに含まれる特定のユーザ名に関連付けられている特定の設定情報が、前記第1のプリンタへのユーザログインを条件として印刷を実行する第1の設定を示す場合に、前記第1の設定を示す第1の設定情報と前記印刷データとを前記第2のプリンタに送信し、
前記特定の設定情報が、前記第1のプリンタへのユーザログインを条件とせずに印刷を実行する第2の設定を示す場合に、前記第2の設定を示す第2の設定情報と前記印刷データとを前記第2のプリンタに送信し、
前記第2のプリンタでは、前記第2のプリンタ内において前記特定のユーザに関連付けられている設定情報の内容に関わらず、前記印刷データと共に受信される前記第1の設定情報又は前記第2の設定情報に応じた印刷が実行される、請求項1から11のいずれか一項に記載の第1のプリンタ。 - 第1のプリンタのためのコンピュータプログラムであって、
前記第1のプリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
第1の端末装置から、前記第1のプリンタの通信インターフェースを介して、印刷対象の画像を表わす印刷データを受信する印刷データ受信部と、
前記第1の端末装置から前記印刷データが受信される場合に、前記第1のプリンタの動作状態が遠隔操作状態であるのか否かを判断する判断部であって、前記遠隔操作状態は、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1のプリンタに対する遠隔操作が実行されている状態である、前記判断部と、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態でないと判断される場合に、前記印刷データに従った印刷を前記第1のプリンタの印刷実行部に実行させる第1の印刷制御部と、
前記第1のプリンタの動作状態が前記遠隔操作状態であると判断される場合に、前記通信インターフェースを介して、前記印刷データを前記第1のプリンタとは異なる第2のプリンタに転送する転送部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018174653A JP2020046915A (ja) | 2018-09-19 | 2018-09-19 | プリンタとプリンタのためのコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018174653A JP2020046915A (ja) | 2018-09-19 | 2018-09-19 | プリンタとプリンタのためのコンピュータプログラム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2018174653A Pending JP2020046915A (ja) | 2018-09-19 | 2018-09-19 | プリンタとプリンタのためのコンピュータプログラム |
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2018
- 2018-09-19 JP JP2018174653A patent/JP2020046915A/ja active Pending
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