JP2020041414A - 衛生洗浄装置およびトイレ装置 - Google Patents

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賢志 川田
Kenji Kawada
賢志 川田
真之 持田
Masayuki Mochida
真之 持田
山川 剛志
Takeshi Yamakawa
剛志 山川
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Abstract

【課題】意匠性、施工性を高めることができる衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】衛生洗浄装置は、上面に貫通孔を有する便器に取り付けられる衛生洗浄装置であって、貫通孔に挿通される給水管13aと、貫通孔に連通して配置され給水管が水平方向に取り回し可能な開放空間を有するケーシング11とを備える。【選択図】図5

Description

開示の実施形態は、衛生洗浄装置およびトイレ装置に関する。
従来、便器の上面に設置され、たとえば、便座に座った人の局部の洗浄を行う衛生洗浄装置が知られている。かかる衛生洗浄装置では、給水管が外部に露出しないように、たとえば、便器の内部空間に給水管を隠して設置される場合がある(たとえば、特許文献1参照)。このため、便器の上面には、便器の内部空間へ給水管を導くために、給水管が挿通される貫通孔が設けられる(たとえば、特許文献2参照)。
特開2014−189999号公報 特開2014−147445号公報
しかしながら、上記したような従来の衛生洗浄装置では、たとえば、便器の貫通孔は仕様が違えば様々な位置に設けられる場合があることから、貫通孔の位置に対応していない場合は給水管が外部に露出してしまい、意匠的に見栄えが悪くなる、施工が困難になるといったことがある。すなわち、従来の衛生洗浄装置は、意匠性、施工性を高める点について改善の余地があった。
実施形態の一態様は、意匠性、施工性を高めることができる衛生洗浄装置およびトイレ装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る衛生洗浄装置は、上面に貫通孔を有する便器に取り付けられる衛生洗浄装置であって、前記貫通孔に挿通される給水管と、前記貫通孔に連通して配置され前記給水管が水平方向に取り回し可能な開放空間を有するケーシングとを備えることを特徴とする。
また、実施形態の一態様に係るトイレ装置は、前記衛生洗浄装置と、前記衛生洗浄装置が設置される便器とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、意匠性、施工性を高めることができる。
図1は、実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図(その1)である。 図2は、実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図(その2)である。 図3は、実施形態に係る衛生洗浄装置の概略斜視図である。 図4Aは、実施形態に係る衛生洗浄装置の概略側面図(その1)である。 図4Bは、実施形態に係る衛生洗浄装置の概略側面図(その2)である。 図5は、ケーシングの概略底面図である。 図6Aは、給水管の概略側断面図である。 図6Bは、給水管の他の例の概略側断面図である。 図7は、便器部の概略平面図である。 図8は、給水管および電源コードの配索説明図である。 図9Aは、給水管および電源コードの位置関係の説明図(その1)である。 図9Bは、給水管および電源コードの位置関係の説明図(その2)である。 図10Aは、給水管の回転規制部の他の例(その1)の説明図である。 図10Bは、給水管の回転規制部の他の例(その2)の説明図である。 図11Aは、開放空間の他の例(その1)の説明図である。 図11Bは、開放空間の他の例(その2)の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する衛生洗浄装置およびトイレ装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<トイレ装置>
まず、図1および図2を参照して実施形態に係るトイレ装置1の全体構成について説明する。図1および図2は、実施形態に係るトイレ装置1の概略斜視図である。このうち、図2には、衛生洗浄装置10の取り付け状態を示している。
なお、図1および図2において、説明をわかりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、他の図においても図示している場合がある。
また、かかる直交座標系は、Y軸の正方向視を正面と規定し、X軸の正方向視を左側面、X軸の負方向視を右側面、Z軸の負方向視を平面(「上面」ともいう)と規定している。このため、以下の説明では、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
図1に示すように、トイレ装置1は、便器部2と、便蓋部3と、衛生洗浄装置10とを備える。なお、便器部2は、図示のような床置き式に限らず、壁掛け式であってもよい。
また、図示の例では、トイレ装置1は、便器部2の後部に洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示省略)が設置されるが、便器部2の後部に洗浄水タンクが設置されない、いわゆるタンクレス式であってもよい。
また、便器部2は、便器本体(以下、「便器」という)2aの上面に設けられ、汚物を受けるボウル2b(図2参照)を有する。なお、便器部2は、洗浄水をボウル2bへ導く導水路、ボウル2bの下部に入口が接続され、ボウル2b内の汚物を排水管路へ排出するトラップ管路などをさらに有する。なお、便器2aは、たとえば陶器製である。
また、トイレ装置1は、たとえば、サイホン作用を利用してボウル2b内の汚物を引き込んでトラップ管路から排出する、いわゆるサイホン式である。なお、トイレ装置1は、サイホン式に限らず、たとえば、ボウル2b内の洗浄水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる洗い落し式であってもよい。
また、便器2aは、内部空間を有する。たとえば、便器2aの後半部にカバー2cが取り付けられることで、便器2aとカバー2cとの間に、便器2aの内部空間が形成される。便器2aの内部空間には、衛生洗浄装置10の接続部品13(図2参照)が収納される。
便蓋部3は、便器部2の上方に取り付けられる。便蓋部3は、便蓋3aと、便座(図示省略)とを備える。便蓋部3は、便蓋3aや便座の上下方向の回動端部となる後方端部が、衛生洗浄装置10に取り付けられる。また、衛生洗浄装置10は、便器2aの上面に設置される。すなわち、衛生洗浄装置10は、便器部2と便蓋部3との間に設けられる。
図2に示すように、衛生洗浄装置10は、便器2aの上面後部に設置され、たとえば、便座に座った人の局部へ向けて洗浄水を噴射して、便座に座った人の局部を洗浄する。衛生洗浄装置10では、ケーシング11(図3参照)の内部に設けられた機能部(図示省略)の接続部品13が、ケーシング11の内部から外部へ向けて設けられる。すなわち、接続部品13は、ケーシング11の外部に露出している。
接続部品13としては、たとえば、給水源(図示省略)と接続される給水管13aや、電源(図示省略)と接続される電源コード13bがある。また、接続部品13としては、便器洗浄プラグ13c(図4A参照)が接続される便器洗浄ジャック13d(図4B参照)がある。
すなわち、接続部品13は、給水管13a、電源コード13b、便器洗浄ジャック13dを含む。なお、接続部品13に、便器洗浄プラグ13cを含んでもよい。この場合、便器洗浄プラグ13cは、プラグ部分から延びるコード部分を含む。
なお、便器洗浄プラグ13cは、たとえば、洗浄水タンクの外側部に設けられ便器2a洗浄時に操作される回動レバーをリモコンからの操作で行う場合に、回動レバーを駆動するモータと衛生洗浄装置10とを電気的に接続して、衛生洗浄装置10を介して電源を供給する。
また、衛生洗浄装置10は、便器2aに設置される場合に接続部品13が使用者の視界に入らないように、すなわち、接続部品13がトイレ装置1の外部に露出しないように、給水給電隠蔽で設置される。
衛生洗浄装置10は、便器2aの上面後部に設置される場合に、接続部品13が便器2aの上面後部における左右いずれか一側部(図示の例では、左側部)に設けられた貫通孔2dに挿通され、貫通孔2dを介して便器2aの内部空間に収納される。便器2aの内部空間に収納された接続部品13は、トイレ装置1の外部に露出することなく、たとえば、トイレ室の壁5を貫通して、壁5内に設けられた給水源や電源と接続される。
このため、衛生洗浄装置10は、給水給電隠蔽で好適に設置可能なように構成される。
なお、衛生洗浄装置10の詳細については、図3以降を用いて後述する。また、図2に示すように、衛生洗浄装置10は、便器2aに対して、取付プレート4を介して取り付けられる。
取付プレート4は、便器2aの上面後部における中央部に設けられ、便器2aの上面とケーシング11(ケースプレート11b)との間においてケーシング11を固定する。取付プレート4は、上面上においてケーシング11を前後方向にスライド移動させることで、ケーシング11が着脱される。
取付プレート4は、ケーシング11を所定量だけ前方から後方へスライド移動させると、ケーシング11が取り付けられる。また、取付プレート4は、ケーシング11を所定量だけ後方から前方へスライド移動させると、ケーシング11が取り外される。このように、取付プレート4は、衛生洗浄装置10を固定し、衛生洗浄装置10を介して便器部2と便蓋部3とを連結する。
<衛生洗浄装置>
次に、図3〜図5を参照して実施形態に係る衛生洗浄装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る衛生洗浄装置10の概略斜視図である。図4Aおよび図4Bは、実施形態に係る衛生洗浄装置10の概略側面図である。図5は、ケーシング11の概略底面図である。
なお、図4Aおよび図4Bは、衛生洗浄装置10の左側面を示している。また、図4Aには、ケースカバー11aを取り付けた状態を示し、図4Bには、ケースカバー11aを取り外した状態を示している。
図3に示すように、衛生洗浄装置10は、ケーシング11と、機能部(図示省略)と、機能部における接続部品13(図2参照)である、たとえば給水管13aとを備える。ケーシング11は、ケーシング11上部であるケースカバー11aと、ケーシング11底部であるケースプレート11bとを備える。機能部は、ケーシング11に収納される。具体的には、機能部は、ケースプレート11bに載置され、ケースカバー11aによって上方が覆われる。
機能部は、給水、給電機能に供する装置の他、たとえば、便座に座った人の局部を洗浄する衛生洗浄ノズルや、ボウル2b(図2参照)内の臭いを取り除く脱臭装置などを有する。なお、機能部は、ケースプレート11b上の一面に配置される。また、機能部は、外部接続用の接続部品13(図2参照)を有する。
接続部品13は、上記したように、給水管13aと、電源コード13bと、便器洗浄プラグ13cと、便器洗浄ジャック13dとを含む。
ここで、便器2aの貫通孔2d(図2参照)は、たとえば、便器2aの上面後部における左側部に設けられる。このため、衛生洗浄装置10では、上記したような接続部品13、すなわち、給水管13a、電源コード13b、便器洗浄プラグ13cおよび便器洗浄ジャック13dは、ケーシング11(ケースプレート11b)の後部における左側に集中して配置されてもよい。
これにより、給水給電隠蔽で設置する場合に、給水管13aや電源コード13bを隠す作業が容易となり、これにより、施工性を高めることができる。また、給水管13aや電源コード13bが外部に露出しないので、意匠的に見栄えがよくなる。これにより、意匠性を高めることができる。
ケーシング11は、便器2a(図2参照)の上面に載置される。ケーシング11には、給水管13aや電源コード13bが配置される部位、すなわち、ケーシング11の後方端部かつ左方端部において、給水管13aなどが外部に露出しないように化粧カバー14が取り付けられる。化粧カバー14は、ケーシング11の少なくとも側面を覆う。なお、化粧カバー14に覆われる部分には、ケーシング11における内部と外部とを隔てつつ便器洗浄ジャック13dなどに対してアクセス可能なように切欠きや孔が設けられる。
このように、ケーシング11の外部に露出する部分を化粧カバー14で隠すことで、意匠性をさらに高めることができる。また、この場合、化粧カバー14を、たとえば、ケーシング11や便器部2(便器2a)などの色と同色とすれば、意匠性を容易に高めることができる。なお、化粧カバー14は、たとえば樹脂製である。
また、化粧カバー14は、少なくともケーシング11の側面に配置される部分が、下方へ延伸している。
また、ケーシング11は、給水管13aや電源コード13bが配置される部位、すなわち、ケーシング11の下面(「底面」ともいう)における後方端部かつ左方端部に、凹部12が設けられる。言い換えると、凹部12は、ケーシング11の左右いずれかの外周側に配置される。凹部12は、ケーシング11の下面において他の部位とは段差を有するようにザグリ状に形成された部位である。
凹部12は、ケーシング11が便器2aに取り付けられた状態で、ケーシング11のたとえば側面(たとえば左側面)の終端部から背面の始端部が開放された開放空間20を形成する。すなわち、開放空間20は、便器2aの上面と、ケーシング11(凹部12)の下面と、凹部12の側壁面とで形成される。凹部12および開放空間20については、図4A、図4Bおよび図5を用いて後述する。
図4Aおよび図4Bに示すように、衛生洗浄装置10では、ケーシング11(ケースプレート11bともいう)の下面に設けられた凹部12(ケーシング11が便器2aに設置された場合は、開放空間20)内に給水管13a、電源コード13b、便器洗浄プラグ13cおよび便器洗浄ジャック13dが配置される。なお、凹部12の内部は、ケーシング11に化粧カバー14が取り付けられることで、外部からは見えない。
また、給水管13aは、ケーシング11の下面、言い換えると、ケーシング11が便器2a(図2参照)に設置される場合に便器2aの上面と対向する面の面上において、一端側が給水口(図示省略)に接続される。また、給水管13aの他端側は給水源に接続される。また、給水管13aは、ケーシング11の下面に対して、下面の面方向に回転自在に接続される。
図5に示すように、凹部12は、ケーシング11の下面に設けられる。また、凹部12には、上記したように、給水管13aが配置され、ケーシング11が便器2aに取り付けられた状態において開放空間20を形成する。開放空間20内には、給水管13aや電源コード13bなどが取り回し可能に配置される。また、開放空間20内には、便器2aの上面に設けられた貫通孔2d(図2参照)が配置される。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、給水管13aが開放空間20内に任意に配置可能となるため、開放空間20において給水管13aを任意の方向に取り出し可能となる。これにより、給水管13aを開放空間20内の任意の方向に取り回すことができるようになり、また、給水管13aを、ケーシング11の側面に露出させずにケーシング11の背面において取り回すことが可能なため、意匠性を高めることができる。
また、開放空間20において給水管13aを回転させることで、開放空間20内における給水管13aの取り回しが可能となる。また、便器2aの任意の位置に設けられる貫通孔2dに対応させることができる。これにより、給水管13aを容易かつ確実に貫通孔2dに挿通させることができる。これにより、便器2aに対する設置作業が容易となり、施工性を高めることができる。また、給水管13aはケーシング11の外側にも取り回しが可能なため、便器2aに貫通孔2dがない場合においても、設置作業が容易となり、施工性を高めることができる。
また、凹部12には、上記したように、電源コード13bが配置される。すなわち、電源コード13bは、ケーシング11が便器2a(図2参照)に設置された状態においては開放空間20内に配置される。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、電源コード13bが開放空間20内に配置されるため、開放空間において電源コード13bを任意に取り回すことが可能となり、電源コード13bの施工性も高めることができる。また、電源コード13bを貫通孔2dに挿通させることができる。これにより、電源コード13bを隠すことができる。また、電源コード13bを外部に見せないことで、意匠性を高めることができる。
また、開放空間20は、ケーシング11の側面から背面にかけて開放された部分(以下、「開放部」という)を有する。開放空間20の開放部は、下方へ延伸している化粧カバー14で覆われる。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、化粧カバー14によって開放空間20の内部を外部から隠すことができる。これにより、開放空間20内に配置される給水管13aや電源コード13bなどを隠すことができる。また、給水管13aや電源コード13bなどを外部に見せないことで、意匠性を高めることができる。
図5に示すように、給水管13aは、給水口に接続される一端部を回転支点として、ケーシング11の下面の面方向に回転する。ケーシング11は、凹部12に、給水管13aを当接させて給水管13aの前方への回転を規制する回転規制部21を備える。なお、回転規制部21は、給水管13aを凹部12に収納する位置で、給水管13aの回転を規制することが好ましい。
なお、図5に示す例では、給水管13aは、回転規制部21によって所定の回転角度αとなるように回転が規制される。また、給水管13aは、回転規制部21によって、凹部12に収納されるように所定位置に保持される。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、たとえば、回転規制部21によって給水管13aの回転を規制した状態で設置作業を行うことで、給水管13aの回転が設置作業の妨げになるのを防止することができ、設置作業が容易となる。これにより、施工性を高めることができる。また、取り付け位置を目視できないような状態で設置作業を行う場合にも有効となる。
ここで、図6Aおよび図6Bを参照して給水管13a(および給水管130a)について説明する。図6Aは、給水管13aの概略側断面図である。図6Bは、給水管の他の例(給水管130a)の概略側断面図である。図6Aに示すように、給水管13aは、給水口に接続され、洗浄水をケーシング11(図5参照)の内部へ流入させる給水口側端部131と、給水源から延びる給水管(フレキシブルホース)と接続される給水源側端部132と、水平方向に延びる第1連結部133と、鉛直方向に延びる第2連結部134とを備える。
すなわち、給水管13aは、クランク形状に形成され、2つの略直角の屈曲部を有する。給水管13aでは、給水源側端部132から供給される洗浄水が鉛直方向の第2連結部134の流路135bを流れた後に水平方向の第1連結部133の流路135aを流れ、給水口側端部131の流路を流れて、洗浄水が給水口へ供給される。なお、給水管13aは、たとえば金属製である。
また、給水管13aに代えて、図6Bに示すように、1つの略直角の屈曲部を有する、いわゆるエルボタイプの給水管130aを用いてもよい。すなわち、衛生洗浄装置10に用いる給水管は、少なくとも1つの屈曲部を有するものであればよい。給水管130aは、貫通孔2dへ落とし込むようなクランクタイプの給水管13aとは異なり、開放空間20の開放部からケーシング11の側方へ引き出すものである。なお、給水管130aは、給水口に接続され、洗浄水をケーシング11(図5参照)の内部へ流入させる給水口側端部136と、給水源から延びる給水管(フレキシブルホース)と接続される給水源側端部137と、水平方向に延びる連結部138とを備える。
また、ここで、図7を参照して便器部2について説明する。図7は、便器部2の概略平面図である。上記したように、便器部2は、便器2aと、ボウル2bと、カバー2c(図2参照)と、貫通孔2dとを備える。便器部2は、洗浄水タンク(図示省略)が設置される設置台2eをさらに備える。また、便器2aの後部における中央部には、取付プレート4が取り付けられる。
また、図7に示すように、給水管13aや電源コード13b(図5参照)が挿通される貫通孔2dは、便器2aの中心線Oの左側に設けられ、好ましくは、取付プレート4の左方に設けられる。貫通孔2dには、ケーシング11が便器2aの上面に設置された状態で、給水管13aや電源コード13bが挿通される。この他、貫通孔2dには、便器洗浄プラグ13c(図4B参照)、詳しくは便器洗浄プラグ13cから延びるコードが挿通される。
次に、図8を参照して、ケーシング11を取り付けた状態における給水管13aおよび電源コード13bの配索について説明する。図8は、給水管13aおよび電源コード13bの配索説明図である。なお、図8には、ケーシング11(図5参照)を取り付けた状態の開放空間20を平面視で模式的に示している。
図8に示すように、ケーシング11の凹部12と便器2aの上面によって形成される開放空間20内には、貫通孔2dが配置される。また、開放空間20において、貫通孔2dには、給水管13aおよび電源コード13bが挿通される。この場合、貫通孔2dが任意の位置に設けられても、給水管13aを回転させることで、給水管13aを貫通孔2dに挿通させることができる。
また、開放空間20、すなわち、ケーシング11の下面の凹部12は、前後方向(Y軸方向)の長さLが、ケーシング11を取付プレート4(図7参照)に取り付けるときの前後方向のスライド移動量と同等の長さに形成される。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、ケーシング11の凹部12の前後方向の長さを、ケーシング11を取り付けるためのスライド移動量と同等の長さとすることで、ケーシング11のスライド移動によって凹部12を、たとえば、貫通孔2dを開放空間20内に含む位置に確実に配置することができる。すなわち、ケーシング11のスライド移動によってケーシング11の確実な着脱を実現することができる。これにより、施工性を高めることができる。
次に、図9Aおよび図9Bを参照して、ケーシング11を取り付けた状態における給水管13aおよび電源コード13bの位置関係について説明する。図9Aおよび図9Bは、給水管13aおよび電源コード13bの位置関係の説明図である。
図9Aに示すように、ケーシング11の凹部12と便器2aの上面とで形成される開放空間20内では、給水管13aの給水口との接続位置が、電源コード13bのコネクタ15との接続位置よりも下方に配置される。
図9Bに示すように、給水管13aの接続位置が電源コード13bの接続位置よりも下方に位置することで、給水管13aが回転する場合には電源コード13bのコード部分と干渉する。給水管13aが電源コード13bのコード部分と干渉しても、コードの軟性によって実質的に給水管13aの回転の妨げにはならない。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置10によれば、給水管13aが回転自在に構成される場合に、給水管13aが回転しても電源コード13bとの干渉を避けることができる。
次に、図10Aおよび図10Bを参照して給水管13aの回転規制部の他の例(回転規制部21a,21b,22)について説明する。図10Aおよび図10Bは、給水管13aの回転規制部の他の例の説明図である。なお、図10Aおよび図10Bには、ケーシング11を便器2aの上面に設置して形成された開放空間20を下面(底面)視で模式的に示している。
図10Aに示すように、給水管13aの回転規制部21a,21bは、ケーシング11(ケースプレート11b)の凹部12に設けられる。回転規制部21a,21bは、給水管13aの回転を回転角度βとなるように規制して、給水管13aを開放空間20の内部から外部へ出ないように回転規制する。これにより、給水管13aが外部へ露出しないうえ、開放空間20において貫通孔2dの位置に対応させることができる。
図10Bに示すように、給水管13aの回転規制部22は、ケーシング11(ケースプレート11b)の凹部12に設けられる。回転規制部22は、給水管13aを所定位置にピンポイントで配置させる。これにより、給水管13aを貫通孔2dに確実に挿通させることができる。また、図示のように、回転規制部22を複数設けることで、たとえば、便器2a(図7参照)の仕様によって様々な位置に貫通孔2dがあっても、貫通孔2dの位置に対応させることができる。
次に、図11Aおよび図11Bを参照して、ケーシング11の凹部、すなわち、開放空間の他の例について説明する。図11Aおよび図11Bは、開放空間の他の例(開放空間20a,20b)の説明図である。なお、図11Aおよび図11Bには、ケーシング11を便器2aの上面に設置した状態で下面(底面)、すなわち、ケースプレート11bを模式的に示している。
また、図11Aおよび図11Bに示す例は、開放空間20を給水管13aの配置にあわせてザグリ状に形成したものである。図11Aに示すように、開放空間20a(凹部12a)は、第1空間部121と、第2空間部122とを備える。第1空間部121では、ケーシング11の側方から後方へかけて給水管13aが回転可能に配置される。第2空間部122では、ケーシング11の後方へ向けて給水管13aが、たとえば略ピンポイントで位置が決まるように配置される。なお、第2空間部122では、給水管13aが、たとえば10度程度の小さい回転角度で回転可能に配置されてもよい。
また、たとえば、第1空間部121に配置される給水管として、エルボタイプの給水管130a(図6B参照)を用い、第2空間部122に配置される給水管として、クランクタイプの給水管13aを用いるなど、便器2aなどに応じて給水管のタイプを変更してもよい。
図11Bに示すように、開放空間20b(凹部12b)は、第1空間部123と、第2空間部124とを備える。第1空間部123では、ケーシング11の側方へ向けて給水管13aが、たとえば略ピンポイントで位置が決まるように配置される。第2空間部124では、ケーシング11の後方へ向けて給水管が、たとえば略ピンポイントで位置が決まるように配置される。なお、第1空間部123および第2空間部124では、給水管13aが、たとえば10度程度の小さい回転角度で回転可能に配置されてもよい。
また、たとえば、クランクタイプの給水管13aに代えて、エルボタイプの給水管130a(図6B参照)を用いてもよい。
このように、給水管13a(または、給水管130a)の配置にあわせた開放空間20a,20bを形成することで、給水管13aをたとえば便器2aの貫通孔2dに確実に挿通させることができる。また、たとえば、便器2a(図7参照)に貫通孔2dがない場合でも、対応可能となる。すなわち、施工性を高めることができる。
また、実施形態に係るトイレ装置1は、上記してきた衛生洗浄装置10を備えることで、衛生洗浄装置10において給水管13aや電源コード13bなどが開放空間20と便器2a上面との間に配置されるため、開放空間20において給水管13aや電源コード13bなどの取り回しが可能となる。これにより、施工性を高めることができる。
また、実施形態に係るトイレ装置1は、貫通孔2dを備えることで、給水管13aや電源コード13bなどを貫通孔2dに挿通させることができる。これにより、給水管13aや電源コード13bなどを隠すことができる。また、給水管13aや電源コード13bなどを外部に見せないことで、意匠性をさらに高めることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トイレ装置
2 便器部
2a 便器
2d 貫通孔
10 衛生洗浄装置
11 ケーシング
12 凹部
13 接続部品
13a 給水管
13b 電源コード
13c 便器洗浄プラグ
13d 便器洗浄ジャック
14 化粧カバー
20 開放空間
21 回転規制部

Claims (2)

  1. 上面に貫通孔を有する便器に取り付けられる衛生洗浄装置であって、
    前記貫通孔に挿通される給水管と、
    前記貫通孔に連通して配置され前記給水管が水平方向に取り回し可能な開放空間を有するケーシングと
    を備えること
    を特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の衛生洗浄装置と、
    前記衛生洗浄装置が設置される便器と
    を備えることを特徴とするトイレ装置。
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